JP4409711B2 - レンジフードファン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フードの吸込部の上流側に整流板が配置されたレンジフードファンに関し、更に詳しくは整流板の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からレンジフードファンでは調理で発生した燃焼ガスや油煙を効率良く捕獲するために、平形と呼称されるレンジフードファンの下面開放部を、吸込部(グリスフィルタ)を設けたフードカバーで閉塞し、そのフードカバーの吸込部上流側(下方)に整流板を配設したものや、ブーツ型と呼称されるレンジフードファンにおける送風機前方に設けたグリスフィルター付きパネルの更に上流側(前方)に整流板を設けたものがある。
前者、後者共に整流板の外周縁とフードカバー又はフード周縁との間の廃ガス吸込空間から吸込み風速を上昇させることで、廃ガスがフード本体から外部へ漏れるのを少なくさせていた。特に、捕獲空間が浅い前者の平形レンジフードファン(薄形レンジフードファン)では、その効果は顕著に現れている。
【0003】
そして、前記整流板はフードカバーやパネル等に対して、図7に示す係止機構Aで取り付けられている。
即ち、その係止機構Aは、フードカバー6に整流板取付脚a4を取付固定し、その整流板取付脚a4にローレットネジa5を螺合装着し、そのローレットネジa5に整流板1に開孔したダルマ孔21を通し、僅かにスライドさせて仮止めし、更にローレットネジa5を締め付けることで整流板1を係止している。
また、後者の整流板は、上側複数個所を前記ローレットネジによる係止機構で取付支持し、下端側をグリスフィルター付きパネルから突設した支持腕で支承した構造を採用している。
【0004】
ところで、前記係止機構を構成するローレットネジa5の確実な締め付けは専用工具を用いて行う必要があって、着脱が容易に行えないことから、使用者は手で締め込んでいる現状があり、締め込み作業、即ち係止作業が面倒である。
また、平形レンジフードファンのように整流板1をフードカバー6に取付支持する係止機構A全てを、前記ローレットネジ方式にした場合には、係止作業が面倒であるばかりでなく、ローレットネジa5に付着する油が、整流板1を着脱する際の手で回す締め付け力を緩くしたり、穴位置がズレて固定されることも多々あり、そのような取付状態にある時、整流板1やその周辺を拭き取り清掃を行っていて、誤って手が整流板1に当たった時に、該整流板1のダルマ孔21がローレットネジa5から外れ、整流板1が下方に落下してしまう虞れがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記従来事情に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、フード側部材に対する整流板の係止及びその係止解除作業を簡単、且つ確実に行うことができる係止機構を備えたレンジフードファンを提供することにある。
【0006】
前記課題を達成する為の本発明が講じた技術的手段は、請求項1は、送風機を備えたフードの吸込部上流側に、吸込部の周辺風速を上昇させる整流板を配置したレンジフードファンにおいて、前記整流板の一側部をフードに対し上下回動可能に支持し、前記整流板の他側部に係止孔付きの係止片を起立固定、前記係止孔に嵌入係合する弾発発条で付勢された爪体と、該爪体に設けられ、前記弾発発条の付勢力に抗する人為的な押動操作で前記爪体の前記係止孔に対する係合を解除する操作摘みとを備えた係爪部が、フードの下面開口を被覆する吸込み口を有したフードカバーの裏側空間側で固定され、前記爪体に、前記係止片先端と対応する先端部分に前記係止片を案内して前記爪体を弾発発条の付勢力に抗して後退させる傾斜案内面を形成し、前記フードカバーに、前記係止片が挿通可能な案内孔を開孔するとともに、長孔を開孔して前記操作摘みを外部から操作可能なように突出させたことを要旨とする。
本発明でいう送風機を備えたフードとは、フード内に送風機を収容した形態は勿論のこと、フードの天板上に送風機を載置し、その送風機のファンケーシングのベルマウスをフード内部と連通させた形態の両方を含むものである。
【0007】
請求項2は、請求項1において、前記爪体係止される前記係止孔縁との対応部にその同孔縁よりも幅広な係止溝を凹設していることを要旨とする
【0008】
