JP5178438B2 - 撮像装置、撮像装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

撮像装置、撮像装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像データを記録する撮像装置、撮像装置の制御方法プログラム及び記録媒体に関するものである。
従来から、撮影条件のパラメータを自動的に設定する自動モード(簡単撮影モード)と、撮影条件のパラメータを手動で設定する手動モード(応用撮影モード)とを有するカメラが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなカメラには、カメラの知識が豊富でないユーザでも使い易くするために、簡単撮影モードでは、一部のビューアでしか表示できないRAWを記録画質として設定できないようにしたものがある。一方、応用撮影モードでは、ユーザはRAWを記録画質として設定することができる。したがって、ユーザは、簡単撮影モードと応用撮影モードとでそれぞれ異なるようにRAWを記録画質として設定することがある。
特開平5−64062号公報
簡単撮影モードと応用撮影モードとを併用するユーザは、記録画質を変更するときは、簡単撮影モード及び応用撮影モードのそれぞれで設定し直さなければならなかった。したがって、ユーザは記録画質を設定する操作が解りにくいという問題が生じていた。また、簡単撮影モードでも、RAWを記録画質として設定したいという要望があった。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであって、撮影モードを設定することができる撮像装置において、記録画質の設定を容易に行うようにすることを目的とする。
本発明の撮像装置は、撮像された画像をRAW及び該RAWとは異なる他の記録画質を含む複数の記録画質のうちどの記録画質で記録するかの設定である第1の記録設定と第2の記録設定とを含む複数の記録設定のうち何れかを設定する記録設定手段と、第1の撮影モードと、自動撮影モード及びユーザが選択するシーンの撮影条件に自動的に設定する撮影モードのうちの何れかである第2の撮影モードとを含む複数の撮影モードのうち何れかの撮影モードに設定する撮影モード設定手段と、前記第1の記録設定が設定されており、前記第1の撮影モードに設定されている場合、及び前記第1の記録設定が設定されており、前記第2の撮影モードに設定されている場合には、撮像された画像をRAW画像データ及びRAWとは異なる他の記録画質の画像データで記録し、前記第2の記録設定が設定されており、かつ前記第1の撮影モードに設定されている場合には、撮像された画像を前記他の記録画質の画像データで記録することなく、前記RAW画像データで記録し、前記第2の記録設定が設定されており、かつ前記第2の撮影モードに設定されている場合には、撮像された画像を前記RAW画像データ及び前記他の記録画質の画像データで記録するように制御する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、複数の撮影モードから任意の撮影モードを設定する場合であっても、記録画質の設定に戸惑わないで、画像データを記録することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る撮像装置の制御ブロックの一例を示す図である。本実施形態の撮像装置は、撮像した画像データに対して所定の画像処理をして記録する、記録処理装置としても機能する。
撮像装置100は、シャッター12、撮像素子14、A/D変換器16、タイミング発生回路18を含んでいる。シャッター12は、露光量を制御する。撮像素子14は、光学像を電気信号に変換する。A/D変換器16は、撮像素子14のアナログ信号出力をディジタル信号(画像データ)に変換する。タイミング発生回路18は、撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給する。なお、タイミング発生回路18は、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。また、撮影レンズ310に入射した光線は、一眼レフ方式によって、後述する絞り312、レンズマウント306,106、ミラー130、シャッター12を介して導かれ、光学像として撮像素子14上に結像される。
また、撮像装置100は、画像処理回路20、システム制御回路50、メモリ制御回路22を含んでいる。
画像処理回路20は、A/D変換器16からの画像データ又はメモリ制御回路22からの画像データに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20は、画像データを用いて所定の演算処理を行う。更に、画像処理回路20は、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行う。なお、本実施形態では、後述する測距部42及び測光部46を専用に備える構成としている。このため、測距部42及び測光部46を用いてAF処理、AE処理、EF処理の各処理を行い、画像処理回路20を用いたAF処理、AE処理、EF処理の各処理を行わないようにしてもよい。また、測距部42及び測光部46を用いてAF処理、AE処理、EF処理の各処理を行い、更に、画像処理回路20を用いたAF処理、AE処理、EF処理の各処理を行うようにしてもよい。
システム制御回路50は、撮像装置100全体の制御を行う。システム制御回路50は、画像処理回路20による演算結果に基づいて、後述するシャッター制御部40、レンズユニット300側の測距制御部342及び絞り制御部340に対して、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理等の制御を行う。
メモリ制御回路22は、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30及び圧縮伸長回路32を制御する。メモリ制御回路22は、画像処理回路20で処理された画像データ、又はA/D変換器16で変換された画像データを画像表示メモリ24又はメモリ30に書き込む。
