JP4383013B2 - コンピュータによる遠心式流体機械の特性曲線算定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コンピュータによる遠心式流体機械(ポンプ等)の各種特性曲線算定方法及び遠心式流体機械の各種特性曲線算定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである
従来、例えば、客先から所望の性能(流量と揚程)のポンプを要求された場合、これに応えるポンプを供給する方法として以下のような方法があった。
まず、要求された性能(流量と揚程)を発揮できるポンプを多種類のポンプの中から選択する。具体的には図6に示すように、ポンプケーシング等の部品を変更しないでその内部に収納する羽根車の径だけを変更して、例えば100mmとした場合の流量−揚程特性曲線(Q−H特性曲線)Y1と、羽根車の径をその半分の50mmとした場合のQ−H特性曲線Y2との間に、前記要求された流量と揚程で定まる座標A1が入るようなポンプ特性を有するポンプを選択する。即ち、前記Q−H特性曲線Y1,Y2を多種類のポンプについて予め求めておき、これらのポンプの中から特性曲線Y1とY2との間に入るポンプ特性を有するポンプを選択する。
そして、選択したポンプの羽根車の径を100mmにするとともに、このポンプの吐出側に設けたバルブの開度を絞ることで、前記Q−H特性曲線Y1の流量に対するヘッドを上げ、前記要求される流量のポンプを得ることができる。
しかしながら、この方法の場合、バルブを絞ることで不要な揚程を増加しているのでモータ動力などのロスが大きく、消費電力の増加などによるランニングコストの増大が問題となる。
そこで、上記問題点を解決するため、ポンプケーシング内に収納する羽根車として100mmのものではなく、前記要求された流量と揚程を通るQ−H特性曲線となるような径の羽根車を選択して用いる方法が考えられている。
その羽根車選択方法として、例えば以下の方法を用いる。図7においてQ−H特性曲線Y1とY2の中間に位置するQ−H特性曲線Y3を算出し、この曲線Y3が要求されている流量,揚程の座標A1を通るか否かを求める。座標A1がQ−H特性曲線Y3よりも大きい場合は、Q−H特性曲線Y1とY3の中間に位置するQ−H特性曲線Y4を算出し、この曲線Y4が座標A1を通るか否かを求める。以下、座標A1を通るQ−H特性曲線が求まるまで同様の計算を繰り返す。そして、求めた座標A1を通るQ−H特性曲線から羽根車の径を算出し、算出した径の羽根車を組み込んだポンプを客先に提供する。
従来は、図7の2本のQ−H特性曲線Y1とY2からその中間に位置するQ−H特性曲線Y3を算出する方法として、以下のような方法を用いていた。図8に示すように、2本のQ−H特性曲線Y1及びY2と、それぞれのQ−H特性曲線Y1及びY2に対応するQ−E特性曲線(流量−効率特性曲線)Y1及びY2を用いる。Q−E特性曲線Y1及びY2における同一効率の複数の点P11とP21,P12とP22,P13とP23,P14とP24,P15とP25,P16とP26(P16とP26は最高効率なので同一効率ではないが等効率であると想定する)の各点における流量を求め、その流量に対応する揚程をそれぞれ求める。
例えば、点P11と点P21については、まず両者の効率ER1に対応する流量Q11とQ21とを求めるが、高次式の曲線においてY軸の値ER1からX軸の値Q11,Q21を求める解法は容易ではなく、多量の計算が必要である。しかも、求める点はこの具体例の場合12箇所あるので、同様の解法が12回必要になる。
次に、以上のようにして求めた流量Q11とQ21を2本のQ−H特性曲線Y1=f1(x)及びY2=f2(x)に代入してそれぞれの揚程H11,H21を求める。他の点についても同様に求める。
求まった流量Q11,Q21及び揚程H11,H21から下記式により想定する座標点R1(QR1,HR1)を求める。他の各座標点R2〜R6についても同様に求める。
R1={(H11−H21)/2}+H21
R1={(Q11−Q21)/2}+Q21
そして、求まった座標点R1〜R6の点列を最小二乗近似することで新たなQ−H特性曲線Y3を算出する。
次に、求まったQ−H特性曲線Y3に対応するQ−E特性曲線Y3の座標点S1(QR1,ER1)は、前記計算の中で求まっているので、これらの求まった座標点S1〜S6の点列を最小二乗近似することでQ−E特性曲線Y3を算出する。
上記最小二乗法を用いて高次式を導く計算は複雑で膨大な計算が必要となり、これをQ−H特性曲線Y3とQ−E特性曲線Y3の2つの高次式について用いる必要があるので更に膨大な計算が必要になる。
そして、このような方法を用いて算出したQ−H特性曲線Y3が、図7を用いて説明したように要求されている流量,揚程の座標A1を通るか否かを求め、通っていなかったら再び上述した計算を繰り返す。
以上のことから、例えば、Q−H特性曲線及びQ−E特性曲線を5回繰り返して求めると仮定すると、前記高次式のY軸の値からX軸の値を求める解法を60回、最小二乗近似を10回行う必要が生じる。このため、膨大で複雑な計算が必要となり、実用的な速さを得るにはパソコンでは不可能で、ホストコンピュータが必要となる。
ところで、上述したQ−H特性曲線などのポンプの性能曲線は、通常、横軸(流量)を〔m/min〕とし、縦軸(揚程)を〔m〕として表されている。通常、日本国内においてはこの単位系(座標)で表示したものが使用されるが、例えば、この製品を外国に販売する場合などは、その国の単位系(座標)でQ−H特性曲線を表示する必要が生じる。即ち、Q−H特性曲線の場合、例えば、横軸を〔USG(米国ガロン)/min〕とし、縦軸を〔ft(フィート)〕として表示する場合などがある。
