JP4411101B2 - 車椅子兼用エレベータの運転制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は車椅子兼用エレベータの運転制御装置、特に一般乗客の誤った車椅子用釦の操作による不必要な車椅子運転を中止させるようにしたものに関する。
従来の一般に戸開待機時間が長くまた戸閉速度が遅い車椅子運転機能を有する車椅子用のエレベータとして、エレベータの扉の両側に乗客等の出入りを検出する光電装置を設け、車椅子用乗場釦が操作されて扉が開いてから所定時間経過しても光電装置が遮られなかった時に扉の開き時間を短縮するようにして、運転効率の向上を図ったものがあった(例えば特許文献1参照)。
またこれを発展させた従来の別の車椅子用のエレベータ装置として、三方枠の両側に光電ビームを送受信する多数組の発信器と受信器とを設けて、これらにより特に車椅子と乗客の判別及びその移動方向(乗車と降車)の判別を行い、これらの判別結果や、乗場及びカゴ内の一般用釦と車椅子用釦の操作状態から、戸開待機時間や戸閉速度を切り替え、より多角的に運転効率を上げるようにしたものがあった(例えば特許文献2参照)。
特開平5−105378号公報 特開平10−87242号公報
以上のような従来の車椅子用のエレベータ装置においては、一方で車椅子用乗場釦又は車椅子用カゴ釦が誤って操作されても、車椅子乗客か一般乗客かの判断がつかないため、一般乗客が誤って車椅子用釦を操作しても車椅子運転がそのまま継続され、運転効率の低下、ひいては乗客へのサービス低下をきたすという課題があった。また他方、多数の発光器と受光器を設置して、車椅子乗客か否かを検知し、多角的に運転効率を上げるものもあるが、設備が相当高価なものとなってしまうという課題があった。
この発明は、より簡単な構造の装置により、一般用及び車椅子用の乗場釦やカゴ釦の操作による呼びの状態に加えカゴへの乗降の有無及び乗降したのが一般乗客なのかあるいは車椅子乗客なのかを検出し、一般乗客が誤って車椅子用釦を操作した場合には不必要な車椅子運転を中止させて通常運転に切り替え運転効率の向上を図った車椅子兼用エレベータの運転制御装置を提供することを目的とする。
上記の目的に鑑み、この発明は、車椅子用乗場釦及び車椅子用カゴ釦からの呼びに対して、通常運転より戸開時間が長く戸閉速度が遅い車椅子運転を行う車椅子兼用エレベータの運転制御装置であって、カゴへ乗降する一般乗客及び車椅子乗客によって遮断され、遮断時間長により一般乗客と車椅子乗客の判別が可能な光電ビームパターンを生成する1組又は2組の投光器と受光器からなる光電装置と、一般用乗場釦、一般用カゴ釦、上記車椅子用乗場釦及び車椅子用カゴ釦の操作による呼びの状態と、上記光電装置の光電ビームパターンとの比較から、上記車椅子運転を中止し通常運転に切り替える車椅子運転解除手段と、を備え、上記車椅子運転解除手段が、上記光電ビームパターンのビームの遮断部分の時間長と所定の車椅子乗客認知基準値との比較により乗降したのが車椅子乗客か一般乗客かを判断し、上記釦の操作による呼びのある階において、上記車椅子用乗場釦又は車椅子用カゴ釦の一方の呼びがあるのに、上記光電ビームパターンに上記車椅子乗客認知基準値より長い遮断部分が含まれていない時、上記一般用カゴ釦及び車椅子用乗場釦の両方の呼びがあるのに、上記光電ビームパターンに第1の遮断部分の長さが上記車椅子乗客認知基準値より短く、これに続く第2の遮断部分の長さが上記車椅子乗客認知基準値より長いパターンが含まれていない時、上記車椅子用カゴ釦及び一般用乗場釦の両方の呼びがあるのに、上記光電ビームパターンに第1の遮断部分の長さが上記車椅子乗客認知基準値より長く、これに続く第2の遮断部分の長さが上記車椅子乗客認知基準値より短いパターンが含まれていない時、及び上記車椅子用カゴ釦及び車椅子用乗場釦の両方の呼びがあるのに、上記光電ビームパターンに上記車椅子乗客認知基準値より長い遮断部分が含まれていない時、のいずれの場合にも上記車椅子運転を中止し通常運転に切り替えることを特徴とする車椅子兼用エレベータの運転制御装置にある。
より簡単な構造の装置により、一般乗客が誤って車椅子用釦を操作したことを判断して、車椅子運転を中止させて通常運転に切り替えることで運転効率の向上が図れる。
実施の形態1.
