JP2007136077A - 遊技機 - Google Patents

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敦士 石垣
Tomohiro Uchida
朋宏 内田
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雅康 小林
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Abstract

【課題】必要以上に遊技者の射幸心を煽らずに遊技場と遊技者とのバランスを保つことが出来る遊技機を提供する。
【解決手段】「減少ボーナス中」103から「通常ゲーム中(高確率抽選ゾーン)」101の状態への遷移について、「減少ボーナス中」103において、回胴式遊技機は、小役c(4枚役)を7/180で抽選、小役y(10枚役)を18/180で抽選、小役s(15枚役)を3/180で抽選するため、平均180ゲームで253枚の払出に到達し、「通常ゲーム中(高確率抽選ゾーン)」101に遷移する。「減少ボーナス中」に遷移する際の図柄配列は、遊技者が適当に停止ボタンを押しても取りこぼしが発生しない図柄配列である。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技機に関し、より詳しくは、図柄を変動表示可能な表示手段を有し、遊技者の遊技開始の操作に基づいて表示手段の図柄の変動表示を開始し、遊技者の停止の指示によって図柄を表示手段に停止させて遊技を行う遊技機に関する。
上記のような表示手段を備えた遊技機には、従来例えばメダルを遊技媒体として使用し、一般的にパチスロ機と呼ばれている回胴式遊技機がある。このパチスロ機は、表示手段に所定の図柄を所定の態様で揃わせて表示させることによってその表示対応する役を成立させ、その役に対応する遊技媒体或いは特定の遊技を得る仕様を持つ遊技機である。その入賞態様には、所定入賞図柄が揃ったらその表示役に対応する数のメダルを遊技者に対して払い出す遊技を行う小役と呼ばれる入賞態様がある。また、レギュラーボーナス(以下、RBと呼ぶ)と呼ばれ、所定の入賞図柄が揃ったら所定回数(例えば12回)以下の特定小役(JAC)の獲得を目指す一連の遊技により遊技者が大量のメダル獲得を目指す遊技が可能な入賞態様がある。さらに、ビッグボーナス(以下、BBと呼ぶ)と呼ばれ、所定の入賞図柄が揃ったら所定回数(例えば30回)以下の小役の獲得を目指す一連の遊技(BB一般遊技)中にRBを、数回(例えば3回)を限度として行うことによりRBよりもさらに大量のメダル獲得を目指す遊技が可能な入賞態様がある(例えば、特許文献1参照)。
また、所定の入賞(例えばBB)を条件に、確率変動(一般に確変と呼ばれる)の抽選を行う回胴式遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第2627713号明細書
しかしながら、上記の確変機能を有する遊技機においては、BBの入賞が無い限り遊技者は確変の恩恵を受けることは出来ないので、遊技のための投資が嵩む恐れがある。また、BB及びRBの全てのボーナスにおいてメダルが増加する仕様になっているため、ボーナスが連続して当選することもあり遊技者の射幸心を煽ってしまい、遊技場と遊技者との利益のバランスを適正に保つことが出来ない。このため、このような点において、上記従来技術には未だ改善の余地があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、必要以上に遊技者の射幸心を煽らず、かつ、減り張りのきいたゲーム性を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明の回胴式遊技機は、「通常ゲーム中」、「減少ボーナス中」、「増加ボーナス中」の3つの遊技状態を備え、ゲーム進行中に、所定の条件(確率又はメダルの払い出し数)の成立を契機に、「通常ゲーム状態」を介して「減少ボーナス中」状態と「増加ボーナス中」状態との間で状態遷移を行う。
ここで、「通常ゲーム中」、「減少するボーナス中」、「増加するボーナス中」という用語の意味内容を以下に説明する。
「減少ボーナス中」とは、「減少ボーナス小役ゲーム中」+「SCT(シングルチャレンジタイム)ゲーム中」で構成される。「減少ボーナス小役ゲーム中」における小役の抽選確率は、「通常ゲーム中」と同じく、低確率で不変である。従って、「減少ボーナス小役ゲーム中」は「通常ゲーム中」と同様、メダルが増加することはほとんど無く、小役入賞によるメダルの一時的払出はあってもトータル的には減少する。また、「減少ボーナス小役ゲーム中」においては、小役、SCT、SB、及びRBの当落を抽選している。SCTは頻度が低いため、「減少ボーナス中」はメダルが増加することはほとんど無く、小役入賞によるメダルの一時的払出はあってもトータル的には減少する。減少ボーナスは1ゲーム以上継続するが、メダルの払出が規定払出枚数(253枚)に到達するか、又はSB当選若しくはRB当選で終了となる。
「増加ボーナス中」とは、所謂「ボーナス中」のことである。「増加ボーナス中」は、
「BBゲーム中」(=「BB小役ゲーム中」+「JACゲーム中」)、「RBゲーム中」(=「JACゲーム中」)等の遊技状態を有し、「JACゲーム中」は比較的短時間で多量のメダルを獲得可能となっている。
「通常ゲーム中」とは、電源投入直後の回胴式遊技機の状態である。この状態で、回胴式遊技機は、BB、CT、RBに当選すると「増加ボーナス中」の状態へ遷移し、減少ボーナス役(r、y、r)に当選すると「減少ボーナス中」の状態へ遷移する。「通常ゲーム中」の状態で、BB、CT、RBに当選する合成確率は約1/42である。これは、従来の回胴式遊技機でのボーナスの設定確率が200〜600分の1であるのと比較して、比較的短時間で多量のメダルを獲得可能な「増加ボーナス中」への遷移が高確率で起きることを意味する。「通常ゲーム中」は、「増加ボーナス中」への遷移を高確率で抽選することから、「高確率抽選ゾーン」とも呼ぶことが出来る。一方、「減少ボーナス中」の状態へ遷移する減少ボーナス役の確率は1/44である。
「減少ボーナス中」から「通常ゲーム中(高確率抽選ゾーン)」の状態への遷移に関しては、「減少ボーナス中」には、回胴式遊技機は、小役c(4枚役)を7/180で抽選、小役y(10枚役)を18/180で抽選、小役s(15枚役)を3/180で抽選するため、平均180ゲームで253枚の払出に到達し、「通常ゲーム中(高確率抽選ゾーン)」に遷移する(参考式〜253÷(4×7/180+10×18/180+15×3/180)=180)。したがって、従来のように所謂「高確率抽選ゾーン」に遷移する確率が1/180であるのと比較して、本発明の回胴式遊技機は、安定したゲーム数で「通常ゲーム中(高確率抽選ゾーン)」に遷移することができる。
ここで、減少ボーナス役の図柄を(r、y、r)とした理由を以下に述べる。
左及び右リールの全ての図柄rについて、最大引込みコマ数が4であり、且つ、揃い易くリールに配列されている(リールの引込み制御が働く範囲;リール停止まで190ms以下、最大4コマ以内)ため、且つ中リールの全ての図柄yについても、最大引込みコマ数が4であり、且つ、揃い易くリールに配列されているため、減少ボーナス役フラグの成立中は、左、中、右の順に停止ボタンを適当に押すだけで、減少ボーナス役の図柄(r、y、r)が入賞ライン表示上に揃う。すなわち、(r、y、r)は、遊技者が適当に停止ボタンを押しても取りこぼしが発生しない図柄配列である。逆に、仮に、減少ボーナス役の図柄を、取りこぼしが発生する可能性のある図柄配列にすると、遊技者が「減少ボーナス中」という不利な状態に意図的に遷移させるために、その図柄を狙って停止させるという行為をすることとなり、不利な状態への遷移を遊技者が実行できるというシステムは好ましくない。他方、(r、y、r)の図柄の組み合わせは、ゾロ目(同一図柄の組み合わせ)でないため、遊技者からみれば単なる外れの組み合わせと直感でき、「減少ボーナス中」という遊技者にとって不利な状態に遊技状態が遷移したことを遊技者に気づかれにくい。尚、本発明の回胴遊技機は、減少ボーナス役フラグが成立中であることを音楽、人工音声、ランプ等を介して遊技者に対して報知はしない。
したがって、減少ボーナス役の図柄の組み合わせは、(r、y、r)に限る必要はないが、遊技者が容易に揃えることができる図柄(ゾロ目であってもなくてもよい)、又は、遊技者に注意を喚起させない図柄の組み合わせ(例えば、ゾロ目でない図柄)であることが好ましい。
そこで、本発明の回胴遊技機は、遊技者が保持する遊技媒体(メダル)を増加させるための役を抽選する確率が高い第1の遊技状態(図1の通常ゲーム中(高確率抽選ゾーン))と、遊技者が保持する遊技媒体を減少させる第2の遊技状態(図1の減少ボーナス中)と、遊技者が保持する遊技媒体を増加させる第3の遊技状態(図1の増加ボーナス中)とを含む複数の遊技状態の間をゲーム進行中に遷移する回胴式遊技機であって、遊技者が保持する遊技媒体を減少させる役の当選を契機に、遊技者による停止ボタンの押下タイミングに依存しないで成立する配列(例えば、図柄(r、y、r))で停止させ、第1の遊技状態から第2の遊技状態に遷移する制御を行う手段と、所定の役の当選(例えば、SBの当選)又は所定数の遊技媒体の排出(例えば、253枚排出)を契機に第2の遊技状態から第1の遊技状態に遷移する制御を行う手段と、遊技者が保持する遊技媒体を増加させる役の入賞(例えば、BB、CT、RBの当選)を契機に第1の遊技状態から第3の遊技状態に遷移する制御を行う手段と、遊技者が保持する遊技媒体を増加させる役(例えば、BB、CT、RB)の終了を契機に第3の遊技状態から第1の遊技状態に遷移する制御を行う手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、遊技機の一日の稼働時間の中で、短時間で多量のメダルを獲得可能な「増加ボーナス中」の抽選区間を減らすと共にそのボーナスの抽選確率を高くすることにより、一日の遊技状態に波又は偏りを起こさせ易くなり、減り張りのきいた遊技内容を遊技者に提供することができる。尚、遊技場にとっては、一日の出玉率でみれば従来と比べて大きな変動はないため、特に不利益を被ることはない。
以下、図面を参照して本発明を適用できる実施形態を詳細に説明する。なお、各図面において同様の機能を有する箇所には同一の符号を付し、説明の重複は省略する。
(装置構成)
本実施形態の回胴式遊技機は、基本仕様として、
・BB小役ゲーム中における小役の抽選確率が通常ゲーム中よりも高くならずBB小役ゲーム中と通常ゲーム中で同じ低確率で不変
かつ、
・BBゲームの終了条件が「BB小役ゲームを最大許容回数(従来の規定では30ゲーム)まで消化すること」若しくは「JACインを最大許容回数(従来の規定では3回)まで消化すること」のいずれでもなく「メダルの払出が規定払出枚数に到達すること」のみ
である仕様とする。
図2は、本実施形態の回胴式遊技機の概観を示す。図2において、本実施形態の回胴式遊技機200は、表示窓201、202、203、リール402、403、404(以下、順に第1、第2及び第3リール若しくは左、中及び右リールと呼ぶ)、メダル投入口204、入賞ライン表示205、206、207、208、209、有効ラインLED(light emitting diode)210、211、212、213、214、クレジット(貯留)数表示装置215、ベット(BET)ボタン216、217、218、スタートレバー219、停止ボタン220、221、222、払出数表示装置223、メダル放出口224、メダル受皿225、状態ランプ226、スピーカ227、精算ボタン228、及び告知ランプ229、ゲームカウンタ表示装置230、画像表示装置231等を有する。
表示窓201、202、203は、横3列に並ぶ正面のパネルの透明な窓部で、各々その内部で回転するリール402、403、404の停止時の3図柄を表示する。本実施形態の回胴式遊技機は、リールを表面に有したドラムを回転させる。このようにして回転するリール402、403、404の各々の図柄を表示窓201、202、203に変動表示する。
尚、本明細書において、「回転」とは、ドラムやリール等の構造物の物理的な回転を意味し、「変動表示」とは、物理的な表示と画像表示装置による仮想的な表示とを問わず、図柄や画像の変動表示を意図している。
リールは複数の図柄を配した図柄列を有しており、表示窓201〜203内で回転する左、中、右の各リール402〜404には例えば図柄7、c、b、s、r、y、h、p等がリールの外周の21個のポイントに配置されている。リールは上から下向きに表示窓201〜203内で回転する。各リールは図柄表示装置312(図3を用いた説明で後述)により回転、停止を制御される。図柄表示装置312はバックライト(不図示)を有しており、これにより各リールは遊技中に内側から明るく照射される。リール図柄構成は図4を参照した説明で後述される。
メダル投入口204は、遊技者によりメダルが投入されると、内部のメダルセンサスイッチ305(後述)のトリガ発生によりメダル投入を検知し、有効ラインLED210、211、212、213、214の点灯、クレジット数表示装置215の計数表示の契機を与える。
入賞ライン表示205、206、207、208、209は、表示窓201、202、203を横断して施され、図柄停止の有効ラインとなりうる5本のラインを示す。
有効ラインLED210は、メダル投入口204にメダルの1枚目を投入、又はベットボタン216の操作でクレジット中のメダルから1枚目を投入することにより、点灯し、入賞ライン表示205を有効ラインとする。有効ラインLED211、212は、メダル投入口204にメダルの2枚目を投入、又はベットボタン217の操作でクレジット中のメダルから2枚目を投入することにより、点灯し、入賞ライン表示206、207を有効ラインとする。有効ラインLED213、214は、メダル投入口204にメダルの3枚目を投入、又はベットボタン218の操作でクレジット中のメダルから3枚目を投入することにより、点灯し、入賞ライン表示208、209を有効ラインとする。
クレジット数表示装置215は、7セグメントLED等で、クレジット有効を示す点灯中に、有効ラインLED210、211、212、213、214が全て点灯状態での、メダル投入口204からメダルが投入された場合の投入メダル数、又は役に対応して払い出されるメダルの払出枚数を加算表示する。最大50枚までクレジットし表示する。
ベットボタン216は、ベットボタンスイッチ302(後述)のトリガを1回発生し、クレジット中のメダルから1枚投入することにより、クレジット数表示装置215の計数表示を1枚減じ、有効ラインLED210の点灯の契機を与える。ベットボタン217は、ベットボタンスイッチ302のトリガを2回発生し、クレジット中のメダルから2枚投入することにより、クレジット数表示装置215の計数表示を2枚減じ、有効ラインLED210、211、212の点灯の契機を与える。ベットボタン218は、ベットボタンスイッチ302のトリガを3回発生し、クレジット中のメダルから3枚投入することにより、クレジット数表示装置215の計数表示を3枚減じ、有効ラインLED210、211、212、213、214の点灯の契機を与える。
遊技者がスタートレバー219を操作(スタートレバーON)すると、左から順に横3列に並んだ表示窓201〜203内のリール402〜404が上から下向きへ回転を始める(回転速度は定常回転に至ると約80rpm)。リールの回転と同時に内部的なプログラムの抽選によって、いわゆる役の当選及び落選(はずれ、役の不当選)が決定される。
各役は有効ライン上に揃うことが可能な3列の図柄の組合せである。役の種類には、特定の図柄が有効ライン上に揃うことで遊技者が相対的に多量のメダルを獲得できる特別入賞、及び例えば図柄yの有効ライン上の並びのような相対的に少量のメダルを払い出す(リプレイ含む)その他の入賞(以下、小役と呼ぶ)がある。また、図柄の並びとは無関係に、左リール402の特定の図柄(例えば図柄c)が有効ライン上に停止しさえすればよい小役もある。特別入賞は、役の一種という意味では小役に対して大役と呼ばれ、遊技者等には一般にボーナスと呼ばれている。ボーナス入賞後は、回胴式遊技機は、「遊技者へ所定の遊技価値を付与する有利な状態(詳しくは、大当たり動作のことで、比較的短時間で多量のメダルを獲得可能な状態)」と成ることが可能である。
また、ボーナスには例えば図柄7が有効ライン上に揃うことで遊技者が多量のメダルを獲得できるビッグボーナス(以下、BBと呼ぶ)、及び例えば左から順に図柄b、7、bが有効ライン上に揃うことで遊技者が多量のメダルを獲得できるレギュラーボーナス(以下、RBと呼ぶ)がある。
ここで以下、上記のような図柄yの有効ライン上の並びを小役yの入賞と呼び、図柄7の有効ライン上の並びをBBの入賞、及び図柄b、7、bの有効ライン上の並びをRBの入賞と呼ぶ。
RB入賞後のRBゲームは、通常約110枚程度のメダルを獲得可能なJACゲームを1回行う(JACとは、jackpotに由来)。JACゲームは、最大8回の役物の入賞若しくは最大12ゲーム消化で終了する。
BB入賞後のBBゲームは従来、30ゲームのBB小役ゲーム(BBゲーム中に小役入賞が期待できる小役ゲーム)を消化可能であり、その間に最大3回までRBの入賞が可能であった。BBゲームは従来、RBゲームを3回(JACゲームを3回)行うかBB小役ゲームを30ゲーム消化すると終了する規定であった。
本実施形態の回胴式遊技機のBBゲームは、BB入賞すると、BBゲーム開始と同時に即JACインし、最大8回の役物の入賞若しくは最大12ゲーム消化でJACゲームが終了し、その終了後さらにまた即JACインし、従来のBB小役ゲーム無しでJACゲームを何度も繰り返して起動させながらBBゲームが進行し、メダルの払出し枚数が規定払出枚数に到達するとそのBBゲームが終了する仕様になっている。
回胴式遊技機のプログラムは、通常、小役はボーナスより高確率に当選するように設定されている。またプログラムは、上記各役に対応する情報であるフラグ(デフォルトはOFF)を制御しており、役の当選時にはその役のフラグをONする(役のフラグの成立)。
特に、BBゲーム中でない通常ゲーム中のボーナスフラグ(BBフラグ又はRBフラグ)ON時には、通常、遊技者に対してボーナスフラグの成立、すなわちボーナスの当選を告知する。その告知としては、リーチ目(特定の図柄の組合せが表示窓内の特定の位置に停止する。ボーナスフラグ成立時のみ出現する。)、表示窓のフラッシュ、音、及び告知ランプの点灯、液晶表示装置(以下、LCD(Liquid Crystal Display))等の可変表示装置等を用いて演出表示するもの等がある。
遊技者がBBゲーム消化で多量のメダルを獲得した後等は、クレジット数表示装置215は、最大50枚のクレジットを表示している。通常、このような状態での遊技では、遊技者は、メダル投入口204にメダルを投入しないで、ベットボタン216、217、218によりクレジット中のメダルからメダルを投入するのが普通である。
スタートレバー219は、遊技者により操作されると、内部のリール始動スイッチ301(後述)がゲームのスタートを検知し、図柄表示装置312のリール回転の契機を与える。
停止ボタン220は、押し下げられると、内部の停止ボタンスイッチユニット303(後述)のトリガ発生により、回転する左リール402の停止動作開始が検知され、図柄表示装置312のリール停止の契機を与える。停止ボタン221は、押し下げられると、内部の停止ボタンスイッチユニット303のトリガ発生により、回転する中リール403の停止動作開始が検知され、図柄表示装置312のリール停止の契機を与える。停止ボタン222は、押し下げられると、内部の停止ボタンスイッチユニット303のトリガ発生により、回転する右リール404の停止動作開始が検知され、図柄表示装置312のリール停止の契機を与える。
払出数表示装置223は、7セグメントLED等で、役に対応して払い出されるメダルの払出枚数を表示する。メダル放出口224は、50枚までのクレジットを超える、メダル投入やメダルの払い出しがある場合のクレジット超過分メダル、又は精算ボタン228の操作によるクレジット精算メダルを放出する。メダル受皿225は、メダル放出口224から放出されたメダルを溜める皿である。
状態ランプ226は、ボーナスゲーム中、エラー発生等の状態の報知やその他演出時に点灯する。サブゲームを有する機種においては、サブゲーム中である旨を報知するランプとしても機能させてもよい。
本実施形態の回胴式遊技機は、役の当選/不当選に係るメインゲームとは異なる付加機能としてのサブゲームを有し、抽選等所定の条件でサブゲームへ移行可能であってもよい。サブゲームの例としては、RT(Replay Time;リプレイタイム)、AT(Assist Time;アシストタイム)、CT(Challenge Time;チャレンジタイム)及びその他種々のサブゲームがある。これらサブゲームは、主に、一般ゲーム中に役の入賞の頻度を増した有利な状態を遊技者へ提供する。尚、RT、AT、CTのいずれも、従来の回胴式遊技機において当業者には周知の機能であるため、それらの説明はここでは省略する。
スピーカ227は、各種効果音を発生する。精算ボタン228は、トグル型の精算スイッチ304(後述)を操作し、クレジット数表示装置215を点灯させてクレジットを有効にし、逆に、クレジット数表示装置215を消灯させてクレジットを無効にするとともに、クレジットされていたメダルをクレジット精算メダルとしてメダル放出口224から放出する。告知ランプ229は、ボーナスフラグ(BBフラグ又はRBフラグ)ON時に点灯して、ボーナスフラグの成立を告知する。
ゲームカウンタ表示装置230は、7セグメントLED等で、従来、BBゲーム中のBB小役ゲーム残回数を表示し(例えば最大30)、また、BBゲームにおけるJACイン残回数を表示した(例えば最大3)。さらに、JACゲーム中においては、JACゲーム残回数(最大12ゲーム)と役物の入賞残回数(最大8回)を表示するのが一般的である。
しかしながら、本実施形態の回胴式遊技機200は、
・BBゲームの終了条件が「BB小役ゲームを最大許容回数(従来の規定では30ゲーム)まで消化すること」若しくは「JACインを最大許容回数(従来の規定では3回)まで消化すること」のいずれでもなく「メダルの払出が規定払出枚数に到達すること」のみ