また、撮像装置100は、画像表示部28、メモリ30、圧縮伸長回路32を含んでいる。画像表示部28は、例えば液晶モニタであり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データを、D/A変換器26を介して表示する。なお、画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現することができる。画像表示部28では、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることができる。画像表示部28の表示をOFFにした場合、撮像装置100の電力消費を大幅に低減することができる。
メモリ30は、撮影した静止画像や動画像を記憶するための記憶部である。メモリ30は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を記憶するのに十分な記憶量を有している。したがって、メモリ制御回路22は、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合であっても、高速かつ大量の画像データをメモリ30に書き込むことができる。なお、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することができる。
圧縮伸長回路32は、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する処理を行う。圧縮伸長回路32は、メモリ30に記憶された画像データを読み込んで圧縮処理又は伸長処理を行い、処理を行った画像データをメモリ30に書き込む。
また、撮像装置100は、シャッター制御部40、測距部42、測光部46を含んでいる。シャッター制御部40は、測光部46からの測光情報に基づいて、レンズユニット300側の絞り312を制御する絞り制御部340と連携しながら、シャッター12を制御する。
測距部42は、レンズユニット300を通過した光束をカメラマウント106、ミラー130及び図示しないAF用サブミラーを介して、測距部42に入射させ、撮像素子14上におけるレンズユニット300の合焦状態を測定する。
測光部46は、レンズユニット300を通過した光束を、カメラマウント106、ミラー130及び図示しない測光用レンズを介して、測光部46に入射させて、画像の露出状態を測定する。また、測光部46は、フラッシュ48と連携することによりEF処理機能も有する。
なお、撮像素子14による画像データを画像処理回路20で演算した演算結果に基づき、システム制御回路50がビデオTTL方式を用いた露出制御及びAF制御を行なうことも可能である。この制御は、システム制御回路50がシャッター制御部40、絞り制御部340、測距制御部342に対して行う。また、測距部42による測定結果と、撮像素子14によって撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果とを用いてAF制御を行ってもよい。そして、測光部46による測定結果と、撮像素子14によって撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果とを用いて露出制御を行ってもよい。
また、撮像装置100は、インターフェース120、コネクタ122、フラッシュ48、メモリ52、表示部54、不揮発性メモリ56を含んでいる。
インターフェース120は、カメラマウント106内において、撮像装置100をレンズユニット300と接続するためのインターフェースである。
コネクタ122は、撮像装置100とレンズユニット300とを電気的に接続し、両者の間で制御信号、状態信号、データ信号等を伝達し合うと共に、各種電圧の電流を供給する機能も備えている。また、コネクタ122は、電気通信のみならず、光通信、音声通信等を伝達する構成としてもよい。
フラッシュ48は、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。
メモリ52は、システム制御回路50の動作用の定数、変数及びプログラム等を記憶する記憶部である。
表示部54は、システム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置やスピーカー等の表示部である。表示部54は、撮像装置100の操作部近辺の視認し易い位置に単数又は複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダ104内に配置されている。
なお、表示部54の表示内容のうちLCD等に表示するものは、例えば、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示等がある。また、表示部54のLCD等に表示するものとして、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示等がある。更に、表示部54のLCD等に表示するものとして、記録媒体200,210の着脱状態表示、レンズユニット300の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付け・時刻表示、外部コンピュータとの接続状態を示す表示等がある。
また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダ104に表示するものとして、例えば合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電/充電完了表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、記録媒体書込み動作表示等がある。
更に、表示部54の表示内容のうち、LED等に表示するものとして、例えば、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電/充電完了表示、記録媒体書き込み動作表示、マクロ撮影設定通知表示、二次電池充電状態表示等がある。
更に、表示部54の表示内容のうち、ランプ等に表示するものとしては、例えば、セルフタイマー通知ランプ等がある。このセルフタイマー通知ランプは、AF補助光と共用してもよい。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
