JP5062232B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents
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Description
また、媒体のサイズ検知を行っていた(特許文献2参照)。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。
かかる印刷制御装置によれば、領域情報によって示される領域と、検知手段によって検知された印刷領域が同じ大きさかであるかどうかを判定することで、領域情報によって示される領域と、同じ大きさでない印刷領域をもつ媒体の非印刷領域への印刷を防止できる。
かかる印刷制御装置によれば、領域情報が、同じ大きさの媒体について、印刷すべき第1領域を示す第1領域情報と、第1領域より狭い第2領域を示す第2領域情報を備えているから、これらの情報を用いて、第1領域又は第2領域と同じ大きさでない印刷領域をもつ媒体の非印刷領域への印刷を防止できる。
かかる印刷制御装置によれば、第1領域と同じ大きさの印刷領域を備える第1媒体と、第2領域と同じ大きさの印刷領域を備える第2媒体と、をユーザーに選択させるための選択情報を表示させることで、ユーザーの印刷時の操作性が向上する。
かかる印刷制御装置によれば、前記選択情報によりユーザーが第1媒体を選択した時は、前記検知手段によって検知された印刷領域が、前記第1領域と同じ大きさか否かを判定し、前記選択情報によりユーザーが前記第2媒体を選択した時は、前記検知手段によって検知された前記印刷領域が、前記第2領域と同じ大きさか否かを判定することで、ユーザーが選択した媒体が備える印刷すべき領域と同じ大きさでない印刷領域を持つ媒体の非印刷領域への印刷を防止できる。
かかる印刷制御装置によれば、前記選択情報によりユーザーが前記第1媒体を選択した時に、前記検知手段によって検知された前記印刷領域が、前記第1領域と同じ大きさでないと判定した時には、前記媒体への印刷を中止し、前記選択情報によりユーザーが前記第2媒体を選択した時に、前記検知手段によって検知された前記印刷領域が、前記第2領域と同じ大きさでないと判定した時には、前記媒体への印刷を中止することで、ユーザーが選択した媒体が備える印刷すべき領域と同じ大きさでない印刷領域を持つ媒体の非印刷領域への印刷を確実に防止できる。
かかる印刷制御装置によれば、前記選択情報によりユーザーが前記第1媒体を選択した時に、前記検知手段によって検知された前記印刷領域が、前記第1領域と同じ大きさでないと判定した時には、前記第1領域と、前記検知手段によって検知された前記印刷領域と、が同じ大きさでないことを報知し、前記選択情報によりユーザーが前記第2媒体を選択した時に、前記検知手段によって検知された前記印刷領域が、前記第2領域と同じ大きさでないと判定した時には、前記第2領域と、前記検知手段によって検知された前記印刷領域と、が同じ大きさでないことを報知するで、ユーザーが選択した媒体が備える印刷すべき領域と同じ大きさでない印刷領域を持つ媒体であることをユーザーに分からせることができる。
かかる印刷制御装置によれば、前記選択情報によりユーザーが前記第1媒体を選択した時に、前記検知手段によって検知された前記印刷領域が、前記第1領域と同じ大きさでないと判定した時には、前記第1領域と、前記検知手段によって検知された前記印刷領域と、が同じ大きさでないことを報知し、かつ、前記媒体への印刷を中止し、前記選択情報によりユーザーが前記第2媒体を選択した時に、前記検知手段によって検知された前記印刷領域が、前記第2領域と同じ大きさでないと判定した時には、前記第2領域と、前記検知手段によって検知された前記印刷領域と、が同じ大きさでないことを報知し、かつ、前記媒体への印刷を中止するで、ユーザーが選択した媒体が備える印刷すべき領域と同じ大きさでない印刷領域を持つ媒体の非印刷領域への印刷を確実に防止するとともに、ユーザーが選択した媒体が備える印刷すべき領域と同じ大きさでない印刷領域を持つ媒体であることをユーザーに分からせることができる。
かかる印刷制御装置によれば、報知手段が音で報知することで、ユーザーに確実に知らせることができる。
かかる印刷制御装置によれば、検知手段が光学式のセンサであることで、媒体の印刷領域を精度良く検知できる。
