JP4604647B2 - フルオロカーボン膜用洗浄剤組成物 - Google Patents
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Description
また、上記ジメチルホルムアミドおよびジメチルアセトアミドを主成分とする洗浄剤を、上記フルオロカーボン膜からなる絶縁性能の良い層間絶縁膜に適用したところ、該フルオロカーボン膜の物性を変化させてしまう問題があった。
本発明の目的は、基板上に成膜されたフルオロカーボン膜に付着した微小汚染物粒子除去性能およびドライエッチング後の剥離性能に優れ、金属を腐食せず、かつ該フルオロカーボン膜の物性を変化させることのない洗浄剤組成物、および、該洗浄剤組成物を用いた半導体装置の製造方法を提供することにある。
(1)誘電率が5〜30である有機溶剤を50重量%以上含有し、基板上に成膜されたフルオロカーボン膜に対して25°以下の接触角を有することを特徴とする、フルオロカーボン膜用洗浄剤組成物、
(2)前記有機溶剤が窒素原子を含有しないことを特徴とする、上記に記載のフルオロカーボン膜用洗浄剤組成物、
(3)前記有機溶剤が含弗素有機化合物であることを特徴とする、上記に記載のフルオロカーボン膜用洗浄剤組成物、
(4)さらに有機酸化合物を含有することを特徴とする、上記に記載のフルオロカーボン膜用洗浄剤組成物、
(5)さらに界面活性剤を含有することを特徴とする、上記に記載のフルオロカーボン膜用洗浄剤組成物、
(6)上記に記載のフルオロカーボン膜用洗浄剤組成物を用いることを特徴とする、基板上に成膜されたフルオロカーボン膜の洗浄方法、
(7)基板上に成膜されたフルオロカーボン膜に、ドライエッチング又は化学機械的研磨処理を施した後に、上記に記載のフルオロカーボン膜用洗浄剤組成物で洗浄することを特徴とする、半導体装置の製造方法、
を提供するものである。
本発明のフルオロカーボン膜用洗浄剤組成物(以下、「FC膜洗浄剤組成物」と略す。)は、誘電率が5〜30である有機溶剤を50重量%以上含有し、基板上に成膜されたフルオロカーボン膜(以下、「基板上FC膜」と略す。)に対して25°以下の接触角を有することを特徴とする。
また、本発明のフルオロカーボン膜用洗浄剤組成物は、基板上FC膜の洗浄に用いるものである。
pHが上記範囲より大きいと、基板上FC膜の物性を変化させてしまうことがある。
なお、上記pHは、前記FC膜洗浄剤組成物を超純水により20倍に希釈し、1分間攪拌後、pHメータ((株)堀場製作所製)にて測定した値をいう。
CVDによるフルオロカーボン膜の基板上への成膜は、オクタフルオロシクロペンテン、オクタフルオロ−2−ペンチンおよびヘキサフルオロ−1,3−ブタジエンなどの不飽和フッ素化炭素化合物を原料ガスとして用い、プラズマ放電により不飽和フッ素化炭素化合物を活性化させて、イオン、ラジカルなどの活性種を発生させ、チャンバー内に設置した基板上にフルオロカーボン膜を形成せしめる方法が好適に用いられる。フルオロカーボン膜が形成される工程は必ずしも明確ではないが、電離解離条件下において、重合、開環反応等さまざまな反応が複雑に関与しているものと考えられる。
なお、CVDの原料ガスとしては、生成する膜の絶縁性能の観点から、オクタフルオロシクロペンテンおよびオクタフルオロ−2−ペンチンが好ましく、オクタフルオロシクロペンテンが特に好ましい。また、CVD原料ガス中の水分含有量は、生成する膜の絶縁性能の観点から、90重量ppm以下が好ましく、50重量ppm以下がより好ましく、20重量ppm以下がさらに好ましく、10重量ppm以下が特に好ましい。
プラズマ発生条件は、例えば平行平板型CVD装置を用いた場合、上部電極(シャワーヘッド)に印加する高周波電力10W〜10kW、基板温度0〜500℃、反応室圧力0.0133Pa〜13.3kPaの条件が採用される。プラズマCVDに用いる装置としては、平行平板型CVD装置が一般的であるが、マイクロ波CVD装置、ECR−CVD装置、誘導結合プラズマ(ICP)CVD装置、および高密度プラズマCVD(ヘリコン波式、高周波誘導式)を用いることもできる。
