JPH07225958A - フォーカスサーボ装置 - Google Patents

フォーカスサーボ装置

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Publication number
JPH07225958A
JPH07225958A JP1739294A JP1739294A JPH07225958A JP H07225958 A JPH07225958 A JP H07225958A JP 1739294 A JP1739294 A JP 1739294A JP 1739294 A JP1739294 A JP 1739294A JP H07225958 A JPH07225958 A JP H07225958A
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JP
Japan
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focus
signal
objective lens
supplied
detection
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Application number
JP1739294A
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English (en)
Inventor
Shigeaki Wachi
滋明 和智
Takeshi Funabashi
武 船橋
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】メカニカルストッパを設けずに、フォーカスア
クチュエータ等が光ディスクに接触することを防止し得
るフォーカスサーボ装置を提供する。 【構成】ディスク2からの反射光の光量を示すエンベロ
ープ信号SEVを故障検出回路40に供給する。電圧変換
回路24より出力されるフォーカスアクチュエータの位
置検出信号SPOを故障検出回路40に供給する。フォー
カスアクチュエータ等がディスク面に接触するおそれが
あるとき、信号SPOは所定範囲を越えた値となる。信号
EVが基準信号より小さくなるとき、信号SPOが所定範
囲を越えるとき、故障検出信号DTRによってトランジ
スタ37をオフとする。そのため、コイル33Cに電流
が流れずスイッチ33Sはb側に接続され、フォーカス
コイル26に電池35より所定電流が供給され、対物レ
ンズがディスク面から離れる方向にフォーカスアクチュ
エータが所定量だけ移動制御されて、フェールセーフ機
能が働く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば光磁気ディス
ク等の光ディスクを取り扱う光ディスク装置に適用して
好適なフォーカスサーボ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置の対物レンズはフォーカ
スサーボにより記録面に光スポットが焦点を結ぶように
ディスク面と直交する方向に可動する。従来は、メカニ
カルストッパを設けることで対物レンズの可動範囲に制
限を設け、対物レンズあるいは対物レンズを移動するた
めのフォーカスアクチュエータが光ディスクのディスク
面に絶対に接触しないようにしている。
【0003】ところで、光ディスクの記録面に光スポッ
トが焦点を結ぶ場合の対物レンズと光ディスクのディス
ク面との間隔、すなわち対物レンズのワーキングデスタ
ンスWDは、光ディスクのそりをd1、光ディスクのチ
ャッキングトレランスをd2としたとき、WD>d1+
d2を満足するように設定されている。そして従来は、
ワーキングデスタンスWDが比較的大きくされているた
め、メカニカルストッパを設けることは困難ではなかっ
た。
【0004】図10は、対物レンズのワーキングデスタ
ンスWDを図示したものである。図において、60は光
ディスクであり、60aはその記録面であり、Tmは光
ディスク60の基板厚さ、n′は基板屈折率である。ま
た、61は対物レンズであり、φはその直径である。こ
の場合、対物レンズ61の開口率NAはnsinθ2(nは
空気中屈折率であり、n≒1である)であり、そのワー
キングデスタンスWDは、以下の(1)式で表される。
【0005】 WD=(φ/2)/NA×cos[Arcsin(NA)] −Tm×tan[Arcsin(NA)/n′]/tan[Arcsin(NA)] ・・・(1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近時、記録密度の向上
のために対物レンズ61の開口率NAを大きくすること
や、光学系の小型化のために対物レンズ61の直径φを
小さくすることが要求されてきている。しかし、開口率
NAを大きくしたり、対物レンズ61の直径φを小さく
したりすると、上述の(1)式からワーキングデスタン
スWDは小さくなり、メカニカルストッパを設けること
が困難となる。
【0007】そこで、この発明では、メカニカルストッ
パを設けずに、対物レンズあるいは対物レンズを移動す
るためのフォーカスアクチュエータが光ディスクに接触
することを防止し得るフォーカスサーボ装置を提供する
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るフォーカ
