JP4371703B2 - 部品供給方法及び部品実装装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品実装において、電子部品を格子状に配置したプレートを有するトレイタイプ部品供給装置からの電子部品の供給方法、及び該電子部品供給方法を実行する部品実装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子部品を格子状に配置したプレートを有するトレイ供給装置から電子部品を供給し該電子部品を回路基板に実装する電子部品実装装置において、上記トレイ供給装置からの部品供給方法では、従来、上記プレートからの電子部品の供給順序は予め決定されている(例えば、特許文献1参照)。
このような従来の電子部品実装装置について、図13から図17を参照して以下に説明する。
図13に示す従来の電子部品実装装置10において、1は、基板搬送装置であり、回路基板を上流工程より当該電子部品実装装置10へ搬入し、電子部品実装装置10内で保持し、電子部品の実装後、下流工程に搬出するための機構を備えている。2は、いわゆるカセットタイプの電子部品供給装置であり、電子部品を連続的に供給する機構を備え、当該電子部品実装装置10から取り外し可能な構造となっている。3は、いわゆるトレイタイプの電子部品供給装置であり、電子部品をX、Y方向に配置つまり格子状に配置したプレートを垂直方向に複数重ねて装填しており、その中から必要なプレートを選択し、当該電子部品実装装置10内に引き出すための機構を備えている。4は、ヘッド部であり、電子部品をカセットタイプ部品供給装置2及びトレイタイプ部品供給装置3より取り出し、基板搬送装置1に固定された回路基板上に実装する装置であり、保持する電子部品の形状に応じた複数種類のノズル、それらのノズルを昇降させるための機構、上記ノズルを通じて電子部品を吸着、実装するためのエアバキューム、ブロー機構を有する。5は、ヘッド移動装置であり、ヘッド部4をX、Y方向の任意の位置に位置決めするための機構を有する。6は、部品認識装置であり、上記ノズルに保持されている電子部品の吸着位置及び傾きを判断するために、部品吸着中に部品下面よりその姿勢を撮像する。7は、当該電子部品実装装置10の動作制御を行う制御装置である。
【0003】
図14は、上記トレイタイプ部品供給装置3を、その側面側から見た図である。図14において、31はプレートであり、供給する電子部品を予めX、Y方向に配列して載置している。32は、トレイリフタ部であり、プレート31を垂直方向に複数重ねて装填しており、上記垂直方向移動用の軸を有する。33は、トレイ引き出し部であり、上記複数のプレート31の中から1枚のプレート31をトレイリフタ部32から引き出すための軸、並びに該軸とプレート31との連結及び解除を行う機構を有する。目的のプレート31を引き出すためには、トレイリフタ部32により、トレイ引き出し部33が位置するプレート選択位置までプレート31を垂直方向に移動させる。その後、トレイ引き出し部33によりプレート31を連結し、水平方向へ移動して引き出す。一方、プレート31をトレイリフタ部32へ格納するときには、トレイ引き出し部33によりプレート31をトレイリフタ部32内に移動させ、連結を解除する。
【0004】
図15は、トレイタイプ部品供給装置3から電子部品を供給する位置について説明した図である。図15に示すように、電子部品34は、プレート31上にX、Y方向に格子状に配置されている。
図16は、回路基板上に実装する電子部品34の種類及び位置を定義するためにユーザーが作成するプログラムであるNCデータ75を示している。図16において、ブロック番号欄70は、電子部品34を実装する順序を示す。実装座標欄71は、回路基板上の規定位置を原点(0,0)とした2次元の座標で定義する。供給部番号欄72は、各ブロックにおいて実装する電子部品34がセットされている部品供給装置の位置を一意的に表す番号である。上述のように、部品供給装置としては、カセットタイプ部品供給装置2及びトレイタイプ部品供給装置3があり、該NCデータ75では、1番〜100番をカセットタイプ部品供給装置2に割り当て、101番〜200番をトレイタイプ部品供給装置3に割り当てている。
【0005】
以下に、図15、図16、及び図17を参照して、従来におけるトレイタイプ部品供給装置3から電子部品34を供給する方法について説明する。尚、図17は従来のトレイタイプ部品供給装置3から電子部品34を供給する方法を示すフローチャートである。
図17に示すように、ステップ1では、基板搬送装置1が回路基板を上流工程より搬入するのを待つ。次のステップ2では、制御装置7は、NCデータ75中に定義されている、トレイタイプ部品供給装置3から供給される全電子部品が実装されたか否かを判断する。次のステップ3では、制御装置7がNCデータ75中の供給部番号欄72をブロック番号1から順にサーチし、最初のトレイ供給ブロックを発見する。次のステップ4では、トレイリフタ部32は、上記発見されたトレイ供給ブロックに対応する供給部番号欄72に対応するプレート31(以下、該プレートについて符号31−1を付す)を、トレイ引き出し部33の設置位置へ移動させる。
【0006】
次のステップ5では、制御装置7内の吸着位置算出部が、制御装置7内の部品残数管理部及びプログラム管理部により、トレイ引き出し部33へ引き出すプレート31−1内において、次に供給すべき電子部品34が供給部内のどの位置に配列されているのかを算出する。尚、上記プログラム管理部には、プレート31上においてX方向及びY方向に配列可能な電子部品34の数や、その配置間隔等が定義されている。例えば図15に示すように、X方向に4個、Y方向に5個の電子部品34を配列するプレート31において、該プレート31に残っている電子部品34の数が10個の場合、次に供給対象となる電子部品34は、図15に、符号35にて示した位置の電子部品34となる。尚、部品供給される順序は、図15に矢印37で示すように、引出し方向における先頭部分に位置する符号38にて示す供給開始位置から反引出し方向への順であり、又、同列では左から右方向である。
【0007】
次のステップ6では、トレイ引き出し部33は、上述の引き出すべきプレート31−1に連結し、プレート31−1を所定の引出し位置まで引き出す。ここで上記引出し位置は、ステップ5で算出した、上記供給対象の電子部品34が、図15に符号36で示す供給位置に対応する位置である。該供給位置36は、従来、ヘッド部4の移動距離を少なくするために、トレイタイプ部品供給装置3の横に設置されY軸方向への部品供給位置の変更ができないカセットタイプ部品供給装置2における部品供給位置36aと、X軸方向において同列上に設定している。
