JP4404342B2 - スロットマシン - Google Patents

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本発明は、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律第2条第1項第7号のぱちんこ屋での営業に供され、俗にパチスロ(パチンコ型スロットマシンの略称)と呼ばれる回胴式遊技機、これを同第2条第1項第8号の店舗等での営業や個人向けに転用したスロットマシンに関する。特に、クレジット機能付きの所謂3枚掛け専用機に関する。
この種のスロットマシンは、特許文献1記載のように、一回の一般遊技に掛ける3枚の掛けメダルを超えた分のメダルを50枚を上限として予め機械内部に貯留しておくクレジット手段を備え、ベットスイッチの操作によりクレジット手段に貯留したメダルから掛けメダルを引落として遊技が行えるようにしている。現在市場投入されているほぼ全機種はこのクレジット手段を具備し、メダル投入口からその都度掛けメダルを手入れする煩わしさを回避できるようにしている。
特開平5−76635号公報
また、昭和60年国家公安委員会規則第4号の所謂遊技機規則第6条別表第5(1)ロ(ニ)の出玉率の規制「55%以上120%以下」の範囲内で、遊技者に最も有利で高頻度で選ばれる3枚掛け遊技についての出玉に幅を持たせると共に、抽選処理及び停止制御処理に要するプログラムを重点部分を中心に効率的に構築するため、JACゲーム(ジャックゲーム)と称する役物遊技以外の一般遊技について、掛けメダル数を3枚に限定する3枚掛け専用機が開発され、市場に投入されている。例えば、非特許文献1中、機種「デルソル2」の紹介記事第36頁枠下に「デルソル2は「3枚掛け専用機」である。したがって、通常時に1〜2枚掛けの状態でレバーを叩いてもリールは回らない(ただし、JACゲーム中は従来通りの1枚掛け消化となる)。1枚掛けでクールに揃えたくても3枚入れないと、リールはびくともしないぞ」と記載されている。
株式会社白夜書房発行パチスロ必勝ガイド2000年9月号
3枚掛け専用機は、開発側の利点に加え、ベットミス等により意図しない1枚掛けや2枚掛けの誤選択を回避し、最も有利な3枚掛け遊技を恒常的に選べる遊技者側の利点もあるが、最後にメダルが1枚又は2枚残った場合に当該機械で使い切ることができない。このため、そのままクレジットに1枚又は2枚の貯留メダルを残したままか、機械を1枚掛け又は2枚掛けの状態にして撤退せざるを得なくなる。清算して1枚又は2枚のメダルを手にしても、好きでもない同店内の1〜3枚掛け機で消化するのも面倒だし、メダルの不正持ち込みを疑われて憚られ、結局、受皿に残すか持ち帰るかしかなくなる。敗北の憂き目に、貸メダル1枚分の20円か2枚分の40円を捨てる思いや、小銭入れにメダルが混ざる煩わしさ等が加わる。店側としても、メダルが持ち帰えられる余地を作ることは、逆に、他店のメダルが当店に持ち込まれる余地を作り、迷惑する恐れがある。
本発明では、3枚掛け専用機の利点を生かしつつ、最後に残った1枚又は2枚のメダルをその機械で使い切らせることができるスロットマシンを提供することを課題とする。
請求項1記載の発明は、掛けメダルを投入するメダル投入口2と、前記メダル投入口2から投入された3枚の掛けメダルを超えるメダルを貯留するクレジット手段と、前記クレジット手段の貯留メダルから掛けメダルを引落とすベットスイッチ3と、掛けメダルを3枚に限定して一般遊技を許可する掛数限定手段を含むスロットマシンを前提とする。即ち、クレジット機能付き3枚掛け専用機が前提である。
そして、図4に例示するように、前記クレジット手段から掛けメダルを3枚引落として3枚掛けにより前記一般遊技をした後、前記クレジット手段の貯留メダルの残数が3未満の端数となったとき、端数フラグをセットする手段(ステップS8)と、
前記端数フラグがセットされているとき、端数となった前記クレジット手段の貯留メダルから1枚引落として掛けメダルとし、1枚掛けにより前記一般遊技を許可する1枚掛け遊技許可手段(図4の二点鎖線で囲むR1中、特にステップS15)と、
