JP4377142B2 - 自動変速機のシフトレバー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は自動変速機のシフトレバー装置に係り、特に、主スライダの幅方向両側に副スライダの突出空間を確保する必要が無く、シフトレバー装置の小型化を果たし得る自動変速機のシフトレバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両に搭載されるエンジンには、駆動力を走行条件に応じて自動的に変換して取出す自動変速機を備えているものがある。自動変速機は、シフトレバー装置のシフトレバーを各シフト位置にシフト操作することにより、補助変速機構の係合状態を切換えられる。
【0003】
自動変速機のシフトレバー装置には、互いに平行に延びる第1シフト路及び第2シフト路とこれら第1シフト路及び第2シフト路に交差する方向に延びてこれらを接続する接続路とが形成されるカバー部材をベース部材上部に設け、前記第1・第2シフト路及び接続路を移動可能に前記ベース部材に回動自在に軸支されるシフトレバーを設け、このシフトレバーの第1シフト路における操作により変速部を自動変速させるとともに、シフトレバーの第2シフト路おける操作により変速部を手動により変速させるものがある。
【0004】
シフトレバー装置には、図12に示す如く、図示しないシフトレバーが移動される第1・第2シフト路及び接続路を遮蔽するために、主スライダ102及び副スライダ104を設けている。
【0005】
主スライダ102は、シフトレバー106を挿通するセレクト方向に長い主挿通孔108が形成されるとともに、この主挿通孔108に挿通したシフトレバー106の第1・第2シフト路(図示せず)におけるシフト方向への操作に伴い、第1・第2シフト路を遮蔽しながら第1・第2シフト路の延びるシフト方向に移動されるように、カバー部材(図示せず)の裏面に支持される。主スライダ102の裏面110には、主挿通孔108を挟んでセレクト方向に長い延びる爪部112を設け、爪部112に係止部114を設けている。
【0006】
副スライダ104は、シフトレバー106を挿通する副挿通孔116が形成されるとともに、この副挿通孔116に挿通したシフトレバー106の接続路(図示せず)におけるセレクト方向への操作に伴い、主挿通孔108を遮蔽しながら接続路の延びる方向に副挿通孔116が移動するように、主スライダ102の裏面110に設けた爪部112の係止部114に支持される。
【0007】
このような自動変速機のシフトレバー装置には、カバー部材に自動変速用及び手動変速用のシフト路を遮蔽してシフト方向に摺動自在な主スライダを設け、この主スライダに対して一体的にシフト方向に移動し、且つシフト方向と交差するセレクト方向に摺動自在な副スライダを設けたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0008】
また、従来の自動変速機のシフトレバー装置には、カバー部材に自動変速用及び手動変速用のシフト路とこれら両シフト路を接続する接続路とを設け、前記両シフト路を遮蔽してシフト方向に延びる主スライダを設け、この主スライダと交差するセレクト方向に延びる副スライダを設け、これら両スライダを接続路から露出する表面が相互に面一となるように形成し、かつスライダ表面にスライダ間の境界線と平行な横縞模様を施したものがある(例えば、特許文献2参照。)。
【0009】
【特許文献1】
特開平8−192653号公報(第2頁、図10)
【特許文献2】
特開平7−293688号公報(第6頁、図18)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記図12に示す従来のシフトレバー装置は、図示しないカバー部材の裏面に自動変速用及び手動変速用のシフト路を遮蔽してシフト方向に移動するように主スライダ102を支持して設け、この主スライダ102の裏面110にシフト方向と交差するセレクト方向に移動するように副スライダ104を支持して設けている。
【0011】
