JP6412858B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP6412858B2
JP6412858B2 JP2015253739A JP2015253739A JP6412858B2 JP 6412858 B2 JP6412858 B2 JP 6412858B2 JP 2015253739 A JP2015253739 A JP 2015253739A JP 2015253739 A JP2015253739 A JP 2015253739A JP 6412858 B2 JP6412858 B2 JP 6412858B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
internal lottery
gaming state
game
combination
player
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015253739A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017113383A (ja
Inventor
辰真 渡邊
辰真 渡邊
将也 野口
将也 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Capcom Co Ltd
Original Assignee
Capcom Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Capcom Co Ltd filed Critical Capcom Co Ltd
Priority to JP2015253739A priority Critical patent/JP6412858B2/ja
Publication of JP2017113383A publication Critical patent/JP2017113383A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6412858B2 publication Critical patent/JP6412858B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)
  • Game Rules And Presentations Of Slot Machines (AREA)

Description

本発明は、遊技機、詳しくはスロットマシンに関する。
従来から、いわゆるビッグボーナスを作動させるための契機となる第1種特別役物に係る役物連続作動装置(1種BB)を搭載する遊技機が知られている(特許文献1)。この遊技機においては、1種BBに対応する図柄が揃ったのち、いわゆる小役ゲームと、特定の図柄(いわゆるJAC図柄)を揃えた後に実行されるJACゲームとを繰り返すビッグボーナスが実行される。また、前記特定の図柄が揃わなくともビッグボーナスを作動させる遊技機も知られている。
特開2009−297524
しかしながら、従来の遊技機においては、1種BBに対応する図柄が揃っても、遊技者はビッグボーナス中に規定枚数のメダルの払い出しを受けることができるだけであった。すなわち、従来の遊技機におけるビッグボーナスは、遊技者の能力あるいは判断によってゲーム性が変わるものではなかった。一方で、複雑なルールを採用すると、遊技者が十分に楽しめなくなるおそれがある。
本発明の目的は、複雑なルールを持たせることなく遊技者の能力あるいは判断によって異なるゲーム性を遊技者に提供することのできる遊技機を提供することである。
本発明は、
複数の図柄が各々表示された複数の回転リールと、
遊技者の操作に基づいて複数の前記回転リールの回転を開始させるスタートスイッチと、
複数の前記回転リールの各々に対応して設けられるとともに、前記遊技者の操作に基づいて、回転中の前記回転リールを停止させる複数のストップスイッチと、
前記遊技者の操作に基づいて、遊技を実行するための遊技媒体をベットするためのベットボタンと、
当せん役を決定するための複数の内部抽せんテーブルを備えるとともに、前記遊技者による前記スタートスイッチの操作に基づいて前記当せん役を決定する内部抽せん部と、
通常遊技状態と、前記通常遊技状態において第1の特定役が当せんして前記第1の特定役に対応する図柄が揃ったあとに実行される遊技状態である第1の特別遊技状態と、前記第1の特別遊技状態において第2の特定役が当せんしたのち前記第2の特定役に対応する図柄が揃うまでの間に実行される遊技状態である第2の特別遊技状態と、前記第1の特別遊技状態において前記第2の特定役が当せんして前記第2の特定役に対応する図柄が揃ったあとに実行される遊技状態であって前記遊技媒体の払い出しのある小役が所定回数入賞した場合あるいは規定回数の遊技が行われた場合に前記第1の特別遊技状態に移行する第3の特別遊技状態と、前記通常遊技状態において第4の特定役が当せんして前記第4の特定役に対応する図柄が揃ったあとに実行される遊技状態である第4の特別遊技状態と、を切り替える状態移行管理部と、
を備え、
前記内部抽せん部は、
前記通常遊技状態においては、前記複数の内部抽せんテーブルのうち、前記当せん役として前記遊技者による前記ストップスイッチの操作順がそれぞれ異なる第1の小役を複数種類含む内部抽せんテーブルを用いて前記内部抽せんを行い、
前記第2の特別遊技状態においては、前記複数の内部抽せんテーブルのうち、前記当せん役として前記操作順によらず入賞可能な役である第2の小役を含む内部抽せんテーブルを用いて前記内部抽せんを行い、
前記第3の特別遊技状態においては、前記複数の内部抽せんテーブルのうち、前記当せん役として前記第2の小役が入賞した場合の払い出し数量以上の前記遊技媒体の払い出しを受けることが可能な第3の小役、および、前記第3の小役よりも当せん確率が高いが前記第3の小役が入賞した場合よりも前記遊技媒体の払い出しが少ない第4の小役を含む内部抽せんテーブルを用いて前記内部抽せんを行い、
前記第4の特別遊技状態においては、前記複数の内部抽せんテーブルのうち、前記当せん役として前記第2の小役が入賞した場合の払い出し数量以上の前記遊技媒体の払い出しを受けることが可能な第5の小役を含む内部抽せんテーブルを用いて前記内部抽せんを行い、
前記ベットボタンは、
前記通常遊技状態および前記第1〜第3の特別遊技状態においては、所定数量の前記遊技媒体を最大ベットとして受けつけ可能であり、
前記第4の特別遊技状態においては、前記所定数量よりも少ない数量の前記遊技媒体を最大ベットとして受けつけ可能である、