有機溶剤の誘電率が大き過ぎると、FC膜洗浄剤組成物が基板上FC膜と接触することにより、基板上FC膜の物性が変化してしまう。有機溶剤の誘電率が小さ過ぎると微小汚染物粒子除去性能および剥離性能が低下する。
また、本発明のFC膜洗浄剤組成物は、上記有機溶剤を50重量%以上、好ましくは70重量%、特に好ましくは90重量%以上含有する。上記有機溶剤の含有量が小さ過ぎると、FC膜洗浄剤組成物との接触により、基板上FC膜の物性が変化したり、微小汚染物粒子除去性能および剥離性能が低下する。
さらに、上記有機溶剤の表面張力が30dyne/cm以下であることが好ましく、25dyne/cm以下であることが特に好ましい。上記有機溶剤の表面張力を上記範囲にすることで、FC膜洗浄剤組成物の基板上FC膜に対する接触角が低下し、微小汚染物粒子除去性能および剥離性能が向上する。
なお、上記有機溶剤は窒素原子を含有しないことが好ましい。上記有機溶剤が窒素原子を含有する場合、該窒素原子が塩基性を持つ官能基となることがある。その場合にFC膜洗浄剤組成物と基板上FC膜が接触することにより基板上FC膜の物性が変化することがある。
また、上記有機溶剤としては、微小汚染物粒子除去性能向上、剥離性能向上、および基板上FC膜の物性変化防止の観点から、含弗素有機化合物、アルコール、エステル、ケトン、アルデヒドおよび炭化水素が好ましく、含弗素有機化合物、アルコールおよびエステルがより好ましく、含弗素有機化合物およびアルコールがさらに好ましく、含弗素有機化合物が特に好ましい。
部分弗素化炭化水素は、直鎖、分岐又は環状のいずれでもよい。また、部分弗素化炭化水素は、飽和、不飽和のいずれであっても良いが、環境安全性およびFC膜洗浄剤組成物の引火防止の観点から飽和のものが好ましく、後述する添加剤の溶解性の観点から環状の飽和弗素化炭化水素が好ましい。
含弗素有機化合物の中でも、回収・再使用が容易で、操作性に優れることから、常圧での沸点が40〜100℃のものが好ましく、60〜90℃のものが特に好ましい。
また、HFCとしては、式(1−a)や式(1−b)で表されるHFCが好ましく、式(1−b)で表される環状HFCが特に好ましい。
HFEとしては、式(2)で表されるがHFEが好ましい。
有機酸化合物とは、酸性を示す有機化合物をいう。有機酸化合物としては、カルボキシル基を有する有機酸化合物が好ましい。
有機酸化合物の好適な具体例としては、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、ピバル酸、2−メチル酪酸、2,2−ジメチル酪酸、2−エチル酪酸、tert−ブチル酪酸、シュウ酸、マロン酸、メチルマロン酸、エチルマロン酸、ジメチルマロン酸、コハク酸、メチルコハク酸、2,2−ジメチルコハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、3−メチルアジピン酸、1,2,3−プロパントリカルボン酸、1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸、乳酸、グルコン酸、酒石酸、リンゴ酸、グリコール酸およびクエン酸等が挙げられるが、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸およびクエン酸がより好ましく、酢酸が特に好ましい。なお、有機酸化合物は1種単独でも、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
有機酸化合物の使用量は、FC膜洗浄剤組成物全量に対して、好ましくは0.1〜10重量%、より好ましくは1〜10重量%、特に好ましくは1〜5重量%である。有機酸化合物の使用量が多過ぎると金属が過剰に溶解となり、少な過ぎると不純物の汚れ除去が不十分となる。
