JP3477335B2 - 変速操作装置のインジケータ案内孔ブラインド装置 - Google Patents

変速操作装置のインジケータ案内孔ブラインド装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速装置(例
えば電子制御の無段変速装置)を装備した車両の変速操
作装置であって、通常の自動変速操作モード(ATモー
ド)に、手動変速装置と同様にドライバの意志を積極的
に反映させることができる手動変速操作モード(MTモ
ード)を付加したデュアルモード変速操作装置におい
て、インジケータの案内孔を閉塞するブラインド装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】デュアルモード変速操作装置において
は、図8に示すように、セレクトレバー1でメインのセ
レクトパターンとしてP,R,N,D,Ds といったポ
ジションをセレクトするATモード用案内孔aと、該セ
レクトレバー1で変速比をシフトアップ,シフトダウン
するための+,−のポジションをもったMTモード用案
内孔bと、ATモード用案内孔aのDレンジ位置とMT
モード用案内孔bのほぼ中央部とを連通する連通案内孔
cとからなるほぼH型の変速パターンが使用されるのが
一般的であり、例えば特開平2−8545号公報にて公
開されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ほぼH
型パターンの案内孔をインジケータカバーに設けたデュ
アルモード変速操作装置において、上記案内孔を塞ぐブ
ラインド装置としては、図8に示すように、連通案内孔
cにほぼ適合する横方向の長穴d′をもった前後方向の
ブラインドdと、中央部にセレクトレバーの挿通穴e′
をもった左右方向のブラインドeとからなり、上記長穴
d′と挿通穴e′にセレクトレバー1を挿通して組付け
ることにより、ATモード用案内孔aとMTモード用案
内孔bとを前後方向のブラインドdが塞ぎ、連通案内孔
cと上記長穴d′とを左右方向のブラインドeが塞ぐ構
成としたものが従来より用いられている。
【0004】このような従来のブラインド装置は、構造
が簡素であり且つセレクトレバー1のシフト方向(前後
方向)及びセレクト方向(左右方向)の双方の動きに対
して案内孔のブラインドが確実に行なえる、という利点
を有しているが、左右方向のブラインドeがセレクトレ
バー1と一緒に動くので、左右方向のブラインドeが左
右方向に動くためのスペースが必要であり、インジケー
タハウジングの幅方向寸法が大きくならざるを得ないと
いう課題を有している。又、左右方向ブラインドeの回
転方向の動きを規制する手段が必要であるという課題も
有している。
【0005】上記左右方向のブラインドeをラバー等の
弾性板体で構成し、該左右方向のブラインドeの左右端
部が左右の案内壁部に当たって弾性変形するように構成
すれば、インジケータハウジングの幅方向寸法をある程
度縮小することができるが、このようにすると、長期間
使用により弾性板体にへたりが生じる虞れがあり、又弾
性板体の案内壁部への弾接による摺動抵抗にてセレクト
レバー1の操作力の増大が懸念される、といった課題が
生じる。
【0006】本発明は上記のような従来の課題を解決す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のよう
に、ATモード用案内孔とMTモード用案内孔とそれら
を連通する連通案内孔とからなるほぼH型パターンの案
内孔を遮蔽するブラインド装置を、ATモード用案内孔
とMTモード用案内孔とを遮蔽できる横幅と長さとをも
ちセレクトレバーが挿通する横方向の長穴を有しセレク
トレバーの前後方向の操作により前後方向に移動できる
ようインジケータ案内孔の下側に取付けられるメインブ
ラインドと、互いに左右に対称な形状に形成され上記メ
インブラインドの下側に重ね合わせて組付けられる左右
の回転ブラインドとから構成し、該回転ブラインドは、
一側部に設けたセレクトレバーの挿通穴と、メインブラ
インドの幅方向中央部に下向きに突設したガイドピンに
係合する係合部とを有し、上記セレクトレバーの上記連
通案内孔を通るセレクト操作時、該セレクトレバーがメ
インブラインドの長穴内を横方向に移動し、該セレクト
レバーの横方向移動に伴ない左右の回転ブラインドがメ
インブラインドの横幅の範囲内で上記ガイドピン回りに
回動して、一方の回転ブラインドが長穴を遮蔽した状態
から他方の回転ブラインドが長穴を遮蔽した状態に切り
換わるよう構成したものであり、この構成を採ることに
