JP4783866B2 - ペットボトル用キャップ及びこれを備えたペットボトル、並びに、ペットボトル用キャップのオープナー - Google Patents

ペットボトル用キャップ及びこれを備えたペットボトル、並びに、ペットボトル用キャップのオープナー Download PDF

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Description

本発明は、樹脂で形成されたペットボトル用キャップ及びこれを備えたペットボトル、並びに、ペットボトル用キャップのオープナーに関するものである。
近年、お茶、ミネラルウォーター、清涼飲料水等の飲料を入れたペットボトルが広く普及している。ペットボトルは、お茶等の飲料が入れられたペットボトル本体と、当該ペットボトル本体のボトル口部を封止するためのキャップとからなる。
ボトル口部の外周部とキャップの内周部には螺子溝が形成されており、キャップとボトル口部とが螺合されることにより、ボトル口部は封止されている。また、ボトル口部には固定リングが係止されており、ペットボトルが開栓される前の状態においては、当該固定リングの上端部とキャップの下端部とは複数の係合ブリッジ(連結片)によって連結されている。
このように構成されたペットボトルを開栓する場合、キャップを所定の開栓方向に回転させる。このとき、キャップと固定リングとを連結する係合ブリッジがねじ切られ、ペットボトルが開封する。そして、さらにキャップを回転させることによって、キャップをボトル口部から外すことができる。
このように、ペットボトルを開栓するには、まず、係合ブリッジをねじ切る必要がある。係合ブリッジをねじ切るためには所要の開栓トルクが要求されるが、子供、女性又は高齢者等の握力が弱いような非力な人にとっては、ペットボトルの開栓は容易ではない。従来、ペットボトルの開栓を容易ならしめるために、キャップの側周面に滑り止め用のローレット状のギザ(ローレット溝)が設けられている。しかしながら、上記の非力な人にとっては、やはりペットボトルの開栓は容易ではない。
このため、従来から、種々のペットボトル用キャップ又はペットボトル用キャップのオープナーが提案されている。以下、これらの従来技術について簡単に説明する。
第1の従来技術として、キャップの外周を大きくしたペットボトルキャップが提案されている(特許文献1参照)。
この構成により、開栓時における指とキャップとの摩擦力を大きくすることができ、握力の弱い人でもペットボトルを容易に開栓することができる。
第2の従来技術として、キャップの外周面に指を掛けることができる突起物又取っ手が設けられたペットボトル用キャップが提案されている(特許文献2、3参照)。
この構成により、突起物又は取っ手に指をしっかり引っ掛けることができるので、握力が弱い人でも容易にペットボトルを開栓することができる。
第3の従来技術として、キャップの外形を六角形状等の多角形状としたペットボトルの蓋が提案されている(特許文献4参照)。
この構成により、指への取っ掛かりができて力が入りやすくなり、力の弱い子供やお年寄りでも容易にペットボトルを開栓することができる。
第4の従来技術として、ボトルの底部にキャップと同型のくぼみを設けたキャップオープナー機能付きのボトル容器が提案されている(特許文献5参照)。
この構成により、当該ボトル容器を2個用意し、一方のボトル容器の底部のくぼみをオープナーとして利用し、この底部のくぼみを他方のボトル容器のキャップに嵌めて回転させる。これにより、ペットボトルを容易にかつ怪我なく開栓することができる。
第5の従来技術として、内周面にキャップのローレット溝と同様のローレット目が形成された開栓器具が提案されている(特許文献6参照)。
この構成により、当該開栓器具をキャップに嵌挿して、キャップを開栓することができる。
第6の従来技術として、内周面にキャップのローレット溝に引っかかる爪や突起部が設けられたキャップオープナーが提案されている(特許文献7、8参照)
この構成により、オープナーの爪や突起部をキャップのローレット溝に引っ掛けることができるので、力のない子供や女性、老人などでも容易にペットボトルを開栓することができる。
特開2006−306491号公報 特開2006−232385号公報 特開2005−298058号公報 特開2003−341697号公報 特開2006−290456号公報 特開2001−114395号公報 特開2003−300597号公報 特開2001−158500号公報
しかしながら、第1の従来技術では、キャップの外形を少し大きくしたとしても、非力な人にとっては十分な摩擦力を得ることができないという問題がある。また、十分な摩擦力を得ようとすると、キャップの外形を非常に大きくせざるをえず、キャップの成形に必要な樹脂の量が著しく増加して、製造コストが非常に大きくなってしまうという問題がある。
また、第2の従来技術では、指を引っ掛けるために十分な突起物等を形成しようとすると、上記と同様に、キャップの成形に必要な樹脂の量が著しく増加し、製造コストが大きくなってしまうという問題がある。
また、第3の従来技術では、キャップの外周形状を単に多角形状としただけでは、開栓時に手が滑ってしまい、非力な人が開栓できるほどの効果は期待できないという問題がある。
また、第4の従来技術では、ペットボトルを開栓するためには、1つのペットボトルだけでは足りず、開栓時に少なくとも2つ以上の同じペットボトルが必要になるという問題がある。
また、第5の従来技術では、開栓器具の溝とキャップのローレット溝とが非常に細かいために、開栓時にこれらを嵌合させることが難しいという問題がある。しかも、効果的にペットボトルを開栓させるために開栓器具とキャップとの嵌合をきつくすると、開栓時に開栓器具をなかなかキャップに嵌め込むことができない。一方、開栓器具とキャップとの嵌合を緩めてしまうと、開栓器具とキャップとが滑ってしまい、ペットボトルの開栓ができなくなるという問題がある。
また、第6の従来技術では、キャップのローレット溝にオープナーの爪や突起部をうまく嵌合させることが難しいという問題がある。
このように、第1〜第6の従来技術に係るペットボトル用キャップ又はオープナーでは、どれも問題があって実用的ではない。
一方、近年は、茶系飲料の普及もあってペットボトルの需要が高まり、特に350mlタイプ又は500mlタイプの小型のペットボトルについては、携帯用の水筒としての役割が増大し、子供、女性又は高齢者等の間でも広く日常的に使用されている。
このため、ペットボトルのキャップは、初回の開栓時だけではなく、利用者がペットボトル内の飲料を飲むたびに、開栓されたり閉栓されたりすることになり、ペットボトルのキャップを閉開栓する頻度が以前と比べて増大している。このように、ペットボトルのキャップを開栓する機会は、初回の係合ブリッジの切断時だけではなく、一旦開栓した後においても幾度もある。
ところで、ペットボトル用キャップを回転させるためには、上述のとおり、所要の開栓トルクが要求される。特に、ペットボトルを購入した後の初回の開栓時には、ペットボトル用キャップと固定リングとを連結する係合ブリッジを切断するための開栓トルクが要求される。
