JP4433853B2 - 媒体判別装置、媒体判別方法、印刷装置、プログラム及び印刷システム - Google Patents

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Description

本発明は、普通紙やマット紙、光沢紙などといった各種媒体の種類を判別する媒体判別装置、媒体判別方法、印刷装置、プログラム及び印刷システムに関する。
インクジェットプリンタ等の印刷装置で印刷に使用される媒体には、様々な種類のものがある。例えば、普通紙をはじめ、光沢紙やマット紙、光沢フィル、OHPなど、様々な種類の媒体が提供されている。このような媒体を用いて、より高品位な印刷を実施するためには、使用する媒体の種類に応じてそれぞれ異なる印刷方法を実施する必要がある。つまり、使用する媒体が「普通紙」ならば、「普通紙」に適した印刷を実行し、使用する媒体が「光沢紙」ならば、「光沢紙」に適した印刷を実行する必要がある。
しかしながら、媒体の種類の設定は、ユーザーによって行われているため、実際に給紙部にセットされた媒体の種類と、ユーザーにより設定された媒体の種類とが異なる場合があった。このため、媒体に適した高品位な印刷を実行することができない場合があった。
そこで、このような問題が生じないようにするために、セットされた媒体の種類を判別する判別装置を備えた印刷装置が提案されている(特許文献1及び2等参照)。この印刷装置は、媒体に向けて光を発する発光部と、媒体によって反射された光を受ける受光部とを有する光学センサを備え、受光部が受けた光の強さに基づき媒体の判別を行う。これにより、ユーザーにより設定された媒体の種類と、実際にセットされた媒体の種類とが異なっていても、実際にセットされた媒体に適した高品位な印刷を実施することができるようになっている。
特開2003−246129号公報 特開2003−246500号公報
しかしながら、従来の判別装置にあっては、例えば、「写真紙」と「光沢紙」とを判別することができないなどの問題があった。このため、一部の種類の媒体については、実際にセットされた媒体の種類と、ユーザーにより設定された媒体の種類とが相違している場合であっても、これを発見することができず、そのまま印刷をしてしまう場合があった。つまり、実際にセットされた媒体に適した印刷を実行することができない場合があった。
本発明は、このような事情に鑑みたものであって、その目的は、媒体の種類を判別する精度の向上を図ることにある。
前記目的を達成するための主たる発明は、媒体に向けて光を発して、前記媒体によって反射された光を検知する光学センサを備え、前記光学センサの検知結果に基づき前記媒体の種類を判別する媒体判別装置において、
前記光学センサから得られた前記媒体上の複数のポイントの検知結果に基づいて、前記検知結果の平均値と前記検知結果の標準偏差とを求め、前記平均値と前記標準偏差とを、前記平均値におけるしきい値と前記標準偏差のしきい値とで区分された媒体の種類に対応させて、前記媒体の種類を分類することを特徴とする媒体判別装置である。
本発明の他の特徴は、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
===開示の概要===
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
媒体に向けて光を発して、その媒体によって反射された光を検知する光学センサを備え、前記光学センサの検知結果に基づき前記媒体の種類を判別する媒体判別装置において、
前記光学センサから得られた前記媒体上の複数のポイントの検知結果に基づきそれらの平均値と標準偏差とを求めて、これら平均値及び標準偏差に基づき前記媒体の種類を判別することを特徴とする媒体判別装置。
このような媒体判別装置にあっては、光学センサから得られた前記媒体上の複数のポイントの検知結果から平均値及び標準偏差を求め、これら平均値及び標準偏差に基づき媒体の種類を判別することで、媒体の種類を高精度に判別することができる。
かかる媒体判別装置にあっては、前記光学センサは、前記媒体に向けて光を発する発光部と、前記媒体から反射された光を検知する受光部とを備えていても良い。このような発光部と受光部とを備えれば、媒体の種類を簡単に判別することができる。
また、かかる媒体判別装置にあっては、前記光学センサにより検知される光には、前記媒体により反射された光の正反射成分が含まれていても良い。このように正反射成分が含まれていれば、媒体の種類を簡単に判別することができる。
また、かかる媒体判別装置にあっては、前記光学センサに対して前記媒体を相対的に搬送する搬送機構を備えても良い。このような搬送機構を備えれば、媒体を光学センサに対して相対的に移動させて、媒体上の複数のポイントから簡単に検知結果を取得することができる。
また、かかる媒体判別装置にあっては、前記搬送機構により前記媒体を搬送することによって、前記媒体上の複数のポイントの検知結果を前記光学センサにより取得しても良い。このように搬送機構により媒体を搬送すれば、媒体上から複数のポイントの検知結果を簡単に取得することができる。
また、かかる媒体判別装置にあっては、前記搬送機構により前記媒体が搬送されているときに、前記光学センサにより所定の周期でサンプリングをすることによって前記検知結果を取得しても良い。このように所定の周期でサンプリングをすることによって、簡単に検知結果を取得することができる。
また、かかる媒体判別装置にあっては、求めた前記平均値および前記標準偏差を各々所定のしきい値と比較して、前記媒体の種類を判別しても良い。このように平均値および標準偏差を所定のしきい値と比較することによって、媒体の種類を簡単に判別することができる。
また、かかる媒体判別装置にあっては、求めた前記平均値および前記標準偏差に基づき、光沢フィルム、光沢紙および写真紙を判別しても良い。これら平均値および前記標準偏差を求めることで、光沢フィルム、光沢紙および写真紙を判別することができる。
媒体に向けて光を発して、その媒体によって反射された光を検知する光学センサを備え、前記光学センサの検知結果に基づき前記媒体の種類を判別する媒体判別装置において、
前記光学センサから得られた前記媒体上の複数のポイントの検知結果に基づきそれらの平均値と標準偏差とを求めて、これら平均値及び標準偏差に基づき前記媒体の種類を判別し、
前記光学センサは、前記媒体に向けて光を発する発光部と、前記媒体によって反射された光を検知する受光部とを備え、
前記光学センサにより検知される光には、前記媒体によって反射された光の正反射成分が含まれ、
前記光学センサに対して前記媒体を相対的に搬送する搬送機構を備え、
前記搬送機構により前記媒体を搬送することによって、前記媒体上の複数のポイントの検知結果を前記光学センサにより取得し、
前記搬送機構により前記媒体が搬送されているときに、前記搬送機構により前記媒体が搬送されているときに、前記光学センサにより所定の周期でサンプリングをすることによって前記検知結果を取得し、
求めた前記平均値および前記標準偏差を各々所定のしきい値と比較して、前記媒体の種類を判別し、