従来、コンピュータを用いて所定の単位系(座標)で表される特性曲線を単位換算して別の単位系(座標)で表される特性曲線(高次式曲線)を求めて作画するには、以下のような方法が用いられていた。まず、所定の単位系で表される高次式からなる特性曲線の複数点(x,y)の値を求める。次に、これらの値をそれぞれ単位換算して求めようとする別の単位系の複数点(x,y)の値を求める。そして、最小二乗法を用いて最小二乗近似することでこれら求めた複数点を通る高次式の各次数の係数を求め、これを求めようとする単位換算した特性曲線として作画する。
しかしながら、上述したように、上記最小二乗法を用いて高次式を導く計算は複雑で膨大な計算が必要であり、コンピュータを用いても算出に時間がかかり、また必ずしも正確な特性曲線とはならなかった。
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、Q−H特性曲線やQ−E特性曲線、Q−NPSH特性曲線等の算出が容易に行えるコンピュータによる遠心式流体機械の各種特性曲線算定方法及び遠心式流体機械の各種特性曲線算定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある
上記目的を達成するため、本発明は、流量Qrと揚程Hrで定まる座標(Qr,Hr)を通る高次式からなる遠心式流体機械の流量−揚程特性曲線Y3=b+bx+b+…+b(n−1)を求めるコンピュータによる遠心式流体機械の各種特性曲線算定方法であって、複数の流量−揚程特性曲線が予め記憶されている記憶装置から、前記座標(Qr,Hr)を間に挟むような2本の流量−揚程特性曲線Y1=a 11 +a 12 x+a 13 +…+a 1n (n−1) ,Y2=a 21 +a 22 x+a 23 +…+a 2n (n−1) を読み出すステップと、前記2本の流量−揚程特性曲線Y1,Y2の変数xに前記流量Qrを代入し、対応する揚程H1,H2をコンピュータにより求めるステップと、前記2本の流量−揚程特性曲線Y1,Y2の各次数の係数に対応する係数として、式a =a 1n ×{(Hr−H2)/(H1−H2)}+a 2n ×{(H1−Hr)/(H1−H2)}で表される係数を有する仮の流量−揚程特性曲線をコンピュータにより求めるステップと、前記流量−揚程特性曲線Y1,Y2にそれぞれ対応する流量−効率特性曲線Y1,Y2を前記記憶装置から読み出すステップと、前記流量−効率特性曲線Y1,Y2に基づき、前記流量−揚程特性曲線Y1上の最高効率点を示す座標(x,y)と、前記流量−揚程特性曲線Y2上の最高効率点を示す座標(x,y)とをコンピュータにより求めるステップと、前記座標(x ,y )と前記座標(x ,y )を通る曲線を表す式であって、流体機械の最高効率点における流量−揚程の移動軌跡を表すLog(底は10)の一次式YLxをコンピュータにより求めるステップと、前記仮の流量−揚程特性曲線と前記一次式YLxで表される曲線との交点(x ,y )をコンピュータにより求めるステップと、前記座標のx前記交点の座標のxの比kq(=x/x)と、前記座標のy前記交点の座標のyの比kh(=y/y)と、前記座標のx前記交点の座標のxの比kq(=x/x)と、前記座標のy前記交点の座標のyの比kh(=y/y)として、式b={a1nkh(1/kq)(n−1)×(y−y)/(y−y)}+{a2nkh(1/kq)(n−1)×(y−y)/(y−y)}を用いて前記座標(Qr,Hr)を通る高次式からなる流量−揚程特性曲線Y3=b+bx+b+…+b(n−1)をコンピュータにより求めるステップと、を備えたことを特徴とする。
上記特性曲線Y1,Y2,Y3は、流量−揚程特性曲線以外にも、流量−効率特性曲線、流量−有効吸込ヘッド特性曲線としてもよい。例えば各種特性曲線として流量−揚程特性曲線を選んだ場合は、以下のようにして要求される流量−揚程特性曲線を算定する。
即ち、遠心式流体機械の高次式からなる2本の流量−揚程特性曲線を用いて、入力された別の流量Qrと揚程Hrを許容値内で通る遠心式流体機械の高次式からなる流量−揚程特性曲線Y3=b+bx+b+…+b(n−1)を求めるコンピュータによる遠心式流体機械の流量−揚程特性曲線算定方法であって、複数の流量−揚程特性曲線が予め記憶されている記憶装置から、前記流量Qrと揚程Hrで定まる座標(Qr,Hr)を間に挟むような2本の流量−揚程特性曲線Y1=a 11 +a 12 x+a 13 +…+a 1n (n−1) ,Y2=a 21 +a 22 x+a 23 +…+a 2n (n−1) を読み出すステップと、前記2本の流量−揚程特性曲線Y1,Y2の変数xに前記流量Qrを代入し、対応する揚程H1,H2をコンピュータにより求めるステップと、前記2本の流量−揚程特性曲線Y1,Y2の各次数の係数に対応する係数として、式a =a 1n ×{(Hr−H2)/(H1−H2)}+a 2n ×{(H1−Hr)/(H1−H2)}で表される係数を有する仮の流量−揚程特性曲線Y 3をコンピュータにより求めるステップと、前記流量−揚程特性曲線Y1,Y2にそれぞれ対応する流量−効率特性曲線Y1,Y2を前記記憶装置から読み出すステップと、前記流量−効率特性曲線Y1,Y2に基づき、前記流量−揚程特性曲線Y1上の最高効率点を示す流量Q1及び揚程H1と、前記流量−揚程特性曲線Y2上の最高効率点を示す流量Q2及び揚程Hとをコンピュータにより求めるステップと、前記流量QP1及び揚程HP1で定まる座標(QP1,HP1)と前記流量QP2及び揚程HP2で定まる前記座標(QP2,HP2)とを通る曲線を表す式であって、流体機械の最高効率点における流量−揚程の移動軌跡を表すLog(底は10)の一次式YLxをコンピュータにより求めるステップと、前記仮の流量−揚程特性曲線Y 