JP2018133618A - 記録装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体へのデータ記録速度の低下を抑制可能な記録装置およびその制御方法を提供すること。【解決手段】次の書き込みアドレス候補が、予め定められた、書き込み速度を低下させるおそれのあるアドレスに該当すると判定された場合、次の書き込みアドレス候補を変更する。次の書き込みアドレス候補が、書き込み速度を低下させるおそれのあるアドレスに該当すると判定されない場合、次の書き込みアドレス候補を開始アドレスとする領域にデータを書き込む。【選択図】図3

Description

本発明は、記録装置およびその制御方法に関し、特には記録媒体へのデータ記録技術に関する。
動画、静止画、音声データなどを記録媒体に記録するデジタルカメラやデジタルビデオカメラなどの記録装置が知られている。記録されたデータは、FAT16、FAT32、exFATなどのシステムのようなファイルシステムにより、ファイルとして管理される。
また、記録媒体によっては書き込み速度の異なる複数の書き込み方法をサポートするものがある。記録装置が、このような記録媒体に対して、記録するデータの種類やリアルタイム記録の必要性などに応じて書き込み方法を使い分ける技術が提案されている(特許文献1)。
特開2007-49639号公報
記録媒体への書き込み速度は、書き込みアドレスが大きく変わる場合や、書き込みする領域の場所などにも影響を受けるが、このような影響による書き込み速度低下を抑制する技術は知られていない。
本発明はこのような従来技術の課題に鑑みなされたものである。本発明の目的は、記録媒体へのデータ記録速度の低下を抑制可能な記録装置およびその制御方法を提供することにある。
上述の目的は、複数の、第1サイズの第1領域を有する記録領域を有する記録媒体に、第1サイズよりも小さい第2サイズの第2領域を単位としてデータを記録する第1記録モードを有する記録装置であって、第1記録モードにおいて、次の書き込みアドレス候補が、予め定められた、書き込み速度を低下させるおそれのあるアドレスに該当するか否かを判定する判定手段と、次の書き込みアドレス候補が、書き込み速度を低下させるおそれのあるアドレスに該当すると判定された場合、次の書き込みアドレス候補を変更する再設定手段と、次の書き込みアドレス候補が、書き込み速度を低下させるおそれのあるアドレスに該当すると判定されない場合、次の書き込みアドレス候補を開始アドレスとする第2領域にデータを書き込む書き込み手段と、を有することを特徴とする記録装置によって達成される。
本発明によれば、記録媒体へのデータ記録速度の低下を抑制可能な記録装置およびその制御方法を提供することができる。
実施形態に係る記録装置の一例としてのカメラシステムに関する図 実施形態に係る記録媒体の記録領域の模式図 実施形態に係る静止画記録制御動作のフローチャート 図3における低速アドレス判定処理に関するフローチャート 図4における残容量取得処理に関するフローチャート
●(第1の実施形態)
以下、本発明の例示的な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。ここでは、本発明に係る焦点検出装置をレンズ交換式のデジタル一眼レフカメラ(カメラシステム)に適用した実施形態について説明する。しかしながら本発明に係る焦点検出装置は、位相差検出方式の焦点検出に用いる信号を生成可能な撮像素子を有する任意の電子機器に適用可能である。このような電子機器には、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラなどのカメラ一般はもとより、カメラ機能を有する携帯電話機、コンピュータ機器、メディアプレーヤ、ロボット機器、ゲーム機器、家電機器などが含まれるが、これらに限定されない。
図1は、本発明の実施形態に係る焦点検出装置を備える撮像装置の一例としての、撮影レンズを交換可能なカメラと撮影レンズからなるカメラシステムの構成例を示す図である。図1において、カメラシステムはカメラ本体100と、交換可能なレンズユニット300とから構成される。
レンズユニット300は、レンズマウント306をカメラ本体100のレンズマウント106に係合させることによりにカメラ本体100と機械的並びに電気的に結合される。電気的な結合はレンズマウント306及びレンズマウント106に設けられたコネクタ322及びコネクタ122によって実現される。レンズ310にはレンズユニット300の合焦距離を調節するためのフォーカスレンズが含まれる。フォーカス制御部342は、フォーカスレンズを光軸に沿って駆動することでレンズユニット300の焦点調節を行う。フォーカス制御部342の動作は、カメラ本体100のシステム制御部50が、レンズシステム制御部350を通じて制御する。絞り312はカメラ本体100に入射する被写体光の量と角度を調節する。
コネクタ322およびインターフェース(I/F)320は、レンズユニット300をカメラ本体100のコネクタ122と電気的に接続する。そして、コネクタ322は、カメラ本体100とレンズユニット300との間での制御信号、状態信号、データ信号等の信号を伝達すると共に、カメラ本体100から供給される駆動電圧をレンズユニット300の各部へ供給する。コネクタ322は電気信号の伝達のみならず、光信号など他の型式の信号を伝達可能であってよい。
ズーム制御部344はレンズ310の変倍レンズを駆動し、レンズユニット300の焦点距離(画角)を調整する。レンズユニット300が単焦点レンズであればズーム制御部344は存在しない。絞り制御部340は、測光制御部46からの測光情報に基づいて、シャッター12を制御する露光制御部40と連携しながら、絞り312を制御する。
