JP4987143B1 - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ベルA賞~ベルF賞の各々は、10ベル1役とベルグループとを含む。通常ゲームにおいて、停止操作された順序が予め定められた押し順と一致する場合には、獲得枚数優先制御が実行され、10ベル1役に入賞する。不一致の場合には表示数優先制御が実行され、ベルグループに含まれる2つの役に同時に入賞となる。一方、持越しゲームでは、獲得枚数優先制御が実行され、押し順と無関係に10ベル1役に入賞する。
【選択図】図10
Description
そこで、通常ゲーム時に小役賞に入賞する回数を計数し、入賞回数を全体のゲーム数で除算することにより、設定を推測できることが知られている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、プレイヤーが小役賞に入賞する回数を計数しても設定の判別を容易にできなくするスロットマシンを提供することを解決課題とする。
なお、複数の表示列の図柄は、複数の表示位置(例えば、上段表示位置、中段表示位置、下段表示位置)に停止可能である。入賞ラインは、各表示列ごとの表示位置の組みを意味する。また、抽選情報は、例えば、複数の賞の各々に対するフラグで管理される。開始賞が当選したことを示す開始賞フラグと、所定の小役賞に当選したことを示す小役賞フラグは、独立して管理される。開始賞に入賞するまで抽選結果を持ち越すとは、開始賞に当選すると、開始賞フラグをセットし当該開始賞に入賞するまで開始賞フラグをクリアしないことを意味する。なお、小役賞フラグは、1ゲームが終了するとクリアされる。
<1.スロットマシン1の外観構成>
図1は、スロットマシン1の外観を示す斜視図である。
スロットマシン1は、前面が開口した箱状の本体2と、本体2の前面に配置した前面扉3を備える。本体2と前面扉3は片側で蝶番により固定され開閉できるようになっている。前面扉3は、遊技者によって操作されるボタン類が配置された操作部OPと、リール可変表示装置RLの図柄を視認させるためのリール窓20や遊技に関する各種の情報が表示される表示器類が配置されたパネル表示部DPと、遊技に関する各種の情報が表示される液晶表示器類や電飾装置が配置された演出表示部TPと、受皿部BPを備える。
図4は、スロットマシン1の電気的構成を示すブロック図である。
スロットマシン1は、遊技の主たる制御を行うメイン制御基板100Aと、液晶表示器30の表示制御を行うサブ制御基板100Bと、LED類や効果音の制御を行う電飾制御基板100Cを備える。メイン制御基板100Aは、CPU(Central Processing Unit)101と、クロック発生回路a102と、クロック発生回路b103と、ROM(Read-Only Memory)104と、RAM(Random-Access Memory)105と、データ送出回路106と、入出力ポート107を備える。なお、CPU101としてROMやRAMを内蔵しているものを採用することができる。その場合には、外付けのROM104、RAM105は不要となる。
また、CPU191は、所定の条件が充足された場合に、内部抽選で当選している賞を示唆する画像を液晶表示装置30に表示させる。ここで、所定の条件とは、例えば、抽選情報がBB1賞又はBB2賞に不当選で他の賞に当選しており、且つ、報知を実行する抽選に当選することを条件としてもよい。あるいは、スイカ賞や再遊技賞といった所定の賞に当選したことを条件としてもよい。なお、BB1賞又はBB2賞に当選している場合、CPU191は、これらの賞に当選していることを報知する演出を所定期間実行しないようにしてもよい。
<3−1:スロットマシン1の遊技方法>
まず遊技メダルの流れについて説明する。
(1)投入ベット処理
スロットマシン1での遊技は、遊技者が遊技メダルをメダル投入口10に投入することで始まる。この投入操作により、遊技メダルの1枚目の投入で入賞ラインを1本(L1)選択して有効化し、2枚目の投入で入賞ラインをさらに2本(L2、L3)選択して有効化し、3枚目の投入で入賞ラインをさらに2本(L4、L5)選択して有効化する。このように遊技メダルを投入して入賞ラインを有効化することを投入ベット操作と言う。
