JP2005253057A - 撮像装置及び制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のメディアスロットを有する装置(デジタルカメラ等)の操作性の向上を図る。
【解決手段】記憶メディアを装着するための複数のスロットを備えた撮像装置は、複数のスロットより、撮影により得られた画像データを記録するための複数の記録スロットを設定するためのインターフェースを有する。記録スロットの設定において、複数のスロットの各々における記憶メディアへの記録の可否が検知され、記憶メディアへの記録が不可であると検知されたスロットが記録スロットに設定されないように制御される。
【選択図】 図4
【解決手段】記憶メディアを装着するための複数のスロットを備えた撮像装置は、複数のスロットより、撮影により得られた画像データを記録するための複数の記録スロットを設定するためのインターフェースを有する。記録スロットの設定において、複数のスロットの各々における記憶メディアへの記録の可否が検知され、記憶メディアへの記録が不可であると検知されたスロットが記録スロットに設定されないように制御される。
【選択図】 図4
Description
本発明は、デジタルカメラ、デジタルビデオ、カメラ付き携帯電話等の撮像装置に関する。
静止画像や動画像を撮影し、デジタル化して記憶メディアに記憶するデジタルカメラが広く普及している。このようなデジタルカメラにおいては、現在のところ、記憶メディアを装着するためのメディアスロットを1つしか持たないものが主流である。しかしながら、撮影画像を複数の記憶メディアに記録したり、撮影画像のバックアップをとるといった目的で、複数の記憶メディアを扱うことを可能にしたデジタルカメラも存在する(例えば、特許文献1を参照)。
特開平7−231420号公報
複数のメディアスロットを有するデジタルカメラでは、ユーザは記録スロット(以下、撮影画像を記録すべきメディアスロットを記録スロットという)を選択する必要があるが、複数のメディアスロットの中には、記憶メディアが装着されていない状態のものや、記録のできない記憶メディアが装着されている状態のもの等、記録不可能な状態のメディアスロットが混在している場合が考えられる。このため、デジタルカメラが実行できないような設定をユーザが行ってしまうという不具合が生じる可能性がある。例えば、ユーザが複数のメディアスロットから記録動作させるべきスロット(以下、記録スロットという)を選択しようとしたときに、誤って記録不可能な状態のメディアスロットを記録スロットに設定してしまうことがあり得る。或いは、例えば1つのメディアスロットしか記録可能な状態となっていないにもかかわらず、複数の記憶メディアを用いたデータバックアップを実行する動作モードを設定してしまうといったことがあげられる。
また、記録スロットに設定されたメディアスロットから記憶メディアが取り出されたり、その記憶メディアが記録不能な状態になるといったようにスロットの状態が変化すると、そのスロットを記録スロットとして利用できなくなる。そのような場合、従来のデジタルカメラではエラー状態となり、手動動作によって何らかの対処を行うまで撮影動作を継続できなくなる。
そこで、本発明は、上述した不具合を解消することを目的とする。また、本発明は、例えば、複数のメディアスロットを有する装置(デジタルカメラ等)の操作性の向上を図ることを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の一態様による撮像装置は以下の構成を備える。すなわち、
記憶メディアを装着するための複数のスロットを備えた撮像装置であって、
前記複数のスロットから選択された複数のスロットを撮影により得られた画像データを記録するための記録スロットとして設定する設定手段と、
前記複数のスロットの各々における記憶メディアへの記録の可否を検知する検知手段と、
前記検知手段によって記憶メディアへの記録が不可であると検知されたスロットが記録スロットとして設定されないように前記設定手段を制約する制御手段とを備える。
記憶メディアを装着するための複数のスロットを備えた撮像装置であって、
前記複数のスロットから選択された複数のスロットを撮影により得られた画像データを記録するための記録スロットとして設定する設定手段と、
前記複数のスロットの各々における記憶メディアへの記録の可否を検知する検知手段と、
前記検知手段によって記憶メディアへの記録が不可であると検知されたスロットが記録スロットとして設定されないように前記設定手段を制約する制御手段とを備える。
また、上記の目的を達成するための本発明の他の態様による撮像装置は以下の構成を備える。すなわち、
記憶メディアを装着するための複数のスロットを備えた撮像装置であって、
前記複数のスロットの中から、撮影により得られた画像データを記録するための記録スロットとして設定されたスロットにおいて、記憶メディアへの記録の可否を検知する検知手段と、
前記検知手段において記憶メディアへの記録が不可と判定されたスロットについて、記録スロットとしての設定状態を自動解除する解除手段とを備える。
記憶メディアを装着するための複数のスロットを備えた撮像装置であって、
前記複数のスロットの中から、撮影により得られた画像データを記録するための記録スロットとして設定されたスロットにおいて、記憶メディアへの記録の可否を検知する検知手段と、
前記検知手段において記憶メディアへの記録が不可と判定されたスロットについて、記録スロットとしての設定状態を自動解除する解除手段とを備える。
また、上記の目的を達成するための本発明の他の態様による撮像装置は以下の構成を備える。すなわち、
記憶メディアを装着するための複数のスロットを備えた撮像装置であって、
バックアップモードへの設定指示に応じて、前記複数のスロットの中から選択された複数のスロットを、撮影により得られた画像データを記録するための記録スロットに設定する設定手段と、
前記選択された複数のスロットの各々における記憶メディアへの記録の可否を検知する検知手段と、
前記設定手段において選択された複数のスロットに関する前記検知手段の検知結果に基づいて、バックアップ動作の実行可否を判定する判定手段と、
前記判定手段でバックアップ動作を実行できないと判定した場合は、前記バックアップモードへの設定を禁止する制御手段とを備える。
記憶メディアを装着するための複数のスロットを備えた撮像装置であって、
バックアップモードへの設定指示に応じて、前記複数のスロットの中から選択された複数のスロットを、撮影により得られた画像データを記録するための記録スロットに設定する設定手段と、
前記選択された複数のスロットの各々における記憶メディアへの記録の可否を検知する検知手段と、
前記設定手段において選択された複数のスロットに関する前記検知手段の検知結果に基づいて、バックアップ動作の実行可否を判定する判定手段と、
前記判定手段でバックアップ動作を実行できないと判定した場合は、前記バックアップモードへの設定を禁止する制御手段とを備える。
また、上記の目的を達成するための本発明の他の態様による撮像装置は以下の構成を備える。すなわち、
記憶メディアを装着するための複数のスロットを備えた撮像装置であって、
バックアップモードへの設定指示に応じて、前記複数のスロットの中から選択された複数のスロットを、撮影により得られた画像データを記録するための記録スロットに設定する設定手段と、
前記選択された複数のスロットの各々における記憶メディアへの記録の可否を検知する検知手段と、
前記設定手段において選択された複数のスロットに関する前記検知手段の検知結果に基づいて、バックアップ動作の実行可否を判定する判定手段と、
前記バックアップモードで稼動中に、前記判定手段でバックアップ動作を行えないと判定した場合は、該バックアップモードを自動的に解除する解除手段とを備える。
記憶メディアを装着するための複数のスロットを備えた撮像装置であって、
バックアップモードへの設定指示に応じて、前記複数のスロットの中から選択された複数のスロットを、撮影により得られた画像データを記録するための記録スロットに設定する設定手段と、
前記選択された複数のスロットの各々における記憶メディアへの記録の可否を検知する検知手段と、
前記設定手段において選択された複数のスロットに関する前記検知手段の検知結果に基づいて、バックアップ動作の実行可否を判定する判定手段と、
前記バックアップモードで稼動中に、前記判定手段でバックアップ動作を行えないと判定した場合は、該バックアップモードを自動的に解除する解除手段とを備える。
また、上記の目的を達成するための本発明の他の態様による制御方法は、
記憶メディアを装着するための複数のスロットを備えた撮像装置の制御方法であって、
前記複数のスロットから選択された複数のスロットを撮影により得られた画像データを記録するための記録スロットとして設定する設定工程と、
