JP4411844B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の印刷装置において、CD−R等の媒体の表面に印刷を行っていた(特許文献1参照)。
また、媒体のサイズ検知を行っていた(特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−127520
【特許文献2】
特開平3−292175
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術では、印刷されるべき印刷領域と印刷されるべきでない非印刷領域を持つ2つの媒体があって、それらの大きさが同じで、印刷領域が互いに異なる時には、両者を区別できない。そのため、非印刷領域に誤って印刷装置が印刷してしまう場合がある。そこで、本発明は、非印刷領域への印刷を防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための主たる発明は、
印刷されるべき印刷領域と印刷されるべきでない非印刷領域とを備えた円板形状の媒体に、印刷を行う印刷装置において、
印刷ヘッドが搭載され、移動可能なキャリッジと、
前記キャリッジに取り付けられた光学センサと、
前記印刷ヘッドの動作、前記キャリッジの移動および前記光学センサの検知を制御する回路と、を有し、
前記円板形状の媒体は、前記媒体の中心部に円孔を備え、前記非印刷領域を前記印刷領域よりも前記媒体の中心側に配置してなり、さらに、前記印刷領域の媒体の厚みを非印刷領域の媒体の厚みよりも大きくして、前記印刷領域と前記非印刷領域の断面構造が異なるように形成されており、
前記回路は、前記キャリッジを前記円孔の中心側から前記媒体の円周側に向かって移動させつつ前記光学センサからの信号を取得し、かつ、前記光学センサが受光した反射光の強さの変化から前記印刷領域を検知し、
前記光学センサによって検知された前記印刷領域が、前記円板形状の媒体上に印刷すべき領域を示す領域情報によって示される領域と同じ大きさか否かの判定を行い、同じ大きさでないと判定した時には前記媒体への印刷を中止する、印刷装置である。
【0006】
【発明の実施の形態】
===開示の概要===
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。
【0007】
印刷されるべき印刷領域と印刷されるべきでない非印刷領域を備えた媒体に、印刷を行う印刷制御装置において、前記媒体に備えられた前記印刷領域を検知する検知手段を設けたことを特徴とする印刷制御装置。
【0008】
かかる印刷制御装置によれば、印刷領域と非印刷領域を有する媒体への印刷時に、印刷領域を検知することで、非印刷領域への印刷を防止できる。
【0009】
かかる印刷制御装置において、前記媒体上に印刷すべき領域を示す領域情報を有し、前記検知手段によって検知された前記印刷領域が、前記領域情報によって示される領域と同じ大きさか否かの判定を行うこととしてもよい。
かかる印刷制御装置によれば、領域情報によって示される領域と、検知手段によって検知された印刷領域が同じ大きさかであるかどうかを判定することで、領域情報によって示される領域と、同じ大きさでない印刷領域をもつ媒体の非印刷領域への印刷を防止できる。
【0010】
かかる印刷制御装置において、前記領域情報は、同じ大きさの媒体についての、印刷すべき第1領域を示す第1領域情報と、前記第1領域より狭い第2領域を示す第2領域情報と、を備えていることとしてもよい。
かかる印刷制御装置によれば、領域情報が、同じ大きさの媒体について、印刷すべき第1領域を示す第1領域情報と、第1領域より狭い第2領域を示す第2領域情報を備えているから、これらの情報を用いて、第1領域又は第2領域と同じ大きさでない印刷領域をもつ媒体の非印刷領域への印刷を防止できる。
【0011】
かかる印刷制御装置において、前記第1領域と同じ大きさの印刷領域を備える第1媒体と、前記第2領域と同じ大きさの印刷領域を備える第2媒体と、をユーザーに選択させるための選択情報を表示する表示手段を設けたこととしてもよい。
かかる印刷制御装置によれば、第1領域と同じ大きさの印刷領域を備える第1媒体と、第2領域と同じ大きさの印刷領域を備える第2媒体と、をユーザーに選択させるための選択情報を表示させることで、ユーザーの印刷時の操作性が向上する。
【0012】
かかる印刷制御装置において、前記選択情報によりユーザーが前記第1媒体を選択した時は、前記検知手段によって検知された前記印刷領域が、前記第1領域と同じ大きさか否かを判定し、前記選択情報によりユーザーが前記第2媒体を選択した時は、前記検知手段によって検知された前記印刷領域が、前記第2領域と同じ大きさか否かを判定することとしてもよい。
かかる印刷制御装置によれば、前記選択情報によりユーザーが第1媒体を選択した時は、前記検知手段によって検知された印刷領域が、前記第1領域と同じ大きさか否かを判定し、前記選択情報によりユーザーが前記第2媒体を選択した時は、前記検知手段によって検知された前記印刷領域が、前記第2領域と同じ大きさか否かを判定することで、ユーザーが選択した媒体が備える印刷すべき領域と同じ大きさでない印刷領域を持つ媒体の非印刷領域への印刷を防止できる。
【0013】
かかる印刷制御装置において、前記選択情報によりユーザーが前記第1媒体を選択した時に、前記検知手段によって検知された前記印刷領域が、前記第1領域と同じ大きさでないと判定した時には、前記媒体への印刷を中止し、前記選択情報によりユーザーが前記第2媒体を選択した時に、前記検知手段によって検知された前記印刷領域が、前記第2領域と同じ大きさでないと判定した時には、前記媒体への印刷を中止することとしてもよい。
かかる印刷制御装置によれば、前記選択情報によりユーザーが前記第1媒体を選択した時に、前記検知手段によって検知された前記印刷領域が、前記第1領域と同じ大きさでないと判定した時には、前記媒体への印刷を中止し、前記選択情報によりユーザーが前記第2媒体を選択した時に、前記検知手段によって検知された前記印刷領域が、前記第2領域と同じ大きさでないと判定した時には、前記媒体への印刷を中止することで、ユーザーが選択した媒体が備える印刷すべき領域と同じ大きさでない印刷領域を持つ媒体の非印刷領域への印刷を確実に防止できる。
【0014】
かかる印刷制御装置において、前記選択情報によりユーザーが前記第1媒体を選択した時に、前記検知手段によって検知された前記印刷領域が、前記第1領域と同じ大きさでないと判定した時には、前記第1領域と、前記検知手段によって検知された前記印刷領域と、が同じ大きさでないことを報知し、前記選択情報によりユーザーが前記第2媒体を選択した時に、前記検知手段によって検知された前記印刷領域が、前記第2領域と同じ大きさでないと判定した時には、前記第2領域と、前記検知手段によって検知された前記印刷領域と、が同じ大きさでないことを報知する報知手段を設けたこととしてもよい。
かかる印刷制御装置によれば、前記選択情報によりユーザーが前記第1媒体を選択した時に、前記検知手段によって検知された前記印刷領域が、前記第1領域と同じ大きさでないと判定した時には、前記第1領域と、前記検知手段によって検知された前記印刷領域と、が同じ大きさでないことを報知し、前記選択情報によりユーザーが前記第2媒体を選択した時に、前記検知手段によって検知された前記印刷領域が、前記第2領域と同じ大きさでないと判定した時には、前記第2領域と、前記検知手段によって検知された前記印刷領域と、が同じ大きさでないことを報知するで、ユーザーが選択した媒体が備える印刷すべき領域と同じ大きさでない印刷領域を持つ媒体であることをユーザーに分からせることができる。
【0015】
