JP2003226343A - キャップ - Google Patents

キャップ

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JP2003226343A
JP2003226343A JP2002023810A JP2002023810A JP2003226343A JP 2003226343 A JP2003226343 A JP 2003226343A JP 2002023810 A JP2002023810 A JP 2002023810A JP 2002023810 A JP2002023810 A JP 2002023810A JP 2003226343 A JP2003226343 A JP 2003226343A
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Toshiro Mochizuki
俊郎 望月
Masanori Mochizuki
真紀 望月
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D41/00Caps, e.g. crown caps or crown seals, i.e. members having parts arranged for engagement with the external periphery of a neck or wall defining a pouring opening or discharge aperture; Protective cap-like covers for closure members, e.g. decorative covers of metal foil or paper
    • B65D41/02Caps or cap-like covers without lines of weakness, tearing strips, tags, or like opening or removal devices
    • B65D41/04Threaded or like caps or cap-like covers secured by rotation
    • B65D41/0485Threaded or like caps or cap-like covers secured by rotation with means specially adapted for facilitating the operation of opening or closing

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器本体の開口部を閉止するキャップにおい
て、キャップの開閉時の力を低減する。 【解決手段】 容器本体1の開口部2の外周面に雄螺旋
部を設け、この容器本体1の開口部2に螺合閉止するキ
ャップ20のキャップ本体21の内周部に前記雄螺旋部
に螺合する雌螺旋部を設け、キャップ本体21の外周面
に凹凸22を形成すると共に、開閉力低減手段として水
平方向に突出する1個または複数個の突出部23を設け
た。 【効果】 前記突出部23に指を引掛けて、キャップ2
0を周方向に回動させることによって、キャップ20に
作用する回動力の作用点の半径寸法を大きくすることに
より、梃子の原理で、キャップ20に従来よりも大きな
回動力を作用させることができ、換言すれば、従来より
も小さい力でキャップ20を開閉することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タブレット状、
液体状、粉体状または顆粒状などの各種の形態の食品、
薬品、飲料などを収容する壜やボトルなどの開口部を閉
止するキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】液体状、粉体状、顆粒状またはタブレッ
ト状などの各種の形態の飲料、食品、薬品などを収容す
る壜やボトルなどの容器の開口部は、保管中や輸送中に
内容物がこぼれないようにすると共に、使用者が内容物
を適宜使用できるように、また、内容物の一部を使用ま
たは消費した場合に、残りの収容物が漏れたり、変質し
たりしないように、キャップで閉止するようにしてい
る。
【0003】図10は、そのような開口部2の外周部に
キャップを螺合するための雄螺旋部3を設けた容器本体
1と、容器本体1の開口部2を閉止するためのキャップ
4との分解斜視図を示している。キャップ4の外周面に
は、キャップ4の開閉時に指の滑り止めになる縦方向の
細かい凹凸5が形成されている。ジュースなどの容器本
体1は、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)などで形成されており、キャップ4は、例えばプラ