3と前記一次式YLxで表される曲線との交点(QP3,HP3)をコンピュータにより求めるステップと、前記流量Q1と流量Q3の比kq(=Q3/Q1)と、前記揚程H1と揚程H3の比kh(=H3/H1)と、前記流量Q2と流量Q3の比kq(=Q3/Q2)と、前記揚程H2と揚程H3の比kh(=H3/H2)として、式b={a1nkh(1/kq)(n−1)×(H3−H2)/(H1−H2)}+{a2nkh(1/kq)(n−1)×(H1−H3)/(H1−H2)}を用いて流量−揚程特性曲線Y3=b +b x+b +…+b (n−1) をコンピュータにより求めるステップと、前記求められた流量−揚程特性曲線Y3が前記入力された流量Qr,揚程Hrを許容値内で通る場合はそれを出力し、許容値内を通らない場合は式Y3=b+bx+b+…+b(n−1)の各係数の補正を行い補正後の流量−揚程特性曲線Y3と前記一次式YLxで表される曲線との交点(QP3,HP3)を求める計算に戻るステップと、を備える。
また本発明は、流量Qrと揚程Hrで定まる座標(Qr,Hr)を通る高次式からなる遠心式流体機械の流量−揚程特性曲線Y3=b+bx+b+…+b(n−1)を求める処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、コンピュータを、複数の流量−揚程特性曲線が予め記憶されている記憶装置から、前記座標(Qr,Hr)を間に挟むような2本の流量−揚程特性曲線Y1=a 11 +a 12 x+a 13 +…+a 1n (n−1) ,Y2=a 21 +a 22 x+a 23 +…+a 2n (n−1) を読み出す手段前記2本の流量−揚程特性曲線Y1,Y2の変数xに前記流量Qrを代入し、対応する揚程H1,H2を求める手段前記2本の流量−揚程特性曲線Y1,Y2の各次数の係数に対応する係数として、式a =a 1n ×{(Hr−H2)/(H1−H2)}+a 2n ×{(H1−Hr)/(H1−H2)}で表される係数を有する仮の流量−揚程特性曲線を求める手段、前記流量−揚程特性曲線Y1,Y2にそれぞれ対応する流量−効率特性曲線Y1,Y2を前記記憶装置から読み出す手段、前記流量−効率特性曲線Y1,Y2に基づき、前記流量−揚程特性曲線Y1上の最高効率点を示す座標(x,y)と、前記流量−揚程特性曲線Y2上の最高効率点を示す座標(x,y)とを求める手段前記座標(x ,y )と前記座標(x ,y )を通る曲線を表す式であって、流体機械の最高効率点における流量−揚程の移動軌跡を表すLog(底は10)の一次式YLxを求める手段、前記仮の流量−揚程特性曲線と前記一次式YLxで表される曲線との交点(x ,y )を求める手段、前記座標のx前記交点の座標のxの比kq(=x/x)と、前記座標のy前記交点の座標のyの比kh(=y/y)と、前記座標のx前記交点の座標のxの比kq(=x/x)と、前記座標のy前記交点の座標のyの比kh(=y/y)として、式b={a1nkh(1/kq)(n−1)×(y−y)/(y−y)}+{a2nkh(1/kq)(n−1)×(y−y)/(y−y)}を用いて前記座標(Qr,Hr)を通る高次式からなる流量−揚程特性曲線Y3=b+bx+b+…+b(n−1)を求める手段として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体にもある。
本発明によれば、高次式の流量−揚程特性曲線を直接X−Y座標変換することにより、別の高次式の流量−揚程特性曲線を容易に求めることができ、前述した従来例のようにY座標の値からX座標の値を求める解法は必要はない。また、高次式を最小二乗法によって求める必要もなく、パソコン程度の処理速度で実用的な速さの計算が可能になる。
なお、本発明の参考例は、所定の座標で表される高次式曲線Y1=a+ax+a+…+a(n−1)を、他の座標で表される高次式曲線Y2=b+bx+b+…+b(n−1)に換算した上で作画するコンピュータによる高次式曲線作画における座標の等比換算方法であって、上記高次式曲線Y2への換算は、上記所定の座標と他の座標との間におけるX座標軸方向の等比換算係数値k(=他の座標の値/所定の座標の値)と、Y座標軸方向の等比換算係数値k(=他の座標の値/所定の座標の値)とを求め、上記高次式曲線Y1の各次数の係数a(n=1〜n)と、上記求めた等比換算係数値k,kとを用いて、式b=a×k/(k(n−1)によって式Y2=b+bx+b+…+b(n−1)の各係数b(n=1〜n)を算出して式Y2=b+bx+b+…+b(n−1)に代入することで行うことを特徴とする。
また本発明の参考例は、所定の座標で表される高次式曲線Y1=a+ax+a+…+a(n−1)と、他の座標で表される高次式曲線Y2=b+bx+b+…+b(n−1)との間におけるX座標軸方向の等比換算係数値k(=他の座標の値/所定の座標の値)と、Y座標軸方向の等比換算係数値k(=他の座標の値/所定の座標の値)とを求める手順と、上記高次式曲線Y1の各次数の係数a(n=1〜n)と、上記等比換算係数値k,kとを用いて、式b=a×k/(k(n−1)によって式Y2=b+bx+b+…+b(n−1)の各係数b(n=1〜n)を算出して式Y2=b+bx+b+…+b(n−1)に代入することで、換算した高次式曲線Y2を求める手順と、換算した高次式曲線Y2を作画する手順と、をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体にもある。
