JP2007158604A - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 無線通信による画像データ送信中において、バッテリ残量不足等によるシャットダウン処理を安全に行うこと。
【解決手段】 撮像指示に応じて撮像画像を外部記録媒体に記録するとともに無線通信機能により外部に送信する撮像装置であって、撮像画像を一時的に記憶し、無線通信機能の中断を判断した場合は、撮影画像の無線通信機能による外部への送信を中断し、一時記憶手段に一時的に記憶された撮影画像の外部記録媒体への記録動作を継続するよう制御する。
【選択図】 図4
【解決手段】 撮像指示に応じて撮像画像を外部記録媒体に記録するとともに無線通信機能により外部に送信する撮像装置であって、撮像画像を一時的に記憶し、無線通信機能の中断を判断した場合は、撮影画像の無線通信機能による外部への送信を中断し、一時記憶手段に一時的に記憶された撮影画像の外部記録媒体への記録動作を継続するよう制御する。
【選択図】 図4
Description
本発明は無線機能を有するデジタルカメラ等の撮像装置に関するものである。
従来、静止画像や動画像を記録再生するデジタルカメラは既に市販されており、音声データや画像データを通信・保存するパソコン等の画像処理装置も販売されている。これらのデジタルカメラやパソコンからなる撮像システムを携行することにより、事務所や家庭等の屋内での作業に拘束されずに、屋外において機動的な業務推進を行うことが可能となっている。
参考文献1に開示されるように、無線通信機能を備えたデジタルカメラにより撮影した画像データを、パソコンに無線通信を用いて転送することにより、利便性の良い撮像システムを構築することが可能となっている。また、パソコンからデジタルカメラを遠隔操作して撮影を行う機能を備えるなど、デジタルカメラとパソコンを協調して動作させることにより、利便性の良い撮像システムを構築することが可能となっている。
一方、多くのデジタルカメラがバッテリを電源とする性質上、バッテリ残量不足時の対応については、システム、撮影データの保全の見地からの対応が必要である。
特開2001−103230
従来、バッテリ残量不足を検知した場合は、デジタルカメラの主記憶上にある撮像データを確実に記録媒体に退避し、その完了後、速やかににシャットダウンさせ、電圧降下によるシステムへの悪影響やデータの喪失を回避させていた。バッテリ残量不足の基準となるバッテリ電圧の閾値は、システムのシャットダウンに要する消費電力と、主記憶上のデータバッファサイズと、記録媒体の典型的な応答時間などから推察した設計値を採用していた。
しかし、無線機能を搭載したデジタルカメラにおいては、主記憶上のデータが、無線送信対象であった場合は、その送信に要する時間とその消費電力は、一般に予測困難であり、無線送信処理を見込んだ閾値の設定は現実的ではない。
本発明においては、無線送信をともなう運用時のバッテリ残量不足検出時等のシャットダウン処理、特に画像バッファから記録媒体にデータを書き込んで該バッファのデータを消去する処理(以下、フラッシュ処理)方法を提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明は、撮像指示に応じて撮像画像を外部記録媒体に記録するとともに無線通信機能により外部に送信する撮像装置であって、撮像画像を一時的に記憶する一時記憶手段と、無線通信機能の中断を判断する判断手段と、前記判断手段により無線通信機能の中断を判断した場合は、撮影画像の無線通信機能による外部への送信を中断し、前記一時記憶手段に一時的に記憶された撮影画像の外部記録媒体への記録動作を継続するよう制御する制御手段とを有することを特徴とする撮像装置を提供する。
このような構成により、本発明によれば、画像データの無線送信中におけるシャットダウン処理を安全に行うことができる。
<第1の実施形態>
図1は、本発明のデジタルカメラ100の詳細構成を示す図である。
図1は、本発明のデジタルカメラ100の詳細構成を示す図である。
図1において、10は撮影レンズ、12は絞り機能を備えるシャッター、14は光学像を電気信号に変換する撮像素子、16は撮像素子14のアナログ信号出力をディジタル信号に変換するA/D変換器である。18は撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。20は画像処理回路であり、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。
また、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御手段40、測距制御手段42に対して制御を行う、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行っている。さらに、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16のデータが画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、28はTFT,LCD等から成る画像表示手段であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示手段28により表示される。画像表示手段28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダー機能を実現することが可能である。また、画像表示手段28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合にはデジタルカメラ100の電力消費を大幅に低減することが出来る。