スチックや金属などから形成されている。
【0004】図11は前記開口部2とキャップ4との螺
合状態を示す拡大断面図である。キャップ4の内周部に
は前記開口部2の外周面に形成された雄螺旋部3と螺合
する雌螺旋部6が形成されている。特に、ジュースなど
の容器では、図示するように、容器本体1の開口部2の
外周部における下方位置の周方向に、キャップ4の下方
部が嵌合する溝部7を設けると共に、キャップ4の下方
部に前記溝部7に嵌り合う多数のフィン部8およびこの
フィン部8の上方位置に周方向に断続的に適当間隔で機
械強度の弱部となる連結部9を設けてある。
【0005】そして、前記フィン部8を変形させて前記
容器本体1の溝部7に嵌め込み、一旦変形したフィン部
8が溝7内で元の形状に復元することによって、キャッ
プ4を開口部2に係止して、キャップ4が輸送中の振動
などに不用意に脱落しないようにしている。
【0006】また、開封時に、キャップ4を強く捻るこ
とによって、機械強度の弱部である前記連結部9を捻り
切って、キャップ4を開けるようにしている。なお、キ
ャップ4の内頂部には、開口部2とキャップ4とを密閉
するためのパッキング10が配置されており、このパッ
キング10は、外周面に多数のフィン部12を有する保
持部材11によって、キャップ4の内頂部に保持されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に、指の回動力によって連結部9を捻り切る構造のキャ
ップ4では、指の力が低下している高齢者や、病気や怪
我のために一時的に指の力が低下している人にとって
は、前記連結部9からキャップ4を引き千切ることが困
難な場合がある。また、キャップ4を開封して、容器本
体1内の収容物を一部使用した場合には、キャップ4を
確実に閉止できないために、内容物が漏出したり、空気
が浸入して内容物が酸化して変質したり、あるいは、炭
酸系の飲料の場合は発泡成分である炭酸ガスが漏洩して
しまって飲用時の爽快感が失われたりすることがあると
いう問題点があった。
【0008】したがって、本発明の主たる目的は、容器
本体の開口部を閉止するキャップにおいて、上記の開閉
困難な問題点を解決し、小さい力で開閉が容易に行なえ
るキャップを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
されたキャップは、上記課題を解決するために、容器本
体の開口部を閉止するキャップにおいて、キャップ本体
に、キャップの開閉に要する力を低減する開閉力低減手
段を設けたことを特徴とするものである。
【0010】ここで、上記の「キャップの開閉時の力を
低減する開閉力低減手段」とは、梃子の原理などでキャ
ップの開閉に要する力を低減できるものであれば、その
設ける位置、構造、材質、形状などは問わないものであ
り、また、その色や模様なども、容器本体内の収容物に
応じたり、その収容物の利用者や購入者の年齢層などに
応じたりして、任意に設定できる。
【0011】このようなキャップによれば、開閉力低減
手段を利用して、小さい力で容易にキャップを開封する
ことができる。また、容器本体内の内容物を一部使用し
た場合は、前記開閉力低減手段を利用して、小さい力で
容易にキャップを確実に閉止することができ、内容物の
漏洩や変質を防止することができる。
【0012】本発明の請求項2に記載されたキャップ
は、前記開閉力低減手段が、キャップ本体の外周部に突
設されている突出部であることを特徴とするものであ
る。
【0013】ここで、キャップ本体の外周部に形成する
開閉力低減手段としての突出部は、周縁部の1箇所だけ
に突設した非対称形状のものでもよいし、周縁部の等間
隔位置の複数箇所に対称形状に突設したものでもよい。
【0014】このようなキャップによれば、開閉力低減
手段である突出部に指を掛けることによって、キャップ
にその周方向に沿った回動力を付与し易い。しかも、キ
ャップが容器本体よりも小さいことに基づいて、外周部
に突出部を設けても、キャップの外形寸法を容器本体の
外形寸法よりも小さく設定することができ、容器全体の
外形寸法が大型化することがないため、包装容器が大型
化することがなく、輸送費や倉庫代が嵩むこともない。
【0015】本発明の請求項3に記載されたキャップ
は、前記開閉力低減手段が、キャップ本体の頂部に突設
されている突出部であることを特徴とするものである。
ここで、キャップ本体の頂部に形成する突出部は、例え
ば、単純な半円形状、四角形状、バタフライ状その他の
動物形状、花形状など任意の形状のものでもよいし、水
平方向に延びる棒状のものでもよい。
【0016】このようなキャップによれば、キャップ本
体の頂部に突設された開閉力低減手段である突出部を利
用して、容易にキャップを開閉することができる。
