JP4404958B2 - スクリュキャップ回転補助機構 - Google Patents

スクリュキャップ回転補助機構 Download PDF

Info

Publication number
JP4404958B2
JP4404958B2 JP2009512357A JP2009512357A JP4404958B2 JP 4404958 B2 JP4404958 B2 JP 4404958B2 JP 2009512357 A JP2009512357 A JP 2009512357A JP 2009512357 A JP2009512357 A JP 2009512357A JP 4404958 B2 JP4404958 B2 JP 4404958B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw cap
rotation
annular
assisting
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009512357A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2009113321A1 (ja
Inventor
裕 道脇
Original Assignee
裕 道脇
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 裕 道脇 filed Critical 裕 道脇
Application granted granted Critical
Publication of JP4404958B2 publication Critical patent/JP4404958B2/ja
Publication of JPWO2009113321A1 publication Critical patent/JPWO2009113321A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B67OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
    • B67BAPPLYING CLOSURE MEMBERS TO BOTTLES JARS, OR SIMILAR CONTAINERS; OPENING CLOSED CONTAINERS
    • B67B7/00Hand- or power-operated devices for opening closed containers
    • B67B7/18Hand- or power-operated devices for opening closed containers for removing threaded caps
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D41/00Caps, e.g. crown caps or crown seals, i.e. members having parts arranged for engagement with the external periphery of a neck or wall defining a pouring opening or discharge aperture; Protective cap-like covers for closure members, e.g. decorative covers of metal foil or paper
    • B65D41/02Caps or cap-like covers without lines of weakness, tearing strips, tags, or like opening or removal devices
    • B65D41/04Threaded or like caps or cap-like covers secured by rotation
    • B65D41/0485Threaded or like caps or cap-like covers secured by rotation with means specially adapted for facilitating the operation of opening or closing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

