JP4390333B2 - 切断機の切削液供給方法及びその装置 - Google Patents

切断機の切削液供給方法及びその装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、切断機の切削液供給方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、切断機としての例えば横型帯鋸盤においては、固定バイスジョーと可動バイスジョーとからなるバイス装置によりワークがクランプされた後、このワークに切断工具としての帯鋸刃により切断加工が行われるとき、帯鋸刃の寿命及び切断面の精度の安定を図るために可動式の切削液ノズルから切削液が帯鋸刃並びにワークの切断部分に噴射される。
【0003】
オペレータはワークの大きさに応じて可動式の切削液ノズルを移動してワークの幅や高さに合わせて切削液がかかる位置を調整している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の可動式の切削液ノズルでは、切断機が単体機として使用される場合はそれほど大きな問題ではないのであるが、切断機に搬入及び搬出装置が取り付けられたシステム機になると、ワークが自動的に入れ替わるので、その都度ワークの大きさに合わせて適正な位置へ切削液を供給することが難しいという問題点があった。
【0005】
本発明は上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、切断機のシステム機においてワークのサイズに応じて自動的に切断部分への切削液の安定供給を行い得る切断機の切削液供給方法及びその装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1によるこの発明の切断機の切削液供給方法は、工具ハウジングに備えた切断工具によりワークに切断加工を行う前に、固定バイスジョーに対して可動バイスジョーを移動してワークをクランプする際、
前記固定バイスジョー又は可動バイスジョーにワークの切断ラインにほぼ平行な上方に位置して設けた一端が開口する中空状の切削液供給管に対して、前記可動バイスジョー又は固定バイスジョーにロッドを介して一体的に備えたピストンが前記可動バイスジョーの移動に伴って前記切削液供給管の前記開口側から内部を相対的に摺動して移動し、ワークをクランプ完了時に前記ピストンの先端が前記可動バイスジョー又は固定バイスジョーのクランプ面のほぼ上方付近に位置することにより、前記切削液供給管の他端側から供給された切削液が前記切削液供給管に最大ワーククランプ幅に亘って設けた多数の切削液噴射口のうちの前記ピストンまでの多数の切削液噴射口からほぼワーク幅全長に亘って切断ライン上へ向けて噴射されることを特徴とするものである。
【0007】
したがって、切断加工が行われる前に、まずワークが切断ライン上に位置決めされてバイス装置の固定バイスジョーと可動バイスジョーでクランプされる。例えば、切削液供給管が固定バイスジョーに設けられ、ピストンがピストンロッドを介して一体的に可動バイスジョーに設けられている場合は、上記の可動バイスジョーの移動に伴ってロッドを介してピストンが切削液供給管の内面を摺動して移動する。ピストンの先端面はワークの大小にかかわらず可動バイスジョーのクランプ面に対してほぼ上方位置で停止するので、切削液供給管へ供給された切削液は切削液供給管の他端側からピストンまでの多数の切削液噴射口から確実にほぼワーク幅全長に亘って切断ライン上へ向けて満遍なく効率よく噴射される。
【0008】
請求項2によるこの発明の切断機の切削液供給方法は、工具ハウジングに備えた切断工具によりワークに切断加工を行う前に、バイス装置でワークをクランプすると共に前記切断工具をガイドする固定ガイド部材に対して可動ガイド部材をワークの切断幅に合わせて移動する際、