【0017】本発明の請求項4に記載されたキャップ
は、前記開閉力低減手段が、キャップ本体の頂部に開閉
自在に設けられていることを特徴とするものである。こ
こで、キャップ本体の頂部に設けられる開閉自在の開閉
力低減手段は、キャップ本体と一体に形成してもよい
し、別体に形成したものをヒンジ機構によってキャップ
本体に開閉自在に組み合せてもよい。
【0018】このようなキャップによれば、常時はキャ
ップ本体の頂部の開閉力低減手段を閉じておき、キャッ
プの開閉時に開閉力低減手段を開いて突設させることが
できるため、製造工程や輸送工程では頂部を閉じて開閉
力低減手段を突設させることなく、製造設備や包装容器
を小型化することができると共に、キャップの開閉時は
開閉力低減手段を開いて突出部とさせることによって、
小さい力でキャップを開閉することができる。
【0019】本発明の請求項5に記載されたキャップ
は、開閉力低減手段が、キャップ本体と一体に形成され
ていることを特徴とするものである。
【0020】このようなキャップによれば、キャップと
開閉力低減手段とを樹脂成形や金属鋳込み成形などによ
って同時に形成できるので、開閉力低減手段を形成する
ための手間がかからず、原価低減が可能である。
【0021】本発明の請求項6に記載されたキャップ
は、前記開閉力低減手段が、他の開閉補助手段を係止す
る開閉補助手段の係止部を有することを特徴とするもの
である。
【0022】このようなキャップによれば、キャップ自
体に設けた開閉力低減手段が小さい形状のものであって
も、開閉力低減手段の係止部に丸棒状や角棒状やレンチ
などの開閉補助手段を係止することによって、大きな回
動力を得ることができる。そのため、開閉力低減手段を
小さくでき、この開閉力低減手段をキャップ本体の頂部
に形成する場合は、キャップの高さ寸法を小さくでき
る。また、この開閉力低減手段を形成するための成形型
を小型化することができ、型代を低減できるだけでな
く、開閉力低減手段の材料使用量を低減することがで
き、材料費を節減することができる。
【0023】本発明の請求項7に記載されたキャップ
は、前記開閉力低減手段が、キャップ本体に形成された
スライド溝にスライド自在に設けられていることを特徴
とするものである。
【0024】このようなキャップによれば、常時は、開
閉力低減手段をスライド溝内に閉じておき、キャップの
開閉時には、開閉力低減手段をスライド溝に沿って引き
出して、キャップ本体の外周面から突出させて突出部と
して利用することによって、キャップ本体の外周面に一
体に形成した突出部と同様に、指を掛けてキャップの回
動力を大きくすることができ、換言すれば、小さい力で
キャップを開閉することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明のキャップの各種実
施形態について、図面を参照して説明する。
【0026】図1は本発明の第1実施形態のキャップ2
0を容器本体1の一部と共に示した斜視図で、1はPE
T製の容器本体、2は開口部で、開口部2の外周面に
は、図には現われていないが、雄螺旋部3が形成されて
いる。これらは図10、図11に示す従来のものと同様
である。本第1実施形態のキャップ20は、キャップ本
体21の外周面に縦方向の凹凸22が形成されると共
に、周面部の1箇所に、このキャップ本体21と一体に
開閉力低減手段として半径方向に突出する突出部23を
設けたものである。この突出部23は、図11で説明し
た連結部9よりも上の位置に形成する。なお、キャップ
20の上記以外の構造は、例えば、図11に示すものと
同様でよいため、その説明を省略する。この点は、以下
の各実施形態においても同様であり、そのための説明は
一々しない。
【0027】このようなキャップ20によれば、突出部
23に親指または人差し指、中指などを引掛けてキャッ
プ20を回動することができることによって、キャップ
20を回動する作用点の半径寸法が実質的に増大して、
キャップ本体21のみからなる従来のキャップに比較し
て、梃子の原理でキャップ20に作用する回動力を大き
くすることができる。換言すれば、従来よりも小さい力
でキャップ20を回動させることができるようになる。
したがって、キャップ20を容易に開封することができ
ることは勿論、キャップ20を容易かつ確実に閉止する
ことができ、内容物の漏出や変質を防止することができ
る。
【0028】また、開閉力低減手段である突出部23
を、キャップ本体21と一体に形成することによって、
キャップ本体21とは別個に製作した開閉力低減手段を
キャップ本体21に接着またはねじ込みなどによって取
り付ける場合に比較して、製造が容易であり、原価低減
ができる。
【0029】また、上記の突出部23は、キャップ本体
21の外周面から水平方向に突出するが、突出部23の
外形寸法D1は、容器本体1の外形寸法D0よりも小さく収
