JP4383728B2 - オキサビシクロオクタン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、式Iのオキサビシクロオクタン、液晶媒体におけるその使用、および、本発明の液晶媒体を含む液晶および電気光学ディスプレイ素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶は、特に、かかる物質の光学的特性が、印加された電圧により変更できるため、ディスプレイ装置における誘電体として用いられる。液晶に基づく電気光学的装置は、当業者に極めてよく知られており、種々の効果に基づくことができる。このような装置の例は、動的散乱を有するセル、DAP(配向相の変形)セル、ゲスト/ホストセル、ねじれネマティック構造を有するTN構造体、STN(超ねじれネマティック)セル、SBE(超複屈折効果)セルおよびOMI(光学モード干渉)セルである。最も一般的なディスプレイ装置は、シャット−ヘルフリッヒ(Schadt-Helfrich)効果に基づいており、ねじれネマティック構造を有する。
【0003】
液晶材料は、良好な化学的安定性および熱に対する安定性を有し、かつ電場および電磁波照射線に対する良好な安定性を有していなければならない。さらに、液晶材料は、比較的低い粘度を有しなければならず、セルにおいて、短い反応時間、低いしきい値電圧および大きいコントラストを生じさせなければならない。
【0004】
さらに、液晶材料は、慣用の動作温度で、即ち室温以上ないし室温以下の可能な限り広い範囲で、好適な中間相、例えば前述のセル用のネマティックまたはコレステリック中間相を有していなければならない。液晶は一般的に、複数の成分の混合物の形態で用いられるため、これらの成分が互いに容易に混和できるものであることが重要である。他の特性、例えば導電性、誘電異方性および光学異方性は、セルのタイプおよび用途分野に応じて異なる要求を満たすものでなければならない。例えば、ねじれネマティック構造を有するセル用の材料は、正の誘電異方性および低い導電性を有していなければならない。
【0005】
例えば、大きい正の誘電異方性、広いネマティック相、比較的小さい複屈折率、極めて大きい比抵抗、良好なUVおよび温度安定性、ならびに低い蒸気圧を有する媒体が、各画素の切換用の集積非線形素子を有するマトリックス液晶ディスプレイ(MLCディスプレイ)に望まれる。
このタイプのマトリックス液晶ディスプレイは公知である。各画素の個別の切換に用いることができる非線形素子は、例えば、能動的素子(即ちトランジスタ)である。その結果これは、「アクティブマトリックス」と称され、2つのタイプを区別することができる。
1.基板としてのシリコンウエファー上のMOS(金属酸化物半導体)または他のダイオード。
2.基板としてのガラス板上の薄膜トランジスタ(TFT)。
【0006】
単結晶シリコンの基板材料としての使用は、ディスプレイの大きさを制限する。その理由は、種々の部分表示をモジュラー集合させてさえも、接合部分に問題が生じるからである。
好適であって、さらに有望なタイプ2の場合において、用いられる電気光学的効果は通常、TN効果である。2種の技術が区別される:化合物半導体、例えばCdSeを含むTFT、あるいは多結晶形または無定形シリコンを基材とするTFTである。後者の技術については、格別の研究努力が世界中でなされている。
【0007】
TFTマトリックスは、当該ディスプレイの1枚のガラス板の内側に施され、一方、もう1枚のガラス板の内側は、透明な対向電極を担持している。画素電極の大きさと比較すると、TFTは極めて小さく、像に対して、事実上有害な効果を有しない。この技術はまた、各フィルター素子が切換可能な画素に対して反対に位置するように、モザイク状の赤色、緑色および青色フィルターを配列した全色コンパティブル画像ディスプレイに拡張することができる。
TFTディスプレイは、通常、透過光内に交差偏光板を備えたTNセルとして動作し、背後から照らされている。
本明細書において、MLCディスプレイの用語は、集積非線形素子を備えたすべてのマトリックスディスプレイを包含する。即ち、アクティブマトリックスの他、バリスターまたはダイオード(MIM=金属−絶縁体−金属)等の受動的素子を備えたディスプレイも包含される。
【0008】
このタイプのMLCディスプレイは、TV用途に(例えばポケット型テレビ受像機)あるいはコンピューター用(ラップトップ型)および自動車または航空機構築用の高度情報ディスプレイ用に特に適する。コントラストの角度依存性および応答時間に関連する問題の他、MLCディスプレイでは、液晶混合物の不適切な比抵抗値による問題がまた生じる(非特許文献1、非特許文献2参照)。抵抗値の減少に伴って、MLCディスプレイのコントラストは低下し、残像消去の問題が生じ得る。液晶混合物の比抵抗値は、一般的に、MLCディスプレイの内部表面との相互作用によって、MLCディスプレイの寿命全体を通じて減少するため、許容される動作寿命を得るためには、大きい(初期)抵抗値は極めて重要である。特に、低電圧混合物の場合において、極めて大きい比抵抗を達成することは、従来不可能であった。さらに、比抵抗値が、温度上昇に伴って、および加熱および/またはUV放射への暴露後に、可能な限り小さく上昇することが重要である。また、従来技術の混合物の低温物性は、特に不利である。低温でさえも結晶化および/またはスメクティック相が生成せず、かつ粘度の温度依存性が可能な限り低いことが要求される。従って、従来技術のMLCディスプレイは、最近の要求を満たさない。
【0009】