前記固定ガイド部材又は可動ガイド部材にワークの切断ラインにほぼ平行でしかも最大ワークに干渉しない上方に位置して設けた一端が開口する中空状の切削液供給管に対して、前記可動ガイド部材又は固定ガイド部材にロッドを介して一体的に備えたピストンが前記可動ガイド部材の移動に伴って前記切削液供給管の前記開口側から内部を相対的に摺動して移動し、前記可動ガイド部材を位置決め完了時に前記ピストンの先端が前記可動ガイド部材又は固定ガイド部材のクランプ面のほぼ上方付近に位置することにより、前記切削液供給管の他端側から供給された切削液が前記切削液供給管に最大ワーククランプ幅に亘って設けた多数の切削液噴射口のうちの前記ピストンまでの多数の切削液噴射口からほぼワーク幅全長に亘って切断ライン上へ向けて噴射されることを特徴とするものである。
【0009】
したがって、切断加工が行われる前に、まずワークが切断ライン上に位置決めされてバイス装置でクランプされ、可動ガイド部材が固定ガイド部材に対してほぼワークの幅に移動される。例えば、切削液供給管が固定ガイド部材に設けられ、ピストンがロッドを介して一体的に可動ガイド部材に設けられている場合は、上記の可動ガイド部材の移動に伴ってロッドを介してピストンが切削液供給管の内面を摺動して移動される。ピストンの先端面はワークの大小にかかわらず可動バイスジョーのクランプ面に対してほぼ上方位置で停止するので、切削液供給管へ供給された切削液は切削液供給管の他端側からピストンまでの多数の切削液噴射口から確実にほぼワーク幅全長に亘って切断ライン上へ向けて満遍なく効率よく噴射される。
【0010】
請求項3によるこの発明の切断機の切削液供給装置は、ワークを切断する切断工具を備えた工具ハウジングを、固定バイスジョーと可動バイスジョーとからなるバイス装置でクランプしたワークに接近離反自在に設け、前記切断工具によりワークに切断加工を行う切断機において、
前記固定バイスジョー又は可動バイスジョーに、一端が開口する中空状の切削液供給管をワークの切断ラインにほぼ平行な上方に位置して設けると共に前記切断ラインに向けて切削液を噴射する多数の切削液噴射口を最大ワーククランプ幅に亘って前記切削液供給管に設け、この切削液供給管の他端側に切削液を供給する切削液供給源を連通すると共に前記切削液供給管の前記開口側から内部を摺動するピストンを一体的に備えたロッドを前記可動バイスジョー又は固定バイスジョーに設けてなることを特徴とするものである。
【0011】
したがって、請求項1記載の作用と同様であり、切断加工が行われる前に、まずワークが切断ライン上に位置決めされてバイス装置の固定バイスジョーと可動バイスジョーでクランプされる。例えば、切削液供給管が固定バイスジョーに設けられ、ピストンがロッドを介して一体的に可動バイスジョーに設けられている場合は、上記の可動バイスジョーの移動に伴ってピストンロッドを介してピストンが切削液供給管の内面を摺動して移動する。ピストンの先端面はワークの大小にかかわらず可動バイスジョーのクランプ面に対してほぼ上方位置で停止するので、切削液供給管へ供給された切削液は切削液供給管の他端側からピストンまでの多数の切削液噴射口から確実にほぼワーク幅全長に亘って切断ライン上へ向けて満遍なく効率よく噴射される。
【0012】
請求項4によるこの発明の切断機の切削液供給装置は、ワークを切断する切断工具と、この切断工具をガイドする固定ガイド部材と、この固定ガイド部材に対してワークの切断幅に合わせて移動して前記切断工具をガイドする可動ガイド部材とを備えた工具ハウジングを設け、この工具ハウジングをバイス装置でクランプしたワークに接近離反自在に設け、前記切断工具によりワークに切断加工を行う切断機において、
前記固定ガイド部材又は可動ガイド部材に、一端が開口する中空状の切削液供給管をワークの切断ラインにほぼ平行でしかも最大ワークに干渉しない上方に位置して設けると共に前記切断ラインに向けて切削液を噴射する多数の切削液噴射口を最大ワーククランプ幅に亘って前記切削液供給管に設け、この切削液供給管の他端に切削液を供給する切削液供給源を連通すると共に前記切削液供給管の前記開口側から内部を摺動するピストンを一体的に備えたロッドを前記可動ガイド部材又は固定ガイド部材に設けてなることを特徴とするものである。
【0013】