他の有機溶剤の含有量は、通常、20重量%以下、好ましくは10重量%以下、特に好ましくは5重量%以下である。
陰イオン性界面活性剤としては、カルボン酸塩、スルホン酸塩、硫酸エステル塩およびリン酸エステル塩などが挙げられる。陽イオン界面活性剤としては、アミン塩、第4級アンモニウム塩などが挙げられる。上記弗素系非イオン性界面活性剤以外の非イオン性界面活性剤としては、日本乳化剤(株)製の界面活性剤ニューコールシリーズ(2308、2302、3‐85および723SF等)、竹本油脂(株)製の界面活性剤パイオニンシリーズ(D−206、D−208−KおよびD−6112等)、高級アルコールのエチレンオキシド・プロピレンオキシド付加物、多価アルコールの脂肪酸エステル、エステル・エーテル型および脂肪酸アルカノールアミドなどが挙げられる。両性界面活性剤としては、ベタイン類、アミノ酸類、脂肪酸のアミン塩などが挙げられる。これら界面活性剤の使用量は、FC膜洗浄剤組成物全量に対して、好ましくは10重量%以下、より好ましくは0.00001〜5重量%、特に好ましくは0.0001〜1重量%である。界面活性剤の量が少な過ぎると不純物の汚れ除去が不十分となり、界面活性剤の量が多過ぎると析出、泡立ちの原因となる。
キレート化剤は、金属キレート形成能を有するものであれば特に限定されないが、キレート化剤の分子量が1000以下であることが好ましく、500以下であることがより好ましく、350以下であることが特に好ましい。キレート化剤の具体例としては、ジチゾン及びN−フェニルチオベンズアミド等の下記式(3)で表される部分構造を有するチオアミド系キレート化剤;1,5−ジフェニルカルバゾン等の下記式(4)で表される部分構造を有するアミド系キレート化剤;1,5−ジフェニルカルボノヒドラジド等の下記式(5)で表される部分構造を有するカルボノヒドラジド系キレート化剤;2,9−ジメチル−1,10−フェナントロリン(ネオクプロイン)などのフェナントロリン系キレート化剤;EDTA(エチレンジアミンテトラアセティックアッシド)などのポリアミノカルボン酸系キレート化剤;マレイン酸、こはく酸及びテトラフルオロこはく酸等の多カルボン酸系キレート化剤;クエン酸等のオキシカルボン酸系キレート化剤;アセチルアセトン、ジアセトンアルコール、アセト酢酸エチル、マロン酸ジイソプロピル、マロン酸ジエチル、テノイルトリフルオロアセトン(TTA)及びキノン類等のジケトン系キレート化剤;リン酸トリキシレニル(TXP)、リン酸トリブチル(TBP)及びトリオクチルホスフィンオキシド(TOPO)等の縮合リン酸系キレート化剤;D−グルコン酸塩等のグルコン酸系キレート化剤;ジメチルグリオキシム、α−ベンジルジオキシム及びα−ベンゾインオキシム等のオキシム系キレート化剤;2−ブチン−1,4−ジオール、1,1,2−トリフェニル−1,2−エタンジオール及び1,1−ジフェニル−1,2−プロパンジオール等のジオール系キレート化剤;12−クラウン−4(12C4)等のクラウンエーテル系キレート化剤;ピロガロール及びカテコール等のタンニン酸系キレート化剤;2,2’−ジピリジル、フェナジン及びフェノチアジン等の含窒素ヘテロ環構造をもつキレート化剤;8−キノリールおよびその置換体のキレート化剤;などが挙げられ、これらの中でも微小汚染物粒子除去性能、剥離性能および金属不純物の汚れ除去洗浄性能向上の観点からチオアミド系キレート化剤、アミド系キレート化剤、含窒素ヘテロ環構造をもつキレート化剤及びオキシム系キレート化剤が好ましく、チオアミド系キレート化剤、アミド系キレート化剤及び含窒素ヘテロ環構造をもつキレート化剤がより好ましく、ジチゾン及びN−フェニルチオベンズアミドがさらに好ましく、少量でも効果を発揮することから、ジチゾンが特に好ましい。
