JPH09317623A - 水車またはポンプ水車の特性の解析方法およびその方法を実施する発電プラント模擬装置 - Google Patents

水車またはポンプ水車の特性の解析方法およびその方法を実施する発電プラント模擬装置

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JPH09317623A
JPH09317623A JP14333696A JP14333696A JPH09317623A JP H09317623 A JPH09317623 A JP H09317623A JP 14333696 A JP14333696 A JP 14333696A JP 14333696 A JP14333696 A JP 14333696A JP H09317623 A JPH09317623 A JP H09317623A
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Japan
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turbine
coefficient
flow
flow coefficient
power plant
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JP14333696A
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English (en)
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Yasunori Sannomiya
▲やす▼典 三宮
Kenji Mori
健志 森
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Control Of Water Turbines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 完全特性曲線4から任意の流量係数を算出す
るためには多くの時間を費やしていたため、発電プラン
トのシミュレーションを実際の発電プラントの動作時間
に合わせて実行させることは不可能であるなどの課題が
あった。 【解決手段】 特性曲線上の2つの実験値を結ぶ線分の
周速度係数により流量係数を算出し、この算出された2
箇所の流量係数を比例配分により算出し、2つの特性曲
線間で囲まれた領域に位置するポイントの流量係数を比
例配分により算出し、1解析刻み時間前の周速度係数と
流量係数で表されるポイントと、3つの領域で求めたポ
イントとの距離が最小となるときの値を今回の流量係数
の値とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水車およびポン
プ水車の完全特性曲線から算出する任意の流量係数の計
算時間を短縮することができるとともに、種々の構造を
形成する水力発電プラントの水車、水路系の解析も可能
とする発電プラント模擬装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の発電プラント模擬装置の
一部を示す構成図、図11は水車およびポンプ水車の完
全特性曲線を示すグラフ図である。図において、1は補
間法により水車およびポンプ水車の完全特性曲線4の近
似式を算出する近似式算出手段、2は近似式算出手段1
で算出された近似式を用いて、完全特性曲線上の流量係
数を算出する第1流量係数算出手段、3は第1流量係数
算出手段2で算出された2箇所の流量係数を比例配分に
より算出する第2流量係数算出手段、4は水車の周速度
係数に対する流量係数が水車のガイドベーン開度毎に求
められた完全特性曲線であり、横軸が水車の周速度係
数、縦軸が流量係数のグラフ上に描かれたものである。
【0003】次に動作について説明する。図12は水車
およびポンプ水車の完全特性曲線の一部を示すグラフ
図、図13は従来の発電プラント模擬装置の流量係数を
求める手順を示すフローチャートである。複数台の水車
発電機を有する、例えば揚水発電プラントでは、水車発
電機の運転変動が水路を経由して相互に影響を与えるた
め、水車の特性を把握する必要がある。水車およびポン
プ水車の完全特性曲線4において、必要とする流量係数
の値が完全特性曲線4と完全特性曲線4との間に位置す
る場合には、補間法によって算出する方法が一般的に行
われている。すなわち、図13において、必要とする流
量係数値Aが完全特性曲線5と完全特性曲線6との間に
位置し、周速度係数の値が完全特性曲線5上の実験値B
および実験値Cと、完全特性曲線6上の実験値Dおよび
実験値Eとの間に位置する場合、まず、近似式算出手段
1により、実験値B、実験値Cおよびその近傍のいくつ
かの実験値を用いて完全特性曲線5の近似式を補間法に
より算出する(ステップST1)。次に、第1流量係数
