JP5396384B2 - 容器の蓋開け器 - Google Patents

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Description

本発明は、ジュ−ス及びドリンク剤等のねじ式キャップを容易に開けることができる蓋開け器に関し、更には缶ビ−ル、缶ジュ−ス等のプルトップ缶の蓋開け、或いは調味料ボトル等の中栓を容易に開けることができる蓋開け器に関するものである。
缶ビ−ル、缶ジュ−ス等の飲料缶についてはプルトップ形式が多く採用されているが、これらのプルトップ缶は幼児、老人、病人等の指先の弱い人については開けずらく、また爪が薄く弱い人、或いはマニキュアを塗っている女性等についても指先を痛める等の理由から敬遠されている。
一方、ジュ−スやドリンク剤等を詰めたペットボトル、ビン類についてはねじ式キャップが広く用いられており、開けるためにはねじ式キャップを挾持して回転させる必要があり、指或いは握力を十分に加えないと開けられないことがある。力の弱い老人や子供等では、開けれないことがしばしば生じている。
そのために、プルトップやねじ式キャップに適用する各種の蓋開け器が知られている。
例えば、特許文献1には、板材をリング状に曲げたリング部と、このリング部の両端より外方へ延びる一対の相対する把持部とを有し、一方の把持部にフック部を形成してなる蓋開け器が記載されている。瓶からねじ式キャップを外すときは、リング部をキャップに巻き付け、両突出部を把持力を加えてリング部をキャップに締付け、その状態で両突出部に回転力を加えることにより、キャップを回転させる。プルトップ式の缶を開けるときは、一方の突出部のフック部をプルタブに掛け、その突出部の先端を支点として、てこの原理でプルタブを引き上げる。
特許文献2には、U字状折返し部で繋がって略平行に延びる一対の長板部の中間に相対する半円部が形成され、両長板部の先端にフック部が形成されてなる蓋開け器が記載されている。ねじ式キャップを開けるときは、相対する長板部の半円部でねじ式キャップを挟持し、プルトップ式の缶を開けるときは、フック部をプルタブに掛ける。
実用新案登録第3081472号公報 実用新案登録第3057251号公報
特許文献1に示すものでは、リング部をねじ式キャップの外周に巻掛けて回した場合に、リング部内周面が、キャップの外周面に対して滑ってしまい、キャップを回すことができないおそれがある。
また、特許文献2に示すものでは、一対の半円部でねじ式キャップを挟持するようにしており、この特許文献2でも、特許文献1と同じように、半円部の内周面が、キャップの外周に対して滑ってしまい、キャップを回すことができないおそれがある。
特に、特許文献1及び2とも、リング部或いは半円部をキャップ外周面に面接触させるので、接触圧力が低くなり、把持力がキャップに十分に働かずに、リング部或いは半円部がキャップ外周面を滑ってしまい、ねじ式キャップを回転できない結果となり易い。
そこで本発明は、製造容易性、良好な操作性を具備し、ねじ式キャップを簡単に回して開けることができる蓋開け器を提供する。
本発明は、上記の問題点を解決するために、板材よりなる蓋開け器を、キャップ外周面に対して板面で面接触させるのではなく、キャップ外周面の少なくとも一部に板側縁で接触させることにより、軽い力でも高い接触圧力を得て、蓋開け器がキャップ外周面を滑り難くしたことを特徴とする。
上記課題を解決する手段は、板材からなる蓋開け器であって、
板面が円弧状に曲げられてなる円弧状部と、該円弧状部の両端から連続して延びる相対する2つの延設部とを備え、
少なくとも一方の延設部は、板面が捩じられて板側縁が他方の延設部を向いた捩れ部を有し、該捩れ部の板側縁に、容器のねじ式キャップを他方の延設部と共に挟持して回転させるために該キャップの外周面に当接させる当接部が形成されていることを特徴とする。
従って、ねじ式キャップを板側縁による当接部によって高い接触圧力で挟持することができ、蓋開け器がキャップ外周面を滑り難くなり、軽い力でも、キャップを確実に回転させて開けることができる。
好ましい実施形態では、上記捩れ部の板側縁には、切欠き部が形成され、該切欠き部の両端の角張った部位が上記当接部に形成されている。これによれば、当接部が角張っているため、蓋開け器がキャップ外周面を滑り難くなり、該キャップを軽い力で且つ確実に回転させて開けることができる。
好ましい実施形態では、上記2つの延設部各々に、上記板側縁による当接部が形成されている。これによれば、蓋開け器がキャップ外周面を滑ることを更に確実に防止することができ、該キャップを軽い力で且つ確実に回転させて開ける上で有利になる。
好ましい実施形態では、上記2つの延設部には、各々の上記板側縁による当接部が互いに対向するように形成されている。これによれば、蓋開け器がキャップ外周面を滑ることを防止する上でさらに有利になる。
