JP4392794B2 - 自動二輪車の変速制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車の変速制御装置に関し、特に変速時に変速段に合ったエンジン出力の制御を行うことができ、円滑な変速操作を行うことができるようにした自動二輪車の変速制御装置に関する。
従来、自動二輪車等の車両では、変速時にはクラッチを切った状態で、シフトペダルを回動操作し、変速機をシフト作動させるようにするのが一般的である。一方、レース用の自動二輪車ではより迅速なシフト操作をすることが望まれ、下記の特許文献1に示されているような、例えば変速機の実際のシフト作動開始時期に合わせて点火時期を制御し、エンジン出力を増減制御することによって、クラッチ操作をせずにより迅速に変速操作を行うことを可能としたものがすでに知られている。
特開平4−12141号公報
しかしながら上記特許文献1の技術では、エンジン出力の増減を制御する手段がスロットル開度およびエンジン回転数に応じた点火時期を制御するため、すべてのギヤ位置において最適なエンジン出力制御を行うことができず、円滑な変速操作を行うことが困難である等の課題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、それぞれの変速段に合ったより最適なエンジン出力の制御を行うことができ、クラッチ操作を不要とした変速操作を円滑に行うことができる、自動二輪車等の車両の変速制御装置を提供することにある。
前記した目的を達成するために、本発明は、シフト操作を行うシフト操作部材と、該シフト操作部材と連動する部材に配置されたシフト作動検出器と、該シフト操作部材に連動、連結され、該シフト操作部材が操作されることにより複数変速段の歯車の中から歯車を選択してエンジンの駆動トルク伝達を可能にするシフタとを備えた自動二輪車の変速制御装置において、変速段の位置を検出する変速段検出手段と、前記シフト作動検出器の検出信号に基づいてシフト作動開始時期を判断し、前記変速段検出手段で検出された変速段に応じて少なくともエンジンへの吸気量を制御することにより、エンジンの出力が滑らかに変化するようにエンジンを制御する制御ユニットとを具備した点に第1の特徴がある。
また、吸気量制御手段に連結されると共に、該吸気量制御手段の開閉を制御するアクチュエータとを具備し、前記制御ユニットは、該アクチュエータを制御するようにした点に第2の特徴がある。
また、前記シフト作動検出器によりシフトダウン操作開始時期と判断した際に、前記制御ユニットは前記吸気量制御手段を開制御するようにした点に第3の特徴がある。
また、前記制御ユニットは、シフトダウンのシフトチェンジが完了した後に、前記吸気量制御手段の開度および開度時間を制御して、該吸気量制御手段が徐々に閉じるようにした点に第4の特徴がある。
また、吸気量制御手段を迂回して、その上流側と下流側とを連結するバイパス通路と、該バイパス通路に設けられ、開閉により吸気導入を制御する開閉弁とを具備し、前記制御ユニットは、該開閉弁を制御するようにした点に第5の特徴がある。
また、前記エンジンは複数のシリンダを具備し、前記開閉弁を備えたバイパス通路は各シリンダに対応して設けられ、前記制御ユニットは、開弁する前記開閉弁の個数を制御してエンジンへの吸気量を制御するようにした点に第6の特徴がある。
また、前記シフト作動検出器によりシフトダウン操作開始時期と判断した際に、前記制御ユニットは前記開閉弁を開制御するようにした点に第7の特徴がある。
さらに、前記制御ユニットは、シフトダウンのシフトチェンジが完了した後に、開弁された前記開閉弁の個数が段階的に少なくなるように制御して、吸気量が徐々に低減するようにした点に第8の特徴がある。
請求項1の発明によれば、シフト作動開始が検出されると、変速段に応じて少なくともエンジンへの吸気量を制御するようにしたので、クラッチ操作を不要とした変速操作において、エンジンの出力をより滑らかに変化させるようにすることができる。特に、吸気量を制御するようにしたため、点火時期制御のみに比べてエンジン回転数の増減をより緻密に制御して変速操作時の変速ショックを低減することができるようになる。
請求項2の発明によれば、吸気量制御手段の開閉を制御するアクチュエータを制御するようにしたので、それぞれの変速段に合った最適なエンジン出力の制御を行うことができるようになる。
請求項3の発明によれば、シフトダウン操作開始時に吸気量制御手段を開制御してエンジン出力を増加させることにより、エンジンの出力増加制御を行うため、従来の点火時期制御だけではより大きな出力の増加を得られず困難であったシフトダウン時のクラッチレス操作を、簡単な手段および制御により行うことができるようになる。
請求項4の発明によれば、シフトダウンのシフトチェンジが完了した後に、前記吸気量制御手段の開度および開度時間を制御して、吸気量制御手段が徐々に閉じるようにしたので、エンジン出力トルクが変速機を介して後輪に伝達された際でも、トルク変動によるショックを低減することができるようになる。
請求項5の発明によれば、各変速段に応じて、バイパス通路の開閉弁を制御してエンジン出力を制御するため、それぞれの変速段に合った最適なエンジン出力の制御を行うことができ、クラッチ操作を不要とした変速操作を円滑に行うことができるようになる。