ところが、このシフトレバー装置は、シフトレバー106をセレクト方向に操作して副スライダ104を移動させると、主スライダ102の幅方向両側の縁部118から副スライダ104が突出されるため、主スライダ102の幅方向両側の縁部118の外方に副スライダ104の突出空間Sを確保する必要があり、シフトレバー装置の大型化を招く不都合があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明は、上述の不都合を除去するために、複数の切換位置を有する第1シフト路と、この第1シフト路に平行に配置される第2シフト路と、前記第1シフト路及び第2シフト路に交差してこれら第1シフト路及び第2シフト路を接続する接続路と、前記第1・第2シフト路及び接続路を移動可能に設けられるシフトレバーと、前記第1・第2シフト路及び接続路が形成されるカバー部材と、前記シフトレバーを挿通する主挿通孔が形成されるとともにこの主挿通孔に挿通したシフトレバーの前記第1・第2シフト路における操作に伴い前記第1・第2シフト路を遮蔽しながら前記第1・第2シフト路の延びる方向に移動されるように前記カバー部材に支持される主スライダと、前記シフトレバーを挿通する副挿通孔が形成されるとともにこの副挿通孔に挿通したシフトレバーの前記接続路における操作に伴い前記主挿通孔を遮蔽しながら前記接続路の延びる方向に前記副挿通孔が移動するように前記主スライダに支持される副スライダとを有する自動変速機のシフトレバー装置において、前記主スライダに前記副スライダを回転可能に支持し前記副スライダの回転中心から離間する位置に前記シフトレバーを挿通する前記副挿通孔を形成し、前記副スライダの外周に前記回転中心を軸心とする円周面を形成し、この円周面を挟持して前記副スライダを回転可能に支持する爪部を前記主スライダに形成したことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
この発明の自動変速機のシフトレバー装置は、接続路におけるシフトレバーの操作時に副スライダは回転するだけで、主スライダの幅方向両側の縁部から外方に突出されることが無い。
【0014】
【実施例】
以下図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。図1〜図6は、この発明の第1実施例を示すものである。図4〜図6において、2は図示しない車両に搭載された自動変速機のシフトレバー装置、4はベース部材、6はシフトレバーである。シフトレバー装置2は、いわゆる手動変速(マニュアル)モード付きセレクタであり、自動変速モード(ATモード)のドライブ(D)ポジションで、手動変速モード(MTモード)にすることができるものである。
【0015】
ベース部材4は、図4に示す如く、車両の前後方向に指向するとともに車両の左右方向に並列する2枚の側壁8を設け、前記2枚の側壁8の上部を連絡するレバー貫通壁10を設けている。ベース部材4の側壁8には、車両の左右方向に延びるシフト軸である第1回転軸12により図示しない接続部材を車両の前後方向に回動可能に軸支して設け、この接続部材に前記第1回転軸12と直交して車両の前後方向に延びるセレクト軸である第2回転軸によりレバー支持部材(図示せず)を車両の左右方向に回動可能に軸支して設け、このレバー支持部材に前記シフトレバー6の中空状のレバー軸14の下端を支持して設けている。
【0016】
これにより、シフトレバー6は、ベース部材4の側壁8に接続部材及びレバー支持部材を介して第1回転軸12及び第2回転軸により、シフト方向及びセレクト方向に回動自在に軸支して設けている。
【0017】
シフトレバー6は、図5に示す如く、レバー軸14の上端にシフトノブ16を設け、このシフトノブ16の上部にデテント機構18を構成するシフトボタン20を押し・戻し可能に設けている。デテント機構18は、シフトレバー6のシフトボタン20の押し・戻し操作と図示しないデテントスプリングのばね力とによりレバー軸14内のデテントロッド22を上下方向に移動させ、デテントロッド22下端のデテントピン24をベース部材4の側壁8に形成したシフト用開口段部26に係合離脱させ、シフトレバー6の各シフト位置からの遊動を規制する。
【0018】
