JP4370493B2 - バルブタイミング調整装置 - Google Patents

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    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/34Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
    • F01L1/344Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
    • F01L1/3442Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using hydraulic chambers with variable volume to transmit the rotating force
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    • F01L2001/34479Sealing of phaser devices

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  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関(以下、「内燃機関」をエンジンという)の吸気弁および排気弁の少なくともいずれか一方の開閉タイミング(以下、「開閉タイミング」をバルブタイミングという)を運転条件に応じて変更するためのバルブタイミング調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エンジンのクランクシャフトから駆動力を受けるハウジング部材にカムシャフトとともに回転するベーン部材を相対回動自在に収容し、ハウジング部材に対するベーン部材の位相、つまりクランクシャフトとカムシャフトとの相対回動による位相差を油圧制御することにより、吸気弁および排気弁の少なくともいずれか一方のバルブタイミングを油圧制御するベーン式のバルブタイミング調整装置が知られている。
【0003】
ハウジング部材は径方向内側に延びる仕切部材により回転方向に複数の収容室を形成している。ベーン部材は、回転中心部材と、回転中心部材から径方向外側に延び回転方向に配置されているベーンとを有している。ベーンは、仕切部材と仕切部材との間に形成されている収容室に収容され、収容室を仕切りベーンの回転方向両側に遅角室と進角室とを形成している。遅角室と進角室とに供給される作動油の圧力により、ハウジング部材に対するベーン部材の位相差が制御される。
【0004】
ベーンの回転方向両側に形成されている遅角室と進角室との間、ならびに仕切部材の回転方向両側に形成されている遅角室と進角室との間で作動油が漏れることを防止するため、ベーンの外周壁と、回転中心部材の外周壁とにシール部材を嵌合させていることが一般的である。
【0005】
遅角室に作動油を供給する遅角油路、進角室に作動油を供給する進角油路をハウジング部材に形成する場合、ドリル等で切削することなく遅角油路または進角油路を形成するため、ハウジング部材の側壁の内側面に遅角油路または進角油路を形成することが考えられる。
【0006】
ハウジング部材の内側面に形成される油路は、通常回転中心部材の外周面を径方向にまたいで形成されている。さらに、相対回動可能な角度範囲の両端でベーンが仕切部材に接近してもハウジング部材の内側面に形成した油路から遅角室または進角室に作動油を供給できるように、仕切部材に接近した位置に油路を形成している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、製造誤差や組付誤差等により、ハウジング部材の内側面に形成した油路が設計位置よも仕切部材に接近し過ぎたり、シール部材の回転位置がずれることにより、最遅角位置または最進角位置においてシール部材が内側面に形成した油路に接近し過ぎることがある。回転中心部材の外周面を径方向にまたいで内側面に形成されている油路にシール部材が接近し過ぎると、油路とシール部材とが重なり、シール部材の周囲を通り作動油が漏れることがある。
【0008】
また、最遅角位置または最進角位置において内側面に形成した油路が仕切部材から離れ過ぎることがある。内側面に形成されている油路が仕切部材から離れ過ぎると、最遅角位置または最進角位置において内側面に油路が形成されている側の仕切部材にベーンが最も近づくとき、ベーンが油路を覆い油圧室に供給する作動油量が減少することがある。