好ましい実施形態では、上記両延設部の先端側には、板面が互いに相手側の延設部を向いた相対するグリップ部が設けられている。これによれば、蓋開け器を握りやすくなり、グリップ部に軽い力を加えるだけで、キャップを高い接触圧力で挟持することができ、操作性に優れる。
好ましい実施形態では、上記両延設部の少なくとも一方のグリップ部は、その先端部が、内側又は外側に曲げられ、プルタブ付き栓を開けるための、該プルタブに掛けるプルタブ掛けに形成されている。これによれば、プルタブ付き栓を開けることも容易になる。
好ましい実施形態では、上記両延設部の少なくとも一方のグリップ部の先端に、プルトップ式容器を開けるための、プルタブに掛けるプルタブ掛けが形成されている。これによれば、プルトップ式容器を開けることも容易になる。
好ましい実施形態では、上記両延設部の一方のグリップ部は、その先端部が、内側又は外側に曲げられて、プルタブ付き栓を開けるための、該プルタブに掛けるプルタブ掛けに形成され、
上記両延設部の他方のグリップ部の先端に、プルトップ式容器を開けるための、プルタブに掛けるプルタブ掛けが形成されている。
これによれば、プルタブ付き栓やプルトップ式容器を開けることも容易になる。
好ましい実施形態では、上記円弧状部の内周面に、キャップを回転させるために、該キャップの外周面に巻き掛ける巻掛け部が形成されている。これによれば、延設部だけでなく、円弧状部もねじ式キャップを開けるために使用することができ、様々なキャップを開ける上で有利になる。
好ましい実施形態では、上記円弧状部には、その曲率半径が小さくなるように変形させるために要する力を小さくする強度軽減部が設けられている。これによれば、力の弱い老人や子供でも簡単に操作してねじ式キャップを開けることができる。
好ましい実施形態では、一方のグリップ部の先端には、該グリップ部を栓抜きとして用いるための、王冠型口がねの縁に係合する係合部が設けられている。これによれば、グリップ部を栓抜きとして用いることができ、汎用性が高くなる。
好ましい実施形態では、上記円弧状部には、該円弧状部を栓抜きとして用いるための、王冠型口がねの縁に係合する係合部が設けられている。これによれば、円弧状部を栓抜きとして用いることができ、汎用性が高くなる。
本発明によれば、板材からなる蓋開け器が、板面が円弧状に曲げられてなる円弧状部と、該円弧状部の両端から連続して延びる相対する2つの延設部とを備え、少なくとも一方の延設部は、板面が捩じられて板側縁が他方の延設部を向いた捩れ部を有し、該捩れ部の板側縁に、容器のねじ式キャップを他方の延設部と共に挟持して回転させるために該キャップの外周面に当接させる当接部が形成されているから、ねじ式キャップを高い接触圧力で挟持することができ、蓋開け器がキャップ外周面を滑り難くなり、軽い力でも、キャップを確実に回転させて開けることができる。
本発明の実施形態1に係る蓋開け器を示す斜視図である。 実施形態1に係わる蓋開け器の側面図を示す。 実施形態1に係わる蓋開け器の使用状態を説明する説明図である。 図3の部分拡大平面図を示す。 実施形態1に係わる蓋開け器の別の使用状態を説明する説明図である。 実施形態1に係わる蓋開け器のさらに別の使用状態を説明する説明図である。 実施形態1の蓋開け器を成形する前の板材の状態を示す。 実施形態1の蓋開け器の製造工程を示す。 本発明の実施形態2に係る蓋開け器を示す正面図である。 本発明の実施形態3に係る蓋開け器を示す斜視図である。 本発明の実施形態4に係る蓋開け器を示す斜視図である。 本発明の実施形態5に係る蓋開け器を示す斜視図である。 本発明の実施形態6に係る蓋開け器を示す斜視図である。 本発明の実施形態7に係る蓋開け器を示す斜視図である。 本発明の実施形態8に係る蓋開け器を示す部分正面図である。 本発明の実施形態9に係る蓋開け器を示す斜視図である。 実施形態9に係わる蓋開け器の使用状態を説明する説明図である。 本発明の実施形態10に係る蓋開け器を示す斜視図である。 実施形態10に係わる蓋開け器の使用状態を説明する説明図である。 本発明の実施形態11に係る蓋開け器を示す斜視図である。 実施形態11に係わる蓋開け器の使用状態を説明する説明図である。 他の実施形態を示す蓋開け器の部分側面図を示す。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
本発明では、板材からなる蓋開け器に捩れ部を設けて、板側縁部を当接部としてキャップを挟持するから、蓋開け器がキャップ外周面を滑り難くなり、キャップを簡単に回転させて緩めることができる。なお、捩れ部及び当接部は2つの延設部各々に設けることが好ましいが、一方でも構わない。更に、蓋開け器に、プルタブ付き栓やプルトップ式容器を開けるためのプルタブ掛け、さらには栓抜き部を設けると、蓋開け器の汎用性型が高くなるので便利である。