請求項6の発明によれば、開弁させる開閉弁の数を制御することで吸気量を制御するため、吸気量制御をより簡単にすることができるようになる。また、このため、制御ユニットの負担を軽減できるようになる。
請求項7の発明によれば、シフトダウン操作開始時に開閉弁を開制御してエンジン出力を増加させることにより、エンジンの出力増加制御を行うため、従来の点火時期制御に比べてより大きな出力の増加を得られるようになる。また、開閉弁は比較的小型のものを使用できるため、開閉弁の開閉操作を迅速に行え、エンジン出力制御および変速操作をより早く行えるようになる。
請求項8の発明によれば、シフトダウンのシフトチェンジが完了した後に、開弁された開閉弁の個数が段階的に少なくなるように制御したので、エンジン出力トルクが変速機を介して後輪に伝達された際でも、トルク変動によるショックを低減することができるようになる。
以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説明する。まず、本発明が適用される自動二輪車の一例の概略の構成を図1を参照して説明する。図1は本発明に係る変速制御装置を備えた自動二輪車の側面図である。自動二輪車10において、ヘッドパイプ11から車体後方斜め下方に左右一対のメインフレーム12,12(手前の符号12のみ示す)が延び、これらのメインフレーム12,12の下部にV型エンジン13が取り付けらるとともにメインフレーム12,12の後部にピボット軸14を介してスイングアーム15が上下スイング可能に取付けられている。このスイングアーム15の前部上部にリヤクッションユニット16の上端が取り付けられるとともにスイングアーム15の後端部に後輪17が取付けられ、リヤクッションユニット16の下端はリンク装置18を介してメインフレーム12の後部下端部に取付けられている。エンジン13の気筒毎に設けられた排気管23〜25は、エンジン13の前側のシリンダヘッド21から後方へ延び、これらの排気管23〜25は一旦集合されて手前側の左マフラ26に連結されている。一方、気筒毎に設けられた排気管31,32は、エンジン13の後側のシリンダヘッド28から後方へ延び、これらの排気管31,32は一旦集合されて車体後部に設けた後マフラ33に連結されている。メインフレーム12,12の上部から後方へシートを兼ねるシートカウル34が延ばされ、このシートカウル34の内側に燃料タンク35が取付けられている。
エンジン13は、シリンダヘッド21,28間にスロットルボディ38を取付けたものであり、このスロットルボディ38に本発明の変速制御装置が備えられている。ここで、41はヘッドパイプ11に回転可能に取付けられたフロントフォーク、42はフロントフォーク41の下端に取付けられた前輪、43は前輪42の上方を覆うフロントフェンダ、44はアッパカウル、45はミドルカウル、46はロアカウル、48はラジエータ、51はタンクカバー、61はシフト装置である。
図2は前記シフト装置61の具体例を示している。シフト装置61は、シフトペダル60、すなわちシフト操作部材を矢印Xで示す方向に踏み込むことによりシフトアップし、また矢印Xとは逆方向に回動操作することによりシフトダウンする構造となっている。シフトペダルは略L字状に形成され、その一端に足載せ部60aを有し、その屈曲部は自動二輪車の車体に軸62を介して支承されている。該シフト装置61は、クランクケース(図4参照)に軸支されたシフト軸63に基端が固定された回動アーム64と、シフトペダル60及び回動アーム64間を連結するリンク65とを備えている。このような構成のシフト装置61において、シフトペダル60の操作によって、シフト軸63と連結機構を介して連結されたシフトドラム157(図4参照)が回動駆動され、シフト操作が実行される。当該実施形態では、シフトペダル60と連動するリンク65にシフト作動検出器Sが備えられている。
図3は、エンジン13内に設置される歯車変速機154を示す。歯車変速機154は、例えば6段変速用として構成され、図3には6段変速用の一般的な構成が示されている。歯車変速機154のクランクケース171は、クランク軸163(図4参照)に伝動機構(不図示)を介して連結されるメイン軸155と、チェーン駆動機構(不図示)を介して後輪に連結されるカウンタ軸156と、シフトドラム157(図4参照)とが軸線まわりに回転自在にして相互に平行に支持されるとともに、それら155,156,157と平行にシフタガイド軸158,159(図4参照)が配置されており、メイン軸155およびカウンタ軸156間には、第1、第2、第3、第4、第5および第6変速段をそれぞれ確立するための歯車列172a,172b,172c,172d,172e,172fが介設される。またシフタガイド軸158,159にはシフト歯車173,174,175に個別に係合されるシフタ160,161(図4参照)が軸方向摺動自在に嵌合され、これらのシフタ160,161に植設されたガイドピン(不図示)がシフトドラム157の外周に設けられたリード溝(不図示)に相対移動可能にそれぞれ係合されている。また、シフト軸63(図2参照)と上記シフトドラム157は、従来周知の連結機構を介して連結されている。よって、シフトペダル60によりシフト操作を行うと、シフトドラムが所定のシフト角度ずつ間欠的に回動作動されることによりシフタ160,161が選択的に摺動駆動され、それにより前記各歯車列172a〜172fの1つが択一的に確立される。シフトドラム157の軸端部に、回転角度によりシフト作動を検知するシフトドラム作動検知器S、すなわち変速段検出手段(図4参照)が設置されている。
