JP4378110B2 - 投写型表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放電ランプから照射された光を用いて画像を被投写面(スクリーン)に表示する投写型表示装置(液晶プロジェクタ等のプロジェクタ)に係り、特に、画像を被投写面に表示しない(待機モード)時の冷却ファンの回転制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のプロジェクタの光源に使用される放電ランプは、その特性上、一旦消灯してしまうと、即再点灯することができず、放電ランプが再点灯可能な温度に冷めるまで、約1分〜1分半程度の間待たなければ、再点灯することはできない。そのため、会議等でプロジェクタの表示画像を使ってプレゼンテーションを行っている最中、一時的な議論となり、少しの間プロジェクタの表示画像を必要としないときに一旦放電ランプを消灯してしまうと、その次すぐに画像が必要になったとき、画像を即座に再表示できず、ある程度の時間待たなければならない。よって、オペレータに対して使い勝手を悪化させていた。
【0003】
一方、プロジェクタの画像表示を必要としない(待機モード)時にも、放電ランプを消灯させないように、画像表示(通常モード)時と同レベルの電力を放電ランプに供給し続けて放電状態を維持することは、放電ランプの寿命を短くしたり、供給電力を浪費したりすることになる。
【0004】
これに対し、特許文献1には、待機モード時、放電ランプからの照射光路をキャップで遮断し、放電ランプを消灯させないように供給電力の50%の範囲内で供給電力を低下させるプロジェクタが記載されている。また、特許文献2には、映像シーンに合わせて放電ランプへの供給電力を低下させて省電力化することのできる映像機器が記載されている。
【0005】
なお、放電ランプは、通常モードで点灯している間発熱し続け、高温になる。また、放電ランプからの照射光により画像を被投射面に投写する光学系(画像投写手段)も、高温になる。これらの温度は、放電ランプへの供給電力の大きさに比例して上昇し、所定の温度を超えてしまうと寿命や性能等を悪化させてしまうことになる。
【0006】
そこで、放電ランプや画像投写手段を冷却するのに冷却ファンが一般的に用いられている。この冷却ファンは、回転数を変えることで冷却能力をコントロールすることができるので、通常モードで放電ランプを点灯させしている間、放電ランプや画像投写手段の温度が所定の温度を超えないように、冷却ファンの回転数を制御している。さらに、放電ランプへの供給電力を低下させて省電力化した際に、冷却ファンの回転数を通常モード時での回転数より小さくするプロジェクタも知られている。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−239767号公報
【特許文献2】
特開2001−326086号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術では、待機モード時に、放電ランプの放電状態を維持したまま供給電力を低下させた状態で、冷却ファンの回転を停止させるような制御をしていなかった。冷却ファンを回転させると、騒音が発生してしまう。特に、会議のプレゼンテーション中にプロジェクタを通常モード状態から待機モードへ切り替えて、一時的な議論を行う場合、冷却ファンが回転したままの状態であると、その議論での会話を冷却ファンからの騒音で妨げてしまう、という問題がある。
【0009】
そこで、本発明は、上記の課題を解決するためのもので、画像を被投写面に表示しない(待機モード)時、冷却ファンからの騒音をなくすことのできる投写型表示装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の投射型表示装置は、放電ランプと、前記放電ランプから照射された光を用いて画像を被投写面に表示する画像投写手段と、前記放電ランプへの供給電力を制御する電力制御手段と、前記放電ランプの温度を低下させる冷却ファンと、前記冷却ファンの回転を制御する冷却ファン制御手段と、前記放電ランプの温度を検出する温度センサとを有し、画像を被投射面に表示する通常モードから画像を被投写面に表示しない待機モードへの切り替えにおいて、前記電力制御手段と前記冷却ファン制御手段は、前記温度センサにより検出される前記放電ランプの温度が所定の温度範囲となるように、前記放電ランプへの供給電力と前記冷却ファンの回転数をそれぞれ段階的に制御することにより、前記放電ランプを前記所定の温度範囲で点灯させながら前記冷却ファンの回転を停止させた状態にすることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