【0008】
次のステップ7では、ヘッド部4が電子部品34の吸着完了を待ち、吸着完了後、ステップ8にて、トレイ引き出し部33は、プレート31−1をトレイリフタ部32内へ返却し、連結を解除する。そして、次の部品供給を行うため、再びステップ2へ戻り、上述の動作を繰り返す。そして、NCデータ75中に定義されている、トレイタイプ部品供給装置3から全ての電子部品34の供給が完了したときには、次の回路基板の搬入を待つ。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−121986号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述したようなトレイタイプ部品供給装置3では、カセットタイプ部品供給装置2と異なり、実装すべき部品が載置されたプレート31を該部品が上記供給位置36に達するまで引き出す必要があることから、部品供給が必要と判断された時点から供給対象となる電子部品34がヘッド部4によって吸着可能な状態になるまで、ある程度の時間を要する。そのため、図17のフローチャートでステップ3〜6に示すように、制御装置7は、ヘッド部4側の動作とは独立して、先行して次の供給対象となる電子部品34の供給準備を行っている。
【0011】
しかしながら、先行して部品供給準備動作を行ったとしても、図15に矢印37にて示し上述したように、部品供給順序は予め決まっている。よって、プレート31の部品残数が少なくなると、その分トレイ引き出し部33へプレート31を引き出す距離が長くなることから、電子部品34の供給準備動作が完了するまでに要する時間が徐々に長くなるという問題点がある。例えばプレート31に電子部品34が満載されているときと、ほぼ空のときとでは、図15から明らかなように、プレート31のほぼ縦方向の長さ分、引き出す距離が長くなる。
【0012】
したがって、トレイタイプ部品供給装置3における上述の部品供給準備動作により、ヘッド部4が部品吸着するより前に部品供給準備動作を完了できる場合には、生産上のサイクルタイムロスが発生することはないが、ヘッド部4の方が先に吸着準備を完了し、トレイタイプ部品供給装置3の部品供給準備動作完了を待つような状態が発生する場合には、サイクルタイムロス発生の要因となる。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、トレイタイプ部品供給装置においてサイクルタイムロスの発生を防止する電子部品の供給方法、及び該電子部品供給方法を実行する部品実装装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は以下のように構成する。
即ち、本発明の第1態様の部品供給方法は、回路基板に実装される電子部品の供給方法において、
格子状に上記電子部品を配列したプレートから上記電子部品を供給するために実行される動作であり、部品保持部が上記プレートから上記電子部品を保持する部品供給位置と、上記部品保持部が保持可能な上記電子部品の配置位置とが一致するまで上記プレートを移動して位置決めしたときに完了する部品供給準備動作、及び位置決めされた上記プレートから上記部品保持部が上記電子部品を保持可能となったときに完了する部品保持準備動作のいずれが先に完了するかを制御装置にて判断し、
上記部品保持準備動作が上記部品供給準備動作よりも先に完了すると判断されたときには、上記プレートから上記部品保持部が上記電子部品を保持するために上記プレートを移動させる距離が最短となる電子部品を、上記プレートから保持する電子部品に上記制御装置にて決定し、
上記部品供給準備動作が上記部品保持準備動作よりも先に完了すると判断されたときには、上記プレートから上記部品保持部が上記電子部品を保持するために上記プレートを移動させる距離が上記最短距離よりも長くなる電子部品を、上記プレートから保持する電子部品に上記制御装置にて決定する、
ことを特徴とする。
【0014】
又、上記部品保持準備動作が上記部品供給準備動作よりも先に完了すると判断されたときには、上記プレートの移動距離が最短となる、上記プレート上に残存する電子部品の中で先頭部分に配置された電子部品を上記プレートから保持する電子部品に決定し、
上記部品供給準備動作が上記部品保持準備動作よりも先に完了すると判断されたときには、上記プレート上に残存する電子部品の中で後尾部分に配置された電子部品を上記プレートから保持する電子部品に決定するようにしてもよい。
【0016】
さらに本発明の第2態様の部品実装装置は、格子状に電子部品を配列したプレートを有し該プレートをプレート収納部から出入することで部品供給を行うトレイタイプ部品供給装置と、
上記プレートから上記電子部品を保持する部品保持部を有し該部品保持部にて電子部品を回路基板に実装する部品保持装置と、
上記トレイタイプ部品供給装置及び上記部品保持装置の動作制御を行う制御装置とを備え、
上記制御装置は、
上記トレイタイプ部品供給装置における、上記部品保持部が上記プレートから上記電子部品を保持する部品供給位置と、上記部品保持部が保持可能な上記電子部品の配置位置とが一致するまで上記プレートを移動して位置決めしたときに完了する部品供給準備動作、及び上記部品保持装置における、位置決めされた上記プレートから上記部品保持部が上記電子部品を保持可能となったときに完了する部品保持準備動作のいずれが先に完了するかを判断し、
上記部品保持準備動作が上記部品供給準備動作よりも先に完了すると判断されたときには、上記プレートから上記部品保持部が上記電子部品を保持するために上記プレートを移動させる距離が最短となる電子部品を、上記プレートから保持する電子部品に決定し、
上記部品供給準備動作が上記部品保持準備動作よりも先に完了すると判断されたときには、上記プレートから上記部品保持部が上記電子部品を保持するために上記プレートを移動させる距離が上記最短距離よりも長くなる電子部品を、上記プレートから保持する電子部品に決定する、
ことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態である部品実装装置及び部品供給方法について、図を参照しながら以下に説明する。ここで、上記部品供給方法は、上記部品実装装置にて実行される部品供給方法である。又、各図において、同じ構成部分については同じ符号を付している。
第1実施形態;