められると共に、全体の高さ寸法が増大しないので、こ
の突出部23の存在によって、包装容器を大型化する必
要がない。したがって、輸送費も増大しない。
【0030】図2は本発明の第2実施形態におけるキャ
ップ30の斜視図を示す。このキャップ30は、キャッ
プ本体31の外周面に縦方向の凹凸32が形成されると
共に、その外周面の複数箇所(図示例は4箇所)に、円
周方向等間隔かつ対称形状に、このキャップ本体31と
一体に開閉力低減手段として、半径方向に突出する突出
部33を設けたものである。
【0031】このようなキャップ30によれば、複数個
の突出部32に例えば親指および人差し指、中指など他
の指を引掛けてキャップ30を回動することができるこ
とによって、前述の図1の1箇所だけに突出部23を設
けたキャップ20に比較して、より大きな力を作用させ
ることができ、換言すればより小さい力でキャップ30
を容易かつ確実に開閉することができる。
【0032】なお、上記の突出部33の外形寸法D2は、
図1のキャップ20における突出部23の外形寸法D1よ
りは大きくなるが、容器本体1の外形寸法D0(図1参
照)よりも小さく収められると共に、全体の高さ寸法が
増大しないので、この突出部33の存在によって、包装
容器を大型化する必要がなけ、輸送費も増大しない。
【0033】図3は本発明の第3実施形態におけるキャ
ップ40の斜視図を示す。このキャップ40は、キャッ
プ本体41の外周面に凹凸42を形成すると共に、キャ
ップ本体41の頂部に、開閉力低減手段として、例え
ば、バタフライ状の突出部43を一体に形成したもので
ある。このようなキャップ40によれば、バタフライ状
の突出部43を親指と人差し指、中指などで挟んでキャ
ップ40を回動させることができるので、前述の第1,
第2実施形態と同様に、小さい力でキャップ40を開閉
することができる。
【0034】なお、このバタフライ状の突出部43に代
えて、半円形状、四角形状などの突出部、あるいは、水
平方向に延びる棒状の突出部を形成してもよい。また、
この突出部43の形状を花や動物などの形状にすること
によって、意匠的な効果を得ることもできる。
【0035】図4は本発明の第4実施形態におけるキャ
ップ50の開閉力低減手段を開いた状態の斜視図を示
す。このキャップ50は、キャップ本体51の外周面に
凹凸52を形成すると共に、キャップ本体51の頂部に
開閉自在の開閉力低減手段としての突出部53を一体に
形成したものである。なお、このようなキャップ50に
おいては、突出部53の下方に遮蔽板部を設けて、突出
部53を開いたときに形成される開口を介して、内容物
が漏れたり変質したりしないようにする。
【0036】この突出部53は、常時は閉じておき、キ
ャップ50の開閉時に、図示するように開いて突出させ
ることによって、キャップ本体51の外周面の凹凸52
と共に、この突出部53に指を添えてキャップ50を回
動させることができ、従来よりも小さい力でキャップ5
0を開閉することができる。また、常時は突出部53を
閉じておくことにより、高さ寸法が大きくなることが防
止でき、包装容器の小型化が可能で、包装容器代が節減
できるのみならず、輸送時の荷姿を小型化することがで
き、輸送費の低減も可能になる。
【0037】図5は本発明の第5実施形態におけるキャ
ップ60の斜視図を示す。このキャップ60は、キャッ
プ本体61の外周面に凹凸62を形成すると共に、キャ
ップ本体61の頂部に、ドーム状などの突出部63を一
体に形成し、この突出部63に他の棒状などの開閉補助
手段を係止できる係止部の一例として、断面が円形の貫
通孔64を設けたものである。
【0038】このようなキャップ60によれば、突出部
63の貫通孔64に、丸棒状の箸などの開閉補助手段6
5を挿入係止して、この開閉補助手段65を回動させる
ことによって、キャップ60に前記第1、第2、第3、
第4実施形態のキャップ20、30、40、50よりも
格段に大きな回動力を作用させることができる。また、
突出部63の大きさおよび高さ寸法を小さくでき、しか
も、係止部である貫通孔64によって、突出部63の材
料使用量を低減することができ、材料費を節減すること
ができる。
【0039】また、この貫通孔64をキャップ60の開
閉動作以外に利用することもできる。例えば、夏季に内
部にジュースやワインなどを収容した容器本体1に本キ
ャップ60を閉止して、その貫通孔64にゴム紐などを
通して、容器本体1を氷水内に浸漬して、ゴムの弾性力
を利用して、容器本体1を回転および反転させることに
よって、単に氷水内に容器本体1を浸漬する場合より
も、急速に、すなわち短時間で、ジュースやワインなど
の内容物を冷却することができる。
【0040】図6は本発明の第6実施形態におけるキャ
ップ70の斜視図を示す。このキャップ70は、キャッ