スサーボ装置は、対物レンズを光ディスクのディスク面
に対して直交する方向に移動するフォーカスアクチュエ
ータと、光ディスクからの反射光に基づいてフォーカス
エラー信号を検出するフォーカスエラー検出手段とを備
え、フォーカスエラー検出手段で検出されるフォーカス
エラー信号に基づいてフォーカスアクチュエータの位置
を制御するようにしたフォーカスサーボ装置において、
フォーカスアクチュエータのディスク面に対して直交す
る方向の位置を検出する位置検出手段と、この位置検出
手段の検出出力が所定レベル範囲を越えるときは対物レ
ンズがディスク面から離れる方向にフォーカスアクチュ
エータを移動する位置制御手段とを有するものである。
【0009】例えば、光ディスクからの反射光の光量を
検出する光検出手段を有し、位置検出手段の検出出力が
所定レベル範囲にあっても光検出手段の検出出力が基準
値に満たないときは、位置制御手段によって対物レンズ
がディスク面から離れる方向にフォーカスアクチュエー
タを移動するものである。
【0010】例えば、予め上記光ディスクの所定領域に
対物レンズを対向させた状態でフォーカスアクチュエー
タを大きく移動させ、フォーカスエラー検出手段で検出
されるフォーカスエラー信号のゼロクロスタイミングに
おける位置検出手段の検出出力と、フォーカスアクチュ
エータの移動が光ディスクのディスク面で規制されたと
きの位置検出手段の検出出力とを使用して所定レベル範
囲を設定するものである。
【0011】
【作用】この発明においては、フォーカスアクチュエー
タのディスク面に対して直交する方向の位置を検出する
位置検出手段の検出出力が所定レベル範囲を越えるとき
は対物レンズがディスク面から離れる方向にフォーカス
アクチュエータを移動するものであり、メカニカルスト
ッパを設けずに、対物レンズあるいは対物レンズを移動
するためのフォーカスアクチュエータが光ディスクに接
触することを防止することが可能となる。
【0012】また、位置検出手段の検出出力が所定レベ
ル範囲にあっても光ディスクからの反射光の光量を検出
する光検出手段の検出出力が基準値に満たないときは対
物レンズがディスク面から離れる方向にフォーカスアク
チュエータを移動することで、例えば位置検出手段が故
障してフォーカスアクチュエータがディスク面に近接し
た状態で対物レンズあるいはフォーカスアクチュエータ
がディスク面に接触しそうな状態であるのに位置検出手
段の検出出力が所定レベル範囲にある場合、対物レンズ
がディスク面から離れる方向にフォーカスアクチュエー
タを移動でき、対物レンズあるいは対物レンズを移動す
るためのフォーカスアクチュエータが光ディスクに接触
することを防止することが可能となる。
【0013】また、予め光ディスクの所定領域に対物レ
ンズを対向させた状態でフォーカスアクチュエータを大
きく移動させ、フォーカスエラー検出手段で検出される
フォーカスエラー信号のゼロクロスタイミングにおける
位置検出手段の検出出力と、フォーカスアクチュエータ
の移動が光ディスクのディスク面で規制されたときの位
置検出手段の検出出力とを使用して所定レベル範囲を設
定することで、位置検出手段の検出出力の環境温度、経
時劣化等による変化があっても、対物レンズあるいは対
物レンズを移動するためのフォーカスアクチュエータが
光ディスクに接触することを良好に防止することが可能
となる。フォーカスアクチュエータを大きく移動させた
ときのフォーカスエラー信号や位置検出手段の検出出力
をみることでフォーカスエラー検出系や位置検出手段の
故障を判定することが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、図1を参照しながら、この発明の一実
施例について説明する。本例は光磁気ディスク装置に適
用した例であって、サーボ方式がサンプルサーボ方式の
例である。
【0015】図において、1はスピンドルモータであ
り、光磁気ディスク2はモータ1でもって角速度一定で
回転駆動される。
【0016】また、図示しないホストコンピュータから
の記録データはコントローラ3およびデータバッファ4
を介してエンコーダ/デコーダ5に供給され、エンコー
ド処理(誤り訂正符号の付加や変調等)が行なわれる。
このエンコーダ/デコーダ5の動作はコントローラ3に
よって制御される。
【0017】エンコーダ/デコーダ5より出力される記
録データ(変調データ)は外部磁界発生用の磁気ヘッド
6のドライブ回路7に供給される。これにより、磁気ヘ
ッド6より記録データに応じた磁界が発生され、光学ヘ
ッド8からのレーザビームとの共働でもって光磁気ディ
スク2のデータ領域に記録データが光磁気記録される。
【0018】図2は、光学ヘッド8の構成例を示してい
る。101は半導体レーザであり、この半導体レーザ1
01からのレーザ光はコリメータレンズ102、ビーム
断面整形レンズ103、偏光ビームスプリッタ104、
ミラー105および対物レンズ106を介して光磁気デ
ィスク2の記録膜に照射される。この光磁気ディスク2
からの反射光は、対物レンズ106、ミラー105およ
び偏光ビームスプリッタ104を介して偏光ビームスプ
リッタ107に入射される。そして、偏光ビームスプリ
ッタ107を透過する光は集光レンズ108およびシリ
ンドリカルレンズ109を介して光検出器110に入射
される。
【0019】また、偏光ビームスプリッタ107で反射
される光は1/2波長板111で45°だけ偏光面が回
