JP2010041207A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 無線送信機能を有する外部装置を装着し情報を外部機器に転送可能な情報処理装置において、情報処理装置の電源電圧が低下した場合であっても、その電圧レベルに応じて情報の転送処理を一体として処理することのできる情報処理装置を提供する。
【解決手段】 情報処理装置10の電源と、無線送信機能を有する外部装置20に電源を供給する電源供給手段と、装着された無線送信機能を有する外部装置の動作可能電圧を認識する認識手段85とを備え、無線送信機能を有する外部装置の動作電圧が情報処理装置の所定の動作電圧よりも低電圧であった場合、情報処理装置の電源の電圧が情報処理装置の所定の動作電圧よりも低くなった際、情報を送信するために無線機能を有する外部装置に電力供給を続けると共に、無線送信機能を有する外部装置の無線送信機能に関る情報処理装置の機能を、無線送信機能を有する外部装置の動作電圧になるまで動作させる情報処理装置である。
【選択図】 図4

Description

本発明は、情報処理装置に無線装置を装着してこの無線装置を介して情報を他の機器に転送可能とした情報処理装置に関する。
情報処理装置である、例えば、デジタルカメラ本体に装着可能であり、撮影された画像データを外部装置に転送するための無線装置については種々提案がなされている。
特許文献1には、カメラ本体の底面部に無線装置を装着する技術が開示されている。
特許文献2に開示された技術では、デジタルカメラに画像データ通信部を備えた場合に、通常撮影時には撮影処理を行う撮像部に電力を供給するが、画像データ通信を行う画像データ通信部には電力を供給せず、画像データ通信時には、画像データ通信を行う画像データ通信部には電力を供給するが、撮影処理を行う撮像部には電力供給しないことにより、消費電力を低減する。
特開2001−069384号公報 特開平4−000977号公報
小型化の観点から、無線装置側に電源を搭載するのではなく、カメラ本体側の電源から無線装置側の電気回路に電源供給を行う方が望ましいことが多い。
そして、用途に合わせてさまざまな搭載可能な無線装置が提案され、これら無線装置の最低動作電圧もさまざまである。
ところで無線装置を搭載したカメラは、このような事情であっても一体として有機的に機能するように構成されるべきであるところ、まだ解決すべき以下のような課題が存していた。
即ち、デジタルカメラ本体が電源電圧低下により動作ロックとなった場合、搭載された無線装置の最低動作電圧がデジタルカメラ本体よりも低い場合であっても無線装置を使用することができず、一体として機能していない。
さらにデジタルカメラ本体の電源電圧が低下した場合、その電圧レベルに応じてできるだけ撮影した画像データをデータ通信できるように取り計らうとのニーズに十分に対応したものではなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、無線送信機能を有する外部装置を装着し情報を外部機器に転送可能な情報処理装置において、情報処理装置の電源電圧が低下した場合であっても、その電圧レベルに応じて情報の転送処理を一体として処理することのできる情報処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、無線送信機能を有する外部装置を装着し情報を外部機器に転送可能な情報処理装置において、上記情報処理装置の電源と、上記無線送信機能を有する外部装置に電源を供給する電源供給手段と、装着された上記無線送信機能を有する外部装置の動作可能電圧を認識する認識手段とを備え、上記無線送信機能を有する外部装置の動作電圧が上記情報処理装置の所定の動作電圧よりも低電圧であった場合、上記情報処理装置の電源の電圧が上記情報処理装置の所定の動作電圧よりも低くなった際、情報を送信するために上記無線機能を有する外部装置に電力供給を続けると共に、上記無線送信機能を有する外部装置の無線送信機能に関る上記情報処理装置の機能を、上記無線送信機能を有する外部装置の動作電圧になるまで動作させる情報処理装置である。
また本発明は上記記載の発明である情報処理装置において、上記無線送信機能を有する外部装置の動作電圧が上記情報処理装置の所定の動作電圧よりも低電圧であった場合、上記情報処理装置の電源の電圧が上記情報処理装置の所定の動作電圧よりも低くなった際、情報を送信するために上記無線機能を有する外部装置に電力供給を続けると共に、上記情報処理装置における所定の無線送信モードに対応して、上記無線送信モードの動作に必要な回路のみ駆動して、上記無線送信モードの動作を、保証できる動作まで継続する情報処理装置である。
また本発明は上記記載の発明である情報処理装置において、上記情報処理装置は、デジタルカメラである。
情報処理装置に無線装置を装着してこの無線装置を介して情報を他の機器に転送可能とした情報処理装置において、情報処理装置の電源電圧が低下した場合であっても、その電圧レベルに応じて情報の転送を一体的に処理することのできる情報処理装置を得ることができる。
[第1の実施の形態]
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明に係る一実施形態のデジタルカメラシステムの外観斜視図である。
図1に於いて、このデジタルカメラシステムは、デジタルカメラ本体10と、該デジタルカメラ本体10に着脱可能な無線装置20とにより構成されている。そして、デジタルカメラ本体10の側面部と無線装置20には、それぞれに一対の通信コネクタ31及び電源コネクタ32が設けられている。
上記通信コネクタ31は、デジタルカメラで撮像された画像データを外部機器に送信するにあたり、デジタルカメラ本体10から送信機となる無線装置20に上記画像データを転送するためのものである。また、上記電源コネクタ32は、デジタルカメラ本体10から無線装置20に電源を供給するためのものである。これらの通信コネクタ31と電源コネクタ32は、接続手段を構成している。