かかる印刷制御装置によれば、光学式のセンサは、光を発する発光素子と、前記光を受ける受光素子とを備えるので、媒体の印刷領域を精度良く検知できる。
また、センサを小さくでき、コストも安くできる。
かかる印刷制御装置によれば、媒体の印刷領域と非印刷領域は断面構造が異なるので、印刷領域と非印刷領域をセンサが区別し易い。
かかる印刷制御装置によれば、媒体の印刷領域と非印刷領域は材料が異なることで、印刷領域と非印刷領域をセンサが区別し易い。
かかる印刷制御装置によれば、媒体の印刷領域と非印刷領域は表面処理が異なることで、印刷領域と非印刷領域をセンサが区別し易い。
かかる印刷制御装置によれば、円板形状の媒体でも、非印刷領域への印刷を防止できる。
かかる印刷制御装置によれば、媒体の中心部に備えられた円孔の中心側から、円周側に向かって印刷領域を検知するので、短時間で印刷領域を検知できる。
かかる印刷制御装置によれば、非印刷領域を印刷領域より媒体の中心側に位置させることで、印刷領域を広くすることができる。
かかる印刷制御装置によれば、搬送用トレーによって搬送される円板形状の媒体に対して、非印刷領域への印刷を防止できる。
かかる印刷制御装置によれば、印刷領域と非印刷領域を有する媒体への印刷の際に、非印刷領域を検知することで、非印刷領域への印刷を防止できる。
かかる印刷方法によれば、印刷領域と非印刷領域を有する媒体への印刷を実行する前に、印刷領域を検知することで、非印刷領域への印刷を防止できる。
かかるコンピュータシステムによれば、印刷領域と非印刷領域を有する媒体への印刷の際に、印刷領域を検知することで、非印刷領域への印刷を防止できる。
以下、本発明の第1実施形態について、「印刷制御装置の構成」、「インクジェットプリンタの概略」、「給紙機構の構成」、「キャリッジ周辺の構成」、「反射型光学センサの構成」、「媒体の構成」、「媒体の印刷領域の検知」、「選択情報」、「報知手段」、「印刷制御装置の動作」、「コンピュータシステムの構成」の順に説明する。
図1は、本実施の形態に係る印刷制御装置を含むコンピュータシステムの概略構成を示した図である。
コンピュータシステム1000は、コンピュータ本体1102と、表示装置1104と、印刷装置であるプリンタ1106と、入力装置1108と、読取装置1110とを備えている。コンピュータ本体1102は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置1104は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ1106は、本実施形態ではインクジェットプリンタが用いられているが、これに限られるものではない。入力装置1108は、本実施形態ではキーボード1108Aとマウス1108Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置1110は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置1110AとCD−ROMドライブ装置1110Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magnet Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
図2に示すように、印刷制御装置1050の内部には、コンピュータ本体1102から供給された信号を受信するバッファメモリ250と、印刷データを格納するイメージバッファ252と、プリンタ全体の動作を制御するシステムコントローラ254と、メインメモリ256と、EEPROM258とを備えている。システムコントローラ254には、さらに、キャリッジモータ41を駆動する主走査駆動回路261と、紙送りモータ43を駆動する副走査駆動回路262と、印刷ヘッドIH1〜IH4を駆動するヘッド駆動回路263と、アラーム16を制御する報知手段制御回路264と,光学センサ29を制御する検知手段制御回路265と、が接続されている。
印刷システム2000は、表示部2104、プリンタ部2106、入力部2108、読取部2110を備えている。表示部2104は、液晶パネルが用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ部2106は、本実施形態ではインクジェットプリンタが用いられているが、これに限られるものではない。入力部2108は、本実施形態ではボタン2108Aが用いられているが、これに限られるものではない。読取部2110は、本実施形態では記憶媒体であるメモリカード(図示していない)が挿入可能なスロット2110Aが用いられているが、これに限られるものではない。