図1はこの発明の一実施の形態による車椅子兼用エレベータの運転制御装置の構成を示すブロック図である。図1において、コンピュータ等で構成される主制御装置1は、エレベータ用速度制御装置3、戸開閉制御装置4等を統括的に制御するもので、この主制御装置1に信号入出力部(I/O)2を介して、光電装置7、さらに乗場呼及びカゴ呼の釦である一般用乗場釦8(各階)、車椅子用乗場釦9(各階)、一般用カゴ釦10、車椅子用カゴ釦11がそれぞれ接続されている。主制御装置1は車椅子運転機能付エレベータ運転制御手段1a、車椅子運転解除手段1b及び車椅子認知用設定時間調整手段1cを含み、光電装置7からの遮断されたビームパターンを示す信号や各釦8〜11の操作による呼びを受け、これらに従ってエレベータの運転制御を行う。
図2、3はこの発明の車椅子兼用エレベータの運転制御装置のそれぞれ乗場正面図、カゴ内正面図を示す。光電装置7は乗降口のカゴ側扉の一方に設置された投光器6A、6Bとこれらとそれぞれ対になった他方に配置された受光器5A、5Bからなる。少なくとも1対の投光器と受光器があればよい。一般用乗場釦8はエレベータの各階乗場に設置され、車椅子用乗場釦9も同じく各階乗場の比較的低い位置に設置されている。一般用カゴ釦10はカゴ内に設置され、車椅子用カゴ釦11も同様にカゴ内に設置されている。
次にまず、車椅子運転機能付エレベータ運転制御手段1aの制御による一般的な動作について簡単に説明する。一般用乗場釦8及び一般用カゴ釦10の操作による乗場呼び、カゴ呼びに対しては通常運転(通常の戸開時間、戸閉速度)でカゴを運転する。また、車椅子用乗場釦9、車椅子用カゴ釦11の操作による乗場呼び、カゴ呼びに対しては車椅子運転機能による車椅子運転を行う。例えば2階から3階へ車椅子乗客が移動する場合を例にして説明する。2階の車椅子用乗場釦9が操作されると、I/O2を介し2階のUP車椅子用乗場呼が、主制御装置1で演算・登録され、既知の演算処理によりエレベータ用速度制御装置3、戸開閉制御装置4を制御し(以下省略)、2階にカゴが停止し戸開する。戸開後、車椅子乗客が乗車して、3階に行くべくカゴ内の車椅子用カゴ釦11の操作により3階の車椅子用カゴ呼が主制御装置1で演算・登録されると共に、カゴは所定の戸開時間経過後に戸閉して3階に向けて走行を始める。この時、光電装置7の投光器6A、6B、受光器5A、5B間の光が遮られ、車椅子乗客又は一般乗客の乗降を認知する。その後、カゴは既知の演算により、3階に停止・戸開し、車椅子乗客が降車、所定の戸開時間経過後に戸閉して本運転を終了する。この間、2階から3階への運転中、車椅子用乗場呼、車椅子用カゴ呼の認識があるため、所定の車椅子運転となっている(長い戸開待機時、遅い戸閉速度)。この車椅子運転は通常、車椅子用乗場釦9さらに車椅子用カゴ釦11の操作による呼びによる運転完了後に通常運転に戻される。
次に一般用乗場釦8、車椅子用乗場釦9、一般用カゴ釦10、車椅子用カゴ釦11の操作による呼びの状態、及び光電装置7の光電ビームパターンから得られる乗降したのが車椅子乗客なのか一般乗客なのかの判定に従い、車椅子乗客ではない一般乗客の誤った車椅子用釦の操作であった場合には不必要な車椅子運転を中止させ通常運転に切り替える車椅子運転解除手段1bの制御による動作について説明する。図4には光電装置7で検出される一般乗客又は車椅子乗客がカゴに乗降する際の光電ビームパターンの例を示す。但し図4では、パターンのハイレベル部分が、カゴに乗降する一般乗客や車椅子乗客によって光電ビームが遮られている遮断状態を示す遮断部分として示されている。すなわち、光電装置7の受光器5A、5Bは遮断された光電ビームパターンを示すこのような例えばパルス信号を発生する。