30は撮影した静止画像や動画像を格納するための揮発性メモリ及び或いは不揮発性メモリからなるメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。40は絞り機能を備えるシャッター12を制御する露光制御手段であり、フラッシュ48と連携することによりフラッシュ調光機能も有するものである。42は撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御手段、44は撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御手段、46はバリアである保護手段102の動作を制御するバリア制御手段である。48はフラッシュであり、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。露光制御手段40、測距制御手段42はTTL方式を用いて制御されており、撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50が露光制御手段40、測距制御手段42に対して制御を行う。
50はデジタルカメラ100全体を制御するシステム制御回路、52はシステム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。54はシステム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカー等の表示手段である。該表示手段54は、デジタルカメラ100の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。また、表示手段54は、その一部の機能が光学ファインダー104内に設置されている。
表示手段54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示等がある。さらに、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付・時刻表示等を表示する。
また、表示手段54の表示内容のうち、光学ファインダー104内に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、等がある。56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。58は識別情報で、通信手段110、アンテナ112を介して、通信セッションを確立する際の認証情報等が格納されている。
60、62、64、66、68、70及び72は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。
72はメインスイッチで、電源オン及び電源オフを切り替え設定することが出来る。60はモードダイアルスイッチで、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することが出来る。62はシャッタースイッチSW1で、不図示のシャッターボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。64はシャッタースイッチSW2で、不図示のシャッターボタンの操作完了でONとなり、後述するJPEG画像データバッファを1エントリー獲得後、撮像素子12から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、獲得したJPEG画像データバッファに書き込む。
JPEG画像データバッファに記録された圧縮画像は、順次、記録媒体200或いは210に書き込む。同時に、通信セッションが確立している際は通信手段110を介し、送信という一連の処理の動作開始を指示する。66は単写/連写スイッチで、シャッタースイッチSW2を押した場合に1駒の撮影を行って待機状態とする単写モードと、シャッタースイッチSW2を押している間は連続して撮影を行い続ける連写モードを設定することが出来る。
70は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部で、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、セルフタイマーボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン等がある。さらに、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを設定することが出来る再生スイッチがある。また、シャッタースイッチSW1を押したならばオートフォーカス動作を開始し一旦合焦し、その合焦状態を保ち続けるワンショットAFモードとシャッタースイッチSW1を押している間は連続してオートフォーカス動作を続けるサーボAFモードとを設定することが出来るAFモード設定スイッチがある。また、画像表示手段28のON/OFFを設定する画像表示ON/OFFスイッチ、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定するクイックレビューON/OFFスイッチがある。また、JPEG圧縮の圧縮率を選択するため或いは撮像素子の信号をそのままディジタル化して記録媒体に記録するCCDRAWモードを選択する圧縮モードスイッチ等がある。
また、上記プラスボタン及びマイナスボタンの各機能は、回転ダイアルスイッチを備えることによって、より軽快に数値や機能を選択することが可能となる。