である仕様のため、ゲームカウンタ表示装置230は、BBゲーム中のBB小役ゲーム残回数及びBBゲームにおけるJACイン残回数を表示しない。
また、ゲームカウンタ表示装置230は、BBのメダルの獲得枚数(BBの総払出枚数−BBの総投入枚数)を表示可能としても良い。
このような「払出枚数(OUT枚数)−投入枚数(IN枚数)」は一般に純増と呼ばれるが、BBゲーム全体に亘る純増はもとより、1つの小役に係る純増についても議論可能である。例えば、メダルの投入枚数が3枚時に獲得枚数15枚(15枚役)の小役が入賞した場合、その小役に係る純増は「15−3」の12枚である。
画像表示装置231は、例えば、LCDまたはCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の可変表示装置を有する。画像表示装置231は、複数の数字や図形等の画像を変動表示し、役の入賞の予告、役のフラグの告知その他の演出を行う。本実施形態では、画像表示装置231として、背景等の画像及び複数の図形の各々を動画として表示するLCDを有する装置を想定しているが、回胴式遊技機に適用されるLCDを有した従来の画像表示装置は、当業者にあっては既に周知のため、その詳細な構成の説明は省く。
図3は、本実施形態の回胴式遊技機200の制御回路構成を示す。図3において、本実施形態の回胴式遊技機の制御回路構成は、リール始動スイッチ301、ベットボタンスイッチ302、停止ボタンスイッチユニット303、精算スイッチ304、メダルセンサスイッチ305、リセット回路307、電源回路318、払出数表示装置223、クレジット数表示装置215、ゲームカウンタ表示装置230、主制御部308、ROM309、RAM310、副制御部311、ROM319、RAM320、図柄表示装置312、ホッパ制御装置316、LED表示装置313、ランプ表示装置314、効果音発生装置315、ライン表示装置317、確率設定装置321、画像表示装置231及びその他スイッチ306等を有する。
リール始動スイッチ301は、ゲームのスタートを検知し、図柄表示装置312のリール回転の契機を与える。ベットボタンスイッチ302は、トリガをn回発生し(n=1,2,3)、クレジット中のメダルからn枚投入することにより、クレジット数表示装置215の計数表示をn枚減じ、ライン表示装置317による有効ラインLED210、211、212、213、214の点灯の契機を与える。
停止ボタンスイッチユニット303は、停止ボタン220〜222の各々に対応してトリガを発生し、回転する対応リールの停止動作開始を検知して図柄表示装置312の各リールを停止する契機を与える。精算スイッチ304は、トグル型のスイッチで、クレジット数表示装置215を点灯させてクレジットを有効にし、逆に、クレジット数表示装置215を消灯させてクレジットを無効にするとともに、クレジットされていたメダルをクレジット精算メダルとして放出するように、ホッパ制御装置316に契機を与える。
メダルセンサスイッチ305は、遊技者のメダル投入によりトリガを発生し、ライン表示装置317による有効ラインLED210、211、212、213、214の点灯、クレジット数表示装置215の計数表示の契機を与える。リセット回路307は、主制御部308及び副制御部311を初期状態にする。電源回路318は、図3の回路全体に電力を供給する。
主制御部308は、回胴式遊技機全体の制御を行うCPU(central processing unit)であり、入力ポート(不図示)を介して各部からの信号を取り込んで処理を行い、その処理に基づく各種の制御信号を出力ポート(不図示)を介して外部へ出力する。主制御部308は、ROM309、RAM310、タイマシステム等を内蔵する1チップCPUとして図示されているが、ROM309及びRAM310等を外付けでバス接続したCPUを使用してもよい。
主制御部308は、ROM309に記憶されたプログラムに基づき、主に、遊技の入賞の抽選、抽選結果に係る遊技動作の処理(図柄表示装置312、ゲームカウンタ表示装置230等の制御)、当選によるメダルの払い出しに係る処理(払出数表示装置223、クレジット数表示装置215、ホッパ制御装置316等の制御)等を行う。また、主制御部308は、不図示のバスを介して副制御部311へ、主に遊技上の演出に係る処理のための図22に例示するような2バイトの遊技状態信号(以下、コマンドと呼ぶ)を送信し、演出の指示等を行う。
ROM309は、主制御部308用の回胴式遊技機を制御するプログラムが記憶されている。具体的には、主制御部308のCPUが行う回胴式遊技制御処理の内容を規定した図10〜20のフローチャートで示される遊技制御プログラムを記憶している。ROM309にはさらに、副制御部311へ指示するためのコマンドID(identification)を初めとする、回胴式遊技機を制御するための各種のパラメータの値が格納されている。RAM310は、主制御部308に対する入出力データや演算処理のためのデータ、遊技に関連する乱数カウンタを初めとする各種カウンタ、役のフラグを初めとする各種フラグ等を一時記憶する。
回胴式遊技機200は、回転するリールの停止に際して、以下で述べるようなリール制御(リールの引込み制御、はずれ時のリール制御)を行っている。ある役のフラグがONの状態で、遊技者が停止ボタン220〜222を押してリールの回転を止める場合、「リールの引込み制御」が働く範囲で、フラグONの役に係る図柄(フラグONの役の図柄)が有効ライン上に揃えられる結果、役の入賞が可能となる。有効ライン上に揃った役に対応した枚数のメダルの払い出しが遊技者に対して行われ、1ゲーム終了となる。また、「リールの引込み制御」が働く範囲で、フラグONの役に係る図柄(フラグONの役の図柄ではないがフラグONの役に関係した他の図柄〜主に、リーチ目の場合)が有効ライン上に揃えられる結果、遊技者はフラグONの役の察知が可能となる。
或いは、遊技者が停止ボタン220〜222を押してリールの回転を止める場合、「リールの引込み制御」が働く範囲で、出目(表示窓内に停止する図柄の組合せ)の演出に要する所望の図柄が有効ライン上に揃えられる結果、出目が出現する。
ここで、リールの引込み制御は、停止ボタンが押されたタイミングから所定のコマ数以内だけ(現行の回胴式遊技機規定では、最大4コマ)、役に係る図柄を役入賞に係る有効ライン上へ引込むように、若しくは出目に要する所望の図柄を有効ライン上へ引込むように、リールの停止を制御する。尚、現行の回胴式遊技機規定では、停止ボタンが押されたタイミングからリール停止までの時間は、190ms以下と決められている。
逆に役の不当選時は全ての役のフラグがOFFなので、遊技者が停止ボタン220〜222を押して特定の役の図柄を狙ってリールの回転を止めたとしても、「はずれ時のリール制御」が働くためにどのような役の図柄も有効ライン上に揃わず落選が決定されて、1ゲーム終了となる。
上記リールの引込み制御は、役入賞に係る有効ライン上に停止させたい役の図柄を狙って、その図柄を含むリールの引込み制御が働く範囲内で停止ボタンを押すこと、いわゆる”目押し”が得意な熟練した遊技者(熟練者)は、高頻度で役の図柄を有効ライン上に揃えることができる。
逆に、例えば小役yフラグONにも関わらず、リールの引込み制御が働く範囲内に小役yの図柄が無い位置で遊技者が停止ボタン220〜222を押すと、リールの引込み制御で小役yの図柄を有効ライン上に引込めず、押したなりの図柄、または停止ボタン押下時から最大4コマ以内のリールのスベリに基づく図柄が有効ライン上に揃うこととなる。
また、例えばBBフラグの成立が告知された後、即ちBBフラグONにも関わらず、リールの引込み制御が働く範囲内に図柄7が無い位置で遊技者が停止ボタンを押すと、リールの引込み制御で図柄7を有効ライン上に引込めず、押したなりの図柄、または停止ボタン押下時から最大4コマ以内のリールのスベリに基づく図柄が有効ライン上に揃うこととなる。この場合、リールの引込み制御によって図柄7以外の図柄(例えば図柄b)が有効ライン上に引込まれ、通常は揃わない複数の図柄の並び(例えば7、b、7)を有効ライン上に停止し、BBフラグの成立を告知することもあり、これが上述のリーチ目である。
目押しが不得手な遊技者(初心者)は、このような役を有効ライン上に揃えられないこと、いわゆる役の”取りこぼし”を発生させやすい。
一般的に回胴式遊技機の遊技状態は、主に、「通常ゲーム中」、「BBゲーム中」(=「BB小役ゲーム中」+「JACゲーム中」)、「RBゲーム中」(=「JACゲーム中」)等の遊技状態を有し、通常の遊技状態が「通常ゲーム中」である。「JACゲーム中」は比較的短時間で多量のメダルを獲得可能となっており、当業者には理解されるように、当然に純増はプラスである。尚、本実施形態の回胴式遊技機200は、基本仕様として、「BB小役ゲーム中」における小役の抽選確率が「通常ゲーム中」よりも高くならず「BB小役ゲーム中」と「通常ゲーム中」で同じ低確率で不変である。従って、「BB小役ゲーム中」は「通常ゲーム中」と同様、メダルが漸増することはほとんど無く、小役入賞によるメダルの払出はあっても純増はマイナスである。
通常ゲーム中においては、小役及びボーナス(BBやRB等)の当落を抽選している。また、BB小役ゲーム中においては、小役と、BB小役ゲーム中からJACゲーム中へ移行(RB入賞、いわゆるJACイン)の当落を抽選している。
また、投入メダル数をBET数、BET数n枚の遊技を”n枚賭け”の遊技と呼ぶ。JACゲーム中においては、自動的に1枚賭けとなり特別役(役物。例えば、小役”リプレイ”と同様なリプレイ図柄の並び)の当落を抽選している。尚、JACゲーム中において、3枚賭けの仕様としてもよい。JACゲーム中における役物(例えば、小役”リプレイ”と同様なリプレイ図柄の並び)の当選確率は、通常ゲーム中における同図柄並びの小役(例えば、小役”リプレイ”)より、格段に高確率となり、ほぼ確実に役物が成立可能である。従来、回胴式遊技機における”役物”は、JACゲーム中のみ許可される当選役であり(パチンコ機と呼ばれる遊技機の役物とは異なる)、役物の入賞時には、例えば15枚のメダルが払い出され、一般に、最大8回の役物の入賞若しくは最大12ゲーム消化で、JACゲームは終了していた。即ち、役物は、大役に対して相対的に小役の一種であった。これに対し、回胴式遊技機200においては、BB、RB等の大役の図柄は、その大役ゲーム(BB、RB)を作動させるための作動図柄ではあるが、大役の図柄が揃った大役入賞時にメダルの払い出しは行わない。尚、上記特別役は、リプレイ図柄の並び以外の組み合わせ(例えば、図柄”リプレイ”、”リプレイ”、”ベル”等の並び)でもよい。
副制御部311は、主制御部308から送信されたコマンドに従って、各部に対する制御信号の出力を行うCPUであり、入力ポート(不図示)を介して各部からの信号を取り込んで処理を行い、その処理に基づく各種の制御信号を出力ポート(不図示)を介して外部へ出力する。副制御部311は、ROM319、RAM320、タイマシステム等を内蔵する1チップCPUとして図示されているが、ROM319及びRAM320等を外付けでバス接続したCPUを使用してもよい。
副制御部311は、ROM319に記憶されたプログラムに基づき、主に、遊技上の演出に係る処理(ランプ表示装置314、効果音発生装置315等の制御)を行う。
ROM319は、副制御部311用の回胴式遊技機の演出に係るプログラムが記憶されている。具体的には、副制御部311のCPUが行う回胴式遊技副制御処理の内容を規定した図21のフローチャートで示される遊技副制御プログラムを記憶している。ROM319にはさらに、画像表示装置231へ指示するための表示指令信号ID、効果音発生装置315へ指示するための効果音指令信号IDを初めとする、回胴式遊技機の演出を制御するための各種のパラメータの値が格納されている。RAM320は、副制御部311に対する入出力データや演算処理のためのデータ、演出に関連するカウンタを初めとする各種カウンタ等を一時記憶する。
図柄表示装置312はリールユニットとも呼ばれ、リール402、403、404を各々表面に有した3個のドラムを横3列に有し、各ドラムを回転させる3個のステッピングモータと、主制御部308の指示を受けて各ステッピングモータを駆動する駆動回路、及び各ドラムの原点位置を主制御部308へフィードバックする検出回路から成る。
駆動回路と検出回路は不図示ではあるが、主制御部308が、駆動回路がリール402のドラムを回転するステッピングモータを駆動するために発した駆動パルス数と、検出回路によるそのステッピングモータの原点位置の検出結果とから演算することにより、表示窓201に表示される図柄を特定することは、従来の回胴式遊技機の図柄制御と同様の原理のため、当業者には特に詳細な説明は要しないであろう。同様に主制御部308は、図柄表示装置312内のリール403、404を各々表面に有した他の2個のドラムを回転する各ステッピングモータを制御し、表示窓202、203に表示される図柄を特定する。
図柄表示装置312は不図示のバックライトを有しており、これにより各リールを遊技中に内側から明るく照射する。本実施形態において、図柄表示装置312は、白色光と赤色光の2種のバックライトを有する。主制御部308が制御上認識するリール402、403、404の各々に対する識別子であるリールNO.を、順に1、2、3とする。
ホッパ制御装置316は、主制御部308の指示を受けて、50枚までのクレジットを超える、メダルの払い出しがある場合のクレジット超過分メダル、又は精算ボタン228の操作によるクレジット精算メダルを、メダル放出口224から放出する。
LED表示装置313は、遊技の演出に関連するLED類の表示装置であり、副制御部311の指示で複数のLEDを選択的に点灯/消灯させる。これにより演出用の各種LEDが点灯する。
ランプ表示装置314は、遊技の演出に関連するランプ類の表示装置であり、副制御部311の指示で複数のランプを選択的に点灯/消灯させる。これにより状態ランプ226も、ボーナスゲーム中、エラー発生、サブゲーム中等の状態の報知やその他演出時に点灯する。また、告知ランプ229もボーナスフラグ成立時にランプ表示装置314により点灯される。さらにランプ表示装置314により、図柄表示装置312の白色光と赤色光の2種のバックライトが、選択的に点灯する。
効果音発生装置315は、副制御部311の指示で遊技の演出に関連する音響をスピーカ227から発生する。
ライン表示装置317は、有効ラインLED210、211、212、213、214の表示装置であり、主制御部308の指示で複数のLEDを選択的に点灯/消灯させる。これにより有効ラインLED210、211、212、213、214が、メダル投入枚数により点灯する。
確率設定装置321は、ボーナス抽選の当選確率と小役確率の設定値をセットするための装置で、回胴式遊技機200の前扉の内側にあり、遊技者には操作不可能となっている。回胴式遊技機200の設定値は、遊技場の係員が回胴式遊技機200の施錠を解除し、設定キーを確率設定装置321に差し込んで、所定の手順により設定値をセットする。この設定方法は、従来の回胴式遊技機で周知のため詳細は省くが、通常、ボーナスの設定確率は6段階に設定可能であって、現行の回胴式遊技機規定では200〜600分の1に定められている。
尚、本実施形態の回胴式遊技機200の制御回路構成の要素ではないが、回胴式遊技機200と接続可能なホールコンピュータ323も、図3に示す。ホールコンピュータ323は、遊技場で使用される周知のホールコンピュータであり、各回胴式遊技機の通信ポート(不図示)から出力される台の稼動状況のデータを収集し管理する。ホールコンピュータ323と各回胴式遊技機は電気的に接続されており、そのネットワークシステムの電気的な接続としては、周知のシリアル又はパラレル通信、LAN(local area network)等を適用すればよく、また、有線、無線のいずれでも良い。
図4は、表示窓201〜203内で回転する左、中、右の各リール402〜404を展開して示した例である。各リールには例えば図柄7、c、b、s、r、y、h、p等がリールの外周の21個のポイントに配置されている。401は21個の配置ポイントに対応する図柄番号である。各リールは回転の向き405の示すように、図柄番号1、2、3…20、21、1、2…の順に上から下向きに表示窓201〜203内で回転する。
各リールは、遊技者のスタートレバー219及び停止ボタン220、221、222の操作に基づいて、図柄表示装置312により回転及び停止される。図柄表示装置312はバックライト(不図示)を有しており、これにより各リールは遊技中に内側から明るく照射される。
ここで、図柄7はBB図柄である。図柄b、7、bの有効ライン上の並びはRBである。図柄rはリプレイ図柄、小役sは獲得枚数15枚の15枚役、小役yは獲得枚数10枚の10枚役である。小役cは図柄の並びとは無関係に、左リール402の図柄cが有効ライン上に停止しさえすればよい獲得枚数4枚の4枚役である。図柄h、pは各々、はずれ図柄である。
さらに、図柄b、b、bの有効ライン上の並びはチャレンジタイム(Challenge Time;以下、CTと呼ぶ)である。図柄7、c、aの有効ライン上の並びはシングルチャレンジタイム(以下、SCTと呼ぶ)である。図柄7、a、c又は図柄b、c、cの有効ライン上の並びはシングルボーナス(以下、SBと呼ぶ)である。図柄r、y、rの有効ライン上の並びは減少ボーナス役である(CT、SCT、SB、及び減少ボーナス役については、後述)。
さて、上述した通り、減少ボーナス役の図柄の組み合わせは、(r、y、r)に限定する必要はないが、遊技者が容易に揃えることができる図柄の組み合わせ(ゾロ目であっても、なくてもよい)であること、又は、遊技者に注意を喚起させない図柄の組み合わせ(例えば、ゾロ目でない図柄)であることが望ましい。
(動作説明)
以上述べたシステム構成において、本実施形態の回胴式遊技機200のゲーム(遊技)内容について以下、図1〜9を参照し説明する。なお、リールの引込み制御が働く範囲を、前述の通り、リール停止まで190ms以下、最大4コマ以内とする。
本実施形態の回胴式遊技機200は、図柄7が有効ライン上に揃ってBB入賞すると、BBゲーム開始と同時に即JACインし、最大8回の役物の入賞若しくは最大12ゲーム消化でJACゲームが終了した後さらにまた即JACインし、BB小役ゲーム無しでJACゲームが何回も繰り返し起動(ループ)しながらゲームが進行し、メダルの払出が規定払出枚数(300枚)に到達するとBBゲーム終了となる。当業者には理解されるように、当然に純増はプラスである。
また、本実施形態のボーナスは、BB及びRBに加え、さらにCT、SCT、SB、及び減少ボーナスを含む。
CTは、一部若しくは全部のリールに対して(本実施形態では右リールのみに対して)、遊技者の目押しによる技術介入度を高めた特定の状態となる。CT中は、リプレイ以外の他の全ての小役について抽選結果に関わらずフラグを成立(無条件に当選)させ、ボーナスとリプレイについては抽選を行いそれらの当選を最優先に処理する。ボーナスとリプレイが当選していない場合は、他の全ての小役について処理フラグの優先順位をつけ、遊技者の停止ボタンの押下タイミングと小役の処理フラグの優先順位とに基づいて、リールの引込み制御を行って小役の図柄を有効ライン上に停止させる。便宜上、本実施形態では、CT中には小役yが最優先で残りの小役の優先順位は同位としている。尚、回胴式遊技機の規則に則り、小役の獲得枚数(所謂、配当数)に基づいてCT中の小役の優先順位を決めた仕様としてもよい。
ここで、本実施形態では右リールのみについて、CT中にリールの引込み制御で停止される(リプレイ以外の)小役については、リールの引込み制御が働く範囲が、通常ゲーム中のコマ数から2コマ以内に変換されて処理される。即ち本実施形態の右リールは、CT中、リールの引込み制御が働く範囲が、75ms以下、最大2コマ以内となる。本実施形態のCTは1ゲーム以上継続するが、メダルの払出が規定払出枚数(150枚)に到達するか、又はSB当選若しくはRB当選で終了となる。当業者には理解されるように、CT中は本実施形態においては右リールを毎ゲーム、役を成立させたい小役の図柄を正確に目押しすることによって、小役入賞によるメダルの払出が頻繁に発生し、純増はプラスとなる。
SCTは、基本動作は上述のCTと同様であるが、1ゲームのみで終了となる。
SBゲームは、SB入賞すると、SBゲーム開始と同時に即JACインし、役物の入賞の有無に関わらず1ゲームのみ消化でJACゲームが終了する。
減少ボーナスは、BB、CT、及び減少ボーナス役以外の抽選を行う。「減少ボーナス中」は「減少ボーナス小役ゲーム中」+「SCTゲーム中」で構成され、「減少ボーナス小役ゲーム中」における小役の抽選確率が「通常ゲーム中」と同じ低確率で不変である。従って、「減少ボーナス小役ゲーム中」は「通常ゲーム中」と同様、メダルが漸増することはほとんど無く、小役入賞によるメダルの払出はあっても純増はマイナスである。また、「減少ボーナス小役ゲーム中」においては、小役、SCT、SB、及びRBの当落を抽選している。SCTは頻度が低いため、「減少ボーナス中」はメダルが漸増することはほとんど無く、小役入賞によるメダルの払出はあっても純増はマイナスである。減少ボーナスは1ゲーム以上継続するが、メダルの払出が規定払出枚数(253枚)に到達するか、又はSB当選若しくはRB当選で終了となる。
図1は、本実施形態の回胴式遊技機の遊技状態遷移図である。図5(a)、(b)は、本実施形態の回胴式遊技機の遊技状態における役の抽選確率の表である。図5(a)は、確率表1(減少ボーナス中)である。図5(b)は、確率表2(通常ゲーム中)である。
図1を参照すると、電源投入直後、回胴式遊技機200は「通常ゲーム中」101の状態にある。この状態で、回胴式遊技機200は、BB、CT、RBに入賞すると「増加ボーナス中」102の状態へ遷移し、減少ボーナス役(r、y、r)に入賞すると「減少ボーナス中」103の状態へ遷移する。また回胴式遊技機200は「通常ゲーム中」101の状態で、小役とSBの抽選も行う。
