JP4386192B2 - フルオロカーボン膜用洗浄剤 - Google Patents

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Description

本発明は基板上に成膜されたフルオロカーボン膜の表面や、該表面をドライエッチング又は化学機械的研磨処理した後の表面を、洗浄するための洗浄剤に関する。
ICやLSI等の半導体デバイスの製造工程においては、半導体デバイスの高集積化、多層化および微細化のために、従来のSiO膜(比誘電率3.9)よりも比誘電率が小さく、絶縁性能の良い層間絶縁膜を基板上に形成する技術が要求されている。このため特許文献1では、パーフルオロシクロオレフィンを原料ガスとして用い、プラズマCVDにより、アルミ蒸着したシリコンウエハ基板上に比誘電率2.4のフルオロカーボン膜(層間絶縁膜)を成膜する技術が提案されている。
一方、上記半導体デバイスの高集積化、多層化および微細化に伴い、層間絶縁膜の表面段差を低減するために基板上に成膜した層間絶縁膜を平坦化する技術も求められている。このため化学的機械的研磨(Chemical Mechanical Polishing;以下、「CMP」と略す。)技術が導入されてきた。CMPは研磨剤粒子と化学薬品の混合物であるスラリーを用いて、化学的作用と物理的作用を併用し、基板上に成膜した層間絶縁膜を研磨し平坦化を行なう技術であるが、CMP工程後の上記層間絶縁膜表面は、スラリーからの微小汚染物粒子などにより汚染されている。これらの微小汚染物粒子などは、上記層間絶縁膜が形成された基板そのものの電気特性を劣化させるのみならず、製造ラインも汚染してしまう。そこで、CMP工程中に層間絶縁膜に付着した微小汚染物粒子を、次工程の前に除去する必要がある。
特許文献2では、金属を腐食せずに、CMP工程後の電子材料用基板表面に吸着した微小汚染物粒子等を除去することのできる洗浄剤として、シュウ酸および界面活性剤を含有し、水を主成分とする洗浄剤組成物が提案されている。
また、半導体デバイスの製造においては、層間絶縁膜を形成した基板上にフォトレジストを塗布し、露光・現像によりパターンを形成し、次いで該フォトレジストパターンをマスクとし、ドライエッチングを行い、所望のパターンを基板上に形成することが通常行なわれる。ドライエッチング後に、残存する残渣を基板から剥離する必要がある。このような剥離作用を有する洗浄剤として、特許文献3ではリン酸アンモニウムや縮合リン酸アンモニウムを含有した水を主成分とする洗浄剤組成物が提案されている。
WO99/28963号公報 特開2001−7071公報 特開2000−232063公報
しかしながら、上記特許文献2及び3に記載の洗浄剤組成物は、従来の層間絶縁膜であるSiO膜には有効なものの、上記フルオロカーボン膜からなる絶縁性能の良い層間絶縁膜に適用したところ、該フルオロカーボン膜の物性が変化したり、劣化が起こる問題があることが判明した。
本発明の目的は、基板上に成膜されたフルオロカーボン膜の物性を変化させたり、劣化させない洗浄剤、および、該洗浄剤を用いた半導体装置の製造方法を提供することにある。
本発明者らは上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、(1)基板上に成膜されたフルオロカーボン膜に対して、洗浄剤中の微量な水分が重大な影響を及ぼすこと、および(2)洗浄剤中の水分量を特定の値以下にすることにより、フルオロカーボン膜の物性変化および該フルオロカーボン膜の劣化を防止できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)水分含有量が150重量ppm以下であることを特徴とする、基板上に成膜されたフルオロカーボン膜用洗浄剤、
(2)窒素原子を有する有機溶剤を含有しないことを特徴とする上記に記載の洗浄剤、
(3)含弗素有機化合物からなる上記に記載の洗浄剤、
(4)基板上に成膜されたフルオロカーボン膜に、ドライエッチング又は化学的機械研磨処理を施した後に、上記に記載の洗浄剤で洗浄する工程を有する半導体装置の製造方法、
を提供するものである。
本発明の洗浄剤を用いて洗浄を行なった場合、基板上に成膜されたフルオロカーボン膜の物性が変化せず、該フルオロカーボン膜を劣化させない。また、金属配線を腐食せずに該フルオロカーボン膜表面を清浄にすることができる。さらには、上記洗浄後のリンス溶剤として用いた場合にも、フルオロカーボン膜に対する上記の悪影響がない。そのため、ICやLSI等の半導体デバイス、ディスプレイデバイス、メディカルデバイスおよびオプティカルデバイスなどのデバイスの製造に有用である。
