JP4402804B2 - サンルーフのシェード連動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リッドの内側に配設されたシェードを、リッドの開閉に連動して開閉させるサンルーフのシェード連動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ルーフパネルに形成されたルーフ開口を塞ぐ全閉状態からチルトダウンした後、左右一対のガイドレール部材に沿って後方へ移動し、収納スペース内に収納されるスライド可能なリッドと、リッドの下方に配置され、リッドスライド開口時に連動しガイドレール部材に沿ってスライド可能なシェードとを備え、シェード側にシェード係合体を設ける一方、リッド側に、リッドの全閉位置の時には、付勢ばねにより下向きに付勢され、シェード係合体の当接面と離れた係合解除状態にあると共に、シェードが閉まった状態で、リッドのチルトダウンの時には、シェード係合体の当接面と係合し合う係合位置と、シェードが開いた時でリッドのチルトダウンの時には、シェード係合体の上面と接触し、付勢ばねに抗して上方へ回動する退避位置とに回動可能なリッド係合体を設けたサンルーフのシェード連動装置が、実用新案登録第2558949号公報に開示されている。
【0003】
上記従来の装置によれば、リッドをスライド開閉する際にシェードも連動して開閉し、リッドが全閉状態にあるときは、シェードのみ独立した開閉操作が可能となる。
しかし、このものは、リッドをスライド開口させる際に、雨樋でシェードの後端を押してシェードをスライド開口させるのに対し、リッドを閉鎖する際には、リッド係合体とシェード係合体とを係合させてシェードをスライドさせるようになっており、シェードの開放側の押圧機構と閉鎖側の押圧機構とをそれぞれ別々に設けなければならないので、構造が複雑である。
【0004】
また、リッドを閉鎖する場合に、リッド係合体がシェード係合体と係合する位置に摺動するまでは、シェードがスライドを開始しないので、リッドの閉鎖の初期段階ではシェードが連動して閉鎖しない。
さらに、リッドが開口部と合致する閉鎖位置にあっても、チルトダウンしている状態では、シェードのみを独立して開閉することができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、リッドの開閉の初期段階からシェードを連動させて開閉させることができ、構造が簡単であり、リッドが閉鎖位置にあればそのチルト状態とは無関係にシェードを独立して開閉させることが可能で、様々なタイプのサンルーフに応用可能であって汎用性に富むサンルーフのシェード連動装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のサンルーフのシェード連動装置は、サンルーフに穿設された開口部の両側にそれぞれ配設されたガイドレールと、開口部に合致する閉鎖位置からガイドレールに沿って後方に摺動することにより、開口部を開放する開閉自在のリッドと、該リッドの後縁下方に配設されると共に、リッドの開閉に伴いガイドレールに沿って摺動するドレインプレートと、リッド及びドレインプレートの下方に配設された開閉自在のシェードとを備え、該シェードの上面に、ドレインプレートの側部後縁に当接可能なシェードピンを突設し、ドレインプレートの両側部に、内外方向に移動可能で、且つ、前記シェードピンの後方に張り出してこれに当接するよう内方に向けて付勢されたレバーを設け、前記レバーを、前方からの押圧力では移動せず、後方からの押圧力により、前記シェードピンが前記レバーとドレインプレートとの間に移動できるよう外方に移動可能とし、リッドが閉鎖位置にある時、レバーをシェードピンの軌道の外側に退避させる退避手段を設ける。
【0007】
リッドを後方にスライドさせると、ドレインプレートが連動して後方に摺動し、ドレインプレートの側部後縁がシェードピンに当接してこれを後方に押すので、シェードはリッドと共に後方に摺動して開口部が開放される。
リッドを前方に移動させると、ドレインプレートも前方に摺動し、ドレインプレートに設けたレバーがシェードピンに当接して前方に押し出し、この結果、シェードはリッドに連動して閉鎖される。
【0008】
なお、この時、レバーの前縁はシェードピンによって相対的に後方に押されることになるが、このような押圧力が加わってもレバーが移動することはない。
リッドが閉鎖位置まで移動すると、レバーがシェードピンの軌道の外側に退避して、シェードはリッドからフリーとなり、手動により単独で開閉することができる。
【0009】
