JP4391602B2 - 印刷機のインキ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インキ壺ローラ、振りローラおよびこれら両ローラ間に介装された呼び出しローラとを備えた印刷機のインキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は一般的な印刷機のインキ装置1の概要を示す側面図である。同図に基づいてこれを説明すると、2は図示を省略した左右の一対のフレームに軸支された版胴であって、その周面には印刷用の版が装着されている。
版胴2の表面には、一対の振りローラ3にアームを介して支持された一対のインキ着ローラ4が着脱自在に対接されており、振りローラ3の上方には、3個の練りローラ5が互いの周面を対接させて設けられている。
【0003】
これら練りローラ5のうちの1個には振りローラ6が対接し、このように配設されたローラ群と、後述するインキ供給装置7とによってインキ装置1が構成されている。
すなわち、インキ供給装置7は、前記版胴2および振りローラ3,6等と同じ駆動系に駆動連結されて低速で間欠回転するインキ壺ローラ10を備えており、その周面とインキブレード11および左右のインキせき12によってインキ14を蓄えるインキ壺13が形成されている。
【0004】
インキ壺ローラ10と前記振りローラ6との中間部には、振りローラ15が左右のフレームに軸受を介して軸線方向に往復動自在に軸支され、この振りローラ15とインキ壺ローラ10との間には、これら両ローラ10,15に交互に接触しながら両ローラ10,15間を往復動する呼び出しローラ16が設けられている。
振りローラ6と振りローラ15との間には、両ローラ6,15とに周面を対接させた練りローラ17が配設されている。
【0005】
このように構成されていることにより、インキ壺13内に蓄えられたインキ14は、インキ壺ローラ10の周面とインキブレード11との間隙から流出し、図中矢印方向へ回転するインキ壺ローラ10で持ち回りされてその周面にインキ被膜を形成する。
このインキ被膜は、振りローラ15との間を往復動する呼び出しローラ16によって振りローラ15に転移され、このあと多くのローラ群によって順次転移する間に各方向にならされたのち、インキ着ローラ4によって版胴2の版面へ供給される。
【0006】
このように構成されたインキ装置8においては、インキブレード11がインキ壺ローラ10の軸線方向において複数個に分割されており、これら分割されたインキブレード11とインキ壺ローラ10の周面との間隙を個々に調整できるように構成されている。
そして、印刷される紙の幅方向におけるインキの濃度を均一にするために、インキブレード11とインキ壺ローラ10の周面との間隙をインキ壺ローラ10の軸線方向の全長にわたって同一として、インキ壺ローラ10の周面とインキブレード11の間隙から流出するインキ被膜の膜厚がインキ壺ローラ10の軸線方向に沿って均一になるように調整し、これを基準としてさらに調整できるように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにインキブレード11とインキ壺ローラ10の周面との間隙をインキ壺ローラ10の軸線方向の全長にわたって同一とするように調整したにもかかわらず、印刷機を運転するにしたがって、図5に直線aで示すように、紙の幅方向すなわち左右でインキの濃度差が発生していた。
このため、同図中直線bで示すようにインキの濃度値を一定とするためには、濃度値が低い方の右側のインキブレード11とインキ壺ローラ10の周面との間隙を大きくする調整を何度も繰り返し行う必要があり、調整作業が煩雑となっていた。
【0008】
また、紙の幅方向でインキの濃度差が発生するために、版胴2の表面に装着された版の絵柄面積率をセンサで読取り、この読取ったデータに基づきインキ装置1に供給するインキ量を制御する絵柄面積率読取装置を使用することが困難となっていた。
そこで、本出願人は、このような紙の幅方向でのインキの濃度差が如何にして発生するかについて、種々の実験を繰り返した結果、振りローラ15が一定の周期で軸線方向に往復動する振りローラ15の周期運動の周期と、呼び出しローラ16がインキ壺ローラ10と振りローラ15間を一定の周期で往復動する呼び出しローラ16の周期運動の周期とが一致しているためであると推測した。
