JP4406491B2 - シャワー吸込防止ヒンジキャップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ガラス製又は合成樹脂製等の液体容器の口部に嵌着される合成樹脂製ヒンジキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8は、特開平8−53152号公報において開示された従来の打栓形式の合成樹脂製キャップに関するものである。
このキャップはポリエチレン製の中蓋51とポリプロピレン製の外蓋52からなり、中蓋51は瓶53の口部54に取付ける取付部55と、その内側に液体の遮断壁56を有し、この遮断壁56に無端状の裂溝57が形成されている。58はプルリング状の裂取部材、59は注筒、60は前記中蓋の取付部55に装着する本体としての筒体である。筒体の上壁61には係合筒62が設けられている。63は外蓋でヒンジ64により前記筒体60に一体的に設けられている。65は外蓋63の内側に形成された掛止部で外蓋63が閉じた際に、前記係合筒62と係着する。
【0003】
このキャップの使用態様について述べる。例へば、瓶53内に麺つゆを充填する際に、殺菌のために70℃〜90℃に加熱して充填することが行われている。そして、充填後、キャップが打栓されて出荷される。この場合内容液が充填中に容器の外面などに付着することがあり、容器が汚れたまま出荷すると、不衛生で商品価値を低下させる。これを防止するために、通常打栓後約30〜50℃の温湯を上記キャップの上からシャワー状に散布して付着物を洗浄している。ところがこの時に問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
麺つゆの熱はキャップの空間67、同68の空気を加熱し、膨張させる。次にシャワー洗浄が行われ、かつ、それにより急冷されるため、上記空間67、同68の空気は冷却され、その際に負圧状態となる。このため前記シャワーの水を吸引し、図示のように空間68に水滴69が付着する。なお、前記係合筒62と掛止部65の掛止を固くすればシャワー水の吸引は行われないが、そのようにすると、消費者が開放する際に開放が困難になるので固く出来ない。そして、この水滴69は長期間空間68に残り、この水滴69に黴が発生して不衛生となり、商品価値を低下させる。
また、シャワー水の吸引を防止するために本体と外蓋との密閉性を高めると、シャワーにより冷却されるまでの間に、外蓋内の空気の加熱膨張により、外蓋が前記係合筒から外れて開く、外蓋開きが生ずる恐れがあった。
【0005】
本発明はこれらの問題点を解決するためになされたもので、外蓋開放に必要な外力の大きさを軽減し、また容器口部寸法のバラツキをも吸収し、シャワー水の吸込みを防止出来ると共に、高温充填時における外蓋開きを防止出来るヒンジキャップを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するためになされたもので、請求項1記載のシャワー吸込防止ヒンジキャップは、流通を阻止する遮断壁と、同心的に形成される注筒、容器の口部に圧接嵌合される嵌着部、および係合筒とを有する本体と、これと一体にヒンジを介して連結され閉蓋時には上記係合筒に係着する外蓋とを備えた合成樹脂製のヒンジキャップにおいて、
閉蓋時における上記外蓋下端部に、その端面に開口する環状凹溝を設けることにより該環状凹溝よりも中心側に存在する上記外蓋下端部に可撓性リングを形成し、この可撓性リングの内周面を上記本体外周側に形成した環状凸条に弾性的に当接可能としたことを特徴とする。
【0007】
また、請求項2記載のシャワー吸込防止ヒンジキャップは、流通を阻止する遮断壁と、同心的に形成される注筒、容器の口部に圧接嵌合される嵌着部、および係合筒とを有する本体と、これと一体にヒンジを介して連結され閉蓋時には上記係合筒に係着する外蓋とを備えた合成樹脂製のヒンジキャップにおいて、