「通常ゲーム中」101の状態で、回胴式遊技機200はROM309に格納されている図5(b)の確率表2を参照し動作する。図5(b)の確率表2を参照すると分かるように、BB、CT、RBの合成確率は1/80+1/100+1/900≒1/42である。これは、従来の回胴式遊技機でのボーナスの設定確率が200〜600分の1であることと比較して、比較的短時間で多量のメダルを獲得可能な「増加ボーナス中」102への遷移が1/42という高確率であることを意味する。一方、「減少ボーナス中」103の状態へ遷移する減少ボーナス役(r、y、r)の確率も1/44と高い。状態「通常ゲーム中」101は、「増加ボーナス中」102への遷移を高確率で抽選する意味の「高確率抽選ゾーン」と呼ぶことが出来る。
図1を参照すると、減少ボーナス役(r、y、r)入賞直後、回胴式遊技機200は「減少ボーナス中」103の状態にある。回胴式遊技機200は「減少ボーナス中」103の状態で、小役、SCT、SB、及びRBの抽選を行う。この状態で、回胴式遊技機200は、メダルの払出が規定払出枚数(253枚)に到達するか、又はSB当選すると「通常ゲーム中」101の状態へ遷移し、RB当選すると「増加ボーナス中」102の状態へ遷移する。
「減少ボーナス中」103の状態で、回胴式遊技機200はROM309に格納されている図5(a)の確率表1を参照し動作する。図5(a)の確率表1を参照すると分かるように、BB、CT、及び減少ボーナス役(r、y、r)の抽選は行われない。
図1を参照すると、BB、CT、RB入賞直後、回胴式遊技機200は「増加ボーナス中」102の状態にある。回胴式遊技機200は「増加ボーナス中」102の状態で、BB、CT、RBのいずれかの当選したゲームを行う。BBゲーム102aにおいて、回胴式遊技機200は、メダルの払出が規定払出枚数(300枚)に到達すると「通常ゲーム中」101の状態へ遷移する。CTゲーム102bにおいて、回胴式遊技機200は、メダルの払出が規定払出枚数(150枚)に到達するか、又はSB当選すると「通常ゲーム中」101の状態へ遷移する。CTゲーム102bにおいて、回胴式遊技機200は、RB当選し入賞するとRBゲーム102cへ遷移する。RBゲーム102cにおいて、回胴式遊技機200は、最大8回の役物の入賞若しくは最大12ゲーム消化でJACゲームが終了すると「通常ゲーム中」101の状態へ遷移する。
ここで、「減少ボーナス中」103から「通常ゲーム中(高確率抽選ゾーン)」101の状態への遷移について、さらに詳細に述べる。「減少ボーナス中」103において、図5(a)の確率表1により、回胴式遊技機200は、
小役c(4枚役)を7/180で抽選
小役y(10枚役)を18/180で抽選
小役s(15枚役)を3/180で抽選
するため、平均180ゲームで253枚の払出に到達し、「通常ゲーム中(高確率抽選ゾーン)」101に遷移する。
(参考式) 253 ÷(4×7/180+10×18/180+15×3/180)=180
(規定払出枚数)÷ (1Gあたりの期待払出枚数) =(到達ゲーム数)
これにより、「通常ゲーム中(高確率抽選ゾーン)」101に遷移する抽選を1/180で行うのと比較すると、本実施形態の回胴式遊技機200は、安定したゲーム数で「通常ゲーム中(高確率抽選ゾーン)」101に遷移することができることに特徴がある。尚、SCTは頻度が低い(1/65536)ため、到達ゲーム数に与える影響は殆ど無いので、上記参考式の計算から除外した。
また、稀にSBやRBの当選により「通常ゲーム中(高確率抽選ゾーン)」101や「増加ボーナス中」102に遷移させることで180ゲーム以内でも遊技者に期待感を持続させることができる。
図2等を参照すると、一般に、遊技者は、メダル投入口204からメダルを1〜3枚以上投入、又はベットボタン216〜218を押してクレジットメダルから1〜3枚のメダルを投入し、有効ラインLED210〜214のいくつかを点灯することで、入賞ライン表示205〜209の1〜5本のラインのいくつかを有効ラインとして、通常のゲームを行う。
ここで、メダルを投入し入賞ライン表示205〜209のいずれかを有効ラインとすることを、以下、BET(賭け)又は”BETする”と呼び、BET時の投入メダル数をBET数、BET数n枚の遊技を”n枚賭け”の遊技と呼ぶ。また、従来は、JACイン役を小役”リプレイ”と同様なリプレイ図柄rの並びとしていた。しかしながら、本実施形態においてはJACイン役を設けず、JACゲームの8回目の特別役(役物)の入賞後若しくは12ゲーム消化後に即JACインし、次のJACゲームが開始される。さらに、JACゲーム中においては、自動的に1枚賭けとなり、JACゲーム中における特別役(役物)は、”有効ラインである入賞ライン表示205上の左から図柄r、r、rの並び”とする。役物の入賞時には、15枚のメダルが払い出される。また、役物を構成する図柄は揃い易くリールに配列されている(リールの引込み制御が働く範囲;リール停止まで190ms以下、最大4コマ以内)。
特に、本実施形態の回胴式遊技機200は、JACゲーム中以外はBET数3枚の遊技のみが可能な”3枚賭け”専用の遊技機を想定する。従って、本実施形態の回胴式遊技機200は、メダル投入口204からメダルを3枚以上投入、又はベットボタン216〜218を押してクレジットメダルから3枚のメダルを投入し、有効ラインLED210〜214の全てを点灯することで、入賞ライン表示205〜209の5本のライン全てを有効ラインとし、通常のゲームが可能となる。
3枚以上メダルが投入された場合には、最大賭枚数(3枚)を超えた分については、クレジットが最大容量(50枚)に達するまでは、クレジットに加算される。クレジットが最大容量(50枚)を超えた場合には、超えた分のメダルは、メダル放出口224からメダル受皿225に向けて放出される。
回胴式遊技機200のゲーム内容について説明する。遊技者が、メダル投入口204からメダルを3枚以上投入し、BET数を3枚とする場合には、入賞ライン表示205〜209の5本のラインを有効ラインとして、BETは通常どおり行われる。
一方、クレジット数表示装置215の表示(クレジット数)がある場合、遊技者は、入賞ライン表示205〜209の5本のラインを有効ラインとしてBET数を3枚にするために、ベットボタン218を押してクレジットメダルから3枚のメダルを投入しようとする場合もある。この操作を繰り返して遊技者がゲームを続けると、クレジットを消化し続けていずれクレジット数表示装置215の表示(クレジット数)が3枚未満になるまで、BET数3枚でのBETでゲームを行うことが可能である。
遊技者がスタートレバー219を操作してリール402、403、404を回転させると同時に、主制御部308は(はずれを含む)役の抽選を行う。抽選の結果、BB(またはRB)フラグが成立すると、主制御部308はある程度の頻度で(又は完全告知の仕様なら必ず)副制御部311を介してランプ表示装置314へ指示を送り、告知ランプ229を点灯し遊技者へボーナスフラグ成立を告知する。
この後遊技者は、リール402、403、404を停止操作する。遊技者がBB(またはRB)を入賞させた場合、主制御部308は副制御部311を介してランプ表示装置314へ指示を送り告知ランプ229を消灯し、ボーナスフラグ成立の告知を止める。
また、遊技者がスタートレバー219を操作してリール402、403、404を回転させ停止させるまでの1ゲームにおいて、主制御部308は副制御部311を介して、効果音発生装置315へスピーカ227から通常効果音を発するよう指示を送り、或いはランプ表示装置314へ図柄表示装置312のバックライトを白色光または赤色光へ切り替えるよう指示を送って、演出しても良い。
遊技者は例えばBB入賞後、BBゲームの消化を行う。従来、ゲームカウンタ表示装置230は、BBゲーム中の消化可能なBB小役ゲーム残回数、及びBBゲームにおける消化可能なJACイン残回数を表示した。ただし、JACゲーム中においては、ゲームカウンタ表示装置230はJACゲーム残回数(最大12ゲーム)と役物の入賞残回数(最大8回)を表示する。
しかしながら、本実施形態の回胴式遊技機200は、
・BBゲームの終了条件が「BB小役ゲームを最大許容回数(従来の規定では30ゲーム)まで消化すること」若しくは「JACインを最大許容回数(従来の規定では3回)まで消化すること」のいずれでもなく「メダルの払出が規定払出枚数に到達すること」のみ
である仕様のため、ゲームカウンタ表示装置230は、BBゲーム中のBB小役ゲーム残回数及びBBゲームにおけるJACイン残回数を表示しない。
従来、ゲームカウンタ表示装置230の表示するBB小役ゲーム残回数又はJACイン残回数のいずれかが0ゲームとなった時点で、BBゲームは終了し、遊技状態は通常ゲーム中に戻った。
しかしながら、本実施形態の回胴式遊技機200は、上述のようにBBゲームの終了条件が「メダルの払出が規定払出枚数に到達すること」のみである仕様のため、ゲームカウンタ表示装置230は、BBゲーム中のBB小役ゲーム残回数及びBBゲームにおけるJACイン残回数を表示せず、メダルの払出が規定払出枚数に到達した時点で、BBゲームは終了し、遊技状態は通常ゲーム中に戻る。
また、本実施形態の回胴式遊技機200は、小役告知機能を有している。遊技者がスタートレバー219を操作してリール402、403、404を回転させると同時に、主制御部308は入賞の抽選を行う。抽選の結果、小役のフラグが成立すると、主制御部308はある程度の頻度で、副制御部311を介して画像表示装置231へ指示を送り、小役当選を連想させる情報、あるいは当選した小役図柄を表示し遊技者へその小役のフラグ成立を告知する(小役ナビ)。また、主制御部308は、抽選の結果、ボーナスフラグが成立すると、ある程度の頻度で「小役告知否定のボーナスフラグ告知演出」を行うために、副制御部311を介して画像表示装置231へ指示を送り、小役を表示し遊技者へ小役のフラグ成立の虚偽の告知(fake)を行う。
図6(a)〜(c)は、本実施形態の回胴式遊技機のBBゲーム開始から終了までのタイムチャートである。図6(a)は、BB入賞時のタイムチャートである。図6(b)は、RBゲーム(JACゲーム)終了時(規定払出枚数未到達時)のタイムチャートである。図6(c)は、BBゲーム終了時(規定払出枚数到達時)のタイムチャートである。
図6(a)において、主制御部308は、BBフラグがONとなった後、遊技者によるリール402、403、404の停止操作によってBB入賞となったことを検知すると、BBフラグをOFFにすると共に、BB作動フラグ及びRB作動フラグをONにする(図中符号6101a)。BB作動フラグONは、BBゲーム中で有ることを示し、RB作動フラグONは、RBゲーム(JACゲーム)中で有ることを示す。
次いで図6(b)において、主制御部308は、BB作動フラグ及びRB作動フラグがONの場合に、遊技者によるリール402、403、404の停止操作によって8回目の役物の入賞若しくは12ゲーム目消化でJACゲームが終了となったこと、及びメダルの払出が規定払出枚数に未到達であることを検知すると、RB作動フラグを一度OFFにするが即再度ONにする(図中符号6101b)。このRB作動フラグの再度ONは、次のJACゲームを開始したことを示す。
さらに図6(c)において、主制御部308は、BB作動フラグ及びRB作動フラグがONの場合に、JACゲーム中の役物入賞でメダルの払出が規定払出枚数に到達したことを検知すると、BB作動フラグ及びRB作動フラグをOFFにする(図中符号6101c)。BB作動フラグOFFは、BBゲーム終了を示し、ここでのRB作動フラグOFFは、JACゲームが途中で終了したことを示す。
図7〜9を参照し、本実施形態のリール制御の概要とBB当選時の例を説明する。
図7(a)、(b)は、本実施形態のBBゲームに係る遊技態様の1例を示す図である。図7(a)は、BBフラグ成立時を示す図である。図7(b)は、BB入賞時を示す図である。
図7(a)において、本実施形態の回胴式遊技機200は通常ゲーム中であり、BBフラグの成立に合わせて、主制御部308は副制御部311を介して、デモ画面表示(例えば「ボーナス!!」等)を有するデモウィンドウ501を画像表示装置231に表示し、告知ランプ229を点灯してボーナスフラグの成立を告知する。この後遊技者は、リール402、403、404を停止操作する。この場合遊技者は、BBの図柄7を狙って目押ししたとする。
図7(b)は、図7(a)のゲームにおいて、遊技者が左リール402の停止ボタン220、中リール403の停止ボタン221、右リール404の停止ボタン222を順に押下し、全リールを停止した図である。
ここで図4に示した図柄番号に関連して、図23に示すような引込みデータテーブルがROM309に格納されている。図23に示すように、引込みデータテーブルは、リールの引込み制御が働く最大引込みコマ数のデータを、各リールの各図柄番号毎に定義したデータである。リールの引込み制御が働く範囲が現行の回胴式遊技機規定に則り4コマ以内であるため、図23に示す最大引込みコマ数は、全て4コマ以内となっている。主制御部308は、あるリールのある図柄番号の図柄に対してリールの引込み制御を行うに際し、図23の引込みデータテーブルを参照し、そのリールのその図柄番号に定義された最大引込みコマ数に従って、その図柄番号の図柄に対してリールの引込み制御を行う。
したがって図7(b)においては、例えば、左リール402が停止し中リール403が回転中に、入賞ライン表示206上に中リール403の図柄7(図柄番号20)が差し掛かった時点で、遊技者が中リール403の停止ボタン221を押下したとすると、主制御部308は、図23の引込みデータテーブルを参照し、中リールの図柄番号20に定義された最大引込みコマ数4を取得する。この場合、役入賞に係る有効ラインである入賞ライン表示205の1コマ後の入賞ライン表示206上に図柄7(図柄番号20)が位置しており、その位置と入賞ライン表示205との間が取得した最大引込みコマ数4以内なので、主制御部308は、有効ラインである入賞ライン表示205上に図柄7(図柄番号20)のリールの引込み制御が可能と判断し、図柄7(図柄番号20)に対してリールの引込み制御を行う。
同様に中リール403が停止し右リール404が回転中に、入賞ライン表示206上に右リール404の図柄7(図柄番号20)が差し掛かった時点で、遊技者が右リール404の停止ボタン222を押下したとすると、主制御部308は、図23の引込みデータテーブルを参照し、右リールの図柄番号20に定義された最大引込みコマ数4を取得する。この場合、役入賞に係る有効ラインである入賞ライン表示205の1コマ後の入賞ライン表示206上に図柄7(図柄番号20)が位置しており、その位置と入賞ライン表示205との間が取得した最大引込みコマ数4以内なので、主制御部308は、有効ラインである入賞ライン表示205上に図柄7(図柄番号20)のリールの引込み制御が可能と判断し、図柄7(図柄番号20)に対してリールの引込み制御を行う。以上の結果が、図7(b)の全リールが停止しBB入賞となった状態である。
図7(b)において、BB入賞に合わせて、主制御部308は副制御部311を介して、BBゲームウィンドウ502を画像表示装置231に表示し、告知ランプ229を消灯してBBゲーム中を報知する。BBゲームウィンドウ502は、「BBゲーム中」の画面表示を有する。さらにBB入賞に合わせて、主制御部308は処理を即JACゲーム中へ移行させ(JACイン)、副制御部311を介してRBゲームウィンドウ503を画像表示装置231に表示しRBゲーム中を報知する。RBゲームウィンドウ503は、「12−8」(JACゲーム残回数=12、役物残回数=8を示す)、「JACゲーム中」、「1回目」(RB回数1回目を示す)の画面表示を有する。
図8(a)、(b)は、本実施形態のBBゲームに係る遊技態様の1例を示す図である。図8(a)は、JACゲーム中を示す図である。図8(b)は、次のJACイン時を示す図である。
図8(a)において、図7(b)に示した状態に続いて、遊技者が1回目のRBゲームで役物(有効ラインである入賞ライン表示205上の左から図柄r、r、rの並び)を7回入賞させた状態が示されている。7回目の役物入賞に合わせて、主制御部308は副制御部311を介して、その時点でのメダルの払出枚数105枚の表示を有する払出枚数ウィンドウ601と、RBゲームウィンドウ602とを画像表示装置231に表示し、RBゲーム中を報知する。RBゲームウィンドウ602は、「4−1」(JACゲーム残回数=4、役物残回数=1を示す)、「JACゲーム中」、「1回目」(RB回数1回目を示す)の画面表示を有する。この例においては消化JACゲーム数8回のうち役物入賞7回で、RBゲームウィンドウ602の表示「4−1」は、”最大JACゲーム残回数12−消化JACゲーム数8”によりJACゲーム残回数=4、及び”最大役物残回数8−役物入賞回数7”により役物残回数=1を示している。
図8(b)は、図8(a)に示した状態に続いて、遊技者が1回目のRBゲームで役物を8回入賞させた状態を示す。8回目の役物入賞に合わせて、主制御部308は副制御部311を介して、その時点でのメダルの払出枚数120枚の表示を有する払出枚数ウィンドウ603を画像表示装置231に表示する。さらにこの時点で払出枚数が規定払出枚数(300枚)に未到達のため、主制御部308は処理を即次のJACゲーム中へ移行させ(JACイン)、副制御部311を介してRBゲームウィンドウ604を画像表示装置231に表示しRBゲーム中を報知する。RBゲームウィンドウ604は、「12−8」(JACゲーム残回数=12、役物残回数=8を示す)、「JACゲーム中」、「2回目」(RB回数2回目を示す)の画面表示を有する。
図9(a)、(b)は、本実施形態のBBゲームに係る遊技態様の1例を示す図である。図9(a)は、JACゲーム中を示す図である。図9(b)は、BBゲーム終了時を示す図である。
図9(a)において、図8(b)に示した状態に続いて、遊技者が2回目のRBゲームで役物を6回入賞させた状態が示されている。6回目の役物入賞に合わせて、主制御部308は副制御部311を介して、その時点でのメダルの払出枚数210枚の表示を有する払出枚数ウィンドウ701と、RBゲームウィンドウ702とを画像表示装置231に表示し、RBゲーム中を報知する。RBゲームウィンドウ702は、「6−2」(JACゲーム残回数=6、役物残回数=2を示す)、「JACゲーム中」、「2回目」(RB回数2回目を示す)の画面表示を有する。この例においては消化JACゲーム数6回のうち役物入賞連続6回で、RBゲームウィンドウ602の表示「6−2」は、”最大JACゲーム残回数12−消化JACゲーム数6”によりJACゲーム残回数=6、及び”最大役物残回数8−役物入賞回数6”により役物残回数=2を示している。
図9(b)は、図9(a)に示した状態に続いて、遊技者が3回目のRBゲームで役物を4回入賞させた状態を示す。4回目の役物入賞に合わせて、主制御部308は副制御部311を介して、その時点でのメダルの払出枚数300枚の表示を有する払出枚数ウィンドウ703を画像表示装置231に表示する。さらにこの時点で払出枚数が規定払出枚数(300枚)に到達したため、主制御部308はRBゲーム(JACゲーム)を途中で終了しBBゲームを終了して、副制御部311を介してボーナス終了ウィンドウ704を画像表示装置231に表示しボーナスゲームの終了を報知する。
上述した図7〜9を適宜読み替えながら参照し、本実施形態のRB当選時の例を説明する。
図7(a)において、本実施形態の回胴式遊技機200は通常ゲーム中であり、RBフラグの成立に合わせて、主制御部308は副制御部311を介して、デモ画面表示(例えば「ボーナス!!」等)を有するデモウィンドウ501を画像表示装置231に表示し、告知ランプ229を点灯してボーナスフラグの成立を告知する。この後遊技者は、リール402、403、404を停止操作する。この場合遊技者は、RBの図柄b、7、bの有効ライン上の並びを狙って目押ししたとする。
次いで図7(b)において、遊技者が左リール402の停止ボタン220、中リール403の停止ボタン221、右リール404の停止ボタン222を順に押下し、全リールを停止した場合を説明する。
ここで図23に示す引込みデータテーブルを合わせて参照し説明する。読み替えた図7(b)においては、例えば、左リール402が停止し表示窓201内に上から図柄r、b、sが表示されているとする。中リール403が回転中に、入賞ライン表示206上に中リール403の図柄7(図柄番号20)が差し掛かった時点で、遊技者が中リール403の停止ボタン221を押下したとすると、主制御部308は、図23の引込みデータテーブルを参照し、中リールの図柄番号20に定義された最大引込みコマ数4を取得する。この場合、役入賞に係る有効ラインである入賞ライン表示205の1コマ後の入賞ライン表示206上に図柄7(図柄番号20)が位置しており、その位置と入賞ライン表示205との間が取得した最大引込みコマ数4以内なので、主制御部308は、有効ラインである入賞ライン表示205上に図柄7(図柄番号20)のリールの引込み制御が可能と判断し、図柄7(図柄番号20)に対してリールの引込み制御を行う。
同様に中リール403が停止し右リール404が回転中に、入賞ライン表示206上に右リール404の図柄b(図柄番号7)が差し掛かった時点で、遊技者が右リール404の停止ボタン222を押下したとすると、主制御部308は、図23の引込みデータテーブルを参照し、右リールの図柄番号7に定義された最大引込みコマ数4を取得する。この場合、役入賞に係る有効ラインである入賞ライン表示205の1コマ後の入賞ライン表示206上に図柄b(図柄番号7)が位置しており、その位置と入賞ライン表示205との間が取得した最大引込みコマ数4以内なので、主制御部308は、有効ラインである入賞ライン表示205上に図柄b(図柄番号7)のリールの引込み制御が可能と判断し、図柄b(図柄番号7)に対してリールの引込み制御を行う。以上の結果、図7(b)の全リールが停止しRBの図柄b、7、bの有効ライン上の並びが成立し、RB入賞となる。
読み替えた図7(b)において、RB入賞に合わせて、主制御部308は副制御部311を介して告知ランプ229を消灯し、JACゲーム中へ移行させ(JACイン)、副制御部311を介してRBゲームウィンドウ503を画像表示装置231に表示しRBゲーム中を報知する。RBゲームウィンドウ503は、「12−8」(JACゲーム残回数=12、役物残回数=8を示す)、「JACゲーム中」、「1回目」(RB回数1回目を示す)の画面表示を有する。尚、BBゲームウィンドウ502の部位には何も表示されない。