本発明は、スクリュキャップ機構を備えた容器におけるスクリュキャップの回転を補助するスクリュキャップ回転補助機構に関するものである。
ガラス瓶やプラスチックボトルをはじめとする容器開口部の外周面に螺旋状に形成された係合受部と、この係合受部に螺合され、容器開口部を回転可能に構成された、内周面に係合部が形成された胴筒部とその一端側を閉塞する閉塞部とから成る所謂スクリュキャップと、から構成されるスクリュキャップ機構を備えた容器は、その密閉性の高さと、繰り返しの回転が可能であることから様々な形態の容器に採用され、広く普及している。
特に、飲食物を封入した容器は、多くの一般ユーザーに利用されている。例えば、ジャム等の糖質を含む粘性流体用の容器としては、ジャムの収容には広口のガラス瓶が用いられ、このガラス瓶の回転には金属製で半径の大きなスクリュキャップが採用されて構成されていることが多い。しかしながら、スクリュキャップ機構を備えたジャム用等のガラス容器においては、粘性の高い糖質等が容器開口部と蓋との間に付着し易いことなどの理由から一度使用すると、半径の大きなスクリュキャップが採用されているにも拘らずその回転には強力な力が必要になることが多いという問題があった。
この他、近年、特許文献1に開示されているように、ポリエチレンテレフタレート製の樹脂ボトルに、ポリエチレンやポリプロピレン製でタンパエビデンス性と称す所謂不正開封防止機能若しくはバージン性保証機能を備えた樹脂キャップが螺合された形態の所謂ペットボトルが、飲料用として広く採用されるに至っている。このペットボトルにおいては、炭酸飲料等の収容物や容器内のガス空間等の温度上昇に伴う内圧上昇等に対応しなければならず高い密閉性が要求される。従って、ペットボトルの容器開口部のキャップには、高度な閉止力が必要とされる。これに対して、ペットボトルのキャップは、飲み易さを優先していることから容器開口部の外径が小さく、自ずとキャップの外径も小さくなり、キャップの開封時に必要とされる開封力が自ずと大きくなってしまう。このため、子供や女性、年配者や病人、或いは、ある種の障害者等の非力な者にとっては、特にペットボトルの初期の開封が出来ないことがあるという問題や開封後の回転が困難であるという問題があった。
このような従来のスクリュキャップ機構の問題に対応する物としては、例えば、特許文献2に開示されているような開封補助具があった。それは、全体として閉曲線状を成し、内周面に滑り止めが形成された肉厚のゴムバンド様の開封補助具であり、スクリュキャップの外周面を、ゴムバンド様部分の一部乃至全部で囲繞して滑り止め効果を発揮させながら締め付けることによって、ゴムバンド様部分の肉厚分だけスクリュキャップの回転半径を大きくすることによって、スクリュキャップの回転に必要な力を小さくすることが出来るようになっている。
しかしながらこのようなゴムバンド様の開封補助具の使用状態においては、スクリュキャップの胴筒部を外周面から締め付けて使用するために、スクリュキャップの内周面やこの内周面に形成された係合部が、容器開口部の外周面やこの外周面に形成された係合受部に強く締め付けられて摩擦力が増強し、かえって回転に必要な力が大きくなってしまうことがあった。特に、プラスチック製のスクリュキャップにあっては、スクリュキャップの胴筒部が変形し易く、スクリュキャップと容器開口部との摩擦力が著しく増大化して回転に必要な力が大きくなってしまうという難点があった。
特開2006−182357号公報 登録実用新案第3048082号公報
プラスチック製のスクリュキャップにおいて、上述のような従来の問題点に応じるためには、スクリュキャップの上部だけを回転半径の中心に向かって押さえて半径方向に長く延びた回転補助具で回転する必要がある。そこで、スクリュキャップの上部だけを押さえてスクリュキャップを回転させて回転しようとすると、回転補助具が外れ易くなるので、回転補助具の上部を下向きに押圧しながら動径方向に回転させなければならなくなる。ところが、回転補助具を下向きに押圧すると、キャップの内周面の係合部と容器開口部の外周面の係合受部とが互いに圧迫し合い、互いの間での摩擦力が増大して動径方向の回転に対する抵抗力が増強してしまうことにより、回転に必要な力が大きくなってしまうという問題が生じることになる。
また、従来の回転補助具では、開封補助具が別体であるために、外出時等においては一々回転補助具を携行しなければならず、面倒であり、また嵩張るという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みて創作したものであり、スクリュキャップ機構を備えた容器におけるスクリュキャップの回転を補助し、未使用状態においてはコンパクトな状態にし得ると共に使用時にはスクリュキャップを回転するための回転半径を増大させ、開動作や閉動作に必要とされる回転力を小さなものとすることが可能で、廉価にして繰り返し使用が可能な回転補助機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のスクリュキャップ回転補助機構において採った手段は、スクリュキャップの胴筒部に被せる筒体である環状部と、環状部の外面から接近、乖離自在の回転補助部によって構成し、回転補助部は、環状部の外表面に、環状部の中心軸と平行に形成した連結部を支点として、環状部に接近、乖離自在に取り付けた長尺のレバー状の部材であり、回転補助部は、それを環状部から乖離させた場合に、環状部の外表面の連結部を支点として環状部から離れる自由端と、環状部の外表面の連結部を支点として環状部の表面に接近し当接する回転止部とよりなり、連結部から自由端までの距離は、連結部から回転止部までの距離よりは長く形成してある、スクリュキャップ回転補助機構構成されることを特徴とする。
スクリュキャップの胴筒部に被せる筒体である環状部の内面には、前記胴筒部の一部を押圧しながら当接する圧接部を有することを特徴とする。
前記環状部は、上端に、該環状部の筒形状に沿って半径方向内向きに延びて環状を成す環状天部が設けられたことを特徴とする。
前記環状部は、前記環状部の上部をほぼ全域的に閉塞する天板部を有することを特徴とする。
前記連結部は、略帯状であって、その表裏面が成す平面形状における両線が、略双曲線状を成すことを特徴とする。
本発明のスクリュキャップ回転補助機構によれば、一端がスクリュキャップと一体的に回転する連結部と、この連結部に連結され非回転時には該スクリュキャップの外面に近接的に位置し、開時又は閉時にはスクリュキャップから乖離させ、該スクリュキャップと一体的に回転する回転半径を増大させるための大径部を作出する回転補助部と、を備えてスクリュキャップに設えられるように構成したことにより、単純でそれ自体の製造コストが廉価でありながら、未使用時や不使用時には、小さくコンパクトな状態にすることが出来、使用時には、必要に応じて半径方向に大きく広げて、スクリュキャップの回転に必要な力を小さくすることが可能となる。
回転補助機構をスクリュキャップと一体成形せずに別体として形成した場合には、スクリュキャップの素材によらず、回転補助機構を適宜の素材で構成することが可能となり、強度や耐久性、製造の容易性や製造コスト低減の向上を図ることが出来る上、従来のスクリュキャップを変更することなく、新機構としての当該開封補助機構を導入することが可能となる。これによれば、必要に応じて回転補助機構のみをスクリュキャップから取り外して再使用することが可能となる。
また、スクリュキャップと回転補助機構とを別体で形成する場合には、容器の店頭等における販売用等には、例えば、予め回転補助機構がスクリュキャップに装着された状態で容器を供給すること、或いは、使用者が必要に応じて、適宜回転補助機構をスクリュキャップに装着して使用するように提供することも可能であり、これらを選択することが出来るようになる。
本発明の回転補助機構によれば、必要に応じて回転補助機構をスクリュキャップと一体成形することも可能となる。回転補助機構をスクリュキャップと一体成形した場合には、回転補助機構のみを再使用することが出来なくなったり、スクリュキャップのみの物に比較すれば、回転補助機構付きスクリュキャップの方が必要材料量が僅かに増加するものの、スクリュキャップに別体成形された回転補助機構を装着する物に比べれば必要材料量を著しく減らして省資源化を図ることが可能となる上、回転補助機構の抜脱や弛みを完全に無くすことが可能となると共に、使用上の安定性の向上を図ることが可能となる。
また、回転補助機構における回転補助部の形状を、リング状に形成した場合には、このリング状の部分に指やフック様の物や紐状の物を通すなどして吊るすことが可能となり、携行等における利便性を向上させることが出来る。特に、回転補助機構とスクリュキャップとを一体成形した場合には、回転補助部をリング状に形成すれば、回転補助機構がスクリュキャップから弛んだり外れたりする畏れが無くなる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、詳細に説明する。本発明のスクリュキャップ回転補助機構は、ガラス瓶やプラスチックボトル、金属製ボトルをはじめとする容器開口部の外周面に螺旋状に形成された係合受部と、この係合受部に螺合され、容器開口部を回転可能とするように構成された、内周面に係合部が形成された胴筒部とその一端側を閉塞する閉塞部とから成るスクリュキャップと、から構成されるスクリュキャップ機構におけるスクリュキャップの回転を補助するためのものである。
容器は、固体や液体、気体等の適宜の状態の物質を収容し得、略円筒状の容器開口部を有し、この容器開口部の外周面に、係合受部が形成されて構成されるものであり、これ以外特に限定されず、素材や大きさ、形状等適宜の物を対象とすることが可能である。係合受部は、容器開口部の外周面に、断続的乃至連続的な螺旋状の溝状乃至条状に形成されるものであり、スクリュキャップの胴筒部の内周面に形成される係合部を螺合することが出来るように構成される。
スクリュキャップは、内周面が略円筒状の胴筒部と、この胴筒部の筒方向における一端側が閉塞される閉塞部とを有する。胴筒部の内周面には、断続的乃至連続的な螺旋状の溝状乃至条状に形成されるものであり、容器開口部の外周面に形成される係合受部に螺合することが出来るように構成される。係合部を係合受部に螺合してスクリュキャップを容器開口部に係合する際には、スクリュキャップの胴筒部の一端側を閉塞する閉塞部によって容器開口部を閉止し、容器を密閉することが出来るように構成される。即ち、スクリュキャップは、容器開口部を繰り返し開放可能に閉止することが出来るように構成される。尚、スクリュキャップには、タンパエビデンス性を付与するための機構であるタンパエビデンス機構が形成されていてもよい。
スクリュキャップ回転補助機構は、スクリュキャップの開動作又は閉動作における容器開口部とスクリュキャップとの相対的な回転に必要とされる回転力を、より小さなものとするためのものであり、スクリュキャップに設えられる。スクリュキャップに対するスクリュキャップ回転補助機構の設け方は、後述の実施例1において説明するように、スクリュキャップ回転補助機構とスクリュキャップとが別体として形成されて、それぞれの成形後にスクリュキャップ回転補助機構がスクリュキャップに対して配設されるものであっても良い。或いは、後述の実施例2において説明するように、スクリュキャップ回転補助機構とスクリュキャップとを一体に形成して構成される一体成形によるものであっても良い。
スクリュキャップ回転補助機構の基本構成は、一端がスクリュキャップと一体的に回転する連結部と、この連結部の他端に一部が連結される回転補助部とを有する。勿論、これら連結部と回転補助部とは、一体成形によって形成することも出来る。