最遅角位置または最進角位置において、作動油が漏れたり油圧室に供給する作動油が減少すると、バルブタイミングを油圧制御することが困難である。
【0009】
特許第3077621号公報に開示されるバルブタイミング調整装置では、カムシャフトの外周面に形成した開口と、遅角室または進角室とを連通する油路を被動ギアの内部を通して形成している。遅角室または進角室とを連通する油路は回転中心部材よりも径方向外側で遅角室または進角室と連通しているので、回転中心部材の外周壁にシール部材が嵌合していても、油路とシール部材とが重なることがない。
【0010】
しかしながら、被動ギアの内部を通る油路は被動ギアをドリル等で切削して形成されるので、切削くずが生じる。ハウジング部材とベーン部材との摺動部には、両部材が相対回動できるように、摺動クリアランスが形成されている。摺動クリアランスに切削くずが入り込み、相対回動不能になったり、局部的に摺動箇所が摩耗することを防止するため、切削後に被動ギアを十分に洗浄する必要がある。被動ギアの内部を通して形成される油路は、傾斜するか折れ曲がっているので、油路の洗浄が煩雑であり、かつ加工が困難である。
本発明の目的は、加工が容易で、最遅角位置および最進角位置においても流体圧力によりバルブタイミングを制御可能なバルブタイミング調整装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載のバルブタイミング調整装置によると、隣接する仕切部材側に第2流路が回転方向に延びて突出している。また、第1流路と第2流路とで形成される内側面における開口の一部は、回転方向に延びている。これによると、製造誤差または組付誤差等により最遅角位置または最進角位置においてシール部材が第1流路に近づいても、シール部材と重ならない位置に第1流路を形成できる。第2流路は回転中心部材の外周面から径方向外側に位置しているので、シール部材と重ならない。したがって、第1流路が形成されている側の仕切部材から最も離れる最遅角位置または最進角位置にベーンが達しシール部材が第1流路に近づいても、シール部材の周囲を通り仕切部材で仕切られた遅角室と進角室との間で作動流体が漏れることを防止できるので、ハウジング部材に対するベーン部材の相対回動を流体圧力で制御できる。
なお、第1流路は、本発明の請求項2に記載のように、仕切部材から回転中心部材の回転方向に離れていることが例示される。
【0012】
また、製造誤差や組付誤差等によりハウジング部材の内側面に形成した第1流路が設計位置よりも仕切部材から離れることがある。しかし、第2流路が隣接する仕切部材側に回転方向に延びて突出しているので、最遅角位置または最進角位置においてベーンが仕切部材に近づき第1流路を覆っても、少なくとも一部をベーンに覆われない位置に第2流路を形成できる。したがって、第1流路が形成されている側の仕切部材に最も近づく最遅角位置または最進角位置にベーンが達しても、第2流路から作動流体を供給または排出できるので、ハウジング部材に対するベーン部材の相対回動を流体圧力で制御できる。
【0013】
また、焼結またはダイカスト等の成形工程でハウジング部材の側壁の内側面に遅角流路または進角流路を形成できるので、成形工程とは別に切削等で遅角流路および進角流路を形成する工程を省略できる。切削くずが発生しないので、切削くずを除去するための洗浄工程を簡素化し工数を低減できる。
【0014】
本発明の請求項記載のバルブタイミング調整装置によると、反従動軸側の側壁と周壁と仕切部材とを焼結またはダイカストで一体成形できるので、一体成形した側壁の内側面に形成した遅角流路および進角流路の少なくとも一方と仕切部材との位置がずれない。つまり、一体成形した側壁の内側面に形成した遅角流路または進角流路の少なくとも一方と仕切部材とが製造誤差により近づき過ぎたり離れ過ぎたりすることを防止する。ただし、シール部材の回転位置のずれを防止することはできない。
【0015】
本発明の請求項記載のバルブタイミング調整装置によると、従動軸側の側壁の内側面に遅角流路および前記進角流路の少なくとも一方を形成しているので、従動軸から作動流体を供給できる。作動流体を供給する部材を新たに設ける必要がないので、部品点数が減少する。
【0016】
前述したように請求項記載のバルブタイミング調整装置では、周壁および仕切部材と一体成形した反従動軸側の側壁の内側面に形成した遅角流路および進角流路の少なくとも一方と仕切部材との位置が製造誤差程度にしかずれないので、ベーン部材の製造誤差を考慮しても第1流路が形成されている側の仕切部材に最も近づく最遅角位置または最進角位置にベーンが達した状態で第2流路から作動流体を供給または排出できる。
【0017】
