JP4418260B2 - 建設機械のエンジン空冷構造 - Google Patents
建設機械のエンジン空冷構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4418260B2 JP4418260B2 JP2004058664A JP2004058664A JP4418260B2 JP 4418260 B2 JP4418260 B2 JP 4418260B2 JP 2004058664 A JP2004058664 A JP 2004058664A JP 2004058664 A JP2004058664 A JP 2004058664A JP 4418260 B2 JP4418260 B2 JP 4418260B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- opening
- engine fan
- fan
- air cooling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
この場合、排気用の上方の開口である第2開口11’は、図6(a)にWで示すように一定の幅となる。
しかし、図6(b)で例示する上部旋回体の横幅を短くした小旋回機では、エンジン上方の排気用の第2開口11’は、図6(a)の標準機よりも後端が短いという機体の特徴から、前記標準機の幅Wよりも短い幅W’の長さしか確保することができない。
なお、図中実線は機体の外へ排気される外気の流れであり、点線は加熱されてエンジンルーム内を流通する外気の流れを示す。
これにより、小旋回機のような小型機においては、空冷用の排気量が標準機に比べて制限されることが分かる。
しかし、この構成では、エンジンファン風はエンジンルーム側とカウンタウエイト側を通り抜ける流路に分岐されて機体の右側から排気されるので、構造が複雑となる欠点がある。
請求項1の発明では、建設機械の機体の一方側に配置された第1開口から取り込まれた外気で、ラジエータおよびエンジンルーム内のマフラーを冷却し、前記機体の他方側の上面に設けた第2開口へ排気させるエンジンファンを設けた建設機械のエンジン空冷構造において、
上記エンジンファンの下流で、エンジンファンの回転軸を中心とした外周方向となる上部旋回体の機体に補助開口を設けており、
該補助開口が、エンジンファンの下流側でエンジンファン直後の位置であって、機体のブーム基端を枢着する段部の一側に機体内部と連通可能に形成されたボックスの前面で、ブーム基端に向かって開口されていることを特徴とする。
また、機体のサイズを小型化した場合にあっては、従来の冷却能力を維持しつつ、排気側の開口を縮小することができるので、エンジン放出音などの騒音を低減することができる。
図1および図2は、油圧ショベル1の上部旋回体の機体21が旋回した際に下部走行体22の足回り装置(図示例では履帯)23より外側に全くまたは大きく張り出すことのない油圧ショベル1の小旋回機のエンジンルーム3での空気の流れを示す模式図である。
そして、その近傍にはラジエータやオイルクーラー5などの熱交換機が配置されている。
このラジエータやオイルクーラー5の右側には、エンジンファン6を介してエンジン7が配置されている。
また、これらを覆うエンジンフード10の右側上部にはエンジンルーム3内を流通する空冷用外気を排気するための第2開口11が形成されている。
そして、外気E1はラジエータとオイルクーラー5を冷やし、エンジン7を通ってマフラー8を冷やし、この外気E2がフード10の上部に形成された第2開口11から排気される(図2参照)。
このファイヤーウオール13は、同時に冷却空気をスムーズに流し、機体21の内側やオペレータ(運転室24)へ熱が行くのを防いでいる。
このような公知構成において、この実施例では、補助開口15を設けている。
補助開口15は、該エンジンファン6の回転軸6aを中心とした外周方向で、上記エンジンファン6の下流、図示例ではエンジンファン6の直後(図1中、エンジンファン6の右横)に設けられている。
また、この補助開口15は、エンジンルーム3と連通するように前記ファイヤーウオール13に補助開口15に対応した孔や隙間13aを設けておく。
図示例では、機体21のブーム基端を枢着するブラケット26の上方で、運転室24と並んで段部27が形成されている。
そして、この段部27の一側(図示例では左端)に、空洞用のボックス15aが一体に形成されており、該ボックス15aは、段部27の上下の端部を連接する傾斜面に設定された前面を有しており、この前面に補助開口15が形成されている。
図3は、本発明の技術的範囲に含まない参考例を示すもので、前記エンジンファン6の直後で、エンジンルーム3の上方に空洞用のボックス16aが設けられており、該ボックス16aの一面(図示例では右側面)に補助開口16を開口した構成となっている。
その他の構成は前記実施例1と同様であるので、同一構成には同一符号を付してその説明を省略する。
また、小旋回機のように機体のサイズを小型化した場合には、従来の冷却能力を維持しつつ、排気側の第2開口11を小さくすることができるので、エンジン放出音などの騒音を低減しうる。
2 上部旋回体の機体
3 エンジンルーム
4 第1開口
5 ラジエータ オイルクーラー
6 エンジンファン
6a 回転軸
7 エンジン
8 マフラー
9 油圧ポンプ
10 エンジンフード
11 第2開口
13 ファイヤーウオール
15、16 補助開口
15a、16a ボックス
21 上部旋回体
22 下部走行体
23 足回り装置
24 運転室
25 フロントアタッチメント
25a ブーム
25b バケット