算出手段2により、算出された近似式を用いて完全特性
曲線5上の流量係数値Fを算出する(ステップST
2)。
【0004】同様に、近似式算出手段1により、実験値
D、実験値Eおよびその近傍のいくつかの実験値を用い
て完全特性曲線6の近似式を算出する(ステップST
3)。次に、第1流量係数算出手段2により、算出され
た近似式を用いて完全特性曲線6上の流量係数値Gを算
出する(ステップST4)。次に、第2流量係数算出手
段3により、流量係数値Fおよび流量係数値Gからガイ
ドベーン開度の比例配分により流量係数値Aを算出する
(ステップST5)。このように、完全特性曲線の近似
式を補間法により算出する場合には、等間隔分点の場
合、不等間隔分点の場合、多変数関数の場合に応じて計
算する必要があるため、計算ステップ数が多かった。
【0005】ここで、水車またはポンプ水車の回転速度
またはトルクの制御は、通常、水車に流入する水量を、
ガイドベーンと呼ばれる水口調節機構を開閉することに
より行われる。水車の回転速度、ガイドベーンの開度等
を入力し、水車の回転速度、トルク、出力をガイドベー
ンを開閉することによって制御する装置をガバナ制御装
置(調速機)と称する。また、水車またはポンプ水車の
制御特性、またはプラントの運転状態の変化にともなっ
て発生する管路中の水流の挙動、水圧の変化等を詳細に
解析する場合、水車の詳細特性とガバナ制御装置中の制
御要素を結合させて計算することが必要となる。
【0006】従来のガバナ制御要素を組み込むことを目
的とした水車またはポンプ水車の特性の計算方法には、
例えば、荒木・桑原著「水車の速度制御に及ぼす水圧鉄
管の影響とその対策」(日立評論 vol.54,n
o.8)、あるいは、荒木・桑原著「水力発電所の水路
系を考慮した主機トータルシステムの解析」(日立評論
vol.56,no.12)等に示される計算方法があ
る。また、従来の非線形特性を補間する方法としては、
例えば、機械工学便覧A2−63頁、第12章中に記述
がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の水車またはポン
プ水車の特性の解析方法およびその方法を実施する発電
プラント模擬装置は以上のように構成されているので、
ルンゲクッタ法により微分方程式を解く手法であるた
め、計算ステップ数が多く、特性を解析するには多くの
時間を費やしていた。また、補間法により完全特性曲線
5と完全特性曲線6の近似式を求める手法においても、
計算ステップ数が多く、水車およびポンプ水車の特性値
を計算するには多くの時間を費やすなどの課題があっ
た。
【0008】また、発電機およびその励磁装置等の制御
装置、系統等を接続して発電プラントのトータルのシミ
ュレーションは、計算ステップ数が多く、特性を解析す
るには多くの時間を費やしていたため、その発電プラン
トのシミュレーションを実際の発電プラントの動作時間
に合わせて実行させることは不可能であるなどの課題が
あった。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、水車およびポンプ水車の特性値を
求める計算時間を短縮化する水車またはポンプ水車の特
性の解析方法およびその方法を実施する発電プラント模
擬装置を得ることを目的とする。
【0010】また、この発明は水車またはポンプ水車お
よび発電機または発電電動機を含む水力発電プラントま
たは揚水発電プラントの運転中の総合特性のシミュレー
ションを、実際の発電プラントの動作時間にて実行させ
ることができる水車またはポンプ水車の特性の解析方法
およびその方法を実施する発電プラント模擬装置を得る
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る水車またはポンプ水車の特性の解析方法は、水車およ
びポンプ水車の完全特性曲線の略直線部分での流量係数
および完全特性曲線の略S字となっている部分での流量
係数を算出するようにしたものである。
【0012】請求項2記載の発明に係る発電プラント模
擬装置は、直線部算出手段により水車およびポンプ水車
の完全特性曲線の略直線部分での流量係数を算出し、曲
線部算出手段により完全特性曲線の略S字となっている
部分での流量係数を算出するようにしたものである。
【0013】請求項3記載の発明に係る水車またはポン
プ水車の特性の解析方法は、完全特性曲線上の2つの実
験値を結ぶ線分の周速度係数により流量係数を算出し、
この算出により求められた2箇所の流量係数を比例配分
により算出するようにしたものである。
【0014】請求項4記載の発明に係る発電プラント模
擬装置は、直線部算出手段において、比例配分流量係数
算出手段により完全特性曲線上の2つの実験値を結ぶ線
分の周速度係数により流量係数を算出し、流量係数算出
手段により比例配分流量係数算出手段で算出された2箇
所の流量係数を比例配分により算出するようにしたもの