図4の(a)のパターン(以下aパターン)は、光電装置7の受光器5A、5Bの車椅子乗客(車椅子用乗場釦9による停止後の乗車又は車椅子用カゴ釦11による停止後の降車)のみが乗降したことを示す車椅子乗降パターン、(b)のパターン(以下bパターン)は、一般乗客の降車(一般用カゴ釦10による停止後の降車)及び車椅子乗客の乗車(車椅子用乗場釦9による停止後の乗車)を示す一般+車椅子乗降パターン、(c)のパターン(以下cパターン)は、車椅子乗客の降車(車椅子用カゴ釦11による停止後の降車)及び一般乗客の乗車(一般用乗場釦8による停止後の乗車)を示す車椅子+一般乗降パターン、(d)のパターン(以下dパターン)は、車椅子乗客の降車(車椅子用カゴ釦11による停止後の降車)及び車椅子乗客の乗車(車椅子用乗場釦9による停止後の乗車)を示す車椅子+車椅子乗降パターンである。この時、車椅子乗客かどうかの判断は、車椅子用乗場釦9、車椅子用カゴ釦11の呼びに対応する光電ビームパターンの遮断部分(図4のハイレベル部分)の時間長が例えば概ね3秒(車椅子通過と判断できる時間)を超えるかどうかで判断される。
車椅子運転解除手段1bでは、カゴ内、乗場の何れでも、車椅子用釦である車椅子用乗場釦9、車椅子用カゴ釦11の操作による呼びによりカゴが到着した時、乗降口に設置した光電装置7の光電ビームが上記a〜dパターンに当てはまらず、乗場呼びのあった階およびカゴ呼びにより指定された階において、一般用及び車椅子用の乗場釦及びカゴ釦の操作による呼びの状態及び検知されたビームパターンが下記状態にある時は誤った操作或いはいたずらと判断して車椅子運転を中止し、通常の運転方法に切換えて運転効率低下を阻止する。
(A)車椅子用乗場釦9又は車椅子用カゴ釦11のどちらか一方の呼びがある場合、光電ビームが所定時間遮断されない時。
(B)一般用カゴ釦10及び車椅子用乗場釦9の両方の呼びがある場合、光電ビームが遮断→通過→遮断→通過の経過をたどる時、2回目の遮断の時の光電ビームが所定時間遮断されない時。
(C)車椅子用カゴ釦11及び一般用乗場釦8の両方の呼びがある場合、光電ビームが遮断→通過→遮断→通過の経過をたどる時、1回目の遮断の時の光電ビームが所定時間遮断されない時。
(D)車椅子用カゴ釦11及び車椅子用乗場釦9の両方の呼びがある場合、光電ビームが遮断→通過→遮断→通過の経過をたどる時、1回目及び2回目の遮断の時の光電ビームがいずれも所定時間遮断されない時。
なお、上記(A)〜(D)項の所定時間とは、上述したように車椅子乗客が乗降口を通過する場合の平均所要時間の若干少なめ(例えば概ね3秒)とする。(C)(D)は降者優先を考慮したものである。また、ビームパターンの遮断状態を示す部分の数は1つあるいは2つに限定されるものでなく、遮断→通過→遮断→通過を何回か繰り返すパターンの中で図4の(a)〜(d)に示すビームパターンが含まれない場合に、通常運転への切り替えを行う。