[第1実施例]
図1に、本実施例に係るプロジェクタのブロック図を示す。
【0012】
1はプロジェクタ光源として使用される放電ランプである。2は放電ランプ1の電力制御ならびに点灯制御を行うバラストで、点灯中の放電ランプ1のランプ電圧を検出するランプ電圧検出回路2a、および、点灯中の放電ランプ1のランプ電流を検出するランプ電流検出回路2bを含む。3は放電ランプ1の温度あるいはその近傍部の温度を検出する温度センサで、4は放電ランプ1あるいはその近傍部の温度を低下させる冷却ファンである。
【0013】
6は、制御回路部5からの画像信号に基づいて放電ランプ1の照射光で不図示のスクリーンに投写(投射)する画像投写部(画像投射部)である。7は、プロジェクタ各部への電源を生成する電源部で、供給された商用電源(AC100V)からバラスト2へのDC360V電源と制御回路部5への各種低電圧電源(5V、12V等)を生成する。
【0014】
5は、バラスト2の電力設定値を制御する(バラスト2を介して放電ランプ1へ供給される電力値を設定する)制御回路部であり、プロジェクタに接続されるPCやビデオ機器等から受信した投写画像信号の信号処理や、画像投写部6の一部である液晶パネルへ送信する画像信号の生成や、通常モード時に温度センサ3からの検出温度に基づいた冷却ファン4の回転制御や、放電ランプ1や画像投写部6が異常高温になった時におけるバラスト2または電源7の動作の緊急停止といった制御も行っている。
【0015】
5aは、待機モード時に作動し、冷却ファン4の回転を停止させ、その回転停止状態で温度センサ3からの検出温度を基にバラスト2の電力設定値を制御する待機モード電力制御部であり、制御回路部5内に構成されている。
【0016】
なお、本実施例では、バラスト2と、待機モード電力制御部5aを含む制御回路部5を別々に分けて構成しているが、これらをまとめて1つの構成にしても良い。さらに、この1つにまとめた構成の中に、放電ランプ1への供給電力を制御する電力制御手段と冷却ファン4の回転を制御する冷却ファン制御手段の2つに分けて設け、それぞれに待機モード電力制御手段と待機モード冷却ファン制御手段を含むような構成にしても良い。
【0017】
ここで、放電ランプ1の点灯動作について以下説明する。
【0018】
バラスト2は、制御回路部5からランプ点灯信号を受信して放電ランプ1の点灯動作を始動する。このとき、放電ランプ電極間の絶縁状態を破壊し放電を開始させるべく、瞬間的に数kV〜数10kVの高圧パルスを放電ランプ1に出力する。放電ランプ1の点灯動作が始動した後、常にまたは一定間隔で、バラスト2内のランプ電圧検出回路2a及びランプ電流検出回路2bによりランプ電圧及びランプ電流が検出され監視される。
【0019】
放電ランプ1の放電が開始された後の初期段階では、バラスト2は放電ランプ1に対して定電流制御を行い、この間、ランプ電圧は徐々に上昇する。その後、ランプ電圧が所定の電圧値に達した時、バラスト2は定電力制御に切替り、次第にランプ電圧が上昇するのに伴ってランプ電流が徐々に下降していくようになる。本実施例で使用される放電ランプ1は、ランプ電極間のギャップが約1.1mmであり、ランプ電圧は約70数Vで安定する。このとき、放電ランプ1の点灯状態(明るさ)は略安定した状態になるが、放電ランプ1の点灯動作が始動してからこの状態になるまでに約1分を要する。
【0020】
ここで、図2のフローチャートを用いて、待機モード時の動作について以下説明する。
【0021】
