JP4410494B2 - 乗車券有効利用区間判定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は運行路線が比較的多くかつ、交差し、乗継が許される路線バスやワンマン電車などの乗車券の有効利用区間を判定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
市街地における路線バスは、その運行経路が相互に入り混っている。そのような場合に、いくつかの乗継を認め、複数の運行系統のバスを乗継いで形成される利用区間の両端を指定して定期券を発行する場合、その利用区間内においてはその複数の運行系統の駅(停留所)での乗車、降車を認めるのが定期券における従来からの慣習である。しかし前述のように入り組んだ複数の系統における利用区間内の各駅について乗車、降車を認めるためには、その現在駅が有効利用区間内にあるか否かを判定する必要があるため、乗車、降車を許す全ての駅情報または乗継を許す全ての駅情報を定期券に記録しておく必要があった。
【0003】
【特許文献】
特開2002−117420号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
路線バスの場合、比較的短期間に運行経路が変更、追加されることがある。この場合、運行路線の変更、追加に伴い、新たに乗継を許可する駅が設定されることがあるが、新たに設定される乗継駅での乗車または降車を許可するには、その乗継駅情報を定期券に書込む必要がある。しかし、運行路線が変更、追加される都度、定期券の記録情報を変更するには手間がかかるため、通常は、定期券の更新時期までは従来の定期券(運行路線の変更前に発行された定期券)がそのまま用いられ、従来の定期券で新たに設定された乗継駅で乗車または降車する場合、乗客の申告に基づき、乗務員による目視で乗継判定をしていた。
この発明の目的は、定期券の発行後に運行路線が変更された場合であっても、乗車駅、降車駅が正しい有効利用区間内にあるか否かを判定することができる有効利用区間判定装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明の乗車券有効利用区間判定装置では、車両内に設けられ、
当該車両の運行系統に含まれる駅の駅コード群を保持するワークメモリと、
乗車券に記録された利用区間の両端の駅およびその利用区間内において乗継が許可されている乗継駅に関する情報を読取る読取り手段と、
前記読取り手段によって読取られた両端駅および乗継駅に関する情報と、前記ワークメモリに記憶された駅コードとから有効駅を決定する手段と、
現在の駅が前記有効駅と一致するか否かを調べ、これに基づき現在駅において乗車券が有効であるか否かを判定する手段と、
を具備する乗車券有効利用区間判定装置において、
この乗車券有効利用区間判定装置に対し、新たに乗継を許可する駅についての駅コードを予め記憶したメモリカードを着脱自在とし、前記メモリカードの挿着により、当該メモリカードに記憶された新たに乗継を許可する駅についての駅コードを前記ワークメモリに読み出し可能とした、ことを特徴とする。
【0006】
請求項2に記載の発明の乗車券有効利用区間判定装置では、請求項1に記載の乗車券有効利用区間判定装置において、新たに乗継を許可する駅を、従来から乗降が許可されている特定の駅と関連づけて記憶することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
この発明による実施例を図面を参照して説明する。この発明は例えば路線バスの有効利用区間判定装置に適用される。路線バスの運行系統網の一部の例を図1に示す。この例では運行系統001の路線と運行系統002の路線とがほぼ平行に設けられ、運行系統003の路線が、運行系統001及び002の各路線と交差して設けられている。各運行系統上の乗降駅(停留所)が○印で示され、その駅を示す情報(コード)が数字で示されている。系統001のバスと系統003のバスが駅104で相互に乗継ぎができ、系統002のバスと系統003のバスが駅204で相互に乗継ぎができる。これら乗継駅を二重丸で示した。
【0009】
この発明の乗車券の実施例として系統001の駅101(3重丸で示す)と系統002の駅206(3重丸で示す)との間を利用区間とする定期券の場合は、例えば図2Aに示すように、この乗車券(定期券)10には運用機関情報11、有効期間情報12、利用区間の両端の駅情報101と206が記録されると共に、この利用区間内における乗継が許されている乗継駅情報104,204が記録される。なお、この乗車券10は非接触形又は接触形のICカードあるいは磁気カードなどを使用でき、読み出しのみならず書き込み(書き換え)もできるものであってもよい。更に必要に応じて氏名、年令、性別など他の各種情報も記録してもよい。