したがって、請求項2記載の作用と同様であり、切断加工が行われる前に、まずワークが切断ライン上に位置決めされてバイス装置でクランプされ、可動ガイド部材が固定ガイド部材に対してほぼワークの幅に移動される。例えば、切削液供給管が固定ガイド部材に設けられ、ピストンがロッドを介して一体的に可動ガイド部材に設けられている場合は、上記の可動ガイド部材の移動に伴ってロッドを介してピストンが切削液供給管の内面を摺動して移動される。ピストンの先端面はワークの大小にかかわらず可動バイスジョーのクランプ面に対してほぼ上方位置で停止するので、切削液供給管へ供給された切削液は切削液供給管の他端側からピストンまでの多数の切削液噴射口から確実にほぼワーク幅全長に亘って切断ライン上へ向けて満遍なく効率よく噴射される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の切断機の切削液供給方法及びその装置の実施の形態について、切断機としての例えば横型帯鋸盤を例にとって図面を参照して説明する。
【0015】
図5を参照するに、本実施の形態に係わる切断機としての横型帯鋸盤1は、箱状のベース3と切断工具ハウジングとしての例えばカッティングヘッド5などから構成されており、カッティングヘッド5は水平なヒンジピン7を介してベース3に昇降自在に枢支されている。
【0016】
ベース3の上部にはワークWを載置するワークテーブル9が設けられており、このワークテーブル9にはワークWの幅方向の位置決め基準側に設けた固定バイスジョー11とこの固定バイスジョー11に対して接近離反する方向へ移動自在の可動バイスジョー13とを備えてワークWを挟持固定自在なバイス装置15が設けられている。
【0017】
カッティングヘッド5は両側に離隔してハウジング部17,19を備えており、各ハウジング部17,19は上部コントロールボックス21を備えたビーム部材23によって連結されている。
【0018】
カッティングヘッド5のハウジング部17,19には駆動ホイール25、従動ホイール27がそれぞれ軸29,31を介して内装されており、駆動ホイール25と従動ホイール27には切断工具としての例えばエンドレス状の帯鋸刃Bが掛回されている。したがって、駆動ホイール25の駆動によって帯鋸刃BはワークWを切削すべく走行駆動されるものである。
【0019】
ビーム部材23に固定された案内部材33には固定ガイド部材35、可動ガイド部材37が装着されており、この固定ガイド部材35と可動ガイド部材37とにより、帯鋸刃BがワークWを切削する切削領域において、帯鋸刃Bの刃先部が垂直下方を向くように帯鋸刃Bが案内支持されている。また、固定ガイド部材35は案内部材33に固定的に取り付けられており、可動ガイド部材37はワークWの大きさに対応すべく位置調節自在に取り付けられている。
【0020】
カッティングヘッド5はピストンロッド39を備えた昇降用シリンダ41によってヒンジピン7を中心として昇降回動するように構成されており、この昇降用シリンダ41の作用によってワークWに対する帯鋸刃Bの切り込みや上昇離反を制御し得るものである。
【0021】
駆動ホイール25と従動ホイール27にはエンドレス状の帯鋸刃Bが掛回されており、駆動ホイール25の軸29には図示せざる駆動モータが連動連結されている。
【0022】
上記構成により、駆動モータを駆動させると、軸29を介して駆動ホイール25が回転されるから、駆動ホイール25と従動ホイール27に掛回された帯鋸刃Bが走行駆動される。
【0023】
昇降用シリンダ41の作用によってカッティングヘッド5は、ヒンジピン7を中心として昇降回動されるから、帯鋸刃Bの昇降位置はヒンジピン7の回転角を例えばエンコーダなどで検出することができ、既に公知であるから詳細な説明を省略する。
【0024】
また、帯鋸刃BがワークWに接近した位置を検知するには、図示を省略したが例えば、横型帯鋸盤1の回動部材であるビーム部材23に固定された案内部材33より揺動自在なレバーを垂設し、このレバーにリミットスイッチ等を当接させてワークWに当接した位置を検出する。又は、光電スイッチ等で検出する位置検知手段を備え、それらの位置を検出したり、あるいはヒンジピン7の回転角によりワークWの当接位置を検出する昇降検出装置が制御装置に電気的に接続されている。
【0025】
図2を参照するに、カッティングヘッド5が上昇位置から下降するときに、当該カッティングヘッド5に備えた帯鋸刃Bによって切断されるワークWを把持固定するためのバイス装置15が切断ラインCLの近傍に位置して後側に設けられている。
【0026】