前記1枚掛け遊技許可手段の許可により1枚掛けにより前記一般遊技をした後、前記クレジット手段の貯留メダルの残数が零になるか又は入賞によるメダルの払出しがある場合、前記端数フラグをリセットする手段(ステップS18)と、
前記端数フラグがセットされているときに、前記メダル投入口2から掛けメダルの追加投入がある場合、前記端数フラグをリセットする手段(ステップS19)とを設けた。
請求項2記載の発明は、最後の最後まで逆転を期待できると共に、所謂ボーナスを1枚掛けでクールに揃える余地を残すため、請求項1における1枚掛け遊技許可手段R1による1枚掛け遊技は、少なくとも、前遊技から持ち越され当該遊技で成立が許された内部当選役の成立を許容する仕様にした。役物連続作動装置を構成するレギュラーボーナス(以下RBという)又は役物連続作動増加装置を構成するビッグボーナス(以下BBという)の内部当選中に、これらRB又はBBの成立余地を認めるものである。所謂ストック機については、ストックしたRB又はBBの内部当選フラグの放出状況下、RB又はBBの成立余地を認めるものである。
請求項3記載の発明は、遊技に供するメダル数を貯留するクレジット手段と、前記クレジット手段の貯留メダルから掛けメダルを引落とすベットスイッチ3と、掛けメダルを3枚に限定して一般遊技を許可する掛数限定手段を含むスロットマシンを前提とする。ここに、遊技に供するメダル数を貯留するクレジット手段は、現行の3枚の掛けメダルを超えるメダルを貯留するものの他、例えばCR(カードリーダー)仕様のパチスロのように、遊技開始時に別途設ける貸メダルボタンの操作等によりカード残度数から所定枚数分のメダルを先ずクレジットアップし、第1ゲーム目からベットスイッチにより掛けメダルを引落とす仕様のもの等も含む。
そして、図5に例示するように、前記クレジット手段から掛けメダルを3枚引落として3枚掛けにより前記一般遊技をした後、前記クレジット手段の貯留メダルの残数が3未満の端数となったとき、端数フラグをセットする手段(ステップS8)と、
前記端数フラグがセットされているとき、端数となった前記クレジット手段の貯留メダルを全て掛けメダルとし、端数掛けにより前記一般遊技を許可する端数掛け遊技許可手段(図5の二点鎖線で囲むR2中、特にステップS15)と、
前記端数掛け遊技許可手段の許可により端数掛けにより前記一般遊技をした後、前記端数フラグをリセットする手段(ステップS18)と、
前記端数フラグがセットされているときに、掛けメダルの追加投入がある場合、前記端数フラグをリセットする手段(ステップS19)とを設けた。
クレジット手段に最後に残る端数のメダルが2枚なら2枚掛け遊技をも許容するものである。
請求項1記載の発明によれば、1枚掛け遊技許可手段による1枚掛け遊技用に別途停止制御処理等が増えるが、この1枚掛け遊技がされる頻度は本来低い上に、有効入賞ライン数が最小で複雑多様な停止パターンを設ける必要がないことから、従来の3枚掛け専用機と同様、開発側及び遊技者側双方の利点をほぼそのまま踏襲できる。そして、遅くとも敗北間近という時期までに、手持ちのメダルを全てクレジット手段に貯留し、クレジット手段から掛けメダルを引落とすという従前から普通にしてきた手順を経ることにより、たとえ最後にクレジット手段に1枚又は2枚の端数のメダルが残っても、これらは1枚づつ消化でき、全てのメダルをその機械で使い切ることができる。また、手入れでは1枚掛け遊技は行えず、遊技者が不利な掛け数を誤って選択してしまうこともなければ、1枚掛けを長期にされて機械の実質的稼動率が悪くなるといったこともない。
請求項2記載の発明によれば、最後に残る1枚又は2枚の貯留メダルを用いた1枚掛け遊技により、少なくとも、前遊技から持ち越され当該遊技で成立が許された内部当選役の成立が許容される。このため、最後の最後まで逆転に期待をつなぐことができる。また、掛けメダルの手入れと併用し、クレジット手段の貯留メダル数を可能な限り4枚か5枚に維持し続け、RB又はBBのボーナス内部当選をリーチ目やフラグ報知演出等で察知した場合、クレジット手段から3枚引落としてRBかBBか何れであるかを見極めたり、ボーナス内部当選を再確認したりし、引き続く次の遊技では、端数となった貯留メダルからの1枚引き落としによる1枚掛け遊技により、所定のボーナス作動図柄を最小本数の有効入賞ライン上にクールに揃え、自己満足に浸るといった楽しみ方もできる。