また、上述のように、ペットボトルを開栓する機会は、初回の係合ブリッジの切断時だけではなく、係合ブリッジ切断後においても幾度もある。この場合、人の力によって閉栓されたキャップを開栓することになるが、係合ブリッジ切断後の開栓時においても所要の開栓トルクが要求される。これは、閉栓後にペットボトル内の飲料が漏れ出してこないように閉栓時にキャップをきつく締め付けることが多いからである。従って、係合ブリッジ切断後の開栓時に要求される開栓トルクが、初回の係合ブリッジを切断する時に要求される開栓トルクよりも大きい場合もある。このように、一旦開栓した後においても、子供、女性又は高齢者等の握力が弱いような非力な人にとっては、容易にキャップを開栓することができないという問題がある
方、上記の従来技術以外にも、従来から、キャップの設計において、密封性能、開栓容易性、樹脂量の節減、製造工程の合理化によるコスト削減及び能率化、タンパーエビデンス性(係合ブリッジが切断されてキャップの密封状態が明確に分かるようにすること)等の改善が種々なされてきたが、ペットボトルを容易に開栓できるために十分でかつ実用的な解決策は未だ見出されていない
発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、非力な人でも容易にペットボトルのキャップを開栓又は閉栓することができ、かつ樹脂量の著しい増加を伴わない実用的なペットボトル用キャップ及びペットボトルを提供するものである。また、当該ペットボトル用キャップに適したオープナーを提供するものである。
本願の発明者は、上記課題を解決するための解決手段について、鋭意検討を重ねてきた結果、以下の知見を得ることができた。
本願の発明者は、ペットボトルの技術分野とは全く異なる技術分野である工具を用いて、その工具の有する形状及びその機械的機能美を取り入れることにより、上記課題を解決することを試みた。そして、本願の発明者は、種々の工具について試行錯誤し、工具の中でも規格化された12角ソケットレンチを利用することによって、上記課題を解決することができることをついに見出した。以下、その解決手段について、説明する。
上記課題を解決するために、本発明に係るペットボトル用キャップの一形態は、ペットボトル本体のボトル口部に螺合されるペットボトル用キャップ(以下、単に「キャップ」と称す)であって、前記キャップの外周部は、12個の凹部と12個の凸部とが交互に配置された凹凸部で構成されており、前記キャップの前記凹凸部は、規格化された12角ソケットレンチのソケット穴の内周形状である凸凹部と嵌合するものである
本発明に係るキャップの一形態は、このように規格化されたソケットレンチを利用するものであり、その中でも、6角ソケットレンチ等ではなく、12角ソケットレンチを用いてキャップの外周形状を規定したものである。
このように本発明に係るキャップの一形態は、規格化された12角ソケットレンチを用いてキャップの外周形状を規定するという、極めて独創的で、かつ画期的な着想に基づいてなされたものである。そして、この構成により、非力な人でも容易に素手でペットボトルのキャップを開栓又は閉栓することができ、かつ樹脂量の著しい増大を伴わない実用的なキャップとすることができる。特に、本発明に係るキャップの一形態によれば、係合ブリッジ切断時のキャップ開栓時において、容易にキャップを開栓することができる
らに、本発明に係るキャップの一形態において、前記キャップの前記凸部の最頂部同士を結ぶ円をキャップ歯先円とするとともに前記凹部の最底部同士を結ぶ円をキャップ歯底円とし、前記12角ソケットレンチの前記凸部の最頂部同士を結ぶ円をレンチ穴歯先円とするとともに前記凹部の最底部同士を結ぶ円をレンチ穴歯底円としたときに、前記キャップ歯底円の直径≦前記レンチ穴歯先円の直径<前記キャップ歯先円の直径≦前記レンチ穴歯底円の直径、であることが好ましい。
さらに、本発明に係るキャップの一形態において、前記キャップの前記凹凸部の前記凹部における底部の形状は略円弧であることが好ましい。
さらに、本発明に係るキャップの一形態において、前記凹凸部が、前記キャップの高さ方向における一部分にのみ形成されることができる
これにより、キャップを掴んだときに、指を凹凸部の裏面にまで引っ掛けることができるので、一層容易にキャップを開栓又は閉栓することができる。しかも、凹凸部がキャップの全高に形成されていないので、凹凸部を形成するために必要な材料を大幅に低減することができる。
さらに、本発明に係るキャップの一形態において、前記凹凸部が、前記キャップの側部上方のみに形成されるとともに、前記キャップの側部の全周囲に形成されるように構成することもできる
さらに、本発明に係るキャップの一形態において、前記凹凸部が、前記キャップの側部下方のみに形成されるとともに、前記キャップの側部の全周囲に形成されるように構成することもできる。
らに、本発明に係るキャップの一形態において、前記凹凸部の凸部に平坦部が形成され、当該平坦部の両端部が角を有するように構成することもできる
これにより、凹凸部を形成するために必要な材料を低減することができる。また、平坦部によって凸部に角部分を形成することができるので、指腹の適度な引っ掛かり部分を形成することができる。従って、キャップの開栓が容易に行うことができる
らに、本発明に係るキャップの一形態において、前記凹凸部の凸部に、直径が1.2mm〜1.8mmの貫通孔が形成されることが好ましい。
これにより、凹凸部を形成するために必要な材料を低減することができる。さらに、当該材料を凹凸部に形成するための製造工程における製造時間を短縮することもできる
らに、本発明に係るキャップの一形態において、前記12角ソケットレンチの規格はJISであり、当該JISの規格番号がB4636−1である。
これにより、日本であれば、誰でも容易に一定形状の本発明に係るキャップを作製することができる。
さらに、本発明に係るキャップの一形態において、前記12角ソケットレンチの呼び寸法が30mmであることが好ましい。
これにより、キャップの開栓に適した大きさのキャップを得ることができる。
また、本発明に係るペットボトルの一態様は、上記の本発明に係るキャップの一形態と、前記キャップと螺合されるボトル口部を有するペットボトル本体とを備えるものである。
これにより、非力な人でも素手で容易に開栓又は閉栓することができるキャップを備えたペットボトルを実現することができる
た、本発明に係るペットボトル用キャップのオープナー(以下、単に「オープナー」と称す)の一態様は、上記の本発明に係るキャップを開栓するためのオープナーであって、規格化された12角ソケットレンチのソケット穴と同型の貫通孔を備えるものである。
これにより、上記の本発明に係るキャップをさらに容易に開栓又は閉栓することができる。特に、係合ブリッジ切断時のキャップ開栓時においては、非常に容易にキャップを開栓することができる
本発明によれば、非力な人でも素手で容易にペットボトルのキャップを開栓又は閉栓することができる。特に、係合ブリッジ切断時のキャップ開栓時においては、非常に容易に開栓することができ、その効果は顕著である。さらに、このように規格化された12角ソケットレンチのソケット穴の形状を利用したキャップは、その製造において樹脂量の著しい増加を伴わないので、過度の製造コストを要することなくキャップを製造することができる
た、本発明に係るオープナーは、上記の本発明に係るキャップに適したものであり、一層容易にペットボトルのキャップを開栓又は閉栓することができる。