連結部は、回転補助部に対して外部から付与された回転力を、スクリュキャップに対して直接的乃至間接的に伝達してスクリュキャップに回転力を付与するためのものである。この連結部は、スクリュキャップに嵌合されてスクリュキャップと一体的に回転する嵌合体に対して連結することによって、連結体がスクリュキャップと一体的に回転するように構成しても良い、或いは、スクリュキャップの外面の適宜の部位に直接形成することによって構成しても良い。
嵌合体は、スクリュキャップ回転補助機構をスクリュキャップと別体で形成する場合に、連結部を、スクリュキャップと一体的に回転することが出来るようにするためのものであり、スクリュキャップと連結部との間に介在するものである。この嵌合体は、スクリュキャップと別体で形成することが出来、スクリュキャップに嵌合することによって、スクリュキャップと一体的に回転するように構成される。
嵌合体は、スクリュキャップの胴筒部の外周面の一部乃至全部を囲繞する環状部を備え、この環状部の内周面には、スクリュキャップの胴筒部の外周面に当接する当接部が形成される。当接部には、スクリュキャップの胴筒部の上部、即ち、閉塞部の側面部位を閉塞部の中心に向かって押圧するように、閉塞部の側面部位に圧接する圧接部が形成されることが望ましい。また、環状部の高さは、スクリュキャップの高さ程に設定することが、嵌合状態の安定性を高める上で好ましい。
このように、環状部の内周面に、当接部を形成し、この当接部の一部を圧接部とすることによって、圧接部で、嵌合体をスクリュキャップに対して強固に嵌め込んで押さえ、嵌合体がスクリュキャップに対して空回りせず且つスクリュキャップの胴筒部を締め付けることなく、一体的に回転するようにすると共に、圧接部だけでは外れ易く不安定な状態を、当接部で、スクリュキャップの胴筒部の高さ分近く当接させて、嵌合体のスクリュキャップに対する装着状態を安定させることが出来る。
尚、嵌合体は、スクリュキャップと同質の素材で形成することも出来るが、別の素材を用いて形成しても良く、繰り返し使用に対して有効な素材や強靭な素材、廉価な素材等を適宜選択することが可能である。また、嵌合体は、環状部を肉薄の円筒状に形成すれば、嵩張らず、材料使用量を減らすことが出来て好ましいが、肉厚としたり、或いは、円筒以外の形状にすることも可能である。嵌合体は、環状部の上端に天板を形成して筒方向の一端側を閉塞しても良いが、閉塞する場合には、スクリュキャップの閉塞部の上面に施された文字や色柄等の印刷が視認出来なくなることを避けるために、嵌合体を光透過性の素材で形成することが出来る。
回転補助部は、外部から与えられる回転力を、増幅させて、連結部を介してスクリュキャップに伝達し、本来大きな回転力を必要とするスクリュキャップの回転を、より小さな回転力で回転可能とするためのものである。この回転補助部は、一端が連結部に連結され、他端が自由端とされ、非回転時には嵌合体、若しくは、スクリュキャップの外面に近接的に位置し、開時又は閉時には嵌合体、若しくは、スクリュキャップから回転補助部の自由端側を乖離させて、スクリュキャップと一体的に回転する回転補助機構の回転半径を増大させるための大径部を作出することが出来るように構成される。
回転補助部は、未使用時や不使用時において、嵌合体、若しくはスクリュキャップの外面に近接的に位置していれば良く、スクリュキャップの閉塞部に平行に、或いは傾斜させて位置し、回転時に連結部を軸として自由端側を鉛直面内で回動させて乖離させるように構成することも可能であるが、好ましくは、回転補助部は、嵌合体の環状部の外周面、若しくは、スクリュキャップの胴筒部の外周面に沿って位置し、回転時において連結部を軸として自由端側を水平面内で回動させて胴筒部或いは環状部の外周面から乖離させるように構成する。ここで、スクリュキャップの胴筒部の筒方向は、鉛直方向に平行であるものとして述べている。
より好ましくは、回転補助部は、スクリュキャップの胴筒部の高さ程の幅で円弧状に丸まった帯状に形成する。こうすることによって、回転補助部は、嵩張らず、より少ない材料使用量にすることが出来、且つ、回転時には回転補助部の高さ方向に広がった広い面をレバー状に捻ることによって、スクリュキャップに回転力を付与することが可能となり、手や指を痛めることなく安定的に回転の補助効果を得ることが出来るようになる。
この場合、回転補助部の連結部が連結されている側の基端部の外面には、外方に突設される回転止部が形成され、回転補助部を、連結部を中心として回転させるように、環状部から乖離させる際に、回転補助部の回転を所定の角度で止めることが出来るように構成することが望ましい。
勿論、回転補助部の構成は、これに限らず、例えば、回転補助部をリング状に形成して、このリング状に形成される回転補助部に指やフック或いは紐状物を通して容器を吊るすことが出来るように構成することも可能である。
以下に、本発明のスクリュキャップ回転補助機構10の実施例を、添付図面(図1〜4)を参照しながら詳細に説明する。尚、本実施例のスクリュキャップ回転補助機構10は、スクリュキャップ20と別体形成されたタイプのものであって、図1に示すように、スクリュキャップ回転補助機構10をスクリュキャップ20に対して一体的に回転させられるように嵌め込んで使用するものである。
本実施例の容器30は、飲料水等を封入するペットボトルであり、ポリエチレンテレフタレート製の透明樹脂をブロー成形することによって形成され、略円筒状の胴部の下端に底部を有し、上部が窄まって形成される容器開口部31を有する。容器開口部31の外周面には、断続的な螺旋状を成す条状の係合受部32が形成される。容器開口部31には、図2(a)に示すように、スクリュキャップ20が係合受部32を介して繰り返し回転可能に螺合される。
スクリュキャップ20は、ポリプロピレン製の略円筒状の胴筒部21と、この胴筒部21の上端側を閉塞する同じくポリプロピレン製の円板状の閉塞部22と、胴筒部21の下端に複数個所で点状に結合されるポリプロピレン製のタンパエビデンスリング23と、が一体的に形成されて構成される。ここで、スクリュキャップ20の素材は、ポリプロピレンに設定しているが必ずしもポリプロピレンである必要はなく、例えば、ポリエチレンなどを用いても良い。
胴筒部21の内周面には、断続的な螺旋状を成す条状の係合部24が形成される。閉塞部22の下面には、閉止時において容器開口部31の内周面に沿って位置して密閉性を向上させるための密閉部25が設けられる。この密閉部25は、本実施例においては、スクリュキャップ20と一体成形によって設けられるが、別体で形成して配設することも出来る。尚、スクリュキャップ20の胴筒部21の外形は、樹脂成形に伴う所謂引けや反りによって、上端付近の直径が若干小さく、高さ方向の中央部が若干膨らんで、ここから下端にかけて緩やかに直径が小さく成る円筒形に極めて近い略樽形状を成している。
タンパエビデンスリング23は、ポリプロピレン製の胴筒部21に対してポリプロピレンを用いて一体的に成形されているが、必ずしも一体成形によって形成しなければならないというものではなく、異種材料を用いた二重成形によって形成してもよい。また、タンパエビデンスリング23は必ずしも必要というわけではなく、形成しなくても良いが、不正開封証拠性、若しくはバージン性の保証効果をスクリュキャップ機構に付与することが出来るので形成するのが好ましい。タンパエビデンスリング23は、スクリュキャップ20下端部の径サイズのリング状のタンパエビデンスリング本体26と、この内周面の下部に形成され、一度容器開口部31に装着されると容易に抜き外すことが出来ないようにするための複数の抜止片27とから構成されるが、これに限らず、所要の構成の技術等を採用することが出来る。
本実施例のスクリュキャップ回転補助機構10は、硬質ポリエチレン製で、スクリュキャップ20と別体で形成される。スクリュキャップ回転補助機構10は、図2(a)及び図3(c)に示すように、スクリュキャップ20の胴筒部21の外周面を囲繞する環状部11と、この環状部11の上端に一体に形成される嵌止部12と、環状部11の外周面に一体に形成されるヒンジ状の役割を果たす連結部13と、この連結部13と一体に形成される回転補助部14と、この回転補助部14に一体に形成される回転止部15と、を備える。勿論、スクリュキャップ回転補助機構10の素材は、硬質ポリエチレンに限定されるものではなく、ポリプロピレンやポリアミド等の適宜の熱可塑性樹脂や金属等の素材を採用することが出来るが、環状部11には形状の安定性やサイズ適合する為の撓み性が要求され、連結部13には繰り返しの屈曲に強い性質が要求され、回転補助部14には形状の安定性や強靭性が要求されるので、これらを満たす素材を選択することが望ましい。
環状部11は、略円筒形で、高さがスクリュキャップ20の胴筒部21の高さとほぼ同等に設定され、内径がスクリュキャップ20の胴筒部21の外径とほぼ同等に設定される。ただし、環状部11の内径は、スクリュキャップ20の胴筒部21の外径が、一定ではないので、胴筒部21の平均外径程度若しくは平均外径より若干大きい程度に設定し、図2(b)に示すように、環状部11の内周面を当接部16として、スクリュキャップ20の胴筒部21の外周面を圧迫しない程度にこの外周面に当接するように構成される。尚、この当接部16は、硬質の熱可塑性樹脂等で成形して成る環状部11の内側部分を、エラストマやゴム系樹脂等の軟質の素材を用いて、硬質部分との二重成形によって構成しても良い。こうすることによって、スクリュキャップ20に対する環状部11の空転を抑制することが出来る。
また、環状部11の厚さは、厚過ぎると固く成り過ぎて撓み性が低下してサイズ対応性が悪化してしまい、薄過ぎれば回転補助部14を支える強度が不足することになるので、素材の性質に応じて適宜の厚さに設定する。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン、ポリアミドのような硬質の熱可塑性樹脂を用いた物の場合には、平均厚さが0.5〜3.0mm程度となるように設計することが好ましい。
環状部11の内周面の上端部付近の適所には、環状部11の内周面から内側に向かってリブ状に凸設される圧接部17が形成される。ここで、本実施例における圧接部17は、図3に示すように、環状部11の内周面の上端部付近において等間隔で六箇所に形成され、圧接部17が図2(b)に矢印で示すように、スクリュキャップ20の閉塞部22の側面の上部を中心に向かって押圧するように構成される。
嵌止部12は、スクリュキャップ回転補助機構10を、スクリュキャップ20に対して上部から下方に向かって押し込んで嵌め込む際に、押し込み過ぎることを防止するためのものである。嵌止部12は、環状部11の上端において、平坦なリング状に形成される。スクリュキャップ20に対するスクリュキャップ回転補助機構10の装着時には、嵌止部12がスクリュキャップ20の閉塞部22の上面の周縁に沿って当接し、図1に示すように、嵌止部12の中央の円形穴18からスクリュキャップ20の閉塞部22の上面に施された文字や絵柄等の彫り込みや印刷28等を外部から視認することが出来るように構成される。
連結部13は、環状部11と回転補助部14とをヒンジ状に連結するためのものであり、環状部11の外周面の一部において、上端から下端にかけて一端が連結されるヒンジ状の部分であって、連結部13の他端側は回転補助部14に連結される。
回転補助部14は、図3に示すように、外部から与えられるスクリュキャップ20を回転するための回転力を、スクリュキャップ20に増幅して伝達するためのものである。回転補助部14の構成は、一端が連結部13に連結され、他端が自由端とされる肉薄の帯状に形成される部分であり、レバー状に用いるものである。この帯状部分は、環状部11の高さとほぼ同等の高さで、適宜の長さに設定され、環状部11の外周面に沿って、即ちスクリュキャップ20の胴筒部21の外周面に沿って近接的に位置し得る円弧形状に形成される。本実施例においては、回転補助部14の長さは環状部11の外周の半周程に設定されているが、この長さは特に限定されない。ただし、環状部11の外周の半周以下に設定することが未使用時や不使用時のコンパクト化上好ましく、使用時には長過ぎればより強度が要求され、短過ぎれば回転力を余り増幅出来なくなるので適当な長さに設定する。