レンズシステム制御部350は例えばCPUやMPUなどのプログラマブルプロセッサを有し、予め記憶されたプログラムを実行することによりレンズユニット300全体の動作を制御する。そして、不揮発性メモリ348は、レンズユニット300の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶する。不揮発性メモリ348はまた、レンズユニット300固有の番号等の識別情報、管理情報、開放絞り値や最小絞り値、焦点距離等の機能情報、現在や過去の各設定値などを記憶する。
レンズユニット300を通過した光束は、レンズマウント106を通過してカメラ本体100に入射し、ミラー130により上方へ反射されて光学ファインダ104に入射する。ミラー130は可動式(クリックリターンミラー)であっても、固定式(ハーフミラー)であってもよい。ここでは説明を容易にするためミラー130がハーフミラーであるものとする。光学ファインダ104により、撮影者は被写体光学像を観察しながら撮影できる。光学ファインダ104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、絞り値表示、露出補正表示等が設置されている。
レンズユニット300を通過してカメラ本体100に入射した光束のうち、ミラー130を通過した光束は、露光量を制御するためのシャッター12を介して、撮像素子14の撮像面に被写体像を形成する。
撮像素子14はCCDまたはCMOSイメージセンサであり、光電変換領域(またはフォトダイオード)を有する画素が複数、2次元的に配置された構成を有する。撮像素子14は被写体光学像に対応する電気信号を出力する。撮像素子14にて光電変換された電気信号はA/D変換器16へ送られ、アナログ信号出力がデジタル信号(画像データ)に変換される。なお、A/D変換器16は撮像素子14に組み込まれてもよい。撮像素子14は少なくとも一部の画素が焦点検出用画素として構成されてもよい。この場合、撮像素子14は位相差検出方式の焦点検出に用いる信号を出力可能である。
タイミング発生部18は、撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給する。タイミング発生部18はメモリ制御部22及びシステム制御部50により制御される。撮像素子14から信号を読み出すための制御信号は、システム制御部50がタイミング発生部18を制御して撮像素子14に供給する。
画像処理部20は、A/D変換器16からの画像データ或いはメモリ制御部22からの画像データに対して画素補間処理、ホワイトバランス調整処理、色変換処理などの所定の処理を適用する。また、画像処理部20は、顔領域などの被写体領域を検出したり、自動露出制御用の被写体輝度情報などを算出したりして、結果をシステム制御部50に出力する。
画像処理部20はまた、A/D変換器16からの画像データ(撮像素子14の出力信号)のうち、焦点検出領域内の画像データについてコントラスト評価値を算出し、システム制御部50はに供給する。また、撮像素子14が焦点検出用画素を有する場合、焦点検出領域内の焦点検出用画素の信号から位相差検出用の信号対を生成してシステム制御部50に供給する。
システム制御部50は、画像処理部20から位相差検出用の信号対を受け取った場合、信号対をAF制御部42に供給する。AF制御部42は信号対の相関演算により信号間の位相差(シフト量)を検出し、位相差をレンズユニット300のデフォーカス量とデフォーカス方向に変換する。AF制御部42は、変換したデフォーカスの量および方向をシステム制御部50に出力する。システム制御部50は、レンズユニット300のフォーカス制御部342を通じてフォーカスレンズを駆動し、レンズユニット300の合焦距離を調節する。
また、システム制御部50は、画像処理部20からコントラスト評価値を受け取った場合、レンズユニット300のフォーカス制御部342を通じてフォーカスレンズ位置を変更しながら撮像素子14で撮影を行う。そして、システム制御部50は、画像処理部20から受け取るコントラスト評価値の変化を調べ、コントラスト評価値が最大となる位置にフォーカスレンズを駆動する。
メモリ制御部22は、A/D変換器16、タイミング発生部18、画像処理部20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮伸長部32を制御する。そして、A/D変換器16のデータが画像処理部20およびメモリ制御部22を介して、あるいはメモリ制御部22のみを介して、画像表示メモリ24あるいはメモリ30に書き込まれる。画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器26を介して液晶モニタ等から構成される画像表示部28に表示される。撮像素子14で撮影した動画像を画像表示部28に逐次表示することで、電子ファインダ機能(ライブビュー表示)を実現できる。画像表示部28は、システム制御部50の指示により表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合にはカメラ本体100の電力消費を大幅に低減できる。
また、メモリ30は、撮影した静止画像や動画像の一時記憶に用いられ、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を記憶するのに十分な記憶容量を備えている。これにより、連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことができる。また、メモリ30はシステム制御部50の作業領域としても使用できる。画像合成部31はメモリ30に格納された複数の画像を合成して合成画像を生成する。画像合成部31は例えばパノラマ画像のように複数の画像を繋ぎ合わせた合成画像や、HDR画像のように同じシーンを異なる露出で撮影した画像の合成画像を生成することができる。画像合成部31は生成した合成画像をメモリ30に保存する。圧縮伸長部32は、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する機能を有し、メモリ30に記憶された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えた画像データをメモリ30に書き戻す。
