JP6622780B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技機、詳しくはスロットマシンに関する。
従来から、遊技状態がART(アシストリプレイタイム)へ移行する前の準備状態において、いわゆるRT昇格リプが当せんした場合に、遊技者に押し順を報知する遊技機が知られている(特許文献1参照)。この遊技機は、内部抽せんなどゲームの処理に直接関わる制御を行うメイン制御部と、演出の制御を行うサブ制御部とを備える。RT昇格リプが当せんした場合に、メイン制御部はRT昇格リプを入賞させるための押し順に関する情報をサブ制御部に送信する。これにより、サブ制御部は液晶画面に押し順を指示する。
特開2013−048669号公報
しかしながら、液晶画面に表示される指示だけでは、遊技者が直感的に押し順を把握することができない場合があった。すなわち、押し順が表示されたときに遊技者が押し順を自身の目で確認したのちにストップスイッチを操作する必要があった。
本発明の目的は、遊技者が押し順を直感的に把握することのできる遊技機を提供することである。
本発明は、複数の図柄が各々表示された複数の回転リールと、
遊技者の操作に基づいて複数の前記回転リールの回転を開始させるスタートスイッチと、
複数の前記回転リールの各々に対応して設けられるとともに、前記遊技者の操作に基づいて回転中の前記回転リールを停止させる複数のストップスイッチと、
前記遊技者による前記スタートスイッチの操作に基づいて、内部抽せんを行って複数の役のフラグのうち1つのフラグを当せんフラグとして成立させる内部抽せん部と、
前記遊技者が遊技媒体をベットすることなく次遊技を行うことが可能となる役であるリプレイのフラグが前記当せんフラグとして成立する確率であるリプレイ確率がそれぞれあらかじめ定められている複数のRT状態のうちのいずれかのRT状態で遊技進行を行うRT状態制御部と、
一般遊技状態と、前記一般遊技状態よりも前記遊技者にとって有利な遊技状態である第1特別遊技状態と、を含む遊技状態のうちのいずれかの遊技状態で遊技進行を行う遊技状態制御部と、
必要に応じて前記ストップスイッチの押し順を報知する報知部と、
を備え、
前記複数のRT状態は、前記リプレイ確率が所定の確率に設定された第1RT状態と、前記リプレイ確率が前記第1RT状態に設定された前記リプレイ確率よりも高く設定された第2RT状態と、前記リプレイ確率が前記第1RT状態に設定された前記リプレイ確率よりも高いが前記第2RT状態に設定された前記リプレイ確率以下に設定された第3RT状態とを含み、
前記第1特別遊技状態は、前記第2RT状態および前記第3RT状態のいずれかで実行され、
前記遊技状態制御部は、前記内部抽せん部の抽せん結果に基づいて、前記遊技状態を前記第1特別遊技状態に移行させるか否かの抽せん、あるいは、前記第1特別遊技状態への移行確率の異なる複数のモードのうちいずれかのモードへ移行させるか否かの抽せんを行い、
前記リプレイは、前記一般遊技状態から前記第1特別遊技状態に移行する契機となる複数種類の移行リプレイを含み、
前記報知部は、滞在している前記モードに応じて、前記押し順を報知する前記移行リプレイを決定する、
遊技機である
本発明によれば、遊技者が押し順を直感的に把握することのできる遊技機を提供することができる。
本発明の実施形態にかかるスロットマシンの正面図である。 図1のスロットマシンの機能ブロック図である。 図1のスロットマシンにおける回転リールの図柄の配列を示す図である。 図1のスロットマシンの有効ラインを示す模式図である。 図1のスロットマシンのRT遷移を説明するための図である。 図1のスロットマシンの内部抽せんテーブルに含まれるフォーマットを説明するための図である。 図1のスロットマシンの内部抽せんテーブルに含まれるフォーマットを説明するための図である。 図1のスロットマシンのART抽せんモードの選択率を説明するための図である。 図1のスロットマシンのART抽せんモードとARTゲーム数との関係を説明するための図である。 図1のスロットマシンの昇格モード抽せんを説明するための図である。 図1のスロットマシンの降格モード抽せんを説明するための図である。 図1のスロットマシンにおけるART1移行処理を示すフローチャートである。 他の実施形態にかかる、スロットマシンの内部抽せんテーブルに含まれるフォーマットを説明するための図である。
(実施形態)
図1は、本発明の遊技機の実施形態としてのスロットマシンである。
スロットマシン1は、図1に示すように、筐体10を備える。この筐体10の正面には、前面扉100が設けられている。
前面扉100は、その中央部分に透光性のリール窓200を備える。このリール窓200は、後述する各回転リール20の表面に表示された複数の図柄が視認可能に配置されている。
リール窓200の上方には、液晶画面3と、電飾部(図示略)と、スピーカ(図示略)とが設けられている。液晶画面3は、遊技中に各種の演出動画を表示する。電飾部は、所定の条件を満たした場合に、所定のパターンで点灯または消灯する。スピーカは、所定の条件を満たした場合に、所定のBGMおよびSE(サウンドエフェクト)を出力する。すなわち、遊技中の各種の演出は、液晶画面3、電飾部、およびスピーカによって行われる。
リール窓200の下方には、操作部4が設けられている。操作部4は、遊技媒体の一例としてのメダルを投入するための投入口41と、メダルをベットするためのベットスイッチ42と、各回転リール20を回転させるレバーとしてのレバー43と、各回転リール20に対応して設けられ回転中の各回転リール20を停止させるための各ストップスイッチ40とで構成される。