そして、上記通信コネクタ31と電源コネクタ32は、図2に示されるように、それぞれ通信レセプタ31a、通信プラグ31bと、電源レセプタ32a、電源プラグ32bとより構成されている。そして、無線装置20側の通信プラグ31bは、電源プラグ32bよりも突出して形成されている。
図2は上述した通信コネクタ31及び電源コネクタ32の構成を示したもので、(a)は無線装置20の装着前の状態を示した図、(b)は無線装置20の装着中の状態を示した図、(c)は無線装置20の装着後の状態を示した図である。
図2(a)に於いて、無線装置20がデジタルカメラ本体10に装着される前には、デジタルカメラ本体10側に設けられた通信セレクタ31a及び電源レセプタ32aに対向する位置に、通信プラグ31b及び電源プラグ32bが配置される。
そして、この状態から無線装置20がデジタルカメラ本体10側に押し込まれると、図2(b)に示されるように、先ず通信レセプタ31aに通信プラグ31bが嵌入されて通信コネクタ31が接続された状態となる。このとき、電源コネクタ32側の電源レセプタ32aと電源プラグ32bは、まだ接続されていない状態である。
次いで、更に無線装置20がデジタルカメラ本体10側に押し込まれると、図2(c)に示されるように、電源コネクタ32側の電源レセプタ32aに電源プラグ32bが嵌入されて、両者が接続される。
図3は、デジタルカメラ本体10と無線装置20の通信コネクタ31及び電源コネクタ32周りの電源系統の構成を示すブロック図である。
図3に於いて、カメラ側は、電源としてのバッテリ11にDC/DCコンバータ12が接続されている。そして、このDC/DCコンバータ12の出力が、カメラ内動作回路15と、ボディ制御用マイクロコンピュータ(以下、Bμcomと略記する)85と、ボディ側シリアル通信回路16に供給される。
また、DC/DCコンバータ12の出力は、電源供給スイッチ13を介して電源コネクタ32の電源レセプタ32aに供給される。そして、この電源レセプタ32aに電源プラグ32bが接続されることによって、無線装置20内の無線装置側シリアル通信回路22と、無線装置制御用マイクロコンピュータ(以下、Rμcomと略記する)21と、無線装置内動作回路23と共に、DC/DCコンバータ12の出力が供給される。上記電源供給スイッチ13は、電源制御手段であるBμcom85の制御により、オン/オフ制御される。
またDC/DCコンバータ12内には、不図示の電源供給スイッチを有しており、電源制御手段であるBμcom85の制御により、カメラ内動作回路15に含まれる回路への電源供給を制御している。
さらに、バッテリ残量をモニタできるようにバッテリ11は、Bμcom85に接続されている。
上記ボディ側シリアル通信回路16及び無線装置側シリアル通信回路22は、通信コネクタ31を構成する通信レセプタ31aと通信プラグ31bが接続されることにより、デジタルカメラ本体10と無線装置20との間で無線送信するためのデータを授受する回路である。尚、電源レセプタ32aは、内部に、例えば電源端子VCC、電源プラグ32bの装着検出用の端子(検知手段)DCT、及びグランド端子GNDを有しており、通信レセプタ32a内にはデータ用の端子DATを有している。
このような構成に於いて、DC/DCコンバータ12によりバッテリ11の電圧が定電圧化されて、カメラ内動作回路15、Bμcom85、ボディ側シリアル通信回路16に供給される。そして、電源レセプタ32aに電源プラグ32bが接続されることにより、Bμcom85が電源供給スイッチ13をオンにする。これにより、電源コネクタ32を介して、上記定電圧が、無線装置20内のRμcom21、無線装置側シリアル通信回路22及び無線装置内動作回路23に供給される。
図4は、本発明の一実施形態によるデジタルカメラシステムの構成を示すブロック図である。
図4に於いて、このデジタルカメラシステムは、ボディユニット50と、アクセサリ装置として、例えば交換可能なレンズユニット(すなわちレンズ鏡筒)51と、通信コネクタ56を介して撮影した画像データを記録しておく記録メディア52と、ストロボ通信コネクタ57を介して外付けのストロボユニット53と、無線装置20を有して構成されている。
上記レンズユニット51は、上記ボディユニット50の前面に設けられた、図示されないレンズマウントを介して着脱自在に装着可能である。そして、上記レンズユニット51は、撮影レンズ61a及び61bと、絞り62と、レンズ駆動機構63と、絞り駆動機構64と、レンズ制御用マイクロコンピュータ(以下、Lμcomと略記する)65とから構成されている。
上記撮影レンズ61a及び61bは、レンズ駆動機構63内に存在する図示されないDCモータによって、光軸方向に駆動される。絞り62は、絞り駆動機構64内に存在する図示されないステッピングモータによって駆動される。また、Lμcom65は、上記レンズ駆動機構63や絞り駆動機構64等、レンズユニット51内の各部を駆動制御する。このLμcom65は、通信コネクタ55を介して、後述するボディ制御用マイクロコンピュータ85と電気的に接続がなされ、該ボディ制御用マイクロコンピュータ85の指令に従って制御される。
一方、ボディユニット50は、以下のように構成されている。
レンズユニット51内の撮影レンズ61a及び61b、絞り62を介して入射される図示されない被写体からの光束は、クイックリターンミラー70で反射されて、フォーカシングスクリーン71、ペンタプリズム72を介して接眼レンズ73に至る。
上記クイックリターンミラー70の中央部はハーフミラーになっており、該クイックリターンミラー70がダウン(図示の位置)した際に一部の光束が透過する。そして、この透過した光束は、クイックリターンミラー70に設置されたサブミラー75で反射され、自動測距を行うためのAF(オートフォーカス)センサユニット76に導かれる。尚、上記クイックリターンミラー70のアップ時には、サブミラー75は折り畳まれるようになっている。
上記クイックリターンミラー70の後方には、光軸上のフォーカルプレーン式のシャッタユニット77と、光学系を通過した被写体像を光電変換するための撮像素子(CCD)78aを収容した撮像ユニット78とを備えた撮像モジュール79が設けられている。図示されないが、クイックリターンミラー70が光路より退避した場合、撮影レンズ61a及び61bを通った光束は、撮像モジュール79内の撮像素子40に結像される。