一方請求項記載のバルブタイミング調整装置によると、周壁および仕切部材と別体に形成されている従動軸側の側壁の内側面に遅角流路および進角流路の少なくとも一方が形成されている。したがって、別体に形成された側壁と仕切部材との組付誤差により、別体に形成されている側壁の内側面に形成されている遅角流路および進角流路の少なくとも一方と仕切部材との位置ずれが生じる。しかし、従動軸側の側壁が周壁および仕切部材と別体に形成されているので、従動軸側の側壁の内側面に形成され仕切部材側に突出している第2流路と仕切部材とを重ねることができる。組付誤差および製造誤差を考慮して従動軸側の側壁の内側面に形成する第2流路の仕切部材側への突出量を設定すれば、第2流路と仕切部材との重なり量が組付誤差および製造誤差を吸収できる。したがって、第1流路が形成されている側の仕切部材に最も近づく最遅角位置または最進角位置にベーンが達した状態で第2流路から作動流体を確実に供給または排出できる。
【0018】
また、請求項記載のバルブタイミング調整装置では、反従動軸側の側壁の内側面に形成されている流路に作動流体を供給し作動流体を排出する流路部材を反従動軸側に新たに設置しなければならない。流路部材をエンジンにステー等で固定する必要があるので、車両およびエンジンの振動がステーを介し大きくなって流路部材およびバルブタイミング調整装置の各部品に伝わる恐れがある。したがって、エンジンから各部品に伝わる振動対策が必要になる。
【0019】
一方請求項記載のバルブタイミング調整装置では、従動軸側の側壁の内側面に形成されている流路に作動流体を供給し作動流体を排出する流路を従動軸に形成できるので、エンジンに支持される流路部材を新たに設置する必要がない。従動軸は軸受けにより強固に支持されているので、従動軸を介しバルブタイミング調整装置に伝わる車両およびエンジンの振動は小さい。したがって、振動対策が容易である。さらに、流路を形成する部材を従動軸側に新たに設置する必要がないので、部品点数が減少する。
【0020】
本発明の請求項記載のバルブタイミング調整装置によると、作動流体圧力が低いときに当接部と被当接部とを当接させ駆動側回転体に対する従動側回転体の相対回動を拘束すれば、吸気弁または排気弁を駆動するときに従動軸が受ける負荷トルクの変動によりハウジング部材とベーン部材とが衝突することを防止し、音の発生を防止できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す複数の実施例を図に基づいて説明する。
(第1実施例)
本発明の第1実施例によるエンジン用バルブタイミング調整装置を図1、図2および図3に示す。図1はシューハウジング12に対しベーンロータ15が最進角位置にあるときを示し、図2はシューハウジング12に対しベーンロータ15が最遅角位置にあるときを示している。第1実施例のバルブタイミング調整装置1は油圧制御式であり、吸気弁のバルブタイミングを制御するものである。
【0022】
ハウジング部材の従動軸側の側壁である図3に示すチェーンスプロケット10は、図示しないチェーンにより図示しないエンジンの駆動軸としてのクランクシャフトと結合して駆動力を伝達され、クランクシャフトと同期して回転する。従動軸としてのカムシャフト2は、チェーンスプロケット10から駆動力を伝達され、図示しない吸気弁を開閉駆動する。カムシャフト2は支持部材3に回転可能に支持されており、チェーンスプロケット10に対し所定の位相差をおいて回動可能である。チェーンスプロケット10およびカムシャフト2は図3に示す矢印X方向からみて時計方向に回転する。以下この回転方向を進角方向とする。
【0023】
チェーンスプロケット10およびシューハウジング12は駆動側回転体としてのハウジング部材を構成し、ボルト20により同軸上に固定されている。シューハウジング12は、周壁13と、ハウジング部材の反従動軸側の側壁であるフロントプレート14と、回転方向にほぼ等間隔に配置され、周壁13から径方向内側に延びている仕切部材としてのシュー12a、12b、12c、12dとを有し、一体に形成されている。図1に示すように、シュー12a、12b、12c、12dの内周面は断面円弧状に形成されている。シュー12a、12b、12c、12dにより回転方向に四箇所形成される間隙にはそれぞれベーン15a、15b、15c、15dを収容する扇状の収容室50が形成されている。
【0024】