これらの操作部4の各スイッチは、遊技者の操作に基づいて操作信号を出力する。また、投入口41にはメダルセンサ(図示略)が設けられている。メダルセンサは遊技者による投入口41へのメダルの投入を検出し、検出信号を出力する。また、操作部4には、これらに加えて精算スイッチ(図示略)、および貯留メダル表示部(図示略)等が設けられている。
さらに、操作部4の下部には、メダルを払い出すための払出口51と、払出口51から払い出されたメダルを貯留するための下皿52とが設けられている。
図2は、スロットマシン1の機能ブロック図である。図3は、スロットマシン1の回転リール20の図柄の配列を示す図である。また、図4は、スロットマシンの有効ラインL1を示す模式図である。図5は、スロットマシン1のRT遷移を説明するための図である。
スロットマシン1は、前記のとおり、ベットスイッチ42、レバー43、およびストップスイッチ40のほか、図2に示すように、回転リールユニット2、およびスロットマシン1全体を制御する制御部6を備える。回転リールユニット2および制御部6は、スロットマシン1の主電源をオン/オフする電源装置(図示略)等とともに、筐体10の内部に配置されている。
回転リールユニット2は、3つの回転リール20と、これらを駆動する3つのステッピングモータ21とで構成される。この回転リールユニット2は、筐体10の内部の中央付近に配置されている。
本実施形態におけるステッピングモータ21は、ストップスイッチ40が操作されてから、190m秒以内に回転リール20の回転を停止させる。また、ステッピングモータ21は、504ステップで1回転し、回転リールを80回転/分の速度で回転させる。すなわち、190m秒以内で進めるステップは、127ステップとなる。
これらの回転リール20およびステッピングモータ21は、後述する回転開始制御部611および回転停止制御部612によって、その回転および停止が制御される。
<遊技の説明>
スロットマシン1で遊技をするに当たって、遊技者は、まず、メダルを投入口41から投入、あるいは、ベットスイッチ42を操作することにより貯留しているメダル(クレジット)を使用して、スロットマシン1にメダルをベットする。スロットマシン1に所定の枚数のメダルがベットされると、有効ラインL1が有効化される。その後、スロットマシン1は、レバー43の操作が可能な状態、すなわち、遊技が開始可能な状態になる。
有効ラインL1は、例えば、図4に示すように、水平方向の上段ライン1本で構成されている。本実施形態では、Max Bet(マックスベット)となる3枚掛けをした場合に、1本の有効ラインL1(上段ライン)が有効化される。
なお、以下では、ベル、スイカ等のメダルの払い出しのある役が入賞する場合だけではなく、リプレイ、SBこぼし目、あるいは1種BBに対応する図柄(指示シンボル70を備えるセブン図柄7)等が有効ラインL1上に揃うことも入賞と表現する。
本実施形態における1ゲームとは、遊技者がベットスイッチ42、レバー43およびストップスイッチ40を操作して、遊技の結果を得る一連の動作をいう。具体的には、遊技が開始可能な状態でレバー43を操作すると、当せん役の内部抽せんが行われるとともに、各回転リール20の回転が開始する。この状態で、ストップスイッチ40のいずれかが操作されると、その操作されたストップスイッチ40に対応する回転リール20が停止する。すべての回転リール20が停止し、有効ラインL1上に揃った(入賞した)図柄の組み合わせに応じて、所定の枚数のメダルが払い出される。これにより、1ゲームが終了する。
<遊技状態(RT遷移)の説明>
スロットマシン1は、図5に示すように、通常遊技状態(RT0、RT1、RT2)、ART遊技状態(RT3)、および、第1種特別役物に係る役物連続作動装置(1種BB)が作動している状態である1種BB遊技状態(RT4)を備える。
通常遊技状態としては、通常遊技状態0(RT0)、通常遊技状態1(RT1)、および、通常遊技状態2(RT2)がある。
通常遊技状態0(RT0)は、1種BB遊技状態で規定枚数のメダルが払い出された後、あるいは、制御部6に設けられたRAMのクリア時に移行する遊技状態である。
通常遊技状態1(RT1)は、遊技状態がRT0のときに、内部抽せんによりシングルボーナス(SB)が当せんし、かつ、遊技者がSBをとりこぼした結果、RT移行SBこぼし目が入賞した場合に移行する遊技状態である。
通常遊技状態2(RT2)は、遊技状態がRT1のときに、内部抽せんによりRT2移行リプが当せんし、かつ、RT2移行リプが入賞した場合に移行する遊技状態である。なお、遊技状態がRT2のときに遊技者がSBをとりこぼしてRT移行SBこぼし目が入賞した場合には、遊技状態はRT2からRT1に移行する。
ART遊技状態(RT3)は、遊技状態がRT2のときに、内部抽せんによりRT3移行リプが当せんし、かつ、RT3移行リプが入賞した場合に移行する遊技状態である。遊技状態がARTのときにSBを取りこぼすと、遊技状態がRT3からRT1に移行する。
ART遊技状態においては、通常遊技状態0〜2よりも再遊技(リプレイ)の確率が上がり、メダルが減りにくい状態で、ストップスイッチ40を所定の操作手順で操作することで入賞可能な役(押し順役)を獲得しやすくするための報知が行われる。