このボディユニット50は、また、上記撮像モジュール79内の撮像素子78aに接続された撮像素子インターフェイス回路80と、記憶領域として設けられたSDRAM82と、液晶モニタ83及び上記通信コネクタ56を介して記録メディア52とが、画像処理を行うための画像処理コントローラ81に接続されている。これらは、電子撮像機能と共に電子記録表示機能を提供できるように構成されている。
上記記録メディア52は、各種のメモリカードや外付けのハードディスクドライブ(HDD)等の外部記録媒体であり、通信コネクタ56を介してカメラボディ50と通信可能、且つ交換可能に装着される。
上記画像処理コントローラ81は、通信コネクタ55と、測光回路86と、ミラー駆動回路87と、AFセンサ駆動回路88と、駆動制御手段であるシャッタ駆動制御回路90と、不揮発性メモリ(EEPROM)91等と共に、このボディユニット50内の各部を制御するためのボディ制御用マイクロコンピュータ(以下、Bμcomと略記する)85に接続されている。
上記Bμcom85には、更に、当該カメラの動作状態を表示出力によって撮影者へ告知するための動作表示用LCD92と、カメラ操作スイッチ(SW)93と、DC/DCコンバータ12を介してバッテリ11と、無線装置20との通信を行うためのボディ側シリアル通信回路16とが接続されている。
更にバッテリ残量をモニタできるようにバッテリ11は、Bμcom85に接続されている。
尚、上記Bμcom85とLμcom65とは、レンズユニット51の装着時に於いて、通信コネクタ55を介して通信可能に電気的接続がなされる。そして、デジタルカメラとしてLμcom65がBμcom85に従属的に協働しながら稼動するようになっている。
上記測光回路86は、上記ペンタプリズム72からの光束に基づいて測光処理する回路である。上記ミラー駆動機構87はクイックリターンミラー70を駆動制御する機構であり、AFセンサ駆動回路88は上記AFセンサユニット76を駆動制御するための回路である。また、シャッタ駆動制御回路90は、上記シャッタユニット77の図示されない先幕と後幕の動きを制御すると共に、Bμcom85との間でシャッタの開閉動作を制御する信号とストロボと同調する信号の授受を行う。
不揮発性メモリ91は、その他の記憶領域として、カメラ制御に必要な所定の制御パラメータを記憶する記憶手段であり、Bμcom85からアクセス可能に設けられている。
動作表示用LCD92は、当該カメラの動作状態を表示出力によって撮影者へ告知するためのものである。上記カメラ操作スイッチ93は、例えば撮影動作の実行を指示するレリーズスイッチ、撮影モードと画像表示モードを切り替えるモード変更スイッチ及びパワースイッチ等、当該カメラを操作するために必要な操作釦を含むスイッチ群で構成される。
ストロボユニット53は、閃光発光部101と、発光回路102と、ストロボ制御用マイクロコンピュータ103及び電池104とから成っている。そして、このストロボユニット53は、ストロボ通信コネクタ57を介して、ボディユニット50と通信可能に装着可能である。
無線装置20は、Rμcom21と、無線装置側シリアル通信回路22と、SDRAM25と、無線通信回路26とを有して構成されている。
上記SDRAM25は、無線送信される画像が一時的に記憶されるためのバッファとしての記憶手段である。そして、無線通信回路26は、実際にSDRAM25に記憶されている画像を、アンテナ41を介して図示されない受信機に送信するための回路である。
また、無線装置側シリアル回路22とデジタルカメラのボディユニット50内のボディ側シリアル通信回路16とは、上述したように無線装置通信コネクタ31によって接続される。
このように構成されたデジタルカメラの各部は、次のように稼動する。
先ず、画像処理コントローラ81により、Bμcom85の指令に従って撮像素子インターフェイス回路80が制御されて、撮像モジュール78から画像データが取り込まれる。この画像データは、一時保管用メモリであるSDRAM82に取り込まれる。このSDRAM82は、画像データが変換される際のワークエリア等に使用される。また、この画像データは、JPEGデータに変換された後には、記録メディア52に保管されるように設定されている。
ミラー駆動機構87は、上述したように、クイックリターンミラー70をアップ(UP)位置とダウン(DOWN)位置へ駆動するための機構である。ミラー駆動機構87によってクイックリターンミラー70がダウン位置にある時、撮影レンズ61a及び61bからの光束は、AFセンサユニット76側とペンタプリズム72側へと分割されて導かれる。
AFセンサユニット76内のAFセンサからの出力は、AFセンサ駆動回路88を介してBμcom85へ送信されて、周知の測距処理が行われる。
一方、ペンタプリズム72に隣接する接眼レンズ73からは、撮影者が被写体を目視できる。また、上記ペンタプリズム72を通過した光束の一部は、測光回路86内のホトセンサ(図示せず)へ導かれ、ここで検知された光量に基づいて周知の測光処理が行われる。
シャッタ駆動制御回路90では、Bμcom85からシャッタを駆動制御するための信号が受取られると、その信号に基づいてシャッタユニット77が制御される。それと共に、シャッタ駆動制御回路90から、所定のタイミングでBμcom85にストロボを発光させるためのストロボ同調信号が出力される。Bμcom85からは、このストロボ同調信号に基づいて、ストロボユニット53に通信により発光指令信号が出力される。
また、撮影者によって上述したカメラ操作スイッチ93の中のモード変更スイッチが操作されて、撮影モードから画像表示モードへ切り換えられると、記録メディア52に保管された画像データが読み出されて、液晶モニタ83に表示可能である。記録メディア52から読み出された画像データは、画像処理コントローラ81に於いてビデオ信号に変換され、液晶モニタ83にて出力表示される。
図5は、無線装置20が装着された状態のデジタルカメラ本体10を背面方向から見た外観図である。