請求項3記載の発明によれば、最後に残る1枚又は2枚の貯留メダルを遊技の掛けメダルとする端数掛け遊技のされる頻度は本来的に低く、3枚掛けに重点を置いた制御内容を構築でき、3枚掛け専用機の利点を概ね踏襲できる。しかも、最後にクレジット手段に1枚又は2枚の端数のメダルが残っても、これらは全てその機械で使い切ることができる。また、手入れや追加のクレジットアップ分からの追引落とし等と組合せて遊技の掛けメダルとする場合は3枚掛けの限定が付される。このため、端数掛け遊技は必要最小限度で許可され、不必要なときに3枚未満の端数掛けを設定したり、機械の実質的稼動率が低下したりする弊害も防止できる。
図1は、本発明を適用したパチスロであり、キャビネット8の上から、遊技状態表示器8A、フロントスピーカ8B,8B、配当パネル8C、リールパネル8D、スイッチ類設置部8E、腰部パネル8F、メダル受皿8Gを備える。リールパネル8Dの表示窓80の内方には、左中右3本のリール1L,1C,1Rを具備し、それぞれ上中下3つの表示窓図柄を窓越しにはっきりと臨ませている。
スイッチ類設置部8Eには、メダル投入口2、ベットスイッチ3、3枚の掛けメダルを超えた投入メダル及び入賞による払出メダルを所定数50枚を上限に貯留するクレジット手段の作動オンと貯留メダルをメダル受皿8Gに落す作動オフとを切替える精算ボタン4、リールを一斉回転させるスタートレバー5、各リールを個別停止させるストップボタン6L,6C,6R、投入メダル詰り時に押すメダル返却ボタン20、ドアキー7を備える。
掛けメダル0でメダル投入口2から1枚投入すると中央入賞ラインMが有効化されて1枚ランプE1が点灯し、さらに1枚投入すると上下入賞ラインU,Lも有効化されて2枚ランプE2が点灯し、さらに1枚投入すると斜め入賞ラインP,Dも有効化されて3枚ランプE3が点灯する。こうして、掛けメダルが3枚、有効入賞ラインが5本となる。これを超えてメダル投入口2からさらにメダルを入れると、クレジット手段の作動オン時は貯留メダルに加算され、貯留メダル数を表示する貯留枚数表示器D1のカウントを進め、クレジット手段の作動オフ時はメダル受皿8Gに返却される。貯留メダルが3枚以上ある場合、ベットスイッチ3を一回押すと、貯留メダルから3枚引落として自動的に3枚掛けが実現できる。一般遊技では、掛けメダル3枚の限定条件下、スタートレバー5を叩くと、リール1L,1C,1Rが回転し、一遊技が行える。
RBにおける最大12回のJACゲーム、BB中の各RBにおける最大12回のJACゲームは、必ず1枚掛け遊技となる。中央入賞ラインMのみが有効化される。JACゲーム中にメダル投入口2から1枚を超えてメダルを入れると、クレジット手段の作動オンオフに拘わらずメダル受皿8Gに返却される。メダルの手入れに代え、ベットスイッチ3を一回押すと、貯留メダルから1枚引落とされて自動的に1枚掛けが実現できる。
最大12回のJACゲーム中、8回入賞すると12回を待たずにRBは終わる。尚、8回の入賞制限は6回でもよい。BBでは、最大30回の一般遊技中に、RBへの突入入賞を契機にRBを最大3ラウンド行える。BB中の一般遊技では、掛けメダル数は通常時と同じ3枚限定であり、RBへの突入当選確率及び所謂小役の当選確率を通常時よりも高めている。BBは、3ラウンド目のRBが終わると一般遊技の上限30回を待たずに終わる。尚、BB中のRBの最大ラウンド数は2回でもよい。また、最後のRBを一般遊技30回目に強制的にシフトする仕様としてもよい。
図1中、E4は入賞時に点灯するウインランプ、E5はスタートレバー5の受付可能時に点灯するスタートランプ、E6は掛けメダルの受付可能時に点灯するメダル投入ランプ、E7は4.1秒の遊技間隔未満の時に点灯するウエイトランプ、E8は再遊技入賞時に点灯する再遊技ランプ、E9はBB又はRBの内部当選の告知時に点灯するチャンスランプである。また、D2はRBの残ラウンドとJACゲームの残入賞回数との組合せかBB中の一般遊技の残回数を表示するボーナスゲーム表示器、D3は入賞による払出メダルの枚数を表示する払出枚数表示器、D4はBB又はRBの内部当選の有無等を3桁デジタルの変動表示パターンに応じて所定の信頼度で報知するチャンス予告デジタルである。