前記複数のスロットの各々における記憶メディアへの記録の可否を検知する検知工程と、
前記検知工程によって記憶メディアへの記録が不可であると検知されたスロットが記録スロットとして設定されないように前記設定工程を制約する制御工程とを備える。
記憶メディアを装着するための複数のスロットを備えた撮像装置の制御方法であって、
前記複数のスロットから選択された複数のスロットを撮影により得られた画像データを記録するための記録スロットとして設定する設定工程と、
前記複数のスロットの各々における記憶メディアへの記録の可否を検知する検知工程と、
前記検知工程によって記憶メディアへの記録が不可であると検知されたスロットが記録スロットとして設定されないように前記設定工程を制約する制御工程とを備える。
また、上記の目的を達成するための本発明の他の態様による制御方法は、
記憶メディアを装着するための複数のスロットを備えた撮像装置の制御方法であって、
前記複数のスロットの中から、撮影により得られた画像データを記録するための記録スロットとして設定されたスロットにおいて、記憶メディアへの記録の可否を検知する検知工程と、
前記検知工程において記憶メディアへの記録が不可と判定されたスロットについて、記録スロットとしての設定状態を自動解除する解除工程とを備える。
記憶メディアを装着するための複数のスロットを備えた撮像装置の制御方法であって、
前記複数のスロットの中から、撮影により得られた画像データを記録するための記録スロットとして設定されたスロットにおいて、記憶メディアへの記録の可否を検知する検知工程と、
前記検知工程において記憶メディアへの記録が不可と判定されたスロットについて、記録スロットとしての設定状態を自動解除する解除工程とを備える。
また、上記の目的を達成するための本発明の他の態様による制御方法は、
記憶メディアを装着するための複数のスロットを備えた撮像装置の制御方法であって、
バックアップモードへの設定指示に応じて、前記複数のスロットの中から選択された複数のスロットを、撮影により得られた画像データを記録するための記録スロットに設定する設定工程と、
前記選択された複数のスロットの各々における記憶メディアへの記録の可否を検知する検知工程と、
前記設定工程において選択された複数のスロットに関する前記検知工程の検知結果に基づいて、バックアップ動作の実行可否を判定する判定工程と、
前記判定工程でバックアップ動作を実行できないと判定した場合は、前記バックアップモードへの設定を禁止する制御工程とを備える。
記憶メディアを装着するための複数のスロットを備えた撮像装置の制御方法であって、
バックアップモードへの設定指示に応じて、前記複数のスロットの中から選択された複数のスロットを、撮影により得られた画像データを記録するための記録スロットに設定する設定工程と、
前記選択された複数のスロットの各々における記憶メディアへの記録の可否を検知する検知工程と、
前記設定工程において選択された複数のスロットに関する前記検知工程の検知結果に基づいて、バックアップ動作の実行可否を判定する判定工程と、
前記判定工程でバックアップ動作を実行できないと判定した場合は、前記バックアップモードへの設定を禁止する制御工程とを備える。
また、上記の目的を達成するための本発明の他の態様による制御方法は、
記憶メディアを装着するための複数のスロットを備えた撮像装置の制御方法であって、
バックアップモードへの設定指示に応じて、前記複数のスロットの中から選択された複数のスロットを、撮影により得られた画像データを記録するための記録スロットに設定する設定工程と、
前記選択された複数のスロットの各々における記憶メディアへの記録の可否を検知する検知工程と、
前記設定工程において選択された複数のスロットに関する前記検知工程の検知結果に基づいて、バックアップ動作の実行可否を判定する判定工程と、
前記バックアップモードで稼動中に、前記判定工程でバックアップ動作を行えないと判定した場合は、該バックアップモードを自動的に解除する解除工程とを備える。
記憶メディアを装着するための複数のスロットを備えた撮像装置の制御方法であって、
バックアップモードへの設定指示に応じて、前記複数のスロットの中から選択された複数のスロットを、撮影により得られた画像データを記録するための記録スロットに設定する設定工程と、
前記選択された複数のスロットの各々における記憶メディアへの記録の可否を検知する検知工程と、
前記設定工程において選択された複数のスロットに関する前記検知工程の検知結果に基づいて、バックアップ動作の実行可否を判定する判定工程と、
前記バックアップモードで稼動中に、前記判定工程でバックアップ動作を行えないと判定した場合は、該バックアップモードを自動的に解除する解除工程とを備える。
本発明によれば、例えば、記録が不可の状態のスロットが誤って記録スロットに設定されることを防止できるので、複数のメディアスロットを有する装置(デジタルカメラ等)において操作性が向上する。
以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
以下の各実施形態では、画像を撮影し、撮影した画像の画像データを少なくとも一つの記憶媒体に記録することができる装置(デジタルカメラ、デジタルビデオ、カメラ付き携帯電話等)を撮像装置と呼ぶ。
<第1実施形態>
図1は、第1乃至第3実施形態に係る撮像装置100の構成を示すブロック図である。なお、本実施形態の撮像装置は、撮影した画像の縮小画像を簡易的に表示することが可能となっている。
図1は、第1乃至第3実施形態に係る撮像装置100の構成を示すブロック図である。なお、本実施形態の撮像装置は、撮影した画像の縮小画像を簡易的に表示することが可能となっている。
撮像装置100において、撮像素子14は光学像を電気信号に変換する素子である。シャッター12は撮像素子14への露光量を制御するために設けられている。A/D変換器16は撮像素子14のアナログ信号出力をデジタル信号に変換し、画像処理回路20及びメモリ制御回路22へこれを提供する。タイミング発生回路18は、撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するための回路であり、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
画像処理回路20はA/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20において撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が測光ユニット46や測距ユニット42に対して制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等を行うことができる。さらに、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
なお、本実施形態においては、測距ユニット42及び測光ユニット46を専用に備える構成としたため、測距ユニット42及び測光ユニット46を用いてAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュ調光)処理の各処理を行うものとし、画像処理回路20を用いたAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュ調光)処理等の各処理を行わない構成としても良い。
メモリ制御回路22は、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。
画像表示メモリ24、D/A変換器26、TFT、LCD等を具備した画像表示部28により、画像表示系が形成される。すなわち、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26によりビデオ用のアナログ信号に変換され、画像表示部28により表示される。メモリ30は、撮影した静止画像や動画像を格納する。メモリ30は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像をメモリ30に対して書き込むことが可能となる。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
圧縮・伸長回路32は、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長するための回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
シャッター制御ユニット40は測光ユニット46からの測光情報に基づいて、絞り312を制御する絞り制御ユニット340と連携しながら、シャッター12を制御する。なお、シャッター制御ユニット40はフラッシュ48と連携することによりフラッシュ調光機能も有する。
