JP4416979B2 - 銅電気メッキに用いるメッキ溶液 - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は、銅電気メッキのための、新規な電気メッキ溶液に関する。硫酸ヒドロキシルアミンまたは塩化ヒドロキシルアミンが添加物として用いられ、半導体製造の銅電気メッキプロセスにおいて用いられる電気メッキ溶液に添加される。
【0002】
低抵抗性および期待される良好な信頼性のため、銅は、長く狭い結合部に対しては、明らかに選択肢となる。しかし、Cuに関連するプロセシング(processing)の困難さは、Cu金属被覆(metallization)が導入される前に、未だ克服されなければならない。加えて、商業的に成熟した装備が、Cu金属被覆を生産に導入するために、未だ開発される必要がある。
【0003】
バイア(via)および溝(trench)は、メッキ(電気化学的デポジションとも呼ばれる)によって銅を用いて充填される。一方、無電解銅デポジション法の主たる欠点は、メッキ効率の低さである。他の欠点、例えばコンタミネーション、健康、複雑な化合物、組成の制御しにくさも考慮されるべきである。
【0004】
電気メッキは、銅デポジションの魅力的な代替法であるが、その理由は、それがタングステンまたはアルミニウムには用いることができないからである。真空加工および無電解デポジションと比較して、電気メッキは極めて安価な方法である。多くの研究グループが、ダマシン構造(damascene structure)において用いられる電気メッキを開発した。
【0005】
電気メッキの潜在的な欠点は、それが2段階プロセスであることである。PVDまたはCVD法を、一つの段階(拡散バリアの直上において)においては行わせることができるが、電気メッキにおいては、メッキ充填段階前に、薄いシード層(seed layer)のデポジションが要求される。前記シード層は、製造を駆動するメッキ電流のための低抵抗コンダクタを与え、さらに膜核生成(film nucleation)を促進する。シード層が完全でない場合(すなわち、連続的である場合)、それは銅による充填の間にボイドを生ぜしめる。
【0006】
高伝導性のため、そして高伝導性を有する核生成層として理想的であるため、銅はシード層に用いられる最も好適な素材である。銅シード層は、電気メッキにおいて、2つの重要な役割を果たす。ウェーハ規模においては、シード層はウェーハの端から中心に電流を運ぶことから、メッキ電流源を、ウェーハの端部にのみ接触すればよい。ウェーハ端から中心への電圧降下により電気メッキの均一性を損なわせないように、シード層の厚さは十分に大きくなければならない。
【0007】
局部的には、シード層はバイアおよび溝の頂部から底部に電流を運ぶ。底部においてシード層厚が十分でない場合、デポジション中にバイアまたは溝の中心部にボイドが形成される。銅電気メッキの均一かつ良好な接着膜を製造するために、シード層はバリア層(barrier layer)上に完全にデポジットされなければならない。
【0008】
基本的に、底部のシード層の厚さ(高アスペクト比パターンにおいて)はフィールド(field)にデポジットされる銅の厚みを増加させることによって増加させることができる。しかし、フィールドレベルにデポジットされる余分なシード物質は、バイアまたは溝をピンチオフし、膜中に中心ボイドを生ぜしめる。
【0009】
PVDの銅は、高アスペクト比のバイアと溝の段差被覆(step coverage)に乏しいが、Cu電気メッキに好適に適用されてきた。シード層に用いられるPVD銅は、最も狭いパターンとしては0.3μmにおいて成功している。0.3μm未満の大きさにおいては、PVD銅シード層は、イオン化PVD方法を用いてデポジットすることができる。さらに、CVDシード層は、恐らく次世代においても使用されるであろう。
【0010】
銅のCVDがシード層の好適な代替品であるのは、第一に、それがほぼ100%の段差被覆を有するからである。CVD銅プロセスの優れた段差被覆は、PVDプロセスに対して、さらなるコストを必要としない。CVD銅シード層プロセスは、単一ダマシン適用の狭いバイアを完全に充填するために使用することができ、それは将来的な技術において重要なプロセスである。
【0011】
電気メッキは2段階工程であるが、計算によれば、CVDと比較して、それはより低い総所有コスト(COO)を与える。前記COOの計算には、デポジション用設備、組立てスペースおよび消耗品のコストを含むが、装置または歩留まりを除外している。主な違いは、主として電気メッキプロセスのより低い投資および化学的なコストである。特に重要なことは、良好に調整された電気メッキプロセスは、高アスペクト比構造を充填することができることである。