すなわち、図6に示すように、従来のインキ供給装置では、振りローラ15が軸線方向に1回往復動する周期と、呼び出しローラ16が両ローラ10,15間を1回往復動する周期とが、共に版胴2の2回転する周期に一致している。
【0009】
このため、呼び出しローラ16が振りローラ15に接触するタイミングは、常に振りローラ15の位相が左右の一方端(図6では右端)に位置したときとなる。
一方、振りローラ15に接触する呼び出しローラ16は、振りローラ15の振り幅の中央に位置し、かつ幅Lは、振りローラ15の位相が右端に位置したときの振りローラ15の左端から、振りローラ15の位相が左端に位置したときの振りローラ15の右端までの長さとなっている。
このため、常に振りローラ15の位相が右端に位置したときに呼び出しローラ16と接触する従来の場合には、振りローラ15の中央から左端側にのみインクが転移し、これが次ぎに振りローラ15の左端側への移動時に対接している練りローラ17の左側に右側よりも多くのインクを転移させる。
このようにして練りローラ17の周面の左端側に偏って転移されたインキは、他の振りローラ6,3によってローラの軸線方向にある程度ならされるが、連続印刷を行うことによって練りローラ17の周面の左端側に蓄積されるため、これが振りローラ6,3によってもならしきれず、紙の左右でインキの濃度差が発生すると考えられるからである。
【0010】
したがって、本発明は上記した従来の問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、インキの濃度の調整が容易なインキ供給装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明に係る印刷機のインキ装置は、インキ壷ローラとインキ着ローラとの間に配設され、インキ転移方向上流側のローラと接触してインキを受け取る位置とインキ転移方向下流側のローラと接触してインキを受け渡す位置との間を往復動する呼び出しローラおよびこの呼び出しローラのインキ転移方向下流側において当該呼び出しローラに接触し軸方向に往復動する振りローラを備え、これら振りローラと呼び出しローラとが版胴の回転に対して周期運動を行う印刷機のインキ装置において、前記振りローラのインキ転移方向下流側に位置し前記振りローラに接触するローラの周面に転移するインキ量が前記ローラの軸線方向に対し左右対称となり略均一化されるように前記振りローラと呼び出しローラとの周期運動の周期を異ならし、版胴の2回転に対して振りローラを1往復動させ、版胴の3回転に対して呼び出しローラを1往復動させたものである。
したがって、呼び出しローラによるインキの受け渡し時において、その時点毎に振りローラの振り方向が異なり、振りローラから振りローラに対接するローラに転移されるインキの転移方向は、ローラの軸線方向に対して同じ方向にならない。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明に係る印刷機のインキ装置の一部を示す側面図、図2は呼び出しローラが振りローラに接触するときの振りローラの位相を示した図である。
これらの図において、上述した図4に示す従来技術において説明した同一または同等の部材については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
インキ転移方向上流側のローラとしての壺ローラ10とインキ転移方向下流側のローラとしての振りローラ15との間には、呼び出しローラ16と揺動させるための揺動支点となる呼び出し軸20が左右のフレーム(図示を省略)に回動自在に軸支されており、この呼び出し軸20の端軸の一方はフレームから突出しており、この突出部には、カムレバー21が設けられている。
【0013】
呼び出し軸20の斜め下方には、カム軸22がフレームに植設されており、このカム軸22には、スプロケット23とカム24とが一体的に回転自在に軸支されている。
カム24は大径部24aと小径部24bとからなるカム面を有し、このカム面には、前記カムレバー21の先端部のカムフォロア25が対接されている。