また、図示していないが、表示装置としてのモニタが印刷システムに取り付け可能である。これにより、メモリカード内の印刷データを確認することができる。
また、図示していないが、MO(Magnet Optical)ディスクドライブ装置等の外部記憶装置が印刷システムに接続可能である。これにより、外部記憶装置に記憶されたデータを直接読み取って印刷することが可能となる。
図4に示すように、印刷制御装置2050の内部には、入力部2108から供給された信号を受信し、読取部2110から印刷データを読取り、プリンタ全体の動作を制御するシステムコントローラ354と、メインメモリ356と、EEPROM358とを備えている。システムコントローラ354には、さらに、キャリッジモータ41を駆動する主走査駆動回路361と、紙送りモータ43を駆動する副走査駆動回路362と、印刷ヘッドIH1〜IH4を駆動するヘッド駆動回路363と、アラーム16を制御する報知手段制御回路364,光学センサ29を制御する検知手段制御回路365と、が接続されている。
次に、本実施形態のカラーインクジェットプリンタについて説明する。図5は、カラーインクジェットプリンタを示す斜視図である。
給紙部13には、図示していない媒体を保持する給紙トレー131が備えられている。
本実施形態のカラープリンタ10は、特に、ストレートパスと呼ばれるもう1つの給紙経路(図5には示していない)を有する構成のものである。これは、厚紙などの一定の厚さや硬さを有する媒体を手差しにより供給する給紙機構である。このストレートパス機構では、CD−Rなどの変則的な寸法、形状の媒体に対しても、媒体搬送用トレーに載置して供給することにより、印刷を行うことが可能である。図6は、これら2つの給紙機構について説明するための、プリンタ10の要部断面図である。
次にインクジェットプリンタ10内部のキャリッジ40及びその周辺の構成について説明する。図7は、そのキャリッジ40周辺の構成を示した斜視図である。
次に、検知手段の一例として、反射型光学センサについて説明する。図8は、反射型光学センサ29を説明するための模式図である。
次に、媒体の一例として、円板形状の媒体について、図9、図10を参照して説明する。
図9Aは、印刷領域と非印刷領域を有する円板状の媒体であるP−CD−R(第1媒体)が印刷された状態を示す図である。図9Bは、P−CD−Rと大きさが同一で、印刷領域がP−CD−Rより小さいCD−R(第2媒体)が印刷された状態を示す図である。
図9Aと図9Bを比較すると、P−CD−Rの方が、CD−Rよりも媒体の中心側まで画像が印刷されている。このように、P−CD−Rの方が、CD−Rよりも広範囲に印刷できる。なお、P−CD−RとCD−Rの中心には同じ大きさの円孔85がある。
そして、本実施の形態では、このP−CD−RとCD−Rの印刷領域を検知する。
図10Bは、印刷領域と非印刷領域の材料の違いを示している図である。ここで、材料Aと材料Bは、センサの発光素子38による入射光に対し、反射率に差がある材料である。例えば、材料Aが、普通紙等のように表面が粗い材料であり、材料Bが、光沢紙等のように平滑度が高い材料である。そして、この材料の反射率を用いて、印刷領域を検知することができる。
図に示すように、印刷領域部分の媒体の厚みaは、非印刷領域部分の媒体の厚みbより大きくなっている。この場合、印刷領域部分における反射光の光路の軌跡と、非印刷領域の部分における反射光の光路の軌跡は異なる。印刷領域部分における反射光の受光を正規に行う位置に受光素子39があれば、非印刷領域部分における反射光の中には受光素子39に対して受光されないものが生じる。そのため、印刷領域と非印刷領域では、受光素子39の受光量に差が生じる。これにより、印刷領域を検知することが可能である。
次に、反射型光学センサの印刷領域の検知について説明する。
図11は、媒体の印刷領域をセンサが検知する様子を示す図である。
図12は、媒体の円孔の中心側から媒体の円周側に向かって、媒体の印刷領域をセンサが検知する様子を示す図である。