前記ベース部材4は、図4に示す如く、レバー貫通壁10にシフトレバー6をシフト方向及びセレクト方向に移動可能とするベース側レバー用孔部28を形成して設け、このベース側レバー用孔部28を挟んでレバー貫通壁10の車両の左右方向両側に後述する主スライダ68を車両の前後方向に案内する案内部30を形成して設け、側壁8の上縁に車両の前後方向に離間させてベース側係合部32を突出させて設けている。
【0019】
前記ベース側レバー用孔部28は、車両の前後方向のシフト方向へ延びる複数の切換位置を有する自動変速用シフト路であるベース側第1シフト路34と、このベース側第1シフト路34に平行に配置される手動変速用シフト路であるベース側第2シフト路36と、ベース側第1シフト路34及びベース側第2シフト路36に交差して車両の左右方向のセレクト方向に延びるベース側第1シフト路34及びベース側第2シフト路36を接続するベース側接続路38とからなる。
【0020】
シフトレバー装置2は、ベース側レバー用孔部28を覆うように、レバー貫通壁10の上部にカバー部材40を装着して設けている。カバー部材40は、レバー貫通壁10上部を覆う形状の上壁部42を設け、この上壁部42の周囲に周壁44を垂下して設け、上壁部42に前記シフトレバー6をシフト方向及びセレクト方向に移動可能とするカバー側レバー用孔部46を表面48から裏面50に貫通させて形成して設け、上壁部42の車両の左右方向両側の周壁44の前記ベース側係合部32と対応する位置にこのベース側係合部32が係合するカバー側係合孔52を形成して設けている。
【0021】
前記カバー側レバー用孔部46は、前記ベース側レバー用孔部28と合致する形状に形成され、図6に示す如く、車両の前後方向のシフト方向へ延びる複数の切換位置を有する自動変速用シフト路であるカバー側第1シフト路54と、このカバー側第1シフト路54に平行に配置される手動変速用シフト路であるカバー側第2シフト路56と、カバー側第1シフト路54及びカバー側第2シフト路56に交差して車両の左右方向のセレクト方向に延びるカバー側第1シフト路54及びカバー側第2シフト路56を接続するカバー側接続路58とからなる。
【0022】
前記上壁部42の表面48には、カバー側第1シフト路54の幅方向一側に複数の切換位置である各シフトポジションを示す自動変速側表示部(P、R、N、D、L)60を設け、カバー側第2シフト路56の長手方向両端にシフトポジションを示す手動変速側表示部(+:アップシフト、−:ダウンシフト)62を設けている。
【0023】
また、上壁部42には、車両の前後方向両端の周壁44に延長部64を夫々形成して設けている。この延長部64には、上壁部42の裏面50であって車両の左右方向両側に、後述する主スライダ68をカバー側第1シフト路54及びカバー側第2シフト路56の延びる方向に移動させるように支持する支持部66を形成して設けている。
【0024】
このシフトレバー装置2は、カバー部材40のカバー側第1シフト路54及びカバー側第2シフト路56とカバー側接続路58とを遮蔽する主スライダ68及び副スライダ70を設けている。
【0025】
主スライダ68は、図2に示す如く、シフトレバー6のレバー軸14を挿通するセレクト方向に長い主挿通孔72が表面74から裏面76に貫通させて形成されるとともに、この主挿通孔72に挿通したシフトレバー6のレバー軸14のカバー側第1・第2シフト路54・56におけるシフト方向への操作に伴い、カバー側第1・第2シフト路54・56を遮蔽しながらカバー側第1・第2シフト路54・56の延びる方向に移動されるように、カバー部材40の裏面50に表面74を対向させてカバー部材40の裏面50の支持部66に幅方向両側の縁部78を支持して設けている。
【0026】
副スライダ70は、シフトレバー6のレバー軸14を挿通する副挿通孔80が表面82から裏面84に貫通させて形成されるとともに、この副挿通孔80に挿通したシフトレバー6のレバー軸14のカバー側接続路58におけるセレクト方向への操作に伴い、主挿通孔72を遮蔽しながらカバー側接続路58の存する方向に副挿通孔80が移動するように、主スライダ68の裏面76に表面82を対向させて主スライダ68の裏面の爪部86に外周の円周面88を回転可能に支持して設けている。
【0027】
