JP4400370B2 - 画像再生装置およびプログラム - Google Patents
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Description
ところで、スライドショーで撮影済み画像を確認する際に、ユーザは、色々な要望があるはずであるが、従来の何れのスライドショーでもユーザの要望に答えることはできず、多数の画像を順次切り換え表示させながら一枚一枚慎重に確認しなければならず、ユーザに大きな負担をかけると共に、見落としなどのおそれもあり、しかも、不必要な画像のスライドショーによってユーザに迷惑をかけたり、目的画像を効率良く確認することができない等の問題があった。
以下、図1〜図4を参照して本発明の第1実施例を説明する。
図1は、この実施例におけるデジタルカメラおよび充電スタンドの外観斜視図であり、カメラ本体1が充電スタンド2に接続された際にその接続状態に基づいてカメラ画面11が前向きの状態で接続されたか否かをチェックするために用いられるコネクタ部分を示した図である。
このデジタルカメラは、二次電池を主電源とすると共に、この二次電池を充電する充電スタンド2に接続可能な携帯型のスチルカメラであり、静止画撮影に限らず、動画撮影も可能なもので、カメラ本体1の表裏両面においてカメラ画面11は撮影レンズ12の反対側に設けられている。ここで、カメラ本体1の向きを次ぎのように定義する。すなわち、カメラ本体1を充電スタンド2に接続した状態において、撮影レンズ12が正面となり、カメラ画面11が背面となる場合を「後ろ向き:裏面」と定義し、逆に、カメラ画面11が正面となり、撮影レンズ12が背面となる場合を「前向き:表面」と定義する。つまり、カメラ画面11を基準として、ユーザとカメラ画面11とが対面するか否かに基づいてカメラ本体1の向きが定義され、図1(A)に場合には、「後ろ向き」となり、図1(B)の場合には、「前向き」となる。
CPU101は、記憶部102内のオペレーティングシステム、各種アプリケーションソフトに応じてこのデジタルスチルカメラの全体動作を制御する中央演算処理装置である。記憶部102は、ハードディスク等の固定的なメモリであり、プログラム記憶領域とデータ記憶領域とを有している。この記憶部102内のプログラム記憶領域には、後述する図4に示す動作手順で本実施例の動作を実現するためのアプリケーションプログラムが格納されている。このプログラム、データは、必要に応じてワークメモリ103にロードされたり、このワークメモリ103内のデータが記憶部102にセーブされる。なお、記録メディア104は、DVD等の着脱自在なメモリであり、記憶部102、ワークメモリ103との間においてプログラム、画像データ等の授受を行う。
充電スタンド2は、充電専用のクレードル(スタンド型拡張機器)で、通常と同様に、AC電源に接続される充電器(充電回路部分)23と充電コネクタ部24とを有する構成で、充電コネクタ部24には、上述した充電用端子(−端子、+端子、−端子)21、表裏検出用ピン22が設けられている。なお、充電スタンド2は、たとえば、カメラ本体1の二次電池109を約3時間でフル充電するもので、充電中、充電完了などを報知するランプ(図示せず)が設けられている。
先ず、CPU101は、充電スタンド2からの充電電流を検出すると、つまり、充電スタンド2にカメラ本体1を接続すると、カメラ側の充電コネクタ部108と充電スタンド2側の充電コネクタ部24との接続状態を検出する(ステップA1)。この場合、カメラ本体1に充電スタンド2を接続した際、カメラ本体1の向きに応じて充電スタンド2側の表裏検出用ピン22がカメラ本体1のダミー穴15あるいは表裏検出用穴14に挿入されるが、この表裏検出用ピン22が表裏検出用穴14に挿入された場合には、表裏検出用穴14内の検出用スイッチがオンされ、表裏検出用ピン22がダミー穴15に挿入された場合には、当該検出信号はオフのままとなるため、CPU101は、この検出信号のオン/オフ状態に基づいてカメラ本体1が「後ろ向き」に接続されているか、「前向き」に接続されているかを判別する(ステップA2)。
また、カメラ本体1を充電スタンドに接続した際に、カメラ画面11にスライドショー形式で画像を再生表示するようにしたから電池の消耗を気にせず、充電スタンドをフォトスタンドのように利用しながらスライドショーを見ることができる。
(実施例2)
なお、上述した第1実施例においては、現在日時を基準として表示対象となる画像範囲を自動決定してスライドショーを開始するようにしたが、この第2実施例においては、予め決められている画像枚数を基準として動的に特定された撮影期間内での撮影済み画像を表示対象として自動決定してスライドショーを開始するようにしたものである。ここで、撮影期間を動的に特定するための画像枚数は、固定値でもよいが、この第2実施例においては、ユーザによってデフォルト値を任意に設定変更されたものである。
ここで、両実施例において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第2実施例の特徴部分を中心に説明するものとする。
先ず、充電スタンド2にカメラ本体1を接続すると、CPU101は、上述した第1実施例と同様に、その接続状態に基づいてカメラ本体1の向きを判別し(ステップB1、B2)、「後ろ向き」であれば、ステップB18に移り、カメラ電源がオンされていればカメラ電源を強制的にオフさせるが(ステップB19)、カメラ本体1が「前向き」に接続されていれば(ステップB2でYES)、予め設定されている「画像枚数:たとえば、10枚」を読み出すと共に(ステップB3)、ワークメモリ103あるいは記録メディア4(撮影済み画像保存メモリ)内の撮影済み画像数をカウントし(ステップB4)、このカウント値は、画像枚数の10枚以上かを判別する(ステップB5)。