図1Aは、本発明の実施形態1に係るキャップの平面図である。 図1Bは、図1Aに示されるキャップの一部切り欠き側面断面図である。 図1Cは、図1A及び図1Bに示されるキャップの外観斜視図である。 図2は、本発明の実施形態1に係るキャップが12角ソケットレンチのソケット穴に嵌合する状態を示す図である。 図3は、本発明の実施形態1の変形例に係るキャップの平面図である。 図4は、本発明の実施形態1に係るペットボトルの一部切り欠き拡大断面図である。 図5Aは、本発明の実施形態1に係るペットボトルのキャップ開栓時の状態を示すペットボトルの外観斜視図である。 図5Bは、本発明の実施形態1に係るペットボトルのキャップ閉栓時の状態を示すペットボトルの外観斜視図である。 図6は、本発明の実施形態1の変形例に係るキャップの一部切り欠き側面断面図である Aは、本発明の実施形態2に係るキャップの平面図である。 Bは、図Aに示されるキャップの一部切り欠き側面断面図である。 Cは、図A及び図Bに示されるキャップの外観斜視図である。 Aは、本発明の実施形態3に係るキャップの平面図である。 Bは、図Aに示されるキャップの一部切り欠き側面断面図である。 Cは、図A及び図Bに示されるキャップの外観斜視図である。 Aは、本発明の実施形態4に係るキャップの平面図である。 Bは、図Aに示されるキャップの一部切り欠き側面断面図である。 Cは、図A及び図Bに示されるキャップをペットボトル本体に螺合してペットボトルを閉栓した状態を示す図である。 10Aは、本発明の実施形態5に係るキャップの平面図である。 10Bは、図10Aに示されるキャップの一部切り欠き側面断面図である。 10Cは、図10A及び図10Bに示されるキャップの外観斜視図である。 11Aは、本発明の実施形態6に係るオープナーの平面図である。 11Bは、図11Aに示されるオープナーの断面図である。 12は、本発明の実施形態6に係るオープナーを本発明の実施形態1に係るキャップに装着した状態を示す図である。 図13は、本発明の実施形態7に係るオープナーの外観斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係るキャップ及びこのキャップを備えたペットボトル、並びに、本発明の実施形態に係るオープナーについて、図を参照しながら詳細に説明する。
(実施形態1)
まず、本発明の実施形態1に係るキャップ1について、図面を参照しながら詳述する。図1Aは、本発明の実施形態1に係るキャップ1の平面図であり、図1Bは、図1Aに示されるキャップ1の一部切り欠き側面断面図である。図1Bの断面部分は、図1Aに示すA−A’線で切ったときの断面図を示している。また、図1Cは、図1A及び図1Bに示されるキャップの外観斜視図である。
図1A〜図1Cに示すように、本発明の実施形態1に係るキャップ1は、キャップベース部11と凹凸部12とを有する。
キャップベース部11は、有蓋円筒形状であり、例えば、市販されているペットボトルに備えられる既存のキャップと同じものである。従って、キャップベース部11の内周部には、既存のキャップに形成されている螺子部と同様の形状の螺子部13が形成されている。
凹凸部12は、キャップベース部11の外周面に樹脂を環状に成形して設けられるものである。この凹凸部12は、規格化された12角のソケットレンチ(以下、単に「12角ソケットレンチ」と称す)のソケット穴の内周形状に対応するようにして形成されたものであり、12角ソケットレンチのソケット穴の凸凹部と嵌合するように形成されている。従って、凹凸部12は、図1Aに示すように、平面視状態で外周形状が波型の形状を有しており、キャップベース部11の内側から外側に向かう方向に突出するように形成された外側に12個の凸部12aと、その12個の凸部12aの間に形成される12個の凹部12bとで構成される。凸部12aと凹部12bとはキャップベース部11の外周側部に交互に周期的に配置されている。なお、以下、「規格化された12角ソケットレンチのソケット穴」を単に「12角ソケットレンチ穴」と称す。
キャップベース部11の上面には、凹凸部12と同じ樹脂材料からなるキャップ天面部14が形成されている。キャップ天面部14は、凹凸部12と連続して形成されている。これにより、凹凸部12のキャップベース部11に対する樹脂の固着性を高めることができる。
また、キャップベース部11の円筒部の下方部分には、後述するオープナーを受けるためのオープナー受け部15が形成されている。オープナー受け部15は、キャップを開栓又は閉栓する時にオープナーを支持するものであり、キャップ1の下端部分から外側に張り出すようにして環状に形成されたものである。本実施形態では、オープナー受け部15の厚み(垂直高さ)は1mm程度とし、外側に張り出した部分も1mm程度とした。
本発明の実施形態1に係るキャップ1において、上記12角ソケットレンチの規格は、JIS(Japanese Industrial Standards)(日本工業規格)で定められたものを用いた。具体的には、JISの規格番号が「JIS B4636−1」のものを用いた。なお、この規格番号の規格名称は、「ソケットレンチ−12.7角ドライブ」である。キャップ1は、このJISB4636−1に規定されたソケットレンチのうち12角ソケットレンチを利用して、キャップ1の外周形状である凹凸部12が形成される。
ところで、市販されているペットボトルのキャップは、キャップメーカーの製造機械の関係で、日本国内では28mm径サイズが多く出回っており、このサイズが事実上の標準となっている。従って、キャップ1のキャップベース部11として用いられる既存のキャップは、28mm径のものを用いる。そして、この28mm径のキャップの外径が約30mmであるので、これに合うJISB4636−1に規定された12角ソケットレンチ穴の呼び寸法は30mmとなる。従って、本実施形態に係るキャップ1のように、市販されているペットボトルの既存のキャップを用いる場合は、JISB4636−1に規定された呼び寸法が30mmの12角ソケットレンチのソケットの規格を用いればよい。なお、外径が32mmのキャップを用いる場合は、JISB4636−1に規定された呼び寸法が32mmの12角ソケットレンチのソケットの規格を用いればよい。
2角ソケットレンチ穴としてJISB4636−1に規定された呼び寸法が30mmのものを用いて、キャップ1の凹凸部12を成形した場合、凹凸部12については、凸部12aの最頂部同士を結ぶ円(歯先円)の直径(最大外径)は約35mmとなり、凹部12bの最底部同士を結ぶ円(歯底円)の直径(最小外径)は約31.4mmとなり、また、歯先円と歯底円との半径方向距離である凸部12aの高さ(歯丈)は上記最大外径と上記最小外径との差の2分の1であることから約1.8mmとなる。また、凸部12aのピッチは、約9.16mmとなる。この凹凸部12の形状寸法は、キャップを開栓する際にキャップの滑りをなくし指腹に適度に食い込む理想的な数値となっている。
このように、本発明の実施形態1に係るキャップ1の外周部分が、規格化された12角ソケットレンチ穴と嵌合するようにして形成されたものである。すなわち、キャップ1の凹凸部12と、規格化された12角のソケットレンチ穴の凸凹部とが嵌合するように構成されている。ここで、キャップ1の凹凸部12と、規格化された12角ソケットレンチ穴の凸凹部とが嵌合する具体的な形態としては種々の形態が考えられる。以下、この点について詳述する。なお、JISB4636−1に規定された12角ソケットレンチのソケットを用いた場合について説明する。
図2に示すように、JISB4636−1に規定された12角ソケットレンチ穴の内周形状は、2つの正六角形を重ね合わせた状態から30度ずらした形状となっている。すなわち、当該ソケット穴の内周形状は、凸部の頂角が120度で、底部の底角が120度の凸凹部を構成している。