ベーン部材としてのベーンロータ15は、回転中心部材としてのボス部15eと、ボス部15eの外周側に径方向外側に延び回転方向にほぼ等間隔に配置されたベーン15a、15b、15c、15dとを有している。ベーン15a、15b、15c、15dは各収容室50内に回動可能に収容されている。各ベーンは、各収容室50を仕切り遅角油圧室と進角油圧室とに二分している。図1に示す遅角方向、進角方向を表す矢印は、シューハウジング12に対するベーンロータ15の遅角方向、進角方向を表している。従動側回転体としてのベーンロータ15はカムシャフト2の回転軸方向端面と当接し、ボルト21によりカムシャフト2に一体に固定されている。
【0025】
チェーンスプロケット10およびシューハウジング12からなるハウジング部材とベーンロータ15とは相対回動可能であり、ハウジング部材の回転軸方向両側の内側面とベーンロータ15の回転軸方向両側の外側面とは互いに向かい合い摺動している。
【0026】
図1に示すように、シール部材18は各ベーンの外周壁およびボス部15eの外周壁に嵌合している。シール部材18は図3に示す板ばね19により周壁13および各シューの内周壁に押し付けられている。ベーンロータ15の外周壁と周壁13および各シューの内周壁との間には微小クリアランスが設けられており、このクリアランスを介して油圧室間に作動油が漏れることをシール部材18により防止している。
【0027】
図3に示す通路部材30は図示しない支持部材に固定されている。通路部材30は、ベーンロータ15の反カムシャフト2側でブッシュ25に嵌合し、ブッシュ25と摺動している。Oリング31は通路部材30の外周壁に嵌合しており、通路部材30の外周壁とブッシュ25の内周壁との間をシールしている。通路部材30には、遅角流路としての油路100および進角流路としての油路110が形成されている。
【0028】
油路100は、通路部材30のブッシュ25側端部に開口しており、ブッシュ25と通路部材30との間に形成されている油路101と連通している。ブッシュ25に貫通孔102を含む4個の貫通孔が形成されてる。各貫通孔はそれぞれ、図1および図2に示す油路60、61、62、63と連通している。油路60、61、62、63はボス部15eの内部を通りそれぞれ遅角油圧室51、52、53、54とこの順番で連通している。
【0029】
図3に示す油路110は、通路部材30のブッシュ25側の端部外周壁に形成された環状の溝油路111と連通している。ブッシュ25の外周壁に環状の溝油路112が形成されている。溝油路112はブッシュ25に形成された油路113により溝油路111と複数箇所で連通している。フロントプレート14の内側面に、図1および図2に示す進角油圧室55、56、57、58とこの順番で連通している油路65、66、67、68が形成されている。油路65、66、67および68は図3に示す溝油路112と連通している。油路65は、進角油圧室55と連通するとともに後述する嵌合リング41内の油圧室と連通しており、油路66、67、68と異なる形状である。油路66、67、68はほぼ同じ形状をしているので、以下油路66、67、68について説明する場合、代表して油路68について説明する。
【0030】
図4に示すように、油路68は、第1流路としての第1油路68aと第2流路としての第2油路68bとを有しており、ベーンロータ15と向き合うフロントプレート14の内側面に形成されている。第1油路68aと第2油路68bとは連通している。第1油路68aは、シュー12cから回転方向に離れ、ボス部15eの外周面15fを径方向にまたいでいる。したがって、シューハウジング12に対しベーンロータ15が最進角位置にある図4に示す状態において、シール部材18は第1油路68aと重ならない。第2油路68bは、ボス部15eの外周面15fよりも径方向外側に位置する第1油路68aから隣接するシュー12cに向けて回転方向に突出している。したがって、第2油路68aは回転方向でシール部材18と重ならない。
【0031】
図1および図2に示すように、円筒状に形成された当接部としてのストッパピストン40がベーン15aに回転軸方向に摺動可能に収容されている。被当接部としての嵌合リング41はフロントプレート14に形成された凹部に圧入保持されている。図2に示す最遅角位置においてストッパピストン40は嵌合リング41に当接し嵌合可能である。当接付勢手段としての図示しない拘束スプリングは嵌合リング41側にストッパピストン40を付勢している。ストッパピストン40、嵌合リング41および拘束スプリングは拘束手段を構成している。
【0032】
ストッパピストン40の嵌合リング41側およびストッパピストン40周囲の図示しない油圧室に供給される作動油の圧力は、嵌合リング41からストッパピストン40が抜け出す方向に働く。ストッパピストン40が嵌合リング41に嵌合した状態においてシューハウジング12に対するベーンロータ15の相対回動は拘束されている。エンジン始動時のように作動油圧が低いときにカムシャフト2が変動する負荷トルクを受けても、シューハウジング12に対しベーンロータ15がばたつかないので、シューハウジング12とベーンロータ15との衝突を避け、打音の発生を防止する。