遊技者が遊技メダルをさらに投入すると、クレジットとして遊技メダルを50枚分まで貯留装置に貯留する。貯留した遊技メダルの枚数が50枚に到達した後、遊技者がさらに遊技メダルを投入した場合、投入した遊技メダルはメダル受皿40に戻される。
(3)貯留ベット処理
上述した投入ベット操作の他に、貯留装置に貯留されたクレジットを使用して遊技を開始することができる。この場合、遊技者はベットボタン11を操作する。このベットボタン11の操作により入賞ラインが有効化される。このようにベットボタン11を操作して入賞ラインを有効化することを貯留ベット操作と言う。また、貯留ベット操作と投入ベット操作を合わせて単にベット操作と言う。
遊技者がスタートレバー12を操作するとリールR1〜R3の回転が開始され、遊技者がストップボタン13a〜13cのそれぞれを押下すると、押下したストップボタンに対応するリールの回転が停止する。全てのリールR1〜R3が停止したときに、有効化された入賞ライン上にあらかじめ定められた図柄の組み合わせが揃うと入賞となり、図柄の組み合わせ(役)ごとに定められた遊技価値が付与される。遊技価値として遊技メダルが配当として付与される場合、遊技メダルは、まず貯留装置にクレジットとして貯留される。
(5)配当払出処理
配当を付与する過程で、貯留された遊技メダルの枚数が50枚に到達した場合は、メダル払出装置を駆動した残りの遊技メダルをメダル受皿40に払い出す。
遊技の結果、再遊技賞に入賞した場合は、遊技メダルの投入やクレジットの使用なしで、今回のゲームで有効化されていた入賞ラインを次ゲームでも自動的に有効化する。
(7)返却払出処理
ベット操作で入賞ラインが有効化された後、遊技者がスタートレバー12を操作する前に精算ボタン14を押下した場合は、メダル払出装置を駆動して入賞ラインを有効化した分の遊技メダルをメダル受皿40に払い出す。
(8)精算払出処理
貯留装置に遊技メダルがクレジットとして貯留されており、遊技者がスタートレバー12を操作する前に精算ボタン14を押下した場合は、メダル払出装置を駆動して貯留されている分の遊技メダルをメダル受皿40に払い出す。なお、精算ボタン14の押下が入賞ラインを有効化した後であった場合は、返却払出処理と精算払出処理を合わせて行う。
図5は、スロットマシン1における賞と役及び付与される遊技価値を説明するための図である。スロットマシン1では、有効化された入賞ライン上にあらかじめ定められた図柄の組み合わせが揃うと入賞となり、図柄の組み合わせ(役)ごとに定められた遊技価値が付与される。賞は、付与される遊技価値の種別であり、大別すると、役ごとに定められた枚数の遊技メダルを配当する小役賞と、通常ゲームから他の種類のゲームに移行させる開始賞と、次ゲームをベット操作なしで行うことができる再遊技賞とに区分される。
BB1賞は、BBゲームを開始する開始賞であり、役として「赤7−赤7−赤7」の図柄の組み合わせ(「赤7役」ともいう)で構成される。BB2賞もBBゲームを開始する開始賞であり、役として「白7−白7−白7」の図柄の組み合わせ(「白7役」ともいう)で構成される。通常ゲーム中に内部抽選でBB1賞又はBB2賞に当選し、入賞ライン上にそれぞれの賞に対応した役が成立して入賞すると、次ゲームからBBゲームが開始される。BBゲーム中における遊技メダルの獲得枚数が規定枚数に到達するか次の配当付与で規定枚数を超える場合にBBゲームが終了される。また、通常ゲーム中に内部抽選でBB1賞又はBB2賞に当選しても入賞ライン上にそれぞれの賞に対応した役が成立して入賞しないと、次ゲーム以降も当該役が成立して入賞するまで、BB1賞又はBB2賞の当選を持ち越すBB持越しゲームとなる。BB持越しゲーム中に入賞ライン上に当該役が成立して入賞すると、次ゲームからBBゲームが開始される。なお、BB1賞とBB2賞を合わせて単にBB賞と言う。
10ベル1役は、10枚のメダルを配当とし、「ベル−ベル−ベル」の図柄の組み合わせで構成される。2ベル1役は、2枚のメダルを配当とし、「ベル−チェリー−プラム」の図柄の組み合わせで構成される。2ベル2役は、2枚のメダルを配当とし、「ベル−スイカ−プラム」の図柄の組み合わせで構成される。1ベル1役は、1枚のメダルを配当とし、「プラム−チェリー−スイカ」の図柄の組み合わせで構成される。1ベル2役は、1枚のメダルを配当とし、「プラム−スイカ−スイカ」の図柄の組み合わせで構成される。1ベル3役は、1枚のメダルを配当とし、「青7−チェリー−スイカ」の図柄の組み合わせで構成される。1ベル4役は、1枚のメダルを配当とし、「青7−スイカ−スイカ」の図柄の組み合わせで構成される。