参考例によれば、ある高次式曲線の座標を等比換算する場合は、その関数の各次数の係数を変換するだけで済む。しかも求めた性能曲線は正確な性能曲線である。
以下、本発明の実施形態を図1乃至図5を参照して詳細に説明する。
図1は本実施形態において使用されるコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。本実施形態におけるコンピュータ1は、一般的なコンピュータなどにより構成されるもので、図1に示すように、中央処理演算部(CPU)11と、キーボードやマウス等の入力装置12と、ディスプレイなどの出力装置13と、ROM14,RAM15,ハードディスク16を含む記憶装置とを備えている。
コンピュータ1のハードディスク16には、OS(Operating System)と協動してCPU11等に命令を与え、所定の処理を行うためのコンピュータプログラム161が格納されている。このコンピュータプログラム161は、RAM15にロードされることによって実行され、これがCPU11と協動することによって後述する各種の処理が行なわれる。
また、記憶装置としてのハードディスク16には、各種性能のポンプのQ−H特性曲線162及びこのQ−H特性曲線に対応するQ−E特性曲線163及びQ−NPSH特性曲線(流量−有効吸込ヘッド特性曲線)164が記憶されている。
なお、コンピュータプログラム161、Q−H特性曲線162、Q−E特性曲線163、及びQ−NPSH特性曲線164をハードディスク16ではなく他の記憶装置に記憶することとしても良い。
次に、上記コンピュータ1を用いて、遠心式流体機械を選定する場合の手順について説明する。図2は、遠心式流体機械を選定する場合の手順を示すフローチャートである。
例えば、客先から所望の性能(流量と揚程、即ち(Qr,Hr))のポンプが要求され、要求された性能(流量と揚程)を発揮できるポンプを選択する場合について説明する。具体的には、図3に示すように、ポンプケーシング等の部品を変更しないでその内部に収納する羽根車の径だけを変更して、例えば、100mmとした場合のQ−H特性曲線Y1と、羽根車の径をその半分の50mmとした場合のQ−H特性曲線Y2との間に、前記要求された流量Qrと揚程Hrで定まる座標A1が入るようなポンプ特性を有するポンプを選択する。
この場合、まず、要求された流量Qrと揚程Hrの値をキーボードやマウスなどの入力装置12を用いて入力する(ステップ1)。そして、予め選定装置のハードディスク16に記憶された各種性能のポンプの前記Q−H特性曲線Y1,Y2から、上記入力された条件を満たすポンプが選択される(ステップ2)。
次に、選択されたポンプについて、羽根車の径が100mmの場合のQ−H特性曲線Y1と、50mmの場合のQ−H特性曲線Y2とが、高次式(下記式(1),(2))として読み出される(ステップ3)。式(1),(2)は予めポンプを運転した実測値をハードディスク16に記憶したものなので、このハードディスク16から読み出せば良い。
f1(x)=a11+a12x+a13+…+a1n(n−1) ……(1)
f2(x)=a21+a22x+a23+…+a2n(n−1) ……(2)
そして、これらQ−H特性曲線Y1,Y2を用いて仮のQ−H特性曲線Y3を求め(ステップ4)、この仮のQ−H特性曲線Y3の最高効率点での流量QP3と揚程HP3とを求める(ステップ5)。このQ−H特性曲線Y3の各係数をX−Y座標変換と成分合成することで、より真のQ−H特性曲線Y3に近いQ−H特性曲線Y3を求め(ステップ6)、これに要求流量Qrを代入して揚程Hxを求める(ステップ7)。求めた揚程Hxが要求揚程Hrの許容値に入っていた場合にはループを終了して次の羽根車径の算出ステップ(ステップ9)に移行し、入っていない場合にはQ−H特性曲線Y3の各係数の補正をした後に(ステップ8)、ステップ5に戻り、上記ループを繰り返す。
次に、上述したステップ4〜ステップ8をより詳細に説明する。
〔初期処理〕…ステップ4
まず、初期の想定Q−H特性曲線を設定するため、以下のステップを行う。即ち、上下それぞれのQ−H特性曲線Y1,Y2の変数xに要求流量Qrを代入し、対応する揚程H1,H2を求める(図3参照)。
次に、上下それぞれのQ−H特性曲線Y1,Y2の対応する各次数の係数に要求流量Hrの揚程内分比を掛けて、初期の想定Q−H特性曲線Y3(=f3(x))の各係数aを求める。このaは、以下の式で求められる。
=a1n×{(Hr−H2)/(H1−H2)}+a2n×{(H1−Hr)/(H1−H2)}
なお、この仮の想定Q−H特性曲線は、最初からなるべく求めようとするQ−H特性曲線に近づけておくために設定したものであり、この特性曲線でなくても良く、他の適当な曲線を設定しても良い。
次に、上下それぞれのQ−H特性曲線Y1,Y2のQ−E特性曲線Y1(=f1(x)),Y2(=f2(x))をハードディスク16から読み出し、それぞれの最高効率点における流量(QP1,QP2)と、これに対応するQ−H特性曲線Y1,Y2の揚程(HP1,HP2)とを求める。
次に、これら2点(QP1,HP1),(QP2,HP2)を通るLog(底は10)の一次式
YLx=10{AA×Log(QPx)+BB}
の係数AA,BBを求める。この係数AA,BBは、以下の式で求められる。
AA={Log(HP2)−Log(HP1)}/{Log(QP2)−Log(QP1)}
BB={Log(HP1)−AALog(QP1)}