遊技機である。
本発明により、複雑なルールを持たせることなく遊技者の能力あるいは判断によって異なるゲーム性を遊技者に提供することのできる遊技機を提供することができる。
本発明の実施形態にかかるスロットマシンの正面図である。 図1のスロットマシンの機能ブロック図である。 図1のスロットマシンにおける回転リールの図柄の配列を示す図である。 図1のスロットマシンの有効ラインを示す模式図である。 図1のスロットマシンのRT遷移を説明するための図である。 図1のスロットマシンにおける、当せん役の種類と、遊技状態別の当せん役の当せん確率を示す図である。 図1のスロットマシンの内部抽せんテーブルの1つであって、RT0(通常)における当せん役の有効ライン上の図柄を示す図である。 図1のスロットマシンの内部抽せんテーブルの1つであって、RT0(CT中)における当せん役の有効ライン上の図柄を示す図である。 図1のスロットマシンの内部抽せんテーブルの1つであって、RT1(1種BB内部中)における当せん役の有効ライン上の図柄を示す図である。 図1のスロットマシンの内部抽せんテーブルの1つであって、RT0(1種BB中)における当せん役の有効ライン上の図柄を示す図である。 図1のスロットマシンの内部抽せんテーブルの1つであって、RT0(JAC中)における当せん役の有効ライン上の図柄を示す図である。 図1のスロットマシンの内部抽せんテーブルの1つであって、RT2(JAC内部中)における当せん役の有効ライン上の図柄を示す図である。 図1のスロットマシンの内部抽せんテーブルの1つであって、RT2(通常)における当せん役の有効ライン上の図柄を示す図である。 図1のスロットマシンの内部抽せんテーブルの1つであって、RT2(CT中)における当せん役の有効ライン上の図柄を示す図である。 図1のスロットマシンにおける、遊技フローを示す図である。
(実施形態)
図1は、本発明の遊技機の実施形態としてのスロットマシンである。
スロットマシン1は、図1に示すように、筐体10を備えている。この筐体10の正面には、前面扉100が設けられている。
前面扉100は、その中央部分に透光性のリール窓200を備える。このリール窓200において、遊技者は、後述する各回転リール20の表面に表示された複数の図柄を視認することができる。
リール窓200の上方には、液晶表示部3と、電飾部(図示略)と、スピーカ(図示略)とが設けられている。液晶表示部3は、遊技中に各種の演出動画を表示する。電飾部は、所定の条件を満たした場合に、所定のパターンで点灯または消灯する。スピーカは、所定の条件を満たした場合に、所定のBGMおよびSE(サウンドエフェクト)を出力する。すなわち、遊技中の各種の演出は、液晶表示部3、電飾部、およびスピーカによって行われる。
リール窓200の下方には、操作部4が設けられている。操作部4は、遊技媒体の一例としてのメダルを投入するための投入口41と、メダルをベットするためのベットスイッチ42と、各回転リール20を回転させるスタートスイッチとしてのレバー43と、各回転リール20に対応して設けられ回転中の各回転リール20を停止させるための各ストップスイッチ40とで構成されている。
これらの操作部4の各スイッチは、遊技者の操作に基づいて操作信号を出力する。
また、投入口41にはメダルセンサ(図示略)が設けられている。メダルセンサは遊技者による投入口41へのメダルの投入を検出し、検出信号を出力する。また、操作部4には、これらに加えて精算スイッチ(図示略)、および貯留メダル表示部(図示略)等が設けられている。
さらに、操作部4の下部には、メダルを払い出すための払出口51と、払出口51から払い出されたメダルを貯留するための下皿52とが設けられている。
図2は、スロットマシン1の機能ブロック図である。図3は、スロットマシン1の回転リール20の図柄の配列を示す図である。また、図4は、スロットマシンの有効ラインLを示す模式図である。
<遊技の説明>
スロットマシン1で遊技をするに当たって、遊技者は、まず、メダルを投入口41から投入する、あるいは、ベットスイッチ42を操作することにより貯留しているメダル(クレジット)を使用して、スロットマシン1にメダルをベットする。スロットマシン1に所定の枚数のメダルがベットされると、有効ラインLが有効化され、レバー43の操作が可能な状態、すなわち、遊技が開始可能な状態になる。
有効ラインLは、例えば、図4に示すように、水平方向の中段ライン1本で構成されている。本実施形態では、Max Bet(マックスベット)となる3枚掛けをした場合に、1本の有効ラインL(中段ライン)が有効化される。なお、後述するように、第2種特別役物(CT)が当せんした直後に実行されるゲーム(CT中)では、Max Betとなる2枚掛けで有効ラインLが有効化される。
本実施形態における1ゲームとは、遊技者がベットスイッチ42、レバー43およびストップスイッチ40を操作して、遊技の結果を得る一連の動作をいう。具体的には、遊技が開始可能な状態でレバー43を操作すると、当せん役の内部抽せんが行われるとともに、各回転リール20の回転が開始する。この状態で、ストップスイッチ40のいずれかが操作されると、その操作されたストップスイッチ40に対応する回転リール20が停止する。すべての回転リール20が停止し、有効ラインL上に揃った(入賞した)図柄の組み合わせに応じて、所定の枚数のメダルが払い出される。これにより、1ゲームが終了する。
なお、後述するRT0(通常)、RT1(1種BB内部中)、RT0(1種BB中)、RT0(JAC中)、RT2(JAC内部中)、およびRT2(通常)においては、遊技者はメダルを3枚ベットしなければならない。一方、RT0(CT中)、およびRT2(CT中)においては、遊技者はメダルを2枚ベットしなければならない。
スロットマシン1は、前記のとおり、ベットスイッチ42、レバー43、およびストップスイッチ40のほか、図2に示すように、回転リールユニット2と、スロットマシン1全体を制御する制御部6とを備えている。回転リールユニット2および制御部6は、スロットマシン1の主電源をオン/オフする電源装置(図示略)等とともに、筐体10の内部に配置されている。
回転リールユニット2は、3つの回転リール20と、これらを駆動する3つのステッピングモータ21とで構成されている。この回転リールユニット2は、筐体10の内部の中央付近に配置されている。
本実施形態におけるステッピングモータ21は、ストップスイッチ40が操作されてから、190m秒以内に回転リール20の回転を停止させるように設定されている。また、ステッピングモータ21は、504ステップで1回転し、回転リールを80回転/分の速度で回転させる。すなわち、190m秒以内で進めるステップは、127ステップとなる。