図1に示す上記部品実装装置100は、部品としての一例である電子部品を、被実装物の一例としての回路基板に実装する装置であり、大別して、基板搬送装置110、いわゆるカセットタイプの電子部品供給装置120、いわゆるトレイタイプの電子部品供給装置130、部品保持部140、部品保持部移動装置150、部品認識装置160、及び制御装置170を備える。尚、以下に詳しく説明するように本実施形態の部品供給方法は、上記トレイタイプ部品供給装置130からの部品供給方法に特徴を有することから、部品実装装置の基本構成としては、上記トレイタイプ部品供給装置130、上記部品保持部140、上記部品保持部移動装置150、及び上記制御装置170を備えれば良い。
【0023】
上記基板搬送装置110は、回路基板111を搬送方向112に沿って上流工程より当該電子部品実装装置100へ搬入し、電子部品実装装置100内で保持して電子部品の実装を行い、該実装後、下流工程に搬出するための機構を備えている。上記カセットタイプ部品供給装置120は、電子部品を収納したテープを巻回したリールから電子部品を連続的に供給する機構を備えたカセット式の部品供給装置であり、当該電子部品実装装置100に着脱可能な構造となっている。
【0024】
上記トレイタイプ部品供給装置130は、図3に示すように格子状に部品134を配列したプレート131と、図2に示すようにプレート131をその厚み方向139に積み重ねて収納するプレート収納部132と、該プレート収納部132から突出してプレート収納部132に取り付けられるプレート引出部133と、上記プレート収納部132に設けられるプレート昇降機構136とを備え、プレート収納部132からプレート引出部133へ引き出したプレート131にて部品供給を行う装置である。
上記プレート引出部133には、部品実装に必要な部品134を載置しているプレート131の連結及び解除を行う連結機構1331、並びに連結したプレート131をプレート収納部132から引き出したり再度プレート収納部132へ収納したりする出入機構1332が備わる。これらの連結機構1331及び出入機構1332は、制御装置170にて動作制御される。
又、上記プレート昇降機構136は、積み重ねられたプレート131を厚み方向139へ昇降し、部品実装に必要な部品134を載置しているプレート131をプレート引出部133へ位置決めする機構であり、制御装置170にて動作制御される昇降用駆動部1361を有する。
尚、本実施形態では、トレイタイプ部品供給装置130には、複数のプレート131を格納しているが、1枚のプレート131を収納していてもよい。
又、一つのプレート131に載置されている部品は、全て同じ部品である。
【0025】
上記部品保持部140は、電子部品をカセットタイプ部品供給装置120及びトレイタイプ部品供給装置130より取り出し、基板搬送装置110に固定された回路基板111に実装する装置であり、保持する電子部品の形状に応じた複数種類のノズル、それらのノズルを昇降させるための機構、及び上記ノズルを通じて電子部品を吸着、実装するためのエアバキューム、ブロー機構を有する。
【0026】
上記部品保持部移動装置150は、上記部品保持部140をX、Y方向の任意の位置に位置決めするための機構を有する。尚、上記部品保持部140及び上記部品保持部移動装置150をまとめて部品保持装置155とする。
上記部品認識装置160は、部品保持部140に備わる上記ノズルに保持されている電子部品の吸着位置及び傾きを判断するために、部品保持中に部品下面よりその姿勢を撮像する装置である。
【0027】
上記制御装置170は、当該電子部品実装装置100の動作制御を行う装置であり、本実施形態の部品供給方法の実行に当たり、上記トレイタイプ部品供給装置130及び上記部品保持装置155の動作制御を行い、かつトレイタイプ部品供給装置130における部品供給準備動作、及び部品保持装置155における部品保持準備動作の完了を判断し、該判断結果に基づいて上記部品保持部140がプレート131から保持する部品を決定する装置である。
より具体的には、制御装置170は、上記部品保持準備動作が上記部品供給準備動作よりも先に完了すると判断したときには、部品保持のためにプレート131を引き出す距離が最も短くなる行の部品を保持するように、例えば図6に示すプレート131の先頭部分1311に配列されている部品を保持するように、トレイタイプ部品供給装置130及び部品保持装置155の動作制御を行い、上記部品供給準備動作が上記部品保持準備動作よりも先に完了すると判断したときには、部品保持のためにプレート131を引き出す距離が長くなってもよく、例えば図7に示すプレート131の後尾部分1312に配列されている部品を部品保持部140に保持させるようにトレイタイプ部品供給装置130及び部品保持装置155の動作制御を行う。
【0028】
尚、上述のように一つのプレート131には同種の電子部品が配列されているので、一つのプレート131では、どの部品を保持することもできる。よって、上記部品供給準備動作とは、実装すべき部品を載置したプレート131について、プレート131に載置されている部品を上記部品保持部140が保持可能な位置まで、プレート収納部132からプレート131を引き出す動作であり、部品保持部140が保持可能な部品の配置位置と、部品供給位置とが一致するまでプレート131が引き出されたとき、部品供給準備動作は完了する。尚、上記部品供給準備動作には、さらに、積み重ねられたプレート131を上記プレート昇降機構136にて厚み方向139へ昇降し、部品実装に必要な部品134を載置しているプレート131をプレート引出部133へ位置決めする動作を含めてもよい。
又、上記部品保持準備動作とは、プレート引出部133に引き出されたプレート131から部品保持部140が部品保持可能となるまでの動作であり、部品保持可能となったとき、部品保持準備動作は完了する。
【0029】
このような制御装置170は、機能的に分類した場合、図4に示すように、部品供給制御部171、部品保持制御部172、及び動作完了制御部176を備え、該動作完了制御部176には、部品残数管理部173、プログラム管理部174、及び部品保持位置決定部175を備える。
上記部品供給制御部171は、トレイタイプ部品供給装置130の動作制御を行う部分であり、上記部品保持制御部172は、部品保持装置155の動作制御を行う部分である。上記動作完了制御部176は、部品供給制御部171から供給されるプレート131の動作状態、及び部品保持制御部172から供給される部品保持部140の動作状態に基づいて上記部品供給準備動作及び上記部品保持準備動作の完了判断を行う。
【0030】