回転補助部14は、スクリュキャップ回転補助機構10の未使用時や不使用時、或いは、閉操作時においては、図3(a)に示すように、環状部11の外周面に沿って近接的に位置し、開操作時においては、図3(b)に示すように、連結部13を軸として自由端側を左回転で回動させて環状部11の外周面から乖離させる。
尚、閉操作時においては、図4(a)に示すように、スクリュキャップ20の回転中心Oから連結部13の付根部位P1までの距離、即ち環状部11の外半径をr、付根部位P1から半径方向外方に向かって延出して設けられた回転止部15の先端P2までの距離をd、環状部11の外周面のみを押さえてスクリュキャップ20を右回転させるときの力をfとした場合に、環状部11の外周面だけを押さえてスクリュキャップ20を右回転させるときのモーメントは、簡単にはf×rで表され、これに対して、同じ力fで回転止部15の先端P2を押さえてスクリュキャップ20を右回転させると、このときのモーメントnは、n=f×(r+d)=f×r+f×dと表されるから、環状部11のみを摘んで回転させるよりもf×d分だけモーメントが大きくなる。
従って、環状部11のみを摘んでスクリュキャップ20を右回転させることの出来る下限の力をgとすると、回転止部15の先端P2を押さえて右回転させることの出来る下限の力は、gr/(r+d)となり、環状部11のみを摘んで右回転させる場合に比べ、(1+d/r)分の1の力で右回転、即ち、スクリュキャップを閉止することが出来ることになる。
逆に、開操作時においては、図4(b)に示すように、連結部13を軸に回転補助部14を回転止部15が環状部11の外周面に当接するまで左回転させて回転補助部14の自由端側を乖離させ、自由端を、スクリュキャップ20の中心Oから、連結部13の付根部位P1までの線の延長線上の点P3に位置させることによってスクリュキャップ20と一体に回転する大径部を作出する。このとき、中心Oから点P3までの距離r’は、回転補助部14の基端部P1から先端部P3までが環状部11の直径にほぼ等しいので概ね3rとなる。
従って、環状部11のみを摘んでスクリュキャップ20を左回転させるときの回転力をFとすると、このときのモーメントNは、N=F×rと表されるのに対して、回転補助部14の先端P3を押さえて同じ力Fでスクリュキャップ20を左回転させる場合には、このときのモーメントはF×3r=3Nとなる。即ち、この場合には、環状部11のみを摘んでスクリュキャップ20を左回転させる場合に比べて、3分の1の力でスクリュキャップ20を開動させることが出来ることになる。
尚、以上のようにスクリュキャップ回転補助機構10を構成した場合には、元来、閉動作に比べて開動作、特に開封操作に必要とされる回転力が大きいが、回転補助部14の構造上、開動作の際により大きなモーメントを得ることが出来るように構成されているので、好適である。また、本実施例においては、スクリュキャップ20とスクリュキャップ補助機構10とが別体形成されたものを挙げているが、勿論、スクリュキャップ20の胴筒部21の外周面に連結部13を一体形成してこの連結部13の他端に回転補助部14を連結することで、環状部11を介さずにスクリュキャップ回転補助機構10をスクリュキャップ20と一体に設けてもよい。
次に、本発明のスクリュキャップ回転補助機構の一変形である第二の実施例を、添付図面(図5〜6)を参照しながら詳細に説明する。尚、実施例1と同様の構成についての説明は省略して説明するものとする。また、本実施例のスクリュキャップ回転補助機構110は、実施例1のスクリュキャップ回転補助機構10と同様に、スクリュキャップ回転補助機構110とスクリュキャップ120とが別体形成されるタイプのものである。
本実施例のスクリュキャップ回転補助機構110は、ポリプロピレン製で、図5及び図6に示すように、スクリュキャップ20の胴筒部21の外周面を囲繞する環状部111と、この環状部111の上端に一体に形成される略円板状の嵌止部112と、環状部111の外周面に一体に形成されるヒンジ状の役割を果たす連結部113,113と、これらの連結部113,113にそれぞれ一体に形成される回転補助部114,114と、これらの回転補助部114,114にそれぞれ一体に形成される回転止部115,115と、を備える。
環状部111は、略円筒形で、高さがスクリュキャップ20の胴筒部21の高さとほぼ同等に設定され、内径がスクリュキャップ20の胴筒部21の外径とほぼ同等に設定される。ただし、環状部111の内径は、スクリュキャップ20の胴筒部21の外径が、一定ではないので、胴筒部21の平均外径程度に設定し、環状部111の内周面を当接部(図示省略)として、スクリュキャップ20の胴筒部21の外周面を圧迫しない程度にこの外周面に当接するように構成する。環状部111の内周面の上端部の適所には、環状部111の内周面から内側に向かってリブ状に凸設される圧接部(図示省略)が形成される。ここで、本実施例における圧接部は、環状部111の内周面の上端部において等間隔で六箇所に形成され、圧接部がスクリュキャップ20の閉塞部22の側面を中心に向かって押圧するように構成される。
嵌止部112は、スクリュキャップ回転補助機構110を、スクリュキャップ20に対して上部から下方に向かって押し込んで嵌め込む際に、押し込み過ぎることを防止するためのものである。嵌止部112は、環状部111の上端において略円板状に形成され、環状部の上部を全域に亘って閉塞している。スクリュキャップ20に対するスクリュキャップ回転補助機構110の装着時には、嵌止部112の下面がスクリュキャップ20の閉塞部22の上面にほぼ沿って当接するように構成される。
連結部113,113は、環状部111と回転補助部114,114とをヒンジ状に連結するためのものであり、環状部111の外周面の一部とこの直径部位とにおいて、それぞれ上端から下端にかけて一端が連結されるヒンジ状の部分であって、連結部113,113の他端側は各々回転補助部114,114に連結される。
回転補助部114,114は、外部から与えられるスクリュキャップ20を回転するための回転力を、スクリュキャップ20に増幅して伝達するためのレバー状のものである。回転補助部114,114の構成は、一端がそれぞれ連結部113,113に連結され、他端が自由端とされる肉薄の帯状の部分である。この帯状部分は、環状部111の高さとほぼ同等の高さで、適宜の長さに設定され、環状部111の外周面に沿って近接的に位置し得る円弧形状に形成される。本実施例においては、回転補助部114,114の長さは、各々環状部111の外周の4分の1周弱程に設定されている。
回転補助部114,114は、スクリュキャップ回転補助機構110の未使用時や不使用時、或いは、閉操作時においては、図5(a)に示すように、環状部111の外周面に沿って近接的に位置し、開操作時においては、図5(b)に示すように、それぞれ連結部113,113を軸として自由端側を左回転で回動させて環状部111の外周面から乖離させる。
尚、閉操作時においては、図6(a)に示すように、環状部111の外半径をr0、スクリュキャップ20の中心Oからのそれぞれの回転止部115,115の先端までの距離をr1>r0に設定することによって、環状部111の外周面のみを押さえてスクリュキャップ20を右回転させるときよりも楽にスクリュキャップを右回転させることが出来るように構成される。
逆に、開操作時においては、図6(b)に示すように、連結部113,113を軸に回転補助部114,114をそれぞれ回転止部115,115が環状部111の外周面に当接するまで左回転させて各々の回転補助部114,114の自由端側を乖離させ、自由端を、スクリュキャップ20の中心Oから、連結部113,113の付根部位の延長線上に位置させることによって、スクリュキャップ20と一体に回転する大径部を作出する。
このとき、中心Oからそれぞれの回転補助部114,114までの距離をr2>r1>r0に設定することによって、環状部111の外周面のみを押さえてスクリュキャップ20を左回転させるときよりも楽にスクリュキャップを左回転させることが出来るようになっている。
尚、以上のようにスクリュキャップ回転補助機構110を構成した場合には、元来、閉動作に比べて開動作、特に開封操作に必要とされる回転力が大きいが、回転補助部114,114の構造上、開動作の際により大きなモーメントを得ることが出来、また、回転補助部14を一つだけ形成した場合に比べ扱いが複雑化するものの、強度的な安定性や回転の安定性を向上させることが出来るようになる。勿論、回転補助部は、三つ以上設けても良い。また、本実施例においては、スクリュキャップ20とスクリュキャップ補助機構110とが別体形成されたものを挙げているが、勿論、スクリュキャップ20の胴筒部21の外周面に連結部113を一体形成してこの連結部113の他端に回転補助部114を連結することで、環状部111を介さずにスクリュキャップ回転補助機構110をスクリュキャップ20と一体に設けてもよい。
次に、本発明のスクリュキャップ回転補助機構210の一変形である第三の実施例を、添付図面(図7〜9)を参照しながら詳細に説明する。尚、実施例1及び実施例2と同様の構成についての説明は省略して説明するものとする。また、本実施例のスクリュキャップ回転補助機構210は、スクリュキャップ回転補助機構とスクリュキャップとが一体形成されるタイプのものである。
本実施例のスクリュキャップ回転補助機構210は、ポリプロピレン製で、図7(a)及び図7(b)に示すように、スクリュキャップ部220の外面にスクリュキャップ部220と一体に形成される。スクリュキャップ部220は、略円筒状の胴筒部221と、この胴筒部221の上端側を閉塞する略円板状の閉塞部222とを備える。胴筒部221の内周面には、連続的な螺旋状を成す条状の係合部224が形成される。閉塞部222の下面には、密閉性を向上させるための密閉部225が設けられる。閉塞部222の上面の周縁には、全周に亘って逆R状に欠くように形成される半溝状部211が形成され、リング状に形成される回転補助部214が着脱自在に配設し得るように構成される。
回転補助部214は、連結部213を介してスクリュキャップ部220の上部に設えられる。連結部213は、一端がスクリュキャップ部220の半溝状部211の一下端部と一体に形成され、他端が回転補助部214に一体に形成されるヒンジ状の部分である。回転補助部214は、横断面円が形状を成し、全体として円形のリング状に形成され、一端に連結部213の先端が一体形成されて構成される。
スクリュキャップ回転補助機構210の未使用時や不使用時においては、回転補助部214は図7に示すように、スクリュキャップ部220の半溝状部211に嵌まり込んで、スクリュキャップ部220に対して近接的に位置し、回転操作時においては、図8に示すように、回転補助部214を半溝状部211から引き起こして、連結部213を軸として円直面内を凡そ180度回動させて、スクリュキャップ部220から乖離させる。
ここで、リング状を成す回転補助部214の内径は、閉塞部222の周縁の全周に亘って形成される半溝状部211の内径にほぼ等しく、回転補助部214の外径φ1は、スクリュキャップ部220の胴筒部221の外径Dに程等しく設定される。従って、連結部213を軸として回転補助部214を180度引き起こした際の、移動先における回転補助部214の中心位置から閉塞部222の中心までの距離は、胴筒部221の外径Dにほぼ等しくなり、スクリュキャップ部220の回転半径は、回転補助部214の外径φ1分だけ大きくなり、スクリュキャップ部220と一体に回転する大径部が作出される。
