JP4419394B2 - 電気光学パネルの駆動方法及び駆動回路、これを用いた電気光学パネル、並びに電子機器 - Google Patents

電気光学パネルの駆動方法及び駆動回路、これを用いた電気光学パネル、並びに電子機器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気光学パネルの駆動方法及び駆動回路、これを用いた電気光学パネル、並びに電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気光学物質として液晶を用いる液晶装置は、複数の画素がデータ線と走査線との交差に対応して配置されている。図12は、1画素の構成を示す回路図である。この図に示されるように、1画素は、スイッチング素子として薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:以下、「TFT」と称する)50、画素電極6、液晶、及び画素電極6と液晶を挟んで対向する対向電極(図示せず)とを備える。このような構成において、TFT50がオン状態となると、データ線3の電圧が画素電極6に取り込まれ、画素電極6、液晶、及び対向電極で構成される容量に電荷が蓄積される。
【0003】
液晶の透過率は引加電圧の実効値によって定まる。液晶に直流電圧を引加するとその組成が変化していわゆる焼き付き等の問題が発生する。このため、液晶に引加する電圧極性を所定周期で反転する交流駆動法が知られている。交流駆動法の一手法として、対向電極の電位(以下、コモン電位と称する)を所定周期で高電位と低電位とに交互に切替えるものが知られている。
【0004】
図13にTFT50の静特性を示す。この図に示すようにTFT50は逆バイアス電圧が増加すると、リーク電流が増加する傾向がある。ある画素が非選択状態であるときは、TFT50をオフ状態にするため走査線2に所定の電位が供給される。しかし、対向電極と画素電極6とは容量結合しているので、対向電極の電位が切り替わると、これに同期して画素電極の電位が変動し、TFT50の逆バイアスの程度が増大されることがある。そこで、非選択状態にある走査線の電位として2レベルを有し、コモン電位の変化に応じて同位相で交互に切替えることにより、逆バイアスの程度の増大を抑えてTFT50のリーク電流を低減する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
【0005】
【特許文献1】
特許3000637号公報(請求項1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、非選択状態にある走査線2に接続された各TFT50はオフ状態となっているから、非選択状態にある走査線2の負荷容量は比較的小さな値となる。従って、非選択状態にある走査線2の電位応答は早い。一方、画素電極6と容量結合している対向電極の負荷容量が比較的大きな値となる。従って、画素電極6の電位応答は遅い。このように走査線2の電位(TFT50のゲート電位)と画素電極6の電位(TFT50のドレイン電位)との応答特性は前者の方が速い。このため、非選択状態にある走査線の電位を、コモン電位の変化に応じて同位相で交互に切替えると、TFT50が一時的にオンしてしまうことがある。
【0007】
図14は、従来の駆動方法の問題点を説明するためのタイミングチャートである。なお実際には走査線と画素電極間の寄生容量などでさらに複雑な挙動を示すが説明のために簡略化している。この例では、非選択状態にある走査線電位V1をVSSHとVSSLとの間で切替え、TFT50がオン状態の時に画素電極電位V2がdataなるように書き込みが行われたものとする。また、走査線2の時定数をτG、対向電極の時定数をτVCOMとすると、負荷容量の関係からτG<τVCOMとなる。このため、走査線電位V1の立ち上がり時間TUAは、画素電極電位V2の立ち上がり時間TUBより短く、走査線電位V1の立ち上がり波形は、画素電極電位V2の立ち上がり波形と比較して急峻である。そして、期間Taにおいて、画素電極電位V2が走査線電位V1を上回り、TFT50が一時的にオンしてしまう。この結果、保持状態の画素において電荷の増減を生じて表示画像が異常となってしまう。
【0008】
ここで、VSSHの値を下げれば、画素電極電位V2が走査線電位V1を上回ることを回避することができる。しかしながら、VSSHの値を下げると、今度は逆バイアス電圧低減の効果が減ってしまう。
【0009】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、画素に用いられるトランジスタの逆バイアスによるリーク電流を適切に防止することができる電気光学パネルの駆動回路及び駆動方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る電気光学パネルの駆動回路は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応してマトリックス状に配置された複数の画素電極と、前記走査線の電位に応じて前記データ線と前記画素電極との間の接続状態を切替えるトランジスタと、前記画素電極と電気光学物質を挟んで対向する対向電極とを備え、所定周期で切り替わる低コモン電位と高コモン電位とが前記対向電極に交互に供給される電気光学パネルに用いられるものであって、非選択状態にある前記走査線に接続される前記トランジスタの前記画素電極の電位を下回るように、前記非選択状態にある前記走査線の電位を低走査線電位と高走査線電位との間で遷移させる駆動手段を備えることを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、画素電極の電位を下回るように、非選択状態にある走査線の電位を低走査線電位と高走査線電位との間で遷移させるから、トランジスタがオフ状態にあるときのリーク電流を低減させることができ、かつ画素を構成するトランジスタが対向電極の電位変化に応じて一時的にオンされることが適切に防止される。これにより、表示画像の品質を大幅に向上させることができる。ここで、電気光学物質は、引加電圧に応じて透過率が変化するものであっても発光量が変化するものであってもよく、例えば、液晶が該当する。
【0012】
前記駆動手段は、前記対向電極の電位が前記低コモン電位から前記高コモン電位へ遷移するタイミングから遅れて非選択状態にある前記走査線の電位を前記低走査線電位から前記高走査線電位へ遷移させることが好ましい。非選択状態にある走査線は、トランジスタがオフ状態にあるので、トランジスタのゲート容量と切り離されている。走査線の最大等価容量はトランジスタのゲート容量が支配的である。従って、非選択状態にある走査線の等価容量は比較的小さい。一方、対向電極は複数の画素電極、データ線、走査線と対向しているので、その等価容量は大きい。また対向電極材料は走査線に使用される金属材料などと比較して面抵抗が大きいITOなどで形成されている。従って、対向電極の電位は大きな時定数に従って変化する一方、非選択状態にある走査線の電位は小さな時定数に従って変化する。このため、対向電極の電位が低コモン電位から高コモン電位に遷移する過程においては、走査線の電位が急峻に立ち上がって画素電極の電位を上回ることもあり得る。この発明によれば、対向電極の電位が記低コモン電位から高コモン電位へ変化するタイミングから遅れて非選択状態にある走査線の電位を低走査線電位から高走査線電位へ遷移させるので、そのような過渡状態において画素電極の電位を下回るように、非選択状態にある走査線の電位を遷移させることができる。
