JP4386256B2 - ハイブリッド式建設車両 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関と電動モータの二種類の異なる動力源を有するハイブリッド式建設車両に係わり、特にホイールローダやホイールショベルなどのホイール式建設機械のハイブリッド式建設車両に関する。
ホイールローダやホイールショベルなどのホイール式建設機械においては、掘削作業を行うと同時にステアリングやブレーキのアシストを行う油圧作業装置と、走行を行う走行装置とを備えている。走行装置は一般に作業装置と同様に油圧駆動であり、その一例として、1992年版油空圧工業総覧(507〜533頁)に記載のように、エンジン駆動力をトルクコンバータやHST等で直接ホイールに伝達し走行を行うものがある。また、ステアリング及びブレーキは、不測の事態への対応を考慮して、エンジンが万が一故障し油圧作業装置の油圧系統が機能しない場合にも、機械的な伝達機構により最低限の操作は可能となっている。
一方、近年、建設機械のハイブリッド化が検討されており、特開2001−99103号公報には、走行装置としてクローラを有する油圧ショベルにおいて、駆動源としてエンジン以外に電気モータを追加設置し、エンジン待機状態においてはエンジンの出力伝達部をクラッチにより断絶し、電気モータにより油圧ポンプを駆動することで、エンジン停止時においても油圧システムの動作を可能としたものが提案されている。
1992年版油空圧工業総覧(507〜533頁)
特開2001−99103号公報
しかしながら、上記従来技術には次のような問題がある。
1992年版油空圧工業総覧(507〜533頁)に記載のようなエンジン駆動力をトルクコンバータやHST等で直接ホイールに伝達する方式では、走行負荷が直接エンジンに加わるため、エンジンの負荷変動が大きくなると同時に、走行減速時の車体の慣性エネルギーは熱エネルギー等として外部に放出される結果、エンジンの最適運転や慣性エネルギーの回収が困難であり、省エネや排ガス低減、低騒音化には限界があった。
また、1992年版油空圧工業総覧(507〜533頁)に記載のような通常のホイールローダなどのホイール式建設機械においては、エンジンが万が一故障し油圧作業装置の油圧系統が機能しない場合にも、機械的な伝達機構により最低限の操作は可能となっているが、自動車とは異なり車重が大きい分、油圧によるアシストがないため、ステアリングやブレーキの操作は非常に重く、実際の操縦には困難を極める。
特開2001−99103号公報に記載のものでは、エンジン待機状態においてはエンジンの出力伝達部をクラッチにより断絶し、電気モータにより油圧ポンプを駆動することで、エンジン停止時においても油圧システムの動作が可能であるが、そのためにはエンジン停止時に油圧ポンプを駆動するための電気モータやバッテリを別途追加しなければならず、製造コストが増加すると同時に設置スペースが必要となる。
本発明の目的は、駆動源のハイブリッド化によりエンジンの負荷変動を抑え、省エネや排ガス低減、低騒音化を可能とするとともに、ハイブリッド駆動装置の電力発生源として搭載している発電機を利用することで、エンジン停止時でも油圧によるステアリングやブレーキの操作を可能とし、燃費や排ガス、騒音を低減したアイドルストップを実現できるハイブリッド式建設車両を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、ハイブリッド式建設車両において、エンジンと、このエンジンにより油圧ポンプを駆動し、その吐出油によりアクチュエータを駆動する油圧作業装置と、前記エンジンにより発電機を駆動し蓄電装置に対して電力授受を行い、前記蓄電装置との電力授受により電動モータを制御し走行駆動力を発生する電動走行装置と、前記エンジン及び電動モータを駆動するためのアクセル信号を出力するアクセルペダルと、前記エンジンの動力を前記油圧ポンプと発電機に分配する動力分配機構と、前記エンジンと前記動力分配機構との間に配置されたクラッチと、前記アクセルペダルが踏まれたときは、前記エンジンを起動しかつ前記クラッチを接続し、前記エンジンによって前記発電機を駆動して発電を行うとともに、前記エンジンによって前記油圧ポンプを駆動し、前記アクセルペダルが踏まれなくなったときに、一定のタイムラグをおいて前記エンジンを停止させ、かつ前記クラッチを切り、前記発電機を前記蓄電装置の電力により駆動し電動モータとして機能させ、前記電動モータとして機能する前記発電機によって前記油圧ポンプを駆動するアイドルストップ制御手段とを備えるものとする。