また、本発明では、両側の延設部の開閉に適当な弾性と硬さを持たせることが好ましく、そのためには、円弧状部から延設部先端までの長さは、60mm〜150mm程度が適当である。蓋開け器の板厚は、0.3mm〜1.5mm、板幅は5mm〜20mmの範囲で、キャップの大きさ、主たる使用者の性別、年齢などに応じて適宜設定すればよい。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係わる蓋開け器の斜視図を示す。図2は実施形態1に係わる蓋開け器の側面図を示す。図3〜図6は、図1の蓋開け器の使用状態を説明する説明図である。図7は、図1の蓋開け器を成形する前の板材の状態を示し、図8は蓋開け器の製造工程を示す。
蓋開け器1は、好ましくは、ステンレス、鉄材、アルミ材等の金属製であり、板厚が約1.5mmであり、板幅が10mmの板材から形成される。図1及び図2に示すように、板材は、その中間部分において、板面が湾曲するように曲げられて、外周面2aと内周面2bとを有する直径約24mmの円弧状部2に形成されている。この円弧状部2は、その内周面2bがねじ式キャップの外周面に接触して、ねじ式キャップを回転させて開けるための第1開栓部(キャップオープナー)11を構成している。蓋開け器1は、第1開栓部11(円弧状部2)の両端から連続して延びる2つの延設部3,3を備えている。延設部3,3には、第1開栓部11に続いて、板面3a,3bが該第1開栓部11の板面に対して、互いに逆方向に約90゜捩じられてなる捩れ部4,4が形成されている。捩れ部4,4は互いの内側の板側縁4aが向き合うように形成されている。捩れ部4,4は約40mmの長さからなり、捩れ部4,4の内側の板側縁4aには、直径25mm程度の略円弧状の切欠き部5が形成されている。切欠き部5の両端が、すなわち、切欠き部5とその両側の板側縁4aとの境界部が、角張った当接部6,6に形成されている。この当接部6,6が、ねじ式キャップの外周面に接触して、ねじ式キャップを回転させて開けるための第2開栓部12を構成している。この第2開栓部12については、後で詳細に説明する。
延設部3は、捩れ部4に続く先端側が、捩れ部4とは逆方向に約90゜捩じり戻されてグリップ部7となっている。一方のグリップ部7の先端側は、外側に約90゜曲げられてプルタブ付き中栓用開栓部13を構成している。他方のグリップ部7の先端側は曲げられることなくそのまま延ばされて、プルトップ用開栓部14を構成している。なお、中栓用開栓部13及びプルトップ用開栓部14のどちらも、先端側はプルタブに挿入しやすいように、丸く形成されている。プルトップ用開栓部14には、孔部8が設けられ、紐等を通して吊り下げられるようになっている。
次に、蓋開け器1の使用状態を図3〜図6に基づいて説明する。
図3及び図4に示すように、ジュ−ス或いはドリンク剤など主として液体を詰めたビンB1のねじ式キャップC1を回転して開ける場合には、第2開栓部12を構成する当接部6,6の間にねじ式キャップC1が位置するように、当接部6,6を持ってくる。そして、グリップ部7,7を握って、4ヶ所の当接部6をねじ式キャップC1の外周面に接触させる。
通常では、ペットボトル等のねじキャップC1は、直径が約28mm程度であり、切欠き部5の直径は約25mmであるので、切欠き部5の内周面がねじ式キャップC1の外周面に接触するのではなく、4ヶ所の当接部6がキャップ外周面に当接することとなる。その結果、4つの当接部6がエッジのようになって、ねじ式キャップC1を周囲から高い把持することになるので、蓋開け器1を回転させた際に4つの当接部6がキャップ外周面を滑ることなく、ねじ式キャップC1を回転させることができる。特に、捩れ部4を設けて、捩れ部4の板側縁4aに当接部6を形成したので、グリップ部7,7を軽い力で把持しても、当接部6のねじ式キャップC1の外周面に対する接触圧力が高くなり、滑りを生ずることなく、ねじ式キャップC1の外周面を確実を挟持して該キャップC1を回転させることができる。
実施形態1では、当接部6が4ヶ所であるが、4ヶ所に限定されるものではなく、3ヶ所であっても、或いは4ヶ所よりも多くてもよい。なお、当接部6は偶数箇所にして、両側の捩れ部4,4の当接部6,6を対向する位置関係にすると、ねじ式キャップC1を挟持した際に変形させにくいので、回転させやすく有利である。即ち、4ヶ所の当接部6をねじ式キャップC1の中心に対して対称位置に設けると、ねじ式キャップC1を挟持した際に、キャップC1に対して両側から略均等な力が加わるので、また、キャップC1が変形し難くなるので、回転させやすくなり軽い力で操作できる。
特に、当接部6は、滑らかな面になっているよりも、エッジのように角張っている方がキャップC1を挟持する上で好ましい。蓋開け器1を手に握って操作する際に、図3に示すように、捩れ部4の先端側のグリップ部7を握ってもよいが、捩れ部4の外側を手に握って操作してもよい。
缶ビ−ル、ジュ−ス等の飲料缶等のプルトップ缶を開ける場合を図5に基づいて説明する。蓋開け器1のプルトップ用開栓部14を缶B2のプルタブC2の孔部C21に挿入し、捩れ部4を押し下げる方向(図5において時計方向)に動かす。この操作によって、缶B2の縁に支えられているグリップ部7の途中部分を支点としてプルトップ用開栓部14が持ち上げられてプルタブC2が引き上げられ、缶が開けられる。このように、簡単に且つ軽い力でプルタブC2を引き上げ、缶を開けることができる。なお、蓋開け器1のプルトップ用開栓部14を缶B2のプルタブC2の孔部C21に挿入し、捩れ部4を押し上げる方向(図5において反時計方向)に動かして、テコの原理を使わずに、プルタブC2を引き上げることで缶を開けるようにしてもよい。