上記部品残数管理部173は、各プレート131の部品残数を保持し、部品保持部140がプレート131から部品を取り出す毎に当該プレート131の部品残数を減らす。上記プログラム管理部174は、部品実装に関する情報を格納する部分であり、具体的には図16に示したようなNCデータ75や、プレート131のX方向及びY方向に配置可能な電子部品の数やその配置間隔等、さらに、生産する回路基板毎にユーザーが作成するプログラムを保持している。
上記部品保持位置決定部175には、部品保持部140によるプレート131からの部品保持が可能か否かを示す部品保持部140の動作状態が上記部品保持制御部172から供給され、部品保持位置決定部175は、部品保持部140の上記動作状態、並びに部品残数管理部173及びプログラム管理部174からの情報に基づいて、部品保持部140が保持する部品のプレート131における部品位置を決定し、部品保持制御部172へ通知する。
【0031】
以上説明したように構成された部品実装装置100における動作について以下に説明するが、以下では、部品実装装置100において特徴的な動作であるトレイタイプ部品供給装置130からの部品供給方法を中心に説明する。尚、部品実装装置100における動作、及び上記トレイタイプ部品供給装置130における部品供給方法は、制御装置170にて動作制御されて実行される。
【0032】
上記部品供給方法の動作を示す図5のフローチャートにおいて、ステップ(図内では、「S」にて示す)101では、基板搬送装置110において、回路基板111が上流工程より搬入されるのを待つ。次のステップ102では、供給された回路基板111に対して実装すべき部品の内、トレイタイプ部品供給装置130から供給すべき部品が全て実装されたか否かを判断する。全て実装したときには、ステップ101へ戻り、未実装の部品があるときには次のステップ103へ進む。
【0033】
ステップ103では、部品供給制御部171は、図16のNCデータ75において、供給部番号欄72をブロック番号欄70に記される番号1から順にサーチし、トレイタイプ部品供給装置130から最初に部品供給を行うトレイ供給ブロックを発見する。例えば当該NCデータ75では、ブロック番号欄70における番号4に対応するブロックが最初に部品供給を行うトレイ供給ブロックとなる。
【0034】
次のステップ104では、トレイタイプ部品供給装置130に備わるプレート昇降機構136は、上記トレイ供給ブロックの供給部番号に対応するプレート131を、プレート引出部133の設置位置に対応する供給可能位置137に位置決めする。例えば当該NCデータ75では、上記番号4に対応する供給部番号欄72の「101」に対応するプレート131が供給可能位置137に位置決めされる。
【0035】
次のステップ105では、上記動作完了判断部176は、部品保持制御部172に対し、部品保持部140が既に部品保持可能な状態となっているか否か、つまり部品保持部140の動作状態、つまり上記部品保持準備動作が完了したか否かを問い合わせる。
【0036】
次のステップ106では、部品保持位置決定部175は、上記ステップ105にて取得した部品保持部140の動作状態、並びに部品残数管理部173及びプログラム管理部174からの情報により、引き出されるプレート131において、供給すべき電子部品の当該プレート131内における位置を決定する。
即ち、カセットタイプ部品供給装置120における部品供給位置は固定であることから、例えばトレイタイプ部品供給装置130に隣接してカセットタイプ部品供給装置120が配置される場合には、部品保持部140の無駄な移動を避けるため、トレイタイプ部品供給装置130における部品供給位置は、カセットタイプ部品供給装置120における部品供給位置に一致させている。したがって、トレイタイプ部品供給装置130における部品供給位置も固定されることになる。図6及び図7において、トレイタイプ部品供給装置130における部品供給位置を符号138にて示し、両図において部品供給位置138は同位置である。よって、トレイタイプ部品供給装置130のプレート引出部133へのプレート131の引出し方向1313において、プレート131の先頭部分1311に、部品134が配列されているときには、図6に示すように、プレート131を少し引き出すことで供給すべき部品134は部品供給位置138に位置する。一方、プレート131の後尾部分1312にのみ部品134が残っているときには、図7に示すように、プレート131の全長にわたりプレート131を引き出す必要がある。このように、残っている部品134の配列位置によりプレート131の引き出しに要する時間が異なり、部品保持部140における上記部品保持準備動作が、トレイタイプ部品供給装置130における上記部品供給準備動作よりも先に完了しているときには、待ち時間が発生してしまう。
【0037】
そこで、本実施形態では、上述のようにステップ105において、部品保持部140の上記部品保持準備動作が完了したか否かを取得し、上記部品保持準備動作が上記部品供給準備動作よりも先に完了しているときには、少しでもプレート131の引き出し距離が短くなるように、ステップ106では、プレート131における残存部品の配置位置に基づいて、部品供給位置138への移動が最も短くなる残存部品の配置位置を求める。以下に具体的に説明する。
【0038】
尚、上述のように一つのプレート131において、どの場所からでも部品を保持可能とする前提として、本実施形態では、一つのプレート131には、全て同種の部品が配列されている。ここで、上記同種の部品とは、完全同一、及び回路基板製作において回路機能上同じ機能を果たす部品までも含む概念である。
よって、部品保持位置決定部175は、各プレート131毎に、既に保持された部品の位置、つまり部品が存在しないプレート131上の位置を、部品保持動作毎に更新して記憶しておく。そして、部品保持準備動作が部品供給準備動作よりも先に完了しているときには、少しでもプレート131の引き出し距離が短くなるように、残存している部品の内、部品供給位置138への移動が最も短くなるような残存部品の配置位置を求める。
【0039】
そして、ステップ107では、上記配置位置と、部品供給位置138とが一致するまで、当該プレート131を引き出す。例えば図6に示すように、求めた部品134が配置位置1314であるときには、該配置位置1314と部品供給位置138とが一致するように、プレート131を引き出す。
【0040】