より大きいエレベータや混雑時等のことを考慮すると、車椅子運転から通常運転への切り替えは、(Aa)車椅子用乗場釦又は車椅子用カゴ釦の一方の呼びがあるのに、光電ビームパターンに所定時間すなわち車椅子乗客認知基準値より長い遮断部分が含まれていない時、(Bb)一般用カゴ釦及び車椅子用乗場釦の両方の呼びがあるのに、光電ビームパターンに第1の遮断部分の長さが車椅子乗客認知基準値より短く、これに続く第2の遮断部分の長さが車椅子乗客認知基準値より長いパターンが含まれていない時、(Cc)車椅子用カゴ釦及び一般用乗場釦の両方の呼びがあるのに、光電ビームパターンに第1の遮断部分の長さが車椅子乗客認知基準値より長く、これに続く第2の遮断部分の長さが車椅子乗客認知基準値より短いパターンが含まれていない時、及び(Dd)車椅子用カゴ釦及び車椅子用乗場釦の両方の呼びがあるのに、光電ビームパターンに2つ以上の車椅子乗客認知基準値より長い遮断部分が含まれていない時、に行われる。
車椅子運転解除手段1bの動作の具体例を説明する。例えば一般乗客が1階から乗車して5階へ向かって走行中、3階には5階に行きたい一般乗客が乗車すべく待機中で、さらに2階から3階へ行きたい車椅子乗客が乗車する場合について説明する。
2階の車椅子用乗場釦9が操作されると、I/O2を介し2階のUP車椅子用乗場呼びが主制御装置1で演算・登録され、既知の演算により、2階にカゴは停止し、戸開する。戸開後、車椅子乗客が乗車すると、光電装置7の受光器5A、5Bは車椅子が通過中、例えば4秒間遮断検知を続けると車椅子運転解除手段1bにより車椅子乗降パターンであるaパターンと認知される。その後、車椅子乗客が乗車し、3階へ行くべく車椅子用カゴ釦11の操作により3階の車椅子用カゴ呼が主制御装置1で演算・登録されると共に、カゴは車椅子乗客が認知されているので、車椅子運転の所定の戸開時間経過後に、所定の速度に下げて戸閉して、3階に向けて走行を始める。
その後カゴは、既知の演算により、3階に停止し、戸開し車椅子乗客が降車し、この時光電装置7で例えば4.5秒間遮断検知を続け、その後一般乗客が乗車をすると車椅子運転解除手段1bにより車椅子+一般乗降パターンであるcパターンと認知される。その後、車椅子運転解除手段1bでは、カゴは車椅子乗客の認知があるので、所定の戸開時間経過後に、所定の速度に下げて戸閉して5階に向けて走行しようとするが、全ての車椅子運転の呼びに対する運転が終了していれば車椅子運転機能付エレベータ運転制御手段1aにより通常運転に戻される。
またこの時、上記運転中、2階から乗車した乗客が車椅子乗客ではなく、一般乗客による車椅子用乗場釦9の操作、即ち、誤操作の場合には、上記と同様にして2階に停止、戸開後、車椅子乗客でなく一般乗客の乗車のため、光電装置7の受光器5A、5Bのパターンは所定の検知時間を下廻る例えば2秒間であり、上記(A)及び(Aa)に当てはまり、この場合は車椅子運転解除手段1bにより車椅子乗降パターンではないと認知される。その後、一般乗客が乗車後、車椅子乗降パターンとの認知がないので、戸開時間、戸閉速度共に車椅子運転を中止し、通常運転モードで実行し、戸閉完了後は、カゴ呼又は乗場呼の有る他階へ走行する。
尚、一般乗客による車椅子用カゴ釦11の操作、即ち誤操作やいたずらについても、車椅子運転解除手段1bで同様に検知を行い、上記(A)〜(D)或いは(Aa)〜(Dd)の状態の場合に車椅子運転を中止する。
実施の形態2.