求めた前記平均値および前記標準偏差に基づき、光沢フィルム、光沢紙および写真紙を判別することを特徴とする媒体判別装置。
媒体に対して印刷を施す印刷装置において、
媒体に向けて光を発して、その媒体によって反射された光を検知する光学センサを備え、 前記光学センサから得られた前記媒体上の複数のポイントの検知結果に基づきそれらの平均値と標準偏差とを求めて、これら平均値及び標準偏差に基づき前記媒体の種類を判別することを特徴とする印刷装置。
光学センサから媒体に向けて光を発して、その媒体によって反射された光を前記光学センサにより検知して、前記光学センサの検知結果に基づき前記媒体の種類を判別する媒体判別方法において、
前記光学センサから得られた前記媒体上の複数のポイントの検知結果に基づきそれらの平均値と標準偏差とを求めて、これら平均値及び標準偏差に基づき前記媒体の種類を判別することを特徴とする媒体判別方法。
媒体の種類を判別する媒体判別装置において実行されるプログラムであって、
光学センサから媒体に向けて光を発して、その媒体によって反射された光を前記光学センサにより検知するステップと、
前記光学センサから得られた前記媒体上の複数のポイントの検知結果に基づきそれらの平均値と標準偏差とを求めて、これら平均値及び標準偏差に基づき前記媒体の種類を判別するステップとを実行することを特徴とするプログラム。
コンピュータ本体と、このコンピュータ本体に接続可能な印刷装置とを具備した印刷システムにおいて、
前記印刷装置は、媒体に対して印刷を施す印刷装置であって、
媒体に向けて光を発して、その媒体によって反射された光を検知する光学センサを備え、
前記光学センサから得られた前記媒体上の複数のポイントの検知結果に基づきそれらの平均値と標準偏差とを求めて、これら平均値及び標準偏差に基づき前記媒体の種類を判別することを特徴とする印刷システム。
===印刷装置の概要===
本発明に係る印刷装置の実施の形態について説明する。ここでは、本発明に係る印刷装置の実施の形態について、インクジェットプリンタを例にとり説明する。
<印刷装置の概要>
図1〜図4は、そのインクジェットプリンタ1を示したものである。図1は、そのインクジェットプリンタ1の外観を示す。図2は、そのインクジェットプリンタ1の内部構成を示す。図3は、そのインクジェットプリンタ1の搬送機構を示す。図4は、そのインクジェットプリンタ1のシステム構成を示すブロック構成図である。
このインクジェットプリンタ1は、図1に示すように、背面から供給された印刷用紙等の媒体Sを前面から排出する構造を備えており、その前面部には操作パネル2および排紙部3が設けられ、その背面部には給紙部4が設けられている。操作パネル2には、各種操作ボタン5および表示ランプ6が設けられている。また、排紙部3には、不使用時に排紙口を塞ぐ排紙トレー7が設けられている。給紙部4には、カット紙(図示しない)を保持する給紙トレー8が設けられている。なお、インクジェットプリンタ1は、カット紙など単票状の印刷紙のみならず、ロール紙などの連続した媒体Sにも印刷できるような給紙構造を備えていても良い。
このインクジェットプリンタ1の内部には、図2に示すように、キャリッジ41が設けられている。このキャリッジ41は、所定の方向(本実施形態では図中走査方向)に沿って相対的に移動可能に設けられたものである。キャリッジ41の周辺には、キャリッジモータ(以下、CRモータともいう)42と、プーリ44と、タイミングベルト45と、ガイドレール46と、が設けられている。キャリッジモータ42は、DCモータなどにより構成され、キャリッジ41を前記所定の方向に沿って相対的に移動させるための駆動源として機能する。また、タイミングベルト45は、プーリ44を介してキャリッジモータ42に接続されるとともに、その一部がキャリッジ41に接続され、キャリッジモータ42の回転駆動によってキャリッジ41を前記所定の方向に沿って相対的に移動させる。ガイドレール46は、キャリッジ41を前記所定の方向に沿って案内する。この他に、キャリッジ41の周辺には、キャリッジ41の位置を検出するリニア式エンコーダ51と、媒体Sをキャリッジ41の移動方向と交差する方向に沿って搬送するための搬送ローラ17Aと、この搬送ローラ17Aを回転駆動させる紙搬送モータ15とが設けられている。
一方、キャリッジ41には、各種インクを収容したインクカートリッジ48と、媒体Sに対して印刷を行うヘッド21とが設けられている。インクカートリッジ48は、例えば、イエロ(Y)やマゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)などの各色のインクを収容しており、キャリッジ41に設けられたカートリッジ装着部に着脱可能に装着されている。一方、ヘッド21は、本実施形態では、媒体Sに対してインクを吐出して印刷を施すようになっている。このためにヘッド21には、インクを吐出するための多数のノズルが設けられている。このヘッド21のインクの吐出機構については、後で詳しく説明する。
この他に、このインクジェットプリンタ1の内部には、ヘッド21のノズルの目詰まりを解消するためのクリーニングユニット30が設けられている。クリーニングユニット30は、ポンプ装置31と、キャッピング装置35とを有する。ポンプ装置31は、ヘッド21のノズルの目詰まりを解消するために、ノズルからインクを吸い出す装置であり、ポンプモータ(図示外)により作動する。一方、キャッピング装置35は、ヘッド21のノズルの目詰まりを防止するため、印刷を行わないとき(待機時など)に、ヘッド21のノズルを封止する。
次にこのインクジェットプリンタ1の搬送部の構成について説明する。この搬送部は、図3に示すように、紙挿入口11A及びロール紙挿入口11Bと、給紙モータ(不図示)と、給紙ローラ13と、プラテン14と、紙搬送モータ(以下、PFモータともいう)15と、搬送ローラ17Aと排紙ローラ17Bと、フリーローラ18Aとフリーローラ18Bとを有する。
紙挿入口11Aは、媒体Sを挿入するところである。給紙モータ(図示外)は、紙挿入口11Aに挿入された媒体Sをインクジェットプリンタ1内に搬送するモータであり、パルスモータ等で構成される。給紙ローラ13は、紙挿入口11Aに挿入された媒体Sを図中矢印A方向(ロール紙の場合は矢印B方向)にインクジェットプリンタ1の内部に自動的に搬送するローラであり、給紙モータによって駆動される。給紙ローラ13は、略D形の横断面形状を有している。給紙ローラ13の円周部分の周囲長さは、紙搬送モータ15までの搬送距離よりも長く設定されているので、この円周部分を用いて媒体Sを紙搬送モータ15まで搬送できる。なお、給紙ローラ13の回転駆動力と分離パッド(図示外)の摩擦抵抗とによって、複数の媒体Sが一度に給紙されることを防いでいる。
プラテン14は、印刷中の媒体Sを支持する支持手段である。紙搬送モータ15は、媒体Sである例えば紙を紙搬送方向に送り出すモータであり、DCモータで構成される。搬送ローラ17Aは、給紙ローラ13によってインクジェットプリンタ1内に搬送された媒体Sを印刷可能な領域まで送り出すローラであり、紙搬送モータ15によって駆動される。フリーローラ18Aは、搬送ローラ17Aと対向する位置に設けられ、媒体Sを搬送ローラ17Aとの間に挟むことによって媒体Sを搬送ローラ17Aに向かって押さえる。