転された後に集光レンズ112を介して偏光ビームスプ
リッタ113に入射される。この偏光ビームスプリッタ
113を透過する光(p偏光)は光検出器114に入射
され、偏光ビームスプリッタ113で反射される光(s
偏光)は光検出器115に入射される。
【0020】図1に戻って、光学ヘッド8の光検出器1
14,115(図1には図示せず)の出力信号は減算器
29に供給されて減算される。この減算器29より出力
される減算信号(MO信号)は、光磁気ディスク2の光
磁気記録部より反射光が得られる期間にあっては記録デ
ータに対応した信号となる。減算器29の出力信号はデ
ータ検出回路30に供給される。このデータ検出回路3
0では再生信号の波形等化処理等が行われてデータ検出
が行なわれる。データ検出回路30で検出されたデータ
はエンコーダ/デコーダ5に供給されてデコード処理
(誤り訂正や復調等)が行なわれる。そして、エンコー
ダ/デコーダ5より出力される再生データはコントロー
ラ3およびデータバッファ4を介してホストコンピュー
タに供給される。
【0021】また、光学ヘッド8の光検出器114,1
15の出力信号は加算器10に供給されて加算される。
加算器10より出力される加算信号(RF信号)は光磁
気ディスク2のピット部より反射光が得られる期間にあ
っては記録データに対応した信号となる。
【0022】図3はサンプルサーボ方式におけるセクタ
ーフォーマットを示しており、最初にヘッダー部が配さ
れ、続いて複数のデータ部が配されて構成される。ヘッ
ダー部および各データ部の先頭にはサーボバイトSBが
設けられ、このサーボバイトSBの部分にクロックピッ
トやウォブルピットがプリフォーマットされる。また、
ヘッダー部にはセクターマーク、セクターアドレス、ト
ラックアドレスの信号が記録されるが、これらの信号も
ピットでプリフォーマットされる。
【0023】加算器10の出力信号はクロック再生回路
11に供給され、サーボバイトSBの部分のクロックピ
ットやウォブルピットの再生信号に基づいてクロックC
Kが再生される。このクロックCKは各部でシステムク
ロックとして使用される。また、加算器10の出力信号
はアドレスデコーダ12に供給され、ヘッダー部の再生
信号よりアドレスデータADが得られる。このアドレス
データADはコントローラ3に供給され、記録または再
生の際のアクセス制御に利用される。
【0024】また、加算器10の出力信号はトラッキン
グエラー検出回路13に供給され、サーボバイトSBの
部分のウォブルピットの再生信号に基づいてトラッキン
グエラー信号Etが検出される。このトラッキングエラ
ー信号Etはトラッキングサーボ回路14で増幅や位相
補償等が行なわれた後に、トラッキングコイル15に供
給されてトラッキングサーボが行なわれる。トラッキン
グサーボ回路14の動作はコントローラ3によって制御
される。
【0025】また、光学ヘッド8の光検出器110(図
2参照)は、上述せずも4分割光検出器であり、各検出
部の出力信号がフォーカスエラー検出回路16に供給さ
れる。このフォーカスエラー検出回路16では非点収差
法によるフォーカスエラー信号Efが検出される。
【0026】図4は、フォーカスエラー信号Efおよび
後述するRF信号SRFの検出系を示している。図におい
て、光検出器110の光検出部A,Cの出力信号SA
Cは加算器51に供給されて加算されると共に、光検
出器110の光検出部B,Dの出力信号SB,SDは加算
器52に供給されて加算される。そして、減算器53で
加算器51の出力信号より加算器52の出力信号が減算
されてフォーカスエラー信号Ef=(SA+SC)−(S
B+SD)が得られる。ここで、加算器51,52および
減算器53でフォーカスエラー検出回路16が構成され
る。
【0027】図1に戻って、フォーカスエラー検出回路
16で検出されるフォーカスエラー信号Efは位相補償
回路17を介して切換スイッチ18のb側の固定端子に
供給される。この切換スイッチ18のa側の固定端子は
接地され、そのc側の固定端子にはフォーカスサーチ回
路19よりフォーカスサーチ用ののこぎり波信号Ssaが
供給される。
【0028】また、光学ヘッド8の光検出器110の各
検出部の出力信号はRF信号検出回路20に供給され、
光磁気ディスク2からの反射光の光量に応じたRF信号
RFが検出される。図4において、加算器54で加算器
51および52の出力信号が加算されてRF信号SRF
(SA+SC)+(SB+SD)が得られる。ここで、加算
器51,52および減算器54でRF信号検出回路20
が構成される。
【0029】図1に戻って、RF信号検出回路20より
出力されるRF信号SRFはエンベロープ検波回路21に
供給され、このエンベロープ検波回路21より出力され
るエンベロープ信号SEVはフォーカスモード切換回路2
2に供給される。このフォーカスモード切換回路22に
はフォーカスエラー検出回路16よりフォーカスエラー
信号Efも供給される。
【0030】フォーカスモード切換回路22は、図5に
示すように構成される。図において、フォーカスエラー
信号Efは比較器221の正側端子に供給され、この比
較器221の負側端子は接地される。比較器221から
は、フォーカスエラー信号Efが正であるときはハイレ
ベル「H」となり、フォーカスエラー信号Efが負であ
るときはローレベル「L」となる信号が得られる。つま
り、比較器221の出力信号は、フォーカスエラー信号