かかる印刷制御装置において、前記選択情報によりユーザーが前記第1媒体を選択した時に、前記検知手段によって検知された前記印刷領域が、前記第1領域と同じ大きさでないと判定した時には、前記第1領域と、前記検知手段によって検知された前記印刷領域と、が同じ大きさでないことを報知し、かつ、前記媒体への印刷を中止し、前記選択情報によりユーザーが前記第2媒体を選択した時に、前記検知手段によって検知された前記印刷領域が、前記第2領域と同じ大きさでないと判定した時には、前記第2領域と、前記検知手段によって検知された前記印刷領域と、が同じ大きさでないことを報知し、かつ、前記媒体への印刷を中止することとしてもよい。
かかる印刷制御装置によれば、前記選択情報によりユーザーが前記第1媒体を選択した時に、前記検知手段によって検知された前記印刷領域が、前記第1領域と同じ大きさでないと判定した時には、前記第1領域と、前記検知手段によって検知された前記印刷領域と、が同じ大きさでないことを報知し、かつ、前記媒体への印刷を中止し、前記選択情報によりユーザーが前記第2媒体を選択した時に、前記検知手段によって検知された前記印刷領域が、前記第2領域と同じ大きさでないと判定した時には、前記第2領域と、前記検知手段によって検知された前記印刷領域と、が同じ大きさでないことを報知し、かつ、前記媒体への印刷を中止するで、ユーザーが選択した媒体が備える印刷すべき領域と同じ大きさでない印刷領域を持つ媒体の非印刷領域への印刷を確実に防止するとともに、ユーザーが選択した媒体が備える印刷すべき領域と同じ大きさでない印刷領域を持つ媒体であることをユーザーに分からせることができる。
【0016】
かかる印刷制御装置において、前記報知手段は、音により報知することとしてもよい。
かかる印刷制御装置によれば、報知手段が音で報知することで、ユーザーに確実に知らせることができる。
【0017】
かかる印刷制御装置において、前記検知手段は、光学式のセンサであることとしてもよい。
かかる印刷制御装置によれば、検知手段が光学式のセンサであることで、媒体の印刷領域を精度良く検知できる。
【0018】
かかる印刷制御装置において、前記光学式のセンサは、光を発する発光素子と、前記光を受ける受光素子と、を備えたこととしてもよい。
かかる印刷制御装置によれば、光学式のセンサは、光を発する発光素子と、前記光を受ける受光素子とを備えるので、媒体の印刷領域を精度良く検知できる。
また、センサを小さくでき、コストも安くできる。
【0019】
かかる印刷制御装置において、前記媒体の前記印刷領域と前記非印刷領域は、前記媒体の断面構造が異なることとしてもよい。
かかる印刷制御装置によれば、媒体の印刷領域と非印刷領域は断面構造が異なるので、印刷領域と非印刷領域をセンサが区別し易い。
【0020】
かかる印刷制御装置において、前記媒体の前記印刷領域と前記非印刷領域は、前記媒体の材料が異なることとしてもよい。
かかる印刷制御装置によれば、媒体の印刷領域と非印刷領域は材料が異なることで、印刷領域と非印刷領域をセンサが区別し易い。
【0021】
かかる印刷制御装置において、前記媒体の前記印刷領域と前記非印刷領域は、前記媒体の表面処理が異なることとしてもよい。
かかる印刷制御装置によれば、媒体の印刷領域と非印刷領域は表面処理が異なることで、印刷領域と非印刷領域をセンサが区別し易い。
【0022】
かかる印刷制御装置において、前記媒体は、円板形状であることとしてもよい。
かかる印刷制御装置によれば、円板形状の媒体でも、非印刷領域への印刷を防止できる。
【0023】
かかる印刷制御装置において、円板形状である前記媒体は、前記媒体の中心部に円孔を備え、前記検知手段は、前記円孔の中心側から前記媒体の円周側に向かって前記印刷領域を検知することとしてもよい。
かかる印刷制御装置によれば、媒体の中心部に備えられた円孔の中心側から、円周側に向かって印刷領域を検知するので、短時間で印刷領域を検知できる。
【0024】
かかる印刷制御装置において、前記非印刷領域は、前記印刷領域よりも前記媒体の中心側に位置することとしてもよい。
かかる印刷制御装置によれば、非印刷領域を印刷領域より媒体の中心側に位置させることで、印刷領域を広くすることができる。
【0025】
かかる印刷制御装置において、円板形状である前記媒体を、搬送するための媒体搬送用トレーを設けたこととしてもよい。
かかる印刷制御装置によれば、搬送用トレーによって搬送される円板形状の媒体に対して、非印刷領域への印刷を防止できる。
【0026】
また、印刷されるべき印刷領域と印刷されるべきでない非印刷領域を備えた媒体に、印刷を行う印刷制御装置において、前記媒体に備えられた前記印刷領域を検知する検知手段を設けたことを特徴とする印刷制御装置である。
かかる印刷制御装置によれば、印刷領域と非印刷領域を有する媒体への印刷の際に、非印刷領域を検知することで、非印刷領域への印刷を防止できる。
【0027】
また、印刷されるべき印刷領域と印刷されるべきでない非印刷領域を備えた媒体に、印刷を行う印刷方法において、印刷を実行する前に、前記媒体に備えられた前記印刷領域を検知することを特徴とする印刷方法である。
かかる印刷方法によれば、印刷領域と非印刷領域を有する媒体への印刷を実行する前に、印刷領域を検知することで、非印刷領域への印刷を防止できる。
【0028】
また、コンピュータ本体、前記コンピュータ本体と接続可能な印刷装置を有し、印刷されるべき印刷領域と印刷されるべきでない非印刷領域を備えた媒体に、印刷を行うコンピュータシステムにおいて、前記媒体に備えられた前記印刷領域を検知する検知手段を設けたことを特徴とするコンピュータシステムである。
かかるコンピュータシステムによれば、印刷領域と非印刷領域を有する媒体への印刷の際に、印刷領域を検知することで、非印刷領域への印刷を防止できる。
【0029】
===第1実施形態===
以下、本発明の第1実施形態について、「印刷制御装置の構成」、「インクジェットプリンタの概略」、「給紙機構の構成」、「キャリッジ周辺の構成」、「反射型光学センサの構成」、「媒体の構成」、「媒体の印刷領域の検知」、「選択情報」、「報知手段」、「印刷制御装置の動作」、「コンピュータシステムの構成」の順に説明する。
【0030】
===印刷制御装置の構成===
図1は、本実施の形態に係る印刷制御装置を含むコンピュータシステムの概略構成を示した図である。
コンピュータシステム1000は、コンピュータ本体1102と、表示装置1104と、印刷装置であるプリンタ1106と、入力装置1108と、読取装置1110とを備えている。コンピュータ本体1102は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置1104は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ1106は、本実施形態ではインクジェットプリンタが用いられているが、これに限られるものではない。入力装置1108は、本実施形態ではキーボード1108Aとマウス1108Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置1110は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置1110AとCD−ROMドライブ装置1110Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magnet Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
【0031】
なお、以上の説明においては、プリンタ1106が、コンピュータ本体1102、表示装置1104、入力装置1108、及び、読取装置1110と接続されてコンピュータシステムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、コンピュータシステムが、コンピュータ本体1102とプリンタ1106から構成されても良く、コンピュータシステムが表示装置1104、入力装置1108及び読取装置1110のいずれかを備えていなくても良い。
【0032】
