JP4971640B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に関する。
近年、撮影画像を複数の記録媒体に選択的に記録できるデジタルカメラが製品化されている。この種のデジタルカメラは、複数の記録媒体を装着可能なスロットを装備しており、ユーザは切り替えスイッチ等で、撮影時における画像の記録先を選択できる構成になっている。
従来はスロットに装着可能な記録媒体としてメモリカードが一般的であったが、最近では記録容量が大きな磁気記録方式の磁気ディスクカードも使用されるようになっている。また、スロット装着方式ではない、外付けの磁気ディスク装置(以後、HDD(Hard Disk Drive)という)を記録媒体として用いるデジタルカメラも考案されている。
しかし、HDDの特徴として消費電力が大きいという特徴があげられる。この特徴は、バッテリー駆動であるデジタルカメラにとっては致命的なものとなる。
そこで、上記の問題点を解決すべく、撮影時にカメラの電池残量を監視することによって、電池残量に応じて撮影画像の記録先をHDDと半導体メモリとで使い分ける記録シーケンスの制御方法が提案されている(特許文献1参照)。この技術は、撮影時にカメラの電池残量が規定値以下になった場合は、HDDへの撮影画像の記録を禁止し、半導体メモリに撮影画像を記録し、電池の交換を促すというものである。
また、電源の電力供給能力が低下して磁気テープに対する画像の記録ができなくなると、半導体メモリに画像を記録する情報記録装置が知られている(特許文献2参照)。
そして、記録媒体として、可搬型の小型ハードディスクを用いる場合は、半導体メモリカードなどの外部記憶装置と比較して消費電力が大きいので、バックライトの照度を低減する制御を行う画像記録装置が知られている(特許文献3参照)。
さらに、半導体メモリなどの記録媒体が装着可能なスロットを選択した場合に、光学式ドライブのスピンドルモータを回転させない休止状態へ移行させる撮像装置が知られている(特許文献4参照)。
特開2001−8142号公報 特開2002−142179号公報 特開2004−112290号公報 特開2004−235679号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、デジタルカメラの撮影動作とHDDの駆動動作とが同時に起こる場合に、一時的に大きな電力が必要となるため、一時的にカメラの電池残量が規定値以下になり、本来HDDへの撮影画像の記録が可能であるにもかかわらず、HDDへの撮影画像の記録が全て禁止されるおそれがある。
そこで、本発明は、電力消費の集中化を防ぎ、HDDを動作させるための電力が不足した場合であってHDDへの撮影画像の記録を可能とするこを目的とする。
本発明に係る撮像装置は、撮像装置であって、AC電源をDC電源に変換するための変換手段と前記撮像装置とが接続されない場合、第1の記録媒体が自己電源を有していない場合、かつ、前記撮像装置に接続される電池の残量が所定値以上でない場合、画像データが前記第1の記録媒体よりも消費電力が小さい第2の記録媒体に記録されるようにする制御手段を有し、前記制御手段は、前記変換手段と前記撮像装置とが接続されない場合、前記第1の記録媒体が前記自己電源を有している場合、かつ、前記残量が前記所定値以上でない場合、画像データが前記第1の記録媒体に記録されるようにすることを特徴とする。
本発明によれば、第1の記録媒体を動作させるための電力が不足した場合であっても、撮影画像録できなくなることを防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置の全体構成を示すブロック図である。
同図において、100は撮像装置としてのデジタルカメラである。
1は撮影レンズ、2は絞り機能を備えるシャッター、3は光学像を電気信号に変換する撮像素子、4は撮像素子3のアナログ信号出力をディジタル信号に変換するA/D変換器である。
5は撮像素子3、 A/D変換器4、 D/A変換器7にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリ制御回路9及びシステム制御回路17により制御される。
31はタイマであり、タイミング発生回路5より供給されるクロック信号に基づいてシステム制御部17で時間計測のために使用される。また、タイマ31はリアルタイムクロックで構成されてもよい。
6は画像処理回路であり、A/D変換器4からのデータ又はメモリ制御回路9からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。
さらに、画像処理回路6は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、これにより得られた演算結果に基づいてTTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
9はメモリ制御回路であり、A/D変換器4、タイミング発生回路5、画像処理回路6、画像表示メモリ10、D/A変換器7、メモリ11及び圧縮・伸長回路12を制御する。
A/D変換器4のデータが画像処理回路6及びメモリ制御回路9を介して、又はA/D変換器4のデータが直接メモリ制御回路9を介して、画像表示メモリ10又はメモリ11に書き込まれる。