図5に於いて、デジタルカメラ本体10の背面の上方には、被写体を観察するためのファィンダ17が設けられている。そして、このデジタルカメラ本体10の上部には、レリーズ釦93aが設けられている。また、デジタルカメラ本体10の背面のほぼ中央部には液晶モニタ83が配置されており、この液晶モニタ83の両側に、複数の操作釦93bと、OK釦93c及び十字キー93dが配設されている。
上記操作釦93bは、このデジタルカメラの各種の操作を行うための入力釦である。OK釦93c及び十字キー93dは、実際に無線通信を行うためのものであり、例えば、図6に示されるように、動作表示用LCD92に表示された無線通信の状態を選択、決定するために使用される。
図7(a)は本実施形態に於けるデジタルカメラシステムによって無線通信を行うための動作を説明するフローチャートであり、この操作自体はユーザによって行われる。
ユーザは、先ずステップS1にて、カメラの図示されない電源スイッチをオフ(OFF)にする。次いで、ステップS2にて、デジタルカメラ本体10の通信レセプタ31a及び電源レセプタ32aを覆っている図示されない外部端子蓋を取り外す。このとき、通信レセプタ31a及び電源レセプタ32aが露出される。
次いで、ステップS3にて、無線装置20に設けられた通信プラグ31b及び電源プラグ32bを、露出された通信レセプタ31a及び電源レセプタ32aに差し込む。そして、ステップS4にて、図示されない取り付けネジによって、上記通信コネクタ31及び電源コネクタ32を固定する。
この後、ステップS5にて、カメラの図示されない電源スイッチをオン(ON)にする。そして、ステップS6では、十字キー93d等の操作によって、カメラのメニューを操作する。これにより、図6に示されるような無線装置20のメニューを読み出す。更に、ステップS7では、上記メニューの画面にて、無線装置20のパワーをオンするか否かを決定するための画面を読み出す。
そして、ステップS8に於いて、上記メニュー画面にて、無線装置20への電源供給状態を選択操作する。ここで、無線装置20のパワーをオンする場合は、メニュー画面上で無線接続の“ON”を選択する。一方、無線装置20のパワーをオンしない(オフする)場合は、メニュー画面上で無線接続の“OFF”を選択する。
メニュー画面でパワーオン若しくはパワーオフの選択操作がなされた後は、ステップS9に移行してOK釦93cを押し、無線装置20のパワーオン若しくはパワーオフを確定する。
図7(b)は、デジタルカメラ側のメインの動作を説明するフローチャートであり、上述した図7(a)のフローチャートに於けるステップS7〜S10に対応した部分の動作について説明する。尚、このフローチャートの動作は、Bμcom85の指令に従って行われる。
図7(a)のフローチャートに於けるステップS8にて無線装置20のパワー操作に対応して、ステップS21に於いて無線装置20のパワー操作の有無が判定される。ここで、パワー操作が無い場合は、後述するステップS26以降の無線装置20の操作以外の処理動作に移行する。一方、パワー操作がある場合は、ステップS22へ移行する。
ステップS22では、無線装置20のパワー操作に於いて、オン操作かオフ操作かが判定される。そして、パワーオフの操作がなされる場合は、ステップS23へ移行して、電源供給スイッチ13がオフにされる。この後、無線装置20の操作以外の処理動作に移行する。
一方、上記ステップS22に於いて、無線装置20のパワーオン操作がなされた場合は、ステップS24へ移行して、電源プラグ32bの装着検出用の端子DCTの状態が判定される。ここで、上記端子DCTがローレベル“L”であると判定された場合は、電源レセプタ32aに電源プラグ32bが接続されている状態であるので、ステップS25へ移行して電源供給スイッチ13がオンにされる。
そして無線装置20に電源が供給されると、無線送信コネクタ31を介して情報の送受信が可能となる。そして情報の送受信が可能となると、ステップS27において、Bμcom85は、Rμcom21より無線装置20の動作許可電圧の情報をカメラ本体側に取り込む。
一方、上記端子DCTがローレベルでないと判定された場合は、電源レセプタ32aに電源プラグ32bが接続されていない状態であるので、ステップS26へ移行して警告がなされる。
この後、無線装置20の操作以外の処理動作に移行する。
次に、カメラのメニューの内、無線装置20との動作を指定する無線モードについて説明する。図8は、無線モードを構成する4つの送信モードを示す図である。
無線モードには、「同時記録・送信モード」、「同時送信モード」、「保管データ送信モード」、「無線機データ送信モード」の4つの送信モードが設けられている。
同時・記録送信モードは、1コマ撮影しその撮影コマはカメラ側の記録メディア52に保存すると共に、同時に無線送信を実行するモードである。
同時送信モードは、1コマ撮影し同時に無線送信を実行するモードである。このモードではその撮影コマはカメラ側の記録メディア52に保存されない。
保管データ送信モードは、カメラ側の記録メディア52に保存されている画像データを無線装置20まで転送し、無線送信を実行するモードである。
無線機データ送信モードは、無線装置20のSDRAM25に保存されている画像データをカメラ側から操作して無線送信を実行するモードである。
図9は、無線モードを設定する手順を示すフロー図である。この手順は、カメラ側のメインの動作の一部として構成されている。
ステップS01において、電源プラグ32bの装着検出用の端子DCTの状態が判定される。ステップS01でNoの場合、即ち端子DCTがローレベルでないと判定された場合は、無線装置20が装着されていない状態であるのでメインの処理に戻る。
ステップS01でYesの場合、即ち端子DCTがローレベルであると判定された場合は、無線装置20が装着されて電源レセプタ32aに電源プラグ32bが接続されている状態であるので、ステップS02において、動作表示用LCD92に無線モードを設定する入力画面表示がされているかどうかを調べる。
ステップS02でNoの場合、即ち、動作表示用LCD92に無線モードを設定する入力画面表示がされていない場合はメインの処理に戻る。
ステップS02でYesの場合、即ち、動作表示用LCD92に無線モードを設定する入力画面表示がされている場合は、ステップS03において、ユーザの選択操作を待機する。