シューハウジング12に対しベーンロータ15が最遅角位置から進角側に回転するとストッパピストン40と嵌合リング41との回転方向位置がずれることにより、ストッパピストン40は嵌合リング41に嵌合不能になる。
【0033】
図1および図2に示すように、シュー12aとベーン15aとの間に遅角油圧室51が形成され、シュー12bとベーン15bとの間に遅角油圧室52が形成され、シュー12cとベーン15cとの間に遅角油圧室53が形成され、シュー12dとベーン15dとの間に遅角油圧室54が形成されている。また、シュー12dとベーン15aとの間に進角油圧室55が形成され、シュー12aとベーン15bとの間に進角油圧室56が形成され、シュー12bとベーン15cの間に進角油圧室57が形成され、シュー12cとベーン15dの間に進角油圧室58が形成されている。
【0034】
各遅角油圧室または各進角油圧室に作動油が供給され、ストッパピストン40の嵌合リング41側またはストッパピストン40周囲の油圧室に作動油が供給されると、ストッパピストン40は嵌合リング41から抜け出る方向に油圧を受けるので、拘束スプリングの付勢力に抗して嵌合リング41からストッパピストン40が抜け出す。これにより、シューハウジング12とベーンロータ15との結合が解除されるので、遅角油圧室51、52、53、54、進角油圧室55、56、57、58に加わる作動油圧によりシューハウジング12に対してベーンロータ15が相対回動し、クランクシャフトに対するカムシャフト2の相対位相差が調整される。
【0035】
遅角油圧室51、52、53、54に作動油が供給され図1に示すようにシューハウジング12に対しベーンロータ15が最進角位置に達すると、図4に示すようにシール部材18は各シューの進角側端面に達する。
ここで図5に示す第1実施例の比較例のように、進角油圧室58に作動油を供給する油路200がボス部15eの外周面を径方向にまたがって直線状に形成されていると、製造誤差や組付誤差等によりシール部材18の回転位置が設計位置からずれることがある。シール部材18の回転位置がずれると、図5に示す最進角位置においてシール部材が油路200と重なり、シール部材18の周囲を通り作動油が漏れることがある。最進角位置において、作動油が漏れると、バルブタイミングを油圧制御することが困難である。
【0036】
これに対し第1実施例では、ボス部15eの外周面15fの径方向外側に位置する第1油路68aからシュー12cに向けて突出する第2油路68bを油路68が有しているので、製造誤差や組付誤差等により最進角位置においてシール部材18が第1油路68aに接近しても、第2油路68bの突出量が製造誤差や組付誤差を吸収し、最進角位置においてシール部材18と重ならない位置に第1油路68aを形成できる。したがって、最進角位置において、シューハウジング12に対するベーンロータ15の相対回動を油圧制御できる。
【0037】
第1実施例では、ベーンロータ15と向き合うフロントプレート14の内側面に進角流路としての油路65、66、67、68を形成しているので、周壁13と、フロントプレート14と、各シューとを含むシューハウジング12を焼結またはダイキャストで成形する工程で油路65、66、67、68を形成できる。切削等により油路を形成する工程、ならびに切削くずを洗浄する工程を省略できるので、製造工数および製造コストが低減する。シューハウジング12を鍛造またはプレスで成形してもよい。
【0038】
さらに、シューハウジング12を焼結またはダイキャストで成形する工程で油路65、66、67、68を形成するので、製造誤差や組付誤差等により油路66、67、68が隣接するシュー12a、12b、12cに接近し過ぎたり、離れ過ぎたりすることを防止できる。
【0039】
(第2実施例、第3実施例)
本発明の第2実施例を図6に、第3実施例を図7に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分に同一符号を付し、説明を省略する。
第2実施例では、進角油圧室56、57、58に作動油を供給可能な第1油路71、72、73のボス部15eの外周面15fよりも径方向外側に位置する形状を、半円形にしている。その他の構成は第1実施例と実質的に同一である。
第3実施例では、進角油圧室56、57、58に作動油を供給可能な第1油路75、76、77のボス部15eの外周面15fよりも径方向外側に位置する形状を、円形にしている。その他の構成は第1実施例と実質的に同一である。