図2は、コンピュータシステム1000内の印刷制御装置1050の構成を示す図である。
図2に示すように、印刷制御装置1050の内部には、コンピュータ本体1102から供給された信号を受信するバッファメモリ250と、印刷データを格納するイメージバッファ252と、プリンタ全体の動作を制御するシステムコントローラ254と、メインメモリ256と、EEPROM258とを備えている。システムコントローラ254には、さらに、キャリッジモータ41を駆動する主走査駆動回路261と、紙送りモータ43を駆動する副走査駆動回路262と、印刷ヘッドIH1〜IH4を駆動するヘッド駆動回路263と、アラーム16を制御する報知手段制御回路264と,光学センサ29を制御する検知手段制御回路265と、が接続されている。
【0033】
コンピュータ本体1102から転送された媒体に印刷する印刷データは、一旦、バッファメモリ250に蓄えられる。プリンタ内では、システムコントローラ254が、バッファメモリ250から印刷データの中から必要な情報を読み取り、これに基づいて、主走査駆動回路261、副走査駆動回路262、ヘッド駆動回路263、報知手段制御回路264,検知手段制御回路265に対して制御信号を送る。
【0034】
イメージバッファ252には、バッファメモリ250で受信された複数の色成分の印刷データが格納される。ヘッド駆動回路263は、システムコントローラ254からの制御信号に従って、イメージバッファ252から各色成分の印刷データを読出し、これに応じて印刷ヘッドIH1〜IH4に設けられた各色のノズルアレイを駆動する。
【0035】
図3は、本実施の形態に係る印刷制御装置を含む印刷システム2000の概略構成を示した図である。
印刷システム2000は、表示部2104、プリンタ部2106、入力部2108、読取部2110を備えている。表示部2104は、液晶パネルが用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ部2106は、本実施形態ではインクジェットプリンタが用いられているが、これに限られるものではない。入力部2108は、本実施形態ではボタン2108Aが用いられているが、これに限られるものではない。読取部2110は、本実施形態では記憶媒体であるメモリカード(図示していない)が挿入可能なスロット2110Aが用いられているが、これに限られるものではない。
また、図示していないが、表示装置としてのモニタが印刷システムに取り付け可能である。これにより、メモリカード内の印刷データを確認することができる。
また、図示していないが、MO(Magnet Optical)ディスクドライブ装置等の外部記憶装置が印刷システムに接続可能である。これにより、外部記憶装置に記憶されたデータを直接読み取って印刷することが可能となる。
【0036】
図4は、印刷システム2000内の印刷制御装置2050の構成を示す図である。
図4に示すように、印刷制御装置2050の内部には、入力部2108から供給された信号を受信し、読取部2110から印刷データを読取り、プリンタ全体の動作を制御するシステムコントローラ354と、メインメモリ356と、EEPROM358とを備えている。システムコントローラ354には、さらに、キャリッジモータ41を駆動する主走査駆動回路361と、紙送りモータ43を駆動する副走査駆動回路362と、印刷ヘッドIH1〜IH4を駆動するヘッド駆動回路363と、アラーム16を制御する報知手段制御回路364,光学センサ29を制御する検知手段制御回路365と、が接続されている。
【0037】
システムコントローラ354は、読取部2110から読取れた印刷データに基づいて、主走査駆動回路361、副走査駆動回路362、ヘッド駆動回路363、報知手段制御回路364,検知手段制御回路365に対して制御信号を送る。
【0038】
また、システムコントローラ354には、複数の色成分の印刷データが格納される。ヘッド駆動回路363は、システムコントローラ354からの制御信号に従って、システムコントローラ354から各色成分の印刷データを読出し、これに応じて印刷ヘッドIH1〜IH4に設けられた各色のノズルアレイを駆動する。
【0039】
===カラーインクジェットプリンタの概略===
次に、本実施形態のカラーインクジェットプリンタについて説明する。図5は、カラーインクジェットプリンタを示す斜視図である。
【0040】
このカラープリンタ10は、カラー画像の出力が可能なインクジェットプリンタであり、例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)、ブラック(K)の4色の色インクをカット紙などの被印刷体上に吐出してドットを形成することによって画像を形成するインクジェット方式のプリンタである。なお、色インクとして、上記4色に加えて、ライトシアン(薄いシアン、LC)、ライトマゼンタ(薄いマゼンタ、LM)、ダークイエロ(暗いイエロ、DY)を用いても良い。
【0041】
図5に示すように、カラープリンタ10は、背面側上方から供給された媒体を前面から排出する給紙構造を備えている。プリンタ本体10の前面には操作パネル11、排紙部12が備えられ、背面には給紙部13が備えられている。操作パネル11には、各種操作ボタン111、表示ランプ112が設けられている。排紙部12は、不使用時に排紙口を塞ぐ排紙トレー121が備えられている。
給紙部13には、図示していない媒体を保持する給紙トレー131が備えられている。
【0042】
===給紙機構の構成===
本実施形態のカラープリンタ10は、特に、ストレートパスと呼ばれるもう1つの給紙経路(図5には示していない)を有する構成のものである。これは、厚紙などの一定の厚さや硬さを有する媒体を手差しにより供給する給紙機構である。このストレートパス機構では、CD−Rなどの変則的な寸法、形状の媒体に対しても、媒体搬送用トレーに載置して供給することにより、印刷を行うことが可能である。図6は、これら2つの給紙機構について説明するための、プリンタ10の要部断面図である。
【0043】
カラープリンタ10には、媒体に印刷を行う手段として、摺動軸44に軸支され、摺動軸方向(主走査方向)に移動するキャリッジ40が設けられており、このキャリッジ40には、媒体にインクを吐出して印刷を行うヘッドIH1〜IH4が搭載されている。ヘッドIH1〜IH4と対向して、ヘッドIH1〜IH4のヘッド面と媒体とのギャップを規定するプラテン42が設けられている。そして、キャリッジ40を主走査方向に搬送し、媒体をキャリッジ40とプラテン42との間で副走査方向Yに間欠的に搬送しながら、ヘッドIH1〜IH4が媒体にインクを吐出することによって、媒体に印刷が行われる。
【0044】
給紙トレー131は、媒体を供給することが可能な構成であり、媒体を自動供給するためのASF(オート・シート・フィーダー)が設けられている。ASFは、給紙トレー131に設けられた給紙ローラ132、及び図示していない分離パッドを有する自動給紙機構である。給紙ローラ132は、略D形の横断面形状を有しており、ステッピング・モータ等の回転駆動力により回転制御される。そして、給紙ローラ132の回転駆動力と分離パッドの摩擦抵抗によって、複数の媒体が一度に給紙されることを防ぐ。
【0045】
そして、矢印Aで示した経路に沿ってASFにより自動給紙された媒体は、給紙ローラ132より副走査方向Yの下流側に配設された媒体搬送位置決め手段により、印刷実行領域に向けて、所定の紙送り量で間欠的に搬送される。
【0046】
媒体を副走査方向Yに間欠的に搬送し、位置決めする搬送位置決め手段として、搬送駆動ローラ61と搬送従動ローラ62が設けられている。搬送駆動ローラ61は、ステッピング・モータ等の紙送りモータにより回転制御され、媒体は搬送駆動ローラ61の回転により副走査方向Yに搬送される。搬送従動ローラ62は、複数の搬送従動ローラホルダ621に軸支されている。媒体が搬送駆動ローラ61の回転により搬送される際に、搬送従動ローラ62は、従動して回転する。