次いで図8(a)において、読み替えた図7(b)に示した状態に続いて、遊技者がRBゲームで役物(有効ラインである入賞ライン表示205上の左から図柄r、r、rの並び)を7回入賞させた状態が示されている。7回目の役物入賞に合わせて、主制御部308は副制御部311を介して、その時点でのメダルの払出枚数105枚の表示を有する払出枚数ウィンドウ601と、RBゲームウィンドウ602とを画像表示装置231に表示し、RBゲーム中を報知する。RBゲームウィンドウ602は、「4−1」(JACゲーム残回数=4、役物残回数=1を示す)、「JACゲーム中」、「1回目」(RB回数1回目を示す)の画面表示を有する。この例においては消化JACゲーム数8回のうち役物入賞7回で、RBゲームウィンドウ602の表示「4−1」は、”最大JACゲーム残回数12−消化JACゲーム数8”によりJACゲーム残回数=4、及び”最大役物残回数8−役物入賞回数7”により役物残回数=1を示している。
読み替えた図8(b)において、上述の図8(a)に示した状態に続いて、遊技者がRBゲームで役物を8回入賞させた状態を示す。8回目の役物入賞に合わせて、主制御部308は副制御部311を介して、その時点でのメダルの払出枚数120枚の表示を有する払出枚数ウィンドウ603を画像表示装置231に表示する。さらにこの時点で、主制御部308はRBゲーム(JACゲーム)を終了して、副制御部311を介してRBゲームウィンドウ604に替えてボーナス終了ウィンドウ704を画像表示装置231に表示しボーナスゲームの終了を報知する。
上述した図7〜9を適宜読み替えながら参照し、本実施形態のSB当選時の例を説明する。
読み替えた図7(a)において、本実施形態の回胴式遊技機200は通常ゲーム中であり、SBフラグの成立に合わせて、主制御部308は副制御部311を介して、デモ画面表示を有するデモウィンドウ501を画像表示装置231に表示せず、告知ランプ229を点灯しない。この後遊技者は、リール402、403、404を停止操作する。この場合遊技者は、目押しではなく偶然にSBの図柄7、a、c又は図柄b、c、cの有効ライン上の並びを成立させたとする。
図7(b)において、遊技者が左リール402の停止ボタン220、中リール403の停止ボタン221、右リール404の停止ボタン222を順に押下し、全リールを停止した場合を説明する。
ここで図23に示す引込みデータテーブルを合わせて参照し説明する。読み替えた図7(b)においては、例えば、左リール402が停止し表示窓201内に上から図柄r、b、sが表示されているとする。中リール403が回転中に、入賞ライン表示206上に中リール403の図柄c(図柄番号3)が差し掛かった時点で、遊技者が中リール403の停止ボタン221を押下したとすると、主制御部308は、図23の引込みデータテーブルを参照し、中リールの図柄番号3に定義された最大引込みコマ数4を取得する。この場合、役入賞に係る有効ラインである入賞ライン表示205の1コマ後の入賞ライン表示206上に図柄c(図柄番号3)が位置しており、その位置と入賞ライン表示205との間が取得した最大引込みコマ数4以内なので、主制御部308は、有効ラインである入賞ライン表示205上に図柄c(図柄番号3)のリールの引込み制御が可能と判断し、図柄c(図柄番号3)に対してリールの引込み制御を行う。
同様に中リール403が停止し右リール404が回転中に、入賞ライン表示206上に右リール404の図柄c(図柄番号18)が差し掛かった時点で、遊技者が右リール404の停止ボタン222を押下したとすると、主制御部308は、図23の引込みデータテーブルを参照し、右リールの図柄番号18に定義された最大引込みコマ数4を取得する。この場合、役入賞に係る有効ラインである入賞ライン表示205の1コマ後の入賞ライン表示206上に図柄c(図柄番号18)が位置しており、その位置と入賞ライン表示205との間が取得した最大引込みコマ数4以内なので、主制御部308は、有効ラインである入賞ライン表示205上に図柄c(図柄番号18)のリールの引込み制御が可能と判断し、図柄c(図柄番号18)に対してリールの引込み制御を行う。以上の結果、図7(b)の全リールが停止しSBの図柄b、c、cの有効ライン上の並びが成立し、SB入賞となる。
読み替えた図7(b)において、SB入賞に合わせて、主制御部308はJACゲーム中へ移行させ(JACイン)、副制御部311を介してRBゲームウィンドウ503を画像表示装置231に表示しJACゲーム中を報知する。RBゲームウィンドウ503は、「1−1」(JACゲーム残回数=1、役物残回数=1を示す)、「JACゲーム中」の画面表示を有し、「1回目」(RB回数1回目を示す)の画面表示を有さない。尚、BBゲームウィンドウ502の部位には何も表示されない。
次いで図8(a)において、読み替えた図7(b)に示した状態に続いて、遊技者がSBゲームで役物(有効ラインである入賞ライン表示205上の左から図柄r、r、rの並び)を1回入賞させた状態が示されている。1回目の役物入賞に合わせて、主制御部308は副制御部311を介して、その時点でのメダルの払出枚数15枚の表示を有する払出枚数ウィンドウ601と、RBゲームウィンドウ602に替えてボーナス終了ウィンドウ704を画像表示装置231に表示しボーナスゲームの終了を報知する。
上述した図7〜9を適宜読み替えながら参照し、本実施形態のCT当選時の例を説明する。
図7(a)において、本実施形態の回胴式遊技機200は通常ゲーム中であり、CTフラグの成立に合わせて、主制御部308は副制御部311を介して、デモ画面表示(例えば「ボーナス!!」等)を有するデモウィンドウ501を画像表示装置231に表示し、告知ランプ229を点灯してボーナスフラグの成立を告知する。この後遊技者は、リール402、403、404を停止操作する。この場合遊技者は、CTの図柄b、b、bの有効ライン上の並びを狙って目押ししたとする。
次いで図7(b)において、遊技者が左リール402の停止ボタン220、中リール403の停止ボタン221、右リール404の停止ボタン222を順に押下し、全リールを停止した場合を説明する。
ここで図23に示す引込みデータテーブルを合わせて参照し説明する。読み替えた図7(b)においては、例えば、左リール402が停止し表示窓201内に上から図柄r、b、sが表示されているとする。中リール403が回転中に、入賞ライン表示206上に中リール403の図柄b(図柄番号12)が差し掛かった時点で、遊技者が中リール403の停止ボタン221を押下したとすると、主制御部308は、図23の引込みデータテーブルを参照し、中リールの図柄番号12に定義された最大引込みコマ数4を取得する。この場合、役入賞に係る有効ラインである入賞ライン表示205の1コマ後の入賞ライン表示206上に図柄b(図柄番号12)が位置しており、その位置と入賞ライン表示205との間が取得した最大引込みコマ数4以内なので、主制御部308は、有効ラインである入賞ライン表示205上に図柄b(図柄番号12)のリールの引込み制御が可能と判断し、図柄b(図柄番号12)に対してリールの引込み制御を行う。
同様に中リール403が停止し右リール404が回転中に、入賞ライン表示206上に右リール404の図柄b(図柄番号7)が差し掛かった時点で、遊技者が右リール404の停止ボタン222を押下したとすると、主制御部308は、図23の引込みデータテーブルを参照し、右リールの図柄番号7に定義された最大引込みコマ数4を取得する。この場合、役入賞に係る有効ラインである入賞ライン表示205の1コマ後の入賞ライン表示206上に図柄b(図柄番号7)が位置しており、その位置と入賞ライン表示205との間が取得した最大引込みコマ数4以内なので、主制御部308は、有効ラインである入賞ライン表示205上に図柄b(図柄番号7)のリールの引込み制御が可能と判断し、図柄b(図柄番号7)に対してリールの引込み制御を行う。以上の結果、図7(b)の全リールが停止しCTの図柄b、b、bの有効ライン上の並びが成立し、CT入賞となる。
読み替えた図7(b)において、CT入賞に合わせて、主制御部308は副制御部311を介して、告知ランプ229を消灯し、BBゲームウィンドウ502の部位には、「CTゲーム中」の画面表示を有する。RBゲームウィンドウ503の部位には何も表示されない。
次いで読み替えた図8(a)において、上述の図7(b)に示した状態に続いて、遊技者がCTゲームで(図柄r、r、rの並びに替えて)小役y(10枚役)を7回入賞させた状態が示されているとする。7回目の小役y入賞に合わせて、主制御部308は副制御部311を介して、その時点でのメダルの払出枚数70枚の表示を有する払出枚数ウィンドウ601と、BBゲームウィンドウ502の部位における「CTゲーム中」の画面表示とを画像表示装置231に表示し、CTゲーム中を報知する。
CT中は、リプレイ以外の他の全ての小役について抽選結果に関わらずフラグを成立(無条件に当選)させ、ボーナスとリプレイが当選していない場合は、本実施形態では小役yが最優先で残りの小役の優先順位は同位に扱い、遊技者の停止ボタンの押下タイミングと小役の処理フラグの優先順位とに基づいて、リールの引込み制御を行って小役の図柄を有効ライン上に停止させる。本実施形態の右リールだけは、CT中、リールの引込み制御が働く範囲が、75ms以下、最大2コマ以内となる。従って、図23に示す引込みデータテーブルを参照すると、左及び中リールの全ての図柄yについて、最大引込みコマ数が4であり、且つ、揃い易くリールに配列されている(リールの引込み制御が働く範囲;リール停止まで190ms以下、最大4コマ以内)ため、CT中は、左、中の順にリールを適当に押すだけで、最優先の小役yが入賞ライン表示上に揃う。その後、右リール(CT中、リールの引込み制御が最大2コマ以内)について、その入賞ライン表示上に回転してくる図柄7(図柄番号20)を目押しすれば、その入賞ライン表示上に図柄y(図柄番号21)が引込まれ、小役yが入賞となる。
ここで図23に示す引込みデータテーブルを合わせて参照し説明する。読み替えた図8(a)においては、例えば、左リール402が停止し表示窓201内に上から図柄s、y、rが表示されているとする。中リール403が回転中に、入賞ライン表示206上に中リール403の図柄y(図柄番号9)が差し掛かった時点で、遊技者が中リール403の停止ボタン221を押下したとすると、主制御部308は、図23の引込みデータテーブルを参照し、中リールの図柄番号9に定義された最大引込みコマ数4を取得する。この場合、役入賞に係る有効ラインである入賞ライン表示205の1コマ後の入賞ライン表示206上に図柄y(図柄番号9)が位置しており、その位置と入賞ライン表示205との間が取得した最大引込みコマ数4以内なので、主制御部308は、有効ラインである入賞ライン表示205上に図柄y(図柄番号9)のリールの引込み制御が可能と判断し、図柄y(図柄番号9)に対してリールの引込み制御を行う。
次いで、中リール403が停止し右リール404が回転中に、入賞ライン表示206上に右リール404の図柄7(図柄番号20)が差し掛かった時点で、遊技者が右リール404の停止ボタン222を押下したとすると、主制御部308は、右リールの図柄7(図柄番号20)に次いで回転してくる図柄y(図柄番号21)の最大引込みコマ数を、右リールのCT中のリール引込み制御最大コマ数の2コマとして取得する。この場合、役入賞に係る有効ラインである入賞ライン表示205の2コマ後の表示窓203外に図柄y(図柄番号21)が位置しており、その位置と入賞ライン表示205との間が取得した最大引込みコマ数2以内なので、主制御部308は、有効ラインである入賞ライン表示205上に図柄y(図柄番号21)のリールの引込み制御が可能と判断し、図柄y(図柄番号21)に対してリールの引込み制御を行う。以上の結果、図8(a)の全リールが停止し小役y入賞となる。
読み替えた図8(b)において、上述の図8(a)に示した状態に続いて、遊技者がCTゲームで小役y(10枚役)を15回入賞させた状態を示す。15回目の小役y入賞に合わせて、主制御部308は副制御部311を介して、その時点でのメダルの払出枚数150枚の表示を有する払出枚数ウィンドウ603を画像表示装置231に表示する。さらにこの時点で払出枚数が規定払出枚数(150枚)に到達したため、主制御部308はCTゲームを終了して、副制御部311を介してRBゲームウィンドウ604に替えてボーナス終了ウィンドウ704を画像表示装置231に表示しボーナスゲームの終了を報知する。
上述した図7〜9を適宜読み替えながら参照し、本実施形態の減少ボーナス役当選時の例を説明する。
図7(a)において、本実施形態の回胴式遊技機200は通常ゲーム中であり、減少ボーナス役フラグの成立に合わせて、主制御部308は副制御部311を介して、デモ画面表示を有するデモウィンドウ501を画像表示装置231に表示せず、告知ランプ229を点灯しない。この後遊技者は、リール402、403、404を停止操作する。この場合遊技者は、目押しではなく偶然に減少ボーナス役の図柄r、y、rの有効ライン上の並びを成立させたとする。
図7(b)において、遊技者が左リール402の停止ボタン220、中リール403の停止ボタン221、右リール404の停止ボタン222を順に押下し、全リールを停止した場合を説明する。
ここで図23に示す引込みデータテーブルを合わせて参照し説明する。引込みデータテーブルを参照すると、左及び右リールの全ての図柄rについて、最大引込みコマ数が4であり、且つ、揃い易くリールに配列されている(リールの引込み制御が働く範囲;リール停止まで190ms以下、最大4コマ以内)ため、且つ中リールの全ての図柄yについても、最大引込みコマ数が4であり、且つ、揃い易くリールに配列されているため、減少ボーナス役フラグの成立中は、左、中、右の順にリールを適当に押すだけで、減少ボーナス役の図柄r、y、rが入賞ライン表示上に揃う。
読み替えた図7(b)においては、例えば、左リール402が停止し表示窓201内に上から図柄y、r、bが表示されているとする。中リール403が回転中に、入賞ライン表示206上に中リール403の図柄y(図柄番号9)が差し掛かった時点で、遊技者が中リール403の停止ボタン221を押下したとすると、主制御部308は、図23の引込みデータテーブルを参照し、中リールの図柄番号9に定義された最大引込みコマ数4を取得する。この場合、役入賞に係る有効ラインである入賞ライン表示205の1コマ後の入賞ライン表示206上に図柄y(図柄番号9)が位置しており、その位置と入賞ライン表示205との間が取得した最大引込みコマ数4以内なので、主制御部308は、有効ラインである入賞ライン表示205上に図柄y(図柄番号9)のリールの引込み制御が可能と判断し、図柄y(図柄番号9)に対してリールの引込み制御を行う。
同様に中リール403が停止し右リール404が回転中に、入賞ライン表示206上に右リール404の図柄r(図柄番号10)が差し掛かった時点で、遊技者が右リール404の停止ボタン222を押下したとすると、主制御部308は、図23の引込みデータテーブルを参照し、右リールの図柄番号10に定義された最大引込みコマ数4を取得する。この場合、役入賞に係る有効ラインである入賞ライン表示205の1コマ後の入賞ライン表示206上に図柄r(図柄番号10)が位置しており、その位置と入賞ライン表示205との間が取得した最大引込みコマ数4以内なので、主制御部308は、有効ラインである入賞ライン表示205上に図柄r(図柄番号10)のリールの引込み制御が可能と判断し、図柄r(図柄番号10)に対してリールの引込み制御を行う。以上の結果、図7(b)の全リールが停止し減少ボーナス役の図柄r、y、rの有効ライン上の並びが成立し、減少ボーナス役入賞となる。
読み替えた図7(b)において、減少ボーナス役入賞に合わせて、主制御部308は副制御部311を介して画像表示装置231に特に何も表示せず、減少ボーナス役(r、y、r)当選による「減少ボーナス中」103の状態への遷移を特には報知しない。
上述した図7〜9を適宜読み替えながら参照し、本実施形態のSCT当選時の例を説明する。
図7(a)において、本実施形態の回胴式遊技機200は減少ボーナス中であり、SCTフラグの成立に合わせて、主制御部308は副制御部311を介して、デモ画面表示(例えば「ボーナス!!」等)を有するデモウィンドウ501を画像表示装置231に表示し、告知ランプ229を点灯してボーナスフラグの成立を告知する。この後遊技者は、リール402、403、404を停止操作する。この場合遊技者は、SCTの図柄7、c、aの有効ライン上の並びを狙って目押ししたとする。
次いで図7(b)において、遊技者が左リール402の停止ボタン220、中リール403の停止ボタン221、右リール404の停止ボタン222を順に押下し、全リールを停止した場合を説明する。
ここで図23に示す引込みデータテーブルを合わせて参照し説明する。読み替えた図7(b)においては、例えば、左リール402が停止し表示窓201内に上から図柄y、7、sが表示されているとする。中リール403が回転中に、入賞ライン表示206上に中リール403の図柄c(図柄番号3)が差し掛かった時点で、遊技者が中リール403の停止ボタン221を押下したとすると、主制御部308は、図23の引込みデータテーブルを参照し、中リールの図柄番号3に定義された最大引込みコマ数4を取得する。この場合、役入賞に係る有効ラインである入賞ライン表示205の1コマ後の入賞ライン表示206上に図柄c(図柄番号3)が位置しており、その位置と入賞ライン表示205との間が取得した最大引込みコマ数4以内なので、主制御部308は、有効ラインである入賞ライン表示205上に図柄c(図柄番号3)のリールの引込み制御が可能と判断し、図柄c(図柄番号3)に対してリールの引込み制御を行う。
同様に中リール403が停止し右リール404が回転中に、入賞ライン表示206上に右リール404の図柄a(図柄番号13)が差し掛かった時点で、遊技者が右リール404の停止ボタン222を押下したとすると、主制御部308は、図23の引込みデータテーブルを参照し、右リールの図柄番号13に定義された最大引込みコマ数4を取得する。この場合、役入賞に係る有効ラインである入賞ライン表示205の1コマ後の入賞ライン表示206上に図柄a(図柄番号13)が位置しており、その位置と入賞ライン表示205との間が取得した最大引込みコマ数4以内なので、主制御部308は、有効ラインである入賞ライン表示205上に図柄a(図柄番号13)のリールの引込み制御が可能と判断し、図柄a(図柄番号13)に対してリールの引込み制御を行う。以上の結果、図7(b)の全リールが停止しSCTの図柄7、c、aの有効ライン上の並びが成立し、SCT入賞となる。
読み替えた図7(b)において、SCT入賞に合わせて、主制御部308は副制御部311を介して、告知ランプ229を消灯し、BBゲームウィンドウ502の部位には、「SCTゲーム中」の画面表示を有する。RBゲームウィンドウ503の部位には何も表示されない。
次いで読み替えた図8(a)において、上述の図7(b)に示した状態に続いて、遊技者がSCTゲームで(図柄r、r、rの並びに替えて)小役y(10枚役)を1回入賞させた状態が示されているとする。SCTは、基本動作は上述のCTと同様である。CT中と同様に左、中の順にリールを適当に押すだけで、最優先の小役yが入賞ライン表示上に揃う。その後、右リール(CT中、リールの引込み制御が最大2コマ以内)について、その入賞ライン表示上に回転してくる図柄7(図柄番号20)を目押しすれば、その入賞ライン表示上に図柄y(図柄番号21)が引込まれ、小役yが入賞となる。1回目の小役y入賞に合わせて、主制御部308は副制御部311を介して、その時点でのメダルの払出枚数10枚の表示を有する払出枚数ウィンドウ601と、RBゲームウィンドウ602に替えてボーナス終了ウィンドウ704を画像表示装置231に表示しボーナスゲームの終了を報知する。
(プログラムの処理説明)
本実施形態における上記ゲーム時に関わる処理は、図10〜21のフローチャートに示す処理手順により行われる。図10〜20の処理手順は、主制御部308のCPUが実行する回胴式遊技制御処理の内容を示し、主制御部308のCPUが、ROM309に記憶されている遊技制御プログラムを読み出して実行することにより行われる。図21の処理手順は、副制御部311のCPUが実行する回胴式遊技副制御処理の内容を示し、副制御部311のCPUが、ROM319に記憶されている遊技副制御プログラムを読み出して実行することにより行われる。
尚、設定キーが確率設定装置321に差し込まれ、所定の手順により設定値がセットされる場合に、主制御部308のCPUが実行する処理手順は、従来の回胴式遊技機で周知のため説明は省く。本実施形態では、ROM309に予め格納されている設定1〜6の各々に相当する(はずれを含む)役の抽選確率から、確率設定装置321によって設定された設定値に対応する(はずれを含む)役の抽選確率が抽出され、その(はずれを含む)役の抽選確率及び設定された設定値が予めRAM310内に格納されている。
図10において、主制御部308のCPUが行う回胴式遊技制御処理の内容を規定した本実施形態の遊技制御プログラムの処理手順について、図1〜9も合わせて参照しながら説明する(状態は通常ゲーム中101)。回胴式遊技機200が電源の投入をされると、主制御部308は各種初期設定(不図示)の後、不図示の周期的な割り込み処理により、RAM310内の設定値及びボーナスの抽選確率に対応したRAM310内の役の乱数カウンタを逐次更新することによって、役の乱数値を順次発生する。
遊技者により、メダル投入口204からメダルが1〜3枚以上投入され、又はベットボタン216〜218が押されてクレジットメダルから1〜3枚のメダルを投入する指示が発生し、主制御部308はBET数1〜3枚のBETの指示を検知すると、いずれのBET方法であるかを判定する(ステップS800→S803)。
主制御部308は、ベットボタンスイッチ302からの1〜3回のトリガを検出しベットボタン216〜218によるBETであると判定した場合、クレジット数表示装置215の表示中のクレジット数とBET数1〜3枚を比較する(ステップS803→S805)。
比較結果が「クレジット数<BET数」の場合、主制御部308は、処理を遊技者によるメダル投入口204へのメダル投入待ちの状態に戻す(ステップS805→S800)。