このように駆動源としてエンジンと電動モータを設けたハイブリッド駆動方式とすることにより、エンジンの負荷変動を抑え、省エネや排ガス低減、低騒音化が可能となる。
また、エンジンと動力分配機構との間にクラッチを設け、エンジンの停止時にクラッチを切り、ハイブリッド駆動装置の電力発生源として搭載している発電機を蓄電装置の電力により駆動し電動モータとして機能させ、油圧ポンプを駆動することで、エンジン停止時でも油圧によるステアリングやブレーキの操作が可能となり、燃費や排ガス、騒音を考慮したアイドルストップを実現することができる。
更に、ハイブリッド駆動装置の電力発生源として搭載している発電機を利用してアイドルストップ制御を行うので、電気モータや蓄電装置を別途追加する必要が無く、製造コスト及び設置スペースの増加を回避することができる。
)また、上記(1)のハイブリッド式建設車両において、好ましくは、前記エンジンの動作が正常かどうかを検出する手段を更に備え、前記アイドルストップ制御手段は、前記エンジンの動作が正常でないときに前記エンジンを停止させ、前記クラッチを切り、前記発電機を前記蓄電装置の電力により駆動し電動モータとして機能させる。
駆動源としてエンジンと電動モータを設けたハイブリッド駆動方式としたので、エンジンの負荷変動を抑え、省エネや排ガス低減、低騒音化が可能となる。
また、エンジンの停止時にクラッチを切り、発電機を蓄電装置の電力により駆動し電動モータとして機能させ、油圧ポンプを駆動することができるので、エンジン停止時でも油圧によるステアリングやブレーキの操作が可能となり、燃費や排ガス、騒音を考慮したアイドルストップを実現することができる。また、不測のエンジン故障時にも容易に車体を移動することができる。
更に、ハイブリッド駆動装置の電力発生源としてもともと搭載している発電機を利用してアイドルストップ制御を行うので、電気モータや蓄電装置を別途追加する必要が無く、製造コスト及び設置スペースの増加を回避することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係わるハイブリッド式建設車両のシステム構成を示す図である。
図1において、本実施の形態に係わるハイブリッド式建設車両は、エンジン1と、油圧作業部Aと、電動走行部Bと、操作制御部Cとを備えている。
油圧作業部Aは、エンジン1により駆動されメインの油圧を供給するローダポンプ2と、ステアリング装置3と、フロント作業装置4と、ステアリング装置3へ優先的に油圧を供給しながらフロント作業装置4への油圧の供給を可能にするプライオリティバルブ5と、図示しないブレーキ等の補助機器に油圧を供給するブレーキポンプ6とを備えている。ステアリング装置3はステアリングシリンダ3a,3bと、ハンドル3cと、ハンドル3cにより操作されハンドル3cの操作方向と操作量に応じた油圧流量をステアリングシリンダ3a又は3bに供給するステアリングバルブ3dとを有している。フロント作業装置4はバケットシリンダ4aと、アームシリンダ4bと、バケットシリンダ4a及びアームシリンダ4bに供給される圧油の流れを制御するコントロールバルブ4cとを有している。
電動走行部Bは、エンジン1により駆動される発電機8と、走行用の電動モータ9と、高/低速を切換える変速機10と、実際に走行動力を地面に伝達する車輪11aを備えた走行装置11と、蓄電を行うバッテリ12と、バッテリ12との電力の授受を行い発電機8を制御するコンバータ(発電機制御装置)13と、バッテリ12との電力の授受を行い電動モータ9を制御するインバータ(電動モータ制御装置)14とを備えている。
操作制御部Cは、エンジン1及び電動モータ9のアクセル信号を出力するアクセルペダル16と、電動モータ9の駆動指令を調整するインチングペダル17と、前後進を切換える前後進切換レバー18と、全体のエネルギーの流れや燃料消費量を表示するモニタ19と、エンジン1の回転数を検出する回転センサ25と、全体の制御を行うコントローラ20とを備えている。
