JP3935774B2 - サンルーフのシェード連動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リッドの内側に配設されたシェードを、リッドの開閉に連動して開閉させるサンルーフのシェード連動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、先に、サンルーフに穿設された開口部の両側にそれぞれ配設されたガイドレールと、ガイドレールに沿って摺動することにより、開口部を開閉するリッドと、リッドの後縁下方に配置されて、リッドに連動してガイドレールを摺動するドレインプレートと、リッド及びドレインプレートの下方に配設された開閉自在のシェードとを備え、シェードの上面に、ドレインプレートの側部後縁に当接可能なシェードピンを突設し、ドレインプレートの両側部に、シェードピンの後方に張り出してこれに当接可能であり、且つ、内外方向に移動可能なレバーを有する閉鎖側押圧機構を設け、レバーを、前方からの押圧力では移動せず、後方からの押圧力により外方に移動可能とし、リッドが閉鎖位置にある時、レバーを前記シェードピンの軌道の外側に退避させる退避手段を設けたサンルーフのシェード連動装置を、特開2001−301464号として提案した。
【0003】
上記従来の装置によれば、リッドをスライド開閉する際に、その初期段階からシェードも連動して開閉し、リッドが全閉状態にあるときは、そのチルト状態とは無関係にシェードのみ独立した開閉操作が可能となる。
しかし、このものは、閉鎖側押圧機構の部品数が多くて構造が複雑なので、この部分に作動不良が集中的に発生しやすく、また、価格も高くついて交換すると経済的負担が大きく、しかも、押圧機構がネジ止めされているため、故障した時にシェードを組み込んだままでは交換や修理を行うのが面倒であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、押圧装置の構造を簡易化してその故障発生頻度を抑え、最も故障しやすい押圧装置の交換・修理が容易なサンルーフのシェード連動装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のサンルーフのシェード連動装置は、サンルーフに穿設された開口部の両側にそれぞれ配設されたガイドレールと、開口部に合致する閉鎖位置からガイドレールに沿って後方に摺動することにより、開口部を開放する開閉自在のリッドと、該リッドの後縁下方に配設されると共に、リッドの開閉に伴いガイドレールに沿って摺動するドレインプレートと、リッド及びドレインプレートの下方に配設された開閉自在のシェードとを備え、該シェードの上面に、ドレインプレートの後縁に当接可能なシェードベースを取り付けると共に、シェードベースから側方へ出没可能であり、突出方向へ付勢されたスライドロッドを設け、ドレインプレートの両側部に押圧装置を嵌め外し自在に取り付け、該押圧装置に、先端部前縁がシェードベースから突出したスライドロッドの後面に当接可能であり、且つ、先端部後縁がスライドロッドをシェードベース内へ押し込むテーパー縁となっているレバーを設け、リッドが閉鎖位置にある時、レバーをスライドロッドの軌道の外側に退避させる退避手段を設けてある。
【0006】
リッドを後方にスライドさせると、ドレインプレートが連動して後方に摺動し、ドレインプレートの側部後縁がシェードベースに当接してこれを後方に押すので、シェードはリッドと共に後方に摺動して開口部が開放される。
リッドを前方に移動させると、ドレインプレートも前方に摺動し、ドレインプレートに設けたレバーがスライドロッドの後面に当接して前方に押し出し、この結果、シェードはリッドに連動して閉鎖される。
リッドが閉鎖位置まで移動すると、レバーがシェードピンの軌道の外側に退避して、シェードはリッドからフリーとなり、手動により単独で開閉することができる。
【0007】
また、シェードを手動で開放してリッドが閉鎖位置にない時に、レバーがスライドロッドの前方に張り出しても、シェードを前方に摺動させて、スライドロッドが後方からレバーに押し付けられると、レバーの先端部後縁がスライドロッドをシェードベース内へ押し込み、スライドロッドはレバーとドレインプレートの後縁との間の連動可能位置に移動した後、再度シェードベースから突出する。
スライドロッドがシェードベースへ没入することによって、互いに干渉し合うことなくレバーを通過させることにより、押圧装置側の可動部品を少なくし、押圧装置の故障発生頻度を抑える。
押圧装置を嵌め外し自在とした構成により、故障しやすい押圧装置の交換や修理を容易とする。
【0008】