この場合には、回転補助部214はリング状に形成されているので、このリング状の回転補助部214に指等を通すことが可能となり、指を通したまま容器を持ち運んだり、或いは、スクリュキャップ部220を回転したりすることが出来る。
尚、上記説明において半溝状部211は、閉塞部222の上部の周縁に沿って形成されるものであるが、本実施例における半溝状部211は、必ずしも閉塞部222の上部に沿って形成しなければならないというものではなく、例えば、図9に示すように、一端側が閉塞部222a又は222bの上部の周縁に掛かり、他端側がこの一端の直径位置に相当する胴筒部221a又は221bの下端部に掛かる略楕円形の半溝状に形成することも可能である。この場合に、胴筒部221a又は221bには、上端の一部からこの直径位置に相当する下端の一部に掛けて傾斜した上半部を切り欠いたような半溝状部221a又は221bが形成される。
またこのとき、連結部213aは、図9(a)に示すように、半溝状部221aの上端側の直下部に、一端を一体に形成して、他端を楕円状に形成されるリング状の回転補助部214aの一端に一体形成することが出来る。或いは、連結部213bは、図9(b)に示すように、半溝状部221bの下端側の直下部に一端を一体に形成して、他端を楕円状に形成されるリング状の回転補助部214bの一端に一体形成することが出来る。これらの場合、回転補助部214a,214bは、全体として楕円形になり、閉塞部222a,222bの直径をDとして、この楕円形の長径部の外径をφ2とすれば、φ2>D=φ1となって、スクリュキャップ部220a或いは220bと一体に回転するより大きな大径部を作出することが出来る。
次に、本発明のスクリュキャップ回転補助機構310の一変形である第四の実施例を、添付図面(図10〜13)を参照しながら詳細に説明する。尚、実施例1乃至3のいずれかと同様の構成についての説明は省略して説明するものとする。また、本実施例のスクリュキャップ回転補助機構310は、スクリュキャップ回転補助機構とスクリュキャップとが一体形成されるタイプのものである。
本実施例のスクリュキャップ回転補助機構310は、ポリプロピレン製で、図10(a),(b)に示すように、スクリュキャップ部320の外面にスクリュキャップ部320と一体に形成される。スクリュキャップ部320は、略円筒状の胴筒部321と、この胴筒部321の上端側を閉塞する略円板状の閉塞部322とを備える。閉塞部322の胴筒部321の外周面には、高さ方向の適宜の中間位置における水平方向の適宜の間隔を存した二箇所に、それぞれ一端が胴筒部321と一体に形成される連結部313,313を有する。これらの連結部313,313の他端には、全体として略Y字形に形成され、略Y字形の二つの上端がそれぞれ一体に形成される回転補助部314を有する。
回転補助部314は、連結部313,313を介してスクリュキャップ部320の高さ方向における適宜の中間位置に設けられる。連結部313,313は、それぞれの一端がスクリュキャップ部320の外周面に一体に形成され、他端が回転補助部314に一体に形成されるヒンジ状の部分である。回転補助部314は、全体として略Y字形に形成され、二つの上端がそれぞれ連結部313,313に連結されて、上半部がスクリュキャップ部320及び容器開口部331に密接的に位置し、下半部が容器330に密接的に位置するように垂設される。回転補助部314の下端部分には、表裏に貫通した楕円孔319が形成され、リング状に成っている。回転補助部314の上端から下端までの長さは、閉塞部322の直径の二、三倍程度に設定される。回転補助部314の二つの上端間の形状は、胴筒部321上における二つの連結部313,313の間の円弧に沿った円弧状に形成される。
スクリュキャップ回転補助機構310の未使用時や不使用時においては、回転補助部314は図10に示すように、スクリュキャップ部320及び容器開口部331及び容器330に沿って密接的に位置し、回転操作時においては、図11に示すように、回転補助部314を、容器330及び容器開口部331及びスクリュキャップ部320から引き起こして、連結部313を軸として円直面内を凡そ90度回動させて、スクリュキャップ部320から乖離させ、スクリュキャップ部320と一体に回転する大径部が作出される。
このとき、回転補助部314の二つの上端の間の円弧状の部分は、スクリュキャップ部320の胴筒部321の外周面に丁度当接するように位置し、スクリュキャップ部320を回転するのに適した状態となる。ここで、回転補助部314の自由端側には、リング状の楕円孔319が形成されているので、このリング状の回転補助部314の楕円孔319に指等を通すことが可能となり、指を通したまま容器330を持ち運んだり、或いは、スクリュキャップ部320を回転したりすることが出来る。
尚、上記説明において回転補助部314は、胴筒部321の高さ方向における適宜の中間位置に形成されるものであるが、本実施例における回転補助部314は、必ずしも胴筒部321の高さ方向における中間位置に形成しなければならないというものではなく、例えば、図12に示すように、胴筒部321aの下端に一端が一体に形成される連結部313aを介して、この連結部313aの他端に回転補助部314aの一端を一体に形成することが出来る。この場合、回転補助部314aは、未使用時や不使用時においては、図12(a)及び図12(b)に示すように、スクリュキャップ部320aの胴筒部321aの下端から垂れ下がって、容器開口部331及び容器330に密接的に位置する状態となる。
回転操作時においては、図13(a)及び図13(b)に示すように、回転補助部314aを、容器330及び容器開口部331から引き起こして、連結部313を軸として円直面内を凡そ90度回動させて、スクリュキャップ部320aと一体に回転する大径部が作出される。
次に、本発明のスクリュキャップ回転補助機構410の一変形である第五の実施例を、添付図面(図14〜16)を参照しながら詳細に説明する。尚、実施例1乃至4のいずれかと同様の構成についての説明は省略して説明するものとする。また、本実施例のスクリュキャップ回転補助機構410は、スクリュキャップ回転補助機構410とスクリュキャップ20とが別体形成されるタイプのものである。
本実施例のスクリュキャップ回転補助機構410は、ポリプロピレン製で、図14及び15に示すように、スクリュキャップ20の胴筒部21の外周面を囲繞する環状部411と、この環状部411の上端に一体に形成される嵌止部412と、環状部411の外周面に一体に形成されるヒンジ状の役割を果たす連結部413と、この連結部413に一体に形成される回転補助部414と、この回転補助部414に一体に形成される回転止部415と、この回転止部415を受ける、環状部411に形成される回転止受部433とを備える。
環状部411は、略円筒形で、高さがスクリュキャップ20の胴筒部21の高さとほぼ同等に設定され、内径がスクリュキャップ20の胴筒部21の外径よりも若干大きめに設定される。ただし、環状部411の内径は、スクリュキャップ20の胴筒部21の外径が、一定ではないので、胴筒部21の平均外径よりも若干大きめに設定する。環状部411の内周面の適所には、スクリュキャップ20の胴筒部21の外周面に設けられている縦溝に係入しつつ当接する縦リブ状の当接部416が設けられる。
当接部416は、図15(b)に示すように、環状部411の内周面の上端から下端付近にかけて凸設した一連の山形条状に延設され、上部は山の高さが高くなって圧接部417を成し、スクリュキャップの外周面の上部に圧接し得るように構成される。また、この山形条状に形成された当接部416の山形状は、図14(b)に示すように、山断面が非二等辺三角形状に形成されて傾斜した山形を成し、スクリュキャップ20の開操作時には、急傾斜面416aがスクリュキャップ20の外周面に形成された縦溝部(図示省略)に当接し、閉操作時には暖傾斜面416bが縦溝部に当接するように設定され、開操作時よりも閉操作時の方がより小さな回転力で環状部411がスクリュキャップ20に対して空転するように構成される。このように構成することによって、スクリュキャップ20の閉操作時には、一定以上の回転力を加えると環状部411が空転し、開操作時には環状部411のスクリュキャップ20に対する空転が防止されるようにすることが出来る。また、圧接部417が縦長に設定されているので、摩擦抵抗が増大し環状部411のスクリュキャップ20からの不用意な抜脱を抑制することが出来る。また、当接部416は環状部411の内周面の三適所以上のそれぞれの箇所に、複数の山形条状の部分を周回方向に連ねた山脈状に設定しても良い。
嵌止部412は、スクリュキャップ回転補助機構410を、スクリュキャップ20に対して上部から下方に向かって押し込んで嵌め込む際に、押し込み過ぎることを防止するためのものである。嵌止部412は、環状部411の上端に、略平坦なリング状に形成される。スクリュキャップ20に対するスクリュキャップ回転補助機構410の装着時には、嵌止部412がスクリュキャップ20の閉塞部22の上面の周縁に沿って当接し、嵌止部412の中央の円形穴418からスクリュキャップ20の閉塞部422の上面に施された文字や絵柄等の彫り込みや印刷等を外部から視認することが出来るように構成される。
環状部411の適所には、外方に僅かに突出した係受部434が設けられ、回転補助部414を環状部411に近接させた際に、回転補助部414に形成された係止部435を取り外し可能に係合させて、回転補助部414と環状部411とを係合状態に維持することが出来るように構成される。勿論、スクリュキャップ20の開操作時には、係合状態を容易に解除させて回転補助部414を操作することが出来るように構成される。
また、環状部411の連結部413が形成されている付近の適所には、図14及び16に示すように、外方に僅かに突出した回転止受部433が設けられ、回転補助部414の開動作に伴う回転角を規定することが出来るように構成することも出来る。
連結部413は、環状部411と回転補助部414とをヒンジ状に連結するためのものであり、環状部411の外周面の適所において、略上端から略下端にかけて一端が連結され、他端側が回転補助部414にヒンジ状に連結される。この連結部413は、一端から他端までの長さ及び厚さがそれぞれ0.5mm以上に設定される。連結部413の形状は、全体として略帯状を成し、この帯状の表裏面の成す平面形状における両線が、略双曲線状を成すように構成される。連結部413をこのように形成することによって、長さ方向のほぼ中間位置を肉薄として屈曲に対して耐久性を持たせると共に、両端付近を肉厚にして強度を持たせることが出来る。
回転補助部414は、外部から与えられるスクリュキャップ20を回転するための回転力を、スクリュキャップ20に増幅して伝達するためのレバー状のものである。回転補助部414の構成は、一端が連結部413に連結され、他端が自由端とされる板片状の部分である。この板片状部分は、図15(a)に示すように、環状部411の高さよりも若干低めの高さに設定される。回転補助部414は、環状部411の周長の約四分の一程度の長さに設定され、環状部411の外周面に沿って近接的に位置し得る湾曲部436を有し、自由端付近が環状部411の外周面から反れた方向に湾曲した指掛部437を有し、全体として略弓状に形成される。
回転補助部414の自由端付近の下端部の適所には、環状部411に凸設された係受部434が係入し得るように凹設された係止部435を有し、係止部435と係受部434とを互いに着脱することが出来るように構成される。また、図示省略するが、回転補助部414を貫通した小孔を設け、ストラップ(図示省略)等を挿通することが出来るように構成しても良い。