なお、ポンプの最高効率点に対応する流量−揚程の移動軌跡は、Logのべき乗で移動することが推定されており、この移動軌跡を表しているのが前記一次式YLxである。つまり、ポンプの最高効率点における流量−揚程の移動軌跡は、図3に示す一次式YLxで定まるので、最高効率点の流量−揚程がこの一次式YLx上にあり、且つ、要求流量(Qr,Hr)を通るQ−H特性曲線Y3を求めるため、その一次式YLxを求めたのである。
〔交点の計算〕…ステップ5
次に、前記求めた仮のQ−H特性曲線Y3と、前記求めた曲線YLxとの交点の流量QP3の値を差分法を用いて求める。具体的には、QP1とQP2の中間点を仮にQP3として、QP3=QP2+(QP1−QP2)/2によってその値を求める。そして、求めた値を前記式Y3とYLxにそれぞれ代入して両者の値が一致するか否かを求め、式Y3の値の方が式YLxの値よりも上にあれば、その値QP3をQP2とする(式YLxよりも下にあれば、その値QP3をQP1とする)。そして、再び前記式からQP3を求めて同様の比較をし、最終的に許容値に入った点をQP3とする。
そして、前記仮のQ−H特性曲線Y3=f3(x)のxに求まったQP3を代入してHP3を求める。
〔係数補正〕…ステップ6
次に、点(QP3,HP3)を通って上下のQ−H特性曲線Y1,Y2に近似する曲線となるように仮のQ−H特性曲線Y3の係数補正を行う。即ち、以下の式(3),(4)により上下のQ−H特性曲線Y1,Y2のX−Y座標変換と成分合成とを同時に行う。なお、以下の式(4)を簡単に表すため、前記QP1とQP3の比kq(=QP3/QP1)、HP1とHP3の比kh(=HP3/HP1)、QP2とQP3の比kq(=QP3/QP2)、HP2とHP3の比kh(=HP3/HP2)とする。
即ち、
3(x)=b+bx+b+…+b(n−1) ……(3)
とすると、
={a1nkh(1/kq)(n−1)×(HP3−HP2)/(HP1−HP2)}+{a2nkh(1/kq)(n−1)×(HP1−HP3)/(HP1−HP2)} ……(4)
となる。これによって仮の最高効率点(QP3,HP3)を通る仮のQ−H特性曲線Y3=f3(x)が求まる。
〔判定〕…ステップ7
求まったf3(x)のxに要求流量Qrを代入してその揚程Hxを求め、その揚程Hxが要求揚程Hrの許容範囲に入っていたら、このQ−H特性曲線Y3=f3(x)を求める特性曲線とする。
〔係数の補正〕…ステップ8
前記許容値に入っていなかった場合は、各係数aを以下のように補正し、求めようとするQ−H特性曲線Y3=f3(x)に更に近づける。
=a×(Hr/Hx)
つまり、Hrの値がHxよりも大きい(小さい)場合はその比率分だけ各係数を大きく(小さく)する。
そして、再び前記ステップ5に戻って上記処理を繰り返していけば、何回かのループのうちに前記ステップ7において求めようとするQ−H特性曲線が求まる。
ここで、前記式(4)の算出方法を説明する。前記2本の特性曲線Y1,Y2と、求めようとする特性曲線Y3を以下の通りとする。
f1(x)=a11+a12x+a13+…+a1n(n−1) ……(5)
f2(x)=a21+a22x+a23+…+a2n(n−1) ……(6)
f3(x)=b+bx+b+…+b(n−1) ……(7)
特性曲線Y1と求めようとする特性曲線Y3間の流量の変化の比kqと、揚程の変化の比khはどの部分においても略一定なので、特性曲線Y1上の座標(x,y)に対応する特性曲線Y3上の座標(x,y)の関係は、
=kq×x
f3(x)=kh×f1(x
となる。
従って、x=x/kq,f1(x)=f3(x)/khを式(5)に代入すると、
f3(x)/kh=a11+a12(x/kq)+a13(x/kq)+…+a1n(x/kq)(n−1)
f3(x)=kh{a11+a12(x/kq)+a13(x/kq)+…+a1n(x/kq)(n−1)}
=kh11+kh12(x/kq)+kh13(x/kq)+…+kh1n(x/kq)(n−1)}
故に、この式が式(7)であるとすると、
=kh11,…,b=kh1n(1/kq(n−1)
となる。つまり「b=kh1n(1/kq(n−1)」となる。
一方、特性曲線Y2と求めようとする特性曲線Y3間の流量の変化の比kqと、揚程の変化の比khはどの部分においても略一定なので、特性曲線Y2の座標(x,y)に対応する特性曲線Y3上の座標(x,y)の関係は、前記方法と同様にして求めて、
=kh21,…,b=kh2n(1/kq(n−1)
となる。つまり「b=kh2n(1/kq(n−1)」となる。
このように特性曲線Y1から求めた特性曲線Y3と、特性曲線Y2から求めた特性曲線Y3とは相違するが、両者の各係数の内分比をとれば、求めようとする妥当な特性曲線Y3に近づく。即ち、
={(式(8)のb)×(y−y)/(y−y)}
+{(式(9)のb)×(y−y)/(y−y)}
={a1nkh(1/kq)(n−1)×(y−y)/(y−y)}
+{a2nkh(1/kq)(n−1)×(y−y)/(y−y)}
となり、前記式(4)が求まる。
つまり、羽根車の径が100mmと50mmのポンプのQ−H特性曲線Y1,Y2から、流量QP3と揚程HP3の点を含むQ−H特性曲線Y3を求めるには、その関数の各次数の係数を変換するだけで済む。その変換式は前記式(4)である。
以上のように、本発明によれば、高次式の流量−揚程特性曲線を直接X−Y座標変換することにより、別の高次式の流量−揚程特性曲線を容易に求めることができ、前述した従来例のようにY座標の値からX座標の値を求める解法は必要ない。また、高次式を最小二乗法によって求める必要もなく、パソコン程度の処理速度で実用的な速さの計算が可能になる。