10は画像表示メモリであり、7はD/A変換器である。8はTFT−LCD(Thin Film Transistor - Liquid Crystal Display)等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ10に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器7を介して画像表示部8により表示される。
11は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶容量を備えている。撮影画像は一旦このメモリ11に保存され、記録媒体選択部26とシステム制御部17によって複数ある記録媒体へと記録される。また、メモリ11はシステム制御回路17の作業領域としても使用することが可能である。
12は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であり、メモリ11に格納された画像を読み込んで圧縮処理又は伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ11に書き込む。
18は絞り機能を備えるシャッター2を制御する露光制御部である。19は撮影レンズ1のフォーカシングを制御する測距制御部、20は撮影レンズ1のズーミングを制御するズーム制御部である。
システム制御回路17は画像処理回路6により得られた演算結果に基づき、露光制御部18及び測距制御部19に対して制御を行う。これにより、露光制御部18及び測距制御部19により、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等が行われる。さらに、システム制御回路17はデジタルカメラ100全体を制御する。
23はシステム制御回路17の動作用の定数、変数及びプログラム等を記憶するメモリである。
25はシステム制御回路17でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示/発音する表示/発音部である。表示/発音部25は、デジタルカメラ100の操作部近辺の視認し易い位置に単数又は複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。
表示/発音部25の表示には、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示等がある。また、表示/発音部25の表示には、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付け・時刻表示、合焦表示がある。さらに、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示等がある。
24は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
29はシャッタースイッチSW(1)で、不図示のシャッターボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
30はシャッタースイッチSW(2)で、不図示のシャッターボタンの操作完了でONとなり、撮像素子3から読み出した信号をA/D変換器4及びメモリ制御回路9を介してメモリ11に画像データを書き込む露光処理、画像処理回路6やメモリ制御回路9での演算を用いた現像処理、メモリ11から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路12で圧縮を行い、記録媒体200又は210に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
また、シャッタースイッチSW(1)29又はシャッタースイッチSW(2)30の押されるタイミングによって、システム制御部17及び制御部13,14ではそれぞれ記録媒体200,210の駆動制御が実行できる。
28は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部で、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン等がある。さらに、操作部28には、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン等がある。
21は電源制御部で、電池検出回路、DC−DCコンバータ、及び通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されている。電源制御部21は、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路17の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。22はコネクタを示す。
300は電源手段を示している。301はコネクタ22と接続されるコネクタ、302はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる電源部である。
