JP2002258548A - 合成樹脂板用画像形成装置 - Google Patents

合成樹脂板用画像形成装置

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JP2002258548A
JP2002258548A JP2001053899A JP2001053899A JP2002258548A JP 2002258548 A JP2002258548 A JP 2002258548A JP 2001053899 A JP2001053899 A JP 2001053899A JP 2001053899 A JP2001053899 A JP 2001053899A JP 2002258548 A JP2002258548 A JP 2002258548A
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Japan
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synthetic resin
resin plate
image forming
forming apparatus
image
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JP2001053899A
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English (en)
Inventor
Takamitsu Abe
孝光 阿部
Hiroshi Machida
廣 町田
Masamune Koyanagi
正宗 小柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成樹脂板の形状等の違いに応じて自動的に
画像形成条件を切り替えることによって、オペレータが
画像形成条件を手動で切替える場合に比べ、生産効率の
向上、生産コストの低減、及び、歩留まりの向上を図る
ことができる合成樹脂板用画像形成装置を提供する。 【解決手段】 保持テーブル210に保持された光ディ
スクの厚みを検出する厚み検出手段としての光学センサ
71,72と、光ディスクの画像形成面の形状を検出す
る面形状検出手段としてのリミットスイッチLS2,L
S3とを設けた。そして、光学センサ71,72の検出
結果、もしくは、リミットスイッチLS2,LS3の検
出結果のうち少なくとも一方の検出結果に基づいて、作
像条件もしくは定着条件のうち少なくともいずれか一方
の条件を自動的に切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク等の合
成樹脂板上に画像を形成するプリンタ等の合成樹脂板用
画像形成装置に係り、詳しくは、搬送手段による合成樹
脂板の搬送中に、顕像化物質で合成樹脂板表面に画像を
作像し、その顕像化物質を合成樹脂板表面に定着させる
合成樹脂板用画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、この種の画像形成装置としては、
CD、CD−R、CD−RW、シングルCD、LD、D
VD等の光ディスクなどの合成樹脂板の情報記録担体の
一方の面、例えば、光ディスクの保護層面上に画像を形
成する画像形成装置が種々提案されている。その画像形
成方式としては、主に、オフセット印刷やスクリーン印
刷が採用されている。しかし、オフセット印刷やスクリ
ーン印刷を用いた画像形成装置では、画像に応じた版を
予め用意しなければならないために、その版を製造する
製版工程が必要となる。このため、多種類の画像を形成
する場合には、その作業効率が悪化し、少量の画像を形
成する場合には、コスト高になるという不具合があっ
た。
【0003】このような不具合を解決するものとして、
特開平11−167312号公報では、複写機等と同様
の電子写真方式を用いた画像形成装置が提案されてい
る。このような画像形成装置では、一般に、像担持体上
に形成した顕像化物質であるトナーの像を、画像形成対
象の表面に転写して作像する作像工程と、このトナー像
をその画像形成対象に定着させる定着工程とを有する。
そして、例えば、光ディスクの保護層面上に画像を形成
する場合、画像が形成される面(以下、「画像形成面」
という。)が保護層面となるように、光ディスクを保持
テーブル上に装着した状態で、その保護層面に画像を形
成する。したがって、この画像形成装置では、画像に応
じた版が不要であり、その製版工程が必要でないため、
オフセット印刷やスクリーン印刷に比べ多品種少量生産
に適している。また、CDやシングルCDのように形状
が規格で決められた合成樹脂板に加えて、画像形成面が
任意の形状の合成樹脂板に画像形成することも可能であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記電子写真方式を用
いた画像形成装置においては、合成樹脂板の厚みや画像
形成面の大きさ等の形状の違いや、材質等による表面処
理状態の違いなどによって、画像形成条件を切り替える
ことが望ましい。画像形成条件の切替えとしては、上記
作像工程でのトナー像を転写するときの転写電圧や転写
圧力、定着工程での定着温度や定着圧力などを切り替え
ることが考えられる。
【0005】しかしながら、合成樹脂板の形状等の違い
に応じてオペレータが手動で画像形成条件をその都度切
り替えるのでは、段取り切替えに時間が掛かり生産効率
が悪くなってしまう。また、オペレータの人件費が掛か
り生産コストのアップを招いてしまう。さらに、オペレ
ータが画像形成条件を切り替えるときに画像形成条件の
切替えミスをすることが考えられ、この人為的ミスによ
って歩留まりが低下するおそれがある。
【0006】本発明は、以上の背景に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、合成樹脂板の形状等
の違いに応じて自動的に画像形成条件を切り替えること
によって、オペレータが画像形成条件を手動で切替える
場合に比べ、生産効率の向上、生産コストの低減、及
び、歩留まりの向上を図ることができる合成樹脂板用画
像形成装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、合成樹脂板を搬送する搬送手段
と、該搬送手段による該合成樹脂板の搬送中に、顕像化
物質で該合成樹脂板表面に画像を作像する作像手段と、
該搬送手段の搬送中に、該合成樹脂板表面に担持された
顕像化物質を該合成樹脂板表面に定着させる定着手段と
を備えた合成樹脂板用画像形成装置において、上記合成
樹脂板の厚みを検出する厚み検出手段と、該合成樹脂板
の画像形成面の形状を検出する面形状検出手段との少な
くともいずれか一方と、該厚み検出手段もしくは該面形
状検出手段の検出結果に基づいて、上記作像手段の作像
条件もしくは上記定着手段の定着条件のうち少なくとも
いずれか一方の条件を自動的に切り替える制御手段とを
有することを特徴とするものである。
【0008】この合成樹脂板用画像形成装置において
は、制御手段が、厚み検出手段もしくは面形状検出手段
の検出結果に基づいて、自動的に作像条件もしくは定着
条件のうち少なくともいずれか一方の条件を切り替え
る。これにより、例えば、画像形成対象の合成樹脂板を
CDからシングルCDへ切替えるときに、オペレータが
装置を一旦停止させて手動で画像形成条件を切り替える
作業工程を省くことができ、生産効率の向上と生産コス
トの低減が図れる。また、オペレータが画像形成条件を
手動で切替える場合に比べ、人為的ミスを防いで歩留ま
りを向上させることが可能となる。ここで、上記作像条
件や定着条件の切替え制御としては、例えば、CD(厚
み1.2mm)に比べて厚みが厚い合成樹脂板に画像を
形成する場合には、作像手段での加圧力を弱めたり、定
着手段での定着圧力を弱めたりする制御を行う。これに
対して、CDに比べて厚みが薄い合成樹脂板に画像を形