なお、内部抽せんの結果CTが当せんした場合には、所定条件を満たすまで(例えば、メダルが規定枚数払い出されるまで)、それ以降のゲームにおいて少なくとも1つの回転リール20およびステッピングモータ21の制御が変更される。これにより、遊技者がストップスイッチ40を押してから75m秒以内に対応する回転リール20の回転が停止される。
これらの回転リール20およびステッピングモータ21は、後述する回転開始制御部611および回転停止制御部612によって、その回転および停止の制御がなされる。
<制御部の説明>
制御部6は、演算等を行うCPU、遊技の進行等に必要なプログラムあるいはデータ等を記憶するROM、RAM等を備える。この制御部6は、図2に示すように、主に、メイン制御部61と、サブ制御部62とで構成される。
メイン制御部61は、遊技を進行させるための制御を行う。メイン制御部61は、遊技者による、ベットスイッチ42、レバー43およびストップスイッチ40への操作に基づいて、ステッピングモータ21の制御、および、回転リール20の回転開始または終了の制御を行う。
また、サブ制御部62は、各種演出等を行うための制御を行う。サブ制御部62は、メイン制御部61から送信された信号に基づいて演出内容の決定をするとともに、報知部621、電飾部、およびスピーカの制御、ならびに、決定された演出内容の出力といった制御を行う。
[メイン制御部]
メイン制御部61は、図2に示すように、複数の内部抽せんテーブルT1を備える内部抽せん部610、回転開始制御部611、回転リール検出部612aと図柄判定部612bと押し順判定部612cと図柄テーブルT2とを備える回転停止制御部612、遊技結果判定部613、ホッパー制御部614、および、状態移行管理部615で構成される。
内部抽せん部610は、レバー43の操作信号に基づいて、回転リール20の図柄の組み合わせに対応する役の内部抽せんを行う。具体的には、レバー43の操作信号が出力されたときに取得される乱数と内部抽せんテーブルT1とに基づいて内部抽せんを行い、当せん役が決定される。内部抽せん結果は、内部抽せん結果信号として出力される。出力された内部抽せん結果信号は、内部抽せん部610から回転リールユニット2、およびサブ制御部62に送信される。
ベットスイッチ42の操作信号は、所定の枚数のメダルが貯留されており、かつ、ベット受付期間において、ベットスイッチ42の操作が行われた場合(ベットスイッチがオンされた場合)に出力される。
なお、各スイッチの操作信号が出力されたか否かの判定は、1ゲームごとに行われる。また、本実施形態において、各スイッチへの操作は、各スイッチの操作信号が出力される操作を意味する。
(RT遷移および内部抽せんテーブルの説明)
スロットマシン1は、図5、図6に示すように、RT遷移としてリプレイ確率が種々異なるRT0、RT1、RT2を備える。
なお、以下では、後述するRT0(1種BB中)、RT0(JAC中)、およびRT2(JAC内部中)で構成されるゲームをビッグボーナスと呼ぶ。
RT0には、リプレイ確率の低いRT0(通常)と、ビッグボーナス中のいわゆる小役ゲームであるRT0(1種BB中)と、ビッグボーナス中のいわゆるJACゲームであるRT0(JAC中)と、CT中のRT0(CT中)とがある。
RT1としては、RT0(通常)よりもリプレイ確率が高いRT1(1種BB内部中)がある。
RT2には、RT0(通常)よりもリプレイ確率が高いJAC内部中であるRT2(JAC内部中)と、リプレイ確率がRT2(JAC内部中)よりもさらに高いRT2(通常)と、CT中のRT2(CT中)とがある。
RT0(通常)中に内部抽せんの結果第1種特別役物に係る役物連続作動装置(1種BB)が当せんし、かつ、当該ゲームにおいて1種BBに対応する図柄が有効ラインL上に揃わなかった場合、遊技状態はRT1(1種BB内部中)へと移行する。
RT1(1種BB内部中)中に、1種BBに対応する図柄が有効ラインL上に揃った場合、遊技状態はRT0(1種BB中)へと移行する。
RT0(1種BB中)に内部抽せんの結果JACが当せんし、かつ、当該ゲームにおいてJACに対応する図柄が有効ラインL上に揃わなかった場合、遊技状態はRT2(JAC内部中)へと移行する。
また、RT2(JAC内部中)に、JACに対応する図柄が有効ラインL上に揃った場合、遊技状態はRT0(JAC中)へと移行する。
RT0(1種BB中)、RT0(JAC中)、および、RT2(JAC内部中)で構成されるビッグボーナスにおいて規定枚数のメダルが払い出された場合には、当該ビッグボーナスは終了する。その後、ビッグボーナス終了時のRT状態に応じて、遊技状態はRT0(通常)またはRT2(通常)へと移行する。
また、RT0(通常)において、内部抽せんの結果CTが当せんした場合には、遊技状態はRT0(CT中)へと移行する。RT0(CT中)において規定枚数のメダルが払い出された場合には、当該CTは終了する。そして、遊技状態はRT0(CT中)からRT0(通常)へと移行する。
同様に、RT2(通常)において、内部抽せんの結果CTが当せんした場合には、遊技状態はRT2(CT中)へと移行する。RT2(CT中)において規定枚数のメダルが払い出された場合には、当該CTは終了する。そして、遊技状態はRT2(CT中)からRT2(通常)へと移行する。
また、RT2(通常)において押し順ベルが当せんし、かつ、遊技者によるストップスイッチ40の押し順が不正解であった場合には、ベルこぼしの1枚役が入賞し、遊技状態はRT0(通常)へと移行する。
なお、説明の便宜上省略するが、本実施形態のスロットマシン1においてART(アシストリプレイタイム)を搭載することができる。この場合には、遊技状態として別途RT3(ART中)を設けることができる。そして、RT0(通常)中に特定役(例えば、いわゆる昇格リプ)が当せんし、かつ、特定役に対応する図柄が有効ラインL上に揃った場合に遊技状態がRT3(ART)へと移行するように構成することができる。
図7〜図14はそれぞれ、RT0(通常)、RT0(CT中)、RT1(1種BB内部中)、RT0(1種BB中)、RT0(JAC中)、RT2(JAC内部中)、RT2(通常)およびRT2(CT中)の遊技状態にて当せんする可能性のある役に対応する図柄が示された内部抽せんテーブルT1である。
内部抽せんテーブルT1について詳細に説明する。
図7は、RT0(通常)において当せんする可能性のある役に対応する図柄が示された内部抽せんテーブルT1である。具体的には、RT0(通常)においては、1種BB、CT、押し順ベル、押し順不問ベル、スイカ、チェリー、リプレイ、および、はずれが当せんする可能性がある。