露光制御部40は、測光制御部46からの測光情報に基づいて、レンズユニット300の絞り312を制御する絞り制御部340と連携しながら、シャッター12を制御する。インターフェース部(I/F)120とコネクタ122は、カメラ本体100とレンズユニット300とを電気的に接続し、電気信号や電源をカメラ本体100からレンズユニット300に伝達する。インターフェース部120は光信号など、電気信号以外の信号を伝達可能であってよい。
測光制御部46は、自動露出制御(AE)処理を行う。レンズユニット300を通過した光束を、レンズマウント106、ミラー130、そして不図示の測光用レンズを介して、測光制御部46に入射させることにより、被写体光学像の輝度を測定できる。被写体輝度と露出条件とを対応付けたプログラム線図などを用いて、測光制御部46は露出条件を決定することができる。また、測光制御部46は、フラッシュ48と連携することで調光処理機能も有する。なお、画像処理部20による撮像素子14の画像データを演算した演算結果に基づき、システム制御部50が、露光制御部40とレンズユニット300の絞り制御部340に対してAE制御を行うことも可能である。フラッシュ48は、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。
システム制御部50は例えばCPUやMPUなどのプログラマブルプロセッサを有し、予め記憶されたプログラムを実行することによりカメラシステム全体の動作を制御する。不揮発性のメモリ52はシステム制御部50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶する。表示部54はシステム制御部50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する、例えば液晶表示装置である。表示部54はカメラ本体100の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数設置され、例えばLCDやLED等の組み合わせにより構成される。表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、記録枚数や残撮影可能枚数等の撮影枚数に関する情報や、シャッタースピード、絞り値、露出補正、フラッシュ等の撮影条件に関する情報等がある。その他、電池残量や日付・時刻等も表示される。また、表示部54は、前述した様にその一部の機能が光学ファインダ104内に設置されている。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。60、62、64、66、68及び70は、システム制御部50の各種の動作指示を入力するための操作部であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
モードダイアル60は、電源オフ、オート撮影モード、マニュアル撮影モード、再生モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定できる。シャッタースイッチSW1である62は、不図示のシャッターボタンが半押しされるとONとなり、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等の動作開始を指示する。シャッタースイッチSW2である64は、シャッターボタンが全押しされるとONとなり、撮影に関する一連の処理の動作開始を指示する。撮影に関する一連の処理とは、露光処理、現像処理及び記録処理等のことである。露光処理では、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御部22を介してメモリ30に画像データとして書き込む。現像処理では、画像処理部20やメモリ制御部22での演算を用いた現像を行う。記録処理では、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮伸長部32で圧縮を行い、記録媒体200に画像データファイルとして、記録媒体200のファイルシステムに従って書き込む。これらの処理はシステム制御部50が各部を制御することにより実現される。
操作部70は、各種ボタンやタッチパネル等からなる。各種ボタンには、メニューボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、露出補正ボタン等がある。
電源制御部80は、電池検出回路、DC/DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されている。電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC/DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。コネクタ82及び84は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、リチウムイオン電池等の二次電池、ACアダプタ等からなる電源部86をカメラ本体100と接続する。
インターフェース部(I/F)90及び204は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体との接続機能を有し、コネクタ92及び206は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体と物理的接続を行う。記録媒体着脱検知部98は、コネクタ92または206に記録媒体200が装着されているかどうかを検知する。なお、本実施形態では、記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタを1系統持つものとして説明しているが、インターフェース及びコネクタは、複数系統を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインターフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。更に、インターフェース及びコネクタにLANカード等の各種通信カードを接続することで、コンピュータやプリンタ等の他の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。