閉蓋時における上記外蓋の下端部内周面に環状凸条を形成し、上記本体外側に、上記環状凸条が当接する環状垂直外周壁と、その上端に連続して、上記環状凸条と対向し隙間形成可能な環状傾斜外周壁とを形成し、昇圧の際に上記外蓋が係着状態において圧力調整を可能ならしめたことを特徴とする。
【0008】
また、請求項3記載のシャワー吸込防止ヒンジキャップは、上記において、閉蓋時に外蓋内周面に形成された環状突起が、本体の係合筒の外周に形成された環状突起に係止することを特徴とする。
【0009】
また、請求項4記載のシャワー吸込防止ヒンジキャップは、上記において、外蓋内周面に形成された環状突起、及び/又は本体の係合筒の外周に形成された環状突起の当接部に凸部又は凹部が円周方向に断続的に形成されることを特徴とする。
【発明の実施の形態】
【0010】
この発明の基本構成となるヒンジキャップを図1〜3により説明する。ヒンジキャップ1は、本体としての中蓋3と、外蓋5と、両蓋3,5を連結するヒンジとしてのスナップヒンジ2とを備えている。
【0011】
閉蓋時における上記外蓋5下端部に、その端面に開口する環状凹溝39を設けることによりその環状凹溝39よりも中心側に存在する上記外蓋5下端部に可撓性リング40を形成しているが、詳細は拡大された図4によって後述する。該本体としての中蓋3は、注筒6と、該注筒6に頂壁7を介して連結された筒部8とを備えている。該注筒6には、流体の流通を遮断する遮断壁11が設けられている。この遮断壁11には、無端状の裂溝12と、プルリング13とが設けられ、該プルリング13は裂溝12の内側に配設されている。
【0012】
頂壁7には、注筒6と同心状に形成された係合筒9が立設されている。この係合筒9は、該注筒6より大径に形成され、該係合筒9の外周には環状突起9bが形成されている。又、該係合筒9は、閉蓋時に外蓋5の環状突起10に係止する。この係合筒9の先端部9aは、外方に広がり、かつ、その端面は筒部8の外周に向かって傾斜するテーパ面である。
【0013】
筒部8は、嵌着部15と、該嵌着部15の下端に形成された鍔部16と、該鍔部16の下面に連続するシール部17とを備えている。
該嵌着部15は、容器20の口部21に圧接嵌合されるが、該口部21は該嵌着部15と内筒23とにより挟まれる。この嵌着部15の下端内面には、係合凸部16bが設けられているが、この係合凸部16bの配設位置は必要に応じて適宜選択され、例えば、鍔部16の内面が選ばれる。
【0014】
前記嵌着部15と前記鍔部16とは同心状に設けられ、両者15,16は段状をなしている。該鍔部16上面には閉蓋時に外蓋5が当接する。
【0015】
ヒンジ2としてのスナップヒンジは、中央のバネヒンジ25とその両側に位置して回動支点となる一対の薄肉ヒンジ26から構成されていて、外蓋5を解放し、容器20内の内容品を注出する際に外蓋5が垂れ下がってこないようになっている。
上記3点式スナップヒンジの両側には一対のバネ作用を有する補助バンド38が平行に配置され、この一対の補助バンド38の両端が本体としての中蓋3と外蓋5とに成形時に一体に固定されている。
【0016】
補助バンド38は均一な肉厚を持ち、弓形形状である。補助バンド38の取付位置は薄肉ヒンジ26の取付位置よりも外蓋の開放状態で低い位置にある。したがって、中蓋3の開放力が大きくなるので、中蓋3の開放角度が大きくなる。また、補助バンド38の長さを調整することにより外蓋5の閉じる前のスナップ速度を緩和させ、液はねのトラブルを解消することができる。さらに、補助バンド38は外側を円弧状に切除され、バネ性の調整と、指先の怪我の防止が図られる。
【0017】
外蓋5は、閉蓋時、係合筒の環状突起9bに係止する環状突起10と、鍔部16に当接する開口端面部32とを備えている。この開口端面部32の先端には、摘み部33が設けられている。
鍔部16の下面外周には、鍔部16の外径よりも小径の直筒状のシール部17が連続している。このシール部17は前記嵌着部15および鍔部16より肉薄に形成されているので変形しやすい。
【0018】
