JP4368777B2 - 光ピックアップ装置の電気制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光ピックアップ装置内に設けられて光学素子の位置を調整するためのモータを駆動制御する光ピックアップ装置の電気制御装置に関する。
従来から、光ディスクに情報を記録しまたは光ディスクに記録された情報を再生するための光ピックアップ装置はよく知られている。光ピックアップ装置は、レーザ光源から出射されたレーザ光が光ディスクの記録層に照射されるまでと、光ディスクの記録層で反射した反射光がフォトディテクタに入射するまでには多くの光学部品を通過するように構成されている。そして、大きな記憶容量を有する光ディスク対応用の光ピックアップ装置においては、光ディスクからの反射光に生じる球面収差を適切に抑制するために、この光学部品の位置を光ディスクの表面から記録層までの距離に応じて調整する必要がある。この位置調整の方法としては、光学部品が設定されるべき位置を表す設定位置信号と、位置センサから光学部品の位置を表す検出信号を入力して、それらの信号の差信号を出力する増幅器によって、光学部品の位置を調整するモータを駆動制御することが一般的である(下記特許文献1を参照)。
特開2000−131603号公報
しかし、上記従来装置においては、制御装置(例えば、コンピュータ装置)から増幅器に出力される光学部品の設定されるべき位置を表す設定位置信号が電源投入直後には安定せず、光学部品が電源投入前に設定されるべき位置に調整済みであっても、電源投入により光学部品の位置がずれてしまい、再度の位置調整に無駄な時間を費やすという問題がある。これを回避するために、設定位置信号が安定するまで、モータの位置調整用の信号経路を遮断しておくことが考えられる。しかし、この種の光ピックアップ装置は、ゴニオステージに代表される座標位置変更装置に載置されることもあり、信号経路を遮断した場合には、座標位置変更装置による座標位置の変更に伴う振動により、すなわち外部からの振動により、モータが自由回転してしまい、調整済みの光学部品の位置が変更されるという問題がある。
本発明は上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、電源投入前に調整済みの光学部品の位置が電源投入によって変更されないようにして、光学部品の再度の位置調整のために無駄な時間が費やされないようにした光ピックアップ装置の電気制御装置を提供するものである。
前記目的を達成するために、本発明の特徴は、光ディスクに光を照射して光ディスクに情報を記録しまたは光ディスクに記録されている情報を再生する光学系装置と、光学系装置に含まれる光学部品の位置を検出して同位置を表す電圧信号を出力する位置センサと、光学部品の位置を調整するモータとを備えた光ピックアップ装置の電気制御装置において、電圧信号を入力するための第1および第2入力端子と、第1および第2入力端子にそれぞれ供給される電圧信号の差信号を出力する出力端子とを有し、第1入力端子に位置センサを接続するとともに出力端子をモータに接続してなり、差信号が零となるようにモータを駆動制御する増幅器と、電源投入から所定時間が経過するまで第2入力端子に位置センサからの電圧信号を供給し、所定時間の経過後に第2入力端子に光学部品が設定されるべき位置を表す設定位置信号を供給する切り換え回路とを設けたことにある。
上記のように構成した本発明においては、電源投入から所定時間が経過するまで、増幅器の第1および第2入力端子には位置センサからの電圧信号が供給されるので、この所定時間の間、増幅器から出力される差信号は零となり、増幅器はモータを停止制御する。したがって、光学部品の設定されるべき位置を表す設定位置信号が電源投入直後に安定していなくても、モータは駆動制御されることはなく、光学部品が電源投入前に設定されるべき位置に調整済みであれば、電源投入後も光学部品の位置がずれることがないので、再度の位置調整に無駄な時間が費やされない。また、この電源投入直後には、モータは増幅器を含む回路から切り離されていないので、外部からの振動によってモータが回転駆動されようとすると、モータには回生制動力が作用し、モータの回転が阻止される。したがって、増幅器および位置センサによる光学部品の位置調整制御が開始される前に、外部からの振動が入力されても、光学部品は以前の位置に保たれるようになり、光学部品が電源投入前に設定されるべき位置に調整済みであれば、再度の位置調整に無駄な時間が費やされない。