【0047】
また、給紙ローラ132と搬送駆動ローラ61との間には、紙検出器63が設けられている。紙検出器63は、立位姿勢への自己復帰習性が付与され、かつ記録紙搬送方向にのみ回動し得るよう媒体の搬送経路内に突出する状態で枢支されたレバー631を有する。このレバー631の先端が媒体に押されることにより、レバー631が回動し、それによって媒体が検出される構成である。紙検出器63は、給紙ローラ132より給紙された媒体の始端位置、及び終端位置を検出し、その検出位置に合わせて印刷領域が決定され、印刷が実行される。
【0048】
一方、印刷された媒体を排紙する手段として、排紙駆動ローラ64と排紙従動ローラ65が設けられている。排紙駆動ローラ64は、ステッピング・モータ等の回転駆動力により回転制御され、排紙駆動ローラ64の回転により、媒体は副走査方向Yに排紙される。排紙従動ローラ65は、周囲に複数の歯を有し、各歯の先端が媒体の記録面に点接触するように鋭角的に尖っている歯付きローラであり、それぞれ、媒体が排紙駆動ローラ64の回転により排紙される際に従動して回転する。
【0049】
さらに、プリンタ10には、上述したASFによる給紙経路(符号Aの矢印で示した経路)とは別に、例えばCD−R(Compact Disk Recordable)など、柔軟性の少ない被印刷体などを供給するための給紙路が設けられている。図中、この給紙路を符号Bの矢印で示している。そして、プリンタ10は、この矢印Bの給紙路から給紙された媒体に対しても、前記ASFから給紙された媒体と同様に印刷を実行することができる。
【0050】
さらに、プリンタ10は、図示していないが、搬送従動ローラレリース機構を備えている。媒体をセット位置にセットする際に、搬送従動ローラ62を搬送駆動ローラ61から離間させた状態(レリース状態)に保持し、媒体を給紙路に挿入して印刷セット位置にセットし、印刷セット位置への位置合わせ完了後に、そのレリース状態を解除し、搬送従動ローラ62が搬送駆動ローラ61によって付勢される状態に復帰する。
【0051】
===キャリッジ周辺の構成===
次にインクジェットプリンタ10内部のキャリッジ40及びその周辺の構成について説明する。図7は、そのキャリッジ40周辺の構成を示した斜視図である。
【0052】
図7に示すように、キャリッジ40は、駆動ベルト45によりプーリ46を介してキャリッジモータ41に接続され、摺動軸44に案内されてプラテン42に平行に移動するように駆動される。キャリッジ40の媒体に対向する面には、ブラックインクを吐出するノズル列及びカラーインクを吐出するノズル列を有するヘッドIH1〜IH4が設けられ、各ノズルはインクカートリッジINC1、INC2からインクの供給を受けて媒体にインク滴を吐出し、文字や画像を印刷する。
【0053】
また、キャリッジ40の非印字領域には、非印字時にヘッドIH1〜IH4のノズル開口を封止するためのキャッピング装置25と、図示しないポンプモータを有するポンプユニット26とが設けられている。キャリッジ40が印字領域から非印字領域に移動すると、図示しないレバーにキャリッジ40が当接して、キャッピング装置25が上方に移動し、ヘッドIH1〜IH4を封止する。
【0054】
ヘッドIH1〜IH4のノズル開口列に目詰まりが生じた場合や、インクカートリッジINC1、INC2の交換等を行ってヘッドIH1〜IH4から強制的にインクを吐出する場合は、ヘッドIH1〜IH4を封止した状態でポンプユニット26を作動させ、ポンプユニット26からの負圧により、ノズル開口列からインクを吸い出す。これにより、ノズル開口列の近傍に付着している塵埃や紙粉が洗浄され、さらにはヘッドIH1〜IH4内の気泡がインクとともにキャップ27に排出される。
【0055】
また、キャリッジには、反射型光学センサ29が取り付けられている。そして、キャリッジが移動することで、反射型光学センサ29が媒体の印刷領域を検知することが可能である。
【0056】
さらに、円板状の媒体の場合は、図に示すように、媒体搬送用トレー93の上に円板状の媒体83をセットして、円板状の媒体83への印刷を行っている。
【0057】
===反射型光学センサの構成===
次に、検知手段の一例として、反射型光学センサについて説明する。図8は、反射型光学センサ29を説明するための模式図である。
【0058】
反射型光学センサ29は、発光ダイオードから構成される発光手段の一例としての発光素子38と、例えばフォトトランジスタから構成される受光センサの一例としての受光素子39を有している。発光素子38から発した光、すなわち入射光は、媒体83や発せられた光の進行方向に媒体83がない場合にはプラテン26により反射され、その反射光は受光素子39で受光され、電気信号に変換される。そして、受光した反射光の強さに応じた受光センサの出力値として、電気信号の大きさが測定される。
【0059】
また、上記においては、受光した反射光の強さを得るために、反射光を電気信号に変換した後に電気信号の大きさを測定することとしたが、これに限定されるものではなく、受光した反射光の強さに応じた受光センサの出力値を測定することができればよい。
【0060】
===媒体の構成===
次に、媒体の一例として、円板形状の媒体について、図9、図10を参照して説明する。
図9Aは、印刷領域と非印刷領域を有する円板状の媒体であるP−CD−R(第1媒体)が印刷された状態を示す図である。図9Bは、P−CD−Rと大きさが同一で、印刷領域がP−CD−Rより小さいCD−R(第2媒体)が印刷された状態を示す図である。
図9Aと図9Bを比較すると、P−CD−Rの方が、CD−Rよりも媒体の中心側まで画像が印刷されている。このように、P−CD−Rの方が、CD−Rよりも広範囲に印刷できる。なお、P−CD−RとCD−Rの中心には同じ大きさの円孔85がある。
そして、本実施の形態では、このP−CD−RとCD−Rの印刷領域を検知する。
【0061】
図10Aは、印刷領域と非印刷領域の表面処理の違いを示している図である。印刷領域には表面処理1がなされているが、非印刷領域には表面処理がされていない。そして、例えば、表面処理1がされている印刷領域の部分は、発光素子38からの入射光を拡散させるが、表面処理がされていない非印刷領域の部分は、印刷領域の部分よりも、発光素子38からの入射光を拡散させない。そのため、入射光が印刷領域の部分で反射された場合、受光素子39の受光量は少ない。一方、入射光が非印刷領域の部分で反射された場合、受光素子39の受光量は大きい。この性質を使えば、印刷領域の検知が可能となる。ここで、表面処理とは、例えば、媒体の表面に反射防止の膜をつけたりすることを意味するが、これに限定されるものではない。また、この表面処理の中には、インク吸収層等も含まれてもよく、これにより印刷時にインクが吸収される構成をとっても良い。また、図10Aでは印刷領域にのみ表面処理されているが、非印刷領域にも表面処理がされても良い。例えば、印刷領域には表面処理1がされ、非印刷領域には表面処理1とは異なる表面処理2がされている場合等が該当する。
【0062】
なお、印刷領域と非印刷領域の違いは、以下の形態であってもよい。
図10Bは、印刷領域と非印刷領域の材料の違いを示している図である。ここで、材料Aと材料Bは、センサの発光素子38による入射光に対し、反射率に差がある材料である。例えば、材料Aが、普通紙等のように表面が粗い材料であり、材料Bが、光沢紙等のように平滑度が高い材料である。そして、この材料の反射率を用いて、印刷領域を検知することができる。
【0063】
図10Cは、印刷領域と非印刷領域の断面構造の違いを示している図である。図に示すように、印刷領域部分の媒体の厚みaは、非印刷領域部分の媒体の厚みbより大きくなっている。この場合、印刷領域部分における反射光の光路の軌跡と、非印刷領域の部分における反射光の光路の軌跡は異なる。印刷領域部分における反射光の受光を正規に行う位置に受光素子39があれば、非印刷領域部分における反射光の中には受光素子39に対して受光されないものが生じる。そのため、印刷領域と非印刷領域では、受光素子39の受光量に差が生じる。これにより、印刷領域を検知することが可能である。