測距ユニット42はAF(オートフォーカス)処理を行うための測距を実行する。レンズ310に入射した光線を、一眼レフ方式によって、絞り312、レンズマウント306及び106、ミラー130そして不図示の測距用サブミラーを介して、測距ユニット42に入射させることにより、光学像として結像された画像の合焦状態を測定することができるように構成されている。測光ユニット46は、AE(自動露出)処理を実行する。レンズ310に入射した光線を、一眼レフ方式によって、絞り312、レンズマウント306及び106、ミラー130及び132そして不図示の測光用レンズを介して、測光ユニット46に入射させることにより、光学像として結像された画像の露出状態を測定することができるようにしている。
フラッシュ48は、AF補助光の投光機能やフラッシュ調光機能を有する。なお、測距ユニット42による測定結果と、撮像素子14によって撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果とを共に用いてAF(オートフォーカス)制御を行っても構わないこと、同様に、測光ユニット46による測定結果と、撮像素子14によって撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果とを共に用いて露出制御を行っても構わないことは当業者には明らかであろう。
システム制御回路50は、撮像装置100の全体の制御をつかさどる。メモリ52はシステム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。表示器54は液晶表示装置やスピーカー等を含み、システム制御回路50による制御の下で、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を出力する。表示器54は撮像装置100の操作部近辺の視認し易い位置に一箇所或いは複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。また、表示器54は、その一部の機能が光学ファインダー104内に設置されている。不揮発性メモリ56は電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
システム制御回路50に対する各種の動作指示を入力するための操作系として、本実施形態の撮像装置100は、モードダイアル60、シャッタースイッチ62及び64、画像表示ON/OFFスイッチ66、操作部68、電源ON/OFFスイッチ70、及び記録スロット選択スイッチ72を備える。この操作系を構成する指示入力機構としては、スイッチやダイアル等の機械的接点を利用した構成、タッチパネルや視線検知によるポインティングのための構成、音声入力のための音声認識装置等を単独で或いは適宜組み合わせて用いたものがあげられる。
ここで、上記操作系の各部の具体的な説明を行う。モードダイアルスイッチ60は、自動撮影モード、プログラム撮影モード、シャッター速度優先モード、絞り優先モード、マニュアル撮影モード、焦点深度優先(デプス)撮影モード、ポートレート撮影モード、風景撮影モード、接写撮影モード、スポーツ撮影モード、夜景撮影モード、パノラマ撮影モード、等の各機能撮影モードを切り替え設定するためのスイッチである。
シャッタースイッチ62(SW1)は、不図示のシャッターボタンの操作途中(シャッターボタンの半押し状態)でONとなり、この信号によりAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。シャッタースイッチ64(SW2)は、不図示のシャッターボタンの操作完了(全押し状態)でONとなり、撮影の開始を指示する。すなわち、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データとして書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記憶メディア200或いは210に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
画像表示ON/OFFスイッチ66がONになると再生動作の開始が指示される。この指示により、撮影した画像をメモリ30や記憶メディア200或いは210から読み出し、これを画像表示部28によって表示させるという再生動作が開始される。操作部68はその他の各種ボタンやタッチパネル等から構成される。電源スイッチ70は、撮像装置100の電源オン、電源オフの各モードを切り替え設定することができる。また、撮像装置100に接続された記憶メディア200、210、レンズユニット300、外部ストロボ(不図示)等の各種付属装置の電源オン、電源オフの設定も合わせて切り替え設定することができる。
記録スロット選択ユニット72により、ユーザは複数のメディアスロットから所望のメディアスロットを記録スロットとして選択し、この選択状態を撮像装置に設定することができる。記録スロットは、複数のメディアスロットから一つ以上を選択することができる。記録スロット選択ユニット72を用いてユーザにより設定された記録スロットの選択状態は、ユーザ選択スロットとしてシステム制御回路50或いはメモリ52に保存される。なお、撮像装置100で記録スロットを選択する場合には、画像表示部28を用いてメディアスロットを一覧表示し、所望のメディアスロットを選択させるようにしてもよい。或いは、通信ユニット110によりコンピュータ等によりあらかじめ設定された値を取り込み、その値を選択する構成としてもよい。
記憶メディア状態検知ユニット74は、メディアスロットに装着されている記憶メディア(例えば記憶メディア200及び210)が記録可能状態であるか否かを検知する。記録スロット検索ユニット76は、複数のメディアスロットのうち記録スロットに設定されているメディアスロットを検索する。記録スロット自動解除ユニット78は、記録スロットに設定されているメディアスロットを記録スロットから自動解除する。また、自動解除を実行した際には、画像表示部28または表示器54にその旨を表示(または音声出力)させ、自動解除が実行されたことをユーザに通知する。
電源制御ユニット80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。そして、それらの検出結果及びシステム制御回路50からの指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記憶メディアを含む各部へ供給する。
電源部86は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等を備え、コネクタ82、84を介して電源制御ユニット80へ電源を供給する。
インターフェース90、94は、メモリカードやハードディスク等の記憶メディアと装置内のバスとを接続する。コネクタ92、96はメモリカードやハードディスク等の記憶メディアと接続を行うべくメディアスロットに設けられたコネクタであり、記憶メディアが有するコネクタ(例えば記憶メディア200や210のコネクタ206や216)と接続可能である。記憶メディア着脱検知ユニット98は、コネクタ92及び/或いは96に記憶メディアが装着されているか否かを検知する。
なお、図1では記憶メディアを取り付けるインターフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明しているが、もちろん、記憶メディアを取り付けるインターフェース及びコネクタの数は、3つ以上としてもよい。図2以降に示す第1実施形態では、4つの記憶メディアが接続できるように4つのメディアスロットと、4つのコネクタと、4つのインターフェースを有する場合を説明している。また、インターフェース及びコネクタとしては、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)カードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成しても構わない。更に、複数のメディアスロットの各々が異なる規格に対応したものであってもよい(即ち複数種類の規格が混在していてもよい)。
レンズ310に入射した光線は、一眼レフ方式によって、絞り312、レンズマウント306および106、ミラー130及び132を介して光学ファインダー104へ導かれ、そこで光学像として結像表示される。これにより、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用すること無しに、光学ファインダー104のみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダー104内には、表示器54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示などが設置されている。