エンジン1の軸出力は動力分配機構30を介して油圧作業部Aのローダポンプ2及びブレーキポンプ6と電動走行部Bの発電機8に分配される。動力分配機構30は、エンジン1の出力軸に連結された歯車30aと、この歯車30aに噛み合う歯車30b,30cを有し、歯車30bは油圧作業部Aのローダポンプ2及びブレーキポンプ6に連結され、歯車30cは電動走行部Bの発電機8に連結されている。
また、エンジン1の出力軸と動力分配機構30の歯車30aとの間にはエンジン1の出力伝達断接用の電動クラッチ31が設けられている。
図2に本発明が適用されるハイブリッド式建設車両の一例としてホイールローダを示す。
図2において、100はホイールローダであり、ホイールローダ100は、車体前部101と車体後部102とで構成され、車体前部101と車体後部102は、ステアリングシリンダ3a,3bにより車体後部102に対して車体前部101の向きが変わるように相対回動白在に連結されている。車体前部101にはフロント作業装置4と車輸103が設けられ、車体後部102には運転席104と上記の車輸11aとが設けられ、運転席104にはハンドル3cとアクセルペダル16及びインチングペダル17(図示せず)と前後進切換レバー18とモニタ19とが設けられている。また、車体後部102には、上述したエンジン1、ローダポンプ2、ステアリングバルブ3d、コントロールバルブ4c、プライオリティバルブ5、ブレーキポンプ6、発電機8、電動モータ9、変速機10、バッテリ12、コンバータ13、インバータ14、コントローラ15、動力分配機構30、電動クラッチ31が搭載されている。フロント作業装置4はバケット105とリフトアーム106からなり、バケット105はバケットシリンダ4aの伸縮によりチルト・ダンプ動作し、リフトアーム106はアームシリンダ4bの伸縮により上下に動作する。
図1に戻り、コントローラ20は、アクセルペダル16、インチングペダル17、前後進切換レバー18の操作に応じてエンジン1と電動走行部Bを制御するとともに、作業状況に応じて電動クラッチ31の断接を制御し、アイドルストップ制御を行う。
ここで、電動走行部Bに関して、コントローラ20は、例えば、アクセルペダル16の踏み込み量が増加すると、それに応じてエンジン1の回転数を増やすとともに電動機モータ9の回転数を増やし走行速度を上げ、インチングペダル17の踏み込み量が増加すると、それに応じて電動モータ9の回転数を減らし、走行速度を低下させるよう制御する。また、コントローラ20は、エンジン1の出力を発電機8により一旦電力に変換してバッテリ12に蓄電し、電動モータ9の駆動出力に応じてバッテリ12との電力授受を行うよう制御し、これによりエンジン1の効率的な運転を行う、いわゆるシリーズハイブリッド方式を実現している。更に、コントローラ20は、走行の減速時は発電機8を走行力で駆動し、エネルギー回生を行うよう制御する。このように電動モータ9をバッテリ12の電力を用いて駆動したり、減速時にエネルギー回生を行うことにより、エンジン1の負荷変動を抑え、燃費や排出ガス、騒音を低減することができる。
以上のように電動走行部B及びコントローラ20を構成することにより、この方式の走行システムにおいては、エンジン1が停止した場合でもバッテリ12に蓄電された電力により、電動モータ9による走行動作は可能な構成となっている。しかしながら、油圧作業部Aに関しては、本発明のアイドルストップ制御の構成を備えない場合、エンジン1が停止した際には油圧ポンプ2,6が駆動されないため、ステアリングやブレーキのアシスト作用をはじめ、全ての油圧作業が行えない。このとき、発電機8により油圧ポンプ2,6を強制的に駆動することは構成上は可能ではあるが、実際にはエンジン1の出力伝達軸が接続したままの状態ではエンジン1の駆動摩擦のために動力損失が大きく、発電機8の出力定格によっては駆動自体が困難な場合もあり得る。