13及び14はメモリカードやハードディスク等の記録媒体をコントロールする制御部であり、15及び16はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタである。27はコネクタ15に記録媒体200又はコネクタ16に記録媒体210が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知部である。
26は撮影データの記録先を複数の記録媒体から選択するときの記録媒体選択部であり、スイッチやメニューボタンなどから構成される。
200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体200は起動時間が速く、消費電力の少ないメモリカードとする(以下、メモリカード200という)。
メモリカード200は、半導体メモリから構成される記録部203と、デジタルカメラ100とのインタフェースであり且つ記録部203のデータ通信を制御する制御部202と、デジタルカメラ100と接続を行うコネクタ201とを備えている。
210はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体210は記録媒体200に比べ、起動時間が遅く、消費電力の大きなHDDとする(以下、HDD210という)。
HDD210は、磁気ディスクから構成される記録部213と、デジタルカメラ100とのインタフェースであり且つ記録部213のデータ通信を制御する制御部212と、デジタルカメラ100と接続を行うコネクタ211とを備えている。
なお、本実施の形態では、デジタルカメラ100が記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタを2つ備えているが、記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタは、単数でも複数でもよい。また、異なる規格のインターフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としてもよい。
図2〜図7は、撮影画像を記録媒体に記録する際に、電力の観点から記録シーケンスを制御するために、HDD210接続初期において、制御に必要な情報を獲得するためのフローチャートである。以下で、各フローチャートについて順に説明する。
図2は、HDD210がデジタルカメラ100に接続された初期段階でデジタルカメラ100により実行される処理を示すフローチャートである。
まず、システム制御部17又は制御部14がHDD210の情報を取得する(ステップS101)。ここで、HDD210の情報とは、HDD210自体が自己電源を有するかどうかを示している。例えば、HDD210をデジタルカメラ100にUSBで接続する場合、USBの規格からデバイス(ここではHDDがデバイスとなる)のディスクリプタ(デバイスの情報が含まれるデータ構造体のことをいう)には自己電源を有するかどうかが示されている。一般的にディスクリプタの内容は、HDD210の制御部212内の不揮発性メモリ等に書かれている。接続初期段階では、デジタルカメラ100の制御部14とHDD210の制御部212との間でこの情報が送受信され、デジタルカメラ100はこの情報を取得することができる。
次に、ステップS101で取得された情報からHDD210が自己電源を有するか否かを判別する(ステップS102)。ステップS102において、HDD210が自己電源を有する場合には、駆動制御が不要であることを示すためにフラグを1にして(ステップS103)、撮影動作待ち状態となり、本処理を終了する。一方、自己電源を持たない場合は、駆動制御が必要であることを示すためにフラグを0にして(ステップS104)、撮影動作待ち状態となり、本処理を終了する。
ステップS103,S104のフラグは、例えば、デジタルカメラ100の不揮発性メモリ24等に記録される。また、このフラグは、電力の観点からHDD210の駆動制御が必要であるかどうかを示すもので、フラグが1の場合は駆動制御不要、フラグが0の場合は駆動制御が必要であることを示している。一般にHDDは駆動に際し、大電力を必要とするものが多いため、このフラグをもとに撮影時において駆動制御を行う。
図3は、HDD210がデジタルカメラ100に接続された初期段階でデジタルカメラ100により実行される処理の第1変形例を示すフローチャートである。
図3において、ステップS101,S103,S104は図2と同一の処理なので、重複する説明は省略する。
ステップS101でHDD210の情報を取得した後、システム制御部17又は制御部14は取得した情報からHDD210の消費電流が規定値(例えば、1A)以下であるか否かを判別する(ステップS105)。その結果、HDD210の消費電流が規定値以下の場合は、電力について考慮しなくて良く、駆動制御不要であることを示すために、フラグを1にする(ステップS103)。一方、HDD210の消費電流が規定値よりも多い場合は、電力について考慮し駆動制御が必要であることを示すために、フラグを0にする(ステップS104)。ここで、ステップS101のHDD210の情報とは、HDD210が消費する最大消費電流を示している。例えば、HDD210をデジタルカメラ100にUSBで接続する場合、USBの規格からデバイス(ここではHDD210)のディスクリプタには最大消費電流の値が示されている。接続初期において画像処理装置100はこの情報を得ることができる。