成する場合には、上記作像手段での転写圧力を強めた
り、上記定着手段での定着圧力を強めたりする制御を行
う。また、CDに比べて形状の小さいシングルCDに画
像を形成する場合には、上記作像手段での加圧力を弱め
たり、上記定着手段での定着圧力を弱めたりする制御を
行う。
【0009】上記目的を達成するために、請求項2の発
明は、合成樹脂板を搬送する搬送手段と、該搬送手段に
よる該合成樹脂板の搬送中に、顕像化物質で該合成樹脂
板表面に画像を作像する作像手段と、該搬送手段の搬送
中に、該合成樹脂板表面に担持された顕像化物質を該合
成樹脂板表面に定着させる定着手段とを備えた合成樹脂
板用画像形成装置において、上記合成樹脂板の厚み、画
像形成面の形状、材質、種類、メーカ名、及び、型番の
うち少なくとも1つの情報を入力する合成樹脂板情報入
力手段と、該合成樹脂板情報入力手段で入力された情報
に基づいて、上記作像手段の作像条件もしくは上記定着
手段の定着条件のうち少なくともいずれか一方の条件を
切り替える制御手段とを有することを特徴とするもので
ある。
【0010】この合成樹脂板用画像形成装置において
は、制御手段が、合成樹脂板情報入力手段で入力された
情報に基づいて、作像条件もしくは定着条件のうち少な
くともいずれか一方の条件を切り替える。これにより、
例えば、画像形成対象の合成樹脂板をCDからシングル
CDへ切替えるときに、オペレータが装置を一旦停止さ
せて手動で画像形成条件を切り替える作業工程を省くこ
とができ、生産効率の向上と生産コストの低減が図れ
る。また、オペレータが画像形成条件を手動で切替える
場合に比べ、人為的ミスを防いで歩留まりを向上させる
ことが可能となる。上記合成樹脂板情報入力手段は、装
置本体に設けられた操作パネルや、ホストコンピュータ
などを用いて構成することができる。ここで、上記作像
条件や定着条件の切替え制御としては、上記請求項1に
関して述べたのと同様の制御を行う。
【0011】請求項3の発明は、請求項1の合成樹脂板
用画像形成装置において、可動な接触部材を備えた少な
くとも2つの接触式検出センサを用いて上記面形状検出
手段を構成し、上記搬送手段が、検出対象の合成樹脂板
の形状に応じた検出孔が形成された保持面を有する合成
樹脂板保持部材を備え、該保持面の該検出孔から該接触
部材を露出させるように該接触式検出センサを配設し、
該保持面に該合成樹脂板が保持されて該検出孔を塞いだ
ときに、該接触部材が該合成樹脂板に接触して該合成樹
脂板を検出することを特徴とするものである。
【0012】この合成樹脂板用画像形成装置において
は、合成樹脂板保持部材の保持面に合成樹脂板が保持さ
れて検出孔を塞いだときに、接触式検出センサの接触部
材が該合成樹脂板に接触して、該合成樹脂板の有無を検
出する。例えば、CDとシングルCDとを区別して検出
するための2つの接触式検出センサを用い、合成樹脂板
保持部材の保持面にシングルCDが保持されている場合
には2つの接触式検出センサのうち1つだけがシングル
CDに接触して検出信号を出力し、一方CDが保持され
ている場合には両方の接触式検出センサがCDに接触し
て検出信号を出力するような位置に検出孔を設けてお
く。これにより、各接触式検出センサの検出信号によ
り、CDかシングルCDかを検出することができる。こ
こで、接触式検出センサとしては、リミットスイッチや
マイクロスイッチなどがある。
【0013】請求項4の発明は、請求項1の合成樹脂板
用画像形成装置において、発光素子と受光素子とを備え
た少なくとも2つの透過型光センサを用いて上記面形状
検出手段を構成し、上記搬送手段が、検出対象の合成樹
脂板の形状に応じた検出孔が形成された保持面を有する
合成樹脂板保持部材を備え、該合成樹脂板が該検出孔を
塞がない状態で、該発光素子から発光した光が該検出孔
を通って該受光素子に到達するように該発光素子と受光
素子とを配設したことを特徴とするものである。
【0014】この合成樹脂板用画像形成装置において
は、合成樹脂板が合成樹脂板保持部材の保持面に保持さ
れて検出孔を塞ぐと、発光素子から発光した光が遮光さ
れて該受光素子に到達せず、該検出孔に該合成樹脂板が
有ることを検出する。例えば、CDとシングルCDとを
区別して検出するための2つの透過型光センサを用い、
合成樹脂板保持部材の保持面にシングルCDが保持され
ている場合には2つの反射型光センサのうち1つだけが
シングルCDを検出して検出信号を出力し、一方CDが
保持されている場合には両方の透過型光センサがCDを
検出して検出信号を出力するような位置に検出孔を設け
ておく。これにより、各透過型光センサの検出信号によ
り、CDかシングルCDかを検出することができる。こ
のように検出光を用いて非接触で合成樹脂板を検出でき
るため、接触部材が直接合成樹脂板に接触する接触式検
出センサに比べ、該合成樹脂板を傷つけたり、汚したり
することがない。
【0015】請求項5の発明は、請求項1の合成樹脂板
用画像形成装置において、発光素子と受光素子とを備え
た少なくとも2つの反射型光センサを用いて上記面形状
検出手段を構成し、上記搬送手段が、検出対象の合成樹
脂板の形状に応じた検出孔が形成された保持面を有する
合成樹脂板保持部材を備え、該合成樹脂板が該保持面に
保持されて該検出孔を塞いだ状態で、該発光素子から発
光した光が該保持面に対向する該合成樹脂板面で反射し
て該受光素子に到達するように該反射型光センサを配設
したことを特徴とするものである。
【0016】この合成樹脂板用画像形成装置において
は、合成樹脂板が合成樹脂板保持部材の保持面に保持さ
れて検出孔を塞ぐと、発光素子から発光した光が該保持
面に対向する該合成樹脂板面で反射して該受光素子に到
達することで、該検出孔に該合成樹脂板が有ることを検
出する。例えば、CDとシングルCDとを区別して検出
するための2つの反射型光センサを用い、合成樹脂板保
持部材の保持面にシングルCDが保持されている場合に
は2つの反射型光センサのうち1つだけがシングルCD
を検出して検出信号を出力し、一方CDが保持されてい
る場合には両方の反射型光センサがCDを検出して検出
信号を出力するような位置に検出孔を設けておく。これ
により、各反射型光センサの検出信号により、CDかシ
ングルCDかを検出することができる。このように検出
光を用いて非接触で合成樹脂板を検出できるため、接触
部材が直接合成樹脂板に接触する接触式検出センサに比
べ、該合成樹脂板を傷つけたり、汚したりすることがな
い。
【0017】請求項6の発明は、請求項1の合成樹脂板
用画像形成装置において、CCDリニアイメージセンサ
と、該CCDリニアイメージセンサの画像データを処理
する画像処理部とを用いて上記面形状検出手段を構成
し、該CCDリニアイメージセンサと上記合成樹脂板と
を相対移動させることによって該合成樹脂板の面形状を
読み取ることを特徴とするものである。
【0018】この合成樹脂板用画像形成装置において
は、CCDリニアイメージセンサで読み取った合成樹脂
板の画像データを画像処理部で画像処理するので、CD
やシングルCDのように規格が決められた合成樹脂板の
形状の検出だけでなく、任意の形状の合成樹脂板の面形
状全体を正確に検出することができる。これにより、作
像手段もしくは定着手段で合成樹脂板の形状に応じた作
像条件(例えば、画像形成面積を基準とした転写電圧な
ど)もしくは定着条件を設定することができ、より高品
質な画像形成が可能となる。
【0019】請求項7の発明は、請求項1、3、4、5
又は6の合成樹脂板用画像形成装置において、発光素子
と、該発光素子から発光した光の受光量に応じたアナロ
グ信号を出力する受光素子と、該アナログ信号を処理す
る信号処理部とを備えた光透過型のアナログ式光センサ
を用いて上記厚み検出手段を構成し、該アナログ式光セ
ンサの光路が上記合成樹脂板の画像形成面と平行になる
ように該発光素子と受光素子とを配設したことを特徴と
するものである。
【0020】この合成樹脂板用画像形成装置において
は、合成樹脂板の厚みによって受光素子から出力される