図4はエンジン13の断面図(上側)および側面図(下側)である。このエンジン13は、前後バンクEf、ErがV字状に形成されたV型多気筒エンジンであり、その前バンクEfには、各々前傾し且つ互いに横並びに配置されるシリンダCyが、またその後バンクErには、各々後傾し且つ互いに横並びに配置されるシリンダCyがそれぞれ並設されている。その各シリンダCy内に嵌合したピストン141と、前後バンクEf,Erの各シリンダヘッド142の下面との間には燃焼室143がそれぞれ画成される。その各燃焼室143には吸気通路144及び排気通路145がそれぞれ開口しており、それら通路144,145の開口部は、エンジン13のクランク軸に連動する吸気弁146及び排気弁147により開閉される。
吸気通路144の上流端はエアクリーナAC(図14参照)を介して大気に連通しており、またその吸気通路144の途中には、スロットル操作に連動して開閉されるスロットルバルブVsが設けられる。このスロットルバルブVsにより、対応するシリンダCy(即ち燃焼室143)への吸気量が制御される。
クランクケース171の下端面には、オイルパン151が締結されている。隔壁152の後側と下側およびオイルパン151の内部は一続きの空間である。隔壁152の後側の空間は、変速機室153であり、多板摩擦クラッチ(不図示)と常時噛合い式の歯車変速機154が収納されている。変速機室153には横方向を指向する変速機のメイン軸155、カウンタ軸156、シフトドラム157、シフタガイド軸158,159が設けられている。歯車変速機のメイン軸155は、クランク軸163の端部に設けられた歯車を介して、上記多板摩擦クラッチを経由して駆動される。メイン軸155とカウンタ軸156には各6個の歯車が設けられ、歯車変速機154を構成している。シフタガイド軸158,159には、上記変速機のメイン軸155,カウンタ軸156の軸方向可動歯車を動かすシフタ160、161が支持され、シフタのボス部に突設されたシフトドラムの溝に係合するピンを介して軸方向に駆動される。シフトドラム作動検出器Sは、このシフトドラム157の軸端部に設置されている。シフトドラム作動検出器Sは、前記したシフト作動を検知するだけでなく、変速段の位置をも検出する。
図5は前記スロットルボディ38の右側面図である。前スロットル部71は、スロットルベース72に一体的に設けられ、一方後スロットル部75は、スロットルベース76に一体的に設けられている。
また、スロットルボディ38は、それぞれの前スロットル部71に1本の前バルブ軸79を貫通させ、それぞれの後スロットル部75に1本の後バルブ軸80を貫通させ、これらの前バルブ軸79及び後バルブ軸80に連結部材としてのリンク機構83を介してスロットルバルブ開度制御装置84(以下、単に「スロットル制御装置84」と記す)を連結した装置から構成されている。
スロットル制御装置84は、スロットルベース72に取付けた連結部材(不図示)に取付けられている。符号85は燃料ポンプ(不図示)に燃料ホース(不図示)を介して接続するためのホース接続部、86は後バルブ軸80の端部に連結することでスロットルバルブV(図4参照)の開度を検出するスロットル開度センサである。スロットル制御装置84は、ハンドルに設けたスロットルグリップの操作に伴って回転する出力軸87と、この出力軸87に連結したリンク機構83とを備えている。
リンク機構83は、出力軸87の端部に取付けた第1アーム部材88と、この第1アーム部材88に一端を取付けた第1リンク89と、この第1リンク89の他端に連結するとともに前バルブ軸79の端部に取付けた第2アーム部材90と、この第2アーム部材90に一端を連結した第2リンク91と、この第2リンク91の他端に連結するとともに後バルブ軸80に取付けた第3アーム部材92とからなる。
第2アーム部材90は、第1リンク89に連結した前アーム部93と、第2リンク91に連結した後アーム部94とを一体成形した部品であり、後アーム部94のアーム長L1と、第3アーム部材92のアーム長L2とを同一にし、これらのアーム長L1,L2、後アーム部94及び第3アーム部材92の角度、第2リンク91の全長を考慮することで、前バルブ軸79と後バルブ軸80との回転角度の差が、角度の小さい範囲で小さくなるように設定されている。
図中の95は前スロットル部71の吸気通路の中央を通る中心線、96は後スロットル部75の吸気通路の中央を通る中心線であり、これらの中心線95,96は上側が互いに近づくように傾斜させたものであり、このように傾斜させることで、スロットルボディ38の上部の前後寸法を小さくすることができる。
97,98はスロットル制御装置84を、前スロットル部71と後スロットル部75とを連結する連結部材に取付けるためにスロットル制御装置84を設けた脚部である。106はアクチュエータ(駆動用モータ)である。