バックライティングを使用する、即ち透過により、および随意的に半透過により動作する液晶ディスプレイの他、反射型液晶ディスプレイもまた興味深い。この反射型液晶ディスプレイは、情報表示に周辺光を使用する。従って、これらは同等のサイズおよび解像度のバックライト液晶ディスプレイに比べ、エネルギー消費は有意に少ない。TN効果は極めて良好なコントラストを特徴とするため、このような反射型ディスプレイは明るい周辺条件下でさえも読むことができる。このことは、単純な反射型TNディスプレイ、例えば腕時計およびポケット電卓におけるものについてさえ知られている。しかしながら、この原理はまた、例えばTFTディスプレイなどの高度で、高解像度のアクティブマトリクス駆動ディスプレイにも適用することができる。ここで、一般的に使用されている透過型TFT−TNディスプレイの場合のように、低い光学リターデーション(optical retardation)(d・Δn)を達成するために、低い複屈折率(Δn)の液晶の使用が必要である。この低い光学リターデーションにより、一般的に許容し得るコントラストの、低い視角依存性がもたらされる(特許文献1参照)。反射型ディスプレイにおいては、低い複屈折率を有する液晶の使用は、透過型ディスプレイにおいてよりもさらにより重要である。これは、反射型ディスプレイにおいて、光が通過する層の実質的な厚さが、同じ層厚を有する透過型ディスプレイの約2倍だからである。
【0010】
透過型ディスプレイと比較した反射型ディスプレイの利点は、低い電力消費に加え(バックライティングが不要)、全体の厚さが極めて小さいことによる空間の大幅な節約、および、バックライティングによる差別的加熱(differential heating)による温度勾配によって起こる問題が少ないことが含まれる。
従って、これらの欠点を有していないか、または有していても小さい程度のみであり、動作温度範囲が広く、低温においてさえも応答時間が短く、しきい値電圧が小さいと同時に、比抵抗値が極めて大きいMLCディスプレイに対する多大な要求が継続している。
TN(シャット−ヘルフリッヒ)セルでは、該セルにおいて以下の利点を助長する媒体が望まれる。
−広いネマティック相範囲(特に低温までの)
−超低温における切換能力(野外での使用、自動車、航空機)
−UV放射への暴露に対する増大した安定性(一層長い寿命)
−低いしきい値(駆動)電圧
−改善された観察角度範囲(observation angle range)のための低い複屈折率
【0011】
従来技術から利用できた媒体は、これらの利点を達成し、同時に他のパラメーターを保持することができない。
超ねじれ(STN)セルの場合では、一層大きい時分割特性および/または一層低いしきい値電圧および/または一層広いネマティック相範囲(特に、低温における)が可能である媒体が望まれる。この目的のために、利用できるパラメーターの幅(透明点、スメクティック−ネマティック転移点または融点、粘度、誘電量、弾性量)のさらなる拡大が格別に望まれている。
液晶中間相を有する既知の一連の化合物のいずれも、これらの要求を全て満足する単一の化合物を含まない。その結果、一般に、2〜35種、好ましくは3〜18種の化合物が、液晶相として使用できる物質を得るために製造される。
【0012】
【特許文献1】
独国特許発明第3022818号明細書
【非特許文献1】
トガシ(TOGASHI, S.)、外7名、「ダブルステージダイオードリングにより制御されたA210-288マトリクスLCD(A210-288 Matrix LCD Controlled by Double Stage Diode Rings)、プロシーディングス・ユーロディスプレイ84(Proc. Eurodisplay 84)、(仏国)、1984年9月、p.141以降
【非特許文献2】
ストロマー(STROMER, M.)、「テレビ用液晶ディスプレイのマトリクス駆動のための薄膜トランジスタの設計(Design of Thin Film Transistors for Matrix Addressing of Television Liquid Crystal Displays)、プロシーディングス・ユーロディスプレイ84(Proc. Eurodisplay 84)、(仏国)、1984年9月、p.145以降
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の1つの目的は、前述の欠点を有していないか、または有していても小さい程度のみであり、好ましくは同時に、極めて大きい抵抗値および低いしきい値電圧を有する、MLCディスプレイを提供することである。加えて、負の誘電異方性を有する本発明の化合物は、VA用途にも好適である。
この目的のためにこれまで用いられていた物質は、常に欠点、例えば熱、光または電場への暴露に対する不適切な安定性、不利な中間相特性、弾性特性および/または誘電特性を有した。
【0014】
【課題を解決するための手段】
ここで、この目的が、本発明の化合物および媒体を液晶ディスプレイに用いることにより達成できることが見出された。
特に、本発明のオキサビシクロオクタンが、液晶媒体の成分として著しく好適であることが見出された。これの補助により、上記の液晶ディスプレイに特に好適な安定した液晶媒体を得ることができる。この新規な化合物は、高い「維持率」のために有利な高い熱安定性を特に特徴とし、有利な透明点および複屈折値を有する。本発明の化合物は、特に、TFT、OCB、VAおよびIPS用途に好適である。
【0015】
本発明のオキサビシクロオクタンの提供により、液晶混合物の製造のための、種々の用途の観点から好適な液晶物質の範囲は、非常に広く顕著に拡大する。
本発明のオキサビシクロオクタンは、純粋な状態で無色であり、電気光学的使用のために有利な温度範囲において液晶中間相を形成する。これらは、化学的に、熱に、そして光に対し安定である。
【0016】
従って、本発明は一般式I
【化7】
Figure 0004383728
式中、
およびLは、互いに独立して、HまたはFであり、
およびRは、互いに独立して、CNまたはハロゲンまたは1〜12個の炭素原子を有する、無置換のまたはハロゲン、CNもしくはCFにより単置換もしくは多置換されたアルキルであり、また、1個または2個以上のCH基は、それぞれの場合において、互いに独立して−O−、−S−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−O−CO−O−、
【化8】
Figure 0004383728
−CH=CH−、−CH=CF−、−CF=CF−、−C≡C−または1,3−シクロブチレンにより、Sおよび/またはO原子が直接互いに結合しないように置換されていることが可能であり、
【0017】