レンズマウント106は撮像装置100をレンズユニット300とを主に機械的に結合する。ただし、レンズマウント106内には、撮像装置100をレンズユニット300と電気的に接続する各種機能も含まれている。
通信ユニット110は、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信等の各種通信機能の少なくともいずれかを有する。コネクタ112は通信ユニット110を介して撮像装置100を他の機器と接続するために用いられる。なお、コネクタ112は、無線通信の場合はアンテナとなる。インターフェース120は、レンズマウント106を介して、撮像装置100をレンズユニット300と電気的に接続するためのインターフェースである。コネクタ122は撮像装置100をレンズユニット300と電気的に接続するコネクタである。なお、図1では、図示を簡単にするために、電気的接続のためのコネクタ122,322はレンズマウント106の外部に示してある。
130、132はミラーで、レンズ310に入射した光線を、一眼レフ方式によって光学ファインダー104に導くことが出来る。なお、ミラー132は、クイックリターンミラーの構成としても、ハーフミラーの構成としても、どちらでも構わない。
200はメモリカードやハードディスク等の記憶メディアである。記憶メディア200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、撮像装置100と論理的な接続を行うインターフェース204、撮像装置100と物理的な接続を行うコネクタ206を備えている。同様に、210はメモリカードやハードディスク等の記憶メディアであり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部212、撮像装置100とのインターフェース214、撮像装置100と接続を行うコネクタ216を備えている。
レンズユニット300は交換レンズタイプであり、撮影レンズ310、絞り312を備える。レンズユニット300は、レンズマウント306を介して撮像装置100と機械的に結合される。レンズマウント306内には、レンズユニット300を撮像装置100と電気的に接続するためのコネクタ322が設けられている。即ち、コネクタ322とインターフェース320により、レンズユニット300は撮像装置100と電気的に通信可能に接続される。コネクタ322は、撮像装置100とレンズユニット300との間で制御信号、状態信号、データ通信信号等を伝え合うと共に、各種電圧の電流を供給される或いは供給する機能も備えている。また、コネクタ322は電気通信のみならず、光通信、音声通信等を伝達する構成としても良い。
絞り制御ユニット340は測光ユニット46からの測光情報に基づいて、シャッター12を制御するシャッター制御ユニット40と連携しながら、絞り312を制御する。また、測距制御ユニット342は撮影レンズ310のフォーカシングを制御し、ズーム制御ユニット344は撮影レンズ310のズーミングを制御する。レンズ制御ユニット350はレンズユニット300全体を制御する。レンズ制御ユニット350は、動作用の定数、変数、プログラム等を記録するメモリやそのレンズユニット300に固有の番号等の識別情報、管理情報、開放絞り値や最小絞り値、焦点距離等の機能情報、現在や過去の各設定値などを保持する不揮発メモリの機能も備えている。
図2は、上記図1で示した本実施形態の撮像装置100の概観を示す図である。画像表示部28は例えば液晶表示器で構成されており、図2では記録スロットの設定時の表示例を示している。なお、記録スロットの設定操作や処理については図5のフローチャート等を参照して後に詳述するが、簡単に述べると次のとおりである。モードダイアル60を用いて記録スロット設定モードに移行すると、画像表示部28にはメディアスロットの一覧201が表示され、操作部68を使用してスロット単位で記録スロットに設定するか否かを指示できる。そして、操作部68を用いて一覧201に表示されているメディアスロットを選択状態(例えば201a)にすると、選択状態になったメディアスロットの状態が通知欄202に表示される。ここで通知されるスロットの状態としては、「メディアスロットに記憶メディアが装着されていない」「メディアスロットに装着されている記憶メディアが初期化されていない」、「メディアスロットに装着されている記憶メディアが容量一杯である」、「メディアスロットに装着されている記憶メディアが壊れている」等がある。
なお、本実施形態では、撮影画像の縮小画像を表示する画像表示部28を用いて複数のメディアスロットの少なくとも一つを記録スロットに設定する構成を採用したが、撮像装置100の上面或いは背面に配置された他の液晶表示器を用いて複数のメディアスロットの少なくとも一つを記録スロットに設定するためのユーザインターフェースを提供する構成を採用することも可能である。
次に、図3を参照して、第1の実施形態の動作を説明する。なお、以下の各フローチャートにより説明される処理及び動作は、システム制御回路50がメモリ52に記憶されたプログラムを実行することにより実現されるものである。
図3の(a)乃至(c)は、本実施形態に係る撮像装置100が備えているメディアスロットの状態の一例を表す。図3の(a)乃至(c)において、301乃至304は、メディアスロットを示す。
図3の(d)に示すように、メディアスロット301〜304の上段は、各メディアスロットが記録スロットであるか否かを示す。「記録」が記載されているメディアスロットは、そのメディアスロットが記録スロットであることを意味する。
また、図3の(d)に示すように、メディアスロット301〜304の下段は、(1)メディアスロットに記憶メディア(メモリカード等)が接続されているか否かを示し、(2)メディアスロットに記憶メディアが接続されている場合はその記憶メディアに撮影画像を記録することができるか否かを示す。「無」が記載されているメディアスロットは、そのメディアスロットに記憶メディアが接続されていないことを意味する。「有」が記載されているメディアスロットは、そのメディアスロットに記憶メディアが接続されていることを意味する。「不可」が記載されているメディアスロットは、そのメディアスロットに接続されている記憶メディアが撮影画像を記録できない状態であることを意味する。撮像装置100は、記憶メディアが壊れている、記憶メディアに撮影画像を記録するだけの容量がない、記憶メディアが初期化されていないなどの場合、記憶メディアが撮影画像を記録できない状態であると判定する。「可」が記載されているメディアスロットは、そのメディアスロットに接続されている記憶メディアが撮影画像を記録できる状態であることを意味する。
なお、本実施形態では、メディアスロットの数を4つとしているが、メディアスロットの数は2つ以上であればよく、以下に説明する動作は2つ以上のメディアスロットを有する撮像装置に適用できる。
メディアスロット301には、記録可能な記憶メディアが装着されており、かつ、記録スロットに選択されている。メディアスロット302には、記憶メディアが装着されておらず、記録スロットにも選択されていない。メディアスロット303には、記憶メディアが装着されているが、記録不可能な状態であり、記録スロットには選択されていない。メディアスロット304には、メディアスロット301と同様に、記録可能な記憶メディアが装着されており、記録スロットに選択されている。
以上の図3の(a)に示したような設定状態における撮像装置100において、記録スロットを設定するための操作が行われると、画像表示部28には図2に示すような表示がなされることになる(メディアスロット301〜304は図2のスロット1〜4に対応するものとする)。図3の(a)では、メディアスロット302及びメディアスロット303は、それぞれ「記憶メディアが未装着である」、「記憶メディアが記録不可能な状態である」といった理由により記憶メディアへの記録の実行が不可能な状態にある。本実施形態では、これら、記録の実行が不可能と判定されたメディアスロットに対しては、記録スロットへの設定を禁止する。操作部68の操作により、一覧201にあげられたメディアスロットの選択状態を切り替えていく間に、選択状態になったメディアスロットが記録スロットとしての設定ができない場合にはその旨の表示が通知欄202において行われる。図2では、スロット2(図3のメディアスロット302に対応)が一覧201において選択状態(201a)にあり、スロット2には記憶メディアが装着されていない旨が、通知欄202により表示、通知されている。