まず、通常モードから待機モードに切り替える場合、リモコン、プロジェクタの本体スイッチあるいはメニュー画面の表示スイッチ等により待機モード開始の操作を行う(S201)。その後、投写画像全体を黒やブルーバックで表示させたり、遮光板を投写光路内に挿入したりして、投写画像を被投写面に表示させないミュート状態にする(S202)。
【0022】
次に、▲1▼放電ランプへの供給電力を小さくすると温度は下がる、および、▲2▼冷却ファンの回転数を小さくすると温度は上がる、という2つの現象を組み合わせることで、「冷却ファン回転停止かつ放電ランプ低電力点灯」という状態になるように、放電ランプへの供給電力と冷却ファンの回転数を制御する(S203)。ここで、放電ランプへの供給電力は、通常モード時の電力値から、放電ランプが消灯してしまう寸前の放電ランプ点灯可能な最小電力値Pminへと下げられる。また略同時に、冷却ファンの回転も、通常モード時の回転数から、回転数0の回転停止状態へと下げられる。このとき、冷却ファンからの騒音はなくなるのである。
【0023】
このとき、放電ランプは低電力点灯状態であり、通常モード時よりも低いレベルではあるが、発熱し続けている。この放電ランプ発熱量が、プロジェクタ筐体の外装表面から自然に放熱される自然放熱量と同等またはこれより小さければ、放電ランプ(放電ランプ近傍に配置された画像投写部も含む)の温度は上昇しない。つまり、このような場合、冷却ファンからの騒音が無い状態を維持することが可能となるのである。装置設計の段階では、このプロジェクタ筐体外装からの自然放熱量をなるべく大きくとれるようにするのが望ましい。
【0024】
一方、低電力点灯状態の放電ランプ発熱量がプロジェクタ筐体外装からの自然放熱量よりも大きい場合、放電ランプの温度は上昇してしまうことになる。このような事態に備え、放電ランプの温度を常にまたは一定間隔で検出し、検出温度Tdetが所定の温度上限値Thiを超えたか否かを確認する(S204)。ここで、もしTdetがThiを超えた場合、冷却ファンの回転数を所定量ずつ大きくする(S205)。大きくする所定量は、冷却ファンからの騒音を考慮して過度に大きくならないように、予め数段階に設定されている。この後、検出温度Tdetが所定の温度下限値Tlowよりも下がったか否かを確認する(S206)。ここで、もしTdetがTlowよりも下がった場合、再度冷却ファンの回転数を小さくし、冷却ファン回転停止状態にする(S207)。そして、冷却ファンからの騒音が無い状態になるのである。
【0025】
なお、温度上限値Thiと温度下限値Tlowは、予め実験的に求められた値が設定されている。温度上限値Thiは、放電ランプの温度がこれを超えると寿命や性能に悪影響を及ぼしてしまう可能性のある温度であり、通常モード時の温度上限値と同じに設定される。温度下限値Tlowは、放電ランプの温度がこれより下がると放電ランプが立ち消えしてしまう可能性のある温度であり、比較的高い電力が放電ランプへ供給される通常モード時の温度下限値よりも低目に設定される。
【0026】
このような待機モードから通常モードに切り替える場合、リモコン、プロジェクタの本体スイッチあるいはメニュー画面の表示スイッチ等から待機モード解除の操作を行う(S208)。この操作により、放電ランプへの供給電力制御および冷却ファンの回転制御が通常モード状態に戻る(S209)。このとき、待機モード時の放電ランプは消灯せずに低電力点灯状態であったため、プロジェクタの表示画像は素早く所望の明るさに達することができ、通常モードでの使用が開始される(S210)。
【0027】
[第2実施例]
本実施例は、上記第1実施例の変形例である。第1実施例では、放電ランプ点灯可能最小電力値Pminが予め実験的に求められた既知の値であり、S203においてPminをターゲットにして放電ランプへの供給電力の制御を行っているが、本実施例では、放電ランプ点灯可能最小電力値Pminが予め分かっておらず、その代わりに、温度センサによる検出温度に基づいて放電ランプへの供給電力の制御を行う。
【0028】
図3のフローチャートを用いて、本実施例に係る待機モード時の動作について以下説明する。
【0029】