1〜4は、互いに独立して、トランス−1,4−シクロへキシレン(ここで、1個または2個の隣接しないCH基は、−O−および/または−S−で置換されていることができる)、1,4−フェニレン(ここで、1個または2個のCH基は、Nで置換されていることもできる)、1,4−シクロヘキセニレン(cyclohexenylene)、1,4−ビシクロ−(2,2,2)−オクチレン、ピペリジン−1,4−ジイル、ナフタレン−2,6−ジイル、デカヒドロナフタレン−2,6−ジイルまたは1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジイルであり、ここで環はF、Cl、CN、CFで単置換または多置換されていることができ、
【0018】
およびZは、それぞれ、互いに独立して、−CHO−、−OCH−、−CFO−、−OCF−、−COO−、−OCO−、−CFCF−、−CHCH−、−(CH−、−(CHO−、−O(CH−、−CFCH−、−CH=CH−、−CH=CF−、−CF=CF−、−C≡C−または単結合であり、
n1は、0または1であり、
n2は、0または1であり、
n3は、0、1または2であり、
ただし、
n2=0の場合はn1=0である、
で表されるオキサビシクロオクタンに関する。
【0019】
本発明はまた、式Iで表されるオキサビシクロオクタンの液晶媒体の成分としての使用にも関する。
本発明はまた、式Iで表される少なくとも1種のオキサビシクロオクタンを含有する少なくとも2種の液晶成分を含む、液晶媒体にも関する。
本発明はまた、誘電体として本発明の液晶媒体を含む液晶ディスプレイ素子、とくに電気光学ディスプレイ素子にも関する。
および/またはRがアルキル基および/またはアルコキシ基である場合、これは直鎖状または分枝状であることができる。これは、好ましくは直鎖状であり、1、2、3、4、5、6または7個の炭素原子を有し、そして従って、好ましくはメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペントキシ、ヘキソキシまたはヘプトキシを意味し、またオクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、メトキシ、オクトキシ、ノノキシ(nonoxy)、デコキシ、ウンデコキシ、ドデコキシ、トリデコキシまたはテトラデコキシを意味する。
【0020】
オキサアルキルは、好ましくは直鎖状2−オキサプロピル(=メトキシメチル)、2−オキサブチル(=エトキシメチル)または3−オキサブチル(=2−メトキシエチル)、2−、3−または4−オキサペンチル、2−、3−、4−または5−オキサヘキシル、2−、3−、4−、5−または6−オキサヘプチル、2−、3−、4−、5−、6−または7−オキサオクチル、2−、3−、4−、5−、6−、7−または8−オキサノニル、2−、3−、4−、5−、6−、7−、8−または9−オキサデシルである。
および/またはRが、CH基が−CH=CH−により置換されたアルキル基の場合、これは直鎖状または分枝状であることができる。好ましくはそれは直鎖状であり、2〜10個の炭素原子を有する。従ってそれは特に、ビニル、プロプ−1−またはプロプ−2−エニル、ブト−1−、2−またはブト−3−エニル、ペント−1−、2−、3−またはペント−4−エニル、へクス−1−、2−、3−、4−またはへクス−5−エニル、ヘプト−1−、2−、3−、4−、5−またはヘプト−6−エニル、オクト−1−、2−、3−、4−、5−、6−またはオクト−7−エニル、ノン−1−、2−、3−、4−、5−、6−、7−またはノン−8−エニル、デク(dec)−1−、2−、3−、4−、5−、6−、7−、8−またはデク−9−エニル(dec-9-enyl)である。
【0021】
および/またはRが、1個のCH基が−O−および−CO−により置換されたアルキル基の場合、これらは好ましくは隣接している。これらは従って、アシルオキシ基−CO−O−またはオキシカルボニル基−O−CO−を含む。好ましくは、これらは直鎖状であり、2〜6個の炭素原子を有する。それらは従って特に、アセチルオキシ、プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、ペンタノイルオキシ、ヘキサノイルオキシ、アセチルオキシメチル、プロピオニルオキシメチル、ブチリルオキシメチル、ペンタノイルオキシメチル、2−アセチルオキシエチル、2−プロピオニルオキシエチル、2−ブチリルオキシエチル、3−アセチルオキシプロピル、3−プロピオニルオキシプロピル、4−アセチルオキシブチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、ペントキシカルボニル、メトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニルメチル、プロポキシカルボニルメチル、ブトキシカルボニルメチル、2−(メトキシカルボニル)エチル、2−(エチルオキシカルボニル)エチル、2−(プロポキシカルボニル)エチル、3−(メトキシカルボニル)プロピル、3−(エトキシカルボニル)プロピルまたは4−(メトキシカルボニル)ブチルである。
【0022】
および/またはRが、1個のCH基が無置換または置換−CH=CH−によって置換され、隣接する1個のCH基がCOまたはCO−OまたはO−COで置換されたアルキルである場合、該アルキル基は直鎖状または分枝状であることができる。それは、好ましくは直鎖状であり、4〜13個の炭素原子を有する。それは従って、特に、アクリロイルオキシメチル、2−アクリロイルオキシエチル、3−アクリロイルオキシプロピル、4−アクリロイルオキシブチル、5−アクリロイルオキシペンチル、6−アクリロイルオキシヘキシル、7−アクリロイルオキシヘプチル、8−アクリロイルオキシオクチル、9−アクリロイルオキシノニル、10−アクリロイルオキシデシル、メタクリロイルオキシメチル、2−メタクリロイルオキシエチル、3−メタクリロイルオキシプロピル、4−メタクリロイルオキシブチル、5−メタクリロイルオキシペンチル、6−メタクリロイルオキシヘキシル、7−メタクリロイルオキシヘプチル、8−メタクリロイルオキシオクチルまたは9−メタクリロイルオキシノニルである。
【0023】