排紙ローラ17Bは、印刷が終了した媒体Sをインクジェットプリンタ1の外部に排出するローラである。排紙ローラ17Bは、不図示の歯車により、紙搬送モータ15によって駆動される。フリーローラ18Bは、排紙ローラ17Bと対向する位置に設けられ、媒体Sを排紙ローラ17Bとの間に挟むことによって媒体Sを排紙ローラ17Bに向かって押さえる。
<システム構成>
次にこのインクジェットプリンタ1のシステム構成について説明する。このインクジェットプリンタ1は、図4に示すように、バッファメモリ122と、イメージバッファ124と、システムコントローラ126と、メインメモリ127と、EEPROM129とを備えている。バッファメモリ122は、ホストコンピュータ140から送信された印刷データ等の各種データを受信して一時的に記憶する。また、イメージバッファ124は、受信した印刷データをバッファメモリ122より取得して格納する。また、メインメモリ127は、ROMやRAMなどにより構成される。
一方、システムコントローラ126は、メインメモリ127から制御用プログラムを読み出して、当該制御用プログラムに従ってインクジェットプリンタ1全体の制御を行う。本実施形態のシステムコントローラ126は、キャリッジモータ制御部128と、搬送制御部130と、ヘッド駆動部132と、ロータリ式エンコーダ134と、リニア式エンコーダ51とを備えている。キャリッジモータ制御部128は、キャリッジモータ42の回転方向や回転数、トルクなどを駆動制御する。また、ヘッド駆動部132は、ヘッド21の駆動制御を行う。搬送制御部130は、搬送ローラ17Aを回転駆動する紙搬送モータ15など、搬送系に配置された各種駆動モータを制御する。
ホストコンピュータ140から送られてきた印刷データは、一旦、バッファメモリ122に蓄えられる。ここで蓄えられた印刷データは、その中から必要な情報がシステムコントローラ126により読み出される。システムコントローラ126は、その読み出した情報に基づき、リニア式エンコーダ51やロータリ式エンコーダ134からの出力を参照しながら、制御用プログラムに従って、キャリッジモータ制御部128や搬送制御部130、ヘッド駆動部132を各々制御する。
イメージバッファ124には、バッファメモリ122に受信された複数の色成分の印刷データが格納される。ヘッド駆動部132は、システムコントローラ126からの制御信号に従って、イメージバッファ124から各色成分の印刷データを取得し、この印刷データに基づきヘッド21に設けられた各色のノズルを駆動制御する。
これらの他に、本実施形態に係るインクジェットプリンタ1にあっては、本発明の媒体判別装置の構成として、反射型光学センサ502と、反射型光学センサ制御部508とを備えている。これら反射型光学センサ502および反射型光学センサ制御部508については、後で詳しく説明する。
<ヘッド>
図5は、ヘッド21の下面部に設けられたインクのノズルの配列を示した図である。ヘッド21の下面部には、同図に示すように、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色ごとにそれぞれ複数のノズル♯1〜♯180からなるノズル列211が設けられている。なお、これらイエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色のノズル列211は、本発明の液体吐出部に相当する。
各ノズル列211の各ノズル♯1〜♯180は、媒体Sの搬送方向に沿って直線状に配列されている。各ノズル列211は、ヘッド21の移動方向(走査方向)に沿って相互に間隔をあけて平行に配置されている。各ノズル♯1〜♯180には、インク滴を吐出するための駆動素子としてピエゾ素子(図示外)が設けられている。
ピエゾ素子は、その両端に設けられた電極間に所定時間幅の電圧を印加すると、電圧の印加時間に応じて伸張し、インクの流路の側壁を変形させる。これによって、インクの流路の体積がピエゾ素子の伸縮に応じて収縮し、この収縮分に相当するインクが、インク滴となって各色の各ノズル♯1〜♯180から吐出される。
===印刷動作===
次に前述したインクジェットプリンタ1の印刷動作について説明する。ここでは、「双方向印刷」を例にして説明する。図6は、インクジェットプリンタ1の印刷動作の処理手順の一例を示したフローチャートである。以下で説明される各処理は、システムコントローラ126が、メインメモリ127又はEEPROM129に格納されたプログラムを読み出して、当該プログラムに従って、各ユニットを制御することにより実行される。
システムコントローラ126は、ホストコンピュータ140から印刷データを受信すると、その印刷データに基づき印刷を実行すべく、まず、給紙処理を行う(S102)。給紙処理は、印刷しようとする媒体、ここでは媒体Sをインクジェットプリンタ1内に供給し、印刷開始位置(頭出し位置とも言う)まで搬送する処理である。システムコントローラ126は、給紙ローラ13を回転させて、印刷しようとする紙を搬送ローラ17Aまで送る。システムコントローラ126は、搬送ローラ17Aを回転させて、給紙ローラ13から送られてきた紙を印刷開始位置に位置決めする。
次に、システムコントローラ126は、キャリッジ41を媒体Sに対して相対的に移動させて媒体Sに対して印刷を施す印刷処理を実行する。ここでは、まず、キャリッジ41をガイドレール46に沿って一の方向に向かって移動させながら、ヘッドからインクを吐出する往路印刷を実行する(S104)。システムコントローラ126は、キャリッジモータ42を駆動してキャリッジ41を移動させるとともに、印刷データに基づきヘッドを駆動してインクを吐出する。ヘッド21から吐出されたインクは、紙に到達してドットとして形成される。
このようにして印刷を行った後、次に、媒体Sを所定量だけ搬送する搬送処理を実行する(S106)。この搬送処理では、システムコントローラ126は、紙搬送モータ15を駆動して搬送ローラ17Aを回転させて、紙をヘッド21に対して相対的に搬送方向に所定量だけ搬送する。この搬送処理により、ヘッド21は、先ほどの印刷した領域とは異なる領域に印刷をすることが可能になる。
このようにして搬送処理を行った後、排紙すべきか否か排紙判断を実行する(S108)。ここで、印刷中の紙に印刷すべき他のデータがなければ、排紙処理を実行する(S116)。一方、印刷中の紙に印刷すべき他のデータがあれば、排紙処理は行わずに、復路印刷を実行する(S110)。この復路印刷は、キャリッジ41をガイドレール46に沿って先ほどの往路印刷とは反対の方向に移動させて印刷を行う。ここでも、システムコントローラ126は、キャリッジモータ42を先ほどとは逆に回転駆動させてキャリッジ41を移動させるとともに、印刷データに基づきヘッド21を駆動してインクを吐出し、印刷を施す。
復路印刷を実行した後、搬送処理を実行し(S112)、その後、排紙判断を行う(S114)。ここで、印刷中の紙に印刷すべき他のデータがあれば、排紙処理は行わずに、ステップS104に戻って、再度往路印刷を実行する(S104)。一方、印刷中の紙に印刷すべき他のデータがなければ、排紙処理を実行する(S116)。