[1. 基板上に成膜されたフルオロカーボン膜用洗浄剤]
本発明の基板上に成膜されたフルオロカーボン膜用洗浄剤(以下、「基板上FC膜洗浄剤」と略す。)は、水分含有量が150重量ppm以下であることを特徴とする。
基板上FC膜洗浄剤中の水分含有量を150重量ppm以下にすることで、フルオロカーボン膜の物性変化や、該フルオロカーボン膜の劣化を防止出来る。
なお、「フルオロカーボン膜の劣化」とは、(a)加熱した際に、フルオロカーボン膜の一部が分解し腐食性ガスが発生し易くなること、(b)フルオロカーボン膜と基板との密着性が悪くなり、膜が基板から剥がれ易くなること等を言い、いずれもフルオロカーボン膜が脆弱になることにより、引き起こされると考えられる。
基板上FC膜洗浄剤中の水分含有量は、100重量ppm以下であることが好ましく、50重量ppm以下であることがより好ましく、20重量ppm以下であることがさらに好ましく、10重量ppm以下であることがなおさら好ましく、5重量ppm以下であることが特に好ましい。
基板上FC膜洗浄剤中の水分含有量を上記範囲にすることで、本発明の効果がより一層顕著になる。
なお、上記水分含有量は、カールフィッシャー水分分析により求めた値をいう。
また、本発明において、基板上に成膜されたフルオロカーボン膜(以下「基板上FC膜」と略す。)とは、半導体デバイス、ディスプレイデバイス、メディカルデバイスおよびオプティカルデバイスなどのデバイスの製造に用いる基板上に、化学気相成長法(以下、「CVD」と略す。)により成膜したフルオロカーボン膜をいう。
CVDによるフルオロカーボン膜の基板上への成膜は、オクタフルオロシクロペンテン、オクタフルオロ-2-ペンチン及びヘキサフルオロ-1,3-ブタジエンなどの不飽和フッ素化炭素化合物を原料ガスとして用い、プラズマ放電により不飽和フッ素化炭素化合物を活性化させて、イオン、ラジカルなどの活性種を発生させ、チャンバー内に設置した基板上にフルオロカーボン膜を形成せしめる方法が好適に用いられる。
フルオロカーボン膜が形成される工程は必ずしも明確ではないが、電離解離条件下において、重合、開環反応等さまざまな反応が複雑に関与しているものと考えられる。
なお、CVDの原料ガスとしては、生成する膜の絶縁性能の観点から、オクタフルオロシクロペンテンおよびオクタフルオロ-2-ペンチンが好ましく、オクタフルオロシクロペンテンが特に好ましい。また、CVD原料ガス中の水分含有量は、生成する膜の絶縁性能の観点から、90重量ppm以下が好ましく、50重量ppm以下がより好ましく、20重量ppm以下がさらに好ましく、10重量ppm以下が特に好ましい。
プラズマ発生条件は、例えば平行平板型CVD装置を用いた場合、上部電極(シャワーヘッド)に印加する高周波電力10W〜10kW、基板温度0〜500℃、反応室圧力0.0133Pa〜13.3kPaの条件が採用される。プラズマCVDに用いる装置としては、平行平板型CVD装置が一般的であるが、マイクロ波CVD装置、ECR-CVD装置、誘導結合プラズマ(ICP)CVD装置、および高密度プラズマCVD(ヘリコン波式、高周波誘導式)を用いることもできる。
本発明の基板上FC膜洗浄剤の主成分は有機溶剤であり、有機溶剤を好ましくは90重量%以上、より好ましくは95重量%以上、さらに好ましくは99重量%以上、特に好ましくは99.9重量%以上含有する。
有機溶剤としては、微小汚染物粒子除去性能向上、剥離性能向上、基板上FC膜の物性変化及び劣化防止の観点から、含弗素有機化合物、アルコール、エステル、ケトン、アルデヒドおよび炭化水素が好ましく、含弗素有機化合物、アルコールおよびエステルがより好ましく、含弗素有機化合物およびアルコールがさらに好ましく、含弗素有機化合物が特に好ましい。
なお、本発明の基板上FC膜洗浄剤は、窒素原子を有する有機溶剤を含有しないことが好ましい。ここで、「含有しない」とは、好ましくは5重量%以下、より好ましくは1重量%以下、特に好ましくは全く含有しないことを意味する。本発明の基板上FC膜洗浄剤が、ジメチルホルムアミド及びジメチルアセトアミド等の窒素原子を有する有機溶剤を含有していると、基板上FC膜の洗浄条件によっては、該基板上FC膜が劣化する恐れがある。