また、以上の図3の(a)に示したような記録スロットの設定状態にて動作中の撮像装置100において、図3の(b)に示すようにメディアスロットの状態が変化したとする。即ち、メディアスロット304から記憶メディアが抜かれ、メディアスロット304は記憶メディアが未装着の状態へと変化したとする(S321)。なお、メディアスロット304が記憶メディア未装着状態に変化したことは、記憶メディア着脱検知ユニット98により検知される。なお、記憶メディアの装着状態の検知方法は周知であるため、説明を省略する。このとき、メディアスロット304は記憶メディアが装着されていないので、撮影画像を記録することは不可能であり、記録スロットとしての設定状態を解除する必要がある。よって、メディアスロット304を記録スロットから自動的に解除する(S322)。
また、図3の(c)は、図3の(a)の状態から、メディアスロット304に装着されている記憶メディアが記録不可能な状態に変化した場合を示す(S331)。なお、記憶メディアが記録不可能な状態に変化したことは、記憶メディア状態検知ユニット74により検知される。記録不可能な状態には、記憶メディアが破壊された、記憶メディアの容量が一杯になった、初期化されていない記憶メディアが装着されていることなどが考えられる。これらの状態の検知方法は周知技術であるためここでは説明を省略する。このような場合、メディアスロット304には撮影画像を記録することは不可能であり、メディアスロット304における記録スロットの設定状態を解除する必要がある。よって、メディアスロット304における記録スロットとしての設定を自動解除する(S332)。
なお、図7のS322及びS332における自動解除の実行時には、その旨を画像表示部28に表示し、メディアスロットの設定状態の変化(記録スロットから解除されたこと)をユーザに通知する。
以上説明した動作について、図4及び図5のフローチャートを参照して更に詳細に説明する。
図4はメディアスロットを記録スロットに設定する際の、撮像装置100の動作を説明するフローチャートである。図4を用いて、所望のスロットを記録スロットに選択する際の処理と警告表示について説明する。なお、図4のフローチャートで示される処理は、モードダイアル60によって撮像装置100を記録スロット設定モードに設定することにより起動される。
記録スロット設定モードの処理が起動されると、まずステップS401においてユーザインターフェースが画像表示部28により提示される。ここでは、図2に示したようなメディアスロットの一覧表示201が表示されることになる。なお、一覧表示201には当該撮像装置が有するすべてのメディアスロットの各々について記録スロットへの設定状態が表示される。また、この一覧表示を行う際に、記憶メディア着脱検知ユニット98及び記憶メディア状態検知ユニット74により各状態を検知し、その検知結果を表示するようにしてもよい。このようにすれば、どのメディアスロットを記録スロットに設定できるかが一目瞭然となり、より操作性が向上する。なお、図2に示した操作部68の操作スイッチの一部は、記録スロット設定モードに移行したことにより、記録スロット選択スイッチ72として機能するものとする。
記録スロット選択スイッチ72を用いて、一覧表示201内の選択状態のメディアスロットを順次切り替えることができる(ステップS402)。一覧表示201においてメディアスロットが201aに示すような選択状態になると、当該選択状態のメディアスロットについて、記憶メディア着脱状態を記憶メディア着脱検知ユニット98によりチェックする(ステップS403)。ステップS403において、当該メディアスロットに記憶メディアが装着されていないと判定された場合には、ステップS408へ進み、画像表示部28等を用いて、警告表示を行う。本実施形態では、図2に示したように、通知欄202にその旨の表示を行うものとする。そして、ステップS407へ進む。この場合、後述のステップS406はスキップされるので、当該メディアスロットを記録スロットに設定することは禁止されることになる。
一方、記憶メディアが装着されていると判定された場合は、ステップS403からステップS404へ進み、記憶メディア状態検知ユニット74により、当該メディアスロットに装着された記憶メディアの状態(記録の可否)を調べる。当該メディアスロットに装着されている記憶メディアが記録可能な状態ではないと判定された場合は、ステップS408へ進み、その旨の警告を通知欄202に表示する。そして、ステップS407へ進む。この場合も、後述のステップS406はスキップされるので、当該メディアスロットを記録スロットに設定することは禁止されることになる。すなわち、記憶メディア着脱検知ユニット98と記憶メディア状態検知ユニット74により記憶メディアへの記録が不可であると判定されたメディアスロットに対しては、記録スロットとしての設定が禁止される。
ステップS404において、当該メディアスロットに装着された記憶メディアが記録可能であると判定された場合は、ステップS405へ進む。ステップS405へ進んだ場合、当該メディアスロットは記録スロットとして設定することが可能であるので、記録スロットへ設定する旨の指示が記録スロット選択スイッチ72よりなされたか否かを判定する。記録スロットへ設定するべく指示されたならば、ステップS406へ進み、当該メディアスロットを記録スロットに設定し、その状態をメモリ52に記憶する。記録スロット選択スイッチ72により次のメディアスロットへ選択状態を移す指示が入力された場合は、ステップS407からステップS402へ進み、新たに選択状態となったメディアスロットについて上記処理を繰り返す。また、記録スロット設定モードを解除する指示が入力された場合は、ステップS407から本処理を終了する。
なお、上記処理において、選択状態のメディアスロットが記録スロットとして設定可能であると判定されている場合は、ステップS407において次のメディアスロットの選択指示もしくは設定モード終了指示が入力されるまではステップS405へ処理を戻すものとする。一方、ステップS408で警告表示を行ってステップS407へ進んだ場合は、次のメディアスロットの選択指示もしくは設定モード終了指示が入力されるまでステップS407にて待機するものとする。
以上、本実施形態による記録スロットの設定処理を説明した。次に、メディアスロットの状態の変化に伴う記録スロット設定状態の制御について図5のフローチャートを参照して説明する。
図5は、本実施形態の撮像装置100によるメディアスロットの状態の監視及び記録モードの自動解除を説明するフローチャートである。例えば、メディアスロットの状態が、図3の(a)の状態から(b)または(c)の状態に変化した場合に、記録不可となったメディアスロットの記録スロットとしての設定を自動的に解除する処理が含まれる。なお、図5の処理は、撮像装置100の動作中に所定周期で繰り返し実行される。或いは、記憶メディア着脱検知ユニット98及び記憶メディア状態検知ユニット74のいずれかにおいて状態の変化が検出された場合に実行するようにしてもよい。
まず、ステップS501において、記録スロット検索ユニット76は、メモリ52を参照することにより、記録スロットとして設定されているすべてのメディアスロットを検出する。ステップS502において、ステップS501で検出されたメディアスロットの中からまだチェックされていないメディアスロットを一つ選択する。ステップS503において、記憶メディア着脱検知ユニット98により記憶メディアの有無をチェックする。記憶メディアが装着されていないと判定された場合は、ステップS503へ進み、記録スロット自動解除ユニット78により選択中の記録メディアスロットを記録スロットとしての設定状態から解除する。そして、ステップS507において、画像表示部28等を用いて自動解除した旨とその理由の通知を行う。
ステップS503において記憶メディアが装着されている判定された場合は、ステップS504へ進む。ステップS504では、記憶メディア状態検知ユニット74により、装着されている記憶メディアが記録可能な状態にあるかどうかを判定する。装着されている記憶メディアが記録不可能な状態にあると判定された場合は、ステップS506,S507にて、上述したように当該メディアスロットの記録スロットとしての設定状態の解除(図3のS322,S332に相当)とその理由を通知する警告表示を行う。
記録可能な状態の記憶メディアの装着が確認された場合は、選択中のメディアスロットは記録スロットとしての設定状態を維持する。そして、ステップS505において、未チェックのメディアスロットが残っているかどうかを判定し、残っていれば次のメディアスロットをチェックするためにステップS502に進む。ステップS501で取得したメディアスロットのすべてについてチェックを終えたならば、本処理を終了する。