一方、上記部品供給準備動作が上記部品保持準備動作よりも先に完了しているときには、例えば、部品保持部140が未だ他の部品供給装置から部品保持を行っているときや、未だ回路基板111への部品実装等を行っているときには、プレート131を引き出す時間的余裕があることから、部品保持部140に待ち時間が発生することはない。よって、残存している部品の内、部品供給位置138への移動が例えば最も長くなるような残存部品の配置位置を求める。具体的には、図7に示すように、プレート131の例えば後尾部分1312に配置された残存部品の配置位置1315と部品供給位置138とを一致させて上記部品を保持することができる。
【0041】
又、本実施形態では、プレート131に載置されている部品を部品保持部140が保持していく順序について、図6及び図7に示すように、プレート131の先頭部分1311では各行において矢印1316のように図示の左から右への順序とし、後尾部分1312では各行において矢印1317のように図示の右から左への順序としている。尚、図6及び図7に示すように配列される部品の行数が奇数の場合、引出方向1313において中央に位置する行では、図示の左から右、又は右から左のどちらの順序でもよい。
【0042】
このように、部品保持順序を先頭部分1311と後尾部分1312とで異ならせることで、一つのプレート131において、実装動作を進めていったとき例えば先頭部分1311又は後尾部分1312に偏って部品が残ってしまうことを防止できる。よって、上述のように、部品保持部140の上記部品保持準備動作完了の有無に従い、先頭部分1311又は後尾部分1312から部品を保持することが可能となる。したがって、部品実装動作のサイクルタイムを従来に比べて短縮することが可能となる。
【0043】
以上説明したステップ106、107の動作後、ステップ108では、部品保持部140による部品保持が完了するのを待つ。吸着完了後、ステップ109では、トレイタイプ部品供給装置130の上記出入機構1332、上記連結機構1331、及びプレート昇降機構136の動作により、プレート引出部133上のプレート131をプレート収納部132へ返却する。そして再びステップ102へ戻り、NCデータ75中に定義されている、トレイタイプ部品供給装置130から供給すべき全ての部品を実装したか否かが判断され、未実装の部品があるときには、上述のステップ103〜109が実行され、一方、全部品を実装したときには、次の回路基板111が搬入されるのを待つ。
【0044】
以上の説明から明らかなように、プレートにおける部品残数が少なくなったとき、従来例では必ず図15に示すプレート上側にある電子部品を供給することになるため、プレート31の引き出し距離が長くなり、部品保持部が待ち状態となる可能性が高くなってしまう。一方、本実施形態では、保持する部品を、例えばプレート上側から又はプレート下側からというように固定しておらず、部品保持部140の部品保持準備動作完了の有無、及び部品供給を行うプレート131における残存部品の位置情報に基づき、保持する部品を変更するようにした。よって、部品残数が少なくなったときでも、プレート131の後尾部分1312に部品が残っているときには、部品供給が可能である。このように、部品残数によらずプレート131からの部品供給に要する平均的時間を短縮することが可能となる。
【0045】
第2実施形態;
従来のトレイタイプ部品供給装置3には、特開2000−124671号公報に開示され図18に示すような、プレート収納部32を有するプレート昇降機構39、及びトレイ引き出し機構33を備えたトレイ供給部を2つ横に並べて配置した構造を有し、それぞれのトレイ供給部33A、33Bを独立して制御可能としたトレイタイプ部品供給装置3Aが存在する。
該トレイタイプ部品供給装置3Aでは、図16に示すNCデータ75におけるプレート供給部の供給部番号は、2つのトレイ供給部33A、33Bについて、同じ番号を同じ順番で付与することとし、生産を開始する前にそれぞれに同じ種類の部品を配置したプレートをセットしておく。
【0046】
上記トレイタイプ部品供給装置3Aにおける2つのトレイ供給部33A、33Bについて、一方のトレイ供給部33Aを優先側、他方のトレイ供給部33Bを代替側として、両者より電子部品を供給する動作について説明する。
上記優先側トレイ供給部33Aのみから電子部品を供給する動作は、図17を参照して説明した部品供給動作と同じであり、ここでの説明は省略する。一方、上記優先側トレイ供給部33Aにおける一つのプレートの電子部品が空になった場合、上記優先側トレイ供給部33Aから代替側トレイ供給部33Bに供給対象が切り替わる。この動作について、図19を参照して説明する。
ステップ10では、図17に示すステップ3にて求めたプレートの部品残数が0か否かをチェックする。部品残数が0でなければ図17のステップ6以降を実行する。部品残数が0であれば、ステップ11にて、優先側トレイ供給部33Aにて出入されるプレートを収納するプレート昇降機構39を電子部品の補充が可能な位置へ移動させ、部品交換作業の待ち状態とする。
【0047】
次に代替側トレイ供給部33Bにて出入されるプレートを収納するプレート昇降機構39及びトレイ引き出し機構33により、ステップ4で求めたブロックに対応するプレート31を、図13に示すヘッド部4が電子部品を吸着できるように、ステップ12では、代替側トレイ供給部33Bの上記プレート31を所定位置まで引き出す。次に、ステップ13では、ヘッド部4による電子部品の吸着完了を待ち、吸着完了後、ステップ14では、代替側トレイ供給部33Bにおけるトレイ引き出し機構33にて、プレート31をプレート昇降機構39内に格納し、次の部品供給を行うためにステップ2から繰り返す。
このように、トレイタイプ部品供給装置3Aでは、あるプレート31に載置する部品が空になった後は、優先側トレイ供給部33Aから代替側トレイ供給部33Bへ部品供給を移行して、生産を継続させることが可能となる。
【0048】
しかしながら、上述のトレイタイプ部品供給装置3Aにおいては、優先側トレイ供給部33Aのプレート31の電子部品が空になり電子部品交換作業の待ち状態となった後に、代替側トレイ供給部33Bのプレート供給動作を開始するため、優先側トレイ供給部33Aのみで生産を継続できる場合と比較して、代替側トレイ供給部33Bにおけるプレート31の供給動作が完了するまでの待ち時間を要するという問題がある。特にヘッド部4における1回の吸着工程で複数の電子部品が同一のプレート31から連続して吸着される場合、吸着途中で電子部品が空になったとき、代替側トレイ供給部33Bのプレート供給に要する時間がそのまま生産のサイクルタイムに加算させるため、生産性低下の要因となる。
【0049】