回転補助部414は、連結部413が連結された基端部付近に、連結部413を支点とする回転補助部414の回転角を規定する回転止部415が、該基端部から動径方向に延設され、図16に示すように、最大開動位置において、回転止部415と環状部に設けられている回転止受部433とが互いに当接し合うように構成される。
以上説明のように構成されたスクリュキャップ回転補助機構410においては、不使用時においては、回転補助部414を環状部411に近接させ、係止部435と係受部434とを係合させて係合状態として置き、使用時には係受部434から係止部435を離脱させて係合状態を解除し、回転補助部414を回動させて大径部を作出して用いる。
尚、本実施例においては、スクリュキャップ20とスクリュキャップ補助機構410とが別体形成されたものを挙げているが、勿論、スクリュキャップ20の胴筒部21の外周面に連結部413を一体形成してこの連結部413の他端に回転補助部414を連結することで、環状部411を介さずにスクリュキャップ回転補助機構410をスクリュキャップ20と一体に設けてもよい。
次に、本発明のスクリュキャップ回転補助機構510の一変形である第六の実施例を、添付図面(図17)を参照しながら詳細に説明する。尚、実施例1乃至5のいずれかと同様の構成についての説明は省略して説明するものとする。また、本実施例のスクリュキャップ回転補助機構510は、実施例1のスクリュキャップ回転補助機構10と同様に、スクリュキャップ回転補助機構510とスクリュキャップ520とが別体形成されるタイプのものである。
本実施例のスクリュキャップ回転補助機構510は、ポリプロピレン製で、スクリュキャップ20の胴筒部21の外周面を囲繞する環状部511と、この環状部511の上端に一体に形成される略円板状の嵌止部512と、環状部511の外周面に一体に形成されるヒンジ状の役割を果たす連結部513と、この連結部513に一体に形成される回転補助部514と、この回転補助部514に一体に形成される回転止部515と、この回転止部515の先端と環状部511の適所との間に連結されるカバー状連結部538と、を備える。
嵌止部512は、スクリュキャップ回転補助機構510を、スクリュキャップ20に対して上部から下方に向かって押し込んで嵌め込む際に、押し込み過ぎることを防止するためのものである。嵌止部512は、環状部511の上端において略円板状に形成され、環状部511の上部をほぼ全域に亘って閉塞している。略円板状を成す嵌止部512の周縁部には、嵌止部512の表裏に亘って貫通した複数の貫通穴518が、周回上に亘って所定の間隔を存して穿設され、これら貫通穴518同士の間に作出される、嵌止部512と環状部511上端との間に架橋される架橋部518aを有する。本実施例のスクリュキャップ回転補助機構510では、環状部511の上部を覆う嵌止部512を設けながらも複数の架橋部518aを作出したことによって、意匠性を持たせながらも環状部511に撓み性を持たせることが出来、スクリュキャップ20の外径や外形のバラツキに対応することが出来るようになる。
回転補助部514は、外部から与えられるスクリュキャップ20を回転するための回転力を、スクリュキャップ20に増幅して伝達するための棒状に形成されるレバー状のものである。回転補助部514は、自由端側付近に指掛部537が形成され、この指掛部537の基端部付近の内側位置に、環状部511と連結された一時架橋部539が設けられる。この一時架橋部539は、回転補助部514と環状部511とを繋ぐ部分であり、所定以上の力を加えると容易に断裂させ得、未操作状態であることを示唆すると共に、未操作時において回転補助部514を安定的に環状部511に結合させておくためのものである。
回転補助部514の基端部には、図17に示すように、動径方向に延設された回転止部515が形成される。この回転止部515の先端には、二つのヒンジ状の関節部538a,538bを有するカバー状連結部538の一端が設けられる。このカバー状連結部538は、環状部511の適所から略接線方向に向かって比較的長尺状に延設された板ばね状部538cと、この板ばね状部538cにヒンジ状に連結された比較的短尺状の中継部538dとを有し、この中継部538dが回転止部515にヒンジ状に連結されて構成される。
本実施例のスクリュキャップ回転補助機構510を用いる場合には、先ず操作初回時に、指掛部537に開操作向きの適当な大きさの押圧力を加えて、環状部511と回転補助部514とを連結している一時架橋部539を断裂させる。そして、そのまま連結部513を支点として回転補助部514の自由端側を回動させる。この際、回転止部515の回転位置が過死点を超えると、カバー状連結部538の作用で自動的に最大回動位置まで回動して大径部を作出する。勿論、使用後には回転補助部514を過死点を超えるまで環状部511に接近させると、回転補助部514が自動的に元の位置に復帰する。また、本実施例のスクリュキャップ回転補助機構510は、カバー状連結部538を設けたことにより、環状部511と回転止部515との間に指や手、皮膚等を挟むことを防止することが出来るように構成されている。
以上説明したように、本発明のスクリュキャップ回転補助機構は、スクリュキャップ機構におけるスクリュキャップの回転を補助するものであって、スクリュキャップ回転補助機構が、スクリュキャップと別体又は一体に設えられ、一端がスクリュキャップと一体的に回転する連結部と、連結部に連結され非回転時にはスクリュキャップの外面に近接的に位置し、回転時にはスクリュキャップから乖離させ、スクリュキャップと一体的に回転する大径部を作出する回転補助部と、を備えて成り、スクリュキャップの回転操作時における容器開口部とスクリュキャップとの相対的な回転に必要とされる回転力を、より小さなものとすることが出来るように構成されるものであって、その主旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施することが出来る。
実施例1のスクリュキャップ回転補助機構を、スクリュキャップ機構におけるスクリュキャップに装着した状態を示す斜視図である。 (a)は、図1のスクリュキャップにスクリュキャップ回転補助機構を装着する状態の断面状態を示す断面図であり、(b)は図1のスクリュキャップにスクリュキャップ回転補助機構を装着した状態の断面状態を示す断面図である。 (a)は、図1のスクリュキャップ回転補助機構の回転補助部を回動させていない状態の斜視図であり、(b)は、図1のスクリュキャップ回転補助機構の回転補助部を回動させた状態の斜視図であり、(c)は図3(a)の底面を示す底面図である。 (a)は、図1に示すスクリュキャップ回転補助機構を右回転させる際のモーメントの大きさと回転補助部の状態の関係を示す概念図であり、(b)は図1に示すスクリュキャップ回転補助機構を左回転させる際のモーメントの大きさと回転補助部の状態の関係を示す図である。 (a)は、実施例2のスクリュキャップ回転補助機構の未使用状態の斜視図であり、(b)は図5(a)の回転補助部を回動させて胴筒部から乖離させた状態を示す斜視図である。 (a)は、図5(a)の平面図であり、(b)は図5(b)の平面図である。 (a)は、実施例3のスクリュキャップ回転補助機構の未使用状態の斜視図であり、(b)は、図7(a)のスクリュキャップ回転補助機構の直径部の一縦断面を示す断面図である。 (a)は、図7(a)に示すスクリュキャップ回転補助機構における回転補助部を、鉛直面内で180度回動させた状態を示す斜視図であり、(b)は図7(a)のスクリュキャップ回転補助機構の直径部の縦断面を示す断面図である。 (a)は、実施例3のスクリュキャップ回転補助機構の一変形例を示すスクリュキャップ回転補助機構の斜視図であり、(b)はスクリュキャップ回転補助機構の別の変形例を示すスクリュキャップ回転補助機構の斜視図である。 (a)は、実施例4のスクリュキャップ回転補助機構を示すものであって、スクリュキャップと一体に設えられるスクリュキャップ回転補助機構を示す斜視図であり、(b)は図10(a)の平面図である。 (a)は、図10に示すスクリュキャップ回転補助機構の回転補助部を鉛直面内において90度回動させた状態を示す斜視図であり、(b)は図11(a)の平面図である。 (a)は、実施例4のスクリュキャップ回転補助機構の一変形例を示すスクリュキャップ機構の未使用状態における斜視図であり、(b)は図12(a)の平面図である。 (a)は、図12に示すスクリュキャップ回転補助機構の回転補助部を鉛直面内において90度回動させた状態を示す斜視図であり、(b)は図13(b)の平面図である。 (a)は、実施例5のスクリュキャップ回転補助機構の構成を示す平面図であり、(b)は図14(a)の底面図である。 (a)は、図14に示すスクリュキャップ回転補助機構の一側面を示す側面図であり、(b)は図14に示すスクリュキャップ回転補助機構の一断面を示す断面図である。 図14に示すスクリュキャップ回転補助機構の回転補助部の全閉状態と全開状態を示す平面視の動作図である。 (a)は、実施例6のスクリュキャップ回転補助機構の構成を示す未使用状態を示す平面図であり、(b)は図17(a)の回転補助部の全開状態を示す平面図である。
10 スクリュキャップ回転補助機構
11 環状部
12 嵌止部
13 連結部
14 回転補助部
15 回転止部
16 当接部
17 圧接部
18 円形穴
20 スクリュキャップ
21 胴筒部
22 閉塞部
23 タンパエビデンスリング
24 係合部
25 密閉部
26 タンパエビデンスリング本体
27 抜止片
28 文字や絵柄等の彫り込みや印刷
30 容器
31 容器開口部
32 係合受部
110 スクリュキャップ回転補助機構
111 環状部
112 嵌止部
113 連結部
114 回転補助部
115 回転止部
210 スクリュキャップ回転補助機構
211 半溝状部
211a 半溝状部
211b 半溝状部
213 連結部
213a 連結部
213b 連結部
214 回転補助部
214a 回転補助部
214b 回転補助部
220 スクリュキャップ部
220a スクリュキャップ部
220b スクリュキャップ部
221 胴筒部
221a 胴筒部
221b 胴筒部
222 閉塞部
222a 閉塞部
222b 閉塞部
224 係合部
225 密閉部
310 スクリュキャップ回転補助機構
313 連結部
313a 連結部
314 回転補助部
314a 回転補助部
319 楕円孔
320 スクリュキャップ部
320a スクリュキャップ部
321 胴筒部
321a 胴筒部
322 閉塞部
330 容器
331 容器開口部
410 スクリュキャップ回転補助機構
411 環状部
412 嵌止部
413 連結部
414 回転補助部
415 回転止部
416 当接部
416a 急傾斜面
416b 暖傾斜面
417 圧接部
433 回転止受部
434 係受部
435 係止部
436 湾曲部
437 指掛部
510 スクリュキャップ回転補助機構
511 環状部
512 嵌止部
513 連結部
514 回転補助部
515 回転止部
518 貫通穴
518a 架橋部
537 指掛部
538 カバー状連結部
538a 関節部
538b 関節部
538c 板ばね状部
538d 中継部
539 一時架橋部
r 環状部の外半径
r’ 中心Oから点P3までの距離
d 連結部の付根部位P1から半径方向外方に位置する回転止部の先端P2までの距離
n モーメント
P1 連結部の付根部位
P2 回転止部の先端
P3 中心Oから連結部の付根部位P1までの線の延長線上の点
r0 環状部の外半径
r1 中心Oからのそれぞれの回転止部の先端まで距離
r2 中心Oからそれぞれの回転補助部までの距離
D 胴筒部の外径
φ1 回転補助部の外径
φ2 回転補助部の楕円形の長径部の外径