主制御部308は、メダルセンサスイッチ305からの1〜3回のトリガを検出しメダル投入口204からのメダル投入によるBETであると判定した場合(ステップS803→S815)、又はベットボタン216〜218によるBET数1〜3枚のBETが正常に行われたと判定すると(ステップS803→S805→S815)、主制御部308はライン表示装置317へ有効ラインLED210〜214をBET数に見合った分だけ点灯するよう指示し、入賞ライン表示205〜209をBET数に見合った分だけ有効ラインとする。
本実施形態は、一般遊技においては、”3枚賭け”専用の遊技機であるため、入賞ライン表示205〜209を全て有効ラインとなった状態で遊技が可能、即ち、遊技者のスタートレバー219の操作が可能となる。
遊技者がスタートレバー219を操作するとリール始動スイッチ301のトリガ発生により、主制御部308は図柄表示装置312へリールの回転の指示を出すと共に、役の抽選としてRAM310内の役の乱数カウンタから乱数値を抽出する。主制御部308は取得した乱数値に基づいて役当落を抽選し、この抽選に当選した場合、当選役のRAM310内のフラグをONにする(SCTの抽選は行われない)(ステップS815→S816)。
主制御部308は、RAM310内のフラグをチェックする(ステップS817)。どの役フラグも不成立の場合は、主制御部308は、0〜2からランダムに選択した演出種別をイベントのbit3〜bit0に設定した図22に示す通常遊技コマンド(コマンドIDは0)を、副制御部311へ送信する(ステップS818)。これにより、副制御部311は通常遊技コマンドを受信した場合、スタートレバー219の操作時の演出を行うよう、通常遊技コマンドのイベントである演出種別に見合った指示をランプ表示装置314、効果音発生装置315、画像表示装置231等へ送信する。
そして、ステップS820のリール停止処理において、遊技者の停止ボタン220〜222の操作に対して、主制御部308は停止ボタンスイッチユニット303のトリガ検出に合わせて、図柄表示装置312へはずれ時のリール制御の指示を行いリール402、403、404を停止させ、この1ゲームをゲーム回数としてカウントする。カウントされたゲーム回数は、例えば通信ポート(不図示)から出力され、台の稼動状況のデータの1つとして、ホールコンピュータ323によって収集されて管理され、1ゲーム終了となる。そして主制御部308はステップS800の処理へ戻る。
再度、遊技者が、メダル投入口204からメダルを1〜3枚以上投入、又はベットボタン216〜218を押してクレジットメダルから1〜3枚のメダルを投入して、BET数1〜3枚のBETが正常に行われると、主制御部308はライン表示装置317へ有効ラインLED210〜214をBET数に見合った分だけ点灯するよう指示することで、入賞ライン表示205〜209をBET数に見合った分だけ有効ラインとする(ステップS800→S803→S815、又はステップS800→S803→S805→S815)。
遊技者がスタートレバー219を操作するとリール始動スイッチ301のトリガ発生により、主制御部308は図柄表示装置312へリールの回転の指示を出すと共に、役の抽選としてRAM310内の役の乱数カウンタから乱数値を抽出する。主制御部308は取得した乱数値に基づいて役当落を抽選し、この抽選に当選した場合、当選役のRAM310内のフラグをONにする(ステップS815→S816)。
主制御部308は、RAM310内のフラグをチェックし、フラグ成立の場合は更にRAM310内の各小役のフラグをチェックする(ステップS817→S848)。小役フラグが成立している場合、主制御部308は0〜3からランダムに選択した演出種別をイベントのbit3〜bit0に設定し、小役種別をイベントのbit10〜bit4に設定した図22に示す通常遊技コマンド(コマンドIDは0)を、副制御部311へ送信する(ステップS848→S826)。これにより、ある程度の頻度で、主制御部308は副制御部311を介して画像表示装置231に小役を表示し遊技者へその小役のフラグ成立を告知する。
そして、ステップS827の3リール停止処理において、遊技者の停止ボタン220、221、222の操作に対して、主制御部308は停止ボタンスイッチユニット303のトリガ検出に合わせて、図柄表示装置312へフラグ成立役に関わるリールの引込み制御の指示を行い、リール402、403、404を停止させる。ステップS827の3リール停止処理については、図11を参照した説明で後述する。
リール402、403、404の停止後に小役が入賞していれば、主制御部308は、小役に対応した小役処理(メダルの払い出し等)を行い、成立していた小役フラグをOFFにして1ゲーム(遊技)終了とする(ステップS830→S833→S843→S845→S800)。リール402、403、404の停止後に小役が入賞していなければ、主制御部308は、成立していた小役フラグをOFFにして1ゲーム(遊技)終了とする(ステップS830→S833→S845→S800)。
再度、遊技者が、メダル投入口204からメダルを1〜3枚以上投入、又はベットボタン216〜218を押してクレジットメダルから1〜3枚のメダルを投入して、BET数1〜3枚のBETが正常に行われると、主制御部308はライン表示装置317へ有効ラインLED210〜214をBET数に見合った分だけ点灯するよう指示することで、入賞ライン表示205〜209をBET数に見合った分だけ有効ラインとする(ステップS800→S803→S815、又はステップS800→S803→S805→S815)。
遊技者がスタートレバー219を操作するとリール始動スイッチ301のトリガ発生により、主制御部308は図柄表示装置312へリールの回転の指示を出すと共に、役の抽選としてRAM310内の役の乱数カウンタから乱数値を抽出する。主制御部308は取得した乱数値に基づいて役当落を抽選し、この抽選に当選した場合、当選役のRAM310内のフラグをONにする(ステップS815→S816)。
主制御部308は、RAM310内のフラグをチェックし、フラグ成立の場合は更にRAM310内の各小役のフラグをチェックする(ステップS817→S848)。小役フラグが成立しておらずボーナスフラグが成立(SBフラグON)している場合に、主制御部308は処理をステップS827へ進める。 そして、ステップS827の3リール停止処理において、遊技者の停止ボタン220、221、222の操作に対して、主制御部308は停止ボタンスイッチユニット303のトリガ検出に合わせて、図柄表示装置312へフラグ成立役に関わるリールの引込み制御の指示を行い、リール402、403、404を停止させる。
リール402、403、404の停止後に役が入賞していなければ、主制御部308は、1ゲーム(遊技)終了とする(ステップS830→S833→S845→S800)。
リール402、403、404の停止後にSBが入賞していれば、主制御部308は、図22に示すボーナスフラグのデータ(SBフラグONの場合は3)をイベントに設定したボーナスフラグ成立コマンド(コマンドIDは1)を、副制御部311へ送信する(ステップS830→S836)。これにより、副制御部311はボーナスフラグ成立コマンドを受信した場合、イベントがSBフラグONを指示する場合は「JACゲーム中」の表示のみを有するRBゲームウィンドウ503を表示するように画像表示装置231への指示を出して制御する。
そして主制御部308は、遊技者による次ゲームの指示を受け付けると、SBゲーム処理を行い(ステップS837)、通常の処理へ戻る。ステップS837のSBゲーム処理におけるJACゲームを1回の詳細な処理内容は、図12を参照した説明で後述する。
次いで主制御部308は、図22に示すボーナスフラグのデータ(5;高確)をイベントに設定したボーナスフラグ成立コマンド(コマンドIDは1)を、副制御部311へ送信する(ステップS863)。これにより、副制御部311はボーナスフラグ成立コマンドを受信した場合、SBフラグONの場合に減少ボーナス中から通常ゲーム中に状態遷移した場合を含む「高確率」の表示を有するウィンドウ(不図示)を表示するように画像表示装置231への指示を出して制御する。次いで主制御部308は、処理を次ゲーム待ちの状態へ戻す(ステップS863→S800)。
一方ステップS848において、小役フラグが成立しておらずボーナスフラグが成立(BBフラグON又はCTフラグON若しくはRBフラグON)している場合(ステップSS855)、主制御部308は、増加ボーナスゲーム処理を図13のステップS1324から行い(ステップS838)、通常の処理へ戻る。ステップS838の増加ボーナスゲーム処理の詳細な処理内容は、図13を参照した説明で後述する。
次いで主制御部308は、図22に示すボーナスフラグのデータ(5;高確)をイベントに設定したボーナスフラグ成立コマンド(コマンドIDは1)を、副制御部311へ送信する(ステップS865)。これにより、副制御部311はボーナスフラグ成立コマンドを受信した場合、増加ボーナス中から通常ゲーム中に状態遷移した場合の「高確率」の表示を有するウィンドウ(不図示)を表示するように画像表示装置231への指示を出して制御する。次いで主制御部308は、処理を次ゲーム待ちの状態へ戻す(ステップS865→S800)。
またステップS848において、小役フラグが成立しておらずボーナスフラグが成立(減少ボーナス役フラグON)している場合(ステップS855)、主制御部308は、図22に示すボーナスフラグのデータ(6;減少)をイベントに設定したボーナスフラグ成立コマンド(コマンドIDは1)を、副制御部311へ送信する(ステップS857)。これにより、副制御部311はボーナスフラグ成立コマンドを受信した場合、通常ゲーム中から減少ボーナス中に状態遷移した場合に、「高確率」の表示を有するウィンドウ(不図示)を消去するように画像表示装置231への指示を出して制御する。そして主制御部308は、減少ボーナスゲーム処理を図19のステップS1927から行い(ステップS839)、通常の処理へ戻る。ステップS839の減少ボーナスゲーム処理の詳細な処理内容は、図19を参照した説明で後述する。
次いで主制御部308は、図22に示すボーナスフラグのデータ(5;高確)をイベントに設定したボーナスフラグ成立コマンド(コマンドIDは1)を、副制御部311へ送信する(ステップS840)。これにより、副制御部311はボーナスフラグ成立コマンドを受信した場合、減少ボーナス中から通常ゲーム中に状態遷移した場合の「高確率」の表示を有するウィンドウ(不図示)を表示するように画像表示装置231への指示を出して制御する。次いで主制御部308は、処理を次ゲーム待ちの状態へ戻す(ステップS840→S800)。
次に図11を参照し、主制御部308のCPUが行う回胴式遊技制御処理の内容を規定した本実施形態の遊技制御プログラムの処理手順の内、上述のステップS827の3リール停止処理について説明する。
主制御部308は、ボーナスフラグ成立後に小役フラグ成立の場合には、リプレイ>ボーナス>小役の優先順位でフラグを選択し(ステップS900)、処理をステップS901へ進める。尚、後述するRBゲーム処理内で図11の3リール停止処理が行われる場合には(後述する図16中のステップS827)、成立するフラグは高確率で役物フラグのため、ステップS900の処理は特に行われない。
主制御部308はステップS901において、停止ボタンスイッチユニット303のトリガを監視し最初のリール停止(第1停止指示)を監視している。第1停止指示を検知すると(ステップS901)、主制御部308は、フラグ成立役を入賞させる図柄であって有効ラインに近づく直近の図柄の図柄番号n(1〜21)と、第1停止指示リール(左リール402、中リール403、右リール404のいずれか)に対する識別子であるリールNO.”L(左;1、中;2、右;3)”とをインデックスとして、図23の引込みデータテーブルを参照し、第1停止指示リールLの図柄番号nに定義された最大引込みコマ数N(0〜4)を取得する(ステップS903)。
ここで、役入賞に係る有効ラインと図柄番号nの図柄との間が取得した最大引込みコマ数N以内ならば、主制御部308は、有効ライン上に図柄番号nの図柄のリールの引込み制御が可能と判断し、図柄番号nの図柄に対してリールの引込み制御の指示を行い、第1停止指示リールを停止する(ステップS905)。
又は、ステップS905において、役入賞に係る有効ラインと図柄番号nの図柄との間が取得した最大引込みコマ数Nを超えるならば、主制御部308は、有効ライン上に図柄番号nの図柄のリールの引込み制御が不可能と判断し(役の取りこぼし)、図柄番号nの図柄に対してリールの引込み制御をしない即止めの指示を行い、第1停止指示リールを停止する(各有効ライン上に適当な図柄を最短時間で停止)。
次に主制御部308は、停止ボタンスイッチユニット303のトリガを監視し次のリール停止(第2停止指示)を監視している。第2停止指示を検知すると(ステップS910)、主制御部308は、フラグ成立役を入賞させる図柄であって役入賞に係る有効ラインに近づく直近の図柄の図柄番号n(1〜21)と、第2停止指示リール(左リール402、中リール403、右リール404のいずれか)に対する識別子であるリールNO.”L(左;1、中;2、右;3)”とをインデックスとして、図23の引込みデータテーブルを参照し、第2停止指示リールLの図柄番号nに定義された最大引込みコマ数N(0〜4)を取得する(ステップS913)。
ここで、役入賞に係る有効ラインと図柄番号nの図柄との間が取得した最大引込みコマ数N以内ならば、主制御部308は、有効ライン上に図柄番号nの図柄のリールの引込み制御が可能と判断し、図柄番号nの図柄に対してリールの引込み制御の指示を行い、第2停止指示リールを停止する(ステップS915)。この例が、上述の図7(b)の場合である。
又は、ステップS915において、役入賞に係る有効ラインと図柄番号nの図柄との間が取得した最大引込みコマ数Nを超えるならば、主制御部308は、有効ライン上に図柄番号nの図柄のリールの引込み制御が不可能と判断し、図柄番号nの図柄に対してリールの引込み制御をしない即止めの指示を行い、第2停止指示リールを停止する(各有効ライン上に適当な図柄を最短時間で停止)。
最後に主制御部308は、停止ボタンスイッチユニット303のトリガを監視し最後のリール停止(第3停止指示)を監視している。第3停止指示を検知すると(ステップS920)、主制御部308は、フラグ成立役を入賞させる図柄であって役入賞に係る有効ラインに近づく直近の図柄の図柄番号n(1〜21)と、第3停止指示リール(左リール402、中リール403、右リール404のいずれか)に対する識別子であるリールNO.”L(左;1、中;2、右;3)”とをインデックスとして、図23の引込みデータテーブルを参照し、第3停止指示リールLの図柄番号nに定義された最大引込みコマ数N(0〜4)を取得する(ステップS923)。
ここで、役入賞に係る有効ラインと図柄番号nの図柄との間が取得した最大引込みコマ数N以内ならば、主制御部308は、有効ライン上に図柄番号nの図柄のリールの引込み制御が可能と判断し、図柄番号nの図柄に対してリールの引込み制御の指示を行い、第3停止指示リールを停止し、呼び出し元の処理へ戻る(ステップS925→リターン)。この例が、上述の図7(b)の場合である。
又は、ステップS925において、役入賞に係る有効ラインと図柄番号nの図柄との間が取得した最大引込みコマ数Nを超えるならば、主制御部308は、有効ライン上に図柄番号nの図柄のリールの引込み制御が不可能と判断し、図柄番号nの図柄に対してリールの引込み制御をしない即止めの指示を行い、第3停止指示リールを停止し(各有効ライン上に適当な図柄を最短時間で停止。但し、役の入賞を避ける。)、呼び出し元の処理へ戻る。
また、主制御部308は、ステップS925において、この1ゲームをゲーム回数としてカウントする。カウントされたゲーム回数は、例えば通信ポート(不図示)から出力され、台の稼動状況のデータの1つとして、ホールコンピュータ323によって収集されて管理される。
次に図12を参照し、主制御部308のCPUが行う回胴式遊技制御処理の内容を規定した本実施形態の遊技制御プログラムの処理手順の内、上述のステップS837のSBゲーム処理について説明する。
主制御部308は、成立していたSBフラグをOFFにする(ステップS1206)。次いで主制御部308は、役物残回数カウンタの値(1)をイベントのbit3〜bit0に設定し、JACゲーム残回数カウンタの値(1)をイベントのbit8〜bit4に設定し、RB回数カウンタの値(0)をイベントのbit10〜bit9に設定した図22に示すカウンタコマンド2(コマンドIDは5)を、副制御部311へ送信する(ステップS1207)。これにより、主制御部308は副制御部311を介して、RBゲームウィンドウ503を画像表示装置231に表示しJACゲーム中を報知する。RBゲームウィンドウ503は、「1−1」(JACゲーム残回数=1、役物残回数=1を示す)、「JACゲーム中」の画面表示を有し、「1回目」(RB回数1回目を示す)の画面表示を有さない。尚、BBゲームウィンドウ502の部位には何も表示されない。
遊技者により、メダル投入口204からメダルが1枚投入され(JACゲームは1枚賭け)、又はベットボタン216〜218が押されてクレジットメダルから1枚のメダルを投入する指示が発生し(JACゲームは1枚賭け)、主制御部308はBET数1枚のBETの指示を検知すると、いずれのBET方法であるかを判定する(ステップS1200→S1203)。
主制御部308は、ベットボタンスイッチ302からの1回のトリガを検出しベットボタン216〜218によるBETであると判定した場合、クレジット数表示装置215の表示中のクレジット数とBET数1枚を比較する(ステップS1203→S1205)。
比較結果が「クレジット数<BET数」の場合、主制御部308は、処理を遊技者によるメダル投入口204へのメダル投入待ちの状態に戻す(ステップS1205→S1200)。
主制御部308は、メダルセンサスイッチ305からの1回のトリガを検出しメダル投入口204からのメダル投入によるBETであると判定した場合(ステップS1203→S1215)、又はベットボタン216〜218によるBET数1枚のBETが正常に行われたと判定すると(ステップS1203→S1205→S1215)、主制御部308はライン表示装置317へ有効ラインLED210をBET数1枚に見合った分だけ点灯するよう指示し、入賞ライン表示205をBET数1枚に見合った分だけ有効ラインとする。
遊技者がスタートレバー219を操作するとリール始動スイッチ301のトリガ発生により、主制御部308は図柄表示装置312へリールの回転の指示を出すと共に、役(役物)の抽選としてRAM310内の役の乱数カウンタから乱数値を抽出する。主制御部308は取得した乱数値に基づいて役物の当落を抽選し、この抽選に当選した場合(本実施形態では便宜上SBの役物は100%当選としている)、RAM310内の役物フラグをONにする(ステップS1215→S1216)。
主制御部308は、ステップS827の3リール停止処理において、遊技者の停止ボタン220、221、222の操作に対して、主制御部308は停止ボタンスイッチユニット303のトリガ検出に合わせて、図柄表示装置312へ役物に関わるリールの引込み制御の指示を行い、リール402、403、404を停止させる。
そして主制御部308は、成立していた役物フラグをOFFにしRAM310内の役物払出枚数カウンタを0に初期化する一方(ステップS1230)、役物を構成する図柄が揃い易くリールに配列されているため、この時点で役物は100%入賞している(ステップS1233)。尚、このSBゲームにおいて役物を100%当選とせずに、BBやRB等の他のボーナスと小役を抽選するようにしてもよい。
次いで主制御部308は、役物払出枚数カウンタの値が所定の役物払出枚数N枚(この例ではN=15)に達したか否かを判定する(ステップS1243)。所定の役物払出枚数に達していない場合、主制御部308は、1枚のメダルの払い出しに係る処理(払出数表示装置223及びクレジット数表示装置215のカウントアップ、ホッパ制御装置316からの払い出し等の制御)を行い、役物払出枚数カウンタをインクリメントする(ステップS1245)。さらに主制御部308は、RAM310内の払出枚数カウンタをインクリメントする(ステップS1247)。
次いで主制御部308は、払出枚数カウンタの値をイベントに設定した図22に示すカウンタコマンド1(コマンドIDは4)を、副制御部311へ送信する(ステップS1249)。これにより、主制御部308は副制御部311を介して、図8(a)の符号601に示したような払出枚数ウィンドウを画像表示装置231に表示し、その時点でのメダルの払出枚数を報知する。
ステップS1243において所定の役物払出枚数に達している場合、主制御部308は、ステップS1224において、図22に示すボーナス終了コマンド(コマンドIDは3)を、副制御部311へ送信する。これにより、副制御部311はボーナス終了コマンドを受信した場合、ボーナス終了ウィンドウ704を表示するように画像表示装置231への指示を出して制御する。そして主制御部308は、RAM310内の払出枚数カウンタを0に初期化し、呼び出し元の処理へ戻る(ステップS1226→リターン)。
次に図13を参照し、主制御部308のCPUが行う回胴式遊技制御処理の内容を規定した本実施形態の遊技制御プログラムの処理手順の内、上述のステップS838の増加ボーナスゲーム処理について説明する。
ボーナスフラグが成立(BB、CT又はRBフラグON)しているため、主制御部308は0〜2、3(小役告知)又は4(ボーナス)からランダムに選択した演出種別をイベントのbit3〜bit0に設定し、ランダムに適当な小役種別をイベントのbit10〜bit4に設定した図22に示す通常遊技コマンド(コマンドIDは0)を、副制御部311へ送信する(ステップS1324)。