【0012】
(III)電気メッキにおける改善されたギャップ充填能
ダマシン構造における大きな課題は、バイア/溝を、ボイドまたは継ぎ目なしに満たすことである。図1は、メッキされる銅の想定される進行状態(evolution)を表す。適合(conformal)メッキにおいてはある次元のあらゆる点における等しい厚みのデポジットは、異なるデポジション速度のために、継ぎ目の発生またはボイド形成につながる。
【0013】
準適合(sub−conformal)メッキによって、直壁パターンにおいてさえもボイドの形成につながる。準適合メッキは、パターン内メッキ溶液中の銅イオンの実質的な減少によってもたらされ、それは、パターン外の電流がより流れやすい場所へ電流が流出することをもたらすかなりの濃度の過剰ポテンシャルを生ぜしめる。
【0014】
欠点のない(defect−free)充填を得るためには、パターン側部および底部に沿って増加するデポジション速度が望まれる。早くも1990年に、IBMにおいて、彼らは添加物を含有したあるメッキ溶液が、無ボイドかつ継ぎ目のない超絶縁保護の形成につながることを発見した(図1)。彼らはこれを「スーパーフィリング(super−filling)」と呼んでいる。
【0015】
一般的に、メッキ速度は、電流密度の一次関数である。構造の頂部(または頂部の鋭端)に高い密度があり、底部の密度がより低い場合、メッキ速度は異なる。または溝の頂部の鋭端におけるメッキは底部より早いため、ボイドが形成される。電気メッキプロセスにおける、デポジションの均一性およびギャップ充填能を高める2つの方法は、物理的および化学的アプローチである。
【0016】
物理的方法は、パルスメッキ(PP)または周期的パルス反転(PPR)を、ともに正および負のパルス(その他、陰極/陽極システムへの波形)とともに適用することである。周期的パルス反転(PPR)技術によって、ボイドの形成を減少させることができるのは、溝内の金属デポジションの速度が、上側部分における速度にほぼ等しいからである。それは、事実上、デポジション/エッチング配列のようなものである。それは、低密度領域より、高密度領域においてより早く銅を磨くことができるデポジション/エッチング配列を作り出すことができ、所望のギャップ充填が可能となる。
【0017】
パルスメッキ(PP)は、有効物質移動境界層厚(effective mass transfer boundary layer thickness)を減じ、そしてより良好な銅の分布を作り出すのみならず、より高い瞬間メッキ電流密度を作り出すことができる。境界層厚の減少によって、著しい濃度の過剰ポテンシャルが有意に減少する。したがって、高アスペクト比を有するバイア/溝おいて、充填能が高められ得る。
【0018】
化学的方法は、有機添加物をメッキ溶液に添加することである。広く用いられているメッキ溶液は、多くの添加剤群(チオウレア、アセチルチオウレア、ナフタレンスルホン酸)からなる。しかし、均染剤(leveler)は、アミン群を有する化合物である(例えばトリベンジルアミン)。運搬剤(carrying agent)は、ダクタイル銅(ductile copper)のデポジションを促進でき、光沢剤(brightener)および均染剤は、電気デポジションの間に、不均一な基質を均一にする。
【0019】
小寸法の電気デポジションを(将来のULSIメタライゼーションのための極めて高いアスペクト比で)良好に作るためには、さらなる研究のための添加剤に関する理解が要求される。特定の作用に適切な剤および適切な濃度を確立することは、しばしばギャップ充填メッキプロセスの成功の鍵となる。
【0020】
1995年に、インテル社はパルス電気メッキ技術を、ダマシンプロセスに用い、アスペクト比2:4:1の低抵抗銅内部連絡(図3aおよび3b)を製造した。タンタルバリア層(約300〜600A厚)および銅シード層が、平行PVDを用いてデポジットされた。名目上、銅シード層の厚みは、基板頂部において1100A、側壁において280Aおよび溝の底部において650Aである。
【0021】
500〜2000A/minの速度による約1.5〜2.5μmの銅の電気メッキの後、フィールド金属被覆の除去および溝およびバイア中に銅を残すために、サンプルが化学機械的研磨によってプロセスされた。電気メッキされた銅の抵抗値は、1.88Ω・cmより低かった。彼らは、充填能は、溝内のスパッタされた銅の均一性に大きく依存すると説明した。
【0022】
スパッタされた銅被覆が、溝の上部において著しく閉鎖をした場合、その場合は大きなボイドがメッキ後に形成され得る。しかし、銅が溝内に均一にスパッタされれば、その場合はメッキ中に良好な銅充填が生じることになる。さらに、不適切な波形制御によって、同一のスパッタリングおよびメッキ条件下で、大きなボイドが生じる結果となり得る。