鍔部16のヒンジ固定部28の両側には、径方向鍔弱化部29,30が形成され、また、該ヒンジ固定部28と嵌着部15との間には、周方向鍔弱化部としてのスリット31が設けられている。
この径方向鍔弱化部29,30は溝状となっているが、その形状等は必要に応じて適宜選択される。例えば、この径方向鍔弱化部29,30は該嵌着部15より突出している部分に半径方向に形成される。前記スリット31は前記径方向鍔弱化部29,30と連続している。
【0019】
シール部17には、前記径方向鍔弱化部29,30と連続する周方向弱化線36,縦方向弱化線37が設けられている。ここで、鍔弱化線部とは、他の部分より強度的に弱化した線状部を指称するが、その形状等は自由に選択され、例えば、溝や、ミシン目が採用される。
【0020】
前記弱化線36は、径方向鍔弱化部29に連続する周方向弱化線であり、鍔部16とシール部17との間に形成されている。この弱化線36の長さ(中心角度θ)は270度であるが、その中心角度は必要に応じて適宜選択される。
【0021】
前記弱化線37は、縦方向弱化線で、径方向鍔弱化部30に連続し、シール部17の下端17aまで達している。この弱化線37は、軸方向弱化線37aと、バネヒンジ25側に傾いている傾斜弱化線37bとから構成されている。
【0022】
次に罎などの容器20にキャップ1を装着する場合の動作について説明する。容器20の口部21に、キャップ1を被せ押圧すると、筒部8が該口部21に嵌着され、係合凸部16bは口部21の係合凹部21aに圧接係合し、シール部17は口部21の外周に当接する。
【0023】
上記ヒンジキャップは、筒部を嵌着部15とシール部17とに分け、嵌着部15には弱化線が形成されていないので、嵌着部15を強く口部21に嵌合しても、前記弱化線が裂け切れることはない。従って、該嵌合力を低下させる必要はなく嵌合力の大きなキャップを得ることができる。また、シール部17には弱化線36,37が形成されているが、このシール部17はその下端17aが口部21外周に当接しているだけなので、該弱化線36,37が切れ易くなることもない。
【0024】
容器20より内容物を取出すにあたり、予め、プルリング13に指を掛け、引張り上げることにより遮蔽壁11を除去しておく。使用時には、外蓋5を指先にて押し上げることによって、バネヒンジ25のバネ力によって開口させるが、この実施例では、一対のバネ作用を有する補助バンド38のバネ力によって開放角度が大きくなり、開口部の視認性が良くなる。
【0025】
内容物の取出しを終り、外蓋5を閉じるとき、指先とバネヒンジ25のバネ力によって閉口するが、補助バンド38の存在によりバネヒンジ25のバネ力を抑止する作用がはたらき、閉じる際のスナップ速度が緩和され、液ハネのトラブルがなくなる。
【0026】
以上の説明では、「本体」とは、瓶などの容器に固定的に装着される中蓋のことを意味しているが、図8に示すように、中蓋の上に筒体60、上壁61などを固定し、これらを含めて本体とすることもできる。
【0027】
上記の説明は、本発明の共通的基本構成に関するものであるが、以下本発明の目的達成のために重要なシャワー吸込防止機能を有するヒンジキャップの実施例(第一実施例)を説明する。
図4は第一実施例に関する要部の線図的拡大断面図である。図において、39は閉蓋時における上記外蓋下端部に、その端面に開口する環状凹溝で、これにより、その環状凹溝39よりも中心側に存在する上記外蓋5下端部に可撓性リング40が形成され、一方上記本体としての中蓋3の外周側には環状凸条41が形成され、この環状凸条41が上記可撓性リング40に弾性的に当接可能となっている。
上記環状凹溝及び環状凸状は、いずれも、全周360度に渡って形成される。
【0028】
このように環状凸条41が上記可撓性リング40に弾性的に当接することにより、容器20の口部21の寸法にバラツキがあったとしても、寸法のバラツキを十分に吸収することが出来る。また、外蓋5のオープンに必要な外力を軽減することが出来る。さらに、シャワー水で冷却する充填ラインにおいて、冷却時にキャップの内外の気圧差によって生じるシャワー水の吸込みを防ぐことができる。