調味料等のボトルのように、キャップに加えて、中栓があるタイプの場合について、図6に基づいて説明する。図6に示すように、調味料等のボトルB3に設けられているプルタブ付き中栓C3を開ける場合には、孔部C31に指を挿入して引き上げる代わりに、蓋開け器1のグリップ部7の先端に形成した中栓用開栓部13を孔部C31に挿入して、引っ張るようにして中栓C3を開ける。この場合でも、指を孔部C31に突っ込む必要が無く、爪を損傷したりすることも無く、開栓操作できる。なお、中栓用開栓部13の折り曲げ角度は、この実施形態の構造に限られるものではなく、用途に応じて適切に設定すればよい。
円弧状の第1開栓部11は、第2開栓部12の使用時には、てこの支点として機能するが、ねじ式キャップを回転させて開けることにも使用することができる。この場合には、第1開栓部11をねじ式キャップに巻掛け、延設部3,3(グリップ部7,7)を把持して第1開栓部11をキャップ外周面に締付け、その状態で蓋開け器1を回転させればよい。第1開栓部11の内周面には、滑り止め用の凹凸を形成すると更に好ましい。
グリップ部7を握って操作する際の握り力の強さは、蓋開け器1の材質や厚さ等を調整することで可能である。なお、この握り力の強さを弱めたい場合には、例えば、第1開栓部11に、周方向に延びるスリットを設けて、曲がり易くしてもよい。このスリットは、幅方向中央でも、片側、両側に設けてもよい。更に、このスリットを形成した際の切り起こし部分或いは端部を、当接部6を角張らせることと同じく、摩擦力を高める(接触圧力を高める)ために、キャップの外周面に当接する突出部として形成してもよい。逆に、上記握り力の強さを強めたい場合には、スリットではなく、第1開栓部11に周方向に延びるリブを設けてもよい。
この実施形態1では延設部3,3の先端部同士が開口(先端部同士が別々に分断されており、一体に繋がってないことを開口と表現している)しているので、延設部3,3の先端部同士の間隔を広げたり狭めたりすることも簡単に調整可能であり、この調整によって、第2開栓部12,12には、例えば27〜40mmの直径のキャップを挟んで開けることができる。なお、25mmよりも小さい直径のキャップを挟んで回転させたい場合には、切欠き部5の直径を小さくしたものを用意するようにしてもよい。
次に、図7及び図8に基づいて、蓋開け器1の製造方法を説明する。所定の厚さで、所定幅の細長い板材を用意する。次に、板材中央部から両側に離れた2ヶ所に切欠き部5を形成し、グリップ部7となる部分の先端部分を丸く形成する。一方のグリップ部7に孔部8を開ける。この状態まで成形できてから、板材全体が略U字状になるように、板材中央部分を約150°の回転角度で湾曲させ、板面が円弧状になった第1開栓部11を形成する。第1開栓部11の両端から延びる延設部3の途中を、第1開栓部11の板面に対して約90゜捩じって捩れ部4を形成する。捩れ部4に続く延設部3の先端側部分を更に元の方向に捩じり戻してグリップ部7を形成する。更に、一方のグリップ部7の先端を外側に折り曲げて、中栓用開栓部13を形成する。
なお、この製造工程は、1例であって、本発明の製造工程を限定するものではない。
なお、グリップ部7として、捩れ部4から元の方向に捩じり戻しているが、同じ方向に捩じってもよい。更には、ねじり戻さずに、捩れ部4と同じ状態のままでグリップ部としてもよい。この場合には、指や手のひらが延設部3の板側縁に接触することになり、その接触感が気になる場合には、指や手のひらに接触した際の感触を良くするためには、延設部3にカバー部材などを被せるようにしてもよい。
第1開栓部11の内周面には、滑り防止用として凹凸の係止面を形成してもよい。
グリップ部7を外側に曲げて中栓用開栓部13を形成したが、曲げ方向はこの方向に限られるものではなく、内側や別の方向でもよい。約90°曲げたが、中栓を開けるに適した角度であればよく、この角度に限られるものではない。また、この実施形態では中栓用開栓部13を曲げる一方、プルトップ用開栓部14は曲げてないけれど、中栓用開栓部13とプルトップ用開栓部14の両方共に曲げなくてもよく、或いは両方共に曲げてもよい。
孔部8には、紐を通して吊り下げるようにしてもよく、携帯ストラップ等のような飾りを取り付けてもよい。或いは、孔部8を無くしてもよい。
切欠き部5は、円弧状に限られるものではなく、当接部6が形成されればよいものであり、楕円形、矩形状等の他の形状でもよい。なお、矩形状切欠き部の場合、その隅角部に応力が集中することを避ける必要があるときは、この部分にアール(丸み)を付ければよい。また、矩形状の切欠き部構造として、6角形のボルトの頭を回すネジ回しとして機能するようにしてもよい。切欠き部5の大きさは左右で同じであるが、必ずしも同じでなく、異なった大きさとしてもよい。