本発明の実施の形態の主要部を構成する切削液供給装置について説明する。図1及び図2を参照するに、左側の一端を開口する中空状の切削液供給管43がワークWの切断ラインCLにほぼ平行する上方に位置して固定バイス側支持部材45により固定バイスジョー11に固定して設けられている。
【0027】
また、切削液供給管43の図1及び図2において右端には切削液などの切削液CFを供給する図示せざる切削液供給源に連通する切削液ゴムホース47が連結されている。
【0028】
また、切削液供給管43の上記の開口側から内部を摺動するピストン49を一体的に備えたロッド51が図1及び図2において左方へ延伸して設けられており、このロッド51の左端側は可動バイス側支持部材53を介して可動バイスジョー13に固定して設けられている。
【0029】
なお、ピストン49の先端面は図1に示されているように可動バイスジョー13のクランプ面CPに対して図1において左右方向のほぼ上方に位置するように構成されており、ピストン49の外周面には図3に示されているように切削液CFが開口側へ洩れないようにOリング55等のパッキンが嵌装されている。
【0030】
また、切削液供給管43には図3に示されているように切断ラインCLに向けて切削液CFを噴射するように多数の切削液噴射口57が切削液供給管43の延伸方向の少なくとも固定バイスジョー11と可動バイスジョー13との最大開き位置(最大ワーククランプ幅)に亘って設けられている。なお、切削液供給管43の延伸方向の切削液供給管43の延伸方向は図2に示されているように切断ラインCLに対して近傍に位置しているとはいえ後方側にずれているので、上記の多数の切削液噴射口57は切削液供給管43の最下部より切断ラインCL側に斜め下方に向けて噴射する方向に向けて穿設されている。
【0031】
上記構成により、循環して走行駆動される帯鋸刃BによりワークWに対して切断加工が行われるのに先立って、まずワークWが切断ラインCLに位置決めされてバイス装置15の固定バイスジョー11と可動バイスジョー13でクランプされる。このとき、可動バイスジョー13がワークWをクランプするために固定バイスジョー11に向けて接近するのに伴ってロッド51を介してピストン49が切削液供給管43の内面を摺動して図1において右方向へ移動する。
【0032】
例えば、図1の実線で示されているようにワークWが固定バイスジョー11と可動バイスジョー13でクランプされると、ピストン49の先端面が可動バイスジョー13のクランプ面CPに対して図1において左右方向のほぼ上方に位置しているので、切削液CFが切削液供給源から切削液ゴムホース47を経て切削液供給管43へ供給されると、切削液CFがピストン49の図1において右方の多数の切削液噴射口57からほぼワーク幅全長に亘って切断ラインCLへ向けて満遍なく効率よく噴射される。
【0033】
また、小さなワークWに対しては可動バイスジョー13が図1において2点鎖線で示されているように右方向へ移動してワークWをクランプすると、ピストン49の先端面が可動バイス側支持部材53並びにロッド51を介して図1において2点鎖線の位置に自動的に移動されるので、切削液CFがピストン49の図1において左方の切削液噴射口57からは噴射されず、ピストン49の図1において右方の多数の切削液噴射口57からほぼワーク幅全長に亘って効率よく切断ラインCLへ向けて満遍なく効率よく噴射される。
【0034】
なお、本実施の形態では切削液供給管43が固定バイスジョー11に取り付けられており、ロッド51は可動バイスジョー13に取り付けられているが、切削液供給管43が可動バイスジョー13に取り付けられ、ロッド51が固定バイスジョー11に取り付けられても構わない。
【0035】
また、本発明の他の実施の形態の切削液供給装置としては、前述した実施の形態と同様の切削液供給管43とピストン49を備えたロッド51が前述した固定ガイド部材35又は可動ガイド部材37に設けられても前述した実施の形態の切削液供給装置と同様の機能を発揮する。
【0036】
例えば、図4に示されているように、切削液供給管43は固定ガイド側支持部材59を介して固定ガイド部材35に固定して設けられており、ロッド51は可動ガイド側支持部材61を介して可動ガイド部材37に固定して設けられている。この場合、切削液供給管43は最大ワークWを帯鋸刃Bで切断加工した際に前記ワークWに干渉しないような高さ位置に設ける必要がある。