スプロケット23の下方には、版胴2を回転駆動する原動機の回転が伝達されて版胴2の1回転に対して1回転する駆動側のスプロケット26が設けられており、これら両スプロケット23,26間はチェーン27で連結されている。
前記呼び出し軸20には、フレームの内側に位置して左右一対の揺動レバー28が軸着されており、この揺動レバー28には、呼び出しローラ16が、その両端軸16aを回転自在に軸支されている。
【0014】
揺動レバー28の上端部は、上方に向かって延設されており、その上端部には、一端をフレームから突出するばね受け29に支持されたばね軸30が枢着されている。
このばね軸30上には、揺動レバー28に図1中反時計方向、すなわち呼び出しローラ16を壺ローラ10に対接させる方向の回動力を付与する圧縮コイルばね32が装着されている。
呼び出し軸20上には、揺動レバー28に隣接してストップレバー33が直立状に軸着されており、その上端部には、揺動レバー28の壺ローラ10側への揺動を規制することにより、壺ローラ10に対する呼び出しローラ15の衝突を緩和するためのストッパ34が設けられている。
【0015】
前記両スプロケット23,26の歯数は、それぞれ例えば30枚,10枚、すなわち3:1の歯数比に形成されている。
このような歯数比で、両スプロケット23,26が形成されていることによって、版胴2の1回転に対して、スプロケット23がカム軸22の周りを1/3回転する。
したがって、版胴2が3回転するとスプロケット23が1回転して、カム24も1回転するので、先端部のカムフォロア25が大径部24aと小径部24bに対接するカムレバー21がカム軸20を揺動中心として1回揺動し、揺動レバー28の先端の呼び出しローラ16がインキ壺ローラ10と振りローラ15との間を1往復動して、両ローラ10,15に交互に接触する。
【0016】
一方、振りローラ15は、原動機の回転が図示を省略した周知の振り機構に伝達され、この振り機構を介して、版胴2の2回転に対して振りローラ15が軸線方向に1往復動するように構成されている。
換言すれば、版胴2の偶数回転に対して振りローラ15を軸線方向に1往復動させ、版胴2の奇数回転に対して呼び出しローラ16を1往復動させるように構成されている。
【0017】
次に、このように構成された印刷機のインキ装置におけるインキの濃度調整動作を説明する。
あらかじめ、分割されたインキブレード11を調整してインキブレード11とインキ壺ローラ10の周面との間隙をインキ壺ローラ10の軸線方向の全長にわたって同一とする。
このように調整してから印刷機を回転駆動すると、インキ壺ローラ10とインキブレード11との間隙からインキ14が所定量づつ流出し、上述した従来技術と同様にインキ壺ローラ10の表面に形成されたインキ被膜が、呼び出しローラ16によって振りローラ15に転移され、このあと多くのローラ群によって順次転移する間に各方向にならされたのち、インキ着ローラ4によって版胴2の版へ供給される。
【0018】
このとき、版胴2の3回転に対して呼び出しローラ16が、インキ壺ローラ10と振りローラ15との間を1往復動するのに対して、振りローラ15が版胴2の2回転に対して、軸線方向に1往復動する。
したがって、図2に示すように、振りローラ15が軸線方向の右端に位置したときに、呼び出しローラ16が振りローラ15に接触すると、次に、版胴2が3回転して振りローラ15が左端に位置したときに、呼び出しローラ16が振りローラ15に接触する。
【0019】
このように、版胴2の偶数回転に対して振りローラ15を1往復動させ、版胴2の奇数回転に対して呼び出しローラ16を1往復動させ呼び出しローラ16が、右端位置に位置する振りローラ15と、左端位置に位置する振りローラ15とに交互に接触することにより、練りローラ17の周面に転移するインキ量が練りローラ17の軸線方向に対して均一となる。
すなわち、右端位置で呼び出しローラ16が接触して呼び出しローラ16からインキが転移された振りローラ15は、左端側に移動しながら対接する練りローラ17にインキを転移するので、練りローラ17の周面に転移するインキ量は、右端側から左端側に向かって漸次多くなる。
【0020】