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明すると、図1は、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc)、HD DVDなどの光ディスクDKの検査装置を概略的に示している。この光ディスクDKの検査装置は、光ディスクDKに情報を記録するとともに光ディスクDKに記録された情報を再生するための光ピックアップ装置10と、光ピックアップ装置10を制御するための電気制御装置30とを備えている。なお、この光ピックアップ装置10は青色または青紫色のレーザ光を用いるもので、光ディスクDKには2層の記録層が設けられている。
光ピックアップ装置10は、レーザ光源11、コリメートレンズ12、偏光ビームスプリッタ13、エクスパンダーレンズ(収差補正レンズ)14、1/4波長板15、対物レンズ16、集光レンズ17、シリンドリカルレンズ18及び4分割フォトディテクタ19を備えている。そして、この光ピックアップ装置10においては、レーザ光源11からのレーザ光を、コリメートレンズ12、偏光ビームスプリッタ13、エクスパンダーレンズ14、1/4波長板15及び対物レンズ16を介して、光ディスクDKに照射して光ディスクDK上に光スポットを形成する。この光スポットによる光ディスクDKからの反射光を、対物レンズ16、1/4波長板15、エクスパンダーレンズ14、偏光ビームスプリッタ13、集光レンズ17及びシリンドリカルレンズ18を介して、4分割フォトディテクタ19で受光して、光ディスクDKの信号記録状態を表す受光信号を出力するようになっている。
この場合、エクスパンダーレンズ14は、光軸方向に変位可能に設けられており、光軸方向の位置の調整により、レーザ光を光ディスクDKの異なる記録層に照射した場合におけるレーザ光の球面収差および色収差を補正するためのものである。エクスパンダーレンズ14は、支持部材21によって支持されている。支持部材21は、変換機構22を介してモータ23に接続され、モータ23の回転によって光軸方向に変位してエクスパンダーレンズ14を光軸方向に変位させる。変換機構22は、モータ23の回転運動を直線運動に変換する機構である。また、光ピックアップ装置10内には、エクスパンダーレンズ14の光軸方向位置を検出して、同検出位置を表すアナログ電圧信号を出力する位置センサ24も組み込まれている。
なお、この光ピックアップ装置10には、対物レンズ16をフォーカスサーボ制御およびトラックサーボ制御するためのアクチュエータも内蔵されているが、それらについては本発明に直接関係しないので省略されている。また、光ディスクDKを回転させるスピンドルモータおよびその機構、光ディスクDKまたは光ピックアップ装置10を光ディスクDKの径方向に移動させるフィードモータおよびその機構なども本発明に直接関係しないので、省略されている。
電気制御装置30は、差動増幅器を構成していてモータ23を駆動制御するオペアンプ31を備えている。オペアンプ31の反転入力端子には、抵抗r1を介して位置センサ24が接続されている。オペアンプ31の出力端子はモータ23の一端に接続され、モータ23の他端は接地されている。オペアンプ31の出力端子と反転入力端子との間には、フィードバック用の抵抗r2が接続されている。オペアンプ31の非反転入力端子には、スイッチング回路32および抵抗r3を介して位置センサ24が接続されている。スイッチング回路32は、制御端子に供給されるローレベルのスイッチング制御信号によってオン状態に設定され、ハイレベルのスイッチング制御信号によってオフ状態に設定される。オペアンプ31の非反転入力端子は、抵抗r4を介して接地されている。
スイッチング回路32と抵抗r3との接続点には、スイッチング回路33を介してD/A変換器34の出力端子が接続されている。スイッチング回路33も、制御端子に供給されるローレベルのスイッチング制御信号によってオン状態に設定され、ハイレベルのスイッチング制御信号によってオフ状態に設定される。D/A変換器34は、マイクロコンピュータ35から供給されてエクスパンダーレンズ14が設定されるべき位置を表すディジタル信号をアナログ信号に変換して出力する。マイクロコンピュータ35は、スイッチング回路32,33のための制御用出力端子にて、スイッチング回路32に接続されるとともに、インバータ回路36を介してスイッチング回路33に接続されており、前記制御用出力端子をオープン状態(ハイインピーダンス状態)に設定するか、同制御用出力端子にハイレベル信号を出力する。この制御用出力端子は、抵抗r5を介して接地されている。