実施形態1では、簡単な構造で、プルトップ式容器のオープナー、ビン、紙容器類のねじ式キャップのオープナー、調味料容器の中栓のオープナー等として広く使用できる。
(実施形態2)
実施形態2について、図9に基づいて説明する。図9は、実施形態1の図1と同様な図を示す。実施形態2では、実施形態1と異なる部分のみ説明し、同じ部分の説明は省略する。実施形態2では、一方の捩れ部4には実施形態1と同じく2つの当接部6,6が形成されているが、他方の捩れ部4には1つの角張った当接部61のみが設けられている点が、実施形態1とは異なる。一方の捩れ部4の2つの当接部6,6の間の部分と他方と当接部61とが相対し、これら3点の当接部6,6、61でねじ式キャップを挟持するようにしたものである。当接部61の両側の切欠き部51は、滑らかに湾曲した凹形状として、破損し難くしている。この実施形態2では、キャップ外周面に対する接触点が3点であり、当接部6、6と当接部61との位置がずれているので、軽い力でもねじ式キャップをよく挟持することができる。また、ねじ式キャップがペットボトルのキャップ等のような比較的柔らかい樹脂製等でなく、金属製のねじ式キャップであって、開栓に比較的に大きな回転力を必要とする、或いはより大きな挟持力を必要とする場合に、実施形態2は好適である。実施形態2では、蓋開け器1を、当接部6、6と当接部61とによって、ビール瓶等の王冠型口がねの開栓、すなわち、栓抜きとして使用することも可能である。
(実施形態3)
実施形態3について、図10に基づいて説明する。図10は、実施形態1の図1と同様な図を示す。実施形態3では、実施形態1と異なる部分のみ説明し、同じ部分の説明は省略する。実施形態3は、他方の捩れ部4に形成する当接部62の構成が実施形態1とは異なる。即ち、他方の捩れ部4には、切欠き部5を形成せずに、内側の板側縁4aに三角波状の凹凸を有する当接部62を形成している。この場合には、直径が異なる種々のねじ式キャップの開栓に利用することができ、汎用性が高い。実施形態3では、蓋開け器1を、当接部6、6と当接部62とによって、ビール瓶等の王冠型口がねの開栓、すなわち、栓抜きとして使用することも可能である。
(実施形態4)
実施形態4について、図11に基づいて説明する。図11は、実施形態1の図1と同様な図を示す。実施形態4では、実施形態1と異なる部分のみ説明し、同じ部分の説明は省略する。実施形態4では、一方の延設部3には捩れ部4を形成するが、他方の延設部3には、捩れ部を形成してなくて、別の形態の当接部63を形成している点が、実施形態1と異なる。即ち、他方の延設部3に、断面略半円形の当接部63を形成している点である。この場合には、当接部63全体が、ねじ式キャップの外周に接触するので、滑り止めを設けることが好ましい。実施形態1や2に比較して、他方の延設部3については、捩じり工程及び捩じり戻す工程が不要となる点で、製造工程を簡素化できる。また、他方の延設部3には捩れ部が無いので握りやすい利点も有する。
また、蓋開け器1を、当接部63と当接部6、6とによって、ビール瓶等の王冠型口がねの開栓、すなわち、栓抜きとして使用することも可能である。この場合、当接部63の円弧形状の両端部を王冠型口がねの上に被せ、当接部6、6を王冠型口がねの縁に掛け、蓋開け器1を捩ることで開栓することができる。
(実施形態5)
実施形態5について、図12に基づいて説明する。図12は、実施形態1の図1と同様な図を示す。実施形態5では、実施形態1と異なる部分のみ説明し、同じ部分の説明は省略する。実施形態5では、第1開栓部11にその周方向に延びるスリット15を設けて、第1開栓部11を曲がり易くして、老人や子供等の力の弱い人でも、軽い力で蓋開け器1を操作できるようにしている点が、実施形態1とは異なる。
なお、スリットの長さ、大きさ、位置等は、素材の材質、強度や厚さ等によって異なるものであり、操作力に適した所定の値に調整すればよい。スリットは、1カ所でもよいが、数カ所に設けてもよい。
(実施形態6)
実施形態6について、図13に基づいて説明する。図13は、実施形態1の図1と同様な図を示す。実施形態6では、実施形態1と異なる部分のみ説明し、同じ部分の説明は省略する。実施形態6では、2つの延設部3,3各々に両端が当接部6となった切欠き部5を2つ設けた点が、実施形態1と異なる。第1開栓部11に近い側の切欠き部5を小さく、第1開栓部11から遠い側の切欠き部5を大きく形成して、直径の異なるキャップにも広く利用できるようにしている。また、キャップの直径によっては、大小どちらの切欠き部5,5でも使用できる場合がある。その場合には、操作する人の握り易さや操作し易さから、どちらかの切欠き部5を選択して使用すればよい。