である。
【0015】請求項5記載の発明に係る水車またはポン
プ水車の特性の解析方法は、水車およびポンプ水車の完
全特性曲線の曲線部分での流量係数の算出方法におい
て、2つの完全特性曲線間で囲まれた領域に位置するポ
イントの流量係数を比例配分により算出し、1解析刻み
時間前の周速度係数と流量係数で表されるポイントと3
つの領域で求めたポイントとの距離が最小となるときの
値を今回の流量係数の値とするようにしたものである。
【0016】請求項6記載の発明に係る発電プラント模
擬装置は、曲線部算出手段において、領域流量係数算出
手段により2つの完全特性曲線間で囲まれた領域に位置
するポイントの流量係数を比例配分により算出し、最小
距離流量係数算出手段により1解析刻み時間前の周速度
係数と流量係数で表されるポイントと、3つの領域で求
めたポイントとの距離が最小となるときの値を今回の流
量係数の値とするようにしたものである。
【0017】請求項7記載の発明に係る水車またはポン
プ水車の特性の解析方法は、完全特性曲線の略直線部分
での流量係数の算出方法において、完全特性曲線上の2
つの実験値を結ぶ線分の周速度係数により流量係数を算
出し、この算出により求められた2箇所の流量係数を比
例配分により算出し、完全特性曲線の曲線部分での流量
係数の算出方法において、2つの完全特性曲線間で囲ま
れた領域に位置するポイントの流量係数を比例配分によ
り算出し、1解析刻み時間前の周速度係数と流量係数で
表されるポイントと3つの領域で求めたポイントとの距
離が最小となるときの値を今回の流量係数の値とするよ
うにしたものである。
【0018】請求項8記載の発明に係る発電プラント模
擬装置は、比例配分流量係数算出手段により完全特性曲
線上の2つの実験値を結ぶ線分の周速度係数により流量
係数を算出し、流量係数算出手段により比例配分流量係
数算出手段で算出された2箇所の流量係数を比例配分に
より算出し、領域流量係数算出手段により2つの完全特
性曲線間で囲まれた領域に位置するポイントの流量係数
を比例配分により算出し、最小距離流量係数算出手段に
より1解析刻み時間前の周速度係数と流量係数で表され
るポイントと、3つの領域で求めたポイントとの距離が
最小となるときの値を今回の流量係数の値とするように
したものである。
【0019】請求項9記載の発明に係る水車またはポン
プ水車の特性の解析方法は、ガバナ制御系を流動モデル
式に付加し、発電プラントの運転中における、水車また
はポンプ水車の回転速度、水口開度、通過流量、トルク
の解析を実際の発電プラントの動作時間に基づいて実行
させるようにしたものである。
【0020】請求項10記載の発明に係る水車またはポ
ンプ水車の特性の解析方法は、ガバナ制御系を流動モデ
ル式に付加し、発電プラントの運転中における、水車ま
たはポンプ水車の回転速度、水口開度、通過流量、トル
クおよび水路系の水圧、発電機を含む電力系統の電圧、
有効電力、無効電力の解析を実際の発電プラントの動作
時間に基づいて実行させるようにしたものである。
【0021】請求項11記載の発明に係る水車またはポ
ンプ水車の特性の解析方法は、流動モデル式の電力系統
を2系統にしたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による発
電プラント模擬装置を示す構成図であり、図において、
11は水車およびポンプ水車の完全特性曲線において、
略S字となっている部分以外の略直線部分での流量係数
を算出する直線部算出手段、12は完全特性曲線4上の
2つの実験値を結ぶ線分の周速度係数により流量係数を
算出する比例配分流量係数算出手段(直線部算出手
段)、13は比例配分流量係数算出手段12で算出され
た2箇所の流量係数を比例配分により算出する流量係数
算出手段(直線部算出手段)、14は水車およびポンプ
水車の完全特性曲線4において、略S字となっている部
分での流量係数を算出する曲線部算出手段、15は2つ
の完全特性曲線間で囲まれた領域に位置するポイントの
流量係数を比例配分により算出する領域流量係数算出手
段(曲線部算出手段)、16は1解析刻み時間前の周速
度係数と流量係数で表されるポイントと、3つの領域で
求めたポイントとの距離が最小となるときの値を今回の
流量係数の値とする最小距離流量係数算出手段(曲線部
算出手段)である。
【0023】複数台の水車発電機を有する、例えば揚水
発電プラントにおいて、発電プラントの模擬を行う場合
には水車の特性を把握する必要があるため、水車の基礎
式を下記のような手順により導出する。ガイドベーン開
度、回転数、有効水頭が与えられ、流量および発生トル
クを計算する。与えられる有効水頭hWWおよび回転数ω
より、周速度係数Kv1は式(1)で求められる。
【0024】 Kv1=Dω/2{√(2ghWW)} ・・・(1)
【0025】周速度係数Kv1および与えられるガイドベ
ーン開度βより完全特性曲線4のデータから流量係数Q