【0040】
(第4実施例)
本発明の第4実施例によるバルブタイミング調整装置を図8、図9および図10に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分に同一符号を付し、説明を省略する。
図10に示すチェーンスプロケット80およびシューハウジング82はハウジング部材を構成し、ボルト20により同軸上に固定されている。チェーンスプロケット80はハウジング部材の従動軸側の側壁を構成している。シューハウジング82は周壁83とハウジング部材の反従動軸側の側壁であるフロントプレート84とからなり一体に形成されている。図8および図9に示すように、シューハウジング82は、回転方向にほぼ等間隔に配置され、径方向内側に延びて形成された仕切部材としてのシュー82a、82b、82c、82dを有している。ベーン部材としてのベーンロータ85は、回転中心部材としてのボス部85eと、ボス部85eの外周側に径方向外側に延び回転方向にほぼ等間隔に配置されたベーン85a、85b、85c、85dとを有している。ベーン85a、85b、85c、85dは各収容室50内に回動可能に収容されている。各ベーンは、各収容室50を仕切り遅角油圧室と進角油圧室とに二分している。従動側回転体としてのベーンロータ85はカムシャフト2の回転軸方向端面と当接し、ボルト21によりカムシャフト2に一体に固定されている。
【0041】
図10に示すように、カムシャフト2を回転可能に支持する支持部材3に遅角流路としての油路120、進角流路としての油路130が形成されている。油路120、130はそれぞれ支持部材3の内周壁に形成されている環状の溝油路121、131と連通している。
【0042】
油路123と図示しない124とはカムシャフト2の回転軸方向にボス部15e側の端面に開口するようにカムシャフト2に形成されている。油路121は、連通路122により油路123と連通し、図示しない連通路により図示しない油路124と連通している。ボス部85eを回転軸方向に貫通し、図8および図9に示す油路125、127が形成されている。油路125は油路123と、油路127は図示しない油路124と連通している。ボス部85eには、油路125と連通し遅角油圧室51、52とそれぞれ連通する油路90、91、ならびに油路127と連通し遅角油圧室53、54とそれぞれ連通する油路92、93が形成されている。
【0043】
図10に示す油路131は、連通路132により油路133と連通している。カムシャフト2のボス部85e側の外周壁に環状の溝油路134が形成されている。溝油路134は連通路135により油路133と連通している。チェーンスプロケット80のベーンロータ85と対向する内側面に、図8および図9に示す進角油圧室55、56、57、58とそれぞれ連通する進角流路としての油路95、96、97、98が形成されている。油路95、96、97、98の形状はほぼ同じであるから、以下、油路95、96、97、98を代表して油路98について説明する。
【0044】
図11に示すように、油路98は、第1流路としての第1油路98aと第2流路としての第2油路98bとを有している。第1油路98aと第2油路98bとは連通している。第1油路98aは、ボス部85eの外周面85fを径方向にまたいでいる。ボス部85eの外周面85fよりも径方向外側に位置する第1油路98aから隣接するシュー82cに向けて第2油路98bが回転方向に突出している。したがって、第2油路98bは回転方向でシール部材18と重ならない。
【0045】
第4実施例では、各シューと別部材のチェーンスプロケット80の内側面に油路98を形成しているので、製造誤差または組付誤差により油路98がシュー82c側に近づき、図11に示すように第2油路98bの殆どがシュー82cに覆われている。しかし、第2油路98bの一部および第1油路98aは進角油圧室58と連通しているので、最遅角位置において、シューハウジング82に対するベーンロータ85の相対回動を油圧制御できる。
【0046】
製造誤差または組付誤差によっては、第4実施例よりも油路98がシュー82cから離れ、図12に示す第4実施例の変形例のように、最遅角位置において第1油路98aがベーン85dに覆われることがある。しかし、第2油路98bは進角油圧室58と連通しているので、最遅角位置において、シューハウジング82に対するベーンロータ85の相対回動を油圧制御できる。
【0047】