なお、実施形態6では、各延設部3の2つの切欠き部5,5を異なる大きさにしたが、同じ大きさであってもよく、逆に第1開栓部11に近い側の切欠き部5を大きく、第1開栓部11から遠い側の切欠き部5を小さくしてもよい。また、各延設部3の切欠き部5は、2つに限らず、3つ以上設けてもよい。また、一方の延設部3の切欠き部5と他方の延設部の切欠き部5とは、異なる大きさにしてもよい。また、第1開栓部11に近い側及び遠い側のいずれか一方、又は両方に関して、切欠き部5は一方の延設部のみに設けて、他方の延設部には切欠き部を設けてないようにしてもよい。
実施形態6では、第1開栓部11に近い側の切欠き部5とグリップ部7との距離が比較的長くなるので、グリップ部7,7に加える把持力を軽くしても、その切欠き部6の両端の当接部6をねじ式キャップC1に強く押し当てることができる。
(実施形態7)
実施形態7について、図14に基づいて説明する。図14は、実施形態1の図1と同様な図を示す。実施形態7では、実施形態1と異なる部分のみ説明し、同じ部分の説明は省略する。実施形態7では、切欠き部5及び当接部6を2段にして設けた点が、実施形態1と異なる。即ち、各延設部3に大径の切欠き部53と小径の切欠き部52とを2段に設け、小径切欠き部52の両端に当接部62を設けるとともに、大径切欠き部53の両端に当接部63を設けている。この場合には、大径のキャップに対しては当接部63を当接させ、小径のキャップに対しては当接部62を当接させて、開栓操作できる。
実施形態7では、延設部3の長さを長くしなくても、径の異なる各種のキャップの開栓に広く利用できる。なお、一方の延設部3のみに、大径の切欠き部53及び小径の切欠き部52を設けて、他方の延設部3には大径の切欠き部53のみ、或いは小径の切欠き部52のみを設けるようにしてもよい。実施形態7は実施形態6の大径切欠き部の部位に適用することも可能である。
(実施形態8)
実施形態8について、図15に基づいて説明する。図15は、第1開栓部11の部分を示す正面図である。他の構成は、実施形態1の図1と同様であり同じ部分の説明は省略する。実施形態8では、第1開栓部11を曲がり易くするために、第1開栓部11の円弧部を、板厚が薄い薄肉部111で形成した点が、実施形態1と異なる。この実施形態8では、第1開栓部11が曲がり易く、力の弱い老人や子供等の使用に適している。
なお、薄肉部111の板厚は、他の厚肉部112の半分程度になっているが、この厚さに限られるものではない。また、薄肉部111と厚肉部112とを、周方向において交互に複数設けるようにすることも可能である。
実施形態8の薄肉部111は、実施形態5の図12に示すスリット15の代わりに設けてもよく、実施形態5の図12に示すスリット15に係る構成に追加する構成として設けてもよい。
(実施形態9)
実施形態9について、図16及び図17に基づいて説明する。図16は、実施形態1の図1と同様な図を示す。実施形態9では、実施形態1と異なる部分のみ説明し、同じ部分の説明は省略する。実施形態9では、第1開栓部11に栓抜き構造を設けた点が、実施形態1と異なる。即ち、第1開栓部11の中央の周方向に延びる側縁部を切り起こし、すなわち、約90゜折り曲げて折曲げ部17を形成している。また、第1開栓部11から内側に捩れて捩れ部4に繋がる部分41の一部が切除され、捩れ部4の当該切除部分に臨む縁が、栓抜きのための支点部42を形成している。なお、中栓用開栓部13とプルトップ用開栓部14を、実施形態1とは逆の配置にしてもよいので、この実施形態9では逆の配置構成とした。
実施形態9の栓抜き構成部分を、ビール瓶の栓抜きとして使用した状態を図17に基づいて説明する。なお、図17において、折曲げ部17がビール瓶B4の栓(王冠型口がね)C4の下端部C41に係合する状態を判り易くするために、蓋開け器1は中央で左右に分割した断面図で示した。
使用時には、図17に示すように、ビール瓶B4の栓C4の縁C41に折曲げ部17を係合させ、支点部42を栓C4の上面に接触させる。そして、支点部42を支点にして、図17において、時計方向に蓋開け器1を回転させる。これにより、折曲げ部17が持ち上げられ、栓C4の縁C41が一緒に持ち上げられて、栓C4がビール瓶B4から外れる。
なお、実施形態9では、板材の内側に捩れた部分41を一部切除したが、その切除は必ずしも要さず、省略することも可能である。即ち、捩れ部4或いは延設部3をそのまま口がねC4の上面に当てる支点部として使用するようにしてもよい。
(実施形態10)
実施形態10について、図18及び図19に基づいて説明する。図18は、実施形態1の図1と同様な図を示す。実施形態10では、実施形態1と異なる部分のみ説明し、同じ部分の説明は省略する。実施形態10では、実施形態9と同じく、第1開栓部11に栓抜き構造を設けた点が、実施形態1と異なる。即ち、第1開栓部11から内側に捩れて捩れ部4に繋がる部分41の一部が切除されて、捩れ部4の当該切除部分に臨む縁が、栓抜きのための係合部43を形成している。また、第1開栓部11側の当該切除部分に臨む縁が、栓抜きのための支点部42aを形成している。なお、中栓用開栓部13とプルトップ用開栓部14を、実施形態1と逆の配置にしてもよいので、この実施形態9では逆の配置構成とした。