【0029】
次に高温充填時における外蓋開きを防止出来る機能を有するヒンジキャップの実施例(第二実施例)を説明する。図5〜7は第二実施例に関するもので、図5は閉蓋時のヒンジキャップの断面図、図6はその要部の線図的拡大断面図、図7は外蓋5が係着状態において圧力調整を可能ならしめたときのヒンジキャップの線図的拡大断面図である。図において、42は閉蓋時における上記外蓋5の下端部内周面に形成された環状凸条で、上記本体としての中蓋3の外側に形成された環状垂直外周壁43に当接可能であり、この環状垂直外周壁43上端に連続して、上記環状凸条42と対向し隙間形成可能な環状傾斜外周壁44が形成されている。
本体の係合筒外周の環状突起の当接部には4個の突起9cが円周方向に等間隔に形成されており、圧力調節時に、外蓋の係着状態を維持しつつ、外蓋内部との空気の流通が出来るようになっている。
【0030】
通常閉蓋時には、上記環状凸条42が環状垂直外周壁43と当接状態にあるのでシャワー水の吸引は防止されるが、高温充填時において外蓋内の気圧が異常に上昇したとき、外蓋5が、上記本体としての中蓋3の係合筒9に係着状態にある間に上記環状凸条42が環状垂直外周壁43との当接状態を脱して上昇し、環状傾斜外周壁44と対向するので隙間が形成され、圧力調整が行われるから、シャワーにより冷却されるまでの間に外蓋開きが生じる恐れがなくなる。
【0031】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0032】
閉蓋時における上記外蓋下端部に、その端面に開口する環状凹溝を設けることにより、その環状凹溝よりも中心側に存在する上記外蓋下端部に可撓性リングを形成し、この可撓性リングの内周面を上記本体外周側に形成した環状凸条に弾性的に当接可能としたことにより、容器の口部の寸法にバラツキがあったとしても、寸法のバラツキを十分に吸収することが出来、外蓋の開放に必要な外力を軽減し、さらに、シャワー水で冷却する充填ラインにおいて、冷却時にキャップの内外の気圧差によって生じるシャワー水の吸込みを防ぐことができる。
【0033】
さらに、閉蓋時における上記外蓋の下端部内周面に環状凸条を形成し、上記本体外側に、上記環状凸条が当接可能な環状垂直外周壁と、その上端に連続して、上記環状凸条と対向し隙間形成可能な環状傾斜外周壁とを形成し、昇圧の際に上記外蓋が係着状態において圧力調整を可能ならしめたことにより、通常閉蓋時には、上記環状凸条が環状垂直外周壁と当接状態にあるのでシャワー水の吸引は防止される。また、高温充填時において外蓋内の気圧が異常に上昇したとき、外蓋が、上記本体の係合筒に係着状態にある間に上記環状凸条が環状垂直外周壁との当接状態を脱して上昇し、傾斜外周壁と対向して隙間が形成され、圧力調整が行われるから、シャワーにより冷却されるまでの間に外蓋開きが生じる恐れがなくなる。
【0034】
また、閉蓋時に互いに係合する、外蓋内周面に形成された環状突起及び本体の係合筒外周に形成された環状突起の当接部の少なくとも一方の側に凸部又は凹部を円周方向に断続的に設けたことにより、外蓋内の空気が外部と流通可能となるため高温充填時の圧力調整が円滑に行われ、一方、外蓋が開くことは環状突起同士の係合により阻止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の開蓋状態のヒンジキャップの全体的構成を示す(イ)平面図、(ロ)I[ロ]−I[ロ]線に沿った縦断側面図である。
【図2】本発明の閉蓋状態のヒンジキャップの全体的構成を示す正面図である。
【図3】本発明の閉蓋状態のヒンジキャップの全体的構成を示す背面図である。
【図4】本発明の第一実施例に関する要部の線図的拡大断面図である。
【図5】(イ)本発明の第二実施例の閉蓋時のヒンジキャップの縦断側面図である。(ロ)本発明の第二実施例の開蓋時のヒンジキャップの部分平面図である。
【図6】本発明の第二実施例の閉蓋時のヒンジキャップの要部の線図的拡大断面図である.