また、シェードを手動で開放してリッドが閉鎖位置にない時に、レバーがシェードピンの前方に張り出しても、シェードを前方に摺動させて、シェードピンが後方からレバーに押し付けられると、レバーは外方に移動して、シェードピンがレバーとドレインプレートの後縁との間の連動可能位置に移動するのを許容する。
【0010】
ドレインプレートの両側に前記ガイドレールに沿って摺動するドレインシューをそれぞれ固着し、ドレインシューにリンク部材を内外方向に揺動自在に装着し、リンク部材の先端部に前記レバーを内外方向に揺動自在に取り付け、リンク部材を外方に付勢すると共に、該リンク部材にその付勢力によって前記ガイドレールの内側縁に圧接される揺動ピンを設け、ガイドレールの内側縁において、前記リッドが閉鎖位置にある時に揺動ピンが臨む位置に、揺動ピンに係合してレバーを前記シェードピンの軌道の外側に退避させる切欠を形成し、リンク部材、揺動ピン及び切欠によって前記退避手段を構成しても良い。
【0011】
リッドが閉鎖位置に達すると、リンク部材に加わる付勢力によって揺動ピンがガイドレールの切欠に係合すると共に、リンク部材は外方に揺動し、リンク部材の先端に取り付けられたレバーも外方に移動して、シェードピンの軌道の外側に退避する。
【0012】
シェードピンが通過した後、リンク部材に加わる付勢力によってリンク部材及びレバーは元の位置に復帰する。
レバーの後部を前記リンク部材に軸支し、前記レバーをその前端部が内側のシェードピン軌道上に張り出すよう付勢し、前記レバーの後縁を後端寄り外向きに傾斜させると共に、前縁を常態において前記ガイドレールに直交させることもできる。
【0013】
ドレインプレートが前方に摺動して、レバーの前縁がシェードピンによって相対的に後方に押されると、この押圧力はレバーの前縁に対してほぼ直角に加わるので、レバーが外方に揺動することはない。
また、シェードを手動で開放してリッドが閉鎖位置にない時に、シェードを前方に摺動させて、シェードピンが後方からレバーの内側縁を押圧すると、シェードピンが前方にスライドするに伴い、レバーは外方に押圧されて外方に揺動し、シェードピンが通過できる。シェードピンが通過した後は、付勢力によってレバーが元の位置に復帰する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、本発明に係るサンルーフは、サンルーフに穿設された開口部1の両側にそれぞれ配設されたガイドレール2と、開口部1と合致する閉鎖位置からガイドレール2に沿って後方に摺動することにより、開口部1を開放する開閉自在のリッド3(図2及び図3)と、リッド3の後縁下方に配設されると共に、リッド3の開閉に伴いガイドレール2に沿って摺動するドレインプレート4と、リッド3及びドレインプレート4の下方に配設され、リッド3に連動して開閉するシェード5とを備える。
【0015】
サンルーフの中央部には、図2に示すように、矩形のフレーム6が配置されると共に、フレーム6の前後方向中間部に、中間部フレーム7が幅方向に沿って架設されている。
そして、フレーム6の内側において中間部フレーム7の前方が開口部1となっており、この開口部1を除く部分の表面には、図示しないルーフパネルが装着されている。また、中間部フレーム7の後方は、開放状態のリッド3及びシェード5を収納する収納部となっている。
【0016】
ガイドレール2は、フレーム6の前後方向に沿う両側辺の内側にそれぞれ装着され、図1に示すように、その上面内側寄りに長手方向に沿って起立壁8が立設され、起立壁8の上端に左右両側に張り出す上部水平片9が設けられると共に、上部水平片9の両側下方に下部水平片10がそれぞれ張り出されている。そして、起立壁8の内側において上部水平片9と下部水平片10との間が、シェード5の側縁を案内するシェードガイド溝11となっている。
【0017】
また、ガイドレール2の上面において、起立片8からやや間隔を開けて外側に、ケーブルガイド突条12が長手方向に沿って突設され、ケーブルガイド突条12と起立壁8との間がリッドガイド溝13となっている。
リッド3は、透明又は半透明の素材より成り、その側縁前後部の下面に装着されたスライドシュー(図示せず)をリッドガイド溝13に摺動自在に係合することにより、ガイドレール2に沿って移動できるようになっている。
【0018】
また、リッド3を支持するスライドシューには、従来公知のチルト機構が組み込まれており、後方のスライドシューには、ガイドレール2のケーブルガイド突条12を通り、正逆運転可能なモータ14によって牽引・押圧されるケーブルが連結されている。
【0019】
そして、リッド3がサンルーフの開口部1と合致する閉鎖位置において、ルーフパネルと同じ高さの全閉状態から、ケーブルを前方に押し出すことにより、リッド3はその後部を高く押し上げて傾斜させたチルトアップ状態となり、全閉状態からケーブルを後方に引くことにより、リッド3がルーフパネルよりも低くなるチルトダウン状態となる。
