JP2002321750A - ツイストオフ口部付き少容量容器 - Google Patents
ツイストオフ口部付き少容量容器Info
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Abstract
い中の衝撃等による開封を防止できるツイストオフ口部
付き少容量容器を提供する。 【解決手段】 容器1の口部5の上端に、薄肉部6を介
して板状の摘み部10を一体に備え、摘み部10はその
横幅が容器の胴部2の直径より小さくて、口部5に跨っ
て肩部3までの両側に被さる垂下部を有し、薄肉部6
に、摘み部10の幅方向と直交する半径方向外方に張り
出して容器1の軸線方向に延びる一対のリブ部8を一体
に形成した。
Description
い切るための少容量のプラスチックチューブ容器であっ
て、口部をねじ切って開口するツイストオフ口部を備え
たチューブ容器に関するものである。
スチックチューブ容器を製造する方法としてとしては、
下記〜の成形方法が知られており、容器の材質、内
容物、使用目的を考慮して最も好適な成形方法を採用し
ている。 外型と中子の間に合成樹脂を鋳込む射出成形方法。 中子を挟んだ二枚のフィルムを外型で合接させる方
法。 外型の間に挟んだ二枚のフィルムを外型に吸い付け
て真空成形する方法。 パリソンをブロー成形する方法。
ブロー成形方法で一体成形される飲料容器が開示されて
いる。この飲料容器は、口頸部の上端に設けた薄肉部を
介して口頸部を門形のハンドル体で覆い、このハンドル
体の頂部に内溶液を注入する注入管が設けられていて、
内溶液を注入した後に注入管の上端を熱接着して密封す
るものである。この飲料容器を開口するには、ハンドル
体をねじって薄肉部を破断する。その際に、ハンドル体
が梃子の作用をして大きな偶力が発生し、薄肉部の破断
を容易に行えるので、薄肉部を厚く丈夫にすることがで
き、容器の梱包、搬送等の取扱い中の衝撃による開封を
防止できるとしている。
料を充填する比較的大容量の容器を対象としたものであ
り、ハンドル体に外力が加わり難くするために、ハンド
ル体の横幅を容器の直径より小さくする必要はあるが、
開口を容易とする所望の大きさに設定することができ
る。しかし、胴部の直径が1cm程度の一度で内容物を
使い切るための少容量のプラスチックチューブ容器で
は、ハンドル体の横幅を、上記の飲料容器に倣って開口
を容易とする所望の大きさに設定すると、ハンドル体の
横幅が容器本体の直径よりも大きくなってしまい、容器
の取扱い中にハンドル体に外力が加わり易くなって、容
器の梱包、搬送等の取扱い中の衝撃等による開封を招き
かねない。
ストオフ口部を備え、一度で内容物を使い切るための少
容量のプラスチックチューブ容器であって、口部の開封
を容易とするため薄肉部の厚さを薄くしても、容器の取
扱い中の衝撃等による開封を防止できる容器を提供する
ことを目的とするものである。
に続く口頸部と、該口頸部に続く肩部と、該肩部に続く
胴部とを有する容器本体と、前記口部の上端に薄肉部を
介して板状の摘み部を一体に備え、該摘み部はその横幅
が前記容器本体の胴部の直径以下であり、且前記容器本
体の口部に跨って口頸部又は肩部までの両側に被さる垂
下部を有するツイストオフ口部付き少容量容器におい
て、前記薄肉部に、前記摘み部の幅方向と直交する半径
方向外方に張り出して容器本体の軸線方向に延びる一対
のリブ部を一体に形成したツイストオフ口部付き少容量
容器である。
実施の形態を示す。図1は、正面図と側面図、図2は、
図1の要部の縦断面図、図3は、図1AのX−X線及び
Y−Y線の断面図である。図において、1は、ポリプロ
ピレンやポリエチレン等のポリオレフィン樹脂製の容器
であって、その製法は後記する。容器1の本体部の胴部
2は、円筒形で内溶液を充填した後に、下端の内面同士
を熱接着してエンドシール部11を形成して密封してあ