(実施例3)
なお、上述した第1実施例においては、現在日時を基準として表示対象となる画像範囲を自動決定してスライドショーを開始するようにしたが、この第3実施例においては、過去に未再生の画像を表示対象として自動決定してスライドショーを開始するようにしたものである。
ここで、第1、第3実施例において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第3実施例の特徴部分を中心に説明するものとする。
この第3実施例においては、ワークメモリ103あるいは記録メディア4(撮影済み画像保存メモリ)内に記録保存されている撮影済み画像に対応して、その画像が過去に1度でも個別再生あるいはスライドショー再生が行われた場合には、当該画像に対応して再生出力済みであることを示す再生済みフラグがセットされているものとする。
先ず、充電スタンド2にカメラ本体1を接続すると、CPU101は、上述した第1実施例と同様に、その接続状態に基づいてカメラ本体1の向きを判別し(ステップC1、C2)、「後ろ向き」であれば、ステップC1に移り、カメラ電源がオンされていれば、カメラ電源を強制的にオフさせるが(ステップC11)、カメラ本体1が「前向き」に接続されていれば、撮影済み画像保存メモリ内の撮影済み画像を順次アクセスして、再生済みフラグがセットされていない未再生画像の検索を行う(ステップC3)。
また、上述した第3実施例においては、1枚の画像を再生する個別再生と複数の画像を切り換え表示するスライドショー再生とを分けて説明したが、個別再生をスライドショー再生の1態様としてもよい。
(実施例4)
なお、上述した第1実施例においては、現在日時を基準として表示対象となる画像範囲を自動決定してスライドショーを開始するようにしたが、この第4実施例においては、前回の電源オン期間内に撮影された画像を表示対象として自動決定してスライドショーを開始するようにしたものである。
ここで、第1、第4実施例において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第4実施例の特徴部分を中心に説明するものとする。
この操作履歴テーブル111は、主電源(撮影電源)のオン/オフ切り換え操作、撮影モード/再生モードの切り換え操作などの操作内容に対応してその操作日時を記憶管理するもので、この第4実施例においては、この操作履歴テーブル111を参照することによって前回、電源がオンされてからオフされるまでの期間を前回の電源オン期間として特定し、この電源オン期間内において撮影された複数の撮影済み画像を今回のスライドショーの表示対象として選択してスライドショー形式で再生表示するようにしたものである。
先ず、充電スタンド2にカメラ本体1を接続すると、CPU101は、上述した第1実施例と同様に、その接続状態に基づいてカメラ本体1の向きを判別し(ステップD1、D2)、「後ろ向き」であれば、ステップD10に移り、カメラ電源がオンされていれば、カメラ電源を強制的にオフさせるが(ステップD11)、カメラ本体1が「前向き」に接続されていれば、操作履歴テーブル111を検索して前回の電源オン期間を特定すると共に(ステップD3)、各撮影済み画像の撮影日時を参照して前回の電源オン期間内に含まれる画像を検索する(ステップD4)。
2 充電スタンド
11 カメラ画面
13、21 充電用端子
14 表裏検出用穴
15 ダミー穴
22 表裏検出用ピン
101 CPU
102 記憶部
104 記録メディア
105 操作部
106 表示部
107 カメラ撮影部
109 二次電池
111 操作履歴テーブル
Claims (3)
- 画像を再生表示する表示画面を備えた画像再生装置であって、
撮影済みの複数の画像を記憶する画像記憶手段と、
当該画像再生装置が充電スタンドにセットされたことを検出する検出手段と、
この検出手段で充電スタンドに前記表示画面が前向き状態でなくセットされたことを検出した際は当該画像再生装置の電源をオフして処理を終了し、一方、前記表示画面が前向き状態にセットされたことを検出した際は、前記画像記憶手段に記憶された各画像の内で、過去に再生表示されていない未再生画像を検索する検索手段と、
この検索手段での検索で未再生画像が存在しない場合には当該画像再生装置の電源をオフして処理を終了し、一方、前記検索で未再生画像を検索した際は、その未再生画像が複数あるか否かを判別する判別手段と、
この判別手段で未再生画像が複数あると判別された際は、当該各未再生画像をスライド対象画像として特定し、その特定された各未再生画像を順次切り換えて前記表示画面で再生表示する表示制御手段と、
を具備したことを特徴とする画像再生装置。 - 前記判別手段で検索された未再生画像が複数ではないと判別された場合には、検索された当該未再生画像を個別再生する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像再生装置。 - 前記表示制御手段により、前記各未再生画像の全ての再生表示が終了した際に、当該画像再生装置の電源をオフする、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像再生装置。
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