排紙処理を行った後、次に、印刷終了か否かを判断する印刷終了判断を実行する(S118)。ここでは、次にホストコンピュータ140から印刷データに基づき、次に印刷すべき紙がないかどうかチェックする。ここで、次に印刷すべき紙がある場合には、ステップS102に戻り、再び給紙処理を実行して、印刷を開始する。一方、次に印刷すべき紙がない場合には、印刷処理を終了する。
===媒体判別装置の概要===
本実施形態に係る印刷装置にあっては、印刷する媒体Sの種類を判別する媒体判別装置を備えている。この媒体判別装置は、反射型光学センサ(本発明の光学センサに相当)を備え、この反射型光学センサにより媒体Sに向けて光を発して、その媒体Sによって反射された光を検知して、その検知結果に基づき媒体Sの種類を判別するようになっている。そして、反射型光学センサによって媒体S上の複数のポイントから検知結果を取得して、それらの平均値と標準偏差とを求めて、これら平均値と標準偏差とに基づき、媒体Sの種類を判別するようになっている。以下に本実施形態に係る媒体判別装置について詳しく説明する。
<反射型光学センサ>
本実施形態に係る媒体判別装置に備えられた反射型光学センサについて説明する。
図7は、本実施形態の反射型光学センサ502を説明したものである。この反射型光学センサ502は、同図に示すように、発光部504と受光部506とを有し、媒体Sとの間に間隔Dをあけて配置されている。間隔Dは、例えば5mmなどに設定される。発光部504および受光部506は、それぞれ媒体Sに対して対向して配置されている。発光部504は、例えば、発光ダイオードなどにより構成され、媒体Sに向けて光を発する。受光部506は、例えば、フォトトランジスタなどにより構成され、発光部504から発光されて媒体Sによって反射された光を受光する。
受光部506が受光する光の成分には、発光部504により発光されて媒体Sによって反射された光の正反射成分が含まれている。受光部506は、そのような正反射成分が受光できる位置に配置されている。
受光部506は、受光した光の強さに応じた信号を生成する。受光部506により生成された信号は、反射型光学センサ502から検知結果として外部へと出力される。反射型光学センサ502から出力された信号は、図4に示すように、反射型光学センサ制御部508に入力される。
<反射型光学センサ制御部>
反射型光学センサ制御部508は、システムコントローラ126からの命令に従って反射型光学センサ502を制御する機能を有している。つまり、反射型光学センサ制御部508は、システムコントローラ126からの命令によって、反射型光学センサ502の発光部504を発光させたり、その発光を停止させたり、また反射型光学センサ502の受光部506の受光感度等を調節したりするようになっている。
このほかに、本実施形態の反射型光学センサ制御部508にあっては、A/D変換部510を備え、このA/D変換部510により、反射型光学センサ502の受光部506から出力された信号をアナログ信号からデジタル信号へと変換する機能も有している。具体的には、反射型光学センサ制御部508は、反射型光学センサ502から出力された信号をA/D変換してデジタル信号に変換してデジタルデータとしてシステムコントローラ126に向けて出力するようになっている。
<システムコントローラの役割>
システムコントローラ126は、反射型光学センサ制御部508から、反射型光学センサ502の受光部506の検知結果をデジタルデータとして取得して、その取得したデジタルデータに基づき、平均値と標準偏差とを求める。そして、システムコントローラ126は、求めた平均値と標準偏差とに基づき、媒体Sの種類を判別する。ここで行われる媒体Sの判別方法については、後で詳しく説明する。
===媒体の判別方法===
次に、媒体の判別方法について説明する。図8Aは、各種類の媒体をそれぞれ10枚ずつ測定して得られた検知結果をまとめた表である。ここでは、媒体Sの種類と、各種類の媒体Sの検知結果の平均値及び標準偏差、ならびに最大値及び最小値が示されている。ここでは、実際に図7に示すような反射型光学センサ502を用いて、反射型光学センサ502の発光部504から各種類の媒体Sに対して光を発光して、各種類の媒体Sにより反射された光を受光部506で受光して、それにより実際に検知結果として反射型光学センサ502からの出力信号の電圧値を測定して、その電圧値から平均値及び標準偏差を求めた。使用した媒体Sの種類は、「マット紙」、「スーパーファイン紙(SF紙)」、「普通紙」、「写真紙」、「光沢紙」および「光沢フィルム」の7種類である。「スーパーファイン紙」を使用したときに、反射型光学センサ502の出力電圧値が800mVとなるように、反射型光学センサ502の調整を行った。また、「写真紙」としては、PM写真紙を使用した。
図8Aに示すように、最も平均値が小さいのは、「マット紙」である。最も平均値が大きいのは、「光沢フィルム」である。その他の種類の媒体Sについては、「スーパーファイン紙(SF紙)」、「普通紙」、「写真紙」、「光沢紙」の順に、平均値が大きくなっている。一方、標準偏差については、「写真紙」が最も大きくなっている。つまり、「写真紙」が、最もバラツキが大きいことになる。一方、標準偏差が小さい、即ちバラツキが小さいのは、「マット紙」と、「スーパーファイン紙(SF紙)」である。その他の種類の媒体Sについては、「普通紙」、「光沢フィルム」、「光沢紙」の順に、標準偏差が大きくなっている。
図8Bは、各種類についてそれぞれ媒体10枚分の標準偏差のバラツキについて調べた結果をまとめたものである。ここでは、媒体Sの種類と、各種類の媒体Sの標準偏差の平均値及びその標準偏差、ならびに最大値及び最小値が示されている。同図に示すように、標準偏差のバラツキが最も大きいのは、「光沢紙」であり、最大値が「307」、最小値が「124」となっている。また、次に標準偏差のバラツキが大きいのは、「写真紙」であり、最大値が「93」、最小値が「58」となっている。標準偏差のバラツキが小さいのは、「マット紙」、「スーパーファイン紙(SF紙)」、「普通紙」および「光沢フィルム」である。
以上のことから、各媒体の種類別に、平均値と標準偏差とをまとめると次のようになる。図9は、図8Aに示す各種類の媒体Sの検知結果の平均値をグラフにまとめたものである。図10は、図8Bに示す各種類の媒体Sの検知結果の標準偏差をグラフにまとめたものである。
各種類の媒体Sの検知結果の平均値は、図9に示すように、媒体Sの種類別に大きく3つに分類することができる。すなわち、「マット紙」および「スーパーファイン紙(SF紙)」のa分類と、「普通紙」のb分類と、「写真紙」、「光沢紙」および「光沢フィルム」のc分類とである。a分類とb分類との間を区分するしきい値α1を960mVとし、b分類とc分類との間を区分するしきい値α2を1400mVとする。