図2に示すように、左リール1L、中リール1C、右リール1Rの各外周面には、ボーナス作動図柄として「赤7」「青7」「黒7」、小役図柄として「メロン」「オレンジ」「チェリー」、再遊技作動図柄として「リプレイ」の全7種の図柄が独特の配列に従って描かれている。
1)「赤7」の三つ揃い又は「青7」の三つ揃いにより、15枚払出し及びBB入賞、
2)「黒7」の三つ揃いにより、15枚払出し及びRB入賞、
3)「メロン」の三つ揃いにより、15枚払出し、
4)「オレンジ」の三つ揃いにより、10枚払出し、
5)左リール1Lに「チェリー」停止により、2枚払出し、
6)「リプレイ」の三つ揃いにより、通常の一般遊技時は再遊技、BB中の一般遊技時は2枚払出し及びRB突入、RB時はJACゲーム入賞として15枚払出しとなる。
入賞を勝ち取るには、スタートレバー5の操作を契機に機械内部の制御装置上で抽出する乱数値が入賞役毎に区分して設ける当選範囲内にあり、該当する内部当選フラグが成立すること、その当選フラグに対応した図柄を例えば最大4コマ滑りの範囲内で適タイミングでストップボタンを押すことが必要である。要は、乱数抽選で当たること、適正な目押しが行えることが必要である。BB又はRBの内部当選フラグはフラグ成立ゲーム或はストック放出開始ゲームで入賞が得られなくとも、入賞するまで次ゲーム以降にも持ち越され、ボーナス内部当選中の有利な遊技状態は継続する。上記3)以下の小役及びリプレイの当選フラグは成立ゲーム限りで消失し、乱数抽選で外れでなくとも、ストップボタンを押すタイミングと押し順次第で「メロン」役、「チェリー」役で取りこぼしが生じ得る。
BBの内部当選確率は、例えば、設定1で1/304.8、設定2で1/288.7、設定3で1/278.9、設定4で1/264.3、設定5で1/248.2、設定6で1/238.3である。RBの当選確率は、例えば、設定1〜6共通で1/327.7である。設定1〜6の6段階の設定変更は、機械内部の設定キースイッチを操作することにより行え、営業時間外に店員によってされる。
図3は、機械内部に組込む制御装置のブロック図である。内部当選フラグの抽選処理、リールの停止制御処理を含めた遊技の主制御を担うメインコントローラMC、これと一方向性通信回線PLで結ぶ演出制御を受け持つサブコントローラSCを具備する。メインコントローラMCはメインCPU、ROM、RAM、入・出力ポートを含み、サブコントローラSCはサブCPU、ROM、RAM、入・出力ポートを含む。
メインCPUの入力ポート側には、各リールの回転位置センサ10L,10C,10R、メダル投入口2の下流に設ける投入メダル検出器21、ベットスイッチ3、精算ボタン4、スタートレバー5、ストップボタン6L,6C,6R、機械内部のメダル払出ホッパー9に設ける払出メダル検出器91、補助収納庫メダル検出器92を接続している。出力ポート側には、各リールのステッピングモータ11L,11C,11R、メダル投入口2の下流に設けるメダルセレクタ22、メダル払出ホッパー9、表示器及びランプ類8A,D1〜D3,E1〜E9を接続し、それぞれの作動を制御している。
サブCPUは、メインCPUから一方通行的に送信するコマンドを受信し、これに基づいてチャンス予告デジタルD4の変動表示パターン、各リールの表示窓図柄に対応させたリールバックランプF1〜F9の点灯表示パターン、音源IC・パワーアンプでドライブするスピーカ8Bからの効果音出力パターン等、各種演出パターンを予め用意した複数態様の中から選択し、それぞれ選択したパターンにより各作動を制御している。尚、チャンスランプE9はメインCPUで直接制御せず、サブCPUにより制御してもよい。
図4は、メインCPUでされる一般遊技の許可処理手順を示す。ベットスイッチ3がオンされると(S1)、クレジット手段の貯留メダル数が0でなく(S2)、且つ3未満の端数でもない場合(S3)、貯留メダルから3枚引落として(S4)、3枚掛け遊技を許可する(S5)。この3枚掛け遊技の結果、入賞があると50枚を超えない範囲で貯留メダルに払出枚数が加算され、50枚を超える分はメダル受皿8Gに払出される。続いて、この3枚掛け遊技後の貯留メダル数が0でなく(S6)、且つ3未満の端数となったとき(S7)、クレジット手段の貯留メダル数が端数となったことを示す端数フラグをセットする(S8)。