Claims (5)

  1. スクリュキャップの胴筒部に被せる筒体である環状部と、
    環状部の外面から接近、乖離自在の回転補助部によって構成し、
    回転補助部は、
    環状部の外表面に、環状部の上端側から下端側にかけてヒンジ状に連結した連結部を支点として、環状部に接近、乖離自在に取り付けた長尺のレバー状の部材であり、
    回転補助部は、それを環状部から乖離させた場合に、
    環状部の外表面の連結部を支点として環状部から離れる自由端と、
    環状部の外表面の連結部を支点として環状部の表面に接近し当接する回転止部とよりなり、
    連結部から自由端までの距離は、
    連結部から回転止部までの距離よりは長く形成してある、
    スクリュキャップ回転補助機構。
  2. スクリュキャップの胴筒部21に被せる筒体である環状部11の内面には、前記胴筒部の一部を押圧しながら当接する圧接部を有することを特徴とする請求項1に記載のスクリュキャップ回転補助機構。
  3. 前記環状部11は、上端に、該環状部の筒形状に沿って半径方向内向きに延びて環状を成す環状天部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載のスクリュキャップ回転補助機構。
  4. 前記環状部11は、前記環状部の上部をほぼ全域的に閉塞する天板部を有することを特徴とする請求項1記載のスクリュキャップ回転補助機構。
  5. 前記連結部13は、略帯状であって、その表裏面が成す平面形状における両線が、略双曲線状を成すことを特徴とする請求項1に記載のスクリュキャップ回転補助機構。
JP2009512357A 2008-03-14 2009-03-16 スクリュキャップ回転補助機構 Active JP4404958B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008065004 2008-03-14
JP2008065004 2008-03-14
PCT/JP2009/001163 WO2009113321A1 (ja) 2008-03-14 2009-03-16 スクリュキャップ開閉補助機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4404958B2 true JP4404958B2 (ja) 2010-01-27
JPWO2009113321A1 JPWO2009113321A1 (ja) 2011-07-21