図10は、無線モードを設定する入力画面を示す図である。
ユーザは、無線モードとして上述の4つの送信モードの内から所望の送信モードをカメラ操作スイッチ93によって選択する。
このユーザの選択操作に応じて、図9のステップS04〜ステップS12の処理が実行される。
ステップS04でYesの場合、即ち、選択された送信モードが「同時記録・送信モード」の場合は、ステップS05において、無線モードを「同時記録・送信モード」として確定する。
ステップS06でYesの場合、即ち、選択された送信モードが「同時送信モード」の場合は、ステップS07において、無線モードを「同時送信モード」として確定する。
ステップS08でYesの場合、即ち、選択された送信モードが「保管データ送信モード」の場合は、ステップS09において、無線モードを「保管データ送信モード」として確定する。
ステップS10でYesの場合、即ち、選択された送信モードが「無線機データ送信モード」の場合は、ステップS11において、無線モードを「無線機データ送信モード」として確定する。
続いて、ステップS12において、無線モードの表示処理を実行する。即ち、図10の入力画面において、選択された動作可能な送信モードのみを明るく表示し、選択されていない動作不可の送信モードは暗く表示する。そして、メインの処理に戻る。
次に、カメラの電源が低下した時における上述の各モードの動作について説明する。
図11は、各モードにおける動作の内容と電源電圧の閾値との対応を示す図である。
同時・記録送信モードでは、電源電圧としてA,B,Cの3つの閾値を設けている。この3つの閾値の間には、A>B>Cの関係が成立する。ここで、閾値Aは、この送信モードにおけるカメラの動作が可能となる所定の動作電圧に相当する。
電源電圧がA以上の場合は、1コマ撮影し、その撮影コマはカメラ側のメディアに記録して無線送信を実行する。
電源電圧がB以上の場合は、1コマ撮影し、その撮影コマはカメラ側のメディアに記録して、さらに無線装置側のバッファであるSDRAM25に保存する。しかしデータ送信は実行しない。
電源電圧がC以上の場合は、1コマ撮影し、その撮影コマはカメラ側の記録メディア52に記録する。しかし無線送信は実行しない。
同時送信モードでは、電源電圧としてD,Eの2つの閾値を設けている。この2つの閾値の間には、D>Eの関係が成立する。ここで、閾値Dは、この送信モードにおけるカメラの動作が可能となる所定の動作電圧に相当する。
電源電圧がD以上の場合は、1コマ撮影し、その撮影コマはカメラ側の記録メディア52に記録せず、無線装置側のバッファであるSDRAM25に保存してデータ送信を実行する。
電源電圧がE以上の場合は、1コマ撮影し、その撮影コマはカメラ側の記録メディア52に記録せずに、さらに無線装置側のバッファであるSDRAM25に保存する。しかしデータ送信は実行しない。
保管データ送信モードでは、電源電圧としてF,Gの2つの閾値を設けている。この2つの閾値の間には、F>Gの関係が成立する。ここで、閾値Fは、この送信モードにおけるカメラの動作が可能となる所定の動作電圧に相当する。
電源電圧がF以上の場合は、カメラの記録メディア52に保存された撮影コマを取り出して無線送信を完了する。
電源電圧がG以上の場合は、カメラの記録メディア52に保存された撮影コマを取り出して無線装置側のSDRAM25に保存する。しかしデータ送信は実行しない。
無線機データ送信モードでは、電源電圧としてMの閾値を設けている。ここで、閾値Mは、この送信モードにおける無線装置20の動作が可能となる所定の動作電圧に相当する。
電源電圧がM以上の場合は、無線装置側のバッファであるSDRAM25に保存された撮影コマを取り出してデータ送信を完了する。
[同時記録・送信モード]
図12及び図13は、同時記録・送信モードでの動作を示すフロー図である。この手順は、カメラ側のメインの動作の一部として構成されている。
ステップS11において、カメラの無線モードを調べる。無線モードが同時記録・送信モードに設定されている場合は、ステップS12において、バッテリ11の電圧をチェックする。
ステップS13でYesの場合、即ち、電源電圧が閾値A以上ある場合は、ステップS14〜S16において、撮影処理を実行して得られた画像データを画像処理してカメラ側バッファ(SDRAM)82に保存する。
続いて、ステップS17において画像データをカメラ記録メディア52に保存すると共に、ステップS18においてカメラ側バッファ82に保存した画像データを無線装置20に送信する。そして、ステップS19において、画像データを無線装置側のSDRAM25に保存させ、ステップS20において、無線装置20に送信処理を実行させる。そしてメインの処理に戻る。
ステップS13でNoの場合、即ち、電源電圧が閾値Aよりも小さい場合は、ステップS21において、電源電圧が閾値B以上かどうかを調べる。
ステップS21でYesの場合、即ち、電源電圧が閾値B以上ある場合は、ステップS22〜S24において、撮影処理を実行して得られた画像データを画像処理してカメラ側バッファ82に保存する。
続いて、ステップS25において画像データをカメラ記録メディア52に保存すると共に、ステップS26においてカメラ側バッファ82に保存した画像データを無線装置20に送信する。そして、ステップS27において、画像データを無線装置側のSDRAM25に保存させる。
ここまでで所定の処理を実行したが、可能であればこの処理に続いて最終処理まで実行する。
そこで、ステップS28において、無線装置20が外部にデータを送信するのに不必要な回路の電源をオフして、ステップS29において、バッテリ11の電圧をチェックする。
図14は、各送信モードの動作において必要となる回路を示す図である。○が必要な回路を示し、×が不必要な回路を示している。
上述のステップS28では、「記録メディア関連回路」、「撮影動作関連回路」の電源をオフする。
図12に戻り、ステップS30でYesの場合、即ち、電源電圧が閾値M以上ある場合は、ステップS31において、無線装置20に送信処理を実行させる。