【0020】
また、この状態からさらにケーブルを後方に引くと、リッド3はガイドレール2に沿って後方に摺動し、中間部フレーム7の後方に形成された収納部に収納される。このようなリッド3の動きは従来周知なので、詳細な説明は省略する。
ドレインプレート4は、リッド3の後端から落下する雨水を受ける部材であって、その両側部下面には、ガイドレール2のリッドガイド溝13に摺動自在に係合するドレインシュー15がそれぞれ固着されている。
【0021】
これらのドレインシュー15は、リッド3の後部のスライドシューの後方に設けられ、リッド3が閉鎖位置においてチルトダウン状態にある時に、後部のスライドシューに係合し、後部のスライドシューがこれよりも前方に移動すると、係合が外れるようになっている。
【0022】
従って、リッド3がチルトダウンしてスライド開閉するのに伴い、後部のスライドシューと共にドレインシュー15が摺動し、この結果、ドレインプレート4がリッド3に連動してガイドレール2に沿って摺動する。また、ドレインプレート4は、リッド3が開口部1と合致する閉鎖位置においてチルトダウンした時の位置から前方には移動せず、リッド3が全閉状態の時もリッド3の後縁下方に位置する。
【0023】
シェード5は、アルミニウム等の遮光性の素材より成り、その後部がリッド3及びドレインプレート5よりも後方に延出している。また、シェード5の側部後部寄りの上面には、ドレインプレート5の側部後縁に当接可能なシェードピン16が台座16’を介して立設されている。
【0024】
そして、リッド3が後方に移動して開くのに伴って、ドレインプレート5が後方に摺動すると、図3に示すように、ドレインプレート5の後縁に押されてシェードピン16が後方に移動し、この結果、シェード5がリッド3と共に開くようになっている。
【0025】
図1に示すように、ドレインプレート5に装着されたドレインシュー15の後部上面には、ベース部材17、リンク部材18及びレバー19から成る閉鎖側押圧機構が装着される。
ベース部材17は、ドレインシュー15に固定される固定片20と、ガイドレール2の上部水平片9の内側に突出する張り出し片21とから成る。
【0026】
張り出し片21は段部を介して固定片20よりも一段高く一体に形成され、その中間部に、内外方向に長く、後方に凸に湾曲する弧状の第1の長孔22が穿設されている。第1の長孔22は、内側半部が上部水平片9の内側に張り出し、外側半部が上部水平片9にかかるように形成されている。
また、固定片20の外側縁には、第1のバネ係止片23が立設されている。
【0027】
リンク部材18は、ベース部材17の張り出し片21に取り付けられる取り付け片24と、取り付け片24の後方に一段高く一体に設けられる先端片25とから成る。取り付け片24の前部はベース部材17の張り出し片21の前部に支持ピン26によって軸支され、これによって、リンク部材18がベース部材17に対して内外方向に揺動自在に取り付けられる。
【0028】
また、取り付け片24の後部には透孔27が穿設されると共に、この透孔27に挿通された揺動ピン28の先端が、ベース部材17の第1の長孔22に摺動自在に挿入されている。
さらに、先端片25の前部には、内外方向に長く、前方に凸に湾曲する弧状の第2の長孔29が穿設されている。また、リンク部材18の外側縁の中間部及び後部には、それぞれ第2のバネ係止片30及び第3のバネ係止片31が立設されている。
【0029】
また、リンク部材18の第2のバネ係止片30と、ベース部材17の第1のバネ係止片23とに第1のバネ32が架設されて、リンク部材18が外側に付勢され、この付勢力によって、揺動ピン28がガイドレール2の上部水平片9の内側縁に圧接されている。この時、揺動ピン28は、第1の長孔22の内側端部に挿入される。
【0030】
なお、ガイドレール2の上部水平片9の内側縁において、ドレインプレート4がその可動範囲の最前位置にある時に、即ち、リッド3が閉鎖位置にある時に、揺動ピン28が臨む位置に、揺動ピン28と係合する切欠38が形成される。切欠38は略三角形状をなし、その前辺が上部水平片9の内側縁に約90度の角度で交差すると共に、後辺が上部水平片9の内側縁に対して鋭角で交差しており、揺動ピン28が切欠38に係合すると、前方には移動できないが、後方には移動して切欠38から脱出できるようになっている。
【0031】
そして、この切欠38と、リンク部材18及び揺動ピン28によって、後述するように、レバー19をシェードピン16の軌道の外側に退避させる退避手段を構成している。