記録媒体200は、本実施形態ではメモリカードであり、半導体メモリから構成される記録部202、カメラ本体100とのインターフェース部204、カメラ本体100と接続を行うコネクタ206を備えている。
以上が、カメラ本体100とレンズユニット300からなる本実施形態のカメラシステムの構成である。
本実施形態では、記録媒体200として、SD Card AssociationによるSD規格に準拠したメモリカード(SDカード)を用いるものとする。そして、動画は、SD規格におけるスピードクラス仕様に従った書き込み方法(スピードクラス書き込み)で記録される。スピードクラス仕様は、記録媒体に連続してデータを記録する際の最低速度を保証する仕様である。
スピードクラス書き込(第2記録モード)みでは、記録領域(User Area)を固定サイズ(第1サイズ)を有する第1領域であるAU(Allocation Unit)単位で管理する。1つのAUは複数のRU(Recording Unit)で構成される。また、RU(第2領域)のサイズ(第2サイズ)は、カードの種類(SDSC、SDHC、SDXC)やスピードクラスの種類によって異なるが、現在の規格では16KBの倍数で、最大512KBである。RUは記録媒体のクラスタ(最小管理単位)の整数倍の大きさを有する。スピードクラス書き込みは、空のAU(データが記録されたRUを有しないAU)だけに行われる。一方、データが記録されたRUを有するAUは、断片化AU(fragmented AU)と呼ばれる。
静止画は、スピードクラス仕様に従わない書き込み(通常書き込みあるいは第1記録モード)で記録する。通常書き込みでは、記録領域がクラスタ単位で管理される。なお、AU単位(RU単位)での管理とは、空き領域か否かをその単位で管理することを意味する。従って、断片化AUは、通常書き込みでは空き領域とみなされるが、スピードクラス書き込みにおいては空き領域と見なされない。
なお、本実施形態は、記録領域の管理単位が異なる書き込み方法をサポートする他の規格の記録媒体を用いる記録装置にも適用可能である。このような記録媒体の一例を挙げれば、CFカードやCfastカードなどがある。CFカードやCfastカードでは、最低記録速度を保証する書き込み方法として、VPG (Video Performance Guarantee)が定められている。
図2(a)は、記録媒体200の記録領域(記録部202)の初期化処理の実行直後の論理アドレスマップを模式的に示している。記録領域のアドレス空間は先頭からAU単位に分割される。末尾のアドレス領域Bは、記録領域をAUサイズで割った余りに相当する。なお、AUサイズは記録媒体200の容量によって定まる最大AUサイズ以下で、16*2^i(i=0以上の整数)[KB]に設定されている。
記録領域の先頭に位置するAU0には記録媒体200の初期化処理の実行時にシステム情報が記録される。ここではシステム情報の例としてMBR(Master Boot Record)、BPB(BIOS Parameter Block)、FAT(File Allocation Table)、Allocation Bitmap、RDE(Root Directory Entry)を示しているが、これらに限定されない。なお、ここで例示したシステム情報は公知であるため、その詳細についての説明は省略する。
図2において、データの書き込みに利用可能なユーザ領域は、AU0の領域Aと、AU1〜AUMAXの全体、そして領域Bである。ここでは後述の説明を容易にするため、システム情報が記録されるAU0の次のAU1を領域C、また、次のAU2を領域Dとしている。
このようにアドレス空間が管理される記録媒体200にデータを記録する場合、スピードクラス書き込みでは空のAUだけにデータが記録されるように書き込みアドレスが制御される。一方、通常書き込み(非スピードクラス書き込み)では、一部のクラスタにデータが記録済みのAUの空き領域から優先的にデータが記録されるように書き込みアドレスが制御される。なお、アドレスの制御を含む、記録媒体200に対するアクセス制御は、システム制御部50が例えばインタフェース部90が有するホストコントローラを制御することによって実現されてもよいし、システム制御部50がホストコントローラとして機能してもよい。以下では説明および理解を容易にするため、システム制御部50が記録媒体200のアクセスを制御するものとする。
本実施形態の記録制御動作を説明する前に、記録制御動作の一例について説明する。図2の状態でスピードクラス書き込みを行う場合(動画データを記録する場合)、システム制御部50は、AU単位で記録領域の最初に存在する空き領域(領域C)の先頭から連続して動画データを記録する。AU1の全体にデータを記録し終わると、次の空きAU2(領域D)の先頭から続けて動画データを記録する。以降、動画撮影が終了するまで、システム制御部50は空きAUに動画データを順次記録する。
一方、通常書き込みを行う場合(静止画データを記録する場合)、従来、システム制御部50はクラスタ単位で記録領域の最初に存在する、AU0の空き領域(領域A)から静止画データを記録する。しかしながら、記録媒体200において、システム情報が記録されることが想定される、先頭領域は、システム情報のような小さなデータのランダムアクセスに適した回路構成を有しており、画像データの記録のようなシーケンシャルアクセスには適していない。そのため、例えば、通常のデータ記録用の領域へのシーケンシャルアクセスに対し、3〜10倍程度の時間を要する。