【0013】
また、前記駆動手段は、前記対向電極の時定数よりも大きな時定数で非選択状態にある前記走査線の電位を前記低走査線電位から前記高走査線電位へ遷移させることが好ましい。この場合には、走査線電位の立ち上がり波形は画素電極電位の立ち上がり波形よりも緩やかになるから、走査線電位が画素電極電位を上回ることを適切に防止できる。
【0014】
また、前記駆動手段は、前記対向電極の時定数よりも小さな時定数で非選択状態にある前記走査線の電位を前記高走査線電位から前記低走査線電位へ遷移させることが好ましい。この場合には、走査線電位の立ち下がり波形は画素電極電位の立ち下がり波形よりも急峻になるから、走査線電位が画素電極電位を上回ることを適切に防止できる。
【0015】
また、前記駆動手段は、非選択状態にある前記走査線の電位として前記高走査線電位を選択する第1トランジスタと、非選択状態にある前記走査線の電位として前記低走査線電位を選択する第2トランジスタと、前記第1トランジスタ又は前記第2トランジスタから供給される電位を非選択状態にある前記走査線に供給する供給手段とを備え、非選択状態にある前記走査線に接続される前記トランジスタの前記画素電極の電位を前記走査線の電位が下回るように、前記第1トランジスタのオン抵抗値を設定することが好ましい。走査線電位の立ち上がり波形は、第1トランジスタのオン抵抗値に応じて定まる時定数に従うので、そのオン抵抗値を調整することによって画素電極電位を走査線電位が下回るようにできる。
【0016】
また、前記駆動手段は、前記第1トランジスタのオン・オフを制御する高電位選択信号と前記第2トランジスタのオン・オフを制御する低電位選択信号とを生成する選択信号生成手段を備え、前記第1トランジスタをオン状態にする高電位選択信号の電位と前記高走査線電位との差分値に応じて定まる前記第1トランジスタのオン抵抗値が、非選択状態にある前記走査線に接続される前記トランジスタの前記画素電極の電位を前記走査線の電位が下回るように、前記第1トランジスタをオン状態にする高電位選択信号の電位を設定することが好ましい。この場合には、第1トランジスタのゲート・ソース間電圧に応じて、第1トランジスタのオン抵抗値を設定することができる。
【0017】
また、前記駆動手段は、前記第1トランジスタのオン・オフを制御する高電位選択信号と前記第2トランジスタのオン・オフを制御する低電位選択信号とを生成する選択信号生成手段を備え、前記第1トランジスタのサイズに応じて定まる前記第1トランジスタのオン抵抗値が、非選択状態にある前記走査線に接続される前記トランジスタの前記画素電極の電位を前記走査線の電位が下回るように、前記第1トランジスタのサイズを設定することが好ましい。この場合には、第1トランジスタのサイズに応じて、第1トランジスタのオン抵抗値を設定することができる。ここで、トランジスタのサイズは、例えば、ゲート幅/ゲート長で表すことができる。
【0018】
また、前記駆動手段は、非選択状態にある前記走査線の電位として前記高走査線電位を選択する第1トランジスタと、非選択状態にある前記走査線の電位として前記低走査線電位を選択する第2トランジスタと、前記第1トランジスタ又は前記第2トランジスタから供給される電位を非選択状態にある前記走査線に供給する供給手段と、前記第1トランジスタのオン・オフを制御する高電位選択信号と前記第2トランジスタのオン・オフを制御する低電位選択信号とを生成する選択信号生成手段とを備え、前記第1トランジスタをオン状態にする前記高電位選択信号の電位と前記高走査線電位との差分値を、前記第2トランジスタをオン状態にする前記低電位選信号の電位と前記低走査線電位との差分値以下となるように設定することが好ましい。この場合には、第1トランジスタ及び第2トランジスタのゲート・ソース間電圧を調整することによって、第1トランジスタのオン抵抗値を第2トランジスタのオン抵抗値以下にすることができる。これにより、走査線電位の立ち上がり波形を緩やかにする一方、その立ち下がり波形を急峻にすることができ、走査線電位が画素電極電位を上回ることを適切に防止できる。
【0019】
また、前記駆動手段は、非選択状態にある前記走査線の電位として前記高走査線電位を選択する第1トランジスタと、非選択状態にある前記走査線の電位として前記低走査線電位を選択する第2トランジスタと、前記第1トランジスタ又は前記第2トランジスタから供給される電位を非選択状態にある前記走査線に供給する供給手段と、前記第1トランジスタのオン・オフを制御する高電位選択信号と前記第2トランジスタのオン・オフを制御する低電位選択信号とを生成する選択信号生成手段とを備え、前記第1トランジスタのサイズが、前記第2トランジスタのサイズ以下であることが好ましい。この場合には、第1トランジスタ及び第2トランジスタのサイズを調整することによって、第1トランジスタのオン抵抗値を第2トランジスタのオン抵抗値以下にすることができる。これにより、走査線電位の立ち上がり波形を緩やかにする一方、その立ち下がり波形を急峻にすることができ、走査線電位が画素電極電位を上回ることを適切に防止できる。
【0020】
また、前記駆動手段は、非選択状態にある前記走査線の電位として前記高走査線電位を選択する第1トランジスタと、非選択状態にある前記走査線の電位として前記低走査線電位を選択する第2トランジスタと、前記第1トランジスタ又は前記第2トランジスタから供給される電位を非選択状態にある前記走査線に供給する供給手段と、第1トランジスタと前記低走査線電位を供給する電源との間の配線中に設けられた抵抗とを備えることが好ましい。この場合には、走査線電位の立ち上がり波形に係る時定数を大きくすることによって走査線電位が画素電極電位を下回るようにできる。
【0021】
次に、本発明に係る電気光学パネルは、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応してマトリックス状に配置された複数の画素電極と、前記走査線の電位に応じて前記データ線と前記画素電極との間の接続状態を切替えるトランジスタと、前記画素電極と電気光学物質を挟んで対向する対向電極と、所定周期で切り替わる低コモン電位と高コモン電位とを前記対向電極に交互に供給する対向電極駆動手段と、上述した駆動回路と、を備えたことを特徴する。この電気光学パネルによれば、トランジスタのリーク電流を低減させることができるから、表示画像の品質を大幅に改善することができる。なお、画素領域に構成されるトランジスタは薄膜トランジスタであり、駆動回路も薄膜トランジスタで構成することが望ましい。