Efのゼロクロス点で立ち下がるあるいは立ち上がる信
号となる。比較器221の出力信号はDフリップフロッ
プ222のクロック端子に供給され、Dフリップフロッ
プ222は比較器221の出力信号の例えば立ち上がり
タイミングで動作するようにされる。
【0031】また、エンベロープ信号SEVは比較器22
3の正側端子に供給される。比較器223の負側端子に
は基準信号Vrefが供給される。比較器223からは、
エンベロープ信号SEVが基準信号Vref以上のときはハ
イレベル「H」となり、エンベロープ信号SEVが基準信
号Vrefより小さいときはローレベル「L」となる。比
較器223の出力信号はDフリップフロップ222のク
リア端子CLRに供給される。Dフリップフロップ22
2は比較器223の出力信号がローレベル「L」にある
ときはクリア状態とされる。
【0032】以上の構成において、図6Aに示すように
フォーカスエラー信号Efが得られるとき、同図Bに示
すようにエンベロープ信号SEVが得られるため、Dフリ
ップフロップ222からは同図Cに示すように時点t1
で立ち上がる切り換え信号SWが得られる。図1に戻っ
て、フォーカスモード切換回路22より出力される切り
換え信号SWは切換スイッチ18に供給される。
【0033】また、23は光学ヘッド8に取り付けられ
たフォーカスアクチュエータの位置に応じて検出容量
(出力容量)Cxが変化する位置センサである。この位
置センサ23の検出容量Cxは電圧変換回路24で電圧
信号、従って位置検出信号SPOに変換される。
【0034】図7は、光学ヘッド8のフォーカスアクチ
ュエータの原理を示している。106は対物レンズ、2
6はコイル枠(レンズホルダーも兼用)25に巻装され
たフォーカスコイル、27は鉄板等で構成されるヨー
ク、28はマグネットである。フォーカスコイル26に
駆動電流を流すことで、コイル枠25、従って対物レン
ズ106が光磁気ディスク2のディスク面に対して直交
する方向(フォーカス方向)に駆動され、フォーカスサ
ーボが行なわれる。位置センサ23の検出容量Cxは、
フォーカスアクチュエータの位置、つまりディスク面と
の距離に応じて変化する。
【0035】図1に戻って、切換スイッチ18の切り換
えは、コントローラ3によって制御される。すなわち、
パワーオン後であってフォーカスサーチ動作前はa側に
接続され、フォーカスサーチ動作時にはc側に接続され
る。そして、フォーカスサーチ動作時に、コントローラ
3でフォーカス検出系の故障判定、フォーカスアクチュ
エータの位置検出系の故障判定および位置検出信号SPO
の閾値VRE1,VRE2の決定後に、フォーカスモード切換
回路22より出力される切り換え信号SWの立ち上がり
のタイミングでc側からb側に切り換えられる。
【0036】なお、上述したフォーカス検出系の故障判
定、位置検出系の故障判定および位置検出信号SPOの閾
値VRE1,VRE2の決定のために、フォーカスエラー検出
回路16で検出されるフォーカスエラー信号Efおよび
電圧変換回路24より出力される位置検出信号SPOがコ
ントローラ3に供給される。コントローラ3における故
障判定および閾値決定の詳細は後述する。
【0037】切換スイッチ18の出力信号はフォーカス
エラー信号としてドライブアンプを構成するNPN形ト
ランジスタ31およびPNP形トランジスタ32のベー
スに供給される。トランジスタ31のコレクタは正の電
源端子+Bに接続され、トランジスタ32のコレクタは
負の電源端子−Bに接続される。そして、トランジスタ
31,32のエミッタは互いに接続され、その接続点に
得られる信号はリレーのスイッチ33Sのa側の固定端
子に供給される。スイッチ33Sのb側の固定端子は電
流制限用の抵抗器34を介して電池35の正極側に接続
され、この電池35の負極側は接地される。
【0038】また、33Cはリレーのコイルであり、こ
のコイル33Cの一端は接続スイッチ36を介して電源
端子+Bに接続される。接続スイッチ36のオンオフは
コントローラ3によって制御される。例えば、上述した
ようにパワーオン後でフォーカスサーチ動作時の故障判
定によってフォーカス検出系あるいは位置検出系が故障
であると判定された後はオンとされる。
【0039】リレーのコイル33Cの他端は制御用のN
PN形トランジスタ37のコレクタ・エミッタの直列回
路を介して接地される。リレーのスイッチ33Sは、そ
のコイル33Cに電流が流れるときはa側に接続され、
逆にコイル33Cに電流が流れないときはb側に接続さ
れる。スイッチ33Sの出力信号はフォーカスコイル2
6に供給される。この場合、スイッチ33Sがb側に接
続される場合には、電池35より抵抗器34およびスイ
ッチ33Sのb側を介してフォーカスコイル26に所定
電流が供給され、対物レンズ106がディスク面から離
れる方向にフォーカスアクチュエータを所定量だけ移動
制御される。
【0040】40は故障検出回路であり、この故障検出
回路40には、エンベロープ検波回路21より出力され
るエンベロープ信号SEVが供給されると共に、電圧変換
回路24より出力される位置検出信号SPOが供給され、
さらに上述したようにフォーカスサーチ動作時にコント
ローラ3で決定された位置検出信号SPOの閾値VRE1
RE2が供給される。
【0041】図8は、故障検出回路40の構成を示して
いる。図において、エンベロープ信号SEVは比較器40
1の正側端子に供給される。この比較器401の負側端