および/またはRが、CNまたはCFで単置換されたアルキルまたはアルケニル基である場合、該基は好ましくは直鎖状である。CNまたはCFによる置換は任意の位置であることができる。
および/またはRが、ハロゲンで少なくとも単置換されたアルキルまたはアルケニル基である場合、該基は、好ましくは直鎖状であり、ハロゲンは好ましくはFまたはClである。多置換の場合、ハロゲンは好ましくはFである。これらの生成した基はまたペルフルオル化された(perfluorinated)基も含む。単置換の場合、フッ素または塩素置換基は、任意の位置にあることができるが、好ましくはω位にある。
【0024】
環A1〜4のいずれか1個が、1個または2個の隣接していないCH基がOおよび/またはSで置換されているトランス−1,4−シクロへキシレンである場合、以下の構造が好ましい:
【化9】
Figure 0004383728
およびこれらの鏡像体。
環A1〜4のいずれか1個が、1個または2個のCH基がNで置換されている1,4−フェニレンである場合、以下の構造が好ましい:
【化10】
Figure 0004383728
およびこれらの鏡像体。
【0025】
環A1〜4のいずれか1個が、F、Cl、CNまたはCFで単置換または多置換されている1,4−フェニレンである場合、以下の構造が好ましい:
【化11】
Figure 0004383728
式中、L1〜3は、互いに独立して、前記の置換基であるが、好ましくはFである。
【0026】
シクロヘキセニレン−1,4−ジイル基は、好ましくは以下の構造を有する:
【化12】
Figure 0004383728
一般式Iで表される好ましい化合物は、n1が0のものである。一般式Iで表される特に好ましい化合物は、n2も0のものである。
【0027】
特に好ましいのは、一般式(Ia)、
【化13】
Figure 0004383728
式中、
【化14】
Figure 0004383728
【0028】
1〜6は、それぞれ、互いに独立して、HまたはFであり、
Yは、F、Cl、CN、または、1〜6個の炭素原子を有し、1個または2個以上のハロゲン原子で置換されたアルキルまたはアルコキシ基(該基において、1個または2個以上のCH基は、−O−または−CH=CH−で置換されていることができ、O原子は互いに直接結合していない)であり、
nは、0または1である、
で表されるオキサビシクロオクタンである。
【0029】
ここで、Yは好ましくはF、Cl、CN、CF、CFH、OCF、OCFH、OCFHCF、OCFHCHF、OCFHCHF、OCFCH、OCFCHF、OCFCHF、OCFCFCFH、OCFCFCHF、OCFHCFCF、OCFHCFCHF、OCFHCFHCF、OCHCFCF、OCFCFCF、OCFCFHCHF、OCFCHCHF、OCFHCFCHF、OCFHCFHCHF、OCFHCHCF、OCHCFHCF、OCHCFCHF、OCFCFHCH、OCFCHCHF、OCFHCFCH、OCFHCFHCHF、OCFHCHCF、OCHCFCHF、OCHCFHCHF、OCFCHCH、OCFHCFHCH、OCFHCHCHF、OCHCFCH、OCHCFHCHF、OCHCHCHF、OCHFCHCH、OCHCFHCH、OCHCHCHF、OCCIFCF、OCCIFCCIF、OCCIFCHF、OCFHCClF、OCCIFCHF、OCCIFCCIF、OCFCHCl、OCFCHCl、OCFCClF、OCFCCIFH、OCFCCIF、OCFCFCCIF、OCFCFCClF、OCCIFCFCF、OCCIFCFCHF、OCCIFCFCCIF、OCCIFCFHCF、OCCIFCCIFCF、OCClCFCF、OCCIHCFCF、OCCIFCFCF、OCCIFCCIFCF、OCFCCIFCHF、OCFCFCClF、OCFCClCHF、OCFCHCCIF、OCCIFCFCFH、OCFHCFCClF、OCCIFCFHCHF、OCCIFCCIFCFH、OCFHCFHCCIF、OCCIFCHCF、OCFHCClCF、OCClCFHCF、OCHCCIFCF、OCClCFCFH、OCHCFCCIF、OCFCCIFCH、OCFCFHCClH、OCFCClCFH、OCFCHCClF、OCCIFCFCH、OCFHCFCClH、OCCIFCCIFCHF、OCFHCFHCClF、OCCIFCHCF、OCFHCClCF、OCClCFCFH、OCHCFCClF、OCClCFHCFH、OCCIHCCIFCFH、OCFCCIHCCIH、OCFCHCClH、OCCIFCFHCH、OCFCCIFCClH、OCCIFCHCFH、OCFHCClCFH、OCClCFCH、OCHCFCCHlH、OCClCFHCFH、OCHCCIFCFCl、OCHCHCFH、OCCIHCCIHCFH、OCHCClCFH、OCCIFCHCH、OCFHCHCClH、OCCIHCFHCClH、OCHCFHCClH、OCClCHCFH、OCHCClCFH、CH=CF、OCH=CF、CF=CF、OCF=CF、CF=CHF、OCF=CHF、CH=CHF、OCH=CHFであり、特にF、Cl、CN、CF、CHF、OCF、OCHF、OCFHCF、OCFHCHF、OCFHCHF、OCFCH、OCFCHF、OCFCHF、OCFCFCHF、OCFCFCHF、OCFHCFCF、OCFHCFCHF、OCFCFCF、OCFCFCClF、OCCIFCFCFまたはCH=CHFである。
【0030】
特に好ましくは、Yは、F、Cl、CN、OCFまたはOCHFである。
式Iaで表される化合物は、一般的に高い正の誘電異方性Δεおよび極めて高い透明点を有する。
【0031】
加えて、特に好ましいのは、一般式Ib、
【化15】
Figure 0004383728
式中、
【化16】
Figure 0004383728
1〜6は、それぞれ、互いに独立して、HまたはFであり、
およびRは、上記で特定した意味を有し、そして、
nは0または1であり、
ただし、少なくとも基
、L、L
およびLのうちの1個はFである、
で表されるオキサビシクロオクタンである。
【0032】
ここで、Rは、好ましくは1〜8個の炭素原子を有する直鎖状アルキルもしくはオキサアルキル、または、2〜7個の炭素原子を有するアルケニルまたはオキサアルケニルである。
一般式Ibで表される化合物は、一般的に負の誘電異方性Δε、および、低い値の複屈折率Δnおよび高い透明点を有する。