11およびトルク係数M11が求められ、式(2)および式
(3)で流量wおよび発生トルクMT が求められる。
【0026】 w=Q112 √(HWW) ・・・(2)
【0027】 MT =M113WW ・・・(3) D:ランナー直径
【0028】ここで、上記式(2)において、流量係数
11は周速度係数Kv1とガイドベーン開度βとから導出
された完全特性曲線から計算により求められるが、この
計算の手順を下記に示す。
【0029】次に動作について説明する。図2は水車お
よびポンプ水車の完全特性曲線の直線部分を示すグラフ
図、図3はこの発明の実施の形態1による発電プラント
模擬装置の流量係数を求める手順を示すフローチャート
である。まず、水車およびポンプ水車の完全特性曲線4
において、略S字となっている部分以外の完全特性曲線
21(直線部分)および完全特性曲線22(直線部分)
での流量係数を算出する。必要とする流量係数値17が
完全特性曲線21と完全特性曲線22との間に位置し、
周速度係数の値が完全特性曲線21上の実験値Hおよび
実験値Iと、完全特性曲線22上の実験値Kおよび実験
値Lとの間に位置する場合、まず、直線部算出手段11
の比例配分流量係数算出手段12により、完全特性曲線
21上の実験値Hと実験値Iとを結ぶ線分の周速度係数
による比例配分により、この完全特性曲線21のガイド
ベーン開度のときの流量係数Jを計算する(ステップS
T11)。
【0030】同じく、直線部算出手段11の比例配分流
量係数算出手段12により、完全特性曲線22上の実験
値Kと実験値Lとを結ぶ線分の周速度係数による比例配
分により、この完全特性曲線21のガイドベーン開度の
ときの流量係数Mを計算する(ステップST12)。そ
して、流量係数算出手段によりステップST11および
ステップST12で求めた流量係数Jおよび流量係数M
から、ガイドベーン開度の比例配分により求める流量係
数値17を計算する(ステップST13)。
【0031】図4は水車およびポンプ水車の完全特性曲
線の曲線部分を示すグラフ図、図5はこの発明の実施の
形態1による発電プラント模擬装置の流量係数を求める
手順を示すフローチャートである。次に、水車およびポ
ンプ水車の完全特性曲線4において、略S字となってい
る部分の完全特性曲線31(曲線部分)および完全特性
曲線32(曲線部分)での流量係数を算出する。ここ
で、必要とする流量係数値が完全特性曲線31と完全特
性曲線32との間に位置する場合、完全特性曲線31と
完全特性曲線32との極値をそれぞれ結んだ線分33お
よび線分34とし、この線分33および線分34で分割
された領域をそれぞれ領域N、領域Pおよび領域Qとす
る。まず、必要とする流量係数値が領域Nに存在すると
し、周速度係数およびガイドベーン開度の比例配分によ
り流量係数の値を求める(ステップST21)。
【0032】同様に、必要とする流量係数値が領域Pに
存在するとし、周速度係数およびガイドベーン開度の比
例配分により流量係数の値を求める(ステップST2
2)とともに、必要とする流量係数値が領域Qに存在す
るとし、周速度係数およびガイドベーン開度の比例配分
により流量係数の値を求める(ステップST23)。そ
して、1解析刻み時間前の周速度係数と流量係数で表さ
れるポイントと、3つの領域N、領域Pおよび領域Qで
求めたポイントとの距離が最小となるときの値を今回の
流量係数の値とする(ステップST24)。この場合、
補間法と比べて略S字となっている部分の計算を別途行
わなければならないが、全体的な計算ステップは少な
く、時間が短縮されている。
【0033】水車またはポンプ水車の特性の解析方法で
は、水車またはポンプ水車の、回転速度、ガイドベーン
開度、通過流量、トルクおよび管路中の任意点の水圧を
出力できる。一方、ガバナ制御系は、水車またはポンプ
水車の回転速度、ガイドベーン開度をフィードバック量
として入力し、ガイドベーンに開閉指令を与えることに
よって、水車またはポンプ水車の通過流量を変化させ、
最終的には水車またはポンプ水車の回転速度およびトル
クを制御する機能を有している。また、ガバナ制御装置
中の制御要素は、比例、積分、微分、リミッタ、折れ線
関数、四則演算等の平易なマクロにて表現できるので、
水車またはポンプ水車の完全特性計算とガバナ制御系は
容易にリンクすることができる。したがって、本発明で
は上記にて説明したとおり、水車またはポンプ水車の特
性計算時間が短縮されたので、水車またはポンプ水車に
ガバナ制御系を接続して、水力発電プラントまたは揚水
発電プラントのあらゆる運転状態における、水車または
ポンプ水車の特性を実時間にて解析することが可能とな
った。
【0034】図6はこの発明の実施の形態1による発電
プラント模擬装置においてシミュレーションのモデルと
しての水路系に水車を付加した水力発電プラントを示す
構成図であり、図において、41は発電プラントの水路
系、42は上部貯水池、43は発電プラントの水路系4