本発明において含弗素有機化合物とは、常圧、常温で液体の弗素原子を含有する化合物である。また、含弗素有機化合物としては、部分弗素化炭化水素が好ましい。
部分弗素化炭化水素は、直鎖、分岐又は環状のいずれでもよい。また、部分弗素化炭化水素は、飽和、不飽和のいずれであっても良いが、環境安全性およびFC膜洗浄剤の引火防止の観点から飽和のものが好ましく、後述する添加剤の溶解性の観点から環状の飽和弗素化炭化水素が特に好ましい。
含弗素有機化合物の中でも、回収・再使用が容易で、操作性に優れることから、常圧での沸点が40〜100℃のものが好ましく、60〜90℃のものが特に好ましい。
含弗素有機化合物である部分弗素化炭化水素としては、ハイドロフルオロカーボン(以下、「HFC」と略す。)およびハイドロフルオロエーテル(以下、「HFE」と略す。)が好ましく、HFCが特に好ましい。
また、HFCとしては、式(1−a)や式(1−b)で表されるHFCが好ましく、式(1−b)で表される環状HFCが特に好ましい。
HFEとしては、式(2)で表されるがHFEが好ましい。
Figure 0004386192
(上記式(1−a)中、nは4以上6以下の整数を表し、mは1≦m≦2n+1の関係を満たす整数を表す。)
Figure 0004386192
(上記式(1−b)中、nは4以上6以下の整数を表し、mは1≦m≦2n-1の関係を満たす整数を表す。)
Figure 0004386192
(Rf及びRfは、それぞれ独立してアルキル基又は1以上の弗素原子を有するアルキル基であり、Rf及びRfの少なくとも一方は1個以上の弗素原子を有するアルキル基である。)
式(1−a)で表されるHFCであって、常圧での沸点が40℃以上100℃以下であるものとして、例えば、CFCFHCFHCFCF、CFCFCHCHF、CHFCFCFCHF、CFCHFCHCF、CFCFCHFCHCF、CFCFCHCHFCF、CFCHFCHFCFCF、CFCFCFCHFCHCF、CFCFCFCHCHFCFおよびCFCFCHCHFCFCF等が挙げられ、中でもCFCFCHFCHCFおよびCFCFCHCHFCFが好ましい
式(1−b)で表されるHFCであって、常圧での沸点が40℃以上100℃以下であるものとして、例えば、1,1,2,2,3-ペンタフルオロシクロブタン、1,1,2,2,3,3,4-ヘプタフルオロシクロペンタンおよび1,1,2,2,3,3,4,4,5-ノナフルオロシクロシクロヘキサンなど環状のハイドロフルオロカーボンが好ましい例として挙げられ、微小汚染物粒子除去性能および剥離性能に優れ、使用後の除去(乾燥)が容易なことから、1,1,2,2,3,3,4-ヘプタフルオロシクロペンタン(沸点83℃)が特に好ましい。
式(2)で表せられるHFEとして、例えば、HCFOC、HCFCFOCHCF、HCOC、HCOC、COCH、HCOCH、COCHF、HCOCH、n-COCH、(CFCFOCH、n-COCH、(CFCFCFOCH、n-COC、n-COC、(CFCFCFOC、(CFCOCHおよび(CFCOC等が挙げられる。
HFCやHFEのような含弗素有機化合物は、不燃性で、水存在下での安定性に優れ、無毒であり、オゾン破壊係数がゼロであることから、地球環境にやさしく、その回収・廃棄に対する処理コストも軽減できるという利点もある。
アルコールの具体例としては、エタノール、n-プロパノール、2-プロパノール、n-ブタノール、2-ブタノール、t-ブタノール、n-ペンタノール、イソペンタノール、n-ヘキサノール、イソヘキサノール、n-ヘプタノール、n-オクタノール、メチルプロパノール、2-メチル-2-ブタノール、2,2-ジメチル-3-ペンタノール、2,3-ジメチル-2-ブタノール、2-エチルヘキサノール、3-オクタノール、シクロブタノール、シクロペンタノール、2-メチルシクロペンタノール、シクロブタンメタノール、シクロプロピルカルビノール、シクロプロピルメチルカルビノール、2-メチルシクロヘキサノール、3-メチルシクロヘキサノール、4-メチルシクロヘキサノール、2-シクロへキシルエタノールおよび3-シクロヘキシル-1-プロパノール等の脂肪族炭化水素系アルコール類;3-アセチル-1-プロパノール、乳酸エチルおよびエチル2-ヒドロキシイソブチレート等の水酸基以外の極性基をも含有するアルコール類;3-メトキシ-1-ブタノール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノn-ブチルエーテル、エチレングリコールモノイソブチルエーテル、エチレングリコールn-へキシルエーテル、エチレングリコールモノ2-エチルへキシルエーテル、エチレングリコールモノアリルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノn-ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル、ジエチレングリコールモノへキシルエーテル、ジエチレングリコールモノ2-エチルへキシルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノn-ブチルエーテル、テトラヒドロピラン-2-メタノール、2-メトキシシクロヘキサノールおよび5-エチル-1,3-ジオキサン-5-メタノール等の脂肪族エーテルアルコール類;が挙げられるが、微小汚染物粒子除去性能および剥離性能に優れ、使用後の除去(乾燥)が容易なことから、2-プロパノール(沸点83℃)、2-ブタノール(沸点100℃)、2-メチル-2-ブタノール(沸点102℃)、プロピレングリコールモノメチルエーテル(沸点120℃)およびプロピレングリコールモノn-ブチルエーテル(沸点170℃)が好ましく、プロピレングリコールモノメチルエーテルおよび2-プロパノールがより好ましく、2-プロパノールが特に好ましい。
エステルの具体例としては、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸ペンチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸ブチル、プロピオン酸プロピル、プロピオン酸イソプロピル、酪酸メチル、酪酸エチル、酪酸ブチル、乳酸メチル、乳酸エチルおよび乳酸ブチル等が挙げられるが、微小汚染物粒子除去性能および剥離性能に優れ、使用後の除去(乾燥)が容易なことから、酢酸イソプロピル(沸点89℃)が好ましい。
ケトンの具体例としては、2-ペンタノン、3-ペンタノン、2-ヘキサノンおよび3-メチル-2-ブタノン等が挙げられる。
アルデヒドの具体例としては、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドおよびベンズアルデヒド等が挙げられる。
炭化水素の具体例としては、ヘキサン、ヘプタンなどの脂肪族炭化水素;ベンゼン、トルエンおよびキシレンなどの芳香族炭化水素;シクロヘキサンおよびメチルシクロヘキサン等の脂環式炭化水素;が挙げられる。
なお、上記有機溶剤は、1種単独でも2種以上を混合して用いても良い。2種以上を混合して用いる場合は、該2種以上を混合した合計量を基準にして、FC膜洗浄剤の上記有機溶剤含有量を決定する。
本発明のFC膜洗浄剤は、微小汚染物粒子除去性能の向上、剥離性能の向上、および基板上FC膜の物性変化防止の観点から、有機酸化合物を含有していても良い。
有機酸化合物とは、酸性を示す有機化合物をいう。有機酸化合物としては、カルボキシル基を有する有機酸化合物が好ましい。
有機酸化合物の好適な具体例としては、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、ピバル酸、2-メチル酪酸、2,2-ジメチル酪酸、2-エチル酪酸、tert-ブチル酪酸、シュウ酸、マロン酸、メチルマロン酸、エチルマロン酸、ジメチルマロン酸、コハク酸、メチルコハク酸、2,2-ジメチルコハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、3-メチルアジピン酸、1,2,3-プロパントリカルボン酸、1,2,3,4-ブタンテトラカルボン酸、乳酸、グルコン酸、酒石酸、リンゴ酸、グリコール酸およびクエン酸等が挙げられるが、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸およびクエン酸がより好ましく、酢酸が特に好ましい。なお、有機酸化合物は1種単独でも、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
有機酸化合物の使用量は、FC膜洗浄剤全量に対して、好ましくは10重量%以下、より好ましくは1〜10重量%、特に好ましくは1〜5重量%である。有機酸化合物の使用量が多過ぎると金属が過剰に溶解となり、少な過ぎると洗浄性能が不十分となる場合がある。