アナログ信号値が変化する。即ち、合成樹脂板が薄い場
合には受光素子に到達する受光量が多くなるためアナロ
グ信号値が大きくなる。一方、合成樹脂板が厚い場合に
は受光素子に到達する受光量が少なくなるためアナログ
信号値も小さくなる。このように、簡易な構成で合成樹
脂板の厚みを検出することができる。
【0021】請求項8の発明は、請求項1、3、4、
5、6又は7の合成樹脂板用画像形成装置において、上
記面形状検出手段の検出結果に基づいて、上記制御手段
が上記作像手段の作像範囲を上記合成樹脂板の画像形成
面の範囲内に限定することを特徴とするものである。
【0022】作像手段が合成樹脂板の画像形成面の範囲
を超えて作像してしまうと、範囲を超えた部分のトナー
は該合成樹脂板に付着することなく、クリーニング装置
等によりクリーニングされ、画像を形成することなく無
駄に消費されてしまう。また、上記トナーが画像形成装
置内部に飛散し、装置内部が汚染され、動作不良や画質
不良等の原因となるおそれもある。この合成樹脂板用画
像形成装置においては、制御手段が作像手段の作像範囲
を合成樹脂板の画像形成面の範囲内に限定するので、ト
ナーが無駄に消費されたり、トナーで装置内部が汚染さ
れて動作不良や画質不良等が発生したりすることを防ぐ
ことができる。
【0023】請求項9の発明は、請求項1、3、4、
5、6、7又は8の合成樹脂板用画像形成装置におい
て、上記作像手段が像担持体を備えるとともに、上記定
着手段が定着部材を備え、該像担持体又は該定着部材の
うち少なくとも一方に対する上記合成樹脂板の加圧力を
切り替える加圧力切替え手段を設け、上記面形状検出手
段の検出結果に基づいて、上記制御手段が該加圧力切替
え手段の加圧力を切り替えるように構成したことを特徴
とするものである。
【0024】この合成樹脂板用画像形成装置において
は、面形状検出手段の検出結果に基づいて、制御手段が
加圧力切替え手段の加圧力を切り替える。これにより、
合成樹脂板の形状等に基づいて適切な転写圧力もしくは
定着圧力の切替えができ、画像の擦れ等を防いでより高
品質な画像を形成することができる。
【0025】請求項10の発明は、請求項1、3、4、
5、6、7、8又は9の合成樹脂板用画像形成装置にお
いて、上記厚み検出手段、及び、面形状検出手段のうち
少なくともいずれか一方が、上記合成樹脂板保持部材の
上記保持面に上記合成樹脂板が保持されているか否かを
検出する合成樹脂板検出手段を兼ねることを特徴とする
ものである。
【0026】この合成樹脂板用画像形成装置において
は、厚み検出手段、及び、面形状検出手段のうち少なく
ともいずれか一方が、合成樹脂板検出手段を兼ねるの
で、別途合成樹脂板検出手段を設ける場合に比べ、装置
製造コストの低減を図ることができる。
【0027】請求項11の発明は、請求項2の合成樹脂
板用画像形成装置において、上記合成樹脂板情報入力手
段で入力された情報に基づいて、上記制御手段が上記作
像手段の作像範囲を上記合成樹脂板の画像形成面の範囲
内に限定することを特徴とするものである。
【0028】この合成樹脂板用画像形成装置において
は、請求項8に関して述べたように、制御手段が作像手
段の作像範囲を合成樹脂板の画像形成面の範囲内に限定
するので、トナーが無駄に消費されたり、トナーで装置
内部が汚染されて動作不良や画質不良等が発生したりす
ることを防ぐことができる。
【0029】請求項12の発明は、請求項2の合成樹脂
板用画像形成装置において、上記作像手段が像担持体を
備えるとともに、上記定着手段が定着部材を備え、該像
担持体又は該定着部材のうち少なくとも一方に対する上
記合成樹脂板の加圧力を切り替える加圧力切替え手段を
設け、上記合成樹脂板情報入力手段で入力された情報に
基づいて、上記制御手段が該加圧力切替え手段の加圧力
を切り替えるように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0030】この合成樹脂板用画像形成装置において
は、合成樹脂板情報入力手段で入力された情報に基づい
て、制御手段が加圧力切替え手段の加圧力を切り替え
る。これにより、合成樹脂板の形状等に基づいて適切な
転写圧力もしくは定着圧力の切替えができ、画像の擦れ
等を防いでより高品質な画像を形成することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】〔実施形態1〕以下、本発明を、
合成樹脂板であるCD−R等の光ディスクの表面に画像
を形成する画像形成装置としての光ディスク用電子写真
プリンタ(以下、「プリンタ」という。)に適用した一
実施形態について説明する。
【0032】まず、本実施形態に係るプリンタ全体の構
成及び動作について説明する。図1は、本実施形態に係
るプリンタ全体の概略構成図である。このプリンタは、
このプリンタに接続されたパーソナルコンピュータ10
0からの画像情報に基づいて、最終画像担持体としての
光ディスクD上に画像を形成する画像形成部1と、画像
形成前の光ディスクD及び画像形成後の光ディスクDを
収容するディスク収容部10と、このディスク収容部1
0からの画像形成前の光ディスクDを搬送し、画像形成
後の光ディスクDを再びディスク収容部10まで搬送す
る画像担持体搬送手段としてのディスク搬送部20と、
各部を制御する制御手段としての制御部30とから主に
構成されている。
【0033】上記画像形成部1は、潜像担持体としての
感光体ベルト2の周囲に、感光体ベルト2表面を一様帯
電する一様帯電手段としての帯電チャージャ3と、感光
体ベルト2上に潜像を形成する潜像形成手段としての光
書込装置4と、シアン(以下、「C」と省略する。)、
マゼンタ(以下、「M」と省略する。)、イエロー(以
下、「Y」と省略する。)、ブラック(以下、「Bk」
と省略する。)の各色現像剤により上記潜像をそれぞれ
現像する現像手段としての4つの現像器5C,5M,5
Y,5Bkと、感光体ベルト2上に形成された各色トナ
ー像が1次転写される像担持体としての中間転写体であ
る中間転写ドラム6とを有する。また、この画像形成部
1には、上記中間転写ドラム6上のトナー像を光ディス
クD上に2次転写するために、その光ディスクD上に電
荷を付与する電荷付与手段としての2次転写チャージャ
7a,7bと、光ディスクD上に2次転写されたトナー
像を定着させる定着手段としての定着ユニット8とが設
けられている。
【0034】フルカラー画像を形成する場合、上記パー
ソナルコンピュータ100からのプリント信号を受ける
と、まず、感光体ベルト2が図中矢印Aの方向に回転駆
動し、帯電チャージャ3がコロナ放電を開始する。これ
により、感光体ベルト2の表面は、負電荷で所定電位に
一様に帯電される。また、中間転写ドラム6は、感光体
ベルト2に対して等速で連れ回り、図中矢印Bの方向に
回転する。そして、まず、光書込装置4からC画像デー
タに基づくレーザ光Lが発射され、感光体ベルト2上に
C静電潜像が形成される。
【0035】このようにして書き込まれたC静電潜像
は、シアン現像器5C内で負帯電されたC現像剤により
現像され、感光体ベルト2上にCトナー像が形成され
る。このCトナー像は、上記中間転写ドラム6と対向す
る1次転写位置において中間転写ドラム6上に1次転写
される。この1次転写位置では、上記Cトナー像が搬送
されるタイミングに合わせて所定の1次転写電界が形成
され、感光体ベルト2上のCトナー像は、この1次転写
電界を受けて中間転写ドラム6へ静電的に移動し、1次
転写される。この1次転写後の感光体ベルト2の表面
は、図示しない所定の感光体クリーニング手段によりク
リーニングされる。
【0036】また、上記Cトナー像の1次転写工程と並
行して、上記感光体ベルト2上には上記光書込装置4に
より次のM静電潜像が形成される。このM静電潜像は、
上記C静電潜像の場合と同様に、マゼンタ現像器5Mに
より現像される。この現像により感光体ベルト2上に形
成されたMトナー像は、上記1次転写位置において、中
間転写ドラム6上に既に1次転写されたCトナー像に重