図4は、HDD210がデジタルカメラ100に接続された初期段階でデジタルカメラ100により実行される処理の第2の変形例を示すフローチャートである。
図4の処理は図2及び図3の処理を組み合わせているので、図2及び図3と重複する説明は省略する。
ステップS101のHDD210の情報は、HDD210自体が自己電源を有するかどうか示す情報及びHDD210が消費する最大消費電流を示す情報である。
図4では、自己電源を持つHDD210に対しては、消費電流に関係なく、電力について考慮しなくて良いことを示すために、フラグを1にしている(ステップS102→ステップS103)。さらに、自己電源を持たないHDD210に関しても、消費電流がある規定値以下のHDD210に関しては、フラグを1にしている(ステップS105→ステップS103)。そして、自己電源を持たずに、消費電流もある規定値以上のHDD210に関してのみ、電力の考慮が必要であることを示すために、フラグを0にしている(S104)。ステップS102とステップS105の条件分岐を図4に示すように組み合わせることで、自己電源を持たないHDDに対しても消費電流が少ないときは余計な制御を行わず、図2や図3の処理よりも効率的にデジタルカメラ100の制御が行えるようになる。また、図4において、ステップS102,S105の順序は前後しても構わないものとする。
このように、図4では、HDD210の自己電源の有無、HDD210の消費電流の大小を組み合わせて、フラグを設定している。
図5は、HDD210がデジタルカメラ100に接続された初期段階でデジタルカメラ100により実行される処理の第3の変形例を示すフローチャートである。
まず、デジタルカメラ100の電源としてDCカプラーを使用しているか否かを判別する(ステップS106)。ここで、DCカプラーとはAC電源からDC電源を作るための装置で、バッテリー使用時とは異なり、DCカプラー使用時はバッテリーの残量を気にする必要がなくなる。そのため、ステップS106においてDCカプラーの使用の有無を判断し、DCカプラー使用時は(ステップS106でYES)、自己電源の有無に関わらず、電力の考慮をしなくて良いことを示すために、フラグを1にする(ステップS103)。
DCカプラ未使用時(ステップS106でNO)、つまりバッテリー駆動時は、図2に示したフローチャートと同一の処理となるので、その説明は省略する。
このように、図5では、DCカプラーを使用するかどうかと、HDD210が自己電源を持つかどうかを組み合わせて、フラグを設定している。
図6は、HDD210がデジタルカメラ100に接続された初期段階でデジタルカメラ100により実行される処理の第4の変形例を示すフローチャートである。
図5と同様に、デジタルカメラ100の電源としてDCカプラーを使用しているか否かを判別する(ステップS106)。DCカプラー使用時は(ステップS106でYES)、HDD210の消費電流の大小に関わらず、電力の考慮をしなくて良いことを示すために、フラグを1にする(ステップS103)。DCカプラ未使用時(ステップS106でNO)、つまりバッテリー駆動時は、図3に示したフローチャートと同一の処理となるので、その説明は省略する。
このように、図6では、DCカプラーを使用するかどうかと、HDD210の消費電流の大小を組み合わせて、フラグを設定している。
図7は、HDD210がデジタルカメラ100に接続された初期段階でデジタルカメラ100により実行される処理の第5の変形例を示すフローチャートである。
図5,6と同様に、デジタルカメラ100の電源としてDCカプラーを使用しているか否かを判別する(ステップS106)。DCカプラー使用時は(ステップS106でYES)、自己電源の有無、HDD210の消費電流の大小に関わらず、電力の考慮をしなくて良いことを示すために、フラグを1にする(ステップS103)。DCカプラ未使用時(ステップS106でNO)、つまりバッテリー駆動時は、図4に示したフローチャートと同一の処理となるので、その説明は省略する。
このように、図7では、DCカプラーを使用するかどうかと、HDD210が自己電源を持つかどうかと、HDD210の消費電流の大小とを組み合わせて、フラグを設定している。
図8は、図2〜図7のステップS101の詳細な処理内容を示すフローチャートである。ここでは、HDD210がUSBによってデジタルカメラ100に接続されることを前提としている。USBでは、規格上、ディスクリプタと呼ばれるデータ構造体に各デバイス(ここではHDD210)に関する情報が含まれており、ホスト(ここではデジタルカメラ100)は接続時にデバイスに関する情報を得る手順になっている。
まず、HDD210の接続を検知する記録媒体着脱検知部27によってHDD210接続の有無が判断される(ステップS201)。HDD210が接続された場合は、システム制御部17又は制御部14はHDD210のディスクリプタを読み(ステップS202)、必要な情報をデジタルカメラ100の不揮発性メモリ24に記憶し(ステップS203)、本処理を終了する。必要な情報とは、各HDDが自己電源を持つかどうかや各HDDの最大消費電流等を指す。
図9は、撮影時における撮影画像の記録先を制御する処理を示すフローチャートである。具体的には、図2〜図7において設定したフラグによって、撮影時における撮影画像の記録先を制御する。