【0010】
この乗車券(定期券)10の所有者は、駅情報101−104−204−206の各駅とこれら隣接駅情報の駅間のその運行系統上の全ての駅で乗車、降車が許されることになる。
【0011】
このような乗車券についてバス車両内で客が乗車した際、また降車する際に、有効利用区間のものであるか否かを調べるには、この発明による乗車券有効利用区間判定装置により行う。
つまり図3に示すようにバス車両内の乗車口付近に乗車側の乗車券有効利用区間判定装置31が設けられ、また降車口付近に降車側の乗車券有効利用区間判定装置32が設けられる。これら乗車券有効利用区間判定装置31、32には、その運行系統の運行を開始する際に、例えばデジタル運賃表示器33に運行系統を設定し、その運行系統に応じた運賃表示がなされ、かつ、例えばスイッチ34の操作により生じる、又は車内案内放送装置からの停留所歩進信号が運賃表示器33に入力されることにより、バス運行に従って、運賃表示器33の表示が更新される。例えば系統001が設定されると、図4に示すようにその系統001の駅コードが運行順に配列されて運賃表示器33内のワークメモリ内に転送され、バスの運行に伴い、この駅コード配列に各駅コードに割当てられた区間情報が変化すると、運賃データ表の表示欄がその区間に応じて選択されて表示される。従ってデジタル運賃表示器33内には現在の停車駅がどの駅であるかを示す現在駅情報(コード)が得られている。
【0012】
デジタル運賃表示器33に運行する系統が設定され、その駅コード群がワークメモリに転送される際に、乗車側と、降車側の各乗車券有効利用区間判定装置31と32にもそれぞれ転送され、その各装置31、32内のワークメモリに保持され、また、デジタル運賃表示器33で得られている現在駅コードが更新されるごとにその現在駅コードが両乗車券有効利用区間判定装置31と32に転送され、その装置31、32内の現在駅コードが更新される。
【0013】
乗車した客はその乗車券10、例えば非接触形ICカードの記録を乗車券有効利用区間判定装置31に読み取らせ、その乗車駅が乗車券10の有効利用範囲にあるかを判定させ、同様に降車しようとする客はその乗車券10を乗車券有効利用区間判定装置32に読み取らせ、その降車駅が乗車券10の有効利用範囲にあるかを判定させる。
乗車券有効利用区間判定装置31と32は同一構成であり、例えば図5に示すように構成される。つまりCPU41がプログラムメモリ42内のプログラムを読み出し、解釈実行して機能するが、記憶部43には運用機関情報などが格納されてあり、通信インターフェース44を介して、例えば運賃表示器33から運行系統の駅コード群が転送されて来ると、これを記憶部45に格納し、同様に現在駅コードが転送されて来ると、記憶部45内の現在駅コードがその新しいものに更新される。
【0014】
乗車券有効利用区間判定装置31、32にはカードリーダ/ライタ46が備えられ、乗車時又は降車時に乗車券10の記録がカードリーダ/ライタ46により読み取られるが、その全ての駅情報(コード)、つまり図2Aの例では両端駅情報101、206と乗継駅情報104、204とが読み取られ(図6、S1)、これら読み取った駅情報中の、運行系統上の駅情報を探す(S2)。つまり読み取った駅情報(コード)中の、記憶部45内の系統駅コード群中の駅コードと同一のものを探し出す。例えばそのバスの運行系統が001であれば、記憶部45内の系統駅コード群は図1中の系統001の路線上の各駅コード(図4中の左端の駅コード群)であり、この駅コード群中の駅コードと一致するものとして図2Aに示した例では駅コード101と104が選出される。
【0015】
次にこれら選出された駅情報(コード)と、その運行系統の駅コード群中の選出された駅コード間の駅コードとから有効駅情報を決定する(S3)。前記例では選出された駅コード101と104と、系統001の駅コード群中の駅コード101と104との間の全駅コード102及び103とを有効駅コードと決定する。
次に現在駅情報がこの決定した有効駅コード中に在るか否かを調べ(S4)、在ればその乗車券10は有効であると報知部47に報知する(S5)。この報知は表示器に表示して視覚的に報知する、あるいは合成音声を放声して聴覚的に報知する。又はその両者を行う。現在駅情報が有効駅コード中になければその乗車券10は利用区間外であることを報知部47により報知する(S6)。