このJISB4636−1に規定された12角ソケットレンチの当該ソケット穴に嵌合するキャップ1の凹凸部12の形態とは、キャップ1の凹凸部12の凸部12aの最頂部同士を結ぶ円(外接円)の直径をDCap−Convとし、当該凹凸部12の凹部12bの最底部同士を結ぶ円の直径をDCap−Concとし、JISB4636−1に規定された12角ソケットレンチにおけるソケット穴の凸凹部の凸部の最頂部同士を結ぶ円(内接円)の直径をDSoc−Convとし、当該ソケット穴の凸凹部の凹部の最底部同士を結ぶ円の直径をDSoc−Concとしたときに、DCap−Conc≦DSoc−Conv<DCap−Conv≦DSoc−Concの関係となっている形態である。これにより、キャップ1の凹凸部12は、12角ソケットレンチ穴の凸凹部と嵌合する。
この場合、キャップ1の凹凸部12の形状としては、例えば、図2に示すように、凸部12aの頂部も凹部12bの底部も略円弧である凹凸部12全体として滑らかな波型の形状とすることができる。
なお、キャップの凹凸部の形状を図3に示すような形状とすることもできる。図3は、本発明の実施形態1の変形例に係るキャップ1’の平面図である。図3に示すように、本発明の実施形態1の変形例に係るキャップ1’の凹凸部12’は、上記のソケット穴の凸凹部の形状と相似形状となるように、凸部12’aの頂角が120度で、凹部12’bの底部の底角が120度のギザギザ状の波型の形状となるように構成されたものである。但し、凹凸部12’の凹部12’bは、クラック防止のために充分なRを取ることが好ましい。つまり、少なくとも凹部12’bについては、その全体が図1Aに示すような略円弧形状とすることが好ましい。
また、図1Aに示すキャップ1の凹凸部12の形状としては、12個の凸部12aの形状は全て同じであることが好ましく、12個の凹部12bの形状も全て同じであることが好ましい。これは図3に示すキャップ1’の凹凸部12’についても同様である。
さらに、キャップ1の凹凸部12と、規格化された12角ソケットレンチ穴の凸凹部との間には、所定のクリアランス(間隙)を設けることが好ましい。これは、上記4つの直径の関係式において、等号の条件を除いた場合である。このクリアランスは、0.2mm以上1.0mm以下であることが好ましい。また、クリアランスは、キャップ1の凹凸部12とソケット穴の凸凹部との間の全てにおいて均一に設けることが好ましい。このクリアランスを設けることについては、後述する本発明の実施形態2、3、5に係るキャップ2、3、5についても同様である。
以上、本発明の実施形態1に係るキャップ1は、規格化された12角ソケットレンチのソケット穴を利用して作製するものであり、当該ソケット穴の穴型を転写することによってキャップ1の外周形状を形成することができる。
次に、本発明の実施形態1に係るペットボトル100について図を参照しながら説明する。
図4は、本発明の実施形態1に係るペットボトル100の一部切り欠き拡大断面図である。
図4に示すように、本発明の実施形態1に係るペットボトル100は、上述の図1A〜図1Cに示すキャップ1とペットボトル本体80とからなる。
ャップ1は、上述のとおり、キャップベース部11の外周部分に波型の凹凸部12が形成されたものであり、その内側部分には螺子部13が形成されている。なお、図示しないが、キャップ1の内周部分には、ペットボトル100の開栓時にペットボトル本体80の内部のガスを徐々に逃がすために、縦方向に切られた溝であるベントスロットが形成されていることもある。
ペットボトル本体80は、その上部に飲み口用のボトル口部81が設けられており、ボトル口部81の外側部分には螺子部82が形成されている。ボトル口部81の螺子部82とキャップ1の螺子部13によってペットボトル100の螺合部が構成される。
また、ペットボトル本体80におけるボトル口部81の下方部分には嵌合溝83が形成されている。この嵌合溝83には環状の固定リング90が設けられている。図4に示すように、最初の開栓前における閉栓時には、キャップ1は固定リング90と複数の係合ブリッジ(連結片)91によって連結固定されている。なお、ペットボトル本体80には、お茶、ミネラルウォーター、清涼飲料水、炭酸飲料や発泡酒等の発泡系飲料等の所定の飲料が充填されている。
このように構成されたペットボトル100を開栓する場合、キャップ1を所定の開栓方向に回すことにより、キャップ1と固定リング90とを連結する係合ブリッジ91がねじ切られる。さらにキャップ1を回転させることにより、キャップ1をボトル口部81から取り外して、ペットボトル100を開栓することができる。
図5A及び図5Bは、本発明の実施形態1に係るペットボトル100の一部拡大図であり、図5Aは、本発明の実施形態1に係るペットボトル100のキャップ開栓時の状態を示したペットボトル100の外観斜視図であり、図5Bは、本発明の実施形態1に係るペットボトル100のキャップ閉栓時の状態を示したペットボトル100の外観斜視図である。
ャップ1に所定のトルクを加えて所定の開栓方向に回すことにより、図5Aに示すように、キャップ1をボトル口部81から取り外して、ペットボトル100を開栓することができる。
また、キャップ1は、ボトル口部81に対して着脱自在に螺合されるものであり、係合ブリッジを切断した後も、キャップ1をボトル口部81にねじ込むことによって、図5Bに示すように、ペットボトル100を閉栓することができる。さらに、キャップ1の螺子部とボトル口部81の螺子部82とを螺合させて、キャップ1をねじ戻すことによって、再びペットボトル100を開栓することができる。
以上、図1〜図5に示した本発明の実施形態1に係るキャップ1及びこれを備えたペットボトル100は、規格化された12角ソケットレンチ穴に嵌合するように形成される凹凸部12を有するので、ペットボトル100を開栓する際、当該凹凸部12によって、指腹に対して適度な食い込みがあって滑りがないので、非力な人でも素手で素早くかつ容易にペットボトル100を開栓することができる。また、本発明の実施形態1に係るキャップ1は凹凸部12を有するので、ペットボトル100を開栓する場合だけではなく、ペットボトル100を閉栓する場合についても、キャップ1をペットボトル本体80のボトル口部81に容易に締め付けることができる。さらに、本発明の実施形態1に係るキャップ1の凹凸部12は、凹凸が大きな波型の歯車状となっているので、ペットボトル100を開閉栓しようとする人の指腹と凹凸部12とが丁度ラックアンドオピニオン状に接するので、単にキャップの開閉栓が容易というだけではなく、キャップの早回しもすることができる。
また、従来のキャップは、ローレット溝の加工部分はキャップの肉厚が薄くてぎりぎりであるので、滑り防止のために溝のピッチや山を大きくしようとするとクラックが生じやすい。これに対し、本発明の実施形態1に係るキャップ1は、凹凸部12が12個の凸部12aと12個の凹部12bとで構成されるので、凹凸部12の波型のR形状、すなわち、各凸部及び各凸部間の各凹部の曲線形状について、その曲率半径を大きくすることができる。従って、本発明の実施形態1に係るキャップ1においては、上記クラックが発生する恐れはない。
また、本発明の実施形態1に係るキャップ1は、凹凸部12によって、既存のキャップと比べるとキャップ全体としての樹脂量は増加することになるが、当該凹凸部12は12角ソケットレンチ穴に対応するものであるので、その樹脂の増加量は限定的で微量である。すなわち、本発明の実施形態1に係るキャップ1は、単にキャップ外径を大きくするという技術思想のものではなく、ペットボトルとは全く技術分野が異なる特定の工具を利用した画期的なものであり、上述のように、12角ソケットレンチを用いることによって、キャップの外形形状の径大化を最小限に抑えて、なおかつ、キャップ開栓容易性を最大限に高めるものである