一方、標準偏差については、図10に示すように、媒体Sの種類別に大きく3つに分類することができる。すなわち、「マット紙」、「スーパーファイン紙(SF紙)」、「普通紙」および「光沢フィルム」の1分類と、「写真紙」の2分類と、「光沢紙」の3分類とである。1分類と2分類との間を区分するしきい値β1を38mVとし、2分類と3分類との間を区分するしきい値β2を108mVとする。
図11は、しきい値α1、α2によって分類される媒体Sの種類の分類状況を簡単に説明したものである。図12は、しきい値β1、β2によって分類される媒体Sの種類の分類状況を簡単に説明したものである。媒体Sの検知結果の平均値からは、図11に示すように、しきい値α1(960mV)およびα2(1400mV)によって、「マット紙」または「スーパーファイン紙(SF紙)」と、「普通紙」と、「写真紙」、「光沢紙」または「光沢フィルム」との3種類に分類することができる。
また、媒体Sの検知結果の標準偏差からは、図12に示すように、しきい値β1(38mV)およびβ2(108mV)によって、「マット紙」、「スーパーファイン紙(SF紙)」、「普通紙」または「光沢フィルム」と、「写真紙」と、「光沢紙」との3種類に分類することができる。
これら平均値と標準偏差とを組み合わせれば、媒体Sの種類を次のように判別することができる。図13は、平均値および標準偏差から判別することができる媒体Sの分類を簡単に示したものである。平均値に基づき分類をするためのしきい値α1およびα2と、標準偏差に基づき分類をするためのしきい値β1、β2とを用いれば、次のように媒体Sの種類を判別することができる。
A)「マット紙」または「スーパーファイン紙(SF紙)」
B)「普通紙」
C)「写真紙」
D)「光沢紙」
E)「光沢フィルム」
以上のことから、反射型光学センサ502により媒体Sから取得した検知結果の平均値と標準偏差とを求めれば、求めた平均値と標準偏差とから、A)〜E)の媒体Sの判別を簡単に行うことができる。
なお、ここでは、「マット紙」または「スーパーファイン紙(SF紙)」、「普通紙」、「写真紙」、「光沢紙」、「光沢フィルム」の判別例を説明したが、このほかに、本発明にあっては、「OHP」を判別するようにしても良い。ここで、「OHP」は、他の媒体、即ち「マット紙」、「スーパーファイン紙(SF紙)」、「普通紙」、「写真紙」、「光沢紙」および「光沢フィルム」に比べて、飛躍的に反射率が高いことから、前述したように反射型光学センサで検知した場合に、平均値が非常に大きくなる。すなわち、「OHP」の平均値は、「光沢フィルム」の平均値よりも大きくなる。
そこで、「普通紙」のb分類と、「光沢フィルム」、「写真紙」および「光沢紙」のc分類とを区分するしきい値α2(1400mV)よりも大きい第3のしきい値α3(1400<α3)を設定すれば、さらに「光沢フィルム」と「OHP」とを判別することができる。
===判別処理手順===
以下に本実施形態に係る媒体判別装置における媒体の判別処理手順の一例について説明する。図14は、本実施形態に係る媒体判別装置における媒体判別処理を簡略的に示したフローチャートである。この媒体判別処理は、本実施形態においては、システムコントローラ126が行う。
システムコントローラ126は、まず、図14に示すように、媒体S上の複数のポイントから検知結果を取得する(S202)。次に、システムコントローラ126は、取得した検知結果から平均値および標準偏差を求める(S204)。そして、システムコントローラ126は、求めた平均値および標準偏差に基づき、媒体Sの種類を判別する(S206)。
<調査手順>
図15は、媒体S上の複数のポイントから検知結果を取得するときの手順の一例を説明したフローチャートである。システムコントローラ126は、まず、反射型光学センサ制御部508に対して、反射型光学センサ502の発光部504から発光を開始するように命令を発する(S302)。これにより、反射型光学センサ制御部508は、システムコントローラ126からの命令により、反射型光学センサ502の発光部504の発光を開始する。次に、システムコントローラ126は、搬送制御部130に対して紙搬送モータ15(PFモータ)の駆動を開始させる旨の命令を発する(S304)。搬送制御部130は、システムコントローラ126からの命令により、紙搬送モータ15の駆動を開始して媒体Sの搬送を開始する。
そして、システムコントローラ126は、反射型光学センサ502の受光部506から出力された信号を反射型光学センサ制御部508を通じてデジタルデータとして取得するサンプリング処理を開始する(S306)。ここで、システムコントローラ126が反射型光学センサ制御部508から取得するデジタルデータは、反射型光学センサ制御部508のA/D変換部510により、反射型光学センサ502の受光部506から出力された信号が所定の間隔でサンプリングされて生成されたデータである。
次に、システムコントローラ126は、サンプリングにより取得したデータの数、即ちサンプリング数Nが、所定数「Q」に到達したか否か逐次チェックする(S308)。ここで、所定数「Q」とは、平均値および標準偏差を求める上で設定されるサンプル数のことである。システムコントローラ126は、サンプリング数Nが所定数「Q」に到達するまでチェックを繰り返す。そして、サンプリング数Nが所定数「Q」に到達した場合には、次に、システムコントローラ126は、サンプリング処理を終了する(S310)。次に、システムコントローラ126は、反射型光学センサ制御部508に対して、反射型光学センサ502の発光部504の発光を終了させる命令を発する(S312)。さらに、システムコントローラ126は、搬送制御部130に対して、紙搬送モータ15(PFモータ)の駆動を停止させる旨の命令を発する(S314)。そして、処理を終了させる。
<判別手順>
次に、反射型光学センサ502から取得した媒体S上の複数のポイントの検知結果に基づき、媒体Sの判別を行う手順について説明する。図16は、本発明に係る媒体判別装置の判別処理の手順の一例を説明したものである。
システムコントローラ126は、まず、平均値Vs_aveと標準偏差Vs_henとを取得する(S402)。次に、システムコントローラ126は、取得した平均値Vs_aveがしきい値α1(960mV)以下か否かをチェックする(S404)。ここで、平均値Vs_aveがしきい値α1(960mV)以下である場合には、印刷する媒体Sは、「マット紙」または「スーパーファイン紙(SF紙)」であると判定する(S412)。そして、処理を終了する。
一方、平均値Vs_aveがしきい値α1(960mV)を上回る場合には、次に、平均値Vs_aveがしきい値α2(1400mV)以下かどうかをチェックする(S406)。ここで、平均値Vs_aveがしきい値α2(1400mV)以下である場合には、印刷する媒体Sは、「普通紙」であると判定する(S414)。そして、処理を終了する。
一方、平均値Vs_aveがしきい値α2(1400mV)を上回る場合には、次に、取得した標準偏差Vs_henが、しきい値β2(108mV)以上であるか否かをチェックする(S408)。ここで、標準偏差Vs_henが、しきい値β2(108mV)以上である場合には、印刷する媒体Sは、「光沢紙」であると判定する(S416)。そして、処理を終了する。