ところで、求めたQ−H特性曲線Y3となる羽根車の径Drを求めるには、以下の式(8)を使用すれば良いことがわかっている。
Dr=D1・(Hr/H1)(1/NH) ……(8)
但し、D1:Q−H特性曲線Y1となる羽根車の径
H1:Q−H特性曲線Y1となるポンプの最高効率の流量における揚程HP1
Hr:Q−H特性曲線Y3となるポンプの最高効率の流量における揚程HP3
NH:最高効率点における羽根車の移動係数(=Log(HP2/HP1)/Log(D2/D1))
上記各変数のうち、D1はわかっており、また,H1,Hrはすでに求まっている。またNHは係数なので計算できる(但し、HP1,2:各ポンプの最高効率点における揚程、D1,2:各ポンプの羽根車径)。従って、これらの値を代入することで羽根車の径Drを求めることができる。
次に、新たな羽根車径DrのポンプのQ−E特性曲線Y3=f3(x)は以下のようにして求める。まず、Q−E特性曲線Y3の最高効率点(QP3,EP3)のQP3は、前記Q−E特性曲線Y3を求める際に求まっている。一方、EP3は、EP3=EP1(Dr/D1)NEから求まる。
従って、QP1とQP3の比kq(=QP3/QP1)、EP1とEP3の比kh(=EP3/EP1)、QP2とQP3の比kq(=QP3/QP2)、EP2とEP3の比kh(=EP3/EP2)とすると、Q−E特性曲線Y3は、以下の式で即座に求まる。
3(x)=b+bx+b+…+b(n−1) ……(9)
とすると、
={a1nkh(1/kq)(n−1)×(HP3−HP2)/(HP1−HP2)}+{a2nkh(1/kq)(n−1)×(HP1−HP3)/(HP1−HP2)} ……(10)
NE:最高効率点における羽根車の移動係数{=Log(EP2/EP1)/Log(D2/D1)}
となる。このf3(x)が、求めようとするQ−E特性曲線Y3である。
即ち、このQ−E特性曲線Y3の場合は、すでに上下のQ−E特性曲線Y1,Y2と、その最高効率点(QP3,EP3)とがわかっているので、上記式(10)を用いることで従来の解法のような再近似をすることなく即座にQ−E特性曲線Y3の各係数を求めることができる(上記Q−H特性曲線Y3を求める場合は、真の最高効率点における揚程と流量がわかっていないので、この点を近似させながらQ−H特性曲線Y3を求めていく必要がある)。
また、Q−NPSH特性曲線についても上記と同等の方法によって容易に求めることが可能である。
このように、本発明によれば、遠心式流体機械の各種特性曲線(Q−H特性曲線やQ−E特性曲線、Q−NPSH特性曲線等)を容易に求めることができるという優れた効果を有する。
上述したQ−H特性曲線やQ−E特性曲線などは、必要に応じてディスプレイやプロッターなどの出力装置13に出力される。ここで、ハードディスク16に記憶されているQ−H特性曲線は、図4に示すように、X座標軸(横軸)を〔m/min〕とし、Y座標軸(縦軸)を〔m〕として表示した単位系(座標)のデータ(高次式)としたものである。このポンプのQ−H特性曲線として、X座標軸を〔USG(米国ガロン)/min〕とし、Y座標軸を〔ft(フィート)〕として表示した単位系(座標)のものが必要になる場合があるが、本実施形態では、このような場合にも対応することができる。
その場合、コンピュータはまず前記記憶している単位系(m/min,m)で表わされる下記式(11)に示す高次式からなる性能曲線Y1=f1(x)をハードディスク16から読み出す。
f1(x)=a+ax+a+…+a(n−1) ……(11)
次に、前記単位系(m/min,m)と、求めようとする他の単位系(USG/min,ft)の間におけるX座標軸方向の単位換算係数値(等比換算係数値)kと、Y座標軸方向の単位換算係数値(等比換算係数値)kとを求める。具体的に言えば、1米国ガロンは0.003785(m)なので、X座標軸方向の単位換算係数値kは、元の単位系のある値をxとし、この値に対応する求める単位系の値をxとし、k=x/xとして、k=1/0.003785=264.2となる。同様に、1フィートは0.3048(m)なので、Y座標軸方向の単位換算係数値kは、元の単位系のある値をyとし、この値に対応する求める単位系の値をyとし、k=y/yとして、k=1/0.3048=3.2808となる。
次に、前記式(11)に示す性能曲線Y1の各次数の係数a(n=1〜n)と、求めた単位換算係数値k,kとを用いて、下記式(13)によって下記式(12)の各係数b(n=1〜n)を算出する。ここで式(12)は、単位系(m/min,m)で表した前記式(11)の流量−揚程特性曲線を、単位換算して単位系(USG/min,ft)で表したものである。
f2(x)=b+bx+b+…+b(n−1) ……(12)
=a×k/(k)(n−1)=(3.2808)/(264.2)(n−1)×a ……(13)
このように、本発明によれば、代数演算のみによって単位換算(座標の等比換算)した高次式の各係数が求まるので、従来のように換算した複数の点を基に最小二乗法で高次式の各係数を求めるよりも、はるかに早く且つ正確に単位換算した高次式を求めることができる。
そして、求まった式(12)を用いて作画し、例えばCRTやプロッター等の出力装置13に出力し、例えば、図5に示すようなQ−H特性曲線を表示する。
ここで、前記式(13)の算出方法を説明する。即ち、前述のように所定の特性曲線Y1と、求めようとする特性曲線Y2とを以下の通りとする。
f1(x)=a+ax+a+…+a(n−1) ……(14)
f2(x)=b+bx+b+…+b(n−1) ……(15)