よって、ブラインド装置をATモード用案内孔とMTモ
ード用案内孔とを遮蔽することができる必要最小限の幅
寸法の範囲に抑えることができ、インジケータのコンパ
クト化をはかることができると共に、左右の回転ブライ
ンドの摺動抵抗を減少させ、セレクトレバーの操作力の
軽減をはかることが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0009】図1において、1はセレクトレバー、2は
車体のフロアに取付けられるベースであり、該ベース2
上にはインジケータハウジング3とインジケータカバー
4とからなるインジケータ5が取付けられ、該インジケ
ータカバー4には、前後方向のATモード用案内孔41
と、それに平行なMTモード用案内孔42と、上記AT
モード用案内孔41のDレンジのポジションとMTモー
ド用案内孔42のほぼ中央部とを連通する連通案内孔4
3とからなるほぼH型パターンの案内孔が設けられ、上
記セレクトレバー1をATモード用案内孔41内で前後
方向に操作することにより、パーキングP,リバース
R,ニュートラルN,D及びDs 等の自動変速機のメイ
ンのセレクトポジションの選択を行なうことができ、セ
レクトレバー1を上記ATモード用案内孔41のDレン
ジ位置から連通案内孔43を通ってMTモード用案内孔
42内に操作することにより、ATモードからMTモー
ドへの切換えが行なわれ、該MTモード用案内孔42内
でセレクトレバー1を例えば前方(+方向)に操作する
毎に変速比が1段づつシフトアップされ、後方(−方
向)に操作する毎に変速比が1段づつシフトダウンされ
るようになっている。
【0010】上記のようなほぼH型パターンのデュアル
モード変速操作装置は、前述したように従来より公知で
あるから、ATモード及びMTモードの各変速機構やそ
の切換機構等の詳しい説明は省略する。
【0011】6は上記インジケータカバー4に設けたほ
ぼH型パターンの案内孔を遮蔽するブラインドであり、
該ブラインド6は、メインブラインド7と左右の回転ブ
ラインド8,9との3部品からなる。
【0012】メインブラインド7は、ATモード用案内
孔41とMTモード用案内孔42との双方を遮蔽し得る
幅を有し、前後方向には移動可能で横方向には移動でき
ないようインジケータカバー4の下部に取付けられる。
該メインブラインド7には、セレクトレバー1が挿通す
る横方向の長穴71(この長穴71は連通案内孔43に
ほぼ適合するよう構成される)が設けられる。該メイン
ブラインド7の左右両側部は下方へ折曲されて左右のガ
イド面部72,72が形成され、長穴71の中心線の延
長線上にて該左右のガイド面部72,72から斜め後方
へ傾斜する左右の傾斜ガイド面部73,73が形成され
ている。74は該左右の傾斜ガイド面部73,73を連
結する横方向連結面である。又、長穴71より前方の中
央位置には下向きに突出するガイドピン75が設けられ
ている。このメインブラインド7は、セレクトレバー1
のシフト方向(前後方向)操作に伴って前後方向に移動
するが、セレクトレバー1を前後方向に操作しても常に
案内孔41,42を遮蔽した状態を保つように、メイン
ブラインド7の前後方向長さは長い方の案内孔41の前
後方向長さの少なくとも2倍の長さに設定される。
【0013】左右の回転ブラインド8,9は、互いに左
右対称な形状をなすものであって、上記メインブライン
ド7の長穴71を遮蔽する長穴遮蔽部82,92と、該
長穴遮蔽部82,92の一側部から円弧形状をなして前
方へ屈曲しメインブラインド7のガイド面部72及び傾
斜ガイド面部73に摺接する摺接面部83,93と、該
メインブラインド7のガイドピン75に係合する係合部
84,94とを有する形状に形成され、上記長穴遮蔽部
82,92の他側端部にはセレクトレバー1が挿通する
挿通穴81,91が設けられている。
【0014】上記係合部84,94は、鉤形部とそれに
連なるほぼへの字形のカム面部とをもった形状に形成さ
れる。
【0015】そして、長穴71と挿通穴81,91にセ
レクトレバー1を挿通して、メインブラインド7の下側
に一方の回転ブラインド8を重ね、その下側に他方の回
転ブラインド9を重ね、回転ブラインド8,9の係合部
84,94がメインブラインド7のガイドピン75に係
合した状態とし、メインブラインド7をインジケータカ
バー4の下側に前後方向にスライド可能で、左右方向に
は移動しないように組み付ける。
【0016】セレクトレバー1がATモード用案内孔4
1にあるときは、図2(A)に示すように、セレクトレ
バー1は長穴71の右端に位置し、一方の回転ブライン
ド8はその長穴遮蔽部82が横方向連結面74の前方に