次に、媒体をユーザーに選択させるための選択情報について説明する。図14は、印刷制御装置に接続された表示装置1104の画面に表示されたプリンタドライバのユーザーインターフェースを示す説明図である。ユーザーは、入力装置1108を用いて、プリンタドライバの各種の設定を行うことができる。
なお、印刷制御装置は、ユーザーが選択可能な各媒体に対応した領域情報を有している。ここで、領域情報とは、媒体上に印刷すべき領域を示すものである。例えば、第1媒体に対しては、第1領域情報を有し、第2媒体に対しては、第2領域情報を有している。ユーザーが第1媒体を選択した時は、第1媒体の示す印刷領域と同じ大きさの第1領域を示す第1領域情報を、領域情報と認識する。ユーザーが第2媒体を選択した時は、第2媒体の示す印刷領域と同じ大きさの第2領域を示す第2領域情報を、領域情報と認識する。これにより、センサで検知した印刷領域と、領域情報の示す領域である、第1領域もしくは第2領域とが同じ大きさかどうかの判定が可能となる。
次に、ユーザーが選択した媒体に対応した領域情報の示す領域と、反射型光学センサ29によって検知された印刷領域が同じ大きさでないことをユーザーに報知する報知手段について、図15を用いて説明する。
印刷装置10につけられたアラーム16により、ユーザーに報知する。これにより、聴覚的に、ユーザーに分からせることが可能となる。
図15Bは、報知手段が、文字による報知である例を示している。
表示装置1104の画面上に文字による報知を行い、ユーザーに正しい媒体のセットを促す。これにより、視覚的に、ユーザーに分からせることが可能となる。
なお、上記では、アラームと文字による報知を別々に説明したが、当然2つの報知手段が一連の流れで行われても良い。こうすれば、より確実に、ユーザーに分からせることが可能となる。
次に、図16を参照して、本実施の形態に係る印刷制御装置の動作について説明する。図16は、媒体の印刷領域を検知して、媒体へ印刷するまでの制御の流れを説明するフローチャートある。
そして、ユーザーが「P−CD−R」という表示(情報)を選択すれば、第1領域情報を領域情報と認識し、ユーザーが「CD−R」という表示(情報)を選択すれば、第2領域情報を領域情報と認識する。
印刷制御装置1050は、次に、ユーザーが第1媒体を示す「P−CD−R」という表示(情報)を選択した場合、第1領域を示す第1領域情報を領域情報として認識する(ステップs110)。これにより、前記第1領域は、後述の判定の基準となる。
なお、上記のステップs116とステップs118は、順番が入れ替わる構成でもよい。また、ステップs116とステップs118のいずれか一方のみが、実施される構成でもよい。
印刷制御装置1050は、次に、ユーザーが第2媒体を示す「CD−R」という表示(情報)を選択した場合、第2領域を示す第2領域情報を領域情報として認識する(ステップs130)。これにより、前記第2領域は、後述の判定の基準となる。
なお、上記のステップs136とステップs138は、順番が入れ替わる構成でもよい。また、ステップs136とステップs138のいずれか一方のみが、実施される構成でもよい。
また、前記第1領域もしくは前記第2領域に合わせて、画像データが加工されても良い。例えば、画像データの示す領域と前記第1領域もしくは前記第2領域が同じ大きさでない場合は、画像データの一部を削除したりしても良い。
次に、本発明に係る実施形態の一例であるコンピュータシステムについて説明する。なお、コンピュータシステムの外観構成については、前述した通りである。
上述したプリンタの動作を制御するコンピュータプログラムは、例えばインターネット等の通信回線を経由して、プリンタ1106に接続されたコンピュータ1000等にダウンロードさせることができるほか、コンピュータによる読み取り可能な記録媒体に記録して配布等することもできる。記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスクFD、CD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスクMO、ハードディスク、メモリ等の各種記録媒体を用いることができる。なお、このような記憶媒体に記憶された情報は、各種の読取装置1110によって、読み取り可能である。