また、システム情報に適した回路構成を有する領域(便宜上、システム情報用領域と呼ぶ)が先頭からどの程度の容量に採用されているのかは特段明示されていない。そのため、AU0の空き領域には、システム情報用領域が含まれるおそれがある。なお、ここではシステム情報領域がAUサイズよりも小さいことを想定しているが、発明の本質はシステム情報領域内の空き領域の使用を回避することであるため、AU0の空き領域に限定するものではない。
さらに、領域Aの空きがなくなると、システム制御部50は、次の書き込みアドレスをAU1の開始アドレスではなく、領域Bの開始アドレスに設定する。これは、通常書き込みにおいては、スピードクラス書き込みで用いられる空きAUよりも、断片化AUの空き領域やAUに含まれない領域(領域B)の空き領域を優先的に利用することで、断片化AUの発生を抑制するためである。その後、領域Bの空きがなくなると、システム制御部50は、AU1(領域C)の先頭から記録を継続する。領域A,Bの空きがなくなってからの通常書き込みでは、断片化AUがあればその空き領域に、断片化AUがなければ空きAUの先頭からデータが書き込まれる。
領域Aの空きがなくなって領域Bに記録を継続する場合や、領域Bの空きがなくなって領域Cに記録を継続する場合には、大きく離れた(ジャンプした)アドレスにデータを連続して記録する必要がある。そして、大きなアドレスジャンプを有する書き込みは、書き込み速度の低下原因となる。領域Aへの書き込み終了後、アドレスジャンプ無しにAU1の開始アドレスから継続して書き込む場合に対し、領域A→領域B→領域Cと2度の大きなアドレスジャンプを有する場合は例えば3倍程度書き込みが遅くなる。
従って、特に図2に示す初期化処理の実行直後の状態で通常書き込みの記録指示があった場合、領域Aへの書き込みによる速度低下と、書き込みアドレスのジャンプによる速度低下が重なり、大幅な書き込み速度の低下が発生しうる。そして、例えば公称の連写撮影速度が実現できなくなる可能性がある。
本実施形態では、通常書き込み時の書き込み順序を、前述の記録動作制御における書き込み順序とは異ならせることにより、書き込み速度の低下を抑制する。以下、図3以降も参照しながら本実施形態の記録制御動作について説明する。なお、動画記録時のスピードクラス書き込みについては前述の記録制御動作と同様の書き込み制御を行うため、説明を省略する。また、システム制御部50は、操作部70において撮影開始指示の入力に用いられた部材により、動画記録と静止画記録とを判別可能であるものとする。
図3は、本実施形態のカメラ本体100における静止画の記録制御動作に関するフローチャートである。
まず全体の流れについて図2のフローチャートを用いて説明する。ここでは、S201で初期化手段としてのシステム制御部50が記録媒体200の初期化処理を実行するものとするが、記録制御動作において記録媒体200の初期化処理を実行することは必須でない。記録媒体200が初期化済みであればS201はスキップしてよい。なお、初期化処理は物理フォーマットか論理フォーマットのどちらでもよい。初期化処理により、システム制御部50はAU0にシステム情報を書き込む。
S202でシステム制御部50は、最終書き込み論理アドレス(直前に書き込みが行われた論理アドレス)を取得する。記録媒体200へのアクセスには論理アドレスを用いる。論理アドレスを指定して書き込みや読み出しを指示することにより、データを、記録媒体200の記録領域の特定の場所に書き込んだり、特定の場所から読み出したりすることができる。以下、論理アドレスを単にアドレスと呼ぶことがある。
例えば、S201で初期化処理が実行された場合など、記録媒体200の初期化処理後にデータが記録されていない場合、最終書き込みアドレスはシステム情報が最後に書き込まれたアドレスである。また、初期化処理後に静止画または動画記録が1度でも行われている場合、最終書き込みアドレスは最後に記録された静止画または動画データの書き込みアドレスである。最終書き込みアドレスは例えばシステム情報から取得することができる。
S203でシステム制御部50は、操作部70を通じたユーザ指示に応答して静止画撮影を開始する。静止画および動画撮影時の動作は上述した通りであり、また公知の動作であってよいため、詳細については説明を省略する。なお、S202とS203とは逆の順序で実行してもよい。つまり、撮影開始指示が検出され、静止画の撮影処理を開始してから最終書き込みアドレスを取得してもよい。
S204でシステム制御部50は、次の書き込みアドレス候補を取得する。通常システム制御部50は、S202で取得した最終書き込みアドレスの次のアドレスを次の書き込みアドレス候補として取得する。しかし、AUの断片化などによって必ずしも次のアドレスになるとは限らない。
次のS205〜S207は、次の書き込みアドレス候補が、書き込み速度を低下させるおそれのあるアドレスに該当するか否かの判定処理に相当する。
S205でシステム制御部50は、S202で取得した最終書き込みアドレスと、S204で取得した次の書き込みアドレス候補を比較して、書き込みアドレスのジャンプ量を取得する。
S206でシステム制御部50は、S205で求めたアドレスのジャンプ量が閾値以上か否かを判定し、ジャンプ量が閾値以上と判定されればS209へ、閾値未満と判定されればS207へ、処理を進める。例えば、書き込み速度の低下が閾値未満となるジャンプ量を、記録媒体200の容量やAUサイズなどの組み合わせに応じて、閾値として予め用意しておくことができる。
S207でシステム制御部50は、次の書き込みアドレス候補が低速アドレスに該当するか否かを判定し、判定結果に基づいて次の書き込みアドレス候補の利用可否を決定する。S207の詳細については後述する。
S208でシステム制御部50は、S207において次の書き込みアドレス候補が利用可能と決定されたか否かを判定し、利用可能と決定されていればS210へ、利用可能でないと決定されていればS209へ、処理を進める。