なり合うようにして、中間転写ドラム6上に1次転写さ
れる。以下、同様にして、Y及びBkについても、中間
転写ドラム6上に1次転写される。このように、感光体
ベルト2上の各色トナー像を順次重ね合わせて1次転写
することで、中間転写ドラム6上には、各色トナー像が
重なり合った4色重ねトナー像が形成される。
【0037】尚、上記光書込装置4による書込タイミン
グや、現像バイアスの印加タイミング等の画像形成部1
内の制御は、上記制御部30によりプリンタコントロー
ラ9を介して行われる。また、ここでは、フルカラー画
像を形成する場合について説明したが、Bkのみ用いた
モノクロ画像を形成したり、他の1色あるいは任意の2
色又は3色を用いた画像を形成したりすることも可能で
ある。
【0038】上記ディスク収容部10は、画像形成前の
光ディスクDを収容する画像担持体収容部材としてのデ
ィスク供給ボックス11と、画像形成後の光ディスクD
を収容する画像担持体収容部材としてのディスク排出ボ
ックス12と、第1ディスク供給収容機構13及び第2
ディスク供給収容機構14とを有する。これらディスク
供給収容機構13,14は、ディスク供給ボックス11
から光ディスクDを取り出してその光ディスクDを上記
ディスク搬送部20に供給するとともに、ディスク搬送
部20により搬送されてきた画像形成後の光ディスクD
をディスク搬送部20から取り出してディスク排出ボッ
クス12に収容する。ディスク収容部10は、第2ディ
スク供給収容機構14によりディスク搬送部20に光デ
ィスクDが供給される位置又はディスク搬送部20から
光ディスクDを取り出す位置(以下、この位置を「供給
収容位置」という。)が、定着ユニット8による定着が
行われる定着位置及び上記2次転写位置と同一線上に位
置するように配置されている。
【0039】上記ディスク供給ボックス11内に積み重
ねられた一番上の光ディスクDは、上記第1ディスク供
給収容機構13の第1ロボットアーム13aに保持さ
れ、その第1ロボットアーム13aは回転軸13bを中
心に半回転する。その位置で、第1ロボットアーム13
aに保持された光ディスクDは、上記第2ディスク供給
収容機構14の第2ロボットアーム14aに受け渡され
る。そして、第2ロボットアーム14aが図1中矢印C
の方向に回転することで、その光ディスクDは、上記デ
ィスク搬送部20にセットされる。
【0040】上記ディスク搬送部20は、光ディスクD
を保持して搬送する搬送テーブル21が設けられてい
る。この搬送テーブル21は保持テーブル210と搬送
ベース211とから主に構成されている。上記保持テー
ブル210の保持面には、エアポンプ111に接続され
た吸引孔210aが形成されており、この吸引孔210
aは、光ディスクDの一方の面に対向するように開口し
ている。
【0041】保持テーブル210に供給された光ディス
クDは、エア吸引ポンプ111からのエア吸引により、
その記録面が上記保持面上に吸着し、その保護層面が露
出した状態で保持される。吸引孔210aとエア吸引ポ
ンプ111との間には圧力スイッチ22が設けられてお
り、この圧力スイッチ22の検知信号を制御部30に取
り込むことにより、保持テーブル210上の光ディスク
Dの有無を検知する。即ち、保持テーブル210上に光
ディスクDが装着されている場合、保持テーブル210
の保持面で開口する吸引孔210aは、その光ディスク
Dの下面によって塞がれる。したがって、エア吸引ポン
プ111による吸引圧力は大きい状態となり、圧力スイ
ッチ22部でのエア圧力が低下して、圧力スイッチ22
であらかじめ設定されたエア圧力よりも圧力が下がり、
圧力スイッチ22のスイッチがONになる。このON信
号が制御部30に入力され、制御部30において光ディ
スクDが保持テーブル210の保持面に装着されたと判
断する。一方、上記保持テーブル210上に光ディスク
Dが装着されていない場合、上記吸引孔210aは、光
ディスクDの下面によって塞がれることなく、開口状態
となる。したがって、このときの吸引圧力は小さいもの
となり、圧力スイッチ22であらかじめ設定されたエア
圧力よりも圧力が下がらないので、圧力スイッチ22の
スイッチはOFFのままである。よって、制御部30で
は、光ディスクDが保持テーブル210の保持面に装着
されていないと判断する。以下、保持テーブル210上
に保持されたときに露出した面を上面という。
【0042】なお、保持テーブル210には、検知セン
サが3つ設けられており、光ディスクDの表裏判別、有
無検出、及び、形状判別を行うようになっている。これ
らの検知センサの構成及び動作については後述する。
【0043】上記ディスク搬送部20は、上記搬送テー
ブル21が固定された搬送ベルト24と、この搬送ベル
ト24上の搬送テーブル21が図中上下方向に往復移動
するように搬送ベルト24を駆動する図示しないベルト
駆動機構とからなる移動手段を有する。以下、図1にお
いて、上記搬送テーブル21が図示の実線で示す位置に
あるときをホームポジションという。
【0044】図2(a)及び(b)は、上記ディスク搬
送部20による光ディスクDの搬送動作を示す説明図で
ある。この搬送ベルト24は、図示しない揺動機構によ
り、図中上側の移動ローラ24b側が、図中下側の固定
ローラ24aを中心に、図2(a)の実線で示す往路位
置と、図2(b)の実線で示す復路位置との間で揺動す
る。上記第2ディスク供給収容機構14により搬送テー
ブル21の保持テーブル210に光ディスクDがセット
されると、搬送ベルト24は往路位置に位置決めされ
る。そして、上記搬送テーブル21は、画像形成前の光
ディスクDを保持した状態で、搬送ベルト24の駆動に
より、上記固定ローラ24aに向かって図中矢印Eの方
向に移動する。このとき、上記光ディスクDは、上記定
着位置及び上記2次転写位置を通過しない経路、すなわ
ち、その上面が定着ユニット8に設けられたヒートロー
ラ8a及び中間転写ドラム6と近接又は接触しない経路
を通って搬送される。
【0045】このようにして搬送テーブル21が固定ロ
ーラ24a側に搬送されると、上記搬送ベルト24は、
図示しない揺動機構により固定ローラ24aを中心に揺
動し、図2(b)の実線に示す復路位置に位置決めされ
る。そして、搬送テーブル21は、搬送ベルト24に沿
って往路時とは逆方向の図中矢印Fの方向に移動する。
この移動の際、保持テーブル210に保持された光ディ
スクDの上面は、2次転写位置で中間転写ドラム6と近
接又は接触し、定着位置で定着ユニット8のヒートロー
ラ8aに近接又は接触するような経路を通る。搬送ベル
ト24が復路位置に位置決めされた後、保持テーブル2
10上の光ディスクDは、その上面が表裏判別手段とし
ての板状体表裏判別装置40と対向するように位置する
(以下、この位置を「装着判断位置」という。)。この
装着判断位置において、光ディスクDは、板状体表裏判
別装置40により、画像形成面となる上面が保護層面と
なっているか否かが判断される。
【0046】その後、保持テーブル210に保持された
光ディスクDは、2次転写位置に対してディスク搬送方
向上流側と下流側とのそれぞれに配置された2つの2次
転写チャージャ7a,7bにより、その上面となってい
る保護層面が正極性に帯電される。これにより、2次転
写位置において、光ディスクDと中間転写ドラム6との
間に所定の2次転写電界が形成される。そして、中間転
写ドラム6上の4色重ねトナー像は、この2次転写電界
を受けて光ディスクDの保護層面に静電的に移動し、一
括して2次転写される。
【0047】このようにして4色重ねトナー像が付着し
た光ディスクDは、上記保持テーブル210に保持され
たまま、上記画像形成部1の定着ユニット8に設けられ
たヒートローラ8aと対向する定着位置に搬送される。
この定着位置では、ヒートローラ8aが光ディスクDの
保護層面に接触し、この保護層面上の4色重ねトナー像
が光ディスクD上に熱定着される。定着後の光ディスク
Dは、上記保持テーブル210に保持されたまま、ホー