【0022】
次に、本発明に係る電子機器は、上述した電気光学パネルを備えたことを特徴とするものであり、例えば、ビデオカメラに用いられるビューファインダ、携帯電話機、ノート型コンピュータ、ビデオプロジェクタ等が該当する。
【0023】
次に、本発明に係る電気光学パネルの駆動方法は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応してマトリックス状に配置された複数の画素電極と、前記走査線の電位に応じて前記データ線と前記画素電極との間の接続状態を切替えるトランジスタと、前記画素電極と電気光学物質を挟んで対向する対向電極とを有する電気光学パネルを駆動するものであって、前記対向電極の電位として低コモン電位と高コモン電位とを有し、前記低コモン電位と前記高コモン電位とを所定周期で交互に切替えて前記対向電極に供給し、非選択状態にある前記走査線の電位として低走査線電位と高走査線電位とを有し、非選択状態にある前記走査線に接続される前記トランジスタの前記画素電極の電位を下回るように、前記非選択状態にある前記走査線の電位を前記低走査線電位と前記高走査線電位との間で遷移させる、ことを特徴とする。
この発明によれば、画素電極の電位を下回るように、非選択状態にある走査線の電位を低走査線電位と高走査線電位との間で遷移させるから、トランジスタがオフ状態にあるときのリーク電流を低減させることができ、かつ画素を構成するトランジスタが対向電極の電位変化に応じて一時的にオンされることが適切に防止される。これにより、表示画像の品質を大幅に向上させることができる。
【0024】
次に、本発明に係る電気光学パネルの駆動方法は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応してマトリックス状に配置された複数の画素電極と、前記走査線の電位に応じて前記データ線と前記画素電極との間の接続状態を切替えるトランジスタと、前記画素電極と電気光学物質を挟んで対向する対向電極とを有する電気光学パネルの駆動するものであって、前記対向電極の電位として低コモン電位と高コモン電位とを有し、前記低コモン電位と前記高コモン電位とを所定周期で交互に切替えて前記対向電極に供給し、非選択状態にある前記走査線の電位として低走査線電位と高走査線電位とを有し、前記対向電極の電位が前記低コモン電位から前記高コモン電位へ遷移するタイミングから遅れて非選択状態にある前記走査線の電位を前記低走査線電位から前記高走査線電位へ遷移させる、ことを特徴とする。
【0025】
この発明によれば、対向電極の電位が記低コモン電位から高コモン電位へ変化するタイミングから遅れて非選択状態にある走査線の電位を低走査線電位から高走査線電位へ遷移させるので、そのような過渡状態において画素電極の電位を下回るように、非選択状態にある走査線の電位を遷移させることができる。
【0026】
本発明に係る電気光学パネルの駆動方法は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応してマトリックス状に配置された複数の画素電極と、前記走査線の電位に応じて前記データ線と前記画素電極との間の接続状態を切替えるトランジスタと、前記画素電極と電気光学物質を挟んで対向する対向電極とを有する電気光学パネルを駆動するものであって、前記対向電極の電位として低コモン電位と高コモン電位とを有し、前記低コモン電位と前記高コモン電位とを所定周期で交互に切替えて前記対向電極に供給し、非選択状態にある前記走査線の電位として低走査線電位と高走査線電位とを有し、前記対向電極の時定数よりも大きな時定数で非選択状態にある前記走査線の電位を前記低走査線電位から前記高走査線電位へ遷移させることを特徴とする。この場合には、走査線電位の立ち上がり波形は画素電極電位の立ち上がり波形よりも緩やかになるから、走査線電位が画素電極電位を上回ることを適切に防止できる。
【0027】
本発明に係る電気光学パネルの駆動方法は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応してマトリックス状に配置された複数の画素電極と、前記走査線の電位に応じて前記データ線と前記画素電極との間の接続状態を切替えるトランジスタと、前記画素電極と電気光学物質を挟んで対向する対向電極とを有する電気光学パネルを駆動するものであって、前記対向電極の電位として低コモン電位と高コモン電位とを有し、前記低コモン電位と前記高コモン電位とを所定周期で交互に切替えて前記対向電極に供給し、非選択状態にある前記走査線の電位として低走査線電位と高走査線電位とを有し、前記対向電極の時定数よりも小さな時定数で非選択状態にある前記走査線の電位を前記高走査線電位から前記低走査線電位へ遷移させることを特徴とする。この場合には、走査線電位の立ち下がり波形は画素電極電位の立ち下がり波形よりも急峻になるから、走査線電位が画素電極電位を上回ることを適切に防止できる。
【0028】
【発明の実施の形態】
<1:液晶装置の全体構成>
まず、本発明に係る電気光学装置として、電気光学材料として液晶を用いた液晶装置を一例にとって説明する。液晶装置は、主要部として液晶パネルAAを備える。液晶パネルAAは、スイッチング素子として薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:以下、「TFT」と称する)を形成した素子基板と対向基板とを互いに電極形成面を対向させて、かつ、一定の間隙を保って貼付し、この間隙に液晶が挟持されている。
【0029】
図1は実施形態に係る液晶装置の全体構成を示すブロック図である。この液晶装置は、液晶パネルAA、タイミング発生回路300および画像処理回路400を備える。液晶パネルAAは、その素子基板上に画像表示領域A、走査線駆動回路100、データ線駆動回路200、サンプリング回路240、対向電極駆動回路250および画像信号供給線L1〜L3を備える。走査線駆動回路100、データ線駆動回路200、サンプリング回路240、及び対向電極駆動回路250を構成するトランジスタは、画像表示領域Aにおけるトランジスタと同一のプロセスで同時に形成される。
【0030】
この液晶装置に供給される入力画像データDは、例えば、3ビットパラレルの形式である。タイミング発生回路300は、入力画像データDに同期してYクロック信号YCK、反転Yクロック信号YCKB、及びY転送開始パルスDYを生成して、走査線駆動回路100に供給する。また、タイミング発生回路300は、入力画像データDに同期してXクロック信号XCK、反転Xクロック信号XCKB、及びX転送開始パルスDXを生成して、データ線駆動回路200に供給する。さらに、タイミング発生回路300は、画像処理回路400を制御する各種のタイミング信号を生成し、これを出力する。