る。胴部2の上端は、中空円錐台形状の肩部3に続き、
その肩部3は、中空で先細りの口頸部4に続いている。
口頸部4の先端は、ノズル状の口部5に続き、口部5の
上端には、破断し易いように薄肉とした薄肉部6が形成
してある。
側面側の両側に位置する円筒部7と、容器1の正面側と
背面側に位置して容器軸線方向外方に延びるリブ部8と
で形成され、リブ部8の水平断面形状は、中空のほぼコ
の字形をなし、その各三辺の厚さは、円筒部7の厚さと
ほぼ同じ厚さとしてある。薄肉部6の上端は、板状の摘
み部10から膨出する半球部9に続き、リブ部8の下端
は、薄肉部6と口部5の繋ぎ目より下方の位置で口部5
に繋っている。摘み部10は、板状で正面形状がほぼ鞍
形であり、その横幅は容器本体部の胴部2の直径より僅
かに小さく、容器本体部の側面側の両側で薄肉部6と口
部5とに跨り、更に、僅かの隙間を置いて口頸部4に沿
って下方に延び、肩部3の中程までに被さっている。
ると、薄肉部6が変形して行き、口部5も僅かに変形す
るが、半球部9は中実で変形し難いので、ねじりによる
剪断力が半球部9と薄肉部6との繋ぎ目に集中して作用
し、やがてこの部位で薄肉部6が破断する。摘み部10
を取り払った容器1は、そのノズル状の口部5に続く薄
肉部6で開口しているので、内溶液として充填されたイ
ンキ、薬品、化粧品や醤油、ソース等の調味液を注出で
きる。
体部の胴部2の直径より大きくすることなく、僅かに小
さくしてあるので、容器1の取扱い中に外力が摘み部1
0よりも胴部2の方に加わり易くなっていて、事故によ
る薄肉部6の破断が防止できる。摘み部10の側面側か
ら外力が加わったときに、摘み部10の垂下部が肩部3
の中程まで両側に被さっているので、摘み部10の内側
側面が口頸部4や肩部3に当接し、摘み部10のそれ以
上の動きを止めて薄肉部6の破断を防止する。
力が加わったときに、薄肉部6にその中心線からの距離
が大きなブ部8が存在するので、水平方向の断面積を同
じとした円筒形に比べて断面係数が大きくなり、その
分、曲げに対する抵抗力が増加して薄肉部6の破断を防
止する。したがって、小さな摘み部10で容器の開封を
容易にするために、薄肉部6の厚さを薄くしても、摘み
部10に四方から加えられる外力に対して抵抗力が増
し、事故による薄肉部6の破断が防止できる。
示す。図4は、図3と同様に、図1AのX−X及びY−
Y線の断面図である。この変形例は、第一の実施の形態
における薄肉部6の構造のみを変え、薄肉部6’として
円筒部7’にその半径方向外方に延びる中実のリブ部
8’を形成したものであり、その他の構造は第一の実施
の形態と同じである。
間を、破断可能な連結部で一体にしてもよく、また、リ
ブ部8の水平断面形状をコの字形に代えて、U字形、V
字形、半円形、楕円形等としてもよい。要は、摘み部1
0の正面側や背面側に外力が加わったときに、曲げに対
する抵抗力を大きくできると共に、ねじ切り易い形状で
あればよい。
する。図5は、金型を用いた成形工程を示す図、図6
は、成形工程の後の工程を示す図である。図5Aは、押
出機の押出しヘッド12から円筒形のパリソン13を、
二つ割りの金型14,14’を開型した間に押出した状
態を示し、押出しヘッド12の中孔15からは、常時、
49.03KPa程度の低圧空気がパリソン13内に送
られてパリソン13同士が溶着するのを防止している。
ると、図5Bに示すように、二つ割りの金型14,1
4’を閉型し、金型の内面に容器1の外面形状が穿刻さ
れているので、パリソン13に半球部9と摘み部10が
形成される。続いて、押出しヘッド12と金型14との
間で、ヒートカッターを用いてパリソン13を切断す
る。この状態を図5Cに示す。
ョンに送り、パリソン13内にブローピン16を挿入し
て薄肉部6を成形し、続いて、ブローピン16の孔18
から686.47KPa程度の高圧空気がパリソン13
内に送られて胴部2、肩部3、口頸部4及び口部5を成