なお、10ベル1役は、リールストップボタン13a〜13cの6通りの押し順のうち予め定められた押し順と一致する場合に入賞ライン上に揃う出目である。また、2ベル1役、2ベル2役、1ベル1役、1ベル2役、1ベル3役、及び1ベル4役はベルグループとすると、10ベル1役(押し順役)とベルグループとを含むベルA賞〜ベルF賞が内部抽選の対象となる。ベルA賞〜ベルF賞は、押し順によって入賞ライン上に揃う出目が変化する押し順小役賞である。これらの詳細については後述する。
スイカ賞は、10枚のメダルを配当とする小役賞であり、役として「スイカ−スイカ−スイカ」の図柄の組み合わせで構成される。
チェリー賞は、2枚のメダルを配当とする小役賞であり、役として「チェリー−ANY−ANY」の図柄の組み合わせで構成される。ANYはいかなる図柄でもよいことを示す。
再遊技賞は、次ゲームをベット操作なしで行うことができる遊技価値を付与する賞であり、役として「プラム−プラム−プラム」の図柄の組み合わせ(「プラム役」ともいう)で構成される。
「ベル」図柄は、図3に示すように、左リールR1、中リールR2、右リールR3のどのリール上においても、ある「ベル」図柄から次の「ベル」図柄までの図柄の間隔が4図柄(4コマ)以内である。このスロットマシン1では、後述するリールの停止制御により、賞を構成する図柄を入賞ライン上に最大で4コマまで引き込んで停止させることを可能としている。したがって、「ベル」図柄は、遊技者がどのようなタイミングでストップボタン13a〜13cを操作したとしても、入賞ライン上に当該図柄を引き込んで停止させることが可能となる。このような「ベル」図柄を100%引き込み可能図柄という。また、賞を構成する3個の図柄を、全て100%引き込み可能図柄とした「10ベル1賞」は、その賞のみに当選しているゲームでは、遊技者がどのようなタイミングでストップボタン13a〜13cを操作したとしても必ず入賞する。このような賞を100%入賞が可能な賞という。
(1)通常ゲーム
内部抽選を行うための抽選条件として、通常ゲーム用の賞抽選テーブルを用いるゲームである。
(2)BBゲーム
通常ゲームの実行中に内部抽選でBB1賞に当選し、BB1役(赤7役)が成立して入賞すると次ゲームからBBゲームが開始される。同様に通常ゲームの実行中に内部抽選でBB2賞に当選し、BB2役(白7役)が成立して入賞すると次ゲームからBBゲームが開始される。BBゲームとは、内部抽選を行うための抽選条件として、通常ゲーム用の賞抽選テーブルと比較した場合に、BB1賞及びBB2賞を抽選せず、且つ小役賞の抽選確率が高い賞抽選テーブルを用いるゲームである。
通常ゲームの実行中に内部抽選でBB1賞又はBB2賞に当選しても、BB1役又はBB2役が成立しないと次ゲーム以降も入賞するまでBB1賞又はBB2賞の当選フラグを持ち越すBB持越しゲームとなる。BB持越しゲームとは、内部抽選を行うための抽選条件として、通常ゲーム用の賞抽選テーブルと比較した場合に、BB1賞及びBB2賞を抽選しない賞抽選テーブルを用いるゲームである。また、BB持越しゲームでBB1役又はBB2役が成立して入賞すると次ゲームからBBゲームが開始される。
(4)BBゲームの終了
BBゲーム中における遊技メダルの獲得枚数が規定枚数に到達するか次の配当付与で規定枚数を超える場合にBBゲームが終了する。
次に、ベルA賞〜ベルF賞の内部抽選の当選確率と設定との関係について図6を参照しつつ、説明する。10ベル1役は、いわゆる押し順小役賞を構成する出目の一つであり、通常ゲームでは予め定められた押し順でリールストップボタン13a〜13cを操作した場合に入賞ライン上に揃い、押し順が不一致の場合には、10ベル1役の出目は入賞ライン上に揃わない。
例えば、内部抽選でベルA賞に当選した場合には、左→中→右の順にリールストップボタン13a〜13cを操作した場合にのみ、10ベル1役の出目が入賞ライン上に揃う。なお、ベルA賞〜ベルF賞に当選した場合、10ベル1役、2ベル1役、2ベル2役、1ベル1役、1ベル2役、1ベル3役、及び1ベル4役のうち何れの役が成立するかは、停止制御による、この点については、後述する。