【図7】本発明の第二実施例の外蓋が係着状態において圧力調整を行うときのヒンジキャップの要部の線図的拡大断面図である。
【図8】従来公知のヒンジキャップの閉蓋状態の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 ヒンジキャップ(キャップ)
2 ヒンジ(スナップヒンジ)
3 本体としての中蓋
5 外蓋
6 注筒
7 頂壁
8 筒部
9 係合筒
9a 係合筒の先端部
9c 凸部
10 環状突起
11 遮断壁
12 裂溝
13 プルリング
15 嵌着部
16 鍔部
16b 係合凸部
17 シール部
17a シール部下端
20 容器
21 口部
21a 係合凹部
23 内筒
25 バネヒンジ
26 薄肉ヒンジ
28 ヒンジ固定部
29 径方向鍔弱化部
30 径方向鍔弱化部
31 周方向(鍔)弱化部(スリット)
32 開口端面部
33 摘み部
36 周方向弱化線
37 縦方向弱化線
37a 軸方向弱化線
37b 傾斜弱化線
38 補助バンド
39 環状凹溝
40 可撓性リング
41 環状凸条
42 環状凸条
43 環状垂直外周壁
44 環状傾斜外周壁
Claims (4)
- 流通を阻止する遮断壁と、同心的に形成される注筒、容器の口部に圧接嵌合される嵌着部、および係合筒とを有する本体と、これと一体にヒンジを介して連結され閉蓋時には上記係合筒に係着する外蓋とを備えた合成樹脂製のヒンジキャップにおいて、
閉蓋時における上記外蓋下端部に、その端面に開口する環状凹溝を設けることにより該環状凹溝よりも中心側に存在する上記外蓋下端部に可撓性リングを形成し、この可撓性リングの内周面を上記本体外周側に形成した環状凸条に弾性的に当接可能としたことを特徴とするシャワー吸込防止ヒンジキャップ。 - 流通を阻止する遮断壁と、同心的に形成される注筒、容器の口部に圧接嵌合される嵌着部、および係合筒とを有する本体と、これと一体にヒンジを介して連結され閉蓋時には上記係合筒に係着する外蓋とを備えた合成樹脂製のヒンジキャップにおいて、
閉蓋時における上記外蓋の下端部内周面に環状凸条を形成し、上記本体外側に、上記環状凸条が当接する環状垂直外周壁と、その上端に連続して、上記環状凸条と対向し隙間形成可能な環状傾斜外周壁とを形成し、昇圧の際に上記外蓋が係着状態において圧力調整を可能ならしめたことを特徴とするシャワー吸込防止ヒンジキャップ。 - 閉蓋時に外蓋内周面に形成された環状突起が、本体の係合筒の外周に形成された環状突起に係止することを特徴とする請求項1又は2記載のシャワー吸込防止ヒンジキャップ。
- 外蓋内周面に形成された環状突起、及び/又は本体の係合筒の外周に形成された環状突起の当接部に凸部又は凹部が円周方向に断続的に形成されることを特徴とする請求項3記載のシャワー吸込防止ヒンジキャップ。
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