ここで、特性曲線Y1と求めようとする特性曲線Y2間のX座標の変化の比kと、Y座標の変化の比k(何れの比k,kも、〔求めようとする座標の値〕/〔わかっている座標の値〕)はどの部分においても一定なので、特性曲線Y1上の座標(x,y)に対応する特性曲線Y2上の座標(x,y)の関係は、
=k×x
f2(x)=k×f1(x
となる。
従って、x=x/k,f1(x)=f2(x)/kを式(14)に代入すると、
f2(x)/k=a+a(x/k)+a(x/k)+…+a(x/k)(n−1)
f2(x)=k{a+a(x/k)+a(x/k)+…+a(x/k)(n−1)}=k+k(x/k)+k(x/k+…+k(x/k(n−1)} ……(15)
そして、この式が式(15)なので、
=k,…,b=k(1/k(n−1)
となる。つまり、「b=k(1/k(n−1)」となって前記式(13)が求まるのである。
以上、説明したように、本発明によれば、座標の等比換算した高次式曲線がコンピュータによって短時間に正確に得られるという優れた効果を有する。従って、コンピュータのデータベースとして記憶しておく単位系(座標)は一種類で済み、他の単位系(座標)の高次式曲線は必要に応じて求めれば良いという効果も有する。
本実施形態では、換算する高次式曲線として流量−揚程特性曲線を用いた例を示したが、他の各種高次式曲線(例えば流量−効率特性曲線、流量−動力特性曲線、流量−吸込ロス特性曲線等)にも適用できることは言うまでもない。また、ポンプ以外の各種高次式曲線にも適用できる。要は、換算しようとする高次式曲線であれば、どのような高次式曲線にも適用できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では遠心式流体機械としてポンプを用いた例を説明したが、ターボブロワなど、気体の送風に用いる遠心式流体機械に適用しても良い。
本発明は、Q−H特性曲線やQ−E特性曲線、Q−NPSH特性曲線等の算出を行うコンピュータによる遠心式流体機械の各種特性曲線算定方法及び遠心式流体機械の各種特性曲線算定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に好適である。また、本発明は、コンピュータによる高次式曲線作画における座標の等比換算方法及び高次式曲線作画における座標の等比換算プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に好適である。
図1は本発明の一実施形態における遠心式流体機械の選定装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図2は、本発明に一実施形態において遠心式流体機械を選定する場合の手順を示すフローチャートである。 図3は、本発明の方法を説明するためのポンプ特性曲線図である。 図4は、単位換算前の流量−揚程特性曲線の一例を示す図である。 図5は、単位換算後の流量−揚程特性曲線の一例を示す図である。 図6は、従来の方法を説明するためのポンプ特性曲線図である。 図7は、従来の方法を説明するためのポンプ特性曲線図である。 図8は、従来の方法を説明するためのポンプ特性曲線図である。

Claims (3)

  1. 流量Qrと揚程Hrで定まる座標(Qr,Hr)を通る高次式からなる遠心式流体機械の流量−揚程特性曲線Y3=b+bx+b+…+b(n−1)を求めるコンピュータによる遠心式流体機械の各種特性曲線算定方法であって、
    複数の流量−揚程特性曲線が予め記憶されている記憶装置から、前記座標(Qr,Hr)を間に挟むような2本の流量−揚程特性曲線Y1=a11+a12x+a13+…+a1n(n−1),Y2=a21+a22x+a23+…+a2n(n−1)を読み出すステップと、
    前記2本の流量−揚程特性曲線Y1,Y2の変数xに前記流量Qrを代入し、対応する揚程H1,H2をコンピュータにより求めるステップと、
    前記2本の流量−揚程特性曲線Y1,Y2の各次数の係数に対応する係数として、式a=a1n×{(Hr−H2)/(H1−H2)}+a2n×{(H1−Hr)/(H1−H2)}で表される係数を有する仮の流量−揚程特性曲線をコンピュータにより求めるステップと、
    前記流量−揚程特性曲線Y1,Y2にそれぞれ対応する流量−効率特性曲線Y1,Y2を前記記憶装置から読み出すステップと、
    前記流量−効率特性曲線Y1,Y2に基づき、前記流量−揚程特性曲線Y1上の最高効率点を示す座標(x,y)と、前記流量−揚程特性曲線Y2上の最高効率点を示す座標(x,y)とをコンピュータにより求めるステップと、
    前記座標(x,y)と前記座標(x,y)を通る曲線を表す式であって、流体機械の最高効率点における流量−揚程の移動軌跡を表すLog(底は10)の一次式YLxをコンピュータにより求めるステップと、
    前記仮の流量−揚程特性曲線と前記一次式YLxで表される曲線との交点(x,y)をコンピュータにより求めるステップと、
    前記座標のxと前記交点の座標のxの比kq(=x/x)と、前記座標のyと前記交点の座標のyの比kh(=y/y)と、前記座標のxと前記交点の座標のxの比kq(=x/x)と、前記座標のyと前記交点の座標のyの比kh(=y/y)として、式b={a1nkh(1/kq)(n−1)×(y−y)/(y−y)}+{a2nkh(1/kq)(n−1)×(y−y)/(y−y)}を用いて前記座標(Qr,Hr)を通る高次式からなる流量−揚程特性曲線Y3=b+bx+b+…+b(n−1)をコンピュータにより求めるステップと、
    を備えたことを特徴とするコンピュータによる遠心式流体機械の各種特性曲線算定方法。