クレジット手段の作動オン時でも、ベットスイッチ3のオンではなく(S1)、メダル投入口2からメダルを手入れして3枚掛けが達成されると(S9)、3枚掛け遊技が許可される(S10)。もちろん、クレジット手段の作動オフ時は、手入れにより3枚掛けが達成されると初めて3枚掛け遊技が許可される(S9,S10)。ステップS3,S4,S5,S9,S10により、掛けメダルを3枚に限定して一般遊技を許可する掛数限定手段R0を構成する。
ステップS3で貯留メダル数が3未満の端数であると判定されると、現時の貯留メダル数を端数データに退避し、貯留メダル数を一旦0にする(S11)。この時点では、1枚掛け又は2枚掛けの状態が仮設定される。このとき、端数フラグがセット中で(S12)、且つ掛けメダルの手入れによる追加はなくそのままスタートレバー5が叩かれると(S13)、1枚掛けの状態が再設定又は確定設定されると共に、退避しておいた端数データからマイナス1した値により貯留メダル数が再設定される(S14)。2枚掛けが仮設定されていた場合は、貯留メダル数は0から1に再設定され、1枚掛けが仮設定されていた場合は、貯留メダル数は0のままである。こうして、1枚掛け遊技が許可される(S15)。有効化される入賞ラインは中央Mの1本のみである。
ステップS7,S8,S12,S13,S14,S15により、クレジット手段から掛けメダル3枚を引落として遊技した後の貯留メダルの残数が3未満の端数となったとき、この端数となった貯留メダルから1枚引落として遊技の掛けメダルとすることを条件に、掛数限定手段R0の限定を廃して1枚掛け遊技を許可する1枚掛け遊技許可手段R1を構成している。ここでされる1枚掛け遊技は、少なくとも、前遊技から持ち越され当該遊技で成立が許されたBB又はRBの内部当選フラグがある場合に、これらBB又はRBの成立を許容する仕様である。これに加え、低い当選確率の1枚掛け専用抽選テーブルに基づいて新たな抽選をし、BB又はRB以外の役の成立も許容するようにしている。もっとも、新たな抽選はせず、持ち越し分のBB又はRBの入賞のみ許容する仕様でもよい。また、持ち越し分があっても、全ての役の成立を拒否する仕様としてもよい。
ステップS15の1枚掛け遊技後、貯留メダル数が0となるか(S16)、又は入賞による払出しがある場合(S17)、端数フラグをリセットする(S18)。こうして、クレジット手段に残った1枚又は2枚の端数のメダルは1枚づつ消化され、その機械で使い切ることができる。また、稀に最後の最後で入賞を得て負けを挽回することもできる。
ステップS13において、端数フラグがセットされていたにも拘わらずスタートレバー5の操作前に手入れにより掛けメダルの追加があれば、一度セットした端数フラグをリセットし(S19)、S9による3枚掛けの達成を判定する。これは、貯留メダルの残数が1枚又は2枚の端数となっても、貸しメダルの追加投資等により3枚掛けが再び実現されると、3枚掛け遊技を優先して行うためである。この場合、ステップS11による1枚掛け又は2枚掛けの仮設定状態から追加分の掛けメダルが加算される。尚、図示は省略したが、端数フラグは精算ボタン4を押してクレジット手段を作動オフすると一律リセットするようにしている。
図5は、一般遊技の許可処理手順の別例を示す。図4のものでは、貯留メダルの残数が2枚の場合も1枚掛け遊技により1枚ずつ消化したが、図5のものでは、ステップS11において、端数の貯留メダル数を全て掛けメダルとし、貯留メダル数を一括して0としている。この後、端数フラグがセット中で(S12)、且つ掛けメダルの手入れやCR仕様における貸メダルボタンの追操作等はなくそのままスタートレバー5が叩かれると(S13)、端数の貯留メダルによる端数掛け遊技を許可するものとしている(S15)。すなわち、貯留メダルの残数が2枚の場合は、中央M、上U、下Lの計3本の入賞ラインを有効とした2枚掛け遊技が許可され、残数が1枚の場合は、中央Mの入賞ラインのみ有効とした1枚掛け遊技が許可される。S15の端数掛け遊技の後は、端数フラグを一律リセットしている(S18)。また、S4の「(貯留メダル数)−3」は、先に端数分のメダルが掛けられた状態で、貸メダルボタンの追操作に続くベットスイッチ3ONの場合は、「(貯留メダル数)−(3−先に掛けた端数分)」と読み替えるものとする。その他の部分は、図4と同様である。