いったん遊技状態がARTに移行すると、ARTで遊技可能な遊技期間(ARTゲーム数)が経過してARTが終了するまで、AT(アシストタイム)が継続する。すなわち、例えば、遊技状態がARTに移行したのち、RT移行SBこぼし目の入賞により遊技状態がRT1に移行したとしても、ATは継続する。なお、この場合には、RT1中にRT2に入賞後、RT2中にRT3に入賞することによって、遊技状態はARTへと復帰する。
また、図5において、RT3はART遊技状態であることが記載されているが、ART遊技状態ではないRT3もありうる。すなわち、ART抽せんに当せんしていない状態で、RT3移行リプが入賞することにより、遊技状態がRT2からRT3に移行する場合もある。
なお、本実施形態では、ART遊技状態(RT3)は、ART1(RT3−1)と、ART2(RT3−2)と、ART3(RT3−3)とからなる。そして、図6、図7に示すとおり、上記のRT3移行リプは、RT3移行リプ1、RT3移行リプ2、およびRT3移行リプ3で構成される。
なお、以下の説明では、ART1(RT3−1)、ART2(RT3−2)、およびART3(RT3−3)をまとめて、単にART遊技状態(RT3)と称する場合がある。また、RT3移行リプ1、RT3移行リプ2、およびRT3移行リプ3をまとめて、単にRT3移行リプと称する場合がある。
1種BB遊技状態(RT4)は、遊技状態がRT1〜RT3のときに1種BBに当せんし、1種BBに対応する図柄が有効ラインL1上に揃ってから、規定枚数のメダルが払い出されるまでの遊技状態である。前述したように、RT4中に規定枚数のメダルが払い出されるとRT0に移行する。
RT移行SBこぼし目、RT2移行リプ、RT3移行リプ、および1種BBは、所定の移行条件を満たすことにより、遊技状態の移行を可能にする移行役の一例である。また、RT移行SBこぼし目、RT2移行リプ、および、RT3移行リプは、ストップスイッチ40を所定の操作手順で操作することにより、対応図柄が有効ラインL1上に揃うことが可能となる特定役の一例である。なお、1種BBは、前述したとおり、遊技者がいわゆる目押しをして有効ラインL1上にセブン図柄7が3つ揃った場合に入賞する。
<制御部の説明>
制御部6は、演算等を行うCPU、遊技の進行等に必要なプログラムあるいはデータ等を記憶するROM、RAM等を備える。この制御部6は、図2に示すように、主に、メイン制御部61と、サブ制御部62とで構成される。
メイン制御部61は、遊技を進行させるための制御を行う。メイン制御部61は、遊技者による、ベットスイッチ42、レバー43およびストップスイッチ40への操作に基づいて、ステッピングモータ21の制御、および、回転リール20の回転開始または終了の制御を行う。
また、サブ制御部62は、各種演出等を行うための制御を行う。サブ制御部62は、メイン制御部61から送信された信号に基づいて演出内容の決定をするとともに、報知部621、電飾部、およびスピーカの制御、ならびに、決定された演出内容の出力といった制御を行う。
[メイン制御部]
メイン制御部61は、図2に示すように、複数の内部抽せんテーブルT1を備える内部抽せん部610、回転開始制御部611、回転リール検出部612aと図柄判定部612bと押し順判定部612cと図柄テーブルT2とを備える回転停止制御部612、遊技結果判定部613、ホッパー制御部614、状態移行判定部615、および、ART制御部616で構成される。
内部抽せん部610は、レバー43の操作信号に基づいて、回転リール20の図柄の組み合わせに対応する役の内部抽せんを行う。具体的には、レバー43の操作信号が出力されたときに取得される乱数と内部抽せんテーブルT1とに基づいて内部抽せんを行い、当せん役を判定する。内部抽せん結果は、内部抽せん結果信号として出力される。出力された内部抽せん結果信号は、内部抽せん部610から回転リールユニット2、およびサブ制御部62に送信される。
ベットスイッチ42の操作信号は、所定の枚数のメダルが貯留されており、かつ、ベット受付期間において、ベットスイッチ42の操作が行われた場合(ベットスイッチがオンされた場合)に出力される。
なお、各スイッチの操作信号が出力されたか否かの判定は、1ゲームごとに行われる。また、本実施形態において、各スイッチへの操作は、各スイッチの操作信号が出力される操作を意味する。
図6、図7は、内部抽せんテーブルT1に含まれる情報のフォーマットを説明した図である。内部抽せんテーブルT1は、図6に示すような遊技状態における役の抽せん情報、および、図7に示すような入賞役および押し順に対応する図柄の組み合わせの情報を含む。また、内部抽せんテーブルT1は、レバー43の操作が行われた場合に取得される乱数に対応する役が記憶されている複数の領域(置数領域)を備える。なお、内部抽せん部610は、遊技状態(RT遷移状態)等に応じて、異なる内部抽せんテーブルを選択する。
以下に、内部抽せんテーブルT1を詳細に説明する。
内部抽せんテーブルT1は、図6に示すように、RT0〜RT4の遊技状態ごとに設けられる。また、内部抽せんテーブルT1は、内部抽せん部610の役の抽せんにより当せんの可能性がある役の情報を備える。内部抽せんテーブルT1において、RT遷移ごとに「○」となっている欄が当せんする可能性のある役であり、空欄となっている欄が当せんする可能性のない役である。
例えば、図6の「純はずれ」の欄から、「純はずれ」は、RT0〜RT2、およびRT3−3では当せんする可能性があるが、RT3−1、RT3−2、RT4では当せんしないことがわかる。
図7に示すように、内部抽せんテーブルT1に記憶されている役のうち、一部の小役およびリプレイは、所定の順序でストップスイッチ40が操作された場合に入賞する押し順役、および押し順に関係なく入賞可能な押し順不問役を含む。押し順役の押し順は、所定の条件を満たした場合(例えば、ART遊技状態になった場合)に、報知される。