1を構成する配管、44はサージタンク、45は水車お
よびポンプ水車(以下、水車という)46および水車軸
に直結される発電機、47はガイドベーンであり、水車
46の負荷トルクを急激に減少させた場合、水車46の
回転速度は上昇するため、ガバナ制御装置(ガバナ制御
系)48の作用により、ガイドベーン47の開度は初斯
開度から全閉まで閉鎖し、その結果、水の流速が急激に
減少し、水撃効果が生じる。48はガイドベーン47を
制御するガバナ制御装置、49は発電機45の軸端に設
置されたガバナ制御装置48のための回転速度検出装
置、50は放水路である。
【0035】次に動作について説明する。図7はこの発
明の実施の形態1による発電プラント模擬装置の模擬手
順を示すフローチャートである。まず、発電プラント模
擬装置は水路系の流量、圧力等の初期値(ステップST
31)、水車46の回転速度、ガイドベーン47の開度
等の初期値(ステップST32)および、ガバナ制御系
の初期値(ステップST33)を読み込む。次に、ガイ
ドベーン47の開度を読み込み(ステップST34)、
回転速度検出装置49により水車回転速度を読み込み
(ステップST35)、水車46の特性(ステップST
36)を計算する。そして、ステップST36結果によ
る、水車46の回転速度、ガイドベーン47の開度の値
を、ガバナ制御系にフィードバック量として入力し、ガ
バナ制御系での演算結果(ステップST38)による出
力指令によりガイドベーン47を開閉する。そして、こ
のステップST34からステップST38の計算を解析
刻み時間毎に解析終了時間まで繰り返すことにより、水
車46の特性諸量の解析を行う。
【0036】図3の発電プラント模擬装置の流量係数を
求める方法は、上記フローチャート中のステップST3
6の水車特性の計算に適用されるが、この手順に基づい
てシミュレーションした結果、ガバナ制御系の効果によ
り、水車46のガイドベーン47を閉じ始めた際の水撃
効果により生じる圧力波が、上流側に伝搬し、しかも、
圧力波の伝搬速度に従って下流側から順次圧力が上昇を
始めている様子が解析できた。また、圧力波の周期が、
水車46から上部貯水池42までの距離の4倍の値を圧
力波の伝搬速度で割った時間と一致した。
【0037】上記の例は、発電方向専用の水力発電プラ
ントの場合であるが、管路中の水流を逆転させてポンプ
運転を行うことも可能な、揚水発電プラントの場合は、
放水路50は下部貯水池となり、水車46はポンプ水車
となり、また、発電機45は、発電電動機となる。揚水
発電プラントの場合も同様に、発電運転時と揚水(ポン
プ)運転時のいずれにおいても、プラントの運転中のポ
ンプ水車の特性の解析が実時間にて可能である。なお、
ガイドベーン47の開度を任意の開度から任意の開度に
変化させた場合も、上記同様、定性的、定量的に解析で
きることは言うまでもない。
【0038】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、従来の補間法を使用する計算方法に比べて、水車お
よびポンプ水車の特性値を求める計算時間を短縮化でき
るなどの効果が得られる。また、ガバナ制御系を付加し
た水路系41及び水車46の運転中のシミュレーション
を実際の発電プラントの動作時間にて実行させることが
できるなどの効果が得られる。
【0039】実施の形態2.図8は図6の水力発電プラ
ントに発電機の電気的モデルを付加した水力発電プラン
トを示す構成図であり、図において実施の形態1のもの
と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略
する。実施の形態1では、水路系41に水車46を1台
設置する水力発電プラントにおいて、水車完全特性とガ
バナ制御系を結合して、プラント運転中の水車の特性解
析が実際の発電プラントの動作時間にて実行させること
ができるものについて示した。
【0040】一方、この実施の形態2では、図8に示す
ように、水車軸に直結される発電機45の電気モデル、
発電機45の磁界を制御する自動電圧調整装置51と励
磁装置52(発電機45の励磁量を変化させることによ
り、その電圧または無効電力を制御する)、主変圧器5
3および電力系統54を、水車46の完全特性とガバナ
制御系のモデルに結合することにより、発電プラントの
運転中の水車46の回転速度、ガイドベーン47の開
度、通過流量、トルクおよび水路系41中の水圧の他
に、発電機45または電力系統54の電圧、電流、有効
電力、無効電力など、運転中の発電プラントの諸量の解
析が、同時に実際の発電プラントの動作時間にて実行さ
せることができるなどの効果が得られる。
【0041】なお、上記の例は、実施の形態1と同様、
発電専用水力プラントの場合の他、揚水発電プラントの
場合においても適用可能であることは言うまでもない。
【0042】実施の形態3.図9は図6の水力発電プラ
ントに発電機の電気的モデルを2モデル付加した水力発