キレート化剤含有量が上記範囲にあることで、剥離性能および金属不純物の汚れ除去性能が一層向上する。
FC膜洗浄剤組成物中の酸化防止剤含有量は、通常、5重量%以下、好ましくは1重量%以下である。
FC膜洗浄剤組成物中の紫外線吸収剤は、通常、5重量%以下、好ましくは1重量%以下である。
本発明の半導体装置の製造方法は、基板上FC膜に、ドライエッチング又はCMPを施した後に、FC膜洗浄剤組成物で洗浄することを特徴とする。
また、ドライエッチングは、得られた基板上FC膜をドライエッチング装置のチャンバー内にセットした後に脱気し、チャンバー内を10〜10−5torr、好ましくは10−2〜10−3torrの真空に近い状態にする。
次いで、CF4、C2F6、オクタフルオロシクロペンテン、オクタフルオロ−2−ペンチンなどのドライエッチングガスを導入し、上記圧力を保った状態でプラズマを発生させることにより行なう。チャンバー内の被エッチング基体(基板上FC膜)の温度は、0〜300℃、好ましくは80〜200℃の範囲である。
また、ドライエッチングガスに、酸素ガス、窒素ガス、アルゴンガス等を併用することもできる。
ドライエッチング装置としては、平行平板タイプ、マグネトロンタイプ、ヘリコン波や高周波誘導方式のものを用いれば良いが、発生するプラズマの密度は、1010cm−3以上が好ましく、1012cm−3以上が特に好ましい。
なお、通常、ドライエッチングに先立ち、基板上FC膜にレジストを塗布し、露光・現像を行なうことにより、レジストパターンを形成しておくことが行なわれる。
研磨スラリーは、例えば、研磨粒子と、被研磨面を化学エッチングする性質がある酸性水溶液で構成すれば良い。
研磨粒子は、アルミナ、シリカ、二酸化マンガン、酸化セリウム、酸化ジルコニウムなどが用いられ、粒子径が0.05〜0.4μmのものが好ましい。
酸性水溶液としては、例えば、硝酸第二鉄を用いることができる。
なお、CMPは上記ドライエッチング後に行なうことが好ましい。
接触時の温度としては、通常は20℃以上、好ましくは25℃〜70℃、より好ましくは25〜60℃である。接触させる温度が低過ぎると、FC膜洗浄剤組成物の蒸発によるロスが増大する。接触させる温度が高過ぎるとの微小汚染物粒子の除去性能が低下する。
なお、リンス方法は、上記洗浄工程における各種洗浄方法と同様の方法を用いることが出来る。
また、好適なハイドロフルオロカーボン及びハイドロフルオロエーテルとしては、上記洗浄剤組成物の場合と同様である。
リンス溶剤として、上記のものを用いることにより、リンス性能が向上し、後工程の乾燥が容易になり、ウォーターマーク等の水を用いることに由来する不具合もより一層改善される。
また、乾燥処理の方法としては、高速スピン乾燥、蒸気乾燥、減圧乾燥及び真空加熱乾燥などが挙げられる。
直径4インチの一部に銅を蒸着したシリコン酸化膜ウエハを基板とし、プラズマCVD装置を用い、オクタフルオロシクロペンテン(日本ゼオン(株)製、純度99.9%以上、水分10ppm以下)を原料ガスとして、次の条件によりプラズマCVDを行い、基板上に0.5μmの厚さで成膜されたフルオロカーボン膜(以下「基板上FC膜A」とする。)を得た。
・オクタフルオロシクロペンテンの流量:40sccm
・ アルゴンの流量:400sccm
・ 圧力:250mTorr
・ RF出力(周波数13.56MHz):400W
・ 基板温度260℃
水銀プローブ法(Four Dimensions社製、CVmap92)により誘電率を測定すると、フルオロカーボン膜の誘電率は2.2であった。
また、FC膜洗浄剤組成物の基板上FC膜に対する接触角は、基板上FC膜Aに表1記載のFC膜洗浄剤組成物を滴下し、100m秒後の接触角を接触角計(協和界面科学(株)製:Face CA−X150)により測定して求めた。
[基板上FC膜の物性変化の比較]