本発明のFC膜洗浄剤は、洗浄性能向上の観点から、界面活性剤を含有していても良い。界面活性剤としては、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤および両性界面活性剤が使用できるが、非イオン性界面活性剤が好ましく、弗素系非イオン性界面活性剤が特に好ましい。弗素系非イオン性界面活性剤の具体例としては、大日本インキ化学工業(株)製の界面活性剤メガファックシリーズ(F-177、F-443、F-470、F-472SF、R-08およびR-30等)、三菱マテリアル(株)製の界面活性剤EFシリーズ(122C、351、352および802等)、(株)ネオス製の界面活性剤フタージェントシリーズ(250、251等)および(株)ネオス製の界面活性剤FTXシリーズ(209F、208G、204D、207X、245Mおよび290M等)が挙げられるが、これらの中でも大日本インキ化学工業(株)製の界面活性剤メガファックシリーズおよび(株)ネオス製の界面活性剤FTXシリーズが好ましく、大日本インキ化学工業(株)製の界面活性剤F-177および(株)ネオス製の界面活性剤FTX-290Mが特に好ましい。
陰イオン性界面活性剤としては、カルボン酸塩、スルホン酸塩、硫酸エステル塩およびリン酸エステル塩などが挙げられる。陽イオン界面活性剤としては、アミン塩、第4級アンモニウム塩などが挙げられる。上記弗素系非イオン性界面活性剤以外の非イオン性界面活性剤としては、日本乳化剤(株)製の界面活性剤ニューコールシリーズ(2308、2302、3−85および723SF等)、竹本油脂(株)製の界面活性剤パイオニンシリーズ(D-206、D-208-KおよびD-6112等)、高級アルコールのエチレンオキシド・プロピレンオキシド付加物、多価アルコールの脂肪酸エステル、エステル・エーテル型および脂肪酸アルカノールアミドなどが挙げられる。両性界面活性剤としては、ベタイン類、アミノ酸類、脂肪酸のアミン塩などが挙げられる。これら界面活性剤の使用量は、FC膜洗浄剤全量に対して、好ましくは10重量%以下、より好ましくは0.00001〜5重量%、特に好ましくは0.0001〜1重量%である。界面活性剤の量が少な過ぎると洗浄性能が不十分となり場合があり、界面活性剤の量が多過ぎると析出、泡立ちの原因となる。
本発明のFC膜洗浄剤は、洗浄効果を補完するため、キレート剤を含有していても良い。キレート剤を含有することにより、微小汚染物粒子除去性能および剥離性能のみならず、金属不純物の汚れ除去においても優れた性能を発揮することができる。
キレート化剤は、金属キレート形成能を有するものであれば特に限定されないが、キレート化剤の分子量が1000以下であることが好ましく、500以下であることがより好ましく、350以下であることが特に好ましい。キレート化剤の具体例としては、ジチゾン及びN-フェニルチオベンズアミド等の下記式(3)で表される部分構造を有するチオアミド系キレート化剤;1,5-ジフェニルカルバゾン等の下記式(4)で表される部分構造を有するアミド系キレート化剤;1,5-ジフェニルカルボノヒドラジド等の下記式(5)で表される部分構造を有するカルボノヒドラジド系キレート化剤;2,9-ジメチル-1,10-フェナントロリン(ネオクプロイン)などのフェナントロリン系キレート化剤;EDTA(エチレンジアミンテトラアセティックアッシド)などのポリアミノカルボン酸系キレート化剤;マレイン酸、こはく酸及びテトラフルオロこはく酸等の多カルボン酸系キレート化剤;クエン酸等のオキシカルボン酸系キレート化剤;アセチルアセトン、ジアセトンアルコール、アセト酢酸エチル、マロン酸ジイソプロピル、マロン酸ジエチル、テノイルトリフルオロアセトン(TTA)及びキノン類等のジケトン系キレート化剤;リン酸トリキシレニル(TXP)、リン酸トリブチル(TBP)及びトリオクチルホスフィンオキシド(TOPO)等の縮合リン酸系キレート化剤;D-グルコン酸塩等のグルコン酸系キレート化剤;ジメチルグリオキシム、α-ベンジルジオキシム及びα-ベンゾインオキシム等のオキシム系キレート化剤;2-ブチン-1,4-ジオール、1,1,2-トリフェニル-1,2-エタンジオール及び1,1-ジフェニル-1,2-プロパンジオール等のジオール系キレート化剤;12-クラウン-4(12C4)等のクラウンエーテル系キレート化剤;ピロガロール及びカテコール等のタンニン酸系キレート化剤;2,2’-ジピリジル、フェナジン及びフェノチアジン等の含窒素ヘテロ環構造をもつキレート化剤;8-キノリールおよびその置換体のキレート化剤;などが挙げられ、これらの中でも微小汚染物粒子除去性能、剥離性能および金属不純物の汚れ除去洗浄性能向上の観点からチオアミド系キレート化剤、アミド系キレート化剤、含窒素ヘテロ環構造をもつキレート化剤及びオキシム系キレート化剤が好ましく、チオアミド系キレート化剤、アミド系キレート化剤及び含窒素ヘテロ環構造をもつキレート化剤がより好ましく、ジチゾン及びN-フェニルチオベンズアミドがさらに好ましく、少量でも効果を発揮することから、ジチゾンが特に好ましい。