【0064】
===媒体の印刷領域の検知===
次に、反射型光学センサの印刷領域の検知について説明する。
図11は、媒体の印刷領域をセンサが検知する様子を示す図である。
図12は、媒体の円孔の中心側から媒体の円周側に向かって、媒体の印刷領域をセンサが検知する様子を示す図である。
【0065】
図11に示すように、キャリッジ40に備え付けられているセンサ29が、主走査方向に移動する。そして、前述した通り、センサの発光素子38による入射光が、媒体によって反射された反射光を受光素子39で受光することで、印刷領域を検知することになる。この際に、円板形状の媒体の場合は、センサは媒体の中心部を通るように移動すると良い。印刷領域が円で囲まれているので、印刷領域の範囲の誤検知を防ぐことが可能となるからである。
【0066】
図12に示すように、円板形状の媒体の中心部に円孔85がある場合、キャリッジ40に備え付けられているセンサ29が、図に示す主走査方向上を、媒体の中心側から媒体の円周側に向かって移動する。こうすれば、センサの移動距離を、図11に示すセンサの移動距離の約半分に抑えることができる。これにより、検知時間の短縮化が図れる。
【0067】
なお、従来、円板形状の媒体の場合は、印刷する前に媒体の位置決めをする位置決めセンサ等が用いられている。そこで、反射型光学センサと位置決めセンサを共用化しても良い。そうすれば、装置の小型化に寄与できる。また、位置決めの際に、媒体の中心部も同時に検知しておけば、反射型光学センサの検知開始も瞬時に可能となる。これにより、さらなる検知時間の短縮化が図れる。
【0068】
===選択情報===
次に、媒体をユーザーに選択させるための選択情報について説明する。図14は、印刷制御装置に接続された表示装置1104の画面に表示されたプリンタドライバのユーザーインターフェースを示す説明図である。ユーザーは、入力装置1108を用いて、プリンタドライバの各種の設定を行うことができる。
【0069】
ユーザーは、この画面上から、選択情報を用いて媒体を選択することができる。例えば、ユーザーは、第1媒体を示す「P−CD−R」という表示(情報)又は第2媒体を示す「CD−R」という表示(情報)を選択することができる。
なお、印刷制御装置は、ユーザーが選択可能な各媒体に対応した領域情報を有している。ここで、領域情報とは、媒体上に印刷すべき領域を示すものである。例えば、第1媒体に対しては、第1領域情報を有し、第2媒体に対しては、第2領域情報を有している。ユーザーが第1媒体を選択した時は、第1媒体の示す印刷領域と同じ大きさの第1領域を示す第1領域情報を、領域情報と認識する。ユーザーが第2媒体を選択した時は、第2媒体の示す印刷領域と同じ大きさの第2領域を示す第2領域情報を、領域情報と認識する。これにより、センサで検知した印刷領域と、領域情報の示す領域である、第1領域もしくは第2領域とが同じ大きさかどうかの判定が可能となる。
【0070】
===報知手段===
次に、ユーザーが選択した媒体に対応した領域情報の示す領域と、反射型光学センサ29によって検知された印刷領域が同じ大きさでないことをユーザーに報知する報知手段について、図15を用いて説明する。
【0071】
図15Aは、報知手段が、音による報知である例を示している。
印刷装置10につけられたアラーム16により、ユーザーに報知する。これにより、聴覚的に、ユーザーに分からせることが可能となる。
図15Bは、報知手段が、文字による報知である例を示している。
表示装置1104の画面上に文字による報知を行い、ユーザーに正しい媒体のセットを促す。これにより、視覚的に、ユーザーに分からせることが可能となる。
なお、上記では、アラームと文字による報知を別々に説明したが、当然2つの報知手段が一連の流れで行われても良い。こうすれば、より確実に、ユーザーに分からせることが可能となる。
【0072】
===印刷制御装置の動作===
次に、図16を参照して、本実施の形態に係る印刷制御装置の動作について説明する。図16は、媒体の印刷領域を検知して、媒体へ印刷するまでの制御の流れを説明するフローチャートある。
【0073】
印刷制御装置1050は、まず、表示装置1104の画面に、各種の媒体、特に、第1媒体を示すP−CD−Rと第2媒体を示すCD−Rとを、ユーザーに選択させるための選択情報を表示させる(ステップs100)。これにより、ユーザーが「P−CD−R」という表示(情報)もしくは「CD−R」という表示(情報)を選択することが可能となる。
【0074】
印刷制御装置1050は、次に、選択情報を認識するために、ユーザーが「P−CD−R」という表示(情報)と「CD−R」という表示(情報)のいずれを選択するかを待つ(ステップs102)。
そして、ユーザーが「P−CD−R」という表示(情報)を選択すれば、第1領域情報を領域情報と認識し、ユーザーが「CD−R」という表示(情報)を選択すれば、第2領域情報を領域情報と認識する。
【0075】
<ユーザーが第1媒体を選択した場合>
印刷制御装置1050は、次に、ユーザーが第1媒体を示す「P−CD−R」という表示(情報)を選択した場合、第1領域を示す第1領域情報を領域情報として認識する(ステップs110)。これにより、前記第1領域は、後述の判定の基準となる。
【0076】
印刷制御装置1050は、次に、光学式センサにより、媒体の印刷領域を検知する(ステップs112)。検知方法については、前述した通りである。これにより、検知された印刷領域と前記第1領域が同じ大きさかどうかの判定が可能である。
【0077】
印刷制御装置1050は、次に、光学式センサにより検知された印刷領域と、前記第1領域が同じ大きさかどうかの判定をする(ステップs114)。この判定の結果、媒体へ印刷をするか又は中止するかを決める。
【0078】
印刷制御装置1050は、次に、光学式センサにより検知された印刷領域と、前記第1領域が同じ大きさでない場合、媒体への印刷を中止する(ステップs116)。これにより、非印刷領域への印刷を防止できる。
【0079】
印刷制御装置1050は、次に、光学式センサにより検知された印刷領域と、第1領域が同じ大きさでないことをユーザーに報知する(ステップs118)。これにより、ユーザーは、光学式センサにより検知された印刷領域と、第1領域が同じ大きさでないことを確実に分かることができる。
なお、上記のステップs116とステップs118は、順番が入れ替わる構成でもよい。また、ステップs116とステップs118のいずれか一方のみが、実施される構成でもよい。
【0080】
印刷制御装置1050は、ユーザーが媒体の交換をした時に、再度、光学式センサにより、媒体の印刷領域を検知する(ステップs112)。そして、印刷制御装置1050は、光学式センサにより検知された印刷領域と、前記第1領域が同じ大きさかどうかの判定を再び行う(ステップs114)。そして、光学式センサにより検知された印刷領域と、前記第1領域が同じ大きさでない場合は、再度、ステップs116またはステップs118を行う。つまり、光学式センサにより検知された印刷領域と、前記第1領域が同じ大きさになるまで、ステップs112からステップs118までを繰り返し行うことになる。
【0081】
一方、印刷制御装置1050は、光学式センサにより検知された印刷領域と、第1領域が同じ大きさの場合、キャリッジモータ41、紙送りモータ43、印刷ヘッドIH1〜4の駆動制御を行うことで、媒体への印刷を実施する(ステップs104)。これにより、一連の制御を終了する。
【0082】
<ユーザーが第2媒体を選択した場合>