らに、キャップ1の外形形状である凹凸部は、既に規格化されたものを利用しているので、キャップの形状及びサイズを標準化することもできる。
また、本発明の実施形態1に係るキャップ1は、キャップベース部11として既存のキャップを用いている。従って、キャップベース部11の螺子部13のサイズや形状の変更はなく、互換性があるため、使用済みのキャップを従来型の他社製ペットボトルに転用することができる。
なお、規格化されたソケットレンチの同じ規格には、12角ソケットレンチだけではなく、6角ソケットレンチもある。従って、本実施形態に係るキャップ1のように12角ソケットレンチのソケット穴を用いるのではなく、6角ソケットレンチのソケット穴を用いてキャップの外周形状を形成することも考えられる。しかしながら、6角ソケットレンチのソケット穴は、その凸凹部の内接円の直径が12角ソケットレンチのソケット穴の凸凹部の内接円の直径に比べて小さい。このため、6角ソケットレンチを用いる場合、12角ソケットレンチを用いる場合と比較して、一回り大きいサイズのソケットレンチを適用しなければならないことになる。この場合、凹凸部12を形成するために必要な樹脂量が大幅に増加するため好ましくない。また、6角ソケットレンチのソケット穴は、その内周形状が正六角形である。このため、6角ソケットレンチのソケット穴によってキャップの外周形状を成形すると、その外周形状は六角形状となってしまい、図1Aに示すような凹凸部12が形成されない。このように、キャップの外周形状が六角形状等の多角形状の場合、当該キャップを回転する際に、キャップの外周面が指腹に適度に食い込まず、滑ってしまう。これは、特に凹部12bが形成されていないからである。従って、キャップ1を形成するために用いられる規格化されたソケットレンチとしては、6角のソケットレンチではなく、12角のソケットレンチを用いる。
以上、本発明の実施形態1に係るキャップ1は、図1Bに示すように、キャップベース部11上にキャップ天面部14を形成したが、図6に示すように、キャップ天面部14は形成しなくても構わない。図6は、本発明の実施形態1の変形例に係るキャップ1”の一部切り欠き側面断面図である。
図6に示すように、本発明の実施形態1の変形例に係るキャップ1”は、キャップベース部11上に、図1Bに示されるようなキャップ天面部14が形成されていない。すなわち、本発明の実施形態1の変形例に係るキャップ1”は、凹凸部12”は、キャップベース部11の側周部にのみ形成されている。これにより、図1Bに示すキャップ1に比べて、キャップベース部11に形成する樹脂量を低減することができ、できる限り少ない樹脂量でキャップ1”を成形することができる
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2に係るキャップ2について、以下説明する。図Aは、本発明の実施形態2に係るキャップ2の平面図であり、図Bは、図Aに示される当該キャップ2の一部切り欠き側面断面図である。図Bの断面部分は、図Aに示すB−B’線で切ったときの断面図を示している。図Cは、図A及び図Bに示されるキャップの外観斜視図である。
本発明の実施形態2に係るキャップ2の特徴は、12角ソケットレンチ穴によって形成される凹凸部22が、キャップの高さ方向における一部分にのみ形成されている点である
図7A〜図Cに示される本発明の実施形態2に係るキャップ2では、キャップ2の側周部の上方のみに凹凸部が形成されている。
なお、図A〜図Cにおいて、本発明の実施形態1に係るキャップ1と同じ構成については、同じ符号を付しており、その説明は省略する。
A〜図Cに示すように、本発明の実施形態2に係るキャップ2は、キャップベース部11の全高の3分の1の上方における側周部分に凹凸部22が形成されたものである
の凹凸部22の外形は、本発明の実施形態1に係るキャップ1の凹凸部12と同様に、規格化された12角ソケットレンチ穴に嵌合するようにして形成されている。従って、凹凸部22は、図Aに示すように、外周形状が波型の形状を有しており、12個の凸部22aが形成されるとともに、その12個の凸部22aの間に12個の凹部22bが形成されるものである。なお、嵌合の形態としては、本発明の実施形態1に係るキャップ1と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
本発明に係る実施形態2に係るキャップ2においては、本発明の実施形態1に係るキャップ1と同様に、キャップベース部11となる既存のキャップとしては、高さが14mmで外径が30mmのものを用いた。従って、12角ソケットレンチのソケットとしては、JISB4636−1に規定された呼び寸法が30mmの12角ソケットレンチのソケットを適用した
以上、本発明の実施形態2に係るキャップ2は、凹凸部22がキャップの高さ方向の一部分にのみ形成されているので、凹凸部を掴んだときに、指を凹凸部22の裏面にまで引っ掛けることができるので、本発明の実施形態1に係るキャップ1と比べて、一層容易にキャップを開栓又は閉栓することができる。
さらに、本発明の実施形態2に係るキャップ2は、キャップベース部11の側周部の一部のみに凹凸部22が形成されているので、本発明の実施形態1に係るキャップ1と比べて、凹凸部を形成するために必要な樹脂量を大幅に低減することができる
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3に係るキャップ3について、以下説明する。図Aは、本発明の実施形態3に係るキャップ3の平面図であり、図Bは、図Aに示される当該キャップ3の一部切り欠き側面断面図である。図Bの断面部分は、図Aに示すC−C’線で切ったときの断面図を示している。図Cは、図A及び図Bに示されるキャップの外観斜視図である
図8A及び図Bに示される本発明の実施形態3に係るキャップ3では、キャップ3の側周部の下方のみに凹凸部が形成されている。
なお、図A〜図Cにおいて、本発明の実施形態1に係るキャップ1と同じ構成については、同じ符号を付しており、その説明は省略する。
A〜図Cに示すように、本発明の実施形態3に係るキャップ3は、キャップベース部11の全高の3分の1の下方における側周部分に凹凸部32が形成されたものである
発明に係る実施形態3に係るキャップ3においては、本発明の実施形態1に係るキャップ1と同様に、キャップベース部11となる既存のキャップとしては、高さが14mmで外径が30mmのものを用いた。従って、12角ソケットレンチのソケットとしては、JISB4636−1に規定された呼び寸法が30mmの12角ソケットレンチのソケットを適用した
以上、本発明の実施形態3に係るキャップ3は、上述した本発明の実施形態1に係るキャップ1と同様の効果を奏することができる。
さらに、本発明の実施形態3に係るキャップ3は、キャップベース部11の側周部の一部のみに凹凸部32が形成されているので、本発明の実施形態1に係るキャップ1と比べて、凹凸部を形成するために必要な樹脂量を大幅に低減することができる
(実施形態4)
次に、本発明の実施形態4に係るキャップ4について、以下説明する。図Aは、本発明の実施形態4に係るキャップ4の平面図であり、図Bは、図Aに示される当該キャップ4の一部切り欠き側面断面図である。図Bの断面部分は、図Aに示すD−D’線で切ったときの断面図を示している。また、図Cは、本発明の実施形態4に係るキャップ4をペットボトル本体80に螺合してペットボトルを閉栓した状態を示す図である。