実施形態10の栓抜き構成部分を、ビール瓶の栓抜きとして使用した状態を図19に基づいて説明する。なお、図19において、蓋開け器1は中央で左右に分割した断面図で示した。
使用時には、図19に示すように、ビール瓶B4の栓(王冠型口がね)C4の縁C41に係合部43を係合させ、第1開栓部11に設けた支点部42aを栓C4の上面に接触させる。そして、栓C4の上面に接触した支点部42aを支点にして、図19において、反時計方向に蓋開け器1を回転させる。これにより、係合部43が持ち上げられ、栓C4の縁C41が一緒に持ち上げられて、栓C4がビール瓶B4から外れる。
なお、実施形態10において、第1開栓部11に、実施形態9の折曲げ部17のような構造を形成して、支点部を設けるようにしてもよい。また、第1開栓部11から内側に捩れて捩れ部4に繋がる部分41の一部を切除して、係合部43及び支点部42aを形成したが、その切除範囲を第1開栓部11の全領域まで拡大し、第1開栓部11の中央部を支点部とするようにしてもよい。即ち、第1開栓部11の板幅を延設部3の板幅の半分にするということである。この実施形態では、係合部43を形成して、第1開栓部11に支点を設けることで、栓抜きとして利用できることを述べているものであり、係合部43及び支点部42aの構造は上述した構造に限られない。
(実施形態11)
実施形態11について、図20及び図21に基づいて説明する。図20は、実施形態1の図1と同様な図を示す。実施形態11では、実施形態1と異なる部分のみ説明し、同じ部分の説明は省略する。実施形態11では、中栓用開栓部13に栓抜き構造を設けた点が、実施形態1と異なる。即ち、中栓用開栓部13の先端を更に第1開栓部11の方に向かうように略直角に折り曲げて、係合部13aを形成している。
実施形態11の栓抜き構成部分を、ビール瓶の栓抜きとして使用した状態を図21に基づいて説明する。使用時には、図21に示すように、ビール瓶B4の栓(王冠型口がね)C4の縁C41に係合部13aを係合させ、捩れ部4を栓C4の上面に接触させる。そして、栓C4の上面に接触した捩れ部4を支点にして、図21において、時計方向に蓋開け器1を回転させる。これにより、係合部13aが持ち上げられ、栓C4の縁C41が一緒に持ち上げられて、栓C4がビール瓶B4から外れる。
なお、実施形態11では、係合部13aを中栓用開栓部13に設けたが、これに限られるものではなく、プルトップ用開栓部14に係合部13aのような係合部を形成してもよい。
係合部13aは第1開栓部11の方に向かうように折り曲げられているが、反対側に向けて折り曲げて形成してもよい。なお、係合部13aを中栓用開栓部として使用するようにしてもよい。或いは、グリップ部7の先端側を縦割りにして、その一方の側を中栓用開栓部13とし、他方の側を折り曲げて係合部13aとすることも可能である。
なお、栓抜きは、上述した構造に限られるものではなく、他の構造でもよい。また、上記した実施形態では、実施形態1の構成に栓抜き構造を付加して構造として説明したが、上記した栓抜き構成は、実施形態1に限らず他の実施形態に付加した構成としてもよい。
(他の実施形態)
図22は、第1開栓部11の近傍部分の変形例を示す側面図であって、第1開栓部11を曲がりやすくした例、或いは剛性アップした例を示す。
図22(A)は実施形態5の図12に示すスリット15を有する蓋開け器を示す。スリット15は、第1開栓部11に板幅の中央部分に設けられ、曲がり易くなっている。なお、この構造は、実施形態5として図12に基づいて説明したものであり、ここでは詳細な説明を省略する。他の実施形態との比較のために図22(A)を説明したものである。
図22(B)は、スリット15の代わりにリブ16を設けた別の実施形態を示している。この別の実施形態は、実施形態5と逆に第1開栓部の曲げ強度を強くしたものである。即ち、実施形態5では、第1開栓部11の強度を弱くして曲げやすくしているが、この図22(B)の別の実施形態では、延設部3を比較的曲がり易くして、第1開栓部11を比較的高強度にして寿命をアップさせるようにしたものである。リブ16は、中央に1筋で設けているが、この構造に限られるものではなく、リブの位置や大きさ、数量は適切に設ければよいものである。
図22(C)は、実施形態5のスリットの代わりに、板材本体2の板幅を半減して、第1開栓部11を曲がりやすくした他の実施形態を示す。なお、板幅は、半減するのではなく、他の幅にしてもよく、すなわち、適切に設定すればよい。
図22(D)は、実施形態5のスリットの代わりに、板材本体2の板幅の両側部分を削減して、第1開栓部11を曲がりやすくしたさらに他の実施形態を示す。
以上のように、第1開栓部11の変形例は、様々な構成とすることとができるものであり、上記実施形態の構造に限られるものではない。
なお、上記実施形態では全て第1開栓部を設けたが、円弧状部2を第1開栓部として使用せずに、単に弾性的な曲げ支点としてのみ使用するようにしてもよい。更に、中栓用開栓部やプルトップ用開栓部を設けなくて、延設部を単なるグリップ部としてもよい。