レバー19は、前後端縁が互いに平行で、内側縁が後端寄り外向きに傾斜した略台形状に形成されている。また、レバー19は、その後端寄りを取付ピン36を介してリンク部材18の後端寄りに軸支することにより、内外方向に揺動自在に取り付けられている。
【0032】
さらに、レバー19の外側縁後端には第4のバネ係止片33が立設され、この第4のバネ係止片33と、リンク部材18の第3のバネ係止片31とに第2のバネ34が架設されて、レバー19は、その前端内側部がシェードピン16の後方に張り出すように内方に向けて付勢されている。
【0033】
また、レバー19の中間部には貫通孔35が形成され、この貫通孔35に挿通されたガイドピン37の先端が、リンク部材8の第2の長孔29に摺動自在に係合されている。なお、常態において、ガイドピン37は第2の長孔29の内端部に係合している。
【0034】
レバー19は、上記したような形状であるため、その前縁に後方へ押圧する力が加わっても、この力は前縁をほぼ直角に押圧するので、レバー19が外方に揺動することはない。
【0035】
しかし、レバー19の内側縁に前方へ押圧する力が加わると、この力はレバー19を外方に押す力として働くため、レバー19は第2のバネ34の付勢力に抗して、前端部が外方に移動するように揺動すると共に、ガイドピン37が第2の長孔29の外端寄りに摺動し、押圧力がなくなると、第2のバネ34の付勢力によって元の位置に復帰する。
【0036】
このサンルーフにおいて、開口部1を開放する場合は、上記したように、モータ14を駆動させてケーブルを後方に牽引し、全閉状態にあるリッド3をチルトダウンさせた後、さらにケーブルを後方に牽引してリッド3を収納部に引き込む。すると、ドレインプレート4がリッド3に連動して後方に摺動し、図3に示すように、ドレインプレート4の側部後縁がシェードピン16に当接してこれを後方に押すので、シェード5はリッド3と共に後方に摺動して、サンルーフの収納部に収納される。
【0037】
開口部1を閉じる場合は、モータ14を逆転させてケーブルを前方に押しだし、これにより、リッド3を前方に移動させる。同時に、ドレインプレート4のドレインシュー15が前方に摺動して、図4に示すように、レバー19がシェードピン16に当接し、ドレインプレート4の前方への移動に伴ってシェードピン16を前方に押し出す。この結果、シェード5はリッド3に連動して前方に摺動する。
なお、この時、レバー19の前縁はシェードピン16によって相対的に後方に押されることになるが、上述したように、このような押圧力が加わってもレバー19が揺動することはない。
【0038】
リッド3が閉鎖位置まで移動して、ドレインプレート4が可動範囲の前端部に位置すると、図5に示すように、第1のバネ32に引かれて、ドレインシュー15のリンク部材18に挿通された揺動ピン28が、第1の長孔22に沿って外方に摺動してガイドレール2の切欠38に係合し、リンク部材18は支持ピン26を中心としてその後端が外方に移動するよう揺動する。すると、リンク部材18の後部寄りに取り付けられたレバー19も外方に移動して、シェードピン16の軌道の外側に退避する。
【0039】
従って、シェード5はリッド3からフリーとなって、手動により単独で開閉することができる。
また、シェード5を手動で開放した場合であって、リッド3が閉鎖位置にないときは、図6に示すように、ドレインシュー15のレバー19がシェードピン16の前方において、その軌道を塞ぐ位置に張り出している。
【0040】
しかし、この状態からシェード5を前方に摺動させ、シェードピン16がレバー16の内側縁に押し付けられると、シェードピン16が摺動するに伴って、レバー19が第2のバネ34の付勢力に抗して取付ピン36を中心に外方に揺動し、シェードピン16はレバー19とドレインプレート4の後縁との間の連動可能位置に移動する。
シェードピン16が通過した後は、レバー19は第2のバネ34に引っ張られて元の位置に復帰する。
【0041】
なお、シェードの両側部に、シェードガイド溝の内面を厚み方向に押圧する板バネを装着して、シェードの摺動を安定させると共に、シェードの摺動抵抗を適宜調節することができる。
また、レバーをリンク部材に軸支せずに、内外方向に摺動可能に取り付け、レバーの内側縁をシェードピンによって後方から押圧した時に、レバーが外方に摺動してシェードピンを通過させるようにしても良い。
【0042】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、リッドの開放時のみならず、閉鎖時にもその初期段階からシェードを連動させて開閉することができる。