本発明の実施形態4に係るキャップ4の特徴は、12角ソケットレンチ穴によって形成される凹凸部42の凸部42aが平坦化されている点である。
すなわち、図1Aに示される本発明の実施形態1に係るキャップ1では、キャップ1の凹凸部12の凸部12aの外周は曲線状に形成されているのに対し、図A及び図Bに示される本発明の実施形態4に係るキャップ4では、キャップ4の凹凸部42の凸部42aは、その頂部が削り取られた状態である平坦部42a1を有しており、凸部42aの頂部の外周は直線状である。
なお、図A〜図Cにおいて、本発明の実施形態1に係るキャップ1と同じ構成については、同じ符号を付しており、その説明は省略する。
A〜図Cに示すように、本発明の実施形態4に係るキャップ4は、キャップベース部11の側周部分に形成された凹凸部42の頂部が平坦化された平坦部42a1を有するものである。すなわち、凹凸部42の外形は、平歯車状に形成されており、凹凸部42の各凸部42aは平歯車の歯先を構成する。
また、この凹凸部42は、本発明の実施形態1に係るキャップ1の凹凸部12と同様に、12角ソケットレンチ穴に嵌合するようにして形成されている。但し、凹凸部42の凸部42aは平坦部42a1を有しているので、本発明に係る実施形態1〜3のキャップとは異なり、12角ソケットレンチ穴とは完全には一致する場合はない。つまり、少なくとも凹凸部の凸部42aとソケット穴の凸凹部の凹部との間には必ず隙間が生じ、凸部42aの平坦部42a1同士を結ぶ円の直径は、ソケット穴の凹部の最底部同士を結ぶ円の直径よりも僅かに小さくなる。一方、凹凸部42の凹部42bは、12角ソケットレンチ穴の凸部に対応するようにして形成される。
このように、本発明の実施形態4に係るキャップ4においても、凹凸部42が、12角ソケットレンチ穴に嵌合するようにして形成されている。なお、嵌合の形態としては、本発明の実施形態1に係るキャップ1と基本的には同様の形態を適用することができるので、その詳細な説明は省略する
発明に係る実施形態4に係るキャップ4においては、本発明の実施形態1に係るキャップ1と同様に、キャップベース部11となる既存のキャップとしては、高さが14mmで外径が30mmのものを用いた。従って、12角ソケットレンチのソケットとしては、JISB4636−1に規定された呼び寸法が30mmの12角ソケットレンチのソケットを適用した
以上、本発明の実施形態4に係るキャップ4は、上述した本発明の実施形態1に係るキャップ1と同様の効果を奏することができる。
さらに、本発明の実施形態4に係るキャップ4は、凹凸部42の凸部42aに平坦部42a1を有するので、本発明の実施形態1に係るキャップ1と比べて、凸部を形成するために必要な樹脂量を低減することができる。
さらに、この平坦部42a1を形成することにより、平坦部42a1の端部おいて凸部42aに角部分を形成することができる。これにより、指腹の適度な引っ掛かり部分を形成し、滑り止めの効果を発揮することができるので、キャップの開栓をより一層容易に行うことができる
お、本発明の実施形態4に係るキャップ4においては、上述した本発明の実施形態2、3に係るキャップ2、3の構成を適用することもできる。すなわち、キャップベース部11の側周部の一部にのみ凹凸部42を形成することもできる。これにより、凹凸部42を形成するために必要な樹脂量を低減することができる。
(実施形態5)
次に、本発明の実施形態5に係るキャップ5について、以下説明する。図10Aは、本発明の実施形態5に係るキャップ5の平面図であり、図10Bは、図10Aに示される当該キャップ5の一部切り欠き側面断面図である。図10Bの断面部分は、図10Aに示すE−E’線で切ったときの断面図を示している。図10Cは、図10A及び図10Bに示されるキャップの外観斜視図である。
10A〜図10Cに示すように、本発明の実施形態5に係るキャップ5の特徴は、12角ソケットレンチ穴によって形成される凹凸部12の凸部に中空部50が形成されている点である。なお、その他の構成については、本発明の実施形態1に係るキャップ1と同じであるので、その説明は省略する。
中空部50は、樹脂が形成されていない領域であり、キャップベース部11の高さ方向に沿って形成される長尺状の小径貫通孔である。また、中空部50は、図10Aに示すように、凸部12aの最頂部とキャップベース部11の中心を結ぶ直線上であって、隣り合う凹部12bの間に位置する場所に形成される。中空部50は、例えば、直径が1.2mm〜1.8mm程度の貫通孔として形成することができる。
このように、本発明の実施形態5に係るキャップ5は、凹凸部12に中空部50を有しているので、凹凸部12を形成するために必要な樹脂量を低減することができる。
さらに、この中空部50は、1.2mm〜1.8mm程度の金属からなるコアピンが剣山状に設けられた凸金型(コア側金型)又は凹金型を用いることによって形成することができる。この場合、射出成形時の樹脂冷却時間及び樹脂保圧時間は、樹脂の厚みの2乗に比例して必要となるが、このようにコアピンを挿入して凹凸部12を形成することにより、樹脂冷却時間及び樹脂保圧時間を大幅に短縮することができる。また、コアピンの先端部分は、射出成形によるキャップ成形品突き出し抵抗を低減するために、2度前後のテーパー(抜き勾配)を形成しておくことが望ましい
お、本発明の実施形態5に係るキャップ5は、上述した本発明の実施形態1に係るキャップ1と同様の効果も奏することができる。また、本発明の実施形態5に係るキャップ5においては、上述した本発明の実施形態2〜4に係るキャップ2〜4の構成を適用することもできる
また、本発明の実施形態5に係るキャップ5では、中空部50は貫通孔として形成したが、これに限るものではない。例えば、中空部50を、貫通孔の上下のどちらか一方を塞いだ構成としてもよいし、貫通孔の上下とも塞いだ構成としても構わない。
また、中空部50の位置、大きさ及び数は、上述した位置、大きさ及び数に限定されるものではなく、上記中空部の効果を発揮できるものであれば、いかなる構成であっても構わない。
(実施形態6)
次に、上述した本発明の実施形態1〜5に係るキャップ1〜5を開栓するためのオープナーについて図面を参照して説明する。
11Aは、本発明の実施形態6に係るオープナー200の平面図であり、図11Bは、図11Aに示される当該オープナーの断面図である。なお、図11Bの断面部分は、図11Aに示すF−F’線で切ったときの断面図を示している。
11A及び図11Bに示すように、本発明の実施形態6に係るオープナー200は、略円盤型であり、その内部には、12角ソケットレンチ穴の凸凹部と同じ凸凹部を有する貫通孔201が形成されている。すなわち、貫通孔201は、本発明の実施形態1〜5に係るキャップ1〜5の外周部分と嵌合するように形成されており、貫通孔201の内周形状は、12角ソケットレンチの凸凹部と同型の凸凹部の形状となっている
た、オープナー200の外周形状は、図11Aに示すように、6個の凸部を有する凹凸部202が形成された構成となっている。この凹凸部202は、6個の凸部の最頂部を結ぶ円の直径(外径)が45mm〜65mm程度となるように形成される。これは、一般の水道栓ハンドルと同様の寸法である。なお、このオープナー200の材料としては、例えば、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、PS(ポリスチレン)、PVC(塩化ビニル)またはABS樹脂を用いることができる