まず、デジタルカメラ100のシャッタースイッチ29(SW1)が押下され、撮影動作が開始される(ステップS301)。
次いで、ステップS302では、図2〜図7で設定したフラグを用いて、当該フラグが1であるか否かを判別する。フラグが1の場合は、電力に関する考慮が必要ないため、ステップS303に進む。そこで、画像処理装置100の測距制御部19及び不図示の測光制御部によって測距・測光制御が行われ(ステップS303)、シャッタースイッチ30(SW2)が押下されると(ステップS304)、露光制御部18によって絞り機能つきシャッター2が制御され、露光が行われる(ステップS305)。撮像素子3によって撮影された画像はA/D変換回路4及び画像処理回路6、メモリ制御部9を介して、又はA/D変換回路4から直接メモリ制御部9を介して、バッファメモリ11に書き込まれる(ステップS306)。一旦バッファメモリ11に書き込まれた画像は記録媒体選択部26及びシステム制御部17の制御に従って、HDD210へと書き込まれる。そして、シャッタースイッチ30(SW2),29(SW1)が順次OFFにされ(ステップS308,S309)、撮影が完了し、本処理は終了する。
上記ステップS302において、フラグが0である場合は、電力に関する考慮が必要なため、電源制御部21及びシステム制御部17によってデジタルカメラ100の電池残量が規定値(例えば1A)以上であるか否かが判別される(ステップS310)。ここで、デジタルカメラ100の電池残量を検出する手段は電源制御部21に具備されている。
ステップS310において、デジタルカメラの電池残量が規定値以上である場合は、HDD210自体が電力に関する考慮が必要であっても、デジタルカメラ側に十分な電池電源が存在するため、ステップS303へ進む。
一方、ステップS310において、電池残量が規定値未満の場合は、HDD210の駆動制御を行い、デジタルカメラ100が早期に禁止電圧に至るのを防止する必要があるため、HDD210をスリープモードにセットする(ステップS311)。ここで、禁止電圧とは、デジタルカメラ100をシャットダウンするための基準電圧であり、デジタルカメラ100の電源電圧がこの値を下回ったときにはシャットダウンする。
スリープモードでは、HDD210の電力の消費を著しく抑えることができる。また、USB接続を例として考えた場合、USBの規格上サスペンドという状態があり、この状態にあるデバイス(ここではHDD210)は、ホスト側から電流を500μAしかもらうことができないことになっている。このことから、USB接続を考えた場合は、USBをサスペンド状態にいれることによってHDDのスリープモードを実現できる。
HDD210をスリープモードにセットした後、一般的に消費電力をそれほど必要としないメモリカード200へ撮影画像を記録する。ステップS303〜S306は上記同様の処理を行うので、ここでは説明を省略する。
次に、ステップS306でバッファメモリ11に書き込まれた画像は、HDD210に比べ一般的に消費電力の小さなメモリカード200に書き込まれる(ステップS312)。
そして、シャッタースイッチ30(SW2)、29(SW1)が順次OFFにされる(S308,S309)。シャッタースイッチ29(SW1)がOFFされるのを待った後、HDD210をスリープ・モードから復帰させる(ステップS313)。その後、メモリカード200に記録した画像をHDD210へ転送し、書き込む(ステップS314)。そして、メモリカード200で不要になった画像を消去し(ステップS315)、撮影を完了して本処理を終了する。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、HDD210の駆動制御が必要である(フラグ=1の状態)と判別され(ステップS302でNO)、且つデジタルカメラ100の電池残量が規定値未満と判別された場合に(ステップS310でNO)、撮影された画像を一旦メモリカード200に書き込み(ステップS312)、撮影終了後(ステップS308,S309)に、メモリカード200に書き込まれた画像をHDD210に書き込む(ステップS314)。よって、デジタルカメラ100の電池残量が少ない場合に、HDD210への記録動作とデジタルカメラ100の撮影動作とがシーケンシャルに制御され、両方の動作にかかる電力消費の集中化を防ぎ、HDD210への画像の記録が可能となる。
また、撮影動作前にHDD210をスリープモードにセットし、撮影動作後にスリープモードから復帰させるので、HDD210の電力の消費を著しく抑えることができる。
また、HDD210の消費電流が規定値以下の場合、HDD210が自己電源を有する場合、デジタルカメラがDCカプラーを使用している場合など、HDD210の特別な駆動制御が必要ない場合には、画像を直接HDD210へ記録することができる。
上記図9の処理では、シャッタースイッチ29(SW1)のON時にスリープ・モードにセットされて(ステップS301→ステップS311)、SW1のOFF時にスリープ・モードから復帰させている(ステップS309→ステップS313)。これに代えて、シャッタースイッチ30(SW2)のON時にスリープ・モードにセットし、SW2のOFF時にスリープ・モードから復帰させるようにしてもよい。また、SW1のONよりも前に不図示の撮影動作検知手段等によって撮影動作開始を検知し、それと同時にHDD210をスリープ・モードにセットするようにしてもよい。