ドレインプレートの両側に前記ガイドレールに沿って摺動するドレインシューをそれぞれ固着し、該ドレインシューに前記押圧装置をスナップ係合により嵌め外し自在に取り付けても良い。
この構成により、ドレインシューを利用して、押圧装置を容易に着脱することができる。
【0009】
ドレインプレートに対して嵌め外し自在に装着されたベース部材に、前記レバーを内外方向へ揺動自在に取り付け、前記レバーを外方に付勢すると共に、該レバーにその付勢力によって前記ガイドレールの内側縁に圧接される揺動ピンを設け、前記ガイドレールの内側縁において、前記リッドが閉鎖位置にある時に前記揺動ピンが臨む位置に、前記揺動ピンに係合して前記レバーを前記スライドロッドの軌道の外側に退避させる切欠を形成し、揺動ピン及び切欠によって前記退避手段を構成することもある。
【0010】
リッドが閉鎖位置にないときは、揺動ピンはガイドレールの内側縁に当たって外方への移動が規制され、レバーもスライドロッドの軌道を避けることができない。
リッドが閉鎖位置に達すると、レバーに加わる付勢力によって揺動ピンがガイドレールの切欠に係合し、レバーは外方へ揺動して、スライドロッドの軌道の外側に退避する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、本発明に係るサンルーフは、サンルーフに穿設された開口部1の両側にそれぞれ配設されたガイドレール2と、開口部1と合致する閉鎖位置からガイドレール2に沿って後方に摺動することにより、開口部1を開放する開閉自在のリッド3と、リッド3の後縁下方に配設されると共に、リッド3の開閉に伴いガイドレール2に沿って摺動するドレインプレート4と、リッド3及びドレインプレート4の下方に配設され、リッド3に連動して開閉するシェード5とを備える。
【0012】
サンルーフの中央部には、図2に示すように、矩形のフレーム6が配置されると共に、フレーム6の前後方向中間部に、中間部フレーム7が幅方向に沿って架設されている。
そして、フレーム6の内側において中間部フレーム7の前方が開口部1となっており、この開口部1を除く部分の表面には、図示しないルーフパネルが装着されている。また、中間部フレーム7の後方は、開放状態のリッド3及びシェード5を収納する収納部となっている。
【0013】
ガイドレール2は、フレーム6の前後方向に沿う両側辺の内側にそれぞれ装着され、図1に示すように、その内側寄りに内方へ開口するシェードガイド溝11が長手方向に沿って形成され、シェードガイド溝11の外側に上方へ開口するリッドガイド溝13が長手方向に沿って形成される。
また、シェードガイド溝11とリッドガイド溝13とを区画する起立壁8の上端には、水平片9が張り出している。
【0014】
リッド3は、透明又は半透明の素材より成り、その側縁前後部の下面に装着されたスライドシュー(図示せず)をリッドガイド溝13に摺動自在に係合することにより、ガイドレール2に沿って移動できるようになっている。
また、リッド3を支持するスライドシューには、従来公知のチルト機構が組み込まれており、後方のスライドシューには、ガイドレール2を通り、正逆運転可能なモータ14によって牽引・押圧されるケーブルが連結されている。
【0015】
そして、リッド3がサンルーフの開口部1と合致する閉鎖位置において、ルーフパネルと同じ高さの全閉状態から、ケーブルを前方に押し出すことにより、リッド3はその後部を高く押し上げて傾斜させたチルトアップ状態となり、全閉状態からケーブルを後方に引くことにより、リッド3がルーフパネルよりも低くなるチルトダウン状態となる。
また、この状態からさらにケーブルを後方に引くと、リッド3はガイドレール2に沿って後方に摺動し、中間部フレーム7の後方に形成された収納部に収納される。
このようなリッド3の動きは従来周知なので、詳細な説明は省略する。
【0016】
ドレインプレート4は、リッド3の後端から落下する雨水を受ける部材であって、その両側部下面には、図1に示すように、ガイドレール2のリッドガイド溝13に摺動自在に係合するドレインシュー15がそれぞれ固着されている。
これらのドレインシュー15は、リッド3の後部に装着されたスライドシューより後方に設けられ、リッド3が閉鎖位置においてチルトダウン状態にある時に、後部のスライドシューに係合し、後部のスライドシューがこれよりも前方に移動すると、係合が外れるようになっている。
【0017】
従って、リッド3がチルトダウンしてスライド開閉するのに伴い、後部のスライドシューと共にドレインシュー15が摺動し、この結果、ドレインプレート4がリッド3に連動してガイドレール2に沿って摺動する。
また、ドレインプレート4は、リッド3が開口部1と合致する閉鎖位置においてチルトダウンした時の位置から前方には移動せず、リッド3が全閉状態の時もリッド3の後縁下方に位置する。