【0037】
なお、切削液供給管43が可動ガイド側支持部材61を介して可動ガイド部材37に固定して設けられ、ロッド51が固定ガイド側支持部材59を介して固定ガイド部材35に固定して設けられても構わない。
【0038】
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。本実施の形態では切断機として横型帯鋸盤を例にとって説明したが縦型帯鋸盤およびその他の切断機であっても構わない。
【0039】
【発明の効果】
以上のごとき発明の実施の形態の説明から理解されるように、請求項1の発明によれば、切削液供給管が固定バイスジョーに設けられ、ピストンがロッドを介して一体的に可動バイスジョーに設けられている場合は、上記の可動バイスジョーの移動に伴ってロッドを介してピストンが切削液供給管の内面を摺動して移動できる。ピストンの先端面をワークの大小にかかわらず可動バイスジョーのクランプ面に対してほぼ上方位置で停止できるので、切削液供給管へ供給された切削液を切削液供給管の他端側からピストンまでの多数の切削液噴射口から確実にほぼワーク幅全長に亘って切断ライン上へ向けて満遍なく効率よく噴射できる。
【0040】
請求項2の発明によれば、切削液供給管が固定ガイド部材に設けられ、ピストンがピストンロッドを介して一体的に可動ガイド部材に設けられている場合は、上記の可動ガイド部材の移動に伴ってロッドを介してピストンが切削液供給管の内面を摺動して移動できる。可動ガイド部材は固定ガイド部材に対してほぼワークの幅に移動するので、ピストンの先端面をワークの大小にかかわらず可動バイスジョーのクランプ面に対してほぼ上方位置で停止でき、切削液供給管へ供給された切削液を切削液供給管の他端側からピストンまでの多数の切削液噴射口から確実にほぼワーク幅全長に亘って切断ライン上へ向けて満遍なく効率よく噴射できる。
【0041】
請求項3の発明によれば、請求項1記載の効果と同様であり、切削液供給管が固定バイスジョーに設けられ、ピストンがロッドを介して一体的に可動バイスジョーに設けられている場合は、上記の可動バイスジョーの移動に伴ってロッドを介してピストンが切削液供給管の内面を摺動して移動できる。ピストンの先端面をワークの大小にかかわらず可動バイスジョーのクランプ面に対してほぼ上方位置で停止できるので、切削液供給管へ供給された切削液を切削液供給管の他端側からピストンまでの多数の切削液噴射口から確実にほぼワーク幅全長に亘って切断ライン上へ向けて満遍なく効率よく噴射できる。
【0042】
請求項4の発明によれば、請求項2記載の効果と同様であり、切削液供給管が固定ガイド部材に設けられ、ピストンがロッドを介して一体的に可動ガイド部材に設けられている場合は、上記の可動ガイド部材の移動に伴ってロッドを介してピストンが切削液供給管の内面を摺動して移動できる。可動ガイド部材は固定ガイド部材に対してほぼワークの幅に移動するので、ピストンの先端面をワークの大小にかかわらず可動バイスジョーのクランプ面に対してほぼ上方位置で停止でき、切削液供給管へ供給された切削液を切削液供給管の他端側からピストンまでの多数の切削液噴射口から確実にほぼワーク幅全長に亘って切断ライン上へ向けて満遍なく効率よく噴射できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、バイス装置に設けた切削液供給装置の正面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示すもので、バイス装置に設けた切削液供給装置の平面図である。
【図3】本発明の実施の形態の切削液供給装置を構成する切削液供給管とピストンの要部拡大断面図である。
【図4】他の実施の形態を示すもので、固定及び可動ガイド部材に設けた切削液供給装置の平面図である。
【図5】本発明の実施の形態で用いられる横型帯鋸盤の全体正面図である。
【符号の説明】
1 横型帯鋸盤(切断機)
5 カッティングヘッド(工具ハウジング)
11 固定バイスジョー
13 可動バイスジョー
15 バイス装置
35 固定ガイド部材
37 可動ガイド部材
43 切削液供給管