第2実施形態における部品供給方法及び部品実装装置は、上述のような問題点を解決するもので、代替側トレイ供給部33Bにおいて供給すべきプレート31を予測して先行動作させることにより、生産性を低下させることなく優先側トレイ供給部33Aから代替側トレイ供給部33Bへの切り替えを行うものである。以下に詳しく説明する。
【0050】
図8に示すように、第2実施形態における部品実装装置200は、図1を参照して説明した部品実装装置100とほぼ同様の構成を有し、相違する構成部分は、トレイタイプ部品供給装置230及び制御装置270であり、その他の構成部分は同じである。よって、同じ構成部分については同じ符号を付し、ここでの説明を省略し、以下ではトレイタイプ部品供給装置230及び制御装置270について説明を行う。
【0051】
トレイタイプ部品供給装置230は、図18を参照し説明した、優先側トレイ供給部及び代替側トレイ供給部を有するタイプであり、説明の便宜上、図示の左側を優先側トレイ供給部135A、右側を代替側トレイ供給部135Bとする。優先側トレイ供給部135A、及び代替側トレイ供給部135Bは、連結機構1331及び出入機構1332を有するプレート引出部133、プレート収納部132、及び該プレート収納部132に設けられるプレート昇降機構136を、それぞれ有し、制御装置270にてそれぞれ独立して動作可能である。
【0052】
上記制御装置270は、当該電子部品実装装置200の動作制御を行う装置であり、本実施形態の部品供給方法の実行に当たり、上記トレイタイプ部品供給装置230及び部品保持装置155の動作制御を行い、かつ優先側トレイ供給部135Aにて供給している一つのプレート131で供給不足となる電子部品の種類と員数を予測し、予測した結果に基づいて、不足する部品と同じ部品を積載した代替側トレイ供給部135Bにおけるプレート131を予め準備するように制御を行う。
【0053】
このような制御装置170は、機能的に分類した場合、図10に示すように、トレイ切替部271と、プログラム管理部272と、部品残数管理部273と、トレイ制御部274と、ヘッド制御部275とを有する。
上記トレイ切替部271は、プログラム管理部272からNCデータを取得し、更に部品残数管理部273から各プレート131の部品残数を取得することにより、優先側トレイ供給部135A及び代替側トレイ供給部135Bにおける、次に供給対象となるプレート131を決定する。
上記プログラム管理部272は、図16に示したようなNCデータ75等、生産する回路基板毎にユーザーが作成するプログラムを保持している。
上記部品残数管理部273は、各プレート131における部品残数を記憶し、部品保持部140がプレート131から電子部品を取り出す毎に残数を減らす。上記トレイ制御部274は、優先側トレイ供給部135A及び代替側トレイ供給部135Bのそれぞれに備わるプレート昇降機構136によるプレート131の選択動作、並びに、優先側トレイ供給部135A及び代替側トレイ供給部135Bにおける連結機構1331及び出入機構1332の各動作における制御を行う。
上記ヘッド制御部275は、部品保持部140の動作制御を行う部分であり、トレイ制御部274からのプレート131の供給完了通知を受け、部品保持部140に対してプレート131から電子部品の吸着を行わせるとともに、トレイ切り替え部271に対する部品吸着完了通知を行い、及び部品残数管理部273に対する部品残数の減算要求を行う。
【0054】
以上のように構成される第2実施形態における部品実装装置200における動作について以下に説明するが、以下では、部品実装装置200において特徴的な動作であるトレイタイプ部品供給装置230からの部品供給方法を中心に説明する。尚、部品実装装置200における動作、及び上記トレイタイプ部品供給装置230における部品供給方法は、制御装置270にて動作制御されて実行される。
【0055】
図11は、上記代替側トレイ供給部135Bから電子部品を供給する事態が生じたときのための準備工程における動作を示したフローチャートである。図11において、まずステップ111にて、基板搬送装置110が回路基板111を上流工程より搬入するのを待つ。次に、ステップ112にて、トレイ切り替え部271がプログラム管理部272から取得したNCデータ75に基づいて、基板1枚当たりの生産に対して優先側トレイ供給部135A及び代替側トレイ供給部135Bより供給する電子部品の使用員数を求める。
【0056】
次に、ステップ113では、トレイ切り替え部271が部品残数管理部273より取得した優先側トレイ供給部135Aの各プレート131における部品残数と、ステップ112において求めた使用員数より、優先側トレイ供給部135Aにおいて最初に電子部品が空になるプレート131を予測する。尚、ここで予測されるプレート131は、当該プレート131に電子部品を補充しなければ生産が継続できなくなるプレートとする。よって、あるプレート131の電子部品をちょうど使い切って基板1枚の生産が完了する状態は含まれない。
【0057】
次に、ステップ114では、トレイ切り替え部271がトレイ制御部274に対してステップ113で予測したプレート131の供給を要求し、トレイ制御部274は、代替側トレイ供給部135Bから上記予測プレートを供給可能なように、代替側トレイ供給部135Bに関するプレート昇降機構136、及びプレート引出部133を動作制御し、上記予測プレートから部品保持部140が電子部品を吸着可能なように、上記予測プレートを所定位置まで引き出す。そして、トレイ制御部274は、ヘッド制御部275に対してプレート供給完了を通知する。
【0058】
次に、ステップ115では、トレイ制御部274は、ヘッド制御部275より吸着完了が通知されるか、又は、トレイ切り替え部271が別のプレート131の供給要求を出すのを待つ。ここで、ヘッド制御部275より吸着完了が通知された場合には、そのまま代替側トレイ供給部135Bが優先側トレイ供給部135Aに切り替わり、図12に示すフローチャート中、ステップ122より継続動作する。
一方、トレイ切り替え部271が別のプレート131の供給要求を出した場合には、ステップ116にて、トレイ制御部274は、代替側トレイ供給部135Bに対して、引き出したプレート131をプレート収納部132へ格納し、再度ステップ113から繰り返す。トレイ切り替え部271が別のプレートの供給要求を出す場合についての詳細は後述する。
【0059】
図12は、通常の部品供給動作を示すフローチャートであって、上記優先側トレイ供給部135Aから電子部品を供給する工程を示したフローチャートである。図12において、ステップ121では、まず基板搬送装置110が回路基板111を上流工程より搬入するのを待つ。次に、ステップ122では、トレイ切り替え部271がプログラム管理部272から取得したNCデータ75を先頭から順にサーチし、最初のトレイ供給ブロックを求める。