S209で再設定手段としてのシステム制御部50は、次の書き込みアドレス候補を変更する。ここでシステム制御部50は、S204で取得したアドレスの次のアドレスに変更して処理をS204に進める。あるいはシステム制御部50は、再設定の原因に応じて再設定するアドレスを異ならせてもよい。例えば、S206でアドレスジャンプ量が閾値以上と判定された場合、システム制御部50は、最終書き込みアドレスからのアドレスジャンプ量が最小かつ閾値未満の空き領域の開始アドレスに変更することができる。また、S206で使用可能でないと決定された場合、システム制御部50は最終書き込みアドレスから最も近い空きAUの開始アドレスに変更することができる。
S210でシステム制御部50は、次の書き込みアドレス候補を書き込みアドレスとしてクラスタ単位で画像データを書き込み、処理をS211に進める。
S211でシステム制御部50は、1画面分の画像データの記録が終了したか否かを判定し、終了したと判定されればS213へ処理を進め、終了したと判定されなければ、S212において最終書き込みアドレスを取得してS204へ処理を戻す。
S213でシステム制御部50は、静止画撮影が終了したか否かを判定し、終了したと判定されれば処理を終了し、終了していないと判定されればS204へ処理を戻す。システム制御部50は、例えば1画面分の記録が終了した時点でメモリ30に未記録の静止画データが残っていれば撮影が継続している(静止画撮影が終了していない)と判定し、残っていなければ撮影が終了していると判定することができる。
次に、S207における低速アドレス判定処理の詳細について、図4のフローチャートを用いて説明する。
S301でシステム制御部50は、記録媒体200のシステム情報からAUサイズを取得する。AUサイズは予め定められた値から選択された記録媒体固有の値である。システム制御部50は、AUサイズから、各AUの開始アドレスや、図2の領域Bの開始アドレスを知ることができる。
S302でシステム制御部50は、AUサイズを用いて、2番目のAU(図2のAU1)の開始アドレスを取得する。なお、ここではシステム情報が最初のAU(同AU0)内に収まることを想定しているため、2番目のAUの開始アドレスを取得している。しかし、例えば初期化処理の実行直後の最終書き込みアドレスが2番目のAUの開始アドレスよりも大きい(後の)アドレスである場合、S302では最初の空きAUの開始アドレスを取得する。
システム制御部50は、S303で次の書き込みアドレス候補と、2番目のAUの開始アドレスとを比較し、S304で次の書き込み候補アドレスが2番目のAUの開始アドレスより前か否かを判定する。システム制御部50は、次の書き込み候補アドレスが2番目のAUの開始アドレスより前と判定されれば、処理をS305に進め、次の書き込みアドレス候補を低速アドレスと判定し、処理をS306に進める。
また、システム制御部50は、次の書き込み候補アドレスが2番目のAUの開始アドレス以降と判定されれば、処理をS309に進め、次の書き込みアドレス候補が低速アドレスでないと判定する。そして、システム制御部50は、処理をS310に進め、次の書き込みアドレス候補を利用可能と決定して処理を終了する。
一方、S306でシステム制御部50は、S306で記録媒体200の残容量取得処理を実行し、処理をS307に進める。S306の処理の詳細については後述する。
S307でシステム制御部50は、記録媒体200の残容量が閾値以下か否かを判定し、閾値以下と判定されればS310へ、閾値以上と判定されればS308へ処理を進める。なお、ここで用いる閾値は、S306で取得する残容量の単位に応じて予め定めておくことができる。
S308でシステム制御部50は、次の書き込みアドレス候補を利用不可と決定して処理を終了する。
次に、S306における残容量取得処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。
S401でシステム制御部50は、残容量を残クラスタ数で取得するか(あるいは撮影可能枚数で取得するか)を判定し、残クラスタ数で取得すると判定されれば処理をS403に、残クラスタ数で取得すると判定されなければ処理をS405に進める。
S403でシステム制御部50は、総クラスタ数をシステム情報から取得する。
S404でシステム制御部50は、残クラスタ数をシステム情報から取得し、総クラスタ数に対する残クラスタの比率を残容量として算出し、処理を終了する。
S405でシステム制御部50は、現状の静止画撮影の標準データサイズを取得する。標準データサイズは、例えば設定可能な画像サイズごとに予め用意し、不揮発性メモリ56に記憶しておくことができる。
S406でシステム制御部50は、記録媒体200の残クラスタ数をシステム情報から取得し、データサイズに変換した後、標準データサイズで割って撮影可能枚数を残容量として算出し、処理を終了する。
図3〜図5を用いた静止画の記録制御動作によれば、記録媒体200の残容量が閾値以下になるまではシステム情報が記録されたAUの空き領域(領域A)は使用されない。また、最終書き込みアドレスが領域Bの開始アドレスに近づくまではAUに含まれない末尾のアドレス領域(領域B)は使用されない。従って、初期化処理の実行直後に静止画記録を行う場合、書き込み速度が低下するおそれのある領域以外のアドレス、具体的には、動画記録時と同様の書き込みアドレスが設定される(図2(b))。そのため、大きなアドレスジャンプの発生や、書き込みに時間のかかる領域を用いることによる記録速度の低下を回避することができる。なお、上述した実施形態では記録媒体200の残容量が閾値以下になると領域Aが静止画記録に用いられる。そのため、現在の残容量は閾値より大きいが、次の静止画撮影で残容量が閾値以下となることが予想される場合には、次の撮影について記録速度が低下しうることを画像表示部28などを通じてユーザに報知してもよい。
なお、上述した実施形態では、静止画撮影の開始時点で単写か連写か判別できないことを前提として、静止画の記録時に常に実施形態の記録制御動作を実行している。しかし、撮影モードの設定などから、静止画撮影の開始時点で単写もしくは連写であることが判別できる場合、連写であると判定される場合だけ実施形態の記録制御動作を実行するように構成してもよい。