このように、このシフトレバー装置2は、複数の切換位置を有するカバー側第1シフト路54と、このカバー側第1シフト路54に平行に配置されるカバー側第2シフト路56と、カバー側第1シフト路54及びカバー側第2シフト路56に交差してこれらカバー側第1シフト路54及びカバー側第2シフト路56を接続するカバー側接続路58と、カバー側第1・第2シフト路54・56及びカバー側接続路58を移動可能に設けられるシフトレバー6と、カバー側第1・第2シフト路54・56及びカバー側接続路58が形成されるカバー部材40と、シフトレバー6を挿通する主挿通孔72が形成されるとともにこの主挿通孔72に挿通したシフトレバー6のカバー側第1・第2シフト路54・56における操作に伴いカバー側第1・第2シフト路54・56を遮蔽しながらカバー側第1・第2シフト路54・56の延びる方向に移動されるようにカバー部材40に支持される主スライダ68と、シフトレバー6を挿通する副挿通孔80が形成されるとともにこの副挿通孔80に挿通したシフトレバー6のカバー側接続路58における操作に伴い主挿通孔72を遮蔽しながらカバー側接続路58の延びる方向に副挿通孔80が移動するように主スライダ68に支持される副スライダ70とを有している。
【0028】
この自動変速機のシフトレバー装置2は、図2・図3に示す如く、主スライダ68をシフト方向に長い幅Wの細幅長四角板形状に形成して設け、副スライダ70を主スライダ68の幅Wよりも短い直径R(W>R)の円板形状に形成して設けている。
【0029】
シフトレバー装置2は、図1に示す如く、主スライダ68の裏面76の幅W内に副スライダ70を爪部86により回転可能に支持して設け、副スライダ70の回転中心Cから離間する位置にシフトレバー6を挿通する副挿通孔80を形成して設けている。
【0030】
副スライダ70は、図3に示す如く、外周に回転中心Cを軸心とする円周面88を形成して設け、この円周面88を挟持して副スライダ70を回転可能に支持する複数の爪部86を主スライダ68の裏面76に形成して設けている。
【0031】
主スライダ68の裏面76の爪部86には、図2に示す如く、先端に副スライダ70の背面84を係止する係止部90を形成して設けている。
【0032】
副スライダ70は、図6に示す如く、回転中心Cを、カバー側接続路58の車両の左右方向における中央部に直交して、カバー側第1・第2シフト路54・56の延びる方向に描出される直線L上に配置し、図3に示す如く、副挿通孔80を長軸Aが回転中心Cを通り径方向に延びる長孔に形成して設けている。
【0033】
次に、この実施例の作用を説明する。
【0034】
シフトレバー装置2は、シフトレバー6のシフトボタン20の押し・戻し操作により、デテントロッド22を介してデテントピン24を動作させ、デテントピン24をシフト用開口段部26に係合離脱させてシフトレバー6をシフト方向に移動させ、シフト位置の変更が行われる。
【0035】
自動変速モードの場合には、図1に実線で示す如く、シフトレバー6がカバー側第1シフト路54側にあり、副スライダ70の副挿通孔80が主スライダ68のカバー側第1シフト路54側の主挿通孔72に位置されている。自動変速モードにおいては、シフトレバー6がカバー側第1シフト路54の延びる方向に移動されると、シフトレバー6のカバー側第1シフト路54における操作に伴い、主スライダ68とともに副スライダ70がカバー側第1シフト路54の延びる車両の前後方向であるシフト方向に移動され、シフト位置が切換えられる。
【0036】
一方、自動変速モードにおいて、図6に示す如く、シフトレバー6がドライブ(D)ポジションのときに、シフトレバー6が車両の右方のセレクト方向に移動され、シフトレバー6がカバー側第1シフト路54からカバー側接続路58を介してカバー側第2シフト路56に移動されると、シフトレバー6のカバー側接続路58における操作に伴い、図1に示す如く、主スライダ68に対して副スライダ70が矢印D1方向に回転され、手動変速モードになる。
【0037】