ほぼ沿って長穴71を全体的に遮蔽し且つ摺接面部83
の一方の円弧状部83aが左側の傾斜ガイド面部73に
近接対向すると共に他方の円弧状部83bが左側のガイ
ド面部72に当接した横向き状態となり、他方の回転ブ
ラインド9はその長穴遮蔽部92が右側のガイド面部7
2にほぼ沿った縦向き状態となる。回転ブラインド8及
び9は、セレクトレバー1とガイドピン75とで、上記
横向き位置及び縦向き位置にそれぞれ保持され、セレク
トレバー1をATモード用案内孔41内にて前後方向に
操作すると、回転ブラインド8,9は上記横向き位置及
び縦向き位置を保持したままでメインブラインド7と一
体となって前後方向に移動する。
【0017】セレクトレバー1を連通案内孔43を通っ
てMTモード用案内孔42にセレクト操作すると、図2
の(B),(C),(D)に示すように、セレクトレバ
ー1は長穴71内を右端から左方向に移動し、それに伴
って、一方の回転ブラインド8は摺接面部83の一方の
円弧状部83aが左側の傾斜ガイド面部73に摺接する
ことにより図において時計方向回動のきっかけが与えら
れ、該円弧状部83aが傾斜ガイド面部73から左側の
ガイド面部72へと摺動し、且つ係合部84のカム面部
をガイドピン75が相対的に摺接しつつ時計方向に回動
する。他方の回転ブラインド9は、その係合部94の鉤
形部がガイドピン75に係合することにより図において
時計方向回動のきっかけが与えられ、摺接面部93の一
方の円弧状部93aが右側のガイド面部72を摺動しつ
つ時計方向に回動する。そして、MTモードへのセレク
ト操作が終了すると、図2(E)に示すように、セレク
トレバー1は長穴71の左端に位置し、一方の回転ブラ
インド8はその長穴遮蔽部82が左側のガイド面部72
にほぼ沿った縦向き位置となり、他方の回転ブラインド
9はその長穴遮蔽部92が横方向連結面74の前方にほ
ぼ沿って長穴71全体を遮蔽し、且つ摺接面部93の一
方の円弧状部93aが右側の傾斜ガイド面部73に近接
対向し他方の円弧状部93bが右側のガイド面部72に
当接した横向き位置となる。
【0018】このMTモードの場合も、上記ATモード
の場合と同様に、セレクトレバー1をMTモード用案内
孔42内で前後方向にシフト操作すると、回転ブライン
ド8及び9はそれぞれ縦向き位置及び横向き位置を保持
したままでメインブラインド7と一体となって前後方向
に移動する。
【0019】セレクトレバー1のMTモードからATモ
ードへのセレクト操作時は、上記とは左右逆に、左右の
回転ブラインド8,9がガイドピン75回りに反時計方
向に回動することにより、図2(A)に示すATモード
位置となる。
【0020】上記のように、ATモード用案内孔41と
MTモード用案内孔42とを遮蔽するために必要な最小
限の幅をもったメインブラインド7と、該メインブライ
ンド7の左右のガイド面部72,72間の範囲内で回動
する左右の回転ブラインド8及び9とからなるコンパク
トなブラインド装置にて、全ての案内孔41,42及び
43とメインブラインド7の長穴71とを遮蔽すること
ができ、インジケータ5の車幅方向の寸法を最小限に短
縮することが可能となる。
【0021】又、回転ブラインド8,9は、セレクトレ
バー1の横方向(セレクト方向)の操作に連動して、ガ
イドピン75回りにその摺接面部83,93が傾斜ガイ
ド面部73及びガイド面部72を摺接しながら回動する
ので、動きはスムースで無理がなく、簡素な構造で信頼
性が高く且つ安価なコストで製作できる。
【0022】上記の実施例では、横方向連結面74を長
穴71の後縁部にほぼ沿うよう形成し、ガイドピン75
を長穴71の前方中央位置に設けた例を示しているが、
横方向連結面74を長穴71の前縁部にほぼ沿って形成
し、長穴71の後方の中央位置にガイドピン75を設
け、左右の回転ブラインド8,9を図示とは前後逆にし
てメインブラインド7の下面に重ねた構成としても良
い。
【0023】図3は、メインブラインド7に設けられる
ガイドピン75の構成例を示すものであり、(A)は単
に円形断面のガイドピン75をメインブラインド7に一
体に突出形成したものである。
【0024】図3(B)及び(C)は、ガイドピン75
にローラ機能をもたせ、該ガイドピン75に係合する係
合部84,94との摺動抵抗を低減させようとするもの
である。即ち、図3(B)では、メインブラインド7の
下面に取付ボス部7aを一体に突出形成し、取付軸部7
5″をもったローラ75′を別部材として構成し、上記
取付ボス部7aの穴部7bに上記取付軸部75″を挿込
み係合させて、ローラ機能をもったガイドピン75を構