また、システム情報が記録されているAUの空き領域内のアドレスを低速アドレスとして判定する例について説明したが、他のアドレスも低速アドレスと判定してもよい。例えば、断片化AUへの書き込みは空きAUへの書き込みよりも時間がかかるため、特に連写速度が求められる場合には、断片化AUの空き領域内のアドレスも低速アドレスと判定するようにしてもよい。この場合、静止画データも動画データと同様に、空きAUだけに記録される。
上述の実施形態では、例えば初期化処理の実行直後の状態で通常書き込みする場合、AU0の空き領域(領域A)の先頭アドレスがまず次の書き込みアドレス候補として選択される。そして、最終的にAU1の開始アドレスが次の書き込みアドレス候補となるまで、書き込みアドレス候補の再設定と、アドレスジャンプおよび低速アドレスの判定が繰り返される。
そのため、通常書き込みを行う場合、まず記録媒体200の空き領域が閾値以上か否かを判定し、閾値以上であれば領域Aを使用しないように次の書き込みアドレス候補を設定するように構成してもよい。あるいは、初期化処理後の最初の記録については、静止画、動画とも2番目のAU(AU1)の開始アドレスを書き込みアドレス候補とするように構成してもよい。次の書き込みアドレス候補が使用不可と判定された場合、S209で、使用不可と判定されたアドレスの次のアドレスではなく、空きAUの開始アドレスと断片化AUの空き領域の開始アドレスのうち、最終書き込みアドレスに近いアドレスを再設定してもよい。
なお、領域Aの利用は書き込み速度が低下するリスクがあるため、領域Aを記録に使用するか否かをユーザが設定可能としてもよい。領域Aを記録に使用しないと設定された場合、システム制御部50はS306、S307の処理をスキップする。
また、上述の実施形態はシステム情報用領域の範囲が不明であることを想定したものであった。しかし、システム情報用領域の範囲が分かっている場合には、低速アドレス判定処理において、次の書き込みアドレス候補がシステム情報用領域内のアドレスであれば利用不可とすればよい。
また、上述の実施形態ではアドレスジャンプが閾値以上のアドレスと、特定の領域内のアドレスの両方を用いないように記録を行う構成について説明したが、いずれか一方のみを回避することでも書き込み速度の低下を抑制するという発明の効果は得られる。
以上説明したように本実施形態によれば、記録媒体にデータを記録する際、書き込み速度を低下させるおそれのあるアドレスを回避して書き込むように制御する。そのため、記録媒体の回路構成やアドレスジャンプといった、従来技術で対応できない要因による速度低下を抑制することが可能になる。
100…カメラ本体、300…レンズユニット、14…撮像素子、20…画像処理回路、22…メモリ制御回路、50…システム制御部、28…画像表示部、30…メモリ

Claims (17)

  1. 複数の、第1サイズの第1領域を有する記録領域を有する記録媒体に、前記第1サイズよりも小さい第2サイズの第2領域を単位としてデータを記録する第1記録モードを有する記録装置であって、
    前記第1記録モードにおいて、次の書き込みアドレス候補が、予め定められた、書き込み速度を低下させるおそれのあるアドレスに該当するか否かを判定する判定手段と、
    前記次の書き込みアドレス候補が、前記書き込み速度を低下させるおそれのあるアドレスに該当すると判定された場合、前記次の書き込みアドレス候補を変更する再設定手段と、
    前記次の書き込みアドレス候補が、前記書き込み速度を低下させるおそれのあるアドレスに該当すると判定されない場合、前記次の書き込みアドレス候補を開始アドレスとする第2領域にデータを書き込む書き込み手段と、
    を有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記書き込み手段は、前記記録領域の残容量が閾値以下の場合、前記判定手段により書き込み速度を低下させるおそれのあるアドレスに該当すると判定されたアドレスを、書き込み開始アドレスとして指定してデータを書き込むことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記判定手段は、前記次の書き込みアドレス候補が、前記複数の第1領域のうちシステム情報が書き込まれている第1領域内のアドレスである場合、前記次の書き込みアドレス候補が前記書き込み速度を低下させるおそれのあるアドレスに該当すると判定することを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 前記判定手段は、前記次の書き込みアドレス候補が前記記録媒体のシステム情報用領域内のアドレスである場合、前記次の書き込みアドレス候補が前記書き込み速度を低下させるおそれのあるアドレスに該当すると判定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の記録装置。
  5. 前記判定手段は、前記次の書き込みアドレス候補が、前記複数の第1領域のうち既にデータが記録されている第1領域内のアドレスである場合、前記次の書き込みアドレス候補が前記書き込み速度を低下させるおそれのあるアドレスに該当すると判定することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 前記判定手段は、前記次の書き込みアドレス候補と最終書き込みアドレスとの差が閾値以上の場合には、前記次の書き込みアドレス候補が前記書き込み速度を低下させるおそれのあるアドレスに該当すると判定することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 前記判定手段は、前記次の書き込みアドレス候補と最終書き込みアドレスとの差が閾値以上の場合には、前記記録領域の残容量にかかわらず前記次の書き込みアドレス候補が前記書き込み速度を低下させるおそれのあるアドレスに該当すると判定することを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  8. さらに、前記第1領域を単位としてデータを記録する第2記録モードを有することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の記録装置。