これにより、ある程度の頻度で通常遊技コマンドの演出種別が3(小役告知)となり、この場合「小役告知否定のボーナスフラグ告知演出」を行うために、主制御部308は、副制御部311を介して画像表示装置231に小役を表示し遊技者へ小役のフラグ成立の虚偽の告知を行う。一方通常遊技コマンドの演出種別が4(ボーナス)の場合デモ画面表示(例えば「ボーナス!!」等)を行うために、主制御部308は、副制御部311を介して画像表示装置231にデモ画面を表示し遊技者へボーナスフラグ成立の告知を行う。
そして、主制御部308は、ボーナスフラグのデータ(0;ボーナス共通)をイベントに設定した図22に示すボーナスフラグ成立コマンド(コマンドIDは1)を、ランダムにある程度の頻度で副制御部311へ送信する(ステップS1325)。これにより、副制御部311はボーナスフラグ成立コマンドを受信した場合、ランプ表示装置314への指示を出して告知ランプ229が点灯するように制御し、遊技者へボーナスフラグの成立を告知する。
そして、遊技者の停止ボタン220、221、222の操作に対して、主制御部308は停止ボタンスイッチユニット303のトリガ検出に合わせて、図柄表示装置312へフラグ成立役(ボーナス)に関わるリールの引込み制御の指示を行い、リール402、403、404を停止させる(ステップS827)。
ボーナスの取りこぼしによりボーナスが入賞していなければ、主制御部308はボーナスフラグをONのまま1ゲーム(遊技)終了とする(ステップS1330→S1345→S1300)。
再度、遊技者が、メダル投入口204からメダルを1〜3枚以上投入、又はベットボタン216〜218を押してクレジットメダルから1〜3枚のメダルを投入して、BET数1〜3枚のBETが正常に行われると、主制御部308はライン表示装置317へ有効ラインLED210〜214をBET数に見合った分だけ点灯するよう指示することで、入賞ライン表示205〜209をBET数に見合った分だけ有効ラインとする(ステップS1300→S1303→S1315、又はステップS1300→S1303→S1305→S1315)。
遊技者がスタートレバー219を操作するとリール始動スイッチ301のトリガ発生により、主制御部308は図柄表示装置312へリールの回転の指示を出すと共に、役の抽選としてRAM310内の役の乱数カウンタから乱数値を抽出する。主制御部308は取得した乱数値に基づいて役当落を抽選し(BB、CT又はRBフラグは既にON)、この抽選に当選した場合、当選役のRAM310内のフラグをONにする(ステップS1315→S1316)。
主制御部308は、RAM310内の各小役のフラグをチェックする(ステップS1348)。小役フラグが成立している場合、主制御部308は0〜3からランダムに選択した演出種別をイベントのbit3〜bit0に設定し、小役種別をイベントのbit10〜bit4に設定した図22に示す通常遊技コマンド(コマンドIDは0)を、副制御部311へ送信する(ステップS1348→S1326)。これにより、ある程度の頻度で、主制御部308は副制御部311を介して画像表示装置231に小役を表示し遊技者へその小役のフラグ成立を告知する。
そして、ステップS827の3リール停止処理において、遊技者の停止ボタン220、221、222の操作に対して、主制御部308は停止ボタンスイッチユニット303のトリガ検出に合わせて、図柄表示装置312へフラグ成立役に関わるリールの引込み制御の指示を行い、リール402、403、404を停止させる。
リール402、403、404の停止後に小役が入賞していれば、主制御部308は、小役に対応した小役処理(メダルの払い出し等)を行い、成立していた小役フラグをOFFにして1ゲーム(遊技)終了とする(ステップS1330→S1343→S1345→S1300)。リール402、403、404の停止後に小役が入賞していなければ、主制御部308は、成立していた小役フラグをOFFにして1ゲーム(遊技)終了とする(ステップS1330→S1345→S1300)。
再度、遊技者が、メダル投入口204からメダルを1〜3枚以上投入、又はベットボタン216〜218を押してクレジットメダルから1〜3枚のメダルを投入して、BET数1〜3枚のBETが正常に行われると、主制御部308はライン表示装置317へ有効ラインLED210〜214をBET数に見合った分だけ点灯するよう指示することで、入賞ライン表示205〜209をBET数に見合った分だけ有効ラインとする(ステップS1300→S1303→S1315、又はステップS1300→S1303→S1305→S1315)。
遊技者がスタートレバー219を操作するとリール始動スイッチ301のトリガ発生により、主制御部308は図柄表示装置312へリールの回転の指示を出すと共に、役の抽選としてRAM310内の役の乱数カウンタから乱数値を抽出する。主制御部308は取得した乱数値に基づいて役当落を抽選し(BB、CT又はRBフラグは既にON)、この抽選に当選した場合、当選役のRAM310内のフラグをONにする(ステップS1315→S1316)。
主制御部308は、RAM310内の各小役のフラグをチェックする(ステップS1348)。小役フラグが成立していなくともボーナスフラグが成立(BB、CT又はRBフラグON)しているため、主制御部308は0〜2、3(小役告知)又は4(ボーナス)からランダムに選択した演出種別をイベントのbit3〜bit0に設定し、ランダムに適当な小役種別をイベントのbit10〜bit4に設定した図22に示す通常遊技コマンド(コマンドIDは0)を、副制御部311へ送信する(ステップS1324)。
これにより、ある程度の頻度で通常遊技コマンドの演出種別が3(小役告知)となり、この場合「小役告知否定のボーナスフラグ告知演出」を行うために、主制御部308は、副制御部311を介して画像表示装置231に小役を表示し遊技者へ小役のフラグ成立の虚偽の告知を行う。一方通常遊技コマンドの演出種別が4(ボーナス)の場合デモ画面表示(例えば「ボーナス!!」等)を行うために、主制御部308は、副制御部311を介して画像表示装置231にデモ画面を表示し遊技者へボーナスフラグ成立の告知を行う。
そして、主制御部308は、ボーナスフラグのデータ(0;ボーナス共通)をイベントに設定した図22に示すボーナスフラグ成立コマンド(コマンドIDは1)を、ランダムにある程度の頻度で副制御部311へ送信する(ステップS1325)。これにより、副制御部311はボーナスフラグ成立コマンドを受信した場合、ランプ表示装置314への指示を出して告知ランプ229が点灯するように制御し、遊技者へボーナスフラグの成立を告知する。
そして、遊技者の停止ボタン220、221、222の操作に対して、主制御部308は停止ボタンスイッチユニット303のトリガ検出に合わせて、図柄表示装置312へフラグ成立役(ボーナス)に関わるリールの引込み制御の指示を行い、リール402、403、404を停止させる(ステップS827)。
ボーナスが入賞していれば(状態は増加ボーナス中102)、主制御部308は、図22に示すボーナスフラグのデータ(BBフラグONの場合は1、RBフラグONの場合は2、CTフラグONの場合は4)をイベントに設定したボーナスフラグ成立コマンド(コマンドIDは1)を、副制御部311へ送信する(ステップS1330→S1334)。これにより、副制御部311はボーナスフラグ成立コマンドを受信した場合、イベントがBBフラグONを指示する場合はBBゲームウィンドウ502を表示するように画像表示装置231への指示を出して制御し(この例が、上述の図7(b))、イベントがRBフラグONを指示する場合は「JACゲーム中」の表示のみを有するRBゲームウィンドウ503を表示するように画像表示装置231への指示を出して制御する。イベントがCTフラグONを指示する場合はBBゲームウィンドウ502の部位に「CTゲーム中」の画面表示を有し、RBゲームウィンドウ503の部位には何も表示されないように画像表示装置231への指示を出して制御する。さらに主制御部308は図22に示す告知終了コマンド(コマンドIDは2)を副制御部311へ送信する。これにより、副制御部311はランプ表示装置314への指示を出して告知ランプ229を消灯するように制御する(ステップS1335)。この例が、上述の図7(b)の場合である。
BBフラグON又はRBフラグONの場合、主制御部308は、遊技者による次ゲームの指示を受け付けると、ボーナスゲーム処理を行う(ステップS1336→S1337)。ステップS1337のボーナスゲーム処理におけるBBやRB(JACゲームを1回)の詳細な処理内容は、図14を参照した説明で後述するが、主制御部308は、BBフラグONの場合はBBゲーム処理を、RBフラグONの場合はRBゲーム(JACゲーム)処理行う。次いで主制御部308は、呼び出し元の処理(通常ゲーム中)へ戻る(ステップS1337→リターン)。
CTフラグONの場合、主制御部308は、遊技者による次ゲームの指示を受け付けると、CTゲーム処理を行う(ステップS1336→S1340)。ステップS1340のCTゲーム処理の詳細な処理内容は、図17を参照した説明で後述する。次いで主制御部308は、呼び出し元の処理(通常ゲーム中)へ戻る(ステップS1340→リターン)。
次に図14を参照し、主制御部308のCPUが行う回胴式遊技制御処理の内容を規定した本実施形態の遊技制御プログラムの処理手順の内、上述のステップS1337のボーナスゲーム処理について説明する。
主制御部308は、RAM310内のBBフラグが成立している場合、BBフラグをOFFにする(ステップS1400→S1402)。次に主制御部308は、RAM310内のBB作動フラグをONにし(ステップS1404)、BBゲーム処理を行う(ステップS1406)。ステップS1406のBBゲーム処理については、図15を参照した説明で後述する。BBゲーム処理後、主制御部308は、BB作動フラグをOFFにし(ステップS1408)、処理をステップS1424へ進める。
一方、主制御部308は、RAM310内のRBフラグが成立している場合、RBフラグをOFFにする(ステップS1400→S1410)。そして主制御部308は、RAM310内のJACゲーム残回数カウンタを最大値の12に初期化し、RAM310内の役物残回数カウンタを最大値の8に初期化する(ステップS1412)。さらに主制御部308は、RAM310内のRB回数カウンタを1に初期化する(ステップS1414)。
次いで主制御部308は、役物残回数カウンタの値をイベントのbit3〜bit0に設定し、JACゲーム残回数カウンタの値をイベントのbit8〜bit4に設定し、RB回数カウンタの値をイベントのbit10〜bit9に設定した図22に示すカウンタコマンド2(コマンドIDは5)を、副制御部311へ送信する(ステップS1416)。これにより、主制御部308は副制御部311を介して、図7(b)に示したようなRBゲームウィンドウ503を画像表示装置231に表示しRBゲーム中を報知する。この処理により、RBゲームウィンドウ503には、「12−8」(JACゲーム残回数=12、役物残回数=8を示す)、「1回目」(RB回数1回目を示す)が追加表示される。尚、このステップS1410〜の処理フローは、RB図柄の図柄bが揃ったRB入賞のRBゲームの場合を示し、よって図7(b)に示したようなBBゲームウィンドウ502は表示されない。
次に主制御部308は、RAM310内のRB作動フラグをONにし(ステップS1418)、RBゲーム処理を行う(ステップS1420)。ステップS1420のRBゲーム処理については、図16を参照した説明で後述する。RBゲーム処理後、主制御部308は、RB作動フラグをOFFにし(ステップS1422)、処理をステップS1424へ進める。
主制御部308は、ステップS1424において、図22に示すボーナス終了コマンド(コマンドIDは3)を、副制御部311へ送信する。これにより、副制御部311はボーナス終了コマンドを受信した場合、ボーナス終了ウィンドウ704を表示するように画像表示装置231への指示を出して制御する。この例が、上述の図9(b)の場合である。そして主制御部308は、RAM310内のRB回数カウンタ及び払出枚数カウンタを0に初期化し、呼び出し元の処理へ戻る(ステップS1426→リターン)。
尚、上述したBB作動フラグとRB作動フラグは、本実施形態においては無くとも動作に支障は無い。これらは、開発におけるデバッグ時にBBゲーム中及びRBゲーム中の状態をモニターする等のソフトウェアの保守に利用可能であり、また次機種開発時に本実施形態のソフトウェアを流用する場合の拡張性に供するであろう。
次に図15を参照し、主制御部308のCPUが行う回胴式遊技制御処理の内容を規定した本実施形態の遊技制御プログラムの処理手順の内、上述のステップS1406のBBゲーム処理について説明する。
主制御部308は、RAM310内のJACゲーム残回数カウンタを最大値の12に初期化し、RAM310内の役物残回数カウンタを最大値の8に初期化する(ステップS1500)。さらに主制御部308は、RAM310内のRB回数カウンタをインクリメント(+1)する(ステップS1502)。ここでRB回数カウンタの値が0であった場合は、ステップS1102においてRB回数カウンタはインクリメントされて1となり、この後処理されるRBゲームはRB回数1回目であることが指示される。
そして主制御部308はボーナスフラグのデータ(RBフラグONを指示する2)をイベントに設定した図22に示すボーナスフラグ成立コマンド(コマンドIDは1)を、副制御部311へ送信する(ステップS1504)。これにより、副制御部311はボーナスフラグ成立コマンドを受信した場合、イベントがRBフラグONを指示するため「JACゲーム中」の表示のみを有する図7(b)に示すようなRBゲームウィンドウ503を表示するように、画像表示装置231への指示を出して制御する。
次いで主制御部308は、役物残回数カウンタの値をイベントのbit3〜bit0に設定し、JACゲーム残回数カウンタの値をイベントのbit8〜bit4に設定し、RB回数カウンタの値をイベントのbit10〜bit9に設定した図22に示すカウンタコマンド2(コマンドIDは5)を、副制御部311へ送信する(ステップS1506)。これにより、主制御部308は副制御部311を介して、図7(b)に示したようなRBゲームウィンドウ503を画像表示装置231に表示しRBゲーム中を報知する。この処理により、RBゲームウィンドウ503には、「12−8」(JACゲーム残回数=12、役物残回数=8を示す)、「1回目」(RB回数1回目を示す)が追加表示される。尚、この処理フローは、BB図柄の図柄7が揃ったBB入賞のBBゲームの場合を示し、よって図7(b)に示したようなBBゲームウィンドウ502は上述のステップS1334の処理で既に表示されている。
次に主制御部308は、RAM310内のRB作動フラグをONにし(ステップS1508)、RBゲーム処理を行う(ステップS1420)。ステップS1420のRBゲーム処理については、図16を参照した説明で後述する。RBゲーム処理後、主制御部308は、RB作動フラグをOFFにし(ステップS1512)、処理をステップS1514へ進める。
主制御部308は、ステップS1514において、RAM310内の払出枚数カウンタの値が規定払出枚数(300枚)に到達したか否かを判定する。主制御部308は、規定払出枚数未到達の場合には処理をステップS1500へ戻し、規定払出枚数到達の場合には呼び出し元の処理へ戻る(ステップS1514→リターン)。
次に図16を参照し、主制御部308のCPUが行う回胴式遊技制御処理の内容を規定した本実施形態の遊技制御プログラムの処理手順の内、上述のステップS1420のRBゲーム処理について説明する。
遊技者により、メダル投入口204からメダルが1枚投入され(JACゲームは1枚賭け)、又はベットボタン216〜218が押されてクレジットメダルから1枚のメダルを投入する指示が発生し(JACゲームは1枚賭け)、主制御部308はBET数1枚のBETの指示を検知すると、いずれのBET方法であるかを判定する(ステップS1600→S1603)。
主制御部308は、ベットボタンスイッチ302からの1回のトリガを検出しベットボタン216〜218によるBETであると判定した場合、クレジット数表示装置215の表示中のクレジット数とBET数1枚を比較する(ステップS1603→S1605)。
比較結果が「クレジット数<BET数」の場合、主制御部308は、処理を遊技者によるメダル投入口204へのメダル投入待ちの状態に戻す(ステップS1605→S1600)。
主制御部308は、メダルセンサスイッチ305からの1回のトリガを検出しメダル投入口204からのメダル投入によるBETであると判定した場合(ステップS1603→S1615)、又はベットボタン216〜218によるBET数1枚のBETが正常に行われたと判定すると(ステップS1603→S1605→S1615)、主制御部308はライン表示装置317へ有効ラインLED210をBET数1枚に見合った分だけ点灯するよう指示し、入賞ライン表示205をBET数1枚に見合った分だけ有効ラインとする。
遊技者がスタートレバー219を操作するとリール始動スイッチ301のトリガ発生により、主制御部308は図柄表示装置312へリールの回転の指示を出すと共に、役(役物)の抽選としてRAM310内の役の乱数カウンタから乱数値を抽出する。主制御部308は取得した乱数値に基づいて役物の当落を抽選し、この抽選に当選した場合、RAM310内の役物フラグをONにする(ステップS1615→S1616)。
主制御部308は、RAM310内のフラグをチェックする(ステップS1617)。役物フラグが不成立の場合は、ステップS1620のリール停止処理において、遊技者の停止ボタン220〜222の操作に対して、主制御部308は停止ボタンスイッチユニット303のトリガ検出に合わせて、図柄表示装置312へはずれ時のリール制御の指示を行いリール402、403、404を停止させ、この1ゲームをゲーム回数としてカウントする。カウントされたゲーム回数は、例えば通信ポート(不図示)から出力され、台の稼動状況のデータの1つとして、ホールコンピュータ323によって収集されて管理される。そして主制御部308は処理をステップS1654へ進める。
再度、遊技者が、メダル投入口204からメダルを1枚投入、又はベットボタン216〜218を押してクレジットメダルから1枚のメダルを投入して、BET数1枚のBETが正常に行われると、主制御部308はライン表示装置317へ有効ラインLED210をBET数1枚に見合った分だけ点灯するよう指示することで、入賞ライン表示205をBET数1枚に見合った分だけ有効ラインとする(ステップS1600→S1603→S1615、又はステップS1600→S1603→S1605→S1615)。
遊技者がスタートレバー219を操作するとリール始動スイッチ301のトリガ発生により、主制御部308は図柄表示装置312へリールの回転の指示を出すと共に、役(役物)の抽選としてRAM310内の役の乱数カウンタから乱数値を抽出する。主制御部308は取得した乱数値に基づいて役物の当落を抽選し、この抽選に当選した場合、RAM310内の役物フラグをONにする(ステップS1615→S1616)。
主制御部308は、RAM310内のフラグをチェックし、役物フラグが成立している場合(ステップS1617→S827)、ステップS827の3リール停止処理において、遊技者の停止ボタン220、221、222の操作に対して、主制御部308は停止ボタンスイッチユニット303のトリガ検出に合わせて、図柄表示装置312へ役物に関わるリールの引込み制御の指示を行い、リール402、403、404を停止させる。
そして主制御部308は、成立していた役物フラグをOFFにしRAM310内の役物払出枚数カウンタを0に初期化する一方(ステップS1630)、役物を構成する図柄が揃い易くリールに配列されているため、この時点で役物は100%入賞している(ステップS1633)。
次いで主制御部308は、役物払出枚数カウンタの値が所定の役物払出枚数N枚(この例ではN=15)に達したか否かを判定する(ステップS1643)。所定の役物払出枚数に達していない場合、主制御部308は、1枚のメダルの払い出しに係る処理(払出数表示装置223及びクレジット数表示装置215のカウントアップ、ホッパ制御装置316からの払い出し等の制御)を行い、役物払出枚数カウンタをインクリメントする(ステップS1645)。さらに主制御部308は、RAM310内の払出枚数カウンタをインクリメントする(ステップS1647)。
次いで主制御部308は、払出枚数カウンタの値をイベントに設定した図22に示すカウンタコマンド1(コマンドIDは4)を、副制御部311へ送信する(ステップS1649)。これにより、主制御部308は副制御部311を介して、図8(a)の符号601に示したような払出枚数ウィンドウを画像表示装置231に表示し、その時点でのメダルの払出枚数を報知する。
主制御部308は、ステップS1650において、RAM310内の払出枚数カウンタの値が規定払出枚数(300枚)に到達したか否かを判定する。主制御部308は、規定払出枚数未到達の場合には処理をステップS1643へ戻し、規定払出枚数到達の場合には呼び出し元の処理へ戻る(ステップS1650→リターン)。
一方、ステップS1643において所定の役物払出枚数に達している場合、主制御部308は、役物残回数カウンタをデクリメント(−1)し(ステップS1652)、処理をステップS1654へ進める。ステップS1654において、主制御部308は、JACゲーム残回数カウンタをデクリメントする。
次いで主制御部308は、役物残回数カウンタの値をイベントのbit3〜bit0に設定し、JACゲーム残回数カウンタの値をイベントのbit8〜bit4に設定し、RB回数カウンタの値をイベントのbit10〜bit9に設定した図22に示すカウンタコマンド2(コマンドIDは5)を、副制御部311へ送信する(ステップS1656)。これにより、主制御部308は副制御部311を介して、図8(a)の符号602に示したようなRBゲームウィンドウを画像表示装置231に表示しRBゲーム中を報知する。例えばこの処理により、RBゲームウィンドウ602には、「4−1」(JACゲーム残回数=4、役物残回数=1を示す)、「1回目」(RB回数1回目を示す)が更新表示される。