本実施の形態は、エンジン1の出力伝達部に電動クラッチ31を設け、エンジン停止時には電動クラッチ31を切り離し、発電機8により油圧ポンプ2,6を駆動するアイドルストップ制御を行うことで、ステアリングやブレーキのアシスト作用をはじめ全ての油圧作業が効率良く行えるようにしたものである。具体的には、例えば、アクセルペダル16を離したときに、電動クラッチ31を切り離すとともにエンジン1を停止するように制御すれば、エンジン停止後に速やかにバッテリ12に蓄えられた電力を用いた発電機8による油圧ポンプ2,6の駆動形態に移行できる。ここで、バッテリ12の残量に応じて電動クラッチ31を接続し、エンジン1を再起動するように自動的に制御すれば、バッテリ12の残量を特に気にせずに自動的に通常の駆動形態に移行できる。
その具体的な制御内容を図3〜図5を用いて説明する。図3は、コントローラ20のアイドルストップ制御機能を示すフローチャートであり、図4及び図5は動作例を説明するタイムチャートである。
図3において、まず、エンジン1が正常であるかどうかを判定する(ステップS100)。この判定は、例えば、アクセルペダル16の踏み込み量に応じて計算されるエンジン1の目標回転数と回転センサ25で検出された実回転数を比較することで行い、目標回転数と実回転数の偏差が所定値を超えるとエンジン1は正常でないと判定する。なお、エンジン冷却水の水温を検出し、水温が異常に高いかどうかでエンジン1が正常かどうかを判定するなど、他の方法で判定してもよい。
この判定で、エンジン1が正常であれば、アクセルペダル16が踏まれているかどうか(アクセルONかどうか)を判定し(ステップS110)、アクセルペダル16が踏まれていれば、タイマー時間tを0に初期設定した後(ステップS120)、エンジン1に燃料を供給して駆動し(ステップS130)、かつ電動クラッチ31をONにする(ステップS140)。次いで、発電機8で発電を行う(ステップS150)。このとき発電機8で発生した電力の一部は電動モータ9の駆動に使用されるとともに、残りはバッテリ12に蓄えられる。アクセルペダル16が踏まれていない場合は、現在のタイマー時間tに一定時間Δtを加算する処理を行い(ステップS160)、タイマー時間tが所定時間t0を超えたかどうかを判定し(ステップS170)。タイマー時間tが所定時間t0を超えていなければエンジン1を駆動するステップS130の処理を行う。タイマー時間tが所定時間t0を超えていれば、バッテリ12の残量が最小値mimより多いかどうかを判定し(ステップS180)、バッテリ残量が最小値mim以下であればエンジン1を駆動するステップS130の処理を行う。エンジン1が正常でない場合、或いはタイマー時間tが所定時間t0を超えておりかつバッテリ残量が最小値mimより多い場合は、エンジン1の燃料供給をカットしてエンジン1を停止し(ステップS190)、電動クラッチ31をOFFにし(ステップS200)、発電機8をモータリング制御する(ステップS210)。
図4は、上記アイドルストップ制御による動作の一例である。
図4において、アクセルペダル16を離すと、ある一定のタイムラグをおいて、エンジン1の燃料供給をカットしてエンジン1を停止するとともに電動クラッチ31を切り離す(ステップS100→ステップS110→ステップS160〜S200)。ここで、タイムラグを置いたのは、あまり頻繁にエンジン1の起動停止が行われないようにするためである。そして、このとき、発電機8をモータリング制御する(ステップS210)ことで、発電機8を油圧ポンプ2,6の駆動用として用いることができ、エンジン停止時にも油圧装置による作業も可能となる。次に、アクセルペダル16が踏まれると、速やかに電動クラッチ31が接続され、エンジン1が再起動することで(ステップS100→S110〜S150)、通常のエンジン1による油圧ポンプ2,6の駆動形態に移行する。
図5は、アクセルペダル16がしばらく踏まれず、バッテリ残量が少なくなった場合の動作例である。
図4の場合と同様に、アクセルペダル16を離すとタイムラグをおいてからエンジン1を停止するとともに電動クラッチ31を切り離し(ステップS100→ステップS110→ステップS160〜S200)、発電機8をモータリング制御する(ステップS210)。その後、バッテリ12の残量が設定値よりも少なくなると、自動的に電動クラッチ14を接続し、エンジン1を再起動して、発電機8の発電を行う(ステップS100,S110→S160〜S180→S130〜S150)。これにより通常のエンジン1による油圧ポンプ2,6の駆動形態に移行するとともに、バッテリ12に電力を供給することで、バッテリ残量の減少を防ぐ。