請求項は、請求項1または2において、前記整流板の一側部をフードに対し上下回動可能に支持することに代えて、前記整流板の前記一側部に係止孔付きの係止片を複数起立固定し、前記それぞれの係止孔に嵌入係合する弾発発条で付勢された爪体と、該爪体に設けられ、前記弾発発条の付勢力に抗する人為的な押動操作で前記爪体の前記係止孔に対する係合を解除する操作摘みとを備えた係爪部が、フードの下面開口を被覆する吸込み口を有したフードカバーの裏側空間側で固定され、前記爪体に、前記係止片先端と対応する先端部分に前記係止片を案内して前記爪体を弾発発条の付勢力に抗して後退させる傾斜案内面を形成し、前記フードカバーに、前記係止片が挿通可能な案内孔を開孔するとともに、長孔を開孔して前記操作摘みを外部から操作可能なように突出させたことを要旨とする
【0009】
(作用)前記技術的手段によれば下記の作用を奏する。
(請求項1) 本発明レンジフードファンは、吸込部の上流側に配置する整流板が、該整流板に突設した係止片の係止孔に、爪体が弾発発条の付勢力で係止する。そして、その弾発発条の付勢力に抗する人為的な操作摘みの押動操作によってその係止を解除することができる。
また、係止片を取り付けた部材を、係爪部が固定された部材側に押し込むことによって係止孔を有する係止片が爪体の傾斜案内面の案内作用で同爪体を弾発発条の付勢力に抗して後退させながら前進して自動的に係止孔に爪体が係止され、弾発発条の付勢力に抗する人為的な操作摘みの押動操作によってその係止を解除することができる。
更に、爪体、弾発発条等の係止機能部分をフードカバーの裏側空間に収容して、整流板を外した時のその係止機能部分の室内への露出を防止する。
(請求項2) 本発明レンジフードファンは、清掃中等に誤って操作摘みが弾発発条の付勢力に抗して押動操作されるのを爪体に形成した係止溝と係止孔縁との係止関係で阻止して、爪体が係止孔から係止解除されないようにする。
(請求項3) 本発明レンジフードファンは、整流板をフード側に押し付けることによって、フードカバーから立設した係止片の係止孔に爪体を自動的に係止して整流板をフードカバーに取付け、人為的な操作摘みの押動操作での係止の解除で整流板を取り外すことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1乃至図4は、本発明レンジフードファンの第1の実施の形態を、図5、図6は、各々同第2の実施の形態、第3の実施の形態を各々示している。
まず、第1の実施の形態を説明すると、この第1の実施の形態は、係止機構Aで整流板1の前側複数個所を係止し、整流板1の後側を引っ掛け手段Bで上下回動可能且つ抜差し可能に係止した平型レンジフードファンを示している。
【0011】
この平型レンジフードファンは、下方を開放した偏平箱状の平形フード体2の天井部12に吸気孔22を設け、その平形フード体2の上部に、その吸気孔22の真上に位置させて送風機3を取付け、その送風機3に排気ダクト4を接続すると共に天井部12の先端部から幕板5を立設してなり、平形フード体2の下方開放部に平形フード体2内面に油脂分等が付着するのを防止するフードカバー6を取付け、そのフードカバー6の更に下位、即ち上流側に整流板1を配設している。
【0012】
フードカバー6は、図1に示すように平面からなる頂面16とその頂面周縁から下向きに湾曲する湾曲面26とを備えた凹状を呈してなり、その湾曲面26の周縁に平形フード体2の開放口縁近傍の表面に当接する鍔状部36を設け、その鍔状部36の後側に設けた掛け片46を平形フード体2の後縁下端に回動可能に係止し、前側を平形フード体2にネジ止め等の手段で螺着して定着されている。
従って、フードカバー6の前側のネジ止めを外すことで該フードカバー6は後側の係止部を支点として下方に回動可能となると共に、後側の係止部を外せばフードカバー6は平形フード体2から完全に取り外すことが出来る。
【0013】
また、フードカバー6には、その頂面16にグリスフィルター7の係脱部17が設けられている。
この係脱部17は、前記フードカバー6の頂面16に形成した開口17aと、その開口17a回りに突設した環状枠17bとで構成され、その環状枠17bで囲繞されるスペース内にグリスフィルター7を上方または下方から係脱できるようになっている。
【0014】
前記平形フード体2の吸気孔22の上側縁部回りには、L型状の環状取付座8が設けられ、その環状取付座8上面に送風機3が取付られており、その環状取付座8における先端側の水平片部18で囲繞される空間に臨んでファンケーシング13の下板部13aの吸込孔13bが開孔されている。