次に、左端位置で呼び出しローラ16が接触して呼び出しローラ16からインキが転移された振りローラ15は、右端側に移動しながら対接する練りローラ17にインキを転移するので、練りローラ17の周面に転移するインキ量は、左端側から右端側に向かって漸次多くなる。
このように練りローラ17の左右端に向かって交互にインキ量が多く転移されることによって、左右端におけるインキ量の大小が相殺され、練りローラ17の周面に転移するインキ量が練りローラ17の軸線方向に対し左右対称となり略均一化される。
【0021】
練りローラ17の周面に左右対称にインキが転移するので、このあと多くのローラ群によって順次転移してインキ着ローラ4によって版胴2の版へ供給されたインキは、版の左右方向においてインキ被膜の膜厚が同一となり、紙の左右でインキの濃度差が発生しない。
このように、一旦インキブレード11とインキ壺ローラ10の周面との間隙をインキ壺ローラ10の軸線方向の全長にわたって同一とするように調整すると、紙の幅方向でインキの濃度差が発生しないので、インキブレード11とインキ壺ローラ10の周面との間隙調整が1回で済み、調整作業が容易となる。
また、インキブレード11とインキ壺ローラ10の周面との間隙と紙に転移したインキの濃度との関係が、紙の全幅において変化なく一定となるので、絵柄面積率読取り装置のデータに基づく間隙の調整によって絵柄に応じて最適のインキの供給を行うことが可能となる。
【0022】
図3は本発明の第2の実施の形態を示す呼び出しローラが振りローラに接触するときの振りローラの位相を示す図である。
この第2の実施の形態では、版胴2の2回転に対して呼び出しローラ16がインキ壺ローラ10と振りローラ15との間を1往復動し、一方、振りローラ15は、版胴2の3回転に対して振りローラ15が軸線方向の左右に1往復動するように構成されている。
【0023】
このように構成することにより、振りローラ15が左端に位置するときに、呼び出しローラ16が振りローラ15に接触すると、呼び出しローラ16から振りローラ15にインキが転移される。
インキが転移された振りローラ15は右端側に移動しながら練りローラ17に対接するので、練りローラ17の周面に転移するインキ量は、左端側から右端側に向かって漸次多くなる。
版胴2が2回転すると、呼び出しローラ16が振りローラ15に再び接触して、呼び出しローラ16から振りローラ15にインキが転移する。
インキが転移された振りローラ15は、左端側に移動しながら練りローラ17に対接するので、練りローラ17の周面に転移するインキ量は、右端側から左端側に向かって漸次多くなる。
【0024】
版胴2が4回転すると呼び出しローラ16が振りローラ15に三度接触して、呼び出しローラ16から振りローラ15にインキが転移する。
インキが転移された振りローラ15は、一旦右端に移動してから左端側に移動しながら練りローラ17に対接するので、練りローラ17の周面に転移するインキ量は、練りローラ17の軸線方向に対して略均一となる。
【0025】
版胴2が6回転すると呼び出しローラ16が振りローラ15に四度接触して、呼び出しローラ16から振りローラ15にインキが転移する。
インキが転移された振りローラ15は、右端側に移動しながら練りローラ17に対接するので、練りローラ17の周面に転移するインキ量は、右端側から左端側に向かって漸次多くなる。
このように、版胴2の奇数回転に対して振りローラ15を1往復動させ、版胴2の偶数回転に対して呼び出しローラ16を1往復動させても、練りローラ17の周面に転移するインキ量が練りローラ17の軸線方向に対して均一となる。
【0026】
なお、本実施の形態では、呼び出しローラ16の揺動動作および振りローラ15の振り動作の駆動源を版胴2の駆動源と同じ原動機としたが、この原動機とは別に呼び出しローラ16または振りローラ15の駆動源を設けてもよい。
その場合には、駆動源となるモータ等の回転速度を制御する制御手段を設けることにより、練りローラ17の周面に転移するインキ量を練りローラ17の軸線方向に対して均一とする調整作業を、呼び出しローラ16の揺動動作および振りローラ15の振り動作の運動周期を種々可変させながらできるので、調整作業が短時間で正確に行える。