小役は、入賞した場合に一定枚数のメダルの払い出しが行われる図柄の組み合わせである。また、リプレイは、入賞した場合にメダルをベットすることなく次の遊技が可能となる図柄の組み合わせである。
前述のとおり、内部抽せんテーブルT1には、レバー43の操作が行われた場合に取得される乱数に対応する役が記憶された複数の領域が設けられる。この領域の各々は、図6において「○」となっている欄の役と対応する。
また、図7に示すように、内部抽せんテーブルT1に記憶されている役の情報には、各役に設定されている1以上の役の情報が含まれる。例えば、所定の順序でストップスイッチ40が操作された場合に入賞可能な役である押し順役の情報には、設定されている押し順役の情報と、対応するストップスイッチ40の操作の順番の情報とが含まれる。
なお、図7では、押し順役が入賞可能となるストップスイッチ40の操作の順番が、テーブルの上部の3個の数字で示されている。例えば、「123」であれば、左のストップスイッチ40a、中のストップスイッチ40b、右のストップスイッチ40cの順にストップスイッチが操作されることを示している。押し順役の押し順は、所定の条件を満たした場合に、ナビゲーション(押し順の報知)される。
本実施形態では、当せん役に対応づけられている役が、すべて同時に当せんする。例えば、内部抽せん部610の内部抽せんの結果、役「中ベル1」に当せんした場合、中段ベルと中ベル1とが同時に当せんする。そして中段ベルを入賞させるための押し順(「213」あるいは「231」)に従って遊技者がストップスイッチ40を押した場合、「213」および「231」のいずれの押し順によっても中段ベルが入賞する。同様に、例えば中ベル1を入賞させるための押し順(「123」、「132」、「312」、または「321」)に従って遊技者がストップスイッチ40を押した場合、いずれの押し順によっても中ベル1が入賞する可能性がある。
図7において、役「中ベル1」に設定された押し順役の欄に「中ベル1orベルこぼし目」とあるのは、中ベル1が、遊技者のストップスイッチ40に対する操作タイミングによっては入賞しない押し順役、すなわち、取りこぼす可能性のある押し順役であることを示している。具体的には、役「中ベル1」に当せんし、中ベル1が入賞可能な順番でストップスイッチ40の操作が行われたが、遊技者が操作タイミングを誤り、中ベル1を取りこぼした場合にベルこぼし目が入賞する。ベルこぼし目が入賞した場合には、メダルの払い出しはない。なお、スイカ等は、押し順に関係なく、遊技者による操作タイミングによっては取りこぼす可能性のある役である。
RT3移行リプ1は、RT3−1移行リプと通常リプとによって構成される。具体的には、RT3移行リプ1が当せんした場合であって、遊技者が右のストップスイッチ40c、中のストップスイッチ40b、左のストップスイッチ40aの順に押した場合(逆押しした場合)には、RT3−1移行リプが入賞する。前記において、さらに遊技者の操作タイミングが適切であった場合には、図4に示すとおり、中段ラインL2にセブン図柄7が揃う。なお、遊技者の操作タイミングが適切ではなかった場合であっても、有効ラインL1上に左から順にスイカ、チェリー、チェリーが揃うことでRT3−1移行リプが入賞する。遊技者がそれ以外の押し順でストップスイッチ40を押した場合には、通常リプが入賞する。
RT3移行リプ2は、RT3−2移行リプとRT3−3移行リプと通常リプとによって構成される。具体的には、RT3移行リプ2が当せんした場合であって、遊技者が左のストップスイッチ40aまたは右のストップスイッチ40cから押した場合には、RT3−2移行リプが入賞する。また、遊技者が中のストップスイッチ40b、左のストップスイッチ40a、右のストップスイッチ40cの順に押した場合には、RT3−3移行リプが入賞する。また、遊技者が中のストップスイッチ40b、右のストップスイッチ40c、左のストップスイッチ40aの順に押した場合には、通常リプが入賞する。
同様に、RT3移行リプ3も、RT3−2移行リプとRT3−3移行リプと通常リプとによって構成される。ただし、RT3移行リプ2とは異なり、RT3移行リプ3が当せんした場合であって、遊技者が左のストップスイッチ40aまたは右のストップスイッチ40cから押した場合には、RT3−3移行リプが入賞する。また、遊技者が中のストップスイッチ40b、左のストップスイッチ40a、右のストップスイッチ40cから押した場合には、RT3−2移行リプが入賞する。また、遊技者が中のストップスイッチ40b、右のストップスイッチ40c、左のストップスイッチ40aの順に押した場合には、通常リプが入賞する。
ART1に当せんしたのちにRT3−1移行リプが入賞することによって移行するART1(RT3−1)は、リプレイ確率が1/1.4の遊技状態である。また、ART1(RT3−1)では、内部抽せんによって順はずれは当せんしない。また、ART1(RT3−1)では、後述するART2(RT3−2)およびART3(RT3−3)とは異なり、チェリーリプが当せんする可能性がある。また、前述したとおり、遊技者がRT3−1移行リプを入賞させるに当たって、遊技者は指示シンボル70の示唆どおり逆押しをする必要がある。
ART2に当せんした場合にRT3−2移行リプが入賞することによって移行するART2(RT3−2)はリプレイ確率が1/1.4の遊技状態である。また、ART2(RT3−2)では、内部抽せんによって順はずれは当せんしないが、RT3−1とは異なり、チェリーリプが当せんすることがない。