本発明のオキサビシクロオクタンにおいて、LおよびLは、好ましくは同一の意味を有する(つまり、両方ともHかまたはFである)。
【0033】
特に好ましい一般式Iaで表されるオキサビシクロオクタンは、以下の化合物である:
【化17】
Figure 0004383728
【化18】
Figure 0004383728
【0034】
【化19】
Figure 0004383728
【0035】
【化20】
Figure 0004383728
【0036】
【化21】
Figure 0004383728
【0037】
【化22】
Figure 0004383728
【0038】
【化23】
Figure 0004383728
【0039】
特に好ましい、一般式Ibで表されるオキサビシクロオクタンは、以下の化合物である:
【化24】
Figure 0004383728
【0040】
【化25】
Figure 0004383728
【0041】
【化26】
Figure 0004383728
【0042】
【発明の実施の形態】
本発明のオキサビシクロオクタンは、例えば、以下の反応図式に従って製造することができる。
【0043】
図式1
(L、L:HまたはF)
【化27】
Figure 0004383728
【0044】
【化28】
Figure 0004383728
【0045】
図式2
【化29】
Figure 0004383728
【0046】
【化30】
Figure 0004383728
【0047】
ボロン酸結合(boronic acid coupling)を行なう前に、芳香環の水素化を行うことができる。
本発明の液晶媒体は、好ましくは、1種または2種以上の本発明のオキサビシクロオクタンに加え、さらなる構成要素として、2〜40種、特に4〜30種の成分を含む。とりわけ好ましくは、これらの媒体は、1種または2種以上の本発明のオキサビシクロオクタンに加え、7〜25種類の成分を含む。これらのさらなる構成要素は、好ましくはネマチックな、もしくはネマトジェニックな(モノトロピックな、もしくはイソトロピックな)物質、とりわけ、ビフェニル、テルフェニル、安息香酸フェニルまたは安息香酸シクロヘキシル(cyclohexyl benzoates)、シクロヘキサンカルボン酸のフェニルまたはシクロヘキシルエステル、シクロヘキシルシクロヘキサンカルボン酸のフェニルまたはシクロヘキシルエステル、安息香酸、シクロヘキサンカルボン酸またはシクロヘキシルシクロヘキサンカルボン酸のシクロヘキシルフェニルエステル、フェニルシクロヘキサン、シクロヘキシルビフェニル、フェニルシクロヘキシルシクロベンゼン、4,4’−ビスシクロヘキシルビフェニル、フェニル−またはシクロヘキシルピリミジン、フェニル−またはシクロヘキシルピリジン、フェニル−またはシクロヘキシルジオキサン、フェニル−またはシクロヘキシル−1,3−ジチアン、1,2−ジフェニルエタン、1,2−ジシクロヘキシルエタン、1−フェニル−2−シクロヘキシルエタン、1−シクロヘキシル−2(4−フェニル−シクロヘキシル)エタン、1−シクロヘキシル−2−ビフェニルエタン、1−フェニル−2−シクロヘキシルフェニルエタンおよびトランのクラスからの物質から選択される。これらの化合物の1,4−フェニレン基もまた、フッ素化されていることができる。
【0048】
本発明の媒体の追加の構成要素として潜在的に好適な最も重要な化合物は、式II、III、IV、VおよびVIで特徴付けることができる:
R’−L−E−R” II
R’−L−COO−E−R” III
R’−L−OOC−E−R” IV
R’−L−CHCH−E−R” V
R’−L−C≡C−E−R” VI
【0049】
式II、III、IV、VおよびVI中の、同一であることまたは異なることができるLおよびEは、それぞれ、互いに独立して、?Phe−、−Cyc−、−Phe−Phe−、−Phe−Cyc−、−Cyc−Cyc−、−Pyr−、−Dio−、−G−Phe−および−G−Cyc−により形成される群からの二価の基およびそれらの鏡像体であって、ここでPheは、無置換かまたはフッ素で置換された1,4−フェニレンであり、Cycは、トランス−1,4−シクロへキシレンまたは1,4−シクロヘキセニレンであり、Pyrは、ピリミジン−2,5−ジイルまたはピリジン−2,5−ジイルであり、Dioは1,3−ジオキサン−2,5−ジイルであり、そして、Gは、2−(トランス−1,4−シクロヘキシル)−エチル、ピリミジン−2,5−ジイル、ピリジン−2,5−ジイルまたは1,3−ジオキサン−2,5−ジイルである。
【0050】
好ましくは、基LおよびEのうちの1個はCyc、PheまたはPyrである。Eは、好ましくはCyc、PheまたはPhe−Cycである。好ましくは、本発明の媒体は、式II、III、IV、VおよびVIで表される化合物から選択される1種または2種以上の化合物(ここでLおよびEは、Cyc、PheおよびPyrからなる群から選択される)、および同時に、式II、III、IV、VおよびVIで表される化合物から選択される1種または2種以上の成分(ここで基LおよびEのうちの1個は、Cyc、PheおよびPyrからなる群から選択され、そして他の基は、−Phe−Phe−、−Phe−Cyc−、−Cyc−Cyc−、−G−Phe−および−G−Cyc−からなる群から選択される)、および随意的に、式II、III、IV、VおよびVIで表される化合物から選択される1種または2種以上の成分(ここで基LおよびEは、−Phe−Cyc−、−Cyc−Cyc−、−G−Phe−および−G−Cyc−からなる群から選択される)を含む。
【0051】
従属式IIa、IIIa、IVa、VaおよびVIaで表される化合物において、R’およびR”は、それぞれ、互いに独立して、8個までの炭素原子を有するアルキル、アルケニル、アルコキシ、アルケニルオキシまたはアルカノイルオキシである。これらの化合物の多くにおいて、R’とR”は互いに異なり、これらの基のうちの1個は通常アルキルまたはアルケニルである。従属式IIb、IIIb、IVb、VbおよびVIbで表される化合物において、R”は、−CN−、−CF、−OCF、−OCHF、−F、−Clまたは−NCSであり、ここでRは、従属式IIaおよびVIaで表される化合物について特定された意味を有し、好ましくはアルキルまたはアルケニルである。特に好ましくは、R”は、−F、−Cl、−CF、−OCHFおよび−OCFからなる群から選択される。しかしながら、式II、III、IV、VおよびVIで表される化合物における指定された置換基の他の変種もまた普通に使用される。多くの物質または代替的に混合物は、文献から知られる方法または類似のやり方で得ることができる。
【0052】
本発明の媒体は、化合物IIa、IIIa、IVa、VaおよびVIa(群1)からなる群からの成分に加え、化合物IIb、IIb、IVb、VbおよびVIb(群2)からなる群からの成分も含み、これらの割合は、好ましくは以下のとおりである。
群1:20〜90%、特に30〜90%
群2:10〜80%、特に10〜50%
本発明の化合物の割合と、群1および2からの化合物の割合との和は、100%までである。
【0053】
本発明の媒体は、好ましくは1〜40%、とりわけ好ましくは5〜30%の本発明の化合物を含む。また、好ましいのは、40%より多い、特に45%〜90%の本発明の化合物を含む媒体である。媒体は、好ましくは、1〜5種の本発明の化合物を含む。
【0054】
本発明において用いることができる液晶混合物は、それ自体慣用の方法において製造される。原則として、少ない方の量で用いる成分の所望の量を、有利には高温で、主要成分を構成する成分中に溶解する。有機溶剤、例えばアセトン、クロロホルムまたはメタノール中の成分の溶液を混合し、十分に混合した後に、例えば蒸留により溶剤を再び除去することも可能である。また、混合物を他の慣用の方法、例えば、予備混合物、例えばホモログ混合物の使用により、または、いわゆる「マルチボトル」システムを使用して製造することも可能である。
【0055】
誘電体はまた、当業者に知られており、文献中に記載されている他の添加剤を含むことができる。例えば、0〜15重量%、好ましくは0〜10重量%の多色性染料および/またはキラルなドーパントを加えることができる。添加物は、それぞれ0.01〜6重量%、好ましくは0.1〜3重量%の濃度で用いられる。しかしながら、液晶混合物、つまり、液晶化合物またはメソゲン化合物の他の構成要素の濃度のデータは、これらの添加物の濃度を考慮に入れずに与えられている。
【0056】
本出願および以下の例において、液晶化合物の構造は頭文字で示され、化学式への変換は以下の表AおよびBに従って行なう。すべての基C2n+1およびC2m+1は、それぞれn個およびm個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基である。nおよびmは整数であり、好ましくは1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12であるが、随意的にn=mまたはn≠mである。表Bのコードは自明である。表Aは、基本構造の頭文字のみが与えられている。個々の場合において、基本構造の頭文字の後に、ハイフンでわけて、置換基R、R、LおよびLの符号が続いている。
【0057】
【表1】
Figure 0004383728
好ましい混合物の成分は表AおよびBに示されており、ここでR、R、LおよびLは、上表で特定された意味を有することができる。
【0058】
表A
【化31】
Figure 0004383728
【0059】
【化32】
Figure 0004383728
【0060】
【化33】
Figure 0004383728
【0061】
【化34】
Figure 0004383728
【0062】
【化35】
Figure 0004383728
【0063】
【化36】
Figure 0004383728
【0064】
【化37】
Figure 0004383728
【0065】
【化38】
Figure 0004383728
【0066】
表C
表Cは、本発明の混合物に添加することができる可能なドーパントを示す。
【化39】
Figure 0004383728
【0067】
【化40】
Figure 0004383728
【0068】
表D
例えば、本発明の混合物に添加することができる安定剤を以下に示す。
【化41】
Figure 0004383728
【0069】
【化42】
Figure 0004383728
【0070】
【化43】
Figure 0004383728
【0071】
【化44】
Figure 0004383728
【0072】
【化45】
Figure 0004383728
【0073】
以下の例は、本発明を限定せずに、本発明を例示することを意図する。本明細書中、百分率は重量パーセントである。すべての温度は摂氏で表す。Fpは融点を意味し、Cpは透明点を意味する。さらに、Cは結晶状態、Nはネマティック相、Sはスメクティック相およびIはアイソトロピック相である。これらの記号間のデータは、転移温度を示す。Δnは、光学異方性(589nm、20℃)を意味し、流動粘度(mm/s)は20℃で決定した。回転粘度γ(mPas)は、同様に20℃で決定した。
【0074】
「通常の仕上げ処理」は、必要に応じた水の添加、それに続くジクロロメタン、ジエチルエーテル、メチルt−ブチルエーテルまたはトルエンでの抽出、相分離、有機相の乾燥、蒸発、減圧下での蒸留または結晶化および/またはクロマトグラフィーによる生成物の精製を意味する。以下の略号を用いる。
n−BuLi n−ヘキサン中のn−ブチルリチウム1.6モル溶液
DMAP 4−(ジメチルアミノ)−ピリジン
THF テトラヒドロフラン
DCC N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド
LDA リチウムジメチルアミド
【0075】
【実施例】
本発明を、以下の実施例によってより詳細に説明する。
合成例1〜9
実施例1
【化46】
Figure 0004383728
2.4molのエチル4−オキソシクロヘキサンカルボキシレート、120mmolのトルエン−4−スルホン酸一水和物、3.6mmolのエチレングリコールおよび1500mlのトルエンを加熱し、ウォータートラップ上で沸騰させた。混合物を室温に冷却し、5%の濃度のNaHCO溶液、次いで、水で洗浄し、有機相を乾燥させ、ロータリーエバポレータ上で煮沸濃縮した。