成したものである。図3(C)では、メインブラインド
7下面の取付ボス部7aにローラ軸部7cを一体に突出
形成し、該ローラ軸部7cには軸方向のスリット7dが
形成されると共に下端に係合爪部7eが形成され、別部
材として構成したローラ75′を上記ローラ軸部7cに
挿込み係合させて、ローラ機能をもったガイドピン75
を構成したものである。
【0025】図4は、左右の回転ブラインド8,9の摺
接面部83,93に、摺動抵抗の小さい材質、例えばポ
リアセタール樹脂(POM)或はポリテトラフルオロエ
チレン(PTFE:商品名テフロン)等のコーティング
部83′,93′を形成した例を示している。
【0026】又、図5では、左右の回転ブラインド8,
9の摺接面部83,93が摺接するメインブラインド7
のガイド面部72及び傾斜ガイド面部73に、摺動抵抗
の小さい材質、例えばポリアセタール樹脂(POM)或
はポリテトラフルオロエチレン(PTFE:商品名テフ
ロン)等のコーティング部72′,73′を形成した例
を示している。
【0027】上記のように、左右の回転ブラインド8,
9の摺接面部83,93と、それが摺接するガイド面部
72,傾斜ガイド面部73との、何れか一方又は双方
に、POM又はPTFE等のコーティング部を形成する
ことにより、左右の回転ブラインド8,9の回動はより
円滑化され、セレクトレバー1の操作力の軽減をはかる
ことができる。又、上記POM又はPTFE等のコーテ
ィング部を形成した構成に、ガイドピン75にローラ機
能をもたせた構成を加えると、更により一層効果的であ
る。
【0028】図6は、左右の回転ブラインド8,9の他
の構成例を示すものである。
【0029】図2に示す回転ブラインド8,9の係合部
84,94は、上述したように、鉤形部とそれに連なる
ほぼへの字形のカム面部をもった構造に構成されるが、
図6では係合部84,94を、ガイドピン75がスライ
ド可能に嵌装されるほぼへの字形の溝穴にて構成した例
を示している。尚、図6において、係合部84,94以
外の構成は図2に示すものと同じであり、図2と同一の
符号は図2と同一の部分を表している。
【0030】図6に示すようなほぼへの字形の溝穴より
なる係合部84,94は、セレクトレバー1のセレクト
操作時、縦向き位置にある回転ブラインドはその溝穴の
一端部にガイドピン75が係合することにより横向き位
置方向への回動のきっかけが与えられ、横向き位置にあ
る回転ブラインドでは縦向き位置方向への回動に伴ない
ガイドピン75が溝穴に沿って相対的に移動する、とい
うように、図2の場合と同じ機能を果たす。
【0031】上記のように、係合部84,94は、その
鉤形部又は溝穴端部がガイドピンに係合することによ
り、縦向き位置にある回転ブラインドに横向き位置方向
の回転のきっかけを与えるものであるが、例えば図7に
示すように、回転ブラインド8及び9に、縦向き位置か
ら横向き位置方向に回動力を付勢するスプリング10を
設けてもよく、このようにスプリング10を設ければ縦
向き位置から横向き位置への回動は更に円滑に行なわ
れ、セレクトレバー1の操作力を更に軽減させることが
できる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、前後方向
のATモード用案内孔と、それに平行なMTモード用案
内孔と、それらを連通する横方向の連通案内孔とのほぼ
H型パターンの案内孔をインジケータカバーに設けた自
動変速装置のデュアルモード変速操作装置において、上
記H型パターンの案内孔を遮蔽するブラインド装置を、
ATモード用案内孔とMTモード用案内孔とを遮蔽する
ことができる幅寸法をもち上記連通案内孔にほぼ対応す
る横方向の長穴を形成したメインブラインドと、該メイ
ンブラインドの下側に重なり該メインブラインドの幅寸
法の範囲内で回動して上記長穴を遮蔽する左右の回転ブ
ラインドとから構成したことによって、上記ブラインド
装置をATモード用案内孔とMTモード用案内孔とを遮
蔽することができる必要最小限の幅寸法の範囲に抑える
ことができ、インジケータのコンパクト化をはかること
ができると共に、左右の回転ブラインドの摺動抵抗を減
少させ、セレクトレバーの操作力の軽減をはかることが
可能となり、構造が簡単且つコンパクトでありコストも
低廉であることと相俟って、実用上多大の効果をもたら
し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、(A)は
デュアルモード変速操作装置部の縦断正面図、(B)は
インジケータカバー部の平面図である。
【図2】(A),(B),(C),(D)及び(E)