まず、待機モードを開始して投写画像をミュートするまでは、第1実施例と同様である。その後、図2のS201、S202に引き続いて、放電ランプへの供給電力を徐々に低下させ、その電力値が安定するのを待つ(S301)。ここで、放電ランプへの供給電力を低下させた直後ランプ電圧およびランプ電流は共にリアルタイムに安定するわけではなく、最初はその電力低下量に応じてオーバーシュート気味に変動し、その後徐々に安定すべき値に収束していくのである。つまり、待機モードを開始してから放電ランプへの供給電力を一気に低下させてしまうと、放電ランプの電流がオーバーシュート気味に降下してしまい、放電ランプが立ち消えになってしまう恐れがある。したがって、放電ランプへの供給電力は一気ではなく、徐々に低下させるのが好ましい。特に、S301においては、放電ランプへの供給電力を低下させる際のターゲット電力値をPtarget、低下させる前の検出電力値(ランプ電圧検出回路で検出されたランプ電圧値とランプ電流検出回路で検出されたランプ電流値の積で求められる)をPpresentとして、
target=Ppresent−20
または、
target=Ppresent×0.8
で得られるターゲット電力値Ptargetを用いて、放電ランプへの供給電力を低下させている。なお、上記式では、電力低下分を20W、または、電力低下率を80%としているが、これらは任意に設定することが可能である。このように放電ランプへの供給電力を低下させた後は、ランプ電圧およびランプ電流、さらには、放電ランプ(放電ランプ近傍に配置された画像投写部も含む)の温度を検出し、それらが安定するのを監視する。
【0030】
そして、S301で安定状態になったことを確認した後、検出温度Tdetが待機モード時の温度下限値Tlowよりも下がったか否かを確認する(S302)。ここで、TdetがTlowよりも下がらない場合は、S301に戻り、再度放電ランプへの供給電力を低下させる。一方、TdetがTlowよりも下がった場合は、冷却ファンの回転数を予め設定された所定量ずつ小さくし、Tdetが安定するのを待つ(S303)。
【0031】
その後、冷却ファンの回転数が0の回転停止状態に達したか否かを確認する(S304)。ここで、冷却ファンの回転が停止状態に達した場合は、図2のS204へと移行する。図2のS204へ移行した後は、「冷却ファン回転停止・放電ランプ低電力点灯」状態になるように制御され、待機モード時の冷却ファンからの騒音が無い状態になるのである。
【0032】
さらに、冷却ファンの回転が停止状態に達していない場合は、検出温度Tdetが待機モード時の温度上限値Thiを超えたか否かを確認する(S305)。ここで、TdetがThiを超えていない場合は、S303に戻り、再度冷却ファンの回転数を所定量ずつ小さくする。一方、TdetがThiを越えた場合は、S301に戻り、再度放電ランプへの供給電力を低下させる。そして、TdetがThiを超えていない場合も超えた場合も、最終的には、S304から図2のS204へと移行し、待機モード時の冷却ファンからの騒音が無い状態になるのである。
【0033】
[第3実施例]
本実施例もまた、第1実施例の変形例である。第1実施例では、S203において既知の値である放電ランプ点灯可能最小電力値Pminをターゲットにして放電ランプへの供給電力を一気に低下させているが、本実施例では、放電ランプ点灯可能最小電力値Pminに対してマージンを設け、そのマージンを考慮して放電ランプへの供給電力を段階的に低下させる。
【0034】
図4のフローチャートを用いて、本実施例に係る待機モード時の動作について以下説明する。
【0035】
まず、待機モードを開始して投写画像をミュートするまでは、第1実施例と同様である。その後、図2のS201、S202に引き続いて、放電ランプへの供給電力を段階的に低下させ、その電力値が安定するのを待つ(S401)。このとき、放電ランプへの供給電力を低下させる際のターゲット電力値をPtarget、低下させる前の検出電力値(ランプ電圧検出回路で検出されたランプ電圧値とランプ電流検出回路で検出されたランプ電流値の積で求められる)をPpresentとして、
taregt=(Ppresent−Pmin)/2+Pmin
で得られるターゲット電力値Ptargetを用いて、放電ランプへの供給電力を低下させている。このように放電ランプへの供給電力を低下させた後は、ランプ電圧およびランプ電流が安定するのを監視する。