印刷制御装置1050は、次に、ユーザーが第2媒体を示す「CD−R」という表示(情報)を選択した場合、第2領域を示す第2領域情報を領域情報として認識する(ステップs130)。これにより、前記第2領域は、後述の判定の基準となる。
【0083】
印刷制御装置1050は、次に、光学式センサにより、媒体の印刷領域を検知する(ステップs132)。検知方法については、前述した通りである。これにより、検知された印刷領域と前記第2領域が同じ大きさかどうかの判定が可能となる。
【0084】
印刷制御装置1050は、次に、光学式センサにより検知された印刷領域と、前記第2領域が同じ大きさかどうかの判定をする(ステップs134)。この判定の結果、媒体へ印刷をするか又は中止するかを決める。
【0085】
印刷制御装置1050は、次に、光学式センサにより検知された印刷領域と、前記第2領域が同じ大きさでない場合、媒体への印刷を中止する(ステップs136)。これにより、非印刷領域への印刷を防止できる。
【0086】
印刷制御装置1050は、次に、光学式センサにより検知された印刷領域と、前記第2領域が同じ大きさでないことをユーザーに報知する(ステップs138)。これにより、ユーザーは、光学式センサにより検知された印刷領域と、前記第2領域が同じ大きさでないことを確実に分かることができる。
なお、上記のステップs136とステップs138は、順番が入れ替わる構成でもよい。また、ステップs136とステップs138のいずれか一方のみが、実施される構成でもよい。
【0087】
印刷制御装置1050は、ユーザーが媒体の交換をした時に、再度、光学式センサにより、媒体の印刷領域を検知する(ステップs132)。そして、印刷制御装置1050は、光学式センサにより検知された印刷領域と、前記第2領域が同じ大きさかどうかの判定を再び行う(ステップs134)。そして、光学式センサにより検知された印刷領域と、前記第2領域が同じ大きさでない場合は、再度、ステップs136またはステップs138を行う。つまり、光学式センサにより検知された印刷領域と、前記第2領域が同じ大きさになるまで、ステップs132からステップs138までを繰り返し行うことになる。
【0088】
一方、印刷制御装置1050は、光学式センサにより検知された印刷領域と、第2領域が同じ大きさの場合、キャリッジモータ41、紙送りモータ43、印刷ヘッドIH1〜4の駆動制御を行うことで、媒体への印刷を実施する(ステップs104)。これにより、一連の制御を終了する。
【0089】
なお、前述では、画像データの説明を省いているが、印刷制御装置の画像データの認識は、媒体への印刷の前までに行われればよく、必ずしも上記の一連の制御の中で行われる必要も無い。
また、前記第1領域もしくは前記第2領域に合わせて、画像データが加工されても良い。例えば、画像データの示す領域と前記第1領域もしくは前記第2領域が同じ大きさでない場合は、画像データの一部を削除したりしても良い。
【0090】
上記の印刷制御装置の一連の動作により、印刷されるべき印刷領域と印刷されるべきでない非印刷領域を持ち、大きさが同じで、印刷領域の大きさが異なる、P−CD−RとCD−Rにおいて、非印刷領域への印刷を防止することができる。
【0091】
===コンピュータシステムの構成===
次に、本発明に係る実施形態の一例であるコンピュータシステムについて説明する。なお、コンピュータシステムの外観構成については、前述した通りである。
【0092】
図18は、図1に示したコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。コンピュータ本体1102が収納された筐体内に、RAM等の内部メモリ1202と、ハードディスクドライブユニット1204等の外部メモリがさらに設けられている。
上述したプリンタの動作を制御するコンピュータプログラムは、例えばインターネット等の通信回線を経由して、プリンタ1106に接続されたコンピュータ1000等にダウンロードさせることができるほか、コンピュータによる読み取り可能な記録媒体に記録して配布等することもできる。記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスクFD、CD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスクMO、ハードディスク、メモリ等の各種記録媒体を用いることができる。なお、このような記憶媒体に記憶された情報は、各種の読取装置1110によって、読み取り可能である。
このようにして実現されたコンピュータシステムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
【0093】
===第2実施形態===
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第1実施形態は媒体の印刷領域を検知することに特徴があるのに対して、第2実施形態は媒体の非印刷領域を検知することに特徴がある。
そこで、以下では、上記の違いによって第1実施形態と構成が異なる、「媒体の非印刷領域の検知」、「選択情報」、「報知手段」、「印刷制御装置の動作」について説明する。
【0094】
===媒体の非印刷領域の検知===
まず、反射型光学センサの非印刷領域の検知について説明する。
図13は、媒体の非印刷領域の検知を説明するための模式図である。
【0095】
図13に示すように、キャリッジ40に備え付けられているセンサ29が、主走査方向に移動する。そして、前述した通り、センサの発光素子38による入射光が、媒体によって反射された反射光を受光素子39で受光することで、非印刷領域を検知することになる。これだと、印刷領域を検知する時よりも短時間で検知が可能となる。
また、円板形状の媒体の場合は、センサは媒体の中心部を通るように移動すると良い。非印刷領域が円で囲まれているので、非印刷領域の範囲の誤検知を防ぐことが可能となるからである。
【0096】
なお、図示しないが、非印刷領域の検知の際にも、円板形状の媒体の中心部に円孔がある場合、キャリッジに備え付けられているセンサ29が、主走査方向上で、媒体の中心側から媒体の円周側に向かって移動して、媒体の非印刷領域を検知する構成をとってもよい。センサの移動距離を、図13に示すセンサの移動距離の約半分に抑えることができる。これにより、検知時間の短縮化が図れる。
【0097】
===選択情報===
次に、媒体をユーザーに選択させるための選択情報について説明する。図14は、印刷制御装置に接続された表示装置1104の画面に表示されたプリンタドライバのユーザーインターフェースを示す説明図である。ユーザーは、入力装置1108を用いて、プリンタドライバの各種の設定を行うことができる。
【0098】
ユーザーは、この画面上から、選択情報を用いて媒体を選択することができる。例えば、ユーザーは、第1媒体を示す「P−CD−R」という表示(情報)又は第2媒体を示す「CD−R」という表示(情報)を選択することができる。
なお、印刷制御装置は、ユーザーが選択可能な各媒体に対応した領域情報を有している。ここで、領域情報とは、媒体上に印刷されるべきでない領域を示すものである。例えば、第1媒体に対しては、第3領域情報を有し、第2媒体に対しては、第4領域情報を有している。ユーザーが第1媒体を選択した時は、第1媒体の示す非印刷領域と同じ大きさの第3領域を示す第3領域情報を、領域情報と認識する。ユーザーが第2媒体を選択した時は、第2媒体の示す非印刷領域と同じ大きさの第4領域を示す第4領域情報を、領域情報と認識する。これにより、センサで検知した非印刷領域と、領域情報の示す領域である、第3領域もしくは第4領域とが同じ大きさかどうかの判定が可能となる。
【0099】
===報知手段===
次に、ユーザーが選択した媒体に対応した領域情報の示す領域と、反射型光学センサ29によって検知された非印刷領域が同じ大きさでないことをユーザーに報知する報知手段について、図15を用いて説明する。
【0100】
図15Aは、報知手段が、音による報知である例を示している。