以上の図5に示したような記録スロットの監視を実行しながら、撮影動作が実行された場合は、記録スロットに設定されている全てのメディアスロットにおいて、記憶メディアに画像データが書き込まれることになる。なお、各メディアスロットを異なる形式の記憶メディアに対応させれば、複数種類の記憶メディアに同時に画像データを記録できることになる。
以上説明したように、上記実施形態によれば、メディアスロットにおける記憶メディアの装着の状態、メディアスロットに装着されている記憶メディアの状態に基づいて当該メディアスロットに対してなされている記録スロットとしての設定の維持、解除が制御される。よって、記録スロットが記録不可の状態に変化した場合でも、ユーザがマニュアルで設定をやり直したりする必要が無く、ユーザを煩わしさから解放することができる。また、自動解除が実行された際には、その旨をユーザに通知するべく表示がなされるので、ユーザはメディアスロットが記録スロットから自動解除されたことを容易に把握でき、便利である。
また、メディアスロットに記憶メディアが装着されていない、或いは記憶メディアが記録不可能な状態である場合には、当該メディアスロットを記録スロットとして設定することが禁止され、その旨が表示される。このため、記録スロットに設定できないようなメディアスロットを指定してしまうという誤操作を防ぐことが可能である。また、この表示により、記録スロットに記憶メディアが装着されていないこと、或いは記録スロットに装着されている記憶メディアが記録可能状態にないことを容易に知ることが可能である。
<第2実施形態>
第1実施形態では、各メディアスロットに対して個別に記録スロットへの設定を行うことにより複数のメディアスロットを記録スロットとして設定する方法を示した。第2実施形態では、バックアップモードをONに設定するかOFFに設定するかによって、複数のメディアスロットを記録スロットに設定する方法を説明する。なお、第2実施形態では、複数のメディアスロットの1例として2つのメディアスロットを設けた場合に関して説明する。3つ以上のメディアスロットの場合への拡張については、その説明の後で述べる。
第1実施形態では、各メディアスロットに対して個別に記録スロットへの設定を行うことにより複数のメディアスロットを記録スロットとして設定する方法を示した。第2実施形態では、バックアップモードをONに設定するかOFFに設定するかによって、複数のメディアスロットを記録スロットに設定する方法を説明する。なお、第2実施形態では、複数のメディアスロットの1例として2つのメディアスロットを設けた場合に関して説明する。3つ以上のメディアスロットの場合への拡張については、その説明の後で述べる。
図6は、上記図1で示した本発明の実施形態の撮像装置100の画像表示部28のバックアップモード設定時における表示例を示した図である。
モードダイアル60によってバックアップモード設定を選択すると、図1で示した操作部68を使用して、バックアップモードONまたはOFFを設定することができる。バックアップモードをONに設定した場合には、2つのメディアスロット(第1スロット、第2スロット)の両方を記録スロットとする。バックアップモードをOFFに設定した場合には、第1実施形態に示した方法により、ユーザは記録スロットを第1スロットにするか第2スロットにするか、或いはそれらの両方にするかを設定する。
図7の(a)乃至(c)は、本実施形態における各メディアスロットの状態の一例を表す。なお、本実施形態では、メディアスロットを2つとしているが、上述のようにメディアスロットの数は2つ以上であればよく、メディアスロットの数によらず同様の動作をする。
図7の(a)乃至(c)において、701及び702は、メディアスロットを示す。なお、メディアスロット701、702の上段及び下段は、メディアスロット301乃至304の上段及び下段と同様の意味を有するものとする。図7の(a)に示される状態では、メディアスロット701、702に記録可能な記憶メディアが装着されており、バックアップモードがONとなっている。従って、メディアスロット701,702共に記録スロットに設定されている。この状態で撮影が行われると、撮影画像はメディアスロット701とメディアスロット702の両方に装着された記憶メディアに書き込まれることになる。なお、一般にバックアップモードではメディアスロット毎に撮影画像を書き込むためのメインスロットとバックアップデータを書き込むためのバックアップスロットを設定可能であり、ここでは、メディアスロット701をメインスロット、メディアスロット702をバックアップスロットに設定しているものとする。
図7の(b)は、図7の(a)におけるメディアスロット702から記憶メディアが抜かれ、メディアスロット702の状態が記憶メディア未装着の状態へ変化した(S721)ことを表す。この結果、メディアスロット702は記憶メディアが装着されていないので撮影画像を記録することは不可能になる。この結果、バックアップスロットが存在しなくなる。即ち、バックアップ動作を継続することは不可能となるので、バックアップモードをONに設定していた場合は、記録スロット自動解除ユニット78により、バックアップモードをOFFに自動解除する(S722)。従って、上記の処理後、即ち(b)の状態で撮影を行った場合には、撮影画像はメディアスロット701の記憶メディアのみに記録されることになる。
図7の(c)は、図7の(a)におけるメディアスロット702が記録不可能な状態に変化した(S731)ことを表す。記録不可能な状態としては、記憶メディアが破壊された、記憶メディアの容量が一杯になった、初期化されていない記憶メディアが装着されたことなどが考えられる。このとき、メディアスロット702により撮影画像を記録することは不可能である。よって、バックアップ動作を続行することは不可能となり、バックアップモードをONに設定していた場合は、記録スロット自動解除ユニット78により、バックアップモードをOFFに自動解除する(S732)。上記処理後、即ち(c)の状態で撮影を行った場合には、撮影画像はメディアスロット701の記憶メディアのみに記録されることになる。
図8は上述のバックアップモードの自動解除処理を説明するフローチャートである。図8に示す処理は撮像装置100の動作中に所定周期で繰り返し実行される。或いは、記憶メディア着脱検知ユニット98及び記憶メディア状態検知ユニット74のいずれかにおいてメディアスロットの状態の変化が検出された場合に実行するようにしてもよい。
まず、ステップS801において現在バックアップモードに設定されているかどうかを判定する。バックアップモードに設定されていなければ図8に示す処理を終了する。バックアップモードであれば、ステップS802へ進み、記録スロットとして設定されている全メディアスロットについて記録スロットとしての設定を維持可能かどうか調べ、維持可能でない記録スロットはその設定を自動解除する。これは、図5のステップS501〜S505の処理により達成できる。この処理において、ステップS507の表示処理により、ユーザは記録スロットではなくなったメディアスロットを容易に確認できる。
そして、ステップS803において、記録スロットとして残っているメディアスロットによってバックアップ動作が実行可能かどうかを判定する。図7の例ではメディアスロットが2つのなので、いずれか一方のメディアスロットが記録スロットでなくなった場合にはバックアップ動作を継続することができなくなる。つまり、記録スロットが1つ以下となった場合、バックアップ動作を継続することができなくなる。このような場合は、ステップS805へ進み、バックアップモードを解除する(図7のS722,S732)。そして、ステップS806でその旨の警告表示を行い、本処理を終了する。
一方、記録スロットとして残っているメディアスロットの組み合わせによりバックアップ動作が可能であればステップS804へ進み、バックアップ動作を継続することになる。
次に、図9のフローチャートを参照して、バックアップモード設定操作時における撮像装置100の動作を説明する。モードダイアル60の操作によりバックアップモード設定モードを指定すると図9の処理が開始される。
まず、ステップS901において、バックアップモード設定操作であることを示す画面を表示する。例えば、図6の画像表示装置28内の600に示す如き表示を行う。そして、ステップS902へ進み、すべてのメディアスロットの状態を調べる。ステップS903では記録可能なメディアスロットによりバックアップ動作を行えるかどうかを判定する。ここで記録可能なメディアスロットとは、記録可能な記憶メディアが装着されたメディアスロットのことであり、記憶メディア着脱検知ユニット98と記憶メディア状態検知ユニット74による各メディアスロットの検知結果により判定することができる。