【0016】
なお、通常は乗車券10についてそれが有効期間内のものであるか否かの判断を、図5中の時計48を用いて行い、またその乗車券10が所定の機関により有効に発行されたものか否かの判定も行われ、その判定に必要とする情報が記憶部43に格納されてある。
【0017】
次に、運行路線の変更、追加等により新たに乗継可能な駅が設定された場合について説明する。この実施例では、図1の点線で示す運行系統004の路線が追加されたものとする。運行系統004の路線は、運行系統003の路線とほぼ並行で、かつ運行系統001及び002の各路線と交差して設けらる。他の運行系統と同様に、系統004上の乗降駅(停留所)が○印で示され、その駅を示す情報(コード)が数字で示されている。系統001のバスと系統004のバスが駅102で相互に乗継ぎができ、系統002のバスと系統004のバスが駅202で相互に乗継ぎができる。
【0018】
系統001の駅101と系統002の駅206との間を利用区間とする定期券において、駅102と駅202が新たに乗継を許可する駅として設定されると、第1のルート(101−104−204−206)と、第2のルート(101−102−202−206)での乗車が可能となる。
【0019】
運行路線変更後に発行される定期券には、図2Bに示すように、乗車券(定期券)10’には運用機関情報11、有効期間情報12、利用区間の両端の駅情報101と206が記録されると共に、この利用区間内における乗継が許されている乗継駅情報102、104、202、204が記録される。
この乗車券(定期券)10’の所有者は、駅情報101−104−204−206の各駅とこれら隣接駅情報の駅間のその運行系統上の全ての駅で乗車、降車と、駅情報101−102−202−206の各駅とこれら隣接駅情報の駅間のその運行系統上の全ての駅で乗車、降車とが許されることになるが、乗車時および降車時の有効判定については、前述した説明と同様の判定処理が行われるため説明を省略する。
【0020】
運行路線が変更される前に発行された定期券(図2Aに示した定期券)10を用いて乗車する場合、第1のルートについては有効区間内と判定されるが、第2のルートの中で、系統004の駅コード102、402、202での乗降時および系統002の駅コード202、203での乗降時には、前述した判定処理では有効区間外と判定される。
【0021】
そこで、新たに乗継を許可する駅として駅102と駅202を設定する場合、運行開始前に乗継を許可する駅情報(駅コード102、202)を着脱自在なメモリカード49に記憶し、運行時、前記メモリカード49を乗車券有効利用区間判定装置31に挿入し、メモリカード49に記憶された駅情報(駅コード102、202)をワークメモリに読み出し可能に記憶することにより、第2のルートでの乗降が有効利用区間内と判定される。
なお、前記乗継を許可する駅情報は、メモリカードを介することなく図示しない外部装置から転送され、ワークメモリに記憶されるようにしてもいいし、乗車券有効利用区間判定装置31の図示しない入力手段を介して入力されるようにしてもよい。
【0022】
メモリカード49が乗車券有効利用区間判定装置31に挿入されると、メモリカード49に記憶されている駅情報、つまり駅情報102および202がワークメモリに記憶される(図8、S1)。さらに、乗車時又は降車時に乗車券10の記録がカードリーダ/ライタ46により読み取られ、その全ての駅情報(コード)、つまり図2Aの例では両端駅情報101、206と乗継駅情報104、204とが読み取られる(S2)。これらワークメモリに記憶された駅情報と、乗車券10から読み取った駅情報中の運行系統上の駅情報を探す(S3)。つまりワークメモリに記憶された駅情報と読み取った駅情報(コード)中の、記憶部45内の系統駅コード群中の駅コードと同一のものを探し出す。例えばそのバスの運行系統が001であれば、記憶部45内の系統駅コード群は図1中の系統001の路線上の各駅コード(図4中の左端の駅コード群)であり、この駅コード群中の駅コードと一致するものとして図2Aに示した例では駅コード101と104が選出される。
【0023】
次に、これら選出された駅情報(コード)と、その運行系統の駅コード群中の選出された駅コード間の駅コードとから有効駅情報を決定する(S4)。前記例では選出された駅コード101と104と、系統001の駅コード群中の駅コード101と104との間の全駅コード102及び103とを有効駅コードと決定する。