図6はスロットル制御装置84の断面図であり、図5の5−5線断面図である。スロットル制御装置84は、スロットルグリップ(不図示)にワイヤを介して連結するドラム100と、このドラム100に回転軸として取付けた入力軸101と、この入力軸101に連結した動力伝達装置102と、この動力伝達装置102で保持した前述の出力軸87と、この出力軸87に連結したリンク機構83(図5参照)と、動力伝達装置102に設けた大ギヤ103に噛み合わせた中間ギヤ104と、この中間ギヤ104に噛み合わせた駆動ギヤ105と、この駆動ギヤ105に連結したアクチュエータ106と、上記の入力軸101の大部分、動力伝達装置102、出力軸87の大部分、中間ギヤ104、駆動ギヤ105及びアクチュエータ106を収納する収納ケース127とからなる。
ドラム100は、ワイヤを掛けるワイヤ溝108を備え、収納ケース107との間に捩りコイルばね109を設けることで、この捩りコイルばね109によってスロットルグリップで回された方向に対して逆の方向に戻す、即ち、スロットルバルブV(図4参照)を閉じる側に弾性力を発生させる部品である。入力軸101は、収納ケース107にベアリング110を介して回転可能に取付けられ、端部に入力側ベベルギヤ111を一体成形した部品である。
動力伝達装置102は、収納ケース107にベアリング112,113を介して回転可能に取付けた分割型のケース部114と、このケース部114に取付けた十字状の支軸115と、この支軸115に回転可能に取付けた小ベベルギヤ116…(…は複数個を示す。以下同じ)と、これらの小ベベルギヤ116…に噛み合わせた前述の入力側ベベルギヤ111及び出力側ベベルギヤ117とからなる。
ケース部114は、入力軸101にベアリング118を介して回転可能に取付けるとともに出力軸87にベアリング119を介して回転可能に取付けた部材でもあり、前述の大ギヤ103を一体に形成するとともに支軸115を支えるケース部本体120と、このケース部本体120の開口部を塞ぐために入力軸101側に設けたカバー部121とからなる。なお、122はケース部本体120にカバー部121を取付けるボルトである。
出力側ベベルギヤ117は出力軸87に一体に成形したものである。中間ギヤ104は、収納ケース107にベアリング123,123を介して回転可能に取付けた部品である。駆動ギヤ105は、収納ケース107にベアリング124を介して回転可能に取付け、アクチュエータ106の回転軸125にボルト126で連結した部品である。
アクチュエータ106は、モータケース127で覆ったものであり、収納ケース107にモータケース127とボルト128で共締めすることで取付けられる。収納ケース107は、第1ケース129と第2ケース130とをボルト131…で結合されている。
入力軸101の軸線101aと出力軸87の軸線87aとは一直線上に配置されている。アクチュエータ106の回転軸125は、上記した入力軸101及び出力軸87と平行に配置されている。即ち円筒状であって回転軸125の方向に長く延びるアクチュエータ106は入力軸101及び出力軸87に平行に配置されている。
ここで、132は入力軸101にドラム100を取付けるナット、133は出力軸87を回転可能に支持するために出力軸87の端部と第2ケース130の端部との間に設けたベアリング、134はベアリング119とベアリング133との間であって出力軸87の周囲に設けたカラー、135はベアリング133と第1アーム部材88との間であって出力軸87の周囲に設けたリング状のスペーサ、136は出力軸87の先端に第1アーム部材88を取付けるナット、137,137はアクチュエータ106に通電するための導線である。
スロットル制御装置84の作用を次に説明する。スロットルグリップをスロットルバルブが開く側に回すと、このスロットルグリップの回転は、ワイヤを介してドラム100に伝わる。
アクチュエータ106を停止させておくと、駆動用ギヤ105に中間ギヤ104を介して噛み合わせた大ギヤ103は停止した状態にあるため、この状態でドラム100に接続した入力軸101が回転すると、入力軸101の回転は入力側ベベルギヤ111から小ベベルギヤ116…に伝わり、小ベベルギヤ116…から出力側ベベルギヤ117に伝わって、出力軸87が回転する。このとき、小ベベルギヤ116…が自転するため、出力軸87は入力軸101の回転と等速で且つ逆方向に回転する。
また、アクチュエータ106を作動させ、このアクチュエータ106の回転軸125の回転方向を入力軸101と同方向(即ち、出力軸87と逆方向)に回転させると、大ギヤ103が入力軸101と同方向に回転し、小ベベルギヤ116…は自転しながら公転し、出力軸87の回転は入力軸101の回転より遅くなる。
反対に、アクチュエータ106の回転軸125の回転方向を入力軸101と逆方向(即ち、出力軸87と同方向)に回転させると、大ギヤ103が入力軸101と逆方向に回転し、小ベベルギヤ116…は自転しながら公転し、出力軸87の回転は入力軸101の回転より早くなる。
上記したアクチュエータ106の回転方向および回転数は、制御ユニット140(図7参照)からの制御信号により決定される。シフトダウン制御する場合は、アクチュエータ106の回転方向および回転数は、制御ユニット140に記憶させた、図8および図9に関して後述するデータテーブルを用いて決定される。制御ユニット140には、図7に示されているように、エンジン回転数Ne、シフト作動検出器Sの検知信号、シフトドラム作動検出器Sの検知信号等が入力する。なお、このシフトダウン制御は、図11および図13を参照して、後で詳しく説明する。