【0031】
ここで、Yクロック信号YCKは1周期が2水平走査期間の信号であり、反転Yクロック信号YCKBはYクロック信号YCKを反転したものである。Xクロック信号XCKは、所定周期の信号であり、その1周期がデータ線3の選択期間の2倍となっている。反転Xクロック信号XCKBはXクロック信号XCKを反転したものである。また、Y転送開始パルスDYは走査線2の選択開始を指示するパルスであり、一方、X転送開始パルスDXはデータ線3の選択開始を指示するパルスである。
【0032】
対向電極駆動回路250は、高コモン電位VCOMHと低コモン電位VCOMLとをコモン同期信号VCと同期して選択しコモン電位VCOMとして対抗電極に供給する。従って、コモン電位VCOMは、コモン同期信号VCに同期して反転する。コモン同期信号VCは、所定期間毎に極性が反転するものであればよく、フィールド毎に極性が反転するものであっても良いし、1水平走査期間毎に極性が反転するものであってもよい。この例では、1水平走査期間毎にコモン電位VCOMの極性が反転するものとする。
【0033】
画像処理回路400は、入力画像データDに、液晶パネルの光透過特性を考慮したガンマ補正等を施した後、RGB各色の画像データをD/A変換して、画像信号40R、40G、40Bを生成し、これらの信号を液晶パネルAAに供給する。
【0034】
<1−2:画像表示領域>
次に、画像表示領域Aには、図1に示されるように、m(mは2以上の自然数)本の走査線2が、X方向に沿って平行に配列して形成される一方、n(nは2以上の自然数)本のデータ線3が、Y方向に沿って平行に配列して形成されている。そして、走査線2とデータ線3との交差付近においては、TFT50のゲートが走査線2に接続される一方、TFT50のソースがデータ線3に接続されるとともに、TFT50のドレインが画素電極6に接続される。そして、各画素は、画素電極6と、対向基板に形成される対向電極(後述する)と、これら両電極間に挟持された液晶とによって構成される。この結果、走査線2とデータ線3との各交差に対応して、画素はマトリクス状に配列されることとなる。なお、TFT50は、N型又はP型のいずれであってもよいが、この例ではN型の半導体を用いるものとする。
【0035】
また、TFT50のゲートが接続される各走査線2には、走査信号Y1、Y2、…、Ymが、パルス的に線順次で印加されるようになっている。このため、ある走査線2に走査信号が供給されると、当該走査線に接続されるTFT50がオンするので、データ線3から所定のタイミングで供給される画像信号X1、X2、…、Xnは、対応する画素に順番に書き込まれた後、所定の期間保持されることとなる。
【0036】
各画素に印加される電圧レベルに応じて液晶分子の配向や秩序が変化するので、光変調による階調表示が可能となる。例えば、液晶を通過する光量は、ノーマリーホワイトモードであれば、印加電圧が高くなるにつれて制限される一方、ノーマリーブラックモードであれば、印加電圧が高くなるにつれて緩和されるので、液晶装置全体では、画像信号に応じたコントラストを持つ光が各画素毎に出射される。このため、所定の表示が可能となる。
【0037】
また、保持された画像信号がリークするのを防ぐために、蓄積容量51が、画素電極6と対向電極との間に形成される液晶容量と並列に付加される。例えば、画素電極6の電圧は、ソース電圧が印加された時間よりも3桁も長い時間だけ蓄積容量51により保持されるので、保持特性が改善される結果、高コントラスト比が実現されることとなる。
【0038】
<1−3:走査線駆動回路>
走査線駆動回路100には各種の態様がある。ここでは、代表的な3つの態様について説明する。
【0039】
<1−3−1:第1態様>
図2は第1態様に係る走査線駆動回路100の回路図である。走査線駆動回路100は、Yシフトレジスタ110と選択信号生成回路120、及び電位選択回路群130を備える。Yシフトレジスタ110は、Y転送開始パルスDYをYクロック信号YCK及び反転Yクロック信号YCKBに同期して転送して、シフト信号y1、y2、…、ymを順次生成する。シフト信号y1、y2、…、ymは、第1番目から第m番目の走査線2を選択期間において各々アクティブ(ハイレベル)となる。
【0040】
選択信号生成回路120は、コモン同期信号VCに基づいて、低電位選択信号SLと高電位選択信号SHとを生成する。コモン同期信号VCは上述したようにコモン電位VCOMの変化に同期した信号である。低電位選択信号SLは、非選択状態にある走査線2の電位を低電位VSSL(低走査線電位)にするときアクティブ(ハイレベル)となり、高電位VSSH(高走査線電位)にするとき非アクティブ(ローレベル)となる。一方、高電位選択信号SHは、非選択状態にある走査線2の電位を高電位VSSHにするときアクティブ(ハイレベル)となり、低電位VSSLにするとき非アクティブ(ローレベル)となる。図4に示すように、高電位選択信号SHの立ち上がりタイミングは、コモン同期信号VCの立ち上がりタイミングより時間Δtだけ遅延させたものである。また、高電位選択信号SHの立ち下がりタイミングは、コモン同期信号VCの立ち下がりタイミングと一致する。
【0041】
図2に示す電位選択回路群130は、m個の電位選択回路U1、U2、…、Umを備える。各電位選択回路U1、U2、…、Umは、構成が同一であるので、電位選択回路U1について説明する。
【0042】
図3は電位選択回路U1の回路図である。電位選択回路U1は第1インバータINV1、第2インバータINV2、及び電位供給部131を備える。電位供給部131は、第2インバータINV2の低電位側の電位を供給する回路である。電位供給部131は、2個のスイッチSW1及びSW2を備える。これらのスイッチSW1及びSW2は、NチャネルのTFTから構成されている。スイッチSW1は、高電位選択信号SHがアクティブのときオン状態となり、第2インバータINV2に高電位VSSHを供給する。一方、スイッチSW2は低電位選択信号SLがアクティブのときオン状態となり、第2インバータINV2に低電位VSSLを供給する。
【0043】
以上の構成において、シフト信号y1がアクティブ(ハイレベル)になると、第1インバータINV1の出力信号がローレベルとなり、第2インバータINV2を構成するPチャネルTFTがオン状態となる。従って、走査信号Y1のレベルは電位VDDとなり、第1番目の走査線2が選択状態となる。一方、シフト信号y1が非アクティブ(ローレベル)になると、第1インバータINV1の出力信号がハイレベルとなり、第2インバータINV2を構成するNチャネルTFTがオン状態となる。このとき、低電位VSSL又は高電位VSSHの一方が選択され、第2インバータINV2に供給される。第1番目の走査線2を非選択状態とする電位は、低電位選択信号SL及び高電位選択信号SHに従って切り替わる。
【0044】