なお、以上では、アクセルペダル16を離したとき、自動的に電動クラッチ31を切り離しエンジン1を停止するとしたが、エンジン1が十分暖機されていない場合など、動作が安定していない状態では、エンジン1を停止せず通常の油圧ポンプ駆動形態のままとしてもよい。
以上のように本実施の形態によれば、駆動源としてエンジン1と電動モータ9を設けたハイブリッド駆動方式としたので、エンジン1の負荷変動を抑え、省エネや排ガス低減、低騒音化が可能となる。
また、エンジン1と動力分配機構30との間に電動クラッチ31を設け、エンジン1の停止時に電動クラッチ31を切り、ハイブリッド駆動装置の電力発生源として搭載している発電機8をバッテリ12の電力により駆動し電動モータとして機能させ、油圧ポンプ2,6を駆動するので、エンジン停止時でも油圧によるステアリングやブレーキの操作はじめ全ての油圧作業が行えるエンジンのアイドルストップを実現でき、燃費や排ガス、騒音低減のハイブリッド化の効果が更に向上できるとともに、不測のエンジン故障時にも容易に車体を移動できるようになる。
更に、ハイブリッド駆動装置の電力発生源として搭載している発電機8を利用してアイドルストップ制御を行うので、電気モータや蓄電装置を別途追加する必要が無く、製造コスト及び設置スペースの増加を回避した合理的なアイドルストップ制御が可能となる。
なお、以上の実施形態は本発明をホイールローダに適用した場合のものであるが、本発明はホイールショベル、テレハンドラー等他のホイール式建設機械にも同様に適用し得るものである。
本発明の一実施の形態に係わるハイブリッド式建設車両の全体構成図である。 本発明が適用されるハイブリッド式建設車両の一例としてホイールローダを示す図である。 コントローラのアイドルストップ制御機能を示すフローチャートである。 アイドルストップ制御による一動作例を示すタイムチャートである。 アイドルストップ制御による一動作例を示すタイムチャートである。
符号の説明
A 油圧作業部
B 電動走行部
C 操作制御部
1 エンジン
2 ローダポンプ
3 ステアリング装置
4 フロント作業装置
5 プライオリティバルブ
6 ブレーキバルブ
8 発電機
9 電動モータ
10 変速機
11 走行装置
12 バッテリ
13 コンバータ
14 インバータ
16 アクセルペダル
17 インチングペダル
18 前後進切換レバー
19 モニタ
20 コントローラ

Claims (2)

  1. エンジンと、
    このエンジンにより油圧ポンプを駆動し、その吐出油によりアクチュエータを駆動する油圧作業装置と、
    前記エンジンにより発電機を駆動し蓄電装置に対して電力授受を行い、前記蓄電装置との電力授受により電動モータを制御し走行駆動力を発生する電動走行装置と、
    前記エンジン及び電動モータを駆動するためのアクセル信号を出力するアクセルペダルと、
    前記エンジンの動力を前記油圧ポンプと発電機に分配する動力分配機構と、
    前記エンジンと前記動力分配機構との間に配置されたクラッチと、
    前記アクセルペダルが踏まれたときは、前記エンジンを起動しかつ前記クラッチを接続し、前記エンジンによって前記発電機を駆動して発電を行うとともに、前記エンジンによって前記油圧ポンプを駆動し、前記アクセルペダルが踏まれなくなったときに、一定のタイムラグをおいて前記エンジンを停止させかつ前記クラッチを切り、前記発電機を前記蓄電装置の電力により駆動し電動モータとして機能させ、前記電動モータとして機能する前記発電機によって前記油圧ポンプを駆動するアイドルストップ制御手段とを備えることを特徴とするハイブリッド式建設車両。
  2. 請求項1記載のハイブリッド式建設車両において、
    前記エンジンの動作が正常かどうかを検出する手段を更に備え、
    前記アイドルストップ制御手段は、前記エンジンの動作が正常でないときに前記エンジンを停止させ、前記クラッチを切り、前記発電機を前記蓄電装置の電力により駆動し電動モータとして機能させることを特徴とするハイブリッド式建設車両。
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