ムポジションまで移動する。そして、上記第1ディスク
供給収容機構13及び上記第2ディスク供給収容機構1
4により、保持テーブル210から取り出された後、上
記ディスク排出ボックス12に収容される(図1参
照)。
【0048】次に、本実施形態の特徴部について説明す
る。図3(a)は、前記搬送テーブル21の保持テーブ
ル210を保持面側から見た図である。また、図3
(b)は、図3(a)中の矢視A−A断面図である。保
持テーブル210は、シングルCD、通常のCD(以
下、単に「CD」という)、及び、DVDの3種類の合
成樹脂板を保持できるトレイである。保持テーブル21
0の保持面210bには、2つの吸引孔210aと、ス
タックリング係合溝210cと、前記第2ロボットアー
ム14aのアーム先端に配設されたエアチャックフィン
ガ用の逃げ部210dと、厚み検出用光学センサの光路
を遮らないための光路用逃げ部210eとが形成されて
いる。
【0049】また、上記保持テーブル210には、表裏
判別用リミットスイッチLS1と、有無検出用リミット
スイッチLS2と、シングルCDとCDとを判別するた
めの形状検出用リミットスイッチLS3とが設けられて
いる。上記表裏判別用リミットスイッチLS1は、図3
(b)に示すように、スタックリング係合溝210cの
溝底部からプランジャLS1aの先端部が突き出すよう
に配設され、CD等のスタックリングを微小負荷で検出
する小型のリミットスイッチである。また、上記有無検
出用リミットスイッチLS2と形状検出用リミットスイ
ッチLS3とは、保持テーブル210の保持面210b
から各プランジャLS2a、LS3aの先端部が突き出
すように配設され、CD等の裏面を微小負荷で検出する
小型のリミットスイッチである。なお、上記表裏判別用
リミットスイッチLS1と、有無検出用リミットスイッ
チLS2と、形状検出用リミットスイッチLS3とは、
それぞれリード線Lで制御部30に電気的に接続されて
いる。
【0050】図4は、光ディスクDの一種であるCD−
R50を示す断面図である。このCD−R50は、ポリ
カーボネート基板51上に、色素層52、反射層53、
保護層54が形成された円形状の板状体であり、その中
心部分に孔55が設けられている。尚、これらの層構造
を有するものであれば、円形状でなくても、三角形状や
楕円形状などの板状体を使用することも可能である。ポ
リカーボネート基板51は、厚さ約1.2mmに形成さ
れており、色素層52及び反射層53はそれぞれ厚さ約
1μm、保護層54は厚さ約10μmに形成されてい
る。また、この光ディスクには、積載したときに互いの
面が密着するのを防ぎ、互いの面を傷つけることがない
ように、突起部としてのスタックリング56が設けられ
ている。このスタックリング56は、ポリカーボネート
基板51側の記録面上に突出して設けられている。本実
施形態に係るプリンタにより画像形成を行う面は、保護
層54側の保護層面のみであるが、使用する板状体の種
類によっては、両面に画像形成を行うこともあり得る。
上記反射層53は、光を反射させることが可能で、銀や
金等の金属材料からなる薄層であり、導電層として特性
をもつ。
【0051】図5(a)〜(c)は、保持テーブル21
0にCD−R50を装着した状態を示す断面図である。
図5(a)に示すように、保持テーブル210に保護層
面を上にしてCD−R50をセットすると、図示しない
エア吸引ポンプ111の吸引によって、CD−R50が
保持面210bに密着して保持される。すると、上記表
裏判別用リミットスイッチLS1と、有無検出用リミッ
トスイッチLS2と、形状検出用リミットスイッチLS
3との全てのリミットスイッチがONになり、制御部3
0では、保持テーブル210にCD−R50が正常に装
着されたと判断する。そして、この判断結果に基づい
て、画像形成部1では、2次転写バイアス電圧、2次転
写圧力、定着温度、及び、定着圧力等を、CD−R50
に適した条件に切替えて画像形成する。
【0052】一方、図5(b)に示すように、保持テー
ブル210にCD−R50が表裏逆にセットされてしま
った場合には、有無検出用リミットスイッチLS2と形
状検出用リミットスイッチLS3とがONになるが、ス
タックリング56が表裏判別用リミットスイッチLS1
のプランジャLS1aを押すことができず表裏判別用リ
ミットスイッチLS1がOFFのままである。これによ
り、制御部30では、保持テーブル210にCD−R5
0が表裏逆に装着されたと判断する。この場合には、例
えば、プリンタの画像形成動作を一旦停止して、オペレ
ータに対しパトライトや音声等の報知手段で保持テーブ
ル210にCD−R50が表裏逆に装着されてしまった
ことを報知する。
【0053】また、図5(3)に示すように、保持テー
ブル210にシングルCD60が保持された場合には、
表裏判別用リミットスイッチLS1と有無検出用リミッ
トスイッチLS2とがONになるが、形状検出用リミッ
トスイッチLS3がOFFのままである。これにより、
制御部30では、保持テーブル210にシングルCD6
0が正常に装着されたと判断する。そして、この判断結
果に基づいて、画像形成部1では、2次転写バイアス電
圧、2次転写圧力、定着温度、及び、定着圧力等を、シ
ングルCD60に適した条件に切替えて画像形成する。
また、画像形成部1では、作像範囲をシングルCD60
の画像形成面の範囲内に限定するので、トナーが無駄に
消費されたり、トナーで装置内部が汚染されて動作不良
や画質不良等が発生したりすることを防ぐことができ
る。
【0054】なお、有無検出用リミットスイッチLS2
に加えて、保持テーブル210上のCD−R50の有無
を前記圧力スイッチ22でも同時に検出しているので、
いずれか一方のセンサを単独に設ける場合に比べ、より
確実に検出することができる。もし仮に、圧力スイッチ
22と有無検出用リミットスイッチLS2との検出結果
が異なる場合には、圧力スイッチ22の閾値設定不良、
センサ故障、もしくは、CD−R50の斜め装着等が考
えられるので、動作異常をオペレータに報知する。
【0055】上記各リミットスイッチLS1,LS2,
LS3の検出結果に基づく制御部30での判断結果をま
とめると次の表1のようになる。
【0056】
【表1】
【0057】次に、光ディスクDの厚み検出について説
明する。図6(a)〜(e)は、保持テーブル210に
装着された光ディスクDの厚み検出の説明図である。図
6(a)において、例えば、発光部71から幅3mmの
平行なレーザ光が出射され、出射されたレーザ光のうち
光ディスクで遮光されなかったレーザ光が受光部72で
受光される。受光部72では受光された光量に比例した
アナログ信号(例えば、4〜20mA)を出力し、セン
サコントローラ73に入力される。センサコントローラ
73でアナログ信号をA/D変換して厚みのデジタルデ
ータ(例えば、8ビットバイナリデータ)とし、この厚
みのデジタルデータを制御部30に入力する。図6
(a)は、保持テーブル210上に光ディスクがなく、
発光部71から出射されたレーザ光は何ら遮られること
なく受光部72に到達する。この場合には、受光部72
での受光光量が最大となり、制御部30では光ディスク
なしと判断する。
【0058】一方、図6(b)は、保持テーブル210
上にCD−R50が装着された状態を示しており、レー
ザ光が1.2mm遮光されるので、受光部72の受光光
量が少なくなる。また、図6(c)は、例えば、厚さ2
mmの光ディスクD1が装着された状態を示しており、
レーザ光が2mm遮光されるので、受光部72の受光光
量がより少なくなる。さらに、図6(d)は、厚さ3m
mの光ディスクD2が装着された状態を示しており、レ
ーザ光が全て遮光され、受光部72ではレーザ光が受光
されない。
【0059】図6(e)は、光ディスクの厚みに対する
受光部72の受光光量の変化を示すグラフである。グラ
フ中a〜dの符号は、図6(a)〜(d)に対応してい
る。
【0060】そして、センサコントローラ73の厚み検