一方、標準偏差Vs_henが、しきい値β2(108mV)を下回る場合には、次に、標準偏差Vs_henが、しきい値β1(38mV)以上か否かをチェックする(S410)。ここで、標準偏差Vs_henが、しきい値β1(38mV)以上である場合には、印刷する媒体Sは、「写真紙」であると判定する(S418)。そして、処理を終了する。
一方、標準偏差Vs_henが、しきい値β1(38mV)を下回る場合には、「光沢フィルム」であると判定する(S420)。そして、処理を終了する。
===判別処理結果の反映===
このようにして媒体Sの種類を判別して得た結果の利用方法としては、次のような方法がある。
(A)印刷をしようとする媒体Sの種類に関する情報の取得。
(B)給紙部4にセットされた媒体Sの種類に関する情報の取得。
(C)プリンタドライバ等を通じてユーザーにより設定された媒体Sの種類と、実際に印刷しようとしている媒体Sの種類との一致・不一致のチェック。
(D)印刷対象データ、即ち画像データやテキストデータ等と、実際にセットされた媒体Sの種類との比較。
(A)および(B)については、印刷をしようとする媒体Sの種類に関する情報を媒体判別装置により取得して、この情報をプリンタドライバ等に送信すれば、印刷をしようとする媒体Sの種類をユーザーに報知することができる。また、印刷をしようとする媒体Sの種類に適した印刷方法を自動的に設定して、高品質な印刷を実現することができる。なお、給紙部4にセットされた媒体Sの種類に関する情報の取得を実施する場合には、給紙部4周辺に、本実施形態の反射型光学センサ502等の本発明の光学センサを設置するのが好ましい。
(C)については、実際に印刷しようとしている媒体Sの種類と、プリンタドライバ等を通じてユーザーにより設定された媒体Sの種類とが一致していない場合には、ユーザーに対して警告等により報知することができ、実際に印刷しようとする媒体Sの種類をプリンタドライバ等に設定して、印刷する媒体Sの種類に適した印刷方法を実行するように促すことができる。
図17は、ユーザーにより設定された媒体Sの種類と、実際に印刷しようとしている媒体Sの種類とが違っていた場合の警告画面W1の一例を示したものである。この警告画面W1では、実際にプリンタにセットされている紙の種類(ここでは、「普通紙」)と、PC上(ホストコンピュータ上)で設定されている紙の種類(ここでは、「光沢紙」)とを表示して、用紙の違いをユーザーに対して知らせている。ユーザーは、この警告画面W1において、「再設定」ボタンJ1をクリックするか、若しくは「キャンセル」ボタンJ2をクリックして対処するようになっている。
また、(D)については、印刷対象データ(画像データやテキストデータ等)と、実際にセットされた媒体Sの種類とを比較することによって、実際にセットされた媒体Sが、これから印刷をしようとするデータに対して適切な媒体Sかどうかチェックすることができる。例えば、デジタルカメラで撮影した写真等の画像データを印刷しようとする場合、印刷をしようとする媒体Sが、写真印刷に適した媒体Sかどうか、即ち「写真紙」かどうかチェックをすることも可能である。
===媒体判別タイミング===
このような媒体Sの種類を判別する処理が実施されるタイミングとしては、次のようなものがある。
(1)印刷データ受信時
インクジェットプリンタ1が、ホストコンピュータ140から送られてきた印刷データを受信した際に、媒体判別装置により媒体Sの判別を行う。これは、これから印刷しようとする、実際にセットされた媒体Sの種類が、ユーザーによりホストコンピュータ140上に設定された媒体Sの種類と一致しているかどうかチェックする目的等で実施される。
(2)給紙時
インクジェットプリンタ1が、媒体Sを1枚1枚印刷する都度、印刷される媒体Sの種類を媒体判別装置によりチェックするものである。これによって、印刷される媒体Sに対して、ユーザーにより設定された媒体Sの種類と一致しているか否か、各枚ごとに個別にチェックすることができる。これによって、媒体Sに対してその媒体Sに適切な印刷を的確に実施することが可能になる。
(3)印刷待機時
インクジェットプリンタ1が待機しているときに、給紙部4等にセットされた、これから印刷しようとしている媒体Sの種類をチェックしようとするものである。このチェックにより、取得した情報については、ホストコンピュータ140側に伝達する。これにより、印刷に際して、媒体Sの判別に必要な時間を省略することが可能となり、印刷速度(スループット)に悪影響を及ぼすのを防ぐことができる。
(4)媒体セット時
給紙部4等に媒体Sがセットされたときに実施するものである。すなわち、ユーザー等により給紙部4等に媒体Sが補充されたときに、媒体Sの種類を検出してホストコンピュータ側に伝達する。これによって、印刷しようとする媒体Sの種類を事前に検出して自動的に設定することができる。
===作用・効果===
以上本実施形態にかかる媒体判別装置にあっては、媒体S上の複数のポイントから取得した検知結果に基づき、それら平均値と標準偏差とを求めて、これら平均値と標準偏差とに基づき媒体Sの種類を判別するから、例えば、光沢フィルム、光沢紙および写真紙のうちのいずれかであるかなど、印刷しようとする媒体Sの種類を高精度に判別することができる。
===印刷システム等の構成===
次に、本発明に係る印刷システムの一例として、印刷装置としてインクジェットプリンタを備えた印刷システムを例にして説明する。
図18は、印刷システムの外観構成を示した説明図である。印刷システム1000は、コンピュータ本体1102と、表示装置1104と、印刷装置1106と、入力装置1108と、読取装置1110とを備えている。コンピュータ本体1102は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置1104は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。印刷装置1106は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置1108は、本実施形態ではキーボード1108Aとマウス1108Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置1110は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置1110AとCD−ROMドライブ装置1110Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magnet Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
図19は、図18に示した印刷システムの構成を示すブロック図である。コンピュータ本体1102が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ1202と、ハードディスクドライブユニット1204等の外部メモリがさらに設けられている。