ART3に当せんした場合にRT3−3移行リプが入賞することによって移行するART3(RT3−3)はリプレイ確率が1/2.0の遊技状態である。また、ART3(RT3−3)では、内部抽せんによって順はずれが当せんする可能性があり、また、チェリーリプが当せんすることがない。
チェリーリプは、前述のとおり、ART1(RT3−1)中にのみ当せんする可能性のある役であって、いずれの押し順によっても入賞しうる特殊リプレイの一種である。そして、ART1中にチェリーリプが当せんすると、ARTのゲーム数の上乗せ抽せんが他の契機と比べて高確率(もしくは100%の確率)で行われる。
回転開始制御部611は、レバー43の操作信号に基づいて、回転リールユニット2のステッピングモータ21を制御して回転リール20を回転させる。なお、回転開始制御部611は、回転リール20が、例えば、80回転/分の速度で回転するように、ステッピングモータ21を制御する。
回転停止制御部612は、回転リール検出部612aと、図柄テーブルT2と、図柄判定部612bと、押し順判定部612cとを備える。回転停止制御部612は、内部抽せん部610により出力された内部抽せん結果信号と遊技者によるストップスイッチ40の操作信号と図柄テーブルT2とに基づいて、回転リールユニット2のステッピングモータ21を制御する。そして、遊技者によるストップスイッチ40の操作のあと、190m秒以内に、対応する回転リール20の回転が停止する。
回転リール検出部612aは、回転中の回転リール20の位置を検出する。具体的には、回転リール検出部612aは、回転リール20の回転が開始されたあと、各回転リール20の基準点(図示略)の通過を検出する。各回転リール20の基準点の通過が検出されると、回転リール検出部612aは、各回転リール20の基準点が通過したことを表す検出信号を出力する。本実施形態のスロットマシン1では、有効ラインL1がスロットマシン1の絶対的な位置である検出位置として設定されている。また、検出信号は、各回転リール20の基準点がこの検出位置を通過するたびに検出される。
また、回転リール検出部612aは、回転リール20の基準点が有効ラインL1を通過したことを示す検出信号を受信するたびに(すなわち、回転リールが1回転するたびに)、各ステッピングモータ21のステップ(以下、単にステップという)の計測値をゼロクリアし、再び0からステップを計測する。これにより、回転リール検出部612aは、ステップを計測する。
また、回転リール検出部612aは、計測されたステップに基づいて、スロットマシン1における絶対的な位置である検出位置からの各回転リール20の基準点のステップを検出する。この検出された基準点のステップから、回転リール20の位置が検出される。検出された回転リール20の位置は、回転リール検出部612aによって、回転リール位置検出信号として出力される。なお、この回転リール検出部612aは、回転リール20の基準点が検出位置を通過したことを検出できる位置であれば、スロットマシン1の設計等に応じて任意に配置することができる。出力された検出信号は、回転リール検出部612aから制御部6に送信される。
図柄判定部612bは、回転リール検出部612aにより出力された回転リール位置検出信号と、図柄テーブルT2とに基づいて、すべての回転リール20が停止したときの有効ラインL1上の図柄を判定する。図柄判定部612bは、図柄判定信号を出力する。
押し順判定部612cは、3つのストップスイッチ40のいずれのストップスイッチ40が操作されたかを判定する。この判定結果は、押し順判定信号として状態移行判定部615等へと送信される。なお、この押し順判定信号は、6通りの押し順に関する情報であってもよいし、遊技者が3つのストップスイッチ40のうちのいずれのストップスイッチ40を最初に操作したかという情報であってもよい。
図柄テーブルT2は、内部抽せん部610の内部抽せんにより当せんした役とストップスイッチ40の操作信号が出力されたときの有効ラインL1上の図柄とに応じて定められている回転リール20の停止位置の情報をも備える。この回転リール20の停止位置の情報には、内部抽せん部610の役の抽せんにより当せんした役と、ストップスイッチ40が操作されたときの回転リール20の位置とに応じて、ストップスイッチ40が操作されてから回転リール20が停止するまでのステッピングモータ21のステップの情報(図柄の滑りコマ数)が含まれる。
回転リール20の回転停止制御は、回転停止制御部612によって、内部抽せん部610により出力された内部抽せん結果信号と、回転リール検出部612aにより出力された回転リール位置検出信号と、図柄テーブルT2とに基づいて行われる。例えば、当せんした役に対応する図柄が有効ラインL1上に揃うように回転リール20の回転停止制御(いわゆる引き込み制御)が行われたり、あるいは、当せんしていない役に対応する図柄が有効ラインL1上に揃わないように回転リール20の回転停止制御(いわゆる蹴飛ばし制御)が行われたりする。回転停止制御部612は、この回転リール20の回転停止制御の結果を回転リール停止信号として出力する。出力された回転リール停止信号は、回転停止制御部612から遊技結果判定部613等に送信される。
また、図7に示す役のうち「中ベル1」に当せんした場合、内部抽せん結果信号、図柄検出信号および図柄テーブルT2に加えて、さらに、押し順判定部612cから出力される押し順判定信号と、図柄判定部612bから出力された図柄判定信号とに基づいて、回転リール20の回転停止制御が行われる。