このようにして実現されたコンピュータシステムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第1実施形態は媒体の印刷領域を検知することに特徴があるのに対して、第2実施形態は媒体の非印刷領域を検知することに特徴がある。
そこで、以下では、上記の違いによって第1実施形態と構成が異なる、「媒体の非印刷領域の検知」、「選択情報」、「報知手段」、「印刷制御装置の動作」について説明する。
まず、反射型光学センサの非印刷領域の検知について説明する。
図13は、媒体の非印刷領域の検知を説明するための模式図である。
また、円板形状の媒体の場合は、センサは媒体の中心部を通るように移動すると良い。非印刷領域が円で囲まれているので、非印刷領域の範囲の誤検知を防ぐことが可能となるからである。
次に、媒体をユーザーに選択させるための選択情報について説明する。図14は、印刷制御装置に接続された表示装置1104の画面に表示されたプリンタドライバのユーザーインターフェースを示す説明図である。ユーザーは、入力装置1108を用いて、プリンタドライバの各種の設定を行うことができる。
なお、印刷制御装置は、ユーザーが選択可能な各媒体に対応した領域情報を有している。ここで、領域情報とは、媒体上に印刷されるべきでない領域を示すものである。例えば、第1媒体に対しては、第3領域情報を有し、第2媒体に対しては、第4領域情報を有している。ユーザーが第1媒体を選択した時は、第1媒体の示す非印刷領域と同じ大きさの第3領域を示す第3領域情報を、領域情報と認識する。ユーザーが第2媒体を選択した時は、第2媒体の示す非印刷領域と同じ大きさの第4領域を示す第4領域情報を、領域情報と認識する。これにより、センサで検知した非印刷領域と、領域情報の示す領域である、第3領域もしくは第4領域とが同じ大きさかどうかの判定が可能となる。
次に、ユーザーが選択した媒体に対応した領域情報の示す領域と、反射型光学センサ29によって検知された非印刷領域が同じ大きさでないことをユーザーに報知する報知手段について、図15を用いて説明する。
印刷装置10につけられたアラーム16により、ユーザーに報知する。これにより、聴覚的に、ユーザーに分からせることが可能となる。
図15Bは、報知手段が、文字による報知である例を示している。
表示装置1104の画面上に文字による報知を行い、ユーザーに正しい媒体のセットを促す。これにより、視覚的に、ユーザーに分からせることが可能となる。
なお、上記では、アラームと文字による報知を別々に説明したが、当然2つの報知手段が一連の流れで行われても良い。こうすれば、より確実に、ユーザーに分からせることが可能となる。
次に、図17を参照して、本実施の形態に係る印刷制御装置の動作について説明する。図17は、印刷制御装置1050が、媒体の非印刷領域を検知して、媒体へ印刷するまでの制御の流れを説明するフローチャートある。
そして、ユーザーが「P−CD−R」という表示(情報)を選択すれば、第3領域情報を領域情報と認識し、ユーザーが「CD−R」という表示(情報)を選択すれば、第4領域情報を領域情報と認識する。
印刷制御装置1050は、次に、ユーザーが第1媒体である「P−CD−R」という表示(情報)を選択した場合、第3領域を示す第3領域情報を領域情報として認識する(ステップs210)。これにより、第3領域は、後述の判定の基準となる。
なお、上記のステップs216とステップs218は、順番が入れ替わる構成でもよい。また、ステップs216とステップs218のいずれか一方のみが、実施される構成でもよい。
印刷制御装置1050は、次に、ユーザーが第2媒体である「CD−R」という表示(情報)を選択した場合、第4領域を示す第4領域情報を領域情報として認識する(ステップs210)。これにより、第4領域は、後述の判定の基準となる。
なお、上記のステップs236とステップs238は、順番が入れ替わる構成でもよい。また、ステップs236とステップs238のいずれか一方のみが、実施される構成でもよい。
以上、いくつかの実施の形態に基づき本発明に係る印刷装置等を説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
前述の実施形態では、媒体の印刷領域・非印刷領域の検知手段として反射型光学センサを用いたが、媒体の印刷領域と非印刷領域を区別できるものであれば、これに限られることなく、例えば、透過型光学センサ、機械式センサを使用してもよい。