【0076】
実施例2
【化47】
Figure 0004383728
窒素雰囲気中、1400mlのTHFを初期チャージ(initial charge)として導入し、−20℃に冷却し、THF中の15%の濃度の溶液としての2.424molのブチルリチウムを−20〜30℃で点滴添加した。次に、混合物を−70℃に冷却し、次いで2.42molの時イソプロピルアミン、400mlのTHF中の1.865molの化合物2および2.42molの1−ブロモプロパンを遂次的に点滴添加した。次に、混合物を室温でさらに12時間攪拌した。得られた溶液を5lの1N HClに注入した。有機相を分離し、乾燥させ、ロータリーエバポレータ上で煮沸濃縮すると、橙黄色のオイルを生じた。
【0077】
実施例3
【化48】
Figure 0004383728
1.506molの化合物3、761.5mlの2N HClおよび700mlのTHFを初期チャージとして導入し、沸点(70℃)に加熱した。混合物を6時間還流下で攪拌し、50mlの濃縮HClを添加し、次いで、さらに12時間還流下で攪拌した。次に、水相を分離し、メチルt−ブチルエーテルで抽出し、合わせた有機層を飽和NaHCO溶液で抽出し、乾燥させ、ロータリーエバポレータ上で煮沸濃縮すると、橙黄色のオイルを生じた。これを30cmのビグルー管(Vigreux column)にて、0.02〜0.03mbarで蒸留した。
【0078】
実施例4
【化49】
Figure 0004383728
窒素雰囲気下で、300mlのジエチルエーテル中の0.2molの1,4−ジブロモベンゼンを初期チャージとして導入し、−50℃に冷却した。−50〜−40℃で、ヘキサン中の15%の濃度の溶液としての0.2molのブチルリチウムを点滴添加した。次に、混合物を−20℃に温め、50mlのジエチルエーテル中の0.2molの化合物4を点滴添加した。混合物を−20℃でさらに1時間攪拌し、0℃に温め、水で加水分解し、濃縮HClで酸性化した。有機相を分離し、乾燥させ、ロータリーエバポレータ上で煮沸濃縮すると、淡黄色がかった粘性のオイルを生じた。
【0079】
実施例5
【化50】
Figure 0004383728
0.044molの化合物5を500mlの無水酢酸に溶解し、還流下で1晩攪拌した。次に、無水酢酸を減圧下で除去した。粗生成物をシリカゲル上で、最初にジクロロメタン/ヘキサン2:1で、次に、純ジクロロメタンでクロマトグラフィーに付した。ロータリーエバポレータで溶媒を除去すると、淡黄色がかったオイルを生じ、これを72.5mlのエタノールから再結晶化した。形成された結晶を、2℃で吸引濾過し、洗浄し、乾燥させた。
【0080】
実施例6
【化51】
Figure 0004383728
窒素雰囲気下、170mlのTHFに溶解した82.311mmolの化合物6を初期チャージとして導入し、304.549mmolの三フッ化ホウ素・THFを20〜22℃で点滴添加した。混合物をこの温度でさらに30分攪拌し、次いで、250mlのジエチレングリコールジメチルエーテル中の205.777mmolの水素化ホウ素ナトリウム溶液を点滴添加した。混合物をさらに2時間、室温で攪拌し、得られた溶液を400mlの氷冷水と200mlのメチルt−ブチルエーテルの混合物に注入した。有機相を分離し、乾燥させ、ロータリーエバポレータ上で煮沸濃縮した。残留物をシリカゲル上のジクロロメタンでのクロマトグラフィーにより、固定相として分離した。ロータリーエバポレータで溶媒を除去すると、黄色のオイルを生じ、これをメタノールから再結晶化した。結晶を2℃で吸引濾過し、洗浄し、乾燥させた。
【0081】
実施例7
【化52】
Figure 0004383728
7.982mmolのメタホウ酸ナトリウム八水和物を5mlの水中に初期チャージとして導入し、次に、0.213molのビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド、0.213mmolの水酸化ヒドラジニウム(hydrazinium hydroxide)および10.643mmolの化合物7を遂次的に添加した。これに続き、12mlのTHF中に溶解した10.643mmolの化合物8を添加した。混合物を沸騰するまで加熱し、4時間攪拌した。水相を分離し、有機相を乾燥させ、ロータリーエバポレータで煮沸濃縮した。残留物をシリカゲル上、ジクロロメタン/ヘキサン1:1を用いてクロマトグラフィーにより分離した。ロータリーエバポレータで溶媒を除去すると、無色の結晶が残った。これを31.5mlのエタノールから再結晶化し、約2℃で吸引濾過し、次いでさらに8.2mlのヘキサン/エタノール1:1から再結晶化した。結晶を5℃で吸引濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥させた。
【0082】
実施例8
【化53】
Figure 0004383728
8.250mmolのメタホウ酸ナトリウム八水和物を5mlの水中に初期チャージとして導入し、次に、0.22molのビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド、0.22mmolの水酸化ヒドラジニウムおよび11mmolの化合物7を遂次的に添加した。これに続き、12.5mlのTHF中に溶解した11mmolの化合物10を添加した。混合物を沸騰するまで加熱し、4時間攪拌した。水相を分離し、有機相を乾燥させ、ロータリーエバポレータで煮沸濃縮した。残留物をシリカゲル上、ジクロロメタン/ヘキサン1:1を用いてクロマトグラフィーにより分離した。ロータリーエバポレータで溶媒を除去すると、無色の結晶が残った。これをエタノールから再結晶化し、およそ室温で吸引濾過し、次いで20mlのヘプタンからさらに再結晶化した。結晶を5℃で吸引濾過し、ペンタンで洗浄し、乾燥させた。
【0083】
実施例9
【化54】
Figure 0004383728