遊技結果判定部613は、内部抽せん部610から出力された内部抽せん結果信号と、図柄判定部612bから出力された図柄判定信号とに基づいて、遊技の結果を判定する。すなわち、有効ラインL1上に揃った図柄に基づいて、当せん役が入賞したか否かが判定される。具体的には、遊技結果判定部613は、有効ラインL1上に停止した図柄の組み合わせが所定の図柄の組み合わせと一致した場合に当せん役が入賞したと判定する。遊技結果判定部613は、この判定結果を遊技結果判定信号として生成する。生成された遊技結果判定信号は、遊技結果判定部613からホッパー制御部614およびサブ制御部62へと送信される。
ホッパー制御部614は、遊技結果判定部により出力された遊技結果判定信号、あるいは操作部4の精算スイッチ(図示略)を操作することにより出力される操作信号に基づいて、ホッパーユニット(図示略)を制御する。これにより、メダルの払い出しが行われる。遊技結果判定信号に基づいて払い出されたメダル(役の当せん、入賞により得られたメダル)は、まず、クレジットとして貯留される。
メダルが貯留された結果、クレジットの上限(例えば50枚)を超える場合には、ホッパー制御部614によりホッパーユニットが制御される。すなわち、クレジットの上限を超えた分のメダルがホッパーユニットから払い出される。また、1枚以上の貯留メダルがある場合(クレジットが1以上の場合)に精算スイッチが操作された場合には、ホッパー制御部614によりホッパーユニットが制御され、貯留されているメダルがホッパーユニットから払い出される。
状態移行判定部615は、例えば、遊技状態を有利状態であるART遊技状態に移行させるか否かの抽せん(ART抽せん)、あるいは、当せん役に応じてART遊技状態(RT3)への移行確率を高確率状態(高確モード)もしくは低確率状態(低確モード)へ移行させるか否かの抽せん(後述する昇格モード抽せんもしくは降格モード抽せん)を行う。これらの抽せんは、内部抽せん部610から出力される内部抽せん結果信号(当せん役)等に基づいて行われる。
状態移行判定部615は、例えばレア役に当せんした場合に、このレア役の当せん時におけるART抽せんモードに基づいて、遊技状態をART遊技状態に移行させるか否かの抽せんを行う。
また、状態移行判定部615は、レア役ごとに、ART抽せんに当せんする確率の異なるART抽せんモードを複数備える。ART抽せんモードは、遊技の進行状況に応じて、複数のうちからいずれか1つが選択される。
本実施形態では、図8に示すように、状態移行判定部615により選択されるART抽せんモードとしては、通常モード、通常モードよりもART抽せんに当せんしやすい高確モード、および通常モードよりもART抽せんに当せんしにくい低確モードの3つの抽せんモードがある。ART抽せんモードは、スロットマシン1の設定が変更された場合およびスロットマシン1の電源がオンされた場合(リセット時)、または、ARTが終了した場合(ART終了時)に所定の割合で選択される。
低確モード、通常モード、および、高確モードのそれぞれには、図9に示すように、ART抽せんに当せんしたときに遊技者が遊技することのできるARTゲーム数の割合が定められており、それぞれ選択されるARTゲーム数の期待値が異なっている。選択されるARTゲーム数の期待値は、低確モードが最も低く、通常モード、高確モードの順に高く設定されている。
また、状態移行判定部615は、選択されているART抽せんモードを他のART抽せんモードに変更するか否かの抽せんであるARTモード抽せんを行う。ARTモード抽せんとしては、前述のとおり、内部抽せんの結果、レア役に当せんした場合に行われる昇格モード抽せん、および、レア役に当せんしなかった場合に行われる降格モード抽せんがある。
昇格モード抽せんは、例えば、内部抽せんにより当せんした役がレア役(チェリー、スイカ等)の場合に、図10に示すテーブルを参照して行われる。
また、降格モード抽せんは、例えば、内部抽せんにより当せん役がレア役でなかった場合に、図11に示すテーブルを参照して行われる。この降格モード抽せんは、決定されるARTゲーム数の期待値が低い抽せんモードへの移行が主に行われる。
ART抽せんに当せんした場合には、ART抽せんに当せんしたこと、および、ART遊技状態にて付与されるゲーム数がART抽せん信号として、状態移行判定部615からART制御部616および演出制御部620へと送信される。
また、本実施形態においては、ART抽せんは、ART1、ART2、およびART3のいずれかのARTに移行するか否かの抽せんを行う。そして、ART抽せんによって当せんしたARTのみに遊技状態は移行する。例えば、ART2に当せんした場合には、内部抽せんによりRT3移行リプ1が当せんし、かつ、遊技者が逆押しをしても、ART1へは移行しない。すなわち、遊技者に押し順を報知するためのナビが報知されない(ATが始まらない)ため、リプレイ確率が高いだけの遊技状態となる。
また、ART1〜3のうちART1およびART2のリプレイ確率は1/1.4と高く遊技者にとって有利な状態となる。一方、ART3のリプレイ確率は1/2.0とART1およびART2に比べて低いが、遊技状態がART3へ移行する確率はART1およびART2へ移行する確率よりも高い。
また、状態移行判定部615は、遊技状態がART遊技状態であるときに、レア役に当せんしたことを表す内部抽せん結果信号を受信した場合、ARTゲーム数の上乗せ等の抽せんを行う。この抽せんの結果は、ART上乗せ抽せん結果信号として状態移行判定部615からART制御部616および演出制御部620に送信される。なお、本実施形態においては、状態移行判定部615がARTの上乗せ抽せんに関する制御を行っているが、これとは異なり、ART制御部616に状態移行判定部615の機能を持たせることもできる。