上述したインクジェットプリンタ1の動作を制御するコンピュータプログラムは、例えばインターネット等の通信回線を経由して、印刷装置1106に接続されたコンピュータ1000等にダウンロードさせることができるほか、コンピュータによる読み取り可能な記録媒体Sに記録して配布等することもできる。記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスクFD、CD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスクMO、ハードディスク、メモリ等の各種記録媒体を用いることができる。なお、このような記憶媒体に記憶された情報は、各種の読取装置1110によって、読み取り可能である。
なお、以上の説明においては、印刷装置1106が、コンピュータ本体1102、表示装置1104、入力装置1108、及び、読取装置1110と接続されて印刷システムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、印刷システムが、コンピュータ本体1102と印刷装置1106から構成されても良く、印刷システムが表示装置1104、入力装置1108及び読取装置1110のいずれかを備えていなくても良い。また、例えば、印刷装置1106が、コンピュータ本体1102、表示装置1104、入力装置1108、及び、読取装置1110のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、印刷装置1106が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
このようにして実現された印刷システムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
===その他の実施の形態===
以上、一実施形態に基づき、インクジェットプリンタについて説明したが、上記の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更または改良され得るとともに、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に係る印刷装置や印刷システムに含まれるものである。
また、本実施形態において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部又は全部をソフトウェアによって置き換えてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアによって置き換えてもよい。
また、印刷装置(インクジェットプリンタ1)側にて行っていた処理の一部をホストコンピュータ140側にて行ってよく、また印刷装置(インクジェットプリンタ1)とホストコンピュータ140の間に専用の処理装置を介設して、この処理装置にて処理の一部を行わせるようにしてもよい。
<媒体について>
前述した実施の形態では、媒体Sとして、「普通紙」や「スーパーファイン」、「マット紙・SF紙(スーパーファイン紙)」、「光沢紙」、「光沢フィルム」、「写真紙」が挙げられていたが、本発明に係る印刷装置にあっては、これらの種類の媒体Sに限らず、他の種類の媒体、例えば、布材や金属板材などを用いても良い。
また、用いられる媒体の形態としては、通常のカット紙をはじめ、ロール紙など、様々な形態の媒体を用いることができず。
<媒体の判別について>
前述した実施の形態では、判別可能な媒体の種類として、「普通紙」や「スーパーファイン」、「マット紙・SF紙(スーパーファイン紙)」、「光沢紙」、「光沢フィルム」、「写真紙」が挙げられていたが、本発明において判別可能な媒体の種類としては、このような種類の媒体に限らず、光学センサにより得られた検知結果から求められた平均値と標準偏差とに基づき判別できるのであれば、他の種類の媒体を判別しても良い。
<光学センサについて>
前述した実施の形態では、本発明の光学センサとして、前述したような反射型光学センサ502を例にして説明していたが、本発明の光学センサにあっては、このような反射型光学センサ502に限らず、媒体に向けて光を発して、媒体によって反射された光を検知するセンサであれば、どのようなセンサであっても構わない。
<平均値および標準偏差の算出について>
前述した実施の形態では、平均値および標準偏差の算出は、印刷装置であるインクジェットプリンタ1に搭載された、印刷等を制御するシステムコントローラ126により実施していたが、本発明に係る媒体判別装置にあっては、必ずしも、このような印刷装置に搭載されたシステムコントローラ126により実行する場合に限らず、これら平均値および標準偏差の算出が可能な演算装置であれば、どのような装置であっても構わない。
<判別処理について>
前述した実施の形態では、算出された平均値および標準偏差に基づき、媒体の種類を判別する処理が、印刷装置であるインクジェットプリンタ1に搭載された、印刷等を制御するシステムコントローラ126により実施していたが、本発明に係る媒体判別装置にあっては、必ずしも、このような印刷装置に搭載されたシステムコントローラ126により実行する場合に限らず、求めた平均値および標準偏差に基づき判別処理が可能であれば、どこで判別処理が行われても良い。例えば、本実施形態では、判別処理がホストコンピュータ140により行われていても良い。
<搬送機構について>
前述した実施の形態では、本発明の搬送機構として、給紙ローラ13や搬送ローラ17Aを有する搬送機構を例にして説明していたが、本発明の搬送機構にあっては、このような機構に限らず、媒体を搬送する機構であれば、どのような機構であっても構わない。
<媒体判別装置について>
前述した実施の形態では、本発明に係る媒体判別装置として、インクジェットプリンタ(印刷装置)に搭載された場合について説明したが、本発明に係る媒体判別装置にあっては、このように印刷装置に搭載される場合に限らず、印刷装置からは分離して、媒体の判別のみを独立して実施し得るような装置であっても良く、また、前述した媒体判別装置以外の他の装置に搭載されても良い。
<印刷装置について>
前述した実施の形態では、本発明に係る印刷装置として、インクジェットプリンタを例にして説明したが、本発明に係る印刷装置にあっては、このような印刷装置に限らず、例えば、ドットインパクト式プリンタやレーザービーム式プリンタなど、媒体に対して印刷を行う装置であれば、どのような形態の装置であっても構わない。
<印刷システムについて>
前述した実施の形態では、本発明に係る印刷システムとして、コンピュータ本体にインクジェットプリンタを接続した構成について説明したが、本発明に係る印刷システムにあっては、コンピュータ本体に接続される印刷装置は、このようなインクジェットプリンタに限らず、他のタイプの印刷装置であっても良い。例えば、ドットインパクト式プリンタやレーザービーム式プリンタなど、媒体に対して印刷を行う装置であれば、どのような形態の装置であっても構わない。
また、前述した実施の形態では、印刷システムとして、コンピュータ本体1102の他に、表示装置1104と、入力装置1108と、読取装置1110とを備えた構成について説明したが、本発明に係る印刷システムにあっては、必ずしもこのような構成を備える必要はなく、印刷装置の他に、コンピュータ本体1102を備えていれば良い。