26 ブラケット
27 段部
Claims (1)
- 建設機械の機体の一方側に配置された第1開口から取り込まれた外気で、ラジエータおよびエンジンルーム内のマフラーを冷却し、前記機体の他方側の上面に設けた第2開口へ排気させるエンジンファンを設けた建設機械のエンジン空冷構造において、
上記エンジンファンの下流で、エンジンファンの回転軸を中心とした外周方向となる上部旋回体の機体に補助開口を設けており、
該補助開口が、エンジンファンの下流側でエンジンファン直後の位置であって、機体のブーム基端を枢着する段部の一側に機体内部と連通可能に形成されたボックスの前面で、ブーム基端に向かって開口されていることを特徴とする建設機械のエンジン空冷構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004058664A JP4418260B2 (ja) | 2004-03-03 | 2004-03-03 | 建設機械のエンジン空冷構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004058664A JP4418260B2 (ja) | 2004-03-03 | 2004-03-03 | 建設機械のエンジン空冷構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005248505A JP2005248505A (ja) | 2005-09-15 |
JP4418260B2 true JP4418260B2 (ja) | 2010-02-17 |
Family
ID=35029249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004058664A Expired - Fee Related JP4418260B2 (ja) | 2004-03-03 | 2004-03-03 | 建設機械のエンジン空冷構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4418260B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4270239B2 (ja) * | 2006-08-11 | 2009-05-27 | コベルコ建機株式会社 | 建設機械 |
JP6496634B2 (ja) * | 2015-08-06 | 2019-04-03 | 株式会社神戸製鋼所 | 建設機械の排風構造 |
-
2004
- 2004-03-03 JP JP2004058664A patent/JP4418260B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005248505A (ja) | 2005-09-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4689357B2 (ja) | 作業車両 | |
WO2012017845A1 (ja) | 作業車両 | |
JP7132140B2 (ja) | 作業用車両 | |
WO2012172949A1 (ja) | 油圧ショベル | |
JP4418260B2 (ja) | 建設機械のエンジン空冷構造 | |
JP5525869B2 (ja) | 作業機械の排熱構造 | |
JP4520892B2 (ja) | 作業機械の冷却構造 | |
JP2017039482A (ja) | 作業用車両 | |
JP2007032477A (ja) | 車両 | |
JP4237069B2 (ja) | エンジン駆動作業機 | |
JP4387789B2 (ja) | 建設機械のエンジンルーム構造 | |
JP6574357B2 (ja) | 作業用車両 | |
JP4213479B2 (ja) | 建設機械 | |
JP2009113744A (ja) | 作業車両 | |
JP2005083168A (ja) | 建設機械の冷却装置 | |
JP2008296615A (ja) | 建設機械 | |
JPH11254976A (ja) | 建設機械の騒音低減装置並びにこの装置に用いるカバー及び排気部 | |
JP7179590B2 (ja) | 作業車両 | |
JP2001342644A (ja) | 旋回作業車のフレーム内構造 | |
JP4661962B2 (ja) | 作業車両 | |
JP2003003849A (ja) | 土木・建設機械のエンジン冷却装置 | |
JP4504711B2 (ja) | 建設機械 | |
JP3955945B2 (ja) | 送風機 | |
JP2020157895A (ja) | 作業車両 | |
JP4383905B2 (ja) | 旋回型作業機械のクーリングパッケージ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060926 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090805 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090930 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091104 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091127 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |