JP4405135B2 - 高オレウロペイン含有オリーブ乾燥葉及びその抽出物 - Google Patents

高オレウロペイン含有オリーブ乾燥葉及びその抽出物 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オリーブ(Olea europea)に特徴的で健康にとり有効となる成分、オレウロペイン(Oleuropein)を高含量のオリーブ乾燥葉及びそれを調製する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
オレウロペインはオリーブ葉に含まれる成分であり、その抗ウイルス活性、抗原虫活性、抗菌活性が注目されている。活性化マクロファージによって生成する一酸化窒素は、Leishmania major、Plasmodium falciparum、Scistosoma mansoni、Trypanosoma cruzi、Toxoplasma gondiiといった多くの病原菌に対し、細胞分裂停止および細胞毒性活性を示す(I. Vouldoukis et al. 1995 Proc. Natl. Acad. Sci. USA Vol. 92 7804-7808)が、オレウロペインは、活性化マクロファージの一酸化窒素合成酵素を活性化し、一酸化窒素の生成を増幅する作用を有する(F. Visioli et al. 1998 Life Sci. Vol. 62 541-546)。
【0003】
また、オレウロペインおよびその分解物であるヒドロキシチロソールは血小板凝集に対する阻害活性を示し(A. Petroni et al. 1995 Atherosclerosis Vol. 117 25-32)、ヒドロキシチロソール、オレウロペインアグリコン誘導体は低密度リポ蛋白の酸化をin vitroで抑制する(F. Visioli et al. 1995 Thromb. Res. Vol. 78 151-160)。
【0004】
ところで、オレウロペインの含量については、オリーブ葉の採取時期、処理方法、地域等の違いによりまちまちである。例えば、M. Gonzalezらは、季節によりその含量は変動し、一般に夏に採取したものでは含量が低く、冬採取したものでは含量が高いと報告している(Planta Med. 1992 Vol. 58 513-515)。C. Savourninらは、採取時期が冬のオリーブ葉中のオレウロペインを新規なHPLC法により定量したが、すべてのオリーブ葉にマイクロ波を使用し乾燥したところ、オレウロペインの含量が乾燥葉中で10%以上となり、従来の報告より含量が高めになったとの報告を行っている(J. Agric. Food Chem. 2001 Vol. 49 618-621)。
【0005】
また、産地によりその含量は著しい違いがあり、本発明者による調査でも、スペイン産の乾燥葉はオレウロペインが1.7%しかないのに対し、中国産のものは5.1%とばらつきがあることを認めている。このように、原料となるオリーブ葉中のオレウロペイン含量に関しては不明の部分が多い。
【0006】
一般に薬用植物取扱い業者や植物エキス抽出メーカーでは、輸送コストと有効成分含量の高さの点から原料に乾燥葉を用いる。これはオリーブ葉に関しても同様である。一方、原料供給側では乾燥葉を得るために様々な乾燥方法を採用している。日数をかけても良い場合は、コストの関係から天日干しや陰干しを行い、大量に調製する場合や急ぐ場合は、熱風乾燥機等で乾燥する。
【0007】
天日干しや陰干しの場合、原料供給者は、大量に処理するため乾燥の進捗状況は、天候や乾燥方法に左右されやすく、安定した乾燥工程をとりにくい。例えば、雨天が続けば、乾きにくい状況が想定でき、通常は大量に葉を処理しなければならないが、乾燥のための十分なスペースが確保できずに、葉の層が厚くなり乾きにくいといった状況も想定される。本発明者等も、陰干しを試み、雨天が続き乾燥が72時間で終了しなかった乾燥葉のオレウロペイン含量は、7.3%〜15.2%であり含量にバラツキを認めた。天日干しにおいて、氷点下で葉が凍結、それが解凍するような条件では、その乾燥葉の含量は7.0%と低かった。
一方、熱風乾燥機等による乾燥は天候に影響されず確実に乾燥できるが、熱による影響でオレウロペイン等の成分に影響する可能性がある。
【0008】
本発明者は、大量に効率よく乾燥葉を調製する場合は、熱風乾燥器等で乾燥する場合が多いので、これを想定した乾燥方法も試みた。オリーブ品種、ネバディロ・ブランコ(Nevadikko Blanco)を用いて乾燥方法に関して予備的な検討を行った。恒温乾燥器による80℃3時間の乾燥を行っており、この時の乾燥葉のオレウロペイン含量は、2.1〜4.5%と低くなることを認めた。つまり、購入時の原料オレウロペイン含量のばらつきやGonzalezらの季節変動に関する報告等は、本発明者らの予備的検討結果から、乾燥方法、特に生産現場における乾燥方法が十分に確立していないためと推定された。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
オレウロペインを高含有するオリーブ乾燥葉を提供できる、乾燥方法の確立を課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記課題を解決すべく鋭意努力した結果、乾燥温度を従来の温度よりかなり高い85℃以上145℃以下で乾燥するか、あるいは従来の温度より低い65℃以下で72時間以内に乾燥することで解決できることを見出した。
【0011】
すなわち、本発明は
(1)オリーブ生葉が、常圧または減圧下で、85℃以上145℃以下で乾燥されたことを特徴とする10%以上のオレウロペインを含有するオリーブ乾燥葉又はその抽出物、
(2)オリーブ生葉が、常圧または減圧下で、65℃以下で72時間以内に乾燥されたことを特徴とする10%以上のオレウロペインを含有するオリーブ乾燥葉又はその抽出物、
【0012】
(3)オリーブ生葉を常圧下で70℃〜100℃の温水または水蒸気で処理した後、常圧または減圧下で、145℃以下で、加温または室温乾燥することを特徴とする10%以上のオレウロペインを含有するオリーブ乾燥葉の製造方法、
(4)オリーブ生葉を減圧、常圧または加圧下で70℃〜145℃の温水又は水蒸気で処理した後、常圧、真空または減圧下で、145℃以下で、加温または室温乾燥することを特徴とする10%以上のオレウロペインを含有するオリーブ乾燥葉の製造方法、
【0013】
(5)オリーブ生葉をマイクロ波で処理した後、常圧または減圧下で、145℃以下で、加温または室温乾燥することを特徴とする10%以上のオレウロペインを含有するオリーブ乾燥葉の製造方法、
(6)加温または室温乾燥することに代えて、凍結乾燥することを特徴とする請求項(3)、(4)又は(5)記載のオリーブ乾燥葉の製造方法
に関する。
【0014】
本発明者等は、本発明の乾燥方法の確立に先立ち、オリーブ葉中オレウロペイン含量に対する乾燥温度の影響について調べた。採取したオリーブ生葉を直ちに各温度で乾燥器中で乾燥させた。表1には、生葉中の水分含量(%)、本発明において乾燥に必要とした時間、及び、乾燥葉中のオレウロペイン含量を示し、図1はオレウロペイン含量と温度の関係を示した。
【0015】
乾燥温度の検討結果からオレウロペイン含量が著しく低下する特異な温度域の存在を見いだした。すなわち、145℃以上での乾燥で著しいオレウロペイン含量低下を起す他に、通常、植物を乾燥する時に使用するような温度域、具体的には、70℃から80℃に、著しいオレウロペイン含量の低下を起こす温度域があることを見いだした。
本発明は、この特異な性質に鑑みて、オリーブ葉を乾燥する際に起きうるオレウロペイン含量低下を防ぐ方法について鋭意検討した結果に基づいている。
【0016】
本発明で加温とは、オリーブ葉を加温するあらゆる手段を意味し、通常の加熱乾燥機以外にもマイクロ波による処理も含み、乾燥葉とは、第7版食品添加物公定書解説書(廣川書店、1999)、B-40による乾燥減量試験法で測定した時の乾燥減量が15.0%以下のものをいう。
本発明において、減圧、加圧とは、常圧に対する用語であり、その範囲は限定されない。また、本発明で抽出物とは、ソックスレー抽出等の通常の抽出手段で抽出されたものを言う。
【0017】
【表1】
Figure 0004405135
【0018】
本発明における処理および乾燥方法は以下の通りである。オリーブ葉生葉は、なるべく摘み取り後の新鮮なものを乾燥する。高温多湿を避けた場合、3週間放置してもオレウロペイン含量は低下しない場合も認めるが、同様の条件において低下する場合もあり、オレウロペイン含量の維持にとり不安定な状態にあると言える。本発明者等は、比較例1に示したようにネバディロ・ブランコのオリーブ生葉を水分が蒸散しないように72時間ビニール袋に密封し、その後、室温で乾燥を行ったオリーブ乾燥葉のオレウロペイン含量を測定しているが、その含量が、2.1%しかないものを認めた。従って、特にオリーブ生葉を65℃以下の低温域で乾燥させる場合は、72時間以内に乾燥を終了する必要がある。
【0019】
乾燥方法としては、まず、オリーブ葉生葉をそのまま85℃以上145℃以下で乾燥する方法、65℃以下で72時間以内に乾燥する方法があげられる。但し、氷点下でオリーブ生葉を凍結する場合、解凍が起きないように乾燥する必要がある。比較例2に示したように、-10℃で凍結した葉について、25℃室温乾燥したものは、オレウロペイン含量6.1%となるが、これは解凍過程でオレウロペイン含量低下がおきるためである。
【0020】
また、温水に漬ける等の前処理をすれば、乾燥温度が145℃以下であれば、いかなる温度でも乾燥が可能であり、10%以上のオレウロペインを含有するオリーブ乾燥葉を取得可能である。オリーブ生葉を温水に漬ける場合、温水の温度は70℃〜100℃、好ましくは、80〜100℃であり、処理時間は、10秒以上であり、20分間でも含量はほとんど低下しない。
【0021】
また、加圧により、温水又は水蒸気の温度を100℃以上にすることも可能であるが、その場合、145℃までであれば、10%以上のオレウロペインを含有するオリーブ乾燥葉を取得可能であり、70℃〜145℃の温水又は水蒸気によっても10%以上のオレウロペインを含有するオリーブ乾燥葉を取得可能である。
【0022】
例えば、表2からわかるように、オリーブの一品種、ネバディロ・ブランコを105℃で3時間乾燥した乾燥葉は、16.8%のオレウロペインを含有した。また、実施例3からも明らかなように、オリーブの一品種、マンザニロ(Manzanillo)では、100℃10秒間加温処理した後、80℃で乾燥したものでは、21.5%のオレウロペイン含量であるのに対し、加温処理せずに80℃で乾燥したものでは、5.4%であった。
【0023】
また、電子レンジ処理によっても同様の結果を得たが、ネバディロ・ブランコを用いた検討において、2分間の2450MHz、500Wのマイクロ波を照射した後、80℃で3時間乾燥したが、その含量は21.5%であり、未処理で80℃で3時間乾燥したものは、4.5%であった。
【0024】
本発明によって示した乾燥方法を行うことで、従来より言われていたオレウロペインの季節変動は全く存在せず、常に10%以上のオレウロペインを含むオリーブ乾燥葉を取得できることを見いだした(図4)。
すなわち、工業的には原料の安定供給は重要な要素であり、季節変動によるオレウロペイン低下をきたさない本発明の乾燥方法は、常に安定的に原料を確保できることを意味し、安定供給に貢献するものである。
【0025】
なお、本発明において、マンザニロおよびネバディロ・ブランコの2品種について例示したが、本発明において使用するオリーブとは、Olea europaeaのすべての品種を含む。
以下に実施例を示して本発明によるオリーブ葉生葉の加温処理および乾燥方法について具体的に説明する。
【0026】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
未処理のネバディロ・ブランコ由来オリーブ生葉を各種温度で直接3時間加熱乾燥した。結果は表2に示した。80℃では、オレウロペイン含量は6.3%、150℃では6.2%であったのに対し、85℃で13.8%、135℃で17.4%、145℃で12.6%であった。
【0027】
【表2】
Figure 0004405135
【0028】
(実施例2)
ネバディロ・ブランコ由来オリーブ生葉を採取直後、各種温度で、72時間以内に乾燥した。-10℃では、14.1%、25℃では、オレウロペイン含量は18.3%、65℃では10.0%であったのに対し、70℃では7.3%であった(表3)。-10℃については、真空凍結乾燥によった。
【0029】
【表3】
Figure 0004405135
【0030】
(比較例1)
25℃において、未処理のネバディロ・ブランコ由来オリーブ生葉を乾燥しないようにビニール袋に入れ密封し、72時間放置し、その後25℃で乾燥したものはオレウロペイン含量2.1%であった。
【0031】
(比較例2)
-10℃で24時間凍結した葉について、25℃室温乾燥したものは、オレウロペイン含量6.1%となった。
【0032】
(実施例3)
熱水処理のオリーブ葉中のオレウロペイン含量に対する影響について検討した。オリーブ品種、ネバディロ・ブランコ、マンザニロを用いてオリーブ葉の加温処理方法について検討した。
【0033】
両品種それぞれの木より葉を複数枚摘み取り、その葉を5mm×5mm程度の大きさに切り、切った葉をよく混ぜた後、秤量後、熱水中(100℃)に図1に示した所定時間浸漬し、直ちに乾熱器にて80℃3時間乾燥した。対照は、秤量後、直ちに80℃3時間乾燥した。
【0034】
オリーブ葉中のオレウロペイン含量は、乾燥葉100mgに対して行い、HPLCにより測定した。熱水中(100℃)に浸漬した後オリーブ葉の乾燥葉中のオレウロペイン含量は、10秒の浸漬でマンザニロ21.5%、ネバディロ・ブランコ20.9%であり、それ以上浸漬した場合でも、オレウロペイン含量は、マンザニロで17.4%以上、ネバディロ・ブランコで13.3%以上であった。