次に、スロットマシン1の全体動作の詳細を説明する。メイン制御基板100AのCPU101は、電源投入後、初期化処理を行うと図7に示すフローチャートの処理を実行する。
図7は、1ゲームの処理の流れを示すフローチャートである。
まずCPU101は、メダル投入信号160又はベット操作指示信号111a〜111cに基づいてベット操作(投入ベット操作又は貯留ベット操作)が行われたか否かを判定する(S100)。ベット操作が行われていないと判定した場合はベット操作が行われたことを検知するまで待機し、ベット操作が行われたことを検知した場合に次に進む。次にCPU101は、開始操作指示信号112に基づいてスタートレバー操作が行われたか否かを判定する(S101)。スタートレバー操作が行われていないと判定した場合は開始操作指示信号112を検知するまで待機し、開始操作指示信号を検知した場合はベット操作を禁止して次に進む。
上述したように、内部抽選でベルA賞〜ベルF賞に当選した場合には、どの役を優先して入賞ライン上に引き込むかは停止制御の方式によって定まる。本実施形態では、獲得枚数優先制御と表示数優先制御とを採用する。
図10を参照して、停止制御の変更について説明する。なお、この例の当選確率は設定6に対応している。通常ゲームでは、ベルA賞〜ベルF賞のいずれかに内部抽選で当選する確率は6/40であり、押し順が一致する確率は1/6である。したがって、通常ゲームにおいて10ベル1役に入賞する確率は1/40となる。一方、持越しゲームでは、ベルA賞〜ベルF賞のいずれかに内部抽選で当選する確率は6/40である。持越しゲームでは、押し順と無関係に獲得枚数優先制御が実行されるので、10ベル1役に入賞する確率は、6/40となる。
また、本実施形態のスロットマシンでは、ボーナスゲーム開始契機となるBB1賞又はBB2賞の出目が表示されない限り、この状態が継続するため、ボーナスゲームの条件装置が作動した際に、サブ制御基板100Bにおいて、当該作動を示唆する演出を実行しない。
このように本実施形態においては、内部抽選でベルA賞〜ベルF賞に当選している場合、通常ゲームと持越しゲームとで、入賞ライン上に停止させる図柄を変更したので、遊技者が10ベル1役の入賞回数を計数しても高い精度で設定を判別することを不能にできる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に述べる各種の変形が可能である。また、以下に示す2以上の変形を適宜組み合わせることもできる。
Claims (4)
- 各々に複数種類の図柄が配置された複数の表示列を備え、前記複数の表示列の可変表示が停止した状態における入賞ライン上の図柄の並びが所定の態様の場合に賞に入賞し、入賞ライン上の図柄の並びに応じて予め定められた価値を付与し、前記賞には、開始賞と、複数の小役賞とが含まれるスロットマシンであって、
複数の賞及びハズレを抽選対象として抽選を実行して、抽選結果を示す抽選情報を生成し、前記開始賞に当選すると入賞するまで抽選結果を持ち越して前記抽選情報を生成する抽選手段と、
前記抽選手段の抽選対象の当選確率を複数の段階のいずれかに設定し、前記複数の段階のうち少なくとも2つの段階で相違させるよう前記複数の小役賞のうち所定の小役賞の当選確率を設定する設定手段と、
前記複数の表示列に対応して各々設けられ、対応する前記表示列の可変表示を停止させる指示を遊技者が入力するための複数の停止操作手段と、
前記停止操作手段が操作されたタイミングから対応する前記表示列の可変表示が停止するまでに進むコマ数を進みコマ数としたとき、前記進みコマ数が所定の範囲内になるように前記表示列の可変表示を停止させ、且つ、前記抽選情報が前記賞の当選を示す場合、当選した賞に入賞することを許可するように前記複数の表示列の可変表示を停止させる停止制御手段とを備え、
前記開始賞は、入賞を契機に通常ゲームから前記開始賞を抽選せず、且つ前記小役賞の抽選確率が前記通常ゲームより高いゲームに移行させる賞であり、
前記停止制御手段は、