前述の実施形態では、円板形状の媒体を用いたが、もちろんシート状の印刷用紙等が含まれるのは言うまでもない。また、表裏の両面の内、一方の面がデータ等を記憶し、もう一方の面に印刷する媒体も含まれる。例えば、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Videodisk)等が該当する。
前述の実施形態では、選択情報として、「CD−R」、「P−CD−R」の文字を用いたが、これに限られることなく、2つの媒体を識別できるのであれば、図形、記号等が含まれてもよい。
前述の実施形態では、アラームや文字による報知を用いたが、これに限られることなく、ユーザーに分からせることができれば、他の方法であってもよい。
上記各実施の形態では、印刷装置としてインクジェットプリンタを用いたが、媒体に印刷処理できる印刷装置であれば、これに限られることなく、例えば、モノクロプリンタ、レーザプリンタ、ファクシミリ等に適用しても良い。
111 操作ボタン 112 表示ランプ
12 排紙部 121 排紙トレー
13 給紙部 131 給紙ホルダ
132 給紙ローラ 16 アラーム
25 キャッピング装置 26 ポンプユニット
27 キャップ 29 反射型光学センサ
38 発光素子 39 受光素子
40 キャリッジ 41 キャリッジモータ
42 プラテン 43 紙送りモータ
44 摺動軸 45 駆動ベルト
46 プーリ 61 搬送駆動ローラ
62 搬送従動ローラ 621 搬送従動ローラホルダ
63 紙検出器 631 レバー
64 排紙駆動ローラ 65 排紙従動ローラ
82 媒体 83 円板状媒体
85 円孔 93 媒体搬送用トレー
154 CPU 156 RAM
158 ROM 250 バッファメモリ
252 イメージメモリ 254 システムコントローラ
256 メインメモリ 258 EEPROM
261 主走査駆動回路 262 副走査駆動回路
263 ヘッド駆動回路 264 報知手段制御回路
265 検知手段制御回路 350 バッファメモリ
352 イメージメモリ 354 システムコントローラ
356 メインメモリ 358 EEPROM
361 主走査駆動回路 362 副走査駆動回路
363 ヘッド駆動回路 364 報知手段制御回路
365 検知手段制御回路 1000 コンピュータシステム
1050 印刷制御装置 1102 コンピュータ本体
1104 表示装置 1106 プリンタ
1108 入力装置 1108A キーボード
1108B マウス 1110 読取装置
1110A フレキシブルディスクドライブ装置
1110B CD−ROMドライブ装置
2000 印刷システム 2050 印刷制御装置
2104 表示部 2106 プリント部
2108 入力部 2108A ボタン
2110 読取部 2110A スロット
INC1、INC2 インクカートリッジ
IH1、IH2、IH3、IH4 印字ヘッド
Claims (3)
- 円孔を有する媒体に向けてインクを吐出する印刷ヘッドと、
前記印刷ヘッドが搭載されたキャリッジと、
前記キャリッジに取り付けられた光学センサと、
前記媒体をセットするトレーと、
前記印刷ヘッド、前記キャリッジおよび前記光学センサを制御するコントローラと、
を備え、
前記キャリッジは、主走査方向に移動可能であり、
前記光学センサは、光を発する発光素子と、前記発光素子が発した光が反射した反射光を受光する受光素子とを有し、
前記コントローラは、前記キャリッジが移動する際に前記光学センサが取得した反射光の強さに基づいて、前記トレーにセットされた前記媒体の位置決めをし、
前記キャリッジが前記媒体の中心側から前記媒体の円周側に向かって移動する際に記光学センサが取得した反射光の強さのみに基づいて、前記媒体における印刷領域及び非印刷領域のうちの前記印刷領域を検知し、
前記印刷領域に向けて前記印刷ヘッドから前記インクを吐出させ、前記非印刷領域に向けて前記印刷ヘッドから前記インクを吐出させない、
インクジェットプリンタ。 - 請求項1に記載のインクジェットプリンタにおいて、
前記印刷領域と前記非印刷領域とは、前記媒体の表面処理が異なる、
インクジェットプリンタ。 - 請求項1に記載のインクジェットプリンタにおいて、
前記印刷領域と前記非印刷領域とは、前記媒体の断面構造が異なる、
インクジェットプリンタ。
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