さらに、ドレインシュー15の後部上面には、それぞれ押圧装置10が嵌め外し自在に取り付けられる。
【0018】
シェード5は、アルミニウム等の遮光性の素材より成り、その後部がリッド3及びドレインプレート4よりも後方に延出している。
また、シェード5の両側後部寄りの上面には、押圧装置10或いはドレインプレート4によって押圧される被押圧装置12が装着されている。
【0019】
図3に示すように、押圧装置10は、ドレインシュー15に嵌め外し自在に取り付けられるベース部材17と、ベース部材17に対して内外方向へ揺動自在に取り付けられたレバー19とから成る。
なお、ベース部材17及びレバー19はプラスチックを素材とするのが望ましい。
ベース部材17の下面には、ベース部材17をドレインシュー15に対して位置決めすると共に、水平方向への移動を規制するための矩形突起20及び円柱状突起21が突出されると共に、ベース部材17の上方への脱出を規制するための爪付き突起22が突出されている。
また、ベース部材17の内側部には、支軸挿通孔24が穿設され、支軸挿通孔24よりやや後方に弧状の長孔25が穿設されている。
さらに、ベース部材17の上面には、支軸挿通孔24を囲むように、バネ収納溝26が形成される。
【0020】
レバー19は、ベース部材17に取り付けられる取付部27の後端部を内側へ屈曲して押圧片28とし、全体として略L字形状に形成されている。
押圧片28の前縁は、取付部27に対してほぼ直交する直線状に形成されているが、押圧片28の先端部後縁は、後方外向きに傾斜するテーパー縁となっている。
また、レバー19には、取付部27の前端寄りに取付孔29が形成され、取付孔29よりやや後方に揺動ピン挿通孔30が穿設されている。
そして、レバー19の取付孔29及びベース部材17の支軸挿通孔24に支軸31を挿通することにより、レバー19はベース部材17に対して軸着される。
【0021】
さらに、レバー19の揺動ピン挿通孔30に挿通されてカシメ付けられた揺動ピン23が、ベース部材17の長孔25に移動自在に係合され、これにより、レバー19の揺動範囲が規制されている。
なお、揺動ピン23の下端は、ベース部材17を貫通して、その下方へ突出している。
また、ベース部材17のバネ収納溝26に収納された第1のバネ32によって、レバー19が外方へ付勢されている。
【0022】
ドレインシュー15の上面後部には、ベース部材17の矩形突起20及び円柱状突起21を挿入するための矩形穴33及び円柱状穴34が形成されると共に、爪付き突起22と係合する係合穴35が形成される。
係合穴35の側面上部において、爪付き突起22の爪22’と対向する位置には突部35’が形成され、爪付き突起22を係合穴35に押し込むと、爪付き突起22は突部35’に押されて変形し、爪22’が突部35’を通過すると元の位置に復帰して爪22’と突部35’とがスナップ係合するようになっている。そして、矩形突起20及び円柱状突起21を矩形穴33及び円柱状穴34に挿入し、爪付き突起22を係合穴35へスナップ係合することによって、押圧装置10がドレインプレート4に装着されたドレインシュー15へ嵌め外し自在に取り付けられる。
【0023】
また、ドレインシュー15をガイドレール2のリッドガイド溝13に係合すると、揺動ピン23の下端部はガイドレール2の水平片9よりも内側に位置し、第1のバネ32の付勢力によって、揺動ピン23が水平片9の内側縁に圧接されている(図5)。
この時、レバー19は外方へ揺動することができないので、揺動ピン23はベース部材17の長孔25の内側端部に挿入される。
【0024】
なお、ガイドレール2の水平片9の内側縁において、ドレインプレート4がその可動範囲の最前位置にある時に、即ち、リッド3が閉鎖位置にある時に、揺動ピン23が臨む位置に、揺動ピン23と係合する切欠38が形成される(図1)。
切欠38は、その後辺が浅く傾斜し、前辺が水平片9の内側縁に約90度の角度で交差しており、揺動ピン23が切欠38に係合すると、前方には移動できないが、後方には移動して切欠38から脱出できるようになっている。
そして、この切欠38と揺動ピン23によって、後述するレバー19の退避手段を構成している。
【0025】
図4に示すように、被押圧装置12は、ドレインプレート4の後縁に当接可能なシェードベース36と、シェードベース36から外方へ出没するスライドロッド37とを備える。
シェードベース36は、プラスチックを素材とし、シェード5の上面に固定される固定片39と、固定片39の上面に設けられた筒体40とから成る。