子には基準信号Vrefが供給される。この基準信号Vref
は、例えば対物レンズ106がフォーカスサーボの制御
範囲をはずれる位置のエンベロープ信号SEVの値より若
干大きな値に設定される(図6B参照)。比較器401
からは、信号SEVが基準信号Vref以上のときはハイレ
ベル「H」となり、信号SEVが基準信号Vrefより小さ
いときはローレベル「L」となる信号が得られる。比較
器401の出力信号はアンド回路402に供給される。
【0042】また、位置検出信号SPOは比較器403の
負側端子に供給されると共に比較器404の正側端子に
供給される。比較器403の正側端子には閾値VRE1
供給され、比較器404の負側端子には閾値VRE2が供
給される。比較器403からは、信号SPOが閾値VRE1
以下であるときはハイレベル「H」となり、信号SPO
閾値VRE1より大きいときはローレベル「L」となる信
号が得られる。同様に、比較器比較器404からは、信
号SPOが閾値VRE2以上であるときはハイレベル「H」
となり、信号SPOが閾値VRE2より小さいときはローレ
ベル「L」となる信号が得られる。比較器403,40
4の出力信号はアンド回路402に供給される。
【0043】アンド回路402からは、SEV≧Vrefか
つVRE1≧SPO≧VRE2であるときはハイレベル「H」と
なり、その他のときはローレベル「L」となる故障検出
信号DTRが出力される。この故障検出信号DTRは、
ハイレベル「H」であるときは正常を示し、逆にローレ
ベル「L」であるときは故障を示すものとなる。
【0044】図1に戻って、故障検出回路40より出力
される故障検出信号DTRは切換スイッチ41のa側の
固定端子に供給され、この切換スイッチ41のb側の固
定端子は電源端子+Bに接続される。切換スイッチ41
の出力信号はトランジスタ37のベースに供給される。
この切り換えスイッチ41の切り換えはコントローラ3
によって制御される。すなわち、切換スイッチ41は、
パワーオン後にフォーカスサーチ動作が行われて上述し
たように切換スイッチ18がc側に接続されている間は
b側に接続され、切換スイッチ18がb側に接続された
後はa側に接続される。
【0045】また、42はラジアル送りサーボ回路であ
り、その動作はコントローラ3によって制御される。こ
のラジアル送りサーボ回路42によってラジアル送りモ
ータ43が制御され、光学ヘッド8がラジアル方向に移
動制御される。記録時または再生時には、光磁気ディス
ク2の所定のアドレス位置にアクセスするため、アドレ
スデコータ12からのアドレスデータAD等に基づいて
ラジアル送りサーボ(シーク制御)が行なわれる。
【0046】また、フォーカスサーチ動作前には、光学
ヘッド8が内周方向あるいは外周方向に一定期間移動制
御され、光学ヘッド8が移動規制部に当接された状態、
すなわち光学ヘッド8が光磁気ディスク2のフォーカス
サーチ専用領域に対向するようにされる。なお、光学ヘ
ッド8を一定期間移動制御して移動規制部で移動を制御
する代わりに、リミットスイッチまたは位置センサでも
って光学ヘッド8が光磁気ディスク2のフォーカスサー
チ専用領域に対向したことを検出して移動制御を停止す
るようにすれば、光学ヘッド8の移動規制部は不要とな
る。上述せずも、光磁気ディスク2のフォーカスサーチ
専用領域は、ユーザデータが記録されない領域であっ
て、フォーカスアクチュエータ等が接触して基板部に傷
ができても問題のない部分である。
【0047】本例は以上のように構成され、以下にフォ
ーカスサーボ系の動作を説明する。
【0048】まず、パワーオン後でフォーカスサーチ動
作前の動作について述べる。接続スイッチ36はオンと
されると共に、切換スイッチ41はb側に接続されてト
ランジスタ37がオンとされるため、リレーのコイル3
3Cに電流が流れ、リレーのスイッチ33Sはa側に接
続された状態となる。しかし、切換スイッチ18はa側
に接続されるため、トランジスタ31,32の互いのエ
ミッタの接続点よりスイッチ33Sのa側を介してフォ
ーカスコイル26には電流が供給されることがなく、フ
ォーカスアクチュエータの移動制御は行なわれない。
【0049】次に、フォーカスサーチ動作について述べ
る。上述したようにフォーカスサーチ動作が行われる前
に、ラジアル送りサーボ回路42によってラジアル送り
モータ43が制御されて光学ヘッド8が内周方向あるい
は外周方向に移動制御され、光学ヘッド8が光磁気ディ
スク2のフォーカスサーチ専用領域と対向した状態とさ
れる。
【0050】このフォーカスサーチ動作時にも、上述し
たフォーカスサーチ動作前と同様に、接続スイッチ36
はオンとされると共に、切換スイッチ41はb側に接続
されてトランジスタ37がオンとされるため、リレーの
コイル33Cに電流が流れ、リレーのスイッチ33Sは
a側に接続された状態となる。
【0051】そして、フォーカスサーチ動作時には、切
換スイッチ18がc側に接続され、フォーカスサーチ回
路19より出力されるのこぎり波信号Ssa(図9aに図
示)が切換スイッチ18のc側の固定端子を介してトラ
ンジスタ31,32で増幅された後にスイッチ33Sの
a側を介してフォーカスコイル26に供給される。その
ため、フォーカスアクチュエータは光磁気ディスク2の
ディスク面と直交する方向に大きく振れるように移動制
御される。
【0052】フォーカスアクチュエータの移動に応じて
フォーカスエラー信号Ef、位置検出信号SPOおよびエ