また、図8以降にて説明する他の内部抽せんテーブルT1においても同様であるが、各内部抽せんテーブルT1には、レバー43の操作が行われた場合に取得される乱数に対応する数値範囲が記憶されている(図示略)。そして、内部抽せん部610は、取得された乱数が内部抽せんテーブルT1に記憶された数値範囲のいずれに属するかによって当せん役を決定する。
図7の遊技状態(RT0(通常))における当せん役について説明する。
1種BBは、第1種特別役物に係る役物連続作動装置である。1種BBが当せんした場合には、遊技者は目押しをすることにより、有効ラインL上において、左の回転リール20aに「赤7」、中の回転リール20bに「赤7」、左の回転リール20cに「赤7」を揃えることができる。
CTは第2種特別役物である。CTが当せんした場合には、遊技者は目押しをすることなく、有効ラインL上において、左の回転リール20aに「リプA」または「リプB」、中の回転リール20bに「リプA」または「リプB」、右の回転リール20cに「ベル」を揃えることができる。
押し順ベルは、遊技者が正解の押し順でストップスイッチ40を押した場合に、有効ラインL上においてベルを揃えることが可能な役である。例えば、スロットマシン1は3つの回転リール20を備えているため、押し順のパターンとしては、「左中右」、「左右中」、「中左右」、「中右左」、「右左中」、「右中左」の6通りがある。この6通りの押し順のうち、遊技者の押し順が正しい場合には、遊技者は目押しをすることなく、有効ラインL上にベル(9枚役)を揃えることができる。
一方、押し順ベルが当せんし、かつ、正解押し順以外の押し順を遊技者が選択した場合には、前記9枚役は入賞せず、1枚役が入賞する。具体的には、遊技者による押し順が正解押し順以外の押し順であった場合には、有効ラインL上において、左の回転リール20aに「リプA」または「リプB」、中の回転リール20bに「リプA」または「リプB」、右の回転リール20cに「スイカ」または「ブランク2」が揃う。
押し順不問ベルは、前記押し順ベルとは異なり、遊技者による回転リール20の押し順にかかわらず9枚役が入賞する役である。押し順不問ベルに当せんした場合には、遊技者は目押しをすることなく、有効ラインL上において、左の回転リール20aに「リプA」または「リプB」、中の回転リール20bに「ベル」、右の回転リール20cに「青7」、「チェリー」、「ブランク2」、「リプA」、または「リプB」を揃えることができる。
スイカは、いわゆる目押しが必要となるレア役である。スイカが当せんした場合には、遊技者は目押しをすることにより、有効ラインL上において、左の回転リール20aに「スイカ」、中の回転リール20bに「スイカ」、右の回転リール20cに「スイカ」を揃えることができる。
チェリーも、スイカ同様、いわゆる目押しが必要となるレア役である。そして、チェリーが当せんした場合には、遊技者は目押しをすることにより、有効ラインL上において左の回転リール20aに「チェリー」を揃えることができる。この場合には、左の回転リール20a以外の、中の回転リール20bおよび右の回転リール20cはいかなる図柄であってもチェリーを入賞させることができる。すなわち、「ANY」はどの図柄であってもよいことを示す。
リプレイは、次ゲームにおいて遊技者がメダルをベットをしなくても遊技を実行することが可能となる役である。そして、リプレイが当せんした場合には、遊技者は目押しをすることなく、有効ラインL上において、左の回転リール20aに「リプA」または「リプB」、中の回転リール20bに「リプA」または「リプB」、右の回転リール20cに「リプA」または「リプB」を揃えることができる。
図8は、RT0(CT中)において当せんする可能性のある役に対応する図柄が示された内部抽せんテーブルT1である。RT0(CT中)においては、15枚のメダルの払い出しのある全役が強制的に当せんする。全役が当せんした場合には、遊技者は目押しすることなく、有効ラインL上において、左の回転リール20aに「リプA」または「リプB」、中の回転リール20bに「ベル」、右の回転リール20cに「青7」、「チェリー」、「ブランク2」、「リプA」または「リプB」を揃えることができる。なお、RT0(CT中)においては、1種BBなど、他の役の抽せんも行っているが、これらに対応する図柄が揃うことはなく、前記全役のみが入賞する。
図9は、RT1(1種BB内部中)において当せんする可能性のある役に対応する図柄が示された内部抽せんテーブルT1である。RT1(1種BB内部中)においては押し順ベル、押し順不問ベル、スイカ、チェリー、リプレイ、および、はずれが当せんする可能性がある。役の構成は前述のとおりであるため、ここでは説明を省略する。
RT1(1種BB内部中)は、RT0(通常)で1種BBが当せんしているが、1種BBに対応する図柄が有効ラインL上に揃っておらず、1種BBのフラグが持ち越されている状態である。したがって、RT1(1種BB内部中)においては、はずれが当せんし、かつ、1種BBに対応する図柄が有効ラインL上に揃った場合に、遊技状態はRT0(1種BB中)へと移行する。
図10は、RT0(1種BB中)において当せんする可能性のある役に対応する図柄が示された内部抽せんテーブルT1である。RT0(1種BB中)においては、JAC、押し順ベル、押し順不問ベル、スイカ、チェリー、および、リプレイに当せんする可能性がある。JACが当せんした場合には、遊技者は目押しをすることにより、有効ラインL上において、左の回転リール20aに「ブランク1」、中の回転リール20bに「ブランク1」、右の回転リール20cに「バー」を揃えることができる。RT0(1種BB中)中にJACが当せんし、かつ、JACに対応する図柄が揃わなかった場合には、遊技状態はRT2(JAC内部中)へと移行する。その他の役の構成は前述のとおりであるため、ここでは説明を省略する。
図11は、RT0(JAC中)において当せんする可能性のある役に対応する図柄が示された内部抽せんテーブルT1である。RT0(JAC中)においては、全役、1枚役、リプレイ、および、はずれが当せんする可能性がある。1枚役が当せんした場合には、遊技者は目押しをすることにより、有効ラインL上において、左の回転リール20aに「ブランク1」、中の回転リール20bに「赤7」、右の回転リール20cに「ブランク1」を揃えることができる。この1枚役が入賞した場合には、1枚のメダルが払い出される。その他の役の構成は前述のとおりであるため、ここでは説明を省略する。
