JPH05360Y2 - - Google Patents

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JPH05360Y2
JPH05360Y2 JP1987161255U JP16125587U JPH05360Y2 JP H05360 Y2 JPH05360 Y2 JP H05360Y2 JP 1987161255 U JP1987161255 U JP 1987161255U JP 16125587 U JP16125587 U JP 16125587U JP H05360 Y2 JPH05360 Y2 JP H05360Y2
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roller
water
dampening
rider
draining
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JP1987161255U
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の利用分野と目的 本考案は枚葉印刷機その他一般の印刷機に於け
る湿し水装置に関し、給水の均一性に基く印刷品
質の向上と、装置の簡素化による設備費の低減を
計ることを目的としたものである。
従来の技術 従来の湿し水装置機構は一般に第3図に示され
る通り、版胴1に同一方向、同一表面速度で接す
る水着けローラ2(表面ゴムローラ)、該水着け
ローラ2の上側に乗つた親油性の横振りライダー
ローラ3、更に水着けローラ2に接し軸方向に往
復運動をしながら、同方向、略同一表速で回転す
る親水性横振り移しローラ4、該ローラ4と親水
性の水元ローラ6との間にあつて、同方向低速で
接する水切ローラ(表面ゴムローラ)と、水元ロ
ーラ6の一部が浸漬している水舟7とより構成さ
れている。水舟7内の水は水元ローラの回転によ
りローラ表面に附着して矢印方向に持ち上げら
れ、同一方向で低表速で接触する水切りローラ5
によつて、余分な水量を水舟に戻され、適当な水
量に調節されて横振り移しローラ4に送られる。
横振り移しローラ4は原動軸より回転数調節自在
に駆動され、且つ左右軸方向に往復運動をして、
水切りローラ5から移送される水膜の厚みの左右
方向不均一を慣らし、更に矢印のように水着けロ
ーラ2に転移される水膜の前後左右方向の厚みを
均一化する。水着けローラ上の水膜は版胴の版面
上に移され、版面上には次いでインキング装置8
よりインキを供給される。版胴に接触時版面に残
つたインキが附着して、その表面が凸凹になり不
斉となつた水着けローラは、その上面を適当な接
触圧で摩擦力回転をしている横振りライダーロー
ラ3によつて、表面の凸凹が慣らされ、再び横振
り移しローラ4と接触する。
考案が解決しようとする問題点 従来の一般湿し水装置は上述の様に、水着けロ
ーラ、横振りライダーローラ、横振り移しロー
ラ、水切りローラ、水元ローラの5本のローラ群
を必要とし、その駆動ギヤ装置を含めて複雑な機
構を設けなければならなかつた。本考案は以上に
鑑みローラ数を減らして機構の簡素化、コスト低
減化を行うと共に、従来以上に水膜の均一化を計
り、印刷品質の向上を狙つたものである。
実施例 第1図は本考案実施の一例を示す湿し水装置ロ
ーラの配置図であつて、前述の従来装置第3図と
異なる所は、横振り移しローラ4を省略し、水元
ローラ6から直接水膜を水着けローラ2に移送
し、又水元ローラ6を左右に振らせて水元横振り
ローラ6aとした点と、従来装置に於ては、水着
けローラ2の上側に乗りかかつていた横振りライ
ダーローラ3を、水着けローラ2の下側即ち給水
経路側に配置した点である。各ローラの回転方
向、表面速度比は従来装置と変りなく、水着けロ
ーラ2と版胴1及び横振りライダーローラ3aと
の表面速度は略々等しく同方向であつて、水元横
振りローラ6aの表速は、水着けローラ2のそれ
よりも僅かに遅く、同方向である。水元横振りロ
ーラ6aは第2図側面図(一部断面を含む)の様
に、変速モータ11から減速ギヤ12を経て駆動
され、表速の調節が可能であつて、又回転クラン
ク13、連結ロツド14、揺動レバー15,1
6、ガイドローラ17、ガイドデスク18,18
aを介して、軸方向に往復運動をする公知の機構
を有している。水切りローラ5aは水元横振りロ
ーラ6aから歯車連結によつて強制回転され、そ
の表速は水元横振りローラよりも遅く同方向であ
る。又接触圧調節スプリング(図面省略)が設け
てあつて、水切りの調節が自由にできる。横振り
ライダーローラ3aは、水着けローラ2との間に
スプリング(図示せず)により適当な接圧で接触
回転し、横振り運動は前記横振り水元ローラと交
互往復運動をして、両方の横振り運動が同期しな
いように構成してある。次ぎに本実施例の作用に
ついて説明する。水舟7中の水に一部浸漬して矢
印方向に回転する親水性の水元横振りローラ(ク
ロームメツキ製)6aによつて、附着して持ち上
げられた水層9は、低速同方向に接する水切りロ
ーラ5aにより適当な水量の水膜に調節される。
余分な水量は水舟に落下し戻される。水量の調節
は前記水切りローラ5aの接触圧調節スプリング
を調節して行う。この時左右往復揺動する水元横
振りローラ6aと水切りローラ5aとの間で横方
向の附着水層の不均一が慣らされる。水切りロー