16.5mmolのメタホウ酸ナトリウム八水和物を10mmlの水中に初期チャージとして導入し、次に、0.44molのビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド、0.44mmolの水酸化ヒドラジニウムおよび22mmolの化合物6を遂次的に添加した。これに続き、25mlのTHF中に溶解した22mmolの化合物10を添加した。混合物を沸騰するまで加熱し、4時間攪拌した。水相を分離し、有機相を乾燥させ、ロータリーエバポレータで煮沸濃縮した。残留物をシリカゲル上、ジクロロメタン/ヘキサン2:1を用いてクロマトグラフィーにより分離した。ロータリーエバポレータで溶媒を除去すると、無色の結晶が残った。これを100mlのエタノールから再結晶化し、この結晶を10℃で吸引濾過した。
【0084】
実施例10
【化55】
Figure 0004383728
10mmolの化合物12を、50mlのジエチルアミノ硫黄トリフルオリド(DAST)中で5時間、80℃に加熱し、慣例の方法で仕上げ処理をした。
収量:5.5mmolの化合物13(理論値の55%)
【0085】
以下で、化合物9および11を、それぞれ、オキサビシクロオクタンジイル基の代わりにトランス−1,4−シクロへキシレン基を有する対応する従来技術の化合物9’および11’とそれぞれ比較した。
【化56】
Figure 0004383728
【0086】
【化57】
Figure 0004383728
【0087】
本発明の化合物9は、参照化合物9’に比べ、複屈折率Δnについては同様の値を有しながら、顕著に高い透明点と顕著に高い誘電異方性Δεとを有する。
本発明の化合物11は、参照化合物11’に比べ、誘電異方性Δεについては同様の値を有しながら、顕著に高い透明点と顕著に低い複屈折率Δnとを有する。
【0088】
混合例A〜G
実施例A
【表2】
Figure 0004383728
【0089】
実施例B
【表3】
Figure 0004383728
【0090】
実施例C
【表4】
Figure 0004383728
【0091】
実施例D
【表5】
Figure 0004383728
【0092】
実施例E
【表6】
Figure 0004383728
【0093】
実施例F
【表7】
Figure 0004383728
【0094】
実施例G
【表8】
Figure 0004383728

Claims (9)

  1. 一般式I
    Figure 0004383728
    式中、
    およびLは、互いに独立して、HまたはFであり、
    およびRは、互いに独立して、CNまたはハロゲンまたは1〜12個の炭素原子を有する、無置換のまたはハロゲン、CNもしくはCFにより単置換もしくは多置換されたアルキルであり、また、1個または2個以上のCH基は、それぞれの場合において、互いに独立して−O−、−S−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−O−CO−O−、
    Figure 0004383728
    −CH=CH−、−CH=CF−、−CF=CF−、−C≡C−または1,3−シクロブチレンにより、Sおよび/またはO原子が直接互いに結合しないように置換されていることが可能であり、
    1〜4は、互いに独立して、トランス−1,4−シクロへキシレン(ここで、1個または2個の隣接しないCH基は、−O−および/または−S−で置換されていることができる)、1,4−フェニレン(ここで、1個または2個のCH基は、Nで置換されていることもできる)、1,4−シクロヘキセニレン、1,4−ビシクロ−(2,2,2)−オクチレン、ピペリジン−1,4−ジイル、ナフタレン−2,6−ジイル、デカヒドロナフタレン−2,6−ジイルまたは1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジイルであり、ここで環はF、Cl、CN、CFで単置換または多置換されていることができ、
    およびZは、それぞれ、互いに独立して、−CHO−、−OCH−、−CFO−、−OCF−、−COO−、−OCO−、−CFCF−、−CHCH−、−(CH−、−(CHO−、−O(CH−、−CFCH−、−CH=CH−、−CH=CF−、−CF=CF−、−C≡C−または単結合であり、
    n1は、0であり、
    n2は、0であり、
    n3は、0、1または2である、
    で表されるオキサビシクロオクタン。
  2. 一般式Ia、
    Figure 0004383728
    式中、
    Figure 0004383728
    1〜6は、それぞれ、互いに独立して、HまたはFであり、
    Yは、F、Cl、CN、または、1〜6個の炭素原子を有するアルキルまたはアルコキシ基であり、これらの基中の1個または2個以上のCH基は、−O−または−CH=CH−で置換されていることができ、O原子は互いに直接結合しておらず、
    nは、0または1であり、
    そしてRは、請求項1で特定した意味を有する、
    で表されるオキサビシクロオクタン。
  3. YがF、Cl、CN、OCFまたはOCHFである、請求項に記載のオキサビシクロオクタン。
  4. 一般式Ib、
    Figure 0004383728
    式中、
    Figure 0004383728
    1〜6は、それぞれ、互いに独立して、HまたはFであり、そして、
    およびRは、請求項1で特定した意味を有し、そして、
    nは0または1であり、
    ただし、少なくとも基
    、L、L
    およびLのうちの1個はFである、
    で表されるオキサビシクロオクタン。
  5. が、1〜8個の炭素原子を有する直鎖アルキルまたはオキサアルキル、または、2〜7個の炭素原子を有するアルケニルまたはオキサアルケニルである、請求項に記載のオキサビシクロオクタン。
  6. およびLがFである、請求項1〜のいずれかに記載のオキサビシクロオクタン。
  7. およびLがHである、請求項1〜のいずれかに記載のオキサビシクロオクタン。
  8. 請求項1〜のいずれかに記載の少なくとも1種のオキサビシクロオクタンを含有する少なくとも2種の液晶成分を含む、液晶媒体。
  9. 請求項に記載の液晶媒体を含有する電気光学ディスプレイ素子。
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