80は電源制御手段で、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されている。該電源制御手段80は、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
82および84はコネクタ、86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li−ion電池等の二次電池、ACアダプター等からなる電源手段である。
90はメモリーカードやハードディスク等の記録媒体とのインターフェース、92はメモリーカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタである。なお、本実施例では記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタを1系統持つものとして説明しているが、記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタは、単数或いは複数、いずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインターフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。
インターフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード、SD(セキュアデジタル)メモリーカード、MMC(マルチメディアカード)等の規格に準拠したものを用いて構成して構わない。さらに、コネクタ92をPCMCIAカードやSD(セキュアデジタル)メモリーカード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、LANカード、USBカード、IEEE1394カード等の通信カード等の各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことが出来る。
94はコネクタ92に記録媒体200が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知手段である。102は、デジタルカメラ100のレンズ10を含む撮像部を覆う事により、撮像部の汚れや破損を防止するバリアである保護手段である。104は光学ファインダーであり、画像表示手段28による電子ファインダー機能を使用すること無しに、光学ファインダーのみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダー104内には、表示手段54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示などが設置されている。
110は通信手段で、IEEE802.11b、IEEE802.11g等の無線LAN通信、Bluetooth等のスペクトラム拡散通信、IrDA等の赤外線通信、等の各種近距離高速データ通信機能を有する。112は通信手段110によりデジタルカメラ100を他の機器と接続するアンテナである。200はメモリーカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、デジタルカメラ100とのインターフェース204、デジタルカメラ100と接続を行うコネクタ206、識別情報208を備えている。
以上がデジタルカメラ100の全体のシステム構成である。
図2は本実施例のメモリ30に展開されるJPEG画像データバッファの構成を示したものである。図2に示すように、JPEG画像データバッファは連続撮影に対応可能なように複数のエントリからなり、それぞれのエントリは管理領域201と画像データ領域202からなる。
管理領域201内には、画像データが記録媒体に保存の必要を表す記録媒体保存フラグ203があり、これは、撮影に先立ちバッファが確保された際ONになり、撮影後に記録媒体への保存が終了した時点でOFFにされる。204は無線送信フラグであり、当該バッファが確保された際に無線通信のセッションが確立している場合はONになり、無線送信処理が完了したあるいは何らかの理由で通信セッションが切断された時点でOFFになる。203、204の両フラグがともにOFFになった時点で、当該エントリは未使用状態として、システムに認識される。205は当該エントリの画像データの開始アドレスであり、206は画像データのサイズを表す。
次に、メインスイッチ72による電源OFF動作などに伴う正常なシステム終了時の終了処理を、JPEG画像バッファ管理の立場から説明したJPEG画像バッファのフラッシュ処理を図3に示す。なお、上述するバッファのフラッシュ処理とは、画像バッファから記録媒体にデータを書き込んで該バッファのデータを消去する処理(以下、フラッシュ処理)のことを表している。
S301ではJPEG画像バッファ内に有効な画像データの有無を判定する。これは、前述した管理領域201内の記録媒体保存フラグ203ならびに、無線送信フラグ204がすべてのエントリにおいてOFFの場合、JPEG画像バッファ内で有効なデータがなく、本処理は終了となる。
S302は対象エントリの画像データを記録媒体200に保存する処理であり、この処理の終了後のS303で記録媒体保存フラグ203をOFFにする。
S304では、対象エントリの無線送信フラグ204を確認し、ONであればS305で現在の無線通信状態を確認し、通信が確立していればS306で、対象エントリの画像データを無線送信する。この無線通信状態は、実質的にはメモリ30上に配置されたフラグで管理し、通信が確立した時点でONになる。
また、何らかの理由で通信が切断された、または、後述するようなユーザー操作によりユーザーの通信切断の意図が明確に示された場合、さらに後述するように電源制御80においてバッテリの電圧が一定レベル以下を検知した場合OFFになる。