【0023】
1998年に、キュテックリサーチ社(CuTek Research Inc.)は、乾燥/クリーンウエハ・イン(dry/clean wafer in)および乾燥/クリーンウエハ・アウト(dry/clean waferout)の全自動操作機構を有する、標準のクラスタ・ツール(cluster tool)配置を有する新しいデポジションシステムを開発した。Cu電気メッキは、30〜150nm厚のCuシード層上で実行される。30nm厚のスパッタされたTaまたはTaNが、それぞれ、バリアおよび接着層として用いられる。
【0024】
溝において、フィールド表面上より厚くデポジションされた優れたギャップ充填を、適切な添加剤の併用によるパルスメッキ(PP)および周期的パルス反転(PPR)を用いて達成することができた。アスペクト比5:1で、0.4μmサイズ特性およびアスペクト比8:1で、0.25μmサイズ特性を有する2重ダマシン構造は、ボイドまたは継ぎ目作用なしに、完全に充填され得た。電気メッキされたCu膜中に含有された不純物は、50ppm未満であると測定された。
【0025】
主たる不純物は、H、S、ClおよびCであることが見出された。これらの元素は、中心と比較して、ウェーハ端部により高い濃度で測定される。これは、恐らく、高い水素の発生およびより多くの有機添加剤が、高電流密度領域に取り込まれたことによるものである。
【0026】
1998年に、UMC株式会社(UMC(United Microelectronics Corporation))は、単純でコスト効率に優れた2重のダマシン構造を用いることによって、銅プロセスの集積を示した。銅の相互接続のための該金属充填法は、(1)Cuの拡散を防ぐバリアおよびCuの酸化物IMD層への接着のプロモータとしての、400Aのイオン化金属プラズマ(IMP)TaまたはTaNのデポジション、(2)PVDCuシード層、および(3)Cuの電気メッキを含む。
【0027】
酸化物に対して過量のCuは、化学的機械的研磨(CMP)技術を用いることによって除去される。最適化された金属デポジション法は、継ぎ目構造なしに、0.28μmの特性で、高アスペクト比(〜5)の孔を満たすことができる(図4)。
【0028】
(VI)実験
(A)基本部分
電気メッキプロセスにおける2つの主たる要素は、電気メッキ溶液の組成および電流を流す方法である。セクション(I)において、本発明者らは、適用電流を選択する方法および電気メッキ溶液の組成について明らかにした。さらに、銅デポジションにおける銅電解液の生産および陰極の成長をコントロールすることが、極めて重要であることが見出されている。
【0029】
陰極成長は多くの要因によって影響を受けるので、その理由は重要である:(a)陽極の質、(b)電解液の組成および不純物、(c)電流密度。(d)スターター陰極の表面の条件、(e)陽極および陰極の形状(geometric anode and cathode)、(f)スペーシング(アジテーション)および電極間距離の均一性、(g)温度または電流密度。
【0030】
電気メッキは、一定の電流、一定の電圧、または可変波形の電流または電圧において実行することができる。本発明者らの実験においては、デポジットされた金属の量を正確にコントロールする一定の電流を、極めて容易に手に入れることができる。可変波形を伴う一定電圧下におけるメッキには、より複雑な装置および制御が必要であった。実験のプロセスにおける電気メッキ液の温度は一定(室温下)であった。したがって、デポジション速度および膜の質に対する温度の影響は考慮しなくてよい。
【0031】
(B)基板の調製および実験方法
本実験においては、直径6インチ、15〜25Ω−cmのp型(001)配向性単結晶シリコンウエハが、デポジション基板として用いられた。ブランクのウエハは、最初に通常のウェットクリーニングプロセスによって浄化されたものである。ウェットクリーニングの後、デポジションチャンバに装填される前に、ウエハは1:50の希HF溶液によって処理された。それぞれ拡散バリアおよびシード層として機能する、50nm厚のTiNおよび50nm厚のCuが、通常のPVDを用いてデポジットされた。
【0032】
小溝およびバイアにおける、Cu電気メッキの効果を検討するために、パターンを施されたウエハが作製された。標準のRCAクリーニング後に、ウエハーは熱酸化処理された。その後、反応性イオン・エッチング(RIE)を備えたフォトリソグラフィ技術が、溝/バイアの大きさを特定するために用いられた。バリアとして使用された40nm厚のTaNおよびシード層として用いられた150−nm厚のCuが、イオン化金属プラズマ(IMP)PVDによってそれぞれデポジットされた。