前記抽選情報が、前記開始賞に不当選で前記所定の小役賞に当選していることを示す場合、前記複数の停止操作手段の押し順が予め定められた押し順と一致するならば、所定の出目となるように前記複数の表示列を停止させ、前記複数の停止操作手段の押し順が予め定められた押し順と不一致であるならば、前記所定の出目とならないように前記複数の表示列を停止させ、
前記開始賞に当選したことを持ち越して、前記抽選情報が、前記開始賞及び前記所定の小役賞に当選していることを示し、且つ前記開始賞を構成する図柄が前記入賞ラインから前記所定の範囲にない場合、前記複数の停止操作手段をどのような順番で操作しても前記所定の出目となるように前記複数の表示列を停止させる、
ことを特徴とするスロットマシン。 - 各々に複数種類の図柄が配置された複数の表示列を備え、前記複数の表示列の可変表示が停止した状態における入賞ライン上の図柄の並びが所定の態様の場合に賞に入賞し、入賞ライン上の図柄の並びに応じて予め定められた価値を付与し、前記賞には、開始賞と、複数の小役賞とが含まれるスロットマシンであって、
複数の賞及びハズレを抽選対象として抽選を実行して、抽選結果を示す抽選情報を生成し、前記開始賞に当選すると入賞するまで抽選結果を持ち越して前記抽選情報を生成する抽選手段と、
前記抽選手段の抽選対象の当選確率を複数の段階のいずれかに設定し、前記複数の段階のうち少なくとも2つの段階で相違させるよう前記複数の小役賞のうち所定の小役賞の当選確率を設定する設定手段と、
前記複数の表示列に対応して各々設けられ、対応する前記表示列の可変表示を停止させる指示を遊技者が入力するための複数の停止操作手段と、
前記停止操作手段が操作されたタイミングから対応する前記表示列の可変表示が停止するまでに進むコマ数を進みコマ数としたとき、前記進みコマ数が所定の範囲内になるように前記表示列の可変表示を停止させ、且つ、前記抽選情報が前記賞の当選を示す場合、当選した賞に入賞することを許可するように前記複数の表示列の可変表示を停止させる停止制御手段とを備え、
前記開始賞は、入賞を契機に通常ゲームから前記開始賞を抽選せず、且つ前記小役賞の抽選確率が前記通常ゲームより高いゲームに移行させる賞であり、
前記所定の小役賞は、入賞した場合のメダルの払い出し枚数が第1数となる第1小役、入賞した場合のメダルの払い出し枚数が第2数となる第2小役、入賞した場合のメダルの払い出し枚数が第3数となる第3小役を含み、
前記第3数は、前記第1数と前記第2数との合計より大きく、
払い出し枚数が最も多くなるように前記複数の表示列を停止させる制御を払出枚数優先制御とし、成立する役の数が最も多くなるように前記複数の表示列を停止させる制御を表示数優先制御としたとき、
前記停止制御手段は、
前記抽選情報が、前記開始賞に不当選で前記所定の小役賞に当選していることを示す場合、前記複数の停止操作手段の押し順が予め定められた押し順と一致するならば、前記払出枚数優先制御を実行して前記第3小役の図柄を前記入賞ライン上に停止させる一方、前記複数の停止操作手段の押し順が予め定められた押し順と不一致であるならば、前記表示数優先制御を実行して前記第1小役の図柄及び前記第2小役の図柄を前記入賞ライン上に停止させ、
前記開始賞に当選したことを持ち越して、前記抽選情報が、前記開始賞及び前記所定の小役賞に当選していることを示す場合、前記開始賞を前記入賞ライン上に引き込むことができなければ、前記複数の停止操作手段をどのような順番で操作しても前記払出枚数優先制御を実行して前記第3小役の図柄を前記入賞ライン上に停止させる、
ことを特徴とするスロットマシン。 - 所定の条件を充足する場合に、前記抽選手段の抽選で当選した賞を遊技者に報知し、前記抽選情報が前記開始賞の当選を示す場合、前記開始賞に当選していることを報知しない報知手段を備える請求項1または2に記載のスロットマシン。
- 前記抽選情報が前記開始賞の当選を示す場合、前記開始賞に当選してから前記所定の小役賞に当選した回数が所定回数に達しない状態では、前記開始賞に当選していることを報知せず、前記開始賞に当選してから前記所定の小役賞に当選した回数が所定回数に達した状態では、前記開始賞に当選していることを報知する報知手段を備える1または2に記載のスロットマシン。
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