手動変速モードの場合には、図1に一点鎖線で示す如く、シフトレバー6がカバー側第2シフト路56にあり、副スライダ70の副挿通孔80が主スライダ68のカバー側第2シフト路56側の主挿通孔72に位置されている。手動変速モードにおいては、シフトレバー6がカバー側第2シフト路56の延びる方向に移動されると、主スライダ68とともに副スライダ70がカバー側第2シフト路56の延びる車両の前後方向であるシフト方向に移動され、アップシフト及びダウンシフトされる。
【0038】
また、手動変速モードにおいて、図6に示す如く、シフトレバー6がカバー側第2シフト路56の中央位置のときに、シフトレバー6が車両の左方のセレクト方向に移動され、シフトレバー6がカバー側第2シフト路56からカバー側接続路58を介してカバー側第1シフト路54に移動されると、シフトレバー6のカバー側接続路58における操作に伴い、図1に示す如く、主スライダ68に対して副スライダ70が矢印D2方向に回転され、自動変速モードになる。
【0039】
自動変速モードの場合には、前述の如く、副スライダ70の副挿通孔80が主スライダ68のカバー側第1シフト路54側の主挿通孔72に位置されており、シフトレバー6のカバー側第1シフト路54における操作に伴い、主スライダ68とともに副スライダ70がカバー側第1シフト路54の延びる車両の前後方向であるシフト方向に移動され、シフト位置が切換えられる。
【0040】
このように、この自動変速機のシフトレバー装置2は、シフトレバー6が移動されるカバー側第1・第2シフト路54・56及びカバー側接続路58が形成されたカバー部材40にカバー側第1・第2シフト路54・56を遮蔽しながらカバー側第1・第2シフト路54・56の延びる方向に移動されるように主スライダ68を支持し、シフトレバー6のカバー側接続路58における操作に伴い主スライダ68の主挿通孔72を遮蔽しながらカバー側接続路58の延びる方向に移動されるように副スライダ70を主スライダ68に支持しており、主スライダ68の裏面76の幅W内に副スライダ70を爪部86により回転可能に支持して設け、副スライダ70の回転中心Cから離間する位置にシフトレバー6を挿通する副挿通路80を形成して設けている。
【0041】
これにより、このシフトレバー装置2は、主スライダ68に副スライダ70を回転可能に支持して設け、副スライダ70の回転中心Cから離間する位置にシフトレバー6を挿通する副挿通孔80を形成して設けたことにより、カバー側接続路58におけるシフトレバー6の操作時に副スライダ70は回転するだけで、主スライダ68の幅方向両側の縁部78から外方に突出されることが無い。
【0042】
このため、この自動変速機のシフトレバー装置2は、主スライダ68の幅方向両側の縁部78の外方に副スライダ70の突出空間を確保する必要が無く、シフトレバー装置2の小型化を果たすことができる。
【0043】
また、このシフトレバー装置2は、副スライダ70の外周に回転中心Cを軸心とする円周面88を形成して設け、この円周面88を挟持して副スライダ70を回転可能に支持する複数の爪部86を主スライダ68の裏面76に形成して設けていることにより、簡易な構造で副スライダ70を回転可能に支持することができる。
【0044】
さらに、このシフトレバー装置2は、主スライダ68の裏面76の爪部86の先端に副スライダ70の背面84を係止する係止部90を形成して設けていることにより、副スライダ70の脱落を防止することができるとともに主スライダ68の裏面76に副スライダ70の表面82を密着させて回転可能に支持することができ、シフトレバー6のセレクト方向への操作時にガタツキを生じることが無く、操作性を向上することができ、カバー部材40の表面48側からの視認時に主スライダ68と副スライダ70との間に隙間が形成されることが無く、外観を向上することができる。
【0045】
さらにまた、このシフトレバー装置2は、シフトレバー6がレバー側第1シフト路54側にあるときに副スライダ70の副挿通孔80の長軸Aが直線Lに対して角度θ1で傾斜し、シフトレバー6がレバー側第2シフト路56側にあるときに副スライダ70の副挿通孔80の長軸Aが直線Lに対して角度θ2で傾斜するが、副スライダ70の回転中心Cをカバー側接続路58の中央部に直交する直線L上に配置し、副挿通孔80を長軸Aが回転中心Cを通り径方向に延びる長孔に形成して設けていることにより、長軸Aが直線Lに対してなす角度θ1・θ2を対称(θ1=θ2)にすることができ、一方に偏ることが無く、副スライダ70の回転範囲で副挿通孔80の長軸Aの傾斜による遮蔽面積の減少を抑えることができる。