呼び出しローラ16を壺ローラ10と振りローラ15との間に配置したが、インキ転移方向上流側のローラを振りローラ15とし、インキ転移方向下流側のローラを振りローラ6として、呼び出しローラを練りローラ16の位置に配置してもよく、同様にして呼び出しローラを振りローラ6あるいは3つの練りローラ5の左端の練りローラ5の位置に配置してもよく、種々の設計変更が可能である。
振りローラ15の周期運動の周期を異なるようにしたが、他の振りローラ6,3,3の周期運動の周期を異ならしてもよく、要は少なくとも1つの振りローラの周期運動の周期を異なるようにすればよい。
また、振りローラ15,6,3,3を複数設けたが、1つでもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、軸方向に往復動する振りローラとインキ転移方向上流側のローラと接触してインキを受け取る位置とインキ転移方向下流側のローラと接触してインキを受け渡す位置との間を往復動する呼び出しローラとの周期運動の周期を異ならしたことにより、呼び出しローラからインキを転移された振りローラは対接する次のローラにインキを転移する際の振り方向が同じ方向とならないため、次のローラの周面に転移するインキ量がローラの軸線方向に対して左右対称となる。
このため、一旦インキブレードとインキ壺ローラの周面との間隙をインキ壺ローラの軸線方向の全長にわたって同一とするように調整すると、紙の幅方向でインキの濃度差が発生しないので、インキブレードとインキ壺ローラの周面との間隙調整が1回で済み、調整作業が容易となり、かつ短縮される。
また、インキブレードとインキ壺ローラの周面との間隙とインキの濃度との関係が、紙の全幅において変化なく一定となるので、絵柄面積率読取り装置のデータに基いて絵柄に応じて最適のインキの供給を行うことが可能となる。
【0028】
また、本発明によれば、版胴の偶数回転に対して振りローラを1往復動させ、版胴の奇数回転に対して呼び出しローラを1往復動させるか、または版胴の奇数回転に対して振りローラを1往復動させ、版胴の偶数回転に対して呼び出しローラを1往復動させたことにより、版胴を回転させる駆動源と同じ駆動源で呼び出しローラの揺動動作と振りローラの振り動作を行うことができるので、機構が簡素化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る印刷機のインキ装置の一部を示す側面図である。
【図2】 本発明に係る印刷機のインキ装置において呼び出しローラが振りローラに接触するときの振りローラの位相を示した図である。
【図3】 本発明に係る印刷機のインキ装置の第2の実施の形態において、呼び出しローラが振りローラに接触するときの振りローラの位相を示した図である。
【図4】 一般的な印刷機のインキ装置の概要を示す側面図である。
【図5】 従来の印刷機のインキ装置による紙の左右のインクの濃度を示す図である。
【図6】 従来の印刷機のインキ装置において呼び出しローラが振りローラに接触するときの振りローラの位相を示した図である。
【符号の説明】
1…インキ装置、2…版胴、10…インキ壺ローラ、11…インキブレード、15…振りローラ、16…呼び出しローラ、23,26…スプロケット。

Claims (1)

  1. インキ壷ローラとインキ着ローラとの間に配設され、インキ転移方向上流側のローラと接触してインキを受け取る位置とインキ転移方向下流側のローラと接触してインキを受け渡す位置との間を往復動する呼び出しローラおよびこの呼び出しローラのインキ転移方向下流側において当該呼び出しローラに接触し軸方向に往復動する振りローラを備え、これら振りローラと呼び出しローラとが版胴の回転に対して周期運動を行う印刷機のインキ装置において、前記振りローラのインキ転移方向下流側に位置し前記振りローラに接触するローラの周面に転移するインキ量が前記ローラの軸線方向に対し左右対称となり略均一化されるように前記振りローラと呼び出しローラとの周期運動の周期を異ならし、版胴の2回転に対して振りローラを1往復動させ、版胴の3回転に対して呼び出しローラを1往復動させたことを特徴とする印刷機のインキ装置。
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