本発明に係る印刷装置の一実施形態の斜視図。 印刷装置の内部構成を説明した斜視図。 印刷装置の搬送部を示す断面図。 印刷装置のシステム構成を示すブロック構成図。 印刷装置の印刷部の一例を示す平面図。 印刷処理の一例を説明するフローチャート。 本発明の光学センサの一実施形態を説明する説明図。 媒体の種類と、各種類の媒体の検知結果の平均値及び標準偏差を示す表。 媒体10枚の標準偏差のバラツキを示す表。 各種類の媒体の検知結果の平均値をまとめたグラフ。 各種類の媒体の検知結果の標準偏差をまとめたグラフ。 平均値に基づき媒体の種類を分類したときの一例を説明する説明図。 標準偏差に基づき媒体の種類を分類したときの一例を説明する説明図。 平均値及び標準偏差に基づき媒体の種類を分類したときの一例を説明する説明図。 媒体判別処理の概要を説明したフローチャート。 媒体に対するサンプリング処理の一例を説明するフローチャート。 媒体の判別処理の一例を説明するフローチャート。 警告画面の一例を示した図。 本発明に係る印刷システムの一実施形態を説明する斜視図。 図18の印刷システムの構成を示すブロック構成図。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、2 操作パネル、3 排紙部、4 給紙部、
5 操作ボタン、6 表示ランプ、7 排紙トレー、8 給紙トレー、
11A 紙挿入口、11B ロール紙挿入口、13 給紙ローラ、14 プラテン、
15 紙搬送モータ、17A 搬送ローラ、17B 排紙ローラ、
18A フリーローラ、18B フリーローラ、21 ヘッド、
30 クリーニングユニット、31 ポンプ装置、35 キャッピング装置、
41 キャリッジ、42 キャリッジモータ、44 プーリ、45 タイミングベルト、
46 ガイドレール、48 インクカートリッジ、51 リニア式エンコーダ、
122 バッファメモリ、124 イメージバッファ、126 システムコントローラ、
127 メインメモリ、128 キャリッジモータ制御部、129 EEPROM、
130 搬送制御部、132 ヘッド駆動部、134 ロータリ式エンコーダ、
140 ホストコンピュータ、211 ノズル列、
502 反射型光学センサ、504 発光部、506 受光部、
508 反射型光学センサ制御部、510 A/D変換部、
1102 コンピュータ本体、1104 表示装置、1106 印刷装置、
1108 入力装置、1108A キーボード、1108B マウス、
1110 読取装置、1110A フレキシブルディスクドライブ装置、
1110B CD−ROMドライブ装置、1204 ハードディスクドライブユニット、
S 媒体

Claims (11)

  1. 媒体に向けて光を発して、前記媒体によって反射された光を検知する光学センサを備え、前記光学センサの検知結果に基づき前記媒体の種類を判別する媒体判別装置において、
    前記光学センサから得られた前記媒体上の複数のポイントの検知結果に基づいて、前記検知結果の平均値と前記検知結果の標準偏差とを求め、前記平均値と前記標準偏差とを、前記平均値におけるしきい値と前記標準偏差のしきい値とで区分された媒体の種類に対応させて、前記媒体の種類を分類することを特徴とする媒体判別装置。
  2. 前記光学センサは、前記媒体に向けて光を発する発光部と、前記媒体によって反射された光を検知する受光部とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の媒体判別装置。
  3. 前記光学センサにより検知される光には、前記媒体によって反射された光の正反射成分が含まれることを特徴とする請求項1または2に記載の媒体判別装置。
  4. 前記光学センサに対して前記媒体を相対的に搬送する搬送機構を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の媒体判別装置。
  5. 前記搬送機構により前記媒体を搬送することによって、前記媒体上の複数のポイントの検知結果を前記光学センサにより取得することを特徴とする請求項4に記載の媒体判別装置。
  6. 前記搬送機構により前記媒体が搬送されているときに、前記光学センサにより所定の周期でサンプリングをすることによって前記検知結果を取得することを特徴とする請求項5に記載の媒体判別装置。
  7. 求めた前記平均値および前記標準偏差に基づき、光沢フィルム、光沢紙および写真紙を判別することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の媒体判別装置。
  8. 媒体に対して印刷を施す印刷装置において、
    媒体に向けて光を発して、前記媒体によって反射された光を検知する光学センサを備え、
    前記光学センサから得られた前記媒体上の複数のポイントの検知結果に基づいて、前記検知結果の平均値と前記検知結果の標準偏差とを求め、前記平均値と前記標準偏差とを、前記平均値におけるしきい値と前記標準偏差のしきい値とで区分された媒体の種類に対応させて、前記媒体の種類を分類することを特徴とする印刷装置。
  9. 光学センサから媒体に向けて光を発して、前記媒体によって反射された光を前記光学センサにより検知して、前記光学センサの検知結果に基づき前記媒体の種類を判別する媒体判別方法において、
    前記光学センサから得られた前記媒体上の複数のポイントの検知結果に基づいて、前記検知結果の平均値と前記検知結果の標準偏差とを求め、前記平均値と前記標準偏差とを、前記平均値におけるしきい値と前記標準偏差のしきい値とで区分された媒体の種類に対応させて、前記媒体の種類を分類することを特徴とする媒体判別方法。
  10. 媒体の種類を判別する媒体判別装置において実行されるプログラムであって、
    光学センサから媒体に向けて光を発して、前記媒体によって反射された光を前記光学センサにより検知するステップと、
    前記光学センサから得られた前記媒体上の複数のポイントの検知結果に基づいて、前記検知結果の平均値と前記検知結果の標準偏差とを求め、前記平均値と前記標準偏差とを、前記平均値におけるしきい値と前記標準偏差のしきい値とで区分された媒体の種類に対応させて、前記媒体の種類を分類するステップとを実行することを特徴とするプログラム。
  11. コンピュータ本体と、このコンピュータ本体に接続可能な印刷装置とを具備した印刷システムにおいて、
    前記印刷装置は、媒体に対して印刷を施す印刷装置であって、
    媒体に向けて光を発して、前記媒体によって反射された光を検知する光学センサを備え、
    前記光学センサから得られた前記媒体上の複数のポイントの検知結果に基づいて、前記検知結果の平均値と前記検知結果の標準偏差とを求め、前記平均値と前記標準偏差とを、前記平均値におけるしきい値と前記標準偏差のしきい値とで区分された媒体の種類に対応させて、前記媒体の種類を分類することを特徴とする印刷システム。
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