電プラントを示す構成図であり、図において、実施の形
態1および実施の形態2のものと同一符号は同一または
相当部分を示すので説明を省略する。実施の形態2で
は、水路系41中に発電機の電気的モデルを1モデル付
加したものを示したが、図9に示すように上部貯水池4
2から放水路50に至る配管43中に2台以上の水車4
6及び各々の水車軸に直結する発電機45を設置する水
力発電プラントに対しても、各水車46および発電機4
5別に解析が可能である。
【0043】また、放水路50が下部貯水池に、水車4
6がポンプ水車に、発電機45が発電電動機に、各々置
き替えられる揚水発電プラントにおいても、発電運転
時、揚水運転時のいずれにおいても、各ポンプ水車4
6、発電電動機別に解析が可能であることは言うまでも
ない。この場合においても水車モデルを付加した水路系
モデルの解析を行うことができるとともに、従来の補間
法を使用する計算方法に比べて、水車46およびポンプ
水車の特性値を求める計算時間を短縮化できるなどの効
果が得られる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、水車およびポンプ水車の完全特性曲線の略直線部
分での流量係数および完全特性曲線の略S字となってい
る部分での流量係数を算出するように構成したので、水
車およびポンプ水車の特性値を求める計算時間を短縮化
することができる効果がある。
【0045】請求項2記載の発明によれば、直線部算出
手段により水車およびポンプ水車の完全特性曲線の略直
線部分での流量係数を算出し、曲線部算出手段により完
全特性曲線の略S字となっている部分での流量係数を算
出するように構成したので、水車およびポンプ水車の特
性値を求める計算時間を短縮化することができる効果が
ある。
【0046】請求項3記載の発明によれば、完全特性曲
線上の2つの実験値を結ぶ線分の周速度係数により流量
係数を算出し、この算出により求められた2箇所の流量
係数を比例配分により算出するように構成したので、水
車およびポンプ水車の特性値を求める計算時間を短縮化
することができる効果がある。
【0047】請求項4記載の発明によれば、直線部算出
手段において、比例配分流量係数算出手段により完全特
性曲線上の2つの実験値を結ぶ線分の周速度係数により
流量係数を算出し、流量係数算出手段により比例配分流
量係数算出手段で算出された2箇所の流量係数を比例配
分により算出するように構成したので、水車およびポン
プ水車の特性値を求める計算時間を短縮化することがで
きる効果がある。
【0048】請求項5記載の発明によれば、水車および
ポンプ水車の完全特性曲線の曲線部分での流量係数の算
出方法において、2つの完全特性曲線間で囲まれた領域
に位置するポイントの流量係数を比例配分により算出
し、1解析刻み時間前の周速度係数と流量係数で表され
るポイントと3つの領域で求めたポイントとの距離が最
小となるときの値を今回の流量係数の値とするように構
成したので、水車およびポンプ水車の特性値を求める計
算時間を短縮化することができる効果がある。
【0049】請求項6記載の発明によれば、曲線部算出
手段において、領域流量係数算出手段により2つの完全
特性曲線間で囲まれた領域に位置するポイントの流量係
数を比例配分により算出し、最小距離流量係数算出手段
により1解析刻み時間前の周速度係数と流量係数で表さ
れるポイントと、3つの領域で求めたポイントとの距離
が最小となるときの値を今回の流量係数の値とするよう
に構成したので、水車およびポンプ水車の特性値を求め
る計算時間を短縮化することができる効果がある。
【0050】請求項7記載の発明によれば、完全特性曲
線の略直線部分での流量係数の算出方法において、完全
特性曲線上の2つの実験値を結ぶ線分の周速度係数によ
り流量係数を算出し、この算出により求められた2箇所
の流量係数を比例配分により算出し、完全特性曲線の曲
線部分での流量係数の算出方法において、2つの完全特
性曲線間で囲まれた領域に位置するポイントの流量係数
を比例配分により算出し、1解析刻み時間前の周速度係
数と流量係数で表されるポイントと3つの領域で求めた
ポイントとの距離が最小となるときの値を今回の流量係
数の値とするように構成したので、水車およびポンプ水
車の特性値を求める計算時間を短縮化することができる
効果がある。
【0051】請求項8記載の発明によれば、比例配分流
量係数算出手段により完全特性曲線上の2つの実験値を
結ぶ線分の周速度係数により流量係数を算出し、流量係
数算出手段により比例配分流量係数算出手段で算出され
た2箇所の流量係数を比例配分により算出し、領域流量
係数算出手段により2つの完全特性曲線間で囲まれた領
域に位置するポイントの流量係数を比例配分により算出
し、最小距離流量係数算出手段により1解析刻み時間前
の周速度係数と流量係数で表されるポイントと、3つの
領域で求めたポイントとの距離が最小となるときの値を
今回の流量係数の値とするように構成したので、水車お