【0015】
符号9はベルマウスであり、このベルマウス9は、図1に示すように前記吸込孔13bの孔縁との間に環状スペース100を存してファンケーシング13内に突出するベルマウス本体19と、環状取付座8における前記先端側の水平片部18下面に固定する固定部29と、そのベルマウス本体19と固定部29との間に確保されて前記環状スペース100に臨む排油溜39とを備え、前記送風機3内に付着する油脂分を前記環状スペース100から排油溜39に落下させるようになっている。
【0016】
前記排油溜39には、その底部に排油筒49が連設されており、その排油筒49先端の排油口を介して油脂分が前記グリスフィルタ7に落下するようになっている。
【0017】
前記送風機3におけるファンケーシング13のケーシング胴13cに、図示するように幅方向に凹凸条23を交互に形成しても良いものである。
この凹凸条23は、平坦なケーシング胴成形用帯板の内面に凹凸条をプレス加工した別の帯板を重ね合わせて形成する方法、同胴成形用帯板に直接凹凸条を加工する方法、同胴成形用帯板の内側面に凸条に相当する線材或いは棒材を固定して形成する。
この送風機3の廃ガスに残存する油脂分をファンの回転力で凹凸条(凹凸面)からなるケーシング胴13c内面に衝突させて効率良く捕獲することができる。
尚、図示しないが前記ファンケーシング13の下板部13aを、前記環状スペース100方向に向って傾斜状にしてあると送風機3内の油脂分を排油溜39に落下させるに際して好都合である。
【0018】
係止機構Aは、係爪部a1と、操作摘みa2、ボックスa3等とを備えている。
この係爪部a1は、図2、図3に示すように整流板1の前側裏面左右側2個所から立設した前後方向を向く係止孔a1’−1付きの係止片a1−1と、フードカバー6におけるグリスフィルター7回りの頂面16部分に開孔した案内孔a1−2と、フードカバー6の裏側空間6’に設けられ弾発発条a1−3の付勢力を受けて前記案内孔a1−2を挿通する係止片a1−1の係止孔a1’−1に係止する爪体a1−4とで構成されている。
【0019】
前記案内孔a1−2は、係止片a1−1に対応する位置に開孔されている。
爪体a1−4は、フードカバー6の裏面に取付固定され下板部a3−1に左右方向を向く案内長孔a3’−1を開孔した内部中空なボックスa3に設けられている。
この爪体a1−4は、前記ボックスa3において、前記案内孔a1−2を挿通する係止片a1−1とは離間する側の側板部a3−2に設けた軸受部a3−3に軸承される軸a1−5の先端に後述する操作摘みa2を介して連設してあり、ボックスa3において前記係止片a1−1と接近する側の側板部a3−2に開孔した孔a3’−2からその爪体a1−4が係止片a1−1側に突出するようになっている。
【0020】
操作摘みa2は、前記軸a1−5と爪体a1−4との間に一体に配設され前記孔a3’−2よりも大形なストッパー板部a2−1と、そのストッパー板部a2−1の下端から水平状に横設した横片部a2−2と、その横片部a2−2から垂設されており前記ボックスa3の下板部a3−1に開孔した案内長孔a3’−1と同方向を向いてフードカバー6に開孔した長孔56とを挿通してフードカバー6と整流板1との間である下方空間に突出する棒状の摘み体a2−3とからなっており、このストッパー板a2−1と前記係止片a1−1とは離間する側の側板部a3−2とに亘り軸a1−5を中心にして前記弾発発条a1−3を介装している。
【0021】
これによって、前記摘み体a2−3を係止片a1−1から離間する方向に弾発発条a1−3の付勢力に抗して指で押動することによって、爪体a1−4を後退させて係止孔a1’−1との係止関係を解除することができるようになっている。
【0022】
また、前記爪体a1−4は、係止片a1−1先端と対応する下側部分に前記案内孔a1−2を挿通する係止片a1−1をガイドして同爪体a1−4を弾発発条a1−3の付勢力に抗して後退させる傾斜案内面a1−6を形成しており、これによって下方から整流板1を押し上げるだけで自動的に係止片a1−1の係止孔a1’−1に同爪体a1−4が係止するようになっている。
【0023】
引っ掛け手段Bは、図1、図4に示すようにフードカバー6の後側2個所に設けた回動用引っ掛け腕b1、b1に、整流板6の後側から立設する2対の支持腕66、66間に横架した2本の回動軸76、76を各々抜差し可能に係止した構造になっており、回転軸76、76と、引っ掛け腕b1、b1とからなる引っ掛け部分を支点として整流板6は上下方向回動可能になる。