図12は、RT2(JAC内部中)において当せんする可能性のある役を示す内部抽せんテーブルT1である。RT2(JAC内部中)においては、押し順ベル、押し順不問ベル、スイカ、チェリー、リプレイ、および、はずれが当せんする可能性がある。JAC内部中における押し順ベルは、例えばRT0(通常)における押し順ベルとは異なり、押し順の概念がなくなり、いずれの押し順であってもベルが入賞する。そして、押し順ベルが当せんした場合には、遊技者は目押しをすることなく、有効ラインL上において、左の回転リール20aに「ベル」、中の回転リール20bに「ベル」、右の回転リール20cに「ベル」を揃えることができる。その他の役の構成は前述のとおりであるため、ここでは説明を省略する。
図13は、RT2(通常)において当せんする可能性のある役に対応する図柄が示された内部抽せんテーブルT1である。RT2(通常)では1種BB、CT、押し順ベル、押し順不問ベル、スイカ、チェリー、リプレイ、および、はずれが当せんする可能性のある役である。役の構成については前述のとおりであるため、ここでは説明を省略する。
図14は、RT2(CT中)において当せんする可能性のある役に対応する図柄が示された内部抽せんテーブルT1である。RT2(CT中)では全役のみが入賞する。すなわち、RT2(CT中)では、RT0(CT中)と同様、内部抽せんの結果当せんした役にかかわらず、全役のフラグが強制的に立てられる。
回転開始制御部611は、レバー43の操作信号に基づいて、回転リールユニット2のステッピングモータ21を制御して回転リール20の回転を開始させる。なお、回転開始制御部611は、回転リール20が、例えば、80回転/分の速度で回転するように、ステッピングモータ21を制御する。
回転停止制御部612は、回転リール検出部612aと、図柄判定部612bと、押し順判定部612cと、図柄テーブルT2とを備える。回転停止制御部612は、内部抽せん部610により出力された内部抽せん結果信号と遊技者によるストップスイッチ40の操作信号と図柄テーブルT2とに基づいて、回転リールユニット2のステッピングモータ21を制御する。そして、遊技者によるストップスイッチ40の操作のあと、190m秒以内に、対応する回転リール20の回転が停止する。
一方、内部抽せんの結果当せんした役がCTであった場合には、回転停止制御部612は、CTゲーム中において、3つの回転リール20のうちの少なくとも1つの回転リール20の回転停止制御を変更する。この場合、例えば、回転停止制御部612は、遊技者による左のストップスイッチ40aの操作のあと、75m秒以内に、左の回転リール20aの回転が停止するようにリール制御を行う。
回転リール検出部612aは、回転中の回転リール20の位置を検出する。具体的には、回転リール20の回転が開始されたあと、回転リール検出部612aは各回転リール20の基準点(図示略)の通過を検出する。各回転リール20の基準点の通過が検出されると、回転リール検出部612aは、各回転リール20の基準点が通過したことを表す検出信号を出力する。本実施形態のスロットマシン1では、有効ラインLがスロットマシン1の絶対的な位置である検出位置として設定されている。また、検出信号は、各回転リール20の基準点がこの検出位置を通過するたびに検出される。
また、回転リール検出部612aは、回転リール20の基準点が有効ラインLを通過したことを示す検出信号を受信するたびに(すなわち、回転リールが1回転するたびに)、各ステッピングモータ21のステップ(以下、単にステップという)の計測値をゼロクリアし、再び0からステップを計測する。これにより、回転リール検出部612aは、ステップを計測する。
また、回転リール検出部612aは、計測されたステップに基づいて、スロットマシン1における絶対的な位置である検出位置からの各回転リール20の基準点のステップを検出する。この検出された基準点のステップから、回転リール20の位置が検出される。検出された回転リール20の位置は、回転リール検出部612aによって、回転リール位置検出信号として出力される。なお、この回転リール検出部612aは、回転リール20の基準点が検出位置を通過したことを検出できる位置であれば、スロットマシン1の設計等に応じて任意に配置することができる。出力された検出信号は、回転リール検出部612aから制御部6に送信される。
図柄判定部612bは、回転リール検出部612aにより出力された回転リール位置検出信号と、図柄テーブルT2とに基づいて、すべての回転リール20が停止したときの有効ラインL上の図柄を判定する。この判定結果は、図柄判定部612bにより、図柄判定信号として出力される。
押し順判定部612cは、3つのストップスイッチ40のいずれのストップスイッチ40が操作されたかを判定する。この判定結果は、押し順判定信号として回転リール20の回転停止制御に使用される。
図柄テーブルT2は、内部抽せん部610の内部抽せんの結果当せんした役とストップスイッチ40の操作信号が出力されたときの有効ラインL上の図柄とに応じて定められている回転リール20の停止位置の情報をも備える。この回転リール20の停止位置の情報には、内部抽せん部610の役の抽せんの結果当せんした役と、ストップスイッチ40が操作されたときの回転リール20の位置とに応じて、ストップスイッチ40が操作されてから回転リール20が停止するまでのステッピングモータ21のステップの情報(図柄の滑りコマ数)が含まれる。
回転リール20の回転停止制御は、回転停止制御部612によって、内部抽せん部610により出力された内部抽せん結果信号と、図柄判定部612bにより出力された図柄検出信号と、図柄テーブルT2とに基づいて行われる。例えば、当せんした役に対応する図柄が有効ラインL上に揃うように回転リール20の回転停止制御(いわゆる引き込み制御)、あるいは、当せんしていない役に対応する図柄が有効ラインL上に揃わないように回転リール20の回転停止制御(いわゆる蹴飛ばし制御)が行われる。回転停止制御部612は、この回転リール20の回転停止制御の結果を回転リール停止信号として出力する。出力された回転リール停止信号は、回転停止制御部612から遊技結果判定部613等に送信される。
内部抽せん結果信号と、図柄検出信号と、図柄テーブルT2とに加えて、さらに、押し順判定部612cから出力される押し順判定信号と、図柄判定部612bから出力された図柄判定信号とに基づいて、回転リール20の回転停止制御が行われる。
遊技結果判定部613は、内部抽せん部610から出力された内部抽せん結果信号と、回転停止制御部612から出力された回転リール停止信号とに基づいて、遊技の結果を判定する。すなわち、遊技結果は、有効ラインL上に揃った図柄に基づいて、当せん役が入賞したか否かを判定する。具体的には、遊技結果判定部613は、有効ラインL上に停止した図柄の組み合わせが所定の図柄の組み合わせと一致した場合に当せん役が入賞したと判定する。この判定結果は、遊技結果判定信号として出力される。出力された遊技結果判定信号は、遊技結果判定部613からホッパー制御部614およびサブ制御部62に送信される。