ART制御部616は、状態移行判定部615から送信されたART抽せん結果信号を受信して、遊技状態を通常遊技状態からART遊技状態に移行させる。本実施形態においては、ART抽せん結果信号は、ART3−1、ART3−2、および、ART3−3のいずれかに当せんしたことを示す情報である。
状態移行判定部615から出力されたART抽せん結果信号に基づいて、遊技状態を通常遊技状態からART遊技状態に移行させる場合、ART制御部616は、ART準備信号を生成する。生成されたART準備信号は、ART制御部616から演出制御部620および報知部621に送信される。
遊技状態をART遊技状態から通常遊技状態に移行させる場合、例えば、以下のような処理が実行される。ART制御部616は、ART遊技状態に移行後の遊技期間(ART消化ゲーム数)と、ART抽せんに当せんした場合に決定されたARTゲーム数に上乗せされたARTゲーム数を加えた総ARTゲーム数とに基づいて、ART消化ゲーム数が総ARTゲーム数に達したか否かを判定する。
そして、ART制御部616は、ART消化ゲーム数が総ARTゲーム数に達した場合には、遊技状態をART遊技状態から通常遊技状態に移行させる。ART制御部616は、これらの情報を通常遊技状態準備信号として出力する。出力された通常遊技状態準備信号は、ART制御部616から演出制御部620および報知部621へと送信される。その後、ART制御部616は、遊技状態がART遊技状態から通常遊技状態に移行したことを示すART終了信号を出力する。出力されたART終了信号は、ART制御部616から演出制御部620等へと送信される。なお、ART遊技状態が終わった後でもSBを取りこぼすまでは、遊技状態はRT3のままである。
ART抽せんに当せんした場合には、状態移行判定部615は何ゲームのART遊技状態(ART1〜3のいずれか)を実施するかの情報を生成する。状態移行判定部615によって生成された情報は、ART抽せん結果信号としてART制御部616および演出制御部620へと送信される。その後、RT3移行リプの当せんを契機として、ART遊技状態が始まる。
[サブ制御部]
サブ制御部62は、図2に示すように、演出制御部620と、報知部621とを備える。演出制御部620は、例えば、内部抽せん部610から出力される内部抽せん結果信号、状態移行判定部615から出力されるART抽せん結果信号、または、ART制御部616から出力されるART移行信号および通常遊技状態移行信号に応じて、1ゲームごとに、演出パターンを選択する。
演出パターンの選択は、当せんした役、あるいは遊技状態等に対応する演出の内容が記憶されているテーブル(演出テーブルT3)に基づいて行われる。演出制御部620は、選択された演出パターンに基づいて、報知部621、電飾部、およびスピーカを制御して、演出を出力する。
また、演出テーブルT3は、例えば、所定の役に当せんした場合、あるいは、ART抽せんに当せんした場合に選択される可能性がある前兆演出テーブルを含む。前兆演出テーブルとは、前兆演出が行われる所定の遊技期間(前兆演出期間)にのみ選択される演出テーブルに記憶されている領域の一つである。また、前兆演出とは、遊技状態が有利状態に移行する期待度を示唆する演出の一つである。
<ART1移行処理の説明>
以下に、ART1へ移行するための遊技処理について説明する。
まず、図12に示すように、現在のゲームより前のゲームにて、ART1に当せんしているか否かが判定される(ステップS10)。ART1に当せんしていない場合(S10:NO)には、ART1移行処理は終了する。ART1に当せんしている場合(S10:YES)には、遊技者によるレバー43への操作(レバーオン)を契機として、レバー43の操作信号が出力される(ステップS11)。
レバー43の操作信号が出力されると、内部抽せん部610が、当せん役の内部抽せんを行う(ステップS12)。ついで、当せん役がRT3移行リプ1であるか否かが判定される(ステップS13)。当せん役がRT3移行リプ1ではない場合(S13:NO)には、ART1移行処理は終了する。
一方、当せん役がRT3移行リプ1である場合(S13:YES)には、液晶画面3に指示シンボル70が併記されたセブン図柄7が表示される(ステップS14)。本実施形態において指示シンボル70は、図4に示すとおり、逆押しを示唆する「逆」と「左向き矢印」とからなる。
ついで、液晶画面3に表示されている押し順どおり遊技者が逆押ししたか否かを、押し順判定部612cが判定する(ステップS15)。遊技者が逆押ししなかった場合(S15:NO)には、ART1移行処理は終了する。一方、遊技者が逆押しした場合(S15:YES)には、RT3−1移行リプが入賞する(ステップS16)。これにより、数ゲーム後に遊技状態はART1へと移行する(ステップS17)。
<作用効果>
本発明のスロットマシン1によれば、遊技者が押し順を直感的に把握することのできる遊技機を提供することができる。
(他の実施形態)
前記実施形態においては、各回転リールに配置されたセブン図柄のみが指示シンボルを備えていたが、本発明はこれには限られない。例えば、ベル、チェリー、スイカ等、他の図柄が指示シンボルを備えていてもよい。また、例えば、右の回転リールのセブン図柄のみが指示シンボルを備えていてもよい。さらに、図柄自体が、「左」、「中」、「右」、「逆押し」などの文字で構成される指示シンボルであってもよい。なお、下記実施形態においては、前記実施形態とは異なり、RT3−1移行リプに対応する図柄が指示シンボルを備えていなくてもよい。