  9. 前記第1記録モードが静止画記録に用いられ、前記第2記録モードが動画記録に用いられることを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
  10. 前記再設定手段は、前記次の書き込みアドレス候補を、前記複数の第1領域のうち、空きの第1領域の開始アドレスに変更することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の記録装置。
  11. 前記再設定手段は、前記次の書き込みアドレス候補を、前記複数の第1領域のうち、システム情報が記録されていない第1領域に含まれる、空きの第2領域の開始アドレスに変更することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の記録装置。
  12. 複数の、第1サイズの第1領域を有する記録領域を有する記録媒体に、前記第1サイズよりも小さい第2サイズの第2領域を単位として画像データを記録する第1記録モードと、前記第1領域を単位として画像データを記録する第2記録モードを有し、前記記録媒体に記録された画像データを所定のファイルシステムに従って管理する記録装置であって、
    前記記録媒体の初期化の指示に応じて、前記複数の第1領域のうちの所定の第1領域に対して前記所定のファイルシステムに応じたシステム情報を書き込むことにより初期化処理を行う初期化手段と、
    前記第1記録モードにおいては前記第2領域のアドレスを指定して画像データを書き込み、前記第2記録モードにおいては前記第1領域のアドレスを指定して画像データを書き込む書き込み手段と、
    前記初期化手段による初期化処理の後、最初の前記画像データの記録指示として前記第1記録モードによる記録指示があった場合、前記複数の第1領域のうち前記所定の第1領域以外の第1領域に含まれる前記第2領域に対して前記第1記録モードで画像データを書き込むように、前記書き込み手段を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする記録装置。
  13. 前記制御手段は、前記記録媒体の残容量が閾値以下である場合、前記第1記録モードによる記録指示に応じて、前記所定の第1領域に含まれる前記第2領域に対して前記第1記録モードで画像データを書き込むように、前記書き込み手段を制御することを特徴とする請求項12に記載の記録装置。
  14. 前記制御手段は、前記記録媒体の残容量が閾値以下となるまでは、前記第1記録モードによる記録指示があった場合に、前記記録領域を前記第1サイズで割った余りに相当する、末尾のアドレスを含み、1つ以上の前記第2領域を有する第3領域に画像データを書き込まないように前記書き込み手段を制御し、
    前記記録媒体の残容量が閾値以下である場合、前記第1記録モードによる記録指示に応じて、前記所定の第3領域に含まれる前記第2領域に対して前記第1記録モードで画像データを書き込むように、前記書き込み手段を制御することを特徴とする請求項12に記載の記録装置。
  15. 複数の、第1サイズの第1領域を有する記録領域を有する記録媒体に、前記第1サイズよりも小さい第2サイズの第2領域を単位としてデータを記録する第1記録モードを有する記録装置の制御方法であって、
    判定手段が、前記第1記録モードにおいて、次の書き込みアドレス候補が、予め定められた、書き込み速度を低下させるおそれのあるアドレスに該当するか否かを判定する判定工程と、
    再設定手段が、前記次の書き込みアドレス候補が、前記書き込み速度を低下させるおそれのあるアドレスに該当すると判定された場合、前記次の書き込みアドレス候補を変更する再設定工程と、
    書き込み手段が、前記次の書き込みアドレス候補が、前記書き込み速度を低下させるおそれのあるアドレスに該当すると判定されない場合、前記次の書き込みアドレス候補を開始アドレスとする第2領域にデータを書き込む書き込み工程と、
    を有することを特徴とする記録装置の制御方法。
  16. 複数の、第1サイズの第1領域を有する記録領域を有する記録媒体に、前記第1サイズよりも小さい第2サイズの第2領域を単位として画像データを記録する第1記録モードと、前記第1領域を単位として画像データを記録する第2記録モードを有し、前記記録媒体に記録された画像データを所定のファイルシステムに従って管理する記録装置の制御方法であって、
    初期化手段が、前記記録媒体の初期化の指示に応じて、前記複数の第1領域のうちの所定の第1領域に対して前記所定のファイルシステムに応じたシステム情報を書き込むことにより初期化処理を行う初期化工程と、
    書き込み手段が、前記第1記録モードにおいては前記第2領域のアドレスを指定して画像データを書き込み、前記第2記録モードにおいては前記第1領域のアドレスを指定して画像データを書き込む書き込み工程と、
    制御手段が、前記初期化処理の後、最初の前記画像データの記録指示として前記第1記録モードによる記録指示があった場合、前記複数の第1領域のうち前記所定の第1領域以外の第1領域に含まれる前記第2領域に対して前記第1記録モードで画像データを書き込むように、前記書き込み工程を制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする記録装置。
  17. コンピュータを、請求項1から14のいずれか1項に記載の記録装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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