また、マイクロコンピュータ35には、信号再生回路37、入力装置38および表示器39も接続されている。信号再生回路37は、4分割フォトディテクタ19からの受光信号を入力して、光ディスクDKに記録されている情報を表す再生信号をマイクロコンピュータ35に供給する。入力装置38は、ユーザによって操作されるキー、マウスなどの操作子からなり、ユーザの指示をマイクロコンピュータ35に入力する。表示器39は、マイクロコンピュータ35によって制御されて文字、図形などを表示する。
電気制御装置30は、さらに、電源回路41を備えている。この電源回路41には、電源スイッチ42が接続されていて、電源スイッチ42の投入により外部から供給された電力を光ピックアップ装置10および電気制御装置30の各部に供給する。
上記のように構成した実施形態の動作を説明する。まず、検査しようとする光ディスクDKを図示しないターンテーブルにセットして、電源スイッチ42を投入する。この電源スイッチ42に投入により、電源回路41は光ピックアップ装置10および電気制御装置30の各部に電力を供給し始めて、光ピックアップ装置10および電気制御装置30の作動を開始させる。また、電源回路41は、図示しないスピンドルモータ、フィードモータなどの制御回路にも電力の供給を開始して、光ディスクDKを回転させ始めるとともに、光ディスクDKに対して光ピックアップ装置10を相対移動させ始める。
最初に、新たな種類の光ディスクDKをセットして検査する場合または光ディスクDKの異なる記録層を検査し始める場合について説明する。この場合、エクスパンダーレンズ14の光軸方向の位置を適切な位置に変位させる必要がある。電源スイッチ42の投入直後には、マイクロコンピュータ35はその制御用出力端子をオープン状態に設定する。これにより、スイッチング回路32の制御入力端子はローレベルに設定され(すなわちアースされ)、スイッチング回路33の制御入力端子はインバータ回路36のためにハイレベルに設定される。したがって、スイッチング回路32はオン状態に設定されるとともに、スイッチング回路33はオフ状態に設定される。この状態では、オペアンプ31の反転入力端子および非反転入力端子には、位置センサ24からの検出信号がそれぞれ供給され、オペアンプ31の出信号は零を表すので、モータ23は回転することなく、エクスパンダーレンズ14も以前の位置に保たれる。
そして、所定時間(例えば、0.3〜0.7秒)の経過後、マイクロコンピュータ35はスイッチング回路32,33のための制御用出力端子にハイレベルのスイッチング制御信号を出力する。これにより、スイッチング回路32はオフ状態に設定され、スイッチング回路33はインバータ回路36のためにオン状態に設定される。ここで、ユーザは入力装置38を操作することにより、エクスパンダーレンズ14を適切な位置に移動させる。この場合、ユーザは、まず、入力装置38を操作することにより、光ディスクDKの種類および記録層の種類に適した位置情報をマイクロコンピュータ35に入力する。マイクロコンピュータ35は、この入力された位置情報に対応したディジタル信号をD/A変換器34に出力し、D/A変換器34は前記出力されたディジタル信号に対応した設定アナログ電圧信号を出力する。
この設定アナログ電圧信号は、スイッチング回路33および抵抗r3を介してオペアンプ31の非反転入力端子に供給される。一方、オペアンプ31の反転入力端子には、抵抗r1を介して位置センサ24からのエクスパンダーレンズ14の位置を表す検出アナログ電圧信号が供給されている。そして、オペアンプ31は、設定アナログ電圧信号と検出アナログ電圧信号の差を表す差信号をモータ23に出力して、前記差信号が零となるようにモータ23を駆動制御する。これにより、モータ23は回転制御され、このモータ23の回転運動は変換機構22にて光軸方向の直線運動に変換されて、エクスパンダーレンズ14を光軸方向に駆動するので、エクスパンダーレンズ14は前記入力された位置情報に対応した位置まで移動する。
次に、ユーザはエクスパンダーレンズ14の位置を微調整する。例えば、4分割フォトディテクタ19にて受光されて信号再生回路37によって再生された光ディスクDKの記録情報を表す再生信号をマイクロコンピュータ35に入力し、そのジッタを計測して表示器39に表示する。ユーザは、この表示器39の表示を見ながら、入力装置38を再度操作することにより、エクスパンダーレンズ14の位置を最適位置に微調整する。そして、この微調整後、マイクロコンピュータ35は、前記最適位置を表す位置情報をエクスパンダーレンズ14が設定されるべき位置を表す情報として記憶する。この位置情報の記憶においては、電源スイッチ42が再投入された場合にも前記記憶された位置情報が保存されるように、同位置情報はマイクロコンピュータ35の不揮発性メモリに記憶される。