述した本発明の実施形態1〜5に係るキャップ1〜5に、本発明の実施形態6に係るオープナー200をスプライン状に噛み合わせて装着する。
12は、本発明の実施形態6に係るオープナー200を本発明の実施形態1に係るキャップ1に装着した状態を示す図である。ここで、オープナー200がキャップ1に装着された状態について説明する。
本発明の実施形態6に係るオープナー200をキャップ1に嵌合すると、オープナー200の自重によってオープナー200がキャップ1を滑落して使いにくい場合がある。この場合、図1Bに示されるように、キャップ1の円筒部下端にオープナー受け部15を設けることにより、キャップ1の外周部の深い位置にオープナー200を嵌合させることができ、オープナー200を安定した状態でその位置を保たせることができる。すなわち、オープナー受け部15は、オープナー200のストッパーとして機能する。
発明の実施形態6に係るオープナー200によれば、人の指によって力が加えられる部分(力点)とキャップに力が作用する部分(作用点)との距離を大きくすることができるので、回転トルクを大きくすることができる。また、キャップの凹凸部とオープナー200の貫通孔201の凸凹部とがスプライン状に噛み合うので、キャップの凹凸部と貫通孔201の凸凹部との間に滑りは生じない。従って、オープナー200を用いることにより、子供、女性、高齢者等の非力な人でも一層容易にキャップを開栓することができる。
なお、オープナー200の外形寸法を、一般の略十字状の水道栓ハンドル並の45mm〜65mm程度の外形寸法とすることが好ましい。これにより、オープナー200の外径をキャップの直径の約2倍前後とすることができ、開栓トルクを倍加することができる。従って、特に、高齢者等の非力な人でも容易にキャップを開栓することができる。これは、高齢者等の非力な人でも素手で水道栓程度は開閉できる場合が多いからである。
また、オープナー200は略円盤型をしており小型軽量であるので、携帯するにも便利であり、また、低コストで製造することもできる。
また、図11Aに示すように、オープナー200の凹凸部202の適当な場所に小孔203を設けてもよい。このように、小孔203を設けて、この小孔203に紐を通すことにより、ペットボトルや台所等の吊り下げ部にオープナー200を吊り下げることができる。
また、オープナー200を容易にキャップ1〜5に装着できるように、キャップ1〜5の凹凸部の凸部の上部に垂直高さで4mm程度のテーパーを形成してもよい。これにより、オープナー200をキャップ1〜5に極めてスムーズに嵌合することができる。しかも、キャップ1〜5の凹凸部を形成するために必要な樹脂量も低減することができる
(実施形態7)
次に、上述した本発明の実施形態6に係るオープナー200とは別の実施形態のオープナーについて図面を参照して説明する。
13は、本発明の実施形態7に係るオープナー300の外観斜視図である。
13に示すように、本発明の実施形態7に係るオープナー300は、帽子型(キャップ型)であり、その上面部301には、12角ソケットレンチ穴の凸凹部と同じ凸凹部を有する貫通孔302が形成されている。すなわち、貫通孔302は、本発明の実施形態1〜5に係るキャップ1〜5の外周部分と嵌合するように形成されており、貫通孔302の内周形状は、12角ソケットレンチ穴の凸凹部と同型の凸凹部の形状となっている。
ここで、12角ソケットレンチ穴の凸凹部と同型の凸凹部とは、貫通孔302の凸凹部が、上記の本発明の実施形態1〜5に係るキャップ1〜5の凹凸部と嵌合するような形態であればよい。嵌合の形態としては、本発明の実施形態1に係るキャップ1で説明した嵌合の形態と同様に考えることができるので、ここではその詳しい説明は省略する。
本発明の実施形態7に係るオープナー300においては、貫通孔302に対応するソケットレンチのソケット穴は、上述の本発明の実施形態1〜5に係るキャップ1〜5に適用されるソケットレンチのソケット穴と同じである。すなわち、JIS規格のB4636−1に規定された呼び寸法が30mmの12角ソケットレンチのソケットを適用した。これにより、本発明の実施形態6に係るオープナー300の貫通孔302は、本発明の実施形態1〜5に係るキャップ1〜5の凹凸部と嵌合する。
また、オープナー300の外周形状は、図13に示すように、6個の凸部303が形成された構成となっている。この凸部303は、下方に向かうに従って突出部分が大きくなるよう形成されている。なお、オープナー300は、一般の水道栓ハンドルと同様の形状及び寸法となっている。なお、このオープナー300の材料としては、例えば、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、PS(ポリスチレン)、PVC(塩化ビニル)またはABS樹脂を用いることができる
、オープナー300は小型軽量であるので、携帯するにも便利であり、また、低コストで製造することもできる。さらに、オープナー300は、帽子型であるので、外出時や旅行時にペットボトルに嵌めて鞄に入れて簡単に携帯することができる。また、オープナー300は、冷蔵庫に保管する際にも脱落したり紛失したりするということがない
(変形例)
以上、本発明の実施形態に係るペットボトル用キャップ及びこれを備えたペットボトル、並びに、ペットボトル用キャップのオープナーについて具体的に説明したが、本発明に係るペットボトル用キャップ等は、上記の実施形態に限るものではない。
また、上記の実施形態1〜7の構成は、それぞれ他の実施形態に適用することもできる。例えば、本発明の実施形態2〜5に係るキャップ2〜5については、本発明の実施形態1に係るキャップ1と同様に、図4及び図5に示すように、ペットボトル本体80のボトル口部81と螺合させてペットボトルを構成することができる。
その他、例えば、以下の変形例も本発明に含まれる。
(変形例1)
上記の実施形態においては、規格化された12角ソケットレンチとしては、JIS規格を用いたが、これに限らない。例えば、ISO(International Organization Standardization)規格を用いることもできる。ISO規格としては、例えば、JISB4636−1に対応するISO規格を用いることができる。具体的には、ISO286−2、ISO/DIS691、ISO1174−1、ISO1711−1、ISO3315、ISO3316を用いることができる。
また、これ以外の規格を用いることもでき、規格化された12角ソケットレンチであればよい。例えば、ウイットウオース規格、インチ規格、インチサイズアメリカ規格等の規格を用いることができる、いずれの規格であっても、統一して合わせることにより、キャップの標準化を図ることができる。
(変形例2)
上記の実施形態においては、キャップベース部11として、市販されているペットボトルに備えられている既存のキャップを用いたが、これに限るものではない。
例えば、既存のキャップと同じ形状のキャップを予め用意しておき、これを利用しても構わない。
さらには、キャップベース部11そのものを用いなくてもよい。この場合、キャップベース部11に相当する部分と凹凸部12とを同じ製造工程において同時に射出成形することにより一体の部品として作製する。これにより、キャップベース部11と凹凸部12とが一体に成形された成形品としてキャップを構成することができる。
(変形例3)