【0033】
溝/バイアの大きさは、0.3〜0.8μmの範囲であると特定された。Cu電気メッキに用いられた電気メッキ溶液は、多くの場合、CuSO−5HO、HSO、Cl、添加物および湿潤剤から構成された。電気メッキ溶液の組成は、表2に記載されている。Cu電気メッキにおいて添加物が頻繁に加えられたのは、それらが光沢、固化、粒子純化(grain refining)、および均染剤として作用したからである。
【0034】
適用電流密度は、0.1〜4A/dmであった。加えて、Cu(P)(Cu:99.95%、P:0.05%)物質が、十分なCuイオンを供給するために陽極として使用され、良質なCu電気メッキ膜を作った。
【0035】
(C)電気メッキ装置
簡易電気メッキシステムは、以下のように記載された:(図5)
(a)ウエハ:直径6”インチ、15〜25Ω−cmのp型(001)配向性単結晶シリコンウエハ
(b)電源:GW1860(固偉)
(c)PPタンク:20cm×19cm×20.5cm
(d)ロール状銅(rolled copper)(Cu:99.95%、P: 0.05%):メルテックスレアロナールジャパン社(Meltex Learonal Japan Company)製のもの30片
(e)チタン陽極バスケット:20cm×19cm×2cm
【0036】
(D)分析ツール
(a)フィールドエミッションスキャニング電子顕微鏡(FESEM):日立S−4000
形状および段差被覆を、フィールドエミッションスキャニング電子顕微鏡(FESEM)を用いて調べた。
(b)シート抵抗測定
電気メッキされたCu膜の抵抗値は、4点プローブによって測定された。Cu膜のシート抵抗は、標準的な等間隔4ポイントプローブを用いて決定された。等間隔4ポイントプローブのスペーシング(spacing)は1.016mmであった。電流が外部の2つのプローブを通して流され、内部の2つのプローブを横切る電位が測定された。適用電流は、0.1〜0.5mAであった。
【0037】
(c)X線パワーディフラクトメータ(XRPD)MAC Science、MXP18
Cu電気メッキ膜の結晶配向を調査するために、X線ディフラクトメータ(XRD)が用いられた。X線解析は、島津ディフラクトメータ内で、CuKα放射線(λ=1.542A)を用い、通常の反射構造(reflection geometry)およびシンチレーションカウンタによって行われた。
【0038】
(d)オーガー電子スペクトロスコープ(AES):FISONS Microlab 310
オーガー電子スペクトロスコープ(AES)が、深さ方向に沿った化学量および均一性を決定するために適用された。
【0039】
(e)第2イオン質量分析計(SIMS):Cameca IMS−4f
SIMS(第2イオン質量分析計)が、コンタミネーションの分析を行うために用いられた。
【0040】
(V1I) 結果および考察
(A)適用電流および濃度の影響
本発明者らの研究においては、本発明者らは、まず硫酸(sulfate acid)の濃度を変化させ、硫酸銅の濃度を一定に維持した。図6は、硫酸濃度変化対厚さ変化を示す。硫酸濃度を増加させた場合、厚さの明瞭な変化は見出されない。
【0041】
図7は、膜の抵抗値とHSO濃度との関係を示す。濃度が増加しても、抵抗値は一定である。図8(a)および8(b)においては、SEMイメージによる、HSO存在下および非存在下における膜形状を示す。硫酸が存在する場合に、銅膜の均一性および粗さがより滑らかで、銅膜の抵抗値がより低くなることが見出される。
【0042】
本発明者らの見解では、硫酸の目的は、陽極の極性化を防ぎ、電解液および陰極膜の伝導性を改善することであるが、デポジットされる銅膜にはあまり強く影響しない。
【0043】
実験において、本発明者らは、硫酸(≒197g/1)および硫酸銅(90g/1)の濃度を一定にした。溶液の伝導性がより高いため、そして陽極および陰極の極性化は小さいので、Cuデポジションのために必要な電圧は小さい。硫酸濃度の変化は、硫酸銅の濃度の変化より、溶液の伝導性ならびに陽極および陰極の極性化においてより大きい影響がある。
【0044】
図9は、適用電流の変化とCuデポジション速度との関係を示す。適用電流の増加に伴い、デポジション速度が増加するをことを見出すことができる。適用電流が3.2A/dmに増加すると、デポジション速度は最大に達する。図10において示されるように、異なる適用電流による、抵抗値の変化を見出すことができる。適用電流が3.2A/dmである場合、抵抗値は極めて大きくなる。
【0045】