【0060】
次に、ステップ123では、求めたトレイ供給ブロックに対する、優先側トレイ供給部135Aにおけるプレート131の部品残数を部品残数管理部273より取得し、上記プレートの部品残数が0でなければトレイ切り替え部271は、トレイ制御部274に対して優先側トレイ供給部135Aから部品供給を要求する。よって、次のステップ124では、優先側トレイ供給部135Aに関するプレート昇降機構136、並びに、連結機構1331及び出入機構1332によって、部品保持部140にて部品保持が可能なように所定のプレート131が所定位置まで引き出される。そして、トレイ切り替え部271は、ヘッド制御部275に対してプレート供給完了を通知する。
【0061】
次に、ステップ125では、ヘッド制御部275より吸着完了が通知されるのを待つ。次に、ステップ126では、詳細後述するように、代替側トレイ供給部135Bにプレートの供給要求を出した後、トレイ制御部274は、優先側トレイ供給部135Aのプレート昇降機構136、並びに連結機構1331及び出入機構1332に対してプレート131をプレート収納部132へ格納させる。そして次のプレート供給を行うために、ステップ122から動作を繰り返す。又、ステップ128において、NCデータ75中に定義されている全てのトレイ部品の供給が完了したら、次の回路基板が搬入されるのを待つ。
【0062】
一方、ステップ123において、部品残数が0であった場合、トレイ切り替え部271は、トレイ制御部274に対して交換要求を出す。これにより、ステップ129では、トレイ制御部274は、優先側トレイ供給部135Aのプレート昇降機構136、並びに連結機構1331及び出入機構1332を動作制御し、部品残数が0であるプレート131を、電子部品の補充が可能な位置へ移動させ、部品交換作業の待ち状態とする。
【0063】
この部品残数が0であったプレート131については、図11のフローチャートを参照して上述したように、代替側トレイ供給部135Bのプレート供給工程により、既にプレート131が引き出され、ヘッド制御部275に対してプレート供給完了が通知されている。よって、ヘッド制御部275は、この電子部品の吸着工程については、代替側トレイ供給部135Bより吸着を行うように部品保持部140の動作制御を行う。このように動作することから、従来のような代替側トレイ供給部のプレート準備動作に要するタイムロスの発生はなく、部品実装動作におけるサイクルタイムの短縮を図ることができる。
【0064】
尚、ステップ122にて求めた次のトレイ供給ブロックについて、その前に供給したプレート131と同一のプレート131から次の部品供給を行う場合、トレイ制御部274は、プレート昇降機構136を動作させることなく、出入機構1332の動作のみにより、次の電子部品を供給することが可能である。
【0065】
次に、部品保持部140が1回の吸着工程にて同一のプレート131から複数のノズルで連続して部品吸着を行う場合を考える。このような吸着工程の途中で、優先側トレイ供給部135Aのプレート131における電子部品が空になった場合、図11のフローチャートを参照して上述したように、代替側トレイ供給部135Bのプレート供給工程により、既に代替側トレイ供給部135Bには代替のプレート131が引き出され部品吸着が可能な状態になっている。よって、部品保持部140は、代替側トレイ供給部135Bにおけるプレート供給動作を待つことなく、部品吸着工程を継続させることができる。
【0066】
例えば1回の吸着工程で同一プレート131から4個連続して電子部品を吸着する場合、優先側トレイ供給部135Aのプレート131における部品残数が2個であったとき、部品保持部140は、優先側トレイ供給部135Aのプレート131から2個の部品を吸着した後、既にプレート供給が完了している代替側トレイ供給部135Bのプレート131から残りの2個の部品を吸着して、吸着工程を完了する。このように動作することから、従来のような代替側トレイ供給部のプレート準備動作に要するタイムロスの発生はなく、部品実装動作におけるサイクルタイムの短縮を図ることができる。
【0067】
上述した、トレイ切り替え部271が別のプレートの供給要求を出す場合について以下に説明する。
即ち、図11のフローチャートで示した代替側トレイ供給部135Bが供給するプレート131は、電子部品の使用員数と優先側トレイ供給部135Aの部品残数とから予測したものであるため、例外時には、予測と異なるプレートを供給する必要のある場合が発生し得る。例えば優先側トレイ供給部135Aから吸着した電子部品で吸着ミスが発生し、その電子部品の供給を再度行った結果、当初予測したプレート131とは別のプレート131において先に電子部品が空になる場合が考えられる。
【0068】
このような場合に備え、図12のフローチャート中のステップ128において、優先側トレイ供給部135Aのプレート131からの部品吸着が完了するたびに、トレイ切り替え部271は、優先側トレイ供給部135Aにおける全プレート131における部品残数を取得し直し、再度代替側トレイ供給部135Bにおける供給プレートを求める。その結果、現在供給を行っているプレート131と別のプレート131を供給する必要のある場合には、トレイ制御部274は、再度、代替側トレイ供給部135Bに対してプレート供給を要求し、図11のフローチャート中のステップ115以降の動作により再度プレート供給を行う。
【0069】
以上説明したように第2実施形態の部品実装装置及び部品供給方法によれば、電子部品を吸着可能な部品保持部140が優先側トレイ供給部135Aのプレート131より電子部品を吸着することにより減じる各プレート131の部品残数と、部品の使用員数とに基づいて、電子部品が空になるプレート131を予測する。そして、代替側トレイ供給部135Bにおけるプレート131の中から、空になると予測された電子部品を有するプレート131を選択し、該プレート131を予め引き出しておくことで、部品供給を中断することなく継続して続行することができる。したがって、サイクルタイムを従来に比べて短縮することができ、回路基板の生産性の向上を図ることができる。