形する。この際に、容器の底側のバリ17と口部側のバ
リは、ブローピン16と金型14,14’とに挟まれて
切断される。この状態を図5Dに示す。
内のブロー成形品が冷えて適度の硬さになると、ブロー
ピン16を引き抜き、金型14,14’を開く。この状
態を図6Aに示す。ブロー成形品20からは、既に底側
のバリ17と口部側のバリ19とが切断されている。ブ
ロー成形品20には、図6Bに示すように、ブロー成形
時に金型との気密性を保つため、底部側に縮径部がある
ので、この部分を切取って底部の開いた空容器21と
し、次ぎの充填工程でこの空容器21に内容物を充填
し、続いて端部の内面同士を熱接着してエンドシール部
11を形成し、密封した容器1とする。
に示す。第一の実施の形態と異なる点は、容器1と同様
な三個の容器22,22’,22”を横に列べ、各容器
の胴部を分離可能な薄肉連結部23,23’で一体に繋
げたものである。各容器の摘み部10’は、肩部3まで
には達つしておらず、口頸部4の上部までに被さり、そ
の下縁は、各容器の肩部3と口頸部4の両側に形成した
補強用板部24,24’の上部で、分離可能な薄肉連結
部25,25’で一体に繋がっている。
製法と同様に、ブロー成形により製造する。図7Aの外
面形状に合せて穿刻したキャビティを有する二つ割りの
金型に、三個の容器22,22’,22”を内包できる
直径のパリソンを入れ、3本のブローピンを用いてブロ
ー成形する。図7Bは、ブロー成形後の成形品の状態を
示すもので、各容器22,22’,22”の底側のバリ
27と、編目で示す周囲の板状のバリ26は、境目で概
ね切れているので、適宜の手段で取り除く。
いて端部の内面同士を熱接着し、各容器22,22’,
22”にエンドシール部11’を形成して密封するの
は、第一の実施の形態の製法と同様である。この容器
は、三個の容器22,22’,22”が薄肉連結部2
3,23’で一体に繋っているので、先ず、薄肉連結部
23を破断して一本の容器22を取出す。一本の容器2
2の開封は、摘み部10’をねじって薄肉連結部25を
破断し、第一の実施の形態の容器1と同様にして開口さ
せる。
器は、容器口部の薄肉部の厚さを薄くできるので、容器
を開封する際に、小さな摘みで容易に薄肉部を破断する
ことができると共に、薄肉部の厚さが薄くても、容器の
取扱い中の衝撃等の事故による開封が防止できる。
図。
図。
5:口部 6,6’:薄肉部 7,7’:円筒部 8,8’:
リブ部 9:半球部 10,10’;摘み部 11:エンドシール部
Claims (1)
- 【請求項1】 口部及びこれに続く口頸部と、該口頸部
に続く肩部と、該肩部に続く胴部とを有する容器本体
と、前記口部の上端に薄肉部を介して板状の摘み部を一
体に備え、該摘み部は、その横幅が前記容器本体の胴部
の直径以下であり、且前記容器本体の口部に跨って口頸
部又は肩部までの両側に被さる垂下部を有するツイスト
オフ口部付き少容量容器において、 前記薄肉部に、前記摘み部の幅方向と直交する半径方向
外方に張り出して容器本体の軸線方向に延びる一対のリ
ブ部を一体に形成したことを特徴とするツイストオフ口
部付き少容量容器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001163432A JP4678664B2 (ja) | 2001-04-23 | 2001-04-23 | ツイストオフ口部付き少容量容器 |
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2001
- 2001-04-23 JP JP2001163432A patent/JP4678664B2/ja not_active Expired - Fee Related
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