45 固定バイス側支持部材
49 ピストン
51 ロッド
53 可動バイス側支持部材
57 切削液噴射口
B 帯鋸刃(切断工具)
CF 切削液
CP クランプ面
CL 切断ライン

Claims (4)

  1. 工具ハウジングに備えた切断工具によりワークに切断加工を行う前に、固定バイスジョーに対して可動バイスジョーを移動してワークをクランプする際、
    前記固定バイスジョー又は可動バイスジョーにワークの切断ラインにほぼ平行な上方に位置して設けた一端が開口する中空状の切削液供給管に対して、前記可動バイスジョー又は固定バイスジョーにロッドを介して一体的に備えたピストンが前記可動バイスジョーの移動に伴って前記切削液供給管の前記開口側から内部を相対的に摺動して移動し、ワークをクランプ完了時に前記ピストンの先端が前記可動バイスジョー又は固定バイスジョーのクランプ面のほぼ上方付近に位置することにより、前記切削液供給管の他端側から供給された切削液が前記切削液供給管に最大ワーククランプ幅に亘って設けた多数の切削液噴射口のうちの前記ピストンまでの多数の切削液噴射口からほぼワーク幅全長に亘って切断ライン上へ向けて噴射されることを特徴とする切断機の切削液供給方法。
  2. 工具ハウジングに備えた切断工具によりワークに切断加工を行う前に、バイス装置でワークをクランプすると共に前記切断工具をガイドする固定ガイド部材に対して可動ガイド部材をワークの切断幅に合わせて移動する際、
    前記固定ガイド部材又は可動ガイド部材にワークの切断ラインにほぼ平行でしかも最大ワークに干渉しない上方に位置して設けた一端が開口する中空状の切削液供給管に対して、前記可動ガイド部材又は固定ガイド部材にロッドを介して一体的に備えたピストンが前記可動ガイド部材の移動に伴って前記切削液供給管の前記開口側から内部を相対的に摺動して移動し、前記可動ガイド部材を位置決め完了時に前記ピストンの先端が前記可動ガイド部材又は固定ガイド部材のクランプ面のほぼ上方付近に位置することにより、前記切削液供給管の他端側から供給された切削液が前記切削液供給管に最大ワーククランプ幅に亘って設けた多数の切削液噴射口のうちの前記ピストンまでの多数の切削液噴射口からほぼワーク幅全長に亘って切断ライン上へ向けて噴射されることを特徴とする切断機の切削液供給方法。
  3. ワークを切断する切断工具を備えた工具ハウジングを、固定バイスジョーと可動バイスジョーとからなるバイス装置でクランプしたワークに接近離反自在に設け、前記切断工具によりワークに切断加工を行う切断機において、
    前記固定バイスジョー又は可動バイスジョーに、一端が開口する中空状の切削液供給管をワークの切断ラインにほぼ平行な上方に位置して設けると共に前記切断ラインに向けて切削液を噴射する多数の切削液噴射口を最大ワーククランプ幅に亘って前記切削液供給管に設け、この切削液供給管の他端側に切削液を供給する切削液供給源を連通すると共に前記切削液供給管の前記開口側から内部を摺動するピストンを一体的に備えたロッドを前記可動バイスジョー又は固定バイスジョーに設けてなることを特徴とする切断機の切削液供給装置。
  4. ワークを切断する切断工具と、この切断工具をガイドする固定ガイド部材と、この固定ガイド部材に対してワークの切断幅に合わせて移動して前記切断工具をガイドする可動ガイド部材とを備えた工具ハウジングを設け、この工具ハウジングをバイス装置でクランプしたワークに接近離反自在に設け、前記切断工具によりワークに切断加工を行う切断機において、
    前記固定ガイド部材又は可動ガイド部材に、一端が開口する中空状の切削液供給管をワークの切断ラインにほぼ平行でしかも最大ワークに干渉しない上方に位置して設けると共に前記切断ラインに向けて切削液を噴射する多数の切削液噴射口を最大ワーククランプ幅に亘って前記切削液供給管に設け、この切削液供給管の他端に切削液を供給する切削液供給源を連通すると共に前記切削液供給管の前記開口側から内部を摺動するピストンを一体的に備えたロッドを前記可動ガイド部材又は固定ガイド部材に最大ワークに干渉しない上方の位置に設けてなることを特徴とする切断機の切削液供給装置。
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