図11(a)および11(b)は、添加剤を添加せずに、種々の電流密度(1〜4のA/dm)で、シード層/TiN/Si上にCu電気メッキされた膜の形状を示す。Cu膜の大きな粒子が、高い電流密度において観察される。高電流が適用された場合、抵抗値は通常よりはるかに高く(〜10μm−cm)なる。観察されたCu膜の高い抵抗値は、表面構成を粗くする原因にになり得、それは、高電流の条件下における、膜の非適合(non−conformity)につながった。
【0046】
高電流の条件下において形成される前記粗表面は、以下の仮説によって説明可能であると考えられる。Cu電気メッキ速度は、基板表面上へのCuイオン拡散に依存すると推測された。高い電流が適用された場合は、大部分のCuイオンが高い電場において効力を発揮した;したがって、溶液から基板表面へのCuイオンの拡散は極めて速かった。Cuイオンの拡散が極めて速かったため、拡散層中におけるCuイオンの減少は極めて速かった;Cuイオンは、電気メッキ溶液から拡散層へ迅速に供給されなかった。
【0047】
Cu電気メッキは、Cuイオン拡散によって制限された。これは、拡散制御性(diffusion controlled)と称された。補充されたCuイオンは基板表面上に拡散しなかったため、それ以上の核形成は表面上に形成されなかった。高い電場効果によって、Cuの凝集が表面に生じ得た。形成された粗表面は、Cu凝塊(agglomeration)形成に起因するものであるとされた。
【0048】
図12は、種々の適用電流密度における、X線ディフラクション測定による、相対強度Cu(111)/Cu(002)比を示す。XRDの結果によれば、強い(111)配向性が、より高い電流密度が適用された場合は、常に観察された。銅膜の成長配向性の発達は、結晶配向における、表面エネルギーおよび捻転エネルギーを考慮することによって説明可能になった。
【0049】
初期段階では、Cu(002)層の配向性が形成されたが、その理由は、この層が最低の表面のエネルギーを有するものであったからである。適用電流が増加するとともに、歪エネルギーが粒子成長を支配する、優占的な要因になった。Cu(111)の配向性が高い捻転エネルギーのために、Cu(111)のピーク強度は、適用電流が高い場合に増加していた。
【0050】
さらに、この配向性がより良好な電界移動抵抗を示したので、Cu(111)の配向性は好ましかった。相反して、高い電流密度において形成されたCu(111)は、図16(b)に示されるように、表面をより粗くし得た。Cu電気メッキの精製を改善するために、電気メッキ溶液に添加剤を加える試みを行った。高い電流における、高いCu膜の抵抗値もSIMSによって分析され、低電流条件下におけるものと比較された(図13aおよびb参照)。Cu膜の高い抵抗値における酸素濃度は、高電流下における膜のその粗表面および非一致性のために、より高い。
【0051】
(B)従来の添加剤の効果
電気メッキを施す際のギャップ充填能を調べることを目的とした。そこで、ギャップ充填能を調べるを試験に用いるために、溝/バイアの大きさは、0.3〜0.8μmの範囲に規定された。図14は、電気メッキ前のパターンウエハのイメージを示す。底部のおよび側面壁のCuシード層厚は、頂部のものより小さい。
【0052】
本発明者らは、電気メッキのための添加剤としてHClを用いた。HClの添加は、ブランケットウエハ中における膜抵抗値および膜形状の顕著な違いを生じさせない(図15)。パターンウエハにおいて示されるように(図16(a)および(b)参照)、本発明者らは、HClが溶液に添加された時に、溝頂部の均一性が、より滑らかであることを見出せる。図17は、添加剤が溶液に加えられなかった場合には、ボイドが形成されることを明らかにした。
【0053】
種々の有機および無機の添加剤が、Cuメッキを促進するために溶液中に添加される。チオウレアは、多くの場合に、電気メッキ溶液に添加される添加剤である。図18に示されるように、チオウレアの濃度が0.054g/l未満である場合、電気メッキされたCu膜の抵抗値は大きな違いを示さない。チオウレアが0.054g/1以上である場合には、高い抵抗値が観察される。図19は、0.03g/1のチオウレアを添加した場合の、Cu(111)のSEMイメージを示す。電流は2.4A/dmで流される。SEMイメージから示されるように、添加剤はデポジットに取り込まれて特定の成長配向性を提供することから、添加剤の添加は低い電流密度における(111)の形成を促進することになった。
【0054】
図20に示されるように、0.054g/1のチオウレア添加による、電気メッキされたCu膜のSEMイメージを示す。適用電流は、同様に2.4A/dmで保たれる。チオウレア濃度が増加しているとき、図20に示されるように、Cu電気メッキ中に生成されたデンドライトは増加している。このデンドライト(dendrite)は、拡散制限クラスタと同様の幾何構造を有する。さらに、チオウレアは、分解して、電気メッキされたCu膜を包囲し尽くす有害生成物(NHSCN)を形成する。
【0055】
図21は、デポジション時間に対する、銅膜の抵抗値の変化を示す。明らかに、銅の膜が大きなブロックになった場合、抵抗値は低くなる。そのために、銅膜の粒子境界は減少し、初期の薄膜より表面を滑らかにする。チオウレアが添加された場合、Cu膜の抵抗値はより高くなる。
【0056】
SIMSの結果(図22(a)(b)(c))から、チオウレアの濃度の増加によって、S要素の濃度が増加されることが見出される。陰極の表面上で吸着されたチオウレアが、Cuの抵抗値を増加させることが示唆されている。さらに、チオウレアが添加剤として用いられると、ボイドが形成される。
【0057】
PEG(ポリエチレングリコール)は、キャリアー剤として、Cu電気メッキにおいて広く使用されている。本研究においては、少量のチオウレアが(111)平面形成を促進することができるので、本発明者らは、分子量の異なるPEG(200−10,000)を使用し、HClおよび少量(0.0036g/1)のチオウレアとともに電解液に加えた。本発明者らは、より大きな分子量(m.w>200)によって、より高い抵抗値の銅膜が得られることを見出した。図23によれば、銅膜の抵抗値は、デポジション時間とともに、PEGの分子量が大きくなるにつれて増加する。
【0058】
より長い鎖のチオウレアが、基板表面上で吸収されることが示唆されている。図24(a)(b)に示されたSEMイメージから、PEG分子量が増加しても膜形状はほとんど変化しないが、PEG分子量が増加すると、平面(111)は減少している(図25)。SIMS分析によれば(図26(a)(b))Cu膜の主成分は、やはりCu、O、C、SおよびTiである。S要素の量はPEGの増加する分子量につれて増加すると考えられる。この観察は、本発明者らの前記の考察によって証明される。
【0059】
本発明者らの結果に基づけば、大量のチオウレアおよびより大きい分子量のPEG(m.w>200)は、銅膜のより高い抵抗値およびキャップ充填能に欠けるために、将来のCuの相互連結のための、Cu電気メッキ中の添加剤として、用い得ないかもしれない。ULSI処理においてCu電気メッキを実行させるために、適切な添加剤を開発しなければならない。本研究においては、本発明者らは、銅膜の抵抗値に対する同等の効果を示す、新規な伝統的糖液(Molasse)添加剤を試験する。
【0060】
グルコースも、Cu電気メッキにおいて普通に用いられる伝統的な添加剤である。本発明者らの実験において、本発明者らは、電気メッキされた銅膜の抵抗値および配向性は、異なる量のグルコースによって、顕著に変化しないことを見出した。しかしながら、バイアおよび溝における充填能には乏しい。構造における全ての点において、等しい厚さが形成されるが、ボイドは依然として溝に生じる。
【0061】
(C)新しい添加剤の効果
スルファミン酸塩が、多くの金属との相互作用に関して研究された。それらは、錯イオンを形成し、または吸着もしくは架橋効果によるデポジションに影響する傾向は小さい。スルファミン酸塩はCuデポジションに有効な電流を減少させることができたので、それはCu電気メッキにおいてギャップ充填促進剤として用いることができるかもしれない。硫酸ヒドロキシルアミン(NHOH)・HSOは、スルファミン酸塩と同様な官能基を有するので、それは好適なギャップ充填促進剤として機能すると考えられる。
【0062】
硫酸ヒドロキシルアミンをギャップ充填促進剤として作用するか否かを調べるために、硫酸ヒドロキシルアミンを添加したCu電気メッキについて、この実験において調査した。実験は0.3〜0.8のμm幅の溝/バイアを有する基板上で行われる。基板層(シード層および拡散バリア)の厚みは、底部および側部においては60nmであり、頂部においては120nmであるので、35μm幅の溝において、0.25μm未満の幅の電気的デポジットが可能であった。図27は、添加剤が溶液へ加えられない場合、ボイドが形成されることを明らかに示す。
【0063】
図31中の溝の大きさは、0.4μmであると測定される。Cuの減少は、高電流領域(溝の頂部)において好ましく生じるので、ボイドは容易に形成される。図28において示されるように、(NHOH)・HSO添加剤が電気メッキ溶液へ加えられた場合、ボイドの形成は観察されない。溝の大きさは、0.3μmと測定される。図29に、0.3〜0.8μmの溝/バイアに電気メッキされたCuの、低倍率でのSEMイメージの全体像が図29に示される。
【0064】