そして主制御部308は、ステップS1658において、JACゲーム残回数カウンタの値又は役物残回数カウンタの値が0となったか否かを判定する。主制御部308は、それらのいずれも0でない場合には処理をステップS1600へ戻す。一方、ステップS1658においてJACゲーム残回数カウンタの値又は役物残回数カウンタの値が0の場合、主制御部308は、図22に示すRB待ちコマンド(コマンドIDは6)を副制御部311へ送信し、呼び出し元の処理へ戻る(ステップS1660→リターン)。これにより、例えば図8(a)〜(b)の状態へ遷移する際に、主制御部308は副制御部311を介して、符号602に示したようなRBゲームウィンドウ全体にX印を表示したウィンドウを画像表示装置231に表示し、RB待ち(次のJACイン待ち)を報知する。
次に図17を参照し、主制御部308のCPUが行う回胴式遊技制御処理の内容を規定した本実施形態の遊技制御プログラムの処理手順の内、上述のステップS1340のCTゲーム処理について説明する。
主制御部308は、成立していたCTフラグをOFFにする(ステップS1706)。遊技者により、メダル投入口204からメダルが1〜3枚以上投入され、又はベットボタン216〜218が押されてクレジットメダルから1〜3枚のメダルを投入する指示が発生し、主制御部308はBET数1〜3枚のBETの指示を検知すると、いずれのBET方法であるかを判定する(ステップS1700→S1703)。
主制御部308は、ベットボタンスイッチ302からの1〜3回のトリガを検出しベットボタン216〜218によるBETであると判定した場合、クレジット数表示装置215の表示中のクレジット数とBET数1〜3枚を比較する(ステップS1703→S1705)。
比較結果が「クレジット数<BET数」の場合、主制御部308は、処理を遊技者によるメダル投入口204へのメダル投入待ちの状態に戻す(ステップS1705→S1700)。
主制御部308は、メダルセンサスイッチ305からの1〜3回のトリガを検出しメダル投入口204からのメダル投入によるBETであると判定した場合(ステップS1703→S1715)、又はベットボタン216〜218によるBET数1〜3枚のBETが正常に行われたと判定すると(ステップS1703→S1705→S1715)、主制御部308はライン表示装置317へ有効ラインLED210〜214をBET数に見合った分だけ点灯するよう指示し、入賞ライン表示205〜209をBET数に見合った分だけ有効ラインとする。
本実施形態は、一般遊技においては、”3枚賭け”専用の遊技機であるため、入賞ライン表示205〜209を全て有効ラインとなった状態で遊技が可能、即ち、遊技者のスタートレバー219の操作が可能となる。
遊技者がスタートレバー219を操作するとリール始動スイッチ301のトリガ発生により、主制御部308は図柄表示装置312へリールの回転の指示を出すと共に、役の抽選としてRAM310内の役の乱数カウンタから乱数値を抽出する。主制御部308は取得した乱数値に基づいて役当落を抽選し、この抽選に当選した場合、当選役のRAM310内のフラグをONにする(ステップS1715→S1716)。CT中は、リプレイ以外の他の全ての小役について抽選結果に関わらずフラグを成立(無条件に当選)させ、ボーナス(SB、RB)とリプレイについては抽選を行いそれらの当選を以降で最優先に処理する。BBの抽選はしない。
主制御部308は、RAM310内のフラグをチェックする(ステップS1748)。ボーナスが当選していない場合は、主制御部308は0〜2からランダムに選択した演出種別をイベントのbit3〜bit0に設定した図22に示す通常遊技コマンド(コマンドIDは0)を、副制御部311へ送信する(ステップS1748→S1726)。これにより、副制御部311は通常遊技コマンドを受信した場合、スタートレバー219の操作時の演出を行うよう、通常遊技コマンドのイベントである演出種別に見合った指示をランプ表示装置314、効果音発生装置315、画像表示装置231等へ送信する。
そして、ステップS1727のCT3リール停止処理において、遊技者の停止ボタン220、221、222の操作に対して、主制御部308は停止ボタンスイッチユニット303のトリガ検出に合わせて、図柄表示装置312へ全フラグ成立小役に関わるリールの引込み制御の指示を行い、リール402、403、404を停止させる。ステップS1727のCT3リール停止処理については、図18を参照した説明で後述する。
リール402、403、404の停止後に小役が入賞していれば、主制御部308は、小役に対応した小役処理(メダルの払い出し等)を行う(ステップS1733→S1743)。さらに主制御部308は、RAM310内の払出枚数カウンタをメダルの払い出し数分インクリメントする(ステップS1744)。
次いで主制御部308は、払出枚数カウンタの値をイベントに設定した図23に示すカウンタコマンド1(コマンドIDは4)を、副制御部311へ送信する(ステップS1745)。これにより、主制御部308は副制御部311を介して、払出枚数ウィンドウを画像表示装置231に表示し、その時点でのメダルの払出枚数を報知する。
そして主制御部308は、成立していた小役フラグをOFFにして1ゲーム(遊技)終了とする(ステップS1746)。リール402、403、404の停止後に小役が入賞していなければ、主制御部308は、成立していた小役フラグをOFFにして1ゲーム(遊技)終了とする(ステップS1733→S1746)。
主制御部308は、ステップS1750において、RAM310内の払出枚数カウンタの値が規定払出枚数(150枚)に到達したか否かを判定する。主制御部308は、規定払出枚数未到達の場合には処理をステップS1700へ戻し、規定払出枚数到達の場合にはRAM310内の払出枚数カウンタを0に初期化し、呼び出し元の処理へ戻る(増加ボーナス中から通常ゲーム中に状態遷移)(ステップS1755→リターン)。
ステップS1748においてSBが当選している場合、主制御部308はRAM310内の払出枚数カウンタを0に初期化し、図10のステップS824の処理へ移行する(増加ボーナス中から通常ゲーム中に状態遷移)(ステップS1749→S827)。
ステップS1748においてRBが当選している場合、主制御部308はRAM310内の払出枚数カウンタを0に初期化し、図10のステップS838の処理へ移行する(増加ボーナス中)(ステップS1735→S838)。
次に図18を参照し、主制御部308のCPUが行う回胴式遊技制御処理の内容を規定した本実施形態の遊技制御プログラムの処理手順の内、上述のステップS1727のCT3リール停止処理について説明する。
主制御部308はステップS1801において、停止ボタンスイッチユニット303のトリガを監視し最初のリール停止(第1停止指示)を監視している。第1停止指示を検知すると(ステップS1801)、主制御部308は、第1停止指示が右リールか否か判定する(ステップS1850)。
第1停止指示が右リールの場合、ステップS1852において、主制御部308は、CT中はリプレイ以外の他の全ての小役について抽選結果に関わらずフラグ成立しているので、リプレイ以外の図柄について、フラグ成立役を入賞させる図柄であって有効ラインに近づく直近の図柄の図柄番号n(1〜21)と右リール404に対する識別子であるリールNO.3とをインデックスとして、図23の引込みデータテーブルを参照し、図柄番号nに定義された最大引込みコマ数N(0〜4)を取得し、N>2のものについてはN=2とする。
第1停止指示が右リール以外の場合、ステップS1803において、主制御部308は、フラグ成立役を入賞させる図柄であって有効ラインに近づく直近の図柄の図柄番号n(1〜21)と、第1停止指示リール(左リール402、中リール403のいずれか)に対する識別子であるリールNO.”L(左;1、中;2)”とをインデックスとして、図23の引込みデータテーブルを参照し、第1停止指示リールLの図柄番号nに定義された最大引込みコマ数N(0〜4)を取得する。
ステップS1805において、リプレイ当選時は、役入賞に係る有効ラインと図柄番号nの図柄(リプレイ)との間が取得した最大引込みコマ数N以内なので、主制御部308は、有効ライン上に図柄番号nの図柄(リプレイ)のリールの引込み制御が可能と判断し、図柄番号nの図柄(リプレイ)に対してリールの引込み制御の指示を行い、第1停止指示リールを停止する。
ステップS1805において、リプレイ非当選時は、本実施形態では小役yが最優先で残りの小役の優先順位は同位なので、役入賞に係る有効ラインと図柄番号nの図柄(図柄y)との間が取得した最大引込みコマ数N以内ならば、主制御部308は、有効ライン上に図柄番号nの図柄(図柄y)のリールの引込み制御が可能と判断し、図柄番号nの図柄(図柄y)に対してリールの引込み制御の指示を行い、第1停止指示リールを停止する。
又は、ステップS1805において、リプレイ非当選時は、本実施形態では小役yが最優先で残りの小役の優先順位は同位なので、役入賞に係る有効ラインと図柄番号nの図柄(図柄y)との間が取得した最大引込みコマ数N以内でないならば、主制御部308は、有効ライン上に他の図柄に対してリールの即止めの制御の指示を行い、第1停止指示リールを停止する。
主制御部308はステップS1810において、停止ボタンスイッチユニット303のトリガを監視し次のリール停止(第2停止指示)を監視している。第2停止指示を検知すると(ステップS1810)、主制御部308は、第2停止指示が右リールか否か判定する(ステップS1854)。
第2停止指示が右リールの場合、ステップS1856において、主制御部308は、CT中はリプレイ以外の他の全ての小役について抽選結果に関わらずフラグ成立しているので、リプレイ以外の図柄について、フラグ成立役を入賞させる図柄であって有効ラインに近づく直近の図柄の図柄番号n(1〜21)と右リール404に対する識別子であるリールNO.3とをインデックスとして、図23の引込みデータテーブルを参照し、図柄番号nに定義された最大引込みコマ数N(0〜4)を取得し、N>2のものについてはN=2とする。
第2停止指示が右リール以外の場合、ステップS1813において、主制御部308は、フラグ成立役を入賞させる図柄であって有効ラインに近づく直近の図柄の図柄番号n(1〜21)と、第2停止指示リール(左リール402、中リール403のいずれか)に対する識別子であるリールNO.”L(左;1、中;2)”とをインデックスとして、図23の引込みデータテーブルを参照し、第2停止指示リールLの図柄番号nに定義された最大引込みコマ数N(0〜4)を取得する。
ステップS1815において、リプレイ当選時は、役入賞に係る有効ラインと図柄番号nの図柄(リプレイ)との間が取得した最大引込みコマ数N以内なので、主制御部308は、有効ライン上に図柄番号nの図柄(リプレイ)のリールの引込み制御が可能と判断し、図柄番号nの図柄(リプレイ)に対してリールの引込み制御の指示を行い、第2停止指示リールを停止する。
ステップS1815において、リプレイ非当選時は、本実施形態では小役yが最優先で残りの小役の優先順位は同位なので、役入賞に係る有効ラインと図柄番号nの図柄(図柄y)との間が取得した最大引込みコマ数N以内ならば、主制御部308は、有効ライン上に図柄番号nの図柄(図柄y)のリールの引込み制御が可能と判断し、図柄番号nの図柄(図柄y)に対してリールの引込み制御の指示を行い、第2停止指示リールを停止する。
又は、ステップS1815において、リプレイ非当選時は、本実施形態では小役yが最優先で残りの小役の優先順位は同位なので、役入賞に係る有効ラインと図柄番号nの図柄(図柄y)との間が取得した最大引込みコマ数N以内でないならば、主制御部308は、有効ライン上に他の図柄に対してリールの即止めの制御の指示を行い、第2停止指示リールを停止する。
主制御部308はステップS1820において、停止ボタンスイッチユニット303のトリガを監視し最後のリール停止(第3停止指示)を監視している。第3停止指示を検知すると(ステップS1820)、主制御部308は、第3停止指示が右リールか否か判定する(ステップS1858)。
第3停止指示が右リールの場合、ステップS1860において、主制御部308は、CT中はリプレイ以外の他の全ての小役について抽選結果に関わらずフラグ成立しているので、リプレイ以外の図柄について、フラグ成立役を入賞させる図柄であって有効ラインに近づく直近の図柄の図柄番号n(1〜21)と右リール404に対する識別子であるリールNO.3とをインデックスとして、図23の引込みデータテーブルを参照し、図柄番号nに定義された最大引込みコマ数N(0〜4)を取得し、N>2のものについてはN=2とする。
第3停止指示が右リール以外の場合、ステップS1823において、主制御部308は、フラグ成立役を入賞させる図柄であって有効ラインに近づく直近の図柄の図柄番号n(1〜21)と、第3停止指示リール(左リール402、中リール403のいずれか)に対する識別子であるリールNO.”L(左;1、中;2)”とをインデックスとして、図23の引込みデータテーブルを参照し、第3停止指示リールLの図柄番号nに定義された最大引込みコマ数N(0〜4)を取得する。
ステップS1825において、リプレイ当選時は、役入賞に係る有効ラインと図柄番号nの図柄(リプレイ)との間が取得した最大引込みコマ数N以内なので、主制御部308は、有効ライン上に図柄番号nの図柄(リプレイ)のリールの引込み制御が可能と判断し、図柄番号nの図柄(リプレイ)に対してリールの引込み制御の指示を行い、第3停止指示リールを停止する。
ステップS1825において、リプレイ非当選時は、本実施形態では小役yが最優先で残りの小役の優先順位は同位なので、役入賞に係る有効ラインと図柄番号nの図柄(図柄y)との間が取得した最大引込みコマ数N以内ならば、主制御部308は、有効ライン上に図柄番号nの図柄(図柄y)のリールの引込み制御が可能と判断し、図柄番号nの図柄(図柄y)に対してリールの引込み制御の指示を行い、第3停止指示リールを停止する。
又は、ステップS1825において、リプレイ非当選時は、本実施形態では小役yが最優先で残りの小役の優先順位は同位なので、役入賞に係る有効ラインと図柄番号nの図柄(図柄y)との間が取得した最大引込みコマ数N以内でないならば、主制御部308は、有効ライン上に他の図柄に対してリールの即止めの制御の指示を行い、第3停止指示リールを停止する。主制御部308は、第3停止指示リールを停止し後、呼び出し元の処理へ戻る(ステップS1825→リターン)。
また、主制御部308は、ステップS1825において、この1ゲームをゲーム回数としてカウントする。カウントされたゲーム回数は、例えば通信ポート(不図示)から出力され、台の稼動状況のデータの1つとして、ホールコンピュータ323によって収集されて管理される。
次に図19を参照し、主制御部308のCPUが行う回胴式遊技制御処理の内容を規定した本実施形態の遊技制御プログラムの処理手順の内、上述のステップS839の減少ボーナスゲーム処理について説明する(状態は減少ボーナス中103)。
ボーナスフラグが成立(減少ボーナス役フラグON)しており、主制御部308はステップS827の3リール停止処理において、遊技者の停止ボタン220、221、222の操作に対して、主制御部308は停止ボタンスイッチユニット303のトリガ検出に合わせて、図柄表示装置312へフラグ成立役に関わるリールの引込み制御の指示を行い、リール402、403、404を停止させる。
ここで、左及び右リールの全ての図柄rについて、最大引込みコマ数が4であり、且つ、揃い易くリールに配列されている(リールの引込み制御が働く範囲;リール停止まで190ms以下、最大4コマ以内)ため、且つ中リールの全ての図柄yについても、最大引込みコマ数が4であり、且つ、揃い易くリールに配列されているため、減少ボーナス役フラグの成立中は、左、中、右の順にリールを適当に押すだけで、減少ボーナス役の図柄r、y、rが入賞ライン表示上に揃う。
リール402、403、404の停止後に減少ボーナス役が入賞しているので、主制御部308は、、成立していた減少ボーナス役フラグをOFFにして1ゲーム(遊技)終了とする(ステップS1930→S1934→S1900)。
遊技者により、メダル投入口204からメダルが1〜3枚以上投入され、又はベットボタン216〜218が押されてクレジットメダルから1〜3枚のメダルを投入する指示が発生し、主制御部308はBET数1〜3枚のBETの指示を検知すると、いずれのBET方法であるかを判定する(ステップS1900→S1903)。
主制御部308は、ベットボタンスイッチ302からの1〜3回のトリガを検出しベットボタン216〜218によるBETであると判定した場合、クレジット数表示装置215の表示中のクレジット数とBET数1〜3枚を比較する(ステップS1903→S1905)。
比較結果が「クレジット数<BET数」の場合、主制御部308は、処理を遊技者によるメダル投入口204へのメダル投入待ちの状態に戻す(ステップS1905→S1900)。
主制御部308は、メダルセンサスイッチ305からの1〜3回のトリガを検出しメダル投入口204からのメダル投入によるBETであると判定した場合(ステップS1903→S1915)、又はベットボタン216〜218によるBET数1〜3枚のBETが正常に行われたと判定すると(ステップS1903→S1905→S1915)、主制御部308はライン表示装置317へ有効ラインLED210〜214をBET数に見合った分だけ点灯するよう指示し、入賞ライン表示205〜209をBET数に見合った分だけ有効ラインとする。
本実施形態は、一般遊技においては、”3枚賭け”専用の遊技機であるため、入賞ライン表示205〜209を全て有効ラインとなった状態で遊技が可能、即ち、遊技者のスタートレバー219の操作が可能となる。
遊技者がスタートレバー219を操作するとリール始動スイッチ301のトリガ発生により、主制御部308は図柄表示装置312へリールの回転の指示を出すと共に、役の抽選としてRAM310内の役の乱数カウンタから乱数値を抽出する。主制御部308は取得した乱数値に基づいて役当落を抽選し、この抽選に当選した場合、当選役のRAM310内のフラグをONにする(ステップS1915→S1916)。BB、CT及び減少ボーナス役の抽選はしない。
主制御部308は、RAM310内のフラグをチェックする(ステップS1917)。どの役フラグも不成立の場合は、主制御部308は、0〜2からランダムに選択した演出種別をイベントのbit3〜bit0に設定した図22に示す通常遊技コマンド(コマンドIDは0)を、副制御部311へ送信する(ステップS1918)。これにより、副制御部311は通常遊技コマンドを受信した場合、スタートレバー219の操作時の演出を行うよう、通常遊技コマンドのイベントである演出種別に見合った指示をランプ表示装置314、効果音発生装置315、画像表示装置231等へ送信する。
そして、ステップS1920のリール停止処理において、遊技者の停止ボタン220〜222の操作に対して、主制御部308は停止ボタンスイッチユニット303のトリガ検出に合わせて、図柄表示装置312へはずれ時のリール制御の指示を行いリール402、403、404を停止させ、この1ゲームをゲーム回数としてカウントする。カウントされたゲーム回数は、例えば通信ポート(不図示)から出力され、台の稼動状況のデータの1つとして、ホールコンピュータ323によって収集されて管理され、1ゲーム終了となる。そして主制御部308はステップS1900の処理へ戻る。
再度、遊技者がスタートレバー219を操作するとリール始動スイッチ301のトリガ発生により、主制御部308は図柄表示装置312へリールの回転の指示を出すと共に、役の抽選としてRAM310内の役の乱数カウンタから乱数値を抽出する。主制御部308は取得した乱数値に基づいて役当落を抽選し、この抽選に当選した場合、当選役のRAM310内のフラグをONにする(ステップS1915→S1916)。BB、CT及び減少ボーナス役の抽選はしない。
主制御部308は、RAM310内のフラグをチェックし、フラグ成立の場合は更にフラグの種類をチェックする(ステップS1917→S1948)。ボーナスが当選していない場合は、主制御部308は0〜2からランダムに選択した演出種別をイベントのbit3〜bit0に設定した図22に示す通常遊技コマンド(コマンドIDは0)を、副制御部311へ送信する(ステップS1948→S1926)。これにより、副制御部311は通常遊技コマンドを受信した場合、スタートレバー219の操作時の演出を行うよう、通常遊技コマンドのイベントである演出種別に見合った指示をランプ表示装置314、効果音発生装置315、画像表示装置231等へ送信する。
ステップS1948においてSCTが当選している場合、主制御部308は0〜2、3(小役告知)又は4(ボーナス)からランダムに選択した演出種別をイベントのbit3〜bit0に設定し、ランダムに適当な小役種別をイベントのbit10〜bit4に設定した図22に示す通常遊技コマンド(コマンドIDは0)を、副制御部311へ送信する(ステップS1924)。
これにより、ある程度の頻度で通常遊技コマンドの演出種別が3(小役告知)となり、この場合「小役告知否定のボーナスフラグ告知演出」を行うために、主制御部308は、副制御部311を介して画像表示装置231に小役を表示し遊技者へ小役のフラグ成立の虚偽の告知を行う。一方通常遊技コマンドの演出種別が4(ボーナス)の場合デモ画面表示(例えば「ボーナス!!」等)を行うために、主制御部308は、副制御部311を介して画像表示装置231にデモ画面を表示し遊技者へボーナスフラグ成立の告知を行う。
そして、主制御部308は、ボーナスフラグのデータ(0;ボーナス共通)をイベントに設定した図22に示すボーナスフラグ成立コマンド(コマンドIDは1)を、ランダムにある程度の頻度で副制御部311へ送信する(ステップS1925)。これにより、副制御部311はボーナスフラグ成立コマンドを受信した場合、ランプ表示装置314への指示を出して告知ランプ229が点灯するように制御し、遊技者へボーナスフラグの成立を告知する。
そして、ステップS827の3リール停止処理において、遊技者の停止ボタン220、221、222の操作に対して、主制御部308は停止ボタンスイッチユニット303のトリガ検出に合わせて、図柄表示装置312へ全フラグ成立小役に関わるリールの引込み制御の指示を行い、リール402、403、404を停止させる。