上記の実施形態2に係るキャップ2では、凹凸部22をキャップの側部上方のみに形成し、また、上記の実施形態3に係るキャップ3では、凹凸部32をキャップの側部下方のみに形成したが、これに限るものではない。
すなわち、キャップの高さ方向における一部分にのみ形成されていればよく、例えば、凹凸部をキャップの側部の中央部にのみ形成したものであっても構わない。
なお、少なくとも凹凸部の下方にキャップベース部を露出するような構成とすることにより、凹凸部を掴んだときに、指を凹凸部の裏面にまで引っ掛けることができるので、容易にキャップを開栓又は閉栓することができる。
(変形例4)
上記の実施形態においては、本発明の実施形態1〜5に係るキャップ1〜5及びこれを備えたペットボトルと、本発明の実施形態6、7に係るオープナー200、300とについては、キャップとオープナーとは別々の構成として説明したが、一体の構成として利用することもできる。
すなわち、本発明の実施形態6、7に係るオープナー200、300を本発明の実施形態1〜5に係るキャップ1〜5又はこれらを備えたペットボトルに装着した状態として、オープナー付きキャップ又はオープナー付きペットボトルとすることもできる。
これにより、オープナー付きキャップ又はオープナー付きペットボトルとして販売等の実施をすることができる。但し、オープナーはペットボトルの全数に付けて販売する必要はなく、上記の実施形態のように別体として別売してもよいし、オープナーの普及に従ってオープナー付きペットボトルの販売を減らしていけばよい。なお、上述したキャップ又はオープナーは、他のペットボトルにも転用することができるので、オープナーにメーカー名又はロゴを印刷することにより、他社製のペットボトルを使用する者へのPR(Public Relations)にもなる。なお、キャップ天面への印刷は従来通り可能である。このようなオープナーの形態は、従来のビール等飲料メーカーが販促用に配布していた栓抜きに匹敵するものである。
(変形例5)
上記の本発明の実施形態1〜5に係るキャップ1〜5において、歯車型の凹凸部又はキャップ全体を、金色、銀色又はブロンズ色等の金属色とすることが好ましい。
金属色のキャップ及びこれを備えたペットボトルは、金属製ギヤを想起させるので、ペットボトルの購入者又は利用者に対して、より機械的機能美を感受させることができる。このように、金属色のキャップ及びこれを備えたペットボトルは、機械的機能美をより一層発揮するので、陳列棚において引き立たせることができる。
特に、図9A及び図Bに示す本発明の実施形態4に係るキャップ4の凹凸部42は平歯車型であるので、本発明の実施形態4に係るキャップ4を金属色とすることの上記効果は大きい。
(変形例6)
上記の本発明の実施形態1〜5において、ペットボトル本体に、炭酸飲料、発泡酒またはビール等の発泡系飲料を入れても構わない。
従来、ペットボトルの再開栓時の難渋を予想して、飲み残しの飲料が入ったペットボトルにはキャップをきつく締めない者もいた。このため、発泡系飲料が入ったペットボトルの場合、ペットボトル内のガス(気)が抜けてしまうという問題があった。しかし、本発明に係るキャップによってキャップの開栓を容易に行うことができるので、飲み残しの発泡系飲料が入ったペットボトルであっても、キャップをきつく締めることができる。従って、ペットボトル内のガスが抜けるという問題はなくなる。
本発明に係るキャップ及びペットボトルは、非力な人でも容易にキャップを開栓又は閉栓することができる様々なペットボトルに有用である。また、本発明に係るオープナーは、上記のキャップの開栓又は閉栓に好適である。
1、1’、1”、2、3、4、5 キャップ(ペットボトル用キャップ
11 キャップベース部
12、12’、12”、22、32、42 凹凸部
12a、12’a、22a、32a、42a 凸部
12b、12’b、22b、32b、42b 凹部
13 螺子部
14 キャップ天面部
15 オープナー受け部
42a1 平坦部
50 中空部
80 ペットボトル本体
81 ボトル口部
82 螺子部
83 嵌合溝
90 固定リング
91 係合ブリッジ
100 ペットボトル
200、300 オープナー
201、302 貫通孔
202 凹凸部
203 小孔
301 上面部
303 凸部

Claims (12)

  1. ペットボトル本体のボトル口部に螺合されるペットボトル用キャップであって、
    前記ペットボトル用キャップの外周形状は、12個の凹部と12個の凸部とが交互に配置された凹凸部で構成されており、
    前記ペットボトル用キャップの前記凹凸部は、規格化された12角ソケットレンチのソケット穴の内周形状である凸凹部と嵌合する
    ペットボトル用キャップ。
  2. 前記ペットボトル用キャップの前記凸部の最頂部同士を結ぶ円をキャップ歯先円とするとともに前記凹部の最底部同士を結ぶ円をキャップ歯底円とし、
    前記12角ソケットレンチの前記凸部の最頂部同士を結ぶ円をレンチ穴歯先円とするとともに前記凹部の最底部同士を結ぶ円をレンチ穴歯底円としたときに、
    前記キャップ歯底円の直径≦前記レンチ穴歯先円の直径<前記キャップ歯先円の直径≦前記レンチ穴歯底円の直径、である
    請求項1に記載のペットボトル用キャップ。
  3. 前記ペットボトル用キャップの前記凹凸部の前記凹部における底部の形状は略円弧である
    請求項1又は請求項2に記載のペットボトル用キャップ。
  4. 前記凹凸部が、前記ペットボトル用キャップの高さ方向における一部分にのみ形成される
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のペットボトル用キャップ。
  5. 前記凹凸部が、前記ペットボトル用キャップの側部上方のみに形成されるとともに、前記ペットボトル用キャップの側部の全周囲に形成される
    請求項4に記載のペットボトル用キャップ。
  6. 前記凹凸部が、前記ペットボトル用キャップの側部下方のみに形成されるとともに、前記ペットボトル用キャップの側部の全周囲に形成される
    請求項4に記載のペットボトル用キャップ。
  7. 前記凹凸部の凸部に平坦部が形成され、当該平坦部の両端部が角を有する
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のペットボトル用キャップ。
  8. 前記凹凸部の前記凸部に、直径が1.2mm〜1.8mmの貫通孔が形成される
    請求項1〜7のいずれか1項に記載のペットボトル用キャップ。
  9. 前記12角ソケットレンチの規格はJISであり、当該JISの規格番号がB4636−1である
    請求項1〜8のいずれか1項に記載のペットボトル用キャップ。
  10. 前記12角ソケットレンチの呼び寸法が30mmである
    請求項9に記載のペットボトル用キャップ。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載のペットボトル用キャップと、
    前記ペットボトル用キャップと螺合されるボトル口部とを有するペットボトル本体とを備える
    ペットボトル。
  12. 請求項1〜10のいずれか1項に記載のペットボトル用キャップを開栓するためのペットボトル用キャップのオープナーであって、
    規格化された12角ソケットレンチのソケット穴と同型の貫通孔を備える
    ペットボトル用キャップのオープナー。
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