Figure 0004386192
Figure 0004386192
Figure 0004386192
FC膜洗浄剤中のキレート化剤含有量は、好ましくは5重量%以下、より好ましくは0.00001〜5重量%、さらに好ましくは0.0001〜3重量%、特に好ましくは0.001〜1重量%である。
キレート化剤含有量が上記範囲にあることで、剥離性能および金属不純物の汚れ除去性能が一層向上する。
本発明のFC膜洗浄剤は、上述した各成分のほかに、必要に応じてオゾン、フッ酸、酸化防止剤および紫外線吸収剤などの添加剤を含ませることができる。
酸化防止剤としては、1-オキシ-3-メチル-4-イソプロピルベンゼン、2,4-ジメチル-6-t-ブチルフェノール、2,6-ジ-t-ブチルフェノール、ブチルヒドロキシアニソール、2,6-ジ-t-ブチル-p-クレゾール、2,6-ジ-t-ブチル-4-エチルフェノール、2,6-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシメチルフェノール、トリエチレングリコール-ビス[3-(3-t-ブチル-5-メチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,6-ヘキサンジオール-ビス[3-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オクタデシル-3-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネートなどのフェノール系酸化防止剤;ジフェニル-p-フェニレン-ジアミン、4-アミノ-p-ジフェニルアミン、p,p’-ジオクチルジフェニルアミンなどのアミン系酸化防止剤;フェニルイソデシルホスファイト、ジフェニルジイソオクチルホスファイト、ジフェニルジイソデシルホスファイト、トリフェニルホスファイト、トリスノニルフェニルホスファイト、ビス(2,4-ジ-t-ブチルフェニル)ペンタエリストールジホスファイトなどのリン系酸化防止剤;及びジラウリル-3,3’-チオジプロピオン酸エステル、ジトリデシル-3,3’-チオジプロピオン酸エステル、ジミリスチル-3,3’-チオジプロピオン酸エステル、ジステアリル-3,3’-チオジプロピオン酸エステルなどのイオウ系酸化防止剤;などが挙げられる。
FC膜洗浄剤中の酸化防止剤含有量は、好ましくは5重量%以下、特に好ましくは1重量%以下である。
紫外線吸収剤としては、4-ヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2,2’-ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシ-4’-クロロベンゾフェノン、2、2’-ヒドロキシ-4-n-オクトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-n-オクトキシベンゾフェノン、2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、5-クロロ-2-ヒドロキシベンゾフェノン、2,2’-ジヒドロキシ-4,4’-ジメトキシベンゾフェノン、4-ドデシル-2-ヒドロキシベンゾフェノンなどのベンゾフェノン類;フェニルサリシレート、4-t-ブチルフェニルサリシレート、4-オクチルフェニルサリシレート、ビスフェノールA-ジ-サリシレートなどのフェニルサリシレート類;及び2-(5-メチル-2-ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾ-ル、2-[2-ヒドロキシ-3,5-ビス(α、α’-ジジメチルベンジル)フェニル]-2H-ベンゾトリアゾール、2-(3,5-ジ-t-ブチル-2-ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2-(3-t-ブチル-5-メチル-2-ヒドロキシフェニル)-5-クロロベンゾトリアゾール、2-(3,5-ジ-t-アミル-2-ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2-(2’-ヒドロキシ-4’-t-オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2-(2’-ヒドロキシ-5’-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2-(2’-ヒドロキシ-5’-t-オクチルフェニル)ベンゾトリアゾールなどのベンゾトリアゾ-ル類;などが挙げられる。
FC膜洗浄剤中の紫外線吸収剤は、好ましくは5重量%以下、特に好ましくは1重量%以下である。
本発明のFC膜洗浄剤は、上記の有機溶剤から、又は必要に応じて上述の他の添加剤等を加えたものから、蒸留による精留や固体の乾燥剤により水分を減らすことにより得ることが出来る。固体の乾燥剤による脱水を行なう場合、乾燥剤はFC膜洗浄剤と反応しないものであれば良く、市販のモレキュラーシーブ(3A、4A、5A)、活性炭等を用いれば良い。
FC膜洗浄剤が、複数の構成成分から成る場合には、各成分を混合して溶解させてから脱水処理を行なっても良く、各成分を脱水又は乾燥した後に混合しても良い。
[2.半導体装置の製造方法]
本発明の半導体装置の製造方法は、基板上FC膜に、ドライエッチング又はCMPを施した後に、FC膜洗浄剤で洗浄する工程を有する。
基板上FC膜は、上述したように、不飽和フッ素化炭素化合物を原料ガスとして用いたCVDにより得ることができる。
また、ドライエッチングは、得られた基板上FC膜をドライエッチング装置のチャンバー内にセットした後に脱気し、チャンバー内を1.333×10〜1.333×10-3Pa、好ましくは1.333〜1.333×10-1Paの真空に近い状態にする。
次いで、CF、C、オクタフルオロシクロペンテン、オクタフルオロ-2-ペンチンなどのドライエッチングガスを導入し、上記圧力を保った状態でプラズマを発生させることにより行なう。チャンバー内の被エッチング基体(基板上FC膜)の温度は、0〜300℃、好ましくは80〜200℃の範囲である。
また、ドライエッチングガスに、酸素ガス、窒素ガス、アルゴンガス等を併用することもできる。
ドライエッチング装置としては、平行平板タイプ、マグネトロンタイプ、ヘリコン波や高周波誘導方式のものを用いれば良いが、発生するプラズマの密度は、1010cm-3以上が好ましく、1012cm-3以上が特に好ましい。
なお、通常、ドライエッチングに先立ち、基板上FC膜にレジストを塗布し、露光・現像を行なうことにより、レジストパターンを形成しておくことが行なわれる。
CMPは、基板上FC膜の被研磨面に研磨パッドを接触させ、被研磨面と研磨パッドとの間に研磨スラリーを供給し、被研磨面と研磨パッドとが相対的に摩擦運動することにより、被研磨面を研磨する。
研磨スラリーは、例えば、研磨粒子と、被研磨面を化学エッチングする性質がある酸性水溶液で構成すれば良い。
研磨粒子は、アルミナ、シリカ、二酸化マンガン、酸化セリウム、酸化ジルコニウムなどが用いられ、粒子径が0.05〜0.4μmのものが好ましい。
酸性水溶液としては、例えば、硝酸第二鉄を用いることができる。
なお、CMPは上記ドライエッチング後に行なうことが好ましい。
ドライエッチング後又はCMP工程後の基板上FC膜をFC膜洗浄剤で洗浄するには、基板上FC膜をFC膜洗浄剤と接触させてやれば良い。その接触方法は特に限定されないが、例えば、基板を洗浄液に浸漬する方法や、基板表面にスプレー等で噴霧する方法がある。また物理的除去効果を付与するため、ブラシスクラブ洗浄や、高圧ジェット洗浄、二流体ノズル洗浄、メガソニック洗浄などを併用してもよい。
接触時の温度としては、通常は20℃以上、好ましくは23〜70℃、より好ましくは23〜60℃である。接触させる温度が高過ぎると、FC膜洗浄剤の蒸発によるロスが増大する。接触させる温度が低過ぎると洗浄性能が低下する。