ホッパー制御部614は、遊技結果判定部により出力された遊技結果判定信号、あるいは操作部4の精算スイッチ(図示略)を操作することにより出力される操作信号に基づいて、ホッパーユニット(図示略)を制御する。これにより、メダルの払い出しが行われる。遊技結果判定信号に基づいて払い出されたメダル(役の当せん、入賞により得られたメダル)は、まず、クレジットとして貯留される。
メダルが貯留された結果、クレジットの上限(例えば50枚)を超える場合には、ホッパー制御部614によりホッパーユニットが制御される。すなわち、クレジットの上限を超えた分のメダルがホッパーユニットから払い出される。また、1枚以上の貯留メダルがある場合(クレジットが1以上の場合)に精算スイッチが操作された場合には、ホッパー制御部614によりホッパーユニットが制御され、貯留されているメダルがホッパーユニットから払い出される。
状態移行管理部615は、通常遊技状態(RT0(通常)およびRT2(通常))と、第1の特別遊技状態(RT0(1種BB中))と、第2の特別遊技状態(RT2(JAC内部中))と、第3の特別遊技状態(RT0(JAC中))と、第4の特別遊技状態を(RT0(CT中)およびRT2(CT中))と、RT1(1種BB内部中)とを切り替える。
[サブ制御部]
サブ制御部62は、図2に示すように、演出制御部620と、報知部621とを備える。演出制御部620は、例えば、内部抽せん部610から出力される内部抽せん結果信号等に応じて、1ゲームごとに、演出パターンを選択する。
演出パターンの選択は、当せんした役、あるいは遊技状態等に対応する演出の内容が記憶されているテーブル(演出テーブルT3)に基づいて行われる。演出制御部620は、選択された演出パターンに基づいて、報知部621、電飾部、およびスピーカを制御して、演出を出力する。
また、演出テーブルT3は、例えば、所定の役に当せんした場合、あるいは、1種BBに当せんした場合に選択される可能性がある前兆演出テーブルを含む。前兆演出テーブルとは、前兆演出が行われる所定の遊技期間(前兆演出期間)にのみ選択される演出テーブルに記憶されている領域の一つである。また、前兆演出とは、遊技状態が有利状態に移行する期待度を示唆する演出の一つである。
<遊技処理>
以下に、スロットマシン1の遊技処理について説明する。
図15に示すように、遊技者によりベットスイッチ42の操作が行われると、ベットスイッチ42の操作信号が出力される(ステップS10)。
ベットスイッチ42の操作信号が出力されたのち、遊技者によりレバー43が操作(レバーオン)されると、レバー43の操作信号が出力される(ステップS11)。レバー43の操作信号が出力されると、内部抽せん部610が、当せん役の内部抽せんを行う(ステップS12)。
ついで、回転開始制御部611は、ステッピングモータ21を制御して、回転リール20の回転を開始させる(ステップS13)。そして、遊技者によりストップスイッチ40が操作されると、ストップスイッチ40の操作信号が出力される(ステップS14)。ストップスイッチ40の操作信号が出力されると、回転停止制御部612は、ステッピングモータ21を制御して、回転リール20を停止させる(ステップS15)。
回転リール20の回転中にストップスイッチ40が操作されると、内部抽せん結果信号に基づいて、ストップスイッチ40が操作された位置から4コマ(4図柄)以内、あるいは190m秒以内に停止するように、引き込み制御または蹴飛ばし制御が行われる。一方、CT中は、3つの回転リール20のうち少なくともいずれか1つの回転リール20が75m秒以内に停止するように、引き込み制御または蹴飛ばし制御が行われる。
また、回転停止制御部612は、ストップスイッチ40の操作信号が出力されると、すべての回転リール20が停止したか否かを判定する(ステップS16)。すべての回転リール20が停止していないと判定された場合(S16:NO)には、処理はステップS14へと戻る。そして、すべての回転リール20が停止するまで、ステップS14〜S16が繰り返される。
一方、すべての回転リール20が停止したと判定された場合(S16:YES)には、回転リール停止信号が遊技結果判定部613に送信されたのち、処理はステップS17へと進む。ステップS17では、遊技結果判定部613が、内部抽せん結果信号および回転リール停止信号に基づいて、役の抽せんの結果当せんした役が入賞したか否か等の結果判定を行う。この結果判定に基づいてメダルの払い出し等の処理が行われる。
ステップS10〜S17の処理が実行されると、メイン制御部61は、1ゲーム(1遊技期間)が終了したと判定する。すなわち、ステップS17の後、処理はステップS10へと戻り、メイン制御部61は、遊技者によるベットスイッチ42の操作を待つ。
この遊技処理は、図5に示されるそれぞれの遊技状態においても同様に実行される。
<遊技進行についての説明>
本実施形態のスロットマシン1における遊技進行について説明する。
通常遊技状態(RT0(通常))においては、図6、図7に示すとおり、当せん役として遊技者によるストップスイッチ40の操作順がそれぞれ異なる押し順ベルを複数種類含む内部抽せんテーブルT1を用いて内部抽せんが行われる。なお、同図においては、説明の便宜上、複数種類の押し順ベルは押し順ごとではなく1つの押し順ベルとしてまとめて表記されている。図6からわかるように、通常遊技状態(RT0(通常))においては、はずれの当せん確率が高い。すなわち、通常遊技状態(RT0(通常))は、メダルが減りやすい状態であって、遊技者にとって不利な遊技状態である。
図6、図12に示すように、第1の遊技状態(RT0(1種BB中))においてJACが当せんし、かつ、そのゲームにおいてJACに対応する図柄が揃わなかった場合には、状態移行管理部615は、遊技状態を第2の遊技状態(RT2(JAC内部中))へと移行する。第2の遊技状態(RT2(JAC内部中))において押し順ベルが当せんした場合には、遊技者による押し順にかかわらず押し順ベルが入賞する。すなわち、第2の遊技状態(RT2(JAC内部中))では、押し順不問ベルのほかに、押し順にかかわらず入賞する押し順ベルにより、ベルが入賞する可能性が高くなる。
したがって、このRT2(JAC内部中)は遊技者にとって有利な状態である。すなわち、RT2(JAC内部中)において、遊技者がJACに対応する図柄を意図的に有効ラインL上に揃えないように遊技することで、遊技者は比較的短時間で大量のメダルを獲得することができる。RT2(JAC内部中)中に当該ビッグボーナス中のメダルの払い出しが規定枚数以上となった場合、状態移行管理部615は、当該ビッグボーナスを終了させる。