は、図1に示すインジケータ案内孔を遮蔽するブライン
ド装置においてメインブラインドに対する左右の回転ブ
ラインドの動作を順次示す平面図である。
【図3】(A),(B)及び(C)は、メインブライン
ドに設けられるガイドピンの構成例をそれぞれ示す説明
図である。
【図4】回転ブラインドの第2の実施例を示す平面図で
ある。
【図5】メインブラインドの第2の実施例を示す下面図
である。
【図6】回転ブラインドの第3の実施例を示す平面図で
ある。
【図7】回転ブラインドの第4の実施例を示す斜視図で
ある。
【図8】従来のインジケータ案内孔とそれを遮蔽するブ
ラインド装置の構成例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 セレクトレバー 2 ベース 3 インジケータハウジング 4 インジケータカバー 5 インジケータ 6 ブラインド 7 メインブラインド 8,9 回転ブラインド 10 スプリング 41 ATモード用案内孔 42 MTモード用案内孔 43 連通案内孔 71 長穴 72 ガイド面部 73 傾斜ガイド面部 75 ガイドピン 81 挿通穴 82 長穴遮蔽部 83 摺接面部 84 係合部 91 挿通穴 92 長穴遮蔽部 93 摺接面部 94 係合部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/10 B60K 20/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インジケータに設けられるセレクトレバ
    ーの案内孔を、前後方向のATモード用案内孔と、それ
    に平行なMTモード用案内孔と、該ATモード用案内孔
    とMTモード用案内孔とを連通する横方向の連通案内孔
    とからなるほぼH型パターンの案内孔としたデュアルモ
    ード変速操作装置において、上記ほぼH型パターンの案
    内孔を遮蔽するブラインド装置を、ATモード用案内孔
    とMTモード用案内孔とを遮蔽できる横幅と長さとをも
    ちセレクトレバーが挿通する横方向の長穴を有しセレク
    トレバーの前後方向の操作により前後方向に移動できる
    ようインジケータ案内孔の下側に取付けられるメインブ
    ラインドと、互いに左右に対称な形状に形成され上記メ
    インブラインドの下側に重ね合わせて組付けられる左右
    の回転ブラインドとから構成し、該回転ブラインドは、
    一側部に設けたセレクトレバーの挿通穴と、メインブラ
    インドの幅方向中央部に下向きに突設したガイドピンに
    係合する係合部とを有し、上記セレクトレバーの上記連
    通案内孔を通るセレクト操作時、該セレクトレバーがメ
    インブラインドの長穴内を横方向に移動し、該セレクト
    レバーの横方向移動に伴ない左右の回転ブラインドがメ
    インブラインドの横幅の範囲内で上記ガイドピン回りに
    回動して、一方の回転ブラインドが長穴を遮蔽した状態
    から他方の回転ブラインドが長穴を遮蔽した状態に切り
    換わるよう構成したことを特徴とする変速操作装置のイ
    ンジケータ案内孔ブラインド装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のメインブラインドは、
    その左右両側部にガイド面部が形成され、セレクトレバ
    ーの連通案内孔を通るセレクト操作時、左右の回転ブラ
    インドはその摺接面部が上記ガイド面部を摺動しつつガ
    イドピン回りに回動するようになっていることを特徴と
    する変速操作装置のインジケータ案内孔ブラインド装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のガイドピンは、
    メインブラインドの下面に突出形成した取付ボス部にロ
    ーラを回転可能に取付けた構造のローラ機能をもったガ
    イドピンであることを特徴とする変速操作装置のインジ
    ケータ案内孔ブラインド装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載の変速操
    作装置のインジケータ案内孔ブラインド装置において、
    左右の回転ブラインドを、長穴を遮蔽する方向にそれぞ
    れ回転力を付勢するスプリングを設けたことを特徴とす
    る変速操作装置のインジケータ案内孔ブラインド装置。
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