また、ドライエッチング後又はCMP工程後の基板上FC膜をFC膜洗浄剤で洗浄し、含フッ素有機化合物を基板表面に接触させてリンスした後、該含フッ素有機化合物を蒸発させて被洗浄物を乾燥させることが好ましい。こうすることにより、従来の水を主成分とした洗浄液と異なり、超純水でのリンス仕上げが不要であり、ウォーターマーク等の水を用いることに由来する不具合の改善にも効果を発揮する。なお、リンス方法は、上記洗浄工程における各種洗浄方法と同様の方法を用いることが出来る。
リンスに用いる含フッ素有機化合物は、上記FC膜洗浄剤に用いたものと同様のものが用いられるが、ハイドロフルオロカーボン及びハイドロフルオロエーテルが好ましく、ハイドロフルオロカーボンが特に好ましい。
また、好適なハイドロフルオロカーボン及びハイドロフルオロエーテルとしては、上記洗浄剤の場合と同様である。
リンス溶剤として、上記のものを用いることにより、リンス性能が向上し、後工程の乾燥が容易になり、ウォーターマーク等の水を用いることに由来する不具合もより一層改善される。
リンス時の洗浄剤の温度は、洗浄性能及び設備の簡略化の観点から0〜70℃が好ましく、0〜50℃がより好ましく、10〜35℃が特に好ましい。
また、乾燥処理の方法としては、高速スピン乾燥、蒸気乾燥、減圧乾燥及び真空加熱乾燥などが挙げられる。
以下に実施例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によってその範囲を限定されるものではない。なお、特に断りがない限り、「%」及び「ppm」は、それぞれ「重量%」及び「重量ppm」を表す。)
また、
(製造例1)
直径4インチの一部に銅を蒸着したシリコン酸化膜ウエハを基板とし、プラズマCVD装置を用い、オクタフルオロシクロペンテン(日本ゼオン(株)製、純度99.9%以上、水分10ppm以下)を原料ガスとして、次の条件によりプラズマCVDを行い、基板上に0.5μmの厚さで成膜されたフルオロカーボン膜(以下「基板上FC膜A」とする。)を得た。
・オクタフルオロシクロペンテンの流量:40sccm
・アルゴンの流量:400sccm
・圧力:250mTorr
・RF出力(周波数13.56MHz):400W
・基板温度260℃
水銀プローブ法(Four Dimensions社製、CVmap92)により誘電率を測定すると、基板上FC膜Aの誘電率は2.2であった。
(製造例2)
表1の実施例1の溶剤は、該溶剤に対して、10%相当のモレキュラーシーブ5A(350℃、窒素気流下で8時間焼成したもの)を室温で10時間以上浸漬し、水分含有量を低減して調整した。
比較例1〜3の溶剤は、上記同様にして水分含有量を低減した後、微量の水分を後から添加し、所定の水分量に調整した。
なお、溶剤中の含有水分量はカールフィッシャー水分分析装置(平沼産業株式会社製:装置名 AQ−7)により、求めた。
(実施例1および比較例1〜3)
製造例1で製造した基板上FC膜Aに、室温(25℃)に保持した表1記載のFC膜洗浄剤に5分間浸漬させて洗浄し、次いで高速スピン乾燥した。乾燥後のウェハを昇温脱離ガス測定装置(電子科学(株)製 WA1000S)により50℃から450℃まで60℃/分で昇温し、脱離してくるガスを測定した。基板上FC膜由来の脱ガス量をウェハ100mgあたりの検出量に換算して比較を行った。結果を表1に記載する。
なお、表1中の「脱ガス量」は、50℃から450℃に昇温させた際に、各温度での脱離ガス量に起因する検出器のピーク強度(イオン強度)の積算値である。
なお、脱ガス量が多いということは、基板上FC膜が劣化していることを意味する。
Figure 0004386192
(注)溶剤の略号の説明
A:1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン
B:2−プロパノール
この結果から、水分含有量が極端に少ない本発明の基板上FC膜洗浄剤は、フルオロカーボン膜の劣化を抑制し、基板表面を清浄にすることが可能であることが判った。

Claims (4)

  1. 水分含有量が150重量ppm以下であることを特徴とする、基板上に成膜されたフルオロカーボン膜用洗浄剤。
  2. 窒素原子を有する有機溶剤を含有しないことを特徴とする請求項1に記載の洗浄剤。
  3. 含弗素有機化合物からなる請求項1に記載の洗浄剤。
  4. 基板上に成膜されたフルオロカーボン膜に、ドライエッチング又は化学的機械研磨処理を施した後に、請求項1〜3のいずれかに記載の洗浄剤で洗浄する工程を有する半導体装置の製造方法。
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