前記結果によれば、硫酸ヒドロキシルアミンがギャップ充填促進剤として用いられた場合、Cuが、微細な溝または小サイズのバイア中に電気メッキされることができることが説明される。さらに、Cu膜の抵抗値は、顕著な変化を示さない(図30を参照)。Cu膜中のOの濃度は極めて低いものであると測定された(図31)。したがって、Cuまたはシード層の酸化は無視することができた。SIMS分析によれば、不純物(S要素)の濃度は、銅膜中において極めて低い(図32)。この新しい添加剤に関するさらなる研究が、調査され進行中である。
【0065】
硫酸ヒドロキシルアミン((NHOH)・HSO)は、アミンおよび硫酸基の両方の官能基を有しているため、Cu電気メッキの支援に、ギャップ充填促進剤としての使用が提案される。もう一つの添加剤である塩化ヒドロキシルアミンNHOH・HClは、塩素とともに類似のアミン官能基を有しているため、Cu電気メッキのための使用が考えられる。本発明者らの実験において、本発明者らは、ギャップ充填促進剤として、異なる量の塩化ヒドロキシルアミンNHOH・HClを用いる。充填能は、あまり優れたものではない。Cuによって完全に充填される溝があるが、他のものは充填できない。しかしながら、塩化ヒドロキシルアミンが電解液において少量用いられた場合、添加剤を加えないCu膜と比較して、抵抗値は1.9Ω・cmに、より低く低下した(図30)。
【0066】
トリベンジルアミン、ベンゾトリアゾールおよびナフタレンスルホン酸のような、不飽和π−バンドを有する他の有機添加剤は、Cu電気メッキにおける添加剤として考えることができる。それらは、不飽和π−バンドを有しているため、π電子は銅表面の原子と反応し得、デポジットの特性に対する実質的な影響を生み出す。明度、均染性、さらに安定化効果には、さらなる研究が必要である。この研究において、本発明者らは、トリベンジルアミンおよびベンゾトリアゾールを均染剤として用いる。しかしながら、これらの均染剤は硫酸中における溶解が極めて困難であり、実験の実行を不可能にする。
【0067】
(VII)結論
強いCu(111)ピークが、より高い電流が適用された場合に観察された。表面エネルギーおよび異なる結晶面における捻転エネルギーを考慮することによって、銅膜の成長配向性の発達を説明することができた。初期において、Cu(002)平面が存在したが、それはこの平面が最低の表面エネルギーを有していたからである。適用電流が増加するにつれて、捻転エネルギーが、粒子成長を制御する支配的な要因になる。適用電流が増加している場合、Cu(111)の強いピークが現れた。さらに、添加剤が、低電流密度で電気メッキされたCu膜の配向性を制御する際に重要な役割を果たしていた。
【0068】
添加剤((NHOH)・HSO)存在下において、0.3μm幅の溝にCuが電気的に付着せしめられた場合、ボイドの形成は観察されなかった。サンプル中のOの濃度は、やや低いと測定された。したがって、Cuまたはシード層の酸化は無視することができた。要するに、スルファミン酸基は錯イオンを形成する傾向が小さかったため、それはCu(I)を安定化させ、銅デポジションのための電流効率を低減することになった。硫酸ヒドロキシルアミン((NHOH)・HSO)が、アミノおよび硫酸官能基の両方を有し、それらはスルファミン酸塩同様であったため、Cu電気メッキを促進する際に、ギャップ充填促進剤として硫酸ヒドロキシルアミンが使用されることができると推測された。
【0069】
表1 電気メッキされたCu溶液の化学組成
【表1】
Figure 0004416979

【図面の簡単な説明】
【図1】 メッキにおける典型的なデポジションのプロファイル。
【図2】 横断面の概念図によって陰極における微視的な粗さを示す。拡散境界から短い距離において拡散が比較的速いため、レベリングはピーク(P)に蓄積される。谷(V)における拡散は、遅すぎてレベリング剤の消費に追従できない。そのため、金属デポジションはピークにおいて阻害されるが、谷においては阻害されず、そして谷の充填によってより滑らかな表面が生ぜしめられる。
【図3(a)】 アスペクト比=2.1:1である0.4ミクロンの溝に電気メッキされた銅。
【図3(b)】 アスペクト比=2.4:1である0.35ミクロンの溝に電気メッキされた銅。
【図4】 最適化されたデポジションプロセスによって、高いアスペクト比(〜5)特性でバイア寸法0.28の孔を、明瞭な継ぎ目構造がないように充填できる。
【図5】 Cu電気メッキシステムの概念図。
【図6】 厚さに対するHSO濃度変化の依存性(90g/lのCuSO・5HO、2.4A/dm2の電流密度および2minの時間)。
【図7】 HSO濃度の関数としてのCu膜抵抗値の変化(90g/lのCuSO・5HO、2.4A/dm2の電流密度および2minの時間)。