  2. 遠心式流体機械の高次式からなる2本の流量−揚程特性曲線を用いて、入力された別の流量Qrと揚程Hrを許容値内で通る遠心式流体機械の高次式からなる流量−揚程特性曲線Y3=b+bx+b+…+b(n−1)を求めるコンピュータによる遠心式流体機械の流量−揚程特性曲線算定方法であって、
    複数の流量−揚程特性曲線が予め記憶されている記憶装置から、前記流量Qrと揚程Hrで定まる座標(Qr,Hr)を間に挟むような2本の流量−揚程特性曲線Y1=a 11 +a 12 x+a 13 +…+a 1n (n−1) ,Y2=a 21 +a 22 x+a 23 +…+a 2n (n−1) を読み出すステップと、
    前記2本の流量−揚程特性曲線Y1,Y2の変数xに前記流量Qrを代入し、対応する揚程H1,H2をコンピュータにより求めるステップと、
    前記2本の流量−揚程特性曲線Y1,Y2の各次数の係数に対応する係数として、式a =a 1n ×{(Hr−H2)/(H1−H2)}+a 2n ×{(H1−Hr)/(H1−H2)}で表される係数を有する仮の流量−揚程特性曲線Y 3をコンピュータにより求めるステップと、
    前記流量−揚程特性曲線Y1,Y2にそれぞれ対応する流量−効率特性曲線Y1,Y2を前記記憶装置から読み出すステップと、
    前記流量−効率特性曲線Y1,Y2に基づき、前記流量−揚程特性曲線Y1上の最高効率点を示す流量Q1及び揚程H1と、前記流量−揚程特性曲線Y2上の最高効率点を示す流量Q2及び揚程Hとをコンピュータにより求めるステップと、
    前記流量QP1及び揚程HP1で定まる座標(QP1,HP1)と前記流量QP2及び揚程HP2で定まる前記座標(QP2,HP2)とを通る曲線を表す式であって、流体機械の最高効率点における流量−揚程の移動軌跡を表すLog(底は10)の一次式YLxをコンピュータにより求めるステップと、
    前記仮の流量−揚程特性曲線Y 3と前記一次式YLxで表される曲線との交点(QP3,HP3)をコンピュータにより求めるステップと、
    前記流量Q1と流量Q3の比kq(=Q3/Q1)と、前記揚程H1と揚程H3の比kh(=H3/H1)と、前記流量Q2と流量Q3の比kq(=Q3/Q2)と、前記揚程H2と揚程H3の比kh(=H3/H2)として、式b={a1nkh(1/kq)( n−1 )×(H3−H2)/(H1−H2)}+{a2nkh(1/kq)( n−1 )×(H1−H3)/(H1−H2)}を用いて流量−揚程特性曲線Y3=b +b x+b +…+b (n−1) をコンピュータにより求めるステップと、
    前記求められた流量−揚程特性曲線Y3が前記入力された流量Qr,揚程Hrを許容値内で通る場合はそれを出力し、許容値内を通らない場合は式Y3=b+bx+b+…+b(n−1)の各係数の補正を行い補正後の流量−揚程特性曲線Y3と前記一次式YLxで表される曲線との交点(QP3,HP3)を求める計算に戻るステップと、
    を備えることを特徴とするコンピュータによる遠心式流体機械の流量−揚程特性曲線算定方法。
  3. 流量Qrと揚程Hrで定まる座標(Qr,Hr)を通る高次式からなる遠心式流体機械の流量−揚程特性曲線Y3=b+bx+b+…+b(n−1)を求める処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    コンピュータを、
    複数の流量−揚程特性曲線が予め記憶されている記憶装置から、前記座標(Qr,Hr)を間に挟むような2本の流量−揚程特性曲線Y1=a11+a12x+a13+…+a1n(n−1),Y2=a21+a22x+a23+…+a2n(n−1)を読み出す手段、
    前記2本の流量−揚程特性曲線Y1,Y2の変数xに前記流量Qrを代入し、対応する揚程H1,H2を求める手段、
    前記2本の流量−揚程特性曲線Y1,Y2の各次数の係数に対応する係数として、式a=a1n×{(Hr−H2)/(H1−H2)}+a2n×{(H1−Hr)/(H1−H2)}で表される係数を有する仮の流量−揚程特性曲線を求める手段、
    前記流量−揚程特性曲線Y1,Y2にそれぞれ対応する流量−効率特性曲線Y1,Y2を前記記憶装置から読み出す手段、
    前記流量−効率特性曲線Y1,Y2に基づき、前記流量−揚程特性曲線Y1上の最高効率点を示す座標(x,y)と、前記流量−揚程特性曲線Y2上の最高効率点を示す座標(x,y)とを求める手段、
    前記座標(x,y)と前記座標(x,y)を通る曲線を表す式であって、流体機械の最高効率点における流量−揚程の移動軌跡を表すLog(底は10)の一次式YLxを求める手段、
    前記仮の流量−揚程特性曲線と前記一次式YLxで表される曲線との交点(x,y)を求める手段、
    前記座標のxと前記交点の座標のxの比kq(=x/x)と、前記座標のyと前記交点の座標のyの比kh(=y/y)と、前記座標のxと前記交点の座標のxの比kq(=x/x)と、前記座標のyと前記交点の座標のyの比kh(=y/y)として、式b={a1nkh(1/kq)(n−1)×(y−y)/(y−y)}+{a2nkh(1/kq)(n−1)×(y−y)/(y−y)}を用いて前記座標(Qr,Hr)を通る高次式からなる流量−揚程特性曲線Y3=b+bx+b+…+b(n−1)を求める手段、
    として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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