なお、上記実施の形態において、車椅子乗客認知のための光電ビーム遮断時間(車椅子乗客認知基準値)を乗降口通過の平均所要時間の若干少なめ(例えば概ね3秒)と設定し説明したが、エレベータ利用状況により現地にて調整可能となるよう構成すれば精度の高い車椅子乗客、一般乗客の認知ができる。エレベータ利用状況とは、カゴ乗降口の広さ(出入口幅)、カゴ内の広さ(定員)、混在度(単位時間当たりの(車椅子乗客/総乗客))、混雑度(乗降口通過時間の程度あるいは単位時間当たりのカゴに対する乗降客数)等である。そこで図1の主制御装置1の車椅子認知用設定時間調整手段1cにより、単位時間当たりの総乗客数、車椅子乗客数等を求めるために光電装置7の単位時間当たりのビームパターンの遮断状態を示す遮断部分の数(すなわち図4の一般乗客および車椅子乗客のパルスの数)をカウントし、このカウント値から上記混在度あるいは混雑度を求めてこれを目安とし、上記車椅子乗客認知基準値を可変にする。すなわち混在度が減ったり又は混雑度が上がれば混雑しているとして通過速度が速くなるので車椅子乗客認知基準値を下げ、混在度が上がったり又は混雑度が下がれば空いてきたとして車椅子乗客認知基準値を上げる。また混在度あるいは混雑度の度合いに従って車椅子乗客認知基準値を段階的に変更するようにしてもよい。
上記のように、この発明によれば一般乗客による車椅子用乗場釦や車椅子用カゴ釦の誤操作があっても、乗場釦やカゴ釦の操作による呼びの状態およびエレベータ乗降口に設置した少なくとも1組の光電装置の光電ビームの遮断・通過の状況とにより、車椅子乗客の乗降有無を検知し、車椅子乗降パターンではないと認知した場合は、車椅子運転を中止し通常運転に切り替えるように構成したため、運転効率低下を阻止する効果がある。又、光電装置を乗降口のカゴ側扉に設置したため、光電装置を各階に設ける必要がなく、さらに安価に構成できる効果がある。
この発明の一実施の形態による車椅子兼用エレベータの運転制御装置の構成を示すブロック図である。 この発明の車椅子兼用エレベータの運転制御装置の乗場正面図である。 この発明の車椅子兼用エレベータの運転制御装置のカゴ内正面図である。 この発明の車椅子兼用エレベータの運転制御装置における光電装置で検出される乗客がカゴに乗降する際の光電ビームパターンの例を示す図である。
符号の説明
1 主制御装置、1a 車椅子運転機能付エレベータ運転制御手段、1b 車椅子運転解除手段、1c 車椅子認知用設定時間調整手段、2 信号入出力部(I/O)、3 エレベータ用速度制御装置、4 戸開閉制御装置、5A,5B 受光器、6A,6B 投光器、7 光電装置、8 一般用乗場釦、9 車椅子用乗場釦、10 一般用カゴ釦、11 車椅子用カゴ釦。

Claims (5)

  1. 車椅子用乗場釦及び車椅子用カゴ釦からの呼びに対して、通常運転より戸開時間が長く戸閉速度が遅い車椅子運転を行う車椅子兼用エレベータの運転制御装置であって、
    カゴへ乗降する一般乗客及び車椅子乗客によって遮断され、遮断時間長により一般乗客と車椅子乗客の判別が可能な光電ビームパターンを生成する1組又は2組の投光器と受光器からなる光電装置と、
    一般用乗場釦、一般用カゴ釦、上記車椅子用乗場釦及び車椅子用カゴ釦の操作による呼びの状態と、上記光電装置の光電ビームパターンとの比較から、上記車椅子運転を中止し通常運転に切り替える車椅子運転解除手段と、
    を備え
    上記車椅子運転解除手段が、上記光電ビームパターンのビームの遮断部分の時間長と所定の車椅子乗客認知基準値との比較により乗降したのが車椅子乗客か一般乗客かを判断し、上記釦の操作による呼びのある階において、
    上記車椅子用乗場釦又は車椅子用カゴ釦の一方の呼びがあるのに、上記光電ビームパターンに上記車椅子乗客認知基準値より長い遮断部分が含まれていない時、