撮像装置100は、モードダイアルスイッチ60、シャッタースイッチ(SW1)62、シャッタースイッチ(SW2)64、再生スイッチ66、ダークノイズ補正処理スイッチ68及び操作部70、電源スイッチ72を含んでいる。これらは、ユーザがシステム制御回路50に対して、各種の動作指示を入力するためのものであり、例えばスイッチ、ダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数又は複数の組み合わせで構成される。
モードダイアルスイッチ60は、自動撮影モード、プログラム撮影モード、シャッター速度優先撮影モード、絞り優先撮影モード、マニュアル撮影モード、焦点深度優先(デプス)撮影モード、ポートレート撮影モード等を切り替え設定することができる。また、モードダイアルスイッチ60は、風景撮影モード、接写撮影モード、スポーツ撮影モード、夜景撮影モード、パノラマ撮影モード等の各機能撮影モードを切り替え設定することができる。
シャッタースイッチ(SW1)62は、図示しないシャッターボタンが半押しされるとONとなり、AF処理、AE処理、AWB処理及びEF処理等の動作開始を指示する。
シャッタースイッチ(SW2)64は、図示しないシャッターボタンが全押しされるとONとなり、撮影に関する一連の処理の動作開始を指示する。すなわち、シャッタースイッチ(SW2)64のONにより、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理等の動作開始を指示する。また、シャッタースイッチ(SW2)64のONにより、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理の動作開始を指示する。更に、シャッタースイッチ(SW2)64のONにより、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200,210に画像データを書き込む記録処理の動作開始を指示する。
再生スイッチ66は、撮影した画像データをメモリ30、記録媒体200、210から読み出して画像表示部28によって表示する再生動作の開始を指示する。
ダークノイズ補正処理スイッチ68は、ダークノイズ補正処理を行うモードと、ダークノイズ補正処理を行わないモードとを選択して設定することができる。
操作部70は、各種ボタンやタッチパネル等から構成されている。操作部70には、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン等がある。また、操作部70には、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン等がある。更に、操作部70には、パノラマモード等の撮影及び再生を実行する際に各種機能の選択及び切り替えを設定する選択/切り替えボタン、パノラマモード等の撮影及び再生を実行する際に各種機能の決定及び実行を設定する決定/実行ボタン等がある。更に、操作部70には、画像表示部28のON/OFFを設定する画像表示ON/OFFスイッチ、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定するクイックレビューON/OFFスイッチ等がある。
更に、操作部70には、JPEG圧縮の圧縮率を選択するため或いは撮像素子の信号をそのままディジタル化して記録媒体に記録するCCDRAWモードを選択するためのスイッチである圧縮モードスイッチ等がある。更に、操作部70には、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを設定することができる再生スイッチや、AFモード設定スイッチ等がある。AFモード設定スイッチでは、ワンショットAFモードとサーボAFモードとを設定することができる。ワンショットAFモードとは、シャッタースイッチ(SW1)62を押すとAF動作を開始し、一旦合焦するとその合焦状態を保持するモードである。サーボAFモードとは、シャッタースイッチ(SW1)62を押している間は連続してAF動作を続けるモードである。
なお、上述したプラスボタン及びマイナスボタンの各機能は、回転ダイアルスイッチを備えることによって、より軽快に数値や機能を選択することが可能となる。
電源スイッチ72は、撮像装置100の電源ON/OFFの各モードを切り替え設定することができる。また、電源スイッチ72は、撮像装置100に接続されたレンズユニット300、外部ストロボ、記録媒体200,210等の各種付属装置の電源ON/OFFも合わせて切り替え設定することができる。
また、撮像装置100は、電源制御部80、コネクタ82、コネクタ84、電源部86、インターフェース90、インターフェース94、コネクタ92、コネクタ96、記録媒体着脱検知部98を含んでいる。
電源制御部80は、電池検出回路、DC/DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されている。電源制御部80は、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC/DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な時間、記録媒体を含む各部へ供給する。
また、電源制御部80には、コネクタ82,84を介して電源部86が接続される。
コネクタ82及びコネクタ84は、電源部86と撮像装置100とを接続する。
電源部86は、アルカリ電池、リチウム電池等の一次電池、NiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池及びACアダプタ等である。
インターフェース90及びインターフェース94は、それぞれコネクタ92,96を介して接続されるメモリカードやハードディスク等の記録媒体200,210とのインターフェースである。
記録媒体着脱検知部98は、コネクタ92、96に記録媒体200、210が装着されているか否かを検知する。
なお、本実施形態では記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタを2系統有する場合について説明しているが、インターフェース及びコネクタは単数又は複数、何れかの系統数を備える構成としてもよい。また、異なる規格のインターフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としてもよい。
インターフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ)(登録商標)カード等の規格に準拠したものを用いて構成してもよい。
また、インターフェース90,94、コネクタ92,96にPCMCIAカードやCFカード等の規格に準拠したものを用いた場合、各種通信カードを接続することができる。これにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を送受信することができる。各種通信カードとしては、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード等である。
また、撮像装置100は、光学ファインダ104、ミラー130、ミラー132、通信部110、接続部112を含んでいる。
光学ファインダ104では、レンズユニット300を通過した光束を、レンズマウント306、106、ミラー130、132を介して導き、ユーザが光学像として視認することができる。したがって、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用することなく、ユーザは光学ファインダ104のみを用いて撮影を行うことができる。
ミラー130は、半透過部を有し、レンズユニット300を通過した光束を、ミラー132に反射させると共に、中央付近の一部の光束を透過させて、図示しないAF用サブミラーを介して測距部42へ導く。ミラー132は、ミラー130から反射された光束を、光学ファインダ104に反射させる。ここで、ミラー132は、クイックリターンミラー及びハーフミラーの何れであってもよい。
通信部110は、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信等の各種通信機能を有する。
接続部112は、通信部110により撮像装置100を他の機器と接続するためのものである。有線通信の場合はコネクタであり、無線通信の場合はアンテナである。
また、撮像装置100には、記録媒体200、210を接続することができる。ここで、記録媒体200、210は、メモリカードやハードディスク等である。記録媒体200、210は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、212と、撮像装置100とのインターフェース204、214と、撮像装置100と接続を行うコネクタ206、216とを備えている。
レンズユニット300には、インターフェース320、コネクタ322、レンズマウント306、撮影レンズ310、絞り312を含んでいる。
インターフェース320は、レンズマウント306内において、レンズユニット300を撮像装置100と接続するためのインターフェースである。
コネクタ322は、撮像装置100とレンズユニット300とを電気的に接続し、両者の間で制御信号、状態信号、データ信号等を伝達し合うと共に、各種電圧の電流を供給される或いは供給する機能を備えている。なお、コネクタ322は、電気通信のみならず、光通信、音声通信等を伝達する構成としてもよい。
レンズユニット300には、絞り制御部340、測距制御部342、ズーム制御部344、レンズシステム制御部350を含んでいる。
絞り制御部340は、測光部46からの測光情報に基づいて、シャッター12を制御するシャッター制御部40と連携しながら、絞り312を制御する。
測距制御部342は、撮影レンズ310のフォーカシングを制御する。
ズーム制御部344は、撮影レンズ310のズーミングを制御する。
レンズシステム制御部350は、レンズユニット300全体を制御する。レンズシステム制御部350は、動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリやレンズユニット300固有の番号等の識別情報、管理情報、開放絞り値や最小絞り値、焦点距離等の機能情報、現在や過去の各設定値等を保持する不揮発メモリを備える。
次に、図2〜図6を参照して、撮像装置100の動作処理について説明する。
図2及び図3は、本実施形態の撮像装置100の動作処理のメインルーチンを示すフローチャートである。
まず、図2において、ステップS101では、電池交換等の電源投入により、システム制御回路50はフラグや制御変数等を初期化し、撮像装置100の各部において必要な所定の初期設定を行う。
次に、ステップS102では、システム制御回路50は、電源スイッチ72の設定位置を判定する。電源スイッチ72が電源ONに設定されている場合、ステップS104に処理を進める。また、電源スイッチ72が電源OFFに設定されている場合、ステップS103に処理を進める。
ステップS103では、システム制御回路50は、各表示部の表示を終了状態に変更する。また、システム制御回路50は、所定の終了処理を行い、ステップS102の処理に戻る。ここで、所定の終了処理とは、例えば、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録し、電源制御部80により画像表示部28を含む撮像装置100各部の不要な電源を遮断する等の処理である。
一方、ステップS104では、システム制御回路50は、電源制御部80により電池等の電源部86の残容量や動作状況が撮像装置100の動作に支障があるか否かを判定する。電源部86において、撮像装置の動作等に支障がない場合、ステップS106に処理を進める。電源部86において、撮像装置の動作等に支障がある場合、ステップS105に処理を進める。
ステップS105では、システム制御回路50は、表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行い、ステップS102の処理に戻る。
一方、ステップS106では、システム制御回路50は、モードダイアルスイッチ60の設定位置を判断する。モードダイアルスイッチ60が撮影モードに設定されている場合、ステップS108に処理を進める。モードダイアルスイッチ60がその他のモードに設定されている場合、ステップS107に処理を進める。