ラ5aとの接触を経て水元横振りローラ6aに附
着した水膜は、水着けローラ2との接触面でゴム
製の水着けローラ2に移される。この際両ローラ
の僅小な表速度差と水元横振りローラの往復動と
により、水膜はしぼられ前後左右方向により均一
となる。余分の水量は水元横振りローラ6aの表
面を流れて水舟に帰る。同時に版胴から残留イン
キが一部附着して来た水着けローラ2表面の水膜
下インキ膜厚の不揃いを均一化する作用もなす。
水着けローラ2表面水膜厚みの調節は、変速モー
タ11の操作により、ローラ表速比を調節して行
うことでできる。水着けローラに移された水膜
は、更に横振りライダーローラ3aにより一層の
厚み均一化がなされる。即ち親油性の銅製横振り
ライダーローラ3aは、適当な接圧で水着けロー
ラに接触し、且つ前述のように水元横振りローラ
とは横振りのタイミングを同期させないようにし
てあるので、より完全な水膜の前後左右方向の均
一化が得られる。余分の水は図の点線の方向に流
れ落ちて水舟に戻る。水着けローラ2は前後2回
横振りローラの接触を受けるわけで、版胴6から
伝つた水着けローラ表面の残留インキの凸凹不均
脊膜は完全に慣らされ、その上に附着する水膜の
厚みはより均一化される。
考案の効果 以上の様な構成、作用を有する本考案は、従来
装置に較べてローラ1本と省略したにもかかわら
ず3ケ所に於ける水切り搾り作用と、同じく3ケ
所に於ける横振り均一化作用により、従来装置
(2ケ所の水切り搾り、3ケ所の横振り)よりも
水膜厚み調整と均一化に優れた効果を発揮し得る
ものである。即ち従来装置における水元ローラと
横振り移しローラの役目を一本の水元横振りロー
ラで果しており、従来の横振りライダーローラを
水着けローラの下側、給水経路側に配置し、水切
り搾り効果を与えると共に、水着けローラを2回
横振りローラと接触せしめたことによる水膜均一
化の効果である。ローラ一本省略によつて生ずる
コストダウンと機構の簡素化の効果は勿論のこと
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案1実施例のローラ配置図、第2
図は第1図中の水元横振りローラの駆動機構を示
す一部断面を含む側面略図、第3図は従来の一般
型湿し水装置のローラ配置図を示す。 1……版胴、2……水着けローラ、3a……横
振りライダーローラ、5a……水切りローラ、6
a……水元横振りローラ、7……水舟。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 版胴及び横振りライダーローラに接し、版胴に
    対し逆方向に回転する水着けローラと、該水着け
    ローラと水切りローラに接して両ローラに対して
    逆回転し、水舟に一部を浸漬した調整自在な水元
    ローラとより構成され、この水元ローラに横振り
    機構を設け、前記横振りライダーローラを水着け
    ローラの給水側下面に配設したことを特徴とする
    印刷機の湿し水装置。
JP1987161255U 1987-10-20 1987-10-20 Expired - Lifetime JPH05360Y2 (ja)

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JP1987161255U JPH05360Y2 (ja) 1987-10-20 1987-10-20

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JP1987161255U JPH05360Y2 (ja) 1987-10-20 1987-10-20

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JPH0164432U JPH0164432U (ja) 1989-04-25
JPH05360Y2 true JPH05360Y2 (ja) 1993-01-07

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ID=31444025

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2586972B2 (ja) * 1991-12-05 1997-03-05 株式会社東京機械製作所 湿し水装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6321145A (ja) * 1986-07-12 1988-01-28 ミラ−−ヨハニスベルク・ドルツクマシネン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング オフセツト印刷機のフイルム湿し機構
JPH0236387A (ja) * 1988-07-26 1990-02-06 Mitsubishi Electric Corp 誘導飛しょう体用受信機

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JPH0236387A (ja) * 1988-07-26 1990-02-06 Mitsubishi Electric Corp 誘導飛しょう体用受信機

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