これに対し図13に示す第4実施例の比較例では、油路211がシュー82cに向けて突出する第2油路をもたない。製造誤差または組付誤差等により油路211が図13に示す位置よりもシュー82cから離れると、最遅角位置において、油路211がベーン85dに殆ど覆われ、進角油圧室58に作動油を供給できない。したがって、最遅角位置において、シューハウジング82に対するベーンロータ85の相対回動を油圧制御することが困難になる。
【0048】
以上説明した本発明の上記複数の実施例では、ハウジング部材の側壁であるフロントープレートまたはチェーンスプロケットの内側面に進角油圧室と連通する油路を形成した。フロントプレートと周壁とを一体に形成しているシューハウジング、またはチェーンスプロケットを焼結またはダイキャストで成形する工程で進角油圧室と連通する油路を形成できる。切削等により油路を形成する工程、ならびに切削くずを洗浄する工程を省略できるので、製造工数および製造コストが低減する。
【0049】
また、フロントープレートまたはチェーンスプロケットの内側面に形成した進角油圧室と連通する油路は、隣接する油路から離れボス部の外周面を径方向にまたいでいる第1油路と、第1油路のボス部の外周面よりも径方向外側に位置する第1油路から隣接するシューに向けて突出する第2油路とを有している。したがって、製造誤差または組付誤差等により内側面に形成した油路の位置が設計位置よりも隣接するシューに近づいたり離れても、あるいはシール部材の回転位置がずれ油路に接近しても、第2油路の突出量が設計誤差または組付誤差等を吸収し、最遅角位置および最進角位置において、シューハウジングに対するベーンロータの相対回動を油圧制御可能にしている。
【0050】
上記複数の実施例では、フロントプレートと周壁と各シューとを一体に成形したが、フロントプレートを別体にすることも可能である。
また上記複数の実施例では、フロントプレートまたはチェーンスプロケットの内側面に進角油路を形成したが、進角油路に代えて遅角油路を内側面に形成してもよい。また、フロントプレートまたはチェーンスプロケットの一方の内側面に遅角油路または進角油路の一方を形成するとともに、フロントプレートまたはチェーンスプロケットの他方の内側面に遅角油路または進角油路の他方を形成してもよい。また、構造上可能であるなら、フロントプレートまたはチェーンスプロケットの一方の内側面に遅角油路および進角油路を両方形成してもよい。
【0051】
上記複数の実施例では、吸気弁を駆動するバルブタイミング調整装置について説明したが、上記複数の実施例のバルブタイミング調整装置により排気弁だけ、あるいは吸気弁および排気弁の両方を駆動することも可能である。
上記複数の実施例では、ストッパピストンが軸方向に移動して嵌合リングに嵌合したが、ストッパピストンが径方向に移動し嵌合リングに嵌合する構成にすることも可能である。
【0052】
また上記複数の実施例では、チェーンスプロケットによりクランクシャフトの回転駆動力をカムシャフトに伝達する構成を採用したが、タイミンプーリまたはタイミングギア等を用いる構成にすることも可能である。また、駆動軸としてのクランクシャフトの駆動力をベーン部材で受け、従動軸としてのカムシャフトとハウジング部材とを一体に回転させることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるバルブタイミング調整装置を示す図3のII−II線断面と同じ断面位置における最進角状態を示す断面図である。
【図2】図3のII−II線断面図である。
【図3】第1実施例によるバルブタイミング調整装置を示す縦断面図である。
【図4】第1実施例の進角油圧室と連通する油路を示す拡大図である。
【図5】第1実施例の比較例による進角油圧室と連通する油路を示す拡大図である。
【図6】図1と同じ断面位置における最進角状態を示す第2実施例のバルブタイミング調整装置の断面図である。
【図7】図1と同じ断面位置における最進角状態を示す第3実施例のバルブタイミング調整装置の断面図である。
【図8】本発明の第4実施例によるバルブタイミング調整装置を示す図10のIX−IX線断面と同じ断面位置における最進角状態を示す断面図である。
【図9】図10のIX−IX線断面図である。
【図10】第4実施例によるバルブタイミング調整装置を示す縦断面図である。
【図11】第4実施例の進角油圧室と連通する油路を示す拡大図である。
【図12】第4実施例の変形例による進角油圧室と連通する油路を示す拡大図である。
【図13】第4実施例の比較例による進角油圧室と連通する油路を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 バルブタイミング調整装置
2 カムシャフト(従動軸)
10 チェーンスプロケット(側壁、ハウジング部材)
12 シューハウジング(側壁、ハウジング部材)
12a、12、12c、12d シュー(仕切部材)