これに対し、熱水処理をしない対照のオリーブ葉乾燥葉では、オレウロペイン含量は、マンザニロで5.4%、ネバディロ・ブランコで4.5%であった。
【0035】
(実施例4)
オリーブ葉の温水による加温処理における温度の影響について検討した。葉は実施例3と同様の大きさにし、2分間の加温処理を種々の温度で行った後、80℃3時間乾燥した乾燥葉のオレウロペイン含量について調べた。結果は図2に示す通りであり、70℃以上で顕著な上昇効果を示した。
【0036】
加温処理をしないネバディロ・ブランコの対照では含量が3.3%であったのに対し、40℃の加温処理では6.7%、70℃では10.4%、80℃では22.0%とオレウロペイン含量の上昇を認めた。すなわち、加温処理を種々の温度で行った結果、加温処理をしないネバディロ・ブランコの対照では含量が3.3%であったのに対し、40℃の加温処理では6.7%、70℃では10.4%、80℃では22.0%のオレウロペイン含量を認めた。
【0037】
(実施例5)
電子レンジのマイクロ波による加熱について検討した(図3)。実施例1の大きさにしたネバディロ・ブランコの生葉を図4に示す所定時間マイクロ波(2450MHz、 500W)を照射した後、80℃3時間乾燥した。未照射では、7.5%であったが、照射は1分間でも十分に効果を認め、2分間照射では、18.3%であり、最も含量が高かった。3分以上では、徐々に含量が低下した。
【0038】
(実施例6)
水蒸気加圧の影響についても調査した。すなわち、120℃、1分間、ネバディロ・ブランコ由来オリーブ生葉を水蒸気にて処理し、80℃、3時間乾燥した。オリーブ乾燥葉中のオレウロペイン含量は14.4%と高い含量を示した。
【0039】
(実施例7)
ネバディロ・ブランコ由来オリーブ生葉を80℃2分間温水につけ前処理を行い、冷凍庫で凍結し、真空凍結乾燥機で乾燥した。オリーブ乾燥葉中のオレウロペイン含量は20.1%であった。
【0040】
(実施例8)
ネバディロ・ブランコ由来オリーブ生葉を圧力容器を用いて120℃1分間水蒸気で処理した後、80℃3時間乾燥した。オリーブ乾燥葉中のオレウロペイン含量は14.4%であった。
【0041】
(実施例9)
ネバディロ・ブランコ由来オリーブ生葉を80℃の温水に浸し、圧力容器を用いて120℃1分間処理した後、80℃3時間乾燥した。オリーブ乾燥葉中のオレウロペイン含量は15.2%であった。
【0042】
(実施例10)
ネバディロ・ブランコおよびマンザニロを用いて、オリーブ生葉を105℃、3時間乾燥する方法で、オレウロペイン含量の季節変動について調査した(図4)。通年を通してオレウロペイン含量はほぼ14%以上と高く、いつの時期においても10%以上のオレウロペインを含有するオリーブ乾燥葉を取得可能であった。熱水に漬けた後乾燥する方法、マイクロ波で処理後乾燥する方法でも同様の結果を示した。
【0043】
(実施例11)
ネバディロ・ブランコ由来オリーブ生葉3kgを105℃3時間乾燥し、1.54kgの乾燥葉を得たが、この乾燥葉のオレウロペイン含量は13.6%であった。この一部についてメタノールを用いてソックスレー抽出を行ったが、得られた抽出固形物含量は27.0%であった。
【0044】
【発明の効果】
本発明により、一年を通してオレウロペイン高含有オリーブ乾燥葉を取得することを可能ならしめた。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱水処理時間とオレウロペイン含量との関係を示す図。
【図2】水温のオレウロペイン含量に対する影響を示す図。
【図3】マイクロ波処理時間のオレウロペイン含量に対する影響を示す図。
【図4】オレウロペイン含量の季節変動の推移を示す図。

Claims (5)

  1. オリーブ生葉を常圧下で70℃〜100℃の温水で処理した後,常圧または減圧下で、145℃以下で、加温または室温乾燥することを特徴とする10%以上のオレウロペインを含有するオリーブ乾燥葉の製造方法。
  2. 加温または室温乾燥に代えて、凍結乾燥することを特徴とする請求項1記載のオリーブ乾燥葉の製造方法。
  3. オリーブ生葉を減圧、常圧または加圧下で70℃〜120℃の温水で処理した後、常圧または減圧下で、145℃以下で、加温または室温乾燥することを特徴とする10%以上のオレウロペインを含有するオリーブ乾燥葉の製造方法。
  4. 加温または室温乾燥に代えて、凍結乾燥することを特徴とする請求項3記載のオリーブ乾燥葉の製造方法。
  5. オリーブ生葉をマイクロ波で処理した後、常圧または減圧下で、145℃以下で、凍結乾燥することを特徴とする10%以上のオレウロペインを含有するオリーブ乾燥葉の製造方法。
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