ンベロープ信号SEVは、それぞれ図9B,CおよびDに
示すようになる。同図Aにおいて、VF0はフォーカスエ
ラー信号Efが0となるときののこぎり波信号Ssaのレ
ベルを示している。また、同図Cにおいて、Vcwはフォ
ーカスエラー信号Efが0となるときの位置検出信号S
POのレベル、Vcmaxは例えばフォーカスアクチュエータ
が光磁気ディスク2のディスク面に接触しているときの
位置検出信号SPOのレベルである。
【0053】このフォーカスサーチ動作時に、コントロ
ーラ3はフォーカスエラー信号EfがS字信号となるか
否かを監視し、S字信号とならないときはフォーカス検
出系の故障と判定する。また、コントローラ3は位置検
出信号SPOに基づいてフォーカスアクチュエータの位置
検出系の故障判定をする。そして、コントローラ3は、
フォーカス検出系や位置検出系が故障であると判定する
ときは、接続スイッチ36がオフとなるように制御す
る。なお、図9Bはフォーカス検出系が正常である場合
のフォーカスエラー信号Efの例を示しており、同図C
は位置検出系が正常である場合の位置検出信号SPOの例
を示している。
【0054】これにより、リレーのコイル33Cに電流
が流れなくなってスイッチ33Sはb側に接続され、フ
ォーカスコイル26には電池35よりスイッチ33Sの
b側を介して所定電流が供給され、対物レンズ106が
ディスク面から離れる方向にフォーカスアクチュエータ
が所定量だけ移動制御される。この状態は、例えばユー
ザの操作に基づきホストコンピュータからコントローラ
3によって接続スイッチ36のオンが指示されるまでは
維持され、フェールセーフ機能が働く。なお、コントロ
ーラ3はフォーカス検出系や位置検出系が故障と判定し
たときは、表示器44に表示信号を供給してその旨を表
示し、ユーザが認識できるようにする。
【0055】上述したように、コントローラ3でフォー
カス検出系や位置検出系が故障であると判定するとき
は、それ以降の動作を停止することになる。一方、コン
トローラ3は、フォーカス検出系や位置検出系が故障で
あると判定しないときは、位置検出信号SPOの閾値V
RE1,VRE2を決定する。これら、閾値VRE1,VRE2は、
例えば(2)式および(3)式に従って演算される。
【0056】 VRE1=Vcw+(Vcmax−Vcw)×0.6 ・・・(2) VRE2=Vcw−(Vcmax−Vcw)×0.6 ・・・(3) このようにフォーカスサーチ動作時に、フォーカス検出
系や位置検出系の故障判定および閾値VRE1,VRE2の決
定が行われた後は、コントローラ3の制御に基づいて、
切換スイッチ18がフォーカスモード切換回路22より
出力される切り換え信号SWの立ち上がりタイミング
(図6の時点t1参照)でc側からb側に切り換えられ
る。これにより、位相補償回路17で位相補償されたフ
ォーカスエラー信号が切換スイッチ18のb側の固定端
子を介してトランジスタ31,32で増幅された後にス
イッチ33Sのa側を介してフォーカスコイル26に供
給される。
【0057】そのため、フォーカスアクチュエータはフ
ォーカスエラー信号に応じて光磁気ディスク2のディス
ク面と直交する方向に移動制御されるフォーカスサーボ
状態となる。この場合、切り換え信号SWの立ち上がり
のタイミングではフォーカスエラー信号Efが0である
ため、即座にフォーカス状態となる。このフォーカスサ
ーボ状態で、光学ヘッド8は所定のアドレス位置にラジ
アル送りサーボ回路42の制御によって移動制御され、
記録または再生が行われることになる。
【0058】また、上述したフォーカスサーチ動作時
に、コントローラ3で決定された閾値VRE1,VRE2は故
障検出回路40に供給される。そして、故障検出回路4
0では、閾値VRE1,VRE2およびエンベロープ信号SEV
を用いて故障検出が行なわれる(図8参照)。故障検出
回路40からは、上述したようにSEV≧VrefかつVRE1
≧SPO≧VRE2であるときはハイレベル「H」となり、
その他のときはローレベル「L」となる故障検出信号D
TRが出力される。すなわち、故障検出信号DTRは、
エンベロープ信号SEVが基準信号Vrefより小さくなる
とき、位置検出信号SPOが閾値VRE2より小さくなると
き、および位置検出信号SPOが閾値VRE1より大きくな
るときは故障を示すローレベル「L」となる。
【0059】切換スイッチ41は、切換スイッチ18が
c側からb側に切り換えられるのに伴ってb側からa側
に切り換えられる。故障検出回路40で故障が検出され
ないときは、故障検出信号DTRはハイレベル「H」で
あるため、トランジスタ37はオン状態が続き、リレー
のコイル33Cに電流が流れ続けてスイッチ33Sはa
側に接続されているため、フォーカスサーボ状態が維持
される。
【0060】これに対して、故障検出回路40で故障が
検出されるときは、故障検出信号DTRはローレベル
「L」となるため、トランジスタ37はオフとなる。そ
のため、リレーのコイル33Cに電流が流れなくなって
スイッチ33Sはb側に接続される。そのため、フォー
カスコイル26には電池35よりスイッチ33Sのb側
を介して所定電流が供給され、対物レンズ106がディ
スク面から離れる方向にフォーカスアクチュエータが所
定量だけ移動制御され、フェール制御機能が働く。
【0061】この場合、例えばフォーカス検出系の故障
によってフォーカスサーボが異常となって対物レンズま