【0024】
符号10は、前記整流板6の後端側に設けたオイルパックであり、前記グリスフィルター7の保油能力を超えて滴下する油脂分を同整流板1に凹設したオイルライン11から案内されるようになっている。
【0025】
次に、図5に示す第2の実施の形態を説明すると、この実施の形態は、爪体a1−4の係止孔a1’−1との係止状態をより安定させるために、爪体a1−4に係止孔a1’−1縁が係止する係止溝a1−7を凹設した係止機構Aを採用している。
係止溝a1−7は、その孔上側縁と対応する爪体a1−4の上面部に、係止孔a1’−1よりも幅広をもって凹設され、孔上側縁との係止状態でフードカバー6や整流板1清掃時に操作摘みa2が誤って押動されることがないようにして、整流板1が誤って下方向に回動することがないように配慮してある。
この実施の形態の場合には、図5(イ)の係止状態から図5(ロ)に示すように係止溝a1−7に対する係止孔a1’−1縁との係止関係が解除されるように整流板1自体を若干上方に持上げることによって、爪体a1−4の係止溝a1−7と係止孔a1’−1縁との係止関係を解除し、その状態から図5(ハ)に示すように操作摘みa2を押動操作して、爪体a1−4を係止孔a1’−1から抜き取り、それによって整流板1を前記する上下方向回動可能な引っ掛け手段Bを中心に下方向に回動させることができる。
【0026】
次に、図6に示す第3の実施の形態を説明すると、この実施の形態は、前記整流板1の前側複数個所、例えば2個所と、後側複数個所、例えば2個所を共に前記第1の実施の形態や第2の実施の形態の係止機構Aで係止した実施の形態を示している。
【0027】
前記第1の実施の形態の場合には、整流板1をフードカバー6側に押し上げるだけで整流板1をフードカバー6に取付でき、また4本の棒状の摘み体a2−3を弾発発条a1−3の付勢力に抗して押動することによって係止孔a1’−1との係止を解除して、整流板1を外すことができるようになる。また、第2の実施の形態の場合には、整流板1をフードカバー6側に押し上げることで整流板1をフードカバー6に取付けることは変りないが、整流板1を外す時には、係止溝a1−7と係止孔a1’−1との係止関係が解除されるように整流板1を僅か上方に押し上げ係止孔a1’−1と係止溝a1−7との係止を解いてから、摘み体a2−3を弾発発条a1−3の付勢力に抗して押動することによって爪体a1−4と係止孔a1’−1との係止を解除するようにする。尚、図示しないが、整流板1にオイルライン11を形成し、このオイルライン11を介してオイルパック10にグリスフィルタ7の保油能力を超えて滴下する油脂分をオイルパック10に案内するようになっている。
【0028】
尚、本実施の形態の係止機構Aは、図示しないがブーツ型レンジフードファンの送風機前方に設けたグリスフィルター付きパネルの更に前方(吸込み部の上流側)に配設される整流板を係止する上側数点の係止機構として利用することも自由である。この場合には整流板の下側は支持腕に載承する。
この実施の形態の場合には、前記グリスフィルター付きのパネルが、整流板を支持する部材となり、そのパネルに開孔した案内孔に挿通する係止片の係止孔に、前記実施の形態と同様に弾発発条の付勢力で押動される爪体が係止し、弾発発条の付勢力に抗して操作摘みを押動することによってその係止を解除することができる。
【0029】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、フード側部材に対して整流板の係止及びその係止解除作業を簡単に行うことが出来る。そして、整流板を回動可能に支持する側と反対側の複数個所(例えば2個所)の係止機構の係止を操作摘みの単なる押動操作で解除し、該整流板をぶら下げた状態にしてフード体内を清掃することが可能となり、フード体内を清掃するに際して前作業が非常に楽であり、整流板後側の支持手段を外せるようにしておくことによってその整流板をフード体から完全に分離することも可能となり、その場合には整流板の清掃も隅々まで行なえる。
又、爪体の係止片先端と対応する先端部分にその係止片を案内して同爪体を弾発発条の付勢力に抗して後退させる傾斜案内面を形成しているので、整流板をフード側部材に押し付けるだけで係止することができる。
