JP4379060B2 - 易開封性ブロー成形容器 - Google Patents

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本発明は、細長の首部の中程に設けられた環状切込み部を、開封用板状つまみで容易に切断して開封できる易開封性ブロー成形容器に関するものである。
従来、易開封性ブロー成形容器として、細長い首部の上下方向中程に周回りして切込み部を形成し、切込み部より先端側の首部に切込み部に隣接して開封用板状つまみ片を形成し、この開封用板状つまみ片の操作で切込み部を切断して開封するブロー成形容器が知られていた(例えば、特許文献1参照)。なお、切込み部は、最深部で交わる上方の外周面と下方の外周面とからなり、そのうちの少なくとも一方を、外側に膨らむ曲面にするものであり、また、開封用板状つまみ片の下方部の内側を、切込み部と胴部側首部の上端部とに、薄肉脆弱接続部を設けて接続するものであった。
特開2000−318721号公報
しかしながら、上述の従来の易開封性ブロー成形容器は、切込み部より先端側の首部の切込み部の隣接近傍の径寸法が、胴部側の首部の切込み部の隣接近傍の径寸法と同じであり、開封用板状つまみ片で容器を開封するときに、開封用板状つまみ片の下方部の内側の切込み部と胴部側首部の上端部との薄肉脆弱接続部を切断することと、切込み部の最深部を切断することが、同時に行われるため、切込み部の最深部を切断する力が半減して、容器を開封することがしにくいことがあった。
本発明は、上述の従来の易開封性ブロー成形容器の問題点を解決したものであり、開封用板状つまみ片の操作で首部の切込み部を容易に切断して容器を開封することができ、また、押し出された内容物が食べ易い易開封性ブロー成形容器を提供するものである。
すなわち、本発明の第1の発明は、上方から上端を封止した細長の首部と肩部と内容物を押圧押出可能な胴部とが連接し、前記首部は、分離開封用首部の下方に、周方向の環状切込み部を介して、前記分離開封用首部より外径が大きい押出用首部を接続し、前記環状切込み部は、上方外周面と下方外周面とが内側最深部で線状に交わり、前記分離開封用首部の周壁の一側面の下端から上方へ開封用板状つまみ片を突設し、該開封用板状つまみ片の前記環状切込み部の対向位置より下方外開きで傾斜する下方部の内側と、前記環状切込み部及び前記押出用首部の上端部と間に薄肉脆弱接続部を設けて接続したことを特徴とする易開封性ブロー成形容器である。
次に、本発明の第2の発明は、前記環状切込み部の上方外周面が、切込み深さの半分以上の外側上方へ傾斜する内側のストレート面と前記分離開封用首部の周壁下端に接続する外側の曲面とからなり、かつ、前記環状切込み部の下方外周面が、外側へ向かうほぼ水平な内側のストレート面と前記押出用首部の周壁上端に接続する外側の曲面とからなることを特徴とする第1の発明に記載の易開封性ブロー成形容器である。
そして、本発明の第3の発明は、前記押出用首部の周壁を、下方開きに傾斜させて設けたことを特徴とする第1乃至第2の発明に記載の易開封性ブロー成形容器である。
本発明の易開封性ブロー成形容器は、首部上方の分離開封用首部の外径よりも首部下方の押出用首部の外径が大きいため、開封用板状つまみ片を上方へ操作して容器を開封するときに、まず、開封用板状つまみ片の下方部と環状切込み部及び押出用首部の上端部との間を接続する薄肉脆弱接続部が切断し、次に、首部の切込み部が切断されて容器が開封する。つまり、容器の開封が二段モーションで行われる。この結果、環状切込み部を切断するときに、環状切込み部の内側最深部に切断力が集中するため、容器の開封が容易となる。また、環状切込み部の形状が、最深部から切込み深さの半分以上の外側上方へ傾斜する内側のストレート面と分離開封用首部の周壁下端に接続する外側の曲面とからなる上方外周面と、内側最深部から外側へ向かうほぼ水平な内側のストレート面と押出用首部の周壁上端に接続する外側の曲面とからなる下方外周面からなるため、環状切込み部の内側最深部に切断力が形状的に集中しやすい。これは、発明者の数多くの試作から得られた知見である。
また、本発明の易開封性ブロー成形容器は、胴部を押圧して開封された容器の押出用首部から内容物を押し出して食べる場合に、押出用首部の周壁が下方開きに傾斜させて設けてあるため、押し出された内容物が、押し出す方向へ細くなり、内容物が食べ易くなる。
次に、本発明の易開封性ブロー成形容器の一実施形態について、図を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施形態の易開封性ブロー成形容器の正面図であり、図2は、その側面図である。図3は、首部の環状切込み部の形状と開封用板状つまみの首部との接続形態を示す図1A部分の拡大説明図である。
本実施形態の易開封性ブロー成形容器(10)は、図1及び図2に示すように、上方から上端をシール部(111)で封止した細長の首部(100)と肩部(200)と内容物を押圧押出可能な有底の胴部(300)が連接するプラスチック製の容器である。首部の構造は、分離開封用首部(110)の下方に、分離開封用首部より外径が大きい押出用首部(120)を、周方向の環状切込み部(130)を介して接続したものであり、この環状切込み部(130)は、図3に示すように、上方外周面(131)と下方外周面(132)とが内側最深部(133)で鋭角をもって線状に交わるものである。そして、分離開封用首部(110)の周壁の一側面に、図1及び図2に示すように、下端から上方へ開封用板状つまみ片(400)を突設するものであり、図3に示すように、この開封用板状つまみ片(400)の環状切込み部(130)の対向位置より下方部の内側を外側開きで傾斜させ、この開封用板状つまみ片の下方部の内側と、環状切込み部(130)及び押出用首部(120)の上端部とを、間に薄肉脆弱接続部(410)を設けて接続するものである。
上述した本実施形態の易開封性ブロー成形容器の環状切込み部(130)の形状は、図3に示すように、上方外周面(131)が、環状切込み部の切込み深さの半分以上の外側上方へ傾斜する内側のストレート面(131a)と分離開封用首部(110)の周壁下端に接続する外側の曲面(131b)とからなり、また、下方外周面(132)が、外側へ向かうほぼ水平な内側のストレート面(132a)と押出用首部(120)の周壁上端に接続する外側の曲面(132)とからなるものである。そして、上方外周面(131)と下方外周面(132)とが、内側最深部(133)で、例えば30°の鋭角で線状に交わるものである。
次に、本実施形態の易開封性ブロー成形容器の押出用首部(120)の形状は、図1及び図2に示すように、周壁を下方開きに傾斜させるものである。周壁を下方開きに傾斜さ
せると、前述したように、胴部(300)を押圧して、押出用首部から内容物を押し出したときに、押し出された内容物が先端細りとなり食べ易くなる。
本実施形態の易開封性ブロー成形容器は、通常、内容物を首部上面に設けられた充填口から充填したのち、図1及び図2に示すように、充填口を超音波シール法などで熱融着してシール部(111)を形成して封止するものである。
また、本実施形態の易開封性ブロー成形容器の作製方法は、容器を開封するときに切断する部分があるため、また、胴部を押圧して内容物を押し出すため、低密度ポリエチレンなどの比較的に柔軟な熱可塑性樹脂を用いて、ブロー成形法により作製するものである。なお、シール部及び開封用板状つまみは、ブロー成形金型の割り型の分割面位置に形成するものである。
本発明の易開封性ブロー成形容器は、胴部を押圧することにより開封された押出用首部から押し出せるアイスなど氷菓、プリン、チョコレート、食品などの内容物の容器として利用することができる。
本発明の一実施形態の易開封性ブロー成形容器の正面図である。 図1の易開封性ブロー成形容器の側面図である。 首部の環状切込み部の形状と開封用板状つまみの首部との接続形態を示す図1のA部分の拡大説明図である。
符号の説明
10……易開封性ブロー成形容器
100……首部
110……分離開封用首部
111……シール部
120……押出用首部
130……環状切込み部
131……上方外周面
131a,132a……ストレート面
131b,132b……曲面
132……下方外周面
133……内側最深部
200……肩部
300……胴部
400……開封用板状つまみ
410……薄肉脆弱接続部