ステップS30でNoの場合、即ち、電源電圧が閾値M未満の場合は、ステップS32において動作表示用LCD92に警告表示を行う。例えば、送信すべきデータは無線装置20のSDRAM25に保存している旨を表示する。そして、ステップS33においてカメラの動作をロックする。
ステップS21でNoの場合、即ち、電源電圧が閾値B未満の場合は、図13のステップS35において、電源電圧が閾値C以上あるかどうかを調べる。
ステップS35でNoの場合、即ち、電源電圧が閾値C未満の場合は、撮影動作を実行して画像データをカメラ記録メディア52に記録する処理を行うことができない。そこで、ステップS36において、動作表示用LCD92に警告表示を行う。例えば、電池切れのマークを表示する。そして、ステップS37においてカメラの動作をロックする。
ステップS35でYesの場合、即ち、電源電圧が閾値C以上ある場合は、ステップS38〜S40において、撮影処理を実行して得られた画像データを画像処理してカメラ側バッファ82に保存する。続いて、ステップS41において画像データをカメラ記録メディア52に保存する。
ここまでで所定の処理を実行したが、可能であればこの処理に続いて最終処理まで実行する。
そこで、ステップS42において、カメラの記録メディア52から画像データを取り出して無線装置20に送信させる動作に不必要な回路の電源をオフする。このステップS42では、「撮影動作関連回路」の電源をオフする。ステップS43において、バッテリ11の電圧をチェックする。
ステップS45でYesの場合、即ち、電源電圧が閾値F以上ある場合は、ステップS46〜S48において、カメラの記録メディア52から画像データを取り出して、カメラ側バッファ82に保存すると共に、バッファ内の画像データを無線装置20に対して送信する。
ステップS49において、画像データを無線装置側のSDRAM25に保存させ、ステップS50において、無線装置20に送信処理を実行させる。そしてメインの処理に戻る。
ステップS45でNoの場合、即ち、電源電圧が閾値F未満の場合は、この状態では最後の処理まで実行することはできない。そこで、バッテリ11の電圧値に対応して処理内容を選択しつつ動作を実行する。
ステップS55でNoの場合、即ち、電源電圧が閾値G未満の場合は、カメラの記録メディア52から画像データを取り出して無線送信することができない。そこで、ステップS56において、動作表示用LCD92に警告表示を行う。例えば、電池切れのマークを表示する。そして、ステップS57においてカメラの動作をロックする。
ステップS55でYesの場合、即ち、電源電圧が閾値G以上ある場合は、ステップS58〜S60において、カメラの記録メディア52から画像データを取り出して、カメラ側バッファ82に保存すると共に、バッファ内の画像データを無線装置20に対して送信する。そして、ステップS61において、画像データを無線装置側のSDRAM25に保存させる。
ここまでで所定の処理を実行したが、可能であればこの処理に続いて最終処理まで実行する。
そこで、ステップS62において、無線装置20が外部にデータを送信するのに不必要な回路の電源をオフする。ステップS62では、「記録メディア関連回路」、「撮影動作関連回路」の電源をオフする。そして、ステップS63において、バッテリ11の電圧をチェックする。
ステップS64でYesの場合、即ち、電源電圧が閾値M以上ある場合は、ステップS65において、無線装置20に送信処理を実行させる。
ステップS64でNoの場合、即ち、電源電圧が閾値M未満の場合は、ステップS66において動作表示用LCD92に警告表示を行う。例えば、送信すべきデータは無線装置20のSDRAM25に保存している旨を表示する。そして、ステップS67においてカメラの動作をロックする。
[同時送信モード]
図15は、同時送信モードでの動作を示すフロー図である。この手順は、カメラ側のメインの動作の一部として構成されている。
ステップS70において、カメラの無線モードを調べる。無線モードが同時送信モードに設定されている場合は、カメラ記録メディア52に保存しないため、ステップS71において、カメラ記録メディア52への記録に必要な回路を停止する。ステップS71では、「メディア記録関連回路」の電源をオフする。そして、ステップS72において、バッテリ11の電圧をチェックする。
ステップS73でYesの場合、即ち、電源電圧が閾値D以上ある場合は、ステップS74〜S76において、撮影処理を実行して得られた画像データを画像処理してカメラ側バッファ82に保存する。
続いて、ステップS78においてカメラ側バッファ82に保存した画像データを無線装置20に送信する。そして、ステップS79において、画像データを無線装置側のSDRAM25に保存させ、ステップS80において、無線装置20に送信処理を実行させる。そしてメインの処理に戻る。
ステップS73でNoの場合、即ち、電源電圧が閾値Dよりも小さい場合は、ステップS81において、電源電圧が閾値E以上かどうかを調べる。
ステップS81でYesの場合、即ち、電源電圧が閾値E以上ある場合は、ステップS82〜S84において、撮影処理を実行して得られた画像データを画像処理してカメラ側バッファ82に保存する。
続いて、ステップS86においてカメラ側バッファ82に保存した画像データを無線装置20に送信する。そして、ステップS87において、画像データを無線装置側のSDRAM25に保存させる。
ここまでで所定の処理を実行したが、可能であればこの処理に続いて最終処理まで実行する。
そこで、ステップS88において、無線装置20が外部にデータを送信するのに不必要な回路の電源をオフする。ステップS28では、「記録メディア関連回路」、「撮影動作関連回路」の電源をオフする。そして、ステップS89において、バッテリ11の電圧をチェックする。
ステップS90でYesの場合、即ち、電源電圧が閾値M以上ある場合は、ステップS91において、無線装置20に送信処理を実行させる。
ステップS90でNoの場合、即ち、電源電圧が閾値M未満の場合は、ステップS92において動作表示用LCD92に警告表示を行う。例えば、送信すべきデータは無線装置20のSDRAM25に保存している旨を表示する。そして、ステップS93においてカメラの動作をロックする。