前記位置情報の記憶後も、位置情報を表すディジタル信号はD/A変換器34によって設定アナログ電圧信号に変換されて、スイッチング回路33を介してオペアンプ31の非反転入力端子に供給され続ける。一方、オペアンプ31の反転入力端子には位置センサ24からの検出アナログ電圧信号が供給され続けるので、エクスパンダーレンズ14はオペアンプ31の作用により前記と同様にして最適位置に保たれ続ける。この状態で、光ディスクDKが次々に取り替えられ、取り替えられた光ディスクDKに情報を記録しまたは同光ディスクDKに記録された情報を再生して、光ディスクDKの検査が行われる。そして、計画された数の光ディスクDKの検査が終了したり、検査終了時刻になり、電源スイッチ42がオフされると、光ピックアップ装置10、電気制御装置30などの作動が停止する。
前記電源スイッチ42のオフ後、光ディスクDKの検査を再開するために電源スイッチ42が再投入されると、前述のように、光ピックアップ装置10、電気制御装置30などの作動が再開する。この場合、新たな種類の光ディスクDKをセットして検査する場合または光ディスクDKの異なる記録層を検査し始める場合であれば、エクスパンダーレンズ14の位置を再設定する。しかし、電源スイッチ42の再投入前の検査と同一種類の光ディスクDKであって、光ディスクDKの同一の記録層を検査し始める場合には、エクスパンダーレンズ14の最適位置を表す位置情報は記憶されている。そして、この場合も、この記憶されている位置情報を表すディジタル信号は、マイクロコンピュータ35の作動によってD/A変換器34に出力され続け、D/A変換器34は設定アナログ電圧信号をスイッチング回路33に出力し続ける。
また、前記電源スイッチ42の再投入時にも、投入から所定時間の間、前述のようにスイッチング回路32はオン状態に設定され、スイッチング回路33はオフ状態に設定される。この所定時間の間、オペアンプ31は前述したように零を表す出力信号をモータ23に出力してモータ23を停止制御する。したがって、電源スイッチ42の投入直後において、マイクロコンピュータ35から出力されるディジタル信号、すなわちD/A変換器34から出力される設定アナログ電圧信号が安定していなくても、モータ23は駆動制御されることはなく、エクスパンダーレンズ14の位置が調整済みであれば、電源投入直後もエクスパンダーレンズ14の位置がずれることがないので、エクスパンダーレンズ14の再度の位置調整に無駄な時間が費やされない。
また、この電源スイッチ42の投入直後にも、モータ23はオペアンプ31を含む回路から切り離されていないので、外部からの振動によってモータ23が回転駆動されようとすると、モータ23には回生制動力が作用し、モータ23の回転が阻止される。したがって、光ピックアップ装置10がゴニオステージなどに載置されていて、電源スイッチ42の投入直後にゴニオステージの座標位置変更に伴う振動が光ピックアップ装置10に伝達されたり、他の外部機器からの振動が伝達されても、エクスパンダーレンズ14は以前の位置に保たれるようになり、エクスパンダーレンズ14が電源投入前に最適位置に調整済みであれば、再度の位置調整に無駄な時間が費やされない。
そして、電源スイッチ42の再投入から所定時間の経過後には、前述のように、スイッチング回路32はオフ状態に切り換えられ、スイッチング回路33はオン状態に切り換えられる。この状態では、前述のように、エクスパンダーレンズ14はオペアンプ31の作用により前記と同様にして最適位置に保たれ続けるので、光ディスクDKの検査が的確に行われる。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。図2はこの変形例に係る検査装置を示しており、上記実施形態のスイッチング回路32,33に代えてスイッチング回路51,52を用いている。スイッチング回路51は、制御入力端子へのローレベルのスイッチング制御信号の供給によってオン状態に設定され、ハイレベルのスイッチング制御信号の供給によってオフ状態に設定される。スイッチング回路52は、制御入力端子へのローレベルのスイッチング制御信号の供給によってオフ状態に設定され、ハイレベルのスイッチング制御信号の供給によってオン状態に設定される。