図4は、走査線電位V1及び画素電極電位V2の関係を示すタイミングチャートである。対向電極と画素電極6は容量結合しているので、時刻T1においてコモン同期信号VCと同期して、コモン電位VCOMが低コモン電位VCOMLから高コモン電位VCOMHへ変化すると、画素電極電位V2が時刻T1から立ち上がる。この立ち上がり波形は、対向電極の時定数τVCOMに従った形となる。時定数τVCOMは、対向電極と画素電極6との間の液晶容量及び等価抵抗等によって定まる。
【0045】
そして、時刻T1から時刻T2までの期間Δtにおいては、低電位選択信号SLがアクティブとなるから、走査線電位V1は低電位VSSLを維持する。時刻T2において、高電位選択信号SHがアクティブになると、走査線電位V1が低電位VSSLから高電位VSSHへ向けて立ち上がる。この立ち上がり波形は、時定数τGに従う。この時定数τGは、走査線2の等価容量及び電位選択回路U1〜Umの出力インピーダンス等によって定まる。走査線2の等価容量は、液晶容量と比較して小さいので、走査線電位V1の立ち上がり波形は画素電極電位V2の立ち上がり波形と比較して急峻となる。
【0046】
仮に、コモン電位VCOMが低コモン電位VCOMLから高コモン電位VCOMHへ変化するタイミングと、非選択状態にある走査線の走査線電位V1が低電位VSSLから高電位VSSHへと変化するタイミングが一致すると、画素電極電位V2が走査線電位V1を上回り、TFT50が一時的にオンしてしまう可能性がある。
【0047】
しかしながら、第1態様においては、コモン電位VCOMが低コモン電位VCOMLから高コモン電位VCOMHへ変化するタイミングと、非選択状態にある走査線の走査線電位V1が低電位VSSLから高電位VSSHへと変化するタイミングとを非同期とし、前者のタイミングから後者のタイミングを時間Δtだけ遅延させたので、TFT50が一時的にオンしてしまうのを回避できる。換言すれば、走査線電位V1が画素電極電位V2を下回るように時間Δtを定めている。
【0048】
この結果、非選択状態にある走査線2に接続された各TFT50が一時的にオンしてしまうことを回避しつつ、かつ逆バイアス電圧によるリーク電流を低減することができ、表示画像の品質を大幅に向上させることができる。
【0049】
<1−3−2:第2態様>
第1態様は、非選択状態にある走査線2の走査線電位V1を低電位VSSLから高電位VSSHへと変化させるタイミングをコモン電位VCOMが低コモン電位VCOMLから高コモン電位VCOMHへ変化するタイミングから遅らせることにより、過渡的に走査線電位V1が画素電極電位V2を上回ることを防止するものであった。これに対して、第2態様は、走査線電位V1の立ち上がり波形に係る時定数を調整することによって、過渡的に走査線電位V1が画素電極電位V2を上回ることを防止するものである。なお、以下の説明では、走査線電位V1の立ち上がり波形と立ち下がり波形とで時定数を区別するため、立ち上がり波形に係る時定数をτG1、立ち下がり波形に係る時定数をτG2と記載することにする。
【0050】
第2態様の走査線駆動回路100は、選択信号生成回路120の替わりに別の選択信号生成回路を用いる点を除いて、上述した第1態様の走査線駆動回路100と同様である。この選択信号生成回路は、コモン同期信号VCと同期する高電位選択信号SH及び低電位選択信号SLを生成する点、及び高電位選択信号SHがアクティブとなるレベルを時定数τG1との関係で設定した点が、上述した選択信号生成回路120と相違する。
【0051】
この例では、高電位選択信号SHのハイレベルを電位VDD1とし、低電位選択信号SLのハイレベルを電位VDD2とする。VDD1、VDD2、VSSH、VSSLには、以下の関係がある。
|VDD1−VSSH|≦|VDD2−VSSL|…式1
【0052】
即ち、図3に示すスイッチSW1のゲート・ソース間電圧は、スイッチSW2のゲート・ソース間電圧より小さい。従って、スイッチSW1のオン抵抗はスイッチSW2のオン抵抗と比較して大きくなる。この結果、図5に示すように走査線電位V1の立ち上がり時間TU1はその立ち下がり時間TD1より長くなる。
【0053】
スイッチSW1のオン抵抗値をR1、スイッチSW2のオン抵抗値をR2、走査線2の等価抵抗をR3、非選択状態における走査線2の等価容量をCとすると、時定数τG1はτG1=C・(R1+R3)となり、時定数τG2はτG2=C・(R2+R3)となる。つまり、オン抵抗値R1及びオン抵抗値R2によって、時定数τG1及び時定数τG2を調整することができる。そして、時定数τG1に従って走査線電位V1の立ち上がり波形が定まると共に時定数τG2に従って走査線電位V1の立ち下がり波形が定まる。即ち、走査線電位V1の立ち上がり波形はスイッチSW1のオン抵抗値R1によって調整することができ、走査線電位V1の立ち下がり波形はスイッチSW2のオン抵抗値R2によって調整することができる。
【0054】
そこで、第2態様では、対向電極の時定数をτVCOMとしたとき、τG1≧τVCOM、τG2≦τVCOMとする。具体的には、走査線電位V1が画素電極電位V2を下回るようにオン抵抗値R1及びオン抵抗値R2を定める。オン抵抗値R1はVDD1−VSSHによって定まるから、走査線電位V1の立ち上がり波形が画素電極電位V2の立ち上がり波形を下回るように高電位選択信号SHのハイレベル電位VDD1を定める。また、オン抵抗値R2はVDD2−VSSLによって定まるから、走査線電位V1の立ち下がり波形が画素電極電位V2の立ち下がり波形を下回るように低電位選択信号SLのハイレベル電位VDD2を定める。
【0055】
ここで、τG2≦τVCOM≦τG1の関係があることら、走査線電位V1の立ち上がり波形に係る時定数τG1は、立ち下がり波形に係る時定数τG2より大きい。このため、オン抵抗値R1はオン抵抗値R2より大きく、上述した式1が成り立つ。
【0056】
図5は、第2態様に係る走査線電位V1及び画素電極電位V2の関係を示すタイミングチャートである。時刻T3において、コモン同期信号VCがローレベルからハイレベルに立ち上がると、コモン電位VCOMが低コモン電位VCOMLから高コモン電位VCOMHへと遷移する。このコモン電位VCOMの変化に同期して、高電位選択信号SHがアクティブとなる。このとき、高電位選択信号SHのハイレベル電位はVDD1であるから、スイッチSW1のオン抵抗値R1は比較的大きな値となる。そして、走査線電位V1はオン抵抗値R1によって定まる時定数τG1に従って低電位VSSLから高電位VSSHへと立ち上がる。時定数τG1は比較的大きな値となっているので、走査線電位V1が画素電極電位V2を上回ることはない。
【0057】
次に、時刻T4においてコモン同期信号VCがハイレベルからローレベルに立ち下がると、コモン電位VCOMが高コモン電位VCOMHから低コモン電位VCOMLへと遷移する。このコモン電位VCOMの変化に同期して、低電位選択信号SLがアクティブとなる。このとき、低電位選択信号SLのハイレベル電位はVDD2であるから、スイッチSW2のオン抵抗値R2は比較的小さな値となる。そして、走査線電位V1はオン抵抗値R2によって定まる時定数τG2に従って高電位VSSHから低電位VSSLへと立ち下がる。時定数τG2は比較的小さな値となっているので、走査線電位V1が画素電極電位V2を上回ることはない。