【0036】
そして、S401で安定状態になったことを確認した後、その時(供給電力を低下させた後)の電力値Ppresentが、放電ランプ点灯最小電力値Pminにマージンα(例えば、Pminの10%程度)を加算したしきい値(Pmin+α)よりも低下したか否かを確認する(S402)。ここで、Ppresentが(Pmin+α)より低下していない場合は、S401に戻り、再度放電ランプへの供給電力を低下させる。一方、Ppresentが(Pmin+α)より低下した場合は、放電ランプ(放電ランプ近傍に配置された画像投写部も含む)の温度を検出し、その検出温度Tdetが安定したか否かを確認する(S403)。
【0037】
detが安定したことを確認した後、さらにそのTdetが温度上限値Thiを超えたか否かを確認する(S404)。ここで、TdetがThiを超えた場合は、冷却ファンの回転数を予め設定された所定量ずつ大きくしてTdetが安定するまで待ってから(S405)、再度S404に戻る。一方、TdetがThiを越えていない場合は、冷却ファンの回転数を所定量ずつ小さくしてTdetが安定するまで待ち(S406)、その後、冷却ファンの回転数が0の回転停止状態に達したか否かを確認する(S407)。
【0038】
このとき、冷却ファンの回転が停止状態に達した場合は、図2のS204へと移行し、その後、「冷却ファン回転停止・放電ランプ低電力点灯」状態になるように制御され、待機モード時の冷却ファンからの騒音が無い状態になるのである。一方、冷却ファンの回転が停止状態に達していない場合は、S404に戻り、最終的には、S407から図2のS204へと移行し、待機モード時の冷却ファンからの騒音が無い状態になるのである。
【0039】
なお、S405とS406において、冷却ファンの回転数を所定量ずつ小さくしたり大きくしたりして頻繁に切り替え制御する場合はハンチングしてしまう恐れがあるので、冷却ファンの回転数を所定量ずつ切り替えた後は、回転数が安定するまで一定時間待ってから、冷却ファンの回転数の切り替え制御を再開するようにするとよい。また、この冷却ファンの回転数を切り替え制御する際は、冷却ファンからの騒音を考慮して、冷却ファンの回転数を予め数段階に分けて設定しておくとよい。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像を被投写面に表示しない(待機モード)時、冷却ファンからの騒音をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプロジェクタのブロック図。
【図2】第1実施例に係る待機モード時の動作を示すフローチャート。
【図3】第2実施例に係る待機モード時の動作を示すフローチャート。
【図4】第3実施例に係る待機モード時の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 放電ランプ
2 バラスト
2a ランプ電圧検出回路
2b ランプ電流検出回路
3 温度センサ
4 冷却ファン
5 制御回路部
5a 待機モード電力制御部
6 画像投写部
7 電源部

Claims (1)

  1. 放電ランプと、前記放電ランプから照射された光を用いて画像を被投写面に表示する画像投写手段と、前記放電ランプへの供給電力を制御する電力制御手段と、前記放電ランプの温度を低下させる冷却ファンと、前記冷却ファンの回転を制御する冷却ファン制御手段と、前記放電ランプの温度を検出する温度センサとを有し、画像を被投射面に表示する通常モードから画像を被投写面に表示しない待機モードへの切り替えにおいて、前記電力制御手段と前記冷却ファン制御手段は、前記温度センサにより検出される前記放電ランプの温度が所定の温度範囲となるように、前記放電ランプへの供給電力と前記冷却ファンの回転数をそれぞれ段階的に制御することにより、前記放電ランプを前記所定の温度範囲で点灯させながら前記冷却ファンの回転を停止させた状態にすることを特徴とする投写型表示装置。
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