図7はスロットル制御装置84を示す斜視図であり、ワイヤ溝108にワイヤ138を掛けたドラム100に入力軸101が取付けられ、この入力軸101に動力伝達装置102を介して出力軸87が連結されている。この出力軸87の先端に第1アーム部材88が取付けられ、この第1アーム部材88にスイング可能に第1リンク89の一端が取付けられている。また、スロットルバルブVsを取付けた前バルブ軸79に第2アーム部材90が取付けられ、この第2アーム部材90の前アーム部93に第1リンク89の他端が取付けられている。第2アーム部材93の後アーム部94には第2リンク91の一端が取付けられ、スロットルバルブVsを取付けた後バルブ軸80の端部には第3アーム部材92及びスロットル開度センサ86が取付けられている。さらに、第3アーム部材92に第2リンク91の他端が取付けられ、動力伝達装置102の大ギヤ103に中間ギヤ104を介して駆動ギヤ105を噛み合わせ、この駆動ギヤ105にアクチュエータの回転軸125が連結されている。なお、139はドラム100の回転角度を検出するためにドラム100に連結したドラム角度センサであり、ドラム100の回転角度はスロットルグリップの回転角度に比例した値である。
なお、本発明の実施形態では、スロットルバルブをバタフライバルブとしたが、これに限らず、スロットルバルブは、バルブ軸を回転させたときに吸気通路を横切ることで、バルブ軸の回転角度に応じて吸気通路の断面積を変化させるスライドバルブでもよい。
ここで、本発明の第1実施形態の機能および動作を図8〜図11によって説明する。図8は、シフトダウン操作が行われる時の目標イニシャルスロットル開度(θin)を、エンジンの回転数(Ne)から求めるのに使用されるテーブル(目標イニシャルスロットル開度テーブル)である。横軸はエンジン回転数、縦軸は各変速段における目標イニシャルスロットル開度を示している。このテーブルから、例えばエンジンの回転数がNeであれば、第3速の目標イニシャルスロットル開度はθin3であることがわかる。
次に、図9は、シフトダウン操作時のトルク変動によるショックを極力低減するためのスロットル開度、時間、および減衰度合データテーブルである。このデータテーブルは、ギヤポジション(速)、第I、第II、・・・、第nセグメントからなり、各セグメントは、スロットル(Th)開度θin、セグメント時間t、減衰率αからなっている。例えば、第3速の場合には、第Iセクションのスロットル(Th)開度θin、セグメント時間t、減衰率αは、それぞれθin3−I、tin3−I、αin3−Iであり、第IIセクションのそれぞれは、θin3−II、tin3−II、αin3−IIであり、第nセクションのそれぞれは、θin3−n、tin3−n、αin3−nとなっている。このテーブルは、予め実験により求められており、前記制御ユニット140内あるいは該制御ユニット140からアクセスできるメモリなどに格納されている。
図10は、図9のデータを用いて、例えば3速から2速へシフトダウンする時のスロットル作動とエンジン回転数を示す図である。横軸は時間、縦軸は左側がスロットル開度、右側がメインカウンタシャフト回転数を示す。
時刻t0に、シフトダウン作動(シフトダウン操作開始時期)が検知されると、スロットル弁を開弁制御し、エンジン出力を増加させる制御が行われる。すなわち、図8のテーブルから目標イニシャルスロットル開度θin3が求められ、スロットル開度がθin3に設定される。時刻tpでは、シフトドラム157が例えば60°回転してシフトチェンジが完了する。その後、スロットル弁を徐々に閉弁する動作が行われる。すなわち、前記スロットル開度がθin3の状態が図9のテーブルで設定されている第Iセグメント時間tin3−Iの間維持され、該第Iセグメント時間が経過すると、スロットル開度がαin3−I%減衰され、θin3−IIに設定される。続いて、この状態が第IIセグメント時間tin3−IIの間維持される。該第IIセグメント時間が経過すると、スロットル開度がαin3−II%減衰され、θin3−IIIに設定される。以下、同様の制御が行われ、第nセグメント時間が経過すると、スロットル開度がαin3−n%減衰され、全閉状態に戻される。
上記のようにスロットル開度を制御すると、メイン軸回転数は、図示の曲線pのように滑らかに変化し、シフトダウン時のトルク変動によるショックは大きく改善されることになる。
次に、前記制御ユニット140に予め設定されているシフトダウン制御の処理手順を図11を参照して説明する。図11は、シフトダウン制御のアルゴリズムを示すフローチャートである。ステップS1では、シフト装置61に備えられたシフト作動検出器S(図2参照)によって、シフト作動が行われたか否かを判定する。本実施例における前記シフト作動検出器Sは、シフトペダル60に加えられた荷重を図12aに示すようなパルス信号で出力する荷重センサであり、前記制御ユニット140は、検出したパルスがあらかじめ設定されたしきい値Tを超えた時に初めてシフトチェンジが行われたと判断する。