Claims (3)

  1. 上方から上端を封止した細長の首部と肩部と内容物を押圧押出可能な胴部とが連接し、前記首部は、分離開封用首部の下方に、周方向の環状切込み部を介して、前記分離開封用首部より外径が大きい押出用首部を接続し、前記環状切込み部は、上方外周面と下方外周面とが内側最深部で線状に交わり、前記分離開封用首部の周壁の一側面の下端から上方へ開封用板状つまみ片を突設し、該開封用板状つまみ片の前記環状切込み部の対向位置より下方外開きで傾斜する下方部の内側と、前記環状切込み部及び前記押出用首部の上端部と間に薄肉脆弱接続部を設けて接続したことを特徴とする易開封性ブロー成形容器。
  2. 前記環状切込み部の上方外周面が、切込み深さの半分以上の外側上方へ傾斜する内側のストレート面と前記分離開封用首部の周壁下端に接続する外側の曲面とからなり、かつ、前記環状切込み部の下方外周面が、外側へ向かうほぼ水平な内側のストレート面と前記押出用首部の周壁上端に接続する外側の曲面とからなることを特徴とする請求項1記載の易開封性ブロー成形容器。
  3. 前記押出用首部の周壁を、下方開きに傾斜させて設けたことを特徴とする請求項1乃至2記載の易開封性ブロー成形容器。
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