【0058】
このように第2態様においては、走査線電位V1が画素電極電位V2を上回らないように電位供給部131のスイッチSW1及びスイッチSW2のオン抵抗R1及びR2を設定したので、非選択状態にある走査線2に接続された各TFT50を一時的にオンすることなく、かつ逆バイアス電圧によるリーク電流を適切に低減することができ、表示画像の品質を大幅に向上させることができる。
【0059】
なお、上述した例では、スイッチSW1及びSW2のゲート電圧を調整することによって、オン抵抗R1及びR2を定めたが、オン抵抗はトランジスタのサイズに応じて定まるため、走査線電位V1が画素電極電位V2を上回らないようにスイッチSW1及びSW2のサイズ(ゲート幅/ゲート長)を設定してもよい。
【0060】
具体的には、スイッチSW1を構成するトランジスタのゲート幅をW1、ゲート長をL1とし、スイッチSW2を構成するトランジスタのゲート幅をW2、ゲート長をL2としたとき、走査線電位V1の立ち上がり波形が画素電極電位V2の立ち上がり波形を上回らないようにスイッチSW1のサイズW1/L1を設定し、走査線電位V1の立ち下がり波形が画素電極電位V2の立ち下がり波形を上回らないようにスイッチSW2のサイズW2/L2を設定してもよい。この場合には、スイッチSW1のサイズをスイッチSW2のサイズ以下とし、W1/L1≦W2/L2とすることが好ましい。また、上述したベース電圧によるオン抵抗の調整とトランジスタのサイズによるオン抵抗の調整を適宜組み合わせてもよいことは勿論である。
【0061】
<1−3−3:第3態様>
図6に第3態様に係る電位選択回路の回路図を示す。第3態様に係る電位選択回路は、第1スイッチSW1のドレインと高電位VSSHを供給する電源との間に抵抗132を設けた点を除いて、図3に示す第1態様に係る電位選択回路と同様に構成されている。換言すれば、第3態様は、非選択状態にある走査線2に対して高電位VSSHを供給する配線の途中に抵抗を設けるものである。
【0062】
これにより、時定数τG1を時定数τG2より大きくすることができる。抵抗132に抵抗値は、走査線電位V1の立ち上がり波形が画素電極電位V2の立ち上がり波形を上回らないように設定されている。ここで、抵抗132は、金属配線等によっても形成することができるが、所要面積を縮小する観点から、半導体膜のように抵抗率が大きい薄膜等で形成することが好ましい。なお、第3態様において、走査線電位V1と画素電極電位V2との関係は、図5に示す第2態様と同様である。
【0063】
このように第3態様においては、電位供給部131に抵抗132を設け、走査線電位V1が画素電極電位V2を上回らないように抵抗132の抵抗値を設定したので、非選択状態にある走査線2に接続された各TFT50を一時的にオンすることなく、かつ逆バイアス電圧によるリーク電流を適切に低減することができ、表示画像の品質を大幅に向上させることが可能となる。
【0064】
<1−4:データ線駆動回路及びサンプリング回路>
データ線駆動回路200は、X転送開始パルスDXをXクロック信号XCK及び反転Xクロック信号XCKBに同期して転送して、サンプリング信号SR1、SR2、…、SRnを順次生成する。各サンプリング信号SR1〜SRnは、図1に示すサンプリング回路240に供給される。サンプリング回路240は、n個のスイッチSW1〜SWnを備える。各スイッチSW1〜SWnは、TFTによって構成されている。そして、ゲートに供給される各サンプリング信号SR1〜SRnが順次アクティブになると、各スイッチSW1〜SWnが順次オン状態となる。すると、画像信号供給線L1〜L3を介して供給される画像信号40R、40G、40Bがサンプリングされ、各データ線3に順次供給される。
【0065】
<1−5:液晶パネルの構成例>
次に、上述した電気的構成に係る液晶パネルの全体構成について図7及び図8を参照して説明する。ここで、図7は、液晶パネルAAの構成を示す斜視図であり、図8は、図7におけるZ−Z’線断面図である。
【0066】
これらの図に示されるように、液晶パネルAAは、画素電極6等が形成されたガラスや半導体等の素子基板151と、共通電極158等が形成されたガラス等の透明な対向基板152とを、スペーサ153が混入されたシール材154によって一定の間隙を保って、互いに電極形成面が対向するように貼り合わせるとともに、この間隙に電気光学材料としての液晶155を封入した構造となっている。なお、シール材154は、対向基板152の基板周辺に沿って形成されるが、液晶155を封入するために一部が開口している。このため、液晶155の封入後に、その開口部分が封止材156によって封止されている。
【0067】
ここで、素子基板151の対向面であって、シール材154の外側一辺においては、上述したデータ線駆動回路200が形成されて、Y方向に延在するデータ線3を駆動する構成となっている。さらに、この一辺には複数の接続電極157が形成されて、タイミング発生回路300からの各種信号や画像信号40R、40G、40Bを入力する構成となっている。また、この一辺に隣接する一辺には、走査線駆動回路100が形成されて、X方向に延在する走査線2をそれぞれ両側から駆動する構成となっている。
【0068】
一方、対向基板152の共通電極158は、素子基板151との貼合部分における4隅のうち、少なくとも1箇所において設けられた導通材によって、素子基板151との電気的導通が図られている。そして、導通材を介してコモン電位VCOMが供給されるようになっている。ほかに、対向基板152には、液晶パネルAAの用途に応じて、例えば、第1に、ストライプ状や、モザイク状、トライアングル状等に配列したカラーフィルタが設けられ、第2に、例えば、クロムやニッケルなどの金属材料や、カーボンやチタンなどをフォトレジストに分散した樹脂ブラックなどのブラックマトリクスが設けられ、第3に、液晶パネルAAに光を照射するバックライトが設けられる。特に色光変調の用途の場合には、カラーフィルタは形成されずにブラックマトリクスが対向基板152に設けられる。
【0069】
くわえて、素子基板151および対向基板152の対向面には、それぞれ所定の方向にラビング処理された配向膜などが設けられる一方、その各背面側には配向方向に応じた偏光板(図示省略)がそれぞれ設けられる。ただし、液晶155として、高分子中に微小粒として分散させた高分子分散型液晶を用いれば、前述の配向膜、偏光板等が不要となる結果、光利用効率が高まるので、高輝度化や低消費電力化などの点において有利である。
【0070】