ステップS107では、システム制御回路50は、選択されたモードに応じた処理を実行し、その後ステップS102の処理に戻る。
ステップS108では、システム制御回路50は、記録媒体200,210が装着されているか否かを判定する。ここでは、システム制御回路50は、記録媒体200,210に記録された画像データの管理情報の取得処理を行なう。システム制御回路50は、記録媒体200,210の動作状態が撮像装置100の動作、特に記録媒体200,210に対する画像データの記録再生動作に支障があるか否かを判定する。記録媒体が装着されていて、動作に支障がない場合、ステップS109に処理を進める。記録媒体が装着されていない場合や動作に支障がある場合、ステップS105に処理を進める。ステップS105では、システム制御回路50は、表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行い、ステップS102の処理に戻る。
一方、ステップS109では、システム制御回路50は、表示部54を用いて画像や音声により撮像装置100の各種設定状態を表示する。ここで、画像表示部28の画像表示がONであれば、システム制御回路50は、画像表示部28も用いて画像や音声により撮像装置100の各種設定状態を表示する。その後、図3に示すフローチャートのステップS121に処理を進める。
ステップS121では、システム制御回路50は、シャッタースイッチ(SW1)62のON/OFFを判定する。OFFの場合、ステップS102の処理に戻る。ONの場合、ステップS122に処理を進める。
ステップS122では、システム制御回路50は、撮影レンズ310の焦点を被写体に合わせて測距処理を行う。また、システム制御回路50は、測光処理を行って絞り値及びシャッター時間を決定する。なお、システム制御回路50は、必要であれば、測光処理においてフラッシュの設定も行う。その後、ステップS123に処理を進める。
ステップS123では、システム制御回路50は、シャッタースイッチ(SW2)64のON/OFFを判定する。ONの場合、ステップS125に処理を進める。OFFの場合、ステップS124に処理を進め、シャッタースイッチ(SW1)62がOFFになるまで、ステップS123とステップS124の処理を繰り返す。ステップS124では、システム制御回路50は、シャッタースイッチ(SW1)62のON/OFFを判定して、OFFの場合、ステップS102の処理に戻る。
一方、ステップS125では、システム制御回路50は、撮影した画像データを記憶可能な画像記憶バッファ領域がメモリ30にあるか否かを判定する。ここで、メモリ30の画像記憶バッファ領域に新たな画像データを記憶可能な領域がない場合とは、例えば、次の状態である。すなわち、メモリ30の画像記憶バッファ領域に記憶可能な最大枚数の連写撮影を行った直後で、メモリ30から読み出して記録媒体200,210に書き込むべき最初の画像が記録媒体200,210に未記録な状態である。この場合、システム制御回路50では、1枚の空き領域もメモリ30の画像記憶バッファ領域上に確保することができない。
なお、撮影した画像データを圧縮処理してからメモリ30の画像記憶バッファ領域に記憶する場合は、圧縮した後の画像データ量が圧縮モードの設定に応じて異なることを考慮する必要がある。この場合、システム制御回路50は、記憶可能な領域がメモリ30の画像記憶バッファ領域上にあるかどうかをステップS125において判定することになる。記憶可能な画像記憶バッファ領域がある場合、ステップS127に処理を進める。記憶可能な画像記憶バッファ領域がない場合、ステップS126に処理を進める。
ステップS126では、システム制御回路50は、表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行い、ステップS102の処理に戻る。
一方、ステップS127では、システム制御回路50は、撮像して所定時間蓄積した撮像信号を撮像素子14から読み出す。そして、システム制御回路50は、撮像素子14から読み出した撮像信号を基に、A/D変換器16及び画像処理回路20、或いはA/D変換器16を介して画像データを生成する。画像データを生成後、システム制御回路50は、メモリ制御回路22を介して、メモリ30の所定領域に書き込む撮影処理を実行する。
次に、ステップS128では、システム制御回路50は、メモリ30の所定領域へ書き込まれた画像データの一部をメモリ制御回路22を介して読み出す。そして、システム制御回路50は、現像処理を行うために必要なWB(ホワイトバランス)積分演算処理、OB(オプティカルブラック)積分演算処理を行い、演算結果をシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
また、システム制御回路50は、メモリ制御回路22、及び必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30の所定領域に書き込まれた画像データを読み出す。そして、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶した演算結果を用いて、AWB(オートホワイトバランス)処理、ガンマ変換処理、色変換処理を含む各種現像処理を行う。
ステップS129では、システム制御回路50は、設定したモードに応じた画像圧縮処理及び記録処理を行う。詳細については、図4に示すフローチャートを参照して、後述する。この記録開始処理は、メモリ30の画像記憶バッファ領域の空き画像部分に、撮影して一連の処理を終えた画像データの書き込みが新たに行われる度に、その画像データに対して実行される。なお、記録媒体200,210に画像データの書き込みを行っている間、書き込み動作中であることを明示するために、システム制御回路50は、表示部54において例えばLEDを点滅させる等の記録媒体書き込み動作表示を行う。ステップS129の処理が終了した後、ステップS121の処理に戻る。
次に、図4に示すフローチャートを参照して、図3のステップS129における設定したモードに応じた画像圧縮処理について説明する。