さらに、現在駅情報がこの決定した有効駅コード中に在るか否かを調べ(S5)、在ればその乗車券10は有効であると報知部47に報知する(S6)。現在駅情報が有効駅コード中になければその乗車券10は利用区間外であることを報知部47により報知する(S7)。
【0024】
例えば図2Aに示した例においては、乗車時も、降車時も、乗車券10から駅情報として図7Aに示すように、101、206、104、204が読み取られ、コード102の駅で乗車し、コード104の駅で降車する場合は、読み取った駅コード中の運行系統001の駅コード101と104が図7Bに示すように探し出され、この結果、図7Cに示すように駅コード101、102、103、104が有効駅コードと決定され、この有効駅コード中に、乗車時の現在駅コード102も降車時の現在駅コード104も存在するため、乗車時も降車時も、共に、その乗車券10は有効区間内のものと判定される。
【0025】
また、図2Aに示した乗車券10を用いてコード102の駅で乗車し、コード202の駅で降車しようとすると、この場合にバスに取付られた乗車券有効区間判定装置31、32内の各記憶部45には系統004の駅コード群、…401、102、402、202、403、…が格納されており、ワークメモリに記憶された駅コード102、202がその運行系統004上の駅コードとして図7Dに示すように選出され、更に、これら駅コード102及び202と系統004上の駅コード群とから有効駅コードは図7Eに示すように102、402、202と決定される。従って乗車時の現在駅コード102も、降車時の現在駅コード202も、有効駅コード中に在って、その乗車券10は乗車時も降車時も有効区間内のものと判定される。
【0026】
また、図2Aに示した乗車券10を用いてコード202の駅で乗車し、コード205の駅で降車しようとすると、この場合にバスに取付られた乗車券有効区間判定装置31、32内の各記憶部45には系統002の駅コード群、…201、202、203、204、205、206、207…が格納されてあり、メモリカード49に記憶された駅コード202と、乗車券10から読み取った駅コード(図7A)中の駅コード206がその運行系統002上の駅コードとして図7Fに示すように選出され、更に、これら駅コード202及び206と系統002上の駅コード群とから有効駅コードは図7Gに示すように202、203、204、205、206と決定される。従って乗車時の現在駅コード202も、降車時の現在駅コード205も、有効駅コード中に在って、その乗車券10は乗車時も降車時も有効区間内のものと判定される。
【0027】
また、図2Aに示した乗車券10で、コード203の駅で乗車し、コード207の駅で降車しようとする場合は、先の場合と同様に有効駅コードは図7Gに示す202、203、204、205、206となるため、乗車時にはその乗車券10は有効区間内のものと判定されるが、降車時には現在駅コードが207であって、これは有効駅コード中に存在しない。よって乗車券10は有効区間外のものと判断され、そのことが報知部47より報知され、その報知を受けた乗客と乗務員は、駅コード206と駅コード207の区間の料金を例えば現金で乗務員に渡して降車する。
【0028】
なお、新たに乗継を許可する駅を特定の駅間の定期券を有する乗客に対してのみ有効にする場合、新たな駅情報をその定期券に記録されている駅情報と関連づけて記憶する。
例えば、定期券10を有する乗客のみ、コード102およびコード202の駅での乗継を許可する場合、駅コード102を定期券10に記録されている駅コード104と関連づけてメモリカード49に記憶し、駅コード202を定期券10に記録されている駅コード204と関連づけてメモリカード49に記憶する。こうすることにより、駅コード104および駅コード204が記録されている乗車券10に対してのみ、ワークメモリに記憶した駅コード102および202が有効と判定される。
【0029】
この状態で、図2Aに示した乗車券10を用いてコード102の駅で乗車し、コード402の駅で降車しようとすると、乗車券10には駅コード104と駅コード204が記録されているため、ワークメモリに記憶した駅コード102と駅コード202が有効とされ、系統004上の駅コードにおいて図7Hに示すように駅コード102、402、202が有効駅コードとされ、この有効駅コード中に、乗車時の現在駅コード102も、降車時の現在駅コード402も、有効駅コード中に在って、その乗車券10は乗車時も降車時も有効区間内のものと判定される。
【0030】