筒体40の外側面は開口しており、筒体40の前後面の内周には、スライドロッド37を案内するガイドリブ41が形成されている。また、筒体40の上面には、内外方向に長い窓孔42が穿設されている。
【0026】
スライドロッド37は、プラスチックを素材とし、シェードベース36の筒体40に内外方向へ摺動自在に係合される。
スライドロッド37の前後面には、筒体40のガイドリブ41と摺動自在に係合するスライド溝43が形成され、スライドロッド37の上面には、筒体40の窓孔42に内外方向へ摺動自在に係合する抜け止め突起44が突設される。
また、筒体40の奥面とスライドロッド37との間には、第2のバネ45が介在され、この第2のバネ45によってスライドロッド37が外方へ付勢される。この結果、常態において、スライドロッド37の先端部が筒体40から突出し、ガイドレール2に沿って移動する押圧装置10のレバー19の軌道上に張り出している。
【0027】
このサンルーフにおいて、開口部1を開放する場合は、上記したように、モータ14を駆動させてケーブルを後方に牽引し、全閉状態にあるリッド3をチルトダウンさせた後、さらにケーブルを後方に牽引してリッド3を収納部に引き込む。
すると、ドレインプレート4がリッド3に連動して後方に摺動し、ドレインプレート4の側部後縁が被押圧装置12のシェードベース36の前面に当接してこれを後方に押すので、被押圧装置12が装着されているシェード5はリッド3と共に後方に摺動して、サンルーフの収納部に収納される。
この時、シェードベース36はプラスチック製なので、ドレインプレート4が当たってもそれほどやかましい音を立てない。
【0028】
開口部1を閉じる場合は、モータ14を逆転させてケーブルを前方に押しだし、これにより、リッド3を前方に移動させる。同時に、ドレインプレート4のドレインシュー15が前方に摺動して、図5に示すように、レバー19の押圧片28の前縁がスライドロッド37の後面に当接し、ドレインプレート4の前方への移動に伴ってスライドロッド37を前方に押し出す。
この結果、被押圧装置12が装着されているシェード5はリッド3に連動して前方に摺動する。
【0029】
なお、この時、レバー19の前縁はスライドロッド37によって相対的に後方に押されることになるが、揺動ピン23がガイドレール2の水平片9の内側縁に当接しているため、このような押圧力が加わってもレバー19が揺動することはない。
また、レバー19及びスライドロッド37はプラスチック製なので、両者がぶつかっても大きな音が発生しない。
【0030】
リッド3が閉鎖位置まで移動して、ドレインプレート4が可動範囲の前端部に達すると、揺動ピン23がガイドレール2の切欠38と合致する。すると、図6乃至図9に示すように、第1のバネ32の付勢力によりガイドレール2の水平片9の内側縁に圧接されている揺動ピン23が、長孔25に沿って外方に摺動すると共に、切欠38の後辺に案内されて次第に外方へ移動し、最終的に切欠38の底部前辺寄りに達する。
この結果、レバー19も外方に移動して、その押圧片28がシェードベース36から外方へ突出したスライドロッド37の軌道の外側に退避する。
【0031】
従って、シェード5はリッド3からフリーとなって、手動により単独で開閉することができる。
また、シェード5を手動で開放した場合であって、リッド3が閉鎖位置にないときは、図10に示すように、押圧装置10のレバー19がスライドロッド37の前方において、その軌道を塞ぐ位置に張り出している。
【0032】
しかし、この状態からシェード5を前方に摺動させ、スライドロッド37がレバー19の先端部後縁に押し付けられると、レバー19の先端部後縁はテーパー縁となっているので、図11乃至図13に示すように、スライドロッド37が前方へ摺動するのに伴って、レバー19が第2のバネ45の付勢力に抗してスライドロッド37をシェードベース36の筒体40内へ押し込み、スライドロッド37は、レバー19によって止められることなく、レバー19とドレインプレート4の後縁との間の連動可能位置に移動する。
レバー19の位置を通過した後は、スライドロッド37は第2のバネ45の付勢力によって再度筒体40から突出する。
【0033】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、リッドの開放時のみならず、閉鎖時にもその初期段階からシェードを連動させて開閉することができ、リッドが閉鎖位置にあるときは、シェードのみを独立して手動で開閉することが可能であり、手動で開放したシェードを、閉鎖位置にないリッドに対して連動可能な位置に簡単に復帰させることもできる。しかも、リッドが閉鎖位置にあれば、チルト状態に関係なく、シェードを独立して開閉できる。
【0034】