これらのスイッチング回路51,52の制御入力端子にはタイマ回路53が接続されている。タイマ回路53は、マイクロコンピュータ35から出力される制御信号がローレベルからハイレベルに変化したとき、所定時間(例えば、0.3〜0.7秒)だけ遅れてローレベルからハイレベルに変化するスイッチング制御信号をスイッチング回路51,52の制御入力端子に出力する。また、タイマ回路53は、マイクロコンピュータ35から出力される制御信号がハイレベルからローレベルに変化したとき、ハイレベルからローレベルに即座に変化するスイッチング制御信号をスイッチング回路51,52の制御入力端子に出力する。そして、マイクロコンピュータ35は、電源スイッチ42の投入によって電源回路41から電力が供され始めると、ローレベルからハイレベルに変化する信号をタイマ回路53に出力し始めて、電力の供給が停止するとハイレベルからローレベルに変化する信号をタイマ回路53に出力する。他の部分に関しては、上記実施形態と同じであるので、説明を省略する。
上記のように構成した変形例においては、電源スイッチ42の投入直後から所定時間(例えば、0.3〜0.7秒)の間、スイッチング回路51,52にローレベルのスイッチング制御信号が供給される。そして、この所定時間の間、スイッチング回路51はオン状態に設定され、スイッチング回路52はオフ状態に設定される。したがって、この状態では、上記実施形態の場合と同様に、オペアンプ31の反転入力端子および非反転入力端子の両方に共に位置センサ24からの検出アナログ電圧信号が供給されるので、モータ23はオペアンプ31によって停止制御される。
一方、前記所定時間の経過後には、スイッチング回路51,52に共にハイレベルのスイッチング制御信号が供給されるので、スイッチング回路51はオフ状態に設定され、スイッチング回路52はオン状態に設定される。したがって、この状態では、マイクロコンピュータ35からの最適位置を表すディジタル信号に応じて、エクスパンダーレンズ14はオペアンプ31の作用によって最適位置に維持される。その結果、この変形例によっても、上記実施形態と同様な効果が期待される。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態およびその変形例では、エクスパンダーレンズ14の位置を調整制御する場合について説明した。しかし、光ディスクDKに情報を記録しまたは光ディスクDKに記録された情報を再生するための光学系装置内の特定の光学素子の位置をモータによって調整する場合であれば、エクスパンダーレンズ14以外の光学素子であっても本発明は適用され得る。
また、上記実施形態およびその変形例では、青色または青紫色のレーザ光を用いるとともに、2層の記録層を有する光ディスクDKを用いたが、本発明は、青色または青紫色ののレーザ光に限定されるものではないとともに、2層の記録層を有する光ディスクDKに限定されるものでもない。
本発明の一実施形態に係る光ディスクの検査装置の概略図である。 上記実施形態の変形例に係る光ディスクの検査装置の概略図である。
符号の説明
DK…光ディスク、10…光ピックアップ装置、11…レーザ光源、14…エクスパンダーレンズ、16…対物レンズ、19…4分割フォトディテクタ、23…モータ、24…位置センサ、30…電気制御装置、31…オペアンプ、32,33,51,52…スイッチング回路、34…D/A変換器、35…マイクロコンピュータ、53…タイマ回路。

Claims (1)

  1. 光ディスクに光を照射して光ディスクに情報を記録しまたは光ディスクに記録されている情報を再生する光学系装置と、前記光学系装置に含まれる光学部品の位置を検出して同位置を表す電圧信号を出力する位置センサと、前記光学部品の位置を調整するモータとを備えた光ピックアップ装置の電気制御装置において、
    電圧信号を入力するための第1および第2入力端子と、前記第1および第2入力端子にそれぞれ供給される電圧信号の差信号を出力する出力端子とを有し、前記第1入力端子に前記位置センサを接続するとともに前記出力端子を前記モータに接続してなり、前記差信号が零となるように前記モータを駆動制御する増幅器と、
    電源投入から所定時間が経過するまで前記第2入力端子に前記位置センサからの電圧信号を供給し、前記所定時間の経過後に前記第2入力端子に前記光学部品が設定されるべき位置を表す設定位置信号を供給する切り換え回路とを設けたことを特徴とする光ピックアップ装置の電気制御装置。
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