出結果に基づいて、制御部30では画像形成部1に指示
を出し、2次転写バイアス電圧、2次転写圧力、定着温
度、及び、定着圧力等を、光ディスクDの厚みに応じた
条件に切替えて画像形成する。
【0061】なお、上記実施形態1では、有無検出用リ
ミットスイッチLS2と形状検出用リミットスイッチL
S3とを設けてシングルCDとCDとを判別し、発光部
71と受光部72とを設けて厚み検出を行っているが、
特にこれらのセンサを設けずに、パーソナルコンピュー
タ100から直接光ディスクDの情報を入力することも
できる。入力情報としては、例えば、光ディスクDの厚
み、画像形成面の形状、材質、種類、メーカ名、及び、
型番などがある。これにより、上記センサのコストを削
減することができる。
【0062】さらに、上記センサに加えて、パーソナル
コンピュータ100から直接光ディスクDの情報を入力
する構成を採用することもできる。パーソナルコンピュ
ータ100から入力された光ディスクDの情報と、上記
形状検出用リミットスイッチLS3等による検出結果と
が異なる場合には、画像形成すべき所定の光ディスクD
に他の種類の光ディスクDが混入している可能性が高い
ので、一旦画像形成動作を停止して、動作異常をオペレ
ータに報知することが可能となる。また、例えば、パー
ソナルコンピュータ100から入力された光ディスクD
の情報として、CD−R50(厚み1.2mm)に画像
形成処理を行うにもかかわらず、制御部30で厚みが例
えば2mmと検出された場合には、CD−R50の斜め
装着や表裏装着ミスなどが考えられるので、一旦画像形
成動作を停止して、動作異常をオペレータに報知するこ
とが可能となる。
【0063】〔変形例1〕上記実施形態1では、リミッ
トスイッチを用いて保持テーブル210上の光ディスク
の有無検出と形状検出とを行う構成について説明した
が、反射型の光電スイッチを用いて検出する構成とする
こともできる。
【0064】図7は、本変形例1に係る保持テーブル2
10の断面図である。なお、光ディスクの表裏判別は上
記実施形態1で説明したのと同じ表裏判別用リミットス
イッチLS1を用いている。反射型の各光電スイッチP
H1,PH2は、例えばLED光源からなる発光素子と
フォトダイオードからなる受光素子とを内蔵しており、
発光素子から出射された光が光ディスクで反射し受光素
子で受光したときにONの検出信号を制御部30に出力
するようになっている。図7の例は、保持テーブル21
0にシングルCD60が装着された状態を示しており、
表裏判別リミットスイッチLS1と有無検出用光電スイ
ッチPH1とがONで、形状検出用光電スイッチPH2
はOFFである。これにより、制御部30では、保持テ
ーブル210にシングルCD60が正常に装着されてい
ると判断する。
【0065】〔変形例2〕上記変形例1では、反射型光
電スイッチを用いて保持テーブル210上の光ディスク
の有無検出と形状検出とを行う構成について説明した
が、透過型の光電スイッチを用いて検出する構成とする
こともできる。
【0066】図8は、本変形例2に係る保持テーブル2
10の断面図である。なお、光ディスクの表裏判別は上
記実施形態1及び変形例1で説明したのと同じ表裏判別
用リミットスイッチLS1を用いている。反射型の各光
電スイッチPH3,PH4は、例えばLED光源からな
る発光素子を備えた発光部とフォトダイオードからなる
受光素子を備えた受光部とから構成されており、発光部
から出射された光が光ディスクで遮光されず受光部で受
光されたときにONの検出信号を制御部30に出力する
ようになっている。一方、発光部から出射された光が光
ディスクで遮光されて受光部に到達しない場合には検出
信号はOFFである。図8の例は、保持テーブル210
にシングルCD60が装着された状態を示しており、表
裏判別リミットスイッチLS1と有無検出用光電スイッ
チPH3とがONで、形状検出用光電スイッチPH4は
OFFである。これにより、制御部30では、保持テー
ブル210にシングルCD60が正常に装着されている
と判断する。
【0067】〔実施形態2〕上記保持テーブル210上
に装着された光ディスクの形状をCCDリニアイメージ
センサで検出する構成とすることもできる。図9は本実
施形態に係るプリンタの概略構成図である。図9におい
て、CCDリニアイメージセンサ(以下、「CCD」と
いう)120が、搬送テーブル21のホームポジション
と定着ユニット8との間に配設されている。このCCD
120は搬送ベルト24の揺動機構とともに揺動するよ
うになっている。光ディスクDが保持テーブル210上
に装着された状態で固定ローラ24a側に送られる過程
で、CCD120が光ディスクDの形状を読み取り、そ
の読取データを画像処理コントローラ121に送って画
像処理し、画像処理された画像処理データを制御部30
に送る。これにより、制御部30は、光ディスクDの形
状を認識することができ、画像形成部1に対して光ディ
スクDの形状に適した画像形成指示を出すことができ
る。また、保持テーブル210上で光ディスクDが若干
ずれて保持されていた場合に、光ディスクDのずれ量に
応じて中間転写ドラム6上に形成するトナー像の位置を
補正することができる。これにより、トナー像を光ディ
スクDの所定位置に2次転写して、光ディスクD上での
転写位置ずれを防ぐことができる。
【0068】〔変形例3〕上記CCD120からの光デ
ィスクDの形状情報に基づいて、光ディスクDへの2次
転写圧力や定着圧力を調整する構成とすることもでき
る。図10は、本変形例3に係る圧力調整手段のブロッ
ク図である。図10において、保持テーブル210と搬
送ベース211との間に2つの空気バネ212a,bを
配設し、これらの空気バネ212a,bへの供給エア圧
力をエア圧力精密レギュレータ213で調整するように
なっている。発光部71と受光部72とで検出した光デ
ィスクDの厚みをセンサコントローラ73でデジタルデ
ータに変換し、このデジタルデータに基づいて制御部3
0がエア圧力精密レギュレータ213に制御信号を出力
する。エア供給ポンプ214から例えば0.45MPa
のエアを供給し、制御部30からの制御信号に基づいて
エア圧力精密レギュレータ213で0.01〜0.25
MPaの範囲で2つの空気バネ212a,bへの供給エ
ア圧力を調整する。
【0069】図11は、光ディスクDの厚みに基づくエ
ア供給圧力制御の一例である。光ディスクDとして、例
えばCD−R50を用いる場合には、厚みが1.2mm
なので、2つの空気バネ212a,bに供給するエア圧
力を0.19MPaとする。また、光ディスクDの厚み
が、例えば2mmの場合にはエア圧力を0.15MPa
とする。2つの空気バネ212a,bへの供給エア圧力
を一定とした場合には、光ディスクDの厚みが大きくな
るにつれて、2次転写圧力や定着圧力が大きくなる。こ
のため、供給エア圧力を小さくして、所定の2次転写圧
力や定着圧力が得られるようにしている。
【0070】図12は、光ディスクDの厚みと形状とに
基づく供給エア圧力制御の一例である。光ディスクDと
して、例えばCD−R50を用いる場合には、形状が円
形で、しかも中央部に円形の孔がある。このCD−R5
0では、特に搬送方向上流側及び下流側と、中央部付近
とでは定着圧力に変化が生じる。即ち、CD−R50の
搬送方向上流側及び下流側で幅方向の長さが短いため、
単位長さ当りの定着圧力が中央部付近に比べて大きくな
り、画像の擦れ等の原因となる。このため、特に、CD
−R50の搬送方向上流側及び下流側が定着ローラ8a
に接触しているときの2つの空気バネ212a,bへの
供給エア圧力を、上流側端部及び下流側端部で最も小さ
くなるように、0.1〜0.19MPaの範囲で変化さ
せている。また、中央部には約15mmの孔が開いてい
るため、中心部で供給エア圧力が小さくなるように、
0.18〜0.19MPaの範囲内で変化させている。
なお、サーボモータコントローラ215のパルス信号を
制御部30で演算処理することで、CD−R50の正確
な搬送位置を検出している。
