JP4387922B2 - 引き戸 - Google Patents

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本発明は、扉の引き込み部に、引き込み部内を清掃する為の点検用パネルや、引き込み部内の室内側の壁面に形成されたパイピングスペースのガス配管等の点検あるいはメーターの検針を行う為の点検用扉を扉の引き込み部に設けた引き戸に関するものである。
この種の引き戸としては、扉の引き込み部内部の清掃等が可能な開口部が扉の引き込み部下方に形成され、開口部に点検パネルが取り付けられた状態で、点検パネルに設けられた点検パネル着脱用の操作突片が出入可能な間隙を、点検パネルと開口部の飾り縁枠間に形成することにより、操作突片が点検パネルの表面から外方に突出する位置と点検パネルに収納される位置に変移可能に設けられているものがある。(例えば、特許文献1参照。)
この場合、点検パネルを取外して、掃除機、あるいは、屈み込んで引き込み部内を清掃している時、点検パネルの取付側の反対側から(例えば、廊下側に点検パネルが取付けられているときには室内側から)扉が開放される場合があり、引き込み部内で、扉の開放側端部が掃除機、あるいは人体の一部に衝突する事があり、非常に危険であると共に、扉が損傷する要因にもなっていた。
特許第3513439号公報
本発明は、悪戯等によって扉が開放出来なくなることがなく、安全性に優れ、安心して、引き込み部内の清掃、あるいはガス電気等の検針、点検が出来る引き戸を提供する事を課題とする。
そこで、上記課題を解決する為、本発明が第1の手段として構成したところは、扉の引き込み部に開閉可能な点検用扉が設けられた引き戸において、扉が所定位置より開放されるのを阻止する開放阻止部材を、点検用扉を開放した状態でのみ操作可能としたものである。
次に、本発明が第2の手段として構成したところは、扉の引き込み部に開閉可能な点検用扉が設けられた引き戸において、点検用扉を開放した状態で、扉の開放側端部に当接して扉が所定位置より開放されるのを阻止する開放阻止部材を、点検用扉を開放した状態でのみ操作可能としたものである。
第1の手段として構成したところによると、点検用扉を開放した状態でのみ開放阻止部材を操作出来ないので、点検扉を開放できる権限を有する者(点検扉の施錠状態を解除できる鍵を所有する者)しか、開放阻止部材を操作出来ない。 したがって、第三者の悪戯等によって、扉が開放できなくなるようなことが一切ない。
又、開放阻止部材を操作することにより、安全性に優れ、安心して、引き込み部内の清掃、あるいはガス電気等の検針、点検が出来る。
第2の手段として構成したところによると、第1の手段として構成したところの効果に加え、開放阻止部材は扉の開放側端部に当接して扉が所定位置より開放されるのを阻止する構成であるから、構造が簡単で故障することもなく、操作も容易で安価に製作出来る。
本発明は、扉の引き込み部に開閉可能な点検用扉が設けられた引戸において、点検用扉を開放した状態で、扉の開放側端部に当接して扉が所定位置より開放されるのを阻止する開放阻止部材を、点検用扉を開放した状態でのみ操作可能としたものである。
以下、図1〜図4に基づいて第1実施例を説明する。
図1において符号1は本発明の引き戸を示し、符号10は引き戸枠を示している。
引き戸枠10は、建物側の鉄骨にブラケットを介して固定された戸尻側縦枠11および戸先側縦枠12と、戸尻側縦枠11と戸先側縦枠12との上端間に配設され、建物側鉄骨にブラケットを介して固定された上横枠13より門形に形成されている。
符号2は、レール取付材を示している。
レール取付材2は、戸尻側縦枠11、戸先側縦枠12の上端部内面に設けられたレール取付材固定座に、戸尻側縦枠11側及び戸先側縦枠12側の端部が固定用ボルト・・・にて高さ調節自在に連結され、レール取付材13の室内側に吊り戸レール14が戸先側縦枠12側が下がる傾斜状態に着脱自在に連結されている。
符号15は、吊り金具、吊りボルトを介して吊り戸レール14に吊り下げられた扉を示し、符号16、16は、戸尻側縦枠11と戸先側縦枠12間で、上端が上横枠13の室内側と廊下側の両面に固定され、下端部が床面に埋め込まれて配設された中枠を示している。
以下、戸尻側縦枠11と中枠16、16間側を引き込み部側、戸先側縦枠12と中枠16、16間側を出入り口側と云う。