また、本発明の目的は、前述した各実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した各実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の実施の形態に係る撮像装置の全体構成を示すブロック図である。 HDDがデジタルカメラに接続された初期段階でデジタルカメラにより実行される処理を示すフローチャートである。 HDDがデジタルカメラに接続された初期段階でデジタルカメラにより実行される処理の第1変形例を示すフローチャートである。 HDDがデジタルカメラに接続された初期段階でデジタルカメラにより実行される処理の第2の変形例を示すフローチャートである。 HDDがデジタルカメラに接続された初期段階でデジタルカメラにより実行される処理の第3の変形例を示すフローチャートである。 HDDがデジタルカメラに接続された初期段階でデジタルカメラにより実行される処理の第4の変形例を示すフローチャートである。 HDDがデジタルカメラに接続された初期段階でデジタルカメラにより実行される処理の第5の変形例を示すフローチャートである。 図2〜図7のステップS101の詳細な処理内容を示すフローチャートである。 撮影時における撮影画像の記録先を制御する処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 撮影レンズ
2 シャッター
3 撮像素子
5 タイミング発生回路
6 画像処理回路
8 画像表示部
9 メモリ制御回路
13,14 制御部
17 システム制御回路
100 デジタルカメラ
200 記録媒体(メモリカード)
210 記録媒体(HDD)

Claims (10)

  1. 撮像装置であって、
    AC電源をDC電源に変換するための変換手段と前記撮像装置とが接続されない場合、第1の記録媒体が自己電源を有していない場合、かつ、前記撮像装置に接続される電池の残量が所定値以上でない場合、画像データが前記第1の記録媒体よりも消費電力が小さい第2の記録媒体に記録されるようにする制御手段を有し、
    前記制御手段は、前記変換手段と前記撮像装置とが接続されない場合、前記第1の記録媒体が前記自己電源を有している場合、かつ、前記残量が前記所定値以上でない場合、画像データが前記第1の記録媒体に記録されるようにすることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記変換手段と前記撮像装置とが接続される場合、前記第1の記録媒体が前記自己電源を有していない場合、かつ、前記残量が前記所定値以上でない場合、前記制御手段は、前記画像データが前記第1の記録媒体に記録されるようにすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記変換手段と前記撮像装置とが接続される場合、前記第1の記録媒体が前記自己電源を有していない場合、かつ、前記残量が前記所定値以上である場合、前記制御手段は、前記画像データが前記第1の記録媒体に記録されるようにすることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記変換手段と前記撮像装置とが接続されない場合、前記第1の記録媒体が前記自己電源を有していない場合、かつ、前記残量が前記所定値以上である場合、前記制御手段は、前記画像データが前記第1の記録媒体に記録されるようにすることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記画像データが前記第2の記録媒体に記録されるまでの間、前記第1の記録媒体は、スリープモードにされることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記第1の記録媒体は、磁気ディスクを含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記第1の記録媒体は、ハードディスクであることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記第2の記録媒体は、メモリカードを含むことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記変換手段と前記撮像装置とが接続されない場合、前記第1の記録媒体が前記自己電源を有していない場合、かつ、前記残量が前記所定値以上でない場合、前記制御手段は、前記第1の記録媒体の消費電流を示す情報に応じて、前記画像データが前記第2の記録媒体に記録されるように制御することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記第1の記録媒体の消費電流を示す情報は、前記第1の記録媒体から取得されることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の撮像装置。
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