よびポンプ水車の特性値を求める計算時間を短縮化する
ことができる効果がある。
【0052】請求項9記載の発明によれば、ガバナ制御
系を流動モデル式に付加し、発電プラントの運転中にお
ける、水車またはポンプ水車の回転速度、水口開度、通
過流量、トルクの解析を実際の発電プラントの動作時間
に基づいて実行させるように構成したので、運転中の発
電プラントの諸量の解析が、実際の発電プラントの動作
時間にて実行させることができる効果がある。
【0053】請求項10記載の発明によれば、ガバナ制
御系を流動モデル式に付加し、発電プラントの運転中に
おける、水車またはポンプ水車の回転速度、水口開度、
通過流量、トルクおよび水路系の水圧、発電機を含む電
力系統の電圧、有効電力、無効電力の解析を実際の発電
プラントの動作時間に基づいて実行させるように構成し
たので、運転中の発電プラントの諸量の解析が、実際の
発電プラントの動作時間にて実行させることができる効
果がある。
【0054】請求項11記載の発明によれば、流動モデ
ル式の電力系統を2系統に構成したので、配管中に2台
以上の水車及び各々の水車軸に直結する発電機を設置す
る水力発電プラントに対しても、実際の発電プラントの
動作時間にて実行させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による発電プラント
模擬装置を示す構成図である。
【図2】 水車およびポンプ水車の完全特性曲線の直線
部分を示すグラフ図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による発電プラント
模擬装置の流量係数を求める手順を示すフローチャート
である。
【図4】 水車およびポンプ水車の完全特性曲線の曲線
部分を示すグラフ図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による発電プラント
模擬装置の流量係数を求める手順を示すフローチャート
である。
【図6】 この発明の実施の形態1による発電プラント
模擬装置においてシミュレーションのモデルとしての水
路系に水車を付加した水力発電プラントを示す構成図で
ある。
【図7】 この発明の実施の形態1による発電プラント
模擬装置の模擬手順を示すフローチャートである。
【図8】 図6の水力発電プラントに発電機の電気的モ
デルを付加した水力発電プラントを示す構成図である。
【図9】 図6の水力発電プラントに発電機の電気的モ
デルを2モデル付加した水力発電プラントを示す構成図
である。
【図10】 従来の発電プラント模擬装置の一部を示す
構成図である。
【図11】 水車およびポンプ水車の完全特性曲線を示
すグラフ図である。
【図12】 水車およびポンプ水車の完全特性曲線の一
部を示すグラフ図である。
【図13】 従来の発電プラント模擬装置の流量係数を
求める手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
4,21,22,31,32 完全特性曲線、11 直
線部算出手段、12比例配分流量係数算出手段(直線部
算出手段)、13 流量係数算出手段(直線部算出手
段)、14 曲線部算出手段、15 領域流量係数算出
手段(曲線部算出手段)、16 最小距離流量係数算出
手段(曲線部算出手段)、33,34線分、41 水路
系、45 発電機、46 水車およびポンプ水車、48
ガバナ制御装置(ガバナ制御系)、54 電力系統。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電プラントの水路系の流量、および水
    圧等の初期値を入力し、上記各種の情報を水撃波を考慮
    した流動モデル式に基づいて解析し、上記水路系におけ
    る水圧および流量等の各種情報を求める発電プラントに
    おける水車またはポンプ水車の特性の解析方法におい
    て、水車およびポンプ水車の完全特性曲線の略直線部分
    での流量係数および上記完全特性曲線の略S字となって
    いる部分での流量係数を算出することを特徴とする水車
    またはポンプ水車の特性の解析方法。
  2. 【請求項2】 発電プラントの水路系の流量、および水
    圧等の初期値を入力し、上記各種の情報を水撃波を考慮
    した流動モデル式に基づいて解析し、上記水路系におけ
    る水圧および流量等の各種情報を求める発電プラント模
    擬装置において、水車およびポンプ水車の完全特性曲線
    の略直線部分での流量係数を算出する直線部算出手段
    と、上記完全特性曲線の略S字となっている部分での流
    量係数を算出する曲線部算出手段とを備えたことを特徴
    とする発電プラント模擬装置。
  3. 【請求項3】 水車およびポンプ水車の完全特性曲線の
    略直線部分での流量係数の算出方法は、上記完全特性曲
    線上の2つの実験値を結ぶ線分の周速度係数により流量