ステップS2では、シフトドラム157に備えられたシフトドラム作動検出器S(図4参照)によってシフト作動が行われたか否かを判定する。本実施例において前記シフトドラム作動検出器Sは、図12b,図12cで示すように各変速段に応じてあらかじめ設定された基準電圧を出力する。前記制御ユニット140は、検出した電圧があらかじめ設定されたしきい値Pを超えた時に初めてシフトチェンジが行われたと判定するため、シフト作動が行われたか否かを安定的に判定することができる。そして、前記ステップS1とステップS2の両方が成立した場合のみにステップS3へ進む。これにより、ライダー自身に変速する意志がないものの、シフトペダル60に微少な加重を加えてこれをシフト作動検出器Sが検知してしまった場合や、シフト作動検出器Sに発生する過大な電気ノイズを検知してしまった場合でも、シフトドラムが回転しなければシフトダウン制御を許可しないことになるため、誤シフトダウン操作が防止できる。
ステップS3では、前記シフトドラム作動検出器Sが検出する回転角変位量を基に変速段の検知を行う。ステップS4では、エンジン回転数Neを検知する。続くステップS5では、図8に示される目標イニシャルスロットル開度テーブルから、エンジン回転数Neを基に、前記ステップS3で検知された変速段毎の目標イニシャルスロットル開度θinを読みとる。ステップS6では、図9に示すスロットル開度、時間、および減衰度合データテーブルから、前記変速段に対応するセグメント時間tと減衰率αを読み込む。ステップS7では、読み込まれたデータにより、目標スロットル開度とセグメント時間を決定する。ステップS8では、通常運転とは別に設けられた吸気量制御用の別の燃料噴射マップから最適な燃料噴射量を決定する。ステップS9では、ステップS7、S8で決定したデータを基に、制御ユニット140がアクチュエータ106および燃料噴射装置を駆動する。アクチュエータ106が駆動されると、これに連結されたスロットルバルブが作動され、吸気量増加制御(エンジン出力増加制御)が行われる。ステップS10では、吸気量増加および燃料噴射制御が終了したか否かの判断が行われ、この判断が否定の時にはステップS7に戻って、前記ステップS7〜S10の処理が繰り返し行われる。この処理により、前記スロットル開度、時間、および減衰度合データテーブル(図9)の第I〜nセグメントで定められた各所定の時間に関して、目標イニシャルスロットル開度から段階的に減衰させたスロットル開度までの制御が行われ、最後にスロットルが全閉まで戻ると、前記した一連の吸気量増加制御を終了する。
次に、前記シフトダウン制御を、図13のフローチャートを参照してより具体的に説明する。ステップS21,S22,S23およびS24は、図11のステップS1,S2,S3,およびS4と同じ処理であるので、説明を省略する。ただし、ステップS23では、例えば3速が検知されたものとして、以下の説明をする。ステップS25では、図9のセグメント番号を表す置数nを1と置き、ステップS26では、時間t=0と置く。ステップS27では、設定されたスロットル開度を維持する。最初は、ステップS24で得られたエンジン回転数Neを基に図8により求められた目標イニシャルスロットル開度が適用される。ステップS28では、設定された噴射量で燃料噴射が行われる。ステップS29では、時間tがセグメント時間であるtin3−nになったか否かの判断がなされる。この判断が否定の時にはステップS30に進んで、時間tがカウントアップされる。そしてステップS27に戻り、前記ステップS27,S28の処理がステップS29の判断が肯定になるまで続けられる。
ステップS29の判断が肯定になると、ステップS31に進んで、スロットル開度がαin3−n%減衰させられる。次いで、ステップS32でnに1が加算され、ステップS33で、nは最大セグメント番号を越えたか否かの判断がなされる。この判断が否定の時には、ステップS26に進んで、再度時間tが0にリセットされ、第2セグメントの制御が実行される。以上の動作が繰り返し行われ、ステップS33の判断が肯定になると、3速から2速へシフトダウンする時の吸気量制御が完了することになる。
以上の図11および図13に示された各ステップにより、アクチュエータにてスロットルバルブの開閉制御を各変速段に応じて行うと、それぞれの変速段に合った最適なエンジン出力の制御を行うことができ、クラッチ操作を不要とした変速操作を円滑に行うことができるようになる。また、吸気量制御のため、点火時期制御に比べてエンジン出力をより緻密に制御することができるようになる。
また、スロットルバルブを開弁制御してエンジン出力を増加させることにより、エンジンの出力増加制御を行うため、従来の点火時期制御だけではより大きな出力の増加を得られず困難であったシフトダウン時のクラッチレス操作を、簡単な手段および制御により行うことができるようになる。
また、シフトダウンのシフトチェンジが完了した後に、スロットルバルブを徐々に閉弁するように制御したため、エンジン出力トルクが変速機を介して後輪に伝達された際でも、トルク変動によるショックを低減することができる。
次に、本発明の第2実施形態を、図14を参照して説明する。この実施形態は、吸気通路に連結されたバイパス通路の開閉弁を用いて吸気制御することにより、各変速段に合った滑らかなエンジン出力の制御を行えるようにしたものである。なお、図14において、図4と同一の符号は同一構成を示すので、この同一符号の構成に関する説明は省略する。