まず、ステップS201では、システム制御回路50は、不揮発性メモリ56から読み出した記録画質の設定が第2の記録画質のみであるか否かを判定する。この処理は、記録画質検出手段の一例に対応する。ここでは、第2の記録画質としては、画像データを圧縮して記録するJPEGを取り上げる。記録画質の設定がJPEGのみ以外の場合、ステップS203に処理を進める。記録画質の設定がJPEGのみの場合、ステップS202に処理を進める。
ステップS202では、システム制御回路50は、JPEG画像ファイルを生成して、設定した撮影モードに応じた画像圧縮処理ルーチンである図3のステップS129を終了する。JPEG画像ファイルの生成については、後述する図5のフローチャートで説明する。
一方、ステップS203では、システム制御回路50は、不揮発性メモリ56から読み出した記録画質の設定が第2の記録画質を含まない第1の記録画質のみか否かを判定する。ここで、第1の記録画質としては、画像処理する前の画像データであるRAWを取り上げる。なお、RAWは、一般的に、一部のビューワでのみ表示することができる。記録画質の設定がRAWのみの場合、ステップS206に処理を進める。記録画質の設定がRAWのみ以外の場合、ステップS204に処理を進める。
ステップS204では、システム制御回路50は、RAW画像ファイルの生成をする。RAW画像ファイルの生成については、後述する図6のフローチャートで説明する。次に、ステップS205では、システム制御回路50は、JPEG画像ファイルを生成して、設定した撮影モードに応じた画像圧縮処理ルーチンである図3のステップS129を終了する。
ステップS206では、システム制御回路50は、不揮発性メモリ56から読み出した撮影モードの設定が所定の撮影モードであるか否かを判定する。この処理は撮影モード検出手段の一例に対応する。ここで、所定の撮影モードとは、いわゆる簡単撮影モードであり、全ての撮影条件を自動的に設定する撮影モードと、ユーザが選択するシーンの撮影条件に自動的に設定する撮影モードとを含む。撮影モードが簡単撮影モードの場合、ステップS208に処理を進める。撮影モードが簡単撮影モードでない場合、ステップS207に処理を進める。ここで、簡単撮影モードでない場合とは、いわゆる応用撮影モードであり、撮影条件の一部又は全部をユーザが設定する撮影モードである。ここで、応用撮影モードには、撮影条件の一部又は全部をユーザが設定する撮影モードの他に、所定の撮影条件を優先させて他の撮影条件を自動的に設定するモードと、被写体の明るさに応じて、シャッター速度と絞り数値を自動的に設定するプログラム撮影モードとを含む。
ステップS207では、システム制御回路50は、RAW画像ファイルを生成して、設定した撮影モードに応じた画像圧縮処理ルーチンである図3のステップS129を終了する。
一方、ステップS208では、システム制御回路50は、RAW画像ファイルの生成をする。次に、ステップS209では、システム制御回路50は、JPEG画像ファイルを生成して、設定したモードに応じた画像圧縮処理ルーチンである図3のステップS129を終了する。
次に、図5を参照して、図4のステップS202、ステップS205及びステップS209におけるJPEG画像ファイルの生成処理について説明する。
まず、ステップS301では、システム制御回路50は、メモリ30の所定領域に書き込まれた画像データを読み出す。次に、システム制御回路50は、JPEG圧縮方式(非可逆圧縮方式)に従って画像圧縮処理を圧縮伸長回路32により行なう。
ステップS302では、システム制御回路50は、メモリ30の画像記憶バッファ領域の空き画像部分に、ステップS301において画像圧縮処理がされた画像データ及び画像情報等の書き込みを行なう。
ステップS303では、システム制御回路50は、画像データをJPEG画像ファイルとして、インターフェース90,94、コネクタ92,96を介して、記録媒体200,210に書き込みを行う記録処理を開始する。この処理は、記録処理手段の一例に対応する。
次に、図6を参照して、図4のステップS204、ステップS207及びステップS208におけるRAW画像ファイルの生成処理について説明する。
まず、ステップS401では、システム制御回路50は、メモリ30の所定領域に書き込まれた画像データを読み出す。次に、システム制御回路50は、ロスレス圧縮方式(可逆圧縮方式)に従って画像圧縮処理を圧縮伸長回路32により行なう。
ステップS402では、システム制御回路50は、メモリ30の画像記憶バッファ領域の空き画像部分に、ステップS401において画像圧縮処理がされた画像データ及び画像情報等の書き込みを行なう。
ステップS403では、システム制御回路50は、画像データをRAW画像ファイルとして、インターフェース90,94、コネクタ92,96を介して、記録媒体200,210に書き込みを行う記録処理を開始する。この処理は、記録処理手段の一例に対応する。
次に、図7及び図8を参照して、ユーザが記録画質を選択する一例について説明する。
図7及び図8は、ユーザは記録画質を選択するための設定画面の一例を示す図である。この設定画面は、システム制御回路50が画像表示部28に表示する。この処理は、表示処理手段の一例に対応する。
また、図7に示すように、システム制御回路50は、複数の記録画質700a〜700tを表示している。例えば、記録画質700aは、画質をファインとし、サイズをラージとして、JPEG画像ファイルを記録することを示す。また、記録画質700gは、上述した記録画質700aのJPEG画像ファイルと同時にRAW画像ファイルも記録することを示す。また、記録画質700sは、RAW画像ファイルのみを記録することを示す。
また、図7に示すように、システム制御回路50は、記録画質700a〜700tのうちからユーザが選択するための選択枠701を表示する。ユーザの操作に応じてシステム制御回路50は、選択枠701を移動する。また、システム制御回路50は、選択枠701によって選択された記録画質の詳細な記録画素数702を表示する。
図8は、ユーザが記録画質700sを選択した状態を示す図である。上述したように記録画質700sは、RAW画像ファイルのみを記録することを示すものである。しかし、図4に示すフローチャートのステップS206、ステップS209で説明したように、撮影モードが簡単撮影モードの場合、RAW画像ファイルと共にJPEG画像ファイルも生成する。したがって、システム制御回路50は、図8に示す表示欄800に第2の記録画質の画像データを記録する旨を表示する。ここでは、システム制御回路50は、表示欄800に「簡単撮影モードに設定して撮影すると、ラージファインのJPEG画像ファイルも一緒に作成される」旨のメッセージを表示している。