なお、JACを構成する図柄の1つである「ブランク1」は左の回転リール20aおよび中の回転リール20bにそれぞれ1つずつ配置されており、「バー」は右の回転リール20cに1つ配置されている。特に本実施形態においては、当該図柄の周囲に目印となるような図柄が存在しないことから、滑りコマ数を考慮しても、JACに対応する図柄は遊技者にとって狙いにくい図柄である。
具体的には、遊技者が目押しすることなく適当打ちをすることによって、左の回転リール20aおよび中の回転リール20bの有効ラインL上に「ブランク1」を停止させることができる割合は、滑りコマ数を考慮してもそれぞれ20コマ中5コマであるので、5/20である。また、右の回転リール20cの有効ラインL上に「バー」を停止させることができる割合も、5/20である。したがって、遊技者が適当打ちした場合には、5/20×5/20×5/20=1/64の割合でしかJACに対応する図柄を有効ラインL上に停止させることができない。
第2の遊技状態(RT2(JAC内部中))にてJACに対応する図柄が揃った場合には、状態移行管理部615は 遊技状態を第3の遊技状態(RT0(JAC中))へと移行させる。本実施形態において第3の遊技状態(RT0(JAC中))は8回入賞することで第1の遊技状態(RT0(1種BB中))へと移行する。すなわち、第3の遊技状態(RT0(JAC中))は、ビッグボーナスにおいて規定のメダルが払い出されるまで、全役または全役よりも当せん確率の高い1枚役のいずれかが8回入賞した場合に第1の遊技状態(RT0(1種BB中))へと移行する。
したがって、第3の遊技状態(RT0(JAC中))においては、遊技者は、1枚役よりも全役を入賞させたほうがメダルの払い出しを多く受けることができる。特に、前述したとおり、1枚役においては左の回転リール20aおよび右の回転リール20cにブランク1を停止させることが難しい。すなわち、内部抽せんの結果1枚役が当せんしても、遊技者は1枚役を入賞させることが難しい。
一方、全役が当せんした場合には、全役を構成する図柄のそれぞれは引き込みが容易な図柄であるため、遊技者は容易に全役を入賞させることができる。そのため、遊技者が第2の遊技状態(RT2(JAC内部中))でJACに対応する図柄を有効ラインL上に停止させても、第3の遊技状態(RT0(JAC中))において、1枚役を入賞させることなく、全役のみを入賞させることで、比較的短時間で大量のメダルの払い出しを受けることができる。
第4の遊技状態(RT0(CT中)およびRT2(CT中))においては、いわゆる目押しをしなくとも、遊技者は全役を入賞させることができる。なお、この第4の遊技状態(RT0(CT中)およびRT2(CT中))においては、メダルの最大ベット枚数が2枚となるため、通常遊技状態(RT0(通常)およびRT2(通常))でCTを当せんさせることができれば、遊技者は、つぎの1ゲームにおいて必ず15枚のメダルの払い出しを受けることができる。
より詳細には、CT(メダルの払い出しなし)を当せんさせたゲームでは3枚のメダルがベットされており、直後に1ゲームのみ行われるCT中のゲームで2枚のメダルがベットされるため、計5枚のメダルがベットされる。これに対し、遊技者はCT中のゲームで全役を入賞させることにより、15枚の払い出しを受けることができる。そのため、第4の遊技状態(RT0(CT中)、RT2(CT中))においても、遊技者は、メダルの払い出しを多く受けることができる。
<作用効果>
本発明によれば、複雑なルールを持たせることなく遊技者の能力あるいは判断によって異なるゲーム性を遊技者に提供することのできる遊技機を提供することができる。
(他の実施形態)
前記実施形態において、RT0(CT中)あるいはRT2(CT中)において、メダルの最大ベット数を1枚として、例えば、全役入賞により12枚のメダルの払い出しを受けるように構成してもよい。
前記実施形態では、押し順ベルを除き、押し順に関係なく当せん役が入賞するものとして記載されているが、本発明はこれには限られない。すなわち、例えば、当せん役が「リプレイ」であったとしても、あらかじめ定められている正解押し順とは異なる押し順でストップスイッチ40が押された場合には、メダルの払い出しのないはずれとなるよう構成することができる。
前記実施形態では、全役を常に引き込み可能な役としたが、本発明はこれには限られない。すなわち、全役を遊技者による目押しが必要な図柄で構成することもできる。
また、前記実施形態においてARTを搭載した場合には、ART中においても、CTを当せんさせることができる。この場合には、ART中に実行されるCT中のゲームにてリール制御を変えることにより、全役が入賞した場合よりも遊技媒体の払い出し枚数の少ない役を先に入賞させ、その後に全役が入賞することができるように構成することができる。
1 スロットマシン
10 筺体
100 前扉
2 回転リールユニット
20(20a、20b、20c) 回転リール
200 窓
3 液晶表示部
4 操作部
40(40a、40b、40c) ストップスイッチ
41 投入口
42 ベットスイッチ
43 レバー(スタートスイッチ)
51 払出口
52 下皿
6 制御部
61 メイン制御部
610 内部抽せん部
611 回転開始制御部
612 回転停止制御部
612a 回転リール検出部
612b 図柄判定部
612c 押し順判定部
613 遊技結果判定部
614 ホッパー制御部
615 状態移行管理部
62 サブ制御部
620 演出制御部
621 報知部
T1 内部抽せんテーブル
T2 図柄テーブル
T3 演出テーブル

Claims (1)

  1. 複数の図柄が各々表示された複数の回転リールと、
    遊技者の操作に基づいて複数の前記回転リールの回転を開始させるスタートスイッチと、
    複数の前記回転リールの各々に対応して設けられるとともに、前記遊技者の操作に基づいて、回転中の前記回転リールを停止させる複数のストップスイッチと、
    前記遊技者の操作に基づいて、遊技を実行するための遊技媒体をベットするためのベットボタンと、
    当せん役を決定するための複数の内部抽せんテーブルを備えるとともに、前記遊技者による前記スタートスイッチの操作に基づいて前記当せん役を決定する内部抽せん部と、