【0070】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明の第1態様の部品供給方法、及び第2態様の部品実装装置によれば、トレイタイプ部品供給装置、部品保持装置、及び制御装置を備え、上記トレイタイプ部品供給装置における部品供給準備動作、及び上記部品保持装置における部品保持準備動作の各完了を判断し、該判断結果に基づいて上記トレイタイプ部品供給装置のプレートから上記部品保持装置の部品保持部が保持する部品を決定するようにした。よって、上記トレイタイプ部品供給装置が部品供給可能となるまで上記部品保持部が部品保持を待つという現象を極力減らすことができ、回路基板の生産サイクルタイムを短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態である部品実装装置の斜視図である。
【図2】 図1に示すトレイタイプ部品供給装置の構成を示す図である。
【図3】 図1に示すトレイタイプ部品供給装置に備わるプレートの平面図であり、該プレートにおける部品の配列を説明する図である。
【図4】 図1に示すトレイタイプ部品供給装置に備わる制御装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 図1に示す部品実装装置にて実行される部品供給方法における動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】 図5に示すステップ106、107における動作を説明するための図である。
【図7】 図5に示すステップ106、107における動作を説明するための図である。
【図8】 本発明の第2実施形態における部品実装装置の斜視図である。
【図9】 図8に備わるトレイタイプ部品供給装置の斜視図である。
【図10】 図8に備わる制御装置の機能を説明するためのブロック図である。
【図11】 第2実施形態における部品実装装置にて実行される部品供給方法を説明するためのフローチャートである。
【図12】 第2実施形態における部品実装装置にて実行される部品供給方法を説明するためのフローチャートである。
【図13】 従来の部品実装装置の斜視図である。
【図14】 図13に示す部品実装装置に備わるトレイタイプ部品供給装置の構成を示す図である。
【図15】 図13に示す部品実装装置において、トレイタイプ部品供給装置からの部品供給動作を説明するための図である。
【図16】 部品実装装置に格納されるNCデータを説明するための図である。
【図17】 図13に示す従来の部品実装装置にて実行される部品供給方法における動作を説明するためのフローチャートである。
【図18】 従来のトレイタイプ部品供給装置の斜視図である。
【図19】 図18に示すトレイタイプ部品供給装置を有する場合における従来の部品供給方法の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100…部品実装装置、111…回路基板、
130…トレイタイプ部品供給装置、131…プレート、
132…プレート格納部、134…部品、138…部品供給位置、
140…部品保持部、155…部品保持装置、170…制御装置、
171…部品供給制御部、172…部品保持制御部、
173…部品残数管理部、174…プログラム管理部、
175…部品保持位置決定部、176…動作完了判断部、
1314、1315…配置位置。

Claims (3)

  1. 回路基板に実装される電子部品の供給方法において、
    格子状に上記電子部品を配列したプレートから上記電子部品を供給するために実行される動作であり、部品保持部が上記プレートから上記電子部品を保持する部品供給位置と、上記部品保持部が保持可能な上記電子部品の配置位置とが一致するまで上記プレートを移動して位置決めしたときに完了する部品供給準備動作、及び位置決めされた上記プレートから上記部品保持部が上記電子部品を保持可能となったときに完了する部品保持準備動作のいずれが先に完了するかを制御装置にて判断し、
    上記部品保持準備動作が上記部品供給準備動作よりも先に完了すると判断されたときには、上記プレートから上記部品保持部が上記電子部品を保持するために上記プレートを移動させる距離が最短となる電子部品を、上記プレートから保持する電子部品に上記制御装置にて決定し、
    上記部品供給準備動作が上記部品保持準備動作よりも先に完了すると判断されたときには、上記プレートから上記部品保持部が上記電子部品を保持するために上記プレートを移動させる距離が上記最短距離よりも長くなる電子部品を、上記プレートから保持する電子部品に上記制御装置にて決定する、
    ことを特徴とする部品供給方法。
  2. 上記部品保持準備動作が上記部品供給準備動作よりも先に完了すると判断されたときには、上記プレートの移動距離が最短となる、上記プレート上に残存する電子部品の中で先頭部分に配置された電子部品を上記プレートから保持する電子部品に決定し、
    上記部品供給準備動作が上記部品保持準備動作よりも先に完了すると判断されたときには、上記プレート上に残存する電子部品の中で後尾部分に配置された電子部品を上記プレートから保持する電子部品に決定する、請求項1に記載の部品供給方法。
  3. 格子状に電子部品を配列したプレートを有し該プレートをプレート収納部から出入することで部品供給を行うトレイタイプ部品供給装置と、
    上記プレートから上記電子部品を保持する部品保持部を有し該部品保持部にて電子部品を回路基板に実装する部品保持装置と、
    上記トレイタイプ部品供給装置及び上記部品保持装置の動作制御を行う制御装置とを備え、
    上記制御装置は、
    上記トレイタイプ部品供給装置における、上記部品保持部が上記プレートから上記電子部品を保持する部品供給位置と、上記部品保持部が保持可能な上記電子部品の配置位置とが一致するまで上記プレートを移動して位置決めしたときに完了する部品供給準備動作、及び上記部品保持装置における、位置決めされた上記プレートから上記部品保持部が上記電子部品を保持可能となったときに完了する部品保持準備動作のいずれが先に完了するかを判断し、
    上記部品保持準備動作が上記部品供給準備動作よりも先に完了すると判断されたときには、上記プレートから上記部品保持部が上記電子部品を保持するために上記プレートを移動させる距離が最短となる電子部品を、上記プレートから保持する電子部品に決定し、
    上記部品供給準備動作が上記部品保持準備動作よりも先に完了すると判断されたときには、上記プレートから上記部品保持部が上記電子部品を保持するために上記プレートを移動させる距離が上記最短距離よりも長くなる電子部品を、上記プレートから保持する電子部品に決定する、
    ことを特徴とする部品実装装置。
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