【0046】
なお、このシフトレバー装置2は、副スライダ70の外周に回転中心Cを軸心とする円周面88を形成して設け、この円周面88を主スライダ68の裏面76に形成した爪部86により挟持して副スライダ70を回転可能に支持したが、副スライダ70の回転中心Cを挿通する回転軸を主スライダ68に取付けることによっても、副スライダ70を回転可能に支持することができる。
【0047】
図7・図8は、この発明の第2実施例を示すものである。第2実施例においては、上述の第1実施例と同一機能を果す箇所には同一符号を付して説明する。第2実施例のシフトレバー装置2は、伸縮自在な副スライダ70を設けている。副スライダ70は、シフトレバー6のレバー軸14を挿通する副挿通孔80を形成した取付部92を設け、この取付部92を主スライダ68の裏面76に近接位置させてシフトレバー6に取付け、取付部92と主スライダ68の第1シフト路54側の縁部78との間を連絡する第1蛇腹部94を設け、取付部材92と主スライダ68の第2シフト路56側の縁部78との間を連絡する第1蛇腹部96を設けている。
【0048】
第2実施例のシフトレバー装置2は、シフトレバー6の第1シフト路54における操作時には、図7に示す如く主スライダ68の第2シフト路56側に位置される主挿通孔72を第2蛇腹部96によって遮蔽することができ、また、シフトレバー6の第2シフト路56における操作時には、図8に示す如く主スライダ68の第1シフト路54側に位置される主挿通孔72を第1蛇腹部94によって遮蔽することができることにより、カバー側接続路58におけるシフトレバー6の操作時に、主スライダ68の幅方向両側の縁部78から外方に副スライダ70が突出されることが無い。
【0049】
このため、第2実施例のシフトレバー装置2は、主スライダ68の幅方向両側の縁部78の外方に副スライダ70の突出空間を確保する必要が無く、シフトレバー装置2の小型化を果たすことができる。
【0050】
図9〜図11は、この発明の第3実施例を示すものである。第3実施例においては、上述の第1実施例と同一機能を果す箇所には同一符号を付して説明する。第3実施例のシフトレバー装置2は、主スライダ68の裏面76の主挿通孔72を挟んで両側にセレクト方向に延びる一対の平行な爪部86を設け、この爪部86に夫々係止部90を設け、主挿通孔72の延びる方向両側に位置する各縁部78に夫々案内部98を垂設している。副挿通孔80形成した副スライダ70は、自重により下方に撓曲する素材により細長四角い他形状に形成され、主挿通孔72を遮蔽しながらカバー側接続路58の延びる方向に移動されるように幅方向両側を一対の爪部86の各係止部90に支持され、長手方向を両端側を案内部98により下方に案内される。
【0051】
第3実施例のシフトレバー装置2は、シフトレバー6の第1シフト路54における操作時には、図9・図10に示す如く主スライダ68の第2シフト路56側に位置される主挿通孔72を第2シフト路56側の副スライダ70によって遮蔽することができ、第1シフト路54側の副スライダ70を案内部98によって下方に案内することができ、また、シフトレバー6の第2シフト路56における操作時には、図11に示す如く主スライダ68の第1シフト路54側に位置される主挿通孔72を第1シフト路54側の副スライダ70によって遮蔽することができ、第2シフト路56側の副スライダ70を案内部98によって下方に案内することができることにより、カバー側接続路58におけるシフトレバー6の操作時に、主スライダ68の幅方向両側の縁部78から外方に副スライダ70が突出されることが無い。
【0052】
このため、第3実施例のシフトレバー装置2は、主スライダ68の幅方向両側の縁部78の外方に副スライダ70の突出空間を確保する必要が無く、シフトレバー装置2の小型化を果たすことができる。
【0053】