ステップS81でNoの場合、即ち、電源電圧が閾値E未満の場合は、撮影動作を実行して画像データをカメラ記録メディア52に記録する処理を行うことができない。そこで、ステップS95において、動作表示用LCD92に警告表示を行う。例えば、電池切れのマークを表示する。そして、ステップS96においてカメラの動作をロックする。
[保管データ送信モード]
図16は、保管データ送信モードでの動作を示すフロー図である。この手順は、カメラ側のメインの動作の一部として構成されている。
ステップS101において、カメラの無線モードを調べる。無線モードが保管データ送信モードに設定されている場合は、撮影動作を行わないため、ステップS102において、撮影に必要な回路を停止する。ステップS102では、「撮影動作関連回路」の電源をオフする。そして、ステップS103において、バッテリ11の電圧をチェックする。
ステップS105でYesの場合、即ち、電源電圧が閾値F以上ある場合は、ステップS106〜S108において、カメラの記録メディア52から画像データを取り出して、カメラ側バッファ82に保存すると共に、バッファ内の画像データを無線装置20に対して送信する。
ステップS109において、画像データを無線装置側のSDRAM25に保存させ、ステップS110において、無線装置20に送信処理を実行させる。そしてメインの処理に戻る。
ステップS105でNoの場合、即ち、電源電圧が閾値F未満の場合は、この状態では最後の処理まで実行することはできない。そこで、バッテリ11の電圧値に対応して処理内容を選択しつつ動作を実行する。
ステップS115でNoの場合、即ち、電源電圧が閾値G未満の場合は、カメラの記録メディア52から画像データを取り出して無線送信することができない。そこで、ステップS116において、動作表示用LCD92に警告表示を行う。例えば、電池切れのマークを表示する。そして、ステップS117においてカメラの動作をロックする。
ステップS115でYesの場合、即ち、電源電圧が閾値G以上ある場合は、ステップS118〜S120において、カメラの記録メディア52から画像データを取り出して、カメラ側バッファ82に保存すると共に、バッファ内の画像データを無線装置20に対して送信する。そして、ステップS121において、画像データを無線装置側のSDRAM25に保存させる。
ここまでで所定の処理を実行したが、可能であればこの処理に続いて最終処理まで実行する。
そこで、ステップS122において、無線装置20が外部にデータを送信するのに不必要な回路の電源をオフする。ステップS122では、「記録メディア関連回路」、「撮影動作関連回路」の電源をオフする。そして、ステップS123において、バッテリ11の電圧をチェックする。
ステップS124でYesの場合、即ち、電源電圧が閾値M以上ある場合は、ステップS125において、無線装置20に送信処理を実行させる。
ステップS124でNoの場合、即ち、電源電圧が閾値M未満の場合は、ステップS126において動作表示用LCD92に警告表示を行う。例えば、送信すべきデータは無線装置20のSDRAM25に保存している旨を表示する。そして、ステップS127においてカメラの動作をロックする。
[無線機データ送信モード]
図17は、無線機データ送信モードでの動作を示すフロー図である。この手順は、カメラ側のメインの動作の一部として構成されている。
ステップS131において、カメラの無線モードを調べる。無線モードが無線機データ送信モードに設定されている場合は、撮影動作及びメディア記録動作を行わないため、ステップS132において、送信に不要な回路を停止する。ステップS132では、「撮影動作関連回路」、「記録メディア関連回路」の電源をオフする。そして、ユーザが無線送信を指示入力するまで待機する。
ステップS133でYesの場合、即ち、無線送信の指示がなされた場合、ステップ134において、バッテリ11をチェックする。
ステップS135でYesの場合、即ち、電源電圧が閾値M以上ある場合は、ステップS136において、無線装置20に送信処理を実行させる。
ステップS135でNoの場合、即ち、電源電圧が閾値M未満の場合は、ステップS137において動作表示用LCD92に警告表示を行う。例えば、電池切れのマークを表示する。そして、ステップS138においてカメラの動作をロックする。
ステップS133でNoの場合、即ち、無線送信の指示がなされていない場合は、ステップ140において、無線モードの変更操作がされたかどうかを調べる。
ステップS140でNoの場合、即ち、無線モードの変更操作がされていない場合は、ユーザが無線送信を指示入力するまで待機を継続する。
ステップS140でYesの場合、即ち、無線モードの変更操作がされたときは、ステップS141において無線モードを変更して、メインの処理に戻る。
[バリエーション]
図18は、同時記録・送信モードのバリエーションの動作を示すフロー図である。このバリエーションの形態では、無線機データ送信モードを使用するかどうかをユーザの指示に基づいて判断する。この手順は、カメラ側のメインの動作の一部として構成されている。
ステップS151において、カメラの無線モードを調べる。無線モードが同時記録・送信モードに設定されている場合は、ステップS152において、バッテリ11の電圧をチェックする。
ステップS153でYesの場合、即ち、電源電圧が閾値A以上ある場合は、ステップS154〜S156において、撮影処理を実行して得られた画像データを画像処理してカメラ側バッファ82に保存する。
続いて、ステップS157において画像データをカメラ記録メディア52に保存すると共に、ステップS158においてカメラ側バッファ82に保存した画像データを無線装置20に送信する。そして、ステップS159において、画像データを無線装置側のSDRAM25に保存させ、ステップS160において、無線装置20に送信処理を実行させる。そしてメインの処理に戻る。
ステップS153でNoの場合、即ち、電源電圧が閾値A未満である場合は、ステップ165において、動作表示用LCD92に無線機データ送信モードで使用するかどうかを問い合わせる入力画面(不図示)を表示する。