【0071】さらに、オペレータがパーソナルコンピュ
ータ100で入力した光ディスクDの表面処理情報に基
づいて、上記2つの空気バネ212a,bに供給するエ
ア圧力を調整することもできる。例えば、ホワイトレー
ベルのCD−Rと通常のCD−Rとで供給エア圧力を切
り替えて、より最適な2次転写圧力や定着圧力を得るこ
とができる。
【0072】なお、上記実施形態等では、いわゆる電子
写真方式によりCD−R等の光ディスクDに画像を形成
する場合について説明したが、本発明は、他の画像形成
方式、例えば、シルク印刷、インクジェット方式、熱転
写方式などを用いた画像形成装置に対しても適用するこ
とができる。また、本実施形態では、CD−R50等の
光ディスクDに対して画像を形成するプリンタについて
説明したが、このような光学的に情報を記録する情報記
録担体に限らず、その他の板状体に対して画像を形成す
るプリンタ、複写機等であってもよい。
【0073】
【発明の効果】請求項1乃至12の発明によれば、合成
樹脂板の形状等の違いに応じて自動的に画像形成条件を
切り替えることによって、オペレータが画像形成条件を
手動で切替える場合に比べ、生産効率の向上、生産コス
トの低減、及び、歩留まりの向上を図ることができると
いう優れた効果がある。
【0074】特に、請求項3の発明によれば、合成樹脂
板保持部材の保持面に合成樹脂板が保持されて検出孔を
塞いだときに、接触式検出センサの接触部材が該合成樹
脂板に接触して、該合成樹脂板の有無を検出する。これ
により、各接触式検出センサの検出信号により、例えば
合成樹脂板がCDかシングルCDかを検出することがで
きるという優れた効果がある。
【0075】特に、請求項4の発明によれば、合成樹脂
板が合成樹脂板保持部材の保持面に保持されて検出孔を
塞ぐと、発光素子から発光した光が遮光されて該受光素
子に到達せず、該検出孔に該合成樹脂板が有ることを検
出する。これにより、各透過型光センサの検出信号によ
り、例えば合成樹脂板がCDかシングルCDかを検出す
ることができるという優れた効果がある。また、非接触
で合成樹脂板を検出できるため、接触式検出センサに比
べ、該合成樹脂板を傷つけたり、汚したりする虞が少な
いという優れた効果もある。
【0076】特に、請求項5の発明によれば、合成樹脂
板が合成樹脂板保持部材の保持面に保持されて検出孔を
塞ぐと、発光素子から発光した光が該保持面に対向する
該合成樹脂板面で反射して該受光素子に到達すること
で、該検出孔に該合成樹脂板が有ることを検出する。こ
れにより、各反射型光センサの検出信号により、合成樹
脂板が例えばCDかシングルCDかを検出することがで
きるという優れた効果がある。
【0077】特に、請求項6の発明によれば、CCDリ
ニアイメージセンサにより任意の形状の合成樹脂板の面
形状全体を正確に検出することができる。これにより、
作像手段もしくは定着手段で合成樹脂板の形状に応じた
作像条件もしくは定着条件を設定することができ、より
高品質な画像形成が可能となるという優れた効果があ
る。
【0078】特に、請求項7の発明によれば、簡易な構
成で合成樹脂板の厚みを検出することができるという優
れた効果がある。
【0079】特に、請求項8及び11の発明によれば、
制御手段が作像手段の作像範囲を合成樹脂板の画像形成
面の範囲内に限定するので、トナーが無駄に消費された
り、トナーで装置内部が汚染されて動作不良や画質不良
等が発生したりすることを防ぐことができるという優れ
た効果がある。
【0080】特に、請求項9及び12の発明によれば、
合成樹脂板の形状等に基づいて適切な転写圧力もしくは
定着圧力の切替えができ、画像の擦れ等を防いでより高
品質な画像を形成することができるという優れた効果が
ある。
【0081】特に、請求項10の発明によれば、装置製
造コストの低減を図ることができるという優れた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るプリンタにおける構成例1に係
るエア吸引装置の概略構成図。
【図2】(a)及び(b)は、同プリンタのディスク搬
送部による光ディスクの搬送動作を示す説明図。
【図3】(a)は、保持テーブル210を保持面側から
見た図。(b)は、(a)中の矢視A−A断面図。
【図4】CD−Rの構成を示す断面図。
【図5】(a)〜(c)は、保持テーブル210に光デ
ィスクDを装着した状態を示す断面図。
【図6】(a)〜(e)は、保持テーブル210に装着
された光ディスクDの厚み検出の説明図。
【図7】変形例1に係る保持テーブル210の断面図。
【図8】変形例2に係る保持テーブル210の断面図。
【図9】他の実施形態2に係るプリンタの概略構成図。
【図10】変形例3に係る圧力調整手段のブロック図。
【図11】光ディスクDの厚みに基づくエア供給圧力制
御の一例を示すグラフ。
【図12】光ディスクDの厚みと形状とに基づく供給エ
ア圧力制御の一例を示すグラフ。
【符号の説明】
1 画像形成部 2 感光体ベルト 6 中間転写ドラム 7a,7b 2次転写チャージャ 8 定着ユニット 10 ディスク収容部 20 ディスク搬送部 210 保持テーブル 22 圧力スイッチ 24 搬送ベルト 30 制御部 40 板状体表裏判別装置 50 CD−R 56 スタックリング 60 シングルCD 71 厚み検出用レーザセンサの発光部 72 厚み検出用レーザセンサの受光部 73 厚み検出用レーザセンサのセンサコントロー
ラ 100 パーソナルコンピュータ 120 CDDリニアイメージセンサ 121 画像処理用コントローラ 111 エア吸引ポンプ 211 搬送ベース 212a,b エアーサスペンション 213 エアー圧力精密レギュレータ 214 エアー供給ポンプ 215 サーボモータコントローラ LS1 表裏判別用リミットスイッチ LS2 有無検出用リミットスイッチ LS3 形状検出用リミットスイッチ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01B 11/24 G03G 15/16 102 G03G 15/16 102 15/20 102 15/20 102 109 109 21/00 378 21/00 378 384 384 G01B 11/24 A K (72)発明者 小柳 正宗 宮城県柴田郡柴田町大字中名生字神明堂3 番地の1 東北リコー株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA07 AA26 AA30 BB03 BB16 CC03 DD00 DD06 FF02 FF04 FF44 GG07 HH03 HH04 HH13 HH15 JJ01 JJ03 JJ05 JJ09 JJ18 JJ26 MM04 PP13 SS13 UU04 2H027 DA01 DA21 DA32 DC02 DC10 DC20 DE02 DE03 DE07 DE09 DE10 EA03 EA12 EB04 EC06 EC18 ED16 ED24 ED25 EE05 EE07 EF09 EK03 FA05 FA28 FA30 FA35 FB02 FB07 GA32 GA48 GA60 GB04 GB05 GB07 ZA07 2H033 AA02 AA06 AA45 BA08 BA12 BB01 BB34 CA16 CA17 CA20 CA30 CA39 2H200 FA16 FA18 GA02 GA03 GA04 GA07 GA09 GA10 GA14 GA24 GA34 GA44 GA47 GA50 GA59 GB22 GB25 GB30 GB41 GB45 HA12 HB03 HB26 JA03 JA04 JA29 JA30 JB01 JB05 JB16 JB17 JB18 JB28 JB39 JB40 JB49 JB50 JC02 KA03 KA16 LA03 LA12 LA22 LA24 MB03 MB05 PA14 PA15 PA20 PA23 PA27 PA28 PB02 PB12 PB15 PB25 PB26 PB37 PB39 3F048 AA01 AB05 BA02 BA11 CA03 CB03 DA06 DB02 DC05 EB27