なお、上述実施例においては、単一の副スライダ70により主挿通孔72を遮蔽したが、副スライダ70を直線Lを挟んで第1シフト路54側の主挿通孔72を遮蔽する第1副スライダ部と第2シフト路56側の主挿通孔72を遮蔽する第2副スライダ部とに2分割し、シフトレバー6が第1シフト路54にある場合には、第1副スライダをシフトレバー6により第1シフト路54側の主挿通孔72から移動させる一方、第2副スライダを主スライダ68の第2シフト路56側の主挿通孔72に移動させることにより遮蔽することができ、また、シフトレバー6が第2シフト路56にある場合には、第2副スライダをシフトレバー6により第2シフト路56側の主挿通孔72から移動させる一方、第1スライダを主スライダ68の第1シフト路54側の主挿通孔72に移動させることにより遮蔽することができるものである。
【0054】
【発明の効果】
このように、この発明の自動変速機のシフトレバー装置は、接続路におけるシフトレバーの操作時に副スライダは回転するだけで、主スライダの幅方向両側の縁部から外方に突出されることが無い。
このため、この自動変速機のシフトレバー装置は、主スライダの幅方向両側の縁部の外方に副スライダの突出空間を確保する必要が無く、シフトレバー装置の小型化を果たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示すシフトレバー装置の主スライダ及び副スライダの裏面図である。
【図2】第1実施例を示す主スライダの裏面図である。
【図3】第1実施例を示す副スライダの裏面図である。
【図4】第1実施例を示すシフトレバー装置の組立斜視図である。
【図5】第1実施例を示すシフトレバー装置の側面図である。
【図6】第1実施例を示すシフトレバー装置の平面図である。
【図7】第2実施例を示すシフトレバーが第1シフト路にある場合の主スライダ及び副スライダの要部裏面図である。
【図8】第2実施例を示すシフトレバーが第2シフト路にある場合の主スライダ及び副スライダの要部裏面図である。
【図9】第3実施例を示すシフトレバーが第1シフト路にある場合の主スライダ及び副スライダの要部裏面図である。
【図10】第3実施例を示すシフトレバーが第1シフト路にある場合の主スライダ及び副スライダの断面図である。
【図11】第3実施例を示すシフトレバーが第2シフト路にある場合の主スライダ及び副スライダの断面図である。
【図12】従来例を示す主スライダ及び副スライダの裏面図である。
【符号の説明】
2 シフトレバー装置
4 ベース部材
6 シフトレバー
8 側壁
10 レバー貫通壁
40 カバー部材
42 上壁部
44 周壁
54 カバー側第1シフト路
56 カバー側第2シフト路
58 カバー側接続路
68 主スライダ
70 副スライダ
72 主挿通孔
78 縁部
80 副挿通孔
86 爪部
88 円周面
90 係止部

Claims (1)

  1. 複数の切換位置を有する第1シフト路と、この第1シフト路に平行に配置される第2シフト路と、前記第1シフト路及び第2シフト路に交差してこれら第1シフト路及び第2シフト路を接続する接続路と、前記第1・第2シフト路及び接続路を移動可能に設けられるシフトレバーと、前記第1・第2シフト路及び接続路が形成されるカバー部材と、前記シフトレバーを挿通する主挿通孔が形成されるとともにこの主挿通孔に挿通したシフトレバーの前記第1・第2シフト路における操作に伴い前記第1・第2シフト路を遮蔽しながら前記第1・第2シフト路の延びる方向に移動されるように前記カバー部材に支持される主スライダと、前記シフトレバーを挿通する副挿通孔が形成されるとともにこの副挿通孔に挿通したシフトレバーの前記接続路における操作に伴い前記主挿通孔を遮蔽しながら前記接続路の延びる方向に前記副挿通孔が移動するように前記主スライダに支持される副スライダとを有する自動変速機のシフトレバー装置において、
    前記主スライダに前記副スライダを回転可能に支持し前記副スライダの回転中心から離間する位置に前記シフトレバーを挿通する前記副挿通孔を形成し
    前記副スライダの外周に前記回転中心を軸心とする円周面を形成し、この円周面を挟持して前記副スライダを回転可能に支持する爪部を前記主スライダに形成したことを特徴とする自動変速機のシフトレバー装置。
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