更に、フードカバーに開孔した案内孔を貫通する係止片の係止孔に、該フードカバーの裏側空間で弾発発条の付勢力を受ける爪体を係止するようにしているので、案内孔が係止片の移動を規制するように作用し、単に爪体と係止孔との係止によるものに比べて、より整流板の係止状態が安定し、整流板を外した後には操作摘みだけが外部に突出し、内装性を損なう虞れも無い。
又、請求項2記載の発明によれば前記爪体に、係止される前記係止孔縁との対応部にその同孔縁よりも幅広な係止溝を凹設していると、係止状態では係止孔縁が爪体の係止溝に係止して、誤って操作摘みが押動操作されても爪体が係止孔から抜き取られる虞れが全くなく、非常に安全である。しかも、係止を解く時にはどうしても整流板を一但手で押し上げて支える操作が必要となるから、係止を解いた時に不意に整流板が下方に開いて例えばコンロ上の鍋やフライパン等に衝突してその鍋、フライパン等を落下させる危険性もない。
そして、請求項3記載の発明によれば整流板のフードカバー側への押上動作、前側複数個所(例えば2個所)、後側複数個所(例えば2個所)の操作摘みの押動操作による解除操作で整流板を取付・取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るレンジフードファンの第1の実施の形態を示す一部切欠側面図である。
【図2】 同一部切欠正面図である。
【図3】 係止機構部分の拡大図であり、(イ)はその一部切欠正面図、(ロ)は(A)−(A)線断面図である。
【図4】 整流板と前側の係止機構と後側の引っ掛け手段との関係を示す分解斜視図である。
【図5】 第2の実施の形態である係止機構部分の拡大図であり、(イ)は、その一部切欠正面図、(ロ)は、整流板を上方に若干持上げた状態を示す同一部切欠正面図、(ハ)は、爪体を係止孔から抜き取る状態を示す同一部切欠正面図である。
【図6】 第3の実施の形態である前側と後側との双方を係止機構で係止した状態を示す分解斜視図である。
【図7】 従来の係止機構を示し、(イ)は正面断面図。(ロ)は(B)−(B)線断面図である。
【符号の説明】
A:係止機構 1:整流板
6:フードカバー a1−1:係止片
a1’−1:係止孔 a1−3:弾撥発条
a1−4:爪体 a1:係爪部
a1−6:傾斜案内面 6’:裏側空間
a2:操作摘み 56:長孔
a1−2:案内孔 B:引っ掛け手段
a1−7:係止溝

Claims (3)

  1. 送風機を備えたフードの吸込部上流側に、吸込部の周辺風速を上昇させる整流板を配置したレンジフードファンにおいて、
    前記整流板の一側部をフードに対し上下回動可能に支持し、前記整流板の他側部に係止孔付きの係止片を起立固定
    記係止孔に嵌入係合する弾発発条で付勢された爪体と、該爪体に設けられ、前記弾発発条の付勢力に抗する人為的な押動操作で前記爪体の前記係止孔に対する係合を解除する操作摘みとを備えた係爪部が、前記フードの下面開口を被覆する吸込み口を有したフードカバーの裏側空間側で固定され、
    前記爪体に、前記係止片先端と対応する先端部分に前記係止片を案内して前記爪体を弾発発条の付勢力に抗して後退させる傾斜案内面を形成し、
    前記フードカバーに、前記係止片が挿通可能な案内孔を開孔するとともに、長孔を開孔して、前記操作摘みを外部から操作可能なように突出させた
    ことを特徴とするレンジフードファン。
  2. 前記爪体は、係止される前記係止孔縁との対応部にその同孔縁よりも幅広な係止溝を凹設していることを特徴とする請求項1記載のレンジフードファン。
  3. 前記整流板の一側部をフードに対し上下回動可能に支持することに代えて、
    前記整流板の前記一側部に係止孔付きの係止片を複数起立固定し、
    前記それぞれの係止孔に嵌入係合する弾発発条で付勢された爪体と、該爪体に設けられ、前記弾発発条の付勢力に抗する人為的な押動操作で前記爪体の前記係止孔に対する係合を解除する操作摘みとを備えた係爪部が、フードの下面開口を被覆する吸込み口を有したフードカバーの裏側空間側で固定され、
    前記爪体に、前記係止片先端と対応する先端部分に前記係止片を案内して前記爪体を弾発発条の付勢力に抗して後退させる傾斜案内面を形成し、
    前記フードカバーに、前記係止片が挿通可能な案内孔を開孔するとともに、長孔を開孔して前記操作摘みを外部から操作可能なように突出させた
    ことを特徴とする請求項1または2記載のレンジフードファン。
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