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂板を搬送する搬送手段と、該搬送
    手段による該合成樹脂板の搬送中に、顕像化物質で該合
    成樹脂板表面に画像を作像する作像手段と、該搬送手段
    の搬送中に、該合成樹脂板表面に担持された顕像化物質
    を該合成樹脂板表面に定着させる定着手段とを備えた合
    成樹脂板用画像形成装置において、上記合成樹脂板の厚
    みを検出する厚み検出手段と、該合成樹脂板の画像形成
    面の形状を検出する面形状検出手段との少なくともいず
    れか一方と、該厚み検出手段もしくは該面形状検出手段
    の検出結果に基づいて、上記作像手段の作像条件もしく
    は上記定着手段の定着条件のうち少なくともいずれか一
    方の条件を自動的に切り替える制御手段とを有すること
    を特徴とする合成樹脂板用画像形成装置。
  2. 【請求項2】合成樹脂板を搬送する搬送手段と、該搬送
    手段による該合成樹脂板の搬送中に、顕像化物質で該合
    成樹脂板表面に画像を作像する作像手段と、該搬送手段
    の搬送中に、該合成樹脂板表面に担持された顕像化物質
    を該合成樹脂板表面に定着させる定着手段とを備えた合
    成樹脂板用画像形成装置において、上記合成樹脂板の厚
    み、画像形成面の形状、材質、種類、メーカ名、及び、
    型番のうち少なくとも1つの情報を入力する合成樹脂板
    情報入力手段と、該合成樹脂板情報入力手段で入力され
    た情報に基づいて、上記作像手段の作像条件もしくは上
    記定着手段の定着条件のうち少なくともいずれか一方の
    条件を切り替える制御手段とを有することを特徴とする
    合成樹脂板用画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1の合成樹脂板用画像形成装置にお
    いて、可動な接触部材を備えた少なくとも2つの接触式
    検出センサを用いて上記面形状検出手段を構成し、上記
    搬送手段が、検出対象の合成樹脂板の形状に応じた検出
    孔が形成された保持面を有する合成樹脂板保持部材を備
    え、該保持面の該検出孔から該接触部材を露出させるよ
    うに該接触式検出センサを配設し、該保持面に該合成樹
    脂板が保持されて該検出孔を塞いだときに、該接触部材
    が該合成樹脂板に接触して該合成樹脂板を検出すること
    を特徴とする合成樹脂板用画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1の合成樹脂板用画像形成装置にお
    いて、発光素子と受光素子とを備えた少なくとも2つの
    透過型光センサを用いて上記面形状検出手段を構成し、
    上記搬送手段が、検出対象の合成樹脂板の形状に応じた
    検出孔が形成された保持面を有する合成樹脂板保持部材
    を備え、該合成樹脂板が該検出孔を塞がない状態で、該
    発光素子から発光した光が該検出孔を通って該受光素子
    に到達するように該発光素子と受光素子とを配設したこ
    とを特徴とする合成樹脂板用画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1の合成樹脂板用画像形成装置にお
    いて、発光素子と受光素子とを備えた少なくとも2つの
    反射型光センサを用いて上記面形状検出手段を構成し、
    上記搬送手段が、検出対象の合成樹脂板の形状に応じた
    検出孔が形成された保持面を有する合成樹脂板保持部材
    を備え、該合成樹脂板が該保持面に保持されて該検出孔
    を塞いだ状態で、該発光素子から発光した光が該保持面
    に対向する該合成樹脂板面で反射して該受光素子に到達
    するように該反射型光センサを配設したことを特徴とす
    る合成樹脂板用画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1の合成樹脂板用画像形成装置にお
    いて、CCDリニアイメージセンサと、該CCDリニア
    イメージセンサの画像データを処理する画像処理部とを
    用いて上記面形状検出手段を構成し、該CCDリニアイ
    メージセンサと上記合成樹脂板とを相対移動させること
    によって該合成樹脂板の面形状を読み取ることを特徴と
    する合成樹脂板用画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項1、3、4、5又は6の合成樹脂板
    用画像形成装置において、発光素子と、該発光素子から
    発光した光の受光量に応じたアナログ信号を出力する受
    光素子と、該アナログ信号を処理する信号処理部とを備
    えた光透過型のアナログ式光センサを用いて上記厚み検
    出手段を構成し、該アナログ式光センサの光路が上記合
    成樹脂板の画像形成面と平行になるように該発光素子と
    受光素子とを配設したことを特徴とする合成樹脂板用画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項1、3、4、5、6又は7の合成樹
    脂板用画像形成装置において、上記面形状検出手段の検
    出結果に基づいて、上記制御手段が上記作像手段の作像
    範囲を上記合成樹脂板の画像形成面の範囲内に限定する
    ことを特徴とする合成樹脂板用画像形成装置。
  9. 【請求項9】請求項1、3、4、5、6、7又は8の合
    成樹脂板用画像形成装置において、上記作像手段が像担
    持体を備えるとともに、上記定着手段が定着部材を備
    え、該像担持体又は該定着部材のうち少なくとも一方に
    対する上記合成樹脂板の加圧力を切り替える加圧力切替
    え手段を設け、上記面形状検出手段の検出結果に基づい
    て、上記制御手段が該加圧力切替え手段の加圧力を切り
    替えるように構成したことを特徴とする合成樹脂板用画
    像形成装置。
  10. 【請求項10】請求項1、3、4、5、6、7、8又は
    9の合成樹脂板用画像形成装置において、上記厚み検出
    手段、及び、面形状検出手段のうち少なくともいずれか
    一方が、上記合成樹脂板保持部材の上記保持面に上記合
    成樹脂板が保持されているか否かを検出する合成樹脂板
    検出手段を兼ねることを特徴とする合成樹脂板用画像形
    成装置。
  11. 【請求項11】請求項2の合成樹脂板用画像形成装置に
    おいて、上記合成樹脂板情報入力手段で入力された情報
    に基づいて、上記制御手段が上記作像手段の作像範囲を
    上記合成樹脂板の画像形成面の範囲内に限定することを
    特徴とする合成樹脂板用画像形成装置。
  12. 【請求項12】請求項2の合成樹脂板用画像形成装置に
    おいて、上記作像手段が像担持体を備えるとともに、上
    記定着手段が定着部材を備え、該像担持体又は該定着部
    材のうち少なくとも一方に対する上記合成樹脂板の加圧
    力を切り替える加圧力切替え手段を設け、上記合成樹脂
    板情報入力手段で入力された情報に基づいて、上記制御
    手段が該加圧力切替え手段の加圧力を切り替えるように
    構成したことを特徴とする合成樹脂板用画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004237554A (ja) * 2003-02-05 2004-08-26 Seiko Epson Corp 印刷制御装置、印刷方法、コンピュータシステム

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