このように、JPEGを含む記録画質700a〜700rが選択(フォーカス)されたとき、システム制御回路50は、何もメッセージを表示しない。一方、撮影モードの設定にかかわらず、RAWのみの記録画質700s、700tが選択(フォーカス)されたときのみ、システム制御回路50は、メッセージを表示する。このように、JPEGを含む記録画質の選択の表示(図7)と、RAWのみの記録画質の選択の表示(図8)とに差をつけている。表示に差をつけることにより、JPEGを含む設定では、他のファイルタイプの画像が作成されないことをユーザに知らせることが可能である。また、ユーザは、RAWのみで且つ簡単撮影モードの設定での撮影は、RAW画像と共にラージファインのJPEG画像が同時に記録されることを認識することができる。
なお、ユーザは、選択枠701で記録画質700a〜700tの何れかを選択した状態で、セットボタンを押下すると、システム制御回路50は、選択された記録画質を検出する。この処理は選択検出手段の一例に対応する。システム制御回路50は、検出した記録画質を不揮発性メモリ56に記憶する。
次に、図9を参照して、記録画質設定でRAWのみが設定され、且つ撮影モードで簡単撮影モードが設定されているときの設定表示例について説明する。この設定表示は、表示部54又は画像表示部28に表示させる。図9に示すようにシステム制御回路50は、設定表示画面において、ISO感度AUTO900、ポートレート901、オートホワイトバランス902等を表示している。また、システム制御回路50は、RAWのみが設定され、且つ撮影モードが簡単撮影モードのとき、RAW画像と共にラージファインのJPEG画像が一緒に作成されることを示している。具体的には、システム制御回路50は、“RAW”アイコン903と、“ラージファイン”アイコン904とを表示する。ここで、“ラージファイン”アイコン904はJPEG画像ファイルが記録されることを示すアイコンである。ここでは、システム制御回路50は、“RAW”アイコン903を例えば、白色で表示し、“ラージファイン”アイコン904を“RAW”アイコン903と異なる色で表示する。このように、“ラージファイン”を目立たせることにより、ユーザは設定した記録画質と異なる記録画質の画像ファイルも作成されることを認識することができる。
次に、図10を参照して、撮影モードを設定するモードダイアルスイッチ60の一例を示す。図10に示すモードダイアルスイッチ60は、応用撮影モード1001と簡単撮影モード1002とが含まれており、他のモードは含まれていない。
応用撮影モード1001には、プログラム撮影モード1001a、シャッター速度優先モード1001b、絞り優先撮影モード1001c、マニュアル撮影モード1001d、焦点深度優先撮影モード1001e等がある。
簡単撮影モード1002には、自動撮影モード1002a、ポートレート撮影モード1002b、風景撮影モード1002c、接写撮影モード1002d、スポーツ撮影モード1002e、夜景撮影モード1002f、ストロボ発光禁止モード1002g等がある。
ユーザが何れかのモードを設定することにより、システム制御回路50は、応用撮影モード又は簡単撮影モードの何れかを検出する。なお、撮影モードの設定方法は上述したようなものに限られない。例えば、システム制御回路50は、画像表示部28に選択できるような設定画面を表示し、ユーザが選択ボタンを介して選択できるように構成してもよい。
本実施形態によれば、記録画質の設定に関わらず、JPEGの記録画質を含まないRAWの記録画質のみの設定を検出した場合であっても、撮影モードに簡単撮影モードが設定されている場合、RAW画像ファイルと共にJPEG画像ファイルも記録する。したがって、記録画質の設定を変更することで、簡単撮影モードの記録画質の設定も変更するので、記録画質の設定の操作性が向上する。
更に、撮影モードに簡単撮影モードを設定するユーザは、カメラに不慣れなユーザが多いと考えられ、例えば誤って記録画質にRAWのみを選択する場合がある。このような場合において、従来では簡単撮影モードが設定されている場合、設定通り、RAW画像ファイルのみを作成してしまうことがある。ここで、RAW画像ファイルは、一部のビューワでしか表示することができない場合が多い。したがって、ユーザは、RAW画像ファイルを表示させることができず、戸惑ってしまう恐れがある。
それで、本実施形態のように、記録画質にRAWのみが選択されているときであっても、簡単撮影モードが設定されているときには、一般的なビューアで表示できるJPEG画像ファイルを作成する。このようにすることで、ユーザは戸惑うことなく、撮像した画像データを表示させることができる。
なお、本実施形態では、第1の記録画質としては、RAWを取り上げて説明した。しかしながら、RAW画像ファイルのみに限られず、他のロスレス圧縮した画像ファイルや、一般的でない圧縮方式をとっているファイルを対象にしてもよい。また、RAWのみ設定で、且つ撮影モードが簡単撮影モードのときに“ラージファイン”のJPEGファイルを作成する場合について説明した。しかしながら、ファイルサイズやJPEG画質は“ラージ”、“ファイン”以外であってもよく、ユーザが選択できる方式であってもよい。
上述した本発明の実施形態における撮像装置の各手段又は記録処理方法の各ステップは、コンピュータのRAMやROM等に記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器からなるシステムに適用してもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム又は装置に直接、又は遠隔から供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。更に、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