    係数を算出し、この算出により求められた2箇所の流量
    係数を比例配分により算出することを特徴とする請求項
    1記載の発電プラントにおける水車またはポンプ水車の
    特性の解析方法。
  4. 【請求項4】 直線部算出手段は、完全特性曲線上の2
    つの実験値を結ぶ線分の周速度係数により流量係数を算
    出する比例配分流量係数算出手段と、この比例配分流量
    係数算出手段で算出された2箇所の流量係数を比例配分
    により算出する流量係数算出手段とを備えたことを特徴
    とする請求項2記載の発電プラント模擬装置。
  5. 【請求項5】 水車およびポンプ水車の完全特性曲線の
    曲線部分での流量係数の算出方法は、2つの完全特性曲
    線間で囲まれた領域に位置するポイントの流量係数を比
    例配分により算出し、1解析刻み時間前の周速度係数と
    流量係数で表されるポイントと3つの領域で求めたポイ
    ントとの距離が最小となるときの値を今回の流量係数の
    値とすることを特徴とする請求項1記載の発電プラント
    における水車またはポンプ水車の特性の解析方法。
  6. 【請求項6】 曲線部算出手段は、2つの完全特性曲線
    間で囲まれた領域に位置するポイントの流量係数を比例
    配分により算出する領域流量係数算出手段と、1解析刻
    み時間前の周速度係数と流量係数で表されるポイント
    と、3つの領域で求めたポイントとの距離が最小となる
    ときの値を今回の流量係数の値とする最小距離流量係数
    算出手段とを備えたことを特徴とする請求項2記載の発
    電プラント模擬装置。
  7. 【請求項7】 発電プラントの水路系の流量、および水
    圧等の初期値を入力し、上記各種の情報を水撃波を考慮
    した流動モデル式に基づいて解析し、上記水路系におけ
    る水圧および流量等の各種情報を求める発電プラントに
    おける水車またはポンプ水車の特性の解析方法におい
    て、完全特性曲線の略直線部分での流量係数の算出方法
    では、上記完全特性曲線上の2つの実験値を結ぶ線分の
    周速度係数により流量係数を算出し、この算出により求
    められた2箇所の流量係数を比例配分により算出し、上
    記完全特性曲線の曲線部分での流量係数の算出方法で
    は、2つの完全特性曲線間で囲まれた領域に位置するポ
    イントの流量係数を比例配分により算出し、1解析刻み
    時間前の周速度係数と流量係数で表されるポイントと3
    つの領域で求めたポイントとの距離が最小となるときの
    値を今回の流量係数の値とすることを特徴とする発電プ
    ラントにおける水車またはポンプ水車の特性の解析方
    法。
  8. 【請求項8】 発電プラントの水路系の流量、および水
    圧等の初期値を入力し、上記各種の情報を水撃波を考慮
    した流動モデル式に基づいて解析し、上記水路系におけ
    る水圧および流量等の各種情報を求める発電プラント模
    擬装置において、完全特性曲線上の2つの実験値を結ぶ
    線分の周速度係数により流量係数を算出する比例配分流
    量係数算出手段と、この比例配分流量係数算出手段で算
    出された2箇所の流量係数を比例配分により算出する流
    量係数算出手段と、2つの完全特性曲線間で囲まれた領
    域に位置するポイントの流量係数を比例配分により算出
    する領域流量係数算出手段と、1解析刻み時間前の周速
    度係数と流量係数で表されるポイントと、3つの領域で
    求めたポイントとの距離が最小となるときの値を今回の
    流量係数の値とする最小距離流量係数算出手段とを備え
    たことを特徴とする発電プラント模擬装置。
  9. 【請求項9】 ガバナ制御系を流動モデル式に付加し、
    発電プラントの運転中における、水車またはポンプ水車
    の回転速度、水口開度、通過流量、トルクの解析を実際
    の発電プラントの動作時間に基づいて実行させることを
    特徴とする請求項7記載の水車またはポンプ水車の特性
    の解析方法。
  10. 【請求項10】 ガバナ制御系を流動モデル式に付加
    し、発電プラントの運転中における、水車またはポンプ
    水車の回転速度、水口開度、通過流量、トルクおよび水
    路系の水圧、発電機を含む電力系統の電圧、有効電力、
    無効電力の解析を実際の発電プラントの動作時間に基づ
    いて実行させることを特徴とする請求項7記載の水車ま
    たはポンプ水車の特性の解析方法。
  11. 【請求項11】 流動モデル式の電力系統を2系統にし
    たことを特徴とする請求項10記載の水車またはポンプ
    水車の特性の解析方法。
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