図5におけるステップS7,S8,S11,S12,S13,S15により、クレジット手段から掛けメダル3枚を引落として遊技した後の貯留メダルの残数が3未満の端数となったとき、この端数となった貯留メダルを遊技の掛けメダルとすることを条件に、3枚掛けの掛数限定手段R0の限定を廃して端数の掛けメダルによる遊技を許可する端数掛け遊技許可手段R2を構成している。ここでされる端数掛け遊技は、少なくとも、前遊技から持ち越され当該遊技で成立が許されたBB又はRBの内部当選フラグがある場合に、これらBB又はRBの成立を許容する仕様である。これに加え、低い当選確率の1枚掛け又は2枚掛け抽選テーブルに基づいて新たな抽選をし、BB又はRB以外の役の成立も許容するようにしている。もっとも、新たな抽選はせず、持ち越し分のBB又はRBの入賞のみ許容する仕様でもよい。また、持ち越し分があっても、全ての役の成立を拒否する仕様としてもよい。
本発明スロットマシンの正面図。 リール帯の展開図。 制御装置のブロック図。 実施例1に係る一般遊技の許可処理フローチャート。 実施例2に係る一般遊技の許可処理フローチャート。
符号の説明
2 メダル投入口
3 ベットスイッチ
R0 掛数限定手段
R1(図4のステップS15) 1枚掛け遊技許可手段
R2(図5のステップS15) 端数掛け遊技許可手段

Claims (3)

  1. 掛けメダルを投入するメダル投入口と、
    前記メダル投入口から投入された3枚の掛けメダルを超えるメダルを貯留するクレジット手段
    前記クレジット手段の貯留メダルから掛けメダルを引落とすベットスイッチと、
    掛けメダルを3枚に限定して一般遊技を許可する掛数限定手段を含むスロットマシンにおいて、
    前記クレジット手段から掛けメダルを3枚引落として3枚掛けにより前記一般遊技をした後、前記クレジット手段の貯留メダルの残数が3未満の端数となったとき、端数フラグをセットする手段と、
    前記端数フラグがセットされているとき、端数となった前記クレジット手段の貯留メダルから1枚引落として掛けメダルとし、1枚掛けにより前記一般遊技を許可する1枚掛け遊技許可手段と、
    前記1枚掛け遊技許可手段の許可により1枚掛けにより前記一般遊技をした後、前記クレジット手段の貯留メダルの残数が零になるか又は入賞によるメダルの払出しがある場合、前記端数フラグをリセットする手段と、
    前記端数フラグがセットされているときに、前記メダル投入口から掛けメダルの追加投入がある場合、前記端数フラグをリセットする手段と
    を設けたことを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記1枚掛け遊技許可手段による1枚掛け遊技は、少なくとも、前遊技から持ち越され当該遊技で成立が許された内部当選役の成立を許容する仕様である請求項1記載のスロットマシン。
  3. 遊技に供するメダル数を貯留するクレジット手段
    前記クレジット手段の貯留メダルから掛けメダルを引落とすベットスイッチと、
    掛けメダルを3枚に限定して一般遊技を許可する掛数限定手段を含むスロットマシンにおいて、
    前記クレジット手段から掛けメダルを3枚引落として3枚掛けにより前記一般遊技をした後、前記クレジット手段の貯留メダルの残数が3未満の端数となったとき、端数フラグをセットする手段と、
    前記端数フラグがセットされているとき、端数となった前記クレジット手段の貯留メダルを全て掛けメダルとし、端数掛けにより前記一般遊技を許可する端数掛け遊技許可手段と、
    前記端数掛け遊技許可手段の許可により端数掛けにより前記一般遊技をした後、前記端数フラグをリセットする手段と、
    前記端数フラグがセットされているときに、掛けメダルの追加投入がある場合、前記端数フラグをリセットする手段と
    を設けたことを特徴とするスロットマシン。
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