ステップS165でYesの場合、即ち、「無線機データ送信モード」で使用すると入力された場合は、ステップS166において、無線モードを「無線機データ送信モード」として確定する。そして、メインの処理に戻る。
無線モードが「無線機データ送信モード」に変更されたときは、上述したように図17に示す処理手順に従って、無線装置20のSDRAM25にデータがある場合は、そのデータを送信する。
一方、ステップS165でNoの場合、即ち、無線モードが「無線機データ送信モード」に変更されなかったときは、ステップS167において動作表示用LCD92に警告表示を行う。例えば、電池切れのマークを表示する。そして、ステップS168においてカメラの動作をロックする。
なお、上述の実施の形態において用いた閾値電圧については、本発明の技術思想に適合するように適宜設定することができるが、本実施の形態においては、例えば式(1)、式(2)の関係を充足するように設定されている。
A>B>C>F>G>M ・・・式(1)
D>E>M ・・・式(2)
[実施の形態の効果]
以上説明した実施の形態では、種々の効果を得ることができる。
(1)カメラと無線装置20を一体として動作させる各送信モードでの動作によれば、低電圧時においても可能な限りデータを送信することができる。また、送信が未完了の状態で動作がロックした場合でも、電源電圧が回復したときに無線モードを適切なモードに変更することで動作を継続して未送信のデータを送信することができる。
(2)各送信モードにおいては、複数の閾値電圧に対応して実行する動作内容を選択すると共に、更に不要な回路の電源をオフしている。これによって、回路の電流負荷を減らすことができ、カメラ動作がロックする電圧レベルであっても、無線通信動作を継続させることができる。
なお、上述の説明においてはカメラを例としたが、本発明はこの実施の形態に限定されない。例えば、携帯電話、パーソナルコンピュータ、PDAなどの情報処理装置について広く適用することができる。
なお、上述の実施の形態で説明した各機能は、ハードウエアを用いて構成しても良く、また、ソフトウエアを用いて各機能を記載したプログラムをコンピュータに読み込ませて実現しても良い。また、各機能は、適宜ソフトウエア、ハードウエアのいずれかを選択して構成するものであっても良い。
更に、各機能は図示しない記録媒体に格納したプログラムをコンピュータに読み込ませることで実現させることもできる。ここで本実施の形態における記録媒体は、プログラムを記録でき、かつコンピュータが読み取り可能な記録媒体であれば、その記録形式は何れの形態であってもよい。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
本発明に係る実施形態のデジタルカメラシステムの外観斜視図。 通信コネクタ及び電源コネクタの構成を示す図。 デジタルカメラ本体と無線装置の通信コネクタ及び電源コネクタ周りの電源系統の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態によるデジタルカメラシステムの構成を示すブロック図。 無線装置が装着された状態のデジタルカメラ本体を背面方向から見た図。 動作表示用LCDに表示された無線通信の状態を示す図。 本実施形態に於けるデジタルカメラシステムによって無線通信を行うための動作を説明するフローチャート。 無線モードを構成する4つの送信モードを示す図。 無線モードを設定する手順を示すフロー図。 無線モードを設定する入力画面を示す図。 各モードにおける動作の内容と電源電圧の閾値との対応を示す図。 同時記録・送信モードでの動作を示すフロー図。 同時記録・送信モードでの動作を示すフロー図。 各送信モードの動作において必要となる回路を示す図。 同時送信モードでの動作を示すフロー図。 保管データ送信モードでの動作を示すフロー図。 無線機データ送信モードでの動作を示すフロー図。 同時記録・送信モードのバリエーションの動作を示すフロー図。
符号の説明
10…デジタルカメラ本体、11…バッテリ、12…DCコンバータ、13…電源供給スイッチ、16…ボディ側シリアル通信回路、20…無線装置、21…無線装置制御用マイクロコンピュータ、22…無線装置側シリアル通信回路、25…SDRAM、26…無線通信回路、52…記録メディア、82…SDRAM、85…ボディ制御用マイクロコンピュータ、92…動作表示用LCD、93…カメラ操作スイッチ。

Claims (3)

  1. 無線送信機能を有する外部装置を装着し情報を外部機器に転送可能な情報処理装置において、
    上記情報処理装置の電源と、
    上記無線送信機能を有する外部装置に電源を供給する電源供給手段と、
    装着された上記無線送信機能を有する外部装置の動作可能電圧を認識する認識手段と
    を備え、
    上記無線送信機能を有する外部装置の動作電圧が上記情報処理装置の所定の動作電圧よりも低電圧であった場合、
    上記情報処理装置の電源の電圧が上記情報処理装置の所定の動作電圧よりも低くなった際、情報を送信するために上記無線機能を有する外部装置に電力供給を続けると共に、上記無線送信機能を有する外部装置の無線送信機能に関る上記情報処理装置の機能を、上記無線送信機能を有する外部装置の動作電圧になるまで動作させること
    を特徴とする情報処理装置。
  2. 上記無線送信機能を有する外部装置の動作電圧が上記情報処理装置の所定の動作電圧よりも低電圧であった場合、
    上記情報処理装置の電源の電圧が上記情報処理装置の所定の動作電圧よりも低くなった際、情報を送信するために上記無線機能を有する外部装置に電力供給を続けると共に、上記情報処理装置における所定の無線送信モードに対応して、上記無線送信モードの動作に必要な回路のみ駆動して、上記無線送信モードの動作を、保証できる動作まで継続することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 上記情報処理装置は、デジタルカメラであることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
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