    上記一般用カゴ釦及び車椅子用乗場釦の両方の呼びがあるのに、上記光電ビームパターンに第1の遮断部分の長さが上記車椅子乗客認知基準値より短く、これに続く第2の遮断部分の長さが上記車椅子乗客認知基準値より長いパターンが含まれていない時、
    上記車椅子用カゴ釦及び一般用乗場釦の両方の呼びがあるのに、上記光電ビームパターンに第1の遮断部分の長さが上記車椅子乗客認知基準値より長く、これに続く第2の遮断部分の長さが上記車椅子乗客認知基準値より短いパターンが含まれていない時、及び
    上記車椅子用カゴ釦及び車椅子用乗場釦の両方の呼びがあるのに、上記光電ビームパターンに上記車椅子乗客認知基準値より長い遮断部分が含まれていない時、
    のいずれの場合にも上記車椅子運転を中止し通常運転に切り替えることを特徴とする車椅子兼用エレベータの運転制御装置。
  2. 車椅子用乗場釦及び車椅子用カゴ釦からの呼びに対して、通常運転より戸開時間が長く戸閉速度が遅い車椅子運転を行う車椅子兼用エレベータの運転制御装置であって、
    カゴへ乗降する一般乗客及び車椅子乗客によって遮断され、遮断時間長により一般乗客と車椅子乗客の判別が可能な光電ビームパターンを生成する1組又は2組の投光器と受光器からなる光電装置と、
    一般用乗場釦、一般用カゴ釦、上記車椅子用乗場釦及び車椅子用カゴ釦の操作による呼びの状態と、上記光電装置の光電ビームパターンとの比較から、上記車椅子運転を中止し通常運転に切り替える車椅子運転解除手段と、
    を備え
    上記車椅子運転解除手段が、上記光電ビームパターンのビームの遮断部分の時間長と所定の車椅子乗客認知基準値との比較により乗降したのが車椅子乗客か一般乗客かを判断し、上記釦の操作による呼びのある階において、
    上記車椅子用乗場釦又は車椅子用カゴ釦の一方の呼びがある場合に、上記光電ビームパターンに上記車椅子乗客認知基準値の長さの遮断部分がない時、
    上記一般用カゴ釦及び車椅子用乗場釦の両方の呼びがある場合に、上記光電ビームパターンが遮断→通過→遮断→通過の経過をたどる時、2回目の遮断部分が上記車椅子乗客認知基準値の長さではない時、
    上記車椅子用カゴ釦及び一般用乗場釦の両方の呼びがある場合に、上記光電ビームパターンが遮断→通過→遮断→通過の経過をたどる時、1回目の遮断部分が上記車椅子乗客認知基準値の長さではない時、および
    上記車椅子用カゴ釦及び車椅子用乗場釦の両方の呼びがある場合に、上記光電ビームパターンが遮断→通過→遮断→通過の経過をたどる時、1回目及び2回目の遮断部分がいずれも上記車椅子乗客認知基準値の長さではない時、
    のいずれの場合にも上記車椅子運転を中止し通常運転に切り替えることを特徴とする車椅子兼用エレベータの運転制御装置。
  3. エレベータの総乗客数に対する車椅子乗客の割合である混在度を、上記光電ビームパターンの遮断部分の総数と車椅子乗客による遮断部分の数の単位時間当たりの数から求めて混在度に従って上記車椅子乗客認知基準値を調整する車椅子認知用設定時間調整手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の車椅子兼用エレベータの運転制御装置。
  4. エレベータの乗客の混雑度を、上記光電ビームパターンの遮断部分の数の単位時間当たりの数から求めて混雑度に従って上記車椅子乗客認知基準値を調整する車椅子認知用設定時間調整手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の車椅子兼用エレベータの運転制御装置。
  5. 上記光電装置がカゴへの乗降口のカゴ側の扉に配置されていることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の車椅子兼用エレベータの運転制御装置。
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