13 周壁(ハウジング部材)
14 フロントプレート(側壁、ハウジング部材)
15 ベーンロータ(ベーン部材)
15a、15b、15c、15d ベーン
15e ボス部(回転中心部材)
15f 外周面
18 シール部材
40 ストッパピストン(当接部)
41 嵌合リング(被当接部)
65、66、67、68 油路(進角流路)
68a 第1油路(第1流路)
68b 第2油路(第2流路)
80 チェーンスプロケット(側壁、ハウジング部材)
82 シューハウジング(側壁、ハウジング部材)
82a、82b、82c、82d シュー(仕切部材)
83 周壁(ハウジング部材)
84 フロントプレート(側壁、ハウジング部材)
85 ベーンロータ(ベーン部材)
85a、85b、85c、85d ベーン
85e ボス部(回転中心部材)
85f 外周面
95、96、97、98 油路(進角流路)
98a 第1油路(第1流路)
98b 第2油路(第2流路)

Claims (6)

  1. 内燃機関の駆動軸から吸気弁および排気弁の少なくともいずれか一方を開閉駆動する従動軸に駆動力を伝達する駆動力伝達系に設けられ、前記吸気弁および前記排気弁の少なくともいずれか一方の開閉タイミングを調整するバルブタイミング調整装置において、
    前記駆動軸または前記従動軸の一方と回転するハウジング部材であって、周壁、回転軸方向両側で前記周壁と接続している側壁、ならびに前記周壁から径方向内側に延びて回転方向に配置されている仕切部材を有するハウジング部材と、
    前記駆動軸または前記従動軸の他方と回転するベーン部材であって、回転中心部材、ならびに前記回転中心部材の外周から径方向外側に延び回転方向に配置されており、回転方向に隣接する前記仕切部材の間で形成される収容室に収容され前記収容室を仕切って回転方向両側に遅角室および進角室を形成しているベーンを有し、所定角度範囲に限り前記ハウジング部材に対し流体圧力により相対回動駆動されるベーン部材と、
    前記回転中心部材の外周壁に配設されて前記仕切部材の内周壁と摺動し、前記仕切部材で仕切られる前記遅角室と前記進角室との間で作動流体が漏れることを防止するシール部材とを備え、
    前記遅角室に作動流体を供給可能な遅角流路、ならびに前記進角室に作動流体を供給可能な進角流路の少なくとも一方を前記両側壁の内側面の少なくとも一方に形成し、前記内側面に形成されている前記遅角流路または前記進角流路は、前記回転中心部材の外周面を径方向にまたいで形成されている第1流路と、前記外周面を径方向外側に越えた位置の前記第1流路から隣接する仕切部材側に回転方向に延びて突出する第2流路とを有し、前記第1流路と前記第2流路とで形成される前記内側面における開口の一部が回転方向に延びていることを特徴とするバルブタイミング調整装置。
  2. 前記第1流路は、前記仕切部材から前記回転中心部材の回転方向に離れていることを特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング調整装置。
  3. 反従動軸側の前記側壁と、前記周壁と、前記仕切部材とは一体に形成されており、前記周壁と一体に形成されている前記側壁の内側面に前記遅角流路および前記進角流路の少なくとも一方を形成していることを特徴とする請求項1または2のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
  4. 従動軸側の前記側壁の内側面に前記遅角流路および前記進角流路の少なくとも一方を形成していることを特徴とする請求項1または2のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
  5. 前記周壁および前記仕切部材と別体に形成されている従動軸側の前記側壁の内側面に形成されている前記遅角流路および前記進角流路の少なくとも一方の前記第2流路の一部は、前記仕切部材と重なっていることを特徴とする請求項1または2のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
  6. 前記ハウジング部材と前記ベーン部材とにそれぞれ設けられ、前記ハウジング部材に対し前記ベーン部材が所定角度位置にあるとき互いに当接することにより前記ハウジング部材に対する前記ベーン部材の相対回動を拘束する当接部および被当接部、ならびに前記被当接部に当接する方向に前記当接部を付勢する当接付勢手段を有する拘束手段を備えることを特徴とする請求項1からのいずれか一項記載のバルブタイミング調整装置。
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