リール402、403、404の停止後に小役が入賞していれば、主制御部308は、小役に対応した小役処理(メダルの払い出し等)を行う(ステップS1933→S1943)。さらに主制御部308は、RAM310内の払出枚数カウンタをメダルの払い出し数分インクリメントする(ステップS1944)。そして主制御部308は、成立していた小役フラグをOFFにして1ゲーム(遊技)終了とする(ステップS1945)。リール402、403、404の停止後に小役が入賞していなければ、主制御部308は、成立していた小役フラグをOFFにして1ゲーム(遊技)終了とする(ステップS1933→S1945)。
主制御部308は、ステップS1960において、RAM310内の払出枚数カウンタの値が規定払出枚数(253枚)に到達したか否かを判定する。主制御部308は、規定払出枚数未到達の場合には処理をステップS1900へ戻し、規定払出枚数到達の場合にはRAM310内の払出枚数カウンタを0に初期化し、呼び出し元の処理へ戻る(減少ボーナス中から通常ゲーム中に状態遷移)(ステップS1965→リターン)。
ステップS1933においてSCTに入賞している場合、主制御部308は、図22に示すボーナスフラグのデータ(CTフラグONの場合は4)をイベントに設定したボーナスフラグ成立コマンド(コマンドIDは1)を、副制御部311へ送信する(ステップS1950)。これにより、副制御部311はボーナスフラグ成立コマンドを受信した場合、イベントがCTフラグONを指示する場合はBBゲームウィンドウ502の部位に「CTゲーム中」の画面表示を有し、RBゲームウィンドウ503の部位には何も表示されないように画像表示装置231への指示を出して制御する。
次いで主制御部308は、遊技者による次ゲームの指示を受け付けると、SCTゲーム処理を行う(ステップS1955)。ステップS1955のSCTゲーム処理の詳細な処理内容は、図20を参照した説明で後述する。さらに主制御部308は、RAM310内の払出枚数カウンタをメダルの払い出し数分インクリメントする(ステップS1957)。そして主制御部308は、ステップS1960へ処理を進める。
ステップS1948においてSBが当選している場合、主制御部308はRAM310内の払出枚数カウンタを0に初期化し、図10のステップS827の処理へ移行する(減少ボーナス中から通常ゲーム中に状態遷移)(ステップS1949→S827)。
ステップS1948においてRBが当選している場合、主制御部308はRAM310内の払出枚数カウンタを0に初期化し、図10のステップS838の処理へ移行する(減少ボーナス中から増加ボーナス中に状態遷移)(ステップS1931→S1932→S838)。
次に図20を参照し、主制御部308のCPUが行う回胴式遊技制御処理の内容を規定した本実施形態の遊技制御プログラムの処理手順の内、上述のステップS1955のSCTゲーム処理について説明する。
主制御部308は、成立していたSCTフラグをOFFにする(ステップS2006)。遊技者により、メダル投入口204からメダルが1〜3枚以上投入され、又はベットボタン216〜218が押されてクレジットメダルから1〜3枚のメダルを投入する指示が発生し、主制御部308はBET数1〜3枚のBETの指示を検知すると、いずれのBET方法であるかを判定する(ステップS2000→S2003)。
主制御部308は、ベットボタンスイッチ302からの1〜3回のトリガを検出しベットボタン216〜218によるBETであると判定した場合、クレジット数表示装置215の表示中のクレジット数とBET数1〜3枚を比較する(ステップS2003→S2005)。
比較結果が「クレジット数<BET数」の場合、主制御部308は、処理を遊技者によるメダル投入口204へのメダル投入待ちの状態に戻す(ステップS2005→S2000)。
主制御部308は、メダルセンサスイッチ305からの1〜3回のトリガを検出しメダル投入口204からのメダル投入によるBETであると判定した場合(ステップS2003→S2015)、又はベットボタン216〜218によるBET数1〜3枚のBETが正常に行われたと判定すると(ステップS2003→S2005→S2015)、主制御部308はライン表示装置317へ有効ラインLED210〜214をBET数に見合った分だけ点灯するよう指示し、入賞ライン表示205〜209をBET数に見合った分だけ有効ラインとする。
本実施形態は、一般遊技においては、”3枚賭け”専用の遊技機であるため、入賞ライン表示205〜209を全て有効ラインとなった状態で遊技が可能、即ち、遊技者のスタートレバー219の操作が可能となる。
遊技者がスタートレバー219を操作するとリール始動スイッチ301のトリガ発生により、主制御部308は図柄表示装置312へリールの回転の指示を出すと共に、役の抽選としてRAM310内の役の乱数カウンタから乱数値を抽出する。主制御部308は取得した乱数値に基づいて役当落を抽選し、この抽選に当選した場合、当選役のRAM310内のフラグをONにする(ステップS2015→S2016)。SCT中は、リプレイ以外の他の全ての小役について抽選結果に関わらずフラグを成立(無条件に当選)させ、リプレイについては抽選を行いその当選を以降で最優先に処理する。BBの抽選はしない。
主制御部308は、RAM310内のフラグをチェックする(ステップS2048)。ボーナスが当選していない場合は、主制御部308は0〜2からランダムに選択した演出種別をイベントのbit3〜bit0に設定した図22に示す通常遊技コマンド(コマンドIDは0)を、副制御部311へ送信する(ステップS2026)。これにより、副制御部311は通常遊技コマンドを受信した場合、スタートレバー219の操作時の演出を行うよう、通常遊技コマンドのイベントである演出種別に見合った指示をランプ表示装置314、効果音発生装置315、画像表示装置231等へ送信する。
そして、ステップS2027のCT3リール停止処理において、遊技者の停止ボタン220、221、222の操作に対して、主制御部308は停止ボタンスイッチユニット303のトリガ検出に合わせて、図柄表示装置312へ全フラグ成立小役に関わるリールの引込み制御の指示を行い、リール402、403、404を停止させる。
リール402、403、404の停止後に小役が入賞していれば、主制御部308は、小役に対応した小役処理(メダルの払い出し等)を行う(ステップS2033→S2043)。さらに主制御部308は、RAM310内の払出枚数カウンタをメダルの払い出し数分インクリメントする(ステップS2044)。
次いで主制御部308は、払出枚数カウンタの値をイベントに設定した図23に示すカウンタコマンド1(コマンドIDは4)を、副制御部311へ送信する(ステップS2045)。これにより、主制御部308は副制御部311を介して、払出枚数ウィンドウを画像表示装置231に表示し、その時点でのメダルの払出枚数を報知する。
そして主制御部308は、成立していた小役フラグをOFFにして1ゲーム(遊技)終了とし呼び出し元の処理へ戻る(ステップS2046→リターン)。リール402、403、404の停止後に小役が入賞していなければ、主制御部308は、成立していた小役フラグをOFFにして1ゲーム(遊技)終了とし呼び出し元の処理へ戻る(ステップS2033→S2046→リターン)。
ステップS2048においてSBが当選している場合、主制御部308はRAM310内の払出枚数カウンタを0に初期化し、図10のステップS827の処理へ移行する(減少ボーナス中から通常ゲーム中に状態遷移)(ステップS2049→S827)。
ステップS2048においてRBが当選している場合、主制御部308はRAM310内の払出枚数カウンタを0に初期化し、図10のステップS838の処理へ移行する(減少ボーナス中から増加ボーナス中に状態遷移)(ステップS2035→S838)。
次に図21において、副制御部311のCPUが行う回胴式遊技副制御処理の内容を規定した本実施形態の遊技副制御プログラムの処理手順について、図1〜9も合わせて参照しながら説明する。回胴式遊技機200が電源の投入をされると、副制御部311は各種初期設定(不図示)の後、不図示の周期的な割り込み処理によりRAM320内の各種の乱数カウンタを逐次更新することによって、演出に係る乱数値を順次発生する。
副制御部311は、主制御部308から送信されるコマンドを監視しており、コマンドを受信すると、そのコマンドIDが1(ボーナスフラグ成立コマンド)か6(RB待ちコマンド)であるか否かを判定する(ステップS2100→S2105→S2110)。コマンドIDが1(ボーナスフラグ成立コマンド)である場合、副制御部311は、ステップS2120において、ボーナスフラグ成立コマンドのイベントが0(ボーナス共通)の場合はランプ表示装置314への指示を出して告知ランプ229が点灯するように制御する(ステップS2110→S2120)。この例が、上述の図7(a)の場合である。一方ステップS2120において、ボーナスフラグ成立コマンドのイベントが1(BBフラグON)の場合はBBゲームウィンドウを、そのイベントが2(RBフラグON)の場合は「JACゲーム中」の表示のみを有するRBゲームウィンドウを画像表示装置231に表示する。この例が、上述の図7(b)の場合である。
またステップS2120において、ボーナスフラグ成立コマンドのイベントが3(SBフラグON)の場合は「JACゲーム中」の表示のみを有するRBゲームウィンドウ503を画像表示装置231に表示する。ステップS2120において、ボーナスフラグ成立コマンドのイベントが4(CTフラグON)の場合はBBゲームウィンドウ502の部位に「CTゲーム中」の画面表示を有し、RBゲームウィンドウ503の部位には何も表示されないように画像表示装置231に表示する。ステップS2120において、ボーナスフラグ成立コマンドのイベントが5(高確)の場合は「高確率」の表示を有するウィンドウ(不図示)を画像表示装置231に表示する。ステップS2120において、ボーナスフラグ成立コマンドのイベントが6(減少)の場合は「高確率」の表示を有するウィンドウ(不図示)を消去するように画像表示装置231へ指示を出す。ステップS2120の後、副制御部311は、処理をステップS2195へ進める。
コマンドIDが6(RB待ちコマンド)である場合、副制御部311は、ステップS2115において、例えば図8(a)の符号602に示したようなRBゲームウィンドウ全体にX印を表示したウィンドウを画像表示装置231に表示し、RB待ち(次のJACイン待ち)を報知する。ステップS2115の後、副制御部311は、処理をステップS2195へ進める。
コマンドIDが1、6でない場合、副制御部311は、コマンドIDが2(告知終了コマンド)であるか否かを判定する(ステップS2105→S2125)。コマンドIDが2(告知終了コマンド)である場合、副制御部311は、ランプ表示装置314への指示を出して告知ランプ229を消灯するように制御する(ステップS2130)。ステップS2130の後、副制御部311は、処理をステップS2195へ進める。
図22に示す通常遊技コマンド(コマンドIDは0)を受信した場合、副制御部311は、通常遊技コマンドのイベントの演出種別が小役告知か否かを判定する(ステップS2125→S2145)。小役告知でない場合は(ステップS2145→S2195)、ステップS2195の通常演出処理において、副制御部311は、スタートレバー219の操作時の演出を行うよう、通常遊技コマンドのイベントである演出種別に見合った指示をランプ表示装置314、効果音発生装置315、画像表示装置231等へ送信する。この場合、例えば、ランプ表示装置314よって図柄表示装置312の通常の白色光のバックライトで各リールを照射し、効果音発生装置315によってスピーカ227から通常効果音のスタート音が発せられる。さらに、その演出種別が4(ボーナス)の場合副制御部311は、デモ画面表示(例えば「ボーナス!!」等)を表示する指示を画像表示装置231へ送信する。この例が、上述の図7(a)の場合である。
小役告知の場合はステップS2150の処理において、副制御部311は、小役告知表示を行うよう、通常遊技コマンドのイベントである小役種別に見合った指示を画像表示装置231へ送信する(ステップS2145→S2150)。又この場合同時に副制御部311は、スタートレバー219の操作時の演出を行うよう、小役種別に見合った指示をランプ表示装置314、効果音発生装置315等へ送信する。
尚、副制御部311から画像表示装置231へ所望の表示の指示(表示指令信号としてのコマンド)を送信し、そのコマンドに従って画像表示装置231がLCDに所望の動画を表示する事に関して、副制御部311と画像表示装置231とのI/F及び画像表示装置231自身の制御手法は、回胴式遊技機に適用されるLCDを有した従来の画像表示装置を使用した場合と同様とできるので、その詳細な説明は省く。
また、ボーナスフラグ成立コマンド(コマンドIDは1)、告知終了コマンド(コマンドIDは2)、RB待ちコマンド(コマンドIDは6)を受信した場合、ステップS2195の通常演出処理において、副制御部311は、演出を行うよう、各コマンドに見合った指示をランプ表示装置314、効果音発生装置315等へ送信する(ステップS2115、S2120、S2130→S2195)。この場合、例えば、ランプ表示装置314よって白色光または赤色光へ切り替えた図柄表示装置312のバックライトで各リールを照射し、効果音発生装置315によってスピーカ227から特殊効果音が発せられる。
図22に示すボーナス終了コマンド(コマンドIDは3)を受信した場合、副制御部311は、ボーナス終了ウィンドウ704を画像表示装置231に表示し、遊技者へボーナスゲームの終了を報知する。(ステップS2125→S2175)。この例が、上述の図9(b)の場合である。
最後に各カウンタの値をイベントに設定した図22に示すカウンタコマンド1(コマンドIDは4)やカウンタコマンド2(コマンドIDは5)を受信した場合、副制御部311は、図8(a)の符号601に示したような払出枚数ウィンドウを画像表示装置231に表示し、図8(a)の符号602に示したような更新したJACゲーム残回数、役物残回数、RB回数を有するRBゲームウィンドウを画像表示装置231に表示する。(ステップS2105→S2185)。
副制御部311は、ステップS2150、S2195、S2175、S2185の処理の後、処理を主制御部308から送信されるコマンドの監視へ戻す(ステップS2150、S2195、S2175、S2185→S2100)。
(他の実施形態)
以上述べた実施形態の他に次の形態を実施できる。
1)上述の実施形態では、遊技にメダルを使用する回胴式遊技機について述べたが、メダルの代わりに遊技球を使用し回胴式遊技機と同様な遊技態様を有する遊技機にも本発明は適用される。
2)上述の実施形態では、物理的なリールを回転させる図柄表示装置312を有する回胴式遊技機について述べたが、図柄表示装置312に替えて、前述の画像表示装置231と同様な機能を有する表示装置で図柄を変動表示するゲーム機(例えば、ビデオゲーム機)にも、本発明は適用可能である。
3)上述の実施形態は本発明の例示のために説明したが、上述の実施形態の他にも変形が可能である。その変形が特許請求の範囲で述べられている本発明の技術思想に基づく限り、その変形は本発明の技術的範囲内となる。
本発明を適用できる実施形態の回胴式遊技機の遊技状態遷移図である。 本発明を適用できる実施形態の回胴式遊技機の概観を示す説明図である。 本発明を適用できる実施形態の回胴式遊技機の制御回路構成を示す説明図である。 本発明を適用できる実施形態の表示窓内で回転する左、中、右の各リールを展開して示した図である。 本発明を適用できる実施形態の回胴式遊技機の遊技状態における役の抽選確率の表の図で、(a)は確率表1(減少ボーナス中)の図、(b)は確率表2(通常ゲーム中)の図である。 本発明を適用できる実施形態の回胴式遊技機のBBゲーム開始から終了までのタイムチャートで、(a)はBB入賞時のタイムチャート、(b)はRBゲーム(JACゲーム)終了時(規定払出枚数未到達時)のタイムチャート、(c)はBBゲーム終了時(規定払出枚数到達時)のタイムチャートである。 本発明を適用できる実施形態のBBゲームに係る遊技態様の1例を示す図で、(a)はBBフラグ成立時を示す図、(b)はBB入賞時を示す図である。 本発明を適用できる実施形態のBBゲームに係る遊技態様の1例を示す図で、(a)はJACゲーム中を示す図、(b)は次のJACイン時を示す図である。 本発明を適用できる実施形態のBBゲームに係る遊技態様の1例を示す図で、(a)はJACゲーム中を示す図、(b)はBBゲーム終了時を示す図である。 本発明を適用できる実施形態の主制御部のCPUが実行する回胴式遊技制御処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用できる実施形態の主制御部のCPUが実行する回胴式遊技制御処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用できる実施形態の主制御部のCPUが実行する回胴式遊技制御処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用できる実施形態の主制御部のCPUが実行する回胴式遊技制御処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用できる実施形態の主制御部のCPUが実行する回胴式遊技制御処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用できる実施形態の主制御部のCPUが実行する回胴式遊技制御処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用できる実施形態の主制御部のCPUが実行する回胴式遊技制御処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用できる実施形態の主制御部のCPUが実行する回胴式遊技制御処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用できる実施形態の主制御部のCPUが実行する回胴式遊技制御処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用できる実施形態の主制御部のCPUが実行する回胴式遊技制御処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用できる実施形態の主制御部のCPUが実行する回胴式遊技制御処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用できる実施形態の副制御部のCPUが実行する回胴式遊技副制御処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用できる実施形態の主制御部から副制御部へ送信するコマンドの一部を例示した説明図である。 本発明を適用できる実施形態の引込みデータテーブルの図である。
符号の説明
101 「通常ゲーム中」の状態
102 「増加ボーナス中」の状態
102a BBゲーム102b
102b CTゲーム
102c RBゲーム
103 「減少ボーナス中」の状態
200 回胴式遊技機
201、202、203 表示窓
204 メダル投入口
205、206、207、208、209 入賞ライン表示
210、211、212、213、214 有効ラインLED
215 クレジット数表示装置
216、217、218 ベットボタン
219 スタートレバー
220、221、222 停止ボタン
223 払出数表示装置
224 メダル放出口
225 メダル受皿
226 状態ランプ
227 スピーカ
228 精算ボタン
229 告知ランプ
230 ゲームカウンタ表示装置
231 画像表示装置
301 リール始動スイッチ
302 ベットボタンスイッチ
303 停止ボタンスイッチユニット
304 精算スイッチ
305 メダルセンサスイッチ
306 その他スイッチ
307 リセット回路
308 主制御部
309 ROM
310 RAM
311 副制御部
312 図柄表示装置
313 LED表示装置
314 ランプ表示装置
315 効果音発生装置
316 ホッパ制御装置
317 ライン表示装置
318 電源回路
319 ROM
320 RAM
321 確率設定装置
323 ホールコンピュータ
401 図柄番号
402、403、404 リール
405 リールの回転の向き
6101a、6102a、6103a、6101b、6102b、6103b フラグONポイント
6101c RB作動フラグOFFポイント

Claims (3)

  1. 遊技者が保持する遊技媒体を増加させるための役を抽選する確率が高い第1の遊技状態と、遊技者が保持する遊技媒体を減少させる第2の遊技状態と、遊技者が保持する遊技媒体を増加させる第3の遊技状態とを含む複数の遊技状態の間をゲーム進行中に遷移する回胴式遊技機であって、
    遊技者が保持する遊技媒体を減少させる役の当選を契機に、遊技者による停止ボタンの押下タイミングに依存しないで成立する配列で停止させ、前記第1の遊技状態から前記第2の遊技状態に遷移する制御を行う手段と、
    所定の役の当選又は所定数の遊技媒体の排出を契機に前記第2の遊技状態から前記第1の遊技状態に遷移する制御を行う手段と、
    遊技者が保持する遊技媒体を増加させる役の入選を契機に前記第1の遊技状態から前記第3の遊技状態に遷移する制御を行う手段と、
    前記遊技者が保持する遊技媒体を増加させる役の終了を契機に前記第3の遊技状態から前記第1の遊技状態に遷移する制御を行う手段と
    を備えることを特徴とする回胴式遊技機。
  2. 前記第1の遊技状態から前記第2の遊技状態に遷移する制御を行う手段は、前記第1の遊技状態から前記第2の遊技状態に遷移したことを遊技者に報知しないことを特徴とする請求項1記載の回胴式遊技機。
  3. 前記遊技者が保持する遊技媒体を増加させる役の終了条件は、遊技者への遊技媒体の払出が規定払出枚数に到達することであることを特徴とする請求項1又は2記載の回胴式遊技機。
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