プ本体71の外周面に凹凸72を形成すると共に、キャ
ップ本体71の頂部に突出部73を形成し、この突出部
73に、他の角棒状などの開閉補助手段を係止できる係
止部の一例として、角溝状の凹部74を形成したもので
ある。
【0041】このようなキャップ70によれば、その凹
部74に角棒状などの開閉補助手段75を挿入係止し
て、この開閉補助手段75を回動させることによって、
キャップ70に前記第1〜第4実施形態のキャップ20
〜50よりも格段に大きな回動力を作用させることがで
きる。しかも、図5に示す貫通孔64を有する突出部6
3に比較して、突出部73の高さ寸法を小さくできるの
で、材料費を節減できるのみならず、包装容器の小型化
ができ、包装容器代を節減することができるし、輸送時
の荷姿を小型化することができ、輸送費を低減すること
ができる。なお、係止部となる凹部74を角溝状とした
ことにより、円弧溝状の凹部の場合よりも凹部74に挿
入した開閉補助手段75が、回動動作時に凹部74から
外れ難いという利点がある。
【0042】図7は本発明における第7実施形態のキャ
ップ80を示す斜視図である。このキャップ80は、キ
ャップ本体81の外周面に凹凸82を形成すると共に、
キャップ本体81の頂部に、開閉力低減手段として、例
えば、扁平な6角柱形状の突出部83を形成したもので
ある。
【0043】このようなキャップ80によれば、キャッ
プ本体81の頂部に形成した突出部83に、その突出部
83の形状に適合する孔85を有する開閉補助手段であ
るレンチ84の孔85を嵌合して、レンチ84を回動さ
せることによって、大きな回動力を得ることができる。
このような突出部83は、前記第3,第5,第6実施形
態のキャップ40,60,70の突出部43,63,7
3よりも高さ寸法を格段に小さくすることができ、容器
の小型化が可能で、材料費の節減、包装容器の小型化、
輸送費の低減が可能になる。
【0044】図8(A)は本発明における第8実施形態
のキャップ90の開閉力低減手段を閉じた状態の斜視図
を示し、図8(B)は開閉力低減手段を引出した状態の
斜視図を示す。このキャップ90は、キャップ本体91
の外周面に凹凸92を形成すると共に、キャップ本体9
1の頂部にスライド溝94を設けて、このスライド溝9
4に開閉力低減手段93をスライド自在に設けたもので
ある。なお、このようなキャップ90においては、開閉
力低減手段93の下方に遮蔽板部を設けて、開閉力低減
手段93を引き出したときに形成される開口を介して、
内容物が漏れたり変質したりしないようにする。
【0045】このようなキャップ90によれば、常時は
開閉力低減手段93を、図8(A)に示すように、スラ
イド溝94に差し込んで閉じた状態にしておき、キャッ
プ90の開閉時には、図8(B)に示すように、開閉力
低減手段93をスライド溝94に沿ってスライドさせ
て、キャップ本体91の外周面から突出させて突出部9
3とすることによって、この突出した突出部93に親指
または人差し指などを引掛けて、容易にキャップ90を
開閉することができる。しかも、このようなキャップ9
0は、常時は、従来のキャップと外観形状が同様で突出
部分がないため、包装容器などを変更しなくてもよいと
いう利点がある。
【0046】図9(A)は、本発明の第9実施形態にお
けるキャップ100の斜視図で、図9(B)は開閉力低
減手段の平面図、図9(C)は開閉力低減手段を開いた
状態の斜視図である。このキャップ100は、キャップ
本体101の外周面に凹凸102を形成すると共に、キ
ャップ本体101の頂部に、キャップ本体101とは別
体に形成した開閉力低減手段103を、その両側に設け
た突起部103a,103aをキャップ本体側の凹部
(図では見えない)に挿入することによって、回動自在
に取り付けたものである。
【0047】したがって、このキャップ100は、常時
は、図9(A)に示すように、開閉力低減手段103を
閉じておき、キャップ100の開閉時は、図9(C)に
示すように、開閉力低減手段103を開いて突出部10
3として、この突出部103に指を引掛けることによっ
て、小さい力でキャップ100を開閉することができ
る。この場合も、開閉力低減手段103を閉じた状態で
は、従来のキャップと外観形状が同様であるため、包装
容器などを変更しなくてもよいという利点がある。ま
た、図4に示す第4実施形態のキャップ50に比較し
て、開閉力低減手段である突出部103の厚さ寸法を大
きくすることができる利点がある。
【0048】なお、本発明は上記実施形態に示したもの
に限定されるものではなく、本発明の精神を逸脱しない
範囲内において、各種の変形が可能であることは勿論で
ある。
【0049】
【発明の効果】本発明は、以上のように、容器本体の開
口部を閉止するキャップにおいて、キャップ本体に、キ
ャップの開閉に要する力を低減する開閉力低減手段を設