記録可能なメディアスロットが2つ以上存在しない場合はバックアップモードで動作することができない。或いは、メインスロットに指定されたメディアスロットに記録スロットに設定できるものがない場合や、バックアップスロットに指定されたメディアスロットに記録スロットに設定できるものがない場合には、やはりバックアップモードで動作することができないと判定される。ステップS903においてバックアップモードでの動作ができないと判定されると、ステップS907へ進み、例えば図6の602に示したように、その旨の警告を表示する。複数の記録可能なメディアスロットが検出された場合には、ステップS904へ進みバックアップモードへの移行が指示されたかを判定する。指示されたならばステップS906へ進み、本装置をバックアップモードに設定する。バックアップモードへの移行指示がない場合は、設定操作の終了指示があるまでは、上記ステップS902からS904の処理を繰り返す。これにより、バックアップモード設定モードにおいて、新たに記憶メディアが装着されて記録可能なメディアスロットが増加した場合でも、即座にその状態を反映した設定操作、処理が可能となる。
以上説明したように、第2実施形態によれば、バックアップモードを設定するだけで複数の記憶メディアに画像データを記録させることができ、操作性が向上する。また、複数の記憶メディアに画像を記録できない状態になった場合は、その旨の警告を表示するとともに、バックアップモードを解除するので、ユーザはカメラの動作状態を正しく把握できる。
なお、上記第2実施形態において、3つ以上のメディアスロットへ拡張する場合には、各メディアスロットをメインスロットとバックアップスロットのいずれかに予め設定しておく。この設定はユーザが行えるようにしてもよいし、装置に固定されたものとしてもよい。そして、ステップS803やステップS903において、メインスロットに設定されたメディアスロットの全てが記憶メディアへの記録が不可の状態になった場合、或いはバックアップスロットに設定されたメディアスロットの全てが記憶メディアへの記録が不可の状態になった場合に、バックアップモード動作の実行が不可能であると判定すればよい。
なお、上記各実施形態に係る撮像装置において、プログラム及び関連データを、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM等の記憶媒体を装置に装備された記憶媒体ドライブ挿入口に挿入することで供給し、プログラム及び関連データを記憶媒体から一旦ハードディスクにインストールしハードディスクからRAMにロードするか、或いはハードディスクにインストールせずに直接RAMにロードすることで、プログラム及び関連データを実行することでプログラム実行が可能となる。或いは、撮像装置に予めプログラム及び関連データを格納しておくことで、プログラム実行が可能となる。
<第3実施形態>
第1及び第2実施形態では、メディアスロットの状態により設定を維持できなくなった場合はその設定を自動的に解除する撮像装置を説明した。例えば、第1実施形態では、記録スロットに設定されていたメディアスロットが記録できない状態になると、記録スロットとしての設定を自動的に解除する撮像装置を説明した(S503,S504,S506,S507)。また、第2実施形態では、メインスロット或いはバックアップスロットの少なくともいずれかにおいて記録スロットが存在しなくなるとバックアップモードを自動的に解除する撮像装置を説明した(S803,S805,S806)。
第1及び第2実施形態では、メディアスロットの状態により設定を維持できなくなった場合はその設定を自動的に解除する撮像装置を説明した。例えば、第1実施形態では、記録スロットに設定されていたメディアスロットが記録できない状態になると、記録スロットとしての設定を自動的に解除する撮像装置を説明した(S503,S504,S506,S507)。また、第2実施形態では、メインスロット或いはバックアップスロットの少なくともいずれかにおいて記録スロットが存在しなくなるとバックアップモードを自動的に解除する撮像装置を説明した(S803,S805,S806)。
第3実施形態では、そのような解除を行う前に、ユーザがメディアスロットを選択スロットに復活させるための猶予を与えることができる撮像装置を説明する。第3実施形態でも、第1及び第2実施形態と同様に図1に示す撮像装置100を採用する。
図10は、第3実施形態に係る撮像装置において実行される処理を説明するフローチャートである。図10に示す処理は、第1実施形態のステップS506及びS507と置き換えることも、第2実施形態のステップS805及びS806と置き換えることができる。
まず、図10を参照し、第1実施形態の一部を変更した場合を説明する。
図5のステップS503或いはS504においてNOと判定された場合(選択中のメディアスロットが記録不可な状態である場合)、撮像装置100は図10のステップS1001の処理を開始する。ステップS1001では、記憶メディアの装着或いは交換を促すメッセージ等を画像表示部28に表示する。このとき、選択中のメディアスロットをアイコン等を用いてユーザに明示する。
所定時間内に選択中のメディアスロットが記録可能な状態に復帰した場合は、ステップS1002からステップS1006へ進み、記録スロットの設定が解除されなかったことを示すメッセージ等を画像表示部28に表示し、図5のステップS505へ進む。一方、所定時間内に選択中のメディアスロットが記録可能な状態に復帰しなかった場合はステップS1004へ進み、記録スロットの設定を解除し、ステップS1005でその旨を警告するメッセージ等を画像表示部28に表示する。そしてステップS505へ進む。
次に、図10を参照し、第2実施形態の一部を変更した場合を説明する。この場合、ステップS1002では、選択中のメディアスロットが記録可能な状態に復帰したか否かではなく、バックアップ動作が可能な状態に復帰したか否かが判定される。
図8のステップS803においてバックアップ動作の継続が不可と判定された場合、撮像装置100は図10のステップS1001の処理を開始する。ステップS1001では、バックアップモードを維持できるようにするため、記憶メディアの装着或いは交換を促すメッセージ等を画像表示部28に表示する。このとき、記録スロットでないメディアスロットをアイコン等を用いてユーザに明示する。
所定時間内にバックアップ動作が可能な状態に復帰した場合は、ステップS1002からステップS1006へ進み、バックアップモードが解除されなかったことを示すメッセージ等を画像表示部28に表示する。一方、所定時間内にバックアップ動作が可能な状態に復帰しなかった場合はステップS1004へ進み、バックアップモードを解除し、ステップS1005でその旨を警告するメッセージ等を画像表示部28に表示する。
以上のように第3実施形態によれば、所定時間内に記憶メディアの装着或いは交換をすれば記録スロットの設定やバックアップモードの設定をやり直す必要がなくなるので操作性が向上する。
なお、所定時間の経過を待つ代わりに、ユーザが記録スロット又はバックアップモードの設定の解除に同意したか否かを判定するようにしてもよい。この場合、ステップS1003において、記録スロット又はバックアップモードの設定の解除に同意するか否かを問い合わせるメッセージ等を画像表示部28に表示する。そして、ユーザが記録スロット又はバックアップモードの設定の解除に同意する旨の操作を入力したときにステップS1003からステップS1004へ進むようにすればよい。
Claims (22)
- 記憶メディアを装着するための複数のスロットを備えた撮像装置であって、
前記複数のスロットから選択された複数のスロットを撮影により得られた画像データを記録するための記録スロットとして設定する設定手段と、
前記複数のスロットの各々における記憶メディアへの記録の可否を検知する検知手段と、
前記検知手段によって記憶メディアへの記録が不可であると検知されたスロットが記録スロットとして設定されないように前記設定手段を制約する制御手段とを備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記制御手段は、前記設定手段による記録スロットの設定時に、前記検知手段で記憶メディアへの記録が不可であったスロットをユーザに通知する通知手段を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記検知手段は、
スロットの各々における記憶メディアの装着状態を検出する第1検出手段と、
前記第1検出手段により記憶メディアの装着が検出されたスロットにおいて、装着された記憶メディアの記録の可否を検出する第2検出手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 記憶メディアを装着するための複数のスロットを備えた撮像装置であって、
前記複数のスロットの中から、撮影により得られた画像データを記録するための記録スロットとして設定されたスロットにおいて、記憶メディアへの記録の可否を検知する検知手段と、