たはフォーカスアクチュエータが光磁気ディスク2のデ
ィスク面に接触するおそれがあるときは、位置検出信号
POが閾値VRE1より大きくなるため、故障検出信号D
TRが直ちにローレベル「L」となって、上述したよう
なフェールセーフ機能が働く。また例えば、対物レンズ
またはフォーカスアクチュエータがディスク面に接触す
るおそれがあるとき、位置検出系の故障によって位置検
出信号SPOがVRE1≧SPO≧VREを満足していても、エ
ンベロープ信号SEVが基準信号Vrefより小さくなるた
め、故障検出信号DTRが直ちにローレベル「L」とな
って、上述したようなフェイルセーフ機能が働く。
【0062】なお、上述せずも、故障検出回路40より
出力される故障検出信号DTRはコントローラ3に供給
され、故障が検出されたときは表示器44にその旨が表
示される。
【0063】また、フォーカスサーボ状態時に、コント
ローラ3では、位置検出信号SPOおよびエンベロープ信
号SEVよりフォーカス検出系や位置検出系の故障の発見
が行なわれる。すなわち、位置センサ23や電圧変換回
路24等の位置検出系が正常であるときは位置検出信号
POがVcw付近にあるので、エンベロープ信号SEVが所
定値以上のときの位置検出信号SPOのレベルを監視する
ことで、位置検出系の故障を発見することができる。逆
に、フォーカスエラー検出系が正常であるときはエンベ
ロープ信号SEVが所定値以上であるので、位置検出信号
Vcwが正常範囲にあるときエンベロープ信号SEVのレベ
ルを監視することで、フォーカス検出系のエラーを発見
することができる。
【0064】上述したようにしてコントローラ3でフォ
ーカス検出系や位置検出系の故障が発見されるときは、
例えば接続スイッチ36がオフとなるように制御され、
フォーカスサーチ動作前の故障判定時と同様にしてフェ
ールセーフ機能が働くと共に、その旨が表示器44に表
示される。
【0065】このように本例においては、フォーカス検
出系や位置検出系の故障によって、対物レンズまたはフ
ォーカスアクチュエータが光磁気ディスク2のディスク
面に接触するおそれがあるときは、対物レンズ106が
ディスク面から離れる方向にフォーカスアクチュエータ
が所定量だけ移動制御されるフェールセーフ機能が働く
ので、従来のようなメカニカルストッパを設ける必要が
なくなる。したがって、ワーキングデスタンスWD(図
10参照)を小さくすることができ、これにより対物レ
ンズ106の開口率NAを大きくして記録密度を向上で
き、また対物レンズ106の直径φを小さくして光学系
の小型化を図ることができる。
【0066】なお、上述実施例においては、スイッチ3
3Sとして信頼性が高く、容易に破壊しないリレーのス
イッチを使用したものであるが、リレーの代わりに信頼
性の高いトランジスタ、FET等の電子ディバイスを使
用してもよい。また、電池35の代わりに、2〜3秒程
度の動作に耐え得る大容量コンデンサを使用してもよ
い。また、上述せずも、例えば位置検出系の電源として
電池35を使用するように構成すれば、電源電圧の異常
低下等による誤動作を防止することができる。
【0067】また、上述実施例においては、位置センサ
23は光磁気ディスク2との間の容量Cxを検出するも
のであり、その検出容量Cxを電圧変換回路24で電圧
信号としての位置検出信号SPOに変換するものであった
が、直接フォーカスアクチュエータの位置に対応した位
置検出信号SPOが得られるものを使用してもよい。
【0068】また、上述実施例は光磁気ディスク装置に
適用したものであるが、この発明はその他の光ディスク
装置に同様に適用できることは勿論である。
【0069】
【発明の効果】この発明によれば、フォーカスアクチュ
エータのディスク面に対して直交する方向の位置を検出
する位置検出手段の検出出力が所定レベル範囲を越える
ときは対物レンズがディスク面から離れる方向にフォー
カスアクチュエータを移動するものであり、メカニカル
ストッパを設けずに、対物レンズあるいは対物レンズを
移動するためのフォーカスアクチュエータが光ディスク
に接触することを防止することができる。これにより、
従来のようなメカニカルストッパを設ける必要がなく、
ワーキングデスタンスWDを小さくでき、対物レンズの
開口率NAを大きくして記録密度を向上できると共に、
また対物レンズの直径φを小さくして光学系の小型化を
図ることができる。
【0070】また、位置検出手段の検出出力が所定レベ
ル範囲にあっても光ディスクからの反射光の光量を検出
する光検出手段の検出出力が基準値に満たないときは対
物レンズがディスク面から離れる方向にフォーカスアク
チュエータを移動することで、例えば位置検出手段が故
障してフォーカスアクチュエータがディスク面に近接し
た状態で対物レンズあるいは対物レンズを移動するため
のフォーカスアクチュエータがディスク面に接触しそう
な状態であるのに位置検出手段の検出出力が所定レベル
範囲にある場合にも、対物レンズがディスク面から離れ
る方向にフォーカスアクチュエータを移動でき、対物レ
ンズあるいはフォーカスアクチュエータが光ディスクに
接触することを防止することができる。
【0071】また、予め光ディスクの所定領域に対物レ
ンズを対向させた状態でフォーカスアクチュエータを大
きく移動させ、フォーカスエラー検出手段で検出される
フォーカスエラー信号のゼロクロスタイミングにおける
位置検出手段の検出出力と、フォーカスアクチュエータ