また、シェードを手動で開放してスライドロッドがレバーの後方に移動したときに、シェードを前方へ移動させると、スライドロッドが移動してレバーの位置を避けるので、押圧装置側の可動部品が少なくて構造が簡単になり、このため、押圧装置の故障発生頻度が抑制されると共に、故障した場合の部品交換による経済的負担が少なくて済む。
さらに、最も故障しやすい押圧装置を嵌め外し自在としたため、交換や修理が容易となる。
【0035】
請求項2に係る発明によれば、元来装着されているドレインシューを利用して押圧装置を支持し、簡単に押圧装置を着脱することができる。
請求項3に係る発明によれば、レバーの形状と付勢手段とを組み合わせた簡単な構成で、手動で開放したシェードを、リッドとの連動可能な位置に復帰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るサンルーフのシェード連動装置の要部斜視図
【図2】サンルーフの要部平面図
【図3】押圧装置の分解斜視図
【図4】被押圧装置の分解斜視図
【図5】シェード連動装置のリッド閉鎖途中の要部平面図
【図6】リッド閉鎖時における連動解除動作の第1段階を示す要部平面図
【図7】リッド閉鎖時における連動解除動作の第2段階を示す要部平面図
【図8】リッド閉鎖時における連動解除動作の第3段階を示す要部平面図
【図9】リッド閉鎖時における連動解除動作の第4段階を示す要部平面図
【図10】シェード手動開放後の動作の第1段階を示す要部平面図
【図11】シェード手動開放後の動作の第2段階を示す要部平面図
【図12】シェード手動開放後の動作の第3段階を示す要部平面図
【図13】シェード手動開放後の動作の第4段階を示す要部平面図
【符号の説明】
1 開口部
2 ガイドレール
3 リッド
4 ドレインプレート
5 シェード
6 フレーム
7 中間部フレーム
8 起立壁
9 水平片
10 押圧装置
11 シェードガイド溝
12 被押圧装置
13 リッドガイド溝
14 モータ
15 ドレインシュー
17 ベース部材
19 レバー
20 矩形突起
21 円柱状突起
22 爪付き突起
22’ 爪
23 揺動ピン
24 支軸挿通孔
25 長孔
26 バネ収納溝
27 取付部
28 押圧片
29 取付孔
30 揺動ピン挿通孔
31 支軸
32 第1のバネ
33 矩形穴
34 円柱状穴
35 係合穴
35’ 突部
36 シェードベース
37 スライドロッド
38 切欠
39 固定片
40 筒体
41 ガイドリブ
42 窓孔
43 スライド溝
44 抜け止め突起
45 第2のバネ

Claims (3)

  1. サンルーフに穿設された開口部の両側にそれぞれ配設されたガイドレールと、前記開口部と合致する閉鎖位置から前記ガイドレールに沿って後方に摺動することにより、前記開口部を開放する開閉自在のリッドと、該リッドの後縁下方に配設されると共に、前記リッドの開閉に伴い前記ガイドレールに沿って摺動するドレインプレートと、前記リッド及びドレインプレートの下方に配設された開閉自在のシェードとを備えたサンルーフのシェード連動装置において、前記シェードの上面に、前記ドレインプレートの後縁に当接可能なシェードベースを取り付けると共に、該シェードベースから側方へ出没可能であり、突出方向へ付勢されたスライドロッドを設け、前記ドレインプレートの両側部に押圧装置を嵌め外し自在に取り付け、該押圧装置に、先端部前縁が前記シェードベースから突出したスライドロッドの後面に当接可能であり、且つ、先端部後縁が前記スライドロッドをシェードベース内へ押し込むテーパー縁となっているレバーを設け、前記リッドが閉鎖位置にある時、前記レバーを前記スライドロッドの軌道の外側に退避させる退避手段を設けたことを特徴とするサンルーフのシェード連動装置。
  2. 前記ドレインプレートの両側に前記ガイドレールに沿って摺動するドレインシューをそれぞれ固着し、該ドレインシューに前記押圧装置をスナップ係合により嵌め外し自在に取り付けた請求項1に記載のサンルーフのシェード連動装置。
  3. 前記ドレインプレートに対して嵌め外し自在に装着されたベース部材に、前記レバーを内外方向へ揺動自在に取り付け、前記レバーを外方に付勢すると共に、該レバーにその付勢力によって前記ガイドレールの内側縁へ圧接される揺動ピンを設け、前記ガイドレールの内側縁において、前記リッドが閉鎖位置にある時に前記揺動ピンが臨む位置に、前記揺動ピンに係合して前記レバーを前記スライドロッドの軌道の外側に退避させる切欠を形成し、前記揺動ピン及び切欠によって前記退避手段を構成した請求項1又は2に記載のサンルーフのシェード連動装置。
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