前記検知手段において記憶メディアへの記録が不可と判定されたスロットについて、記録スロットとしての設定状態を自動解除する解除手段とを備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記解除手段は、記録スロットとしての設定状態を自動解除したスロットをユーザに通知する手段を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
- 前記検知手段は、
スロットの各々における記憶メディアの装着状態を検出する第1検出手段と、
前記第1検出手段により記憶メディアの装着が検出されたスロットにおいて、装着された記憶メディアの記録の可否を検出する第2検出手段とを備えることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。 - 前記解除手段は、
前記検知手段において記憶メディアへの記録が不可と判定されたスロットが存在した場合に、所定の遅延時間の経過の後に前記自動解除を実行し、
記録が不可と判定された前記スロットが該遅延時間の経過前に記録可能な状態となった場合には当該スロットに対する前記自動解除を禁止することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。 - 前記解除手段は、
前記検知手段において記憶メディアへの記録が不可と判定されたスロットが存在した場合に、所定の操作入力の後に前記自動解除を実行し、
記録が不可と判定された前記スロットが前記所定の操作入力の前に記録可能な状態となった場合には当該スロットに対する前記自動解除を禁止することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。 - 記憶メディアを装着するための複数のスロットを備えた撮像装置であって、
バックアップモードへの設定指示に応じて、前記複数のスロットの中から選択された複数のスロットを、撮影により得られた画像データを記録するための記録スロットに設定する設定手段と、
前記選択された複数のスロットの各々における記憶メディアへの記録の可否を検知する検知手段と、
前記設定手段において選択された複数のスロットに関する前記検知手段の検知結果に基づいて、バックアップ動作の実行可否を判定する判定手段と、
前記判定手段でバックアップ動作を実行できないと判定した場合は、前記バックアップモードへの設定を禁止する制御手段とを備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記制御手段は、前記バックアップモードへの設定を禁止する場合、その旨を通知する通知手段を含むことを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
- 前記バックアップモードでは、前記複数のスロットの中からメイン記録用に設定されたスロットとバックアップ記録用に設定されたスロットを用いてバックアップ動作が行われ、
前記判定手段は、前記メイン記録用に設定されたスロット或いは前記バックアップ記録用に設定されたスロットのいずれかにおいて、前記検知手段により記憶メディアへの記録が可能と検知された記録スロットが存在しない場合にバックアップ動作が不可能であると判定することを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。 - 記憶メディアを装着するための複数のスロットを備えた撮像装置であって、
バックアップモードへの設定指示に応じて、前記複数のスロットの中から選択された複数のスロットを、撮影により得られた画像データを記録するための記録スロットに設定する設定手段と、
前記選択された複数のスロットの各々における記憶メディアへの記録の可否を検知する検知手段と、
前記設定手段において選択された複数のスロットに関する前記検知手段の検知結果に基づいて、バックアップ動作の実行可否を判定する判定手段と、
前記バックアップモードで稼動中に、前記判定手段でバックアップ動作を行えないと判定した場合は、該バックアップモードを自動的に解除する解除手段とを備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記解除手段によりバックアップモードを解除する際には、その旨をユーザに通知する通知手段を更に備えることを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
- 前記バックアップモードでは、前記複数のスロットの中からメイン記録用に設定されたスロットとバックアップ記録用に設定されたスロットを用いてバックアップ動作が行われ、
前記判定手段は、前記メイン記録用に設定されたスロット或いは前記バックアップ記録用に設定されたスロットのいずれかにおいて、前記検知手段により記憶メディアへの記録が可能と検知された記録スロットが存在しない場合にバックアップ動作が不可能であると判定することを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。 - 前記解除手段は、
前記判定手段においてバックアップ動作が不可能であると判定された場合に、所定の遅延時間の経過の後に前記解除を実行し、
前記遅延時間の経過前にバックアップ動作が可能な状態となった場合には当該スロットに対する前記解除を禁止することを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。 - 前記解除手段は、
前記判定手段においてバックアップ動作が不可能であると判定された場合に、所定の操作入力の後に前記解除を実行し、
前記所定の操作入力の前にバックアップ動作が可能な状態となった場合には当該スロットに対する前記解除を禁止することを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。 - 記憶メディアを装着するための複数のスロットを備えた撮像装置の制御方法であって、
前記複数のスロットから選択された複数のスロットを撮影により得られた画像データを記録するための記録スロットとして設定する設定工程と、
前記複数のスロットの各々における記憶メディアへの記録の可否を検知する検知工程と、
前記検知工程によって記憶メディアへの記録が不可であると検知されたスロットが記録スロットとして設定されないように前記設定工程を制約する制御工程とを備えることを特徴とする制御方法。 - 記憶メディアを装着するための複数のスロットを備えた撮像装置の制御方法であって、
前記複数のスロットの中から、撮影により得られた画像データを記録するための記録スロットとして設定されたスロットにおいて、記憶メディアへの記録の可否を検知する検知工程と、
前記検知工程において記憶メディアへの記録が不可と判定されたスロットについて、記録スロットとしての設定状態を自動解除する解除工程とを備えることを特徴とする制御方法。 - 記憶メディアを装着するための複数のスロットを備えた撮像装置の制御方法であって、
バックアップモードへの設定指示に応じて、前記複数のスロットの中から選択された複数のスロットを、撮影により得られた画像データを記録するための記録スロットに設定する設定工程と、
前記選択された複数のスロットの各々における記憶メディアへの記録の可否を検知する検知工程と、
前記設定工程において選択された複数のスロットに関する前記検知工程の検知結果に基づいて、バックアップ動作の実行可否を判定する判定工程と、
前記判定工程でバックアップ動作を実行できないと判定した場合は、前記バックアップモードへの設定を禁止する制御工程とを備えることを特徴とする制御方法。 - 記憶メディアを装着するための複数のスロットを備えた撮像装置の制御方法であって、
バックアップモードへの設定指示に応じて、前記複数のスロットの中から選択された複数のスロットを、撮影により得られた画像データを記録するための記録スロットに設定する設定工程と、
前記選択された複数のスロットの各々における記憶メディアへの記録の可否を検知する検知工程と、
前記設定工程において選択された複数のスロットに関する前記検知工程の検知結果に基づいて、バックアップ動作の実行可否を判定する判定工程と、
前記バックアップモードで稼動中に、前記判定工程でバックアップ動作を行えないと判定した場合は、該バックアップモードを自動的に解除する解除工程とを備えることを特徴とする制御方法。 - クレーム17乃至20のいずれかに記載の制御方法をコンピュータによって実行するための制御プログラム。
- クレーム17乃至20のいずれかに記載の制御方法をコンピュータによって実行するための制御プログラムを格納した記憶媒体。
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