    通常遊技状態と、前記通常遊技状態において第1の特定役が当せんして前記第1の特定役に対応する図柄が揃ったあとに実行される遊技状態である第1の特別遊技状態と、前記第1の特別遊技状態において第2の特定役が当せんしたのち前記第2の特定役に対応する図柄が揃うまでの間に実行される遊技状態である第2の特別遊技状態と、前記第1の特別遊技状態において前記第2の特定役が当せんして前記第2の特定役に対応する図柄が揃ったあとに実行される遊技状態であって前記遊技媒体の払い出しのある小役が所定回数入賞した場合あるいは規定回数の遊技が行われた場合に前記第1の特別遊技状態に移行する第3の特別遊技状態と、前記通常遊技状態において第4の特定役が当せんして前記第4の特定役に対応する図柄が揃ったあとに実行される遊技状態である第4の特別遊技状態と、を切り替える状態移行管理部と、
    を備え、
    前記内部抽せん部は、
    前記通常遊技状態においては、前記複数の内部抽せんテーブルのうち、前記当せん役として前記遊技者による前記ストップスイッチの操作順がそれぞれ異なる第1の小役を複数種類含む内部抽せんテーブルを用いて前記内部抽せんを行い、
    前記第2の特別遊技状態においては、前記複数の内部抽せんテーブルのうち、前記当せん役として前記操作順によらず入賞可能な役である第2の小役を含む内部抽せんテーブルを用いて前記内部抽せんを行い、
    前記第3の特別遊技状態においては、前記複数の内部抽せんテーブルのうち、前記当せん役として前記第2の小役が入賞した場合の払い出し数量以上の前記遊技媒体の払い出しを受けることが可能な第3の小役、および、前記第3の小役よりも当せん確率が高いが前記第3の小役が入賞した場合よりも前記遊技媒体の払い出しが少ない第4の小役を含む内部抽せんテーブルを用いて前記内部抽せんを行い、
    前記第4の特別遊技状態においては、前記複数の内部抽せんテーブルのうち、前記当せん役として前記第2の小役が入賞した場合の払い出し数量以上の前記遊技媒体の払い出しを受けることが可能な第5の小役を含む内部抽せんテーブルを用いて前記内部抽せんを行い、
    前記ベットボタンは、
    前記通常遊技状態および前記第1〜第3の特別遊技状態においては、所定数量の前記遊技媒体を最大ベットとして受けつけ可能であり、
    前記第4の特別遊技状態においては、前記所定数量よりも少ない数量の前記遊技媒体を最大ベットとして受けつけ可能である、
    遊技機。
JP2015253739A 2015-12-25 2015-12-25 遊技機 Active JP6412858B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015253739A JP6412858B2 (ja) 2015-12-25 2015-12-25 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015253739A JP6412858B2 (ja) 2015-12-25 2015-12-25 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017113383A JP2017113383A (ja) 2017-06-29
JP6412858B2 true JP6412858B2 (ja) 2018-10-24

Family

ID=59231186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015253739A Active JP6412858B2 (ja) 2015-12-25 2015-12-25 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6412858B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5322123B2 (ja) * 2011-03-29 2013-10-23 サミー株式会社 スロットマシン
JP4987143B1 (ja) * 2011-06-03 2012-07-25 Kpe株式会社 スロットマシン
JP2013162944A (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Sammy Corp スロットマシン
JP5904597B2 (ja) * 2013-10-17 2016-04-13 株式会社オリンピア 遊技機
JP5871970B2 (ja) * 2014-02-13 2016-03-01 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017113383A (ja) 2017-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5036080B2 (ja) スロットマシン
JP5476454B1 (ja) 回胴式遊技機
JP6458230B2 (ja) 遊技機
JP6591593B2 (ja) 遊技機
JP6625678B2 (ja) 遊技機
JP2012183400A (ja) スロットマシン
JP2019093041A (ja) 遊技機
JP6041931B1 (ja) 遊技機
JP2018183545A (ja) 遊技機
JP2019037763A (ja) 遊技機
JP2019213699A (ja) 遊技機
JP6465905B2 (ja) 遊技機
JP6412858B2 (ja) 遊技機
JP6450343B2 (ja) 遊技機
JP4748793B2 (ja) スロットマシン
JP6726713B2 (ja) 遊技機
JP6427084B2 (ja) 遊技機
JP6654315B2 (ja) 遊技機
JP6622780B2 (ja) 遊技機
JP2017113394A (ja) 遊技機
JP5898359B1 (ja) 遊技機
JP2006175272A (ja) スロットマシン
JP2018140285A (ja) 遊技機
JP6427129B2 (ja) 遊技機
JP6437595B1 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170427

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180904

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181001

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6412858

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20181119

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250