なお、データ線駆動回路200、走査線駆動回路100等の周辺回路の一部または全部を、素子基板151に形成する替わりに、例えば、TAB(Tape Automated Bonding)技術を用いてフィルムに実装された駆動用ICチップを、素子基板151の所定位置に設けられる異方性導電フィルムを介して電気的および機械的に接続する構成としても良いし、駆動用ICチップ自体を、COG(Chip On Grass)技術を用いて、素子基板151の所定位置に異方性導電フィルムを介して電気的および機械的に接続する構成としても良い。
【0071】
<2.応用例>
<2−1:素子基板の構成など>
上述した各実施形態においては、液晶パネルの素子基板151をガラス等の透明な絶縁性基板により構成して、当該基板上にシリコン薄膜を形成するとともに、当該薄膜上にソース、ドレイン、チャネルが形成されたTFTによって、画素のスイッチング素子(TFT50)やデータ線駆動回路200、および走査線駆動回路100の素子を構成するものとして説明したが、本発明はこれに限られるものではない。
【0072】
例えば、素子基板151を半導体基板により構成して、当該半導体基板の表面にソース、ドレイン、チャネルが形成された絶縁ゲート型電界効果トランジスタによって、画素のスイッチング素子や各種の回路の素子を構成しても良い。このように素子基板151を半導体基板により構成する場合には、透過型の表示パネルとして用いることができないため、画素電極6をアルミニウムなどで形成して、反射型として用いられることとなる。また、単に、素子基板151を透明基板として、画素電極6を反射型にしても良い。
【0073】
<2−2:電子機器>
次に、上述した液晶装置を各種の電子機器に適用される場合について説明する。
<2−2−1:プロジェクタ>
まず、この液晶装置をライトバルブとして用いたプロジェクタについて説明する。図9は、プロジェクタの構成例を示す平面図である。
【0074】
この図に示されるように、プロジェクタ1100内部には、ハロゲンランプ等の白色光源からなるランプユニット1102が設けられている。このランプユニット1102から射出された投射光は、ライトガイド1104内に配置された4枚のミラー1106および2枚のダイクロイックミラー1108によってRGBの3原色に分離され、各原色に対応するライトバルブとしての液晶パネル1110R、1110Bおよび1110Gに入射される。
【0075】
液晶パネル1110R、1110Bおよび1110Gの構成は、上述した液晶パネルAAと同等であり、画像信号処理回路(図示省略)から供給されるR、G、Bの原色信号でそれぞれ駆動されるものである。そして、これらの液晶パネルによって変調された光は、ダイクロイックプリズム1112に3方向から入射される。このダイクロイックプリズム1112においては、RおよびBの光が90度に屈折する一方、Gの光が直進する。したがって、各色の画像が合成される結果、投射レンズ1114を介して、スクリーン等にカラー画像が投写されることとなる。
【0076】
ここで、各液晶パネル1110R、1110Bおよび1110Gによる表示像について着目すると、液晶パネル1110Gによる表示像は、液晶パネル1110R、1110Bによる表示像に対して左右反転することが必要となる。
【0077】
なお、液晶パネル1110R、1110Bおよび1110Gには、ダイクロイックミラー1108によって、R、G、Bの各原色に対応する光が入射するので、カラーフィルタを設ける必要はない。
【0078】
<2−2−2:モバイル型コンピュータ>
次に、この液晶パネルを、モバイル型のパーソナルコンピュータに適用した例について説明する。図10は、このパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。図において、コンピュータ1200は、キーボード1202を備えた本体部1204と、液晶表示ユニット1206とから構成されている。この液晶表示ユニット1206は、先に述べた液晶パネル1005の背面にバックライトを付加することにより構成されている。
【0079】
<2−2−3:携帯電話>
さらに、この液晶パネルを、携帯電話に適用した例について説明する。図11は、この携帯電話の構成を示す斜視図である。図において、携帯電話1300は、複数の操作ボタン1302とともに、反射型の液晶パネル1005を備えるものである。この反射型の液晶パネル1005にあっては、必要に応じてその前面にフロントライトが設けられる。
【0080】
なお、図9〜図11を参照して説明した電子機器の他にも、液晶テレビや、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた装置等などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器に適用可能なのは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る液晶装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】 同装置の走査線駆動回路100の詳細な構成を示す回路図である。
【図3】 第1態様に係る電位選択回路U1の回路図である。
【図4】 第1態様における走査線電位V1及び画素電極電位V2の関係を示すタイミングチャートである。
【図5】 第2態様における走査線電位V1及び画素電極電位V2の関係を示すタイミングチャートである。
【図6】 第3態様に係る電位選択回路U1の回路図である。
【図7】 液晶パネルの構造を説明するための斜視図である。
【図8】 液晶パネルの構造を説明するための一部断面図である。
【図9】 同液晶装置を適用した電子機器の一例たるビデオプロジェクタの断面図である。
【図10】 同液晶装置を適用した電子機器の一例たるパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。
【図11】 同液晶装置を適用した電子機器の一例たる携帯電話の構成を示す斜視図である。
【図12】 従来の液晶装置における1画素の構成を示す回路図である。
同液晶装置を適用した電子機器の一例たる携帯電話の構成を示す斜視図である。
【図13】 TFT50の静特性を示すグラフである。
【図14】 従来の駆動方法の問題点を説明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
2…走査線、3…データ線、6…画素電極、50…TFT、100…走査線駆動回路、SH…高電位選択信号、SL…低電位選択信号、VSSL…低電位、VSSH…高電位。SW1,SW2…スイッチ。

Claims (12)

  1. 複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応してマトリックス状に配置された複数の画素電極と、前記走査線の電位に応じて前記データ線と前記画素電極との間の接続状態を切替えるトランジスタと、前記画素電極と電気光学物質を挟んで対向する対向電極とを備え、所定周期で切り替わる低コモン電位と高コモン電位とが前記対向電極に交互に供給される電気光学パネルの駆動回路であって、