印刷装置10につけられたアラーム16により、ユーザーに報知する。これにより、聴覚的に、ユーザーに分からせることが可能となる。
図15Bは、報知手段が、文字による報知である例を示している。
表示装置1104の画面上に文字による報知を行い、ユーザーに正しい媒体のセットを促す。これにより、視覚的に、ユーザーに分からせることが可能となる。
なお、上記では、アラームと文字による報知を別々に説明したが、当然2つの報知手段が一連の流れで行われても良い。こうすれば、より確実に、ユーザーに分からせることが可能となる。
【0101】
===印刷制御装置の動作===
次に、図17を参照して、本実施の形態に係る印刷制御装置の動作について説明する。図17は、印刷制御装置1050が、媒体の非印刷領域を検知して、媒体へ印刷するまでの制御の流れを説明するフローチャートある。
【0102】
印刷制御装置1050は、まず、表示装置1104の画面に、第1媒体を示すP−CD−Rと第2媒体を示すCD−Rを、ユーザーに選択させるための選択情報を表示させる(ステップs100)。これにより、ユーザーが「P−CD−R」という表示(情報)もしくは「CD−R」という表示(情報)を選択することが可能となる。
【0103】
印刷制御装置1050は、次に、選択情報を認識するために、ユーザーが「P−CD−R」という表示(情報)と「CD−R」という表示(情報)のいずれを選択するかを待つ(ステップs202)。
そして、ユーザーが「P−CD−R」という表示(情報)を選択すれば、第3領域情報を領域情報と認識し、ユーザーが「CD−R」という表示(情報)を選択すれば、第4領域情報を領域情報と認識する。
【0104】
<ユーザーが第1媒体を選択した場合>
印刷制御装置1050は、次に、ユーザーが第1媒体である「P−CD−R」という表示(情報)を選択した場合、第3領域を示す第3領域情報を領域情報として認識する(ステップs210)。これにより、第3領域は、後述の判定の基準となる。
【0105】
印刷制御装置1050は、次に、光学式センサにより、媒体の非印刷領域を検知する(ステップs212)。検知方法については、前述した通りである。非印刷領域を検知することで、非印刷領域と前記第3領域が同じ大きさかどうかの判定が可能となる。
【0106】
印刷制御装置1050は、次に、光学式センサにより検知された非印刷領域と、第3領域が同じ大きさかどうかの判定をする(ステップs214)。この判定の結果、媒体へ印刷をするか又は中止するかを決める。
【0107】
印刷制御装置1050は、次に、光学式センサにより検知された非印刷領域と、第3領域が同じ大きさでない場合、媒体への印刷を中止する(ステップs216)。これにより、非印刷領域への印刷を防止することができる。
【0108】
印刷制御装置1050は、次に、光学式センサにより検知された非印刷領域と、第3領域が同じ大きさでないことをユーザーに報知する(ステップs218)。これにより、ユーザーは、光学式センサにより検知された非印刷領域と、第3領域が同じ大きさでないことを確実に分かることができる。
なお、上記のステップs216とステップs218は、順番が入れ替わる構成でもよい。また、ステップs216とステップs218のいずれか一方のみが、実施される構成でもよい。
【0109】
印刷制御装置1050は、ユーザーが媒体の交換をした時に、再度、光学式センサにより、媒体の非印刷領域を検知する(ステップs212)。そして、印刷制御装置1050は、光学式センサにより検知された非印刷領域と、第3領域が同じ大きさかどうかの判定を再び行う(ステップs214)。そして、光学式センサにより検知された非印刷領域と、第3領域が同じ大きさでない場合は、再度、ステップs216またはステップs218を行う。つまり、光学式センサにより検知された非印刷領域と、第3領域が同じ大きさになるまで、ステップs212からステップs218までを繰り返し行うことになる。
【0110】
一方、印刷制御装置1050は、光学式センサにより検知された非印刷領域と、第3領域が同じ大きさの場合、キャリッジモータ41、紙送りモータ43、印刷ヘッドIH1〜4の駆動制御を行うことで、媒体への印刷を実施する(ステップs204)。これにより、一連の制御を終了する。
【0111】
<ユーザーが第2媒体を選択した場合>
印刷制御装置1050は、次に、ユーザーが第2媒体である「CD−R」という表示(情報)を選択した場合、第4領域を示す第4領域情報を領域情報として認識する(ステップs210)。これにより、第4領域は、後述の判定の基準となる。
【0112】
印刷制御装置1050は、次に、光学式センサにより、媒体の非印刷領域を検知する(ステップs212)。検知方法については、前述した通りである。非印刷領域を検知することで、非印刷領域と前記第4領域が同じ大きさかどうかの判定が可能となる。
【0113】
印刷制御装置1050は、次に、光学式センサにより検知された非印刷領域と、第4領域が同じ大きさかどうかの判定をする(ステップs234)。この判定の結果により、媒体へ印刷をするか又は中止するかを決めることになる。
【0114】
印刷制御装置1050は、次に、光学式センサにより検知された非印刷領域と、前記第4領域が同じ大きさでない場合、媒体への印刷を中止する(ステップs236)。これにより、非印刷領域への印刷を防止することができる。
【0115】
印刷制御装置1050は、次に、光学式センサにより検知された非印刷領域と、前記第4領域が同じ大きさでないことをユーザーに報知する(ステップs238)。これにより、ユーザーは、光学式センサにより検知された非印刷領域と、前記第4領域が同じ大きさでないことを確実に分かることができる。
なお、上記のステップs236とステップs238は、順番が入れ替わる構成でもよい。また、ステップs236とステップs238のいずれか一方のみが、実施される構成でもよい。
【0116】
印刷制御装置1050は、ユーザーが媒体の交換をした時に、再度、光学式センサにより、媒体の非印刷領域を検知する(ステップs232)。そして、印刷制御装置1050は、光学式センサにより検知された非印刷領域と、前記第4領域が同じ大きさかどうかの判定を再び行う(ステップs234)。そして、光学式センサにより検知された非印刷領域と、前記第4領域が同じ大きさでない場合は、再度、ステップs236またはステップs238を行う。つまり、光学式センサにより検知された非印刷領域と、前記第4領域が同じ大きさになるまで、ステップs232からステップs238までを繰り返し行うことになる。
【0117】
一方、印刷制御装置1050は、光学式センサにより検知された非印刷領域と、第4領域が同じ大きさの場合、キャリッジモータ41、紙送りモータ43、印刷ヘッドIH1〜4の駆動制御を行うことで、媒体への印刷を実施する(ステップs204)。これにより、一連の制御を終了する。
【0118】
上記の印刷制御装置の一連の動作により、印刷されるべき印刷領域と印刷されるべきでない非印刷領域を持ち、大きさが同じで、印刷領域の大きさが異なる、P−CD−RとCD−Rにおいて、非印刷領域への印刷を防止することができる。
【0119】
===その他の実施形態===
以上、いくつかの実施の形態に基づき本発明に係る印刷装置等を説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
【0120】
<検知手段について>
前述の実施形態では、媒体の印刷領域・非印刷領域の検知手段として反射型光学センサを用いたが、媒体の印刷領域と非印刷領域を区別できるものであれば、これに限られることなく、例えば、透過型光学センサ、機械式センサを使用してもよい。
【0121】
<媒体について>
前述の実施形態では、円板形状の媒体を用いたが、もちろんシート状の印刷用紙等が含まれるのは言うまでもない。また、表裏の両面の内、一方の面がデータ等を記憶し、もう一方の面に印刷する媒体も含まれる。例えば、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Videodisk)等が該当する。