前記実施形態においては、RT2遊技中にRT3移行リプ1〜3のいずれかが当せんした場合に、その当せんしたRT3移行リプに応じて押し順が報知される例が記載されているが、本発明はこれには限られない。すなわち、例えば、ART当せんしたゲームにおけるART抽せんモードの滞在モードに応じて、報知部は押し順を報知するRT3移行リプを決定してもよい。
例えば、ART当せんしたゲームの滞在モードが高確モードである場合には、報知部はRT3−1移行リプが当せんするまで押し順を遊技者に報知しないようにすることができる。この場合には、RT3−1移行リプが当せんする前にRT3−2移行リプまたはRT3−3移行リプが当せんした場合には、報知部はRT3−2移行リプまたはRT3−3移行リプを入賞させないよう(通常リプを入賞させるよう)押し順を遊技者に報知する。
前記実施形態においては、図6、図7に示すとおりの役構成を備える例が記載されているが、本発明はこれには限られない。例えば、図13に示すように、3種類のRT3移行リプが用意されていればよい。
同図からわかるように、RT3移行リプ1が当せんし、遊技者が左のストップスイッチから押した場合には、RT3−1移行リプが入賞する。RT3移行リプ1が当せんし、遊技者が中のストップスイッチから押した場合には、RT3−2移行リプが入賞する。RT3移行リプ1が当せんし、遊技者が右のストップスイッチから押した場合にはRT3−3移行リプが入賞する。
RT3移行リプ2が当せんし、遊技者が左のストップスイッチから押した場合には、RT3−2移行リプが入賞する。RT3移行リプ2が当せんし、遊技者が中のストップスイッチから押した場合には、RT3−3移行リプが入賞する。RT3移行リプ2が当せんし、遊技者が右のストップスイッチから押した場合にはRT3−1移行リプが入賞する。
RT3移行リプ3が当せんし、遊技者が左のストップスイッチから押した場合には、RT3−3移行リプが入賞する。RT3移行リプ3が当せんし、遊技者が中のストップスイッチから押した場合には、RT3−1移行リプが入賞する。RT3移行リプ3が当せんし、遊技者が右のストップスイッチから押した場合にはRT3−2移行リプが入賞する。
1 スロットマシン
10 筺体
100 前扉
43 レバー
51 払出口
2 回転リールユニット
20(20a、20b、20c) 回転リール
200 窓
3 液晶画面
4 操作部
40(40a、40b、40c) ストップスイッチ
41 投入口
42 ベットスイッチ
52 下皿
6 制御部
61 メイン制御部
610 内部抽せん部
611 回転開始制御部
612 回転停止制御部
612a 回転リール検出部
612b 図柄判定部
612c 押し順判定部
613 遊技結果判定部
614 ホッパー制御部
615 状態移行判定部
616 ART制御部
62 サブ制御部
620 演出制御部
621 報知部
70 指示シンボル
T1 内部抽せんテーブル
T2 図柄テーブル
T3 演出テーブル

Claims (1)

  1. 複数の図柄が各々表示された複数の回転リールと、
    遊技者の操作に基づいて複数の前記回転リールの回転を開始させるスタートスイッチと、
    複数の前記回転リールの各々に対応して設けられるとともに、前記遊技者の操作に基づいて回転中の前記回転リールを停止させる複数のストップスイッチと、
    前記遊技者による前記スタートスイッチの操作に基づいて、内部抽せんを行って複数の役のフラグのうち1つのフラグを当せんフラグとして成立させる内部抽せん部と、
    前記遊技者が遊技媒体をベットすることなく次遊技を行うことが可能となる役であるリプレイのフラグが前記当せんフラグとして成立する確率であるリプレイ確率がそれぞれあらかじめ定められている複数のRT状態のうちのいずれかのRT状態で遊技進行を行うRT状態制御部と、
    一般遊技状態と、前記一般遊技状態よりも前記遊技者にとって有利な遊技状態である第1特別遊技状態と、を含む遊技状態のうちのいずれかの遊技状態で遊技進行を行う遊技状態制御部と、
    必要に応じて前記ストップスイッチの押し順を報知する報知部と、
    を備え、
    前記複数のRT状態は、前記リプレイ確率が所定の確率に設定された第1RT状態と、前記リプレイ確率が前記第1RT状態に設定された前記リプレイ確率よりも高く設定された第2RT状態と、前記リプレイ確率が前記第1RT状態に設定された前記リプレイ確率よりも高いが前記第2RT状態に設定された前記リプレイ確率以下に設定された第3RT状態とを含み、
    前記第1特別遊技状態は、前記第2RT状態および前記第3RT状態のいずれかで実行され、
    前記遊技状態制御部は、前記内部抽せん部の抽せん結果に基づいて、前記遊技状態を前記第1特別遊技状態に移行させるか否かの抽せん、あるいは、前記第1特別遊技状態への移行確率の異なる複数のモードのうちいずれかのモードへ移行させるか否かの抽せんを行い、
    前記リプレイは、前記一般遊技状態から前記第1特別遊技状態に移行する契機となる複数種類の移行リプレイを含み、
    前記報知部は、滞在している前記モードに応じて、前記押し順を報知する前記移行リプレイを決定する、
    遊技機。
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