吸気通路144の上流端はエアクリーナACを介して大気に連通しており、またその吸気通路144の途中には、スロットル操作に連動して開閉されるスロットルバルブVsが設けられている。このスロットルバルブVsにより、対応するシリンダCyへの吸気量が制御される。なお、エアクリーナACは、図示例では前後バンクEf,Er間のV字状空間に配置される。
バイパス装置Aは、吸気通路144のスロットルバルブVsよりも下流側に、一端が開口すると共に他端がエアクリーナACを介して大気に連通する空気供給通路148と、この空気供給通路148を開閉し得る開閉弁Vaと、各センサからの情報等に基づいて開閉弁Vaを開弁制御し得る制御ユニット140とを備え、その制御ユニットとしては車載のマイクロコンピュータ等が用いられている。開閉弁Vaは、図示例では常閉型の電磁弁より構成され、制御ユニット140からの開閉指令信号に応じて開弁または閉弁の動作をする。この実施形態では、多気筒エンジンのシリンダのそれぞれに1つのバイパス用の吸気供給通路148が設けられ、各吸気供給通路148の途中には制御可能な開閉弁Vaが設けられている。
次に、前記制御ユニット140の動作を、図15〜図17を参照して説明する。これらの図は5気筒の場合の例を示し、図15は各変速段毎のエンジン回転数Neに対する必要吸気量Qを示す図であり、図16は該必要吸気量Qと該必要吸気量を得るために開弁する開閉弁との関係を示す図である。また、図17は、前記制御ユニットの機能および動作を示すフローチャートである。
図15は、エンジン回転数がNeであれば、各変速段5速〜1速の場合の必要吸気量はそれぞれQ〜Qであることを示している。また、図16は、必要吸気量QがQ〜Qであれば、開弁する開閉弁の個数はそれぞれ1〜5個であることを示している。なお、図15、図16に示されているデータは予め実験等で得られているデータであり、制御ユニット内あるいは該制御ユニットがアクセスできる記憶装置などに格納されている。
図17のステップS41〜S44は、図11のステップS1〜S4と同じ処理であるので説明を省略する。ステップS45では、図15のデータから現在の変速段およびエンジン回転数Neに応じた必要吸気量Qを求める。例えば、現在の変速段が3速であれば、必要吸気量QはQとなる。ステップS46では、図16のデータから、該必要吸気量Qに対応する、開弁する開閉弁個数データを読み込む。そして、ステップS7では、開弁する開閉弁個数を決定する。例えば、必要吸気量Qが前記のようにQであれば、開弁する開閉弁の個数は3個となる。ステップS48では、増加する噴射量を決定し、ステップS49では、ステップS47で決定された個数の開閉弁を開いて吸気量を増加すると共に対応するシリンダの燃料噴射量を増加する制御を行う。ステップS50では、吸気量増加の制御が終了したか否かを判断し、この判断が否定の場合にはステップS49の動作を続行する。ステップS50の判断が肯定になると、前記一連の動作を終了する。
この実施形態によれば、各変速段に応じて、バイパス通路の開閉弁を制御してエンジン出力を制御するため、それぞれの変速段に合った最適なエンジン出力の制御を行うことができ、クラッチ操作を不要とした変速操作を円滑に行うことができるようになる。また、開閉弁は比較的小型のものを使用できるため、開閉弁の開閉操作を迅速に行え、エンジン出力制御および変速操作をより早く行えるようになる。また、開弁させる開閉弁の数を制御することで吸気量を制御するため、吸気量制御をより簡単にすることができるようになる。また、このため、制御ユニットの負担を軽減できるようになる。
次に、該第2実施形態の変形例を、図18を参照して説明する。なお、図18において、図14と同一符号は同一物を示すので、その説明を省略する。
この変形例では、空気供給通路148は、1つのシリンダCyに対応する1つの吸気通路144に対して複数(図示例では2つ)配備されると共に、その各々の吸気供給通路148に開閉弁Vaが個別に設けられている。例えば、5気筒の場合、吸気供給通路148および開閉弁Vaの全体の数は、それぞれ10個となる。
この変形例における吸気量制御は、変速段およびエンジン回転数Neに対応する必要吸気量Qを得るために、開弁する開閉弁の個数が例えば図19に示すように決定される。前記制御ユニットによる吸気制御は図17と同様に行えば良いので説明を省略するが、開弁する開閉弁は各シリンダへの吸気量の増量ができるだけ均等になるように選択されるのがよい。
次に、前記第2実施形態の第2変形例を図20を参照して説明する。なお、図中の図14と同符号は、同一または同等物を示す。
この変形例では、吸気供給通路148は、エアクリーナACに接続された1本の上流側通路部分148Uと、多気筒エンジンの複数のシリンダCyのスロットルバルブVs下流側に開口した複数の下流側通路部分148Dと、前記上流側通路部分148Uの途中に設けられた1つの開閉弁Vaから構成されている。この変形例における吸気量制御は、変速段およびエンジン回転数Neに対応する必要吸気量Qを得るために、制御ユニット140は前記開閉弁Vaを開弁して、各シリンダへの吸気量を増量する。