    非選択状態にある前記走査線の電位が前記画素電極の電位を下回るように、前記対向電極の時定数よりも大きな時定数で非選択状態にある前記走査線の電位を低走査線電位から高走査線電位へ遷移させる駆動手段を備える
    ことを特徴とする電気光学パネルの駆動回路。
  2. 前記駆動手段は、
    非選択状態にある前記走査線の電位が前記画素電極の電位を下回るように、前記対向電極の時定数よりも小さな時定数で非選択状態にある前記走査線の電位を前記高走査線電位から前記低走査線電位へ遷移させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気光学パネルの駆動回路。
  3. 前記駆動手段は、
    非選択状態にある前記走査線の電位として前記高走査線電位を選択する第1トランジスタと、非選択状態にある前記走査線の電位として前記低走査線電位を選択する第2トランジスタと、前記第1トランジスタ又は前記第2トランジスタから供給される電位を非選択状態にある前記走査線に供給する供給手段とを備え、
    非選択状態にある前記走査線に接続される前記トランジスタの前記画素電極の電位を前記走査線の電位が下回るように、前記第1トランジスタのオン抵抗値を設定した
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電気光学パネルの駆動回路。
  4. 前記駆動手段は、
    前記第1トランジスタのオン・オフを制御する高電位選択信号と前記第2トランジスタのオン・オフを制御する低電位選択信号とを生成する選択信号生成手段を備え、
    前記第1トランジスタをオン状態にする高電位選択信号の電位と前記高走査線電位との差分値に応じて定まる前記第1トランジスタのオン抵抗値が、非選択状態にある前記走査線に接続される前記トランジスタの前記画素電極の電位を前記走査線の電位が下回るように、前記第1トランジスタをオン状態にする高電位選択信号の電位を設定した
    ことを特徴とする請求項に記載の電気光学パネルの駆動回路。
  5. 前記駆動手段は、
    前記第1トランジスタのオン・オフを制御する高電位選択信号と前記第2トランジスタのオン・オフを制御する低電位選択信号とを生成する選択信号生成手段を備え、
    前記第1トランジスタのサイズに応じて定まる前記第1トランジスタのオン抵抗値が、非選択状態にある前記走査線に接続される前記トランジスタの前記画素電極の電位を前記走査線の電位が下回るように、前記第1トランジスタのサイズを設定した
    ことを特徴とする請求項に記載の電気光学パネルの駆動回路。
  6. 前記駆動手段は、
    非選択状態にある前記走査線の電位として前記高走査線電位を選択する第1トランジスタと、非選択状態にある前記走査線の電位として前記低走査線電位を選択する第2トランジスタと、前記第1トランジスタ又は前記第2トランジスタから供給される電位を非選択状態にある前記走査線に供給する供給手段と、前記第1トランジスタのオン・オフを制御する高電位選択信号と前記第2トランジスタのオン・オフを制御する低電位選択信号とを生成する選択信号生成手段とを備え、
    前記第1トランジスタをオン状態にする前記高電位選択信号の電位と前記高走査線電位との差分値を、前記第2トランジスタをオン状態にする前記低電位選信号の電位と前記低走査線電位との差分値以下となるように設定する
    ことを特徴とする請求項に記載の電気光学パネルの駆動回路。
  7. 前記駆動手段は、
    非選択状態にある前記走査線の電位として前記高走査線電位を選択する第1トランジスタと、非選択状態にある前記走査線の電位として前記低走査線電位を選択する第2トランジスタと、前記第1トランジスタ又は前記第2トランジスタから供給される電位を非選択状態にある前記走査線に供給する供給手段と、前記第1トランジスタのオン・オフを制御する高電位選択信号と前記第2トランジスタのオン・オフを制御する低電位選択信号とを生成する選択信号生成手段とを備え、
    前記第1トランジスタのサイズが、前記第2トランジスタのサイズ以下である
    ことを特徴とする請求項に記載の電気光学パネルの駆動回路。
  8. 前記駆動手段は、
    非選択状態にある前記走査線の電位として前記高走査線電位を選択する第1トランジスタと、非選択状態にある前記走査線の電位として前記低走査線電位を選択する第2トランジスタと、前記第1トランジスタ又は前記第2トランジスタから供給される電位を非選択状態にある前記走査線に供給する供給手段と、第1トランジスタと前記低走査線電位を供給する電源との間の配線中に設けられた抵抗と
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の電気光学パネルの駆動回路。
  9. 複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応してマトリックス状に配置された複数の画素電極と、前記走査線の電位に応じて前記データ線と前記画素電極との間の接続状態を切替えるトランジスタと、前記画素電極と電気光学物質を挟んで対向する対向電極と、所定周期で切り替わる低コモン電位と高コモン電位とを前記対向電極に交互に供給する対向電極駆動手段と、
    請求項1乃至のうちいずれか1項に記載した駆動回路と、
    を備えたことを特徴する電気光学パネル。
  10. 請求項に記載の電気光学パネルを備えたことを特徴とする電子機器。
  11. 複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応してマトリックス状に配置された複数の画素電極と、前記走査線の電位に応じて前記データ線と前記画素電極との間の接続状態を切替えるトランジスタと、前記画素電極と電気光学物質を挟んで対向する対向電極とを有する電気光学パネルの駆動方法であって、
    前記対向電極の電位として低コモン電位と高コモン電位とを有し、前記低コモン電位と前記高コモン電位とを所定周期で交互に切替えて前記対向電極に供給し、
    非選択状態にある前記走査線の電位として低走査線電位と高走査線電位とを有し、非選択状態にある前記走査線の電位が前記画素電極の電位を下回るように、前記対向電極の時定数よりも大きな時定数で非選択状態にある前記走査線の電位を前記低走査線電位から前記高走査線電位へ遷移させる
    ことを特徴とする電気光学パネルの駆動方法。
  12. 非選択状態にある前記走査線の電位が前記画素電極の電位を下回るように、前記対向電極の時定数よりも小さな時定数で非選択状態にある前記走査線の電位を前記高走査線電位から前記低走査線電位へ遷移させる
    ことを特徴とする請求項11に記載の電気光学パネルの駆動方法。
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