【0122】
<選択情報について>
前述の実施形態では、選択情報として、「CD−R」、「P−CD−R」の文字を用いたが、これに限られることなく、2つの媒体を識別できるのであれば、図形、記号等が含まれてもよい。
【0123】
<報知手段について>
前述の実施形態では、アラームや文字による報知を用いたが、これに限られることなく、ユーザーに分からせることができれば、他の方法であってもよい。
【0124】
<印刷装置について>
上記各実施の形態では、印刷装置としてインクジェットプリンタを用いたが、媒体に印刷処理できる印刷装置であれば、これに限られることなく、例えば、モノクロプリンタ、レーザプリンタ、ファクシミリ等に適用しても良い。
【0125】
【発明の効果】
本発明によれば、印刷されるべき印刷領域と印刷されるべきでない非印刷領域を持つ2つの媒体が、大きさが同じで、印刷領域が異なる時に、非印刷領域への印刷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に係る印刷制御装置を含むコンピュータシステムの外観構成を示した図
【図2】 コンピュータシステムの中の印刷制御装置の構成を示すブロック図
【図3】 本実施の形態に係る印刷制御装置を含む印刷システムの外観構成を示した図である。
【図4】 印刷システムの中の、印刷制御装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 印刷装置であるインクジェットプリンタの外観を示した斜視図である。
【図6】 インクジェットプリンタの要部断面図である。
【図7】 インクジェットプリンタのキャリッジ周辺の構成を示した斜視図である。
【図8】 反射型光学センサを説明するための模式図である。
【図9】 図9Aは、印刷領域と非印刷領域を有する円板状の媒体であるP−CD−Rが印刷された状態を示す図である。図9Bは、P−CD−Rと大きさが同一で、印刷領域がP−CD−Rより小さいCD−Rが印刷された状態を示す図である。
【図10】 図10Aは、印刷領域と非印刷領域の表面処理の違いを示している図である。図10Bは、印刷領域と非印刷領域の材料の違いを示している図である。図10Cは、印刷領域と非印刷領域の断面構造の違いを示している図である。
【図11】 媒体の印刷領域をセンサが検知する様子を示す図である。
【図12】 媒体の円孔の中心側から媒体の円周側に向かって、媒体の印刷領域をセンサが検知する様子を示す図である。
【図13】 媒体の非印刷領域をセンサが検知する様子を示す図である。
【図14】 プリントドライバのユーザーインターフェースの説明図
【図15】 図15Aは、報知手段が音による報知である例を示す図である。図15Bは、報知手段が文字による報知である例を示す図である。
【図16】 媒体の印刷領域を検知して、媒体へ印刷するまでを説明するフローチャート
【図17】 媒体の非印刷領域を検知して、媒体へ印刷するまでを説明するフローチャート
【図18】 コンピュータシステムの構成を示すブロック図
【符号の説明】
10 プリンタ本体 11 操作パネル
111 操作ボタン 112 表示ランプ
12 排紙部 121 排紙トレー
13 給紙部 131 給紙ホルダ
132 給紙ローラ 16 アラーム
25 キャッピング装置 26 ポンプユニット
27 キャップ 29 反射型光学センサ
38 発光素子 39 受光素子
40 キャリッジ 41 キャリッジモータ
42 プラテン 43 紙送りモータ
44 摺動軸 45 駆動ベルト
46 プーリ 61 搬送駆動ローラ
62 搬送従動ローラ 621 搬送従動ローラホルダ
63 紙検出器 631 レバー
64 排紙駆動ローラ 65 排紙従動ローラ
82 媒体 83 円板状媒体
85 円孔 93 媒体搬送用トレー
154 CPU 156 RAM
158 ROM 250 バッファメモリ
252 イメージメモリ 254 システムコントローラ
256 メインメモリ 258 EEPROM
261 主走査駆動回路 262 副走査駆動回路
263 ヘッド駆動回路 264 報知手段制御回路
265 検知手段制御回路 350 バッファメモリ
352 イメージメモリ 354 システムコントローラ
356 メインメモリ 358 EEPROM
361 主走査駆動回路 362 副走査駆動回路
363 ヘッド駆動回路 364 報知手段制御回路
365 検知手段制御回路 1000 コンピュータシステム
1050 印刷制御装置 1102 コンピュータ本体
1104 表示装置 1106 プリンタ
1108 入力装置 1108A キーボード
1108B マウス 1110 読取装置
1110A フレキシブルディスクドライブ装置
1110B CD−ROMドライブ装置
2000 印刷システム 2050 印刷制御装置
2104 表示部 2106 プリント部
2108 入力部 2108A ボタン
2110 読取部 2110A スロット
INC1、INC2 インクカートリッジ
IH1、IH2、IH3、IH4 印字ヘッド

Claims (6)

  1. 印刷されるべき印刷領域と印刷されるべきでない非印刷領域とを備えた円板形状の媒体に、印刷を行う印刷装置において、
    印刷ヘッドが搭載され、移動可能なキャリッジと、
    前記キャリッジに取り付けられた光学センサと、
    前記印刷ヘッドの動作、前記キャリッジの移動および前記光学センサの検知を制御する回路と、を有し、
    前記円板形状の媒体は、前記媒体の中心部に円孔を備え、前記非印刷領域を前記印刷領域よりも前記媒体の中心側に配置してなり、さらに、前記印刷領域の媒体の厚みを非印刷領域の媒体の厚みよりも大きくして、前記印刷領域と前記非印刷領域の断面構造が異なるように形成されており、
    前記回路は、前記キャリッジを前記円孔の中心側から前記媒体の円周側に向かって移動させつつ前記光学センサからの信号を取得し、かつ、前記光学センサが受光した反射光の強さの変化から前記印刷領域を検知し、
    前記光学センサによって検知された前記印刷領域が、前記円板形状の媒体上に印刷すべき領域を示す領域情報によって示される領域と同じ大きさか否かの判定を行い、同じ大きさでないと判定した時には前記媒体への印刷を中止する、印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置において、
    前記領域情報は、同じ大きさの媒体についての、印刷すべき第1領域を示す第1領域情報と、前記第1領域より狭い第2領域を示す第2領域情報と、を備えていることを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項2に記載の印刷装置において、
    前記第1領域と同じ大きさの印刷領域を備える第1媒体と、前記第2領域と同じ大きさの印刷領域を備える第2媒体と、をユーザーに選択させるための選択情報を表示する表示手段を設けたことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の印刷装置において、
    円板形状である前記媒体を、搬送するための媒体搬送用トレーを設けたことを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の印刷装置において、
    前記回路は、前記光学センサを介して、前記媒体の位置決めを行うことを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項5に記載の印刷装置において、
    前記回路は、前記光学センサを介して、前記媒体の中心部を検知することを特徴とする印刷装置。
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