符号17は、レール取付材2の廊下側の出入り口側に着脱自在に取付けられたメンテナンスパネルを示し、符号18は戸先側縦枠12と閉鎖された扉15間に回動自在にもうけられた子扉を示している。
そして、上記引き戸枠1、中枠16、16、及び、引き込み部側の床面に取付けられるベース材(図示せず)、戸尻側縦枠11と廊下側の中枠14間に取付けられる下地パネル(図示せず)、メンテナンスパネル17の対応して室内側に設けられるランマ下地パネル(図示せず)、レール取付材2、床面に取付けられ扉15の下面に嵌合するガイド部材19等が、内装仕上げが行われるまで(化粧ボード100・・が貼り付けられるまで)に施工される。
そして、内装仕上げが終了した後(化粧ボード100・・が貼り付けられた後)、扉15が出入り口側からレール取付材2に取付けられた吊り戸レール14に吊り込まれる。
次に、扉15の自閉スピードの調節、および扉15と床面、戸先側縦枠12との隙間調節、等が行われ、最後にメンテナンスパネル17が取付けられて、引き戸1が構成される。
符号3は、引き込み部内の室内側の壁面に形成されたパイピングスペース30に配設されたガス配管等の点検あるいはメーターの検針等を行う為の点検用扉を示している。
符号5は、点検用扉3を開放した状態(図2の仮想線に示す状態)のみ操作可能な位置
に設けられた開放阻止部材を示している。
点検用扉3は、廊下側の中枠16の戸尻側縦枠11側の端部と、戸尻側縦枠11の廊下側端面に中枠16側に突出して取付けられ扉取付部材31と、上枠13の廊下側端面と、下地パネルに取付けられた縦長の方形枠状の点検用扉枠32に上下2つ蝶番33、33を介して、戸尻側縦枠11側の端部を中心として開閉自在に支持されている。
そして、中枠16側の端部に錠前34が取付けられ、中枠16の扉取付部材31側に錠前34に対応して形成された係止突片35に錠前34の係止片36が室内側から係止して、扉3の施錠がなされている。
開放阻止部材5は、室内側の中枠16の戸尻側縦枠11側の端部に一端が固定された係止側チェーン51と、廊下側の中枠16の戸尻側縦枠11側の端部に一端が固定された被係止側チェーン52よりなり、係止側チェーン51の他端の係止鉤53を被係止側チェーン51の他端の係止輪54に係止する事により、扉5の開放方向の移動進路に位置して、扉5が開放された時、扉5の開放側端部が当接して、扉5が所定位置より開放されるのを阻止する。
すなわち、開放阻止部材5は検針、点検、清掃等のため、点検用扉3が開放された状態で、係止側チェーン51の係止鉤53を被係止側チェーン52の係止輪54に係止した状態で目的の作業を行い、作業の終了後、係止鉤53を係止輪54から外し中枠16、16の戸尻側縦枠11側の端部にぶら下げた状態とし、点検用扉3を閉鎖して施錠する。
尚、ぶら下げた状態の係止側チェーン51及び被係止側チェーン52が扉15の開閉の邪魔にならないよう中枠16、16の戸尻側縦枠11側の端部にチェーンの収納部を設けたり、中枠16の一方側にのみチェーンを設け、他方の中枠16に係止輪を設ける等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
又、点検用扉3は実施例では片開き戸としているが、点検口に着脱自在に取付られて、点検口を開放、閉塞可能とする点検蓋のような構成であってもよい。
本発明の引き戸の正面略図 図1のA―A線要部拡大縦断面図 点検用扉の閉鎖状態での要部拡大断面図 点検用扉の開放状態での要部拡大断面図 第2実施例の点検用扉の閉鎖状態での要部拡大断面図 第2実施例の点検用扉の開放状態での要部拡大断面図 第2実施例の開放阻止部材の取付状態を示す斜視図
符号の説明
1 引き戸
10 引き戸枠
11 戸尻側縦枠
12 戸先側縦枠
15 扉
3 点検用扉
32 点検用パネル枠
5、6 開放阻止部材
61 回動軸部

Claims (2)

  1. 扉の引き込み部に開閉可能な点検用扉が設けられた引き戸において、扉が所定位置より開放されるのを阻止する開放阻止部材を、点検用扉を開放した状態でのみ操作可能とした事を特徴とする引き戸。
  2. 扉の引き込み部に開閉可能な点検用扉が設けられた引き戸において、点検用扉を開放した状態で、扉の開放側端部に当接して扉が所定位置より開放されるのを阻止する開放阻止部材を、点検用扉を開放した状態でのみ操作可能とした事を特徴とする引き戸。
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