また、リッドが閉鎖位置にあるときは、シェードのみを独立して手動で開閉することが可能であり、手動で開放したシェードを、閉鎖位置にないリッドに対して連動可能な位置に簡単に復帰させることもできる。しかも、リッドが閉鎖位置にあれば、チルトアップしているか、全閉状態であるか、或いはチルトダウンしているかに関係なく、シェードを独立して開閉できる。
【0043】
さらに、シェードにシェードピンを設け、これを前後方向に押すことにより開放側及び閉鎖側のいずれにも連動させることができるので、開放側押圧機構と閉鎖側押圧機構とを別々に設けるものに比べて構造が簡単で済む。
また、リッドのチルト機構に関係なく設けることができるため、様々なタイプのサンルーフに搭載することが可能で、汎用性に富む。
【0044】
請求項2に係る発明によれば、元来設けられているドレインシューを利用して、シェードの閉鎖側押圧機構及び退避手段を簡単に取り付けることができるので、構造の複雑化及びコストの上昇が抑えられる。
請求項3に係る発明によれば、レバーの形状と付勢手段とを組み合わせた簡単な構成で、手動で開放したシェードを、リッドとの連動可能な位置に復帰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るサンルーフのシェード連動装置の要部斜視図
【図2】サンルーフの要部平面図
【図3】シェード連動装置のリッド開放途中の要部平面図
【図4】シェード連動装置のリッド閉鎖途中の要部平面図
【図5】シェード連動装置のリッド全閉状態の要部平面図
【図6】シェード連動装置の、シェードを手動開放し、リッドが閉鎖位置にない場合の要部平面図
【符号の説明】
1 開口部
2 ガイドレール
3 リッド
4 ドレインプレート
5 シェード
6 フレーム
7 中間部フレーム
8 起立壁
9 上部水平片
10 下部水平片
11 シェードガイド溝
12 ケーブルガイド突条
13 リッドガイド溝
14 モータ
15 ドレインシュー
16 シェードピン
16’ 台座
17 ベース部材
18 リンク部材
19 レバー
20 固定片
21 張り出し片
22 第1の長孔
23 第1のバネ係止片
24 取り付け片
25 先端片
26 支持ピン
27 透孔
28 揺動ピン
29 第2の長孔
30 第2のバネ係止片
31 第3のバネ係止片
32 第1のバネ
33 第4のバネ係止片
34 第2のバネ
35 貫通孔
36 取付ピン
37 ガイドピン
38 切欠

Claims (3)

  1. サンルーフに穿設された開口部の両側にそれぞれ配設されたガイドレールと、前記開口部と合致する閉鎖位置から前記ガイドレールに沿って後方に摺動することにより、前記開口部を開放する開閉自在のリッドと、該リッドの後縁下方に配設されると共に、前記リッドの開閉に伴い前記ガイドレールに沿って摺動するドレインプレートと、前記リッド及びドレインプレートの下方に配設された開閉自在のシェードとを備え、該シェードの上面に、前記ドレインプレートの側部後縁に当接可能なシェードピンを突設し、前記ドレインプレートの両側部に、内外方向に移動可能で、且つ、前記シェードピンの後方に張り出してこれに当接するよう内方に向けて付勢されたレバーを設け、前記レバーを、前方からの押圧力では移動せず、後方からの押圧力により、前記シェードピンが前記レバーとドレインプレートとの間に移動できるよう外方に移動可能とし、前記リッドが閉鎖位置にある時、前記レバーを前記シェードピンの軌道の外側に退避させる退避手段を設けたことを特徴とするサンルーフのシェード連動装置。
  2. 前記ドレインプレートの両側に前記ガイドレールに沿って摺動するドレインシューをそれぞれ固着し、前記ドレインシューにリンク部材を内外方向に揺動自在に装着し、前記リンク部材の先端部に前記レバーを内外方向に揺動自在に取り付け、前記リンク部材を外方に付勢すると共に、該リンク部材にその付勢力によって前記ガイドレールの内側縁に圧接される揺動ピンを設け、前記ガイドレールの内側縁において、前記リッドが閉鎖位置にある時に前記揺動ピンが臨む位置に、前記揺動ピンに係合して前記レバーを前記シェードピンの軌道の外側に退避させる切欠を形成し、前記リンク部材、揺動ピン及び切欠によって前記退避手段を構成した請求項1に記載のサンルーフのシェード連動装置。
  3. 前記レバーの後部を前記リンク部材に軸支し、前記レバーをその前端部が内側のシェードピン軌道上に張り出すよう付勢し、前記レバーの内側縁を後端寄り外向きに傾斜させると共に、前縁を常態において前記ガイドレールに直交させた請求項2に記載のサンルーフのシェード連動装置。
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