なお、図20では、下流側通路部分148Dは全てのシリンダCyに連結されているが、この変形例は全てのシリンダCyではなく少なくとも2個以上のシリンダに連結されているものも含む。
この変形例によれば、一つの開閉弁で全気筒の吸気量制御をすることができ、クラッチ操作を不要とした変速操作を円滑に行うことができるようになる。
また、前記の第2実施形態、第1、第2変形例では、制御ユニットは、シフトダウンのシフトチェンジが完了した後に、開制御する開閉弁の個数を決定する制御をしたが、これに加えて時間の経過と共に該開制御した開閉弁を段階的に閉弁していき、吸気量が徐々に低減するようにしてもよい。さらに、吸気量制御は第1実施形態(アクチュエータ制御)と第2実施形態(バイパス開閉制御)を組み合わせて行ってもよく、この場合の効果としては、より大きな出力の増加を得られるとともに、エンジン出力を緻密に制御することができる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の全体構成を示す図である。 シフト装置の平面図である。 歯車減速機の断面図である。 本発明の実施形態に係る自動二輪車のエンジン上部の断面図およびエンジン下部の側面図である。 本発明の実施形態に係るスロットルボディの組立構成図である。 スロットル制御装置の断面図である。 スロットル制御装置の構成を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る目標スロットル開度のデータテーブルである。 本発明の第1実施形態に係る、スロットル開度、時間、および減衰度合のデータテーブルである。 制御ユニットによるアクチュエータ制御時のスロットルバルブの作動状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る制御装置の動作を示すフローチャートである。 シフト作動検出器およびシフトペダル作動検出器からの出力信号を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る制御装置の動作を示す他のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るバイパス装置を含むエンジンの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る必要吸気量のデータテーブルである。 本発明の第2実施形態に係る開閉弁数のデータテーブルである。 本発明の第2実施形態に係る制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態の変形例に係るバイパス装置の構成を示す図である。 本発明の第2実施形態の変形例に係る開閉弁数のデータテーブルである。 本発明の第2実施形態の第2変形例に係るバイパス装置の構成を示す図である。
符号の説明
13…エンジン、60…シフト操作部材、S…シフト作動検出器、144…吸気通路、106…アクチュエータ、140…制御ユニット、148…バイパス通路、154…歯車変速機、157…シフトドラム、S…変速段検出手段、160,161…シフタ、Cy…シリンダ、Vs…スロットルバルブ、Va…開閉弁

Claims (2)

  1. シフト操作を行うシフト操作部材と、該シフト操作部材と連動する部材に配置されたシフト作動検出器と、該シフト操作部材に連動、連結され、該シフト操作部材が操作されることにより複数変速段の歯車の中から歯車を選択してエンジンの駆動トルク伝達を可能にするシフタとを備えた自動二輪車の変速制御装置において、
    変速段の位置を検出する変速段検出手段と、
    前記エンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、
    前記エンジンに連結される吸気通路に設けられ、エンジンへの吸気量を制御する吸気量制御手段と、
    前記シフト作動検出器の検出信号に基づいてシフトダウン操作開始時期と判断されると、前記変速段検出手段で検出された変速段およびエンジン回転数検出手段で検出されたエンジン回転数に応じて、前記吸気量制御手段を駆動して少なくともエンジンへの吸気量を増量制御することにより、エンジンの出力が滑らかに変化するようにエンジンを制御する制御ユニットとを具備し
    前記吸気量制御手段は、アクチュエータで駆動可能なスロットルバルブであり、
    前記吸気量の増量制御は、前記アクチュエータを駆動して前記スロットルバルブを所定開度に開動作することで行われ、
    前記所定開度は目標イニシャルスロットル開度であり、変速段およびエンジン回転数に基づいて、前記目標イニシャルスロットル開度を決定するデータテーブルを具備することを特徴とする自動二輪車の変速制御装置。
  2. 請求項1に記載された自動二輪車の変速制御装置において、
    前記制御ユニットは、前記シフトダウンの完了後に、前記スロットルバルブの開度および開度時間を制御して目標イニシャルスロットル開度から徐々に閉じる動作を実行し、
    前記スロットルバルブを閉じる際のスロットル開度の減衰度合を決定するデータテーブルを具備すること特徴とする自動二輪車の変速制御装置。
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