更に、その他の方法として、まず記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。そして、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
撮像装置の制御ブロックの一例を示す図である。 撮像装置の動作処理のメインルーチンを示すフローチャートである。 撮像装置の動作処理のメインルーチンを示すフローチャートである。 撮像装置の画像圧縮処理及び記録処理を示すフローチャートである。 撮像装置のJPEG画像ファイルの記録処理を示すフローチャートである。 撮像装置のRAW画像ファイルの記録処理を示すフローチャートである。 記録画質を選択するための設定画面の一例を示す図である。 記録画質を選択するための設定画面の一例を示す図である。 設定表示画面の一例を示す図である。 撮影モードダイヤルの一例を示す図である。
符号の説明
100 撮像装置
50 システム制御回路
32 圧縮伸長回路
54 表示部
56 不揮発性メモリ
60 モードダイアルスイッチ
1001 応用撮影モード
1002 簡単撮影モード

Claims (10)

  1. 撮像された画像をRAW及び該RAWとは異なる他の記録画質を含む複数の記録画質のうちどの記録画質で記録するかの設定である第1の記録設定と第2の記録設定とを含む複数の記録設定のうち何れかを設定する記録設定手段と、
    第1の撮影モードと、自動撮影モード及びユーザが選択するシーンの撮影条件に自動的に設定する撮影モードのうちの何れかである第2の撮影モードとを含む複数の撮影モードのうち何れかの撮影モードに設定する撮影モード設定手段と、
    前記第1の記録設定が設定されており、前記第1の撮影モードに設定されている場合、及び前記第1の記録設定が設定されており、前記第2の撮影モードに設定されている場合には、撮像された画像をRAW画像データ及びRAWとは異なる他の記録画質の画像データで記録し、
    前記第2の記録設定が設定されており、かつ前記第1の撮影モードに設定されている場合には、撮像された画像を前記他の記録画質の画像データで記録することなく、前記RAW画像データで記録し、
    前記第2の記録設定が設定されており、かつ前記第2の撮影モードに設定されている場合には、撮像された画像を前記RAW画像データ及び前記他の記録画質の画像データで記録するように制御する制御手段と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記他の記録画質は、非可逆圧縮方式で記録される記録画質であることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記他の記録画質は、JPEGで記録される記録画質であることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1の撮影モードは、マニュアル撮影モード、シャッター速度優先撮影モード、絞り優先撮影モードのうちの何れかであることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記記録設定を設定するための設定画面において、前記第2の記録設定が選択された場合に、前記第2の撮影モードにおいては前記他の記録画質の画像データも記録する旨を表示するように制御する表示制御手段を有することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の撮像装置。
  6. 当該撮像装置の設定状態を表示する設定表示において、前記第2の記録設定が設定されており、かつ前記第2の撮影モードに設定されている場合には、前記RAW画像データが記録される旨と共に、前記他の記録画質の画像データが記録される旨を、前記RAW画像データが記録される旨とは異なる色で表示する表示処理手段を有することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記記録設定手段は第3の記録設定を設定することが可能であり、
    前記制御手段は、前記第3の記録設定が設定されており、前記第1の撮影モードに設定されている場合、及び前記第3の記録設定が設定されており、前記第2の撮影モードに設定されている場合には、撮像された画像を前記RAW画像データで記録することなく、前記他の記録画質の画像データで記録するように制御することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の撮像装置。
  8. 撮像された画像をRAW及び該RAWとは異なる他の記録画質を含む複数の記録画質のうちどの記録画質で記録するかの設定である第1の記録設定と第2の記録設定とを含む複数の記録設定のうち何れかを設定する記録設定ステップと、
    第1の撮影モードと、自動撮影モード及びユーザが選択するシーンの撮影条件に自動的に設定する撮影モードのうちの何れかである第2の撮影モードとを含む複数の撮影モードのうち何れかの撮影モードに設定する撮影モード設定ステップと、
    前記第1の記録設定が設定されており、前記第1の撮影モードに設定されている場合、及び前記第1の記録設定が設定されており、前記第2の撮影モードに設定されている場合には、撮像された画像をRAW画像データ及びRAWとは異なる他の記録画質の画像データで記録し、
    前記第2の記録設定が設定されており、かつ前記第1の撮影モードに設定されている場合には、撮像された画像を前記他の記録画質の画像データで記録することなく、前記RAW画像データで記録し、
    前記第2の記録設定が設定されており、かつ前記第2の撮影モードに設定されている場合には、撮像された画像を前記RAW画像データ及び前記他の記録画質の画像データで記録するように制御する制御ステップと
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  9. コンピュータを、請求項1乃至の何れか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  10. コンピュータを、請求項1乃至の何れか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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