また、2つの相対する捩れ部4,4の捩る方向は、実施形態に限られるものではなく、どの方向でもよいものであって、例えば両捩れ部4,4を互いに同じ方向に捩ってもよく、それぞれ逆方向に捩ってもよい。グリップ部7も捩れ部4から元の方向に捩じり戻しているが、どの方向でもよいものであって、例えば同じ方向に捩じってもよいし、一方のみ異なる方向に捩って戻してもよい。
また、上記各実施形態は、互いに他の実施形態と組み合わせることも可能である。
また、中栓用開栓部13やプルトップ用開栓部14の先端は、ネジ回し(ドライバー又はスパナ)を構成するように形成してもよい。
蓋開け器の材質としては、鉄鋼、ステンレス、アルミ材等の金属製の板材、合成樹脂製の板材等が可能である。
蓋開け器の表面には、防錆剤、装飾材、手に持った時の触感をよくするための表面処理材等をメッキやコーティング等の表面処理法で被覆してもよく、或いは、別の表面部材を一部に或いは全体に被せるようにしてもよい。
本発明は、缶ビ−ル、ジュ−ス等を詰めたプルトップ缶、ジュ−ス、ドリンク剤等を詰めた容器のねじ式キャップ、調味料ボトルの中栓等を容易に開けることができる蓋開け器に適用可能である。また、瓶ビールの栓抜きに使用するように構成することもできる。
1 蓋開け器
2 板材本体
3 延設部
4 捩れ部
5 切欠き部
6 当接部
7 グリップ部
8 孔部
11 第1開栓部
12 第2開栓部
13 中栓用開栓部
14 プルトップ用開栓部
15 スリット
16 リブ
17 折曲げ部

Claims (12)

  1. 板材からなる蓋開け器であって、
    板面が円弧状に曲げられてなる円弧状部と、該円弧状部の両端から連続して延びる相対する2つの延設部とを備え、
    少なくとも一方の延設部は、板面が捩じられて板側縁が他方の延設部を向いた捩れ部を有し、該捩れ部の板側縁に、容器のねじ式キャップを他方の延設部と共に挟持して回転させるために該キャップの外周面に当接させる当接部が形成されていることを特徴とする容器の蓋開け器。
  2. 上記捩れ部の板側縁には、切欠き部が形成され、該切欠き部の両端の角張った部位が上記当接部に形成されていることを特徴とする請求項1記載の容器の蓋開け器。
  3. 上記2つの延設部各々に、上記板側縁による当接部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の容器の蓋開け器。
  4. 上記2つの延設部には、各々の上記板側縁による当接部が互いに対向するように形成されていることを特徴とする請求項3記載の容器の蓋開け器。
  5. 上記両延設部の先端側には、板面が互いに相手側の延設部を向いた相対するグリップ部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の容器の蓋開け器。
  6. 上記両延設部の少なくとも一方のグリップ部は、その先端部が、内側又は外側に曲げられ、プルタブ付き栓を開けるための、該プルタブに掛けるプルタブ掛けに形成されていることを特徴とする請求項5記載の容器の蓋開け器。
  7. 上記両延設部の少なくとも一方のグリップ部の先端に、プルトップ式容器を開けるための、プルタブに掛けるプルタブ掛けが形成されていることを特徴とする請求項5に記載の容器の蓋開け器。
  8. 上記両延設部の一方のグリップ部は、その先端部が、内側又は外側に曲げられて、プルタブ付き栓を開けるための、該プルタブに掛けるプルタブ掛けに形成され、
    上記両延設部の他方のグリップ部の先端に、プルトップ式容器を開けるための、プルタブに掛けるプルタブ掛けが形成されていることを特徴とする請求項5に記載の容器の蓋開け器。
  9. 上記円弧状部の内周面に、キャップを回転させるために、該キャップの外周面に巻き掛ける巻掛け部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の容器の蓋開け器。
  10. 上記円弧状部には、その曲率半径が小さくなるように変形させるために要する力を小さくする強度軽減部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の容器の蓋開け器。
  11. 一方のグリップ部の先端には、該グリップ部を栓抜きとして用いるための、王冠型口がねの縁に係合する係合部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1つに記載の容器の蓋開け器。
  12. 上記円弧状部には、該円弧状部を栓抜きとして用いるための、王冠型口がねの縁に係合する係合部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1つに記載の容器の蓋開け器。
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