【図8(a)】 HSO存在下または非存在下における銅膜形状のSEMイメージ。(a)CuSO・5HOのみ(90g/1)。
【図8(b)】 HSO存在下または非存在下における銅膜形状のSEMイメージ。(b)CuSO・5HO(90g/1)およびHSO(20m1/1)。
【図9】 膜デポジション速度の電流密度変化に対する依存性。(90g/1のCuSO・5HO、197g/1のHSOおよび2minの時間)。
【図10】 適用された電流の変数の関数としての膜抵抗値。(90g/1のCuSO・5HO、197g/1のHSOおよび2minの時間)。
【図11a】 異なる適用電流におけるCu膜の形状。
【図11b】 異なる適用電流におけるCu膜の形状。
【図12】 種々の適用電流におけるXRD測定。(90g/1のCuSO・5HO、197g/1のHSOおよび2minの時間)。
【図13(a)】 SIMSの結果は、1.2A/dm2の低電流密度において電気メッキされたCu膜中の中の酸素濃度を示す。
【図13(b)】 SIMSの結果は、3.2A/dm2の高電流密度において電気メッキされたCu膜中の中の酸素濃度を示す。
【図14】 電気メッキ前のパターン・ウエハのイメージを示した。
【図15】 Cu膜抵抗値対種々の濃度のHClとの関係(90g/1のCuSO・5HO、197g/1のHSO、2.4A/dmの電流密度および2minの時間)。
【図16(a)】 溝頂部の均一性は、(a)HC1添加がない場合、滑らかでない。
【図16(b)】 溝頂部の均一性は、(b)HC1添加がある場合、より滑らかである。
【図17】 添加剤を添加しない溝において、ボイドは明瞭に形成される。
【図18】 Cu膜抵抗値対種々の濃度の(NH)CSとの関係(90g/1のCuSO・5HO、197g/1のHSO、70ppmのHCI、、2.4A/dmの電流密度および2minの時間)。
【図19】 0.03g/1のチオウレア添加における、電気メッキされたCu膜のSEMイメージで、適用電流密度は2.4A/dm2である。
【図20】 0.054g/1のチオウレア添加における、電気メッキされたCu膜のSEMイメージで、適用電流密度は2.4A/dm2であった。
【図21】 Cu膜抵抗値対デポジション時間との関係(90g/1のCuSO・5HO、197g/1のHSO、70ppmのHCIおよび、1.2A/dmの電流密度。
【図22(a)】 チオウレア非存在下における、Cu膜のSIMS分析。
【図22(b)】 チオウレア0.0036g/l添加における、Cu膜のSIMS分析。
【図22(c)】 チオウレア0.018g/l添加における、Cu膜のSIMS分析。
【図23】 種々の分子量のPEGに対し、異なるデポジション時間における、Cu膜抵抗値の変化(90g/1のCuSO・5HO、197g/1のHSO、70ppmのHCIおよび1.2A/dmの電流密度)。
【図24(a)】 異なる量のチオウレア添加による、膜形状分析
PEG1000添加
【図24(b)】 異なる量のチオウレア添加による、膜形状分析
PEG10,000添加
【図25】 種々のPEG分子量におけるXRD測定。
【図26(a)】 チオウレアおよびPEG200添加における、Cu膜のSIMS分析。
【図26(b)】 チオウレアおよびPEG4000添加における、Cu膜のSIMS分析。
【図27】 添加剤非存在下において電気メッキされたCu膜のSEMイメージ。溝の大きさは0.25μm。
【図28】 0.06g/1の(NHOH)HSOにおいて電気メッキされたCu膜のSEMイメージ。溝の大きさは0.25μm。
【図29(a)】 0.3〜0.8μmの溝/バイア上における、銅電気メッキの低倍率拡大SEMイメージ。
【図29(b)】 0.3〜0.8μmの溝/バイア上における、銅電気メッキの低倍率拡大SEMイメージ。
【図30】 異なるデポジション時間における、異なる量の添加剤追加による、抵抗値の変化。
【図31】 0.06g/1の(NHOH)SO添加において電気メッキされたCu膜のAES分析。
【図32】 0.06g/1の(NHOH)SO添加において電気メッキされたCu膜のSIMS分析。

Claims (3)

  1. CuSO・5HO、HSO、HCl、ポリエチレングリコール(分子量>200)、硫酸ヒドロキシルアミン、塩化ヒドロキシルアミンおよび必要に応じてさらに添加剤を含む、銅のための電気メッキ溶液。
  2. Clイオンを50〜150ppmの範囲で、硫酸ヒドロキシルアミンを0.01〜5g/lの範囲で含む、請求項1に記載の溶液。
  3. Clイオンを55〜125ppmの範囲で含む、請求項1に記載の溶液。
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