次に、S307で無線送信フラグ204をOFFにする。その後、JPEG画像バッファの次のエントリについて、同様の処理を繰り返す。
以上が、システム終了時におけるJPEG画像バッファのフラッシュ処理の概要である。
このフロー内のS306における無線送信処理は転送速度が遅いため、無線送信を伴わない場合と比較してJPEG画像バッファのフラッシュ処理に多くの時間を費やすことになる。
従って、この処理がメインスイッチ72による電源OFF動作によるものであった場合、電源OFF動作に多くの時間がかかることになり、操作上好ましくない可能性がある。
そこで、無線通信確立状態でのJPEG画像バッファのフラッシュ処理実行中、画像表示手段28に図5に示す501ダイアログを表示する。これは、現在シャットダウン処理にともなうJPEG画像バッファのフラッシュ中であり、無線送信対象の画像データが送信中であることを表現したメッセージ502と、無線送信を中止するキャンセルボタン503からなる。キャンセルボタン503が押下された場合は、現在送信中の画像データの送信完了を最後に、以降のデータは送信されない。この動作を図3に則して説明すると、S305の無線送信状態判定処理で、判定されるフラグがOFFされることを意味する。
次に、電源制御80においてバッテリの電圧が一定レベル以下を検知した際のJPEG画像バッファのフラッシュ処理について説明する。
この処理は正常シャットダウン処理と同様であるが、この場合はJPEG画像バッファ内のデータの消失防止と、システムの安全な停止が要求される。一般に、記録媒体への保存より無線通信による送信処理は、より長い時間を要することは、先に述べたとおりであるが、その時間はそのときの干渉電波の有無や、送信先機器との距離などの諸条件により変動するため、さらに送信時に要する消費電力の予測も困難となる。
従って、速やかに画像データの送信処理を終え、JPEG画像バッファ内のデータを記録媒体に保存し、シャットダウン処理を完了させなければならない。
図4において、本発明におけるバッテリ電圧監視処理について説明する。
バッテリ電圧監視処理は本発明のデジタルカメラにおいては、いわゆるバックグラウンド処理であり、フォアグラウンドのデジタルカメラ動作によらず、システム制御50の演算資源が獲得可能な場合は常に動作している。
S401では電源制御80から現在のバッテリ電圧を読み取る。S402ではS401で取得した値が、閾値との比較を行う。この閾値はシステムのシャットダウンに要する電力に相当するバッテリ電圧と見込まれた設計値である。この比較の結果、S401で取得した値が閾値より低いものであれば、直ちにシステムをシャットダウンしなければならない。そこで、S403で、メモリ30に記憶される無線通信状態フラグをOFFにする。S404でJPEG画像バッファのフラッシュ処理を起動する。
JPEG画像バッファのフラッシュ処理の処理内容については前述したとおりであるが、S403で、無線通信状態フラグをOFFにしてあるので、画像バッファにおいて、無線送信指定がなされた画像データが存在していても、S306の画像データの送信処理は起動されることなく、バッファ内の画像データは必要に応じ、記録媒体に保存されるのみである。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性の半導体メモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
Claims (6)
- 撮像指示に応じて撮像画像を外部記録媒体に記録するとともに無線通信機能により外部に送信する撮像装置であって、
撮像画像を一時的に記憶する一時記憶手段と、
無線通信機能の中断を判断する判断手段と、
前記判断手段により無線通信機能の中断を判断した場合は、撮影画像の無線通信機能による外部への送信を中断し、前記一時記憶手段に一時的に記憶された撮影画像の外部記録媒体への記録動作を継続するよう制御する制御手段と
を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記判断手段は、バッテリの電圧が閾値以下になった場合に、無線通信機能を中断するよう判断することを特徴とする請求項1に記載撮像装置。
- 前記判断手段は、撮影モードから再生モードへの切り替え操作が行われた場合に、無線通信機能を中断するよう判断することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記判断手段は、シャットダウンボタンが押下された場合に、無線通信機能を中断するよう判断することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記外部記録媒体への撮影画像の書き込み終了後、無線通信機能による撮影画像の送信を再開するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 撮像指示に応じて撮像画像を外部記録媒体に記録するとともに無線通信機能により外部に送信する撮像装置の制御方法であって、
撮像画像を一時的に記憶する一時記憶工程と、
無線通信機能の中断を判断する判断工程と、
前記判断工程により無線通信機能の中断を判断した場合は、撮影画像の無線通信機能による外部への送信を中断し、前記一時記憶手段に一時的に記憶された撮影画像の外部記録媒体への記録動作を継続するよう制御する制御工程と
を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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