けたことを特徴とするものであるから、開閉力低減手段
を利用して、キャップを容易に開封することができると
共に、容器本体内の内容物を一部使用した場合は、キャ
ップを容易かつ確実に閉止して、内容物の漏洩や変質を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるキャップを容器
本体に螺合した状態の要部斜視図である。
【図2】本発明の第2実施形態におけるキャップの斜視
図である。
【図3】本発明の第3実施形態におけるキャップの斜視
図である。
【図4】本発明の第4実施形態におけるキャップの開閉
力低減手段を開いた状態の斜視図である。
【図5】本発明の第5実施形態におけるキャップと開閉
補助手段の斜視図である。
【図6】本発明の第6実施形態におけるキャップと開閉
補助手段の斜視図である。
【図7】本発明の第7実施形態におけるキャップと開閉
補助手段の斜視図である。
【図8】(A)は本発明の第8実施形態におけるキャッ
プの開閉力低減手段を閉じた状態の斜視図、(B)は
(A)のキャップの開閉力低減手段を引出した状態の斜
視図である。
【図9】(A)は本発明の第9実施形態におけるキャッ
プの開閉力低減手段を閉じた状態の斜視図、(B)は
(A)のキャップの開閉力低減手段の平面図、(C)は
(A)のキャップの開閉力低減手段を開いた状態の斜視
図である。
【図10】キャップと容器本体との分解斜視図である。
【図11】キャップを容器本体の開口部に螺合した状態
の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 開口部 3 雄螺旋部 7 溝部 8,12 フィン部 9 連結部 10 パッキング 11 保持部材 20,30,40,50,60,70,80,90,1
00 キャップ 21,31,41,51,61,71,81,91,1
01 キャップ本体 22,32,42,52,62,72,82,92,1
02 凹凸 23,33,43,53,63,73,83,93,1
03 開閉力低減手段(突出部) 64 開閉補助手段の係止部(貫通孔) 65 開閉補助手段(丸棒) 74 開閉補助手段の係止部(凹部) 75 開閉補助手段(角棒) 84 開閉補助手段(レンチ) 85 孔 94 スライド溝
フロントページの続き (71)出願人 502038738 望月 洋輔 兵庫県芦屋市浜町9番21号102 (71)出願人 502038749 望月 麗 兵庫県芦屋市浜町9番21号102 (72)発明者 望月 俊郎 兵庫県芦屋市浜町9番21号102 (72)発明者 望月 真紀 兵庫県芦屋市浜町9番21号102 Fターム(参考) 3E084 AA04 AA12 AA24 BA01 CA01 CC01 CC03 DA01 DB06 DB12 DC01 DC03 FA09 FB01 GA04 GB04 GB08 HA02 HB03 HD01 HD03 JA20 LA01 LB02 LB07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体の開口部を閉止するキャップに
    おいて、キャップ本体に、キャップの開閉に要する力を
    低減する開閉力低減手段を設けたことを特徴とするキャ
    ップ。
  2. 【請求項2】 前記開閉力低減手段が、キャップ本体の
    外周部に突設されている突出部であることを特徴とする
    請求項1に記載のキャップ。
  3. 【請求項3】 前記開閉力低減手段が、キャップ本体の
    頂部に突設されている突出部であることを特徴とする請
    求項1に記載のキャップ。
  4. 【請求項4】 前記開閉力低減手段が、キャップ本体の
    頂部に開閉自在に設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載のキャップ。
  5. 【請求項5】 前記開閉力低減手段が、キャップ本体と
    一体に形成されていることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載のキャップ。
  6. 【請求項6】 前記開閉力低減手段が、他の開閉補助手
    段を係止する開閉補助手段の係止部を有することを特徴
    とする請求項1に記載のキャップ。
  7. 【請求項7】 前記開閉力低減手段が、キャップ本体の
    頂部に形成されたスライド溝にスライド自在に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
JP2002023810A 2002-01-31 2002-01-31 キャップ Withdrawn JP2003226343A (ja)

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