Family

ID=41064994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009512357A Active JP4404958B2 (ja) 2008-03-14 2009-03-16 スクリュキャップ回転補助機構

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20110006061A1 (ja)
EP (1) EP2292523A4 (ja)
JP (1) JP4404958B2 (ja)
KR (2) KR20110005314A (ja)
CN (1) CN102083700B (ja)
AU (1) AU2009222778B2 (ja)
CA (1) CA2733054A1 (ja)
WO (1) WO2009113321A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5661339B2 (ja) * 2010-06-08 2015-01-28 裕 道脇 スクリュキャップの回転補助機構
ITFO20130001A1 (it) * 2013-01-09 2014-07-10 Paolo Bordini Dispositivo utilizzabile con una sola mano al fine di allentare, svitare ed avvitare i tappi a vite delle bottiglie
JP6114581B2 (ja) * 2013-03-12 2017-04-12 日本クロージャー株式会社 容器蓋
US9821936B1 (en) * 2015-08-12 2017-11-21 Huitzilo Arriaga Bottle cap with integrated bottle opener
US10099910B2 (en) * 2016-01-27 2018-10-16 Diane Deer Screw-lid removal and attachment device
US20170073126A1 (en) * 2016-08-13 2017-03-16 Anders Brockett Comer Ergonomic grip lid
JP2018111502A (ja) * 2017-01-10 2018-07-19 テルモ株式会社 キャップ
JP7072201B2 (ja) * 2017-04-25 2022-05-20 Next Innovation合同会社 回転体の回転補助機構
CN107954080B (zh) * 2017-12-12 2023-09-29 广州雅塑包装技术服务有限公司 一种易开式瓶盖结构
CN112009863B (zh) * 2020-09-03 2022-08-12 深圳市一岭高尔夫科技有限公司 一种双层瓶盖密封酒瓶
KR102624145B1 (ko) * 2023-05-10 2024-01-10 조예빈 뚜껑용 고무밴드 및 이를 구비한 뚜껑

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB191013029A (en) * 1910-05-28 1911-02-16 George Wright Cox Improvements in or relating to Screwed Stoppers and the like.
US1919866A (en) * 1933-02-08 1933-07-25 Clifford A Schacht Fruit jar opener
GB469486A (en) * 1936-02-18 1937-07-27 Davenports C B Ltd A new or improved device for the loosening or tightening of screwed stoppers in bottles or the like
JPH0348082A (ja) 1989-07-12 1991-03-01 Niigata Eng Co Ltd デジタル式制御弁
JPH0811920A (ja) * 1994-06-30 1996-01-16 Dainippon Printing Co Ltd 開蓋の容易な容器
US5741442A (en) * 1995-07-11 1998-04-21 The Regents Of The University Of California Optical limiting materials
US6620863B1 (en) * 1998-04-10 2003-09-16 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Optical element of light limiting dopant distributed in viscoelastic host material
FR2792304B1 (fr) 1999-04-14 2001-06-01 Hudelot Romain Dispositif pour rendre moins difficile le devissage et le vissage des bouchons a vis annulaire ou opercules devissables appliques sur les bouteilles, recipients bidons
CA2290873A1 (en) * 1999-11-17 2001-05-17 Giuseppe Puzzella Easy twist
JP2002037387A (ja) * 2000-07-26 2002-02-06 Akira Amano 携帯用蓋開け具
JP3772194B2 (ja) * 2000-08-31 2006-05-10 独立行政法人産業技術総合研究所 光制限材料
US6522447B2 (en) * 2001-05-31 2003-02-18 The Regents Of The University Of California Optical limiting device and method of preparation thereof
US6646089B2 (en) * 2001-10-03 2003-11-11 Michigan Molecular Institute Hyperbranched polymers with latent functionality and methods of making same
US20030097824A1 (en) * 2001-10-19 2003-05-29 Monogen, Inc. Specimen vial sealing apparatus and method
KR20040022322A (ko) * 2002-09-05 2004-03-12 엘지전자 주식회사 오디오장치의 내장형 안테나 장착구조
JP4088940B2 (ja) * 2002-11-22 2008-05-21 株式会社吉野工業所 密封容器のネジ蓋開封具
US7071244B2 (en) * 2002-12-03 2006-07-04 Staar Surgical Company High refractive index and optically clear copoly (carbosilane and siloxane) elastomers
US7191687B1 (en) * 2004-12-06 2007-03-20 Wadsley Michael F Bolt and nut engaging tool
JP4647994B2 (ja) 2004-12-27 2011-03-09 和光純薬工業株式会社 バージンキャップ
JP5459929B2 (ja) * 2005-11-14 2014-04-02 ローム・アンド・ハース・エレクトロニック・マテリアルズ,エル.エル.シー. ケイ素含有ポリマーおよびそのポリマーから形成される光導波路
KR200412035Y1 (ko) * 2005-12-27 2006-03-22 신재민 손잡이가 형성된 마개
KR200422322Y1 (ko) 2006-05-02 2006-07-25 신재민 손잡이가 형성된 병마개용 고정캡
US20080072709A1 (en) * 2006-09-21 2008-03-27 Dye Walter C Container top opener with directionally inclined gripping ribs

Also Published As

Publication number Publication date
WO2009113321A1 (ja) 2009-09-17
AU2009222778B2 (en) 2011-02-10
CN102083700B (zh) 2013-06-05
EP2292523A1 (en) 2011-03-09
JPWO2009113321A1 (ja) 2011-07-21
AU2009222778A1 (en) 2009-09-17
KR20100117139A (ko) 2010-11-02
CA2733054A1 (en) 2009-09-17
US20110006061A1 (en) 2011-01-13
KR20110005314A (ko) 2011-01-17
KR101039990B1 (ko) 2011-06-13
CN102083700A (zh) 2011-06-01
EP2292523A4 (en) 2012-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4404958B2 (ja) スクリュキャップ回転補助機構
JP4783866B2 (ja) ペットボトル用キャップ及びこれを備えたペットボトル、並びに、ペットボトル用キャップのオープナー
EP1796979B1 (en) Container closure assembly with internal neck thread
JP5480251B2 (ja) 容器用閉塞体
US20060016778A1 (en) Bottle lid
KR20160012169A (ko) 수축 가능한 유출 꼭지를 구비한 용기 마개
JP7188809B2 (ja) スクリューキャップ回転補助具
KR200410173Y1 (ko) 개봉흔적 표시수단을 갖는 안전뚜껑을 구비한 용기
KR102118504B1 (ko) 캔커버
JP5396384B2 (ja) 容器の蓋開け器
KR200261828Y1 (ko) 밀폐용기용 뚜껑
KR200213038Y1 (ko) 병체와 뚜껑의 결합구조
KR200389939Y1 (ko) 바틀 오프너
CN210083920U (zh) 一种带防伪的单件翻折调味品盖
KR200391158Y1 (ko) 회전형 병마개 오프너
JP6884476B2 (ja) キャップ付き容器
JP4796921B2 (ja) キャップ付き容器
KR101849218B1 (ko) 모양이 변하는 뚜껑
KR200339588Y1 (ko) 원터치형 용기뚜껑
KR200369208Y1 (ko) 병마개
JP2019182479A (ja) キャップおよびキャップ付き容器
KR20050103668A (ko) 병뚜껑
JP2001322698A (ja) ラムネびん及びその開栓具
JP2008030803A (ja) キャップ付き容器
JP2001031128A (ja) コルク栓を有するキャップを備えたボトル

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091027

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091102

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121113

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4404958

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121113

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151113

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250