製造例1で製造した基板上FC膜Aに、35℃に保持した表1記載のFC膜洗浄剤組成物を噴霧法により5分間接触させて洗浄し、次いで高速スピン乾燥した。上記記載の方法で誘電率を測定し、FC膜洗浄剤組成物での処理後の誘電率変化を求めた。結果を表2に記載する。
製造例1で基板上FC膜Aを製造した後、フォトレジストを塗布し、露光・現像後にAr/CF4混合ガスを用いてエッチングを行い0.1μmのホールパターンを形成した。ホールパターン側壁となる絶縁層やホール底表面にエッチング残渣が残留した基板上FC膜Aに、35℃に保持した表1記載のFC膜洗浄剤組成物組を、噴霧法により10分間接触させて洗浄し、次いで高速スピン乾燥した。乾燥後の基板をSEM(走査型電子顕微鏡)にて観察し、ホールパターン側壁となる絶縁層やホール底表面に残存している残渣物の除去状況(剥離性)を確認した。結果を表2に示す。
製造例1で基板上FC膜Aを製造した後、シリカ粒子(粒径0.3μm)を分散させた水溶液(スラリー)で研磨した。次いで、回転乾燥し、シリカ粒子と削れたウエハ表面のフルオロカーボン膜が存在する粒子汚染ウエハを作成した。このウエハ全体にある、粒径が0.2μm以上の粒子を対象とし、ウエハ表面検査装置Surfscan4500(KLAテンコール製)を使って粒子数を測定したところ、ウエハ上の粒子数は1×104個であった。
上記で調製した粒子汚染ウエハに、35℃に保持した表1記載のFC膜洗浄剤組成物を、噴霧法により5分間接触させて洗浄し、次いで高速スピン乾燥した。上記と同様に残留したウェハ上の粒子数を測定し、微小汚染物粒子除去性能を確認した。結果を表2に示す。
また、表1記載のFC膜洗浄剤組成物を超純水により20倍に希釈し、1分間強攪拌後、pHメーター((株)堀場製作所製)にてpH測定を行った。結果を表2に示す。
A:1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン
B:プロピレングリコールモノメチルエーテル
C:2−プロパノール
D:ジメチルアセトアミド
(注2)界面活性剤の略号の説明
F−177:大日本インキ(株)製フッ素系イオン性界面活性剤
NC−707SF:日本乳化剤(株)製アニオン系界面活性剤
(注3)剥離性の判断基準
○ :ウェハ全面除去できている
× :ウェハ全面もしくは一部残渣あり
××:一部膜のはがれあり
Claims (7)
- 誘電率が5〜30である含弗素有機化合物を50重量%以上含有し、基板上に成膜されたフルオロカーボン膜に対して25°以下の接触角を有することを特徴とする、フルオロカーボン膜用洗浄剤組成物。
- 誘電率が5〜30である、含弗素有機化合物及びアルコールからなる有機溶剤を50重量%以上含有し、基板上に成膜されたフルオロカーボン膜に対して25°以下の接触角を有することを特徴とする、フルオロカーボン膜用洗浄剤組成物。
- さらに有機酸化合物を含有することを特徴とする、請求項1又は2に記載のフルオロカーボン膜用洗浄剤組成物。
- さらに界面活性剤を含有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のフルオロカーボン膜用洗浄剤組成物。
- さらにキレート剤を含有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のフルオロカーボン膜用洗浄剤組成物。
- 請求項1〜5のいずれかに記載のフルオロカーボン膜用洗浄剤組成物を用いることを特徴とする、基板上に成膜されたフルオロカーボン膜の洗浄方法。
- 基板上に成膜されたフルオロカーボン膜に、ドライエッチング又は化学機械的研磨処理を施した後に、請求項1〜5のいずれかに記載のフルオロカーボン膜用洗浄剤組成物で洗浄することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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