の移動が光ディスクのディスク面で規制されたときの位
置検出手段の検出出力とを使用して所定レベル範囲を設
定することで、位置検出手段の検出出力の環境温度、経
時劣化等による変化があっても、対物レンズあるいは対
物レンズを移動するためのフォーカスアクチュエータが
光ディスクに接触することを良好に防止することができ
る。また、フォーカスアクチュエータを大きく移動させ
たときのフォーカスエラー信号や位置検出手段の検出出
力をみることでフォーカスエラー検出系や位置検出手段
の故障を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るフォーカスサーボ装置の一実施
例を示す構成図である。
【図2】光学ヘッドの構成例を示す図である。
【図3】セクターフォーマット(サンプルサーボ方式)
を示す図である。
【図4】フォーカスエラー信号およびRF信号の検出系
の構成を示す図である。
【図5】フォーカスモード切換回路の構成を示す図であ
る。
【図6】フォーカスモード切換回路の動作波形を示す図
である。
【図7】フォーカスアクチュエータの原理構成を示す図
である。
【図8】故障検出回路の構成を示す図である。
【図9】フォーカスサーチ動作時の各部波形を示す図で
ある。
【図10】対物レンズのワーキングデスタンスを説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 スピンドルモータ 2 光磁気ディスク 3 コントローラ 4 データバッファ 5 エンコーダ/デコーダ 6 磁気ヘッド 8 光学ヘッド 10 加算器 11 クロック再生回路 12 アドレスデコーダ 13 トラッキングエラー検出回路 14 トラッキングサーボ回路 15 トラッキングコイル 16 フォーカスエラー検出回路 17 位相補償回路 18,41 切換スイッチ 19 フォーカスサーチ回路 20 RF信号検出回路 21 エンベロープ検波回路 22 フォーカスモード切換回路 23 位置センサ 24 電圧変換回路 26 フォーカスコイル 29 減算器 30 データ検出回路 31,32,37 トランジスタ 33S リレーのスイッチ 33C リレーのコイル 34 電流制限用の抵抗器 35 電池 36 接続スイッチ 40 故障検出回路 42 ラジアル送りサーボ回路 43 ラジアル送りモータ 44 表示器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズを光ディスクのディスク面に
    対して直交する方向に移動するフォーカスアクチュエー
    タと、 上記光ディスクからの反射光に基づいてフォーカスエラ
    ー信号を検出するフォーカスエラー検出手段とを備え、 上記フォーカスエラー検出手段で検出されるフォーカス
    エラー信号に基づいて上記フォーカスアクチュエータの
    位置を制御するようにしたフォーカスサーボ装置におい
    て、 上記フォーカスアクチュエータの上記ディスク面に対し
    て直交する方向の位置を検出する位置検出手段と、 この位置検出手段の検出出力が所定レベル範囲を越える
    ときは上記対物レンズが上記ディスク面から離れる方向
    に上記フォーカスアクチュエータを移動する位置制御手
    段とを有することを特徴とするフォーカスサーボ装置。
  2. 【請求項2】 上記光ディスクからの反射光の光量を検
    出する光検出手段を有し、 上記位置検出手段の検出出力が上記所定レベル範囲にあ
    っても上記光検出手段の検出出力が基準値に満たないと
    きは、上記位置制御手段によって上記対物レンズが上記
    ディスク面から離れる方向に上記フォーカスアクチュエ
    ータを移動することを特徴とする請求項1記載のフォー
    カスサーボ装置。
  3. 【請求項3】 予め上記光ディスクの所定領域に上記対
    物レンズを対向させた状態で上記フォーカスアクチュエ
    ータを大きく移動させ、 上記フォーカスエラー検出手段で検出されるフォーカス
    エラー信号のゼロクロスタイミングにおける上記位置検
    出手段の検出出力と、上記フォーカスアクチュエータの
    移動が上記光ディスクのディスク面で規制されたときの
    上記位置検出手段の検出出力とを使用して上記所定レベ
    ル範囲を設定することを特徴とする請求項1または2に
    記載のフォーカスサーボ装置。
JP1739294A 1994-02-14 1994-02-14 フォーカスサーボ装置 Pending JPH07225958A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005098833A1 (ja) * 2004-03-30 2005-10-20 Pioneer Corporation 光ピックアップ装置
US7921435B2 (en) 2005-03-17 2011-04-05 Panasonic Corporation Optical disk drive

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WO2005098833A1 (ja) * 2004-03-30 2005-10-20 Pioneer Corporation 光ピックアップ装置
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