図2Cに示すように、定期券の両端駅が駅101と駅302となっている定期券10”を用いて、コード102の駅で乗車し、コード402の駅で降車しようとすると、乗車券10”には駅コード104が記録されているため、ワークメモリに記憶した駅コード102は有効とされるが、駅コード204が記録されていないため、ワークメモリに記憶した駅コード202は無効とされ、系統004上の駅コードにおいて駅コード102のみ有効駅コードとされる。従って乗車時の現在駅コード102は有効区間内と判定されるが、降車時の現在駅コード402は、有効駅コード中に存在しないため、乗車券は有効区間外のものと判断され、そのことが報知部47より報知される。
【0031】
つまり、新たに乗継を許可する駅の駅コードを単独で記録した場合、乗車駅または降車駅のどちらかが有効区間として乗車券に記録されていれば、新たに設定された駅での乗降が可能となるが、新たに乗継を許可する駅を定期券に記録されている駅情報と関連づけて記憶した場合、特定の乗車券に対してのみ新たに設定された駅での乗降が可能となる。
【0032】
上述の実施例では、デジタル運賃表示器からバスの現在位置を把握する例を説明したが、車内案内放送装置からバスの現在位置を直接把握するようにしてもいい。つまり運行系統の運行を開始する前に車内案内放送装置にその運行系統に対応する車内案内放送プログラムを設定し、バスの運行が開始されると、その運行系統に応じた車内運内放送がなされ、かつ、例えばスイッチの操作により生じる停留所歩進信号が車内案内放送装置に入力されることにより、バスの運行に従って、車内案内放送装置の案内放送が更新されるとともに、車内案内放送装置内には現在の停車駅がどの駅であるかを示す現在駅情報が得られる。よってこの現在駅情報を、乗車側有効利用区間判定装置31及び降車側有効利用区間判定装置32に供給するようにすればよい。
なお、乗車券に記録された情報は、利用区間の両端を示す駅情報と、この利用区間内における乗継が許されている乗継駅情報が記録された例を説明したが、乗継が許されている乗継駅情報の代わりに、乗降を許可するすべての駅情報を記録してもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明の乗車券有効利用区間判定装置によれば、定期券発行後に、新たに乗継を許可する駅が設定された場合においても、乗車駅、降車駅が正しい有効利用区間内にあるか否かを判定することができる。
また、新たに乗継を許可する駅を従来から乗降が許可されている特定の駅と関連づけて記録することにより、特定の駅間の定期券を有する乗客のみ新たに設置された駅での乗降が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バスの路線網の例を示す図。
【図2】乗車券の記録情報の例を示す図。
【図3】乗車券有効利用区間判定装置の利用システム例を示す図。
【図4】運行系統の駅コードと、区間と、表示される運賃データの例を示す図。
【図5】乗車券有効利用区間判定装置の実施例を示すブロック図。
【図6】図4に示した実施例の動作手順の例を示す流れ図。
【図7】有効利用区間判定処理における読取駅コード、運行系統駅コード、有効駅コードの例を示す図。
【図8】他の実施例の動作手順の例を示す流れ図。

Claims (2)

  1. 車両内に設けられ、
    当該車両の運行系統に含まれる駅の駅コード群を保持するワークメモリと、
    乗車券に記録された利用区間の両端の駅およびその利用区間内において乗継が許可されている乗継駅に関する情報を読取る読取り手段と、
    前記読取り手段によって読取られた両端駅および乗継駅に関する情報と、前記ワークメモリに記憶された駅コードとから有効駅を決定する手段と、
    現在の駅前記有効駅一致するか否かを調べ、これに基づき現在駅において乗車券が有効であるか否かを判定する手段と、
    を具備する乗車券有効利用区間判定装置において、
    この乗車券有効利用区間判定装置に対し、新たに乗継を許可する駅についての駅コードを予め記憶したメモリカードを着脱自在とし、前記メモリカードの挿着により、当該メモリカードに記憶された新たに乗継を許可する駅についての駅コードを前記ワークメモリに読み出し可能とした、
    ことを特徴とする乗車券有効利用区間判定装置
  2. 請求項1に記載の乗車券有効利用区間判定装置において、
    新たに乗継を許可する駅を、従来から乗降が許可されている特定の駅と関連づけて記憶することを特徴とする乗車券有効利用区間判定装置。
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